JP4874807B2 - サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置 - Google Patents

サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置 Download PDF

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Description

本発明はサーバコンピュータ上で機能するアプリケーションを管理するためのサーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置に関し、特に複数のサーバコンピュータをグループ化して管理するサーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置に関する。
クライアントに対してサービスを提供する場合、複数のサーバコンピュータで分散処理を行うことができる。この場合、クライアントからの要求を負荷分散装置が、何れかのサーバコンピュータに振り分ける。
なお、以下の説明において、機能の名称の後に「サーバ」を付けた場合、コンピュータ上に動作するアプリケーションソフトウェアによるサービス提供機能を指すこととする。また、「サーバコンピュータ」と呼んだ場合、サービス提供用のアプリケーションソフトウェアを実行するコンピュータを指すこととする。
なお、システムの運用中に、サービスの処理要求の量がシステムの処理能力の限界に近づくことがある。その場合、サービスを提供するサーバコンピュータのグループ(サーバグループ)にサーバコンピュータを追加することで処理能力を高め、処理量がシステムの処理能力を超えることを防止できる。
このとき、サーバグループへのサーバの追加作業を、ユーザからの操作入力に応じて行ったのでは、処理負荷の上昇に対してサーバコンピュータ追加の対応が遅れてしまう可能性がある。そこで、サーバクラスタに対するサービス要求を監視し、サービスへの需要が上限値を超えた場合、予め用意されていた予備のサーバコンピュータをサーバクラスタに追加するシステムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−163241号公報(段落番号[0028],[0029]参照)
ところで、サーバグループに対して予備のサーバコンピュータを自動的に追加するには、予備のサーバコンピュータに対して予め必要な環境設定が行われている必要がある。そのため、特定のサービス用に予備サーバを用意できるのであれば、特許文献1のようなシステムも可能である。
ただし、複数のサービスを提供しているシステムにおいて、サービス毎に予備のサーバコンピュータを用意しておくのは、資源の無駄である。そこで、複数のサービスに共通の予備のサーバコンピュータを用意しておき、負荷が過大となったサービスに対して、そのサービスを提供するためのサーバグループにサーバコンピュータを追加することが考えられる。その場合、追加対象となるサーバグループが決定した時点で、そのサーバグループに応じたサーバアプリケーションをサーバコンピュータに導入する必要がある。
しかし、サーバグループへの追加が決定されてから予備のサーバコンピュータに対するアプリケーション等の配置、および設定を行う必要があり、実際に運用できるようになるまでに長時間かかってしまう。しかも、複数のサーバアプリケーションが連携して動作することでサービスが提供されるような多階層のサーバシステム(たとえば、Webサーバと、Webサーバからの依頼に応じて処理を行うアプリケーションサーバとによるサービス)では、導入されたサーバコンピュータに関連する他のサーバコンピュータに関する情報を含めた環境設定が必要である。そのため、連携相手となるサーバグループに属するサーバコンピュータの追加や削除が動的に行われるシステムでは、予め環境設定をしておくことはできない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、他のサーバコンピュータと連携した処理を実行するサーバグループに追加されるサーバコンピュータに対して、サーバグループに応じたサービスを提供する環境を自動で構築することができるシステム管理プログラムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような機能をコンピュータで実現するためのサーバ管理プログラムが提供される。このサーバ管理プログラムは、複数のサーバコンピュータをサーバグループ1,2にグループ分けして管理するためのものである。サーバ管理プログラムを実行するコンピュータは、イメージデータ採取手段4、イメージデータ送信手段6、および環境設定手段7を有する。
イメージデータ採取手段4は、サーバグループ1,2それぞれに属するサーバコンピュータ1a,2aから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段5に格納する。イメージデータ追加手段6は、サーバグループ1,2へのサーバコンピュータ3aの追加指示を受けると、追加対象のサーバグループ1から採取されたディスクイメージデータをイメージデータ記憶手段5から取得し、追加すべきサーバコンピュータ3aの記憶装置に格納する。環境設定手段7は、異なるサーバグループに属するサーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべきサーバコンピュータ3aに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報を設定する。
このような機能を有するコンピュータによれば、イメージデータ採取手段4により、サーバグループ1,2それぞれに属するサーバコンピュータ1a,2aから、ディスクイメージデータが採取され、イメージデータ記憶手段5に格納される。その後、サーバグループ1,2へのサーバコンピュータ3aの追加指示を受けると、イメージデータ追加手段6により、追加対象のサーバグループ1から採取されたディスクイメージデータがイメージデータ記憶手段5から取得され、追加すべきサーバコンピュータ3aの記憶装置に格納される。そして、環境設定手段7により、異なるサーバグループに属するサーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべきサーバコンピュータ3aに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報が設定される。
また、上記課題を解決するために、コンピュータにより、複数のサーバコンピュータをサーバグループにグループ分けして管理するためのサーバ管理方法において、イメージデータ採取手段が、前記サーバグループそれぞれに属するサーバコンピュータから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段に格納し、イメージデータ追加手段が、前記サーバグループへの前記サーバコンピュータの追加指示を受けると、追加対象の前記サーバグループから採取された前記ディスクイメージデータを前記イメージデータ記憶手段から取得し、追加すべき前記サーバコンピュータに格納し、環境設定手段が、異なる前記サーバグループに属する前記サーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべき前記サーバコンピュータに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報を設定する、ことを特徴とするサーバ管理方法が提供される。
さらに、上記課題を解決するために、複数のサーバコンピュータをサーバグループにグループ分けして管理するためのサーバ管理装置において、前記サーバグループそれぞれに属するサーバコンピュータから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段に格納するイメージデータ採取手段と、前記サーバグループへの前記サーバコンピュータの追加指示を受けると、追加対象の前記サーバグループから採取された前記ディスクイメージデータを前記イメージデータ記憶手段から取得し、追加すべき前記サーバコンピュータの記憶装置に格納するイメージデータ追加手段と、異なる前記サーバグループに属する前記サーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべき前記サーバコンピュータに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報を設定する環境設定手段と、を有することを特徴とするサーバ管理装置が提供される。
本発明では、イメージデータを格納した後、追加するサーバコンピュータに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報を設定するようにした。これにより、複数のサーバが連携してサービスを提供するシステムにおいて自動的にサーバコンピュータの増設が可能となる。
本発明の上記および他の目的、特徴および利点は本発明の例として好ましい実施の形態を表す添付の図面と関連した以下の説明により明らかになるであろう。
実施の形態に適用される発明の概念図である。 本実施の形態のシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態に用いるサイト管理サーバコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 サーバグループの例を示す図である。 メッシュ接続の例を示す図である。 ライン接続の例を示す図である。 各コンピュータの機能を示すブロック図である。 サーバグループ作成処理を示す図である。 イメージデータ採取処理を示す図である。 クローニング資材採取処理の前半を示す図である。 クローニング資材採取処理の後半を示す図である。 アプリケーション更新処理を示す図である。 サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加状況を示す図である。 サーバ追加処理を示す図である。 サーバグループからの被管理サーバコンピュータの削除処理を示す図である。 サーバ追加処理時の固有情報設定処理手順を示すフローチャートである。 Webサーバ追加処理による固有情報設定例を示す図である。 アプリケーションサーバ追加処理による固有情報設定例を示す図である。 サーバ削除処理時の固有情報削除処理手順を示すフローチャートである。 Webサーバ削除処理による固有情報削除例を示す図である。 アプリケーションサーバ削除処理による固有情報削除例を示す図である。 リパーパシング処理の概念図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態に適用される発明の概要について説明し、その後、実施の形態の具体的な内容を説明する。
図1は、実施の形態に適用される発明の概念図である。本発明は、複数のサーバコンピュータ1a,2a,2bをサーバグループ1,2にグループ分けして管理するためのものである。また、サーバプール3には、予備のサーバコンピュータ3aが用意されている。これらのコンピュータ1a,2a,2b,3aはネットワークで接続され、互いに通信可能である。図1に示すように、本発明は、イメージデータ採取手段4、イメージデータ追加手段6、および環境設定手段7で構成される。
イメージデータ採取手段4は、サーバグループ1,2それぞれに属するサーバコンピュータ1a,2aから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段5に格納する。ディスクイメージデータとしては、例えば、サービスを提供するためのアプリケーションプログラムとオペレーティングシステム(OS)とを含むデータが採取される。なお、ディスクイメージデータは、ハードディスクドライブ内の全てのデータであってもよいし、予め指定されたディレクトリ配下のデータであってよい。
イメージデータ追加手段6は、サーバグループ1,2へのサーバコンピュータ3aの追加指示を受けると、追加対象のサーバグループ1から採取されたディスクイメージデータをイメージデータ記憶手段5から取得し、追加すべきサーバコンピュータ3aの記憶装置に格納する。
環境設定手段7は、異なるサーバグループに属するサーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべきサーバコンピュータ3a対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報を設定する。また、環境設定手段7は、追加すべきサーバコンピュータ3aとの間に処理の依頼関係を構築すべき他のサーバコンピュータ2a,2bに対して、追加すべきサーバコンピュータ3aの固有情報を設定することもできる。なお、固有情報は、たとえば、各サーバコンピュータのネットワーク上のアドレス情報(IP(Internet Protocol)アドレス等)である。
このような機能を有するコンピュータによれば、イメージデータ採取手段4により、サーバグループ1,2それぞれに属するサーバコンピュータ1a,2aから、ディスクイメージデータが採取され、イメージデータ記憶手段5に格納される。その後、サーバグループ1,2へのサーバコンピュータ3aの追加指示を受けると、イメージデータ追加手段6により、追加対象のサーバグループ1から採取されたディスクイメージデータがイメージデータ記憶手段5から取得され、追加すべきサーバコンピュータ3aの記憶装置に格納される。そして、環境設定手段7により、異なるサーバグループに属するサーバコンピュータ間の処理の依頼関係に基づいて、追加すべきサーバコンピュータ3a、および追加すべきサーバコンピュータ3aとの間に処理の依頼関係を構築すべき他のサーバコンピュータ2a,2bに対して、処理の依頼関係を有する相手の固有情報が設定される。
これにより、複数のサーバが連携してサービスを提供するシステムにおいて自動的にサーバコンピュータの増設が可能となる。その結果、サーバグループ内での各サーバコンピュータの負荷の増大に対し、迅速にサーバを追加し、処理量に応じた処理能力(たとえば、クライアントコンピュータへの応答時間)を確保することができる。
しかも、サーバコンピュータを追加する際には、予め採取しておいたディスクイメージデータをコピーし、固定情報を設定するだけでよいため、アプリケーションプログラムのOSへのインストール作業全体を行う場合に比べて短時間で作業が終了する。これにより、たとえば、サーバコンピュータの故障時にも迅速に代替サーバコンピュータの組み込みが可能となり、システムの信頼性が向上する。
ところで、本発明の機能のうち、イメージデータ記憶手段5と他の機能とを別コンピュータに分けて実現することができる。その際、イメージデータ採取手段4とイメージデータ追加手段6とを有するサーバコンピュータと、イメージデータ記憶手段5を有するサーバコンピュータとの間にファイアウォールを設けておけば、被管理サーバコンピュータが有するデータに対する不正アクセスを有効に防止できる。すなわち、被管理サーバコンピュータからのディスクイメージデータの入出力をファイアウォールで守られたネットワークの内側で行うことで、ディスクイメージデータをファイアウォールの外部に取り出す必要が無くなり、ディスクイメージデータに対する不正アクセスを防止できる。
そこで、ディスクイメージデータの記憶機能と他の機能とを別コンピュータで実現した場合の例を用いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、ディスクイメージデータを、単にイメージデータと呼ぶこととする。
図2は、本実施の形態のシステム構成例を示す図である。サイト管理サーバコンピュータ100は、運用管理クライアントコンピュータ200に接続されていると共に、ファイアウォール330を介して、ドメイン管理サーバコンピュータ310と負荷分散装置320とに接続されている。ドメイン管理サーバコンピュータ310は、LAN(Local Area Network)16経由で、複数の被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・に接続されている。また、LAN16には、負荷分散装置320が接続されている。負荷分散装置320は、ファイアウォール340を介してネットワーク10に接続されている。ネットワーク10には、複数のクライアントコンピュータ510,520,530,・・・が接続されている。
サイト管理サーバコンピュータ100は、負荷分散装置320や被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・を管理する。具体的には、サイト管理サーバコンピュータ100は、被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・を、提供するサービス毎にグループ化して管理する。また、サイト管理サーバコンピュータ100は、被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・のうちの一部を予備のサーバコンピュータとしてプール(いつでも使用できるように待機させておくこと)しておく。そして、サイト管理サーバコンピュータ100は、負荷の過大となったサーバグループに対して、プールされていた被管理サーバコンピュータを追加する。
運用管理クライアントコンピュータ200は、システムを管理する管理者が操作する端末装置である。運用管理クライアントコンピュータ200からの操作入力内容が、サイト管理サーバコンピュータ100に送信される。
ドメイン管理サーバコンピュータ310は、サイト管理サーバコンピュータ100からの指示に従い、サーバグループ毎のイメージデータを記憶する。また、ドメイン管理サーバコンピュータ310は、サイト管理サーバコンピュータ100からの指示に従い、記憶しているイメージデータを、サーバグループに追加される被管理サーバコンピュータの記憶装置に格納する。
負荷分散装置320は、被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・に対する処理要求の負荷分散処理を行う。
ファイアウォール330は、サイト管理サーバコンピュータ100側のネットワークからドメイン管理サーバコンピュータ310や負荷分散装置320側のネットワークへの不正アクセスを抑止する。
ファイアウォール340は、クライアントコンピュータ510,520,530,・・・が接続されたネットワーク10から負荷分散装置320への不正アクセスを抑止する。
被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・は、グループ分けして管理されており、クライアントコンピュータ510,520,530,・・・に対して、サーバグループ毎に所定のサービスを提供する。
クライアントコンピュータ510,520,530,・・・は、ユーザからの操作入力に応答して、被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・への処理要求を出力する。
このようなシステムにおいて、サイト管理サーバコンピュータ100、運用管理クライアントコンピュータ200、ドメイン管理サーバコンピュータ310、および被管理サーバコンピュータ410,420,430,・・・が互いに連携して動作することで、システム内の資源管理が行われる。
図3は、本発明の実施の形態に用いるサイト管理サーバコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。サイト管理サーバコンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、ネットワーク10に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク10を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、サイト管理サーバコンピュータ100のハードウェア構成例を示したが、他の各装置も同様のハードウェアで実現することができる。
次に、各コンピュータが有する資源管理のための処理機能について説明する。なお、サイト管理サーバコンピュータ100は、被管理サーバコンピュータを、処理機能に応じて複数のサーバグループに分けて管理する。サーバグループとは、サイト管理サーバコンピュータ100の管理対象として参加した被管理サーバコンピュータのうち、サービス設定やサービス(業務)を均一とし、一括管理すべき被管理サーバコンピュータの集合である。
図4は、サーバグループの例を示す図である。図4の例では、被管理サーバコンピュータ410,420,430,440,450,460が、2つのサーバグループとサーバプールとに分けられている。
Webサーバグループ31には、Webサーバ用のサーバアプリケーションが実装された被管理サーバコンピュータ410,420が含まれる。アプリケーションサーバグループ32には、アプリケーションサーバ用のサーバアプリケーションが実装された被管理サーバコンピュータ430,440が含まれる。サーバプール33には、予備として設けられた被管理サーバコンピュータ450,460が含まれる。
サイト管理サーバコンピュータ100は、各サーバグループを遠隔操作、統合管理する機能を備えている。具体的には、サイト管理サーバコンピュータ100は、クライアントコンピュータ510,520,530,・・・に対して提供するサービスを、多階層のアプリケーションによって提供する場合の、被管理サーバコンピュータ間の処理の依頼関係(論理的な接続)を管理している。この依頼関係には、メッシュ負荷分散型の接続形態(メッシュ接続)とライン負荷分散型の接続形態(ライン接続)とがある。
図5は、メッシュ接続の例を示す図である。この例では、被管理サーバコンピュータ410,420には、それぞれWebサーバのサーバアプリケーション411,421が実装されている。被管理サーバコンピュータ430,440には、それぞれアプリケーションサーバのサーバアプリケーション431,441が実装されている。
各被管理サーバコンピュータ410,420,430,440に実装されたサーバアプリケーションの配置タイミングは、サイト管理サーバコンピュータ100によって制御される。また、負荷分散装置320における分散処理に関する詳細な設定内容についても、サイト管理サーバコンピュータ100で管理される。
メッシュ接続では、Webサーバグループ31内の各サーバアプリケーション411,421とアプリケーションサーバグループ32内の各サーバアプリケーション431,441とが互いに接続されている。
また、クライアントコンピュータ510,520には、Webブラウザ511,521が実装されている。ユーザは、クライアントコンピュータ510,520に操作入力を行い、Webブラウザ511,521に対して様々な命令を入力する。Webブラウザ511,521は、操作入力により指示された命令の内容に、ネットワーク10を介したサービスの提供要求が含まれていれば、その命令に応じた処理要求を出力する。
Webブラウザ511,521から出力された処理要求は、負荷分散装置320によって、Webサーバのサーバアプリケーション411,421との何れかに振り分けられる。Webサーバのサーバアプリケーション411,421は、処理要求を受け取ると、サーバアプリケーション431とサーバアプリケーション441との何れかに処理を依頼する。サーバアプリケーション431,441は、依頼された処理を実行する。
図6は、ライン接続の例を示す図である。ライン接続では、各サーバグループ内の1つずつのサーバが、互いに関連付けられている。図6の例では、Webサーバのサーバアプリケーション412とアプリケーションサーバのサーバアプリケーション432とが関連付けられている。同様に、Webサーバのサーバアプリケーション422とアプリケーションサーバのサーバアプリケーション442とが関連付けられている。これらの互いに関連するサーバによって、多階層のサービスが提供される。
このように、メッシュ接続かライン接続かにより、サーバプール33内の被管理サーバコンピュータを任意のサーバグループに追加した際の接続相手が異なってくる。また、サーバグループに被管理サーバコンピュータを追加した場合、その被管理サーバコンピュータに対して接続相手に関する識別情報を設定すると共に、接続相手の被管理サーバコンピュータに対しても、追加された被管理サーバコンピュータの識別情報を設定する必要がある。
以下、サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加、削除の処理について詳細に説明する。
図7は、各コンピュータの機能を示すブロック図である。図7では、被管理サーバコンピュータ410の機能ブロックを示しているが、他の被管理サーバコンピュータ420,430,440,450,460も同様の機能を有している。
サイト管理サーバコンピュータ100には、システム資源管理部110、アプリケーション資源管理部120、サーバ制御部130、および業務構成管理情報140を有している。システム資源管理部110は、運用管理クライアントコンピュータ200からの指示に従って、被管理サーバコンピュータ410,420,430,440,450,460におけるOS等の基本資源を管理する。
アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ410,420,430,440,450,460でサービスを提供するサーバアプリケーションに関する資源を管理する。
サーバ制御部130は、システム資源管理部110とアプリケーション資源管理部120との指示に従って、ドメイン管理サーバコンピュータ310や被管理サーバコンピュータ410,420,430,440,450,460を制御する。
業務構成管理情報140には、システム全体でクライアントコンピュータ510,520,530,・・・に対して提供しているサービスに関する情報が、サーバグループ毎に登録されている。たとえば、具体的には、業務構成管理情報140は、サーバグループで提供するサービスのサービス名(たとえば、「サービスA」)、接続先の被管理サーバコンピュータのIPアドレス(たとえば、「接続先:1.1.2.1,1.1.2.2」)、およびサーバグループに属する被管理サーバコンピュータのIPアドレス(たとえば、「所属Webサーバ:1.1.1.1,1.1.1.2」)等を含んでいる。
このように、このシステムでは、複数のサービスがサービス名(たとえば、「サービスA」)によって管理される。クライアントコンピュータ510,520,530からは、サービス名によって、処理要求の対象が指定される。なお、多階層のサービスを提供する場合(たとえば、Webサーバとアプリケーション)、同じサービス名に対して、複数のサーバグループが関連付けられる。
Webサーバとアプリケーションとが連携して処理するサービスの場合、業務構成管理情報140におけるWebサーバからの接続先情報として、アプリケーションサーバの機能を提供する被管理サーバコンピュータのIPアドレスが設定される。また、業務構成管理情報140におけるアプリケーションサーバの接続元情報として、Webサーバの機能を提供する被管理サーバコンピュータのIPアドレスが設定される。
運用管理クライアントコンピュータ200は、資源管理ユーザインタフェース210と管理コンソール部220とを有している。資源管理ユーザインタフェース210は、資源管理を行うための管理者からの操作入力を受け付け、処理結果を表示する。管理コンソール部220は、サイト管理サーバコンピュータ100における資源管理のコンソール端末として機能する。すなわち、管理コンソール部220は、管理者からの操作入力の内容を、サイト管理サーバコンピュータ100に送信し、サイト管理サーバコンピュータ100からの応答内容を受信する。
ドメイン管理サーバコンピュータ310は、イメージ採取処理部311とイメージデータ記憶部312とを有している。イメージ採取処理部311は、サイト管理サーバコンピュータ100からの指示に応じて、被管理サーバコンピュータ410からハードディスク装置のイメージデータを採取し、イメージデータ記憶部312に格納する。また、イメージ採取処理部311は、サイト管理サーバコンピュータ100からの指示に応じて、イメージデータをイメージデータ記憶部312から取得し、サーバグループへの追加対象となる被管理サーバコンピュータに転送する。
被管理サーバコンピュータ410は、資源管理エージェント411とサーバアプリケーション412とを有している。資源管理エージェント411は、サイト管理サーバコンピュータ100からの指示に従って、被管理サーバコンピュータ410の資源管理を行う。サーバアプリケーション412は、クライアントコンピュータから送られる処理要求に従って、処理を実行する。
以下、本実施の形態で実行される処理を説明する。まず、サーバグループ作成処理について説明する。
図8は、サーバグループ作成処理を示す図である。まず、管理者が、運用管理クライアントコンピュータ200を操作し、サーバグループの作成命令を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100に、サーバグループ作成指示が出される(ステップS11)。サーバグループ作成指示には、新たに作成されるサーバグループでサービスする内容や、そのサーバグループに属する被管理サーバコンピュータの指定等が含まれる。
サーバグループ作成指示は、サイト管理サーバコンピュータ100内のシステム資源管理部110で受け取られる。そして、システム資源管理部110は、指定されたサーバグループの情報を内部で保持すると共に、サーバ制御部130に対して、新しく作成したサーバグループの情報が通知される。
また、システム資源管理部110は、アプリケーション資源管理部120に対して、サーバグループ作成イベントを出力する(ステップS12)。アプリケーション資源管理部120は、サーバグループ作成イベントによって、新たに作成されたサーバグループの構成を認識する。
このようにして、システム内において、Webサーバグループ31やアプリケーションサーバグループ32が生成される。その後、同一のサーバグループに属する被管理サーバコンピュータには、共通のサーバアプリケーション(Webサーバやアプリケーションサーバ)が導入される。そして、各サーバグループから、サーバアプリケーションが導入されたストレージデバイスのディスクイメージが採取される。
図9は、イメージデータ採取処理を示す図である。なお、イメージデータを採取する場合、被管理サーバコンピュータ410は、予め保守モード(サービスの提供を中止している)に設定される。
まず、管理者が運用管理クライアントコンピュータ200を操作し、イメージ採取の指示を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100にイメージ採取指示が出される(ステップS21)。
サイト管理サーバコンピュータ100では、システム資源管理部110が、イメージ採取指示を受け取る。システム資源管理部110は、サーバ制御部130に対して、イメージ採取を伝える。サーバ制御部130は、アプリケーション資源管理部120に対して、イメージ採取前イベントを出力する。すると、アプリケーション資源管理部120は、イメージ採取時刻等の情報を記憶する。この情報は、イメージデータをインストールする際の最新性のチェックに使用される。
なお、最新性のチェックを、ドメイン管理サーバコンピュータ310内に保持されたイメージデータの格納時刻を用いて行うこともできる。その場合、ステップS22に示すイメージ採取前イベントの発行は不要となる。
サーバ制御部130は、イメージデータの採取元となる被管理サーバコンピュータ410に対して、イメージ採取前イベントを送信する(ステップS23)。
イメージ採取前イベントは、被管理サーバコンピュータ410の資源管理エージェント411で受け取られる。資源管理エージェント411は、イメージ採取前イベントが発行されると、サーバアプリケーション412の自動起動を抑止する(ステップS24)。すなわち、資源管理エージェント411は、サーバアプリケーション412への起動要求が実行されないような環境設定を行う。
次に、サーバ制御部130からドメイン管理サーバコンピュータ310に対して、イメージデータの採取指示が伝えられ、イメージ採取処理部311によって、被管理サーバコンピュータ410内のディスクイメージの採取処理が行われる(ステップS25)。採取されたイメージデータは、イメージデータ記憶部312に格納される。
具体的には、サーバ制御部130からの遠隔制御により、資源管理エージェント411が被管理サーバコンピュータ410のOSをシャットダウンさせる。なお、被管理サーバコンピュータ410では、メインのOSがシャットダウンされた後でも、サーバ制御部130からの遠隔操作を受け付けるための最低限の動作を行うことができる機能は稼働している。この機能は、例えば、イメージ採取対象のOSとは別のOSを起動することで実現することができる。
その後、ドメイン管理サーバコンピュータ310内のイメージ採取処理部311が、被管理サーバコンピュータ410のハードディスク装置内のデータを、イメージデータ記憶部312に格納する。格納が終了すると、サーバ制御部130が被管理サーバコンピュータ410を遠隔操作し、元のOSを再起動する。この際、サーバアプリケーション412は、起動が抑止されているため、起動されない。
イメージデータの採取が終了すると、サーバ制御部130から資源管理エージェント411に対して、イメージ採取後イベントが出される(ステップS26)。イメージ採取後イベントは、資源管理エージェント411で受け取られる。資源管理エージェント411は、イメージ採取後イベントに応答して、サーバアプリケーション412の自動起動抑止解除および起動処理を行う(ステップS27)。
このようにして、被管理サーバコンピュータ410のディスクイメージを示すイメージデータが、ドメイン管理サーバコンピュータ310上に作成される。その後、管理者は、被管理サーバコンピュータ410のサーバアプリケーション412に対して、任意のクローニング資材を追加することができる。その場合、追加されたクローニング資材を、ドメイン管理サーバコンピュータ310内のイメージデータにも追加する必要がある。
図10は、クローニング資材採取処理の前半を示す図である。図10に示すように、管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200を用いて、サイト管理サーバコンピュータ100に対して保守モードへの変更指示を出力する(ステップS31)。すると、サイト管理サーバコンピュータ100のシステム資源管理部110が、負荷分散装置320に対して、クローニング資源作成対象となる被管理サーバコンピュータ410への振り分け停止指示を出力する(ステップS32)。負荷分散装置320は、振り分け停止指示に応じて、被管理サーバコンピュータ410への処理要求の振り分けを停止する。
その後、管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200を用いて、被管理サーバコンピュータ410内に、クローニング資材413の作成処理を行う(ステップS33)。これにより、被管理サーバコンピュータ410内にクローニング資材413が格納される。
図11は、クローニング資材採取処理の後半を示す図である。ここで、運用管理クライアントコンピュータ200からイメージ採取指示が出され(ステップS34)、イメージ採取前イベントの発行(ステップS35)、および自動起動抑止(ステップS36)の各処理が行われる。これらの処理の内容は、図9に示した、イメージデータ採取処理におけるイメージ採取指示(ステップS21)、イメージ採取前イベントの発行(ステップS23)、自動起動抑止(ステップS24)の処理と同じである。
次に、サーバ制御部130からイメージ採取処理部311にクローニング資材の採取指示が出され、イメージ採取処理部311において、クローニング資材413の採取処理が行われる(ステップS37)。これにより、クローニング資材413が、イメージデータ記憶部312に格納される。
クローニング資材413の採取後、イメージ採取後イベントの発行(ステップS38)、自動起動抑止解除および起動処理(ステップS39)が行われる。これらの処理の内容は、図9に示した、イメージデータ採取処理におけるイメージ採取後イベント発行(ステップS25)、自動起動抑止解除および起動処理(ステップS27)と同じである。
その後、管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200に対して、通常モードへの変更命令を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100に対して、通常モードへの変更指示が入力される(ステップS40)。サイト管理サーバコンピュータ100では、システム資源管理部110が、通常モードへの変更指示を受け取り、負荷分散装置320に対して、被管理サーバコンピュータ410への振り分け開始指示を出力する(ステップS41)。すると、負荷分散装置320は、以後の処理要求の被管理サーバコンピュータ410への振り分けを開始する。
なお、同一サーバグループに属する被管理サーバコンピュータは、サーバアプリケーションで行われる処理内容を同一に保つ必要がある。そこで、サーバアプリケーションの更新が必要な場合、更新処理が、サーバグループに属する被管理サーバコンピュータに対して同時に実施される。
図12は、アプリケーション更新処理を示す図である。なお、図12の例では、Webサーバアプリケーションの更新を行うものとする。
管理者が運用管理クライアントコンピュータ200を操作し、サーバアプリケーションの配布命令を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100に対して、アプリケーション配布指示が出される(ステップS51)。アプリケーション配布指示は、サイト管理サーバコンピュータ100のアプリケーション資源管理部120で受け取られる。
アプリケーション資源管理部120は、アプリケーション配布指示に応答して、予め用意されている配布データ121の被管理サーバコンピュータ410,420への配布および展開処理を行う(ステップS52)。具体的には、アプリケーション資源管理部120は、配布データ121を、被管理サーバコンピュータ410,420それぞれに転送する。そして、アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ410,420を遠隔操作し、転送した配布データの展開処理と、展開後の動作環境設定を行う。
このように、サーバグループに属する各サーバコンピュータは、サーバアプリケーションの動作環境が統一される。そこで、サーバグループに新たにサーバコンピュータを追加する際には、そのサーバコンピュータに対して、既存のサーバコンピュータと同一の動作環境を構築する必要がある。
図13は、サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加状況を示す図である。図13の例では、サイト管理サーバコンピュータ100の制御により、Webサーバグループ31に対して、サーバプール33内の被管理サーバコンピュータ450を追加している。この場合、被管理サーバコンピュータ450には、Webサーバとして機能するためのプログラムやデータが導入される。以下にサーバ追加処理を具体的に説明する。
図14は、サーバ追加処理を示す図である。サーバコンピュータを追加する場合、管理者が運用管理クライアントコンピュータ200を操作し、サーバコンピュータの追加命令を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100に対して、サーバコンピュータの追加指示が出される(ステップS61)。
追加指示は、サイト管理サーバコンピュータ100のシステム資源管理部110で受け取られる。システム資源管理部110は、サーバグループに関するサーバ追加前イベントを、アプリケーション資源管理部120に対して出力する(ステップS62)。
アプリケーション資源管理部120は、サーバ追加前イベントに応答して、採取されたイメージデータの最新性のチェック処理を行う(ステップS63)。イメージデータの最新性は、たとえば、イメージデータを採取した日時を取得し、その日時以降にアプリケーションの資源の更新処理が行われているか否かによって判定することができる。
最新性のチェック処理において、イメージデータが最新でないと判断された場合、アプリケーション資源管理部120は、システム資源管理部110にエラーを返す。すると、システム資源管理部110が運用管理クライアントコンピュータ200にエラーメッセージを送信する。これにより、サーバ追加操作が終了する。
最新性のチェック処理において、イメージデータが最新であると判定された場合、その旨がアプリケーション資源管理部120からシステム資源管理部110に渡される。すると、システム資源管理部110は、サーバ制御部130を介して、追加対象となる被管理サーバコンピュータ450とドメイン管理サーバコンピュータ310とに対するインストール指示を出す(ステップS64)。
ドメイン管理サーバコンピュータ310では、イメージ採取処理部311が、インストール指示を受け取る。すると、イメージ採取処理部311は、イメージデータのインストール処理を実行する(ステップS65)。具体的には、以下の手順でイメージデータのインストールが行われる。
まず、システム資源管理部110が、遠隔操作により、対象となる被管理サーバコンピュータ450のOSをシャットダウンする。次に、イメージ採取処理部311が、イメージデータ記憶部312に格納されているイメージデータを被管理サーバコンピュータ450のハードディスク装置にインストールする。更に、システム資源管理部110が、被管理サーバコンピュータ450を再起動する。
なお、イメージデータを採取する際、採取処理に先だって、サーバアプリケーション452の起動抑止処理が行われている。すなわち、イメージデータは、サーバアプリケーションの起動が抑止された状態でコピーが作成されている。そのため、そのイメージデータを被管理サーバコンピュータ450にインストールした後の再起動時にも、サーバアプリケーション452の起動は抑止されており、サーバアプリケーション452は起動されない。
システム資源管理部110は、イメージ採取処理部311を介して、イメージ採取後イベントを出力する(ステップS66)。イメージ採取後イベントは、被管理サーバコンピュータ450の資源管理エージェント451で受け取られる。資源管理エージェント451は、サーバアプリケーション452の起動抑止を解除する。更に、資源管理エージェント451は、クローニング資材の展開、被管理サーバコンピュータ450の固有情報(IPアドレス等)の書き換え処理を行う(ステップS67)。
その後、システム資源管理部110は、負荷分散装置320に対して、追加した被管理サーバコンピュータ450への振り分け開始指示を出力する(ステップS68)。また、システム資源管理部110は、アプリケーション資源管理部120に対して、サーバ追加イベントを出力する(ステップS69)。アプリケーション資源管理部120は、サーバ追加イベントに応答して、自己の管理するサーバグループの情報に、新たに追加された被管理サーバコンピュータ450に関する情報を追加する(ステップS70)。
このようにしてサーバグループ内に被管理サーバコンピュータを追加することができる。なお、サーバグループにかかる処理負荷が所定値以下になった場合、そのサーバグループから任意の被管理サーバコンピュータを削除し、その被管理サーバコンピュータをサーバプール33に戻すことができる。
図15は、サーバグループからの被管理サーバコンピュータの削除処理を示す図である。管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200に対して、サーバグループからの被管理サーバコンピュータの削除命令を入力する。すると、運用管理クライアントコンピュータ200からサイト管理サーバコンピュータ100に対して、サーバ削除指示が出される(ステップS81)。サーバ削除指示は、サイト管理サーバコンピュータ100のシステム資源管理部110で受け取られる。システム資源管理部110は、サーバ削除指示に応答して、アプリケーション資源管理部120に対して、サーバ削除前イベントを出力する(ステップS82)。
アプリケーション資源管理部120は、サーバ削除前イベントに応じて、該当サーバグループ内の被管理サーバコンピュータのリストから、指定された被管理サーバコンピュータの情報を削除する(ステップS83)。
システム資源管理部110は、指定された被管理サーバコンピュータが所属するグループを、サーバプールへ変更する(ステップS84)。その後、システム資源管理部110は、アプリケーション資源管理部120に対して、サーバ削除後イベントを出力する(ステップS85)。これにより、アプリケーション資源管理部120は、サーバグループからの被管理サーバコンピュータの削除処理の完了を認識する。
以上のようにして、サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加に伴い、被管理サーバコンピュータに対して、所定のサービスを提供するためのデータを自動的に導入することができる。なお、被管理サーバコンピュータに対する環境構築には、IPアドレス等の固有情報の設定が行われる。以下、固有情報の設定処理について詳細に説明する。
なお、固有情報の設定処理は、アプリケーション資源管理部120の指示に従って資源管理エージェント451によって行われる処理であるが、資源管理エージェント451は、アプリケーション資源管理部120の補助機能として動作しているに過ぎない。そのため、以下の説明では、アプリケーション資源管理部120が固有情報の設定を行うものとして、その設定手順について説明する。
図16は、サーバ追加処理時の固有情報設定処理手順を示すフローチャートである。以下、図16に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS101]アプリケーション資源管理部120は、システムで提供しているサービスの一覧情報を、業務構成管理情報140から取得する。
[ステップS102]アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータを追加すべきサーバグループで提供されるサービスの情報を業務構成管理情報140から取得する。
[ステップS103]アプリケーション資源管理部120は、追加対象のサーバグループに属する各被管理サーバコンピュータの接続先となる他の被管理サーバコンピュータの情報(接続先情報)を、業務構成管理情報140から取得する。被管理サーバコンピュータの接続先とは、サービスを提供するための処理の依頼先となる被管理サーバコンピュータである。たとえば、Webサーバでサービスを提供する際に、アプリケーションサーバの機能が必要であれば、アプリケーションサーバの機能を提供する被管理サーバコンピュータが接続先となる。
[ステップS104]アプリケーション資源管理部120は、追加する被管理サーバコンピュータに対して、接続相手の情報(IPアドレス等)を設定する。たとえば、Webサーバを追加する場合、追加する被管理サーバコンピュータに対して、アプリケーションサーバのIPアドレスが追加される。
[ステップS105]アプリケーション資源管理部120は、接続先の被管理サーバコンピュータに対して、追加する被管理サーバコンピュータの情報(IPアドレス等)を設定する。
以下、Webサーバグループ31にサーバコンピュータが追加される場合と、アプリケーションサーバグループ32にサーバコンピュータが追加される場合との、固有情報の設定例について説明する。なお、以下の例では、Webサーバグループ31に属する被管理サーバコンピュータは、アプリケーションサーバグループ32に属する全ての被管理サーバコンピュータに対して処理を依頼できるものとする。
図17は、Webサーバ追加処理による固有情報設定例を示す図である。図17の例では、Webサーバグループ31に被管理サーバコンピュータ410のみが属している状態で、被管理サーバコンピュータ420をWebサーバグループ31に追加する場合を想定している。このとき、アプリケーションサーバグループ32には、2台の被管理サーバコンピュータ430,440が属しているものとする。
この例では、追加する被管理サーバコンピュータ420のWebサーバ機能に対して、固有情報として、接続先が設定される。この接続先には、アプリケーションサーバグループ32に属する被管理サーバコンピュータ430,440のIPアドレス「1.1.2.1」、「1.1.2.2」が設定される。
また、被管理サーバコンピュータ430,440の固有情報には、接続元のWebサーバのIPアドレスが設定されている。被管理サーバコンピュータ420の追加前は、アプリケーションサーバの接続元として、被管理サーバコンピュータ410のIPアドレス「1.1.1.1」が設定されている。被管理サーバコンピュータ420がWebサーバグループ31に追加されると、被管理サーバコンピュータ430,440のアプリケーションサーバの接続元として、被管理サーバコンピュータ420のIPアドレス「1.1.1.2」が追加設定される。
図18は、アプリケーションサーバ追加処理による固有情報設定例を示す図である。図18の例では、アプリケーションサーバグループ32に被管理サーバコンピュータ430のみが属している状態で、被管理サーバコンピュータ440をアプリケーションサーバグループ32に追加する場合を想定している。このとき、Webサーバグループ31には、2台の被管理サーバコンピュータ410,420が属しているものとする。
この例では、追加する被管理サーバコンピュータ440のアプリケーションサーバ機能に対して、固有情報として、接続元が設定される。この接続元には、Webサーバグループ31に属する被管理サーバコンピュータ410,420のIPアドレス「1.1.1.1」、「1.1.1.2」が設定される。
また、被管理サーバコンピュータ410,420の固有情報には、接続先のアプリケーションサーバのIPアドレスが設定されている。被管理サーバコンピュータ440の追加前は、Webサーバの接続として、被管理サーバコンピュータ430のIPアドレス「1.1.2.1」が設定されている。被管理サーバコンピュータ440がアプリケーションサーバグループ32に追加されると、被管理サーバコンピュータ410,420のWebサーバの接続先として、被管理サーバコンピュータ440のIPアドレス「1.1.2.2」が追加設定される。
このように、サーバグループへのサーバ追加処理が行われると、そのサーバグループとの間で処理の依頼関係にある他のサーバグループに属する被管理サーバコンピュータに対しても、固有情報の設定処理が行われる。その結果、多段階の処理機能(たとえば、Webサーバとアプリケーションサーバ)でサービスを提供するシステムにおいて、サービスグループ毎のサーバの追加後も、処理の依頼関係を正しく保つことができる。
また、サーバグループからサーバを削除する際には、固有情報の削除処理が必要となる。
図19は、サーバ削除処理時の固有情報削除処理手順を示すフローチャートである。以下、図19に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS111]アプリケーション資源管理部120は、システムで提供しているサービスの一覧情報を、業務構成管理情報140から取得する。
[ステップS112]アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータを削除すべきサーバグループで提供されるサービスの情報を業務構成管理情報140から取得する。
[ステップS113]アプリケーション資源管理部120は、削除対象のサーバグループに属する各被管理サーバコンピュータの接続先となる他の被管理サーバコンピュータの情報(接続先情報)を、業務構成管理情報140から取得する。
[ステップS114]アプリケーション資源管理部120は、削除する被管理サーバコンピュータの固有情報から、接続相手の情報(IPアドレス等)を削除する。たとえば、Webサーバを削除する場合、削除する被管理サーバコンピュータの固有情報から、アプリケーションサーバのIPアドレスが削除される。
[ステップS115]アプリケーション資源管理部120は、接続先の被管理サーバコンピュータの固有情報から、削除する被管理サーバコンピュータの情報(IPアドレス等)を削除する。
図20は、Webサーバ削除処理による固有情報削除例を示す図である。図20の例では、Webサーバグループ31に被管理サーバコンピュータ410と被管理サーバコンピュータ420とが属している状態で、被管理サーバコンピュータ420をWebサーバグループ31から削除する場合を想定している。このとき、アプリケーションサーバグループ32には、2台の被管理サーバコンピュータ430,440が属しているものとする。
この例では、削除する被管理サーバコンピュータ420のWebサーバ機能の固有情報から、接続先の情報が削除される。図20の例では、アプリケーションサーバグループ32に属する被管理サーバコンピュータ430,440のIPアドレス「1.1.2.1」、「1.1.2.2」が削除される。その後、アプリケーション資源管理部120のサーバグループ管理機能において、Webサーバグループ31に属する被管理サーバコンピュータのリストから被管理サーバコンピュータ420の情報が削除される。
また、被管理サーバコンピュータ430,440の固有情報には、被管理サーバコンピュータ420の削除前は、アプリケーションサーバの接続元として、被管理サーバコンピュータ410のIPアドレス「1.1.1.1」と被管理サーバコンピュータ420のIPアドレス「1.1.1.2」が設定されている。被管理サーバコンピュータ420がWebサーバグループ31から削除されると、被管理サーバコンピュータ430,440のアプリケーションサーバの接続元から、被管理サーバコンピュータ420のIPアドレス「1.1.1.2」が削除される。
図21は、アプリケーションサーバ削除処理による固有情報削除例を示す図である。図21の例では、アプリケーションサーバグループ32に被管理サーバコンピュータ430と被管理サーバコンピュータ440とが属している状態で、被管理サーバコンピュータ440をアプリケーションサーバグループ32から削除する場合を想定している。このとき、Webサーバグループ31には、2台の被管理サーバコンピュータ410,420が属しているものとする。
この例では、削除する被管理サーバコンピュータ440のアプリケーションサーバ機能の固有情報から、接続元が削除される。図21の例では、Webサーバグループ31に属する被管理サーバコンピュータ410,420のIPアドレス「1.1.1.1」、「1.1.1.2」が削除される。
また、被管理サーバコンピュータ410,420の固有情報は、被管理サーバコンピュータ440の削除前は、Webサーバの接続として、被管理サーバコンピュータ430のIPアドレス「1.1.2.」が設定されている。被管理サーバコンピュータ440がアプリケーションサーバグループ32から削除されると、被管理サーバコンピュータ410,420のWebサーバの接続先から、被管理サーバコンピュータ440のIPアドレス「1.1.2.2」が削除される。
このようにして、サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加や削除を行う際に、イメージデータのコピー処理に加え、サーバアプリケーション間の接続関係に基づくIPアドレスの設定や削除等の固有情報の編集処理が行われる。これにより、多段階のサーバアプリケーションでサービスを提供するシステムにおいて、サーバグループ毎の機能の拡張や縮小を自動で行うことが可能となる。
ところで、サーバグループへの被管理サーバコンピュータの追加および削除の自動実行が可能となったことにより、サーバ用途の自動切替(リパーパシング)を行うことも可能となる。
図22は、リパーパシング処理の概念図である。図22の例では、サーバプール33内の被管理サーバコンピュータ460を、リパーパシングの対象とする。このとき、被管理サーバコンピュータ460には、2つのシステムボリューム461,462が設けられる。システムボリューム461,462には、それぞれ個別のOSが導入されている。
管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200を操作し、被管理サーバコンピュータ460に対するWebサーバ461aとアプリケーションサーバ462aとの導入を指示する。すると、サイト管理サーバコンピュータ100のアプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ460の一方のシステムボリューム461にWebサーバ461aを導入(データの配布および動作環境の設定)し、他方のシステムボリューム462にアプリケーションサーバ462aを導入する。
また、管理者は、運用管理クライアントコンピュータ200を操作して、被管理サーバコンピュータ460の用途切替のスケジュールを、サイト管理サーバコンピュータ100内に定義することができる。定義内容は、用途切替スケジュール表150として、サイト管理サーバコンピュータ100内に保持される。
用途切替スケジュール表150は、被管理サーバコンピュータ460の識別情報(たとえば、サーバ名)に関連付けて、時間帯毎の所属サーバグループが定義されている。図22の例では、7時から22時までの時間帯はWebサーバグループ31に所属し、22時から翌朝の7時まではアプリケーションサーバグループ32に所属する。
サイト管理サーバコンピュータ100のアプリケーション資源管理部120は、用途切替スケジュール表150を参照して、被管理サーバコンピュータ460の用途を切り換える。すなわち、7時になると、アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ460をWebサーバグループ31に追加する。そして、アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ460を遠隔操作し、システムボリューム461からOSを起動させる。これにより、被管理サーバコンピュータ460によるWebサーバ461aのサービス提供が開始される。
また、22時になると、アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ460をWebサーバグループ31から削除し、アプリケーションサーバグループ32に追加する。そして、アプリケーション資源管理部120は、被管理サーバコンピュータ460を遠隔操作によって再起動し、システムボリューム462からOSを起動させる。これにより、被管理サーバコンピュータ460によるアプリケーションサーバ462aのサービス提供が開始される。
このように、被管理サーバコンピュータの用途を容易に切替可能であるため、サービスの機能毎の処理量が、時間帯によって大きく変動する場合、処理量か過大となる時間帯には、自動的に多くの被管理サーバコンピュータでサービスを提供させることができる。
なお、図22の例では、スケジュールに沿って被管理サーバコンピュータの用途切替を行っているが、運用管理クライアントコンピュータ200からの操作入力によって、被管理サーバコンピュータの用途を切り換えることもできる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、サイト管理サーバコンピュータが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、たとえば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、たとえば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
符号の説明
1,2 サーバグループ
1a,2a,2b,3a サーバコンピュータ
3 サーバプール
4 イメージデータ採取手段
5 イメージデータ記憶手段
6 イメージデータ追加手段
7 環境設定手段

Claims (9)

  1. 複数のサーバコンピュータを複数のサーバグループにグループ分けして管理するためのサーバ管理プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    前記複数のサーバグループそれぞれに属するサーバコンピュータから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段に格納するイメージデータ採取手段、
    特定のサーバグループへの追加対象サーバコンピュータの追加指示を受けると、前記特定のサーバグループから採取されたディスクイメージデータを前記イメージデータ記憶手段から取得し、前記追加対象サーバコンピュータの記憶装置に格納するイメージデータ追加手段、
    前記複数のサーバグループそれぞれについて、サーバグループに属するコンピュータの固有情報と、該サーバグループに属するサーバコンピュータとの間に処理の依頼関係がある他のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報とを記憶する構成管理情報記憶手段を参照し、前記追加対象サーバコンピュータに対して、前記特定のサーバグループとの間に処理の依頼関係を有する相手側サーバコンピュータの固有情報を設定すると共に、前記相手側サーバコンピュータに対して、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定する環境設定手段、
    前記追加対象サーバコンピュータと前記相手側サーバコンピュータとに対する固有情報の設定後、前記構成管理情報記憶手段に対し、前記特定のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報として、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定する構成管理手段、
    として機能させることを特徴とするサーバ管理プログラム。
  2. 前記環境設定手段は、前記相手側サーバコンピュータの固有情報として、前記相手側サーバコンピュータのアドレス情報を前記追加対象サーバコンピュータに設定することを特徴とする請求項1記載のサーバ管理プログラム。
  3. 前記環境設定手段は、前記相手側サーバコンピュータに対して設定する前記追加対象サーバコンピュータの固有情報として、前記追加対象サーバコンピュータのアドレス情報を設定することを特徴とする請求項1記載のサーバ管理プログラム。
  4. 前記イメージデータ採取手段は、前記複数のサーバコンピュータと共にファイアウォールで保護されたネットワークに接続された装置内の記憶装置を、前記イメージデータ記憶手段として使用することを特徴とする請求項1記載のサーバ管理プログラム。
  5. 前記イメージデータ追加手段は、サービスを提供するためのサーバアプリケーションが導入されたオペレーティングシステムのデータを、前記特定のサーバグループから採取されたディスクイメージデータとして、前記追加対象サーバコンピュータの記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記載のサーバ管理プログラム。
  6. 前記イメージデータ追加手段は、前記追加対象サーバコンピュータに既に存在しているシステムボリュームとは別のシステムボリュームに、前記特定のサーバグループから採取されたディスクイメージデータを格納することを特徴とする請求項5記載のサーバ管理プログラム。
  7. 前記コンピュータを、
    さらに、特定のサーバコンピュータの所属すべきサーバグループが時間帯ごとに予め決められたスケジュール表に従って、前記特定のサーバコンピュータの所属先が変更される時刻にサーバグループの変更指示を出力するスケジュール管理手段、
    前記スケジュール管理手段からの前記変更指示に従って、変更対象の前記特定のサーバコンピュータを、変更後に属するサーバグループに応じたシステムボリュームで再起動させるサーバグループ切替手段、
    として機能させることを特徴とする請求項6記載のサーバ管理プログラム。
  8. コンピュータにより、複数のサーバコンピュータを複数のサーバグループにグループ分けして管理するためのサーバ管理方法において、
    前記コンピュータが、
    前記複数のサーバグループそれぞれに属するサーバコンピュータから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段に格納し、
    特定のサーバグループへの追加対象サーバコンピュータの追加指示を受けると、前記特定のサーバグループから採取されたディスクイメージデータを前記イメージデータ記憶手段から取得し、前記追加対象サーバコンピュータに格納し、
    前記複数のサーバグループそれぞれについて、サーバグループに属するコンピュータの固有情報と、該サーバグループに属するサーバコンピュータとの間に処理の依頼関係がある他のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報とを記憶する構成管理情報記憶手段を参照し、前記追加対象サーバコンピュータに対して、前記特定のサーバグループとの間に処理の依頼関係を有する相手側サーバコンピュータの固有情報を設定すると共に、前記相手側サーバコンピュータに対して、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定し、
    前記追加対象サーバコンピュータと前記相手側サーバコンピュータとに対する固有情報の設定後、前記構成管理情報記憶手段に対し、前記特定のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報として、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定する、
    ことを特徴とするサーバ管理方法。
  9. 複数のサーバコンピュータを複数のサーバグループにグループ分けして管理するためのサーバ管理装置において、
    前記複数のサーバグループそれぞれに属するサーバコンピュータから、ディスクイメージデータを採取し、イメージデータ記憶手段に格納するイメージデータ採取手段と、
    特定のサーバグループへの追加対象サーバコンピュータの追加指示を受けると、前記特定のサーバグループから採取されたディスクイメージデータを前記イメージデータ記憶手段から取得し、前記追加対象サーバコンピュータの記憶装置に格納するイメージデータ追加手段と、
    前記複数のサーバグループそれぞれについて、サーバグループに属するコンピュータの固有情報と、該サーバグループに属するサーバコンピュータとの間に処理の依頼関係がある他のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報とを記憶する構成管理情報記憶手段を参照し、前記追加対象サーバコンピュータに対して、前記特定のサーバグループとの間に処理の依頼関係を有する相手側サーバコンピュータの固有情報を設定すると共に、前記相手側サーバコンピュータに対して、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定する環境設定手段と、
    前記追加対象サーバコンピュータと前記相手側サーバコンピュータとに対する固有情報の設定後、前記構成管理情報記憶手段に対し、前記特定のサーバグループに属するサーバコンピュータの固有情報として、前記追加対象サーバコンピュータの固有情報を設定する構成管理手段と、
    を有することを特徴とするサーバ管理装置。
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