JPH02192410A - バナジウム―リン系結晶性酸化物およびそれを含有する触媒の製造法 - Google Patents

バナジウム―リン系結晶性酸化物およびそれを含有する触媒の製造法

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JPH02192410A
JPH02192410A JP1205570A JP20557089A JPH02192410A JP H02192410 A JPH02192410 A JP H02192410A JP 1205570 A JP1205570 A JP 1205570A JP 20557089 A JP20557089 A JP 20557089A JP H02192410 A JPH02192410 A JP H02192410A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバナジウム−リン系結晶性酸化物およびそれを
含有する触媒の製造法である。詳しくは本発明は炭素数
4以上の炭化水素の気相接触酸化反応による無水マレイ
ン酸の製造に用いられる酸化物触媒の製造法に関する。
[従来の技術] バナジウム−リン系複合酸化物は炭素数4以上の炭化水
素の気相接触酸化反応による無水マレイン酸製造に有効
な触媒成分であることが広く知られている。特にブタン
、ブテン等の炭素数4のパラフィン系又はオレフィン系
炭化水素の気相酸化により無水マレイン酸を製造するた
めの触媒の活性成分として下記表Bに示すX線回折パタ
ーンを有するバナジウム−リン系結晶性酸化物(以下、
焼成体酸化物という)が知られている。
表B そして、焼成体酸化物は(VO)2P207゜(ピロリ
ン酸ジバナジル)と呼ばれる化合物であることが知られ
ている[E、Bordes、P。
Courtine、J、Catal、、57.23j−
252,(1979)]。
この化合物の製法として多くの方法が報告されており一
般には下記の表Aに示すX線回折パターンを有するバナ
ジウム−リン系結晶性酸化物(以下、前駆体酸化物とい
う)を焼成して製造される。
表A 前駆体酸化物を焼成すると結晶水の放出と転移を起こし
てビロリン酸ジバナジル、即ち焼成体酸化物に変換され
る[E、Bordes et al、Mater。
Sc1.Monograph、28B、887−892
(1985)]。[このような関係にあることが、前者
を前駆体酸化物、後者を焼成体酸化物と呼ぶ理由である
。]前駆体酸化物についてもX線構造解析がなされテオ
リ、VO(HPO4)   1/2H20[J。
W、Johnson  et  al、J、Am、ch
e*、soc、、  108 .8123−8128(
1984)] 、またIt (VO) 2 H4P20
9(C,C,Torardl et al+Inorg
、Chem、、28.1308−1810(1984)
] と表わされることが報告されている。
焼成体酸化物を前駆体酸化物を出発原料として製造する
場合には、前駆体酸化物の構造、従って前駆体酸化物の
製造条件が焼成体酸化物の物性や活性に大きな影響を与
える。
従来、前駆体酸化物を製造するための種々の方法が提案
されてきており、例えば、 ■ 塩酸溶液等の非酸化性酸性溶液中で、五酸化バナジ
ウムのような5価のバナジウムの化合物を、必要により
シュウ酸等の還元剤を併用して還元して、4価のバナジ
ウムイオンを含有する溶液を調製し、これをリン酸と反
応させた後、生成した可溶性のバナジウム−リン複合体
を水を加えて沈澱させる方法(特開昭51−95990
号)、 ■ 五酸化バナジウムのような5価のバナジウムの化合
物とリン酸とを、ヒドラジン塩酸塩またはヒドロキシル
アミン塩酸塩のような還元剤の存在下に水性媒体中で反
応させ、濃縮あるいは蒸発乾固して結晶を得る方法(特
開昭56−45815号)、 ■ 五酸化バナジウムをエタノール、イソプロパツール
、グリセロールのような有機媒体中で還元し、無水リン
酸と反応させ、必要によりベンゼン等の溶媒での共沸脱
水を組合せて系を無水に近い状態に保ちつつ結晶を沈澱
させる方法(米国特許節4.283.288号等)、■
 4価のバナジウムの化合物と5価のリンの化合物との
水性媒体溶液を水熱処理して結晶を生成させる方法(特
開昭57−32110号)、等が知られている。
これらの中で上記■の方法では(020)面の発達した
結晶性のよい前駆体酸化物が得られ、かつ、非腐食性の
雰囲気下で行い得ること、また可燃物処理、廃棄物処理
等の問題を回避し得る等の利点があり、工業的に優れて
いる。
また、バナジウム−リン系酸化物含有触媒の製造にあた
っては促進剤として鉄、コバルト、ニッケル、クロム等
の化合物を存在させることによって気相接触酸化反応に
使用した場合に、反応温度の低下、無水マレイン酸収率
の改善等、触媒活性の向上を図ることが可能であること
が報告されている[B、に、Hodnet、Catal
、Rev、、27゜373−424.(1985)、特
公昭5B−12498号コ。
これらの促進剤成分の添加は一般にはバナジウム化合物
とリン化合物との反応の前又は後に当該金属の化合物を
加え最終的に共沈させたり、或いは、バナジウム−リン
系複合酸化物に上記金属の化合物を含浸させるといった
手法で行われ、実用的に触媒修飾における有効な方法と
考えられる。
しかしこれらの促進剤成分の添加は前述の前駆体酸化物
の製法のうち有機媒体中でバナジウムの還元を行う製法
、或いは塩酸水溶液中でバナジウムを還元し、蒸発乾固
を行う製法の場合にのみその効果が発現するものであっ
て、前記の通り前駆体酸化物の製法として工業的に優れ
ている水熱処理による製法の場合にはその効果が明瞭に
現れず、有効な状態での添加を行うことができなかった
これは恐らく水熱処理が基本的には熱力学的に安定もし
くは準安定な相を生成するために促進効果を有する元素
がバナジウム−リン系複合酸化物結晶の中に取り込まれ
にくいためと考えられる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、水熱処理法で上記バナジウム−リン系結晶性
酸化物を製造する際、上記促進効果を奏する元素を効果
的に該酸化物中に含有させようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは水熱処理によって製造したバナジウム−リ
ン系結晶性酸化物中に優れた促進効果を示す元素を含有
させる方法について鋭意検討を行ってきた。その検討の
過程で、本発明者らは有効な促進剤成分をバナジウム−
リン系結晶性酸化物中に含有させるため水熱処理時にキ
レート性を有する化合物を共存させることを試みた。具
体的にはバナジウム成分の陽イオンと促進剤成分の陽イ
オンとを配位性化合物でキレート化することにより水熱
処理時に近傍に存在せしめ、そのまま結晶性酸化物中に
取り込ませることを狙ったのである。その結果、特定の
キレート化剤と促進剤成分との共存下に水熱処理を行っ
て得られた触媒では促進剤成分の取り込みが起こり、促
進剤成分の添加されていないバナジウム−リン系結晶性
酸化物系触媒に較べて触媒活性及び無水マレイン酸収率
などが改善されることを見出し、本発明に到達したもの
である。
すなわち、本発明の構成は特許請求の範囲に記載のとお
りの前駆体酸化物、焼成体酸化物およびこれら酸化物を
含有する触媒の製造法、である。それらを要約すると、 ■ 4価のバナジウムの化合物、 ■ 5価のリンの化合物、 ■ 酸素原子及び窒素原子からなる群から選ばれた配位
原子を2個以上有する配位性化合物、■ 鉄、ニッケル
、コバルト及びクロムから成る群から選ばれた一種以上
の金属元素の化合物、 を含む水性媒体を水熱処理することによって前記衣Aに
示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結晶
性酸化物(即ち前駆体酸化物)を生成させるバナジウム
−リン系結晶性酸化物の製造法、および、前記前駆体酸
化物を焼成する焼成体酸化物の製造法、ならびに、前記
前駆体酸化物または焼成体酸化物を触媒の形状に成形す
る触媒の製造法、である。
以下本発明に関して詳細に説明する。
本発明においては4価のバナジウムの化合物及び5価の
リンの化合物をバナジウム−リン系酸化物基本付路の原
料とする。バナジウムに関しては4価の化合物を原料と
する゛ほかに5価の化合物を原料として用いこれを適当
な還元剤で還元することによって得ることも可能である
具体的な原料化合物としては、バナジウム源として五酸
化バナジウム、メタバナジン酸塩類、リン酸バナジウム
などの5価の化合物、或いは塩化バナジル、硝酸バナジ
ル、シュウ酸バナジル、二酸化バナジウムなどの4価の
化合物がある。また5価のバナジウムの化合物が用いら
れる場合は、還元剤として適当量のヒドラジン、ヒドロ
キシルアミン、シュウ酸等の既知の無機及び有機の還元
剤を用いて、例えばその場で、4価のバナジウムに還元
してから使用される。
また過剰の有機溶媒中で還流を行い4価のバナジウム源
としてもよい。
リン原料としては、通常、リン酸、ビロリン酸、トリポ
リリン酸、メタリン酸等のリンの酸類、または、そのエ
ステル類、あるいは五酸化リン等の5価のリンの化合物
等が用いられる。
5価のバナジウムの化合物を原料とする場合には3価の
リンの化合物、例えば亜リン酸、三酸化リン等を用いて
酸化還元反応を行わせ、結果的に4価のバナジウムおよ
び5価のリンが共存する状態にしてもよい。
促進剤成分としては鉄、コバルト、ニッケル及びクロム
が有効であり、これらの元素のハロゲン化物、硝酸塩等
の無機塩類、及び酢酸塩、シュウ酸塩等の有機塩類等が
用いられる。
本発明方法の特徴をなす配位性化合物は、酸素原子及び
窒素原子からなる群から選ばれた配位原子を2個以上有
する配位性化合物であり、具体的には、例えば、エチレ
ングリコール、114−ブタンジオール、2.4−ベン
タンジオール、ピナコールなどの1級、2級、及び3級
の多価アルコール類、N、N’−ジメチルエチレンジア
ミン、1.10−フェナントロリン、N、N’−ジメチ
ルイミダゾールなどのポリアミン類、酒石酸、シュウ酸
、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)などの多価有機
酸類、アセチルアセトン等のジケトン類、N−メチル−
2−ピロリドン等のアミド類等が挙げられる。
上記した各化合物の量比としては通常リン/バナジウム
の原子比は0.5〜2.0、好ましくは0.8〜1.3
の範囲であり、バナジウムに対する促進剤中の金属元素
の原子比はo、oot −t、o、好ましくは0.01
〜0.20の範囲が選ばれる。
配位性化合物はバナジウムに対してモル比で0.01〜
l、0、好ましくは0.1〜0.5の範囲で添加される
。その量が過剰すぎると、処理の問題などがあり水熱処
理法の利点が失われる。
上記の4価のバナジウム源、5価のリン源、促進剤成分
及び配位性化合物を水熱処理、即ち、水性媒体中で混合
し、加熱下で反応を行わせることによって前駆体酸化物
を得る。溶液中の反応原料の濃度は通常10〜80%程
度が好ましい。
この時種結晶を加えると、結晶化速度が増大し、また生
成する結晶の幾何的形状及び粒子径、溶液の粘度等をあ
る程度制御することが可能であることが知られており実
用上有効な手法である。
本発明方法においてもこの方法を採用することができる
上記水熱処理についてより具体的に説明すると次の通り
である。即ちバナジウム原料、リン原料、必要により還
元剤、配位性化合物、促進剤成分の金属元素化合物等の
原料化合物を水性媒体中で混合し、密閉容器中で、通常
110〜250℃の温度で加熱して目的とする前駆体酸
化物を生成させる。5価のバナジウムの化合物を原料と
した場合、加熱開始前または加熱中の反応により大部分
のバナジウムの原子価が4価となるようにする。またリ
ン原料は5価のリンのオキシ酸であるのが好ましい。水
熱処理に際して(V 204 + P 20 s ) 
cD合計(DH化化物8度選 特に好適な方法は、リン酸、及び5価のバナジウムを4
価に還元するのに要する化学量論量の抱水ヒドラジン、
並びに上記配位性化合物及び上記金属元素化合物を含む
水溶液に五酸化バナジウムを添加して夾雑イオンを極少
に抑えたリン酸バナジウム溶液を製造し、次いで密閉容
器中で通常110〜250℃、好ましくは120〜18
0℃で通常0.5〜200時間、水熱処理を行う方法で
ある。なお上記の通り水熱処理に際して水性媒体中に種
結晶を少量添加しておくことは得られる前駆体酸化物の
結晶純度の向上等に対して有効である。
このようにして水熱処理を行わせることにより、目的と
する前駆体酸化物の灰青色結晶を含有する水性スラリー
が得られる。前駆体酸化物は該水性スラリーの蒸発乾固
、加熱面上への滴下乾燥又は噴霧乾燥、或いは該水性ス
ラリーの濾過又は遠心分離等によって、固体として取得
することができる。
なお、前駆体酸化物の調製にあたって、アンモニウムイ
オン及び有機アンモニウムイオン等のアンモニウム型イ
オンを存在させて水熱処理することによって、溶液のp
Hを調整し、あるいは、生成する前駆体酸化物の結晶構
造を制御することができる。
本発明方法によって得られる前駆体酸化物は、それ自体
を触媒として或いは触媒の活性成分として、或いはそれ
らの前駆体として、ブタン、ブテン、1.3−ブタジェ
ン等の炭素数4以上の炭化水素の気相酸化による無水マ
レイン酸の製造に好適に利用される。
例えば前駆体酸化物自体を、必要により成形助剤を併用
して、ベレットその他の触媒の形状に成形することによ
り、固定床触媒として使用することができる。また活性
成分としての前駆体酸化物を担体その他の補助成分と共
に、必要により成形助剤を併用して、ペレットその他の
触媒の形状に成形することにより、固定床触媒として使
用することもできる。このように前駆体酸化物の形のま
まで触媒化した場合、得られた触媒は通常、反応器内で
400〜600℃程度の温度で焼成され、焼成体酸化物
の形に変換されることにより活性化されて、反応に使用
される。
焼成の雰囲気としては窒素、アルゴン等の不活性ガス;
空気;不活性ガスで希釈された空気;ブタン、ブテン等
を含有する空気等が好適に使用される。なお上記焼成に
よる活性化を反応器外で適当な焼成炉を用いて行うこと
もできる。
上記の前駆体酸化物を焼成すると、前記の通り、焼成体
酸化物が得られる。焼成温度は通常、350〜800℃
、好ましくは400〜B00℃である。
焼成の雰囲気については前駆体酸化物含有触媒の焼成に
ついて上記したところと同様である。
得られた焼成体酸化物はそれ自体を触媒として、あるい
は触媒の活性成分として、ブタン、ブテン、1.3−ブ
タジェン等の炭素数4以上の炭化水素の気相酸化による
無水マレイン酸の製造に好適に利用される。
例えば焼成体酸化物自体を、必要により成形助剤を併用
して、ペレットその他の触媒の形状に成形することによ
り、固定床触媒として使用することができる。また焼成
体酸化物を活性成分として、担体その他の補助成分と共
に、必要により成形助剤を併用して、ペレットその他の
触媒の形状に成形することにより固定床触媒として使用
することもできる。なおこのように焼成体酸化物を含有
する触媒の場合でも上記前駆体酸化物含有触媒の場合と
同様の焼成による活性化をおこなってもよい。
さらに上記の前駆体酸化物又は(好ましくは)焼成体酸
化物を担体その他の補助成分と共に、微細な球状粒子等
の流動床触媒の形状に成形することにより、流動床触媒
として使用することもできる。この場合の成形法として
は噴霧乾燥法を用いるのが好適である。このための特に
好適な方法は、前駆体酸化物又は焼成体酸化物からなる
第一成分、バナジウムおよびリンを(好ましくはその少
くとも一部をリン酸バナジルの形で)含有する水性溶液
からなる第二成分、並びにシリカゾルからなる第三成分
を混合して水性スラリーを形成させ、該スラリーを噴霧
乾燥し、得られた固体粒子を焼成する方法である(特開
昭58−170542号、同5g−170543号等参
照)この際、上記第一成分を水性スラリー調製以前の段
階で微粉化しておくのがよく、そのためにはハンマーミ
ル、ジェットミル、コロイドミル、サンドグラインダー
等の適当な粉砕装置を使用し、湿式法又は乾式法で粉砕
して、通常108m以下、好適には5μ■以下の粒径と
なるようにする。なお焼成には例えばマツフル炉、ロー
タリーキルン、流動焼成炉等の任意の形式の焼成炉を用
いることができる。焼成の雰囲気については前駆体酸化
物含有触媒の焼成について前記したところと同様である
。このようにして得られる流動床触媒は活性、流動性お
よび強度に優れている。
なお上記の噴霧乾燥によって得られる固体粒子をペレッ
トその他の触媒の形状に成形することにより、固定床触
媒として使用することもできる。
このようにして製造された触媒は、炭素数4以上の炭化
水素から気相接触酸化により無水マレイン酸を製造する
のに好適に用いることができる。好ましくはn−ブタン
、l−ブテン、2−ブテン、1,3−ブタジェン又はそ
れらの混合物が用いられる。特に経済的に有利なものは
n−ブタン及びブテン類であり、これらは天然ガスから
の分離、或いはナフサクラッキング生成物からの分離、
或いはFCC反応等によって容易に得ることができる。
気相接触反応の形式は流動床でも固定床でもよい。酸化
剤としては空気或いは分子状酸素含有ガスが用いられる
。原料炭化水素は通常0.5〜10 VOI%、好まし
くは1〜5Vo1%、酸素濃度は10〜80 Vo1%
の範囲で行われる。反応温度は300〜550℃、より
好ましくは350〜500℃の範囲であり、反応圧力は
通常常圧もしくは0.05〜10kg/c+g2の加圧
下で行われる。
[実施例] 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
はその要旨を越えない限り以下の実施例によって限定さ
れるものではない。
実施例1 3001のビーカー中に50gのイオン交換水、27.
7g(240+uo1)の85%H3P0*、3.13
g(50siol)の80%N2 H4eH20,2,
70g(10siol)のFeCl3・ 6H20,1
,713g(20+uol)のN、N’−ジメチルエチ
レンジアミンを加え撹拌した。液が均一になったところ
で17.5g(190+ueol)ノV 20 sを徐
々ニ加え、全量を溶解させた。溶液を100gに調整し
テフロン製の容器にいれ、加圧密閉容器中にて150℃
、12時間水熱処理を行なった。冷却すると、青色の水
性スラリーが得られた。このスラリーを濾過した後、ア
セトンで洗浄し、130℃の乾燥器で一日乾燥して触媒
Aを得た。
比較例1 実施例1においてFeCl3及びN、N’−ジメチルエ
チレンジアミンの添加を行わなかった以外は同様にして
触媒Bを得た。
比較例2 実施例1においてN、N’−ジメチルエチレンジアミン
の添加を行わなかった以外は同様にして触媒Cを得た。
比較例3 比較例1で調製した触媒Bに5so1%のFePO+を
物理的に混合して触媒りを得た。
実施例2 実施例1においてFeCl3の替わりにF e (No
 3 ) 310■olを用いて触媒Eを得た。
実施例3 200m1の四日フラスコ中にイオン交換水50g13
.13g(50mg+ol)の80%N 2 H4・H
20s 17.4g(190++vol)のv205を
加え2時間還流を行った。その後2.70g(10si
ol)のFeC136H20と1.78g(20svo
l)のN、N’−ジメチルエチレンジアミンを加え更に
2時間還流を行い、27.7g(240msol)の8
5%H3PO4を加えた。緑青色の溶液が得られ、さら
に30分還流を行った後実施例1と同様にして水熱処理
を行った。
後の手順は実施例1と同様に行い、触媒Fを得た。
実施例4 実施例3において、N、N’−ジメチルエチレンジアミ
ンの代わりに3.13g(50m■01)のエチレング
リコールを用いた以外は同様にして触媒Gを得た。
実施例5 実施例4において、エチレングリコールの代わりに2,
4−ベンタンジオール50■■ofを用いた以外は同様
にして触媒Hを得た。
上記の各触媒(触媒A−H)を用いてn−ブタンの気相
接触酸化を行った。触媒は夫々窒素雰囲気下焼成したの
ち錠剤に成型し、24〜60meshに粉砕して用いた
。石英製反応管に触媒を夫々Ig+I充填し、540℃
まで窒素雰囲気中昇温し、n−ブタン4%−酸素20%
−窒素76%の反応ガスに切り替えて反応を行った。反
応ガスの流量は11/hrであり、SVは1000hr
−’である。
分析はオンライン接続したガスクロマトグラフによって
行った。反応管出口ガスのサンプリングを行った後、1
5℃毎に降温し各温度での活性を調べ、最高無水マレイ
ン酸収率及びそれを与える最適反応温度を求めた。活性
評価は同じ触媒で同一手順を繰り返して反応を行い、そ
の3回目の結果で比較した。結果を表1にまとめて示す
。比較例1の触媒Bは促進剤の添加を行っていないピロ
リン酸ジバナジルであり、比較例2は水熱合成時配位性
化合物の非共存下での鉄の添加を行った例である。明ら
かに単純な鉄の添加のみでは不十分であり、配位性化合
物の共存している条件下において水熱処理を行ってはじ
めて優れた促進効果が得られることがわかる。
表1 反応活性 実施例6〜8 実施例4において、FeCl3 8H20の代りに夫々
、NiC1z   8H20(実施例6)、CrC15
8H20(実施例7)又はCOCl3  6H20(実
施例8)をlommol使用した以外は同様にして、触
媒I(実施例6)、触媒J(実施例7)及び触媒K(実
施例8)を得た。
タンの気相接触酸化を行った。触媒は夫々窒素雰囲気下
焼成したのち錠剤に成型し、24〜60■eshに粉砕
して用いた。石英製反応管に触媒を夫々Igl充填し、
510℃まで窒素雰囲気中昇温し、n−ブタン4%−酸
素20%−窒素76%の反応ガスに切換えて反応を行っ
た。反応ガスの流量はIQ/hrであり、SVは100
0hr″1であツタ。
分析はオンライン接続したガスクロマトグラフによって
行った。反応管出口ガスのサンプリングを行った後、反
応活性を調べた。結果を表2に示す。なお、触媒G、I
、におよびBについては420℃においての、また触媒
Jについては400℃においての反応活性を示す。
表2 反応活性 触媒G、I−K及び触媒Bを用いて、n−ブ実施例4の
触媒の試験(試験例3) 実施例4で調製した触媒G(以下、「第一成分」という
)を以下の手順で流動触媒化し、反応活性を調べた。
■ リン酸、シニウ酸及びV20S各l■0!を300
gのイオン交換水に加熱溶解させ10分間煮沸した後イ
オン交換水を加えて500gに調節した。本溶液(以下
「第二成分」という)は30.7%ノ(V204 +P
20B)を含んでいる。
■ 第一成分、第二成分及び市販の20%濃度のコロイ
ド状シリカ溶液(第三成分)を夫々重量分率として各7
0%、25%、5%となるように仕込み、スラリー重量
分率が35%となるようにイオン交換水を混合して均一
なスラリーとした後、湿式粉砕機に仕込み常温で微粉砕
処理を行った。スラリー調製時、リン酸を加えてP /
 V + F e比が1.05となるよう調製した。又
、微粉砕処理後のスラリー中の平均微粒子径を測定した
ところ約0,2μmであった。
■ 微粉砕処理を行ったスラリーを回収し、スプレード
ライした後、窒素中600℃で焼成し流動触媒(触媒L
)を得た。
■ 触媒として触媒りを用いた以外は試験例1と同様に
してn−ブタンの気相接触酸化を行った・。結果を表3
に示す。
実施例4の触媒の試験(試験例4) 試験例3において、■における第一成分、第二成分及び
第三成分の仕込み比率を70%、20%、10%とし、
P/V+Fe比をi、ooとした以外は同様に行った。
結果を表3に示す。
表  3 [発明の効果] 以上説明したように、本発明の方法によって、気相接触
酸化反応において、触媒活性が優れ、かつ、収率が大き
くなるバナジウム−リン系結晶性酸化物及びそれを含有
する触媒を製造することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)[1]4価のバナジウムの化合物、[2]5価の
    リンの化合物、[3]酸素原子及び窒素原子からなる群
    から選ばれた配位原子を2個以上有する配位性化合物並
    びに[4]鉄、ニッケル、コバルト及びクロムから成る
    群から選ばれた一種以上の金属元素の化合物を含む水性
    媒体を水熱処理することによって下記表A: ¥表A¥ ▲数式、化学式、表等があります▼ に示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結
    晶性酸化物を生成させることを特徴とするバナジウム−
    リン系結晶性酸化物の製造法。
  2. (2)請求項1に記載のバナジウム−リン系結晶性酸化
    物を触媒の形状に成形することを特徴とするバナジウム
    −リン系結晶性酸化物含有触媒の製造法。
  3. (3)[1]4価のバナジウムの化合物、[2]5価の
    リンの化合物、[3]酸素原子及び窒素原子からなる群
    から選ばれた配位原子を2個以上有する配位性化合物並
    びに[4]鉄、ニッケル、コバルト及びクロムから成る
    群から選ばれた一種以上の金属元素の化合物を含む水性
    媒体を水熱処理することによって生成する下記表A: ¥表A¥ ▲数式、化学式、表等があります▼ に示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結
    晶性酸化物を焼成して下記表B:¥表B¥ ▲数式、化学式、表等があります▼ に示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結
    晶性酸化物を生成させることを特徴とするバナジウム−
    リン系結晶性酸化物の製造法。
  4. (4)[1]4価のバナジウムの化合物、[2]5価の
    リンの化合物、[3]酸素原子及び窒素原子からなる群
    から選ばれた配位原子を2個以上有する配位性化合物並
    びに[4]鉄、ニッケル、コバルト及びクロムから成る
    群から選ばれた一種以上の金属元素の化合物を含む水性
    媒体を水熱処理することによって生成する下記表A: ¥表A¥ ▲数式、化学式、表等があります▼ に示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結
    晶性酸化物を焼成して下記表B:¥表B¥ ▲数式、化学式、表等があります▼ に示すX線回折パターンを有するバナジウム−リン系結
    晶性酸化物を生成させた後、該結晶性酸化物を触媒の形
    状に成形することを特徴とするバナジウム−リン系結晶
    性酸化物含有触媒の製造法。
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