JP6960320B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、外面に微細な突起が形成されたタイヤに関する。
従来、タイヤのサイド部に微細な突起を形成して、コントラストを有するパターン領域を形成することが行われている。例えば特許文献1には、パターン領域の全体にわたって形成された複数の突起によって、タイヤのサイド部に大きなコントラストを呈する技術が開示されている。
国際公開第2012/131089号
タイヤのサイド部の装飾部は、突起が形成された一の領域を有する。この一の領域の明度は、突起によって光の反射をコントロールすることにより、光をそのまま反射させる他の領域の明度と比して低くなる。しかしながら、突起が形成されている一の領域が、全体的に同様の明度で低くなっているだけでは、タイヤにおいて突起が形成されている装飾部を表現するための幅が限られてしまう。
本発明の課題は、タイヤにおいて突起が形成されている領域を有する装飾部の表現の幅を広げることである。
請求項1に係るタイヤは、タイヤの外面に形成され、ベース面を有する装飾部と、前記装飾部の前記ベース面から0.1〔mm〕以上で1.0〔mm〕以下の突出高さで突出すると共に1.0〔mm〕よりも大きく3.0〔mm〕以下の間隔で、前記ベース面に対して直交する方向から見て、基点から複数方向に延びている延出部を含んで形成されている第一突起が、複数形成されている第一のパターン領域と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、タイヤの外面の装飾部には、第一のパターン領域が形成されている。そして、この第一のパターン領域には、ベース面から突出すると共に間隔が1.0〔mm〕よりも大きく3.0〔mm〕以下で、かつ、突出高さが0.1〔mm〕以上で1.0〔mm〕以下とされた第一突起が複数形成されている。これにより、第一のパターン領域に入射した光は、第一突起の向かい合う側面で反射を繰り返しながら減衰して、外側に反射される。
そこで、第一のパターン領域は、突起が形成されていない他の領域と比して明度が低く、かつ、密度が高い状態で突起が形成されている領域(例えば突起の間隔が0.5〔mm〕で配置されている領域)と比して明度が高くなっている。このため、タイヤにおいて突起が形成されている領域を有する装飾部の表現の幅を広げることができる。
請求項2に係るタイヤは、請求項1に記載のタイヤにおいて、前記ベース面から0.1〔mm〕以上で1.0〔mm〕以下の突出高さで突出すると共に0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の間隔で、前記ベース面に対して直交する方向から見て、基点から複数方向に延びている延出部を含んで形成されている第二突起が、複数形成されている第二のパターン領域を備え、前記第二のパターン領域は、タイヤ周方向に延びており、前記第一のパターン領域は、タイヤ周方向において前記第二のパターン領域の両端側に夫々配置されている、ことを特徴とする。
請求項3に係るタイヤは、請求項2に記載のタイヤにおいて、前記第一のパターン領域は、第一中明度領域と、前記第一中明度領域を構成する前記第一突起の間隔と比して小さい間隔の前記第一突起によって形成された第二中明度領域とを含んで構成され、前記第二のパターン領域は、タイヤ周方向に延びており、前記第二中明度領域は、タイヤ周方向において前記第一のパターン領域の両端側に夫々配置されており、前記第一中明度領域は、タイヤ周方向において前記第二中明度領域を挟んで前記第二のパターン領域の反対側に夫々配置されている、ことを特徴とする。
請求項4に係るタイヤは、請求項2又は3に記載のタイヤにおいて、前記第一のパターン領域に形成された前記第一突起の突出高さと、前記第二のパターン領域に形成された前記第二突起の突出高さとが異なることを特徴とする。
上記構成によれば、第一のパターン領域に形成された第一突起の突出高さと、第二のパターン領域に形成された第二突起の突出高さとが異なっている。このため、第一突起の突出高さと、第二突起の突出高さとが同様の場合と比して、装飾部の見え方が変わり、装飾部を表現するための幅を広げることができる。
本発明によれば、タイヤにおいて突起が形成されている領域を有する装飾部の表現の幅を広げることができる。
本発明の第1実施形態に係るタイヤの側面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部を示した拡大側面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部の中明度領域に形成された突起を示した拡大平面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部の中明度領域に形成された突起を示した平面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部の中明度領域、及び低明度領域に形成された突起を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部の低明度領域に形成された突起を示した拡大平面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの装飾部の中明度領域に形成された突起を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤの実施例に係るタイヤ、及び比較例に係るタイヤを評価した評価結果を表で示した図面である。 本発明の第2実施形態に係るタイヤの装飾部に形成された突起を示した拡大平面図である。 本発明の第3実施形態に係るタイヤの装飾部に形成された突起を示した拡大平面図である。 本発明の第4実施形態に係るタイヤを示した斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るタイヤの側面図である。 本発明の第5実施形態に係るタイヤの装飾部を示した拡大側面図である。 本発明の第5実施形態に係るタイヤの中明度領域に形成された突起を示した拡大平面図である。 本発明の第6実施形態に係るタイヤの装飾部に形成された突起を示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るタイヤの一例について図1〜図8に従って説明する。なお、図中に示す矢印Cは、タイヤ周方向を示し、矢印Rは、タイヤ径方向を示し、矢印Wは、タイヤ幅方向を示す。
図1に示されるように、タイヤ10のタイヤサイド部12には、装飾部14が形成されている。装飾部14は、タイヤ10の軸方向から見て、円弧状とされ、タイヤ中心軸CEを挟んで対称位置の2カ所に配置されている。さらに、タイヤサイド部12において装飾部14以外の領域で、突起等が形成されていない他の領域20に対して凹んだベース面30が、装飾部14に形成されている。このベース面30は、装飾部14の底面を構成すると共にタイヤ周方向から見て、タイヤ10の幅方向の外側に凸を成す湾曲面状とされている。本実施形態では、ベース面30は、他の領域20に対して0.4〔mm〕凹んでいる。
さらに、装飾部14には、他の領域20に比して明度が低く、黒色に見える低明度領域18と、他の領域20に比して明度と比して低く、かつ、低明度領域18に比して明度が高く、グレー色に見える中明度領域16とが形成されている。換言すると、低明度領域18と中明度領域16とによって、装飾部14が形成されている。中明度領域16は、第一のパターン領域の一例であって、低明度領域18は、第二のパターン領域の一例である。
そして、図2に示されるように、装飾部14に形成された低明度領域18は、タイヤ周方向に延びており、中明度領域16は、タイヤ周方向において低明度領域18の両端側に夫々配置されている。
なお、タイヤ10を成形するためのモールド(金型)において、低明度領域18及び中明度領域16に対応する部分に凹凸を設けることによって、低明度領域18及び中明度領域16が形成される。また、低明度領域18及び中明度領域16は、タイヤ最大幅部(タイヤサイド部間の直線距離の最大部分)よりもタイヤ径方向の外側に配置されることが、車両にタイヤ10を装着した状態での視認性の観点から好ましい。
(低明度領域18)
低明度領域18は、図7に示されるように、ベース面30から突出した複数の第一アスタリスク突起34と、複数の第二アスタリスク突起36とを有している。そして、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起34、及び第二アスタリスク突起36は、第二突起の一例である。
〔第一アスタリスク突起34〕
第一アスタリスク突起34は、図6に示されるように、ベース面30に対して直交する方向(例えば、タイヤ10の回転軸方向)から見て、基点としての中心O1から夫々異なる方向へ延出された第一延出部35A−1、35A−2、第二延出部35B−1、35B−2、及び第三延出部35C−1、35C−2で構成されている。以下、これらの6本の延出部を、まとめて「延出部34E」と称する。そして、一の延出部34Eと他の延出部34E(中心O1から互いに逆向きに延出されているもの同士を除く)とで、中心O1において屈曲された線形状が構成されている。
第一延出部35A−1と第一延出部35A−2とは、中心O1から互いに逆方向に延出され、第一延出部35A−1と第一延出部35A−2とで直線状に連続した形状が構成されている。第一延出部35A−1は、中心O1からタイヤ径方向の外側に延び、第一延出部35A−2は、中心O1からタイヤ径方向の内側に延びている。そして、第一延出部35A−1と第一延出部35A−2とは同様の長さとされている。以下、第一延出部35A−1と第一延出部35A−2とを、まとめて「第一延出部35A」と称する。
第二延出部35B−1と第二延出部35B−2とは、中心O1から互いに逆方向に延出され、第二延出部35B−1と第二延出部35B−2とで直線状に連続した形状が構成されている。第二延出部35B−1及び第二延出部35B−2は、タイヤ周方向の一方側(図中左側)の端部が他方側(図中右側)の端部と比して、タイヤ径方向の外側に位置するように、タイヤ周方向に対して傾斜している。
第二延出部35B−1は、中心O1からタイヤ周方向の一方側に延び、第二延出部35B−2は、中心O1からタイヤ周方向の他方側に延びている。そして、第二延出部35B−1は、第二延出部35B−2と比して長くされている。さらに、第二延出部35B−2の先端側の部分は、タイヤ径方向の内側に湾曲している。以下、第二延出部35B−1と第二延出部35B−2とを、まとめて「第二延出部35B」と称する。
第三延出部35C−1と第三延出部35C−2とは、中心O1から互いに逆方向に延出され、第三延出部35C−1と第三延出部35C−2とで直線状に連続した形状が構成されている。第三延出部35C−1及び第三延出部35C−2は、タイヤ周方向の一方側(図中左側)の端部が他方側(図中右側)の端部と比して、タイヤ径方向の内側に位置するように、タイヤ周方向に対して傾斜している。
第三延出部35C−1は、中心O1からタイヤ周方向の他方側に延び、第三延出部35C−2は、中心O1からタイヤ周方向の一方側に延びている。そして、第三延出部35C−1は、第三延出部35C−2と比して短くされている。以下、第三延出部35C−1と第三延出部35C−2とを、まとめて「第三延出部35C」と称する。
6本の延出部34Eは、隣り合う延出部34Eと、夫々60°の角度を成している。第一アスタリスク突起34は、換言すると、中心O1から6本の延出部34Eが放射状に延出された形状となっている。
図5(A)に示されるように、第一アスタリスク突起34の延出部34Eにおいて、延出方向と直交する方向の断面は、平坦な頂面34Cを有する略二等辺三角形状とされている。つまり、第一アスタリスク突起34は、頂面34Cと、一対の側面34Dとを有している。本実施形態では、頂面34Cの幅(図中W1)は、0.02〔mm〕とされ、第一アスタリスク突起34の頂角(図中D1)は、26〔度〕とされている。また、第一アスタリスク突起34の高さ(図中H1)は、0.1〔mm〕以上、1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。突起の高さ(突出高さ)が0.1〔mm〕未満の場合は、突起の成形が困難になり、かつ、入射された光を減衰させて黒色に見える程度まで明度を低くできない虞がある(詳細は後述)。さらに、突起の高さを1.0〔mm〕以下とすることで、突起の部分の剛性と突起の周辺の部分の剛性との差を小さくし、局部的な応力集中を抑制させるようになっている。
なお、本実施形態における突起の高さ及び後述する突起の間隔(ピッチ)等の寸法については、一例として、株式会社キーエンスのワンショット3D形状測定機 VR−3000シリーズを用いて測定することができる。
〔第二アスタリスク突起36〕
第二アスタリスク突起36は、図6に示されるように、第一アスタリスク突起34と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起36は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心O1を中心にして第一アスタリスク突起34を時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心O1を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起34の上下を反転させた形状である。
第二アスタリスク突起36において、第一アスタリスク突起34の第一延出部35A−1、35A−2、第二延出部35B−1、35B−2、第三延出部35C−1、35C−2、及び中心O1に対応する部分を、第一延出部37A−1、37A−2、第二延出部37B−1、37B−2、第三延出部37C−1、37C−2、及び中心O2と称する。以下、前述の6本の延出部を、まとめて「延出部36E」称する。
また、第二アスタリスク突起36において、第一アスタリスク突起34の頂面34Cに対応する部分を、頂面36Cと称する。さらに、第二アスタリスク突起36において、第一アスタリスク突起34の側面34Dに対応する部分を、側面36Dと称する(図5(A)参照)。
〔その他〕
図6、図7に示されるように、第一アスタリスク突起34と、第二アスタリスク突起36とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、低明度領域18の全体を埋めている(図2参照)。
そして、第一アスタリスク突起34の第一延出部35A−1、35A−2の夫々の先端は、タイヤ径方向で隣り合う第二アスタリスク突起36の第二延出部37B−2と第三延出部37C−1の間、第二延出部37B−1と第三延出部37C−2の間に夫々挿入されている。また、第二アスタリスク突起36の第一延出部37A−1、37A−2の夫々の先端は、タイヤ周方向に隣り合う第一アスタリスク突起34の第二延出部35B−1と第三延出部35C−2の間、第二延出部35B−2と第三延出部35C−1の間に挿入されている。
さらに、第一アスタリスク突起34の第三延出部35C−1の先端と、第一アスタリスク突起34に対してタイヤ径方向の外側に配置された第二アスタリスク突起36の第二延出部37B−1の先端とは連結されている。これにより、連結部34Aが形成されている。さらに、第一アスタリスク突起34の第二延出部35B−1の先端と、第一アスタリスク突起34に対してタイヤ周方向の一方側に配置された第二アスタリスク突起36の第三延出部37C−1の先端とは連結されている。これにより、連結部34Bが形成されている。
この構成において、第一アスタリスク突起34と第二アスタリスク突起36とは、タイヤ径方向の内側から外側に向かって、連結部34A、34Bを介して階段状に連結されている。
また、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う第一アスタリスク突起34と第二アスタリスク突起36において、中心O1と中心O2との間隔(以下「間隔P1」)は、0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。間隔P1が0.1〔mm〕未満の場合は、突起の成形が困難となる。さらに、間隔P1が1.0〔mm〕より大きくなると、入射された光を減衰させて黒色に見える程度まで明度を低くできない虞がある(詳細は後述)。
ここで、本実施形態に記載する黒色に見える低明度領域18とは、日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計(NF333)を用いて測定した明度L* の値が、一例として10未満の領域である。
(中明度領域16)
中明度領域16は、図4に示されるように、ベース面30から突出した複数の第一アスタリスク突起44と、複数の第二アスタリスク突起46とを有している。そして、第一アスタリスク突起44と、第二アスタリスク突起46とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されている。第一アスタリスク突起44、及び第二アスタリスク突起46は、第一突起の一例である。
〔第一アスタリスク突起44〕
第一アスタリスク突起44については、低明度領域18の第一アスタリスク突起34(図6参照)と異なる部分を主に説明する。
図3に示されるように、第一アスタリスク突起44は、ベース面30に対して直交する方向から見て、低明度領域18の第一アスタリスク突起34(図6参照)と同様の形状とされている。第一アスタリスク突起44において、第一アスタリスク突起34の第一延出部35A−1、35A−2、第二延出部35B−1、35B−2、第三延出部35C−1、35C−2、及び中心O1に対応する部分を、第一延出部45A−1、45A−2、第二延出部45B−1、45B−2、第三延出部45C−1、45C−2、及び中心O3と称する。以下、前述の6本の延出部を、まとめて「延出部44E」称する。夫々の延出部44Eの延出方向の長さについては、第一アスタリスク突起34の夫々の延出部34Eを同様の割合で延出方向に長くした長さとなっている。
図5(B)に示されるように、第一アスタリスク突起44の延出部44Eにおいて、延出方向と直交する方向の断面は、平坦な頂面44Cを有する略二等辺三角形状とされている。つまり、第一アスタリスク突起44は、頂面44Cと、一対の側面44Dとを有している。本実施形態では、頂面44Cの幅(図中W2)は、0.02〔mm〕とされ、第一アスタリスク突起44の頂角(図中D2)は、26〔度〕とされている。また、第一アスタリスク突起44の高さ(図中H2)は、0.1〔mm〕以上、1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。突起の高さが0.1〔mm〕未満の場合は、突起の成形が困難になり、かつ、入射された光を減衰させてグレー色に見える程度まで明度を低くできない虞がある(詳細は後述)。さらに、突起の高さを1.0〔mm〕以下とすることで、突起の部分の剛性と突起の周辺の部分の剛性との差を小さくし、局部的な応力集中を抑制させるようになっている。
〔第二アスタリスク突起46〕
図3に示されるように、第二アスタリスク突起46は、第一アスタリスク突起44と同様の形状をしている。具体的には、第二アスタリスク突起46は、ベース面30に対して直交する方向から見て、中心O3を中心にして第一アスタリスク突起44を 時計回り方向に90〔度〕回転させ、さらに、中心O3を中心に90〔度〕回転させた第一アスタリスク突起44の上下を反転させた形状である。
第二アスタリスク突起46において、第一アスタリスク突起44の第一延出部45A−1、45A−2、第二延出部45B−1、45B−2、第三延出部45C−1、45C−2、及び中心O3に対応する部分を、第一延出部47A−1、47A−2、第二延出部47B−1、47B−2、第三延出部47C−1、47C−2、及び中心O4と称する。以下、前述の6本の延出部を、まとめて「延出部46E」称する。
また、第二アスタリスク突起46において、第一アスタリスク突起44の頂面44Cに対応する部分を、頂面46Cと称する。さらに、第二アスタリスク突起46において、第一アスタリスク突起44の側面44Dに対応する部分を、側面46Dと称する(図5(B)参照)。
〔その他〕
図3に示されるように、第一アスタリスク突起44と、第二アスタリスク突起46とは、タイヤ周方向、及びタイヤ径方向に交互に配置されており、中明度領域16(図2参照)の全体を埋めている。
そして、第一アスタリスク突起44の第一延出部45A−1、45A−2の夫々の先端は、タイヤ径方向で隣り合う第二アスタリスク突起46の第二延出部47B−2と第三延出部47C−1の間、第二延出部47B−1と第三延出部47C−2の間に夫々挿入されている。また、第二アスタリスク突起46の第一延出部47A−1、47A−2の夫々の先端は、タイヤ周方向に隣り合う第一アスタリスク突起44の第二延出部45B−1と第三延出部45C−2の間、第二延出部45B−2と第三延出部45C−1の間に挿入されている。
また、第一アスタリスク突起44の第三延出部45C−1の先端と、第一アスタリスク突起44に対してタイヤ径方向の外側に配置された第二アスタリスク突起46の第二延出部47B−1の先端とは連結されている。これにより、連結部44Aが形成されている。さらに、第一アスタリスク突起44の第二延出部45B−1の先端と、第一アスタリスク突起44に対してタイヤ周方向の一方側に配置された第二アスタリスク突起46の第三延出部47C−1の先端とは連結されている。これにより、連結部44Bが形成されている。
この構成において、第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46とは、タイヤ径方向の内側から外側に向かって、連結部44A、44Bを介して階段状に連結されている。
また、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46において、中心O3と中心O4の間隔(以下「間隔P2」)が、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。間隔P2が1.0〔mm〕以下の場合は、入射された光が過度に減衰してしまい黒色に見える程度まで明度が低くなる虞がある(詳細は後述)。さらに、間隔P2が3.0〔mm〕より大きくなると、入射された光を減衰させてグレー色に見える程度まで明度を低くできない虞がある(詳細は後述)。
ここで、本実施形態に記載するグレー色に見える中明度領域16とは、日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計(NF333)を用いて測定した明度L* の値が、一例として10以上20以下の領域である。また、タイヤサイド部12において装飾部14以外の他の領域20(突起が形成されていない領域)については、日本電色工業(株)のハンディ型分光色差計(NF333)を用いて測定した明度L* の値が、一例として20より大きい領域である。つまり、グレー色に見える中明度領域16とは、タイヤ10の外面において、相対的に明度が中程度の領域である。
(作用、効果)
次に、本実施形態に係るタイヤの作用効果について説明する。
タイヤサイド部12の装飾部14の低明度領域18では、低明度領域18に形成された第一アスタリスク突起34及び第二アスタリスク突起36へ入射する光は、図5(A)に示す側面34D、36Dに当たる。そして、入射した光は、向かい合う側面34D、36D間で反射を繰り返しながら減衰して、外側に反射される。
また、タイヤサイド部12の装飾部14の中明度領域16では、中明度領域16に形成された第一アスタリスク突起44及び第二アスタリスク突起46へ入射する光は、図5(B)に示す側面44D、46Dに当たる。そして、入射した光は、向かい合う側面44D、46D間で反射を繰り返しながら減衰して、外側に反射される。
さらに、タイヤサイド部12の突起が形成されていない他の領域20では、他の領域20に入射した光は、他の領域20を構成する外面によって外側に反射される。
ここで、低明度領域18に形成されている第一アスタリスク突起34及び第二アスタリスク突起36の間隔P1は、0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。これに対して、中明度領域16に形成されている第一アスタリスク突起44及び第二アスタリスク突起46の間隔P1は、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。つまり、中明度領域16に形成されている突起の密度は、低明度領域18に形成されている突起の密度と比して、低くされている。
さらに、夫々の突起の頂角が同様であるため、中明度領域16のベース面30が単位面積当たりに占める割合は、低明度領域18のベース面30が単位面積当たりに占める割合と比して大きくなる。
これにより、中明度領域16において外側に反射される光の量は、低明度領域18において外側に反射される光の量と比して多くなる。さらに、中明度領域16において外側に反射される光の量は、突起が形成されていない他の領域20において外側に反射される光の量と比して少なくなる。つまり、低明度領域18、中明度領域16、及び他の領域20は、この順番で明度L*が高くなる。
このため、低明度領域18が、他の領域と比して相対的に黒色に見え、他の領域20が、他の領域と比して相対的に白色に見え、中明度領域16が、他の領域と比して相対的にグレー色に見える。
このように、第一アスタリスク突起44及び第二アスタリスク突起46の間隔P2を、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下とすることで、他の領域20の明度と比して低くし、かつ、低明度領域18の明度と比して高くなり、グレー色に見える中明度領域16が形成される。これにより、タイヤ10において突起が形成されている領域を有する装飾部14の表現の幅を広げることができるである(手法を増やすことができる)。
また、第一アスタリスク突起44の夫々の延出部44Eは、異なる方向に延出されており、第二アスタリスク突起46の夫々の延出部46Eは、異なる方向に延出されている。これにより、中明度領域16に対して視認する角度を変えて中明度領域16を見た場合でも、見え方が異なるのを抑制することができる。低明度領域18についても同様の作用を奏する。
また、中明度領域16に形成された第一アスタリスク突起44は、夫々異なる方向に延出されると共に6本が中心O3で連結された延出部44Eで構成され、第二アスタリスク突起46は、夫々異なる方向に延出されると共に6本が中心O4で連結された延出部46Eで構成されている。したがって、第一アスタリスク突起44、第二アスタリスク突起46の夫々は、倒れにくくなり、夫々の第一アスタリスク突起44、第二アスタリスク突起46の耐久性を向上させることができる。第一アスタリスク突起34、及び第二アスタリスク突起36についても同様の作用を奏する。
また、中明度領域16に近接して低明度領域18が形成されている。これにより、他の領域20と比して相対的に黒色に見える低明度領域18と、他の領域20と比して相対的にグレー色に見える中明度領域16と、低明度領域18と比して相対的に白色に見える他の領域20とが並んでいる。このため、明度L*の段階的な変化(グラデーション効果)を表現することができる。
また、第一アスタリスク突起44と、第二アスタリスク突起46とが、連結部44A、44Bを介して階段状に連結されている。これにより、連結部44A、44Bを介して第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46が互いに支え合い、第一アスタリスク突起44及び第二アスタリスク突起46の倒れ込みが抑制され、耐久性を向上させることができる。
(評価)
本発明の効果を確認するために、本発明を適用した実施例1〜6のタイヤと、比較例1〜2のタイヤを準備し、以下の試験1及び試験2を実施した。
〔評価タイヤ〕
供試タイヤとしては、いずれもサイズが205/55R16でタイヤ断面高さSHが114mmのタイヤを用いた。
実施例1〜6、比較例1〜2のタイヤは、本発明の第1実施形態に係るタイヤと同様の構造のタイヤである。そして、中明度領域16に形成された第一アスタリスク突起44、第二アスタリスク突起46の、間隔P2、突出高さH2、及び中明度領域16の明度L* の値が夫々、図8に示す表のように異なっている。さらに、低明度領域18に形成された第一アスタリスク突起34、第二アスタリスク突起36の、間隔P1、突出高さH1、及び低明度領域18の明度L* の値が夫々、図8に示す表のように異なっている。
なお、突起が形成されていない他の領域の明度L* の値は、24であった。
〔評価方法、評価内容〕
夫々の供試タイヤを車両に取り付け、一対の装飾部14が上下方向に位置するように供試タイヤを配置した。そして、晴れた日の屋外で、20人の看者が複数方向から供試タイヤの装飾部を目視して評価した。
評価内容については、中明度領域の明度が、低明度領域の明度と比して高く見え、かつ、突起が形成されていない他の領域の明度と比して低く見えるかについて評価した。そして、中明度領域が前述したように識別できたと評価した看者の数が18人以上の場合を「A」、10〜17人の場合を「B」、9人以下の場合を「C」として評価した。
〔評価結果〕
図8に示す表のように、本発明を適用した実施例1〜6のタイヤについては、評価結果が、「A」又は「B」であった。これに対して、比較例1〜2のタイヤについては、評価結果が、「C」であった。この評価結果からも分かるように、実施例1〜6のタイヤについては、比較例1〜2のタイヤと比して、装飾部14の表現の幅が広がっている。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るタイヤ110ついて、図9を用いて説明する。第2実施形態のタイヤ110については、第1実施形態のタイヤ10と異なる部分を主に説明する。
タイヤ110の低明度領域118に形成されている突起134は、図9に示されるように、基点としての中心O6からタイヤ周方向の他側に延びる延出部135Aを有している。さらに、突起134は、中心O6からタイヤ周方向の他側で、かつ、タイヤ径方向の外側に延びる延出部135Bと、中心O6からタイヤ周方向の他側で、かつ、タイヤ径方向の内側に延びる延出部135Cとを有している。そして、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う突起134において、中心O6と中心O6との間隔(以下「間隔P11」)は、0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。低明度領域118は、第二のパターン領域の一例であって、突起134は、第二突起の一例である。
また、タイヤ110の中明度領域116に形成されている突起144は、図9に示されるように、基点としての中心O7からタイヤ周方向の他側に延びる延出部145Aを有している。さらに、突起144は、中心O7からタイヤ周方向の他側で、かつ、タイヤ径方向の外側に延びる延出部145Bと、中心O7からタイヤ周方向の他側で、かつ、タイヤ径方向の内側に延びる延出部145Cとを有している。そして、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う突起144において、中心O7と中心O7との間隔(以下「間隔P12」)は、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。中明度領域116は、第一のパターン領域の一例であって、突起144は、第一突起の一例である。
なお、第2実施形態の作用については、第1実施形態の作用において、夫々の突起が連結することで生じる作用以外の作用と同様である。
<第3実施形態(参考形態)>
次に、本発明の第3実施形態(参考形態)に係るタイヤ210ついて、図10を用いて説明する。第3実施形態のタイヤ210については、第1実施形態のタイヤ10と異なる部分を主に説明する。
タイヤ210の低明度領域218に形成されている突起234は、図10に示されるように、底面が正六角形とされた六角錐で、かつ、突起234の突出端には、突出方向を向く頂面234Cが形成されている。そして、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う突起234において、突起234の中心と突起234の中心との間隔(以下「間隔P21」)は、0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。低明度領域218は、第二のパターン領域の一例であって、突起234は、第二突起の一例である。
また、タイヤ210の中明度領域216に形成されている突起244は、図10に示されるように、底面が正六角形とされた六角錐で、かつ、突起244の突出端には、突出方向を向く頂面244Cが形成されている。そして、タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う突起244において、突起244の中心と突起244の中心との間隔(以下「間隔P22」)は、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。中明度領域216は、第一のパターン領域の一例であって、突起244は、第一突起の一例である。
なお、第3実施形態の作用については、第1実施形態の作用において、夫々の突起が連結することで生じる作用以外の作用と同様である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るタイヤ310ついて、図11を用いて説明する。第4実施形態のタイヤ310については、第1実施形態のタイヤ10と異なる部分を主に説明する。
タイヤ310の装飾部314は、タイヤ310のタイヤ径方向の外側のトレッド330に形成されている。具体的には、タイヤ310のトレッド330には、タイヤ周方向に延びる複数の周方向溝332が、タイヤ幅方向(図中矢印W)に離間して形成されている。そして、装飾部314は、タイヤ幅方向において中央側の周方向溝332に形成されている。さらに、装飾部314には、中明度領域316だけが形成されており、中明度領域316は、周方向溝332の底面であるベース面332Aから突出した複数の第一アスタリスク突起44と、複数の第二アスタリスク突起46(図3参照)とを有している。中明度領域316は、第一のパターン領域の一例である。
なお、第4実施形態の作用については、第1実施形態の作用において、タイヤ10が中明度領域16を有することだけによって生じる第1実施形態の作用と同様である。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るタイヤ410ついて、図12〜図14を用いて説明する。第5実施形態のタイヤ410については、第1実施形態のタイヤ10と異なる部分を主に説明する。
タイヤ410の中明度領域416は、図12、図13に示されるように、タイヤ周方向において装飾部14の両端側の部分に形成された第一中明度領域446と、第一中明度領域446と低明度領域18との間に形成された第二中明度領域466とを有している。
第一中明度領域446は、図14に示されるように、ベース面30から突出した複数の第一アスタリスク突起44と、複数の第二アスタリスク突起46とを有している。タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46において、中心O3と中心O4の間隔P31は、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている。第一中明度領域446、及び第二中明度領域466は、第一のパターン領域の一例である。
第二中明度領域466は、図14に示されるように、ベース面30から突出した複数の第一アスタリスク突起44と、複数の第二アスタリスク突起46とを有している。タイヤ径方向及びタイヤ周方向で隣り合う第一アスタリスク突起44と第二アスタリスク突起46において、中心O3と中心O4の間隔P32は、1.0〔mm〕より大きく3.0〔mm〕以下で、前述した間隔P31と比して小さい予め決められた一の値とされている。
この構成において、第一中明度領域446、第二中明度領域466、及び低明度領域18は、この順番に明度L*が、段階的に低くなる。これにより、明度L*の段階的な変化(グラデーション効果)を効果的に表現することができる。
第5実施形態の他の作用については、第1実施形態の作用と同様である。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係るタイヤ510ついて、図15を用いて説明する。第6実施形態のタイヤ510については、第1実施形態のタイヤ10と異なる部分を主に説明する。
タイヤ510の低明度領域18に形成された第一アスタリスク突起34、及び第二アスタリスク突起36の突出高さH31は、0.1〔mm〕以上、1.0〔mm〕以下の予め決められた一の値とされている(図15(A)参照)。
さらに、タイヤ510の中明度領域16に形成された第一アスタリスク突起44、及び第二アスタリスク突起46の突出高さH32は、0.1〔mm〕以上、1.0〔mm〕以下で、前述した突出高さH31と比して異なる一の値とされている(図15(B)参照)。
このように、低明度領域18に形成された突起の突出高さH31と、中明度領域16に形成された突起の突出高さH32とを異ならせることで、突出高さH31と突出高さH32とが同様の場合と比して、装飾部14の見え方が変わり、装飾部14の表現の幅を広げることができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1実施形態では、第一アスタリスク突起34、44、及び第二アスタリスク突起36、46の頂角(図7のD1)は、26〔度〕とされたが、他の角度であってもよい。頂角D1が大きくなると、側面34D、44D、36D、46Dで反射する反射光が、入射した方向に戻る割合が多くなり、相対的に明度L*が高くなる。
10・・・タイヤ、14・・・装飾部、16・・・中明度領域(第一のパターン領域の一例)、18・・・低明度領域(第二のパターン領域の一例)、30・・・ベース面、34・・・第一アスタリスク突起(第二突起の一例)、36・・・第二アスタリスク突起(第二突起の一例)、36E・・・延出部、44・・・第一アスタリスク突起(第一突起の一例)、46・・・ 第二アスタリスク突起(第一突起の一例)、46E・・・延出部、110・・・タイヤ、116・・・中明度領域(第一のパターン領域の一例)、118・・・低明度領域(第二のパターン領域の一例)、134・・・突起(第二突起の一例)、135A・・・延出部、135B・・・延出部、135C・・・延出部、144・・・突起(第一突起の一例)、145A・・・延出部、145B・・・延出部、145C・・・延出部、210・・・タイヤ、216・・・中明度領域(第一のパターン領域の一例)、218・・・低明度領域(第二のパターン領域の一例)、234・・・突起(第二突起の一例)、244・・・突起(第一突起の一例)、310・・・タイヤ、314・・・装飾部、316・・・中明度領域(第一のパターン領域の一例)、332A・・・ベース面、410・・・タイヤ、416・・・中明度領域(第一のパターン領域の一例)、446・・・第一中明度領域(第一のパターン領域の一例)、466・・・第二中明度領域(第一のパターン領域の一例)、510・・・タイヤ

Claims (4)

  1. タイヤの外面に形成され、ベース面を有する装飾部と、
    前記装飾部の前記ベース面から0.1〔mm〕以上で1.0〔mm〕以下の突出高さで突出すると共に1.0〔mm〕よりも大きく3.0〔mm〕以下の間隔で、前記ベース面に対して直交する方向から見て、基点から複数方向に延びている延出部を含んで形成されている第一突起が、複数形成されている第一のパターン領域と、
    を備えるタイヤ。
  2. 前記ベース面から0.1〔mm〕以上で1.0〔mm〕以下の突出高さで突出すると共に0.1〔mm〕以上1.0〔mm〕以下の間隔で、前記ベース面に対して直交する方向から見て、基点から複数方向に延びている延出部を含んで形成されている第二突起が、複数形成されている第二のパターン領域を備え、
    前記第二のパターン領域は、タイヤ周方向に延びており、前記第一のパターン領域は、タイヤ周方向において前記第二のパターン領域の両端側に夫々配置されている、
    請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記第一のパターン領域は、第一中明度領域と、前記第一中明度領域を構成する前記第一突起の間隔と比して小さい間隔の前記第一突起によって形成された第二中明度領域とを含んで構成され、
    前記第二のパターン領域は、タイヤ周方向に延びており、前記第二中明度領域は、タイヤ周方向において前記第一のパターン領域の両端側に夫々配置されており、前記第一中明度領域は、タイヤ周方向において前記第二中明度領域を挟んで前記第二のパターン領域の反対側に夫々配置されている、
    請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記第一のパターン領域に形成された前記第一突起の突出高さと、前記第二のパターン領域に形成された前記第二突起の突出高さとが異なる請求項2又は3に記載のタイヤ。
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