JP2007014057A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータ駆動によって移動物を連続動作(一連動作)させるモータ制御装置において、連続動作中は動作途中で停止させることなくモータの焼損を防止することができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】 電力供給されることによって作動するモータ20と、モータ20を駆動制御してモータ20に連続動作を行わせる制御部3と、を備えたパワーウインドウ装置1であって、制御部3は、モータ20へ電力供給する駆動回路32と、モータ20の推定温度を算出する推定温度算出手段(コントローラ31)と、推定温度が予め設定された再作動禁止温度領域の温度に含まれる場合に、モータ20の作動停止中には駆動回路32がモータ20へ電力供給することを禁止する一方、モータ20の連続動作中には連続動作終了まで駆動回路32がモータへ電力供給することを許容する再作動禁止手段(コントローラ31)とを備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明はモータ制御装置に係り、特に所定時間継続する連続動作(一連動作)を行うモータ制御装置に関する。
従来、モータにはバイメタルやPTCといった保護素子が内蔵されている。モータ作動時にモータが異常発熱した場合には、この保護素子がある条件(素子温度,素子抵抗等)を満たして電気回路が遮断され、モータへの通電が停止される。これにより、モータが焼損してしまうことを防止することができる。
しかしながら、上記保護素子をモータ近傍に配設すると、モータ体格が大きくなって装置全体が大型化してしまう。このため、特許文献1に記載の技術では、上記保護素子を設けることなく、モータを駆動制御する制御部が、モータに印加している電圧の大きさおよび印加時間と、前回の推定温度値から、モータの推定温度を算出するように構成している。
特許文献1に記載の技術によれば、推定温度が所定の過熱保護温度以上になったときには、モータ駆動が停止される。そして、推定温度が過熱保護解除温度値になるまで、この停止状態が維持される。
特開平11−164472号公報(第3−4頁)
しかしながら、上記保護素子を用いてモータの焼損を防止する場合、保護素子がある条件を満たしてしまうと、強制的にモータ駆動が停止されてしまう。また、特許文献1の技術においても、推定温度が過熱保護温度以上になったときには、強制的にモータ駆動が停止されてしまう。
したがって、例えばパワーウインドウ装置が自動モードで閉方向へ作動しているときにモータが強制停止されると、ウインドウが閉まり切る前に半開位置で止まってしまう。すなわち、全閉位置までウインドウが移動するという連続動作(一連動作)が完了しないままに作動が停止してしまうという不都合があった。
この場合、乗員はウインドウを閉め切って駐車したつもりであっても、実際はウインドウが半開したままとなっているという不都合が生じる。また、挟み込み防止機能付きのパワーウインドウ装置の場合、挟み込み時にモータが強制停止してしまうと、手等が挟まれたままになってしまうおそれがある。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、モータ駆動によって移動体を連続動作(一連動作)させるモータ制御装置において、連続動作中は動作途中でモータを停止させることなく連続動作を完了させる共に、モータの焼損を防止することができるモータ制御装置を提供することにある。
前記課題は、本発明によれば、電力供給されることによって作動するモータと、該モータを駆動制御して該モータに所定時間を要する連続動作を行わせる制御部と、を備えたモータ制御装置であって、前記制御部は、前記モータへ電力供給する駆動手段と、前記モータの推定温度を算出する推定温度算出手段と、前記推定温度が予め設定された再作動禁止温度領域の温度に含まれる場合に、前記モータの作動停止中には前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを禁止する一方、前記モータの連続動作中には該連続動作終了まで前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容する再作動禁止手段と、を備えることにより解決される。
このように本発明では、推定温度検出手段によって算出されたモータの推定温度が、再作動禁止温度領域に含まれる場合、再作動禁止手段は、モータ停止中は再作動させないが、モータの一連動作中はこの一連動作が完了するまでモータへの電力供給を継続させる。これにより、モータ駆動による一連動作が開始されると、確実に一連動作を完了させることができる。また、再作動禁止温度領域では再作動を禁止することによって、モータ焼損を確実に回避することができる。
また、前記再作動禁止温度領域よりも低い温度領域に作動許可温度領域が設定され、前記再作動禁止手段は、前記推定温度が前記作動許可温度領域の温度である場合には、前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容すると好適である。このように構成することにより、作動許可温度領域では確実にモータ動作を完了させることができる。
また、前記再作動禁止温度領域よりも高い温度領域に作動禁止温度領域が設定され、前記再作動禁止手段は、前記推定温度が前記作動禁止温度領域の温度である場合には、前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを禁止すると好適である。このように構成することにより、作動禁止温度領域では強制的にモータ動作を停止させることによって、モータ焼損を確実に回避することができる。
また、前記制御部は、連続動作中に前記モータの作動が妨げられる異常を検出したときに、前記モータを前記異常検出前と逆方向へ作動させるように前記駆動手段に電力供給させる反転作動手段を備え、前記再作動禁止手段は、前記反転作動手段によって前記モータが異常検出前と逆方向へ作動するときには、前記推定温度が前記再作動禁止温度領域の温度であっても前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容すると好適である。
このように構成することにより、再作動禁止温度領域であっても、モータによって駆動される移動物等に挟み込みが発生した場合には、異物解除のための反転動作を確実に行うことができる。これにより、異物が挟み込まれたまま放置されることを回避することができる。
前記課題は、本発明によれば、電力供給されることによって作動するモータと、該モータを駆動制御して該モータに所定時間を要する連続動作を行わせる制御部と、を備えたモータ制御装置であって、前記制御部は、前記モータへ電力供給する駆動手段と、前記モータの推定温度を算出する推定温度算出手段と、前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容または禁止する作動許容禁止手段と、を備え、前記推定温度には、前記モータを作動または停止させるために、第1のしきい値と、該第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値が設定され、前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第1のしきい値以上で前記第2のしきい値未満のときは、前記モータの作動停止中には前記駆動手段の電力供給を禁止する一方、前記モータの連続動作中には該連続動作終了まで前記駆動手段の電力供給を許容することにより解決される。
このように本発明では、巻線推定温度によるモータ作動を第1のしきい値と第2のしきい値によって細かく設定することができる。推定温度検出手段によって算出されたモータの推定温度が、第1のしきい値と第2のしきい値との間にある場合、作動許容禁止手段は、モータ停止中は再作動させないが、モータの一連動作中はこの一連動作が完了するまでモータへの電力供給を継続させる。これにより、モータ駆動による一連動作が開始されると、確実に一連動作を完了させることができる。また、第1のしきい値と第2のしきい値との間では、再作動を禁止することによって、モータ焼損を確実に回避することができる。
また、前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第1のしきい値未満のときは前記駆動手段の電力供給を許容すると好適である。このように構成することにより、第1のしきい値未満では確実にモータ動作を完了させることができる。
また、前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第2のしきい値以上のときは前記駆動手段の電力供給を禁止すると好適である。このように構成することにより、第2のしきい値以上では強制的にモータ動作を停止させることにより、モータ焼損を確実に回避することができる。
また、前記制御部は、連続動作中に前記モータの作動が妨げられる異常を検出したときに、前記モータを前記異常検出前と逆方向へ作動させるように前記駆動手段に電力供給させる反転作動手段を備え、前記作動許容禁止手段は、前記反転作動手段によって前記モータが異常検出前と逆方向へ作動するときには、前記推定温度が前記第1のしきい値以上で前記第2のしきい値未満であっても前記駆動手段の電力供給を許容すると好適である。
このように構成することにより、推定温度が第1のしきい値と第2のしきい値の間にあっても、モータによって駆動される移動物等に挟み込みが発生した場合には、異物解除のための反転動作を確実に行うことができる。これにより、異物が挟み込まれたまま放置されることを回避することができる。
本発明のモータ制御装置によれば、モータの再作動は禁止されるが、モータが既に一連動作を継続して行っているときにはこの継続動作を許容する温度領域が設定されたので、再作動によってモータが焼損してしまうことを確実に防止することができると共に、一連動作中に動作完了しないまま動作途中で停止してしまうことを防止することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する構成、手順等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
図1〜図5は本発明の一実施形態に係るものであり、図1はパワーウインドウ装置の説明図、図2は図1のパワーウインドウ装置の電気構成図、図3はパワーウインドウ装置の動作と巻線推定温度の関係の説明図、図4はコントローラの一連動作時の処理フロー、図5はコントローラの一連動作時の処理フローである。
以下に本発明をパワーウインドウ装置に適用した一実施形態について説明する。
図1に本例のパワーウインドウ装置1(以下、「装置1」という)の説明図、図2にその電気構成図を示す。本例のパワーウインドウ装置1は、車両のドア10に配設される移動部材としてのウインドウガラス11をモータ20の回転駆動により昇降(開閉)作動させるものである。パワーウインドウ装置1は、ウインドウガラス11を開閉駆動する昇降機構2と、昇降機構2の作動を制御するための制御部3と、乗員が作動を指令するための操作スイッチ4を主要構成要素としている。
本例では、ウインドウガラス11は不図示のレールに沿って上方の全閉位置と下方の全開位置との間を昇降動作する。
本例の昇降機構2は、ドア10に固定された減速機構を有するモータ20と、モータ20に駆動される扇形状のギヤ21aを備えた昇降アーム21と、昇降アーム21とクロスして枢支される従動アーム22と、ドア10に固定された固定チャンネル23およびウインドウガラス11と一体のガラス側チャンネル24とを主要構成要素としている。
本例のモータ20は、制御部3から電力供給を受けることにより、回転子の巻線20aに通電され、これにより回転子とマグネットを有する固定子との間で磁気吸引作用が生じて回転子が正逆回転するように構成されている。本例の昇降機構2では、モータ20の回動に応じて昇降アーム21および従動アーム22が揺動すると、これらの各端部がチャンネル23,24により摺動規制を受け、Xリンクとして駆動し、ウインドウガラス11を昇降作動させる。
本例のモータ20には、回転検出装置(位置検出装置)25が一体に備えられている。回転検出装置25は、モータ20の回転と同期したパルス信号を制御部3へ出力するものである。本例の回転検出装置25は、モータ20の出力軸と共に回動するマグネットの磁気変化を複数のホール素子25aで検出するように構成されている。
制御部3は、このパルス信号によって、ウインドウガラスの昇降位置を算出する。また、制御部3は、パルス信号の間隔によってモータ20の回転速度、またはこれに対応するウインドウガラス11の昇降速度を算出することができる。
なお、本例では、回転検出装置25にホール素子を用いたものを採用しているが、これに限らず、モータ20の回転速度を検出することができれば、エンコーダを採用してもよい。また、本例では、ウインドウガラス11の移動に応じたモータ20の出力軸の回転速度を検出するために、モータ20に回転検出装置25を一体に設けているが、これに限らず、公知の手段によってウインドウガラス11の移動速度を検出するようにしてもよい。
本例の制御部3は、コントローラ31と、駆動回路32と、温度センサ33等が基板上に配設された構成となっている。これらには、車両に搭載されるバッテリから作動に必要な電力が供給される。
本例のコントローラ31は、CPU、ROM,RAM等のメモリ、入力回路、出力回路等を備えるマイクロコンピュータで構成されている。CPUは、メモリ,入力回路及び出力回路とバスを介して互いに接続されている。
コントローラ31は、通常時、操作スイッチ4からの操作信号に基づいて駆動回路32を介してモータ20を正逆回転させて、ウインドウガラス11を開閉動作させる。また、コントローラ31は、回転検出装置25からパルス信号を受け取り、このパルス信号に基づいてウインドウガラス11の上端部と窓枠との間に異物が挟み込まれたことを検出することができる。異物の挟み込みが検出された場合には、コントローラ31は、駆動回路32を介してモータ20を開方向へ回転させて、ウインドウガラス11を開駆動する。このように、本例のコントローラ31は、反転作動手段として機能する。
本例の駆動回路32は、FETを備えるICによって構成されており、コントローラ31からの制御信号に基づいて、モータ20への電力供給の極性を切換えている。すなわち、駆動回路32は、コントローラ31から正回転指令信号を受けたときは、モータ20を正回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給し、コントローラ31から逆回転指令信号を受けたときは、モータ20を逆回転方向に回転させるようにモータ20へ電力を供給する。なお、駆動回路32は、リレー回路を用いて極性を切換えるように構成してもよい。また、駆動回路32がコントローラ31内に組み込まれた構成であってもよい。駆動回路32は、本発明の駆動手段に相当する。
本例の温度センサ33は、コントローラ31等が配設された基板周辺の温度を検出するものであり、本例では、モータ20から離れた位置に配設されている。
コントローラ31は、温度センサ33からの周辺温度検出信号を受け取り、これに基づいて基板周辺の周辺温度を算出している。また、コントローラ31は、駆動回路32を介してモータ20へ通電した印加電圧の大きさおよび通電時間をカウントしている。また、回転検出装置25からのパルス信号によってモータ20の回転速度や通電状態をモニターしている。
ここでは通電状態とは、モータ20が通常作動によってウインドウガラス11を昇降動作させている通常作動状態か、全開位置または全閉位置で所定時間(ロック停止時間)の間、ウインドウガラス11が移動不可な状態で窓枠等と当接するロック停止状態となっているかを指す。なお、全開位置または全閉位置におけるロック停止状態では、通常作動状態よりもモータ20に負荷が掛かるので巻線20aの温度の上昇率が大きい。
コントローラ31は、巻線20aの推定温度を算出するための基準データを記憶している。コントローラ31は、周辺温度,印加電圧,通電時間,回転速度,通電状態等とこの基準データから巻線推定温度を算出している。本例では、コントローラ31は推定温度算出手段に相当する。なお、本例では、特に巻線20aの推定温度を算出しているが、これに限らず、モータ20全体の推定温度を算出するようにしてもよい。
そして、コントローラ31は、この推定温度に応じて駆動回路32からの電力供給を停止させて、巻線20aが焼損してしまうことを防止している。このように、本例の装置1では、コントローラ31によって算出した巻線20aの推定温度に基づいて電力供給を停止して、巻線20aを焼損から保護している。本例では、巻線温度検出のためにモータ20本体内にバイメタルやPTCといった比較的大きな保護素子を配置する必要がないので、モータ20を小型化することができる。
本例の操作スイッチ4は、2段階操作可能な揺動型スイッチ等で構成され、開スイッチ,閉スイッチ及びオートスイッチを有している。この操作スイッチ4を乗員が操作することにより、コントローラ31へウインドウガラス11を開閉動作させるための指令信号が出力される。
具体的には、操作スイッチ4は、一端側へ1段階操作されると開スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常開動作(すなわち操作している間だけ開動作)させるための通常開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ1段階操作されると閉スイッチがオンされ、ウインドウガラス11を通常閉動作(すなわち操作している間だけ閉動作)させるための通常閉指令信号をコントローラ31へ出力する。以下、通常開指令信号および通常閉指令信号をまとめて通常指令信号という。
コントローラ31は、操作スイッチ4から通常開指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4から通常閉指令信号を受けている間中(操作スイッチ4が操作されている間中)、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を通常閉動作させる。本例では、操作スイッチ4を操作することによって通常指令信号を出力し続けることにより、ウインドウガラス11を全閉位置または全開位置へ向けて連続動作させることができる。
また、操作スイッチ4は、一端側へ2段階操作されると開スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート開動作(すなわち操作を止めても全開位置まで開動作)させるためのオート開指令信号をコントローラ31へ出力する。また、操作スイッチ4は、他端側へ2段階操作されると閉スイッチ及びオートスイッチが共にオンされ、ウインドウガラス11をオート閉動作(すなわち操作を止めても全閉位置まで閉動作)させるためのオート閉指令信号をコントローラ31へ出力する。
また、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート開指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全開位置までオート開動作させる。一方、コントローラ31は、操作スイッチ4からオート閉指令信号を受けると、駆動回路32を介してモータ20を駆動し、ウインドウガラス11を全閉位置までオート閉動作させる。
このように、コントローラ31は、オート開指令信号またはオート閉指令信号(以下、「オート指令信号」という)を受けた場合には、ウインドウガラス11を現在位置から全開位置または全閉位置まで所定時間の間、連続動作(一連動作)させるように、駆動回路32を制御する。
具体的には、コントローラ31は、回転検出装置25からのパルス信号に基づいてウインドウガラス11の現在位置をモニターし、ウインドウガラス11が全開位置または全閉位置まで到達し、かつ、到達から所定時間(ロック停止時間)経過するまで駆動回路32へ制御信号を出力する。
コントローラ31は、ウインドウガラス11を閉動作(通常閉動作及びオート閉動作)させているとき、ウインドウガラス11による挟み込みの有無を監視している。すなわち、挟み込みが生じると、モータ20の動作が妨げられ、ウインドウガラス11の移動速度およびこれに関連してモータ20の回転速度が低下する(回転周期が長くなる)。このため本例のコントローラ31は、モータ20の回転速度の変動を常時監視している。
本例のコントローラ31では、この回転速度の変動に基づいて、ウインドウガラス11の上昇中に全閉位置以外で回転速度が所定量変動した場合に挟み込みと判定する。すなわち、回転速度の減速率が所定のしきい値よりも大きい場合に、ウインドウガラス11の上端部と窓枠との間に異物が挟み込まれたと判定する。
そして、挟み込みを検出した場合には、コントローラ31は、ウインドウガラス11にて挟持された異物を解放すべくモータ20を反転させ、ウインドウガラス11を所定の途中位置まで開動作させるように制御する。
次に本例の装置1によるモータ焼損保護機能について説明する。
本例の装置1では、推定温度がしきい値温度T1(第1のしきい値)未満が作動許可温度領域A、しきい値温度T1以上しきい値温度T2(第2のしきい値)未満が再作動禁止温度領域B、しきい値温度T2以上が作動禁止温度領域Cに設定されている。このしきい値温度T2は、操作スイッチ4が操作位置でスタックしてしまうような不慮の故障等によってモータ20が焼損してしまうことを防止するために設けられている。
本例のコントローラ31は、算出した推定温度が作動許可温度領域Aに含まれる場合は、巻線20aが焼損する可能性がない安全温度領域にあるものとして、オート指令信号や通常指令信号を受けたときに、駆動回路32に制御信号を送出して指令信号に応じた電力をモータ20へ供給させる。
一方、コントローラ31は、推定温度が作動禁止温度領域Cに含まれる場合は、巻線20aが焼損してしまう危険性があるので、オート指令信号や通常指令信号を受けたときには、駆動回路32へ制御信号を送出せず、また、既にオート指令信号に基づいてオート開閉動作をしていたときには、駆動回路32への制御信号送出を停止して、モータ20への電力供給を強制停止させる。
また、コントローラ31は、推定温度が再作動禁止温度領域Bに含まれる場合は、再作動を許可してしまうと一連の連続動作終了までに作動禁止温度領域Cに達し、巻線20aが焼損する可能性があるものとして、オート指令信号や通常指令信号を受けたときに、駆動回路32へ制御信号の送出を行わずモータ20へ電力供給させない。すなわち、推定温度が再作動禁止温度領域Bに含まれる場合は、モータ20が停止中であれば再作動を禁止する。
しかしながら、コントローラ31は、モータ20がオート指令信号に基づいてオート開閉動作しているときに推定温度が再作動禁止温度領域Bに到達したときは、直ちに推定温度が作動禁止温度領域Cに達してしまうわけではないので、駆動回路32へ制御信号を出力してオート開閉動作を継続させる。本例のコントローラは、再作動禁止手段,作動許容禁止手段として機能する。
すなわち、オート開閉動作中に推定温度が再作動禁止温度領域Bまで上がってしまったときには、コントローラ31は、全閉位置または全開位置までの一連動作を完了させるべく、駆動回路32がモータ20へ電力供給することを一連動作終了まで許容する。また、通常指令信号を受けなくなるまで一連動作を許容する。
このようにすることにより、ウインドウガラス11が半開状態で止まったまま駐車してしまうような不都合を回避することができる。
また、挟み込み検出時には、コントローラ31は自動的に所定の途中位置まで開駆動させるように反転作動制御を行うが、挟み込みが生じた時点で推定温度が再作動禁止温度領域Bまで上がってしまったときも、所定の途中位置にウインドウガラス11が到達するまで駆動回路32がモータ20へ電力供給することを許容する。
このようにすることにより、手等を挟んだままウインドウガラス11が止まってしまうような不都合を回避することができる。
また、自動反転動作が完了して途中位置まで到達したときに再び操作スイッチ4が操作されたときには、推定温度が再作動禁止温度領域Bに含まれる場合であっても、乗員はウインドウガラス11を挟み込み位置以上に閉めようとしていたはずであり、しかも挟み込まれた異物は除去されているはずであるから、コントローラ31は、駆動回路32へ制御信号を出力してモータ20へ電力供給させる。このように、本例では、反転動作完了時に推定温度が再作動禁止温度領域Bに含まれる場合であっても、一度だけは操作スイッチ4の操作に応じてモータ20を駆動可能となっている。
次に、図3に基づいて、本例のパワーウインドウ装置1の動作について説明する。図3の横軸は時間、縦軸は巻線20aの推定温度を表している。ここでは、オート開閉動作させた場合について説明する。
図3の例では、全閉位置で停止状態にあったときに操作スイッチ4が操作されることに応じて、時刻t1にコントローラ31へオート開指令信号が出力されている。時刻t1では、推定温度は雰囲気温度と同じであって作動許可温度領域Aに含まれており、スイッチ操作に応じてモータ20へ電力供給が開始される。これによって、モータ20は作動を開始し、時刻t2に全開位置に到達している。この間、推定温度は作動に伴って上昇しているが、しきい値温度T1には達していない。
時刻t2から時刻t3の間は、ウインドウガラス11はロック停止状態に保持されている。ロック停止中は、通常作動時よりも温度の上昇率勾配が大きい。本例では、時刻t1から時刻t3までの所定時間において一連動作が行われている。所定のロック停止時間経過によりロック停止が解除されると、モータ20へ通電されなくなるので、時刻t3から推定温度は下がり始める。
時刻t4で再び操作スイッチ4が操作され、コントローラ31へオート閉指令信号が出力されると、モータ20はオート閉動作を行う。オート閉動作中に推定温度は、しきい値温度T1を超えて再作動禁止温度領域Bに達している。しかし、コントローラ31は、オート閉動作中であるので、駆動回路32がモータ20への電力供給することを許容し、動作を継続させている。そして、時刻t5で全閉位置に到達し、時刻t6までロック停止される。
この一連動作の開始時(時刻t4)には推定温度が作動許可温度領域Aに含まれていたのでコントローラ31は駆動回路32を介してモータ20へ電力供給を行っている。そして、一連動作中に推定温度が再作動禁止温度領域Bまで上昇しているが、コントローラ31は一連動作を完了させるために電力供給を継続させている。
時刻t6で電力供給が停止されると、推定温度は下がり始める。時刻t7で操作スイッチ4が操作されているが、このときはまだ推定温度が再作動禁止温度領域Bに含まれる。したがって、モータ20の再作動は禁止されるので、コントローラ31は駆動回路32にモータ20への電力供給を行わせない。
時刻t8では、推定温度は作動許可温度領域Aまで下がっている。このとき、操作スイッチ4が操作されてオート開指令信号が出力されると、コントローラ31は、駆動回路32がモータ20へ電力供給することを許容するので、モータ20は再作動を開始する。
再作動の途中で推定温度は再作動禁止温度領域Bに達し、時刻t9で全開位置に到達する。このときの推定温度は再作動禁止温度領域Bに含まれる。この後、ロック停止中の時刻t10に推定温度は、しきい値温度T2に達している。推定温度が作動禁止温度領域Cに含まれるようになると、コントローラ31は、駆動回路32がモータ20へ電力供給することを強制的に禁止するので、モータ20は強制停止される。
強制停止後、推定温度は下がっていき、時刻t11に雰囲気温度に達している。
この一連動作の開始時(時刻t8)には推定温度が作動許可温度領域Aに含まれていたのでコントローラ31は駆動回路32を介してモータ20へ電力供給を行っている。そして、一連動作中に推定温度が再作動禁止温度領域Bに達しているが、コントローラ31は一連動作を完了させるために電力供給を継続させている。
しかしながら、推定温度が時刻t10に作動禁止温度領域Cに到達するに至って、巻線20aの焼損保護のため、電力供給を強制的に停止している。
なお、図3では、操作スイッチ4からのオート指令信号に基づく一連動作について説明したが、これに限らず、通常指令信号に基づいて一連動作させる場合でも同様である。
次に図4,図5に基づいてコントローラ31の一連動作時の処理手順について説明する。
まず、モータ20の停止中に操作スイッチ4が操作されてオート指令信号を受けると、コントローラ31は、ステップS1で温度センサ33,回転検出装置25,駆動回路32から温度検出信号,パルス信号,印加電圧等の所定の信号を受ける。この信号に基づいて、コントローラ31は、巻線20aの推定温度を算出する(ステップS2)。
コントローラ31は、算出した推定温度がしきい値温度T1未満であるか否かを判定する(ステップS3)。推定温度がしきい値温度T1未満であれば(ステップS3;Yes)、作動許可温度領域Aに含まれるので、駆動回路32が所定の電力供給を行うことを許可する許可フラグをONにして(ステップS4)、ステップS6へ進む。
一方、推定温度がしきい値温度T1以上であれば(ステップS3;No)、作動許可温度領域Aに含まれないので、駆動回路32が所定の電力供給を行うことを禁止するため許可フラグをOFFにして(ステップS5)、処理を終了する。
なお、ステップS3では、挟み込み検出に基づく反転動作完了後にはじめて操作スイッチ4が操作された場合には、例外的に推定温度がしきい値温度T1未満でなくてもステップS4へ進む。
ステップS6では、コントローラ31は、再び温度センサ33,回転検出装置25,駆動回路32から温度検出信号,パルス信号,印加電圧等の所定の信号を受ける。この信号に基づいて、コントローラ31は、巻線20aの推定温度を算出する(ステップS7)。
コントローラ31は、算出した推定温度がしきい値温度T2以上であるか否かを判定する(ステップS8)。推定温度がしきい値温度T2以上であれば(ステップS8;Yes)、作動禁止温度領域Cに含まれるので、駆動回路32が所定の電力供給を行うことを許可する許可フラグをOFFにして(ステップS10)、処理を終了する。
一方、推定温度がしきい値温度T2未満であれば(ステップS8;No)、作動禁止温度領域Cに含まれないので、一連動作を継続させるべく駆動回路32が所定の電力供給を行うことを許容するため許可フラグをONに保持して(ステップS9)、駆動回路32に制御信号を出力してモータ20を作動させる(ステップS11)。
ステップS12で一連動作が完了したか否かを判別する。オート開閉動作時は、操作スイッチ4からのオート指令信号に応じてウインドウガラス11が全開位置または全閉位置に到達し、所定のロック停止時間が経過したか否かが判別される。また、通常開閉動作時は、通常指令信号が継続して入力されているか否かが判別される。継続して通常指令信号が入力しているときは、一連動作が完了していないと判定される。
一連動作が完了した場合(ステップS12;Yes)は、処理を終了する。
一方、一連動作が完了していない場合(ステップS12;No)は、再びステップS6へ戻る。一連動作中は、ステップS6からステップS12を繰り返すことによって、オート開閉動作時は、ウインドウガラス11を全開位置または全閉位置へ到達させると共に、所定時間だけロック停止させる。また、通常開閉動作時は、通常指令信号が入力されている間だけ、ステップS6からステップS12を繰り返す。
図5に示すように、ステップS11のモータ20の作動処理では、ステップS21で挟み込みがあったか否かを判定する。挟み込みが検出された場合(ステップS21;Yes)は、コントローラ31は目標位置を途中位置に設定すると共に、駆動回路32に反転方向の電力供給を行わせ、ステップS12へ進む(ステップS23)。ステップS23では、回転検出装置25からのパルス信号によって算出されたウインドウガラス11の現在位置と目標位置との比較を行い、現在位置が目標位置に到達していないときは、駆動回路32からの電力供給を継続させるように駆動回路32へ制御信号を送出する。
一方、挟み込みが検出されなかった場合(ステップS21;No)は、コントローラ31は目標位置を全開位置または全閉位置に向けて適宜に設定すると共に、駆動回路32に目標位置に駆動させるべく電力供給を行わせ、ステップS12へ進む。ステップS22では、回転検出装置25からのパルス信号によって算出されたウインドウガラス11の現在位置と目標位置との比較を行い、現在位置が目標位置に到達していないときは、駆動回路32からの電力供給を継続させるように駆動回路32へ制御信号を送出する。また、現在位置が全開位置または全閉位置に到達した場合は、到達した時点から所定のロック停止時間が経過するまでは、駆動回路32に電力供給を継続させるように駆動回路32へ制御信号を送出する。
上記実施形態では、本発明をパワーウインドウ装置1に適用した例を示したが、これに限らず、ドア開閉装置やカーテン展開格納装置等の移動部材をモータで所定時間作動させることによって連続動作(一連動作)を行わせる装置に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るパワーウインドウ装置の説明図である。 図1のパワーウインドウ装置の電気構成図である。 パワーウインドウ装置の動作と巻線推定温度の関係の説明図である。 コントローラの一連動作時の処理フローである。 コントローラの一連動作時の処理フローである。
符号の説明
1‥パワーウインドウ装置、2‥昇降機構、3‥制御部、4‥操作スイッチ、
10‥ドア、11‥ウインドウガラス、20‥モータ、20a‥巻線、
21‥昇降アーム、21a‥ギヤ、22‥従動アーム、23,24‥チャンネル、
25‥回転検出装置、25a‥ホール素子、31‥コントローラ、
32‥駆動回路、33‥温度センサ、A‥作動許可温度領域
B‥再作動禁止温度領域、C‥作動禁止温度領域

Claims (8)

  1. 電力供給されることによって作動するモータと、該モータを駆動制御して該モータに所定時間を要する連続動作を行わせる制御部と、を備えたモータ制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記モータへ電力供給する駆動手段と、
    前記モータの推定温度を算出する推定温度算出手段と、
    前記推定温度が予め設定された再作動禁止温度領域の温度に含まれる場合に、前記モータの作動停止中には前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを禁止する一方、前記モータの連続動作中には該連続動作終了まで前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容する再作動禁止手段と、を備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記再作動禁止温度領域よりも低い温度領域に作動許可温度領域が設定され、
    前記再作動禁止手段は、前記推定温度が前記作動許可温度領域の温度である場合には、前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記再作動禁止温度領域よりも高い温度領域に作動禁止温度領域が設定され、
    前記再作動禁止手段は、前記推定温度が前記作動禁止温度領域の温度である場合には、前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを禁止することを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御部は、連続動作中に前記モータの作動が妨げられる異常を検出したときに、前記モータを前記異常検出前と逆方向へ作動させるように前記駆動手段に電力供給させる反転作動手段を備え、
    前記再作動禁止手段は、前記反転作動手段によって前記モータが異常検出前と逆方向へ作動するときには、前記推定温度が前記再作動禁止温度領域の温度であっても前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 電力供給されることによって作動するモータと、該モータを駆動制御して該モータに所定時間を要する連続動作を行わせる制御部と、を備えたモータ制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記モータへ電力供給する駆動手段と、
    前記モータの推定温度を算出する推定温度算出手段と、
    前記駆動手段が前記モータへ電力供給することを許容または禁止する作動許容禁止手段と、を備え、
    前記推定温度には、前記モータを作動または停止させるために、第1のしきい値と、該第1のしきい値よりも大きい第2のしきい値が設定され、
    前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第1のしきい値以上で前記第2のしきい値未満のときは、前記モータの作動停止中には前記駆動手段の電力供給を禁止する一方、前記モータの連続動作中には該連続動作終了まで前記駆動手段の電力供給を許容することを特徴とするモータ制御装置。
  6. 前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第1のしきい値未満のときは前記駆動手段の電力供給を許容することを特徴とする請求項5に記載のモータ制御装置。
  7. 前記作動許容禁止手段は、前記推定温度が前記第2のしきい値以上のときは前記駆動手段の電力供給を禁止することを特徴とする請求項5又は6に記載のモータ制御装置。
  8. 前記制御部は、連続動作中に前記モータの作動が妨げられる異常を検出したときに、前記モータを前記異常検出前と逆方向へ作動させるように前記駆動手段に電力供給させる反転作動手段を備え、
    前記作動許容禁止手段は、前記反転作動手段によって前記モータが異常検出前と逆方向へ作動するときには、前記推定温度が前記第1のしきい値以上で前記第2のしきい値未満であっても前記駆動手段の電力供給を許容することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
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