JP2019168568A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定着温調制御のトナー載り量検出を省略せずに高生産性の印刷が可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】イメージセンサの移動により原稿を読み取る読取手段(105)と、読取り手段により読み取った原稿の画像データを予め設定された設定情報に基づき加工する画像処理手段(115)と、画像処理手段により加工された画像データを基にトナー載り量の検出を行う画像解析手段(116)と、画像処理手段が使用した設定情報を基に画像解析手段の実施可否を判定する画像解析実施判定手段(123)と、画像解析手段が検出したトナー載り量に基づき定着温度を決定する定着手段(133)とを備え、画像解析実施判定手段により画像解析手段の実施が可能と判断された場合に、イメージセンサの移動中に前記画像解析手段によりトナー載り量の検出を行うことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置に関する。
近年、プリンタ、複写機等のOA機器に対し、省エネルギー化や高速化への市場要求が高まってきている。電子写真方式により形成されたトナー画像を転写紙上に熱定着する画像形成装置において、これらの要求性能を達成する為には、定着装置の消費電力や定着速度の改善が重要である。
通常、定着装置の定着温度及び定着速度は、安定した定着性を得るために、転写紙上に載せることが可能な最大色材量を考慮して決定される。フルカラー複写機では、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)等の複数の色材を重ね合わせて画像形成を行うため、転写紙上に載せる単位面積当たりの色材量(以下、「トナー載り量」と呼ぶ)が多くなる傾向にある。またトナー載り量は、画像形成装置が色を表現できる領域(以下、色再現領域と呼ぶ)と密接な関係があるため、高画質を維持する為には十分なトナー載り量を必要とする。
しかし、画像全体のトナー載り量が所定の値を超えた場合、または定着装置の特性により決まる所定サイズの連続領域(以下、「検出領域」と呼ぶ)を塗りつぶすようにトナーが載る場合には、高い定着温度もしくは長い定着時間が必要となる。前者の場合は消費電力が増加することになり、後者の場合は印刷速度が低下してしまう。このため、画像の最大トナー載り量に応じて、定着装置の定着温度及び定着速度の変更を行っている。
また、画像処理やトナー載り量の検出そのものに時間がかかるような画像形成装置の場合、高速印刷ができないという問題があった。トナー載り量の検出が所定時間内に完了しなかった場合、暫定のトナー載り値を基に定着温調の制御を行うものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、上述した特許文献1では、画像解析を行い算出したトナー載り量ではなく、暫定のトナー載り量を基にして定着温調を実施するため、正確な定着温調制御を行うことができない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明はこのような課題を鑑みてなされてものであり、印刷速度の低下を抑えつつ、正確な定着温調制御が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、イメージセンサの移動により原稿を読取る読取手段と、前記読取り手段により読み取った原稿の画像データを予め設定された設定情報に基づき画像処理する画像処理手段と、前記画像処理手段が使用した設定情報を基に定着温調の画像解析実施可否を判定する画像解析実施判定手段と、前記画像処理手段により画像処理された画像データを基にトナー載り量の検出を行う画像解析手段と、前記画像解析手段が検出したトナー載り量に基づき定着温度を決定する定着手段とを備え、前記画像解析実施判定手段により前記画像解析手段の実施が可能と判断された場合には、前記読取手段のイメージセンサの移動中に前記画像解析手段によりトナー載り量の検出を行うことを特徴とする。
本発明によれば、印刷速度の低下を抑えつつ、正確な定着温調制御が可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる画像形成装置全体のハードウェアブロック図である。同図において、バス110、CPU111を含む制御部102は、画像形成装置101全体の動作を制御する。バス110は、制御部102の含む構造要素間のデータ経路である。CPU111は、ROM112に記憶された制御プログラムを読み出して、読み取り/印刷/通信などの各種制御を行う。RAM113は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データや各種プログラムを記憶する。処理制御部122は制御部102における処理の実行順を制御する。制御部102は、さらに各種インタフェース(I/F)とシステムバス110を備える。
画像解析部116は画像データを解析して定着温調制御の要否と定着温度の決定を行う。操作部I/F117は、操作部103と制御部102を接続する。操作部103には、表示パネルが備えられており、ユーザによる操作/入力/指示を受け付け、制御部103に処理の指示を依頼する役割を持つ。ネットワークI/F118は、制御部102(画像形成装置101)を有線LAN、または、無線LANに接続する。シリアルI/F119は、制御部102(画像形成装置101)を外部装置に接続する。
画像形成装置101は、ネットワークI/F118およびシリアルI/F119を介して外部装置と画像データや各種情報を送受信することができる。例えば、画像形成装置101は、外部装置から印刷用データを受信してプリンタ104で印刷すること、スキャナ105で読み取った画像データを外部装置へ送信することが可能である。プリンタI/F120は、プリンタ104と制御部102を接続する。プリンタ104で印刷すべき画像データはプリンタI/F120を介して制御部102から転送され、プリンタ104により記録材上に印刷される。プリンタ104は画像形成部133、用紙搬送部134、定着装置部135、温度検知部136を持つ。画像形成部131はプリンタI/F120から供給されたデータのトナー画像を転写ベルト上に形成する。
用紙搬送部132は転写ベルトのトナー画像位置へ用紙を搬送する。定着装置部133は当接する温度検知部134を用いて所望の温度に加熱および加圧することでトナー画像を用紙に定着させる。スキャナI/F121は、スキャナ105と制御部102を接続する。スキャナ105は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F121を介して画像データを制御部102に入力する。画像処理部115は、RAM113に展開された画像データに対して色調補正や2値化、色空間変換、フィルタ処理等の画像処理を実行し、JBIG、JPEGといった所定の規格に準拠した画像データの符号化、復号化を実行する処理部である。画像解析実施判定部123は画像処理部115の画像処理設定情報を基に、定着温調の画像解析実施可否を判定する。
図2は、スキャナ105の構成例を示す図である。スキャナ105は、スキャナ下部201およびスキャナ上部202を備える。スキャナ上部201はスキャナ下部202の光源205,206が照射した光を反射する反射板を備える。スキャナ下部202は、原稿台203およびイメージセンサ204を備える。原稿台203は、ガラス板等の透明板で構成される。尚、スキャナ上部201は、不図示の開閉機構により、スキャナ下部202に対して開閉自在である。スキャナ上部201の開閉により、スキャナ105は原稿台203上に載置された原稿の交換が可能である。
スキャナ下部202のイメージセンサ204は、原稿台203上の原稿の画像読み取り部として機能する。イメージセンサ204は、照射手段として一対の光源205、206、レンズ207、および光電変換部208を備える。LED光源205、206から照射された光は、原稿台203上に載置された原稿の表面で反射され、その反射光がレンズ207を介して光電変換部208に入力される。光電変換部208は、入力された反射光を電気信号に変換することで画像データを生成する。LED光源205、206は、主走査方向(図2の奥行き方向)に沿って配列される複数のLED素子および導光体を有している。LED光源205、206は、各LED素子から出射された光により導光体を介して原稿の表面を照射する。光電変換部208は、主走査方向に配列される複数の光電素子を備えている。
図3は、画像処理部115の構成例を示す図である。画像処理部115は、画像データの送受信を行う入力DMA部311、出力DMA部312と、画像データに対して画像処理を行うJBIG部301、JPEG部302、変倍部303、RIP部304、2値化部305からなる。各部の動作は、処理制御部122から受け取る画像処理設定情報により変更が可能である。
入力DMA部311は、バス110に接続されているI/F、またはRAM113から入力されたデータを、JBIG部301、JPEG部302、変倍部303、RIP部304、2値化部305へ出力する。JBIG部301は、入力DMA部311から入力されたJBIG圧縮済みの画像データをJBIG伸長して出力DMA部312へ出力する。もしくは、入力DMA部311から入力されたビットマップ形式の画像データに対してJBIG圧縮を行い、出力DMA部312へ出力する。JPEG部302は、入力DMA部311から入力されたJPEG圧縮された画像データに対してJPEG伸長して、出力DMA部312へ出力する。もしくは、入力DMA部311から入力されたビットマップ形式の画像データに対してJPEG圧縮を行い、出力DMA部312へ出力する。
変倍部303は、入力DMA部311から入力されたビットマップ形式の画像データに対して、予め変倍部303に設定された値に基づき拡大もしくは縮小を行い、出力DMA部312へ出力する。RIP部304、入力DMA部311から入力されたPDLデータから生成した中間データに対して、予めRIP部304に設定された値に基づき、ビットマップ形式の画像データを生成して、出力DMA部312へ出力する。2値化部305は、入力DMA部311から入力された多値のビットマップ形式の画像データに対して、予め2値化部305に設定された値に基づき2値のビットマップ形式の画像データの生成を行い、出力DMA部312へ出力する。出力DMA部312は、JBIG部301、JPEG部302部、変倍部303、RIP部304、2値化部305からデータを入力して、予めDMA部に設定された値に基づきバス110に接続されているI/F、またはRAM113に画像データを出力する。
図4は、プリンタ104の断面図である。プリンタ104は、感光ドラム11に形成したトナー画像をシートPに転写して、定着器40でシートPに画像を定着させて、シートPに画像を形成する。プリンタ0122は、Y(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)の各色のトナー画像を形成する画像形成部10を備えている。画像形成部10は、図4の左側から順にY、M、C、Bkの各色に対応した4つの感光ドラム11(11Y、11M、11C、11Bk)を備えている。
各感光ドラム11の周囲には、帯電器12、レーザースキャナユニット13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。感光ドラム11は、駆動源によって矢印方向(図4中の反時計回り方向)に回転駆動する。感光ドラム11の周囲には、その回転方向に沿って順に、帯電器12、レーザースキャナユニット13、現像装置14、一次転写ブレード17、クリーナ15が配置されている。感光ドラム11は、帯電器12によってその表面をあらかじめ帯電される。その後、感光ドラム11は、画像情報に応じてレーザ光を照射するレーザースキャナユニット13によって露光され、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置14によってBk色のトナー画像になる。このとき他の色についても同様の工程がおこなわれる。
各感光ドラム11上のトナー画像は、一次転写ブレード17によって、中間転写ベルト31に順次一次転写される。一次転写後、感光ドラム11に転写されず残ったトナーは、クリーナ15によって除去される。こうして、感光ドラム11の表面は清浄になり、次の画像形成が可能な状態となる。給送カセット20又はマルチ給送トレイ25に置かれたシートPは、給送機構によって1枚ずつ送り出されてレジストローラ対23に送り込まれる。レジストローラ対23は、シートPを一旦止めて、シートPが搬送方向に対して斜行している場合はその向きを補正する。レジストローラ対23は、中間転写ベルト31上のトナー画像と同期を取って、シートPを中間転写ベルト31と二次転写ローラ35の間に送り込む。ローラ35は、ベルト31上のカラーのトナー画像をシートPに転写する。その後、シートPは定着器40に向かって送り込まれる。
定着器40は、シートP上のトナー画像を加熱、加圧してシートPに定着する。定着器40を出たシートPは搬送パスを通って排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出される。両面印刷が指定されている場合には、第1面にプリント済みのシートが排紙ローラにより排紙トレイ上に送り出されていき、後端部が排紙ローラを通過する直前で排紙ローラの回転が逆転に変換される。これにより、シートPはスイッチバックされて再搬送パスに導入される。そして、表裏反転状態になって再びレジストローラ対23に搬送される。以後は、第1面の時と同様に、転写、定着され、両面プリント物として排紙される。
図5はトナー載り量検出の結果、検出したトナー載り量に応じて対象ページの定着に必要な定着温度の算出方法について説明する。前述の通り、トナー載り量とは、画像データ上の単位面積あたりのトナー載り量のことを意味する。定着不良を起こすことなくトナーを記録用紙に定着させるためには、定着器40の温度を、対象ページ中の最大トナー載り量が確実に定着できる定着温度に設定する必要がある。このとき、印刷する画像データにより、最大トナー載り量が異なるため、定着に必要な温度も画像データごとに異なることとなる。そして最大トナー載り量が大きいほど定着器40がトナー定着に必要な温度も高くなる。
図5(b)は、本実施形態に係る画像形成装置101におけるトナー載り量と、定着器40がトナー定着に必要な定着温度との関係を示した図である。図5(a)における横軸はトナー載り量を示し、縦軸は定着器40が記録用紙へのトナー定着に必要な温度を示している。
図5(a)において、例えばトナー載り量検出の結果が200%の場合、トナー定着に必要な最低温度はT1となる。同様に、トナー載り量検出の結果が150%、100%、50%の場合、トナー定着に必要な最低温度は、それぞれT2、T3、T4となる。画像データ中に現れる最大トナー載量値を定着可能な温度まで、定着器40の定着温度が上がっていれば、画像データに係るトナーをトナー定着処理した際にトナー定着不良の問題が発生する事はない。そのため、上記トナー載り量検出の結果から、印刷対象のトナーを定着するために必要な最低温度を求めることができる。
図5(b)は、トナー載り量と定着器40の定着温度との関係を正規化したデータテーブルを示した図である。図5(b)では、例えばトナー載り量検出の結果が200%以上の場合は、定着器40が記録用紙へのトナー定着に必要な最低温度は最も高い基準温度(ref)となる。一方、トナー載り量検出の結果が50%以下の場合は、定着器40が記録用紙11へのトナー定着に必要な最低温度は、基準温度(ref)から10度低い温度(ref−10°)となることを参照できる。
本実施形態における処理制御部122のコピー処理を図6のフローチャートを用いて説明する。処理制御部122が操作部117からコピーの実行指示を受信する(S601)。処理制御部122はスキャナI/F121に対して原稿読取り指示を送信する(S602)。続けて、スキャナI/F121が読み取った画像データを逐次画像処理するため、処理制御部122は画像処理部115に対して画像処理設定情報と画像処理実行指示を送信する(S603)。原稿の読取りが完了すると、処理制御部122がスキャナI/F121から原稿読取り完了通知を受信する(S604)。画像処理を完了すると、処理制御部122が画像処理部115から画像処理完了通知を受信する(S605)。
続いて、処理制御部122が画像解析実施判定部123に対して画像処理部115の画像処理設定情報と画像解析実施可否判定指示を送信する(S606)。処理制御部122が画像解析実施判定部123から画像解析実施可否判定通知を受信する(S607)。画像解析実施が可能である場合、S609のステップに進む。画像解析実施が不可である場合はS611のステップに進む。
S609のステップでは、画像解析部116に対して画像解析指示を送信して画像解析を実施する。画像解析が完了すると、処理制御部122が画像解析部116から画像解析結果通知を受信する(S610)。S611のステップでは、スキャナI/F121からセンサ移動完了通知を受信する。センサ移動完了通知受信後、S612のステップにおいて、操作部103からプリント指示を受けた場合はS613のステップに進む。プリント指示を受けていない場合はS616のステップに進む。
S616のステップでは、操作部から次原稿の読取り指示を受けた場合はS602のステップに進み、再度原稿読取りを行う。例えば4in1印刷のように複数原稿を読取る必要がある場合、操作部103から次原稿の読取り指示を受けることがある。S613のステップではS610のステップにおいて画像解析を実施済みであればS614のステップに進む。画像解析を実施済みでなければS617のステップに進む。S614のステップでは、画像解析部116から受信した画像解析結果を基に、処理制御部122がプリンタI/F120に対して定着温調制御指示を送信する。続けて、プリンタI/Fに印刷開始指示を送信し、印刷を開始する。
本実施形態におけるスキャナI/F121の原稿読取り処理を図7のフローチャートを用いて説明する。スキャナI/F121が、処理制御部122から原稿読取り指示を受信する(S701)。スキャナI/F121は、スキャナ105に対して原稿読取り指示を送信する(S702)。スキャナ105が原稿を読取り生成した画像データは、逐次画像処理部115に送信される。
原稿の読取りが完了すると、スキャナI/F121がスキャナ105から原稿読取り完了通知を受信する。スキャナI/Fがイメージセンサを原稿読取り前の位置に戻すため、スキャナ105に対してイメージセンサ移動指示を送信する(S704)。イメージセンサの移動が完了すると、スキャナI/F121がスキャナ105からイメージセンサ移動完了通知を受信する(S705)。スキャナI/Fが処理制御部に対してイメージセンサ移動完了通知を送信する(S706)。
本実施形態におけるスキャナI/F121の原稿読取り処理を図8のフローチャートを用いて説明する。
画像解析実施判定部123が処理制御部122から画像処理設定情報と画像解析実施可否判定指示を受信する(S801)。画像処理設定情報から、スキャナ105の読取った画像データにレイアウト処理(拡大・縮小・回転処理)が不要かどうかを判定する(S802)。レイアウト処理が不要であれば、スキャナ105の読取った画像からトナー載り量の算出が可能である。
そのため、S803のステップに進み、処理制御部対して画像解析実施可能であることを通知する。レイアウト処理が必要であればS803のステップに進む。レイアウト処理が必要であれば、スキャナ105の読取った画像からトナー載り量を算出することができない。そのため、S804のステップに進み、処理制御部対して画像解析実施不可であることを通知する。
図9(a)は、本実施形態におけるトナー載り量検出処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートで示すトナー載り量検知処理はCPU103が処理を行う。まず、S901において、入力されたビットマップ形式の画像データについて、1ラインの検索窓を画像の上端にセットする。S902において、検索窓がセットされているラインに対して、ライン単位のトナー載り量を計算する。図10は、本実施形態におけるトナー載り量検出処理を説明する図である。図10の1011がライン単位のトナー載り量とする。
S903において、S902で求めたライン単位のトナー載り量と、RAM113に記憶されている連続ライン結果と比較して小さい方を新しい連続ライン結果としてRAM1004に上書きする。連続ライン結果に値が保持されていない場合、S902で求めたライン単位のトナー載り量を新しい連続ライン結果としてRAM113に保存する。図10の1012で示すように8つの連続したラインのトナー載り量の最小値を連続ライン結果1013とする。
S904において、検索窓の位置が上端から数えて8の倍数のラインにある場合は、S906に進む。検索窓の位置が上端から数えて8の倍数以外のラインにある場合は、S905に進む。
S905において、検索窓を下に1ライン移動させて、S902へ戻る。S906において、RAM113に記憶されている連続ライン結果と、RAM113に記憶されている最終結果と比較して大きい方を新しい最終結果としてRAM113に上書きする。最終結果に値が保持されていない場合、連続ライン結果を新しい最終結果としてRAM113に保存する。図10の1014で示すように連続ライン結果の内、最大値をトナー載り量の最終結果とする。S907において、検索窓の位置が画像の下端にあれば、S908へ進む。検索窓の位置が画像の下端になければ、S905へ進む。S908において、RAM113に保存されている最終結果をこの画像のトナー載り量として、RAM113に保存する。
図9(b)は、本実施形態におけるライン単位のトナー載り量検出処理を示すフローチャートである。なお、フローチャートで示すライン単位のトナー載り量検知処理はCPU111が処理を行う。まず、S911において、入力されたビットマップ形式の画像データについて、16x1画素の検索窓を画像の左端にセットする。図10の1002のように検索窓があり、その代表値を1001とする。S912において、検索窓がセットされている画素群に対して、トナー載り量を計算する。画素毎に各色の濃度の和を求め、検索窓内の画素の中でもっとも大きい濃度の和をトナー載り量とする。
S913において、S912で求めたトナー載り量と、RAM113に記憶されているライン結果と比較して大きい方を新しいライン結果としてRAM113に上書きする。ライン結果に値が保持されていない場合、S912で求めたトナー載り量を新しいライン結果としてRAM113に保存する。図10の1003で示すようにライン結果の内、最大値をこのラインのトナー載り量とする。S914において、検索窓の位置が画像の右端にあれば、S916へ進む。検索窓の位置が画像の右端になければ、S915へ進む。
S915において、検索窓を右に4画素移動させて、S912へ戻る。S916において、RAM113に保存されているライン結果をこのラインのトナー載り量として、RAM113に保存する。
図11は、本実施形態における画像解析実施判断の効果を示す図である。図11(a)は、従来のコピー処理における原稿読取りから印刷までのタイミングを記した図である。Nページでは、操作部103から処理制御部122がコピー実行指示を受信すると、スキャナI/F121に原稿読取りを依頼する。
次に処理制御部122はスキャナI/F121のイメージセンサ移動完了通知を待ち、N+1ページの原稿読取をスキャナI/Fに指示する。そして、全てのスキャナI/Fが全ての原稿を読取った後、各ページの画像解析と印刷を行う。図11(b)は、本実施形態におけるコピー処理における原稿読取りから印刷までのタイミングを記した図である。Nページでは、操作部103から処理制御部122がコピー実行指示を受信すると、スキャナI/F121に原稿読取りを依頼する。
処理制御部122はスキャナI/F121から原稿読み込み完了通知を受信後、画像解析実施判定部123により、画像解析実施可否判定指示を送信する。画像解析実施判定部123が画像解析実施可能と判定した場合、直ちに画像解析部116に画像解析指示を送信する。このため、従来と比較してイメージセンサ204の移動中に画像解析を実施することが可能となる。
その結果、図11(a)と比較して、図11(b)の方が、1ページ当たりの印刷時間が短いことがわかる。本実施形態によれば、イメージセンサ204の移動中に画像解析を行うことで、画像解析処理を省略することなく1ページ当たりの印刷時間を短縮することが可能である。
105 スキャナ
116 画像解析部
123 画像解析実施判定部
133 定着装置部
204 イメージセンサ
116 画像解析部
123 画像解析実施判定部
133 定着装置部
204 イメージセンサ
Claims (1)
- イメージセンサの移動により原稿を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取った原稿の画像データを予め設定された設定情報に基づき画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理手段が使用した設定情報を基に定着温調の画像解析実施可否を判定する画像解析実施判定手段と、
前記画像処理手段により画像処理された画像データを基にトナー載り量の検出を行う画像解析手段と、
前記画像解析手段が検出したトナー載り量に基づき定着温度を決定する定着手段と、を備え、
前記画像解析実施判定手段により前記画像解析手段の実施が可能と判断された場合には、前記読取手段のイメージセンサの移動中に前記画像解析手段によりトナー載り量の検出を行うことを特徴とする画像形成装置。
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