JPH0439747B2 - - Google Patents

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JPH0439747B2
JPH0439747B2 JP59073248A JP7324884A JPH0439747B2 JP H0439747 B2 JPH0439747 B2 JP H0439747B2 JP 59073248 A JP59073248 A JP 59073248A JP 7324884 A JP7324884 A JP 7324884A JP H0439747 B2 JPH0439747 B2 JP H0439747B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明はスキユー歪補正装置に関するもので
あつて、特に、パイロツト信号方式の磁気記録再
生装置におけるスキユー歪補正装置に関する。
[従来技術] 2ヘツド型磁気記録再生装置においては、2個
の回転磁気ヘツドを有するヘツドドラムに磁気テ
ープを斜め方向にほぼ180度巻付け、磁気テープ
の斜め方向に各ヘツドを順次走査させるとともに
磁気テープを定速走行させて、磁気テープ上に映
像信号トラツクを順次形成する。最近、磁気テー
プをヘツドドラムに180度より多く、たとえば、
220度巻付けて各記録トラツクを長くし、各記録
トラツクには映像信号を180度分記録し、残りの
部分に、たとえば、PCM音声を時間圧縮して記
録するようにし、さらにこれらの信号にトラツキ
ング用のパイロツト信号を重畳して記録するよう
に構成した磁気記録再生装置が使用されている。
この場合、一方の回転磁気ヘツドが映像信号を記
録しているとき、その一部の期間では同時に他方
の回転磁気ヘツドが隣接トラツクの端部にPCM
信号を記録しており、さらに、この期間では映像
信号に重畳されるパイロツト信号が同時にPCM
信号にも重畳されて記録される。
第1図は、従来の磁気記録再生装置におけるヘ
ツドドラムと磁気テープの巻付けの様子を示すも
ので、磁気テープ1はヘツドドラム2に約220度
にわたつて斜めに(図示せず)巻付いている。ヘ
ツドドラム2には、2つの回転磁気ヘツド3a,
3bが180度の角度間隔を隔ててかつヘツドドラ
ム2の周表面に表出するように設けられている。
一方の回転磁気ヘツドがテープ入口から220゜−
180゜=40゜の部分を走査している期間では、2つ
の回転磁気ヘツド3a,3bは同時に磁気テープ
1に当接している。磁気テープ1が定速で図中の
矢印方向に走行すると、一方の回転磁気ヘツドが
記録トラツクを形成しているとき、上記40゜の部
分に相当する期間では、同時に他方の回転磁気ヘ
ツドが上記トラツクに隣接するトラツクを形成し
つつある。このようにして、磁気テープ1上に形
成されたトラツクパターンを第2図に示す。トラ
ツクT1,T2,…のA部にはPCM信号が、またB
部には映像信号が記録される。また、トラツキン
グ用のパイロツト信号が4周波パイロツト信号方
式と称されるものにあつては、第2図のように周
波数f1,f2,f3,f4のパイロツト信号が映像信号
に重畳して記録される。このパイロツト信号は再
生時のトラツキングに使用されるもので、回転磁
気ヘツドが斜め走査中のトラツクの両隣接トラツ
クからこれらパイロツト信号のクロストークを再
生してトラツキング誤差信号となされる。たとえ
ば、回転磁気ヘツド3aがトラツクT1のB部を
走査しているときは、両隣りのパイロツト信号f2
とf4のクロストークを回転磁気ヘツド3aで再生
し、f2とf4の再生レベル差でトラツクずれが検出
できるので、これをトラツキングサーボのフイー
ドバツク用の誤差信号となし得る。誤差信号検出
系を容易ならしめるために、上記周波数の間には
|f1−f2|=1f3−f4|=F1,|f2−f3|=|f1−f4
|=F2なる関係を持たせてある。たとえば、f1
103kHz,f2=119kHz、f3=165kHz,f4=149kHzで
あり、このときF1=16kHz.F2=46kHzである。
以上のようにトラツクを形成した磁気テープを
再生する場合は、上記パイロツト信号のクロスト
ークを利用してトラツキングサーボをかけてお
き、上記2個の回転磁気ヘツドにより映像信号と
PCM信号を再生する。第4図は、両回転磁気ヘ
ツドで再生される信号のエンベロープを示したも
のであり、ヘツドドラムの上記40゜部では映像信
号とPCM信号が同時に再生される。またこれら
信号には走査トラツクのパイロツト信号と両隣り
のトラツクのパイロツト信号も含まれている。
トラツキングサーボは次のようにして動作す
る。まずヘツドドラムの回転数に同期して、ヘツ
ドドラムの前記180゜に対応した半回転ごとに周波
数f1,f2,f3,f4の発振信号を所定の反復順序で
発生させる。一方、回転磁気ヘツドにより得られ
た再生信号は、ヘツドドラムの上記半回転ごとに
発生するようにしたスイツチングパルスで制御さ
れているスイツチヤーに導き、連続する再生映像
信号と時間圧縮された再生PCM信号とに振分け
て導出される。次に、上記再生映像信号から帯域
フイルタ(BPF)により前述したような再生パ
イロツト信号を抽出する。これらパイロツト信号
と上記発振信号を周波数変換器に印加してその出
力を中心周波数F1およびF2を有する2個の帯域
フイルタBPF(F1)およびBPF(F2)に印加する
と、両BPF出力には上記したような差周波数成
分F1とF2の信号が発生し、この2個の成分を差
動アンプなどによりレベル比較すると、回転磁気
ヘツドのトラツクずれ量が検出され、この検出信
号をキヤプスタンサーボ系等にフイードバツクす
るとトラツクずれが補正できるように構成でき
る。このようにしてトラツキングサーボが動作す
る。トラツキングサーボが定常状態に至つたとき
は、上記発振信号のうち現在発生している発振信
号に対応する周波数のパイロツト信号が記録され
たトラツク上を回転磁気ヘツドが走査するように
なる。たとえば、今、発振信号が周波数f1とする
と、このとき回転磁気ヘツド3aはトラツクT1
のB部を走査していることになる。
さて、以上のようにしてトラツキングサーボが
かかり再生映像信号が適切な復調信号となり、テ
レビジヨンに送出されて再生画面となつた場合に
ついて、その画面の様子を考える。上述したよう
に、再生映像信号は2個の回転磁気ヘツド出力を
スイツチヤーでつなぎ合わせて連続信号とするも
のであるから、必ず継目を有する。記録時と再生
時において磁気テープの伸びが全く同じであれ
ば、この継目の前後で信号のタイムベースに狂い
はなくスムーズにつながるが、もし、磁気テープ
の伸びに差があれば継目の前後でタイムベースが
狂い継目で信号の位相がステツプ状に変化する。
たとえば、磁気テープが伸びた場合は継目の後の
位相が常にステツプ状に進む。逆に磁気テープが
縮んだ場合は継目の後の位相が常にステツプ状に
遅れる。このため、再生画面には継目の部分で歪
んでしまういわゆるスキユー歪が発生するという
欠点があつた。一例として、電柱のような垂直バ
ーをAFC付のテレビに映出すると第3図のよう
になる。スキユー歪は磁気テープのテンシヨンサ
ーボにより軽減できるが、一般的には、磁気テー
プの張力を検出して予めプリセツトした値にテン
シヨン制御するものであり、必ずしもスキユー歪
を完全に取ることはできなかつた。
[発明の概要] この発明は、かかる欠点を改善するためになさ
れたもので、それゆえに、この発明の主たる目的
は、パイロツト信号方式の磁気記録再生装置にお
いて、スキユー歪を除くことができるスキユー歪
補正装置を提供することである。
この発明を要約すれば、パイロツト信号方式の
磁気記録再生装置において、奇数番目のトラツク
から第1の磁気ヘツドでパイロツト信号を再生
し、この再生と同時に、奇数番目のトラツクに隣
接するトラツクの端部から第2の磁気ヘツドで上
記再生パイロツト信号と同一周波数のパイロツト
信号を再生し、これら両者の再生パイロツト信号
を比較してその出力をサンプルホールドし、次
に、偶数番目のトラツクから第2の磁気ヘツドで
パイロツト信号を再生し、この再生と同時に、偶
数番目のトラツクに隣接するトラツクの端部から
第1の磁気ヘツドで上記再生パイロツト信号と同
一周波数のパイロツト信号を再生し、これら両者
の再生パイロツト信号を比較してその出力をサン
プルホールドし、次に、両者のサンプルホールド
出力を加算して誤差信号を得、この誤差信号に応
じて磁気テープの張力を制御するスキユー歪補正
装置である。
この発明の上述の目的およびその他の目的と特
徴は、図面を参照して行なう以下の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。
[発明の実施例] 以下、この発明の実施例を図によつて説明す
る。
第5図は、この発明の実施例であるスキユー歪
補正装置の再生時のブロツク図である。図におい
て、回転磁気ヘツド3a,3bはそれぞれ、ヘツ
ドアンプ11a,11bを介してスイツチヤー2
0に接続され、スイツチヤー20は映像信号処理
回路27およびPCM信号処理回路28に接続さ
れる。また、タイミング信号発生回路19はスイ
ツチヤー20に接続される。回転磁気ヘツド3
a,3bの出力はヘツドアンプ11a,11bに
て増幅された後スイツチヤー20に印加される。
スイツチヤー20では、タイミング信号発生回路
19の出力により、映像信号およびPCM信号が
それぞれ適切なタイミングで抽出される。映像信
号は連続した再生信号となされて映像信号処理回
路27に導かれてテレビジヨン信号に復調され
る。また、PCM信号はPCM信号処理回路28に
導かれて時間伸長などの処理を受けて連続した音
声信号に復調される。ヘツドドラム2の側部には
回転検知器18が設けられており、回転検知器1
8はタイミング信号発生回路19、発振器21を
介して周波数変換器23に接続される。また、ス
イツチヤー20はBPF22を介して周波数変換
器23に接続される。周波数変換器23はトラツ
キング処理回路24、アンプ25を介してキヤプ
スタンモータ26に接続される。発振器21は周
波数f1,f2,f3,f4の信号を順次発生し、この発
振周波数の切換は、ヘツドドラム2の回転位相を
検知する回転検知器18に基づいて動作するタイ
ミング信号発生回路19の指令により、前述した
ごとくヘツドドラム2の半回転ごとに行なわれ
る。また、BPF22はスイツチヤー20で抽出
した映像信号およびPCM信号から更生パイロツ
ト信号を抽出し、ここで抜出されたパイロツト信
号成分と発振器21の発振信号が周波数変換器2
3に印加され、この発振信号周波数とパイロツト
信号周波数の差周波数信号成分がトラツキング処
理回路24に与えられて前述したようなトラツク
ずれ検出が行なわれる。トラツクずれ量に応じた
誤差信号がアンプ25に印加され、キヤプスタン
モータ26の回転制御を行なつて磁気テープ1の
送り制御を行ない、回転磁気ヘツド3a,3bが
トラツクを正しく走査するようになされる。ヘツ
ドアンプ11a,11bはそれぞれBPF12a,
12bを介して第1の位相比較回路13に接続さ
れ、この位相比較回路は第1のサンプルホールド
回路14に接続される。また、タイミング信号発
生回路19は第1のサンプルホールド回路14に
接続される。さらに、ヘツドアンプ11a,11
bはBPF30a,30bを介して第2の位相比
較回路31に接続され、この位相比較回路は第2
のサンプルホールド回路32に接続される。ま
た、タイミング信号発生回路19は第2のサンプ
ルホールド回路32に接続される。第1および第
2のサンプルホールド回路14,32は加算回路
33に接続され、この加算回路はフイルタ15、
アンプ16を介してリールモータ17に接続され
る。
ヘツドアンプ11a,11bの出力は、この発
明の目的であるスキユー歪補正を達成するため
に、さらに次のような処理を受ける。これら出力
はそれぞれBPF12a,12bに印加される。
これらBPF12a,12bの中心周波数は、上
記パイロツト信号周波数のうちの特定の周波数、
たとえば、f1を有しているものとする。したがつ
て、BPF12a,12bによつて再生信号から
周波数f1のパイロツト信号が抽出される。上記ト
ラツキングサーボにより、磁気テープ1が走行制
御を受けて正常な信号を再生しているものとする
と、BPF12a,12bの出力信号はそれぞれ
第6図A,Bのようになる。但し、ここでは上述
の40゜の部分のみに着目しているので、回転磁気
ヘツド3a,3bが走査しているトラツクからの
再生パイロツト信号のみを考慮して描いてある。
すなわち、クロストークによるパイロツト信号f1
が他の区間で発生するが無視してある。
次に、これらBPF12a,12bの出力は第
1の位相比較回路13に印加されて両者の位相誤
差が、たとえば、第6図Cのごとく発生する。こ
こで、もし、磁気テープ1の伸びが記録時と全く
変化がない場合は、回転磁気ヘツド3aと、回転
磁気ヘツド3bにより40゜の区間ではパイロツト
信号が同時に記録されているため、再生時にも両
回転磁気ヘツド3a,3bから再生されるパイロ
ツト信号は同じタイミングの信号となる。したが
つて、第1の位相比較回路13の出力は0とな
る。ところが、もし磁気テープ1が記録時より、
たとえば、テンシヨンが強くなつて少し伸びた状
態で再生する場合は、回転磁気ヘツド3aの再生
パイロツト信号と回転磁気ヘツド3bの再生パイ
ロツト信号に位相差が発生する。この様子を第7
図の拡大図で示す。すなわち、磁気テープ1が伸
びたときは、第7図Bの破線で示すように、
BPF12aの出力に対してBPF12bの出力は
位相が進む。また、もし磁気テープが記録時より
縮んだ場合には、第7図Bの一点鎖線で示すよう
に、BPF12aの出力に対してBPF12bの出
力は位相が遅れる。このように、磁気テープ1の
伸び状態が記録時と異なると両パイロツト信号間
に位相差が発生して、第1の位相比較回路13に
は磁気テープ1の伸縮に応じた誤差電圧が発生す
る。この誤差電圧は上記40゜の部分のみで発生し、
しかも回転磁気ヘツド3a,3bが順次トラツク
を4回走査することに1回発生する。言い換える
と、ヘツドドラム2が2回転するごとに1回の割
合で発生する。このように誤差電圧は連続的に発
生しないので、タイミング発生回路19にて、ヘ
ツドドラム2の2回転に1回の割合で、第6図D
に示すようなタイミングでサンプリング用のパル
スを発生させ、これを第5図の第1のサンプルホ
ールド回路14に印加して、上記誤差電圧をサン
プルホールドすると、たとえば、第6図Eに示す
ような出力が得られる。
さて上記説明では、自己録再の場合で磁気テー
プ1の伸びのみが変化した場合の誤差電圧の発生
過程を述べたが、さらに次のような2つの場合に
ついて考慮する必要がある。第1の場合としてこ
の磁気記録再生装置がいわゆる傾斜アジマス記録
法に従うものである場合は、隣接トラツク同士で
互いに逆アジマスを有するように記録されるの
で、再生時に回転磁気ヘツド3a,3bがトラツ
キングサーボにより正規のトラツクを走査してい
たとしても記録時と同じ軌跡を走査しない場合、
すなわち、回転磁気ヘツド3a,3bの軌跡が記
録時より少しずれた軌跡となつた場合は、継目で
タイムベースが狂い回転磁気ヘツド3a,3bの
半回転ごとに位相差が生じる。しかし、この位相
差の発生の様子は、上記スキユー歪の場合と異な
り、回転磁気ヘツド3a,3bの半回転ごとに継
目の前後で位相の進み、遅れ、進み、遅れ…を繰
返す。このタイムベースの狂いが上記スキユー歪
に加わつた場合を考える。スキユー歪による誤差
電圧の発生について考えれば、上述したように回
転磁気ヘツド3a,3bが順次トラツクを4回走
査するごとに、すなわち、回転磁気ヘツド3a,
3bの半回転が4回繰返すごとに誤差電圧が発生
し、一方トラツク軌跡のずれによる位相差の発生
は、回転磁気ヘツド3a,3bが順次トラツクを
4回走査するごとに見れば、上述のことからわか
るように常に一方向、すなわち進みか遅れかの一
方向となる。この進みか遅れかは、回転磁気ヘツ
ド3a,3bの軌跡がトラツクに対して右方向に
ずれているか、左方向にずれているかによつて決
まつてしまう。したがつて、この場合、第1の位
相比較回路13の出力はスキユー歪による誤差以
外にヘツド軌跡のずれによる偽の誤差が重畳さ
れ、たとえば、第6図CおよびEの破線で示すよ
うな偽の出力となつてしまう。
次に第2の場合として互換再生をする場合は、
もし2つの回転磁気ヘツド3a,3bの取付角が
記録した磁気記録再生装置のそれと異なつている
と、やはり継目のところでステツプ状に位相が変
化する。この場合の位相差の発生の様子は、上記
第1の場合と全く同じで、継目の前後で回転磁気
ヘツド3a,3bの半回転ごとに、進み、遅れ、
…を繰返す。したがつて、第1の位相比較回路1
3の出力には第1の場合と類似の偽の誤差信号が
発生する。
そこでこれら偽の誤差信号を除去するために、
再び第5図に戻つて説明する。第5図のBPF3
0a,30bは上記周波数f1の次の周波数f2に中
心周波数を有する。したがつて、上述の誤差信号
の発生した後に続く磁回転気ヘツド3a,3bの
半回転期間には、f2のパイロツト信号が再生され
るので、BPF30a,30b、第2の位相比較
回路31の出力には第6図A,B,Cの実線で示
した波形と類似した波形が得られる。またタイミ
ング発生回路19にて、第6図Dに示したサンプ
ルパルスより、約180゜遅延したサンプルパルスを
発生させてこれを第2のサンプルホールド回路3
2に印加して、第2の位相比較回路31の出力を
サンプルホールドすると、第6図Eの実線で示し
た波形と同様の波形が得られる。次に、上記のト
ラツク軌跡ずれとか回転磁気ヘツドの角度ずれな
どがある場合は、上述したように回転磁気ヘツド
3a,3bの半回転ごとに継目の前後で位相の進
み、遅れが逆転するので、第2の位相比較回路3
1および第2のサンプルホールド回路32の出力
に現われる偽の誤差信号は絶対値は前述のものに
等しいが、第6図CおよびEの破線で示す方向と
は逆に現われる。
以上の様子を第1および第2の位相比較回路1
3,31の出力および第1および第2のサンプル
ホールド回路14,32の出力について示せば第
8図A,B,C,Dの破線出力となる。第8図
C,Dではスキユー歪による誤差出力をEとし
て、上記偽の誤差出力をeとして示してある。次
に、これら誤差出力を加算回路33にて加算すれ
ば、(E+e)+(E−e)=2Eとなり、上記偽の
誤差出力は相殺され、スキユー歪による真の誤差
のみが残る。なお、スキユー歪誤差出力は元の2
倍となつて得られるので感度が増す利点も有す
る。この誤差信号をフイルタ15に印加し、その
出力をアンプ16に導いてリールモータ17のト
ルク制御を行なう。このトルク制御により磁気テ
ープの張力が制御され、上記位相誤差が0となる
ようなフイードバツク制御を行なう。このように
して磁気テープの伸びを記録時と同じように保つ
ことができスキユー歪が補正できる。
上記実施例では、パイロツト信号f1とf2を組合
わせてスキユー歪を補正する場合について説明し
たが、パイロツト信号(f1とf4),(f2とf3),(f3
f4)のどの組合せを使つてもよい。
また、上記実施例では、各トラツクの前の端部
にPCM音声を記録し、その後方に映像信号を記
録するものについて述べたが、これらの信号の前
後関係が逆の場合であつてもこの発明は同様に適
用できる。
また、パイロツト信号は4周波のものについて
述べたが必ずしも4個に限る必要はない。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、パイロツト信
号方式の磁気記録再生装置において、奇数番目の
トラツクから第1の回転磁気ヘツドで再生された
パイロツト信号と、この再生と同時に、奇数番目
のトラツクに隣接するトラツクの端部から第2の
回転磁気ヘツドで再生された、上記再生パイロツ
ト信号と同一周波数のパイロツト信号との位相を
比較し、この比較出力をサンプルホールドして第
1のサンプルホールド出力を得、次に、偶数番目
のトラツクから第2の回転磁気ヘツドで再生され
たパイロツト信号と、この再生と同時に、偶数番
目のトラツクに隣接するトラツクの端部から第1
の回転磁気ヘツドで再生された、上記再生パイロ
ツト信号と同一周波数のパイロツト信号との位相
を比較し、この比較出力をサンプルホールドして
第2のサンプルホールド出力を得、次に、第1の
サンプルホールド出力と第2のサンプルホールド
出力を加算して誤差信号となし、この誤差信号に
応じて磁気テープの張力を制御するようにしたの
で、再生時において磁気テープの伸びを記録時と
同じように保つことができ、このためスキユー歪
を除くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ヘツドドラムと磁気テープの巻付け
状態を示す図である。第2図は、磁気テープ上の
トラツクパターンを示す図である。第3図は、再
生画のスキユー歪の様子の一例を示す図である。
第4図は、回転磁気ヘツドの再生出力エンベロー
プを示す図である。第5図は、この発明の一実施
例を示す図である。第6図は、この発明の一実施
例を説明するための波形図である。第7図は、再
生パイロツト信号の位相関係を説明するための波
形図である。第8図は、スキユー歪による誤差信
号と偽の誤差信号の関係を示す図である。 図において、1は磁気テープ、2はヘツドドラ
ム、3a,3bは回転磁気ヘツド、11a,11
bはヘツドアンプ、12a,12b,30a,3
0bはBPF、13は第1の位相比較回路、31
は第2の位相比較回路、14は第1のサンプルホ
ールド回路、32は第2のサンプルホールド回
路、15はフイルタ、16はアンプ、17はリー
ルモータ、18は回転検出器、19はタイミング
信号発生回路、33は加算回路である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転ヘツドドラム上には互いに180度の角度
    間隔を隔てて第1および第2の回転磁気ヘツドが
    設けられ、これらによつて磁気テープを斜め走査
    して平行傾斜トラツクを順次形成し、 記録時には、前記トラツクごとに所定の反復順
    序で変化する周波数のパイロツト信号とともに情
    報信号を記録し、 さらに、前記トラツクの長さを前記第1および
    第2の回転磁気ヘツドの角度間隔に相当する長さ
    よりも長く設定して、隣接する前記トラツクの端
    部においては前記第1および第2の回転磁気ヘツ
    ドが同時に前記磁気テープ上にそれぞれ当接する
    ようにし、 前記端部には、前記トラツクの前記パイロツト
    信号の記録と同時に前記所定の反復順序で前記パ
    イロツト信号を記録し、かつ前記端部の1つに記
    録される前記パイロツト信号の周波数は前記端部
    の1つの、1つ前方または後方の前記トラツクに
    記録される前記パイロツト信号の周波数と同じに
    なるようにし、 再生時には、前記第1および第2の回転磁気ヘ
    ツドのそれぞれによつて、前記反復順序で変化す
    る周波数の前記パイロツト信号を前記トラツクの
    それぞれから順次再生するように構成したパイロ
    ツト信号方式の磁気記録再生装置において、 奇数番目の前記トラツクから前記第1の回転磁
    気ヘツドで再生された前記パイロツト信号と、こ
    の再生と同時に、前記奇数番目のトラツクに隣接
    する前記トラツクの端部から前記第2の回転磁気
    ヘツドで再生された、かつその周波数が前記第1
    の回転磁気ヘツドで再生された前記パイロツト信
    号と同一周波数の、前記パイロツト信号との位相
    を比較する第1の位相比較手段と、 前記第1の位相比較手段の出力をサンプルホー
    ルドして第1のサンプルホールド出力を出力する
    第1のサンプルホールド手段と、 偶数番目の前記トラツクから前記第2の回転磁
    気ヘツドで再生された前記パイロツト信号と、こ
    の再生と同時に、前記偶数番目のトラツクに隣接
    する前記トラツクの端部から前記第1の回転磁気
    ヘツドで再生された、かつその周波数が前記第2
    の回転磁気ヘツドで再生された前記パイロツト信
    号と同一周波数の、前記パイロツト信号との位相
    を比較する第2の位相比較手段と、 前記第2の位相比較手段の出力をサンプルホー
    ルドして第2のサンプルホールド出力を出力する
    第2のサンプルホールド手段と、 前記第1のサンプルホールド出力と前記第2の
    サンプルホールド出力を加算して誤差信号を発生
    する加算手段と、 前記誤差信号に応じて前記磁気テープの張力を
    制御する張力制御手段とを備えたことを特徴とす
    るスキユー歪補正装置。
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US5212603A (en) * 1988-08-26 1993-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Tracking control means for a multi-channel reproducing apparatus

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