JP2003186563A - コンピュータ装置 - Google Patents

コンピュータ装置

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JP2003186563A
JP2003186563A JP2001385696A JP2001385696A JP2003186563A JP 2003186563 A JP2003186563 A JP 2003186563A JP 2001385696 A JP2001385696 A JP 2001385696A JP 2001385696 A JP2001385696 A JP 2001385696A JP 2003186563 A JP2003186563 A JP 2003186563A
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Japan
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computer
computer device
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Application number
JP2001385696A
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English (en)
Inventor
Sukenori Arai
祐紀 荒井
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Columbia Music Entertainment Co Ltd
Original Assignee
Columbia Music Entertainment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべてのコンピュータ機器(PC)を定期的
に再起動することができ、OSそのものの不具合による
メモリリークなどのリソース不足による問題を回避す
る。 【解決手段】 パソコン等のコンピュータ機器(以下、
PCという)上において、オペレーティングシステム
(以下、OSという)の起動時に自動的に実行され、か
つ、一定時間経過後にOSに再起動の要求を行なって終
了するコンピュータプログラム(無期限で実行するプロ
グラム)を備えている。換言すれば、本発明のコンピュ
ータ装置は、無期限で実行するプログラムが動作するP
Cが1台の場合、一定時間経過後にOSに対して再起動
要求を行なって終了する機能をコンピュータプログラム
に持たせるようにしている。これによって、プログラム
を無期限に安定して実行させることが無人でできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】数多くのコンテンツデータ(例えば、音
楽データなど)を大容量の記憶装置に記憶し、インター
ネット,放送,携帯電話などのネットワークを介してデ
ータ送信の要求があった場合に、前記記憶装置に記憶さ
れたコンテンツデータから送信要求があったコンテンツ
データを抽出し、ネットワークを介してコンテンツデー
タを送信するコンテンツデータ配信サービスが普及し始
めている。
【0003】このようなコンテンツデータ配信サービス
を実現するためのシステムは、コンテンツデータをデー
タベース化して蓄積する大容量記憶装置を備えて、コン
テンツデータの検索等に用いる管理情報等により大容量
記憶装置に蓄積されたコンテンツデータの検索等の制御
を行なうアーカイブサーバと、大容量記憶装置にアーカ
イブサーバを介してコンテンツデータを蓄積する処理を
行なう複数のアーカイブクライアント端末装置と、ネッ
トワークを介して送られてくるコンテンツデータ送信要
求を受信し、アーカイブサーバに蓄積されているコンテ
ンツデータから送信要求があったコンテンツデータを得
て、ネットワークを介して送信するコンテンツデータ配
信サーバとを備えている。
【0004】ここで、アーカイブサーバ、アーカイブク
ライアント端末装置、コンテンツデータ配信サーバは、
LAN(Local Area Network)を介して接続され、LA
Nはネットワークに接続されている。
【0005】このようなコンテンツデータ配信システム
は、例えば、ユーザがコンピュータ機器(具体的には、
パソコン(PC:Personal Computer)であり、便宜
上、以下では、コンピュータ機器をPCという)からイ
ンターネットを介してコンテンツデータの送信要求を行
なった場合、コンテンツデータ配信サーバは、コンテン
ツデータ送信要求を受け、アーカイブサーバを介して大
容量記憶装置に蓄積されているコンテンツデータの中か
ら送信要求があったコンテンツデータを得て、ネットワ
ークを介してユーザのコンピュータ機器(PC)に送信
する。
【0006】上述したコンテンツデータ配信システム
は、コンテンツデータの配信サービスを24時間行なう
ため、また、大容量記憶装置への新たなコンテンツデー
タの蓄積や大容量記憶装置にすでに記憶しているコンテ
ンツデータの更新等の作業をアーカイブサーバ等の処理
能力が限界に達しないように、ユーザのアクセス(コン
テンツデータの送信要求)頻度が少ない時間(例えば夜
間)に行なうため、24時間常に稼動している。
【0007】そのため、このようなシステムのアーカイ
ブサーバ等の無期限で実行するプログラム(サーバにお
ける常駐プログラムなど)では、コンピュータ機器(P
C)の再起動(リブート)は、原則的には行なわない。
再起動を行なう必要がある場合は、ユーザ(アーカイブ
サーバまたはコンテンツ配信システムの使用者)がコン
ピュータ機器(PC)を操作して手動で行なっていた。
【0008】また、24時間稼動するシステムにおい
て、何らかの障害が生じた場合にサービスが中断されな
いように対処するシステムが特開2000−17261
9号公報に開示されている。
【0009】また、複数のオペレーティングシステム
(OS)を備えるシステムにおいて、一方のOS(OS
2)が他方のOS(OS1)を監視し、監視されている
側のOS(OS1)を再起動する障害復旧方法が特開2
001−101034号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したアーカイブサ
ーバまたはコンテンツデータ配信システムにおいては、
再起動を行なわないため、オペレーティングシステム
(OS)上で実行されているプログラム(アプリケーシ
ョンソフトウエア)またはOSそのものの不具合によ
り、メモリリークなどのリソース不足による障害が発生
する場合がある。
【0011】ここで、メモリリークとは、例えばアプリ
ケーションソフトウエアがPC上のメモリの一部の領域
を占有して使用し、アプリケーションソフトウエアが終
了するときに、占有していたメモリの領域をPCに解放
せずに終了することである。
【0012】また、リソース不足による障害とは、メモ
リリーク等により、PCのメモリやハードディスクドラ
イブ等において記憶領域が不足する障害のことである。
【0013】このようなリソース不足による障害を放置
した場合、ハングアップやPC自体が故障し動作しなく
なるおそれがある。このような問題の発生を防止するた
め、定期的にPCを再起動する必要があるが、従来で
は、再起動の作業は、ユーザ(アーカイブサーバまたは
コンテンツデータ配信システムの使用者)がパソコンを
操作して手動で行なっていた。前述した複数の端末装置
やサーバがLANで接続された24時間稼動するシステ
ムにおいて、手動で全ての装置を再起動することは手間
と時間がかかる。
【0014】また、特開2000−172619号公報
に開示されているシステムでは、システムに障害が発生
した場合に、サービスを中断しないようにしているが、
障害が発生することを未然に防止することはできない。
【0015】また、特開2001−101034号公報
に開示されている方法では、監視されている側のOS
(OS1)は再起動を行なうが、監視する側のOS(O
S2)は再起動を行なわない。そのため、OS1及びO
S2を備えたシステムにおいても、監視する側のOS2
に障害が生じた場合、システムが正常に動作しなくなる
ことがある。また、特開2001−101034号に開
示されている方法を複数の端末装置が階層構造的に接続
されたネットワークシステムに用いた場合も、各端末装
置を監視する装置は再起動を行なわないため、各端末装
置を監視する装置に障害が生じると、ネットワークが正
常に動作しなくなることがある。
【0016】本発明は、すべてのコンピュータ機器(P
C)を定期的に再起動することができ、OSそのものの
不具合によるメモリリークなどのリソース不足による問
題を回避することの可能なコンピュータ装置を提供する
ことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、オペレーティングシステム
の起動時に自動的に実行され、かつ、一定時間経過後に
オペレーティングシステムに再起動の要求を行なって終
了するコンピュータプログラムを備えていることを特徴
としている。
【0018】また、請求項2記載の発明は、少なくとも
1つの他のコンピュータ機器と接続されている本コンピ
ュータ機器上において、オペレーティングシステムの起
動時に自動的に実行され、かつ、他のコンピュータ機器
上で動作しているプログラムから実行を停止する命令を
受け取ったときに、他のコンピュータ機器が本コンピュ
ータ機器を再起動するための情報を他のコンピュータ機
器の記録手段へ記録して終了するコンピュータプログラ
ムを備えていることを特徴としている。
【0019】また、請求項3記載の発明は、少なくとも
1つの他のコンピュータ機器と接続されている本コンピ
ュータ機器上において、オペレーティングシステムの起
動時に自動的に実行され、かつ、他のコンピュータ機器
上で動作しているプログラムから実行を停止する命令を
受け取ったときに、他のコンピュータ機器上で動作して
いる少なくとも1つのプログラムに対して実行を停止す
る命令を出した後、それらのプログラムが終了するのを
待ち、その後、他のコンピュータ機器が本コンピュータ
機器を再起動するための情報を他のコンピュータ機器の
記録手段へ記録して終了するコンピュータプログラムを
備えていることを特徴としている。
【0020】また、請求項4記載の発明は、少なくとも
1つの他のコンピュータ機器と接続されている本コンピ
ュータ機器上において、オペレーティングシステムの起
動時に自動的に実行され、実行開始時に記録手段に記録
された情報をもとに、少なくとも1つの他のコンピュー
タ機器のオペレーティングシステムに再起動の要求を行
ない、かつ、一定時間経過後に、他のコンピュータ機器
上で動作している少なくとも1つのプログラムに対して
実行を停止する命令を出した後、それらのプログラムが
終了するのを待ち、その後、本コンピュータ機器のオペ
レーティングシステムに再起動の要求を行なって終了す
るコンピュータプログラムを備えていることを特徴とし
ている。
【0021】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置に
おいて、前記コンピュータプログラムがインストールさ
れた複数のコンピュータ機器が接続されて構成されてい
ることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0023】第1の実施形態 本発明の第1の実施形態のコンピュータ装置は、パソコ
ン等のコンピュータ機器(以下、PCという)上におい
て、オペレーティングシステム(以下、OSという)の
起動時に自動的に実行され、かつ、一定時間経過後にO
Sに再起動の要求を行なって終了するコンピュータプロ
グラム(無期限で実行するプログラム)を備えているこ
とを特徴としている。
【0024】換言すれば、本発明の第1の実施形態のコ
ンピュータ装置は、無期限で実行するプログラムが動作
するPCが1台の場合、一定時間経過後にOSに対して
再起動要求を行なって終了する機能をコンピュータプロ
グラムに持たせるようにしている。これによって、プロ
グラムを無期限に安定して実行させることが無人ででき
る。
【0025】なお、以下では、このコンピュータプログ
ラム(オペレーティングシステムの起動時に自動的に実
行され、かつ、一定時間経過後にオペレーティングシス
テムに再起動の要求を行なって終了するコンピュータプ
ログラムを備えている)を第1のコンピュータプログラ
ムという。
【0026】図1は第1の実施形態のコンピュータ装
置、すなわち、再起動するコンピュータ機器(PC)が
1台の場合のコンピュータ装置の処理動作を説明するた
めの図である。図1を参照すると、PCが起動すると自
動的にプログラム(第1のコンピュータプログラム)が
開始される。プログラムは、一定時間経過後にPCへ再
起動要求を行なって終了する。PCが再起動されると再
びプログラムが自動的に開始される。これにより、定期
的にPCの再起動を行ないながら、プログラムを永続的
に動作させることができる。
【0027】図2は第1の実施形態のコンピュータ装置
におけるコンピュータプログラムの処理を示すフローチ
ャートである。図2を参照すると、PCが1台の場合
は、プログラム(第1のコンピュータプログラム)が開
始すると(ステップS1)、タスクの処理を行なう(ス
テップS2)。ここで、タスクの処理とは、そのプログ
ラムの本来の目的の処理のことで、例えばプログラムが
データベースサーバであれば、クライアントへのデータ
ベースの照会,クエリの実行などが含まれる。
【0028】タスクの処理中、再起動までの時間が経過
したかを判断する(ステップS3)。なお、再起動まで
の時間は、予め設定されている任意の時間である。ステ
ップS3の判断の結果、再起動までの時間が経過したと
きには、プログラムの終了ができるかを判断し(ステッ
プS4)、プログラムの終了ができないときには、タス
クの処理を行なう一方(ステップS5)、プログラムの
終了ができるときには、OSに対し再起動を要求し(ス
ッテプS6)、プログラムを終了する(ステップS
7)。なお、クライアントとの通信中などプログラムを
終了するのが不適当なタイミングが有り得るプログラム
の場合は、プログラム終了前にチェックを行なう必要が
ある。
【0029】このように、本発明の第1の実施形態のコ
ンピュータ装置は、無期限で実行するプログラムが動作
するPCが1台の場合、一定時間経過後にOSに対して
再起動要求を行なって終了する機能をプログラムに持た
せることによって、プログラムを無期限に安定して実行
させることが無人でできる。すなわち、無期限で実行す
るプログラムが動作するPCが1台の場合、そのPCを
定期的に再起動することができ、OS上で実行されてい
るプログラム、またはOSそのものの不具合によるメモ
リリークなどのリソース不足による問題を回避できる。
【0030】第2の実施形態 上述した第1の実施形態では、無期限で実行するプログ
ラムが動作するPCが1台の場合であったが、無期限で
実行するプログラムが動作するPCが複数台あり、ネッ
トワークなどで接続されている環境(以下、ネットワー
ク環境という)では、他のPC上で、あるプログラムが
起動していることが、本プログラムが動作するための必
要条件である場合がある。このとき、本プログラムが実
行されているPC(下位PC)と本プログラムが依存す
るプログラムが実行されているPC(上位PC)の双方
を再起動する場合、以下のような手順を取る必要があ
る。・下位PC上で実行中のプログラムを終了する。・
上位PC上で実行中のプログラムを終了し、上位PCを
再起動する。・上位PCの再起動が完了し、上記PCの
プログラムが開始した後に、下位PCを再起動する。
【0031】以上を実現するために、本発明の第2の実
施形態では、下位PCのプログラムは、上位PC上のプ
ログラムから終了命令を受けた時、上位PCのハードデ
ィスクなどの記録媒体に再起動を要求する情報を記録し
て終了するように、これを構成することができる(すな
わち、ネットワークなどを用いて1つ以上の他のPCと
接続されているPC上において、OSの起動時に自動的
に実行され、かつ、他のPC上で動作しているプログラ
ムから実行を停止する命令を受け取ったときに、他のP
Cが本PCを再起動するための情報を他のPCの記録手
段(例えば、ハードディスクなどの記録媒体)へ記録し
て終了するようにコンピュータプログラム(以下、第2
のコンピュータプログラムという)を構成することがで
きる)。これにより、下位PCの再起動を上位PC上の
プログラムに委ねることができる。
【0032】これに対し、上位PCは、下位PC上のプ
ログラムに対して終了命令を送った後、下位PCのプロ
グラムが上位PCの記録手段(例えば、ハードディスク
などの記録媒体)に記録する再起動情報を監視すること
で、下位PCのプログラムが終了するのを確認し、その
後、上位PC上のプログラムはOSに対し再起動要求を
行なって終了するように、これを構成することができ
る。また、再起動後に上位PCのプログラムは自動的に
起動するが、その際、ハードディスクなどの記録媒体に
記録された再起動要求情報をもとに下位PCのOSへ再
起動命令を送るように、構成することができる(すなわ
ち、ネットワークなどを用いて1つ以上の他のPCと接
続されているPC上において、OSの起動時に自動的に
実行され、実行開始時に記録手段(例えば、ハードディ
スクなどの記録媒体)に記録された情報をもとに、1つ
以上の他のPCのOSに再起動の要求を行ない、かつ、
一定時間経過後に、他のPC上で動作している1つ以上
のプログラムに対して実行を停止する命令を出した後、
それらのプログラムが終了するのを待ち、その後、本P
CのOSに再起動の要求を行なって終了するようにコン
ピュータプログラム(以下、第3のコンピュータプログ
ラムという)を構成することができる)。
【0033】また、上記のようなネットワーク環境にお
いて、他のPC上でプログラムやOSが起動しているこ
とが本プログラムが動作するための必要条件であり、か
つ、本プログラムが動作していることが、他のPCのプ
ログラムが動作する必要条件である場合がある。この場
合、プログラムは上位PCのプログラムから停止命令を
受け取ると、まず下位PCのプログラムに対し終了命令
を送り、その後、下位PCのプログラムが最上位のPC
のハードディスクなどの記録媒体に記録する再起動情報
を監視することで、下位PCのプログラムが終了するの
を確認し、その後、プログラムは最上位のPCのハード
ディスクなどの記録媒体に再起動を要求する情報を記録
して終了し、PCの再起動を最上位のPCのプログラム
に委ねるように、これを構成することができる(すなわ
ち、ネットワークなどを用いて、1つ以上の他のPCと
接続されているPC上において、OSの起動時に自動的
に実行され、かつ、他のPC上で動作しているプログラ
ムから実行を停止する命令を受け取ったときに、他のP
C上で動作している1つ以上のプログラムに対して実行
を停止する命令を出した後、それらのプログラムが終了
するのを待ち、その後、他のPCが本PCを再起動する
ための情報を他のPCの記録手段(例えば、ハードディ
スクなどの記録媒体)へ記録して終了するように、コン
ピュータプログラム(以下、第4のコンピュータプログ
ラムという)を構成することができる)。
【0034】また、本発明では、上記のようなネットワ
ーク環境において、各PCで実行するプログラムに依存
関係がない場合には(第1の実施形態の場合には)、各
PCにおいて第1のコンピュータプログラムを実行す
る。
【0035】これに対し、各PCで実行するプログラム
に依存関係がある場合には(第2の実施形態の場合に
は)、最上位のPC(他のプログラムに依存しないプロ
グラムが実行されるPC)では、第3のコンピュータプ
ログラムを実行し、ネットワーク内のすべてのPCの再
起動を行なう。また、最下位のPCでは、第2のコンピ
ュータプログラムを実行し、その他(中間位)のPC上
では、第4のコンピュータプログラムを実行する。これ
により、ネットワーク内のすべてのPCにおいて、無期
限で実行するプログラムを安定して実行させることが無
人でできる。
【0036】図3は本発明の第2の実施形態のコンピュ
ータ装置の具体例を示す図である。すなわち、図3に
は、ネットワーク環境で複数台のコンピュータ機器(P
C)においてプログラムを無期限で実行しつつ、すべて
のPCを定期的に再起動する場合の具体例が示されてい
る。
【0037】なお、図3において、PC-A〜Gはそれ
ぞれのプログラムが実行されるPCを示しており、PC
-Aが上位PC(最上位PC)、PC-B,PC-Cが中
位PC(中間位PC)、PC-D,PC-E,PC-F,
PC-Gが下位PC(最下位PC)となっている。それ
ぞれのPC、すなわちPC-A〜Gはネットワークなど
で接続されている。また、Prog-a〜gはそれぞれPC
-A〜Gで実行されるプログラムを示す。
【0038】ここで、上位PCであるPC-Aで実行さ
れるプログラムProg-aは、前述した第3のコンピュー
タプログラムと同様のプログラムである。
【0039】また、中位PCであるPC-B,PC-Cで
実行されるプログラムProg-b,cは、前述した第4の
コンピュータプログラムと同様のプログラムである。
【0040】また、下位PCであるPC-D,PC-E,
PC-F,PC-Gで実行されるプログラムProg-d,
e,f,gは、前述した第2のコンピュータプログラム
と同様のプログラムである。
【0041】ここで、Prog-b,cはそれぞれ実行する
ためにProg-aが実行されている必要がある。また、P
rog-d,eはそれぞれ実行するためにProg-bが実行さ
れている必要がある。また、Prog-f,gはそれぞれ実
行するためにProg-cが実行されている必要がある。
【0042】すべてのPCの再起動命令はProg-aによ
って行なわれる。再起動命令はネットワーク等を介して
各下位のPCに伝えられるが、ここではOSがネットワ
ーク上の他のPCから再起動を行なう機能が備わってい
るものとする。ネットワーク上の他のPCから再起動を
行なう機能が備わっていない場合には、上記プログラム
とは別に、再起動を行なうプログラムが各PCで実行さ
れており、さらに再起動後に自動的に実行される必要が
ある。
【0043】再起動情報はPC-Aのハードディスク上
に保存される。PC-A〜Gは再起動情報を書き込むこ
とも読み取ることもできる。
【0044】再起動情報のフォーマットはいくつか考え
られるが、ここでは、図4に示すようなデータベース化
されたものとする。なお、図4において、PC名は各P
Cを識別するための情報である。また、ステータス情報
はここでは数値とし、0はプログラムの実行中を示し、
1以上は再起動要求を示す。再起動要求は数値が小さい
ものから順に再起動する必要があることを示している。
【0045】図5,図6,図7は、それぞれProg-a,
b,dの処理を示すフローチャートである。なお、Pro
g-cはProg-bと同様であり、Prog-e,f,gはProg
-dと同様であるので、フローチャートの図示を省略す
る。
【0046】まず、図5を参照すると、Prog-aは、プ
ログラムが開始すると(ステップS11)、ステータス
情報が“1”のPCへ再起動命令を送信する(ステップ
S12)。そして、命令を送信したPCのステータス情
報が“0”になったかを判断し(ステップS13)、命
令を送信したPCのステータス情報が“0”になったと
きには、ステータス情報が“2”のPCへ再起動命令を
送信する(ステップS14)。そして、命令を送信した
PCのステータス情報が“0”になったかを判断し(ス
テップS15)、命令を送信したPCのステータス情報
が“0”になったときには、タスクの処理を行なう(ス
テップS16)。そして、再起動までの時間が経過した
かを判断し(ステップS17)、再起動までの時間が経
過していないときには、ステップS16のタスクの処理
を行なう一方、再起動までの時間が経過したときには、
プログラムの終了ができるかを判断する(ステップS1
8)。この結果、プログラムの終了ができないときに
は、タスクの処理を行ない(ステップS19)、プログ
ラムの終了ができるときには、Prog-b,Prog-cに終
了命令を通知する(ステップS20)。次いで、PC−
B,Cのステータス情報が“1”以上か否かを判断し
(ステップS21)、“1”以上のときには、プログラ
ムを終了する(ステップS22)。
【0047】また、図6を参照すると、Prog-bは、プ
ログラムが開始すると(ステップS31)、PC−Bの
ステータス情報を“0”にする(ステップS32)。そ
して、タスクの処理を行なう(ステップS33)。そし
て、Prog-aから終了命令があるかを判断する(ステッ
プS34)。Prog-aから終了命令がないときには、ス
テップS33のタスクの処理を行なう一方、Prog-aか
らの終了命令があるときには、プログラムの終了ができ
るかを判断する(ステップS35)。この結果、プログ
ラムの終了ができないときには、タスクの処理を行なう
一方(ステップS36)、プログラムの終了ができると
きには、Prog-d,Prog-eに終了命令を通知する(ス
テップS37)。そして、PC−D,Eのステータス情
報が“1”以上か否かを判断し(ステップS38)、
“1”以上のときには、PC−Bのステータス情報を
“1”にする(ステップS39)。そして、プログラム
を終了する(ステップS40)。
【0048】また、図7を参照すると、Prog-dは、プ
ログラムが開始すると(ステップS41)、PC−Dの
ステータス情報を“0”にする(ステップS42)、次
いで、タスクの処理を行なう(ステップS43)。ここ
で、タスクの処理中、Prog-bから終了命令があるかを
判断し(ステップS44)、Prog-bから終了命令があ
るときには、プログラムの終了ができるかを判断する
(ステップS45)。この結果、プログラムの終了がで
きないときには、タスクの処理を行なう一方(ステップ
S46)、プログラムの終了ができるときには、PC−
Dのステータス情報を“2”にし(ステップS47)、
プログラムを終了する(ステップS48)。
【0049】以上のプログラムProg-a〜gが動作する
ことにより、図3に示したシステムは、全体としては以
下のような経過をたどる。すなわち、 1.再起動までの時間が経過すると、Prog-aがProg-
b,cへ終了命令を通知する。 2.Prog-bはProg-d,eへ終了命令を通知し、Pro
g-cはProg-f,gへ終了命令を通知する。 3.Prog-d,e,f,gが終了する。 4.Prog-b,cが終了する。 5.Prog-aが終了する。 6.PC-Aが再起動し、Prog-aが開始する。 7.Prog-aがPC-B,Cへ再起動命令を通知する。 8.PC-B,Cが再起動し、Prog-b,cが開始する。 9.Prog-aがPC−D,E,F,Gへ再起動命令を通
知する。 10.PC-D,E,F,Gが再起動し、Prog-d,
e,f,gが開始する。
【0050】これにより、PC-A〜Gの各PCにおい
て、Prog-a〜gの各プログラムを無期限で実行しつつ
定期的にすべてのPCの再起動を行なうことができる。
【0051】すなわち、本発明によれば、各PCにおい
て、次の効果が得られる。
【0052】先ず、上位PC(PC-A)において次の
効果が得られる。すなわち、中位PCまたは下位PC
が、上位PCのデータベースにデータの書き込みを行な
っているときに、上位PCが再起動すると、上位PCへ
のデータの書き込みが途中で中断し、上位PCのデータ
ベースが破壊されることがある。本発明では、上位PC
は、中位PC及び下位PCが作動しているときに再起動
を行なわず、中位PC及び下位PCが作動していていな
いときに再起動を行なう。そのため、中位PC及び下位
PCのアクセス中に再起動することにより、上位PCの
データベースが破壊されることがないという効果が得ら
れる。
【0053】また、中位PC(PC-B,PC-C)にお
いて次の効果が得られる。すなわち、下位PCからのデ
ータ送信の要求により、中位PCが上位PCからデータ
を得て下位PCに送信し、下位PCが中位PCからのデ
ータを受信する場合、中位PCが再起動を行なうと、下
位PCが上位PCからのデータを受信することができな
くなることがある。本発明では、上位PCは、中位PC
及び下位PCが作動しているときに再起動を行なわず、
中位PCは、下位PCが作動しているときに再起動を行
なわいため、中位PCは、上位PCからデータを確実に
受信し、下位PCにデータを伝送することできるという
効果が得られる。
【0054】また、下位PC(PC-D,PC-E,PC
-F,PC-G)において次の効果が得られる。すなわ
ち、下位PCが、中位PCまたは上位PCからデータを
受信し、下位PCのハードディスク等にファイルの書き
込みの処理を行なっている時に、中位PCまたは上位P
Cが再起動すると、下位PCでのファイルの書き込みが
途中で中断し、ファイルが不完全なものになることがあ
る。本発明では、中位PC及び上位PCは、下位PCが
作動している時に再起動を行なわないため、下位PC
は、中位PCまたは上位PCから完全なデータを受信す
ることができるという効果が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
発明によれば、オペレーティングシステムの起動時に自
動的に実行され、かつ、一定時間経過後にオペレーティ
ングシステムに再起動の要求を行なって終了するコンピ
ュータプログラムを備えているので、コンピュータプロ
グラムが動作するPCが1台の場合、そのPCを定期的
に再起動することができ、OS上で実行されているプロ
グラム、またはOSそのものの不具合によるメモリリー
クなどのリソース不足による問題を回避できる。
【0056】また、請求項2,請求項3,請求項4記載
の発明によれば、本PC(本コンピュータ機器)と他の
PC(他のコンピュータ機器)との間で、データを確実
に授受することが可能となる。
【0057】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータ
装置において、前記コンピュータプログラムがインスト
ールされた複数のコンピュータ機器を接続して構成され
ているので、すべてのPCを定期的に再起動することが
でき、OS上で実行されているプログラム、またはOS
そのものの不具合によるメモリリークなどのリソース不
足による問題を回避できる。すなわち、ネットワーク環
境においては、ネットワーク上の複数台のPC上で無期
限で実行するプログラムを動作させる場合でも、各PC
において請求項1,2,3,4のいずれかのコンピュー
タプログラムを実行させることで、すべてのPCを定期
的に再起動することができ、OS上で実行されているプ
ログラム、またはOSそのものの不具合によるメモリリ
ークなどのリソース不足による問題を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のコンピュータ装置の処理動作
を説明するための図である。
【図2】第1の実施形態のコンピュータ装置におけるコ
ンピュータプログラムの処理を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態のコンピュータ装置の
具体例を示す図である。
【図4】再起動情報のフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図5】Prog-aの処理を示すフローチャートである。
【図6】Prog-bの処理を示すフローチャートである。
【図7】Prog-dの処理を示すフローチャートである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーティングシステムの起動時に自
    動的に実行され、かつ、一定時間経過後にオペレーティ
    ングシステムに再起動の要求を行なって終了するコンピ
    ュータプログラムを備えていることを特徴とするコンピ
    ュータ装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの他のコンピュータ機器
    と接続されている本コンピュータ機器上において、オペ
    レーティングシステムの起動時に自動的に実行され、か
    つ、他のコンピュータ機器上で動作しているプログラム
    から実行を停止する命令を受け取ったときに、他のコン
    ピュータ機器が本コンピュータ機器を再起動するための
    情報を他のコンピュータ機器の記録手段へ記録して終了
    するコンピュータプログラムを備えていることを特徴と
    するコンピュータ装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの他のコンピュータ機器
    と接続されている本コンピュータ機器上において、オペ
    レーティングシステムの起動時に自動的に実行され、か
    つ、他のコンピュータ機器上で動作しているプログラム
    から実行を停止する命令を受け取ったときに、他のコン
    ピュータ機器上で動作している少なくとも1つのプログ
    ラムに対して実行を停止する命令を出した後、それらの
    プログラムが終了するのを待ち、その後、他のコンピュ
    ータ機器が本コンピュータ機器を再起動するための情報
    を他のコンピュータ機器の記録手段へ記録して終了する
    コンピュータプログラムを備えていることを特徴とする
    コンピュータ装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの他のコンピュータ機器
    と接続されている本コンピュータ機器上において、オペ
    レーティングシステムの起動時に自動的に実行され、実
    行開始時に記録手段に記録された情報をもとに、少なく
    とも1つの他のコンピュータ機器のオペレーティングシ
    ステムに再起動の要求を行ない、かつ、一定時間経過後
    に、他のコンピュータ機器上で動作している少なくとも
    1つのプログラムに対して実行を停止する命令を出した
    後、それらのプログラムが終了するのを待ち、その後、
    本コンピュータ機器のオペレーティングシステムに再起
    動の要求を行なって終了するコンピュータプログラムを
    備えていることを特徴とするコンピュータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載のコンピュータ装置において、前記コンピュータプ
    ログラムがインストールされた複数のコンピュータ機器
    が接続されて構成されていることを特徴とするコンピュ
    ータ装置。
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