JPH0666063A - パワーウインドウ駆動制御装置 - Google Patents

パワーウインドウ駆動制御装置

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JPH0666063A
JPH0666063A JP4211175A JP21117592A JPH0666063A JP H0666063 A JPH0666063 A JP H0666063A JP 4211175 A JP4211175 A JP 4211175A JP 21117592 A JP21117592 A JP 21117592A JP H0666063 A JPH0666063 A JP H0666063A
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JP
Japan
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motor
door glass
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switch
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JP4211175A
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Hiromitsu Mizuno
水野  博光
Shuichi Kawase
秀一 川瀬
Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
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Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0851Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load for motors actuating a movable member between two end positions, e.g. detecting an end position or obstruction by overload signal
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H1/00Details of emergency protective circuit arrangements
    • H02H1/04Arrangements for preventing response to transient abnormal conditions, e.g. to lightning or to short duration over voltage or oscillations; Damping the influence of dc component by short circuits in ac networks
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/08Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors
    • H02H7/085Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load
    • H02H7/0854Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for dynamo-electric motors against excessive load responsive to rate of change of current, couple or speed, e.g. anti-kickback protection

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズによる異常電流か異物の挟み込みによ
る異常電流かを応答性よく正確に判断し、モータの不必
要な動作を防止するパワーウインドウ駆動制御装置を得
る。 【構成】 ノイズによるモータの電流波形と実際の異物
挟み込み時のモータの電流波形とを区別し、ノイズによ
るモータの電流波形の変動でしきい値を超えても、モー
タの駆動を停止又は反転させないようにしている。すな
わち、車両の凹凸の激しい路面の走行、路面の凹陥にタ
イヤが落ち込んだ場合及びドアを強く閉めたときに、し
きい値を超えるが、このようなノイズは必ず負側から始
まっており、これに対して実際に異物が挟み込まれた場
合の電流波形の変動は正側から始まっている。従って、
負側から始まる電流波形の変動は全てノイズとして判断
し、例えしきい値を超えても所定時間の間は、モータの
停止又は反転を行わずにキャンセルする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のドアガラスをモ
ータの駆動力によって上下移動させるパワーウインドウ
駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に運転席側にはパワーウインドウス
イッチとして、マニュアルスイッチとオートスイッチと
が併設されている。
【0003】オートスイッチでは、アップ又はダウン側
接点がオンされると、手を離してもモータの駆動は継続
され、全閉又は全開までドアガラスは移動される。ここ
で、ドアガラスが例えば全閉となると窓枠等によって移
動が阻止されるため、モータの駆動電流が増加する。こ
の駆動電流が所定値を超えた場合に、モータの駆動を停
止する構造となっている。
【0004】ところで、ドアガラスの上昇移動軌跡上に
異物が存在している場合にこの異物を挟んだことによる
異常電流を検出し、モータの駆動を停止又は反転させる
ことが考えられている。なお、この場合、全閉時の電流
上昇と区別するため、ドアガラスが全閉近傍であること
を検出する全閉スイッチを設けている場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検出す
るモータ駆動電流は、異物の挟み込み以外に振動(例え
ば、凹凸の激しい路面上の走行や路面の凹陥にタイヤが
落ち込んだとき又はドアを強く閉めた場合等)やエンジ
ンをオンしたときのノイズが原因となって異常電流が発
生し、その変化量が所定値以上となることがある。
【0006】このため、異物の挟み込みがない通常時に
ノイズを異物挟み込みと誤認して、モータの駆動を停止
又は反転させるという不具合がある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ノイズによる
異常電流か異物の挟み込みによる異常電流かを応答性よ
く正確に判断することができ、モータの不必要な動作を
防止することができるパワーウインドウ駆動制御装置を
得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両のドアガラスをモータの駆動力によって上下移
動させるパワーウインドウ駆動制御装置であって、前記
モータの駆動によるドアガラス上昇時の電流を検出する
モータ駆動電流検出手段と、このモータ駆動電流検出手
段で検出された電流値の変化量を演算する電流変化量演
算手段と、前記電流変化量が所定値を超えかつこの変化
量が正である場合に前記モータの駆動を停止又は反転さ
せる駆動制御手段と、を有している。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、モータの駆動
電流をモータ駆動電流検出手段で検出し、この検出され
た駆動電流の変化量を電流変化量演算手段で演算する。
この電流変化量が所定値を超えた場合に異常電流と見な
している。
【0010】ここで、この電流変化量が所定値を超える
原因として、振動(例えば、凹凸の激しい路面上の走行
や路面の凹陥にタイヤが落ち込んだとき又はドアを強く
閉めた場合等)やエンジンをオンしたときのノイズが挙
げられる。
【0011】しかし、ノイズによる異常電流の微分波形
特性は、図4の矢印A、図5の矢印B及び図6の矢印C
に見られるようにスタート時は負側に変動(変化量が
負)している。これに対し、異物の挟み込み時の異常電
流の波形特性は、図3に示される如く、スタート時は正
側に変動(変化量が正)している。
【0012】このため、請求項1に記載の発明では、異
常電流を検出した場合に、その変化量が正か負かを判断
し、正の場合は異物の挟み込みによる異常電流と判断し
て駆動制御手段によってモータの駆動を停止又は反転さ
せる。また、負の場合には、検出された異常電流がノイ
ズであると判断し、キャンセルすることができる。この
ため、異物の挟み込みによる異常電流のみを正確に検出
することができる。
【0013】なお、キャンセルされるノイズは所定時間
継続されることが多いため、この所定時間は継続してキ
ャンセルするようにしてもよい。
【0014】
【実施例】図1には、本実施例に係るパワーウインドウ
駆動制御装置10の回路図が示されている。
【0015】パワーウインドウ駆動用のモータ12の両
端はそれぞれ第1及び第2のリレー回路14、16(2
接点)のコモン端子14A、16Aに接続されている。
第1のリレー回路14は、ドアガラス上昇用とされ、第
1接点14Bは微小抵抗(約10mΩ)18を介してア
ースされている。また、第2接点14Cは電源線20に
接続されている。この第1のリレー回路14は、第1の
コイル22が非励磁の場合には、第1接点14B側に切
り換わっており、第1のコイル22が励磁されると、第
2接点14C側に切り換わるようになっている。
【0016】一方、第2のリレー回路16は、ドアガラ
ス下降用とされ、第1接点16Bは前記微小抵抗18を
介してアースされている。また、第2接点16Cは電源
線20に接続されている。この第2のリレー回路16
は、第2のコイル24が非励磁の場合には、第1接点1
6B側に切り換わっており、第2のコイル24が励磁さ
れると、第2の接点16Cに切り換わるようになってい
る。
【0017】第1及び第2のコイル22、24はそれぞ
れ一端が電源線20に接続され、他端は、それぞれNP
N型の第1及び第2のトランジスタ26、28のコレク
タ端子26C、28Cに接続されている。
【0018】ここで、第1のコイル22と第1のトラン
ジスタ26との間には、ドアガラスの手動上昇用スイッ
チ30の一端が接続されており、他端はアースされてい
る。従って、この手動上昇用スイッチ30をオンするこ
とにより、第1のコイル22は励磁され、第1のリレー
回路14が第2接点14Cに切り換わり、モータ12を
正転させてドアガラスを上昇させることができる。
【0019】また、第2のコイル24と第2のトランジ
スタ28との間には、ドアガラスの手動下降用スイッチ
32の一端が接続されており、他端はアースされてい
る。従って、この手動下降用スイッチ32をオンするこ
とにより、第2のコイル24は励磁され、第2のリレー
回路16が第2接点16Cに切り換わり、モータ12を
逆転させてドアガラスを下降させることができる。
【0020】前記2個のトランジスタ26、28のエミ
ッタ端子26E、28Eはそれぞれアースされており、
ベース端子26B、28Bはコントローラ33に入力さ
れている。コントローラ33では、それぞれのベース端
子26B、28Bに所定の信号を出力することができる
ようになっており、この信号の出力でトランジスタ2
6、28はコレクタ端子26C、28Cからエミッタ端
子26E、28Eへ電流が流れ、オン状態とすることが
できる。すなわち、前記手動上昇用及び手動下降用スイ
ッチ30、32の機能と同等の役目を有する。
【0021】前記微小抵抗18の電源線20側端部から
はモータ電流検出用の信号線34が分岐されている。こ
の信号線34は、抵抗36、38を介してアンプ40の
非反転入力端子40Aに接続されている。なお、抵抗3
6と抵抗38との間には、電解コンデンサ42の一端が
接続され、他端がアースされており、フィルタ部44を
構成している。このアンプ40の反転入力端子40Bは
抵抗46を介してアースされている。また、アンプ40
の出力端子40Cからは、フィードバック抵抗48を介
して反転入力端子40Bに接続され、増幅回路部50を
構成している。
【0022】さらに、アンプ40の出力端子40Cは、
コンデンサ52、抵抗54を介してコントローラ33に
接続されている。このコンデンサ52、抵抗62によっ
て微分回路部60が構成されるため、コントローラ33
には、モータ12の駆動電流の微分波形が入力されるこ
とになる。
【0023】また、出力端子40Cには直接コントロー
ラ33に接続される信号線も接続され、電流値が入力さ
れるようになっている。
【0024】コントローラ33は、CPU88、RAM
90、ROM92、入出力ポート94及びこれらを接続
するデータバスやコントロールバス等のバス96で構成
されている。
【0025】コントローラ33には、モータ12の駆動
電流及びこの駆動電流の微分波形がA/Dコンバータ9
8を介して入力されている。また、入出力ポート94か
らは、前記トランジスタ26、28をオンさせるための
信号が出力されるようになっている。
【0026】また、入出力ポート94には、ドアガラス
の自動上昇及び下降を指示するオート信号が入力されて
いる。このオート信号は、電源線20から抵抗93及び
ノーマリオープン型のオートスイッチ95を介してアー
ス接地された信号線における抵抗93とオートスイッチ
95との間から分岐する分岐線97によって入力される
ようになっている。すなわち、オートスイッチ95がオ
ン状態の場合(操作時)は分岐線97には電流が流れ
ず、オートスイッチ95がオフ(非操作時)されると、
所定の電流が入力される。オートスイッチ95は、前記
手動上昇用及び手動下降用スイッチ30、32と機械的
に連動されており、例えば、手動上昇用スイッチ30の
操作量が小さいと手動上昇用スイッチ30がオン、オー
トスイッチ95がオフとなり、操作量が大きいと両方共
オンとなる構成となっている。
【0027】コントローラ33では、オートスイッチ9
5が一旦オンされると、トランジスタ26、28へ常時
オン信号を出力するように制御している。これにより、
操作者がスイッチから手を離しても、ドアガラスの上昇
又は下降を継続させることができる。
【0028】RAM90には、A/Dコンバータ98か
ら入力されるモータ電流値と比較するためのしきい値が
記憶されており、CPU88では入力信号がこのしきい
値(電流値)と比較され、入力信号が大きいと判断され
た場合(規定以上の電流)はドアガラスが全閉又は全開
と判断され、トランジスタ26、28へのオン信号出力
を中止するようになっている。
【0029】また、ドアガラスの上昇中に異物等が挟み
込まれた場合はモータ12の駆動電流の電流変化量がし
きい値(電流変化量)と比較され、入力信号が大きいと
判断された場合、第1のトランジスタ26へのオン信号
出力が中止されるようになっている。
【0030】ここで、しきい値(電流変化量)と比較さ
れる微分波形は、車両の振動ノイズやエンジンノイズに
起因するノイズも含まれている。このようなノイズは前
記しきい値を超えることがあり、このノイズを異物等の
挟み込みによるものとして判断すると、モータ12の駆
動が停止又は反転するということが起こり得る。
【0031】そこで、本実施例では、上記ノイズによる
モータの電流変動と実際の異物挟み込み時のモータの電
流変動とを区別し、ノイズによるモータの電流変動でし
きい値(電流変化量)を超えても、モータ12の駆動を
停止又は反転させないようにしている。
【0032】例えば、図4に示される如く、車両の凹凸
の激しい路面を走行すると、図4の矢印Aで示した部分
において、電流波形の変動が激しい。また、図6に示さ
れるように路面に大きな凹陥があり、この凹陥にタイヤ
が落ち込んだ場合(図6の矢印C部参照)にも変動が激
しい、図5に示されるようにドアを強く閉めたときにも
同様の電流波形の変動がある(図5の矢印B参照)。
【0033】しかし、この図4乃至図6の特性によれ
ば、ノイズによるモータ電流変化量は必ず負側から始ま
っており、これに対して図3に示される如く、実際に異
物が挟み込まれた場合のモータ電流変化量は正から始ま
っている。
【0034】従って、負から始まる電流変化量は全てノ
イズとして判断し、例えしきい値を超えても所定時間の
間(例えば数100msec)は、モータ12の停止又
は反転を行わずにキャンセルするようにしている。
【0035】以下に本実施例の作用を説明する。まず、
手動でドアガラスを上昇させる場合には、手動上昇用ス
イッチ30を小さい操作量で操作することにより、第1
のコイル22が励磁され、第1のリレー回路14が第2
接点14Cに切り換わる。このとき、第2のリレー回路
16は、第1接点16B側に切り換わっているため、モ
ータ12は正転する。これにより、ドアガラスは上昇す
る。所望の位置で手動上昇用スイッチ30の操作を中止
すると、モータ12の駆動は停止され、ドアガラスの上
昇は停止する。
【0036】一方、ドアガラスを下降させる場合には、
手動下降用スイッチ32を操作することにより、第2の
コイルが励磁されて第2のリレー回路16が第2接点1
6C側に切り換わるため、モータ12は逆転されドアガ
ラスは下降される。
【0037】次に、手動上昇用スイッチ30を大きい操
作量で操作すると、この手動上昇用スイッチ30と共に
オートスイッチ95もオンとなる。以下、図2のフロー
チャートに従い、オートスイッチ95がオンとなった場
合の処理手順を説明する。
【0038】ステップ100でオートスイッチ95のオ
ンが確認されると、ステップ102へ移行してドアガラ
スが上昇中か下降中かを判別し、ステップ104では、
この判別された側に対応するトランジスタ26又は28
へオン信号を出力する。これにより、手動上昇スイッチ
30又は手動下降スイッチ32から手を離してもそれぞ
れに対応する第1又は第2のコイル22、24への励磁
が継続され、ドアガラスの移動を継続することができ
る。
【0039】次のステップ105では、ブランキング期
間か否かが判断される。これは、スイッチオン時は突入
電流によって、しきい値(電流値)を超えてしまい誤検
出することがあるため、スイッチオン時から一定期間は
比較しないようにしている。ステップ105でブランキ
ング期間を過ぎたと判断されると、ステップ106へ移
行してモータ12の駆動電流の電流変化量を取り込み、
次いでステップ108でRAM90に予め記憶されたし
きい値が読み出される。次のステップ110で取り込ま
れた電流変化量がしきい値を超えたか否かが判断され、
否定判定の場合はそのままオン信号の出力が継続され、
ステップ106へ移行して次の電流変化量を取り込み、
以下、ステップ106、108、110を繰り返す。こ
こで、ステップ110でしきい値を超えたと判断される
と、ステップ112へ移行して、前記取り込んだ電流変
化量が負から始まっているか否かが判断され、肯定判定
された場合は、図4乃至図6に示されような、車両の凹
凸路面の走行、路面凹陥へのタイヤの落ち込み或いはド
アを強く閉めたこと又はエンジンをオンしたことによる
ノイズであると判断され、ステップ106へ移行し、異
物挟み込みのための動作をキャンセルする。ステップ1
13では、所定時間(例えば数100msec)を経過
したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ1
06へ移行する。
【0040】これにより、上記ノイズにより発生した電
流変化量がしきい値を超えたとしても、異物挟み込みと
誤判断することがなく、通常の動作を継続させることが
できる。
【0041】ステップ112において、否定判定、すな
わち電流変化量が正から始まっている場合は、実際の異
物が挟み込まれた波形(図3参照)或いはドアガラスが
全閉であると判断され、ステップ114へ移行してオン
信号の出力を停止させステップ100へ移行する。
【0042】このように、本実施例では、検出された駆
動電流の電流変化量がしきい値を超えた場合に異常電流
と判断する前に、この異常電流の原因が実際に異物挟み
込みであるのか、ノイズが原因であるかを、電流変化量
の正又は負によって判断するようにしたため、ノイズと
異物の挟み込みとを明確に区別することができる。
【0043】なお、本実施例では、異物等の挟み込みで
モータ12の駆動を停止させるようにしたが、所定時間
反転(逆転)させるようにしてもよい。この場合、全閉
での電流上昇と区別するため、全閉センサを設ける必要
がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るパワーウ
インドウ駆動制御装置は、ノイズによる異常電流か異物
の挟み込みによる異常電流かを応答性よく正確に判断す
ることができ、モータの不必要な動作を防止することが
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るパワーウインドウ駆動制御装置
の回路図である。
【図2】制御フローチャートである。
【図3】パワーウインドウ駆動制御装置の駆動電流(異
物挟み込み)を示す特性図である。
【図4】ドアガラス上昇中に車両が凹凸の激しい路面を
走行した場合のモータ電流波形特性図である。
【図5】ドアガラス上昇中にドアを強く閉めた場合のモ
ータ電流波形特性図である。
【図6】ドアガラス上昇中に車両の路面の凹陥に落ち込
んだときのモータ電流波形特性図である。
【符号の説明】
10 パワーウインドウ駆動制御装置 12 モータ 33 コントローラ 60 微分回路部 95 オートスイッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】しかし、ノイズによる異常電流の波形特性
は、図4の矢印A、図5の矢印B及び図6の矢印Cに見
られるようにスタート時は負側に変動(変化量が負)し
ている。これに対し、異物の挟み込み時の異常電流の波
形特性は、図3に示される如く、スタート時は正側に変
動(変化量が正)している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアガラスをモータの駆動力によ
    って上下移動させるパワーウインドウ駆動制御装置であ
    って、前記モータの駆動によるドアガラス上昇時の電流
    を検出するモータ駆動電流検出手段と、このモータ駆動
    電流検出手段で検出された電流値の変化量を演算する電
    流変化量演算手段と、前記電流変化量が所定値を超えか
    つこの変化量の傾きが正である場合に前記モータの駆動
    を停止又は反転させる駆動制御手段と、を有するパワー
    ウインドウ駆動制御装置。
JP4211175A 1992-08-07 1992-08-07 パワーウインドウ駆動制御装置 Pending JPH0666063A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211175A JPH0666063A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 パワーウインドウ駆動制御装置
EP93112535A EP0582966B1 (en) 1992-08-07 1993-08-05 Apparatus for controlling driving of power window system
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US08/608,037 US5663620A (en) 1992-08-07 1996-02-28 Apparatus for controlling driving of power window system

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211175A JPH0666063A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 パワーウインドウ駆動制御装置

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ID=16601656

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Country Status (4)

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US (1) US5663620A (ja)
EP (1) EP0582966B1 (ja)
JP (1) JPH0666063A (ja)
DE (1) DE69327141T2 (ja)

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