JP2003271395A - 業務トランザクション管理プログラム及びシステム並びに方法 - Google Patents

業務トランザクション管理プログラム及びシステム並びに方法

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JP2003271395A
JP2003271395A JP2002073203A JP2002073203A JP2003271395A JP 2003271395 A JP2003271395 A JP 2003271395A JP 2002073203 A JP2002073203 A JP 2002073203A JP 2002073203 A JP2002073203 A JP 2002073203A JP 2003271395 A JP2003271395 A JP 2003271395A
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process flow
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progress
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Hideji Harashima
秀次 原嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】業務フローの進行状態とその業務の管理処理を
行うプロセスフローの実行状態とを整合させる。 【解決手段】本発明の業務トランザクション管理プログ
ラム5は、コンピュータに、業務フローの管理のために
処理ユニットを所定の実行順序で実行するプロセスフロ
ーが実行されると、プロセスフローに含まれる処理ユニ
ットの進行状態を取得するプロセス管理機能7と、プロ
セスフローに対応する業務フローの進行状態を取得する
業務管理機能8と、プロセス管理機能7によって取得さ
れたプロセスフローの進行状態が業務管理機能8によっ
て取得された業務フローの進行状態と対応するようにプ
ロセスフローにしたがって処理ユニットの実行を許可す
る進行制御機能9とを実現させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定された処理系
列(シーケンス)にしたがって処理ユニット(例えばプ
ロセス)を、コンピュータにより実行するための業務ト
ランザクション管理プログラム及びシステム並びに方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】データベース管理システム(以下、「D
BMS」という)などのシステム上では、プロセス、ト
ランザクション、アプリケーションなどの処理ユニット
が実行され、様々なサービスが提供される。
【0003】業務トランザクションは、処理ユニットの
一例であるプロセスがシーケンシャルに実行されるプロ
セスフローである。
【0004】業務トランザクションのプロセスフロー
は、例えばある業務フローにしたがって処理ユニットが
組み合せされ、設定される。
【0005】近年、企業間で業務システムを連携させ、
所定の業務フローに対応するプロセスフローを実現する
Webサービス(Web Services)が利用されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある業
務フローの進行状態とその業務の管理処理を行うプロセ
スフローの実行状態とが整合しない場合がある。
【0007】例えば、図7に示すように、生産管理シス
テム1は、受注情報を受け付けるプロセス1aと、納期
に間に合うような部品搬入命令、製品製造命令、納品命
令を発するプロセス1bを実行し、受注情報の内容に基
づいて決算を行うプロセス1cを実行する。しかし、現
実の製品の製造工程2で、部品の供給が自然災害などの
理由で中断され、納期までの製造が間に合わない場合が
ある。
【0008】この場合、生産管理システム1では受注情
報が受け付けられ、製品が製造されたとして処理が終了
し、決算のためのプロセス1cが実行されるが、現実の
製品の製造工程2は終了していないため、システムの処
理結果と現実の業務の結果との整合性が確保されていな
いという問題が生ずる。
【0009】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、現実の業務フローの進行状態とその業務フ
ローに対応するプロセスフローの進行状態との整合性を
確保するための業務トランザクション管理プログラム及
びシステム並びに方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を実現するにあた
って講じた具体的手段について以下に説明する。
【0011】第1の発明の業務トランザクション管理プ
ログラムは、コンピュータに、業務フローの管理のため
に処理ユニットを所定の実行順序で実行するプロセスフ
ローが実行されるとプロセスフローに含まれる処理ユニ
ットの進行状態を取得するプロセス管理機能と、プロセ
スフローに対応する業務フローの進行状態を取得する業
務管理機能と、プロセス管理機能によって取得されたプ
ロセスフローの進行状態が業務管理機能によって取得さ
れた業務フローの進行状態と対応するようにプロセスフ
ローにしたがって処理ユニットの実行を許可する進行制
御機能とを実現させる。
【0012】これにより、業務フローの進行状態とプロ
セスフローの進行状態とを連携させることができる。
【0013】なお、進行制御機能は、業務管理機能によ
って取得された業務フローの進行状態が業務フローに含
まれる業務の正常終了を示す場合にのみ、プロセスフロ
ーにしたがって正常終了した業務の次の業務に対応する
処理ユニットの実行を許可するとしてもよい。
【0014】これにより、業務フローが正常に進行する
場合にのみ、プロセスフローを進行させることができ
る。
【0015】また、プロセス管理機能は、取得した業務
フローの進行状態をプロセス状態情報として登録し、業
務管理機能は、取得した業務フローの進行状態を業務状
態情報として登録するとしてもよい。
【0016】これにより、プロセスフローの進行状態と
業務フローの進行状態とを保存し、障害の復旧等に有効
に活用できる。
【0017】また、コンピュータに、プロセスフローに
ついて処理ユニットと実行順序とをプロセスフロー情報
として設定する設定機能を実現させ、進行制御機能は、
プロセスフロー情報にしたがって次に実行する処理ユニ
ットを識別するとしてもよい。
【0018】これにより、システムフローを自由に設定
し、業務フローと連携させつつ処理を進めることができ
る。
【0019】第2の発明の業務トランザクション管理プ
ログラムは、プロセスフローが実行されるとプロセスフ
ローに含まれる処理ユニットの進行状態を取得し、プロ
セス状態情報として登録するプロセス管理機能と、プロ
セスフローに対応する業務フローの進行状態を取得し、
業務状態情報として登録する業務管理機能と、出力命令
を受け付けてプロセス状態情報と業務状態情報のうち出
力命令で指定された情報を出力する出力機能とを実現さ
せる。
【0020】これにより、プロセスフローの進行状態と
業務フローの進行状態とを詳細に検討し、比較できる。
【0021】上記のような業務トランザクション管理プ
ログラム、及びこのプログラムを記録した記録媒体を用
いることによって、上述した機能を有していないコンピ
ュータ、コンピュータシステム、サーバやクライアント
等に対して、簡単に上述した機能を付加することができ
る。
【0022】本発明の業務トランザクション管理プログ
ラムで実現される機能と同様に動作する手段を業務トラ
ンザクション管理システムに具備してもよい。
【0023】また、本発明の業務トランザクション管理
プログラムによって実施される業務トランザクション管
理方法を発明の対象としてもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。なお、以下に示す各図
において、同一の部分については同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0025】本実施の形態においては、現実の業務フロ
ーの進行状態とこの業務フローに対応するプロセスフロ
ーの進行状態とを管理する。
【0026】図1は、本実施の形態に係る業務トランザ
クション管理プログラム及び業務トランザクション管理
システムの一例を示すブロック図である。
【0027】業務トランザクション管理システム3は、
記録媒体4に記録されている業務トランザクション管理
プログラム5を読み込み、実行する。
【0028】業務トランザクション管理プログラム5
は、業務トランザクション管理システム3上で起動され
ると、設定機能6、プロセス管理機能7、業務管理機能
8、進行制御機能9、出力機能10を実現する。このう
ち、業務管理機能8は、業務トランザクション管理シス
テム3の業務状態管理部11に対応する。プロセス管理
機能7と進行制御機能9と出力機能10は、業務トラン
ザクション管理システム3の実行制御部12に対応す
る。
【0029】業務トランザクション管理システム3は、
プロセスフローテーブル13を格納する格納部14と状
態管理テーブル15を格納する格納部16とを備えてい
る。なお、格納部14、16は業務トランザクション管
理システム3の外部記憶装置としてもよい。
【0030】プロセスフローテーブル13には、プロセ
スとその実行順序とで表されるプロセスフローが登録さ
れる。各プロセスフローには、業務トランザクションI
Dが付され、識別される。
【0031】表1に、プロセスフローテーブル13の具
体例を示す。
【0032】
【表1】
【0033】プロセスフローテーブル13には、業務ト
ランザクションID「f1」に対してプロセス「a」「b」
「c」をこの順序で実行するプロセスフローが登録され
ている。また、業務トランザクションID「f2」に対し
てプロセス「i」「j」をこの順序で実行するプロセスフ
ローが登録されている。このプロセスフローテーブル1
3に対する登録作業は、設定者17によって行われる。
【0034】また、プロセスフローテーブル13には、
プロセスフロー実行時にシステム上でエラーが発生した
場合及びこのシステムフローの対応する業務フロー実行
時にエラーが発生した場合の補償処理に関するプロセス
フローが登録されている。
【0035】表1の例では、業務トランザクションID
「f1」で示されるシステムフローのエラー発生時に実行
する補償処理として、業務トランザクションID「f1-s
-a」「f1-s-b」「f1-s-c」で示されるプロセスフローが
登録されている。補償処理のための業務トランザクショ
ンID「f1-s-a」「f1-s-b」「f1-s-c」には、処理ユニ
ットとその実行順序とを含むプロセスフローが関連付け
されている。
【0036】業務トランザクションID「f2」で示され
るプロセスフローについても同様である。
【0037】表2に、状態管理テーブル15の具体例を
示す。
【0038】
【表2】
【0039】状態管理テーブル15は、項目「インスタ
ンスID」「業務トランザクションID」「要求者I
D」「プロセスID」「プロセス状態」「業務ID」
「業務状態」を持ち、データを管理する。
【0040】ここで、項目「プロセスID」の値と項目
「プロセス状態」の値とは、プロセスフローに含まれる
プロセスの進行状態を示すプロセス状態情報となる。
【0041】また、項目「業務ID」の値と項目「業務
状態」の値とは、業務フローの進行状態を示す業務状態
情報となる。
【0042】項目「インスタンスID」には、ユーザ1
8からのプロセスフローの実行要求に対してユニークに
割り当てられるインスタンスIDが登録される。インス
タンスIDを識別することでプロセスフローをインスタ
ンスレベルで識別可能となる。例えば、インスタンスI
Dにより、あるプロセスフローが複数回実行されたとし
ても、それぞれのプロセスフローを区別可能である。
【0043】項目「業務トランザクションID」には、
実行要求されたプロセスフローの種別を識別するための
業務トランザクションのIDが登録される。状態管理テ
ーブル15の項目「業務トランザクションID」に登録
された業務トランザクションIDは、プロセスフローテ
ーブル13に登録されているプロセスフローのうちどの
プロセスフローを実行するかを示す。
【0044】項目「要求者ID」には、プロセスフロー
の実行を要求したユーザ18のIDが登録される。
【0045】項目「プロセスID」には、状態監視対象
のプロセスのIDが登録される。例えば、プロセスフロ
ーに含まれるプロセスのうち最新に実行開始されたプロ
セスを状態監視対象のプロセスとし、そのIDが項目
「プロセスID」に登録される。いずれのプロセスも実
行されていない場合には、「-」が項目「プロセスI
D」に配置される。プロセスフローの全プロセスが完了
した場合には、最終のプロセスのIDが項目「プロセス
ID」に登録される。
【0046】項目「プロセス状態」には、項目「プロセ
スID」の示す状態監視対象のプロセスの状態が登録さ
れる。項目「プロセス状態」には、「-」「doing」「do
ne」「completed」「error」などの値が配置される。値
「-」は、実行前、「doing」は実行中、「done」は実行
終了、「completed」は全プロセスの終了を意味する。
また、エラーが発生した場合には、値「error」が配置
される。
【0047】項目「業務ID」には、状態監視対象の業
務のIDが登録される。例えば、プロセスフローに対応
する業務フローに含まれる現実の業務のうち最新に実行
開始された業務のIDが項目「業務ID」に登録され
る。
【0048】項目「業務状態」に配置される値及びその
意味は、上記「プロセス状態」に配置される値及びその
意味と同様であるため、説明は省略する。
【0049】例えば、表2に示す状態管理テーブル15
の第2行は、業務トランザクションID「f2」で示され
るプロセスフローの実行要求に応じてインスタンスID
「tr2」が発行されており、この実行を要求したユーザ
18は「user2」である旨を示す。
【0050】また、表2に示す状態管理テーブル15の
第2行は、実行の要求されたプロセスフローのプロセス
「j」が実行終了してプロセスフローの全プロセスが終
了し、このプロセスフローに対応する現実の業務は
「i」が実行中である旨を示す。
【0051】設定機能6は、プロセスフローの設定者1
7からプロセスフローテーブル13の登録内容を受け付
け、プロセステーブル13に登録する。
【0052】プロセス管理機能7は、実行制御部10に
よる制御にしたがって実行されるプロセスフローに含ま
れる複数のプロセスの進行状態を取得し、状態管理テー
ブル15に登録する。
【0053】業務管理機能8は、設定者17によって実
行が命令されたプロセスフローに対応する業務フローに
含まれる業務の進行状態を業務実行者19から取得し、
状態管理テーブル15に登録する。
【0054】進行制御機能9は、状態管理テーブル15
に基づいて、プロセスフローの進行状態が業務フローの
進行状態と対応するようにプロセスフローにしたがって
処理ユニットの実行を許可する。
【0055】出力機能10は、ユーザ18からの命令に
したがって状態管理テーブル15を表示等の手法で出力
する。
【0056】図2は、設定機能6の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【0057】ステップS1において、設定機能6は、設
定作業を支援する設定画面を設定者17に対して提示す
る。
【0058】ステップS2において、設定機能6は、設
定者17からの業務トランザクションIDとそのプロセ
スフロー、プロセスフロー実行時にシステム上でエラー
が発生した場合の補償処理に関する業務トランザクショ
ンIDとそのプロセスフロー、業務フロー実行時にエラ
ーが発生した場合の補償処理に関する業務トランザクシ
ョンIDとそのプロセスフローの指定を受け付ける。
【0059】ステップS3において、設定機能6は、設
定者17から受け付けた各種の業務トランザクションI
Dとそのプロセスフローをプロセスフローテーブル13
に登録する。
【0060】図3及び図4は、実行制御部12の動作の
一例を示すフローチャートである。この図3及び図4
は、現実の業務が終了している場合に、この現実の業務
に対応するトランザクションを実行するための制御を行
う。なお、現実の業務が終了した場合に、この現実の業
務の次の業務に対応するプロセスを実行するための制御
も同様であるため、説明を省略する。
【0061】ステップT1において、実行制御部12の
進行制御機能9は、ユーザ18からプロセスフローの実
行要求を受け付ける。なお、実行要求には、要求者I
D、実行対象の業務トランザクションID、プロセスフ
ロー起動時に必要な起動データが含まれている。
【0062】ステップT2において、進行制御機能9
は、受け付けた実行要求に含まれている業務トランザク
ションIDに対応するプロセスフローをプロセスフロー
テーブル13から読み出す。
【0063】ステップT3において、進行制御機能9
は、実行要求に対するインスタンスIDを発行し、状態
管理テーブル15の項目「インスタンスID」の欄に発
行した未登録のインスタンスIDを登録し、項目「業務
トランザクションID」の欄に実行要求に含まれている
業務トランザクションIDを登録し、項目「要求者I
D」の欄に実行要求に含まれている要求者IDを登録す
る。
【0064】また、進行制御機能9は、状態管理テーブ
ル15の項目「プロセスID」「プロセス状態」「業務
ID」「業務状態」に「-」を登録する。
【0065】ステップT4において、進行制御機能9
は、業務状態管理部11を起動するとともに、業務状態
管理部11の起動時に必要な起動パラメータであるイン
スタンスIDをこの業務状態管理部11に提供する。
【0066】ステップT5において、進行制御機能9
は、実行要求に含まれている起動データをdataとし、1
を変数iに代入する。
【0067】ステップT6において、進行制御機能9
は、プロセスフローテーブル13において、実行要求に
含まれている業務トランザクションIDの行に配置され
ているプロセスフローのi番目のプロセスを起動すると
ともに起動パラメータdataをi番目のプロセスに渡す。
【0068】ステップT7において、実行制御部12の
プロセス管理機能7は、状態管理テーブル15における
該当するインスタンスIDの行の項目「プロセスID」
にi番目のプロセスのIDを登録し、項目「プロセス状
態」にdoingを登録する。
【0069】ステップT8において、プロセス管理機能
7は、i番目のプロセスが正常に終了したか否か判定す
る。
【0070】正常に終了していないと判定された場合、
ステップT9において、進行制御機能9は、プロセスフ
ローテーブル13における該当する業務トランザクショ
ンIDに基づいてシステムエラー時の補償処理に関する
業務トランザクションIDを読み出し、この業務トラン
ザクションIDの示すシステムフローを実行する。ま
た、正常に終了していないと判定された場合、ステップ
T10において、進行制御機能9は、状態管理テーブル
15における該当するインスタンスIDの行の項目「プ
ロセス状態」にerrorを登録する。
【0071】一方、正常に終了したと判定された場合、
ステップT11〜T13が実行される。
【0072】ステップT11において、プロセス管理機
能7は、状態管理テーブル15における該当するインス
タンスIDの行の項目「プロセス状態」にdoneを登録す
る。
【0073】ステップT12において、i番目のプロセ
スの実行結果を変数dataに代入し、進行制御機能9は、
変数iの値に1を加える。
【0074】ステップT13において、進行制御機能9
は、システムフローテーブル13における該当する業務
トランザクションIDの行に配置されているプロセスフ
ローが終了したか否か判定する。
【0075】プロセスフローが終了したと判定された場
合、ステップT14において、プロセス管理機能7は、
状態管理テーブル15における該当するインスタンスI
Dの行の項目「プロセス状態」にcompletedを登録す
る。
【0076】プロセスフローが終了していないと判定さ
れた場合、ステップT15において、進行制御機能9
は、状態管理テーブル15における該当するインスタン
スIDの行の項目「業務状態」を監視し、この「業務状
態」の値がdoneになるまで待ち状態となり、その後ステ
ップT6以下の動作を繰り返す。
【0077】なお、ステップT13においてプロセスフ
ローが終了していないと判定された場合、このステップ
T15を実行することなくステップT6の動作に戻ると
すると、業務フローとシステムフローとが非同期で進行
することになる。
【0078】図5及び図6は、業務状態管理部11の動
作の一例を示すフローチャートである。
【0079】ステップU1において、業務状態管理部1
1の業務管理機能8は、実行制御部12からインスタン
スIDを起動パラメータとして受け付ける。
【0080】ステップU2において、業務管理機能8
は、タイマーを起動する。
【0081】ステップU3において、業務管理機能8
は、変数iに1を代入する。
【0082】ステップU4において、業務管理機能8
は、i番目の業務の開始通知を受けるまで待ち状態とな
る。
【0083】ステップU5において、業務管理機能8
は、i番目の業務の開始通知を受ける。
【0084】i番目の業務の開始通知を受けると、ステ
ップU6において、業務管理機能8は、状態管理テーブ
ル15における該当するインスタンスIDの項目「業務
ID」にi番目の業務のIDを登録し、項目「業務状
態」にdoingを登録する。
【0085】ステップU7において、業務管理機能8
は、i番目の業務の終了通知を受けるまで待ち状態とな
る。
【0086】i番目の業務の終了通知を受けると、ステ
ップU8において、業務管理機能8は、i番目の業務が
正常に終了したか否かを判定する。
【0087】i番目の業務が正常に終了していない場合
には、ステップU9において、業務管理機能8は、状態
管理テーブル15における該当するインスタンスIDの
行の項目「業務状態」にerrorを登録し、次にステップ
U14を実行する。
【0088】i番目の業務が正常に終了した場合には、
ステップU10において、業務管理機能8は、状態管理
テーブル15における該当するインスタンスIDの行の
項目「業務状態」にdoneを登録する。
【0089】また、ステップU11において、業務管理
機能8は、i番目の業務が最終業務か否か判定する。
【0090】i番目の業務が最終業務でない場合、ステ
ップU12において、業務管理機能8は変数iの値に1
を加え、ステップU4以下の動作を繰り返す。
【0091】i番目の業務が最終業務の場合、ステップ
U13において、業務管理機能8は、状態管理テーブル
15における該当するインスタンスIDの行の項目「業
務状態」にcompletedを登録する。
【0092】ステップU14において、業務管理機能8
は、ユーザ18に業務フローの終了を通知し、状態管理
テーブル15における該当するインスタンスIDの行の
項目「業務状態」の内容を結果として提供する。これに
より、ユーザ18は、業務フローが正常終了したか、異
常終了したか確認可能となる。
【0093】ステップU15において、業務管理機能8
は、タイマーを停止する。
【0094】なお、上記の業務管理機能8の動作におい
て、ステップU3からステップU10までの間でタイマ
ー割り込みが発生した場合には、業務管理機能8は動作
を終了する。
【0095】以上説明した本実施の形態においては、業
務フローとこの業務フローを扱うシステム上のプロセス
フローを関連付けて管理できる。
【0096】これにより、柔軟で確実に業務の進行状態
を管理できる。また、企業間での取引を扱うWebサー
ビスに適用し、システム間での取引の進行状態と実社会
での取引の進行状態の整合性を確保できる。
【0097】ユーザ18は、業務フローの進行状態とプ
ロセスフローの進行状態とを自由に表示し、理解でき
る。
【0098】なお、上記各実施の形態で説明した各構成
要素は、自由に組み合わせてもよく、また複数の要素に
分割してもよい。
【0099】また、本実施の形態における業務トランザ
クション管理プログラム5は、複数のコンピュータ上に
分散され、互いに連携しつつ動作してもよい。
【0100】また、業務トランザクション管理プログラ
ム5は通信媒体により伝送してコンピュータに適用可能
である。業務トランザクション管理プログラム5を読み
込んだコンピュータは、業務トランザクション管理プロ
グラム5によって動作が制御され、上述した機能を実現
する。
【0101】
【発明の効果】以上詳記したように本発明においては、
現実の業務フローの実行状態とその業務フローに対応す
るプロセスフローの実行状態との整合性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る業務トランザクショ
ン管理プログラム及び業務トランザクション管理システ
ムの一例を示すブロック図。
【図2】設定機能の動作の一例を示すフローチャート。
【図3】実行制御部の前段動作の一例を示すフローチャ
ート。
【図4】実行制御部の後段動作の一例を示すフローチャ
ート。
【図5】業務状態管理部の前段動作の一例を示すフロー
チャート。
【図6】業務状態管理部の後段動作の一例を示すフロー
チャート。
【図7】生産管理システムのプロセスフローと業務フロ
ーとの関係の一例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…生産管理システム 3…業務トランザクション管理システム 4…記録媒体 5…業務トランザクション管理プログラム 6…設定機能 7…プロセス管理機能 8…業務管理機能 9…進行制御機能 10…出力機能 11…業務状態管理部 12…実行制御部 13…プロセスフロー 14、16…格納部 15…状態管理テーブル 17…設定者 18…ユーザ 19…業務実行者

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータに、 業務フローの管理のために処理ユニットを所定の実行順
    序で実行するプロセスフローが実行されると、前記プロ
    セスフローに含まれる処理ユニットの進行状態を取得す
    るプロセス管理機能と、 前記プロセスフローに対応する前記業務フローの進行状
    態を取得する業務管理機能と、 前記プロセス管理機能によって取得されたプロセスフロ
    ーの進行状態が前記業務管理機能によって取得された業
    務フローの進行状態と対応するように、前記プロセスフ
    ローにしたがって処理ユニットの実行を許可する進行制
    御機能とを実現させるための業務トランザクション管理
    プログラム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の業務トランザクション管
    理プログラムにおいて、 前記進行制御機能は、前記業務管理機能によって取得さ
    れた前記業務フローの進行状態が前記業務フローに含ま
    れる業務の正常終了を示す場合にのみ、前記プロセスフ
    ローにしたがって正常終了した業務の次の業務に対応す
    る処理ユニットの実行を許可する業務トランザクション
    管理プログラム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の業務トラン
    ザクション管理プログラムにおいて、 前記プロセス管理機能は、取得した前記業務フローの進
    行状態をプロセス状態情報として登録し、 前記業務管理機能は、取得した前記業務フローの進行状
    態を業務状態情報として登録する業務トランザクション
    管理プログラム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか記載の
    業務トランザクション管理プログラムにおいて、 コンピュータに、前記プロセスフローについて前記処理
    ユニットと前記実行順序とをプロセスフロー情報として
    設定する設定機能を実現させ、 前記進行制御機能は、前記プロセスフロー情報にしたが
    って次に実行する処理ユニットを識別する業務トランザ
    クション管理プログラム。
  5. 【請求項5】 コンピュータに、 業務フローの管理のために処理ユニットを所定の実行順
    序で実行するプロセスフローが実行されると、前記プロ
    セスフローに含まれる処理ユニットの進行状態を取得
    し、プロセス状態情報として登録するプロセス管理機能
    と、 前記プロセスフローに対応する前記業務フローの進行状
    態を取得し、業務状態情報として登録する業務管理機能
    と、 出力命令を受け付けて、前記プロセス状態情報と前記業
    務状態情報のうち前記出力命令で指定された情報を出力
    する出力機能とを実現させるための業務トランザクショ
    ン管理プログラム。
  6. 【請求項6】 業務フローを管理するために処理ユニッ
    トを所定の実行順序で実行するプロセスフローを実行制
    御する業務トランザクション管理システムにおいて、 前記プロセスフローが実行されると、前記プロセスフロ
    ーに含まれる処理ユニットの進行状態を取得するプロセ
    ス管理手段と、 前記プロセスフローに対応する前記業務フローの進行状
    態を取得する業務管理手段と、 前記プロセス管理機能によって取得されたプロセスフロ
    ーの進行状態が前記業務管理機能によって取得された業
    務フローの進行状態と対応するように、前記プロセスフ
    ローにしたがって処理ユニットの実行を許可する進行制
    御手段とを具備する業務トランザクション管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 業務フローを管理するために処理ユニッ
    トを所定の実行順序で実行するプロセスフローを実行制
    御する業務トランザクション管理プログラムにおいて、 前記プロセスフローが実行されると、前記プロセスフロ
    ーに含まれる処理ユニットの進行状態を取得し、プロセ
    ス状態情報として登録するプロセス管理手段と、 前記プロセスフローに対応する前記業務フローの進行状
    態を取得し、業務状態情報として登録する業務管理手段
    と、 出力命令を受け付けて、前記プロセス状態情報と前記業
    務状態情報のうち前記出力命令で指定された情報を出力
    する出力手段とを具備する業務トランザクション管理シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 業務フローを管理するために処理ユニッ
    トを所定の実行順序で実行するプロセスフローを実行制
    御する業務トランザクション管理方法において、 前記プロセスフローが実行されると、前記プロセスフロ
    ーに含まれる処理ユニットの進行状態を取得しつつ、前
    記プロセスフローに対応する前記業務フローの進行状態
    を取得し、 取得された前記プロセスフローの進行状態が取得された
    前記業務フローの進行状態と対応するように、前記プロ
    セスフローにしたがって処理ユニットの実行を許可する
    業務トランザクション管理方法。
  9. 【請求項9】 業務フローを管理するために処理ユニッ
    トを所定の実行順序で実行するプロセスフローを実行制
    御する業務トランザクション管理方法において、 前記プロセスフローが実行されると、前記プロセスフロ
    ーに含まれる処理ユニットの進行状態を取得してプロセ
    ス状態情報として登録しつつ、前記プロセスフローに対
    応する前記業務フローの進行状態を取得して業務状態情
    報として登録し、 出力命令を受け付けて前記プロセス状態情報と前記業務
    状態情報のうち前記出力命令で指定された情報を出力す
    る業務トランザクション管理方法。
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