JP2005084963A - ファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法 - Google Patents

ファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 既存NASから新設NASへのデータ移行とクライアントからのアクセス処理とを並列的に処理する。
【解決手段】 移行先NAS30は、移行元NAS20のホスト名やIPアドレス等を継承する。移行元NAS20のネットワーク環境パラメータは、別の値に更新される。移行先NAS30は、移行元NAS20の共有ファイルシステム21をネットワークマウントした移行元記憶領域33から移行先記憶領域34にデータを移行させる。データ移行中に、各クライアント10からアクセス要求があった場合、移行先NAS30は、要求されたデータの移行状態に応じて、記憶領域33,34のいずれか1つを選択し、データを提供する。未コピー状態等のデータは、移行元記憶領域33から提供される。コピー済のデータは、移行先記憶領域34から提供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、ファイルサーバやNAS(Network Attached Storage)として知られるファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法に関する。
ネットワーク上に分散された複数のコンピュータ端末間でデータを共有するために、ファイルサーバが用いられている。初期型のファイルサーバとしては、例えば、汎用OS(Operating System)に、CIFS(Common Internet File System)やNFS(Network File System)等のファイル共有プロトコルを実装したものが知られている。改良されたファイルサーバとしては、ファイル共有サービスに特化した専用のOSを用い、複数のファイル共有プロトコル(CIFS、NFS、DAFS(Direct Access File System)等)をサポートしたNASが知られている。
共有すべきファイル数や共有ファイルを利用するクライアント数は年々増加し、また、個々のファイルサイズも大型化する一方である。このようなファイル共有サービスの需要増に対応するために、例えば、記憶デバイスや通信回線を増強したり、または、より高性能のファイルサーバに乗り換える。
旧ファイルサーバから新ファイルサーバに移行する方法は、複数知られている。第1の方法は、クライアントからのファイルアクセスを一時中断させて、移行元ファイルサーバ(旧ファイルサーバ)と移行先ファイルサーバ(新ファイルサーバ)とを占有し、両ファイルサーバ間でデータコピーを行う方法である。第2の方法は、移行元ファイルサーバに保持されているデータのバックアップを取り、このバックアップデータを移行先ファイルサーバにリストアさせる方法である。
また、ファイル共有サービスを停止させずにデータを移行させる第3の方法も知られている(特許文献1)。第3の方法では、データ移行中にクライアントからアクセスされた場合、このアクセスが要求されたデータが、移行先ファイルサーバにコピー済のデータである場合は、移行先ファイルサーバからクライアントにデータを提供する。一方、アクセスが要求されたデータが、未だ移行先ファイルサーバにコピーされていないデータである場合は、いったん移行元ファイルサーバから移行先ファイルサーバにデータをコピーした後で、移行先ファイルサーバからクライアントにデータを提供する。
特開2000−173279号公報
第1の方法では、データ移行期間中に移行先ファイルサーバ及び移行先ファイルサーバが占有されるため、クライアントは、データ移行が完了するまでの間、ファイル共有サービスを利用できない。移行対象のデータ量が比較的少量の場合は、短期間でファイル共有サービスを再開することも可能である。しかし、データ量が大きくなるにつれて、ファイル共有サービスの停止時間が増大する。
第2の方法では、バックアップデータを移行先ファイルサーバにリストアする期間中に、移行元ファイルサーバを用いてファイル共有サービスを続行することができる。しかし、リストア期間中に、クライアントがデータを更新させると、移行元ファイルサーバの最新データとバックアップデータとの間に差分が生じる。従って、例えば、リストア期間中のアクセスログを管理しておき、リストア完了後に、アクセスログに基づいて移行先ファイルサーバの記憶内容を最新状態に更新する。この場合は、リストア完了後に、移行先ファイルサーバと移行元ファイルサーバとの間で記憶内容を同期させる作業が必要となり、手間がかかる。別の方法としては、リストア期間中は、ファイル共有サービスを読み出し専用モードで提供することも考えられる。しかし、クライアントは、データの読み出ししか実行できないため、使い勝手が低くなる。
第3の方法では、データ移行期間中でも、クライアントにファイル共有サービスを提供できる。しかし、第3の方法では、移行先ファイルサーバにコピーされていないデータに対してクライアントがアクセスを要求した場合、移行元ファイルサーバから移行先ファイルサーバにデータをコピーした上で、移行先ファイルサーバからクライアントにデータを提供する。つまり、第3の方法では、クライアントからアクセスを要求されたデータを、いったん移行先ファイルサーバにコピーしてからクライアントに提供するため、サービスの応答性が低下する。また、第3の方法では、データ移行専用のインターフェースを、移行元ファイルサーバ及び移行先ファイルサーバの両方に設ける必要があるため、構成が複雑化し、コストも高くなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の1つの目的は、ファイル共有サービスを停止することなく、データ移行を行うことができるファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法を提供することにある。
本発明の1つの目的は、データ移行中に、高い応答性をもってファイル共有サービスを提供できるファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法を提供することにある。
本発明の1つの目的は、データ移行処理とホストコンピュータからのアクセス要求処理とを独立して並行に処理できるファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法を提供することにある。
本発明の1つの目的は、データの利用頻度に応じて、移行させるデータの優先度を制御できるようにしたファイル共有装置及びファイル共有装置間のデータ移行方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明に従うファイル共有装置は、移行元ファイル共有装置及びホストコンピュータに通信ネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続されており、データ移行手段と、アクセス処理手段とを備えている。データ移行手段は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムに保持されているデータを自機のファイルシステムに移行させるものである。アクセス処理手段は、データ移行手段によるデータ移行処理中に、データ移行状態に応じて、ホストコンピュータからのアクセスを処理するものである。そして、アクセス処理手段は、自機のファイルシステムから利用可能な状態のデータへのアクセスの場合は、自機のファイルシステムからデータを提供し、自機のファイルシステムから利用不能な状態のデータへのアクセスの場合は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させる。
ここで、ファイル共有装置としては、例えば、汎用OSにファイル共有プロトコルを実装したファイルサーバや、NASを挙げることができる。移行元のファイル共有装置と自機(以下、「移行先ファイル共有装置」)とは、例えば、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して接続される。また、各ファイル共有装置とホストコンピュータも通信ネットワークを介して接続される。なお、移行元ファイル共有装置の有するファイルシステム全体を移行先ファイル共有装置に移行させる場合に限らず、ファイルシステムの一部を移行させる場合も含まれる。
データ移行手段は、移行元ファイル共有装置のファイルシステム(以下、「移行元ファイルシステム」)に記憶されているデータを、移行先ファイル共有装置のファイルシステム(以下、「移行先ファイルシステム」)に移行させる。データ移行中に、ホストコンピュータからデータへのアクセス要求があった場合、アクセス処理手段は、データ移行状態に応じて、データの提供元を選択する。即ち、アクセス処理手段は、移行先ファイルシステムから提供可能なデータへのアクセス要求である場合は、移行先ファイルシステムからデータを提供させる。一方、アクセス処理手段は、移行先ファイルシステムから提供することができないデータへのアクセス要求である場合は、移行元ファイルシステムからデータを提供させる。従って、移行元ファイルシステムから移行先ファイルシステムへのデータ移行を行いながら、ホストコンピュータからのアクセス要求を受け付けて処理することができ、データ移行処理とアクセス要求処理とを並列的に実行することができる。
本発明の一態様では、ホストコンピュータによるアクセスを移行元ファイル共有装置から移行先ファイル共有装置に切り換えさせる接続切換手段を設け、接続切換手段は、通信ネットワーク上で移行元ファイル共有装置を特定するためのネットワーク環境情報を継承し、かつ、移行元ファイル供給装置に設定されていたネットワーク環境情報を他の値に更新させるようになっている。
移行元ファイル共有装置及び移行先ファイル共有装置は、ネットワーク環境情報により、通信ネットワーク上で識別される。ネットワーク環境情報としては、例えば、コンピュータ名称や識別情報(IPアドレス等)を挙げることができる。通信ネットワークの仕様によって、ネットワーク上のコンピュータ資源を区別するために必要な情報は異なる。TCP/IPのようなプロトコルでは、コンピュータ名称に加えて、IPアドレス等の固有の識別情報を要求する。また、別のプロトコルでは、コンピュータ名称のみでネットワーク上のコンピュータ資源を特定する。
接続切換手段は、移行元ファイル共有装置に設定されていたネットワーク環境情報を、移行先ファイル共有装置に継承させる。また、接続切換手段は、移行元ファイル共有装置に設定されていたネットワーク環境情報を別の値に設定させる。この移行元ファイル共有装置に設定される新たなネットワーク環境情報は、移行先ファイル共有装置のみが把握している。従って、移行元ファイル共有装置のネットワーク環境情報を再設定後は、移行先ファイル共有装置のみが移行元ファイル共有装置にアクセス可能である。
より詳しくは、まず最初に、接続切換手段は、移行元ファイル共有装置のネットワーク環境情報を別の値に設定させる。次に、接続切換手段は、移行先ファイル共有装置のネットワーク環境情報を、移行先ファイル共有装置の元々のネットワーク環境情報と同じ値に設定する。これにより、通信ネットワーク上では、移行元ファイル共有装置と移行先ファイル共有装置とが入れ替わることになる。従って、ホストコンピュータに何ら意識させることなく、移行元ファイル共有装置から移行先ファイル共有装置にアクセスを切り換えさせることができる。
本発明の一態様では、移行元ファイル共有装置に保持されている属性情報を継承する属性情報継承手段を設け、この属性情報継承手段による属性情報の継承が完了した後で、データ移行手段によるデータ移行処理を開始するようになっている。
属性情報としては、例えば、ディレクトリ情報やアクセス管理情報等を挙げることができる。移行元ファイル共有装置の有する属性情報を移行先ファイル共有装置に継承させた後でデータ移行処理を行うため、データ移行処理中にホストコンピュータからアクセス要求があった場合でも、データの属性に応じたアクセス処理を行うことができる。
本発明の一態様では、移行先ファイルシステムから利用不能なデータへの利用度を検出する利用度検出手段を設け、データ移行手段は、利用度検出手段により検出された利用度が所定値以上のデータから優先的に移行させるようになっている。
即ち、移行元ファイルシステムから移行先ファイルシステムへの移行が完了していないデータに対して、ホストコンピュータからアクセスが要求された場合、利用度検出手段は、このアクセス要求の発生回数を計測する。利用度が所定値以上のデータは、ホストコンピュータからのアクセス要求が強いデータである。そこで、データ移行手段は、所定値以上の利用度のデータを優先的に移行させる。これにより、利用頻度の高いデータから優先的に移行先ファイルシステムに移行され、ホストコンピュータから新たなアクセスがあった場合は、移行先ファイルシステムからデータを提供することができる。
本発明の一態様では、データ移行状態には、(A)移行元ファイルシステムから移行先ファイルシステムへデータ移行が行われていない状態を示す第1の移行状態と、(B)移行元ファイルシステムから移行先ファイルシステムへデータ移行中の状態を示す第2の移行状態と、(C)移行元ファイルシステムから移行先ファイルシステムへデータ移行が完了した状態を示す第3の移行状態と、(D)移行元ファイルシステムからデータを提供している状態を示す第4の移行状態とが含まれており、アクセス処理手段は、(a)第1の移行状態の場合は、アクセスを要求されたデータの移行状態を第4の移行状態に変化させ、移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供した後で、データの移行状態を第1の移行状態に戻し、(b)第2の移行状態の場合は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムから読み出し専用モードでデータを提供し、(c)第3の移行状態の場合は、移行先ファイルシステムからデータを提供し、(d)第4の移行状態の場合は、移行元ファイルシステムから読み出し専用モードでデータを提供した後で、データの移行状態を第1の移行状態に変化させる、ようになっている。
即ち、第1の移行状態〜第4の移行状態という4種類のデータ移行状態に応じて、データを提供する方法を切り換える。
本発明の他の観点に従うファイル共有装置間のデータ移行方法は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムから移行先ファイル共有装置のファイルシステムへデータを移行させる方法であって、データ移行前に、移行元ファイル共有装置の有する属性情報を移行先ファイル共有装置に継承させるステップと、ホストコンピュータからのアクセスを移行元ファイル共有装置から移行先ファイル共有装置に切り換えさせるステップと、ホストコンピュータによりアクセスが要求されたデータの移行状態を検出するステップと、検出されたデータの移行状態が、移行先ファイル共有装置のファイルシステムから利用可能な状態にある場合は、移行先ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、検出されたデータの移行状態が、移行先ファイル共有装置のファイルシステムから利用不能な状態にある場合は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、を含んだことを特徴とする。
本発明の別の観点に従うコンピュータプログラムは、移行元ファイル共有装置からデータを移行させる方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、データ移行前に、移行元ファイル共有装置の有する属性情報を自機に継承させるステップと、ホストコンピュータからのアクセスを移行元ファイル共有装置から自機に切り換えさせるステップと、ホストコンピュータによりアクセスが要求されたデータの移行状態を検出するステップと、検出されたデータの移行状態が、自機のファイルシステムから利用可能な状態にある場合は、自機のファイルシステムからデータを提供させるステップと、検出されたデータの移行状態が、自機のファイルシステムから利用不能な状態にある場合は、移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、をコンピュータに実行させる。
以下、図1〜図13に基づき、本発明の実施形態を説明する。
本発明では、以下に述べるように、移行元ファイルサーバと移行先ファイルサーバとの間でデータ移行を実施する場合、移行対象となった移行元ファイルサーバの記憶領域(ファイルシステム)を移行先ファイルサーバによって占有する。その際、移行先ファイルサーバは、移行元ファイルサーバのネットワーク環境情報(例えば、コンピュータ名やIPアドレス)を継承する。また、移行元ファイルサーバのネットワーク環境情報は、移行先ファイル共有装置のみが認識する新たな値に更新される。これらネットワーク環境情報の継承及び新たなネットワーク環境情報の設定は、移行先ファイルサーバからのリモート操作により実施される。これにより、ファイル共有サービスのクライアントが、従来通りのアクセスを行った場合、何ら意識することなく、移行先ファイルサーバに接続されることになる。
この状態で、移行先ファイルサーバは、移行元ファイルサーバのファイルシステムに記憶されたデータを、自身のファイルシステムにコピーする。データ移行に際して、移行先ファイルサーバは、データコピーの状況を、「未コピー」、「コピー中」、「コピー済」、「移行元アクセス中」の4種類のステータスで管理する。データ移行中に、クライアントからのアクセスが発生した場合、移行先ファイルサーバは、アクセスを要求されたデータのステータスをチェックする。移行先ファイルサーバは、データの移行状態に応じて、データの提供元を決定し、クライアントにデータを提供する。即ち、移行先ファイルサーバは、自身のファイルシステムにコピーされたデータをクライアントに提供するか、または、自身が占有している移行元ファイルサーバのファイルシステムからクライアントにデータを提供する。
これにより、本実施形態では、ファイルサーバ間でのデータ移行処理とクライアントからのアクセス要求とを、それぞれ独立して並列に処理することができ、データ移行処理中であっても応答性の良いファイル共有サービスを提供することができる。
図1は、ファイル共有システムの全体概要を示すブロック図である。このシステムは、複数のクライアントコンピュータ10(1)〜(n)と、移行元のNAS20と、移行先のNAS30とが、LAN等の通信ネットワークCNを介して相互に接続されている。なお、以下の説明では、クライアントコンピュータをクライアントと略記し、各クライアントを特に区別しない場合は符号「10」を使用する。
各クライアント10は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、あるいは携帯情報端末等のようなコンピュータ装置として構成される。各クライアント10には、ファイル共有サービスを利用するアプリケーションプログラムがそれぞれ実装されている。各クライアント10は、それぞれネットワークインターフェースカード(NIC)を介して通信ネットワークCNに接続される。例えば、高速なデータ通信が必要な場合、TCP/IP処理を肩代わりするハードウェアアクセラレーション付きのNICを使用する。なお、各クライアント10は、それぞれ異なる場所に分散して配置することもできるし、同一構内に配置することもできる。
移行元NAS(旧NAS)20は、例えば、ファイル共有サービスに特化した高機能のファイルサーバとして構成できる。なお、移行元NAS20は、例えば、汎用OS上にファイル共有プロトコルを実装した通常のファイルサーバとして構成してもよい。移行元NAS20は、それぞれ後述するように、移行元共有ファイルシステム21と、通信部22と、記憶部23とを備えている。
移行元共有ファイルシステム21は、クライアント10により共用される多数のファイルを階層構造で記憶するものである。例えば、ハードディスクドライブや半導体メモリ装置等のような記憶デバイスをSAN(Storage Area Network)等によって接続することにより、記憶領域が形成される。共有ファイルシステム21は、この物理的な記憶領域上に形成される論理的な記憶領域を利用してファイル単位でデータを格納する。
通信部22は、上述のように、例えば、ハードウェアアクセラレーション付きのNICとして構成できる。移行元NAS20は、通信部22を介して通信ネットワークCNに接続される。移行元NAS20は、通信部22から通信ネットワークCNを介して、各クライアント10にファイル共有サービスを提供する。しかし、後述のように、データ移行中は、移行元NAS20は移行先NAS30に占有され、各クライアント10は移行元NAS20に直接アクセスすることはできない。
記憶部23は、例えば、不揮発性の半導体メモリ装置として構成される。記憶部23には、ユーザ情報231と、ネットワーク環境情報232とが記憶されている。ユーザ情報231には、ユーザアカウントとアクセス権限とが含まれている。各クライアント10は、予め設定されたアクセス権限に基づいて、共有ファイルシステム21に記憶されたファイルにアクセスすることができる。各クライアント10からのアクセス要求は、ユーザ情報231に基づいて、その可否が判定される。ネットワーク環境情報232には、移行元NAS20をネットワーク上で特定するために必要な情報が含まれている。
特定に必要な情報としては、例えば、コンピュータ名称(ホスト名等)や固有の識別情報(IPアドレス等)がある。ネットワークに参加する各ノードを特定するために必要な情報の種類は、そのネットワークで使用される通信プロトコルに依存する。例えば、TCP/IP等の場合は、ノードの特定に際してホスト名及び固有の識別情報を必要とする。一方、例えば、NETBEUI(NetBIOS Extended User Interface)やIPX/SPX(Internetwork Packet Exchange/Sequenced Packet Exchange)のように、通信プロトコルの仕様がコンピュータ名称だけで特定可能である場合、ネットワーク環境情報232にコンピュータ名称のみを含めて構成してもよい。
移行先NAS30は、移行元NAS20と同様に、汎用OSを用いた通常のファイルサーバとして、あるいは、高機能のNASとして構成できる。移行先NAS30は、それぞれ後述するように、通信部31と、制御部32と、移行元記憶領域33と、移行先記憶領域34とを備えている。
通信部31は、通信部22と同様に構成されている。移行先NAS30は、通信部31から通信ネットワークCNを介して、各クライアント10及び移行元NAS20にそれぞれ接続される。
制御部32は、移行先NAS30の全体動作を制御するものである。制御部32は、少なくとも1つ以上のCPU(Central Processing Unit)を備えて構成できる。制御部32は、新旧サーバの交代機能(以下、「新旧交代機能」)40と、データ移行制御機能50と、管理テーブル60とを備えている。新旧交代機能40は、ネットワーク上において、移行元NAS20と移行先NAS30とを論理的に交代させるものである。即ち、各クライアント10は、従来通りの接続設定で、移行元NAS20に接続することができるが、実際の接続先は移行先NAS30となる。
データ移行制御機能50は、移行元NAS20から移行先NAS30へのデータ移行処理と、データ移行処理中に発生する各クライアント10からのアクセス要求処理とをそれぞれ並列に実行させるものである。データ移行制御機能50は、データの移行状態に応じて、データ提供元を制御する。管理テーブル60は、データ移行中の各ファイルのステータス等を管理するものである。なお、制御部32及び管理テーブル60の詳細については、さらに後述する。
移行元記憶領域33は、データ移行処理中に移行元共有ファイルシステム21に保持されているデータを利用するために設けられた仮想的な記憶領域である。移行元記憶領域33には、移行元共有ファイルシステム21をネットワークマウントすることにより構築される仮想的な移行元共有ファイルシステム331が設けられている。移行元記憶領域33は、ネットワークマウントされる移行元共有ファイルシステム21を占有する。即ち、データ移行処理中は、移行先NAS30を介してのみ移行元共有ファイルシステム21のデータにアクセスすることができる。なお、データ移行処理の完了後は、移行元記憶領域33は必要なくなる。
移行先記憶領域34は、移行先ファイルシステム341を備えている。移行先記憶領域34は、移行元共有ファイルシステム21から移行されたデータを各クライアント10に提供するための記憶領域である。移行元記憶領域33から移行先記憶領域34へのデータ移行状態は、各データ(ファイル)毎に監視され、制御部32に通知される。
図2を参照して、制御部32の主要な機能を説明する。新旧交代機能40は、主要な機能として、既存環境設定変更機能41と移行元情報継承機能42とを備える。リモート操作機能43は、既存環境設定変更機能41及び移行元情報継承機能42を実行する際に利用される機能である。ユーザ情報継承機能44及びネットワーク環境情報継承機能45は、移行元情報継承機能42のサブ機能である。移行元再起動監視機能46は、既存環境設定変更機能41のサブ機能である。
既存環境設定変更機能41は、通信ネットワークCNを経由したリモート操作(例えば、TELNET等のリモートターミナルプロトコルや、rコマンド等を利用した通信)により、移行元NAS20を占有可能状態に設定するものである。既存環境設定変更機能41は、移行元NAS20のネットワーク環境情報を、予め用意された別の情報に書き換えることにより、各クライアント10から移行元NAS20の存在を隠すようになっている。これにより、移行元NAS20には、移行先NAS30のみがアクセス可能となり、結果的に、移行元NAS20は移行先NAS30に占有される。
移行元情報継承機能42は、移行元NAS20が管理するユーザ情報231及びネットワーク環境情報232を、移行先NAS30に継承させる。ユーザ情報継承機能44は、移行元NAS20が管理するユーザアカウント及びアクセス権限を、移行先NAS30に継承させる。ユーザ情報を継承することにより、データ移行後においても、データ移行前と同様のアクセス権管理を行うことができる。ネットワーク環境情報継承機能44は、移行元NAS20に設定されていたネットワーク環境情報を継承するものである。移行元NAS20のネットワーク環境情報を移行先NAS30が継承することにより、各クライアント10は、移行先NAS30を移行元NAS20として認識する。
移行元再起動監視機能46は、既存環境設定変更機能41により設定される新たなネットワーク環境情報に従って移行元NAS20が再起動したか否かを監視する。
データ移行制御機能50は、移行元/移行先構成管理機能(以下、「構成管理機能」)51と、データ移行処理機能52と、データコピー機能53と、コピー状況管理機能54と、クライアントアクセス制御機能55とを備えている。構成管理機能51は、移行元のデータ領域のファイルシステム構成と移行先のデータ領域のファイルシステム構成等を管理する機能である。データ移行処理機能52は、データ移行処理と、データ移行処理中に生じるクライアントアクセスの処理とを並列的に実行させる機能である。
データコピー機能53と、コピー状況管理機能54と、クライアントアクセス制御機能55とは、データ移行処理機能52のサブ機能である。データコピー機能53は、移行元共有ファイルシステム21に記憶されたデータを移行先共有ファイルシステム341にコピーする。本実施例の場合、コピーはファイル単位で実行される。但し、場合によっては、ブロック単位でコピーを実行してもよい。コピー状況管理機能54は、データのコピー状況、即ち、移行対象のデータ(ファイル)の移行状態を管理する。クライアントアクセス制御機能55は、データ移行期間中にクライアント10からのファイルアクセス要求が発生した場合に、クライアント10に提供するデータソースを決定する機能である。クライアントアクセス制御機能55は、コピー状況管理機能54により管理されるデータ移行状態に基づいて、移行元記憶領域33または移行先記憶領域34のいずれか一方から、要求されたデータをクライアント10に提供する。
次に、図3及び図4に基づいて、管理テーブル60により管理される各種情報について説明する。本実施例では、TCP/IPを用いる場合の例を説明する。まず、図3は、移行元/移行先ファイルシステム構成情報(以下、「ファイルシステム構成情報」)を示す。
ファイルシステム構成情報には、移行元NAS20の名称(移行元ホスト名)と、移行対象の移行元共有ファイルシステム名と、移行元共有ファイルシステムを移行先NAS30にマウントするときのマウントポイントと、移行対象のデータを格納する移行先共有ファイルシステム名とが対応付けられている。また、移行対象の各移行元共有ファイルシステム毎に、それぞれの共有ファイルシステムに含まれる各ファイルのデータ移行状態がファイル単位で管理されている。即ち、ファイル名と、そのファイルの移行状態と、未コピー利用頻度とが対応付けられている。
データ移行状態としては、「未コピー」、「コピー中」、「コピー済」、「移行元アクセス中」の4種類が用意されており、移行対象のデータはいずれか1つのステータスを備えている。ここで、「未コピー」状態とは、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34へのデータが行われていない状態を示す。「コピー中」状態とは、今まさに移行元記憶領域33から移行先記憶領域34にデータコピーを行っている状態を示す。「コピー済」状態とは、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34へのデータコピーが完了している状態を示す。「移行元アクセス中」状態とは、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34へのデータコピーが未だ実行されていないために、移行元記憶領域33に記憶されたデータをクライアントアクセスに使用している状態を示す。即ち、データソースとして選択された移行元記憶領域33に、クライアント10がアクセスしている状態である。
「未コピー利用頻度」とは、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34に未だ移行されていないデータに対する利用度を検出するためのパラメータである。未コピー利用頻度は、未だ移行されていないデータに対する移行需要を示す。
ファイルシステム構成情報において、移行元共有ファイルシステム21のパラメータの内容と移行先共有ファイルシステム341のパラメータの内容とを同一に設定することができる。この場合、各クライアント10は、移行先NAS30へアクセスする際に、従来から使用している共有ファイルシステムの設定をそのまま利用できる。つまり、各クライアント10は、共有ファイルシステムが切り換わったことを何ら意識することなく、今まで通りアクセス可能である。逆に、移行元共有ファイルシステム21のパラメータの内容と移行先共有ファイルシステム341のパラメータの内容とを違えて設定することもできる。この場合は、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34にデータを移行させながら、データを再配置することができる。なお、共有ファイルシステムのパラメータを異ならせる場合、各クライアント10が移行先NAS30にアクセスする際に、移行先NAS30の有する共有ファイルシステム341の構成(マウント名等)を各クライアント10に認識させる。
図1中では、移行元記憶領域33及び移行先記憶領域34がそれぞれ1つずつ示されているが、移行元NAS20が、例えば、NFS(Network File System NFSは米国Sun Microsystems, Inc.の登録商標もしくは商標 )やCIFS(Common Internet File System)等のような異なる種類のファイル共有プロトコルをサポートしている場合には、各ファイル共有プロトコル毎にそれぞれ移行元記憶領域及び移行先記憶領域が用意される。説明の便宜上、図1では、各クライアント10が同一のファイル共有プロトコルを用いて、ファイル共有サービスを利用する場合を示しているが、言うまでもなく、本実施例においても複数種類のファイル共有プロトコルをサポート可能である。
次に、図4(a)は、移行元NASのネットワーク環境情報を切り換えるための移行元設定変更情報である。移行元設定変更情報には、データ移行前における移行元NAS20のネットワーク環境情報(初期ネットワーク環境情報)と、データ移行時に切り換えられるネットワーク環境情報(変更用ネットワーク環境情報)とが含まれる。初期ネットワーク環境情報には、変更前の初期ホスト名(サーバ名)と、初期IPアドレス(サブネットマスクを含む)と、管理者ユーザアカウント名と、移行元NAS20の有する移行元共有ファイルシステム名とが含まれる。変更用ネットワーク環境情報には、変更後のホスト名と、変更後のIPアドレス(サブネットマスクを含む)と、変更後の管理者ユーザアカウント名とが含まれる。
クライアント10は、ホスト名とIPアドレスに基づいて、アクセス先を特定する。移行元設定変更情報に示すように、移行元NAS20のホスト名及びIPアドレスを、データ移行時に変化させることにより、移行元NAS20はネットワーク上から隠された存在となる。この変更されたホスト名及びIPアドレスは、移行先NAS30のみが把握している。従って、事実上、移行元NAS20に直接アクセスすることが可能な装置は、移行先NAS30のみとなり、移行元NAS20は移行先NAS30に占有される。
図4(b)は、移行先NAS30のデータ移行前における仮設定情報を示している。移行先NAS30は、データ移行時に、移行元NAS20のネットワーク環境情報を継承することにより、各クライアント10に対して、あたかも移行元NAS20であるかのように見せかける。移行元NAS20のネットワーク環境情報を継承する前には、これとは異なる別のネットワーク環境情報が移行先NAS30に設定されている必要がある。仮設定情報には、データ移行準備段階において仮立ち上げをするために用いる仮ネットワーク環境情報が予め登録されている。仮ネットワーク環境情報には、仮のホスト名と、仮のIPアドレス及び仮のサブネットマスクが含まれる。
なお、移行元設定変更情報と仮設定情報には、それぞれホスト名及びIPアドレスが含まれているが、これは、使用する通信プロトコル(本実施例ではTCP/IP)に依存するものである。従って、通信プロトコルの仕様により、ホスト名称のみで足りる場合は、IPアドレスのようなネットワーク上の装置を一意に特定するための固有の識別情報を設定する必要はない。
以上の構成により、移行元NAS20にアクセスしてファイル共有サービスを利用していた各クライアント10は、データ移行中及びデータ移行後において、特別な設定変更等をすることなく、移行先NAS30にアクセスしてファイル共有サービスを引き続き利用することができる。
移行元NAS20から移行先NAS30にデータを移行中に、クライアント10からのアクセス要求が発生した場合、クライアントアクセス制御機能55は、要求されたデータの移行状態を判別する。そして、クライアント10から要求されたデータが既に移行先記憶領域34にコピーされて使用可能な場合、クライアントアクセス制御機能55は、移行先記憶領域34に記憶されたデータをクライアント10に提供する。一方、クライアント10から要求されたデータが未だ移行先記憶領域34にコピーされていない場合等には、クライアントアクセス制御機能55は、移行元記憶領域33に記憶されているデータをクライアント10に提供する。従って、各クライアント10は、データ移行が完了している場合はもちろんのことデータ移行が完了していない場合であっても、移行先NAS30にアクセスするだけで所望のデータを得ることができる。
図5は、2つのNAS20,30間でデータを移行する方法の全体概要を示すフローチャートである。まず最初に、移行先NAS30は、図4(b)に示される仮ネットワーク環境情報に基づいて、起動する(S1)。これにより、移行元NAS20からネットワーク環境情報を継承するための準備が完了する。移行先NAS30は、ホスト名「FS1target」、IPアドレス「192.168.100.10」を有する装置として、ネットワーク上で認識される。次に、移行元NAS20及び移行先NAS30のデータ移行構成やシステム環境情報等のデータ移行を実施するに必要な情報を登録する(S2)。次に、移行元NAS20にアクセスしているクライアント10のアクセスを一時中断させる(S3)。
移行先NAS30は、通信ネットワークCNを経由したリモート操作によって、移行元NAS20から継承すべきユーザ情報231及びネットワーク環境情報232を取得する(S4)。移行元NAS20は、移行先NAS30からの情報取得要求に対して応答を返す(S5)。
次に、移行先NAS30は、通信ネットワークCNを経由したリモート操作により、移行元NAS20のネットワーク環境情報を、図4(a)に示す変更用ネットワーク環境情報に変更し、rebootコマンド等を用いて移行元NAS20を再起動させる(S6)。本実施例では、移行元NAS20のネットワーク環境情報のみを変更する場合を示すが、必要に応じて移行元NAS20のユーザ情報も変更させてもよい。移行元NAS20のネットワーク環境情報を初期ネットワーク環境情報から変更用ネットワーク環境情報に変えた上で再起動させることにより、移行先NAS30は、移行元NAS20を占有することができる。
移行元NAS20は、移行先NAS30からの再起動要求に従って、システムを停止させ(S7)、指定されたネットワーク環境情報に基づいて再起動を行う(S8)。移行元NAS20のシステムが再び起動すると(S9)、移行元NAS20は、移行先NAS30からの再起動監視(S10)に対し、応答を返す(S11)。
つまり、移行先NAS30は、移行元NAS20に対して再起動を指示した後(S6)、移行元NAS20が指定されたネットワーク環境情報に基づいて正常に再起動したか否かを監視している(S10)。この監視は、例えば、移行先NAS30から変更用ネットワーク環境情報で規定されたホスト名及びIPアドレスに向けて、比較的短周期での呼びかけを繰り返すことにより行うことができる。
移行先NAS30は、移行元NAS20の再起動を確認すると、移行元NAS20から取得したユーザ情報及びネットワーク環境情報(初期ネットワーク環境情報)を自身に反映させる(S12)。移行先NAS30のネットワーク環境情報等を移行元NAS20のネットワーク環境情報等に変化させることにより、移行先NAS30は、通信ネットワークCN上において、移行元NAS20として認識される。
以上の処理によって、データ移行を開始するための準備が整う。移行先NAS30は、移行元NAS20の共有ファイルシステム21をネットワークマウントし、占有する。移行先NAS30は、マウントされた移行元共有ファイルシステム331のデータを、移行先共有ファイルシステム341にコピーして移行させる(S13,S14)。
データ移行期間中においても、ファイル共有サービスは停止することなく各クライアント10に提供されている。各クライアント10は、所望のデータが移行元記憶領域33または移行先記憶領域34のいずれに存在するかを何ら意識せずに、アクセスを要求することができる。また、各クライアント10は、所望のデータの移行状態を何ら意識することなく、アクセスを要求できる。データ移行中に、クライアント10からのアクセス要求が発生した場合(S15)、移行先NAS30は、データ移行状態に応じて、記憶領域33,34のいずれか一方を選択し、要求されたデータをクライアント10に提供する。即ち、移行先NAS30は、データ移行処理とクライアント10からのアクセス処理とを独立して並列処理するようになっている(S13)。S13の詳細はさらに後述する。
そして、移行元NAS20から移行先NAS30へのデータ移行が完了した場合は、システム管理者に対し、データ移行が完了した旨が通知される(S16)。この通知は、例えば、電子メール等を用いて行うことができる。データ移行完了後は、移行先NAS30がファイル共有サービスを提供するので、移行元NAS20は不要となる。移行元NAS20は、他のサービスに用いることができる。あるいは、移行元NAS20をバックアップ用サーバ等として使用してもよい。
図6を参照する。図6は、図5中のS13の詳細を示すフローチャートである。まず、移行先NAS30は、移行元共有ファイルシステム21を、予め設定された移行先マウントポイントにマウントさせる(S21)。次に、移行先NAS30は、移行先共有ファイルシステム341を、ネットワークアクセス可能な状態にする(S22)。これにより、各クライアント10は、通信ネットワークCNを介して、移行先NAS30の記憶領域にアクセス可能となる。
そして、以下に述べるデータ移行処理(S25〜S32)とクライアントアクセス処理(S23,S24)とは、それぞれ独立して並列的に行われる。まず、クライアントアクセス処理に着目する。移行先NAS30は、データ移行中に、クライアント10からのアクセス要求が発生したか否かを監視している(S23)。クライアント10からのアクセス要求が発生した場合は、要求されたデータの移行状態に応じて、クライアント10にデータを提供する(S24)。S24に示すクライアントアクセス制御処理の詳細は、さらに後述する。
データ移行処理に目を転じる。移行先NAS30は、図3に示すファイルシステム構成情報をチェックする(S25)。移行先NAS30は、ファイルシステム構成情報中の未コピー利用頻度を検査することにより、所定の閾値を超えたデータが存在するか否かを判定する(S26)。データ移行初期には、未コピー利用頻度が所定の閾値を超えたデータは存在しないので(S26:NO)、未だコピーされていないデータ(ファイル)から所定の順番で、移行先記憶領域34にコピーする(S29)。コピー待ちのデータは、ファイルシステム構成情報中の「ステータス」を検査することにより把握できる。「未コピー」状態からコピーが開始されたデータについては、改めて「コピー中」ステータスが与えられ、ファイルシステム構成情報に記録される(S30)。コピーが完了すると、コピー済のデータのステータスは「コピー中」から「コピー済」に変更される(S31)。指定された移行対象の全てのデータについてコピーが完了するまで、S25〜S31の処理が繰り返される(S32)。移行対象のデータを全て移行させた場合(S32:YES)、データ移行処理は終了する。
データ移行期間中に各クライアント10からのアクセス要求が全く無かったか、あるいは少数のアクセスしか無かった場合には、S25、S26、S29、S30、S31、S32の処理だけが繰り返される。しかし、データ移行中に、各クライアント10からアクセス要求が比較的多く発生したような場合は、各クライアント10から要求される度に、コピー待ちのデータの未コピー利用頻度がカウントアップされる。各クライアント10からのアクセス要求が、例えば、未コピー状態のデータ群に均等に分散し、いずれのデータの未コピー利用頻度も所定の閾値を上回らない場合、優先的なコピーは開始されない。
しかし、特定のデータについて各クライアント10からのアクセス要求が集中したような場合は、そのデータの未コピー利用頻度が所定の閾値を上回る(S26:YES)。アクセス需要の大きなデータのステータスが「未コピー」である場合(S27:YES)、当初の順番を超えて、未コピー利用頻度の高いデータから優先的に移行先記憶領域34の所定位置にコピーさせるべく、そのデータを待ち行列の先頭に置く(S28)。そして、優先的なコピーが指示されたデータの未コピー利用頻度をリセットする(S28)。以下、上述のように、優先コピーの指定されたデータをコピーしている期間中は、そのデータのステータスを「コピー中」に変更し(S30)、コピーが完了した場合は、そのデータのステータスを「コピー済」に変更する(S31)。
一方、未コピー利用頻度が所定の閾値を上回ったデータが、「未コピー」以外のステータスを有している場合は(S27:NO)、利用頻度の高いデータが「移行元アクセス中」である場合である。即ち、利用頻度が高いために、コピーをする時間もないまま、各クライアント10に連続してアクセスされているような状況である。この場合は、当初の順序に従って、未コピー状態のデータから順次移行先記憶領域34に移行させる(S29)。
なお、同一のクライアント10から同一のデータに連続してアクセスが要求された場合に、未コピー利用頻度をカウントアップさせることもできるし、同一クライアント10からの連続アクセスを受け付けないように構成することもできる。
図7は、図6中のクライアントアクセス制御処理(S24)の詳細を示すフローチャートである。データ移行中に各クライアント10のいずれかからアクセスが要求されると、移行先NAS30は、ファイルシステム構成情報をチェックする(S41)。移行先NAS30は、クライアント10からアクセスを要求されたデータのステータスが、「未コピー」、「コピー中」、「コピー済」、「移行元アクセス中」のいずれに該当するかを判定する(S42)。以後の処理は、データのステータスに応じて異なる。
クライアント10から要求されたデータのステータスが「未コピー」である場合、移行先NAS30は、図7に示すように、そのデータのステータスを「未コピー」から「移行元アクセス中」に変更させる(S43)。また、移行先NAS30は、要求されたデータの未コピー利用頻度の値を1だけインクリメントさせる(S44)。そして、移行先NAS30は、クライアント10から要求されたデータを、移行元記憶領域33から読み書き可能モードで提供する(S45)。移行先NAS30は、クライアント10によるアクセスが完了したか否かを監視する(S46)。クライアント10によるアクセスが完了した場合(S46:YES)、移行先NAS30は、同一のデータに対して他のクライアント10からアクセスが要求されているか否かを判定する(S47)。他のクライアント10からのアクセス要求が発生していない場合(S47:NO)、移行先NAS30は、データのステータスを「移行元アクセス中」から「未コピー」に戻して処理を終了する(S48)。一方、同一のデータに対して別のクライアント10からのアクセス要求が発生している場合(S47:YES)、移行先NAS30は、データのステータスを「移行元アクセス中」に設定したままで処理を終了する。
なお、図中では、アクセス権管理について説明を省略しているが、移行先NAS30は、移行元NAS20から継承したユーザ情報231に基づいて、アクセス権管理を行っている。従って、アクセス権限のないクライアント10が、アクセス制御を設定されたデータにアクセスすることはできない。また、S45では、移行元記憶領域33から(アクセス権限を有する)クライアント10に対し、読み書き可能モードでデータを提供する場合を述べた。しかし、例えば、クライアント10のアクセス権限が読み出し専用である場合は、読み出し専用モードでデータが提供される。
次に、クライアント10からアクセスを要求されたデータのステータスが「移行元アクセス中」である場合のクライアントアクセス処理について述べる。図8のフローチャートに示すように、あるクライアント10によってアクセスされている最中のデータ(そのステータスは「移行元アクセス中」)に対し、別のクライアント10からアクセスが要求された場合、移行先NAS30は、未コピー利用頻度を1つだけインクリメントさせる(S51)。
そして、移行先NAS30は、要求されたデータを読み出し専用モードで、移行元記憶領域33からクライアント10に提供する(S52)。読み出し専用モードでデータを提供するのは、そのデータに先にアクセスした他のクライアント10(第1のクライアント)によってデータが利用されているので、データの不整合を防止するためである。移行先NAS30は、クライアント10(第2のクライアント)によるアクセスが完了したか否かを監視している(S53)。第2のクライアント10によるアクセスが完了した場合(S53:YES)、移行先NAS30は、さらに別のクライアント10(第3のクライアント)から同一のデータに対してアクセスが要求されているか否かを判定する(S54)。第3のクライアント10からのアクセス要求が発生していない場合(S54:NO)、移行先NAS30は、データのステータスを「移行元アクセス中」から「未コピー」に戻して処理を終了する(S55)。第3のクライアント10から同一のデータに対してアクセスが要求された場合(S54:YES)、移行先NAS30は、そのデータのステータスを「移行元アクセス中」にしたままで処理を終了する。複数のクライアント10から連続してアクセスが要求されたデータの未コピー利用頻度は1つずつ増加していき、所定の閾値を超える。所定の閾値を超えた未コピー利用頻度を有するデータは、上述の通り、他の未コピーデータに優先して移行元記憶領域33から移行先記憶領域34にコピーされる。
図9に基づいて、クライアント10からアクセスを要求されたデータのステータスが「コピー中」である場合のクライアントアクセス処理を説明する。「コピー中」ステータスを有するデータに対してクライアント10からアクセスが要求された場合、移行先NAS30は、要求されたデータを移行元記憶領域33から読み出し専用モードで、クライアント10に提供する(S61)。読み出し専用モードとするのは、データの不整合を防止するためである。移行先NAS30は、クライアント10によるアクセスが完了したか否かを監視し(S62)、アクセスが完了した場合(S62:YES)、処理を終了する。
図10に基づき、クライアント10からアクセスを要求されたデータのステータスが「コピー済」である場合のクライアントアクセス処理を説明する。この場合、クライアント10から要求されたデータは、既に移行先記憶領域34の所定場所に格納されている。従って、移行先NAS30は、クライアント10から要求されたデータを、移行先記憶領域34からクライアント10に提供して処理を終了する(S71)。
図11に基づいて、上述したデータ移行方法の具体例を説明する。図11は、移行元NAS20、移行先NAS30及びクライアント10との関係を示す模式図である。以下の説明では、移行元NAS20は複数の共有ファイルシステム「/mnt1」、「/mnt2」を備えているものとする。従って、移行先NAS30も複数の共有ファイルシステムを備えることになる。各共有ファイルシステムは、例えば、それぞれ異なるファイル共有プロトコルに従ったサービスを提供するように構成することができる。なお、場合によっては、移行元NAS20の有する複数の共有ファイルシステムを移行先NAS30において1つの共有ファイルシステムに統合することも可能である。この場合は、移行先NAS30からファイル共有サービスを提供する前に、各クライアント10に対してファイル共有環境の変更を通知する必要がある。
データ移行前における移行元NAS20のホスト名を「FS1」、IPアドレスを「192.168.100.100」とする。データ移行開始前の準備段階として、移行元NAS20のネットワーク環境情報は、ホスト名が「FS1」から「FS1SRC」に、IPアドレスが「192.168.100.100」から「192.168.100.200」にそれぞれ変更される。移行元NAS20は、移行先NAS30から指示されたネットワーク環境情報で再起動する(S100)。これにより、移行元NAS20の存在は、移行先NAS30のみが認識する。
移行先NAS30は、移行元NAS20のネットワーク環境情報が切り換わったことを確認すると、自身のパラメータを移行元NAS20に当初設定されていたパラメータに切り換える。仮立ち上げ時における移行先NAS30のホスト名を「FS1target」、IPアドレスを「192.168.10」とすると、移行先NAS30は、ホスト名を「FS1target」から「FS1」に、IPアドレスを「192.168.10」から「192.168.100.100」に、それぞれ変更させる(S101)。これにより、通信ネットワーク上、移行先NAS30は、移行元NAS20として認識される。
データ移行前において、クライアント10は、ホスト「FS1」が共有ファイルシステム「/mnt1」を、マウントポイント「fs1mnt」にマウントしている。即ち、データ移行前において、クライアント10は、移行元NAS20の有する共有ファイルシステム「/mnt1」をネットワークマウントし、利用している(S102)。
移行先NAS30は、移行元NAS20から継承したユーザ情報に基づいて、移行元NAS20の有する共有ファイルシステム21A,21Bをネットワークマウントする(S103)。この場合、移行元NAS20において管理者権限を発揮するためのユーザアカウント「admin」が使用される。図中では、マウントポイント「/mnt1src」に移行元NAS20の共有ファイルシステム21A(「/mnt1」)がマウントされ、マウントポイント「/mnt2src」に移行元NAS20の共有ファイルシステム21B(「/mnt2」)がマウントされている。
移行先NAS30は、移行元記憶領域33にマウントされた共有ファイルシステムのデータを、移行先記憶領域34の共有ファイルシステムにコピーすることにより、データを移行させる(S104)。移行先共有ファイルシステムの名称は、移行元共有ファイルシステムの名称と同一に設定されている。従って、クライアント10が従前の設定のままで、共有ファイルシステムへのアクセスを行うと、クライアント10の接続先は、移行先NAS30となる(S105)。即ち、クライアント10は、何ら意識することなく、移行元NAS20の共有ファイルシステムに代えて、移行先NAS30の共有ファイルシステムをネットワークマウントすることになる。
図12は、データ移行処理及びクライアントアクセス処理を並列処理する様子を示す模式図である。移行先NAS30は、コピー状況管理機能54によって、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34へのデータ移行状態をデータ毎に(ファイル毎に)監視し、把握している(S110)。データ移行処理中に、クライアント10において、クライアント10にネットワークマウントされている移行元共有ファイルシステムへのアクセスが発生したとする(S111)。クライアント10からのアクセス要求は、移行元NAS20ではなく、移行先NAS30に伝送される(S112)。
移行先NAS30は、クライアントアクセス制御機能55によって、クライアント10からのアクセス要求を処理する(S113)。クライアントアクセス制御機能55は、コピー状況管理機能54によって把握されているデータ移行状態を参照し、クライアント10からアクセスを要求されたデータの移行状態を確認する。そして、クライアント10から要求されたデータが既に移行済である場合、クライアントアクセス制御機能55は、移行先記憶領域34からクライアント10にデータを提供する。クライアント10から要求されたデータが未だ移行されていない場合、クライアントアクセス制御機能55は、移行元記憶領域33からクライアント10にデータを提供する。
図13は、データの移行状況によってクライアント10に提供する共有ファイルシステムを切り換える様子を示す模式図である。クライアント10は、データにアクセスするためのアクセス権限を有しているものとする。また、移行元NAS20は、2つの共有ファイルシステム「/mnt1」及び「/mnt2」を有しており、「/mnt1」には「file1」及び「file2」が格納され、「/mnt2」には「file3」及び「file4」が格納されているとする。
移行先NAS30の移行元記憶領域33には、移行元NAS20の共有ファイルシステムがネットワークマウントされている。マウントポイント「/mnt1src」には「/mnt1」が、マウントポイント「/mnt2src」には「/mnt2」がそれぞれマウントされている。移行先NAS30の移行先記憶領域34には、移行元NAS20の共有ファイルシステムにそれぞれ対応する2つの共有ファイルシステム「/mnt1」及び「/mnt2」が形成されている。
ここで、「file1」は、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34に既にコピーされているとする(「コピー済」状態)。「file2」は、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34にコピーされている最中であるとする(「コピー中」状態)。「file3」は、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34に未だコピーされていない状態であるとする(「未コピー」状態)。「file4」は、移行元記憶領域33から移行先記憶領域34に未だコピーされておらず、あるクライアント10によりアクセスされている最中であるとする(「移行元アクセス中」状態)。このような状況下で、クライアント10が「file1」〜「file4」にアクセスを要求すると、「file1」は既にコピー済であるから、移行先記憶領域34から読み書き可能なモード(R/Wモード)でクライアント10に提供される。クライアント10が「file2」にアクセスを要求した場合、「file2」はコピーされている最中であるので、移行元記憶領域33から読み出し専用モード(Rモード)でクライアント10に提供される。クライアント10が「file3」にアクセスを要求した場合、「file3」は移行先記憶領域34に存在しないので、移行元記憶領域33から読み書き可能なモードでクライアント10に提供される。クライアント10が「file4」にアクセスした場合、「file4」は移行元記憶領域33において別のクライアント10からアクセスされている最中なので、移行元記憶領域33から読み出し専用モードで提供される。
本実施例は、このように構成されるもので、既存のNAS20から新しいNAS30にデータを移行させながら、各クライアント10からのアクセスも処理できる。
また、本実施例では、データ移行処理とクライアントアクセス処理とを独立して並列に処理することができるので、データ移行処理中でも比較的高い応答性をもって、ファイル共有サービスを各クライアント10に提供することができる。特に、移行先NAS30に未だコピーされていないデータについては、移行先NAS30にコピーした後でクライアント10に提供するのではなく、移行元NAS20からクライアント10に提供するため、応答性を高くすることができる。
また、ユーザ情報やシステム環境情報を継承した後で、データ移行処理を開始するため、データ移行中も各クライアント10からのアクセスを処理することができる。
さらに、本実施例では、移行先NAS30に未だコピーされていないデータに対する需要を調査し、アクセス頻度の大きなデータを優先的に移行させるため、実需要の大きなデータから速やかに移行先NAS30に移行させることができる。これにより、利用度の高いデータを早期に移行先NAS30から提供することができる。
また、本実施例では、移行元NAS20のネットワーク環境情報を切り換えさせると共に、移行元NAS20に当初設定されていたネットワーク環境情報を移行先NAS30が継承するため、物理的なネットワーク構成を変化させずに、移行先NAS30を移行元NAS20であるかのように見せかけることができる。これにより、各クライアント10は、何らの設定変更も必要なく、従前の設定で共有ファイルシステムにアクセスすることができる。
さらに、本実施例では、「未コピー」状態、「コピー中」状態、「コピー済」状態、「移行元アクセス中」状態という4種類のデータ移行状態に応じて、クライアント10に提供する共有ファイルシステムの選択と、提供の方法(読み書き可能モードか、読み出し専用モードか)の選択とを行うため、データの移行状態に応じて適切にデータを提供することができる。
また、本実施例では、移行元NAS20が新しいネットワーク環境情報に基づいて再起動したか否かを監視し、再起動を確認した後で、移行先NAS30のネットワーク環境情報を更新させるので、ネットワーク環境情報の切り換えに伴う悪影響の発生を防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。
本発明の実施例によるファイル共有システムの全体概要を示すブロック図である。 移行先NASの有する機能を示す説明図である。 移行元/移行先ファイルシステム構成情報の一例を示す説明図である。 (a)は移行元設定変更情報の一例を、(b)は移行先NASの仮立上げに使用する仮設定情報の一例を、それぞれ示す説明図である。 データ移行方法の全体動作を概略的に示すフローチャートである。 データ移行処理及びクライアントアクセス処理を示すフローチャートである。 図6中のクライアントアクセス制御処理の詳細を示すフローチャートである。 図7に続くフローチャートである。 図7に続く別のフローチャートである。 図7に続くさらに別のフローチャートである。 移行元NAS及び移行先NASのネットワーク環境情報の切換を模式的に示す説明図である。 データ移行処理中に発生したクライアントアクセスを処理する状況を模式的に示す説明図である。 データ移行状態に応じてクライアントに提供する共有ファイルシステムを選択する様子を示す模式図である。
符号の説明
10…クライアント、21…移行元共有ファイルシステム、21A,B…移行元共有ファイルシステム、22…通信部、23…記憶部、31…通信部、32…制御部、33…移行元記憶領域、34…移行先記憶領域、40…新旧交代機能、41…既存環境設定変更機能、42…移行元情報継承機能、43…リモート操作機能、44…ネットワーク環境情報継承機能、44…ユーザ情報継承機能、45…ネットワーク環境情報継承機能、46…移行元再起動監視機能、50…データ移行制御機能、51…移行元/移行先構成管理機能、52…データ移行処理機能、53…データコピー機能、54…コピー状況管理機能、55…クライアントアクセス制御機能、60…管理テーブル、231…ユーザ情報、232…ネットワーク環境情報、331…移行元共有ファイルシステム、341…移行先共有ファイルシステム、CN…通信ネットワーク

Claims (7)

  1. 移行元ファイル共有装置及びホストコンピュータに通信ネットワークを介してそれぞれ通信可能に接続されるファイル共有装置において、
    前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムに保持されているデータを自機のファイルシステムに移行させるデータ移行手段と、
    前記データ移行手段によるデータ移行処理中に、データ移行状態に応じて、前記ホストコンピュータからのアクセスを処理するアクセス処理手段とを備え、
    前記アクセス処理手段は、前記自機のファイルシステムから利用可能な状態のデータへのアクセスの場合は前記自機のファイルシステムからデータを提供し、前記自機のファイルシステムから利用不能な状態のデータへのアクセスの場合は前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させることを特徴とするファイル共有装置。
  2. 前記ホストコンピュータによるアクセスを前記移行元ファイル共有装置から自機に切り換えさせる接続切換手段を設け、
    前記接続切換手段は、前記通信ネットワーク上で前記移行元ファイル共有装置を特定するためのネットワーク環境情報を継承し、かつ、前記移行元ファイル供給装置に設定されていた前記ネットワーク環境情報を他の値に更新させるものである請求項1に記載のファイル共有装置。
  3. 前記移行元ファイル共有装置に保持されている属性情報を継承する属性情報継承手段を設け、この属性情報継承手段による属性情報の継承が完了した後で、前記データ移行手段によるデータ移行処理を開始する請求項2に記載のファイル共有装置。
  4. 前記自機のファイルシステムから利用不能なデータへの利用度を検出する利用度検出手段を設け、前記データ移行手段は、前記利用度検出手段により検出された利用度が所定値以上のデータから優先的に移行させる請求項2に記載のファイル共有装置。
  5. 前記データ移行状態には、
    (A)前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムから前記自機のファイルシステムへデータ移行が行われていない状態を示す第1の移行状態と、
    (B)前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムから前記自機のファイルシステムへデータ移行中の状態を示す第2の移行状態と、
    (C)前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムから前記自機のファイルシステムへデータ移行が完了した状態を示す第3の移行状態と、
    (D)前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供している状態を示す第4の移行状態とが含まれており、
    前記アクセス処理手段は、
    (a)前記第1の移行状態の場合は、アクセスを要求されたデータの移行状態を前記第4の移行状態に変化させ、前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供した後で、前記データの移行状態を前記第1の移行状態に戻し、
    (b)前記第2の移行状態の場合は、前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムから読み出し専用モードでデータを提供し、
    (c)前記第3の移行状態の場合は、前記自機のファイルシステムからデータを提供し、
    (d)前記第4の移行状態の場合は、前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムから読み出し専用モードでデータを提供した後で、前記データの移行状態を前記第1の移行状態に変化させる、ものである請求項2に記載のファイル共有装置。
  6. 移行元ファイル共有装置のファイルシステムから移行先ファイル共有装置のファイルシステムへデータを移行させる方法であって、
    データ移行前に、前記移行元ファイル共有装置の有する属性情報を前記移行先ファイル共有装置に継承させるステップと、
    ホストコンピュータからのアクセスを前記移行元ファイル共有装置から前記移行先ファイル共有装置に切り換えさせるステップと、
    前記ホストコンピュータによりアクセスが要求されたデータの移行状態を検出するステップと、
    前記検出されたデータの移行状態が、前記移行先ファイル共有装置のファイルシステムから利用可能な状態にある場合は、前記移行先ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、
    前記検出されたデータの移行状態が、前記移行先ファイル共有装置のファイルシステムから利用不能な状態にある場合は、前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、
    を含んだことを特徴とするファイル共有装置間のデータ移行方法。
  7. 移行元ファイル共有装置からデータを移行させる方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    データ移行前に、前記移行元ファイル共有装置の有する属性情報を自機に継承させるステップと、
    ホストコンピュータからのアクセスを前記移行元ファイル共有装置から自機に切り換えさせるステップと、
    前記ホストコンピュータによりアクセスが要求されたデータの移行状態を検出するステップと、
    前記検出されたデータの移行状態が、自機のファイルシステムから利用可能な状態にある場合は、前記自機のファイルシステムからデータを提供させるステップと、
    前記検出されたデータの移行状態が、前記自機のファイルシステムから利用不能な状態にある場合は、前記移行元ファイル共有装置のファイルシステムからデータを提供させるステップと、
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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