JPH01192281A - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JPH01192281A
JPH01192281A JP63017690A JP1769088A JPH01192281A JP H01192281 A JPH01192281 A JP H01192281A JP 63017690 A JP63017690 A JP 63017690A JP 1769088 A JP1769088 A JP 1769088A JP H01192281 A JPH01192281 A JP H01192281A
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JP
Japan
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color
image
data
signal
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP63017690A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsunawa
松縄 正彦
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH01192281A publication Critical patent/JPH01192281A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3872Repositioning or masking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 −[産業上の利用分野] この発明は、簡易形の電子写真式カラー複写機などに適
用して好適な、解像度補正などの画像処理機能を備えた
カラー画像処理装置、特に色の記録順に画像処理がなさ
れるようにしたカラー画像処理装置に関する。
[発明の背景] 原稿などのカラー画像情報を光学的に読み取り、これを
黒、赤、青などの複数の色に分離し、これに基づいて電
子写真式カラー複写機などの出力製産を用いて記録紙上
に記録するようにしたカラー画像処理装置は、特開昭5
7−147374号、特開昭58−62769号などに
開示されている。
第117図はその一例を示す構成の要部を示すものであ
る。
同図において、カラー画像情報は白色とシアン色に色分
解され、゛その夫々がCCDなどのイメージセンサ10
4,105に投影されて、光電変換される。
白及!シアンの各色信号は減算器2に供給されて、これ
より赤信号が色分1lliすれ、これらの各色信号が夫
々AGC回路3.4.5でゲイン調整されたのち、2値
化回路6,7.8において2値化される。2値化出力は
演算回路9で例えば、赤及び黒の各色信号に再変換され
、これがカラー複写機に画像信号として供給されること
により、カラー画像が再現される。、  。
[発明が解決しようとする課題] ところで、第117図に示すような画像処理装置におい
ては、画像信号を2値化してから色分離するようにして
いるため、色分離後の各種画像処理は、この2値化後の
信号を使用せざるを得ない。
そのため、画像処理の対象となる画像データの内容が乏
しい。
また、2値情報であるために画質的にも劣化してしまう
。例えば、2値情報に基づいて拡大処理を実行すると、
斜線の凹凸が目立ってしまう。
また、各色ごとに独立したチャンネルを持つために、回
路規模が増大し、装置のコストアップを招来していた。
従って、望ましいカラー画像処理装置としては、このよ
うな問題点を取り除き、 ・多色の色に対して色ごとに適切な画像処理が行えるこ
と。
・色消しなどの処理が可能であること。
・部分的に色の変換処理が可能であること。
・多値記録などが使えて、高画質化が図れること。
・低価格であること。
などの要求を満たすカラー画像処理装置が早急に開発さ
れることが望まれている。
上述した処理のうち、色消しなどの処理が可能になると
、モノクロ記録においては、例えば白黒の原稿の所々に
、色文字での書き込みや、色インクのシミなどを、これ
らをそのままにした状態でコピーしても、消すことがで
きるようになるから、非常に便利である。
しかし、上述したような従来の装置ではこのような要求
を満たすことができなかった。
また、このようなカラー画像記録が可能な装置において
は、色分解された状態で分解色ごとに順次記録されるも
のであるから、各種画像処理及び色処理は、この記録色
順に行なうことが望ましい。
それば、記録すべき全ての色情報に対して、解像度補正
処理、変倍処理などの画像処理を行なったり、色変換や
色消しなどの色処理を行なうことは、信号処理のみ複雑
化して得るべき利益が皆無であると考えられるからであ
る。
そこで、この発明では、このような従来の問題点を構成
簡単に解決したものであって、各種画像処理と色処理と
を回章、かつ確実に行なうことができるようにしたカラ
ー画像処理装置を提案するものである。
[課題を解決するための手段] 原画情報を色分解後、複数の色に色分離し、この後画像
処理領域を指定する領域指定情報、画素毎の色情報、色
処理指定情報、記録色情報に基づいて色処理が実行され
ると共に、領域指定情報を参照しながら濃度情報に対し
て画像処理を行なうようにしたことを特徴とするもので
ある。
また、色処理後の濃度情報は、記録色順に従って、対応
する情報が処理されることを特徴とするものである。
[作 用] 光学的に撮像きれた原稿の画像情報は複数の色に分解さ
れる。色分解された画像情報がCCDなとの読み取り手
段によって光電変換きれる。
光電変換きれた画像45号が、その画像の色情報と濃度
情報とに分111される。色情報に対してカラーゴース
ト補正などの画像処理が施きれる。
その濃度情報に対して拡大・縮小処理、解像度処理、特
定領域の内/外の処理(抽出、消去など)などの各種画
像処理が行なわれる。
一方、カラーゴースト補正された画像データに対して属
性指定信号Pの検出処理が行なわれる。
属性指定信号Pとは、原稿内容を判別して線画である場
合と、写真画である場合とに応じた信号をいう。この信
号Pを利用して解像度補正(MTF補正)用のフィルタ
係数や、多値化処理のための閾値が変更される。
これは、原稿が線画である場合と、写真画である場合と
では、解像度補正(MTF補正)用のフィルタ係数や、
多値化処理のための閾値を変更した方が、より適切な画
像処理を行なうことができるからである。
特定領域を抽出するため、原稿には色マーカが付され、
これを自動的に検出して得た領域信号によって色マーカ
で囲まれた領域内若しくは領域外の画像データの抽出が
行なわれる。
領域信号と上述した属性指定信号を併せて画像に対する
制御信号という。
この制御信号は拡大・縮小処理においても、画像データ
と同じ拡大・縮小処理が施きれる。これによって、拡大
・縮小処理モードでも、特定領域の画像処理を行なうこ
とができる。
上述した画像処理に加えて、色処理がなされる。
色処理とは、特定の色情報を消去し、残りの画像情報に
対して、その画像情報が持つ色で記録したり、特定の色
情報を、指定した他の色に置換してその画体領域を記録
したりする処理をいう。
拡大・縮小処理きれた画像データに対しても、この色処
理は可能である。
画像処理や色処理は、現像装置の記録色順に行なわれる
。記録順に行なうのは、画像処理や色処理の簡略化を達
成するためである。
現像装置が赤→冑→黒の順序で、感光体ドラムの1回転
ごとに1色づつ記録する場合には、赤の画像は赤のコピ
ーシーケンスのときに現像処理が行なわれ、総ての色に
ついての現像処理が終了した段階で定着処理されてカラ
ーコピーが完了する。
どのような色の画像を有効としたり、無効としたりする
かは外部指定によって決まる。゛各種の画像処理及び色
処理が終了したのち、多値化処理が実行される。多値化
処理された(g号に基づいて顕偉化される。
画像処理は多値化きれる前で行なわれるから、拡大・縮
小処理などを施しても画質が劣化するおそれはない。
[実 施 例] 以下、この発明に係るカラー画像処理装置の一例を、第
1図以下を参照して詳細に説明する。
第1図はこの発明に係るカラー画像処理装置の概略構成
を示す。
原稿52のカラー画像情報(光学像)はダイクロイック
ミラー55において2つの色分解像に分mされる。この
例では、赤Rの色分解像とシアンCyの色分解像とに・
分IImされる。そのため、ダイクロイックミラー55
のカットオフLt540〜600nm程度のものが使用
される。これによって、赤成分が透過光となり、シアン
成分が反射光となる。
赤R及びシアンcyの各色分解像は画像読み取り手段例
えばCCD104,105に供給されて、夫々から赤成
分R及びシアン成分cyのみの画像信号が出力される。
画像信号R,CyはA/D変換器60.81に供給され
ることにより、所定ビット数、この例では6ビツトのデ
ジタル48号に変換される。A/D変換と同時にシエー
デング補正される。15A。
15Bはシエーデング補正回路を示す。シエーデング補
正の詳細は後述する。
シエーデング補正されたデジタル画像信号は有効領域抽
出回路30において最大原稿サイズ輻の信号分のみ抽出
されて、次段の色弁別回路35に供給される。取り扱う
最大原稿幅が84判であるときにはゲート(8号として
はシステムのタイミング信号形成手段(図示せず)で生
成きれたサイズ信号B4が利用きれる。
ここで、シエーデング補正されたデジタル画像信号を夫
々VR,VCとすれば、これら画像信号VR。
VCが色弁別回路35に供給されて複数の色信号に弁別
される。
この例では、赤、青及び黒の3つの色信号に弁別するよ
うに構成された場合を例示する。
すな、わち、原稿がとのよ、うな色であっても1画素毎
に、これを赤、青、黒の何れかを1色に帰属させる。こ
の処理を行うと原稿の各部分は赤、青、黒いずれかの色
の部分として認識される。
なお、この赤、青、黒を他の色とすること、ざらには4
色以上とすることもこの色弁別処理に含まれるものであ
る。
弁別された各色信号は、夫々その色情報を示すカラーコ
ードデータ(2ビツトデータ)とその濃度データ(6と
ットデータ)とで構成される。これらの各色信号のデー
タは、例えばROM構成の色弁別マツプに格納されたも
のが使用される。
色弁別された画像データはカラー画像処理工程に移る。
まず、次段のカラーゴースト補正手段300に供給され
て、主走査方向(水平走査方向)及び副走査方向(ドラ
ム回転方向)でのカラーゴーストが補正される。
色弁別時、特に黒の文字のエツジ部分に、赤若しくは青
などの不要な色ゴースト(カラーゴースト)が発生する
ことがあるからである。
これらのカラーゴーストを除去することによって画質が
改善される。カラーゴースト処理はカラーコードデータ
のみ対象となる。
モノクロで複写する場合にも、例えば着色部を消去して
複写するという機能を有するときには、本例のようにカ
ラーゴースト補正回路が必要となる。
300Aは主走査方向のカラーゴースト補正回路を示し
、300Bが副走査方向のカラーゴースト補正回路を示
す。
水平方向7ビツト、垂直方向7ライン分の画像データを
使用してカラーゴースト補正を行うときには、夫々図示
のように7ビツトのシフトレジスタ301と、7ライン
若しくは8ライン分のメモリ310とが夫々使用きれる
ことになる。
カラーゴースト補正された画像データはバッファ用のラ
インメモリ、この例では3ラインメモリ799を経たの
ち、各種の画像処理が実行きれる。
画像処理としてはカラーゴースト補正の他に、解像度補
正手段(MTF補正手段)450.特定領域の抽出/消
去/塗り潰し手段420、拡大・縮小処理手段(変倍手
段)1、網かけ処理手段440、反転手段460、多値
化のための多値化手段600などの各種画像処理が考え
られる。
これらの画像処理のうち、MTF補正手段450では、
そのフィルタ係数を画像内容に応じて変更した方が、よ
り鮮鋭な画像となって得られる。
同様に、多値化手段600でも、画像内容に応じてその
多値化用閾値を変更した方が好ましい。
フィルタ係数を変更したり、多値化用閾値を変更するに
は、現在読み込み中の画像が線画であるか、写真画であ
る力1を認識する必要がある。
そのため、このような画像の属性を検出するための属性
検出手段800が3ラインメモリ799の後段に設けら
れ、これより得られた属性指定信号Pに応じてフィルタ
係数や閾値が変更される。
一方、濃度データ及びカラーゴースト補正きれたカラー
コードデータは、まず解像度補正手段450に供給きれ
て、解像度補正(MTF補正)処理が実施される。
MTF補正を行なう理由は、レンズなどの伝送系での鮮
鋭度の劣化を始めとして、CCD104゜105のアパ
ーチャサイズが副走査方向で大きくなっている場合があ
ること、副走査方向は光信号の積分で信号を得るために
主走査方向←比べて副走査方向でのMTF劣化が著しい
ことなどがあるため、これらを補正する必要があるため
である。
MTF補正処理を施すことによって、文字の飛びと漬れ
を補正することができる。
MTF補正は、3×3のコンボリューションフィルタを
使用して行なわれる。
MTF補正された画像データは、処理手段420におい
て、特定領域に対する抽出/消去/塗り潰し処理が実行
される。
これらの処理は、何れも特定の領域内若しくは領域外に
ついて実行されるものであるから、これらの処理を行な
うためには、特定領域を検出する必要がある。
特定領域の検出は原稿に書かれたマーカを基準にして行
なわれる。
原稿などに色マーカによってマークされた原画領域を検
出するため、領域抽出回路500が設けられる。
領域抽出回路500からは色マーカで囲まれた領域の内
/外を示す信号(領域信号)が出力される。このため、
この領域抽出回路500には、カラーコードデータと、
色消指定/全面・部分/内・外7色変換の指定信号が供
給される。
これらの信号は表示・操作部から指定きれると共に、現
在撮像し、出力しなければならない色を示すBBR信号
が入力きれ、これらにより処理指定信号が画像処理用と
して出力される。
例えば、単に複写するときには、BBR信号と同一の色
をもつ画像データのみが出力される。
原稿全体に対して色変換を行なう場合、つまり例えば、
赤を青に、青を赤に夫々色変換しようとする場合には、
まず冑の記録を行なうときに赤の画像データを出力し、
赤の記録を行なうときに青の画像データを出力するよう
に制御されるものである。
部分的に色変換を実行する場合、色マーカで囲まれた領
域内の黒情報は、そのマーカの色で記録される。
例えば、赤マーカで囲まれた領域の黒情報を、赤色を記
録するフェーズのとき出力するように制御すれば、その
領域内を部分的に色変換して記録することができる。
このような部分色変換や色指定処理は、カラーを現像す
る場合、色ごとにドラムを回転させて現像し、最終の色
の現像終了によって°始めて、定着処理を行なうような
現像システムを採用することによって、始めて可能にな
る。
この場合、撮像動作も複数回実行される。このように、
色ごとの撮像動作と現像動作とを記録色の順序をもって
各々複数回行なうことによって、画処理操作が簡略化さ
れる。
また、その場合の画像記録処理動作をリアルタイムで行
なうことができる。リアルタイム処理によって画像記憶
用やメモリを削減できる。
領域抽出回路500からは色マーカで囲まれた領域を示
す48号(領域信号)が、記録色の順序で出力され、こ
の信号が抽出/消去/塗り潰しを行なう信号処理手段4
20に入る。
ここでは、領域抽出された信号にしたがって、抽出・消
去・塗り潰しを行う信号が作成きれる。
このとき、マーカ領域の内′/外の指示あるいは全面か
部分処理かなどの指定などに従い、領域信号の作成が行
なわれる。
色消しなどを行なうときにも、カラーコードデータより
領域信号が作成される。
次に、この信号が入力バッファ400を経て、変倍処理
である拡大・縮小回路1に供給されて、必要に応じた拡
大/縮小処理を受ける。
拡大・縮小処理に必要なデータは処理手段420から出
力された濃度データの他に、領域信号S及び属性指定信
号Pがあ−る。
濃度データの他に領域信号Sなども拡大・縮小処理する
ようにしたのは、以下のような理由による。
つまり、領域信号Sや属性指定信号Pなどは拡大・縮小
処理後においても、網かけ処理や中抜き処理などにおい
て使用きれるので、その場合、領域信号Sなどの制御信
号も濃度データとの倍率に応じて拡大・縮小をして、そ
のデータ数を指定倍率に予め合わせておく必要があるた
めである。
拡大・縮小回路1にはCPUより倍率指示の設定がなさ
れる。
拡大・縮小処理は主走査方向に対しては電気的な処理に
よって行ない、副走査方向に対しては光学系の走査速度
をfill#することによって行なわれる。
これらの処理を必要領域に対して施した後、画像データ
は網かけ回路440に入力される。ここにおいて必要領
域に網かけが施される。
拡大・縮小処理を終了した段階で、網かけを行なうのは
、拡大・縮小処理後においても、指定した網のピッチを
不変にしたいためである。
網かけされた画像データは次に、多値化処理手段600
に供給きれて多値化処理される。
多値化する際に使用きれる閾値は、手動若しくは自動的
に設定される。
入力した画像データ(濃度データ)に基づいて自動的に
閾値を決定するに際し、実施例では、文字用(線画用)
の閾値と、写真画用の閾値とが別々のROM600B、
600Cに格納されている場合を示す。
600Bが文字用のROMであり、600Cが写真画を
デイザ化するためのROMである。きらに、この例では
、文字画像として固定ROM600Dが使用される。
また、多値化処理として白、黒及び灰(薄い灰と濃い灰
)の4段階のレベルに多値化するようにした場合には、
夫々の多値化用閾値Ti(i=1〜3)が選択される。
従って、各ROM600B〜600Dからは各色ごとに
夫々対応した閾値データT1〜T3が出力きれる。
夫々の閾値はデータセレクタ600E〜600Gにおい
て、その何れかが選択きれる。
そのため、拡大・縮小処理手段1より出力された属性指
定信号Pが制御回路600Hに供給される。
制御回路600Hでは処理内容が外部で指定されたとき
以外は、属性指定信号Pに基づいてセレクタ600DE
〜600Gが選択されることになる。
外部指定において、文字画像が指定されたときには閾値
ROM600B若しくは600Dが、写真画像が指定さ
れたときには、閾値ROM600Cが選択される。
選択された閾値に基ブき、多値化手段600Aにおいて
濃度データが多値化処理される。多値としては、2〜4
値が適当であり、本例では4値の場合を示す。
多値化手段600Aによって多値化された画像データは
遅延手段である9ラインメモリ459を介して中抜き処
理回路470に供給きれる。
中抜き処理とは、画像の輪郭データを抽出する処理であ
って、この例では外部指定によって、画像のエツジの4
ドツト幅のデータのみを、主走査方向及び副走査方向の
夫々に対して抽出する処理を行なっている。
中抜き処理された画像データは、次に反転回路460に
入力されて、反転指令によって必要領域のみ、ネガ・ポ
ジの反転が行なわれる。
その後、インターフェース回路40を介して出力装置7
0に供給される。
インターフェース回路40は、第1及び第2のインター
フェースを有する。そのうち、第2のインターフェース
回路はトナー濃度コントロールを行なうために使用する
パッチ画像データなどを受入れるためのものである。
出力装置70としては、レーザ記録装置(レーザプリン
タ)などを使用することができ、レーザ記録装置を使用
する場合には、多値化された画像が所定の光信号に変換
されると共に、これが多値データに基づいて変調きれる
゛出力装置70で使用される現像装置は、電子写真式カ
ラー複写機が使用きれる。この例では、2成分非接触ジ
ャンピング現像で、かつ反転現像が採用きれる。
つまり、従来のカラー画像形成で使用される転写ドラム
は使用されない。実施例では、装置の小型化を図るため
、画像形成層のOPC感光体(ドラム)上に、青、赤及
び黒の3色像をドラム3回転で現像し、現像後転写を1
回行なって、普通紙などの記録紙に転写するようにして
いる。
従って、第1図に示すカラー画像処理装置によれば、 ・多色の色に対して色ごとに適切な画像処理が行える ・色消しなどの処理が可能である。
・色変換が可能である。
・多値記録などが使えて、高画質化が図れる・低価格で
ある などの特徴をもった装置を実現できる。
続いて、このように構成されたこの発明におけるカラー
画像処理装置の各部の構成を詳細に説明する。
まず、この発明に適用して好適な簡易形のカラー複写機
について第2図以下を参照して説明しよう。
簡易形のカラー複写機は色情報を3種類程度の色情報に
分解してカラー画像を記録しようとするものである。色
分離すべき3種類の色情報として、この例では、黒BK
、赤R及び青Bを例示する。
装置のコピー釦をオンすることによって原稿読み取部A
が駆動される。
まず、原稿台81の原稿52が光学系により光走査きれ
る。
この光学系は、ハロゲンランプ85及び反射ミラー87
が設けられたキャリッジ84.■ミラー89及び89゛
が設けられた可動ミラーユニット88で構成される。
キャリッジ84及び可動ミラーユニーント88はステッ
ピングモーター90により、スライドレール83上をそ
れぞれ所定の速度及び方向に走行せしめられる。
ハロゲンランプ85により原稿52を照射して得られた
光学情報(画像情報)が反射ミラー87、■ミラー89
,89°を介して、光学情報変換ユニット100に導か
れる。
光源85としては、市販の温白色(WW)系の蛍光灯を
も使用することが可能である。この場合、ちらつき防止
のため蛍光灯85は、約40kHzの高周波電源で点灯
、駆動される。また、管壁の定温保持あるいは、ウオー
ムアツプ促進のため、ポジスタ使用のヒーターで保温き
れている。
プラテンガラス81の左端部上面側には標準白色板97
が設けられている。これは、標準白色板97を光走査す
ることにより画像信号を白色信号に正規化するためであ
る。
光学情報変換ユニット100はレンズ801、プリズム
802、ダイクロイックミラー55及び赤の色分解像が
投光されるCCD104と、シアン色の色分解像が投光
されるCCD 105とで構成きれる。
光学系より得られる光信号はレンズ802により集光さ
れ、上述したプリズム802内に設けられたダイクロイ
ックミラー55により赤色光学情報と、シアン色光学情
報に色分解きれる。
それぞれの色分解像は各CODの受光面で結像されるこ
とにより、電気信号に変換された画像信号が得られる。
画像信号は信号処理系で信号処理された後、各色信号が
書き込み部Bへと出力される。
信号処理系は第1図に示したように、A/D変換手段の
他、色分離手段、多値化手段等の信号処理回路を含む。
書き込み部Bは偏向器935を有する。偏向器935と
しては、ガルバノミラ−や回転多面鏡などの他、水晶等
を信用した光偏向子からなる偏向器を使用してもよい。
色信号により変調されたレーザビームはこの偏向器93
5によって偏向走査される。
偏向走査が開始されると、レーザビームインデックスセ
ンサ(図示せず)によりビーム走査が検出されて、第1
の色信号(例えば青信号)によるビーム変調が開始され
る。変調きれたビームは帯電器121によって、−様な
帯電が付与された像形成体(感光体ドラム)110上を
走査するようになされる。
ここで、レーザビームによる主走査と、像形成体110
の回転による副走査とにより、像形成体110上には第
1の色信号に対応する静電像が形成されることになる。
この静電像は、青トナーを収容する現像器123によっ
て現像される。現像器123には高電圧源からの所定の
バイアス電圧が印加されている。
現像により青トナー像が形成される。
なお、現像器123のトナー補給はシステムコントロー
ル用のCPU (図示せず)からの指令信号に基づいて
、トナー補給手段(図示せず)が制御されることにより
、必要時トナーが補給されることになる。
青トナー像はクリーニングブレード127の圧着が解除
された状態で回転きれ、第1の色信号の場合と同様にし
て第2の色信号(例えば赤信号)に基づき、静電像が形
成され赤トナーを収容する現像器124を使用すること
によって、これが現゛像されて赤トナー像が形成される
現像器124には高圧電源から所定のバイアス電圧が印
加されるは言うまでもない。
同様にして、第3の色信号(黒信号)に基づき静電像が
形成され、黒トナーが充填された現像器125により、
前回と同様にして現像される。
従って、像形成体110上には多色トナー像が書き込ま
れたことになる。
なお、ここでは3色の多色トナー像の形成について説明
したが、指定された記録モードに応じて2色又は単色ト
ナー像を形成することができるは言うまでもない。。
現像処理としては、上述したように、高圧電源からの交
流及び直流バイアス電圧が印加された状態において、像
形成体110に向けて各トナーを飛翔させて現像するよ
うにした、いわゆる非接触2成分ジャンピング現像の例
を示した。
現像器124.125へのトナー補給は、上述と同様に
CPUからの指令信号に基づき、所定量のトナー量が補
給される。
一方、給紙装置141から送り出しロール142及びタ
イミングロール143を介して送給された記録紙は、像
形成体110の回転とタイミングをあわせられた状態で
、像形成体110の表面上に優遇される。そして、高圧
電源から高圧電圧が印加きれた転写極130により、多
色トナー像が記録紙上に転写され、かつ分離極131に
より分Sされる。
分li!Iされた記録紙は定着装置132へと搬送され
ることにより定着処理がなされてカラー画像が得られる
転写終了した像形成体110はクリーニング装M126
により清掃きれ、次の像形成プロセスに備えられる。
クリーニング装置126においては、ブレード127に
より清掃されたトナーの回収をしやすくするため、ブレ
ード127に設けられた金属ロール128に所定の直流
電圧が印加される。この金属ロール128が像形成体1
10の表面に非接状態に配置きれる。
ブレード127はクリ°−ニング終了後、圧着を解除さ
れるが、解除時、取り残きれる不要トナーを除去するた
め、更に補助クリーニングローラ129が設けられ、こ
のローラ129を像形成体110と反対方向に回転、圧
着することにより、不要トナーが十分に清掃、除去きれ
る。
なお、給紙装置141にはセンサ65aが設けられ、そ
の検出出力がCPUに送出される。
上述したダイクロイックミラーの透過率特性を第3図に
、光源の発光スペクトルを第4図に、そしてCODの分
光感度特性を第5図に夫々示す。
シェーデング補迅を必要とするのは次のような理由に基
づく。
1つは光学系に、2つに光源に問題があるからであり、
3つには、CCDのP RN U (Phot。
Re5Ponse Non Uniformity)補
正が必要だからである。
光学系については、C084θ則である。
第2の問題である光源について次に説明する。
光源例えば蛍光灯は線状の光源であるが、フィラメント
の影響などにより、第6図に示すように管長方向に対し
て光量の不均一性が発生する。
このような理由から光量の不均一性が生ずる。
第3の問題であるCODは、通常2048〜5000画
素程度までの画素数が一列に配列された構造となってい
る。これだけの数の各画素の特性を均一にすることは一
般に困難である。通常はPRNUとして±10%あり、
高画質化を図るためにはこの感度ムラを補正する必要が
あるからである。
シエーデングがあると、同じ白の原稿を撮像しても、そ
の出力は第7図Aのようにその周辺で出力レベルが低下
した白信号しか得られない。
そこで、シエーデング補正を行なうため、まず光学系が
動作し、本走査に入る前に白基準板97を走査して白信
号(第7図B)を得、これをA/D変換変換量ファレン
ス信号として使用すれば、A/D変換変換量子化ステッ
プがこのリファレンス信号によって変調される。つまり
、第7図Aに示すように、量子化ステップは画像端部で
はその刻みが小きく、中央では大きくなるように制御さ
れる。
その結果、このようにリファレンス信号を変調しなから
A/D変換すると、その出力(アナログ出力)は第7図
Cに示すように一定の出力レベルとなってシエーデング
歪みが補正されることになる。このように、本走査前に
撮像された白信号はシエーデング補正用の基準信号とし
て利用きれる。
シエーデング補正回路15Aの一例を第8図に示す。
この例では、2ラインにわたり白・基準板97を撮像し
て、これを、リファレンス信号として利用するようにし
た場合であって、第1のバッファ16はこの2ラインの
期間のみ、これに供給される切り換え信号(第9図B)
によって能動状態に制祁きれ、その結果A/D変換きれ
た白信号がこの第1のバッファ16を介してメモリ19
に格納される。
通常の画像読み取り動作モードになると、第9図Aに示
す画像信号が出力され、これがA/D変換1soAでデ
ジタル化きれる。画像読み取り動作モードに至ると、メ
モリ19は読出しモードに制御されると共に、第2のバ
ッファ17が能動状態に制imされ、メモリ19から読
み出された基準信号(白信号)はD/A変換器20にお
いてアナログ信号に変換され、これがA/D変換器60
Aに対するリファレンス信号として使用される。
A/D変換器60Aは第10図に示すような並列型のA
/D変換器が使用きれ、並列構成の比較器61の夫々に
上述のリファレンス信号が印加される。なお、このA/
D変換器60Aにおいて、62は複数のブリーダ抵抗器
で構成された基準信号形成手段、63はエンコーダ、6
4はラッチ回路である。
第2のバッファ17を動作期間のみ能動状態に制御する
ため、オア回路21を介して切り換え信号と画像有効信
号のオア出力0R1(第9図E)が供給される。
この例では、第3のバッファ18が設けられ、水平ブラ
ンキング期間中、所定レベル(ハイレベル)の基準信号
でA / p変換するようにしている。
そのため、水平ブランキング期間(画像非有効期間)の
み能動状態となるように、インバータ22でオア出力O
R1を位相反転した出力0R2(同図F)が供給される
従って、同図Gに示すリファレンス信号で比較N61に
対する基準信号が変調されるため、A/D変換された画
像データをアナログ化すると、同図Hに示すようになる
なお、CODの全画素の白信号をメモリ19に格納すれ
ば、PRNUの補正も同時にできる。
シエーデング補正は赤及びシアンの各チャンネルに対し
て独立に行なわれる。これは、例えば光測の白信号を用
いてシアン側の信号を補正使用とした場合には、光測の
CCDのPRNUとシアン側のそれとが相違するために
、補正後のシアン側の白信号出力のバラツキが大きくな
るという問題が生ずるおそれがあるからである。
第9図では、水平ブランキング期間HBLKにも所定の
基準レベルをもった基準信号でA/D変換されるように
なされているが、これは次のような理由に基づく。
シェーデング補正時、特に画像有効期間外のA/D変換
動作は、1ラインメモリに記憶されたシエーデング補正
データをそのままA/D変換器60Aの基準端子62a
(第10図)に印加した場合、A/D変換器60Aとし
ては、そのA/D変換の変換範囲がほぼOとなり、ざら
に入力信号とシエーデング補正用の基準信号が同電位と
なる。
ざらには、この入力信号にはすくなからずノイズNが混
入している(第11図A)。
A/D変換器60は入力画像信号、基準信号夫々の電圧
変動により判定を順次実行する関係上、変換範囲がほぼ
Oであるために、その判定結果は出力の最大値(ハイレ
ベル)か、最小値(ローレベル)の何れかに決定される
この出力値の変動がノイズなどの影響により、比較的短
かい期間に行なわれると、A/D変換器の比較器などが
ほぼ同時にオン、オフを繰り返し、A/D変換器として
大きな電流の変化が発生する。
この電流の変化は、比較的周波数が嶌く、信号波形には
存在しないものであるため、入力信号へノイズとして影
響を及ぼす可能性が大きい。さらには、発生源には比較
的多く電流が流れているため、インピーダンスが小さく
、電源ラインや接地ラインに通常の場合よりもおおきな
ノイズとなって混入する可能性が大きい。
A/D変換器の入力信号及びシエーデング補正用リファ
レンス信号(第11図B)の値が原因となって発生する
ノイズは入力信号黒レベルに混入し、これによって黒レ
ベルが大きく変動してしまう  (rflJしffc)
  。    。
そこで、この例では、少なくとも画像非有効期間外の黒
レベルの期間は、変換範囲がOにはならないようにして
、ノイズの混入を防止したものである。
画像の有効期間以外に設定する電圧値は、実施例では、
A/Dのフルスケール値とし、変化範囲かOvとなるこ
とや、被シエーデング補正信号とシエーデング補正信号
が同一電圧になることを防いでいる。
以上の処理によりA、/D変換とシエーデング補正は同
時に行えることとなる。このような補正方式においては
、白人力信号がA / D、のフルスケールの30〜4
0%以上であればほぼ補正が可能である(第12図A)
ただし、この限界を越える低い白信号がくると(例えば
、黒化や長時間点灯による光量低下)−応は補正が可能
であるが、画像信号は、非常にノイズが重畳した形とな
り、そのままの形で使用することは実用上困難である(
第12図B)。
以上のようにシエーデング補正された赤、シアン出カイ
ε号を用いて次に色弁別、つまり色分離(複数ビットの
画像データ)を行う。ここでは、黒、赤、青の3色につ
いて例を示す。
従来例のように画像信号を2値化した後に色分離する方
式を採用すると、色分離後のデータは2値化信号であり
、各種の処理を施すことを考えると不適当である。
ここでは2値化される前に色分離される。色分離のため
に第13図に示すようなマツプが用意される。図中の数
字は色境界での、(カラーコード+濃度データ)の値を
示している。
色分離マツプはROM (バイポーラROM)とする。
この場合には、中間調レベルを有する6ビツトの画像デ
ータVRとVCで与えられるアドレス先にカラーコード
(赤、青、黒赤マーカ、青マーカ、白マーカを指定)と
濃度情報が格納されている。
つまり、 1画像情報=カラーコード+濃度情報 である。
例えば、16進、数表示で濃度値が30レベル(XXx
ollllo)の画素は 青色=OO1011110=5E 黒色=OOOO11110=IE 白色=011011110=DE 赤マーカー101011110=15E青−z−力=1
10011110=19E白についてはDEでもCOで
もよい。つまり白の濃度情報は役立っていないのである
以上のデータが第13図のように各アドレスに格納され
ている。
カラーコードの一例を第14図に示す。
ここで、カラーコードは白も含めて赤、青、黒、赤マー
カ、青マーカの6色であるので3ビツトとしたが、色数
が増えるとそれに従ってビット数を増加すればよいこと
は明らかである。
また、濃度情報もここでは6ビツトとしたが、文字のみ
では4ビツトでも実用上は充分である。
従って、対象画像によりビット数を変えれば良いことも
明らかである。
第13図に示すマツプにおいて、色分離の境界は、線部
のエツジ部の出力変動も考慮して決定する必要がある。
さもないと黒文字等のエツジで色誤りの一種であるカラ
ーゴーストと呼ばれる不要色が発生してしまうからであ
る。
色分離境界は一般に固定であるために境界線の設定によ
り色が大きく変動してしまう。特に、色分け(マルチカ
ラー)を行う場合には、特にその影響が大きく、色分は
結果のバラツキを防止するためには、 (イ)光源の発光スペクトル変動の防止(ロ)レンズの
色収差等のバラツキ防止(ハ)ダイクロイックプリズム
のカットオフ波長のバラツキの防止 が持に必要となる。
(イ)については既に述べたが、蛍光灯の場合には低温
で+Arのスペクトルが出現する場合があり、これを防
ぐことが重要である。通常はヒータを用いて管壁温度を
一定レベル内に収める制御を行なっている。管壁温度は
30℃〜80℃好ましくは40℃〜70℃の間に設定さ
れる。
(ロ)については後述する。
(ハ)は通常膜のバラツキ管理の問題に帰着するが、設
定されたカットオフ波長に対して、±15nm以内好ま
しくは±10nm以内にすることが良い。このようにし
ないと、原画の中で赤と黒または青と黒の境界色はプリ
ズムのカットオフ波長のバラツキによって大きく異なっ
てしまうためである。
色分離方式として本例では、VR,VCの2つの信号を
用いて行なっているが、このような方式でuなく 別(
D色分1m軸f r (VR,VC) 、 f 2 (
VR。
VC)を用いてもよい。色分離軸を演算等で用いる場合
には演算式によってはVR,VCにノイズが重畳した場
合には、ノイズがない場合に比べてアドレスが相違し、
色の異なる孤立ノイズが発生し易くなるので注意が必要
である。
一方、実用上は特定の色を取り出したい、または赤、青
、黒以外の色を抽出したいという場合である。これらに
対しては、色分離マツプを本例と異なるものを用意して
おき、要望に応じて複数の色分離マツプの中から1つを
選択する。または色分1i?lROMを着脱可能として
おき、必要なROM(実際はROMパックの形)を交換
する形にしてもよい。
3色の場合のマツプを第15図A、Bに、4色の場合の
マツプを第15図Cに示す。
次に、以上のようにして色分離された画像データにおい
てカラーゴーストを除去するカラーゴースト補正回路3
00について説明する。
カラーゴースト発生原因は多種あるが、主なものとして
は 1.2つのCCDの画素ズレ(取り付は精度、経時変化
) 2、シアン、赤像倍率不一致 3、レンズ色収差に起因するシアン、赤出力レベル差 4、ノイズ がある。以下説明亥る。
カラーゴーストの出現例を第16図に示す。
同図は黒文字の「性」という漢字を撮像し色分離後に出
現しているカラーゴーストを示したものである。この例
をみても分るように、カラーゴーストとしては、第17
図A−Cに示すように、黒の線のエツジ部では赤と青が
、青線のエツジ部では黒が、赤線のエツジ部では黒が出
現している。
他の色の組合せではカラーゴーストの出現の仕方が異な
っているのは明らかである。
このような現象を発生する原因を上記の例をとって示す
1.2つのCODの画素ズレ (第18図、19図参照) 第18図に示すように、CODの位置合わせが厳密に行
なわれていないと、色分離時には第19図のように、黒
のエツジでは赤と青、赤のエツジで黒、青のエツジで黒
のゴーストが出現することとなる。
従って、これを防ぐためには2つのCODの位置合わせ
を厳密に行なう必要がある。通常は1画素以内、好まし
くは174画素以内で位置合わせを行なう必要がある。
本例では、これを実現するために2つのCODを治具上
で一致させ、次に接着剤で固定する方式を採用し実現し
ている。
第20図以下にその一例を示す。
レンズ鏡胴801は、第20図に示すように保持部材8
01aの上方に向けて直角に開いたV字状の受は部に収
められて締め金具801Cによって固定された上で装置
基板810の所定位置に取り付けられるようになってい
る。
保持部材801aの後側面にプリズム802の前面部8
02bを落とし込める取り付は面801bを設けていて
、該取り付は面801bに対し取り付は部材802aに
よって抱持した前記プリズム802をネジ止めにより圧
接して固定することが出来るようになっている。
取り付は面801bは単純な機械加工工程によって形成
されるものであるからレンズ鏡胴801どの距離やその
光軸に対する垂直度の精度が極めて高く、それに取り付
けられるプリズム802を通シテ前述しf、:CCD 
104.CCD105(7)受光面に所定の光像を正し
く結像することが出来るようになっている。
第21図に示すように、レンズ鏡胴801の光軸への直
角な平面801bとプリズム802のレンズに相対する
面802bとの平面の高角度R1゜R1”のずれ量(レ
ンズ光軸に対するダイクロイック面の高角度の傾き量)
のきき方は、白地に対する白線部と黒線部の信号出力よ
り求められる解像度MTF MTF= (y−x/y+x)X100%で与えられ、
通常で30%以上の値に対して傾き量が角度に対して1
0分で3割前後(9%)の低下となり、更に角度30分
で5割(15%)以上の低下をきたしてしまい、白黒判
別信号取出に支障をきたしてしまうので、この間の面精
度保持は重要である(この場合レンズ鏡胴端にプリズム
面を接する構造としても良い)。
プリズム802に対するCCD104.105は取り付
は部材804及び806を介して接着剤によって固設き
れる。
第22図はその要部断面を示す実施例で、光分割部材で
プリズム802の両側部に対称的に接着剤で固設した取
り付は部材804a、804b(806a、806b)
を介して結像部にCCD104.105が接着剤で固設
される。
取り付は部材の材質としては、2つの理由から線膨張係
数の小ざい材質のものが望まれる。1つは温度変動によ
って画素ズレが生じないようにするためと、他の1つは
プリズムに接着した取り付は部材が両者の線膨張係数の
相違によって内部歪が生じ、プリズムにヒビ割れ等の発
生するのを防止するためである。
温度変動による画素ズレの問屋は各CCDの取り付は部
材との固設条件を全く同じにすることで、CCD相互間
の画素ズレは減じることができるが、更に線膨張係数が
小ざい必要がある。
通常、プリズムの線膨張係数は?、4X10−6(光学
ガラスBK−7)程度小きいことから、取り付は部材と
して吠ガラス、セラミック材(7゜0〜8.4X10−
6)や低熱膨張合金(例えばインバー合金(1〜3 x
 10−6)、ニジレスト鋳鉄(4〜l0XIO−6)
)等が適当で、アルミニウム材(25x 10−6)は
あまり適当でない。
上述の実施例ではプリズムと取り付は部材、取り付は部
材とCODとの固設には接着剤を用い、分割きれた光像
について各CCDの関係位置調整を行なったところで第
22図の例のように接着剤による密着固設を行なうよう
にした。
特に、第22図においては取付部材として線膨張係数の
大きい鉄(12X10−6)を用いても実用上はC方向
の寸法が短かいため熱による延びはあまり影響されず、
又d方向はラインセンサの並びの方向であり、かつプリ
ズム材質とラインセンサのパッケージ材質がセラミック
材であるため、その線膨張係数が同じとなり、このよう
な構成では、画素ズレは発生しなかった。
接着剤は、2液性タイプ接着剤及び光硬化形接着剤で特
に紫外線硬化型接着剤が最も好ましい。
特に、光硬化型接着剤は単に光の強度により接着剤の硬
化時間を速めることができ、作業性の向上とコスト低減
、製品の安定化を図ることができる。光硬化型接着剤の
中でも特に紫外線硬化型のものは紫外線照射によっても
熱変化が殆どなく、安定した硬化が得られる。
光硬化型接着剤としてスリーボンドTB3060B(商
品名)、電化1045K(商品名)、ノーランド65(
商品名)等を用い、高圧水銀灯による紫外線照射を行な
ったところ、後に述べる環境テスト等に対しても良好な
結果を得ることができた。
同じく紫外線硬化型のウレタン系スリーボンド3062
B (商品名) 、LT350 (商品名)等を用いた
ところ耐湿性にも一段と効果があり、且つ強度補償を有
する接着・う得ることができた。
以上の方法でCCDの全体としての位置ずれは、1画素
を7μとした場合7/4=1.75u以内に抑えること
が可能になった。
2、シアン、赤像倍率不一致 色原稿を対象と丈る場合、レンズの色収差等の影響があ
る。これは、シアンと赤に光の波長域を2つに分けた場
合、例えば第23図に示すように、シアン側の結像位置
Fと赤銅の結像位置Eが異なるために、特に像高の高い
所で顕著に現れる現象である。レンズによっては1画素
程度のズレ量を発生する場合がある。
3、シアン、光出力のレベル差 レンズ色収差改善への設計を行なわないと、レンズの色
収差のためにMTF値がシアン、赤で大きく異なること
がある。これはCCDの出力としてはレベルの差として
現れてくる。
黒線を撮像した時に、シアン、赤の出力信号レベルが、
6ビツトで量子化したとして 1Vr−Vcl≦10(レベル) 好ましくは、 1Vr−Vat≦ 6(レベル) となるようにCCD取り付は時に配慮することが好まし
い。
以上のような対応により、カラーゴーストはある程度軽
減することが可能であるが、量産時のレンズ性能バラツ
キ、CCD取り付は精度のバラツキを考えると、実用上
は完全に除去することは困難である。
このような理由により、色分離後のカーラコードを用い
て電気的にもカラーゴースト補正を行なうようにしてい
る。
カラーゴースト除去はカラーコードの下位2ビツトのパ
ターン、つまりカラーパターン法による。
これは、 オリジナル黒→赤、青のゴースト オリジナル赤、青→黒のゴースト のように、オリジナルの色に対して、出現するカラーゴ
ースト色が決まっているからである。カラーパターン法
による場合、着目画素の色を決めるのに着目画素と、そ
の周囲の画素の色の出方(パターン)を調べれば、原画
の色を識別できる。
例として、第24図に着目画素と周囲のカラーパターン
と、その時に決定きれる着目画素の色についての決定を
示す。
第1の例では、着目画素の両側は白と黒であるので着目
画素の青色は黒のエツジで出現したカラーゴーストと判
断される。第3の例の赤も黒のカラーゴーストと判断さ
れる。従って、第1、第3の例はともに、着目画素は黒
色に変更される。
これに対して、第2、第4の例ではカラーゴーストが出
現しているとは判断されず、着目画素の色がそのまま出
力きれる。
このような処理はなかなか演算回路では実現し難く、本
例ではROM化してLUT (ルックアップテーブル)
形式で利用している。カラーパターンとしては、1次元
、2次元の方式が考えられるが、色数をN1着目画素を
含む周辺画素数をMとするとカラーパターンの個数は NM個 となる。従って、2次元のパターンを用いるとMの数が
急に増え、実用に耐えなくなってしまう。
つまり2次元のパターンでは各次元方向の(主走査方向
/副走査方向)周辺画素数が多く取れない割に、パター
ン数のみ多くなるのである。
第25図にサイズとカラーパターン数の関係を示す。
本例では、1次元でIX7の大きざのサイズ(つまりN
=4.M=7)のカラーパターンを用いており、主走査
方向、副走査方向独立にカラーゴースト除去を行なって
いる。このとき、主走査方向と副走査方向では画像中の
カラーゴーストの出方に差がないために、本例では主走
査方向、副走査方向で同一のカラーパターンを用いてい
る。
カラーパターンサイズとしては、1×7の大きさを選定
しているが、カラーゴースト出現の程度が少なければ1
×5のように、より小ざいサイズのカラーパターンを用
いることも可能である。
IX5のサイズのカラーパターンでは1画素の、1×7
のカラーパターンでは2画素までのカラーゴーストを夫
々除去できる。
IX7のサイズのカラーパターンを用いた場合、カラー
コードの下位2ビツトがROMのアドレスとして入力さ
れる。例えば、下記のカラーパターンでは カラーコードの下位2ビツトのパターンとしては白:白
:青:青:黒:黒:黒 11 : 11 :01 :01 :oo:oo:o。
となりアドレスは、 D40 またこのアドレス先には、第24図に示すように黒のコ
ード OO が格納されている。以上の方式によりLUTを実行する
実際にはIX7のパターンでは、14ビツトのアドレス
線が必要であり、バイポーラROMとしては、アドレス
14ビツト入力、カラーコード2ビツト出力のものがあ
ればよいが、これだけの大容量の高速ROMは余り市場
に出回っておらず、かつ高価である。
実施例では、先頭の1画素によりROMを選択し、残り
の6画素のコードでLUTを行なうようにしている。つ
まり、ROMを2つ用いる形態であり、第1のROMは
先頭が黒、青の場合、第2のROMは先頭が赤、白の場
合である。
第1のROM (黒、青ROM) 先頭コード 黒(OO)、青(01) アドレス内容 00000000000000(黒黒黒黒黒黒黒)00
111111111111(黒白白白白白白)0100
0000000000(青黒黒黒黒黒黒)011111
11111111(冑白自白白白白)第2のROM (
黒、青ROM) 先頭コード 赤(10)、白(11) アドレス内容 10000000000000(赤黒黒黒黒黒黒)10
111111111111(赤白白白白白白)1100
0000000000(白黒黒黒黒黒黒)111111
11111111(白白白白白白白)第24図のカラー
パターンでは、先頭が白であるので第2のROMが選択
される。
もし、高速のROM (大宮ff1)があれば全カラー
パターンを同一、ROMに格納できる。ROMを4個用
いて先頭画素のカラーによりROMを切り換えてLUT
を行なってもよい。
大容量高速のバイポーラROMとしては、例えば富士通
製MB7143/7144などがある。
低速、大容量のEFROMを使用する場合、動作前に複
数のSRAM等にデータを転送し、このSRAMを用い
てカラーゴースト補正を行なうこともできる。
第26図はカラーゴースト補正回路300の一例を示す
。カラーゴースト処理は、主走査方向(水平走査方向)
と副走査方向(垂直走査方向)に対して行なわれる。
この例では、水平方向に7画素、垂直方向に7ライン分
の画像データを利用して水平及び垂直方向のゴーストを
除去するようにした場合である。
カラーゴースト処理はii!!ii像データのうち、カ
ラーコードの下位2ビツトのみが対象となる。
そのため、色分IJIROMから読み出されたカラーコ
ードはまず、主走査方向のゴースト補正回路300Aに
供給される。
そのため、カラーコードデータは順次7ピツト構成のシ
フトレジスタ301に供給されて並列化される。この7
画素分の並列カラーコードデータは水平方向のゴースト
除去用ROM302に供給されて、各画素ごとにゴース
ト除去処理がなきれる。
ROM302の使用例は上述した通りである。
ゴースト処理が終了するとラッチ回*303でラッチき
れる。
これに対して、色分!ROMから出力きれた濃度データ
はタイミング調整用のシフトレジスタ305(7ビツト
構、成)を介してラッチ回路306に供給されて、カラ
ーコードデータに続いて濃度データがシリアル転送され
るようにデータの転送条件が定められる。
シリアル処理されたカラーコードデータと濃度データと
がカラーゴースト補正回路300Bに設けられたライン
メモリ部310に供給される。
ラインメモリ部310は7ラインの画像データを使用し
て垂直方向のカラーゴーストを除去するために設けられ
たものである。
なお、ラインメモリは合計8ライン分使用されているが
、これはリアルタイム処理の一手段を示すもので、勿論
7ライン分でもリアルタイム処理は可能である。
8ライン分のカラーコードデータと濃度データは後段の
ゲート回路群320において夫々分離される。ゲート回
路群320は夫々のラインメモリ311〜318に対応
して夫々ゲート回路321〜328が設けられている。
ラインメモリ部310において同時化された8ラインメ
モリの出力データはゲート回路群320において、カラ
ーコードデータと濃度データとに分11iIされ、分離
されたカラーコードデータは選択回路330に供給され
て合計8本のラインメモリのうち、カラーゴースト処理
に必要な7本のラインメモリのカラーコードデータが選
択される。この場合、ラインメモリ311〜3・17が
選択されたときには、次の処理タイミングでは、ライン
メモリ312〜318が選択されるごとく、選択される
ラインメモリが順次シフトする。
選択され、かつ同時化された7ラインメモリ分のカラー
コードデータは、次段の垂直方向のゴースト除去ROM
340に供給されて垂直方向のカラーゴーストが除去さ
れる。
その後、ラッチ回路341でラッチされる。
これに対して、ゲート回路群320で分離された濃度デ
ータは直接ラッチ回路342に供給されて、カラーコー
ドデータとタイミング調整された上で出力されることに
なる。
なお、カラーコードの上位1ビツトも下位2ビツトと同
様にラインメモリ319でタイミング調整された上で出
力され、これらのデータを合成して完全な1画像情報が
作成きれる。
カラーゴーストの補正処理が終了した画像データは、バ
ッファ用の3ラインメモリ799に供給される。
その出力画像データのうち、濃度データは属性検出回路
800と、解像度補正手段450とに供給されて、この
例では、属性指定信号Pに基づいて解像度(MTF)補
正がなされる。
説明の都合上、属性検出回′#1800から説明する。
属性指定信号Pとは、原稿内容を判別して線画つまり文
字画である場合と、写真画である場合とを識別するため
の信号をいう。この信号Pを利用して解像度補正(MT
F補正)用のフィルタ係数や、多値化処理のための閾値
が変更きれる。
これは、原稿が文字画である場合と、写真画である場合
とでは、解像度補正(MTF補正)用のフィルタ係数や
、多値化処理のための閾値を変更した方が、より適切な
画像処理を行なうことができるからである。
そのため、カラーゴースト補正後の濃度データを用いて
注目画素が文字画であるか、写真画であるかの判別が行
なわれる。
その判別は上下及び左右の隣接画素と、注目画素との濃
度レベル差の情報を用いて行なう。
第27図に示すように、X、Y、Zを夫々画素(+*j
L(i−1ejL (11j−1)の濃度であるとした
とき、次のような式で濃度レベル差tを算出する。
t=IX−Yl−IX−Zl そして、t>qのとき線画、t<qのとき写真画のよう
に判定する。ここで、qは定数であって、q=3〜10
レベルのうちの任意の値に設定きれる。実験によれば、
q=5程度が好適である。それは、以下のような理由に
基づく。
すなわち、入力画像が写真画、文字画、網点画である場
合の濃度レベル差しを算出してみると、第28図のよう
になる。
同図の積軸はt、縦軸は頻度数(度数)であって、写真
画は同図曲線L1のようになり、文字画は曲線L2のよ
うになる。その間が網点画である。
従って、このような度数分布から明らかなように、tが
小ざいときには、濃度変化の少ない写真画、tが大きい
ときには濃度変化の大きな文字画や網点画が主体となっ
ている。
そして、写真画と全体度数との関係は第29図のように
なるから、これらを総合すると、q=3〜10レベル に選定することによって、写真画とそれ以外の画像の峻
別を行なうことができる。特に、第29図の度数分布か
ら、q=5程度が適切な値といえる。
なお、qの値は、画像データが6ビツトで構成されてい
るときの値として示しである。
t>qのとき、線画と判定し、そのとき、属性指定信号
Pを、P=Oとする。従って、t<qのときには写真画
と判定して、属性指定信号PはP=1とする。
ざて、MTF補正は上述したように、色分離後に処理す
るようにしている。まず、これについて説明する。
従来では、上述したように画像データを2値化した後に
色分離を行なう処理工程が一般的であるから、解像度補
正は2値化処理の前段階で実行する必要があった。その
ため、複数のCCDを使用して原稿の色分解像を撮像す
るものでは、各CCD出力に対応して解像度補正を実行
しなければならない。つまり、解像度のための回路を複
数個用意する必要があった。
しかも、複数の色分離ごとに光学レンズのMTFが相違
するため、MTF補正用のパラメータが夫々の解像度補
正回路によって異なってしまうという欠点もある。
この発明のように色分離後で多値化処理前に解像度補正
処理を施すようにすれば、取り扱う情報が1つであるた
めに、回路規模の縮小、補正パラメータの決定の簡略化
などの実用上のメリットを有することになる。
ざて、一般に画像を記録再生するまでのMTF劣化の要
因としては、以下に示すように、1、光学系 2、光学走行系 3、処理回路 4、記録系 の問題がある。
1については、レンズのMTF (波長域別、像高に対
する変化、結像位置の許容幅、加工精度)、プリズム面
の精度、CCDの取り付は精度、CODチップのそり、
光源のスペクトル変動などによって、光学系の性能が変
動するからである。°゛2の光学走行系では、光学ミラ
ーなどの振動や移動速度の変動が挙げられる。
3の処理回路に関しては、アナログ回路での容量成分に
よる信号波形の歪み、特に伝送線などを通過することに
よって生ずる信号歪みがある。
4の記録系の問題としては、以下のような点を列挙でき
る。
φレーザビームのビーム径、ビーム形状・感光体ドラム
へのトナーの現像特性(トナー付着量、トナー濃度、ト
ナー粒径、トナー色など)・転写特性(転写率、転写紙
への転写特性など)・定着特性(トナーの定着前後のト
ナー径の変動など) このような要因のなかで、解像度の劣化に直接影響を及
ぼすのは、光学系とその走行系である。
第30図に光学系を駆動したときの主走査方向と副走査
方向のMTF値(補正前)を示す。この特性は2〜16
dots/amまでの空間周波数をもつ白黒のパターン
を走査したときの計測値である。
この場合のMTFは MTF= (W−BK)/ (W+BK)(%)として
定義して使用した。ここに、Wは白信号、BKは黒信号
である。
第30図からも明らかなように、@MTFの劣化は副走
査方向の方が著しい。同程度に補正するには、主走査方
向に対して副走査方向の補正量を2〜4倍に設定すれば
よい。
画像の細線部の再現性を向上させるには、MTF値とし
て、30%以上必要であると言われている。
そこで、着目画素とその周辺画素の重み付は加算処理に
よって解像度補正手段を構成した場合において、上述し
た主及び副走査方向を同程度に補正し、しかも細線部の
再現性を劣化させないようにするには、解像度補正手段
としては、3X3の画素の画像データを使用するコンボ
リューションフィルタを採用すればよい。
フィルタの要素を左側に、そのときの対応する画素の位
置(t+ J)を右側に書−くと、下記のようになる。
(i、j)の画素の濃度Iijに対してその周りの8個
の画素に着目する。このとき、(i−1,j−1)〜(
i+1.j+1)に対して新しい濃度値をI(ij)’
とすると、 I (ij)’=HI (i+Δ、j+Δ)X C(i
+Δ、j+Δ)ここに、C(ij)はフィルタ係数であ
って、C(ij)=a、 b、 C,6a @ iであ
る。
上述した補正内容を実現するためのフィルタ係数の一例
を以下に示す。ただし、このフィルタ係数は原稿の種類
(線画、写真画)に応じて変更することがでる。
ここで、混在面モード時には属性指定信号Pの値によっ
てMTFの補正の程度をかえることが可能である。
例えば (1) P、=1 (写真)のとき、  OO のように、フィルタ係数を選ぶことにより無補正となる
これは、写真画特に網点画でモアレパターンが存在する
ようなとき、このパターンを強調してしまうことを防ぐ
ためである。
従って、下記のようなフィルタ係数とすることにより、
積極的に「ボカシ」の効果を用いることも可能である。
このような処理は、注目画素周辺の情報をとり入れて、
平均化処理を行なうことに相当する。
注目画素に対する重みを強くすれば、この平均化効果は
小ざくなっていく。
(2)P=O(文字)のときには、下記のようなフィル
タ係数に設定することができる。
補正量を強くしたいときは、それに応じてフィルタ係数
を適宜設定すればよい。
上式の補正係数を使用したコンボリューションフィルタ
による補正結果を第31図に示す。
第32図はこのコンボリューションフィルタを使用した
解像度補正手段450の一例を示す回路構成図である。
3×3のマトリックスを使用する関係上、2個のライン
メモリ451.452と、7個のラッチ回路453〜4
59が使用され、第1の加算器470において1行2列
と211行2列目画像データの加算処理が行われ、その
後乗算器(ピットシフト回路)431において所定係数
の掛算処理が実行される。
第2の加算器433では2行1列と2行3列目の画像デ
ータの加算が実行され、その後乗算器434で所定係数
の乗算が行なわれる。この乗算出力と乗算器431から
の乗算出力が加算器435で加算きれる。
また、3ビツトシフト回路で構成きれた乗算器432に
は2行2列目の画像データが供給されて乗算処理が実行
され、その後に、この乗算出力と加算N435からの加
算出力とが減算器436で減算処理がなきれる。その後
、除算器437にて1/2にレベルダウンされて正規化
される。
解像度補正手段450の変形例を列挙すると以下のよう
になる。
乗算や加減算処理の代りにROMなどを使用してもよい
カラーゴースト処理後に解像度補正を実行しているが、
色分離後多値化処理の前であれば、その処理位置は問わ
ない。
ラインメモリはカラーゴースト補正用に使用されるライ
ンメモリを共通に使用にするように構成してもよい。
解像度補正と同時に画像記録用のレーザビームのパワー
を制御してもよい。これによって、特に細線部の再現性
が向上する。
解像度補正された画像データのうちカラーコードデータ
は領域抽出処理回路500に供給される。
領域抽出処理とは、色マーカで指定された任意の領域内
若しくは領域外の画像(黒画像)に対して、各種の画像
処理が可能となるように、その指定領域を抽出するため
の処理である。
従来では、デジタイザなどで位1指定を行ない、その後
原画を載せて走査処理が開始されると共に、位置指定の
都度位置データ入力用のスイッチを操作していた。また
、位置指定は正方形若しくは長方形などの矩形状であり
、任意の領域を指定することができなかった。
以下説明するマーカ領域抽出処理では、マーカで書かれ
た任意の領域を検出し、そのマーカの指定領域側内/外
で画像処理後コピーできるようになされている。
マーカ領域検出処理の応用として部分色変換処理につい
て説明する。
この変換処理は、マーカで書かれた任意の領域をそのマ
ーカの色若しくは他の指定色でコピーできるようにした
処理をいう。
例えば、第33図に示すように冑マーカで領域aを指定
すると、この領域aが自動的に検出され、その領域a内
に含まれる画像がマーカ色の青色でコピーされる。領域
a外は通常のコピーである。
色マーカとしては、赤マーカでもよい。部分色変換の対
象となる原稿はカラーの原稿である。
このように特定された領域a内の画像を、特定した色で
コピーするには、第34図に示すように色マーカの領域
を示すマーカ信号BP、RP (実際はカラーコードデ
ータ)と、領域aを示す領域信号QB−,QR”を夫々
検出する必要がある。
これらの領域検出は、基本的には、第35図〜第38図
に示すように、前ラインの領域信号Qに共通なマーカ信
号Pの立上りから立下りまでを求めて、この信号とマー
カ信号Pのオアを取ることによって、現ラインにおける
領域を算出する。
現ラインが第35図の場合と、第37図の場合とを夫々
第36図と第38図に例示する。
ところで、領域抽出回路500の具体例を第39図に示
す。同図において、色マーカを走査することによって得
られるカラーコードデータの各ビットデータが色マーカ
検出回路501に供給されて、特定の色マーカの有無が
検出される。実施例では、赤及び青マーカの2種類につ
いて適用した場合であるから、2つのマーカ信号BP、
RPが検出されることになる。
各マーカ信号RP、BPは夫々前処理回路5゜2.50
3に供給されて、指定領域に忠実なマーカ信号となるよ
うと前処理される。
前処理とは、一種の信号波形の整形処理であって、実施
例ではカスレ補正回路504.507、ノイズ補正回路
505.508 (いづれも主走査方向)及び副走査方
向におけるマーカ切れ補正回路506.509で前処理
回路502.503が構成されている。色マーカのカス
レ補正は、16dots/as以内のカスレが補正され
、ノイズ補正は、8 dots/am以内のデータ欠如
が補正きれる。
波形整形されたマーカ信号RP、BPはカラーコードデ
ータと共に、領域抽出部520に供給きれて、指定領域
a内を示す領域信号に基づいて形成された濃度データ抽
出用のゲート信号が各走査ラインごとに出力される。
これらのより具体的な構成を以下に説明する。
第40図は色マーカ検出回路501の一例である。色マ
ーカを走査することによって、マーカ自身の色を検出で
きる。
青のカラーコードデータは°’ 01 ”であり、赤の
カラーコードデータは°°10°°である。
そこで、図示するように、下位1ビツトのデータと、中
位1ビツトをインバータ511で位相反転したものがア
ンド回#1513に供給される。
同様に、下位1ビツトをインバータ512で位相反転し
たものと、中位1ビツトそのものがアンド回路514に
供給される。
そして、アンド回路515から得られる垂直有効域信号
V−VALIDとサイズ信号B4のアンド出力とが、ア
ンド回路518にカラーコードの上位1ビツトと共に供
給されて色マーカが判定される。
その判定データがゲート信号として各アンド回路513
,514に供給される。
その結果、色マーカが青であるときには、そのマーカの
輪郭の太ざに対応したパルス幅を有する青マーカ信号B
Pが端子516より出力される。
同様に、色マーカが赤であるときは他方の端子517に
赤マーカ信号RPが出力されることになる。マーカ信号
の一例を第34図に示した。
領域抽出部520の一例を第41図に示す。
領域抽出部520は第1及び第2の領域抽出部520A
、520Bで構成され、夫々はデータ保存回路521A
及び領域演算回路522Aと、データ保存回路521B
及び領域演算回路522Bとを有する。
第1及び第2の領域抽出部520A、520Bは共に、
青マーカの領域を抽出する機能の他に、赤マーカの領域
抽出機能も有する。説明の便宜上、青マーカの領域抽出
を説明する。
青の領域信号を形成する場合、直前に走査して得られた
領域信号と、現走査ラインを走査することによって得ら
れるマーカ信号から、現走査ラインの領域信号が演算さ
れて形成される。
そのためには、少なくとも3ラインの期間を利用して演
算処理する必要がある。それ故、第1のデータ保存回路
521Aでは、直前の走査ラインの最終データである領
域信号を1ラインにわたりメモリする機能と、この領域
信号と現走査ラインを走査することによって得られるマ
ーカ信号BPから形成された第1及び第2の領域信号(
実際はナンド出力)をメモリする機能と、ざらにこれら
領域信号を演算処理して得られた現走査ラインの領域信
号をメモリする機能を持たせなければならない。
また、実施例においては第2の領域信号はメモリを逆方
向から読み出して形成するようにしているので、これら
のメモリ機能を実現するために要するメモリの個数は、
合計16個となる。ざらに、赤マーカを検出する必要が
あるため、トータル的には32個のラインメモリが必要
である。
そのため、第1のデータ保存回路521Aには、夫々8
個のラインメモリで構成された一対のメモリ525,5
26を有する。そして、これらをラインごとに切り換え
使用するため、一対のシュミットトリガ回if@523
.524、一対のデータセレクタ527,528及びラ
ッチ回路529が設けられている。
第1のデータ保存回路521Aには入力信号として青マ
ーカ信号BPの他に、青用の第1の領域演算回路530
Bで得られた3つの信号が供給される。
第1の領域演算回路530Bでは、直前の領域信号QB
と現走査ライン上のマーカ(g号BPとから、現走査ラ
インn上の青マーカの領域信号QB=が形成される。
説明の便宜上、第34図に示す走査ラインnを考えると
、領域信号QB (これは走査ライン(n−1)の領域
信号である)と、マーカ信号BPとの関係は第42図B
、Cに示すようになる。これらの信号がメモリ525に
ライン単位で格納される。
次の走査ライン(n+1)では、これらの信号がデータ
セレクタ527及びラッチ回路529を介して読み出さ
れる(同図り、E)。
一対の信号QB、BPはナンド回路531に供給され、
そのナンド出力FBI(同図F)がD型フリップフロッ
プ532のプリセット端子PRに供給され、直前領域信
号QBがそのクリヤ端子CLに供給される。その結果、
同図Gに示すような第1のナンド出力(第1の輪郭信号
)BNOが得られる。
第1のナンド出力BNO及びマーカ信号BPは逐次メモ
リ526叫保存される。そのため、走査ライン(n+1
)ではシュミットトリガ回路524が能動状態となるよ
うに制mされる。
第2の領域抽出部520Bでも同様な処理動作が同タイ
ミングに実行される。ただし、これに設けられたメモリ
は何れも、順方向書き込みで、逆方向の読み出しとなる
ようにアドレス1li11#きれる。
従って、マーカ信号BP及び直前領域信号QBの出力タ
イミングは、nラインではWlであるのに対し、(n+
1)ラインではW2となり、若干速く読み出されること
になる(同図H,I)。その結果、第2のナンド出力B
NIは同図にのようになる。マーカイ8号BP及び第2
のナンド出力BN1ば再び、データ保存回路521Bで
保存される。
次の走査ライン(n+2)では、第1のナンド出力BF
I、マーカ信号BP及び第2のナンド出力BNIが読み
出される(同図L−N)。
ここで、第2の領域抽出部520Bに設けられたメモリ
は上述したように、順方向書き込み、逆方向の読み出し
であるから、この例では第1のナンド出力BNIと第2
のナンド出力BN2の読み出しタイミングW3.W4は
一致する。
両者はアンド回路533に供給され、アンド出力ABと
マーカ信号BP(同図N、O)がオア回路534に供給
きれることによって、同図Pに示すようなオア出力QB
’が得られる。
このオア出力QB’は取りも直さず現走査ラインn上に
描かれた青マーカの輪郭内を示す信号に他ならない。つ
まり、このオア出力は現走査ラインの領域18号QB’
となる。
領域信号QB’は次の走査ライン上における直前の領域
信号QBとして使用するため、データ保存回路521A
、521Bにフィードバックされることは容易に理解で
きよう。
このように、メモリの読み出し方向を逆転することによ
って得られる一対のナンド出力BNO。
BNIを利用することによって、マーカ領域を正確に検
出することができる。
赤マーカの検出も全く同様であるので、領域演算回路5
30Rの説明は省略する。
ただし、535はナンド回路、536はD形フリップフ
ロップ、537はアンド回路、538はオア回路である
。そして、QR”は赤マーカの領域信号を示す。
シュミットトリガ回路523,524、メモリ525.
526及びデータセレクタ527.528を夫々一対用
意したのは、青マーカと赤マーカが同時に存在するとき
を考慮したためである。
それ故、端子A、Bに供給された2ライン周期の切り換
え信号によって、これらはラインごとに交互に切り換え
使用きれる。
出力端子に夫々得られた領域信号QB−,QR’は第4
3図に示す領域判定回路540に供給される。
領域判定回路540は、外部より指定された画像領域の
処理指定、すなわち全画面についての処理か、部分的な
画面についての処理なのか、あるいは色マーカの内部を
処理するのか、外部を処理するのかに応じて、領域13
号QB”、 QR=の送出を制御するためのものである
領域判定回路540は4個のフリップフロップ541〜
544を有し、前段のフリップフロップ541.542
でラッチされた領域信号QB=、QR−は対応するナン
ド回路545〜548に供給され、後段のフリップフロ
ップ543.544でラッチされた領域信号QB”、 
QR”が対応するナンド回路545〜548に供給され
る。
きて、第44図Aに示される走査ラインn上の信号関係
について考察すると、第45図及び第46図のようにな
る。
第45図は領域信号BP、RP (同図A−D)の入力
によってどのようなFF出力Ql、 Q2 (同図H,
L)が得られかを示すものである。
従って、第46図A、Bに示す信号によって第1のナン
ド回路545からは同図Cに示す第1のナンド出力M1
が得られる。同様に、第2のナンド回路546には同図
り、Eに示す入力信号に基づいて同図Fに示す第2のナ
ンド出力M2が得られる。その結果、第1のアンド回路
551からは同図Gに示す区間III (第44図参照
、以下同様)に関連したゲート信号S1が出力される。
同様にして、同、図H,Iの入力信号から同図Jの第3
のナンド出力M3が、同図に、Lの入力信号から同図M
の第4のナンド出力M4が得られる。
その結果、第2のアンド回路552からは区間II及び
■に関連したゲート信号S2(同図N)が出力される。
ゲート信号Sl、S2は第3のアンド回路553でざら
に論理積されて、第3のゲート信号S3が出力される。
従って、青マーカ使用時にはゲート信号S1が選択され
、これによって青マーカで領域信号が形成される。
以下同様に、赤マーカ使用時にあるときにはゲート信号
S2が、そして赤マーカと青マーカの双方を使用してい
るときには、Sl、S2の夫々が選択きれる。
従って、第47図に示すように、赤と青の領域が重なっ
ても、スキャンごとの領域信号が「1」のときを抽出す
るようにすれば、対応する色で記録できる。
ゲート信号S3は領域信号Sとして使用される。
領域信号Sの内側を利用するのか、外側を利用するのか
は、第43図の端子559に供給されるマーカ内/外指
定信号によって選択される。
そのため、領域信号Sはゲート手段555を構成するエ
クスクルージプルオア回路556に供給されてマーカ内
/外指定信号に応じた出力が得られる(第46図O〜Q
)。
領域信号Sはざらに全画面/部分画面指定信号によって
制御nされる。そのため、図のように一対のナンド回路
557,558で構成されたゲート回路が設けられ、端
子561に供給された指定信号によって、そのゲート状
態が制@Jされる。
つまり、今画面が指定きれると、領域信号Sは°゛1°
°となる。
領域抽出処理の他の例を以下に示す。
色マーカごとに処理内容を予め決めておき、予め予約さ
れた処理を検出された領域に対して施すことが可能であ
る。
原稿の地色は白色であるが、その他の色であってもよい
色マーカとして鴫、蛍光ペン、特に、赤系統の色(橙、
ピンク)や青系統の色が好適である。
色マーカを直接原稿に記入できないときは、透明シート
上にマークしても同じことである。
なお、第48図に示すように必要な領域を塗り潰しても
、指定領域の検出は可能である。
解像度補正された濃度データと領域信号Sは夫々、信号
処理手段420に供給され、外部より指定された処理指
定信号に応じた処理(抽出/消去/塗り潰し/色消去処
理)が選択される。
信号処理の例を以下に示す。
1)無処理 記録色が「赤」の時にはカラーコードで、赤のみを特定
し、「赤」の画素のみを領域として判断して画像データ
を出す。
青/黒に対しても同様。
2)色消し 「青」消しを行なう時に、現像順が赤→冑→黒とした場
合、記録色が青の時に青の画像データを出きないようす
る。
3)マーカ内指定 カラーコードの上位1ビツトをみてマーカか否かを判断
する。
現像順で赤→青→黒の時、赤記録時にはマーカを検出し
て、この内側の赤のところのカラーコードに相当すると
ころで画像データを出力する。
マーカ外の時にはマーカの外側で同じ処理が実行される
第49図はこの処理手段420の一例である。
この処理手段420には解像度補正手段450を経た画
像データの他に、領域抽出回路500において作成され
た領域信号Sが夫々対応する入力端子651.652に
供給される。
原稿がカラーであったとき、どの色の画像情報に対して
抽出、消去などの処理を行なうかは、外部より指定され
る。
そのためまず一致回路655が設けられ、これにカラー
コード(下位2ビツト)と共に、色消し指定データが供
給される。従って、色消し指定データとカラーコードが
一致したとき、入力画像データがゲート回路656で阻
止される。そのときの画像データは「1」となる。
カラーコードと一致しても、領域信号S外であるときに
は、ゲート回路656によって阻止されるようにするた
め、ナンド回路653が設けられている。
色消しを指定することによって最終的にどのような処理
が実行されるかを第50図に示す。
ここに、色消し指定コードが°’ o o o ”であ
ったときには、色消し処理がなされず、原稿の画像情報
の全てが白黒画像として記録されることになる。同様に
、”001”の指定によって青画像のみが消去きれ、そ
の他の入力画像に対して記録処理が行なわれることにな
る。
このような処理を行なうため、一致回路655からは第
51図に示すような出力Uが得られるようになされてい
る。第51図は一部の色消しモードについてのみ出力U
との関係を例示した。
ゲート回路656でゲートされた画像データはセレクタ
657に供給されて処理指定信号に対応した画像データ
に変換される。
そのため、このセレクタ657に関連して制御信号形成
回路660が設けられる。
制御l]信号形成回路660は図示するように、3個の
ナンド回路661〜663と、その出力が供給されるナ
ンド回路664で構成され、入力側のナンド回路661
〜663には夫々対応する処理指定信号のほかに、領域
信号Sが共通に供給される。
そして、塗り潰しつまり、全黒処理指定用のナンド回路
661の出力がセレクタ657の入力側に画像データと
共に供給され、ナンド回路664の出力であるflil
l m (,8号によってセレクタ657が制御tIさ
れる。
図では、制御信号が°°H゛のとさb側に選択される。
処理指定信号として°°抽出°“処理が指定された場合
には、これが得られている間だけセレクタ657ではa
側が選択されて、入力画像データが出力される。
以下同様に、°°消去°゛処理ではその間だけ画像デー
タの出力が阻止され、°°全塗り潰し°°の処理指定に
おいては、入力画像データに代えて1゛。
の信号(所定のDC電圧)が画像データとして出力され
る。
抽出、消去などの変換処理が終了した画像データは、次
に部分色変換処理が施される。
部分色変換とは、例えば青と黒の画像を青の画像として
記録できるようにした色変換処理をいう。
そのため、部分色変換回路670には、現在スキャン中
の画像の色情報であるカラーコードデータの他に、現体
装置が現在何色をコピー中であるかを示すBBR信号、
そしてどのような画像の色を、どのような色に変換して
記録するかを指定する色変換指定信号が夫々供給される
従って、部分色変換回路670は、ROMで構成され、
カラーコードデータ、BBR信号及び色変換指定信号の
3者によってデータの出力タイミングと、色変換出力の
内容が選択される。
色変換出力rが得られると、セレクタ671において画
像データがセレクトされ、それ以外は、「1」の画像デ
ータがセレクトされる。
黒と青の画像前の画像で記録しようとするときの論理デ
ータの関係を第52図に示す。
部分色変換処理された画像データは、次に変倍手段(拡
大・縮小手段)1に供給されて、指定された倍率に応じ
た変倍処理が実行されることになる。
この例では、0.5倍から2.0倍までの間を1.0%
きざみで拡大・縮小することができるようにした場合で
ある。
ここで、この発明でも原理的には、拡大処理は画像デー
タを増加し、縮小処理は画像データを間引くような補間
処理である。
そして、第53図に示す主走査方向の拡大・縮小は電気
的な信号処理で行い、副走査方向(像形成体の回転方向
)の拡大・縮小処理は、画像読み取り装置に設けられた
光電変換素子の露光時間を一定にした状態で光電変換素
子または副走査方向への移動速度を変・えて行なうよう
にしている。
副走査方向の移動速度を遅くすると原画像が拡大され、
速くすると縮小されることになる。
この処理は走査線の本数の増減を制御していることにな
る。
第54図は拡大・縮小回路、1の具体例である。
同図において、タイミング信号発生回路10は拡大・縮
小回路1全体の処理タイミングを制御するタイミング信
号などを得るためのものであって、これにはCCD10
4.105に対すると同様に、同期クロックCLKI、
水平有効域信号H−VALID。
垂直有効域信号V−VALID及び水平同期信号H−S
YNCが供給される。
そして、このタイミング信号発生回路10からは、まず
水平有効域信号H−VALIDの期間だけ出力される同
期クロックCLK2が出力される。その周波数は同期ク
ロックCLKIと同一周波数である。
ざらに、入力バッファ400及び出力バッファ350に
夫々設けられたメモリに対するメモリコントロール信号
lN5EL、 0UTSELが出力される。
64階調レベルを有する画像データDは入力バッファ4
00に供給される。
入力バッファ400は次のような理由に基づいて設けら
れたものである。
すなわち、第1に拡大処理時には使用される画像データ
の数が処理前よりも増加するため、基本クロックの周波
数を高くすることなく、データ増加後の処理速度を実効
的に高めることができるようにするためである。
第2に、拡大処理時における拡大画像が中央を基準にし
て記録されるようにするためである。
それ故、拡大処理時は第1の条件を満たすため、この入
力バッファ400に供給きれる読み出しクロックRDC
LKの周波数が通常時の周波数よりも低下せしめられる
。そして、第2の条件を瀦たすため、読み出し開始アド
レスが倍率に応じて設定される。その詳細は後述する。
拡大・縮小の指定倍率に応じて出力きれた画像データD
は縦続接続きれた2つのラッチ回路11゜12に供給さ
れて、6ビツト構成の画像データ、従って中間調レベル
をもって出力された画像データDのうち隣接した2つの
画素の画像データD1゜DOがラッチクロックDLCK
のタイミングでラッチされる。ラッチクロックDLCK
は同期クロックCLKIと同一周波数である。
ラッチ回路11.12でラッチされた画像データDo、
DIは補間データ用のメモリ(ROM使用、以下補間R
OMという)13に対するアドレスデータとして使用さ
れる。
補間ROM13は隣接する2つの画像データから参照さ
れる新たな中間調レベルを有する画像データ(以下この
画像データを補間データSSSという)が記憶されてい
る補間デニタテーブルである。
補間ROM13のアドレスデータとしては、上述した一
対のラッチデータDo、DIの他に、補間選択データS
Dが利用される。
700は、補間選択データSDなどを格納した補間デー
タ選択手段である。詳細は後述するとして、補間選択デ
ータSDは、一対のラッチデータDo、DIによって選
択されたデータテーブル群のうち、どのデータを補間デ
ータとして使用するかを決定するためのアドレスデータ
として利用される。
補間選択データSDは、後述するように拡大・縮小のた
めの設定倍率により決定きれる。
第55図は、ラッチデータDo、DIと補間選択データ
SDによって選択される補間データSSSの一例を示す
ものである。実施例では、Do、 DIのデータを直線
補間したものを補間データとしている。
第55図において、SSは64階調レベルでもって出力
される補間データ(6ピツト)で、ラッチデータとして
使用される画像データDo、D1はそれぞれ64階調レ
ベルをもつことから、補間データSSSとしては、64
X64=4096通りのデータブロックが含まれている
図は、DO=O1D1=Fであるときの、各ステップに
おける直線補間による理論値(小数点5桁)と、実際に
メモリされている補間データSSS。
値を、正傾斜と負傾斜の夫々の場合について示す。
ざて、補間ROM13より出力された補間データSSS
はラッチ回路14でラッチされたのち、出力バッファ3
50に供給される。
出力バッファ350は画像縮小時において画像データが
減少することにより生じる無効データを処理するために
設けられる。ざらに、画像縮小時、縮小画像が記録紙の
中央を基準にして記録できるようにするためである。
第56図は入力バッファ400の一例を示す。
入力バッファ400には一対のラインメモリ401.4
02が設けられ、夫々には1ライン分の画像データDが
供給される。一対のラインメモリ401.402を設け
たのは1ライン分の画像データを交互に供給して、画像
データの書込み及び読み出しをリアルタイムで処理でき
るようにするためである。
ラインメモリ401,402は4096X8ビツトの容
量をもつものが使用される。この容量は、解像度を16
dots/*−としたときで、しかも最大原稿サイズが
84サイズ(横の長ざが256mm)であるときの値で
ある。
ラインメモリ401,402へのデータ書込み時は、書
込みクロックCLK2が使用され、読み出し時は読み出
しクロックRDCLKが使用きれるので、これらクロッ
クはクロック選択用の第1及び第2のスイッチ403,
404を介して夫々のアドレスカウンタ405,406
に供給される。
読み出しクロックRDCLKは拡大倍率指定時に通常時
とは異なる周波数に設定きれる。どのような周波数に設
定するかは指定倍率によって相違する。
第1及び第2のスイッチ403.404は一方のライン
メモリが書込みモードにあるとき、他方のラインメモリ
が読み出しモードとなるように相補的に制御IIされる
。そのためのスイッチコントロール信号としてはタイミ
ング信号発生回路10で生成されたコントロール信号I
HSELが利用される。
この場合、一方はインバータ409によって位相反転さ
れて供給される。コントロール信号lN5ELは2水平
周期を1周期とする矩形波信号である(第72図参照)
。。
ここで、画像拡大時においてもその拡大画像が記録紙の
中央を基準にして記録されるようにするため、拡大処理
時にはその拡大倍率に応じて、書き込み開始タイミング
が制御される。そのため、クロックCLK2はゲート回
路などで構成されたクロック出力制御回路410を介し
て第1及び第2のスイッチ403,404に供給される
制御回路410には書き込み開始タイミングを制御する
ためのプリセットデータPOが供給きれる。
この制御回路410では、クロックCLK2をカウント
してその値がプリセットデータPOに一致したときから
、クロックCLK2が出力されるようになされている。
これによって入力バッファ400へのデータ書き込み量
が制限されるが、その詳細な説明は後述することにする
ラインメモリ401,402からの出力は第3のスイッ
チ40?でその何れかが選択されたのちラッチ回路11
に供給される。そのスイッチング(=号としては上述し
たコントロール信号lN5ELが使用されるものである
第57図は出力バッファ350の一例である。
その構成は入力バッファ400とほぼ同一であるが、拡
大・縮小後の画像データが記憶されるため、ラインメモ
リ351,352は、4096X8ビツトのものが使用
されている。
また、353,354,357は第1〜第3のスイッチ
、355,356はアドレスカウンタ、359はインバ
ータである。
スイッチ選択のためのコントロール信号はタイミング信
号発生回路10で生成きれた信号0UTSEL(第72
図参照)が使用される。
りaツクL CK2は縮小倍率指定時のみ、その周波数
が変更される。クロックPCLKは出力装置70の同期
クロックである。
アドレスカウンタ355,356にはその初期アドレス
を設定するためのアドレス指定データが供給される。そ
のため、図示するように、書き込み開始アドレスデータ
と読み出し開始アドレスデータとが第4及び第5のスイ
ッチ361,362を介して夫々のカウンタ355,3
56に供給きれる。
この場合、スイッチコントロール信号0UTSELによ
って書き込み開始アドレスデータと読み出し開始アドレ
スデータとが1ラインごとに交互に供給きれるように制
御きれる。読み出し開始アドレスは常にOアドレスが指
定され、書き込み開始アドレスは縮小画像が常に中央を
基準にして記録されるようにするため、倍率に応じて自
動的に変更される。詳細は後述する。
書き込み開始アドレスデータ及び読み出し開始アドレス
データは、いづれもシステムコントロール回路(図示せ
ず)より供給される。
ここで、入力バッファ400と出力バッファ350の処
理動作を第58図〜第74図を参照して説明する。
第58図は等倍量の処理動作であって、同図Aの同期ク
ロックCLKIに対して入力バッファ400に供給され
る読み出しクロックRDCLKの周波数は同期クロック
CLKIの周波数と同一である(同図B)。  。
これによって、入力バッファ400からは同図Cに示す
画像データDが読み出され、これが補間ROM13のア
ドレスデータとして供給される。
その結果、同図りのような補間データSSが得られる。
この補間データSSが最終的には、出力バッファ350
に供給されて一時的に記憶される。
この場合、出力バッファ350に供給される書き込みク
ロックLCK2の周波数は同期クロックCLKIの周波
数と同一である。
これに対して、第59図は倍率を2倍に設定したときの
処理動作である。
1倍以上の倍率を設定したときには、入力バッファ40
0への読み出しクロックRDCLKのみ、その周波数が
設定倍率に応じて変更される。
倍率を2倍に設定したときには、同図Aの同期クロック
CL Klに対して入力バッファ400に供給される読
み出しクロックRDCLKの周波数は1/2に落とされ
る(同図B)。
これによって、入力バッファ400からは同図Cに示す
画像データDが読み出され、これが補間ROM13のア
ドレスデータとして供給される。
その結果、同図りのように同期クロックCLK1の1サ
イクルに対して1個の補間データSSが得られる。この
補間データSSが出力バッファ350に供給されて一時
的に記憶される。
この場合、出力バッファ350に供給される書き込みク
ロックLCK2の周波数は同期クロックCLKIの周波
数と同一である(同図E)。
このように、1倍以上の倍率が選択された場合でも、読
出しクロックRDCLKの周波数を下げることによって
拡大処理を行うようにしたから、入力バッファ400に
供給するクロックRDCLK以外は、基本クロックのま
まで処理動作が実行される。
従って、拡大・縮小回路1としては動作速度の速い回路
素子を使用しないでもよい一0 勿論、入力バッファ400でざえも、そのクロック周波
数は等倍量のクロック周波数より低いものであるから、
全ての回路素子は高速動作のものを使用する必要がない
縮小時、例えば画像を0.5倍に縮小する場合には、第
60図に示すように、入力バッファ400への読み出し
クロックRDCLKは同期クロックCLKIと同一であ
る代わりに、出力バッファ350に供給される書き込み
クロックL CK2の周波数が1/2に落とされる。
これによって補間データSSの書き込みタイミングが2
サイクルに1回となるので、余分な画像データが間引か
れて出力バッファ350に記憶されることになる。
なお、拡大・縮小処理動作の詳細は後述することにする
ざて、第54図に示す補間データ選択手段700はデー
タ選択信号の書込み回路710と、データ選択メモリ7
20とで構成される。
データ選択信号の書込み回路710には、倍率により定
まる補間選択データSDと倍率に応じたタイミングでこ
の補間選択データSDが出力されるような制御を行なう
ための処理タイミング信号TDとがブロックごとに格納
されている。
補間選択データSDはその容量が多いことから、その書
込み回路710は大容量のROMが使用される。この場
合、専用のROMを使用することもできるが、システム
コントロール回路に具備された制御プログラム用のRO
Mを使用してもよい。
データ選択メモリ720は補間選択データの書込み回路
710に格納された補間選択データSD。
処理タイミング信号TDのうち、倍率指定に応じたデー
タSD及びTDを書込むために使用される。
従って、実際の画像処理時における補間選択データSD
はこのデータ選択メモリ720に書込まれた補間選択デ
ータが使用される。
このようなことから、データ選択メモリ720としては
、高速で書込み及び読み出しすることができるスタテッ
クRAMなどが使用される。
倍率指定データと倍率セットパルスDSとは夫々書込み
回路710に供給される。
一方、データ選択メモリ720への補間選択データSD
、処理タイミング信号TDの書込み時は、書込み回路7
10例のクロック5ETCLKが利用きれる。
そのため、第54図に示すように、データ選択メモリ7
20側にはクロック選択回路730が設けられて、同期
クロックCLK2と書込み回路710からの書込みクロ
ック5ETCLKとが選択される。  ゛選択されたク
ロックはカウンタ740でカウントされ、その出力がア
ドレスデータとしてデータ選択メモリ720における1
2ビツトのアドレス端子AO〜Allに供給される。
ここで、カウンタ740では、4096クロツク(従っ
て、4096096画素−タ)をカウントしたときにキ
ャリーパルスが発生するように構成される。
キャリーパルスは転送終了信号(書込み終了信号)C3
として使用される(第62図B)。
第61図は書込み回路710の一例を示す。
同図において、711はデータROMであり、これには
第63図、第64図に示すような補間選択データSDと
処理タイミング信号TDが格納されている。
ここで、画像読み取りに先立って、書込み回路、710
に格納された補間選択データSDなどは、外部より倍率
が指定された後においてデータセットパルス(倍率セッ
トパルス)DS(第62図A)に基づきデータROM7
11のデータがデータ選択メモリ720に転送きれる。
データセットパルスDSは第61図に示すコントロール
回路712に供給きれて、第62図Cに示す書込みイネ
ーブル用のコントロール信号ESが生成される。
コントロール信号ESはカウンタ713に供給きれて、
これに供給される発振回路714からのクロック5ET
CLKのカウント状態が制御される(第62図り、E)
コントロール信号ESが°O°°の期間はカウンタ71
3によるアドレスAO〜へ〇及び指定倍率によるアドレ
スA7〜A13に対応する補間選択データSDと、処理
タイミング信号TDがブロック単位(第63図及び第6
4図−点鎖線領域)で繰り返して、1ラインに相当する
4096個のデータがデータ選択メモリに書き込まれる
ここで、第62図F、Hに示すように倍率が160%で
あ4ときには、160クロツク(160画素分のデータ
)、倍率が80%であるときには、100クロツク(1
00画素分のデータ)が繰り返されることになる。
また、データROM711は、アクセスタイムが遅いの
で、通常の読み取り速度より低い周波数のクロックで読
み出される。その書込みタイミングはデータ転送りロッ
ク5ETCLKに同期している。
なお、バッファ回路715は画像読み取り状態において
、データROM711からの信号がデータ選択メモリ7
20及び後述する同期回路750側に悪影響を及ぼざな
いようにするために設けられたものであり、コントロー
ル信号ESが°°0°。
の期間のみ能動状態となる。
コントロール信号ESは、またデータ選択メモリ720
に対する書込み用のイネーブル信号としても利用される
(第54図参照)。
データ選択メモ、す720へのデータ(4096個のデ
ータ)の書込みが終了すると、カウンタ740からの転
送終了信号C8が出力され、これによってデータ書込み
期間が終了する(第62図参照)。
その後、通常の画像処理モードとなりデータ選択メモリ
720から補間選択データSDと処理タイミング信号T
Dとが読み出されて、後段の同期回路750に供給され
る。
カウンタ713はクリヤ信号CLR(同図F)によって
クリヤされるが、このクリヤタイミングは倍率によって
相違する。
なお、縮小倍率のときには第62図参照Hに示すように
なる。同図G、Hは、倍率が80%のときのカウンタ7
13のアドレスデータと、これに供給されるクリヤ信号
CLRとの関係を示す。
処理タイミング信号TDは、上述のように補間データS
Sが存在するときにはl l II、存在しないとき及
びデータを間引くときには°°O°°のように選定され
ている。
第65図は第57図における同期回路750の一例を示
す。
同期回路750は図示するように、複数のラッチ回路7
51〜755と複数のアンドゲート761〜764とで
構成され、補間選択データSDはラッチ回路751,7
52及び755で順次ラッチされる。
一方、処理タイミング信号TDのうちビット1のデータ
はラッチ回路751〜754で順次ラッチされる。これ
に対し、ビットOのデータはラッチ回路751と752
とでラッチされる。
ラッチ回路751〜754には同期クロックCLK2が
、残りのラッチ回路755及びアンドゲート761〜7
64には位相反転された同期クロックCL K2がラッ
チクロックとして供給される。
一方、複数のアンドゲート761〜764にはラッチさ
れた処理タイミング信号TDが供給される。そして、ア
ンドゲート761の出力が入力バッファ400の読み出
しクロックRDCLKとして供給されると共に、アンド
ゲート762の出力がラッチ回路11.12・のラッチ
クロックDLCにとして供給される。
同様に、アンドゲート764の出力が出力バッファ35
0の書き込みクロックLCK2として供給されると共に
、アンドゲート763の出力がラッチ回路14のラッチ
クロックLCKIとして供給される。
ここで、処理タイミング信号TDが°′1゛のときアン
ドゲート761〜764は開となり、°°0°°のとき
閉となる。
同期回路750をこのように構成すると、指定倍率に応
じた周波数をもつ読み出し及び書伊込みクロックを生成
することができる。その具体例を次に説明する。
第66図は160%の倍率に選定したときのタイミング
チャートを示す。
まず、データ選択メモリ720から出力されるデータは
第68図に示すように、全データのうちの4ビツトは補
間選択データSDであり、残り4ビツトのうち、ビット
0は入力バッファ400に対する読み出しクロックRD
CLK及びラッチ回路11.12に対するラッチクロッ
クDLCK用のデータとして使用される。
また、ビット1は出カバ・ツファ350への書き込みク
ロックLCK2とラッチ回路14に対するラッチクロッ
クLCKIとして使用される。ビット2はデータROM
711への繰り返し信号とカウンタ714に対するクリ
ヤ信号CLRとして使用される。ビット3は、この例で
は未使用ビットとなっている。
きて、倍率が160%であるときには、データ選択メモ
リ720から第66図Bに示す補間選択データSDが出
力され、処理タイミング信号TDのビットO及びビット
1としては同図り、Eに示すデータが出力される。
同図B、Cは共に補間選択データSDであって、同図8
はラッチ回路751でラッチする前のタイミングを、同
図Cはラッチ後のタイミングを示す。
従って、次段のラッチ回路752からは同図F〜Hに示
すように夫々が1サイクルだけ遅延された状態で出力さ
れるわ 補間選択データ5DLtざらにラッチ回路755でラッ
チ処理されるので、ざらに1サイクル分だけ遅れるから
、同図Iのようになる。この同図Iに示す補間選択デー
タSDが補間ROM13にアドレスデータとして供給さ
れる。
アンドゲート761,762には同図り、Gに示される
ビット0の処理タイミング信号TDが供給されるので、
これらと逆相の同期クロックCLK2とのアンドをとれ
ば、同国J及びKに示す読み出しクロックRDCLK及
びラッチクロックDLCKが得られる。
また、ラッチ回路753.754ではビット1の処理タ
イミング信号TDがラッチされるものであるから(同図
り、M)、アンドゲート763゜764からは同図N、
Oに示すようなりロックしCK1. L CK2が出力
される。これらのクロックL CK1. L CK2は
互いに逆用のクロックであるが、その周波数は同期りa
ツクCLKIと同一である。
このように、拡大倍率が選択されたときには、入力バッ
ファ400に供給される読み出しクロックRDCLKの
みその周波数が変更されるものである。
第67図は8C5%に縮小するときのタイミングチャー
トである。
この場合には、データ選択メモリ720から同図Bに示
す補間選択データSDが出力され、処理タイミング信号
TDのビットO及びビット1としては同図り、Eに示す
データが出力される。
入力バッファ400に供給される読み出しクロックRD
CLに及びラッチ回路11.12へのラッチクロックD
LCKは同図J、にのようになる。すなわち、これらの
周波数は変化がない。
これに対して、ラッチ回路753.754からは同図り
、Mに示すラッチクロックが出力きれるので、アンドゲ
ート763から同[ff1Nに示すラッチクロックLC
KIが得られることになる。そして、他方のアンドゲー
ト764からは同図Oに示す書き込みクロックLCK2
が得られる。
このように、画像縮小時ば出力バッファ350に対する
書き込みクロックの周波数のみその設定倍率に応じて変
更きれることになる。
ざて、冒頭でも述べたように拡大・縮小処理された画像
を記録紙の中心線立を基準にして記録するには、入力バ
ッファ400の書き込み開始タイミングあるいは出力バ
ッファ350の読み出し開始タイミングを制御すればよ
い。その理由を次に説明する。
上述したように、CCD104,105の最大画像読み
取りサイズが84判で、その解像度が16dots/I
amであるものとした場合、1ライン分のメモリ容量は
4096ビツトとなる。
従って、ラインメモリ401,402及び351.35
2としては、4096ビツトの容量があればよい。
等倍量は4096ビツトの容量のラインデータがそのま
ま出力バッファ350側に供給されたのち、出力装置7
0に供給されることになる。
これに対して、画像拡大時は入力バッファ400の画像
データ量がその倍率に応じて増加し、増加した画像デー
タが出力バッファ350に供給されることになるから、
そのままでは画像データがオーバフローして、必要とす
る画像データを漏れなく出力バッファ350に格納する
ことができないばかりか、中央を基準にして画像を記録
することができない。
原画像を2倍に拡大すると、補間処理によって画像デー
タ量は原画像データの2倍となる。そのため、入力バッ
ファ400に書き込むデータ量を予め1/2に制限する
一方、画像データのうち2048ビツト目ばB4サイズ
における有効水平ライン(有効長)の容量(4096ビ
ツト)の1/2に当り、これは丁度記録画像の中心文に
対応する。
このようなことから、入力画像データのうち1024ビ
ツト目から3072ビツト目までの合計2048ピツト
を、第69図Aに示すように、入力バッファ400の0
アドレスから順次書き込むようにすれば、これを補間処
理してそのデータ量を2倍に増やしても、その全ての画
像データを出力バッファ350に書き込むことができる
(同図B)。
この場合、補間処理後の画像データは第69図Bに示す
ように、画像の中心立を中心として拡大処理されたデー
タであるので、必要とする画像の一部が欠如して記録さ
れるようなことはない。
このようなことから、拡大時には入力バッファ400の
書き込み開始アドレスを設定倍率に応じて制御すれば、
第69図Bに示すように、画像の中心を中心として記録
紙上に記録することができる。
従って、拡大時のプリセットデータPoは、次のように
設定されるものである。
プリセットデータP。
= (4096X拡大倍率−4096) / 2なお、
第70図Cは等倍量の記録例を示す。
縮小処理時は第69図Cに示すように、入力バッファ4
00へのデータ書き込み及び読み出しは等倍量と同様で
あって、0アドレスから書き込み、0アドレスから読み
出される。
そして、0.5倍に画像を縮小した場合には、補間処理
によって1ライン分の画像データは1/2に減少され、
この画像データが出力バッファ350に書と込まれる。
ここで、読み出された画像データをそのまま出力バッフ
ァ350に書き込んでしまうと、同図Eに示すように出
力バッファ350の0アドレスから画像データが書き込
まれ、かつこのOアドレスからの画像データで記録紙の
片側から順次記録されることになるから、画像はオリジ
ナルの左上の部分しか記録されないことになる。
これを避けるには、書き込み開始アドレスを1024ア
ドレス目に設定すればよい(同図D)。
そして、読み出し開始アドレスをOアドレスに設定する
と、1024ビツト目までは空のデータ(白に相当する
)で記録きれていることになるから、記録画像は第70
図Aに示すように記録紙の中心立を中心として縮小画像
が記録されることになる。読み出し開始アドレスはプリ
セットデータPoによって設定される。
従って、出力バッファ350の書き込み開始アドレスは
、 書き込み開始アドレス = (4096−4096X縮小倍率)/2のように設
定されるものである。
このようなことから、拡大・縮小倍率に応じて、入力バ
ッファ400の書き込み開始タイミング(プリセットデ
ータPo)及び出力バッファ350の書き込み開始アド
レスを適宜選定すれば、1ライン分の容量をもつライン
メモリを使用しても中央基準の記録処理を実現すること
ができる。第71図に書き込み開始アドレスデータとプ
リセットデータPoの設定例を示す。
第72図に上述した処理動作の一例を示す。
同1110−Gに示すように、プリセットデータPO及
び書き込み開始アドレスはいづれも、水平同期信号H−
SYHCに同期してセットされる。
入力バッファ400に対する書き込み及び読み出しタイ
ミングを同図り、Eに示す。同様に、出力バッファ35
0に対する書き込み及び読み出しタイミングを同図F、
Gに示す。
コントロール信号lN5EL、 0UTSELは、上述
したように、2水平周期を1周期とする矩形波信号であ
る。
補間処理時の各部における信号のタイミングチャートは
第73図に示すようになる。
C0D104.105から得られるオリジナル画像デー
タを、Do(0) 、 DI(F) 、 C2(F) 
、 C3(0) 、 C4(0)  (カッコ内は各画
像データの階調レベルを示す)とする。
入力バッファ400に読み出しクロックRDCLKが供
給されると、アクセスタイムtl後に画像データDが出
力され(第73図A、B) 、これがラッチクロックD
LCKでラッチされる(同図C)。
ラッチクロックに同期してラッチ回路11からDI(F
)が出力されたときには、ラッチ回路12からはD O
(0)が出力される(同図り、E)。
なお、ラッチクロックDLCKは同期りaツクCLKI
より1サイクルだけ遅れている。
一方、外部で設定した倍率信号によって、補間選択−F
’−夕SD・トシテO; 28 ; 10 ; 38;
・・・ (同図F)が出力きれる。
その結果、補間ROM13からは、画像データDo、D
Iと、補間選択データSDとによって、補間データテー
ブルが参照されて、必要な補間データSS(同図G)が
出力される。従って、補間データSSは、 0 (So) 、 9 (Sa) 、 F (S2) 
、 F (S3) 。
8 (Sa) 、 O(S5) 、 ・・・となる。
読み出された補間データSSはラッチ回路14に順次送
出される(同図H,I)。2値化された補間データSS
は書き込みクロックLCK2によって出力バッファ35
0に書き込まれる(同図J。
K)。
なお、第73図において、t2は補間ROM 13のア
クセスタイム、t3は出力バッファ350アクセスタイ
ムである。
次に、縮小処理について説明するが、第74図は縮小率
が80%のときの信号のタイミングチャートを示す。
画像データの階調レベルは上述した拡大処理の場合と同
じとする。
そして、ラッチ回路11.12から隣接する2つの画像
データ(例えば、画像データDI、 Do)がアドレス
信号として補間ROM13に供給され、外部で設定した
縮小用の倍率(80%)がデータ選択信号書き込み回路
710に供給されることも、上述した拡大処理の場合と
同じである。
縮小処理の場合には、読み出しクロックRDCLにもラ
ッチクロックDLCKも、同期クロックCLK1と同一
周波数であり、入力バッファ400から補間ROM13
までの信号の関係は第74図A〜Fのようになる。
これに対して、ラッチクロックLCKIは同図Gとなる
ため、ラッチ出力は同図Hのようになる。
ここで、書き込みクロックLCK2もラッチクロックL
CKIと同一周波数であるから、出力バッファ350に
は同図■に示すようなデータが書き込まれることになる
上述の実施例において、拡大、縮小の倍率を変更すれば
、補間データ用の選択メモリ720から出力される補間
選択データSDが変り、補間ROM13がそれに応じて
アドレスされて対応する補間データSSが出力されるこ
とは明らかであろう。
ところで、上述では原稿の中央を基準にして画像を読み
取り、記録紙の中央を基準にして画像が記録されるよう
な画像処理装置に適用したが、この発明はこれ以外の画
像処理装置にも適用することができる。
第1に、画像読み取りも、画像記録もともに原稿(記録
紙)の片側を基準にして処理されるものであるときは、
CCD104,105の画像読み取り開始位置と、記録
開始位置(光走査の開始位置、レーザープリンタでは、
レーザービームの記録ビーム開始位置)とが同じである
ので、間層なくこの発明を適用できる。
第2に、画像読み取りが原稿の中央線を基準にして行な
われ、画像記録は記録紙の片側を基準にして処理される
タイプの画像処理装置では、入力バッファ400の読み
出し開始アドレスは次のようになる。
この場合、出力バッファ350のプリセットデータPo
は常に0である。これに対して、読み出し開始アドレス
は倍率信号だけでは決定することができない。原稿のサ
イズによって相違する。
そのため、この種画像処理装置においては、原稿サイズ
を示す指定倍率から読み出し開始アドレスが決定される
第75図Aに示すように、読み取るべき原稿52のサイ
ズがA4判であるときを以下に示す。
上述のように、16dots/mn+であるときには、
A4判の横幅の゛ピット数は、 210mm+ X 16ots/mm = 336.O
ビットであるから、最大読み取り原稿サイズが84判で
あると、第75図のl1g Yに対して倍率を乗じた値
が、入力バッファ400に対する読み出し開始アドレス
となる。
従って、読み出し開始アドレスは、 (4096−3360) /2=368ピットとなる。
任意の倍率における書き込み開始アドレス及びプリセッ
トデータPoの各値を第76図に示す。
ただし、原稿サイズはA4判の場合である。
このように書き込み開始アドレス及びプリセットデータ
Poが倍率に拘らず一定であるのは、片側を基準にして
画像が記録されるからである。
第3に、画体読み取りが第75図已に示すように、片側
を基準にして行なわれ、画像記録は記録紙の中央線立を
基準にして処理されるタイプの画像処理装置では、入力
バッファ400のプリセットデータPo及び出力バッフ
ァ350の書き込み開始アドレスは以下のように定めら
れる。
すなわち、4096>3360X倍率の場合には、書き
込み開始アドルレスが設定され、その逆にわいては、プ
リセットデータPoが設定される。
従って、4096>3360X倍率のとき、書き込み開
始アドレスは、 書き込み開始アドレス ” (40963360X @率)/2このとき、入力
バッファ400のプリセットデータPoはOに設定きれ
る。
これに対して、4096<3360X倍率のとき、プリ
セットデータPoは、 プリセットデータP。
= (3300−4096/倍率)/2である。このと
きの出力バッファ350の書き込み開始アドレスは0と
なる。
その結果、任意の倍率における書き込み開始アドレス及
びプリセットデータPoは第77図に示すような値とな
る。
このように、書き込み開始アドレスあるいはプリセット
データPoは原稿の読み取りあるいは書込み基準に応じ
て変更することもできる。
拡大・縮小回路1には、上述した画像データの他に、領
域信号S及び属性指定信号Pの夫々が供給されるように
構成されている。
これによって、領域信号Sも属性指定信号Pも、共に画
像データと同様な拡大・縮小処理が1@される。
ここで、領域信号Sも属性指定信号Pも、1ビツトの信
号であるから、拡大・縮小処理手段としては次の2つの
手段が考えられる。
第1には、1ビツトの信号(’0IIJ)のうち、「O
」はO〜63レベルの「O」に対応させ、「1イは「6
3」に対応ざiる。すなわち、「o」及び「63」の6
ビツト信号として取り扱う。
こうすることによって、濃度データと同一の信号形態と
なり、濃度データの変倍回路1と同一の回路で拡大・縮
小処理することができる。
第2には、1ビツトの信号であることから、2値画像の
変倍処理方法として周知の最隣接法(SPC法)や、9
分割法などの手段を利用することができる。
このうち、SPC法は、周知のように等倍格子とX倍格
子(Xは外部より指定)との関係で、最も近い格子が変
倍後の格子として使用する処理手段をいう。
こうすることによって、指定倍率に応じて領域信号Sや
属性指定信号Pが拡大・縮小処理され、色マーカで指定
した領域を、指定した倍率で画°像処理することができ
る。
拡大・縮小処理きれた画像データは、次に網かけ処理が
施される。
網かけの具体例は後述するとして、この網かけ処理回路
440は第78図に示すように構成されている。
網かけ処理回路440は網かけ用のパターンROM44
1を有し、その列アドレス及び行アドレスを参照するこ
とによって、必要な網かけ処理のためのデータが読み出
される。
そのため、列カウンタ442及び行カウンタ443が設
けられ、B4サイズに対応した信号によってインクリメ
ントされたカウンタ出力によってROM441の列アド
レスが指定される。同様に、1ペルに同期したクロック
CKでインクリメントされたカウンタ出力によってRO
M441の行アドレスが指定される。
アドレス指定によって得られた網パターンデータは演算
回if@(アンド回路)444において画像データと演
算される。処理後の画像データは網がかかったデータと
なる。
領域信号Sと網かけ指定信号はアンド回路445に供給
され、その出力でROM441のチップセレクトが制御
ざnる。
その結果、第79図に示すように、網かけ指定48号が
得られたときには、その指定領域の間はROM441が
選択きれ、網かけ用の画像データが選択的に出力されて
、網かけ画像が記録されることになる。
ROM441に対するアドレス指定の繰り返しは網パタ
ーンの繰り返し周期で決定きれる。
この例では第80図に示すような8×8の網パターンを
使用した場合であるので、これに対応したアドレス指定
の繰り返しとなる。従って、カウンタ442.443も
8進のカウンタが使用される。
第81図Aは網かけ処理前の原画の波形を示す。
これが網かけ処理されることによって、同図Bに示すよ
うな波形となる。
網パターンは第80図の例に限定きれるものではなく、
また複数のROMを用意して、これを選択するような構
成とすることもできる。
網かけ処理された画像データは、次の処理工程で多値化
される。
従来において、記録画像の閾値を設定するには、操作部
上に設けられたレベル選択釦を操作して閾値を決定して
いた。
ところが、これらのレベル決定はある程度複写装置の操
作に慣れた者でなければ、適正なレベルを1回の操作で
設定することが困難である場合が多い。つまり、従来で
は無駄な試し焼きをすることが多かった。
このような欠点を解消するものとして、自動濃度方式が
案出されている。これは、原稿に対する本走査の前段階
として、ブリスキャンを実行して、濃度情報を得、この
濃度情報に基づき、原稿の閾値を決定するようにしてい
る。
この方式の欠点は、ブリスキャンによって原稿□  の
濃度情報を検出する点にある。これによって、複写を行
なう場合の、最初のコピー時間が長くなり、複写の生産
性がそれ程改善されない点にある。そのため、リアルタ
イムで設定する方式を開発する必要がある。
リアルタイムで原稿の濃度を設定しようとする場合、原
稿の濃度ヒストグラムを作成することが考えられる。
今、濃度情報から第82図に示すような濃度ヒストグラ
ムが得られたとき、この濃度ヒストグラムにおけるピー
ク度数を与えるレベルより多値化の閾値を算出している
。そのため、この手段を採用する場合には、各濃度レベ
ルでの度数をカウントしなければならないから、回路規
模が増大する嫌いがあった。
以下説明する内容は、ブリスキャンなしにリアルタイム
で最適な原稿濃度を、回路規模を大きくすることなく設
定できるようにした自動閾値決定手段600Bを例示す
る。この自動閾値決定手段600Bは多値化回路600
Aに関連して設けられる。
そのポイントは、各走査ラインにおける濃度データのう
ち、最大値DHと最小値DLの各データからライン単位
で閾値を決定するようにしたものである。カラーコピー
では、青、赤、黒の順でコピー動作が行なわれる関係上
、現在記録する色に相当する画素の濃度データをサンプ
リングして、各色ごとにその最大、最小値が算出される
2値化用の閾値Tの算出式の一例を示す。
Ti=ki (DH−DL)+DL ここに、i=青、赤、黒 に=0.1〜0.8までの係数で 好ましくは0.2〜0.6 にの値は色ごとに相違する。ただし、上述した色分離用
のマツプに格納される濃度データの値によっても相違す
ることは明らかである。
例えば、kは黒色で1/2〜1/3、赤及び青色で17
2程度である。
最大あるいは最小値を算出する過程で、ノイズなどが混
入することが考えられるが、そのようなときの対策とし
て、濃度データが急変する場合にはサンプリングしない
で前の濃度データをそのまま使用したり、または前後の
濃度データの平均値を使用したりすることが考えられる
。また、算出された閾値の急変を避けるために、すでに
決定された複数ラインの閾値の平均値を、現ラインの閾
値として使用してもよい。
多値化する場合も、係数kを各々の閾値に対応して選択
すればよいことも明らかであろう。
単色で原画を複写する場合には、係数kが色ごとに異な
る。つまり、原画には黒土体の文字が存在し、これに比
べて少ない頻度で色文字などが存在している。従って、
黒文字に合わせて閾値を決定すると、赤あるいは青に対
しては再現画像中の色文字が飛び気味になってしまう。
色文字に合わせたときには、黒文字がつぶれ気味になっ
てしまう。
これを防止するには、第1図に示すように文字画用の固
定閾値ROM600Dを用意し、手動で色ごとに独立に
閾値を選択できるようにする。そして、多値化時にBB
R信号(スキャンの色指定信号)で色ごとの閾値をアド
レスするように構成される。
この回路においては、各色ごとに独立に7段階の固定閾
値が格納されており、マニュアルで選択される。
自動閾値決定手段600Bの具体例を次に説明しよう。
第83図の例は、上述した閾値算出式より求められる各
色ごとに閾値が格納きれたROMを用意  ′□し、そ
の閾値データを、そのラインの最大及び最小値から選択
するようにした場合である。
同図において、611はこのような閾値が各色ごとに格
納されたROMを示す。濃度データは最大値算出回路6
12と最小値算出回路616とに同時に供給される。
これらは内容的に同一であるので、最大値算出回路61
2の構成について説明する。
現画素の濃度データと、ラッチ回#614でラッチされ
た1画素前の濃度データがスイッチング回路613に供
給される。そして、現画素の濃度データと1画素前の濃
度データがその大小を比較するための比較器615に供
給されてレベルが比較きれ、その比較出力で現画素と1
画素前の各濃度データの何れかが選択きれる。原画素の
濃度データの方が大きいときは、図示のようにその比較
出力で現画素の濃度データが選択される。
このような大小の比較動作が、そのラインのすべての画
素に対して実行されて、そのラインの最大値DHが検出
される。
同様にして、最小値算出回路616においても、比較器
619で得られた最小値を示す比較出力でそのラインの
最小値DLが検出される。
1ライン終了したした時点で得られた最大及び最小値D
I(、DLによって閾値ROM611がアドレスされる
。どの色に関する閾値を選択するかは、この閾値ROM
611に供給されるBBR信号によって決定される。
ここで、ROM611の内容は、画像データをどのよう
に多値化するかによっても相違するが、例えば白、黒、
薄い灰及び濃い灰の4値のデータに変換する場合、出力
閾値としては、以下のように定めることができる。
閾値T1・・・低閾値・・・白1.灰1/3閾値T2・
・・中間値・・・灰1/3.灰2/3閾値T3・・・高
閾値・・・灰2/3.黒1閾値ROM611は第84図
に示すように各色ごとに独立してその閾値データを格納
したROM621〜623を用意し、それらをBBR信
号で選択するように構成してもよい。この場合、BBR
信号をエンコードするエンコーダ624が必要となる。
上述した算出式そのままをリアルタイムで、逐次演算し
て閾値を算出してもよい。第85図はその一例である。
第85図において、上述のようにして検出された最大及
び最小値D)1. DLが減算器625で、(DH−D
L)なる演算がなされ、これが係数kを格納した第1の
ROM626に供給されて、BBR信号によって選択さ
れた係数との掛算処理が実行きれる。掛算処理された出
力ki(DH−DL)と最初値DLが加算器627で加
算処理される。
なお、ノイズ対策として、濃度データに対する平均化回
路などの前処理回路を設けることもできる。算出された
閾値Tiに対して平均化する後処理回路を設けてもよい
同様構成の閾値決定手段600Bが3色XTi(i=3
)だけ設けられる。
上述した算出手段を使用する場合、単色(全黒、−全赤
、全青)でコピーするときは、黒の閾値を用いて他の色
を2値化するようにすればよい。つまり、単色コピーの
ときには、黒コードのみでデータをとり、黒の画像再現
のみを十分に行なうようにする。
写真画像を多値化するときには、専用の閾値が選択され
る。そのため、専用の閾値ROM600Cが設けられる
閾値ROM600Cとしては、例えば4×4゜8×8な
どのデイザマトリックスなどを使用できる。その場合、
閾値ROM600Cのアドレス制御としては、行、列を
指定するカウンタ出力を用いればよい。本例では8×8
のマトリクスを3つ用いて4値化している。
第86図に4値化用のデイザマトリックスの例を示す。
Ti(i=1〜3)は使用する閾値を示す。
文字画像用の閾値と写真画像用の閾値とは外部指定に応
じて選択される。
そのため、第1〜第3のセレクタ600E〜600Gが
設けられると共に、これらに対する制御回路600Hが
設けられる。
第87図はこの制御回路600Hの具体例であって、外
部指定モード、すなわち、文字画像や写真画像が選択さ
れたときには属性指定信号Pによらず、指定されたモー
ドM (Ml、 M2)に関連した閾値力ζ選択される
ことになる。
制御回路600Hはエンコーダ625とその出力Yiと
の論理回路630とで構成され、外部指定モード間と論
理回路630からの出力EOCとDOCとの関係は第8
8図のように規定きれている。
そして、外部よ・り文字画像が選択されたときには、選
択出力EOCによって第1のセレクタ6゜OEが選択さ
れ、写真画像が選択されたときには、選択出力DOCに
よって第2のセレクタ600Fが選択される。
固定閾値が選択されたときには、第1のセレクタ600
Eに代えて、第3のセレクタ600Gが選択されるよう
になされる。その具体例は省略する。
混在画像が選択されたときには、属性指定信号Pの値に
よって第1又は第2のセレクタ600E。
600Fの何れかが、入力画像の内容に応じて自動的に
対応する閾値が選択されることになる。
選択された閾値によって、多値化される。
なお、論理回路630は4個のナンド回路631〜63
4と、2個のインバータ635,636が図示のように
接続されて構成される。
選択された閾値データと網がけ処理回路440より出力
された画像データ(ek度データ)は多値化回路600
Aに供給きれて多値化される。
多値化回路600Aは第89図に示すように、データ比
較器640とエンコーダ641とで構成“され、画像デ
ータが選択閾値データT1〜T3と比較される。
この場合、閾値データT1〜T3のレベルを第90図の
ように設定した場合、入力画像データと、比較出力01
〜C3及びエンコーダ出力Jo、J1との関係は第91
図のように設定される。
従って、このエンコーダ出力JO,Jlによって   
ル−ザピームを変調(PWM変調)すれば、そのときの
記録濃度は白〜黒までの4段階の濃度変化となる。
多値化処理された画像データは第92図に示す中抜ぎ処
理回路470に供給される。
中抜き処理は4ビツト/4ライン分のエツジデータを利
用して中抜きされた画像(文字)を作成するようにして
いる。
そのため、多値化処理された画像データは9ラインメモ
リ459(第1図)に供給きれて、これにより1ライン
、5ライン及び9ライン分だけ夫々遅延される。
遅延された各ラインに関連する画像データが第92図に
示す中抜き処理口#470に供給される。
ここで、画像データとしては4値化きれたデータを例示
する。
そのため、各ラインの4値データ(2ビツトデータ)は
、シフトレジスタなどで構成された遅延素子471〜4
76にて所定ビット数だけ遅延される。そして、4ライ
ン分だけ遅延された4値データを着目ラインの着目画素
の画像データとすると、遅延素子471〜476の各遅
延出力が着目ラインにおける副走査方向と主走査方向の
エツジ検出回路480,490に供給される。
検出回路480,490はいずれも同一に構成され、そ
れは4値データの上位1ビツトに関するエツジ検出用の
論理回路481,482,491゜492の他に、下位
1ビツトに関するエツジ検出用論理回路483,484
,493,494を有する。
上位1ビツトの処理について述べれば、ナンド回路48
1には各ラインにおける4ビツト遅延された上位1ビツ
トのデータa、b、c (その波形を第93図A−Cに
示す。以下同様)が供給きれ、そのナンド出力d(同図
D)と着目ラインにおける4ビツト遅延出力すとがエク
スクルージプルオア回路482において排他的な論理和
がとられる。
その出力をe(第93図E)とすると、この出力eは副
走査方向のエツジ出力となる。
同様に、着目ラインである5ラインの副走査方向におけ
る4ビツト間隔の3つの4値データf。
b、 h (第93図F−H)がナンド回路491に供
給され、そのナンド出力i (同図I)と着目画素の4
値データbとがエックスクルージプルオア回路492に
供給されて、排他的論理和の演算が行なわれる。
従って、その出力j  (R図J)は主走査方向におけ
るエツジ出力となる。
この主及び副走査方向におけるエツジ出力e。
jが着目画素に関するエツジ検出回路495を構成する
一方のナンド回路496に供給されることによって、上
位1ビツトについてのエツジ検出出力k(第93図K)
が得られる。
さて、先に説明した第93図は輪郭(例えば文字)の開
始点でのエツジ検出を説明するための波形である。これ
に対し、第94図は輪郭の中間部でのエツジ検出を説明
するための図であって、このようにある程度の幅のある
輪郭のところでは、同図にのように両側のエツジ部分に
対応して4ビツト幅の検出出力kが得られることになる
画像データの下位1ビツトについても同様なエツジ検出
処理となる。そのためナンド回路483゜493.49
7及びエクスクルージプルオア回路484.494が設
けられている。
さて、エツジ検出出力と着目ラインにおける着目画素(
4とットデータ)の画像データはセレクタ498におい
て、中抜き処理指定の有無によって選択される。
そのため、領域信号Sと中抜き信号のアンド出力である
選択信号C8が得られたとき、エツジ検出出力、つまり
中抜き信号(セレクタ498のp入力)が選択され、そ
れ以外は入力gである通常の画像データが選択されるこ
とになる。
なお、485は4ビツトの遅延素子、486はアンド・
ゲートである。
中抜き処理回路470の出力は第92図の反転回路46
0において反転処理される。
多値記録が4値記録(一般に偶数値記録)である場合に
は、多値データとしては2ビツトあればよい。従って、 のように反転処理される。
そのため、反転回路460は一対のエクスクルージプル
オア回路461,462で構成され、また、領域信号S
と反転信号のアンドゲート463が設けられ、反転信号
が得られたときのみ、中抜き処理され、若しくは無処理
の画像データのビットが反転される。
なお、以上のよ、うな説明した各種の外部指定信号や画
処理信号は第95図に示すように、その全体が24ビツ
トで構成され、夫々のビットに各種の処理信号が割当て
られている。
以上の処理が施された信号はインターフェース回路40
側に供給される。
続いて、このインターフェース回路4oの構成及び動作
を第96図を参照して説明する。
インターフェース回路40ば4値データを受ける第1の
インターフェース41と、これより送出された4値デー
タを受ける第2のインターフェース42とで構成きれる
第1のインターフェース41には、タイミング回路43
から水平及び垂直有効域信号H−VALID。
V−VALIDが供給されると共に、カウンタクロック
回路44から所定周波数(この例では、8 MH,)の
クロックが供給される。
これによって、水平及び垂直有効域信号が生成された期
間のみ、COD駆動クロックに同期して4値データが第
2のインターフェース42に送出されることになる。
カウンタクロック回路44は光学インデックス信号に同
期した主走査側のタイミングクロックを生成している。
第2のインターフェース42は第1のインターフェース
41より送出きれた4値データと、その他の画像データ
とを選択して出力装置70側に送出するようにするため
のインターフェースである。
その他の画像データとは次のような画像データをいう。
第1に、テストパターン発生回路46から得られるテス
トパターン画像データであり、第2に、パッチ回路47
から得られるパッチ画像データであり、第3に、プリン
タコントロール回路45h)ら得られるコントロールデ
ータである。
テストパターン画像データは画像処理の点検時に使用す
るものであり、トナー濃度検出用のパッチ画像データは
パッチ処理時に使用するものである。
テストパターン発生回路46及びパッチ回路47はいづ
れもカウンタクロック回路44のクロックに基づいて駆
動され、これによって第1のインターフェース41から
送出きれた4値データとのタイミング合わせを行なうよ
うにしている。
第2のインターフェース42から出力された4値データ
は出力装置7oに対し、レーザビームの変調信号として
使用されることになる。
第97図は第1のインターフェース41の具体例であっ
て、これには一対のラインメモリ901゜902が使用
される。これはリアルタイムで4値データを処理するた
めである。
一対のラインメモリ901.902には2ラインを1周
則とするイネーブル信号が供給されると共に、夫々アド
レスカウンタ903.904から所定のアドレスデータ
が供給きれる。CKはアドレスカウンタに対するクロッ
クを示す(第92図B)。
イネーブル信号形成回路910は図示するように第1の
アンド回m911が設けられ、これには上述のクロック
CKとこの装置の取り扱うことのできるサイズ信号B4
(この例では、最大サイズを84判とした。第98図A
)が供給されて、第1のアンド出力Al (同図C)が
形成される。
一方、D型フリップフロップ912が設けられ、そのク
ロックとして出力装置70に設けられた偏向器935の
偏向タイミングに同期した1ラインに1回の割合で出力
されるライン信号SH(同図D)が印加される。その結
果、Q及びU端子からは、同図E、Fに示す極性の出力
(Q、Qとして示す)が得られるものとする。
σ出力と第1のアンド出力A1が第1のナンド回路91
3に供給され、Q出力と第1のアンド出力A1とが第2
のナンド回路914に供給され、夫々より出力された第
1及び第2のナンド出力N1、 N2 (同図G、H)
 がラインメモ1J901,902に対するイネーブル
信号として供給される。
従って、各ラインメモリ901.902は1うインごと
に交互に書き込みイネーブル状態となる。
各ラインメモリ901.902の出力は3ステート構成
のゲート回路905.906によってその出力状態が規
制される。そのためのゲート信号形成回路920が設け
られる。
この形成回路920は一対のアンド回路921゜922
とナンド回路923,924とで構成され、Q及びσ出
力と水平有効域信号H−VALID (同図I)とが第
2及び第3のアンド回路921,922に供給されて、
同図J、Kに示すアンド出力A2゜A3が形成される。
そして、次段に設けられた第3及び第4のナンド回路9
23,924にはこれらアンド出力A2.A3の他に、
垂直有効域信号V−VALID (同図L)が共通に供
給され、第3のナンド出力N3 (同図M)がゲート回
路9゛05に、第4のナンド出力N4 (同図N)が他
方のゲート回路906に供給される。
その結果、この場合も、1ラインごとに交互にゲート状
態が制御lされ、第1のインターフェース41からは各
ラインの4値画像データが順次交互に読み出されること
になる。
水平有効域信号H−VALIDと垂直有効域信号V−V
ALIDとによって、水平方向及び垂直方向の有効幅が
決定される。クロックCK、水平有効域信号H−VAL
ID及び垂直有効域信号V−VALIDは何れも、出力
装置70側から供給される。
第99図は出力装置70の周辺回路を示すもので、半導
体レーザ931にはその駆動回路932が設けられ、こ
の駆動回路932に上述した4値データが変調信号とし
て供給されて、この変調信号によりレーザビームが内部
変調される。レーザ駆動回路932は水平及び垂直有効
域区間のみ駆動状態となるように、タイミング回路93
3からの制御信号で制御される。また、このレーザ駆動
回路932にはレーザビームの光量を示す信号が帰還さ
れ、ビームの光量が一定となるようにレーザの駆動が制
′mされる。
8面体のポリゴン935によって偏向されたレーザビー
ムはその走査開始点がインデックスセンサ936によっ
て検出され、これがI/Vアンプ937によって、イン
デックス信号が電圧信号に変換されたのち、このインデ
ックス信号がカウンタクロック回路44などに供給され
て、ライン信号SHが形成きれる・と共に、光学主走査
のタイミングが調節される。
なお、934はポリゴンモータの駆動回路であ−り、そ
のオン、オフ信号はタイミング回路933から供給され
る。
第100図に示す像露光手段はレーザビームスキャナ(
光走査装置)を使用した場合である。
レーザビームスキャナ940は、半導体レーザなとのレ
ーザ931を有し、レーザ931は色分解像(4値デー
タ)に基づいてオン・オフ制御される。レーザ931か
ら出射されたレーザビームはミラー942,943を介
して八面体の回転多面鏡からなるポリゴン935に入射
する。このポリゴン935によってレーザビームが偏向
され、これが結像用のf−θレンズ944を通して像形
成体110の表面に照射される。
945.946は倒れ角補正用のシリンドリカルレンズ
である。
ポリゴン935によってレーザビームは像形成体110
の表面を一定速度で所定の方向aに走査きれることにな
り、このような走査により色分解像に対応した像露光が
なきれることになる。
なお、f−θレンズ944は、像形成体110上でのビ
ーム直径を所定の径にするために使用されるものである
ポリゴン935としては、回転多面鏡に代えてガルバノ
ミラ−1光水晶偏向子などを使用することができる。
以上のようにして作成きれた潜像に対して通常のネガ・
ポジで反転現体により一次画像が感光体上に形成される
。この様子を第101図に示す。
像形成体110上に付着した現像剤によって、この像形
成体110に形成された静電潜像が現像される。
なお、現像時には現像バイアス信号が、現像スリーブ(
図示せず)に印加される。現像バイアス信号は像形成体
110の非露光部の電位とほぼ同電位に選定された直流
成分よりなる。
その結果、現像スリーブ上の現像剤のトナーのみが選択
的に潜像化された像形成体110の表面に移行すること
によってその表面上に付着されて、現像処理が行なわれ
ることになる。
第101図は像形成体110の表面電位の変化を示した
ものであり、帯電極性が正の場合を例にとっている。P
Hは像形成対の露光部、DAは像形成対の非露光部、D
UPは露光部PHに第1の現像で正帯電トナーT1が付
着したため生じた電位の上昇分を示す。
像形成体110は帯電器により一様な帯電が施きれて一
定の正の表面電位Eとなる。
レーザを露光源とする第1像露光が与えられ、露光部P
Hの電位はその光量に応じて低下する。
このようにして形成された静電潜像を、未露光部の表面
電位Eにほぼ等しい正のバイアスを印加された現像装置
が現像する。その結果、正帯電トナーT1が相対的に電
位の低い露光部PHに付着し、第1のトナー像が形成さ
れる。このトナー像が形成された領域は、正帯電トナー
T1が付着したことにより電位がDUPだけ上昇するが
、通常は未露光部DAと同電位にはならない。
次に、第1トナー像が形成された像形成体表面は帯電器
により2回目の帯電が施され、その結果、トナーT1の
有無にかかわらず、均一な表面電位Eとなる。
この像形成体110の表面に第2の像露光が施されて静
電潜像が形成きれる。
上記と同様にしてトナーT1とは異なる色の正帯電トナ
ーT2がの現象が行なわれた第2トナー像が得られる。
以下同様のプロセスを合計3回行なって、像形成体上に
多色トナー像が得られる。これを転写紙Pに転写し、ざ
らにこれを加熱または加圧して定着することにより多色
記録画像データが得られる。
この場合には像形成体の表面に残留するトナー及び電荷
をクリーニングして次の多色像形成体に用いられる。
現像工程は現像剤層が像形成体表面に接触しないように
して行なう。
多色像形成のための潜像の形成方法としては、電子写真
法のほかに多針電極などにより直接像形成体上に電荷を
注入して静電潜像を形成する方法や、磁気ヘッドにより
磁気潜像を形成する方法などを用いることができる。
本装置においては、トナーの摩擦帯電の制御が容易で現
像性が優れ、かつトナーに任意の色を付与できるという
特徴があることから、非磁性トナーと磁性キャリヤとか
らなる2成分現像剤が好ましく用いられる。
上述した各種の装置あるいは回路は、第102図に示す
ように、第1及び第2の制御部200゜250によって
全てコントロールされる。第2の制御部250から説明
する。
第2の制御部250は主として画像読み取り系の制御及
びその周辺機器の制御を司るものであって、251は光
学駆動制御用のマイクロコンピュータ(第2のマイクロ
コンピュータ)であり、本体制御用のマイクロコンピュ
ータ(第1のマイクロコンピュータ)201との間の各
種情報信号の授受はシリアル通信である。また、第1の
マイクロコンピュータ201から送出された光学走査開
始信号は第2のマイクロコンピュータ251の割込端子
に直接供給される。
第2のマイクロコンピュータ251は、基準クロック発
生器254から得られる所定周波数(12MHz)のク
ロックに同期して各種の指令信号が生成される。
第2のマイクロコンピュータ251からは、閾値選択信
号や、カラー記録に際してのBBR信号(色選択信号)
や画像処理指定信号が出力される。
第2のマイクロコンピュータ251からはざらに次のよ
うな制御14M号が出力される。
第1に、CCD104,105の駆動回路をオン、オフ
する制御信号がその電源制御回路(図示せず)に供給さ
れる。第2に、原稿52に必要な光を照射するための光
源85に対する点灯制御回路253に対し、所定の制御
信号が供給される。
第3に、画像読み取り部A側に設けられた可動ミラーユ
ニット (88など)を移動させるためのステッピング
モータ90を駆動する駆動回路252にも制御信号が供
給される。
第2のマイクロクンピユータ251には、光源のホーム
ポジションを示すデータが入力される。
第1のマイクロコンピュータ201は主としてカラー複
写機を制御するためのものである。第103図はカラー
複写機からの入力系及び出力系の一例を示す。
操作・表示部202は、倍率指定、記録位置の指定、記
録色の指定などの各種の入力データがインプットされた
り、その内容などが表示きれる。
表示手段はLEDなとの素子が使用きれる。
紙サイズ検知回路203は、トレーに装填きれ□たカセ
ット用紙のサイズを検知して、これを表示したり、原稿
のサイズに応じて自動的に紙サイズを選択するような場
合に使用される。
ドラムインデックスセンサ220によって像形成体11
0の回転位置が検出され、そのインデックス信号で静電
処理工程のタイミングが制御lされる。
カセットゼロ枚検知センサ221では、カセット内の用
紙が零かどうかが検知される。手差しゼロ枚検知センサ
222は同様に手差しモードにおける手差し用の用紙の
有無が検出される。
トナー濃度検知センサ223では、ドラム110上ある
いは定着後のトナーの濃度が検出される。
また、3個のトナー残量検知センサー224〜226に
よって、各現像器123〜125のトナー残量が夫々個
別に検出され、トナー補給が必要なときには操作部上に
設けられたトナー補給用の表示素子が点灯するように制
御Iされる。
−時停止センサ227はカラー複写機の使用中において
カセットより第2給紙ローラ(図示せず)側に用紙が正
しく給紙きれたかどうかを検出するためのものである。
排紙センサ228は、上述とは逆に定着後の用紙が正し
く外部に排紙されたか否を知るためのものである。
手差しセンサ229は手差し皿がセットされたかどうか
の検出に使用される。セットされていれば自動的に手差
しモードとなる。
以上のような各センサから得られるセンサ出力は第1の
マイクロ、コンピュータ201に取り込まれて、操作・
表示部202上に必要なデータが表示されたり、カラー
複写機の駆動状態が所望のごとく制御される。
カラー複写の場合、赤及び冑の現像用のモータ230の
他に、黒専用のモータ231が設けられ、これらはいづ
れも第1のマイクロコンピュータ201からの指令信号
によって制御される。同様に、主モータ(ドラムモータ
)204はPLL構成の駆動回路205でその駆動状態
が制御されるが、この駆動回路205もまた第1のマイ
クロコンピュータ201からの制御信号によってその駆
動状態が制御されることになる。
カラー現像時には現像中の現像器などに対し、所定の高
圧電圧を印加する必要がある。そのため、帯電用の高圧
電源232、現像用の高圧電源233、転写及び分離用
の高圧電源234、ざらにはトナー受は用の高圧電源2
35が夫々設けられ、必要時にそれらに対して、所定の
高圧電圧が印加されることになる。
なお、237はクリーニングローラ駆動部、238は第
1給紙用ローラの駆動部、239は第2給紙用ローラの
駆動部であり、また236はクリーニング圧着解除用の
モータである。ざらに、240は分離爪の駆動部である
第2給紙ローラは、第1給紙ローラより搬送された用紙
をドラム110上に形成された静電潜像のもとへ搬送す
るために使用きれる。
定着ヒータ208は定着ヒータオン、オフ回路207に
より、第1のマイクロコンピュータ201の制御信号に
したがってコントロールきれる。
定着温度はサーミスタ209によって読み取られ、常時
は適正温度になるように第1のマイクロコンピュータ2
01により制御される。
206はクロック回路(12MHz程度)である。
第1のマイクロコンピュータ201に付随して設けられ
た不揮発性のメモリ210は電源を切つても保存してお
きたいデータを格納しておくのに用いられる。例えば、
トータルカウンタのデータや初期設定値などである。
このように、第1及び第2のマイクロコンピュータ20
1,251では、カラー画像処理に必要な各種のコント
ロールが所定のシーケンスに則って実行される。
続いて、カラー記録における一連の処理を第104図〜
第106図を参照して詳細に説明する。
この実施例では、マルチカラー(冑、赤及び黒の3色)
の記録の他に、外部よりの指定で単色で記録できるよう
になされているので、まず、マルチカラーの記録を第1
04図及び第105図を参照して説明することにする。
第104図及び第105図において、区間F1は装置の
主電源がオンきれてからコピーボタンが操作されるまで
の区間を示す。区間F2は像形成体(以下ドラムという
)の前回転処理の区間である。
区間Iは青現像(記録)区間であり、区間I!は赤現像
区間であり、区間111は熱現像区間である。そして、
区間■は後回転処理の区間である。
また、図中に示した数字はドラムカウンタのカウント値
あるいは後述する前回転カウンタなどの他のカウンタの
カウント値を示す。
主電源がオンすると、ドラムモータ204などの主モー
タが所定の期間だけ回転し、コピーボタンが操作される
と主モータが回転しく第104図D)、ドラム110に
取り付けられた7字状のインデックス素子をそのインデ
ックスセンサ936が検出すると、ドラムカウンタがク
リヤーされる(同図B、C)。以後の処理動作はこのド
ラムカウンタのカウント値を基準にして実行される。区
間I〜■の長き(時間)は等しく、この例では、カウン
ト値が778でドラム110が1回転するようになされ
ている。
前回転区間F2では、そのほぼ中間の時点から前転写ラ
ンプが一定の期間(青現像区間Iの中間の時点まで)点
灯し、カラー現像の前処理が実行される。
青ないし黒までの現像区間に入ると、夫々対応する区間
に現像器123〜125に設けられた現像スリーブが回
転されると共に、これらの回転タイミングに同期して現
像バイアスも立ち上げられる(同図F−K)。
クリーニングブレード127は、前回転区間F2のドラ
ムインデックス信号の立ち上がりに同期して圧着されて
、ドラム110に付着したトナーが除去され(同図L)
、その解除は圧着後ドラム110が1回転した時点に実
施されるが(同図M)、このトナー除去によっても多少
ドラム上にトナーが残ることがあったり、ブレード解除
時にトナーが飛散することもあるので、ブレード解除開
始から若干遅れたタイミングにクリーニングローラが作
動を開始して、このような残量トナーの除去作業が行な
われる(同図N)。
青現像区間Iの直前には第1給紙ローラが回転して記録
用紙が第2給紙ローラ側に搬送される(同図0)。第1
給紙ローラはカセット内にある用紙を搬送するために設
けられたもので、第1の給紙ローラで搬送された用紙は
第2の給紙ローラを駆動することによりドラム110側
に搬送される。
その搬送タイミングは最終露光プロセス区間(図では、
露光プロセスIII )である。(同図P)。
第1給紙ローラによる給紙動作は第2給紙ローラ直前に
設けられた一時停止センサに記録用紙が達すると停止し
、第2給紙ローラが駆動され、記録用紙が通過すると、
そのセンサ出力が零となる(同図S)。
第2給紙ローラの駆動より若干遅れて転写処理が実行さ
れると共に、これに同期して転写時におけるドラム11
0への用紙の巻き付けを防止するため、用紙分離電極に
所定の交流電圧が印加される(同図Q)。
一時停止センサ227が零に立ち下ったのち、現像及び
定着処理が終了することによって、排紙センサ228が
定着後の用紙の排紙状態を検出することになる(同図T
)。
カラー記録の場合、トナーの濃度検出は各現像処理毎に
実現される。濃度検出タイミングは青〜黒の各検出カウ
ンタのカウント値により定められる(同図U2〜U4)
。これらカウンタはいづれも、濃度検出用パッチを書き
始めるタイミングを基準としてリセットきれ、青カウン
タはドラムカウンタのカウント値が706のときリセッ
トされ、リセット後のカウント値が602の時点でトナ
ー濃度が検出される。
同様に、赤カウンタは707のときリセットされ、また
黒カウンタも707のときにリセットされる。
ここで、トナー濃度はある特定の画像領域を参照して検
出される。そのため、同図Zに示す濃度検出用のパッチ
信号(例えば、8X16mmサイズの画像領域に対応し
た画像信号)が利用きれ、これが得られてから所定の期
間経過後にトナー濃度検出用の信号(同図R)が出力さ
れて、その特定領域の画像濃度が検出されるものである
前回転カウンタはコピーオン後最初のドラムインデック
ス信号の入ったタイミングの時点でクリヤーされ、その
カウント値が1266となったときに、前回転処理が終
了する(同図Ul)。
主電源がオンきれると、ポリゴン935を駆動するポリ
ゴンモータ934も同時に駆動され、これによってポリ
ゴン935は常時一定速度で回転駆動されることになる
(同図V)。
画像記録に必要な画像データは次のようなタイミングで
送出される。つまり、青カウンタと同期してビデオゲー
トが“°1°°となり、黒色レーザ書き込み終了と同時
に0゛°となるように設定され(同図W)、ビデオゲー
トが°°1°“の期間のみ画像データが出力装置70側
に送出される。
垂直有効域信号V −VALIDは各現像処理ステップ
において、一定の期間(記録用紙がA4判の場合、カウ
ント値が528となるまでの期間)だけ有効となるよう
に送出される(同図Y)。
なお、出力装置70例の制御回路よりコピー信号が′送
出されると共に(同図AA) 、光学走査のためのスタ
ート信号が出力される。この光学走査信号は°°1°°
から°゛0゛°への立ち下りエツジのときスタート状態
となる(同図BB)。
また、画像読み取り部Bにおいて、画像読み取り手段の
一部である光源を取り付けた可動ミラーユニットを移動
ざ淋るように構成する場合には、この光学系のホームポ
ジションを示すホームポジション信号が各現像処理ステ
ップごとに、出力装置70の制御回路に送出される(同
図CC)。
このホームポジション信号を受け、次の露光プロセスを
行いたいときは、コピーR信号(同図AA)が送出され
る(同図DD)。
以上が、マルチカラーを記録するときの概略を示すタイ
ミングチャートである。
外部で指定した色(1色のみ)で元の画像を記録する場
合には、第106図に示すようなタイミングチャートと
なり、指定された色に関する画像処理が実行され、その
他の色の画像処理ステップは何れも実行されない。
そのため、この単色の画像処理ステップの各動作説明に
ついては、その詳細な説明は割愛する。
ただし、第106図に示す画像処理ステップは黒色(通
常の白黒コピー)で画像を記録するようにした場合であ
る。
次に本装置の操作・表示部202について第107図を
参照して説明する。
(イ)はコピースイッチであり、このスイッチを押下す
ることにより上述したシーケンスで複写動作が行なわれ
る。またこのスイッチの下にはLEDがあり赤LEDが
点灯中にはウオーミングアツプ時を示し、緑LEDの点
灯によって始めてレディー状態をとなる。
(ロ)は複写枚数や自己診断モードの表示または異常状
態やその部位を示す表示部である。7セグメントのLE
Dから構成されており数字でその内容が表示される。
(ハ)はコピー枚数等の設定、自己診断モード動作指示
、複写動作の中断、枚数セットのクリヤー等を行なうキ
ー群である。
例えば、数字キーの4と7を押して電源スィッチをオン
すると自己診断モードに入ることが可能であり、かつこ
の時特定の数字をインプットすることにより、例えば赤
現像器のモータ等を独立して回転することが可能である
このモードからは特定の数字のインプット、または電源
オフ後キ、−を押ざないで電源オンとすることで通常モ
ードに復帰することが可能となる。
また、通常モードでは通常の複写動作が可能であるが、
(し)のキーを用いることにより、データのプリントア
ウト、テストパターンのプリントアウト等の動作が可能
となっている。
例えば、第2のインターフェース42にプリントコント
ローラを結線してプリントモードを選択し、コピーボタ
ンをオンすれば、プリンタコントローラからのデータが
出力きれる。
同様にして、プリントモードを選択後、(ハ)のキーを
用い°°53P+コピー°“とすることによりテストパ
ターンのプリントアウトが可能となる。
またコピー動作中、例えば3色1枚複写で青現像中にス
トップ/クリヤーキーが押されると、青現像終了後に後
回転プロセス動作に移り、この動作終了後初期状態に復
帰する。多数枚複写時でも同様である。
(ニ)はEEモードの解除キーである。このキーを押し
てEEモードを解除した状態で、(ホ)のキーを操作す
ることによって、閾値を手動調整できる。
(ホ)は画像全体の閾値レベルを決定するキーである。
左側のキーを押すと低閾値が選択される。
1回押すことにより7段階のうちノーマル閾値から次の
閾値に離散的に変化する。右側のキーはこの逆の動作を
行なう。
カラーコピーモードとしては、1色モード、2色モード
、3色モードがある。これを指定するのが(マ)と(ミ
)のキー群である。以下説明する。
1色で記録する場合、最初に「モノ」キーを押し、次に
青で記録する時には、(マ)の青キーを、黒で記録する
時には黒キーを押せばよい。赤1色記録の時にも同様で
ある。次に、3色で記録する時には(ミ)のマルヂキー
を押す。この操作のみで3色モードとなり、コピーキー
を押すことにより、青→赤→黒の順に複写が行なわれる
次に、このモードで例えば赤キーを押すことにより赤潰
しのモードつまり2色モードとなり、コピーキーを押す
と、青→黒の順に複写が1行なわれる。
同様に、青キーを押すことにより青消しのモードとなり
、コピーキーを押すことにより、赤→黒の順で複写が行
なわれる。黒キーを押しても同様に赤→青の順となる。
色消しか否かは(マ)のキー中のLEDが点灯中か不点
灯かで容易に区別がつくようになっている。
(チ)は部分的に色変換を行なうことを指示するキーで
、このキーが押きれることにより原稿上のマーカ領域が
検出きれ、上述したブaセスによりマーカで囲まれた黒
色部がマーカ色又は指定色と同一色で記録されることに
なる。
(へ)は変倍処理指定キーである。
「倍率」指定キーで固定/ズーム/111/積の選択を
、「」、「△」キーで倍率等のセットを行なう。
例えば、「倍率」キーで固定を選択した後、「」、「Δ
」キーを押すことによりB5→B4〜B4→B5の拡大
/縮小倍率を選択することが可能である。
またズームを選択した場合には、「」や「Δ」で表示の
LED (す)をみながら倍率を合わせる。
縦/横独立変倍の時も同様である。この場合、固定変倍
にして縦または横の一方の倍率をセット後、他の方向の
倍率をM/横の指定で選び、次に「」、「Δ」で倍率を
セットするようにするとより高速に指定が可能である。
(ヌ)のキーは、全画面/マーカで指定された領域の内
外での画像処理を指定するキーである。
(力)は色消しを指定するキーで、赤、青、黒の内の1
.2色を指定することが可能である。
これらのキーは以下のように用いる。
例−1:マーカ内の領域を青色で網かけを行なう。
「領域」キーでマーカ内を指定し、次に「網かけ」キー
を押す。このとき、キー内のLEDが点灯する。この後
に「青」のキーを押す。同様に、LEDか点灯すること
を確認後、(ミ)の「マルチカラー」を選択し、(イ)
のコピースイッチをオンする。
例−2:マーカ外の赤色を消すとき 「領域」キーでマーカ外を指定し、次に「消去」キーを
押す、次に「赤」キーを押して、(ミ)の「マルチキー
」をオンした後、(イ)のコピースイッチをオンする。
以上のような用い方をすることにより、以下のような画
像処理が可能となる。
(1)色マーカで囲まれた領域内のみを抽出する(第1
08図)。
このとき、特定の色で記録でとる。領域内の色情報のう
ち、特定の色で記録することもできる。
記録色に関しては、以下の処理においても同様である。
(2)色マーカ内だけを消去して記録する(109図)
(3)色マーカ内だけを塗り潰す(第110図)。
(4)色マーカで指定された領域のみを網かけする(第
111図)。
(5)色マーカ内を中抜きする(第112図)。
(6)色マーカ内のみを抽出し、かつ網かけ処理をする
(第113図)。
(7)色マー゛力内のみを抽出し、かつ中抜きする(第
114図)。
(8)色マーカ内を抽出し、かつ反転する(第115図
)。
(9)色マーカ内を抽出し、かつ拡大・縮小処理を行な
う(第116図)。
この他にも、種々の組合せが可能であるが、その説明は
割愛する。
(オ)は複写機の動作状態の表示(ジャム、紙補給、紙
の移動位置光学スキャナートラブル)とトナー補給を指
示するLED表示素子である。
(ル)のキーは画質を切り替えるキーであって、「文字
」若しくは「写真画」が選択されると、対応するROM
600B、600Cに格納された閾値データが選択され
る。
「写真9文字」が選択されると、属性指定信号Pに基づ
いてROM600B、600Cが選択される。
(ワ)のキーは色ごとに閾値(濃度レベJし)を選択す
るキーであAo 本装置では、(ハ)のキースイ・フチ群を使用すれば、
動作確認のための各種動作の指示を11なうことがでと
る。例えば、 イ)6XP:スキャナチエツク 60P+コピー;光源(F L)オンし、スキャナ光学
系は停止、この状態で 1+コピー;FLオンのまま、副走査方向に正規スピー
ドより遅い 速度で光学系のみ移動。但 しコピースイッチをオフす るとFLオンのままその位 置で光学系は停止 2+コピー;1+コピーと同様の機能で光学系の移動は
逆方向 3+コピーiFLオンのまま正規のスキャンを連続的に
行なう(3色 モード) 4+コピー;FLオンのまま正規のスキャンを連続的に
行なう(1色 黒モード) 5+コピーiFLオンのまま正規のスキャンを連続的に
行なう(1色 赤モード) 6+コピー;FLオンのまま正規のスキャンを連続的に
行なう(1色 青モード) 61P+コピー;FLはオフのまま、スキャナは光学系
停止状態のまま、 この状態で1〜6+コピー を押すと上記と同様の動作 となる。
この操作はストップ/クリヤキーを押すことしこより解
除される。また各々の動イ乍時(二〇よ画像データは各
々の回路から出力され信号レベルの確器忍を行なうこと
が可能となる。
口)7XP :プリンタ部チエ・ソク 70P+コピー;ポリゴンモータのみ回転しレーザはオ
ンとなる。イン デックスの信号確認が可能、 この状態で 1+コピー;プリンタコントローラデータの出力 2+コピー;テストパターンデータの出力 3+コピー;バッチデータの出力が可能71P+コピー
;記録部関係のチエツクモード、この状態で 1+コピー;帯電機オン 2+コピー;青現像器モータオン、現像バイアスオン 3+コピー;赤現像器モータオン、現像バイアスオン 4+コピー;黒現像器モータオン、現像バイアスオン 5+コピー;転写極オン 6+コピー;クリーニングブレード圧着7+コピー;ク
リーニングブレード解除8+コピー;クリーニングロー
ラ印加 (電圧) 9+コピー;分離極オン 10+コピー;第1給紙モータオン 11+コピー;第2給紙モータオン 等が行なわれる。この場合上述と同様にストップ/クリ
ヤキーを押すことによりこのモードは解除される。
この例に限らずこのような自己診断チエツクを行なうこ
とが可能であり、市場でのサービスマンの保守の容易化
、または保守に行く前にユーザで前車なチャックを行な
ってもらうことにより、故障への対応がすみやかになる
し発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、カラー画像記
録が可能な装置において、色分解された状態で分解色ご
とに順次記録されることに着目し、各種画像処理及び色
処理を、この記録色順に行なうようにしたものである。
こうすることによって、記録すべき全ての色情報に対し
て、解像度補正処理、変倍処理などの画像処理を行なっ
たり、色変換や色消しなどの色処理を行なえるため1.
信号処理が非常に簡単となる効果を有する。
ざらに、この発明によれば、多値化処理前に諸種の画像
処理を行なうようにしたものである。
これによれば、従来のように回路規模が増大して、装置
のコストアップを招来していた弊害を一掃できると共に
、多値化する前の画像データに対してカラーゴースト補
正、解像度補正などの画像処理を施すことができるから
、画質を劣化させることなく、目的の画像処理を遂行で
きる。そのため、高品質のカラー記録を達成できる実益
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る画像処理装置の一例を示す要部
の系統図、第2図はこの発明に適用できる電子写真式複
写装置の概略構成図、第3図はダイクロイックミラーの
透過率特性図、第4図は発光スペクトル曲線図、第5図
は分光感度特性図、第6図は光源の相対輝度分布を示す
特性図、第7図はシエーデング補正の説明図、第8図は
シェーンデング補正回路の系統図、第9゛図及び第11
図は夫々シェーデング補正動作の説明に供する波形図、
第10図はA/D変換器の構成図、第12図はその動作
説明図、第13図及び第15図は夫々色分離マツプの一
例を示す図、第14図はカラーコードの真理値表、第1
6図及び第17図は夫々カラーゴーストの説明図、第1
8図及び第19図は夫々カラーゴースト発生の説明図、
第20図はCCD取り付は装置の構成図、第21図はそ
の要部の構成図、第22図はその一部断面図、第23図
はカラーゴースト発生の説明図、第24図及び第25図
はカラーゴースト補正の説明図、第26図はカラーゴー
スト補正手段の系統図、第27図〜第29図は線画と写
真画との説明に供する図、第30図及び第31図はカラ
ーゴーストによるMTF劣化の説明図、第32図はMT
Fの一例であるコンボリューションフィルタの系統図、
第33図は領域抽出部の系統図、第34図〜第38図は
その動作説明に供する波形図、第39図は領域抽出回路
の系統図、第40図は色マーカ検出回路の接続図、第4
1図は領域抽出部の接続図、第42図は領域抽出の動作
説明に供する波形図、第43図は領域判定回路の系統図
、第44図〜第47図はその動作説明図、第48図は領
域指定の他の例を示す図、第49図は処理手段の系統図
、第50図及び第51図は色消し指定コードとその処理
内容を示す図、第52図は部分色変換の説明図、第53
図は拡大・縮小処理の説明図、第54図は拡大・縮小回
路の具体例を示す系統図、第55図は拡大・縮小処理時
に使用される補間データの一例を示す図、第56図は入
力バッファの系統図、第57図は出力バッファの系統図
、第58図〜第60図は拡大・縮小処理の動作説明図、
第61図はデータ選択書き込み回路の系統図、第62図
は拡大・縮小処理動作の波形図、第63図及び第64図
は夫々拡大・縮小処理に使用される補間データの数値を
示す図、第65図は同期回路の系統図、第66図及び第
67図は夫々その動作説明に供する波形図、第68図は
データROMの内容を示す図、第69図は人出力バッフ
ァのデータ入出力状態を示す図、第70図は中央基準の
拡大・縮小処理の説明図、第71図は中央基準の記録を
行うときの書き込み開始アドレスのデータの一例を示す
図、第72図はそのときの処理動作の説明に供する波形
図、第73図は画像拡大処理時の動作説明に供する波形
図、第74図は画像縮小処理時の動作説明に供する波形
図、第75図は画像読み取り及び画像記録の他の例を示
す図、第76図及び第77図はそのときに使用する書き
込み開始アドレスとプリセットデータの阻係を示す図、
第78図は網かけ手5段の系統図、第79図はその動作
波形図、第80図は網かけパターンデータの一例を示す
図、第81図は網かけの前後の波形図を示す図、第82
図は濃度ヒストグラムの図、第83図〜第85図は夫々
自動域値決定手段の系統図、第86図はデイザマトリッ
クスの具体例を示す図、第87図はセレクタ制御回路の
系統図、第88図はその論理表を示す図、第89図は多
値化回路の系統図、第90図は閾値レベルを示す図、第
91図は多値化のための論理を示す図、第92図は中抜
き処理回路の系統図、第93図及び第94図はその動作
説明のための波形図、第95図はデータの割当てを示す
図、第96図はインターフェース回路の系統図、第97
図は第1のインターフェースの系統図、第98図はその
動作波形図、第99図は出力装置の系統図、第100図
はレーザビームスキャナの構成図、第101図は現像プ
ロセスの説明図、第102図は第2の制御部の構成図、
第103図は第1の制御部の構成図、第104図〜第1
06図は夫々その動作説明に供する波形図、第107図
は操作・表示部のキー配列状態を示す図、第108図〜
第116図は夫々キー操作処理の説明図、第117図は
従来の説明に供する装置系統図である。 1・・・拡大・縮小処理手段 15A、15B・・・シエーデング補正回路35・・・
色弁別回路 40・・・インターフェース回路 60A、60B・・・A/D変換器 70・・・出力装置 300・・・カラーゴースト補正手段 450・・・解像度補正手段 420・・・抽出などの処理手段 440・・・網かけ手段 460・・・反転手段 500・・・領域抽出手段 600A・・・多値化手段 600B・・・自動域値設定手段 800・・・属性検出回路 特許出願人   コ ニカ 株式会社 第3図 成長 (nm)− 第4図 波過cnm+ 第5図 第6図 第7図 第11 図 第8図 第9図 第10図 、!fffl二ADC 第12図 (Vin>A/Dフルスフ−1)30%以と)(Vrn
=A107+レスy−+v’15%のと!り第13図 第15図 A 第17図 A     [3C →画素ナンバー 2本線パターン 第19図 (〕門カラ刀フーゴースト芭 第20図 第21 図 第22図 第24図 第25図 −−−→主 (%) ←→−−半一。 ?    ? 写真画像  網点画慣  文字画像 A 第33図  B 亦馳+06(Qi) 第35図 現ラインの抽出領域 第37図 第38図 4樽港     ff−’j−A− ≦万:?芥ρ府C絡 第44図 A          [3 #Y−力 1且m LV V 第45図 L    FF:A 77  Q2         
                 、       
     ’L−第47図 第48コ ;j?−f2”’2フ;y、s’+’r第50図 第51図 第52コ N53図 第55図 (正傾斜)            (負傾斜)OFO
O,000000FOO15,00000FOFI  
 O,937501FOI   14.06250  
 FOE2  1.87500  2      FO
213,12500DOF3  2.81250  3
      FO312,18750COF4  3.
75000  4      FO411,25000
BOF5  4.68750  5      FO5
10,3125OAOF6  5.62500  6 
     FOB   9.37500  90F7 
 6.56250  7      FO7・ 8.4
3750  80F8  7.50000  8   
   FO87,5000080F9  8.4375
0  8      FO96;56250  70F
A   9.37500  9      FOA  
 5−62500  60FB   10.31250
   A      FOB   4.68750  
50FC11,25000B      FOC3,7
500040FD   12.18750   CFO
D   2.81250  30FE   13.12
500   D      FOE   1.8750
0  2画像データD0 第58図 第59図 第60図 第61 図 71o:↑−7」艷やミ侑号書込瀝区屓疑に第65図 第68図 データROM711の構成 第69図 第70図 第71図 1− W(4096ビント>−e 第76図 第77図 第78図 第79図 網かけ処理信号  □ “H″ ′0″ 第80図 第81図 A                 B」弓πツ」1
久尤=L 第83図 600Dコ0[1d庚−一’−’81 第86図 24C1412D71 7912EB10A5 F10853914D Tt  11A2006E13 13   D   7  1  2  4−C11B1
1A46813E 3914CF1085 16F1215B30 17 19 21 29 27 22 1C1BICI
E  27 23 20 25 1F  lA24 2
5  it)  IA  18 1E  29 222
0 26 1F  19 1B  ID  28 23
18 1E  29 21 24 25 1D  lA
l6 1B  24 27 2A  20 18 15
2C2E  36 3E  3C37312B31 3
3 3C38353A  34 2F39 3A  3
2 2F  2D  33 3E  37T33B 3
42C2A 2A 30383D3D  37 31 
28 2C2E  36 3B35 3B  34 2
E  30 32 3D  382D  33 3E 
 36 39 3A  32 2F2B  30 39
 3C3F  35 2D  2A第89図 TI  T2  T3 第90図 第91図 第93図 E 工’72ダ九−eンラ咲e           
   ’           。 311.ゎい、k     “ 第94図 K LW海鵠k        ゛ 栗99図 70::l::、+オI 妻ioo図 940 : c −’f′= e’−、x 2’4 ヤ
t第117図 手続補正書 1、事件の表示 昭和63年 特 許 願 第 17690号3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 4、代理人 5、補正命令の日付   昭和  年  月  日(1
)明細書中、第9頁13行r60,61Jをr60A、
60BJと訂正する。 (2)同、第12頁13行「塗り潰し手段」の次に「(
以下、「信号処理手段」という)」を加入する。 (3)同、第13頁10行「解像度補正」を「MTF補
正」と訂正する。 (4)同、第14頁19〜20行「色消指定・・・指定
信号」を下記のように訂正する。 「色消指定信号及び色変換の指定信号(いずれも全面・
部分か及び内・外かの別を含む)」(5)同、第16頁
8行「画処理」を「画像記録処理」と訂正する。 (6)同、同頁13行「(領域信号)」の次に「S」を
加入する。 (7)同、第19頁下から4行’600DEJをr60
0EJと訂正する。 (8)同、第20頁3行、7行及び第178頁11行「
多値化手段」を「多値化回路」と訂正する。 (9)同、第24頁10行r802Jを’801Jと訂
正する。 (10)同、第25頁末行「高電圧」を「高圧電」と訂
正する。 (11)同、第28頁11行「非接」゛を「非接触」と
訂正する。 (12)同、第30頁7行及び第31頁3行「白基準板
」を「標準白色板」と訂正する。 (13) 同、第31頁末行r60ARJ !’ 60
Aには」と訂正する。 (14)同、第33頁6行「補正使用と」を「補正しよ
うと」と訂正する。 (15)同、第34頁4行「60は」をr60A。 60Bは」と訂正する。 (16)同、第35頁10行及び16行「A/Dの」を
mA/D変換の」と訂正する。 (17)同、第36頁19〜20行「黒赤マーカ、・・
・を指定」を「黒、白、赤マーカ、青マーカを指定」と
訂正する。 (18)同、第40頁4行「場合で」を「場合が」と訂
正する。 (19)同、同頁15行及び第54頁1行「補正回路」
を「補正手段」と訂正する。 (20)同、第43頁下から2行「信号取出」を1信号
の取出し」と訂正する。 (21)同、第54頁11行「ゴースト」を「カラーゴ
ースト」と訂正する。 (22)同、第56頁下から5行r340Jを「335
」と訂正する。 (23)同、同頁下から3行「341」をr336Jと
訂正する。 (24)同、同頁末行r342Jをr337.と訂正す
る。 (25)同、第66頁7行「70に・・・と2行」を「
30において1行2列と3行」と訂正する。 (26)同、第67頁下から5行「領域抽出処理回路」
を「領域抽出回路」と訂正する。 (27)同、第80頁8行、第136頁8行、第137
真下から6行及び第138頁下から3〜2行「エクスク
ルージプル」を「エクスクル−シブ」と訂正する。 (28)同、第83頁1行及び下から2行「一致回路」
を「カラーコード一致回路」と訂正する。 (29)同、第87夏9行、第98頁下から4行、第1
00頁6行及び第103頁3行「第54図」を「第54
図A」と訂正する。 (30)同、第89頁下から5行、第90頁11行、1
8〜19行、第91頁3行及び5〜6行「補間データ5
SSJを「補間データSSJと訂正する。 (31)同、第101頁下から1行「八6」を「A7」
と訂正する。 (32)同、第102頁1行rA7〜A13」をrA8
〜A15」と訂正する。 (33)同、第104頁4行「第57図」を「第54図
A」と訂正する。 (34)同、第106頁11行r714Jを「713」
と訂正する。 (35)同、第118頁下から4行’ 16ots/a
m Jを’16dots/am」と訂正する。 (36)同、第119頁下から3行「アドルレス」を「
アドレス」と訂正する。 (37)同、第121頁4行〜第122頁5行「ここで
、・・・することができる。」を下記のように訂正する
。 「 ここで、領域指定信号Sも属性指定信号Pも、1ビ
ツトの信号であるから、画像信号りに対する方法を簡略
化して拡大・縮小を行なうことができる。 一例として、1次元のSPC(最隣接)法を用いた場合
を説明する。SPC法は第54図りに示すように、変倍
(すなわち画素密度変換)された新しい画素の値が、最
も近い元の画素の値になるというものである。これの領
域指定信号Sと属性指定信号Pへの適用を示した図が第
54図B、Cである。ここで、第54図A、B。 Cの間で参照数字に付加されたSまたはPにかかわらず
、同じ数字は同じ機能を有する同じ構成部分を示してい
る。例えばラッチ回路11゜11S、IIPの如くであ
る。 第54図Bおよび第54図Cの回路動作は第54図Aに
示した画像信号りの処理回路の動作と同じである。これ
らの回路に入力される各制御信号やクロッqは共通に使
用されるので、共通部分は図示していない。第54図B
、Cにおける補間ROM、この例では変倍ROM13S
。 13PのROMテーブルは第54図Eに示すような内容
になっている。 このような構成にすることにより、領域指定信号S1属
性指定信号Pを画像信号りと同一の倍率で、かつ画素単
位で並列的に効率よく変倍することができる。制御信号
やクロック信号を共通の回路で発生きせることかできる
ので、回路の規模も簡潔になる。 領域指定信号Sや属性指定信号Pの変倍には、このほか
に新しい画素の値としてそれに近接する元の画素の論理
和をとる方法や、3分割法(2次元における9分割法に
相当)などを用いることもできる。 領域指定信号Sと属性指定信号Pは、ともに画像の領域
を指定する領域制御信号という共通の性質を持っていて
、同様に扱うことができる。」 (38)第122頁下から4〜3行、末行、第123頁
7行、10〜11行及び14行rROMJの前に「網か
けデータ」を加入する。 (39)同、第139頁4行rROMJの前に「閾値」
を加入する。 (40)同、第139頁4行rROMJの前に「係数」
を加入する。 (41)同、第136頁下から5行「エックスクルージ
プル」を「エクスクル−シブ」と訂正する。 (42)同、第139頁4行「以上のような」を1以上
」と訂正する。 (43)同、第147頁8行及び9行「形成対」を「形
成体」と訂正する。 (44)同、第148頁下から6行「P」を削除する。 (45)同、第163頁12行「プリンタ」を「プリン
ト」と訂正する。 (46)同、第172頁13行「チャック」を「チエツ
ク」と訂正する。 (47)同、第175頁12行〜13行「第54図・・
・系統図」を下記のように訂正する。 「第54図A、B及びCは画像信号、領域指定信号及び
属性指定信号に関する拡大・縮小回路の具体例を示す系
統図、第54図りはSF6法の説明図、第54図Eは変
倍ROMテーブルの一例を示す図」 (48)同、第176頁下から7行「網かけ手段」を「
網かけ処理回路」と訂正する。 (49)図面中、第9図、第21図、第54図、第61
図、第68図、第78図、第80図、第89図、第93
図、第94図及び第100図を別紙のように補正する。 以  上 第9図 第21図 仮の座標位置 ■^ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 18オリ
シリル格子点 54図り 第54図E 第61図 710:〒−7刻i便侑号11Δト48豪に/14 第80図 躬パクーンデイ 第93図 E 工、7スウルーシラオ7上刃e         
    ′          □K br;ih、%
h      ’   ′第94図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原画情報を色分解後、複数の色に色分離し、この
    後画像処理領域を指定する領域指定情報、画素毎の色情
    報、色処理指定情報、記録色情報に基づいて色処理が実
    行されると共に、 上記領域指定情報を参照しながら濃度情報に対して画像
    処理を行なうようにしたことを特徴とするカラー画像処
    理装置。
  2. (2)前記色処理後の濃度情報は、記録色順に従って情
    報が処理されることを特徴とする請求項1記載のカラー
    画像処理装置。
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