JP6542832B2 - ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工システムおよび治具 - Google Patents

ワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工システムおよび治具 Download PDF

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Description

本発明は、ワークテーブルに設置されたワークを放電加工するワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工システム、および、ワークテーブルにワークを固定する治具に関する。
下記特許文献1には、下アームに引っ掛かった状態となっている中子を、中子保持部の吸着面により吸着し、中子を吸着した状態でテーブルを駆動して、中子を下アームの上部から離れた位置に移動して中子を落下させるものが開示されている。
特開平03−196919号公報
中子が小形の場合には、下ノズル内に中子が落下することがある。その場合、上記特許文献1の技術では、中子を吸着することができず、下ノズルから中子を除去する必要がある。ワークと下ノズルとは近接しているため、中子を除去する際には、ワークをワークテーブルから取り外す必要があるが、ワークをワークテーブルに再び取り付けた際に、ワークの取り付け位置誤差が大きく、加工精度が悪化するおそれがあった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ワークをワークテーブルから取り外すことなく、中子を除去することができるワイヤ放電加工機、ワイヤ放電加工システムおよび治具を提供することを目的とする。
本発明の態様は、上ノズルと下ノズルとの間に張られたワイヤ電極とワークとにより形成される極間に電圧を印加して放電を発生させることで、前記ワークに対して放電加工を施すワイヤ放電加工機であって、前記ワークを前記ワイヤ電極の走行方向に移動させるリフト機構を備える。
本発明によれば、ワークをワークテーブルから取り外すことなく、中子を除去することができ、ワークの加工精度の悪化を抑制することができる。
ワイヤ放電加工システムの構成を示す模式図である。 ワイヤ放電加工システムの構成を示す模式図である。 制御装置の構成を示すブロック図である。 図4Aは、加工槽内部の断面模式図であって、ワークを加工中の様子を示す図である。図4Bは、加工槽内部の断面模式図であって、リフト機構によりワークをZ軸方向に移動させた状態の様子を示す図である。 図5Aは、比較的板厚が薄いワークの中子が下ノズルに落下した状態を示す模式図である。図5Bは、比較的板厚が厚いワークWの中子が下ノズルに落下した状態を示す模式図である。 制御装置において行われる中子回収制御の処理の流れを示すフローチャートである。 図7Aは、加工槽内部の断面模式図であって、ワークを加工中の様子を示す図である。図7Bは、加工槽内部の断面模式図であって、リフト機構によりワークをZ軸方向に移動させた状態の様子を示す図である。 図8Aは、加工槽内部の断面模式図であって、ワークの薄肉部の加工中の様子を示す図である。図8Bは、加工槽内部の断面模式図であって、ワークの厚肉部の加工中の様子を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。下記の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
〔第1の実施の形態〕
[ワイヤ放電加工機の構成]
図1および図2は本実施の形態のワイヤ放電加工システム10の構成を示す模式図である。図1はワイヤ放電加工システム10を上方向(Z軸正方向)から見た図、図2は図1のII−II線で切断した部分断面図である。以下では、水平面上であって、図1において左右方向に延びる軸をX軸、水平面上であってX軸に対して直交する軸をY軸、X軸およびY軸に垂直な軸をZ軸とする。なお、図1において右方向をX軸正方向、上方向をY軸正方向、図2において上方向をZ軸正方向とする。
ワイヤ放電加工システム10は、ワイヤ放電加工機12、多関節ロボット14および制御装置16を有している。
ワイヤ放電加工機12は、ワイヤ電極18とワークWとにより形成される極間に電圧を印加して放電を発生させることで、ワークWに対して放電加工を施す工作機械である。ワイヤ電極18の材質は、例えば、タングステン系、銅合金系、黄銅系等の金属材料である。一方、ワークWの材質は、例えば、鉄系材料または超硬材料等の金属材料である。
ワイヤ放電加工システム10は、ワイヤ放電加工機12、多関節ロボット14および制御装置16を備えている。ワイヤ放電加工機12は、ワイヤ電極18を走行させる走行機構20を有している。走行機構20は、ワイヤ電極18が巻かれたワイヤボビン22、ワイヤボビン22に対してトルクを付与するトルクモータ24、ワイヤ電極18に対して摩擦による制動力を付与するブレーキローラ26、ブレーキローラ26に対してブレーキトルクを付与するブレーキモータ28、ワイヤ電極18を案内するガイドローラ30、ワークWの上方でワイヤ電極18を案内する上ワイヤガイド32、ワークWの下方でワイヤ電極18を案内する下ワイヤガイド34、ワイヤ電極18を回収する図示しない回収機構を有している。これにより、ワイヤ電極18は、上ワイヤガイド32と下ワイヤガイド34との間でZ軸負方向に走行することができる。上ワイヤガイド32および下ワイヤガイド34には、それぞれ加工液を噴出する上ノズル36および下ノズル38が設けられている。
上ワイヤガイド32および上ノズル36は、Z軸駆動機構40に支持されている。Z軸駆動機構40は、図示しないZ軸モータを有し、上ワイヤガイド32および上ノズル36をZ軸方向に移動させることができる。下ワイヤガイド34および下ノズル38は、回収機構から延びるアーム42に支持されている。下ノズル38には、ワークWの加工により生じた中子Cが、下ノズル38内に落下したことを検出する落下検出センサ44が設けられている。中子Cが下ノズル38内に落下して中子Cがワイヤ電極18に接触すると、ワイヤ電極18から中子C側に電流が流れるため、通常時よりもワイヤ電極18とワークWとの間の電流値が小さくなる。また、ワイヤ電極18が走行しているときには、下ノズル38内に落下した中子Cは、ワイヤ電極18との接触と離間とを繰り返し、ワイヤ電極18とワークWとの間の電流値が変動する。落下検出センサ44は、電流値の低下や変動をモニタし、下ノズル38内に落下したことを検出する。
ワイヤ放電加工機12は、ワークWを放電加工の際に使用される脱イオン水または油等の加工液を貯留可能な加工槽50を備えている。加工槽50内にはワークWが設置されるワークテーブル52が設置されている。ワークWは、治具54の保持部54aに、治具54に対して移動不能に保持されており、治具54をワークテーブル52の天板52aに固定することにより、ワークWはワークテーブル52に対して固定される。加工槽50は、サドル56にY軸方向に移動可能に設置されている。加工槽50は、図示しないボールねじのナットと一体に移動可能に接続されており、ボールねじのねじ軸をY軸モータ58によって回転駆動することにより、加工槽50はY軸方向に移動する。
サドル56は、ベッド60にX軸方向に移動可能に設置されている。サドル56は、図示しないボールねじのナットと一体に移動可能に接続されており、ボールねじのねじ軸をX軸モータ62によって回転駆動することにより、サドル56はX軸方向に移動する。加工槽50内に設置されたワークテーブル52は加工槽50とともに移動する。これにより、ワークテーブル52に設置されたワークWは、ワイヤ電極18に対してX軸方向およびY軸方向に移動することができる。
ワークテーブル52は、ワークテーブル52の天板52aをZ軸方向に移動させるリフト機構64を有している。リフト機構64は、図示しないリフトモータ等を有しており、リフトモータを駆動することにより、ワークテーブル52の天板52aはZ軸方向に移動する。このとき、ワークテーブル52に設置されているワークWも天板52aと一緒にZ軸方向に移動する。リフト機構64は、ワークテーブル52の天板52aの移動量を検出するリニアスケール66を有している。
多関節ロボット14は、ベッド60に隣接して設置された架台70に設置されている。多関節ロボット14は、ワークWの交換や、ワークWの加工により下ノズル38内に落下した中子Cの回収等を行う。また、多関節ロボット14は、エンドエフェクタとして測距センサ72を取り付け、加工前に測距センサ72をワークWの上方および下方に移動させて、測距センサ72とワークWとの間の距離を計測する。測距センサ72とワークWとの間の距離から、ワークWの板厚を求めることができる。
制御装置16は、落下検出センサ44、リニアスケール66および測距センサ72から各種情報を入力し、多関節ロボット14、トルクモータ24、ブレーキモータ28、X軸モータ62、Y軸モータ58、Z軸駆動機構40のZ軸モータおよびリフト機構64を制御する指令信号を出力する。
[制御装置の構成]
図3は制御装置16の構成を示すブロック図である。制御装置16は記憶部80および処理演算部82を有している。記憶部80は、NCプログラム記憶部84を有している。NCプログラム記憶部84は、ワークWの加工形状等を規定するNCプログラムを記憶している。
処理演算部82は、加工制御部86、板厚算出部90、中子落下判定部92、目標リフト量算出部94、リフト機構制御部96、Z軸駆動機構制御部98、ロボット制御部100および報知制御部102を有している。
加工制御部86は、NCプログラムに規定された加工形状にワークWを加工するように、走行機構20(トルクモータ24、ブレーキモータ28)、X軸モータ62、Y軸モータ58およびZ軸駆動機構40のZ軸モータを制御する。
板厚算出部90は、測距センサ72とワークWとの間の距離からワークWの板厚を算出する。中子落下判定部92は、落下検出センサ44から入力された情報に基づいて、下ノズル38内に中子Cが落下したか否かを判定する。目標リフト量算出部94は、算出されたワークWの板厚から、リフト機構64によるワークWの目標リフト量を算出する。リフト機構制御部96は、目標リフト量算出部94において算出された目標リフト量に応じて、リフト機構64に指令信号を出力し、ワークWのZ軸方向の位置制御を行う。
Z軸駆動機構制御部98は、Z軸駆動機構40のZ軸モータに指令信号を出力し、上ワイヤガイド32および上ノズル36のZ軸方向の位置制御を行う。ロボット制御部100は、多関節ロボット14に指令信号を出力し、ワークWの交換制御や中子Cの回収制御を行う。報知制御部102は、報知部68に指令信号を出力し、オペレータに音声による報知、もしくは、画面表示による報知を行う。
[中子回収制御処理について]
本実施の形態のワイヤ放電加工機12では、中子CをワークWに固着させて、中子Cが加工槽50内に落下しないようにしている。しかし、中子CとワークWとの固着不良により、中子CがワークWから落下することがある。このとき、中子Cが加工槽50内に落下すればよいが、中子Cが小形であるときには、中子Cが下ノズル38内に落下することがある。この場合、本実施の形態では、多関節ロボット14によって、中子Cを回収するが、ワークWが下ノズル38に接近した状態でワークテーブル52に設置されているため、ワークWが、多関節ロボット14による中子Cの回収の妨げになっていた。
図4Aおよび図4Bは、加工槽50内部の断面模式図である。図4Aは、ワークWを加工中の様子を示す図である。図4Bは、リフト機構64によりワークWをZ軸方向に移動させた状態の様子を示す図である。本実施の形態のリフト機構64は、ワークWの加工を行うときには、図4Aに示すようにワークWの下面を下ノズル38にあらかじめ決められた所定距離まで接近させる。一方、下ノズル38内に落下した中子Cを回収するときには、図4Bに示すようにワークWをZ軸正方向に移動させる。これにより、多関節ロボット14によって、中子Cを回収することができる。
図5Aは、比較的板厚が薄いワークWの中子Cが下ノズル38に落下した状態を示す模式図である。図5Bは、比較的板厚が厚いワークWの中子Cが下ノズル38に落下した状態を示す模式図である。図5Aに示すように、ワークWの板厚が比較的薄い場合、落下した中子Cは下ノズル38の中に全体が入る状態となる。
一方、図5Bに示すように、ワークWの板厚が比較的厚い場合、ワークWの下面を下ノズル38に接近させているため、落下した中子Cの一部がワークWの穴内に残った状態となり、ワークWと下ノズル38との間を跨ぐようにして位置する。多関節ロボット14によって中子Cを回収するためには、中子CがワークWの穴から完全に抜ける位置までワークWをZ軸正方向に移動させる必要がある。ワークWの下面の位置と下ノズル38内で中子Cが引っ掛かる位置との距離Dはあらかじめ分かっているため、ワークWの板厚Tが分かれば、少なくとも距離(T−D)だけワークWをZ軸正方向に移動させれば、中子CをワークWの穴から完全に抜けた状態とすることができる。
図6は、制御装置16において行われる中子回収制御の処理の流れを示すフローチャートである。ステップS1では、中子落下判定部92において、落下検出センサ44から入力された情報に基づいて、下ノズル38内に中子Cが落下したか否かを判定する。下ノズル38内に中子Cが落下したときにはステップS2へ移行し、下ノズル38内に中子Cが落下していないときには処理を終了する。
ステップS2では、目標リフト量算出部94において、リフト機構64によるワークWの目標リフト量を算出して、ステップS3へ移行する。目標リフト量は、少なくとも前述の距離(T−D)よりも大きい値であって、かつ、多関節ロボット14のエンドエフェクタがワークWと下ノズル38との間で作業できるように算出される。
ステップS3では、報知制御部102において、ワークWの板厚と目標リフト量とから、ワークWが上ノズル36と干渉するか否かを判定する。リフト機構64によりワークWをZ軸正方向に移動させるときには、Z軸駆動機構40により上ノズル36もZ軸正方向に移動させる。しかし、ワークWの板厚が厚い場合には、Z軸駆動機構40の駆動範囲以上にワークWが上ノズル36側に移動し、ワークWが上ノズル36に干渉することがある。報知制御部102は、リフト機構64によりワークWをZ軸正方向に移動させる前に、ワークWの板厚と目標リフト量とに基づいて、ワークWが上ノズル36と干渉するか否かを判定する。
ステップS3において、ワークWが上ノズル36と干渉しないと判定された場合、ステップS4では、Z軸駆動機構制御部98において、算出された目標リフト量に基づいて指令信号を演算し、Z軸駆動機構40に指令信号を出力して、ステップS5へ移行する。これにより、上ノズル36はZ軸正方向に移動する。ステップS5では、リフト機構制御部96において、算出された目標リフト量に基づいて指令信号を演算し、リフト機構64に指令信号を出力して、ステップS6へ移行する。これにより、ワークWはZ軸正方向に移動する。ステップS7では、ロボット制御部100において、多関節ロボット14により下ノズル38内に落下した中子Cを回収するように指令信号を演算し、多関節ロボット14に指令信号を出力する。
ステップS3において、ワークWが上ノズル36と干渉すると判定された場合、ステップS7では、報知制御部102によって、報知部68によりワークWが上ノズル36に干渉する旨をオペレータに報知するように指令信号を演算し、報知部68に出力して、処理を終了する。
[作用効果]
本実施の形態では、ワークテーブル52に、ワークWをワイヤ電極18の走行方向(Z軸方向)に移動させるリフト機構64を備えた。これにより、ワークWと下ノズル38との間に空間を確保することができ、下ノズル38内に落下した中子Cを容易に回収することができる。
また本実施の形態では、リフト機構64を制御するリフト機構制御部96を設けた。これにより、リフト機構64を自動で駆動して、ワークWをワイヤ電極18のZ軸方向に移動させることができる。
さらに本実施の形態では、落下検出センサ44により、中子Cが下ノズル38内に落下したことを検出したときに、リフト機構制御部96は、リフト機構64によりワークWを上ノズル36側に移動させる。これにより、下ノズル38内に中子Cが落下したときには、自動でワークWが上ノズル36側に移動するため、ワークWと下ノズル38との間に空間を確保することができ、下ノズル38内に落下した中子Cを容易に回収することができる。
また本実施の形態では、下ノズル38に落下した中子Cを多関節ロボット14により回収する。これにより、中子Cの回収を自動で行うことができる。さらに本実施の形態では、目標リフト量算出部94において、ワークWの板厚に応じて、ワークWの目標リフト量を算出しリフト機構制御部96において、算出した目標リフト量に基づいてリフト機構64を制御する。これにより、中子CがワークWの穴から完全に抜ける位置までワークWを移動させることができ、中子Cを確実に回収することができる。
また本実施の形態では、報知制御部102において、ワークWが上ノズル36と干渉すると判定された場合には、報知部68によって、ワークWが上ノズル36に干渉する旨をオペレータに報知する。これにより、オペレータは自動的に中子Cの回収を行えないことを認識することができ、手動で中子Cを回収する等の作業に切り換えることができる。
さらに、本実施の形態では、リフト機構64によりワークWをZ軸方向に移動させるときには、Z軸駆動機構40により上ノズル36もワークWと同じ方向に移動させる。これにより、ワークWと上ノズル36の干渉を抑制することができる。
〔第2の実施の形態〕
第1の実施の形態では、ワークテーブル52にリフト機構64を設けたが、第2の実施の形態では、治具54にリフト機構110を設けた。図7Aおよび図7Bは、加工槽50内部の断面模式図である。図7Aは、ワークWを加工中の様子を示す図である。図7Bは、リフト機構110によりワークWをZ軸方向に移動させた状態の様子を示す図である。
リフト機構110は、図示しないリフトモータ等を有しており、リフトモータを駆動することにより、治具54の保持部54aはZ軸方向に移動する。このとき、治具54により固定されているワークWも保持部54aと一緒にZ軸方向に移動する。リフト機構110は、保持部54aの移動量を検出するリニアスケール112を有している。
第2の実施の形態の制御装置16の構成は、第1の実施の形態の制御装置16とほぼ同様である。また、第2の実施の形態の制御装置16の具体的な制御方法は、第1の実施の形態の制御装置16の制御方法と同様である。第1の実施の形態の制御装置16では、落下検出センサ44、リニアスケール66および測距センサ72から各種情報を入力し、多関節ロボット14、トルクモータ24、ブレーキモータ28、X軸モータ62、Y軸モータ58、Z軸駆動機構40のZ軸モータおよびリフト機構64を制御する指令信号を出力していた。これに対して、第2の実施の形態の制御装置16では、落下検出センサ44、リニアスケール112および測距センサ72から各種情報を入力し、多関節ロボット14、走行機構20(トルクモータ24、ブレーキモータ28)、X軸モータ62、Y軸モータ58、Z軸駆動機構40のZ軸モータおよびリフト機構110を制御する指令信号を出力する。
[作用効果]
本実施の形態では、治具54に、ワークWをワイヤ電極18の走行方向(Z軸方向)に移動させるリフト機構110を備えた。これにより、ワークWと下ノズル38との間に空間を確保することができ、下ノズル38内に落下した中子Cを容易に回収することができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態のワイヤ放電加工機12は、第1の実施の形態のワイヤ放電加工機12と構成は同じであるものの、リフト機構64の駆動を中子Cの回収時のみだけでなく、通常の加工時にも行うようにしたものである。
図8Aおよび図8Bは、加工槽50内部の断面模式図である。図8Aは、ワークWの薄肉部Waの加工中の様子を示す図である。図8Bは、ワークWの厚肉部Wbの加工中の様子を示す図である。なお、厚肉部Wbの下面は、薄肉部Waの下面よりもZ軸負方向側に突出している。
リフト機構制御部96は、ワークWの加工中において、ワークWの下面と下ノズル38との距離があらかじめ設定された所定距離となるように、指令信号を演算し、指令信号をリフト機構64に出力する。また、Z軸駆動機構制御部98は、ワークWの加工中において、ワークWの上面と上ノズル36との距離があらかじめ設定された所定距離となるように、指令信号を演算し、指令信号をZ軸駆動機構40のZ軸モータに出力する。
このとき、リフト機構制御部96は、NCプログラムにしたがって移動するワークWの加工位置において、ワークWの下面と下ノズル38との距離があらかじめ設定された所定距離となるように、指令信号を演算する。また、Z軸駆動機構制御部98は、NCプログラムにしたがって移動するワークWの加工位置において、ワークWの上面と上ノズル36との距離があらかじめ設定された所定距離となるように、指令信号を演算する。
これにより、図8Aおよび図8Bに示すように、薄肉部Waと厚肉部Wbを有するワークWを加工しているときであっても、ワークWの下面と下ノズル38との距離はあらかじめ設定された所定距離Haを維持し、ワークWの上面と上ノズル36との距離はあらかじめ設定された所定距離Hbを維持することができ、ワークWの加工精度を向上することができる。
[作用効果]
本実施の形態では、リフト機構制御部96は、NCプログラムにしたがって移動するワークWの加工位置において、ワークWの下面と下ノズル38との距離があらかじめ設定された所定距離となるように、リフト機構64を制御するようにした。これにより、ワークWの加工中において、常にワークWの下面と下ノズル38との距離を所定距離に維持することができ、ワークWの加工精度を向上することができる。
〔他の実施の形態〕
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることはもちろんである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記各実施の形態では、落下検出センサ44は、ワイヤ電極18とワークWとの間の電流値の低下または変動から中子Cが下ノズル38に落下したことを検出する。この構成を、落下検出センサ44は、X軸モータ62のトルクおよびY軸モータ58のトルクに基づいて、中子Cが下ノズル38に落下したことを検出するようにしてもよい。図5に示すように、落下した中子CがワークWと下ノズル38との間を跨ぐようにして位置する場合、X軸モータ62のトルクおよびY軸モータ58のトルクは、通常の加工時よりも大きくなる。よって、落下検出センサ44は、X軸モータ62のトルクおよびY軸モータ58のトルクが所定トルクよりも大きくなったことから、中子Cが下ノズル38内に落下したことを検出することができる。
また、上記各実施の形態では、中子Cが下ノズル38内に落下した場合に、リフト機構64、110により、ワークWを上ノズル36側に移動するようにしていた。しかし、中子Cが下ノズル38内に落下しなくとも、下ノズル38の縁に引っ掛かった状態となっているときに、リフト機構64、110により、ワークWを上ノズル36側に移動するようにしてもよい。
また、第3の実施の形態では、第1の実施の形態のワークテーブル52のリフト機構64を用いて、ワークWの加工中に、ワークWの下面と下ノズル38との間の距離を所定距離となるようにしたが、第2の実施の形態の治具54のリフト機構110を用いて、同様にワークWの加工中に、ワークWの下面と下ノズル38との間の距離を所定距離となるようにしてもよい。
〔実施の形態から得られる技術的思想〕
上記実施の形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
上ノズル(36)と下ノズル(38)との間に張られたワイヤ電極(18)とワーク(W)とにより形成される極間に電圧を印加して放電を発生させることで、ワーク(W)に対して放電加工を施すワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)をワイヤ電極(18)の走行方向に移動させるリフト機構(64、110)を備える。これにより、ワーク(W)と下ノズル(38)との間に空間を確保することができ、下ノズル(38)内に落下した中子(C)を容易に回収することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)が設置されるワークテーブル(52)を備え、リフト機構(64)は、ワークテーブル(52)に設けられ、ワークテーブル(52)をワイヤ電極(18)の走行方向に移動させてもよい。これにより、ワーク(W)と下ノズル(38)との間に空間を確保することができ、下ノズル(38)内に落下した中子(C)を容易に回収することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)が設置されるワークテーブル(52)と、ワーク(W)をワークテーブル(52)に固定する治具(54)と、を備え、リフト機構(110)は、治具(54)に設けられ、治具(54)をワイヤ電極(18)の走行方向に移動させてもよい。これにより、ワーク(W)と下ノズル(38)との間に空間を確保することができ、下ノズル(38)内に落下した中子(C)を容易に回収することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、リフト機構(64、110)を制御するリフト機構制御部(96)を備えてもよい。これにより、リフト機構(64、110)を自動で駆動して、ワーク(W)をワイヤ電極(18)のZ軸方向に移動させることができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)を加工することにより生じた中子(C)が、下ノズル(38)内に落下したことを示す情報を取得する落下情報取得部(44)を備え、リフト機構制御部(96)は、取得された下ノズル(38)内に中子(C)が落下したことを示す情報から、中子(C)が下ノズル(38)内に落下したと判断したときには、ワーク(W)を上ノズル(36)側に移動させるようにリフト機構(64、110)を制御してもよい。これにより、下ノズル(38)内に中子(C)が落下したときには、自動でワーク(W)が上ノズル(36)側に移動するため、ワーク(W)と下ノズル(38)との間に空間を確保することができ、下ノズル(38)内に落下した中子Cを容易に回収することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)の板厚に相関する情報を取得する板厚取得部(72)と、ワーク(W)の板厚に相関する情報から、リフト機構(64、110)によりワーク(W)を上ノズル(36)側に移動させる目標移動量を算出する目標移動量算出部(94)と、を備え、リフト機構制御部(96)は、ワーク(W)を、算出された目標移動量に基づいて、上ノズル(36)側に移動させるようにリフト機構(64、110)を制御してもよい。これにより、中子(C)がワーク(W)の穴から完全に抜ける位置までワーク(W)を移動させることができ、中子(C)を確実に回収することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、算出された目標移動量に基づいて、ワーク(W)が上ノズル(36)に干渉することを判定し、ワーク(W)が上ノズル(36)に干渉するときには、オペレータにその旨を報知するように報知部(68)を制御する報知制御部(102)を備える。これにより、オペレータは自動的に中子(C)の回収を行えないことを認識することができ、手動で中子(C)を回収する等の作業に切り換えることができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、上ノズル(36)をワイヤ電極(18)の走行方向に移動させる上ノズル駆動機構(40)と、リフト機構(64、110)によりワーク(W)を上ノズル(36)側に移動させるときに、上ノズル(36)をワーク(W)の移動方向と同じ方向に移動させるように、上ノズル駆動機構(40)を制御する上ノズル駆動機構制御部(98)と、を備える。これにより、ワーク(W)と上ノズル(36)の干渉を抑制することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)において、リフト機構制御部(96)は、下ノズル(38)とワーク(W)との距離が、あらかじめ決められた所定距離となるように、リフト機構(64)を制御してもよい。これにより、ワーク(W)の下面と下ノズル(38)との距離を所定距離に維持することができ、ワーク(W)の加工精度を向上することができる。
上記ワイヤ放電加工機(12)は、ワーク(W)が設置されるワークテーブル(52)と、ワークテーブル(52)とワイヤ電極(18)とを相対移動させるワークテーブル駆動機構(58、62)と、あらかじめ設定されたNCプログラムによって規定されたワーク(W)の加工形状に応じて、ワークテーブル駆動機構(58、62)を制御するワークテーブル駆動機構制御部(86)を備えてもよい。これにより、ワーク(W)の加工中において、常にワーク(W)の下面と下ノズル(38)との距離を所定距離に維持することができ、ワーク(W)の加工精度を向上することができる。
ワイヤ放電加工システム(10)は、上記ワイヤ放電加工機(12)と、下ノズル(38)に落下した中子(C)を回収する中子回収機構(14)と、リフト機構(64、110)によりワーク(W)を上昇させた後に、中子(C)を回収するように中子回収機構(14)を制御する中子回収機構制御部(100)と、を備えてもよい。これにより、中子(C)の回収を自動で行うことができる。
ワイヤ放電加工機(12)のワークテーブル(52)にワーク(W)を固定する治具(54)であって、ワーク(W)をワイヤ電極(18)の走行方向に移動させるリフト機構(110)を備える。これにより、ワーク(W)と下ノズル(38)との間に空間を確保することができ、下ノズル(38)内に落下した中子(C)を容易に回収することができる。
10…ワイヤ放電加工システム 12…ワイヤ放電加工機
14…多関節ロボット(中子回収機構) 36…上ノズル
38…下ノズル 40…Z軸駆動機構(上ノズル駆動機構)
44…落下検出センサ(落下情報取得部) 52…ワークテーブル
54…治具
58…Y軸モータ(ワークテーブル駆動機構)
62…X軸モータ(ワークテーブル駆動機構)
64、110…リフト機構 68…報知部
72…測距センサ(板厚取得部)
86…加工制御部(ワークテーブル駆動機構制御部)
94…目標リフト量算出部(目標移動量算出部)
96…リフト機構制御部
98…Z軸駆動機構制御部(上ノズル駆動機構制御部)
100…ロボット制御部(中子回収機構制御部)
102…報知制御部 C…中子
W…ワーク

Claims (9)

  1. 上ノズルと下ノズルとの間に張られたワイヤ電極とワークとにより形成される極間に電
    圧を印加して放電を発生させることで、前記ワークに対して放電加工を施すワイヤ放電加
    工機であって、
    前記ワークを前記ワイヤ電極の走行方向に移動させるリフト機構と、
    前記リフト機構を制御するリフト機構制御部と、
    前記ワークを加工することにより生じた中子が、前記下ノズル内に落下したことを示す情報を取得する落下情報取得部と、
    を備え
    前記リフト機構制御部は、取得された前記下ノズル内に前記中子が落下したことを示す情報から、前記中子が前記下ノズル内に落下したと判断したときには、前記ワークを前記上ノズル側に移動させるように前記リフト機構を制御する、ワイヤ放電加工機。
  2. 請求項1に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記ワークが設置されるワークテーブルを備え、
    前記リフト機構は、前記ワークテーブルに設けられ、前記ワークテーブルを前記ワイヤ
    電極の走行方向に移動させる、ワイヤ放電加工機。
  3. 請求項1に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記ワークが設置されるワークテーブルと、
    前記ワークを前記ワークテーブルに固定する治具と、
    を備え、
    前記リフト機構は、前記治具に設けられ、前記治具を前記ワイヤ電極の走行方向に移動させる、ワイヤ放電加工機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記ワークの板厚に相関する情報を取得する板厚取得部と、
    前記ワークの前記板厚に相関する情報から、前記リフト機構により前記ワークを前記上ノズル側に移動させる目標移動量を算出する目標移動量算出部と、
    を備え、
    前記リフト機構制御部は、前記ワークを、算出された前記目標移動量に基づいて、前記上ノズル側に移動させるように前記リフト機構を制御する、ワイヤ放電加工機。
  5. 請求項に記載のワイヤ放電加工機であって、
    算出された前記目標移動量に基づいて、前記ワークが前記上ノズルに干渉することを判定し、前記ワークが前記上ノズルに干渉するときには、オペレータにその旨を報知するように報知部を制御する報知制御部を備えるワイヤ放電加工機。
  6. 請求項1、4および5のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記上ノズルを前記ワイヤ電極の走行方向に移動させる上ノズル駆動機構と、
    前記リフト機構により前記ワークを前記上ノズル側に移動させるときに、前記上ノズルを前記ワークの移動方向と同じ方向に移動させるように、前記上ノズル駆動機構を制御する上ノズル駆動機構制御部と、
    を備えるワイヤ放電加工機。
  7. 請求項1、4、5および6のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記リフト機構制御部は、前記下ノズルと前記ワークとの距離が、あらかじめ決められた所定距離となるように、前記リフト機構を制御する、ワイヤ放電加工機。
  8. 請求項に記載のワイヤ放電加工機であって、
    前記ワークが設置されるワークテーブルと、
    前記ワークテーブルと前記ワイヤ電極とを相対移動させるワークテーブル駆動機構と、
    あらかじめ設定されたNCプログラムによって規定された前記ワークの加工形状に応じて、前記ワークテーブル駆動機構を制御するワークテーブル駆動機構制御部と、
    を備えるワイヤ放電加工機。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載のワイヤ放電加工機と、
    前記下ノズルに落下した中子を回収する中子回収機構と、
    前記リフト機構により前記ワークを上昇させた後に、前記中子を回収するように前記中子回収機構を制御する中子回収機構制御部と、
    を備えるワイヤ放電加工システム。
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