JP5932747B2 - 画像読取装置、通信装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を搬送して読み取る画像読取装置、通信装置および画像形成装置に関する。
従来から、コンタクトガラス上(読取位置)を通過する原稿を読み取る搬送読取の実行が可能な画像読取装置が知られている。このような画像読取装置は、読取位置に原稿を搬送する原稿搬送ユニットを備える。
原稿搬送ユニットは、原稿がセットされる原稿セットトレイ、原稿セットトレイから読取位置に至る原稿搬送路、および、原稿搬送路に沿って原稿を搬送する搬送ローラー、などによって構成される。なお、原稿セットトレイには、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知を行うための原稿サイズセンサーが設けられる(たとえば、特許文献1参照)。
また、通常、画像読取装置には、操作パネルが装着される。そして、画像読取装置は、操作パネルを介して、ジョブに関する設定値の入力を受け付けたり、ジョブを開始するための開始操作を受け付けたりする。
搬送読取を伴うジョブを所望するユーザーは、まず、原稿セットトレイに原稿をセットする。また、必要に応じて(ジョブに関する設定値をデフォルト値から所望値に変更する場合)、ジョブに関する設定値を操作パネルに入力する。そして、操作パネルに対して開始操作を行う。
画像読取装置では、原稿セットトレイへの原稿のセット時に、原稿サイズセンサーの出力値に基づき、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知が行われる。原稿のサイズが検知されると、操作パネルは、ジョブに関する設定値の入力を受け付ける。その後、操作パネルに対して開始操作が行われたことを受けて、画像読取装置はジョブを開始する。
ここで、ジョブの開始前に操作パネルが受け付ける設定値としては、原稿を読み取る際の読取サイズを設定するための設定値などがある。このため、操作パネルは、原稿セットトレイに現在セットされている原稿のサイズを表示し、ユーザーに認識させる。たとえば、ユーザーは、読取サイズの設定値を「自動」に設定する。なお、読取サイズの設定値を「自動」に設定した場合には、原稿セットトレイに現在セットされている原稿のサイズに基づき読取サイズが自動的に設定される。あるいは、ユーザーは、読取サイズの設定値として任意の値を設定する。
特開2002−244500号公報
たとえば、操作パネルに対して開始操作を行った後、原稿セットトレイにセットした原稿が所望の原稿とは異なることにユーザーが気付くと、原稿セットトレイから原稿が抜き取られてそのまま保持されたり、原稿セットトレイにセットされた原稿がその原稿のサイズとは異なるサイズの原稿に交換されたりする場合がる。そして、画像読取装置によっては、原稿の抜き取りや交換が行われた場合、ジョブを終了し、ジョブの開始前に操作パネルが受け付けたジョブに関する設定値を全てリセットするよう構成される。
しかし、ユーザーによっては、ジョブの開始前に入力した設定値(読取サイズ以外の設定値)を保持したままジョブを再開したい場合がある。このようなユーザーからすると、ジョブの開始前に入力した設定値が全てリセットされる構成では、ジョブの開始前に操作パネルに入力した設定値を再入力しなければならないので、利便性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ジョブ(原稿の抜き取りや交換が行われることによって一時停止したジョブ)の再開時にユーザーが行う操作を減らすことによりユーザーの利便性を向上させることが可能な画像読取装置、通信装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるとともに、ジョブを開始するための開始操作を受け付ける操作部と、原稿がセットされる原稿セットトレイと、原稿セットトレイにセットされた原稿をジョブの実行中に読取位置に搬送する原稿搬送部と、ジョブの実行中に読取位置を通過する原稿を読み取る画像読取部と、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズを検知するための原稿サイズセンサーと、原稿セットトレイへの原稿のセット時に原稿サイズセンサーの出力値に基づき原稿のサイズ検知を行うとともに、操作部に対して開始操作が行われたことを受けてジョブを開始させ、ジョブの開始前に操作部が受け付けた設定値に従ってジョブの実行を制御する制御部と、を備える。そして、制御部は、操作部に対して開始操作が行われた後、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知を行い、開始操作前に検知した原稿のサイズと開始操作後に検知した原稿のサイズとが異なれば、ジョブの開始前に操作部が受け付けた設定値をリセットせずにジョブを一時停止させる。
本発明の構成では、制御部は、操作部に対する開始操作前に、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知を行う。さらに、制御部は、操作部に対する開始操作後にも、原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知を行う。そして、制御部は、操作部に対する開始操作前に検知した原稿のサイズと操作部に対する開始操作後に検知した原稿のサイズとが異なれば、ジョブを一時停止させる。すなわち、操作部に対する開始操作後に、原稿セットトレイから原稿を抜き取ってそのまま保持したり、原稿セットトレイにセットした原稿をその原稿のサイズとは異なるサイズの原稿に交換したりなどすると、ジョブが一時停止される。
ここで、本発明の構成では、制御部は、ジョブを一時停止させるが、ジョブの開始前に操作部が受け付けた設定値はリセットしない(すなわち、ジョブをキャンセルするわけではない)。したがって、一時停止したジョブの再開に際して、ユーザーが行う操作(ジョブの開始前に操作部に入力した設定値を再入力する操作)を減らすことができる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
本発明では、ジョブ(原稿の抜き取りや交換が行われることによって一時停止したジョブ)の再開時にユーザーが行う操作を減らすことができるので、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の一実施形態による複合機の概略図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を説明するためのブロック図 本発明の一実施形態による複合機のうち原稿搬送ユニットが装着された画像読取部のハードウェア構成を説明するためのブロック図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルに表示される画面(読取サイズの設定値の入力受付を行うためのサイズ設定画面)の一例を示した図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルに表示される画面(読取サイズの設定値の入力受付を行うためのサイズ設定画面)の一例を示した図 本発明の一実施形態による複合機の操作パネルに表示される画面(原稿の再セットや読取サイズの設定値の入力を促すための報知画面)の一例を示した図 本発明の一実施形態による複合機においてジョブを実行するときの制御の流れを説明するためのフローチャート図 本発明の一実施形態による複合機においてジョブを実行するときの制御の流れを説明するためのフローチャート図
以下に、本発明の一実施形態について、プリントジョブ、コピージョブ、ボックスジョブおよび送信ジョブ(ファックスジョブなど)の実行が可能な複合機を例にとって説明する。
(複合機の全体構成)
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、原稿搬送ユニット1が装着された画像読取部2と、印刷部3(給紙部4、用紙搬送部5、画像形成部6および定着部7)と、操作パネル8と、を備える。
原稿搬送ユニット1が装着された画像読取部2は、搬送読取用のコンタクトガラス20aおよび載置読取用のコンタクトガラス20bが嵌め込まれたフレーム(読取台)を有する。そして、画像読取部2は、コンタクトガラス20a上を通過する原稿Dを読み取る搬送読取およびコンタクトガラス20b上に載置された原稿Dを読み取る載置読取を行う。これにより、原稿Dの読み取りによって得られた画像データを装置内のボックスと呼ばれる保存領域に保存することができる(ボックスジョブ)。なお、ボックスジョブで使用する保存領域は、たとえば、後述する記憶部113に設けられる。
原稿搬送ユニット1は、画像読取部2のフレームに開閉可能(回動可能)に取り付けられる。そして、コンタクトガラス20a上への原稿Dの搬送は、原稿搬送ユニット1が行う。具体的には、原稿搬送ユニット1は、原稿セットトレイ11、原稿排出トレイ12、給紙ローラー13および搬送ローラー対14を含む。また、原稿搬送ユニット1には、原稿セットトレイ11から搬送読取時の読取位置であるコンタクトガラス20a上(以下、読取位置RPと称する)を経由して原稿排出トレイ12に至る原稿搬送路10が設けられる。
原稿セットトレイ11は、読み取り前の原稿Dがセットされるトレイであり、原稿排出トレイ12は、読み取り後の原稿Dが排出されるトレイである。原稿セットトレイ11には、原稿Dを主走査方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に挟み込んで主走査方向の位置決めを行うための一対の規制板15が設けられる。なお、図1には、一対の規制板15のうち一方のみを図示している。一対の規制板15は、互いに連動して主走査方向にスライド可能とされており、一方の規制板15をスライドさせることにより他方の規制板15もスライドする。ただし、一対の規制板15は、互いに逆方向にスライドする。すなわち、一対の規制板15は、互いに離れる方向または互いに近づく方向にスライドする。
給紙ローラー13および搬送ローラー対14は、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dを読取位置RPに搬送して原稿排出トレイ12に排出するためのものであり、本発明の「原稿搬送部」に相当する。給紙ローラー13は、原稿搬送路10の最も上流側に配置され、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dを原稿搬送路10に供給する。搬送ローラー対14は、原稿搬送路10に沿って複数配置され、給紙ローラー13と共に原稿搬送路10に沿って原稿Dを搬送する。これら給紙ローラー13および搬送ローラー対14により原稿搬送路10に沿って搬送される原稿Dは、読取位置RPを通過し、最終的に原稿排出トレイ12に排出される。そして、画像読取部2は、原稿Dが読取位置RPに到達してから読取位置RPを抜けるまでの間、読取位置RPで原稿Dの読み取りを行う。
また、原稿搬送ユニット1には、原稿セットトレイ11における原稿Dの有無を検知するための原稿セットセンサーSSが設けられる。原稿セットセンサーSSは、たとえば、発光部、受光部、および、発光部と受光部との間を移動するとともに原稿セットトレイ11上の領域(原稿Dがセットされる領域)に突出するアクチュエーターを有するアクチュエーター型の光センサーである。原稿セットセンサーSSのアクチュエーターは、原稿セットトレイ11に原稿Dが有ると、原稿Dに押圧されて下方に移動し、発光部と受光部との間の光路を遮断(または、開放)する。一方で、原稿セットセンサーSSのアクチュエーターは、原稿セットトレイ11から原稿Dが無くなると、原稿Dによる押圧が解除されることで上方に移動し、発光部と受光部との間の光路を開放(または、遮断する)する。これにより、原稿セットトレイ11に原稿Dが有るときと無いときとで原稿セットセンサーSSの出力値が変化する。したがって、原稿セットセンサーSSの出力値に基づき、原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされたか否かを検知することができる。
さらに、原稿搬送ユニット1には、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを検知するための原稿サイズセンサーS1、S2、S3およびS4が設けられる。原稿サイズセンサーS1は、原稿Dの主走査方向のサイズを検知するためのセンサーである。原稿サイズセンサーS1は、たとえば、可変抵抗であり、一対の規制板15の主走査方向の位置に応じて出力値(抵抗値)を変化させる。これにより、原稿サイズセンサーS1の出力値に基づき、原稿Dの主走査方向のサイズを検知することができる。
原稿サイズセンサーS2〜S4は、原稿Dの主走査方向と直交する副走査方向のサイズを検知するためのセンサーであり、副走査方向に互いに所定の間隔を隔てて配置される。原稿サイズセンサーS2〜S4は、たとえば、アクチュエーター型の光センサーであり、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dにアクチュエーターが押圧されることで出力値を変化させる。これにより、原稿サイズセンサーS2〜S4のうちHレベル(または、Lレベル)になった原稿サイズセンサーを判別することによって、原稿Dの副走査方向のサイズを検知することができる。
画像読取部2は、ランプ21、イメージセンサー22、ミラー23およびレンズ24を含み、原稿Dを光学的に読み取る。これら画像読取部2の各部材は、画像読取部2のフレーム内に配置される。
ランプ21は、複数のLED素子を有し、原稿Dに照射する光を生成する。複数のLED素子は、図示しないが、主走査方向にライン状に配列される。そして、ランプ21は、搬送読取時には、コンタクトガラス20aに向けて光を照射する(コンタクトガラス20aを透過した光が原稿Dを照射する)。一方で、ランプ21は、載置読取時には、コンタクトガラス20bに向けて光を照射する(コンタクトガラス20bを透過した光が原稿Dを照射する)。原稿Dで反射された反射光は、ミラー23で反射され、レンズ24に導かれる。レンズ24は、反射光を集光する。
イメージセンサー22は、原稿Dで反射された反射光(レンズ24で集光された光)を受光することにより原稿Dをライン単位で読み取る。このイメージセンサー22は、主走査方向にライン状に並ぶ複数の光電変換素子を有するCCDからなり、反射光を受光すると、ライン単位で画素毎に光電変換して電荷を蓄積する。そして、イメージセンサー22は、蓄積電荷に応じたアナログ信号を出力する。すなわち、イメージセンサー22の画素毎のアナログ出力は、反射光の光量に応じて変化する。
ランプ21およびミラー23は、副走査方向に移動可能な保持部材25によって保持される。保持部材25は、ワイヤー26に連結される。このワイヤー26は、巻取ドラム27に巻回される。これにより、巻取ドラム27が回転することによって保持部材25が副走査方向に移動し、ランプ21およびミラー23が保持部材25と共に副走査方向に移動する。なお、搬送読取時には、保持部材25がコンタクトガラス20aの下方で静止する。載置読取時には、保持部材25が副走査方向(正面から見て左から右に向かう方向)に移動する。
印刷部3は、給紙部4、用紙搬送部5、画像形成部6および定着部7によって構成される。そして、印刷部3は、用紙搬送路30に沿って用紙Pを搬送し、たとえば、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた画像データに基づく画像を用紙Pに印刷して出力する(コピージョブ)。
給紙部4は、用紙カセット41に収容された用紙Pを用紙搬送路30に供給する。この給紙部4は、ピックアップローラー42および給紙ローラー対43を含む。ピックアップローラー42は、用紙カセット41に収容された用紙Pを給紙ローラー対43の給紙ニップに送り、給紙ローラー対43は、給紙ニップに進入した用紙Pを用紙搬送路30に供給する。
用紙搬送部5は、用紙搬送路30に供給された用紙Pを転写ニップおよび定着ニップの順番で搬送し、排出トレイ51に排出する。この用紙搬送部5は、用紙搬送路30に沿って配置された搬送ローラー対52を複数含む。
画像形成部6は、画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。この画像形成部6は、感光体ドラム61、帯電装置62、露光装置63、現像装置64、転写ローラー65およびクリーニング装置66を含む。
画像形成時には、感光体ドラム61が回転し、その感光体ドラム61の表面を帯電装置62が所定電位に帯電させる。また、露光装置63は、感光体ドラム61の表面を走査露光し、感光体ドラム61の表面に静電潜像を形成する。現像装置64は、感光体ドラム61の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。なお、複合機100には、補給用のトナーを収容するコンテナー66が装着される。そして、コンテナー66に収容されたトナーは、中間ホッパー67を介して現像装置64に補給される。
転写ローラー65は、感光体ドラム61の表面に圧接し、感光体ドラム61との間で転写ニップを形成する。これにより、転写ニップに用紙Pが進入すると、感光体ドラム61の表面のトナー像が用紙Pに転写される。クリーニング装置66は、用紙Pへのトナー像の転写が終わると、感光体ドラム61の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部7は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱および加圧して定着させる。定着部7は、加熱ローラー71および加圧ローラー72を含む。加熱ローラー71は、発熱源を内蔵する。加圧ローラー72は、加熱ローラー71に圧接し、加熱ローラー71との間で定着ニップを形成する。そして、トナー像が転写された用紙Pは、定着ニップを通過することにより、加熱および加圧される。
操作パネル8は、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるとともに、ジョブを開始するための開始操作を受け付ける。すなわち、操作パネル8は、本発明の「操作部」に相当する。この操作パネル8は、タッチパネル付きの液晶表示部81を含む。液晶表示部81は、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるためのソフトキーやメッセージなどを表示する。また、操作パネル8には、スタートキー82やテンキー83などのハードキーも設けられる。スタートキー82は、ジョブの開始操作を受け付けるためのハードキーである。テンキー83は、ジョブに関する設定値を数値入力するときに押されるハードキーである。
(複合機のハードウェア構成)
図2に示すように、複合機100は、主制御部110(本発明の「制御部」に相当)を備える。主制御部110は、メインCPU111、画像処理部112および記憶部113を含む。画像処理部112は、画像処理専用のASICなどからなり、画像データに対して画像処理(拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROMおよびRAMなどからなり、プログラムおよびデータを記憶する。そして、主制御部110は、記憶部113に記憶されたプログラムおよびデータに基づき、複合機100の各部の動作を制御する。たとえば、主制御部110は、印刷部3と接続され、印刷部3の印刷動作を制御する。
また、主制御部110には、スキャン制御部120(本発明の「制御部」に相当)が接続される。スキャン制御部120は、図3に示すように、CPU121および記憶部122を含む。そして、スキャン制御部120は、主制御部110から指示を受け、原稿搬送ユニット1の原稿搬送動作および画像読取部2の画像読取動作を制御する。
具体的には、スキャン制御部120は、給紙ローラー13および搬送ローラー対14を回転させるための搬送モーターM1と接続され、給紙ローラー13および搬送ローラー対14を適切に回転させる。また、スキャン制御部120は、巻取ドラム27を回転させるための巻取モーターM2と接続され、巻取ドラム27を適切に回転させる。すなわち、スキャン制御部210は、ランプ21(保持部材25)を副走査方向に適切に移動させる。
スキャン制御部120には、ランプ21およびイメージセンサー22も接続される。そして、スキャン制御部120は、ランプ21およびイメージセンサー22の各動作を制御する。さらに、スキャン制御部120は、イメージセンサー22のアナログ出力を処理するため、アナログ処理部221、補正部222および画像メモリー223と接続される。アナログ処理部221は、増幅回路やA/D変換回路などを含み、イメージセンサー22のアナログ出力を増幅し、デジタルの画像データに変換して出力する。補正部222は、シェーディング補正などの補正を行う。画像メモリー223は、画像データを蓄積し、主制御部110(画像処理部112)に転送する。
また、スキャン制御部120は、原稿セットセンサーSSと接続され、原稿セットセンサーSSの出力値に基づき、原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされたか否かを検知する。さらに、スキャン制御部120は、原稿サイズセンサーS1〜S4と接続され、原稿サイズセンサーS1〜S4の各出力値に基づき、原稿セットセンサー11にセットされた原稿Dのサイズを検知する。
図2に戻って、主制御部110には、通信部130が接続される。通信部130は、たとえば、外部のコンピューター200とネットワークを介して通信可能に接続される。これにより、コンピューター200から送信された画像データに基づき印刷を行うことができる(プリントジョブ)。また、原稿Dの読み取りによって得られた画像データをコンピューター200に送信することもできる(送信ジョブ)。さらに、通信部130には、モデムも内蔵される。したがって、電話回線などのネットワークを介して、外部のファクシミリ300とファックス通信することができる(ファックスジョブ)。なお、コンピューター200およびファクシミリ300は、本発明の「外部機器」に相当する。
また、主制御部110は、操作パネル8と接続される。そして、主制御部110は、操作パネル8の表示動作を制御したり、操作パネル8に対して行われた操作を検知したりする。たとえば、主制御部110は、ジョブが行われていないとき、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるための設定画面を操作パネル8に表示させる。なお、このときに表示させる設定画面は変更可能であり、コピージョブの設定画面を表示させることもできるし、コピージョブ以外のジョブの設定画面を表示させることもできる。そして、主制御部110は、操作パネル8に対してジョブを開始するための開始操作(スタートキー82を押す操作)が行われると、ジョブを開始させる。
なお、主制御部110およびスキャン制御部120は互いに分割されていてもよいが、分割されていなくてもよい。すなわち、主制御部110が行う制御とスキャン制御部120が行う制御とが単一の制御部(たとえば、主制御部110)で行われるようになっていてもよい。
(搬送読取を伴うジョブの概要)
搬送読取を伴うジョブとしては、コピージョブ、ボックスジョブおよび送信ジョブ(ファックスジョブなど)がある。このようなジョブをユーザーが所望する場合、原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされ、ジョブに関する設定値が操作パネル8に入力される。たとえば、操作パネル8は、拡大/縮小、原稿画質、読み込み解像度、濃度、ファイル形式、枠消し、シャープネス、および、地色調整など種々の設定項目の各設定値の入力を受け付ける。なお、送信ジョブについては、宛先情報(たとえば、ファックス番号)なども設定値に相当する。そして、その後、操作パネル8に対して開始操作が行われる。
原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされると、原稿セットセンサーSSの出力値が原稿Dの有りを示す値となる。これにより、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされたことを検知する。また、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされると、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを原稿サイズセンサーS1〜S4の各出力値に基づき検知する。なお、原稿セットトレイ11に不定形サイズの原稿Dがセットされる場合がある。この場合、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズが不定形サイズであることを検知する。そして、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを示す原稿サイズ情報を主制御部110に通知する。
原稿サイズ情報の通知を受けた主制御部110は、ジョブに関する設定値の入力受付を操作パネル8に行わせる。すなわち、操作パネル8は、ジョブの設定画面を表示する(既に表示していれば表示を続ける)。なお、このときに表示されるジョブの設定画面には、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを示す情報が配される。
たとえば、操作パネル8は、ジョブに関する設定値として、画像読取部2が原稿Dを読み取る際の読取サイズを設定するための設定値の入力受付を行う。操作パネル8は、読取サイズの設定値の入力受付を行うとき、図4に示すようなサイズ設定画面PS1および図5に示すようなサイズ設定画面PS2のうちユーザーが選択したサイズ設定画面を表示する。そして、主制御部110は、操作パネル8に入力された設定値に基づき読取サイズを設定する。
サイズ設定画面PS1は、読取サイズを複数の定形サイズから選択して指定するための画面である。このサイズ設定画面PS1において、たとえば、最上欄をタッチすると、読取サイズがA3サイズに設定される。サイズ設定画面PS2は、読取サイズを任意に指定するための画面である。このサイズ設定画面PS2では、プラスキーK1およびマイナスキーK2をタッチすることにより、読取サイズの主走査方向(X方向)および副走査方向(Y方向)の各幅を任意に指定することができる。なお、原稿セットトレイ11に不定形サイズの原稿Dをセットする場合には、サイズ設定画面PS2によって読取サイズを指定しなければならない。
ところで、読取サイズの設定値には「自動」というものがある。主制御部110は、読取サイズの設定値が「自動」に設定されている場合、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズに基づき読取サイズを設定する。すなわち、主制御部110は、原稿セットトレイ11への原稿Dのセット時に検知された原稿DのサイズがA4サイズであれば、読取サイズをA4サイズに設定する。なお、通常では、読取サイズのデフォルトの設定値は「自動」に設定されている。
主制御部110は、原稿サイズ情報が通知されて以降、操作パネル8に対して開始操作が行われたことを受けてジョブを開始させる。具体的には、主制御部110は、まず、スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う。画像読取要求を受けたスキャン制御部120は、主制御部110に対して画像読取を行う旨を通知する。そして、スキャン制御部120は、原稿搬送ユニット1に原稿Dの搬送を行わせる。また、スキャン制御部120は、画像読取部2に原稿Dの読み取りを行わせる。
(搬送読取を伴うジョブの一時停止)
主制御部110は、操作パネル8に対して開始操作が行われた後、スキャン制御部120に指示し、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知を行わせ、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで検知結果(原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ)が異なっているか否かを判断させる。そして、スキャン制御部120は、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なっていると判断した場合、主制御部110からの画像読取要求に対する応答として、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なっている旨(サイズ不一致)を通知する。
たとえば、操作パネル8に対する開始操作後に原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dが抜き取られてそのまま保持された場合(原稿セットトレイ11から原稿Dが無くなった場合)に、スキャン制御部110から主制御部110へサイズ不一致が通知される。この場合、原稿セットセンサーSSの出力値が原稿Dの無しを示すレベルになったことを受けて、スキャン制御部110から主制御部110へサイズ不一致が通知されるようになっていてもよい。また、所定の定形サイズの原稿Dから別の定形サイズの原稿Dに交換された場合、あるいは、定形サイズの原稿Dから不定形サイズの原稿Dに交換された場合(または、その逆の場合)にも、スキャン制御部110から主制御部110へサイズ不一致が通知される。
主制御部110は、スキャン制御部120からサイズ不一致通知を受けると、ジョブを一時停止させる。すなわち、スキャン制御部120は、原稿搬送ユニット1の原稿搬送動作および画像読取部2の画像読取動作を一時停止させる。
ここで、主制御部110は、ジョブを一時停止させるが、ジョブの開始前に操作パネル8に入力された設定値をリセットせずに保持する。そして、主制御部110は、操作パネル8に指示し、原稿セットトレイ11に原稿Dを再セットするよう促す旨、および、読取サイズを設定するための設定値を操作パネル8に入力するよう促す旨、の少なくとも一方を報知させる。この構成においては、操作パネル8が本発明の「報知部」に相当する。
たとえば、操作パネル8は、図6に示すような報知画面PSを表示する。この報知画面PSには、原稿Dを再セットするよう促すメッセージ、および、読取サイズの設定値を入力するよう促すメッセージ、などが配される。さらに、報知画面PSには、読取サイズを入力するための画面に移行するためのキーKが配される。このキーKがタッチされると、操作パネル8は、サイズ設定画面PS1(図4参照)またはサイズ設定画面PS2(図5参照)を表示する。
原稿セットトレイ11に原稿Dが再セットされた場合、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズを原稿サイズセンサーS1〜S4の各出力値に基づき検知する。また、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズを示す原稿サイズ情報を主制御部110に通知する。原稿サイズ情報の通知を受けた主制御部110は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズに基づき読取サイズを再設定する。そして、主制御部110は、読取サイズ以外のジョブに関する設定値については保持したままジョブを再開させる(スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う)。
一方で、読取サイズの設定値が操作パネル8に入力された場合、主制御部110は、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズによらず、操作パネル8に入力された設定値に基づき読取サイズを再設定する。そして、主制御部110は、読取サイズ以外のジョブに関する設定値については保持したままジョブを再開させる(スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う)。なお、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズが不定形サイズであれば、読取サイズの設定値が操作パネル8に入力された場合にのみジョブが再開される。
以下に、図7および図8に示すフローチャートを参照し、搬送読取を伴うジョブを実行するときの制御の流れについて具体的に説明する。なお、図7および図8に示すフローチャートのスタートは、複合機100が起動してジョブの実行が可能になったときである。
ステップS1において、スキャン制御部120は、原稿セットセンサーSSの出力値に基づき、原稿セットトレイ11における原稿Dの有無(原稿セットトレイ11に原稿Dがセットされたか否か)を判断する。その結果、原稿セットトレイ11に原稿Dが有れば、ステップS2に移行し、原稿セットトレイ11に原稿Dが無ければ、ステップS1の判断を繰り返す。
ステップS2に移行すると、スキャン制御部120は、原稿サイズセンサーS1〜S4の各出力値に基づき、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知を行う。そして、ステップS3において、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを示す原稿サイズ情報を主制御部110に通知する。
次に、ステップS4において、原稿サイズ情報の通知を受けた主制御部110は、ジョブに関する設定値の入力受付を操作パネル8に行わせる。すなわち、操作パネル8は、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるための設定画面を表示する。
次に、ステップS5において、主制御部110は、操作パネル8が受け付けた設定値に基づきジョブの実行条件(読取サイズを含む)を設定する。なお、主制御部110は、読取サイズの設定値が「自動」に設定されていれば、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズに基づき読取サイズを設定する。あるいは、主制御部110は、サイズ設定画面PS1(図4参照)やサイズ設定画面PS2(図5参照)に読取サイズの設定値が入力されれば、入力された設定値に基づき読取サイズを設定する。
次に、ステップS6において、主制御部110は、操作パネル8が開始操作を受け付けたか否かを判断する。その結果、操作パネル8が開始操作を受け付けていれば、ステップS7に移行する。なお、ジョブの開始時点は、操作パネル8が開始操作を受け付けたときである。一方で、操作パネル8が開始操作を受け付けていなければ、ステップS4に移行する。ところで、主制御部110は、操作パネル8が開始操作を受け付ける前に、原稿Dが交換されたり、設定値が変更されたりすると、その都度、ジョブの実行条件を設定変更する。
ステップS7に移行すると、主制御部110は、スキャン制御部120に指示し、少なくとも原稿搬送ユニット1が原稿搬送動作を開始するまでの間、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知を行わせる。そして、ステップS8において、主制御部110は、スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う。
次に、ステップS9において、画像読取要求を受けたスキャン制御部120は、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なっているか否か(サイズが不一致か否か)を判断する。その結果、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なっていなければ、ステップS10に移行する。ステップS10に移行すると、スキャン制御部120は、主制御部110に対して画像読取を行う旨を通知する。この通知を受けた主制御部110は、ジョブを続行させる。
一方で、ステップS9において、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なっている場合には、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、スキャン制御部120は、主制御部110に対してサイズ不一致を通知する。そして、ステップS12において、サイズ不一致通知を受けた主制御部110は、ジョブの開始前に操作パネル8が受け付けた設定値をリセットせずにジョブを一時停止させる。
次に、ステップS13において、主制御部110は、報知画面PS(図6参照)を操作パネル8に表示させる。そして、ステップS14において、主制御部110は、一時停止中のジョブをキャンセルするためのキャンセル操作を操作パネル8が受け付けたか否かを判断する。その結果、操作パネル8がキャンセル操作を受け付けていれば、ジョブを再開せずに終了させる(ジョブの開始前に操作パネル8に入力された設定値をリセットする)。一方で、操作パネル8がキャンセル操作を受け付けていなければ、ステップS15に移行する。
ステップS15に移行すると、主制御部110は、スキャン制御部120に指示し、原稿セットトレイ11における原稿の有無(原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dが有るか否か)を判断させる。具体的には、スキャン制御部120は、操作パネル8に対して開始操作が行われて以降、原稿セットセンサーSSの出力値が原稿Dの有りを示すレベルから原稿Dの無しを示すレベルになり、その後で原稿Dの有りを示すレベルになったか否かを判断する。その結果、原稿セットトレイ11に原稿Dが有るとスキャン制御部120が判断すれば、ステップS16に移行し、原稿セットトレイ11に原稿Dが無いとスキャン制御部120が判断すれば、ステップS14に戻る。
ステップS16に移行すると、主制御部110は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズ検知をスキャン制御部120に行わせる。その後、ステップS17において、スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズを示す原稿サイズ情報を主制御部110に通知する。
次に、ステップS18において、原稿サイズ情報の通知を受けた主制御部110は、読取サイズを設定するための設定値が操作パネル8に入力されたか否かを判断する。その結果、読取サイズの設定値が操作パネル8に入力されていなければ、ステップS19に移行する。ステップS19に移行すると、主制御部110は、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズに基づき読取サイズを設定する。そして、ステップS20において、主制御部110は、読取サイズ以外のジョブに関する設定値は保持したままジョブを再開させる(スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う)。
一方で、ステップS18において、読取サイズの設定値が操作パネル8に入力された場合には、ステップS21に移行する。ステップS21に移行すると、主制御部110は、操作パネル8に入力された設定値に基づき読取サイズを設定する。そして、ステップS20に移行する。すなわち、主制御部110は、読取サイズ以外のジョブに関する設定値については保持したままジョブを再開させる(スキャン制御部120に対して画像読取要求を行う)。
なお、上記構成において、ジョブを一時停止させた後、原稿Dの再セットを促す旨だけを報知し、再セットされた原稿Dのサイズに基づき読取サイズを設定してジョブを再開するようにしてもよい。ただし、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズが不定形サイズであれば、ジョブを再開せずに終了させてもよい。
あるいは、ジョブを一時停止させた後、読取サイズを設定するための設定値の入力を促す旨だけを報知し、入力された設定値に基づき読取サイズを設定してジョブを再開するようにしてもよい。
本実施形態の複合機100(画像読取装置、通信装置、画像形成装置)は、上記のように、ジョブに関する設定値の入力を受け付けるとともに、ジョブを開始するための開始操作を受け付ける操作パネル8(操作部)と、原稿Dがセットされる原稿セットトレイ11と、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dをジョブの実行中に読取位置RPに搬送する給紙ローラー13(原稿搬送部)および搬送ローラー対14(原稿搬送部)と、ジョブの実行中に読取位置RPを通過する原稿Dを読み取る画像読取部2と、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズを検知するための原稿サイズセンサーS1〜S4と、スキャン制御部120(制御部)と、主制御部110(制御部)と、を備える。スキャン制御部120は、原稿セットトレイ11への原稿Dのセット時に原稿サイズセンサーS1〜S4の各出力値に基づき原稿Dのサイズ検知を行う。また、主制御部110は、操作パネル8に対して開始操作が行われたことを受けてジョブを開始させ、ジョブの開始前に操作パネル8が受け付けた設定値に従ってジョブの実行を制御する。そして、主制御部110は、操作パネル8に対して開始操作が行われた後、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知をスキャン制御部120に行わせ、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なれば、ジョブの開始前に操作パネル8が受け付けた設定値をリセットせずにジョブを一時停止させる。
本実施形態では、主制御部110は、操作パネル8に対する開始操作前に、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知をスキャン制御部120に行わせる。さらに、主制御部110は、操作パネル8に対する開始操作後にも、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ検知をスキャン制御部120に行わせる。そして、主制御部110は、操作パネル8に対する開始操作前と開始操作後とで原稿Dのサイズが異なれば、ジョブを一時停止させる。すなわち、操作パネル8に対する開始操作後に、原稿セットトレイ11から原稿Dを抜き取ってそのまま保持したり、原稿セットトレイ11にセットした原稿Dをその原稿Dのサイズとは異なるサイズの原稿Dに交換したりなどすると、ジョブが一時停止される。
ここで、本実施形態では、主制御部110は、ジョブを一時停止させるが、ジョブの開始前に操作パネル8が受け付けた設定値はリセットしない(すなわち、ジョブをキャンセルするわけではない)。したがって、一時停止したジョブの再開に際して、ユーザーが行う操作(ジョブの開始前に操作パネル8に入力した設定値を再入力する操作)を減らすことができる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル8(報知部)は、主制御部110によりジョブが一時停止されると、原稿セットトレイ11に原稿Dを再セットするよう促す旨を報知する。そして、主制御部110は、原稿セットトレイ11に原稿Dが再セットされると(スキャン制御部120が原稿セットトレイ11への原稿Dの再セットを検知すると)、原稿セットトレイ11に再セットされた原稿Dのサイズ(スキャン制御部120が検知した原稿Dのサイズ)に基づき読取サイズを設定し、読取サイズ以外のジョブに関する設定値は保持したままジョブを再開させる。これにより、原稿セットトレイ11に原稿Dを再セットするだけで、読取サイズ以外のジョブに関する設定値が保持されたままジョブが再開するので、ユーザーの利便性がより向上する。
また、本実施形態では、上記のように、操作パネル8(報知部)は、主制御部110によりジョブが一時停止されると、読取サイズを設定するための設定値を操作パネル8に入力するよう促す旨を報知する。そして、主制御部110は、読取サイズの設定値が操作パネル8に入力されると、原稿セットトレイ11にセットされた原稿Dのサイズ(スキャン制御部120が検知した原稿Dのサイズ)によらず、操作パネル8に入力された設定値に基づき読取サイズを設定し、読取サイズ以外のジョブに関する設定値は保持したままジョブを再開させる。ここで、ユーザーによっては、不定形サイズの原稿Dを原稿セットトレイ11にセットする場合がある。この場合には、読取サイズの設定値(任意の値)を操作パネル8に入力しなければならない。したがって、読取サイズの設定値を操作パネル8に入力することでジョブが再開するようになっていると、不定形サイズの原稿Dを読取対象とするジョブを所望するユーザーにとっては利便性が良い。
また、本実施形態では、上記のように、外部のコンピューター200(外部機器)やファクシミリ300(外部機器)に通信可能に接続され、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた画像データをコンピューター200やファクシミリ300に送信する通信部130を備える。そして、複合機100は、搬送読取を伴うジョブとして、コンピューター200やファクシミリ300に原稿Dの画像データを送信する送信ジョブを実行する。これにより、送信ジョブの再開時にユーザーが行う操作を減らすことができる。
また、本実施形態では、上記のように、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた画像データに基づく画像を用紙Pに印刷する印刷部3を備える。そして、複合機100は、搬送読取を伴うジョブとして、原稿Dの画像データに基づく画像を用紙Pに印刷するコピージョブを実行する。これにより、コピージョブの再開時にユーザーが行う操作を減らすことができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
2 画像読取部
3 印刷部
8 操作パネル(操作部、報知部)
11 原稿セットトレイ
13 給紙ローラー(原稿搬送部)
14 搬送ローラー対(原稿搬送部)
100 複合機(画像読取装置、通信装置、画像形成装置)
110 主制御部(制御部)
120 スキャン制御部(制御部)
130 通信部
200 コンピューター(外部機器)
300 ファクシミリ(外部機器)
D 原稿
P 用紙
RP 読取位置
S1、S2、S3、S4 原稿サイズセンサー

Claims (5)

  1. ジョブに関する設定値の入力を受け付けるとともに、前記ジョブを開始するための開始操作を受け付ける操作部と、
    原稿がセットされる原稿セットトレイと、
    前記原稿セットトレイにセットされた原稿を前記ジョブの実行中に読取位置に搬送する原稿搬送部と、
    前記ジョブの実行中に前記読取位置を通過する原稿を読み取る画像読取部と、
    前記原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズを検知するための原稿サイズセンサーと、
    前記原稿セットトレイへの原稿のセット時に前記原稿サイズセンサーの出力値に基づき原稿のサイズ検知を行うとともに、前記操作部に対して前記開始操作が行われたことを受けて前記ジョブを開始させ、前記ジョブの開始前に前記操作部が受け付けた設定値に従って前記ジョブの実行を制御する制御部と、を備え、
    前記原稿サイズセンサーは前記原稿セットトレイに設けられ、
    前記制御部は、前記操作部に対して前記開始操作が行われた後、原稿搬送動作を開始するまでの間に、前記原稿サイズセンサーの出力値に基づき前記原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズ検知を行い、前記開始操作前に検知した原稿のサイズと前記開始操作後に検知した原稿のサイズとが異なれば、前記ジョブの開始前に前記操作部が受け付けた設定値をリセットせずに前記ジョブを一時停止させることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記ジョブの実行状態を報知する報知部を備え、
    前記報知部は、前記制御部により前記ジョブが一時停止されると、前記原稿セットトレイに原稿を再セットするよう促す旨を報知し、
    前記制御部は、前記原稿セットトレイに原稿が再セットされると、前記画像読取部が原稿を読み取る際の読取サイズを前記原稿セットトレイに再セットされた原稿のサイズに基づき設定し、前記読取サイズ以外の前記ジョブに関する設定値は保持したまま前記ジョブを再開させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ジョブの実行状態を報知する報知部を備え、
    前記報知部は、前記制御部により前記ジョブが一時停止されると、前記画像読取部が原稿を読み取る際の読取サイズを設定するための設定値を前記操作部に入力するよう促す旨を報知し、
    前記制御部は、前記読取サイズを設定するための設定値が前記操作部に入力されると、前記原稿セットトレイにセットされた原稿のサイズによらず、前記操作部に入力された設定値に基づき前記読取サイズを設定し、前記読取サイズ以外の前記ジョブに関する設定値は保持したまま前記ジョブを再開させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    外部機器に通信可能に接続され、前記画像読取部による原稿の読み取りによって得られた画像データを前記外部機器に送信する通信部と、を備え、
    前記ジョブは、原稿の画像データを前記外部機器に送信する送信ジョブであることを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    前記画像読取部による原稿の読み取りによって得られた画像データに基づく画像を用紙に印刷する印刷部と、を備え、
    前記ジョブは、原稿の画像データに基づく画像を用紙に印刷するコピージョブであることを特徴とする画像形成装置。
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