JP7150414B2 - 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、原稿上の画像を読み取ってシートに画像を印刷する印刷制御装置に関するものである。
コピー機能を備えた印刷制御装置では、読取部で読み込まれる画像データを、印刷部で印刷する。この際の原稿の画像の読み取り方法として、流し読み方式が知られている。流し読み方式では、原稿載置部上に原稿を載置し、原稿搬送部(ADF:Auto Document Feeder)によって原稿を搬送させながら、固定された光学系の位置で原稿上の画像を読み取る。
また、原稿上の画像を読み取って、読み取った画像をシートに印刷する場合に、1枚目のシートを出力するまでの時間(First Copy Out Time:FCOT)を短縮する技術が知られている。通常は、1枚目のシートへの印刷は1ページ分の画像データの読み取りが終了した後に実行される。これに対して、特許文献1には読取部による画像データの読み取りと、印刷部への画像データの転送を並列処理で行い、1ページ分の画像データの読み取りが終了するのを待たずに印刷を開始することでFCOTを短縮することが記載されている。また、特許文献2には、スタートボタンが押下された後に、ジョブの設定内容がFCOTモードに該当するか否かを判断する印刷制御装置が記載されている。この印刷制御装置では、ジョブに設定されたパラメータが原稿のサイズがA4、読取倍率が100%、指定トレイが印刷部に最も近いトレイ、シートサイズがA4等の所定のものである場合にFCOTモードに該当すると判断し、FCOTを短縮する制御を行う。
特開2002-314763号公報 特開2006-135702号公報
1ページ分の画像データの読み取りが終了するのを待たずに印刷を開始してFCOTを短縮する場合には、コピージョブの開始前に読み取り処理及び印刷処理に関するパラメータが決定されている必要がある。例えば、パラメータの1つとして原稿の読み取りサイズが決定されている必要がある。
また、コピー処理では、1ページ分の画像データの読み取りが終了するのを待たずに印刷を開始する動作を行うことができない場合がある。例えば、画像のサイズを変更して印刷する「変倍」や複数ページを1枚のシートの片面にレイアウトする「ページ集約」などの機能が設定されていると、1ページ分の画像データを読み取った後に画像に対する処理を行う必要がある。従って、画像データの読み取りが終了してからでないと印刷を開始することができない。
また、ADFによって読み取る原稿のサイズ(原稿長と原稿幅)を自動的に検知する方法として、以下の2種類の方法が知られている。1つ目の方法として、原稿載置部上にセンサを設けて、原稿のサイズを検知する方法がある。また、2つ目の方法として、搬送路上にセンサを設けて、原稿のサイズを検知する方法がある。
原稿載置部上のセンサで原稿のサイズを検知する場合は、読み取り開始前に原稿のサイズを検知することができるため、前述した方式でのFCOTの短縮を図ることが可能である。しかしながら、原稿載置部上で原稿のサイズを検知する場合、誤検知が発生し得る。
原稿載置部上で原稿のサイズを検知する場合は、例えば原稿載置部上の突起物がシートによって押し下げられているか否かに基づいてシートのサイズを検知する方式が用いられる。しかしながら、この方式では、丸まった状態の原稿(以下、カール原稿)または折り目が付いている原稿(以下、折れ原稿)の一部が浮いた状態で載置されると、原稿のサイズを誤検知してしまう。この場合、例えば、A3サイズのカール原稿をA4サイズと誤検知してしまい、A3サイズの原稿をコピーしたのにも関わらず実際の原稿の一部が欠損した状態で印刷が行われる。
一方、搬送路上で原稿のサイズを検知する方法を用いると、上述したカール原稿や折れ原稿などを読み取る場合でも、原稿のサイズを正確に検知することができる。しかしながら、読み取り開始時に原稿のサイズが検知されていないため、前述した方式でのFCOTの短縮を図ることができない。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、FCOTの短縮を図りつつ、原稿のサイズが誤検知され、画像の一部が欠損した状態で印刷されることを防ぐことを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の本願請求項1に係る印刷装置は、原稿載置部に載置された複数枚の原稿を搬送可能な搬送手段と、前記原稿載置部に載置されている原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第1のセンサの出力に基づいて前記原稿のサイズを判定する第1の判定手段と、前記搬送手段が原稿の搬送を開始した後に当該原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第2のセンサの出力に基づいて前記原稿のサイズを判定する第2の判定手段と、前記搬送手段が搬送した複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、用紙を給紙する給紙手段と、前記読取手段が生成した画像データに基づいて前記給紙手段が給紙した複数枚の用紙に画像を印刷する印刷手段とを有する印刷装置であって、前記印刷装置は前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了する前に前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記給紙手段が給紙した前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第1の印刷処理を開始し、前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なると判定されたことに従って、前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理をい、前記印刷装置は前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了した後に前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記給紙手段が給紙した前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第2の印刷処理を開始し、前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なっていても、前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、FCOTの短縮を図りつつ、原稿のサイズが誤検知され、画像の一部が欠損した状態で印刷されることを防ぐことができる。
MFP101の構成を示すブロック図である。 MFP101の構成を示す断面図である。 ADF126の外観を示す図である。 サイズ検知テーブルのデータモデルを示す図である。 読取部118の構成を示す図である。 コピーの実行を制御する制御方法を示すフローチャートである。 コピーの実行を制御する制御方法を示すフローチャートである。 コピーの実行を制御する制御方法を示すフローチャートである。 操作部116に表示される操作画面を示す図である。 コピー処理の概念図である。 FCOT重視モードの動作条件の一例を示す図である。 操作部116に表示される操作画面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る印刷制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図2は、本実施形態に係る印刷制御装置のハードウェア構成を示す断面図である。本実施形態では印刷制御装置の一例としてMFP(Multifunction Peripheral)101を説明する。
MFP101は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する読取機能、生成した画像データに基づいてシートに画像を印刷する印刷機能を有する。なお、シートには、普通紙や厚紙などの用紙、OHPシートなどが含まれる。なお、MFP101は、画像が印刷された複数のシートを綴じたり、複数のシートを揃えたり、複数のシートの排出先を複数の排出部に分けたりする後処理機能を有していてもよい。更に、MFP101はPC等の外部装置から印刷ジョブを受信し、当該印刷ジョブに基づいてシートに印刷するプリント機能を有していてもよい。なお、本実施形態ではMFPを例示して説明するが、例えば単一のコピー機能を有する複写機などにも適用できる。
CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112またはストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御、印刷制御又はコピー制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリアやストレージ114に記憶された制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、各種履歴情報、及び各種設定情報などを記憶する。また、ストレージ114は、印刷部120で印刷した枚数や課金に関するカウンター情報等を記憶する。本実施形態ではストレージ114としてHDD等の補助記憶装置を想定しているが、HDDの代わりにSSDに代表されるFLASH DISKを用いるようにしても良い。
なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの指示を入力したりする。そのために操作部116は、後述する操作画面を表示するタッチパネルディスプレイとスタートボタンや設定ボタンなどを含む各種のハードキーを有する。ユーザはタッチパネルディスプレイに表示されているキーや各種のハードキーを使って指示を入力する。また、操作部116は、タッチパネルディスプレイの代わりに、表示ディスプレイと各種のハードキーを有していてもよい。その場合、ユーザはハードキーを使って指示を入力する。また、操作部116は、タッチパネルディスプレイのみで構成されてもよい。
読取部I/F117は、読取部118と制御部110を接続する。読取部118は原稿上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって生成された画像データは読取部I/F117を介して画像処理部125に転送される。通常、画像処理部125によって2値化や回転処理などの画像処理が行われた画像データは、圧縮伸長部124によって圧縮され、制御部110のストレージ114に格納される。画像データは通信部I/F123を介して外部装置に送信されたり、シート上に印刷されたりする。なお、後述するFCOT重視モードでコピー処理を行う場合は、読取部118による原稿の読み取りと当該読み取り中の原稿の印刷を並列に行うこともできる。
また、読取部118はADF126を有する。ADF126は、読取部118からの制御コマンドに従って、原稿32を搬送する。ADF126の動作については図2で説明する。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110を接続する。印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)は印刷部I/F119を介して制御部110から印刷部120に転送される。印刷部120はCPU111からの制御コマンド及び印刷すべき画像データを受信し、当該画像データに基づいた画像を用紙などのシート上に印刷する。
シート処理部I/F121は、シート処理部122と制御部110を接続する。シート処理部122はCPU111からの制御コマンドを受信し、その制御コマンドに従って印刷部120により印刷されたシートに後処理を施す。
また、制御部110は、通信部I/F123を介してネットワーク等に接続される。通信部I/F123は、LAN(不図示)上の外部装置(メールサーバやファイルサーバ、PCなど)に画像データや情報を送信したり、LAN上の外部装置から画像データや情報を受信したりする。更に、通信部I/F123は無線LAN(不図示)などのネットワークを介して外部装置と通信したり、USBなどのローカルインタフェースを介して外部装置と通信したりする。
圧縮伸長部124は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM113又はストレージ114に格納されている画像データ等を圧縮したり伸張したりする処理を行う。圧縮伸長部124によって圧縮又は伸長された画像データは、RAM113又はストレージ114に再度格納される。
画像処理部125は、RAM113又はストレージ114に格納されている画像データに対して、画像処理部125内のレジスタ値に従って画像変換処理を実行した後、変換された画像データをRAM113又はストレージ114に再度格納する。CPU111は、画像処理部125内のレジスタ値を適宜設定して、画像データに対して所望の画像変換処理を施すことができる。なお、画像処理部125内のレジスタ値としては、カラーモード、X方向の変倍率(%)、Y方向の変倍率(%)、読取解像度(pixel/inch)、出力解像度、回転角度(度)等の設定がある。
画像変換処理の一例としては、例えばブロック単位(例えば、32画素×32画素単位など)の画像データを指定された角度で回転する回転処理、解像度変換処理、変倍処理、多値入力された画像のマトリクス演算処理、及び色空間変換処理などがある。
<流し読み方式による読み取り>
図2はMFP101の断面図である。まず、ADF126による流し読み方式について説明する。ADF126は、1枚以上の原稿で構成される原稿束Sを積載するための原稿載置部201を有する。また、ADF126は、原稿載置部201に載置された原稿束Sから1枚の原稿を搬送路に供給するための分離ローラ2、分離パッド21及びピックアップローラ1を有する。ピックアップローラ1は、原稿載置部201に積載された原稿束Sの原稿面に接して回転する。これにより、原稿束の最上面の原稿が搬送路に給送される。ピックアップローラ1によって給送された原稿は、分離ローラ2と分離パッド21の摩擦力によって1枚に分離される。また、原稿載置部201の下流には原稿検知センサ14があり、原稿載置部上に載置された原稿の有無が判断できるようになっている。
分離ローラ2と分離パッド21によって分離された原稿は、重送検知センサ13で、1枚に分離されたか否か判別される。重送検知センサ13は、発振部13aと受信部13bから構成される。発振部13aから発振された超音波を受信部13bで受信し、受信データの強度などに基づいて1枚の原稿であるか、複数枚の原稿が通過しているかを判断する。CPU111は、原稿の重送を検知すると原稿の給送を中止し、ジャム(用紙詰まり)画面を操作部116に表示する。
重送検知センサ13を通過した原稿は、引抜ローラ対3により、レジストローラ4に向けて搬送される。レジストローラ4に原稿を突き当てられる。これにより、原稿はループ状に形成され、原稿の搬送における斜行が解消される。レジストローラ4の下流側には、レジストローラ4を通過した原稿を原稿台ガラス203方向へ搬送する給送パスが配置されている。
また、ADF126の制御用CPU(不図示)は原稿読み取りのタイミングなどを検知するために、フォトカプラなどで構成されたレジ前センサ15により原稿の先端を検知する。制御用CPUはセンサ15が原稿の先端を検知してONとなったタイミングから、ローラ3、4、及び5などの駆動源となる搬送モータ(不図示)の駆動クロックの計数を開始する。1駆動クロックあたりの原稿の移動量は、いずれも同じである。従って、センサ15がONしたタイミングから駆動クロックを計数することで、原稿がどこまで搬送されているのか(原稿の先端の位置がどこか)を計測することができる。ADF126及び読取部118は、この計測結果を用いて、原稿載置部201から搬送された原稿の先端がガラス203上の原稿表面の読取位置に達したタイミングで、表面の読み取りを開始する。また、原稿載置部201から搬送された原稿の先端が原稿裏面の読み取り位置に達したタイミングで、裏面の読み取りを開始する。
給送パスに送られた原稿は、搬送ローラ5及び上流ローラ51、下流ローラ52によってガラス203上の表面流し読み位置に搬送される。原稿は、上流ローラ51、表面読み取り下流ローラ52によって十分な圧がかかった状態でガラス203に接触する。
読取部118は表面の読み取り開始のタイミングとなると、光学ユニット(読取ユニットとも呼ぶ)202aを制御する。光学ユニット202aは、光源211a、211b、ミラー212a、212b、212c、及びラインセンサ213を有する。読取部118は、光源211a及び211bを点灯し、ガラス203の面を等速で通過する原稿に光を照射する。このとき原稿からの反射光は複数のミラー212a、212b、212cを介して、ラインセンサ213に入射する。ラインセンサ213は原稿からの反射光を電気信号に変換する。ラインセンサ213は、例えばCCDイメージセンサなどが用いられる。電気信号は図示しないA/D変換器によってデジタルデータ(画像データ)に変換され制御部110のストレージ114またはRAM113に格納される。
なお、本実施形態では、光源211a及び211bとして棒状の光源を使用し、光源211a及び211bの長手方向と平行に読み取りラインを設定し、この読み取りラインに対して直交する方向に原稿を搬送しながら画像データを生成する。なお読み取りラインと平行な方向(主走査方向)の原稿の長さを原稿幅と定義する。また、読み取りラインに対して直交する方向(搬送方向、副走査方向)の原稿の長さを原稿長と定義する。
下流ローラ52によって搬送された原稿は、搬送ローラ7及び上流ローラ53、下流ローラ54によってガラス204上の裏面読み取り位置に搬送される。原稿は、上流ローラ53、下流ローラ54によって十分な圧がかかった状態でガラス204に接触する。読取部118は裏面の読み取り開始のタイミングとなると、光学ユニット202bを制御して、原稿上の画像を読み取る。なお読み取りの方法は光学ユニット202aと同様である。下流ローラ54によって搬送された原稿は排紙センサ11を通過しながら排紙ローラ12によって排出部205まで搬送される。なお、原稿の片面を読み取る場合は、光学ユニット202bによる裏面の読み取りを行わずに原稿を排出部205へ排出する。
また、ADF126は原稿の先端から後端がセンサ15を通過するのに要した時間と原稿の搬送速度に基づいて原稿の原稿長を算出する。例えば、ADF126の制御用CPUはセンサ15が原稿の先端を検知してONしたタイミングから、センサ15がOFFしたタイミングまでに計測された駆動クロック数を取得する。制御用CPUは取得した駆動クロック数と1駆動クロック当たりのローラによる原稿の移動量に基づいて、原稿の原稿長を算出する。また、ADF126は搬送路に設けられた原稿幅検知センサ(不図示)により原稿幅を検知することができる。これらの組み合わせから、搬送路上で原稿のサイズを検知することができる(以下、第2の検知手段)。
本実施形態では、ADF126の搬送路上での原稿長の算出を上記の方法によって実現しているが、これに限定されるものではない。例えば、搬送時の原稿の滑り、搬送ローラや原稿搬送パスの部品精度、原稿搬送パス内での原稿の蛇行などを考慮して原稿長を補正する処理を行ってもよい。更に、他の手段で原稿長を算出するようなものでもよい。また、複数のセンサ(例えば、センサ15乃至18)を用いてADF126の搬送路中の原稿長を算出するようなものでもよい。
また、本実施形態では、ADF126の搬送路上での原稿幅の検知を上記の方法によって実現しているが、これに限定されるものではない。例えば、原稿幅の検知を後述する原稿載置部201上のガイド206の幅検知センサによる原稿幅の検出結果を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、ADF126による流し読み方式では、原稿載置部201に載置された原稿束Sを1枚ずつ読み取って、排出部205に排出する動作を繰り返すことで、複数枚の原稿を連続して読み取ることができる。なお、本実施形態では、シートの表面と裏面を1回の搬送パスで読み取るADFを例示したがこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態は1つの光学ユニットでシートの裏表を読み取るADFであっても適用できる。この場合シートを反転させる反転パス(不図示)によってシートを反転させ、再度光学ユニット202aに読み取らせるようにすればよい。
更に、ADF126は原稿載置部201上に載置された状態で原稿のサイズを検知することもできる(以下、第1の検知手段)。
図3はADF126の原稿載置部201を示す斜視図である。原稿ガイド206はユーザが原稿載置部201に原稿束を載置する際に使用するガイドである。幅検知センサ(不図示)はガイド206と連動し、ガイド206の位置に応じて原稿の原稿幅を検知する。なお、ユーザはガイド206を用紙の幅に合わせてから原稿載置部201に原稿を載置する。
センサ207及び208は原稿載置部201に載置された原稿の原稿長を検知するための長さ検知センサである。センサ207及び208は例えば原稿載置部201上面に突設され、原稿が載置されることで押しこまれた状態(図2の208)となるとONを出力する。一方、押しこまれていない状態ではOFFを出力する。CPU111は、センサ207及び208の出力に基づいて原稿長を3段階の分解能で検知する。本実施形態では、原稿長を検知するためにセンサ207及びセンサ208を用いた構成で説明したが、これに限定されるものではない。例えば光学的に原稿の有無を検知する検知方法などであってもよい。
図4は、原稿載置部201に載置された原稿のサイズを検知するための条件テーブルの一例を示す図である。CPU111は、ガイド206の幅検知センサ、センサ207及びセンサ208によって検知した値を元に、図4のテーブルを参照し、サイズを検知する。なおここでは、原稿の短辺を上述の読み取りラインと平行な方向に載置する場合の原稿をRサイズ(A5R、A4Rなど)と表し、原稿の長辺を読み取りラインと平行な方向に載置する場合の原稿をA5、A4などと表すことにする。また、A3原稿やB4原稿は、長辺を読み取りラインと平行な方向に載置することができないので、短辺を読み取りラインと平行な方向に載置する場合にもRを省略して単に「A3」「B4」と呼ぶこととする。
例えば、CPU111は、幅検知センサによって検知した値が263.5mmより大きい場合且つ、センサ207及び208がともにONの場合に、サイズをA3(原稿幅:297mm、原稿長:420mm)と検知する。一方、幅検知センサによって検知した値が原稿幅263.5mmより大きい場合且つ、センサ207及び208がともにOFFの場合に、サイズをA4(原稿幅:297mm、原稿長:210mm)であると検知する。
このように、原稿載置部201に載置された原稿束の原稿幅が同一の場合は、センサ207及び208が押しこまれているか否かによって、縦置きされた原稿であるか横置きされた原稿であるかを判定する。
ここで、ユーザによって丸まった状態のカール原稿または折れ曲った状態の折れ原稿が原稿載置部201に載置されると、原稿の後端が浮き上がってしまい、センサ207または208が押し込まれない場合がある。この場合、CPU111は、実際に載置された原稿のサイズではなくその半分のサイズの原稿が載置されていると誤検知する。
なお、本実施形態では、一例としてAB系統のサイズ検知について説明したが、インチ系統やAB/インチ混在系統であっても同様の仕組みでサイズを検知することができる。例えば、インチ系統では、インチ系統用の条件テーブルを参照することでサイズを検知することができる。また、AB/インチ混在系統では混在系統用の条件テーブルを参照することでサイズを検知することができる。
<光学移動方式による読み取り>
また、光学ユニット202aを表面読取位置に固定して、流し読みを行う読み取り動作以外にガラス203上に1枚の原稿を載置することで読み取りを行うこともできる(以下、光学系移動方式)。この方式の場合、光学ユニット202aを図2の矢印に示す副走査方向に移動させながらガラス203上に置かれた原稿を走査する。原稿からの反射光は、ラインセンサ213によって読み取られ、画像データに変換される。なお、白板203bは、シェーディング補正のための白レベルの基準データを作成するための白板である。
次に、光学系移動方式における原稿のサイズを検知する方法について説明する。図5(A)は読取部118を示す斜視図であり、図5(B)は読取部118のガラス203を上面から見た上面図である。
図5(A)に示すように、ユーザはヒンジ502を支点としてADF126を開閉することができる。ADF126が開かれて、原稿台500が開放された状態で、ユーザはガラス203上に原稿をセットすることができる。また、ADF126はガラス203上にセットされた原稿を押さえる圧板としても機能する。
開閉センサ501はADF126の角度が所定値(例えば、15°など)以上開いた状態をOFFと検知し、所定値よりも小さい角度で開かれた場合(即ち、ADF126が閉じかけられた状態及び閉じた状態)をONと検知する。
CPU111は、センサ501の出力がOFFからONとなると、光源211a及び211bを点灯し、ラインセンサ213によって少なくとも1ライン分の読み取りを行う。CPU111は、原稿により遮られ反射される部分と、原稿がないため遮られず反射光が戻ってこない部分を検出し、その検出結果により原稿の原稿幅を検知する。一方、原稿の原稿長は、図5(B)に示すように配置された複数の反射型センサ520及び521によって検知される。反射型センサ520及び521は、その発光部から赤外光を原稿台ガラス203の下側から発光し、原稿からの反射光をその受光部で受光する。CPU111は、センサ520及び521の出力に基づいて原稿長を3段階の分解能で検知する。このように検知された原稿幅と3段階の分解能で検知された原稿長により、いずれの定形サイズの原稿であるかを検知することができる(以下、第3の検知手段)。
なお、原稿台ガラス203に載置された静止状態の原稿のサイズを検知する際には、ADF126がガラス203上にセットされた原稿を押さえる圧板として機能する。従って、本実施形態では原稿台ガラス203上に載置された原稿のサイズを検知する場合には、上述したカール原稿や折れ原稿による誤検知の問題が発生しないものとして取り扱う。
<印刷処理>
図2の説明に戻り、印刷部120で画像をシート221に出力する動作(印刷動作)について説明する。
レーザユニット222は、印刷部120に転送された画像データに基づいて画像データをレーザ光へ変換する。レーザユニット222によって生成されたレーザ光は感光体ドラム223~226に照射され、感光体ドラム223~226には画像データに応じた静電潜像が形成される(露光処理)。現像ユニット227~230は、レーザによって露光処理が行われた感光体ドラム223~226の潜像部分にトナー(現像剤)を付着させる(現像処理)。
次に、印刷部120は、カセット251~254、及び、手差しトレイ250のいずれかからシート221を給送する。そして、給送されたシート221の第1面に対して、感光体ドラム223~226に付着したトナーを転写する(転写処理)。転写処理によってトナーが付着したシートは定着器233に搬送される。定着器233では、熱と圧力により付着したトナーをシート221に定着する(定着処理)。片面印刷の場合には、定着器233を通過したシート221は、搬送ローラ234、235によってシート処理部122へ搬送される。
なお、両面印刷の場合には、定着器233を通過して第1面に印刷がなされたシートを不図示の反転パスに搬送してシートを反転する。印刷部120は、反転したシートの第2面(裏面)に対して第1面と同様の手順で次ページに対応する画像を印刷する。第2面に印刷がなされたシート221は、搬送ローラ234及び235によってシート処理部122へ搬送される。
なお、カセット251~254、及び、手差しトレイ250は、給紙段(シート給送部)である。カセット251~254は、引き出し式の形状になっており、複数枚のシートを収納することができる。一方、手差しトレイ250は、差し込み式の形状になっており、複数枚のシート221を載置することができる。
シート処理部122へ搬送されたシートは、バッファユニット241に給送される。バッファユニット241は、下流で行われる後処理(例えば、綴じ処理やパンチ処理)などに時間がかかる場合に、本体から搬送されてくるシートの搬送間隔を調整することができる。
バッファユニット241を通過したシートは、上流排出ローラ対242、下流排出ローラ対243によって搬送路244を経由し、スタックトレイ245に一時的に積載される。シート処理部122は、スタックトレイ245に1部数のシート束が積載されたと判断すると、シート束に対して後処理を実行する。例えば、ジョブに綴じ処理が指定されている場合は、スタックトレイ245に積まれたシート束に対して綴じ部246によって綴じ処理を実行する。スタックトレイ245に積載され、ジョブの設定に応じて後処理がなされたシート束は搬送路248を経由して、排出トレイ247に排出される。
なお、MFP101がシート処理部122を備えていない場合は、定着器233を通過したシートは、MFP101が有する排出部(不図示)に排出される。また、本実施形態では、感光体ドラム及び現像ユニットを4つずつ有するカラーMFPを例示して説明したが、これに限定されるものではない。MFP101は、感光体ドラムと現像ユニットを1つずつ有するモノクロMFPであっても良い。また、本実施形態に係る印刷方式は、電子写真方式に限らず、インクジェット方式や熱転写方式などその他の印刷方式であってもよい。
<コピー処理>
本実施形態では、MFP101がコピー処理を実行する際に、FCOTを短縮するための動作を行うか否かに応じて原稿のサイズを検知する方法を選択する制御を行う。図6乃至図8はコピー処理の制御を示すフローチャートである。図6乃至図8に示すフローチャートに示す各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。また、図6乃至図8のフローチャートは、上記制御プログラムと、制御部110に接続された各部とが協働することで実現される。
ユーザが操作部116に表示されるメイン画面(不図示)でコピーを選択すると、CPU111は図6(A)のフローチャートに示す制御プログラムを実行する。まず、ステップS601では、CPU111は、コピーの設定をするための操作画面を表示するよう操作部116を制御する。図9は、コピー画面の一例を示す図である。ユーザは図9の画面を介して、コピージョブの詳細な設定を行う事ができる。情報900は、画面外のハードキーとして備えられたスタートキー(不図示)を押下することで、コピージョブの実行を開始できることを通知するものである。
操作キー911は、印刷物の出力色を選択する場合に使用する操作キーである。ユーザは操作キー911を操作して、白黒、カラー及び、自動選択のいずれかを選択することができる。なお、「自動選択」が選択された場合は読み取った画像から原稿の色を自動的に判別し、カラー原稿はカラーで出力し、モノクロ原稿はモノクロで出力することができる。操作キー912は原稿のサイズに対する印刷物の倍率を等倍に設定する場合に使用する操作キーである。一方、操作キー913は、原稿のサイズに対する印刷物の倍率を任意のものに変更する場合に使用する操作キーである。操作キー914は印刷で使用する用紙を選択する場合に使用する操作キーである。ユーザは操作キー914を操作して、給紙段(カセット251~254、及び、手差しトレイ250)に対応づけてられた用紙(シート)から、印刷で使用する用紙(シート)を指定することができる。
なお、情報901は操作キー911から操作キー914によって設定されたコピーに関する設定及びコピー部数をユーザに通知するものである。なお、ユーザは、画面外のハードキーとして供えられたテンキー(不図示)を介してコピー部数を入力することができる。
操作キー915は、印刷物に対して綴じ処理、パンチ処理又はソート等の仕上げを設定したい場合に使用する操作キーである。操作キー916は原稿の片面を読み取るか原稿の両面を読み取るかを設定する際に使用する操作キーである。操作キー917は、コピージョブに印字機能を設定する場合に使用する操作キーである。印字機能とは、読取部118で生成された画像データに、所定の文字列やマーク等を埋め込んで印刷するための機能である。
操作キー918は異なるサイズが混在した原稿(以下、混載原稿)の束を読み取る場合に使用する操作キーである。また、操作キー919は、現在表示されている設定の他に、コピーに関するその他の設定を行う画面に遷移するための操作キーである。また、ユーザは、画面外のハードキーとして備えられたスタートキーを押下することで、コピージョブを開始することができる。
図6(A)の説明に戻り、ステップS602では、CPU111は、ADF126に原稿が載置されたか否かを判断する。CPU111は、原稿検知センサ14の出力値に応じてADF126に原稿が載置されたと判断すると、ステップS603に進み、原稿が載置されていないと判断すると、ステップS604に進む。
ステップS603では、CPU111は、ADF126の原稿載置部上に載置された原稿のサイズを検知する。CPU111は、幅検知センサ、センサ207及びセンサ208の出力値を取得する。また、取得した出力値を条件として、図4に例示したテーブルを検索し、当該条件に当てはまる原稿のサイズを検知する。CPU111は検知した原稿のサイズと、ADF126に載置された原稿を読み取る方法であることとをジョブのパラメータとして設定する。
なお、センサ207及びセンサ208の出力値が変化した場合に、原稿のサイズを再検知するようにすることもできる。更に、センサ14の出力がOFFに遷移した場合には、原稿のサイズの検知結果を破棄し、読み取り方法を原稿台からの読み取りに変更することもできる。
なお、本実施形態では、読み取り方法のデフォルトパラメータとして、原稿台ガラス203から読み取る方法が設定されているものとする。従ってADF126に原稿がセットされない場合は、原稿台ガラス203から読み取る方法が設定される。
一方、ステップS604では、CPU111は、開閉センサ501の出力値がOFFからONに変化したことを検知すると、ステップS605に進む。一方、開閉センサ501の出力値が変化しない場合は、ステップS606に進む。
ステップS605では、CPU111は、原稿台ガラス203上の原稿のサイズを検知する。CPU111は、反射型センサ520及び521の出力値を取得して、原稿の原稿長を検知する。また、CPU111はラインセンサ213で1ライン分の画像を読み取って原稿の原稿幅を検知し、検知した原稿幅と原稿長に基づいて原稿台に載置された原稿のサイズを検知する。CPU111は検知した原稿のサイズと、原稿台ガラス203上に載置された原稿を読み取る方法であることとをジョブのパラメータとして設定する。
なお、CPU111は、原稿幅と原稿長に基づいて、原稿のサイズを検知できない場合は原稿台に載置された原稿を読み取る読取方式であることをジョブのパラメータとして設定し、原稿のサイズをコピーの開始の指示を受け付けた際に問い合わせる。
次に、ステップS606では、CPU111は、図9の画面を介してコピージョブに対する設定を受け付ける。ステップS607では、CPU111はステップS606で受け付けたコピージョブの設定及びジョブのパラメータに基づいて、FCOT重視モードで動作するか否かを判断し、コピー処理の動作モードを決定する。詳細は図6(B)のフローチャートで説明する。
次に、ステップS608では、CPU111は、スタートキー(不図示)が押下されたかどうかを判断する。スタートキーは操作部116に設けられている。スタートキーが押下された場合は、ステップS609に進む。一方、スタートキーが押下されていない場合、CPU111は、ステップS602に戻る。
ステップS609ではCPU111は、ステップS607で決定した動作モードに基づいて通常モードにおけるコピー処理又はFCOT重視モードにおけるコピー処理を実行して処理を終了する。ステップS609の詳細は図7及び図8のフローチャートで説明する。
<FCOT重視モードの概要>
本実施形態のコピー動作は、FCOTを短縮するためのFCOT重視モードと、通常コピーモードの少なくとも2つのコピー動作を有する。図10は通常コピーモードにおけるコピー制御フローと、FCOT重視モードにおけるコピー制御フローを模式的に示した概念図である。図10(A)は通常コピーモードにおけるコピー制御フローを示しており、図10(B)はFCOT重視モードにおけるコピー制御フローを示している。
まず、通常コピーモードについて図10(A)を用いて説明する。通常コピーモードでは、画像読取処理1000による読み取りが行われた後に、印刷処理1010による印刷が実行される。画像読取処理1000は、読み取り処理のパイプラインを示しており、印刷処理1010は、印刷処理のパイプラインを示している。MFP101では、画像読取処理1000と印刷処理1010を組み合わせることでコピー処理を実現する。
読取部処理1001では読取部118を制御して所定ライン分の画像データを読み取る。なお、通常コピーモードの所定ライン数は、コピージョブの設定や画像処理部125の能力等に応じて設定されたバッファメモリのサイズに応じて適宜設定される。所定ライン分の画像データはスキャン画像処理1002に転送される。スキャン画像処理1002は画像処理部125での画像処理を示すものであり、所定ライン分の画像データに対し画像処理を行った画像データをバッファメモリ1003に格納する。バッファメモリ1003、1005はRAM113に確保される。次にバッファメモリ1003に格納された所定ライン分の画像データは、圧縮伸長部124によって圧縮される。
圧縮処理1004は圧縮伸長部124による圧縮処理を示すものであり、所定ライン分の画像データに対して符号化を行い、処理結果をバッファメモリ1005に格納する。バッファメモリ1005に格納された所定ライン分の画像データは、ストレージ114の画像記憶領域1006に格納される。CPU111はこれらのパイプライン処理を繰り返して1ページ分の画像データを画像記憶領域1006に格納する。1ページ分の画像データが画像記憶領域1006に格納されると、印刷処理のパイプライン処理が開始される。印刷処理1010では、画像記憶領域1006に格納された画像データの一部をバッファメモリ1012に読み出す。読みだした画像データは伸長処理1013によって伸長され、印刷画像処理1015によって画像処理が行われ、印刷部処理1016に転送される。次に、印刷部処理1016では印刷部120を制御して、画像処理が行われた画像データをシートに印刷する。
次に、FCOT重視モードについて図10(B)を用いて説明する。FCOT重視モードは、読取部118が読み取った画像データのバッファメモリ1003への書き込みと、バッファメモリ1003から印刷部へのデータ転送を並列処理で実行するモードである。本実施形態のFCOT重視モードでは、メモリ領域に比べてアクセス速度が低速であるストレージ114を介すことなく印刷部120へのデータ転送を行う。
FCOT重視モードで動作する場合は、画像読取処理1000と印刷処理1010とで1つのバッファメモリ1003を共有する。画像読取処理1000はバッファメモリ1003へ画像データの書き込みを開始する。所定サイズ以上の画像データがバッファメモリ1003に格納されると、印刷処理1010は、バッファメモリ1003から画像データの読み出しを開始し、印刷処理を行う。なお、所定サイズは、読取部118の読み取り速度、及び印刷部120の画像形成速度等のパラメータに応じて適宜設定される。
このように、FCOT重視モードでは、1ページ分の画像データの読み取りが終了するのを待たずに印刷処理1010に対して画像データの転送を開始して、印刷処理を開始する。従って、通常コピーモードに比べて、読み取った画像データを圧縮してストレージ114にストアする時間とストレージ114から画像データをロードして伸長する時間分、FCOTを短縮することができる。ただし、印刷処理1010との間で圧縮率の低い画像データを共有するため、大量のメモリ領域を確保する必要がある。
なおFCOT重視モードで動作する場合にも、ストレージ114への画像データの格納を行うようにしてもよい。これらの画像データは、例えば画像形成中のジャムなどのエラーで印刷処理1010が完結しなかった場合のリカバリなどに利用される。
<コピー制御モードの決定>
続いて、コピー処理モードの決定について説明する。図6(B)は、FCOT重視モードで操作するか否かの判断する制御を示すフローチャートである。
ステップS611では、CPU111は、ジョブの設定及びパラメータを取得する。ステップS612では、CPU111は、ステップS611で取得したジョブの設定情報に基づいてシートサイズ及び給紙段が明示的に指定されているか否かを判断する。なお、ユーザが操作キー914を使用して用紙(シート)を選択すると、印刷に使用するシートサイズ及び給紙段がジョブに明示的に設定される。CPU111は、シートサイズ及び給紙段が指定されていると判断すると、ステップS613に進み、ジョブのパラメータとして原稿サイズ指定フラグをONに設定する。一方、シートサイズ及び給紙段が明示的に指定されていないと判断すると、ステップS614に進む。
ステップS614では、CPU111は、ステップ603又はステップS605で取得した原稿のサイズに基づいて自動給紙カセット選択(APS:Auto Paper Select)を実行する。CPU111はAPSによって選択された給紙カセットに関する情報をジョブのパラメータとして設定する。なお、APSとは、読み取る原稿のサイズ及び指定された倍率に応じて自動的に給紙カセットを選択する機能である。
ステップS615では、CPU111は、APSが成功したか否かを判断する。APSによって給紙カセットが選択できた場合は、APSが成功したと判断しステップS616に進む。一方、APSによって給紙カセットを選択できない場合は、APSが失敗したと判断しステップS618に進む。ステップS616では、CPU111は、その他のFCOT重視モードの動作条件を満たしているか否かを判断する。
本実施形態において、前述したFCOT重視モードで動作するためには、いくつかの制約がある。図11はFCOT重視モードで動作するための代表的な特定の条件を例示した図である。
まず、項目1101に示す、原稿のサイズに関わる設定が条件を満たすように設定されていることが条件として挙げられる。図10で説明したように、FCOT重視モードでは圧縮率の低い画像データを読取部118と印刷部120で共有する必要があり、通常コピーモードよりも多くのメモリを確保しなければならない。従って、ジョブの実行開始時に原稿のサイズが予め決定されている必要がある。
また、読み取りと印刷を並列に行うために、給紙段からシートを給紙するタイミングなどについても早める必要がある。従って、ジョブの実行時に読み取る給紙カセットや給紙サイズなどの設定が決定されている必要がある。
また、原稿混載モードは、サイズの異なる原稿を読み取るためのモードであり、第2の検知手段により搬送路上で原稿のサイズを検知する。従って、原稿混載モードがONに設定された場合は、ジョブの実行開始時に原稿のサイズが決定できないため、FCOT重視モードでの動作を行わない。
次に項目1102に示す、印刷ページ全体に適用する処理が設定されていないことが条件として挙げられる。例えば、画像の変倍(拡大又は縮小)、縮小レイアウト、分割読み、及びイメージシフト等の設定は、画像データ全体に対して行う画像処理である。また、印字設定は、読み取った画像データに対して文字列やイメージを重畳する機能である。また、製本割り付けでは、読取部118で読み取ったページ順序と印刷するページ順序が異なるため、複数の画像データを一旦ストレージなどに蓄積する必要がある。これらの機能が設定された場合は、画像データの読み取りと印刷を並列に実行することができないため、FCOT重視モードでの動作を行わない。
また、カラーモードがカラー又はモノクロに設定されている必要がある。カラーモードの設定として自動選択の場合には、CPU111は、読み込んだ原稿画像の画素毎の色成分(R,G,Bの輝度信号)に基づいて色画素の判定を行い、印刷するカラーモードを決定する。従って自動選択が設定された場合には、画像データの読み取りと印刷を並列に実行することができないため、FCOT重視モードでの動作を行わない。
最後に項目1103に示す両面印刷が設定されていないことが条件として挙げられる。本実施形態では、CPU111は、印刷部120にシートを給紙する際に、当該シートに印刷するページに対する制御情報を設定する。両面コピーが設定された場合は、1部のシート束が出力されるまでの時間を優先するように動作するため、FCOT重視モードでの動作を行わない。具体的には、本実施形態の両面コピーでは、同一の用紙の裏面を反転パスで反転している間に次の用紙の表面の印刷を行い、搬送路を流れるシートの紙間を詰めて印刷を行うことでコピー時間の短縮を図っている。従ってFCOT重視モードでの動作を行わない。
なお、本実施形態において図11に示す条件は代表的な条件を示した一例であり、これに限定されるものではない。
図6の説明に戻り、ステップS616では、CPU111は、FCOT重視モードの動作条件を満たしていると判定した場合は、ステップS617に進みFCOT重視モードをONに設定する。一方、FCOT重視モードの動作条件を満たしていない判断した場合は、ステップS618に進み、FCOT重視モードをOFFに設定する。
<コピー処理>
次にコピー処理について図7及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。図7(A)及び図8(A)は画像読み取り制御に関するフローチャートであり、本実施形態における第1のプログラムの動作を示すフローチャートである。また、図7(B)は、通常コピーモードにおける印刷制御に関するフローチャートであり、本実施形態における第2のプログラムの動作を示すフローチャートである。図8(B)は、FCOT重視モードにおける印刷制御に関するフローチャートであり、本実施形態における第4のプログラムの動作を示すフローチャートである。更に、図8(C)は、FCOT重視モードにおける誤検知制御に関するフローチャートであり、本実施形態における第3のプログラムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態では、画像読み取り制御を実行する第1のプログラム、誤検知判定の制御を実行する第3のプログラム、印刷制御を実行する第2及び第4のプログラムが協働することで、コピー処理を実現する。CPU111はスタートキーが押下されたと判断すると(ステップS608でYes)、図7(A)及び図8(A)のフローチャートに対応する第1のプログラムの実行を開始する。
まず、FCOT重視モードがOFFの場合、即ち通常コピーモードで動作する場合について説明する。通常コピーモードでは、読取制御によって画像がストレージ114に格納された後に、印刷制御による印刷が実行される。
ステップS701では、CPU111はFCOT重視モードがONであるか否かを判断する。ONであると判断した場合は、図8(A)のフローチャートに進み、FCOT重視モードでコピーを実行する。一方、FCOT重視モードがOFFで有ると判断した場合は、ステップS702に進む。
ステップS702では、CPU111は、ジョブの設定及びジョブのパラメータに基づいて、読取部118及び画像処理部125を制御して、原稿を読み取る準備を行う。例えば、CPU111は、ジョブのパラメータとして、ADFから原稿を読み取る方式が設定されていれば、原稿の給送を開始させるとともに及び光学ユニット202aを表面読み取り位置に移動させる。また例えば、CPU111はジョブのパラメータとして原稿台から原稿を読み取る方式が設定されていれば、光学ユニット202aを原稿台ガラス203上に載置された原稿を読み取り可能な位置まで移動させる。
ステップS703では、CPU111は、原稿サイズ指定フラグがONであるか否かを判断する。原稿サイズ指定フラグがONであると判定した場合は、ステップS706に進む。原稿サイズ指定フラグがOFFであると判定した場合は、ステップS704に進む。
ステップS704では、CPU111は、ジョブのパラメータに基づいて、ADF126に載置された原稿を読み取るか、ガラス203に載置された原稿を読み取るかを判断する。ジョブのパラメータとしてADF126に載置された原稿を読み取る読み取り方法が設定されていれば、ステップS705に進む。一方、ジョブのパラメータとして原稿台ガラス203上に載置された原稿を読み取る方法が設定されていれば、ステップS706に進む。
ステップS705では、CPU111は、第2の検知手段によって搬送路上で読み取る原稿のサイズを検知する。例えば、ADF126はセンサ15が原稿の先端を検知してONしたタイミングから、センサ15がOFFしたタイミングまでに計測された駆動クロック数を取得する。ADF126は取得した駆動クロック数と1駆動クロック当たりのローラによる原稿の移動量を乗算することで、搬送中の原稿の原稿長を算出する。また、ADF126は搬送路に設けられた原稿幅検知センサ(不図示)により搬送中の原稿の原稿幅を検知することができる。CPU111は、ADF126が検知した原稿長と原稿幅に基づいて、搬送路上で原稿のサイズを検知する。
ステップS706では、コピージョブの設定及びパラメータに基づいてRAM113に所定ライン数の画像データを格納するための記憶領域を確保する。
ステップS708では、読取部118は、原稿を読み取って画像データを生成する。ステップS709では、CPU111は所定ライン数の画像データが生成されたか否かを判断する。所定ライン数の画像データが生成されたと判断すると、ステップS710に進み、所定ライン数の画像データが生成されていないと判断すると、ステップS708に戻る。ステップS710では、圧縮伸長部124は、読取部118で読み取られた所定ライン数の画像データを符号化して圧縮する。ステップS711では、圧縮伸長部124は、ステップS710で圧縮された所定ライン数の画像データをストレージ114の画像記憶領域に格納する。
ステップS712では、CPU111は、1ページ分の画像データが生成されたか否かを判断する。1ページ分の画像データが生成されたと判断すると、ステップS713に進む。一方、1ページ分の画像データが生成されていないと判断すると、ステップS708に戻り、ステップS708乃至ステップS711を繰り返して画像データを取得する。
ステップS713では、CPU111は、印刷制御に関する第2のプログラムに対して、1ページ分の画像データが生成されたことを通知する。また、CPU111は、当該画像データが1ページ目の場合、印刷制御に関する第2のプログラムに印刷制御を開始する旨の情報を通知する。なお、ジョブの設定としてページ集約などが設定されている場合、1枚のシートに画像を形成する際に、複数ページ分の画像データが必要となる場合がある。この場合、1枚のシートに印刷する複数ページ分の画像データが全て揃ったあとに印刷制御を開始する旨の情報を通知するようにしてもよい。
ステップS714では、CPU111は、次の原稿が存在するか否かを判断する。CPU111は、ADF126に載置された原稿を読み取る場合は、センサ14の出力値に基づいてADF126に原稿が載置されているか否かを判断する。センサ14の出力値がONの場合は次の原稿が存在すると判断して、ステップS708に戻る。一方、センサ14の出力値がOFFの場合は次の原稿が存在しないと判断してステップS715に進む。また、CPU111は、ジョブのパラメータに基づいてガラス203に載置された原稿を読み取る場合は、次の原稿が存在しないと判断してステップS715に進む。
ステップS715では、CPU111は、第2のプログラムに対して、最終ページに対応する原稿の読み取りが終了したことを通知して、画像読み取り制御を終了する。また、ガラス203に載置された原稿を読み取る場合は、次の原稿が存在しないと判断し、第2のプログラムに対して、原稿の読み取りが終了したことを通知して、画像読み取り制御を終了する。
次に、通常コピーモードで動作する場合の印刷制御について説明する。図7(B)に示すフローチャートは、通常コピーモードにおける印刷制御に関する第2のプログラムの動作を示すものである。当該第2のプログラムは、読み取り制御に関する第1のプログラムから印刷制御を開始する旨の通知がなされると、制御を開始する。なお、第1のプログラムは、1枚目のシートに印刷するための画像データが生成されたタイミングで、印刷制御を開始する旨の通知を行う(ステップS713)。
ステップS720では、CPU111は印刷部120を制御して、ドラムの立ち上げや定着器のウォームアップなどの印刷準備を行う。また、CPU111は、コピージョブの設定及びパラメータに基づいて給紙するシートのサイズやカラー/モノクロのどちらで画像形成を行うかなどを印刷部120に通知する。印刷の準備が完了するとステップS721に進む。
ステップS721では、CPU111は、ストレージ114の画像記憶領域に未出力のページデータ(1ページ分の画像データ)が格納されているか否かを判断する。CPU111は、未出力のページデータが格納されていると判断するとステップS721に進む。一方、未出力のページデータが格納されていないと判断すると、未出力のページデータが生成されるまで待機する。なお、CPU111は、第1のプログラムから1ページ分の画像データが生成された旨の通知を受信すると未出力のページデータが新たに記憶領域に格納されたと判断する。
ステップS722では、CPU111は、印刷部120を制御して画像形成を行う。具体的には、画像記憶領域から圧縮された画像データをロードして、圧縮された画像データを伸長した後に、印刷設定などに応じて画像処理を行う。CPU111は、画像処理を施した画像データを印刷部120に転送する。印刷部120は、給紙段から印刷に用いるシートを給送し、前述した露光、現像、転写、及び定着の処理を実行して、シート上に画像を形成する。
ステップS723では、印刷部120は印刷がなされたシートを排出トレイ247へ排出する。なお、コピー設定に基づいて、複数のシート束に対して後処理を行う場合などは、スタックトレイ245に一時的に原稿を積載する。この場合、最後のシートの印刷が完了してからシート束に対して後処理を実行し、排出トレイ247へ排出する。
ステップS724では、CPU111は、第1のプログラムより最終ページに対応する原稿の読み取りが終了した旨の通知(ステップS715による通知)を受信済み、且つ、当該ページの印刷が完了したと判断すると、印刷制御を終了する。一方、第1のプログラムより最終ページに対応する原稿の読み取りが終了した旨の通知を受信していない場合は、ステップS721に戻り、次ページ以降の画像形成を行う。
なお、通常コピーモードでは、コピージョブの設定によっては全ての原稿を読み取り終えたあとに図7(B)の印刷制御を実行するようにしてもよい。例えば、コピージョブに両面印刷が設定された場合は、同一の用紙の裏面を反転パスで反転している間に次の用紙の表面の印刷を行うため、複数ページ分の画像データの蓄積が必要となる。従ってCPU111は全ての原稿を読み取り終えた後に図7(B)の印刷制御を実行する。
ここまで説明したように、通常コピーモードでは、少なくとも1ページ分の原稿が読み取られた後に印刷が実行される。
次に、FCOT重視モードがONの場合、即ちFCOT重視モードで動作する場合について説明する。FCOT重視モードでは、読取部118で1ページ分の画像データの読み取りが終了するのを待たずに印刷部120に当該画像データの転送を開始して印刷処理を開始することでFCOTを短縮する。FCOT重視モードでは、画像データを印刷部120に転送するための準備動作を早めるために、原稿載置部201上で原稿のサイズを検知する必要がある。
まず、画像読み取り制御に関する第1のプログラムの動作について説明する。ステップS701で、FCOT重視動作がONであると判断した場合は、図8(A)のフローチャートに進む。
ステップS800では、CPU111は、ジョブの設定及びパラメータに基づいて画像データの記憶領域をRAM113内に確保する。なお、FCOT重視モードでは読取部118で読み取った画像データをRAM113内の記憶領域を介して印刷部120へフォワーディングするために、少なくとも1ページ分の画像データを展開できる記憶領域を確保する。
ステップS801では、CPU111は、コピージョブの設定及びパラメータに基づいて圧縮伸長部124、画像処理部125、及び、読取部118などを制御して原稿を読み取る準備を行う。例えば、CPU111は、ジョブのパラメータとして、ADFから原稿を読み取る方式が設定されている場合は、原稿の給送を開始させるとともに及び光学ユニット202aを表面読み取り位置に移動させる。また例えば、CPU111はジョブのパラメータとして原稿台から原稿を読み取る方式が設定されている場合は、光学ユニット202aを原稿台ガラス203に載置された原稿を読み取り可能な位置まで移動させる。
ステップS802では、CPU111は、原稿サイズ指定フラグがONであるか否かを判断する。原稿サイズ指定フラグがONであると判定した場合は、ステップS805に進む。原稿サイズ指定フラグがOFFであると判定した場合は、ステップS803に進む。
ステップS803では、CPU111は、ジョブのパラメータに基づいて、ADF126に載置された原稿を読み取るか、ガラス203に載置された原稿を読み取るかを判断する。ジョブのパラメータとしてADF126に載置された原稿を読み取る方法が設定されていれば、ステップS804に進む。一方、ジョブのパラメータとして原稿台ガラス203上に載置された原稿を読み取る方法が設定されていれば、ステップS805に進む。
ステップS804では、CPU111は、原稿サイズの誤検知を判定する制御に関する第3のプログラムに制御の開始を通知する。また、CPUは第3のプログラムに原稿載置部201上で検知した原稿のサイズを通知する。原稿サイズの誤検知を判定する制御については図8(C)のフローチャートで説明する。
ステップS805では、CPU111は、FCOT重視モードにおける印刷制御に関する第4のプログラムに対して制御の開始を通知する。ステップS806では、CPU111は、ステップS800で確保した記憶領域のアドレスを印刷制御に関する第4のプログラムに対して通知する。
ステップS807では、CPU111は、読取部118を制御して原稿上の画像データを読み取る。読み取った画像データはRAM113内の記憶領域に転送される。なお、読取部118による画像データの読み取り速度は、印刷部120による画像データの読み出し速度に間に合うよう、適宜制御される。
ステップS808では、CPU111は、記憶領域に所定サイズ以上の画像データが格納されたか否かを判断する。所定サイズ以上の画像データが記憶領域に格納されたと判断すると、ステップS810に進む。一方、所定サイズ以上の画像データが記憶領域に格納されていないと判断すると、ステップS812に進む。
ステップS810では、CPU111は、読取中の原稿に対応する所定サイズ以上の画像データを格納したことを印刷制御に関する第4のプログラムに通知を行ったか否かを判断する。通知を行っていない場合はステップS811に進み、通知を既に行っている場合は、ステップS811をスキップしてステップS812に進む。
ステップS811では、CPU111は、印刷制御に関する第4のプログラムに対して、所定サイズ数以上の画像データが生成されたことを通知する。なお、ステップS811の通知は、第4のプログラムにおいて、印刷部120に画像データの転送を開始するトリガとして利用される。
ステップS812では、CPU111は、1ページ分の画像データが生成されたか否かを判断する。1ページ分の画像データが生成されたと判断するとステップS813に進み、1ページ分の画像データが生成されていないと判断すると、ステップS807に戻り、原稿の読み取りを継続する。ステップS813では、CPU111は、第4のプログラムに対して、1ページ分の画像データが生成されたことを通知する。
ステップS814では、CPU111は、誤検知判定に関する第3のプログラムからサイズ誤検知の通知があるか否かを判断する。サイズ誤検知の通知があったと判断するとステップS815に進み、サイズ誤検知の通知がないと判断すると、ステップS816に進む。
ステップS815では、CPU111は、読取部118を制御して、読み取り制御を中止する。なお、本実施形態では、サイズ誤検知が発生した場合に、誤検知が発生したページの読み取りと印刷が完了した後に、次ページ以降の読み取りを中止するようにしているがこれに限定されるものではない。例えば、ページの読み取りを途中で中止し、読み取った部分までの画像データをシートに印刷するようにしてもよい。この場合、第1のプログラムは、搬送中の原稿を排出して処理を読み取り制御を終了する。
ステップS816では、CPU111は、次の原稿が存在するか否かを判断する。CPU111は、ADF126に載置された原稿を読み取る場合は、センサ14の出力値に基づいてADF126に原稿が載置されていることを検知すると、次の原稿が存在すると判断して、ステップS807に戻る。一方、センサ14の出力値に基づいて、原稿が載置されていないことを検知すると、次の原稿が存在しないと判断してステップS817に進む。ステップS817では、CPU111は、第4のプログラムに対して、最終ページに対応する原稿の読み取りが終了したことを通知して、画像読み取り制御を終了する。また、ガラス203に載置された原稿を読み取る場合は、次の原稿が存在しないと判断して第4のプログラムに対して、原稿の読み取りが終了したことを通知して、画像読み取り制御を終了する。
次に、FCOT重視モードで動作する場合の誤検知制御について説明する。図8(C)に示すフローチャートは、誤検知制御に関する第3のプログラムの動作を示すものである。当該第3のプログラムは、読取制御に関する第1のプログラムから誤検知の判定を開始する旨の通知(ステップS804による通知)がなされると、原稿サイズの誤検知を判定するための制御を開始する。ステップS841では、ステップS705と同様に、CPU111は、第2の検知手段によって搬送路上で読み取る原稿のサイズを検知する。
ステップS842では、CPU111は第1の検知手段によって検知した原稿のサイズがステップS841で検知した原稿のサイズと異なると判断すると、ステップS843に進む。一方、CPU111は、検知した原稿のサイズが同じであると判断すると、ステップS847に進む。
ステップS847では、CPU111は、第1のプログラムより最終ページに対応する原稿の読み取りが終了した通知(ステップS817による通知)を受信済みであるか判断する。最終ページに対応する原稿の読み取りが終了した通知を受信済みであると判断すると、誤検知判定の制御を終了する。一方、最終ページに対応する原稿の読み取りが終了した通知を受信していないと判断すると、ステップS841に戻る。
ステップS843では、原稿載置部で検知した原稿のサイズが誤検知であることを読み取り制御に関わる第1のプログラム及びFCOT重視モードにおける印刷制御に関わる第4のプログラムに通知する。なお、第1のプログラム及び第4のプログラムは当該通知を受け取ると、コピージョブの中止処理を行う。
ステップS844では、CPU111は、原稿のサイズを誤検知したことをユーザに通知するための通知画面を表示するよう操作部116を制御する。図12は、通知画面の一例を示す図である。情報1201は、原稿のサイズを正しく検知できなかったことをユーザに通知するための情報である。操作キー1211は、通知画面を閉じる際に使用する操作キーである。
図8の説明に戻り、ステップS845では、CPU111はキー1211が押下されたか判断する。キー1211が押下されていない場合は、ステップS845に戻り、ユーザからの押下を待つ。キー1211が押下された場合は、ステップS846に進む。ステップS846では、CPU111は、通知画面を閉じてコピー処理を終了する。
以上、説明したように、FCOT重視モードにおいては、原稿サイズの誤検知が発生した場合に、誤検知をユーザに通知することができる。なお、原稿サイズの誤検知が発生した場合は、ストレージ114に格納された課金に関するカウンター情報を更新しないようにしてもよい。
最後に、FCOT重視モードで動作する場合の印刷制御について説明する。図8(B)に示すフローチャートは、FCOT重視モードにおける印刷制御に関する第4のプログラムの動作を示すものである。当該第4のプログラムは、読み取り制御に関する第1のプログラムから印刷制御を開始する旨の通知(ステップS805による通知)がなされると、制御を開始する。
ステップS820では、CPU111は、印刷部120を制御してドラムの立ち上げや定着器のウォームアップなどの印刷準備を行う。また、CPU111は、コピージョブの設定及びパラメータ基づいて給紙するシートのサイズやカラー/モノクロのどちらで画像形成を行うかなどを印刷部120に通知する。印刷の準備が完了するとステップS821に進む。
ステップS821では、CPU111は読み取り制御に関する第1のプログラムから通知された記憶領域のアドレス(ステップS806による通知)に基づいて当該記憶領域を第1のプログラムと共有する。
ステップS822では、CPU111は、第1のプログラムより所定サイズ以上の画像データが生成された旨の通知(ステップS811による通知)を受信した場合は、ステップS824に進む。一方、所定サイズ以上の画像データが生成された旨の通知を受信していない場合は、第2のプログラムより所定サイズ以上の画像データが生成された旨の通知を待つ。
ステップS824では、CPU111は、記憶領域から所定サイズ分の画像データを読み出して、印刷部120へ転送する。ステップS825では、CPU111は、印刷部120を制御し、印刷するシートを給送するとともに、転送された画像データに基づいて、前述した露光、現像、転写、及び定着の処理を実行する。
ステップS826では、CPU111は、第1のプログラムより1ページ分の画像データが生成された通知(ステップS813による通知)に基づき、当該画像データに対応する画像形成が完了したと判断すると、ステップS827に進む。一方、第1のプログラムより1ページ分の画像データが生成された通知を受け取っていない場合は、ステップS824に戻り、画像形成を行う。
ステップS827では、CPU111は誤検知判定に関する第3のプログラムからサイズ誤検知の通知があるか否かを判断する。サイズ誤検知の通知があったと判断するとステップS828に進み、サイズ誤検知の通知がないと判断すると、ステップS829に進む。ステップS828では、CPU111は、印刷部120を制御して、画像形成処理を中止する。なお、本実施形態では、サイズ誤検知が発生した場合に、誤検知が発生したページの読み取りと印刷が完了した後に、次ページ以降の読み取りを中止するようにしているがこれに限定されるものではない。例えば、誤検知の通知を受け取ったタイミングで、画像形成を中止し、シートを出力するようにしてもよい。この場合、ステップS825で画像形成が行われる前に誤検知の通知を受け取った場合は、白紙のシートが出力される。また、ステップS825で画像形成が開始された後に誤検知の通知を受け取った場合は、シートの一部分に画像が形成されたシートが出力される。
ステップS829では、CPU111は、第1のプログラムより原稿の読み取りが終了した旨の通知(ステップS817による通知)を受信済み、且つ、当該最終ページに対応する画像データの印刷が完了したと判断すると、印刷制御を終了する。一方、第1のプログラムより原稿の読み取りが終了した旨の通知を受信していない場合は、ステップS822に戻り、次のシートへの画像形成を行う。
以上説明したとおり、本実施形態では、FCOTを短縮するための動作を行う場合と、FCOTを短縮するための動作を行わない場合とで、原稿のサイズの検知方法を自動的に選択する。FCOTを短縮するための動作を行う場合には、第1の検知手段によって、原稿搬送の開始前に検知した原稿のサイズを用いることで、FCOT重視モードでコピー処理を行うことができる。一方、FCOTを短縮するための動作を行わない場合には、第2の検知手段によって原稿搬送の開始後に決定した原稿のサイズを用いてコピー処理を行うため、正しい原稿のサイズでコピー処理を行うことができる。
更に、本実施形態では、FCOT重視モードでコピー処理を行う場合に、原稿のサイズの誤検知が発生したことをユーザに通知することができる。従って実際の原稿の一部が欠損したことを、その旨をユーザが知らないまま出力されてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態では、FCOT重視モードにおいて原稿サイズの誤検知が発生した場合に、ストレージ114に格納された課金に関するカウンター情報を更新しないようにすることができる。従って、MFPの誤検知によって原稿の一部が欠損したコピー処理が発生した際に課金が行われてしまうことを抑制することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
101 MFP
111 CPU
110 制御部
118 読取部
120 印刷部
126 ADF

Claims (11)

  1. 原稿載置部に載置された複数枚の原稿を搬送可能な搬送手段と、
    前記原稿載置部に載置されている原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第1のセンサの出力に基づいて前記原稿のサイズを判定する第1の判定手段と、
    前記搬送手段が原稿の搬送を開始した後に当該原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第2のセンサの出力に基づいて前記原稿のサイズを判定する第2の判定手段と、
    前記搬送手段が搬送した複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    用紙を給紙する給紙手段と、
    前記読取手段が生成した画像データに基づいて前記給紙手段が給紙した複数枚の用紙に画像を印刷する印刷手段とを有する印刷装置であって、
    前記印刷装置は前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了する前に前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記給紙手段が給紙した前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第1の印刷処理を開始し、前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なると判定されたことに従って、前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理を行い、
    前記印刷装置は前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了した後に前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記給紙手段が給紙した前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第2の印刷処理を開始し、前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なっていても、前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理を行わないことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記読取手段が生成した画像データに基づいて前記給紙手段が給紙した用紙に前記印刷手段が画像を印刷するコピー処理に関する設定項目の設定値を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された設定値が特定の条件を満たしている場合、前記第1の印刷処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記設定手段が設定した設定項目は、前記読取手段、および、前記印刷手段の動作に関する設定項目を含むことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. アクセス速度が前記記憶部へのアクセス速度より低速である第2の記憶部をさらに備え、
    前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了した後に前記印刷装置が前記記憶部から前記画像データの取得を開始する場合、前記読取手段が生成した1ページ分の画像データが前記第2の記憶部に記憶された後、前記第2の記憶部に記憶された画像データに基づいて前記印刷手段が画像を用紙に印刷することを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了した後に前記印刷装置が前記記憶部から前記画像データの取得を開始する場合、前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なると判定されたことに従って、所定の通知を行う通知手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記第2の判定手段は、前記第2のセンサの出力である前記搬送手段が搬送中の原稿の先端と後端が通過したタイミングと、前記搬送手段が原稿を搬送する速度に基づいて原稿の搬送方向の長さを判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記原稿載置部と異なる第2の原稿載置部と
    前記第2の原稿載置部に静止状態で載置された原稿の長さと幅を判定するための第3のセンサの出力に基づいて前記原稿のサイズを判定する第3の判定手段とをさらに備え、
    前記読取手段が前記第2の原稿載置部に載置された静止状態の原稿の画像を読み取り画像データを生成する場合、前記給紙手段は前記第3の判定手段が判定したサイズに基づいて用紙を給紙することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. ユーザの指示に基づいて前記読取手段が読み取る原稿のサイズが設定されたことによって、ユーザの指示に基づいて設定された原稿のサイズに基づいて前記給紙手段は前記用紙を給紙することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記第1の判定手段が判定した原稿のサイズと前記第2の判定手段が判定した原稿のサイズが異なる場合は、課金に関するカウンター情報が更新されないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 原稿載置部に載置された複数枚の原稿を搬送可能な搬送手段と、前記原稿載置部に載置されている原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第1のセンサと、前記搬送手段が原稿の搬送を開始した後に当該原稿の搬送方向の長さと搬送方向と直交する方向の幅を検知するための第2のセンサと、前記搬送手段が搬送した複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、用紙を給紙する給紙手段と、前記読取手段が生成した画像データに基づいて前記給紙手段が給紙した複数枚の用紙に画像を印刷する印刷手段とを有する印刷装置の制御方法であって、
    前記原稿載置部に載置されている原稿のサイズを前記第1のセンサの出力に基づいて判定する第1の判定工程と、
    前記搬送手段が原稿の搬送を開始した後に当該原稿のサイズを前記第2のセンサの出力に基づいて判定する第2の判定工程と、
    前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了する前に、前記印刷装置は前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記印刷装置は前記給紙手段が給紙した前記第1の判定工程で判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第1の印刷処理を開始し、前記第1の判定工程で判定した原稿のサイズと前記第2の判定工程で判定した原稿のサイズが異なると判定されたことに従って、前記印刷装置は前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理を行い、
    前記読取手段が1ページ分の画像の読み取りを完了した後に前記印刷装置の記憶部から前記画像データの取得を開始し、前記給紙手段が給紙した前記第2の判定工程で判定した原稿のサイズに基づくサイズの用紙に前記取得された画像データに基づく画像を印刷する第2の印刷処理を開始し、前記第1の判工程で判定した原稿のサイズと前記第2の判定工程で判定した原稿のサイズが異なっていても、前記給紙手段による新しい用紙の給紙を中止する処理を行わないことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  11. 請求項10に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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