JP2012164252A - ソフトウェア更新システム及びソフトウェア更新管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行えるソフトウェア更新システム及びソフトウェア更新管理方法を提供する。
【解決手段】ソフトウェア更新システム1は、更新サーバ装置300とサーバ装置100とクライアント装置200とが接続されるシステムであって、サーバ装置100が、サーバ装置100及びクライアント装置200の全ての更新情報ファイル14DSn,14DCnのアーカイブデータを更新サーバ装置300から取得し、取得したアーカイブデータを展開し、複数の更新情報ファイル14DSnを、サーバ用とクライアント用とに分けて、更新情報14Dを装置種別ごとに管理する。これにより、サーバ装置100及びクライアント装置200は、各更新情報ファイル14DSn,14DCnを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新する。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置に搭載されたソフトウェアを更新するソフトウェア更新システムに関するものである。
従来、クライアント装置と、該クライアント装置のソフトウェア更新を支援するサーバ装置と、該サーバ装置に更新情報を提供し、クライアント装置及びサーバ装置のソフトウェア更新を支援する更新サーバ装置と、が接続されるソフトウェア更新システムが知られている。このようなシステムでは、更新サーバ装置から提供された更新情報がサーバ装置により管理される。
例えば、特許文献1には、サーバ装置が更新情報を構造化データで管理する技術が開示されている。
しかしながら、従来の方法では、ソフトウェアの更新要否判定時に、サーバ装置の更新情報とクライアント装置の更新情報とを各々識別して参照する処理が煩雑であった。
従来、更新サーバ装置では、更新情報の提供を簡易化するために、例えば、サーバ装置の更新情報とクライアント装置の更新情報とを連結し、1つのデータ(1ファイル)にまとめ、サーバ装置に送信していた。そのため、サーバ装置では、自機の更新要否判定を行う際に、送信データ内を検索し、サーバ用の更新情報に該当するデータを参照しなければならない。同様に、クライアント装置では、自機の更新要否判定を行う際に、サーバ装置にアクセスし、送信データ内を検索し、クライアント用の更新情報に該当するデータを参照しなければならない。このように、従来の方法は、処理が煩雑となる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行えるソフトウェア更新システム及びソフトウェア更新管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア更新システムは、所定のデータ伝送路を介して、サーバ用とクライアント用の更新情報を送信する更新サーバ装置と、サーバ用とクライアント用の更新情報を管理し、サーバ用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するサーバ装置と、クライアント用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するクライアント装置と、が接続されるソフトウェア更新システムであって、前記更新サーバ装置は、前記サーバ装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記サーバ装置に対応する複数の更新情報ファイルと、前記クライアント装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記クライアント装置に対応する複数の更新情報ファイルと、をアーカイブしたアーカイブデータを、所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、前記サーバ装置は、前記更新サーバ装置に対して、前記アーカイブデータの取得を要求し、データを取得する要求手段と、前記要求手段により取得されたアーカイブデータを、所定の記憶領域に展開する展開手段と、前記展開手段により展開された複数の更新情報ファイルを、サーバ用とクライアント用とに分けて、所定の記憶領域に保持し、更新情報を管理する管理手段と、を有し、前記サーバ装置は、前記管理手段により管理されるサーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置にアクセスし、前記管理手段により管理されるクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新することを特徴とする。
このような構成によって、本発明に係るソフトウェア更新システムは、サーバ装置が、サーバ装置及びクライアント装置の全ての更新情報ファイルのアーカイブデータを更新サーバ装置から取得し、取得したアーカイブデータを展開し、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルとに分けて、更新情報を装置種別ごとに管理する。これにより、サーバ装置では、サーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアが更新される。また、クライアント装置では、サーバ装置で保持するクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアが更新される。
これによって、本発明に係るソフトウェア更新システムでは、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行える。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア更新管理方法は、所定のデータ伝送路を介して、サーバ用とクライアント用の更新情報を送信する更新サーバ装置と、サーバ用とクライアント用の更新情報を管理し、サーバ用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するサーバ装置と、クライアント用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するクライアント装置と、が接続されるソフトウェア更新システムにおけるソフトウェア更新管理方法であって、前記サーバ装置は、前記サーバ装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記サーバ装置に対応する複数の更新情報ファイルと、前記クライアント装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記クライアント装置に対応する複数の更新情報ファイルと、をアーカイブしたアーカイブデータを、所定の記憶領域に保持する前記更新サーバ装置に対して、前記アーカイブデータの取得を要求し、データを取得する要求手順と、前記要求手順により取得されたアーカイブデータを、所定の記憶領域に展開する展開手順と、前記展開手順により展開された複数の更新情報ファイルを、サーバ用とクライアント用とに分けて、所定の記憶領域に保持し、更新情報を管理する管理手順と、を有し、前記サーバ装置は、前記管理手順により管理されるサーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置にアクセスし、前記管理手順により管理されるクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係るソフトウェア更新管理方法は、サーバ装置が、サーバ装置及びクライアント装置の全ての更新情報ファイルのアーカイブデータを更新サーバ装置から取得し、取得したアーカイブデータを展開し、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルとに分けて、更新情報を装置種別ごとに管理するという動作を実現する。
これによって、本発明に係るソフトウェア更新管理方法では、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行える環境を提供できる。
本発明によれば、サーバ装置が、サーバ装置及びクライアント装置の全ての更新情報ファイルのアーカイブデータを更新サーバ装置から取得し、取得したアーカイブデータを展開し、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルとに分けて、更新情報を装置種別ごとに管理することで、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行えるソフトウェア更新システム及びソフトウェア更新管理方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア更新システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア更新管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る更新情報の管理例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る更新情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア更新の処理手順例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1の構成例を示す図である。
図1には、更新サーバ装置300と複数のサーバ装置100〜100(以下総称する場合「サーバ装置100」という)が、インターネットなどの外部ネットワークIで接続され、サーバ装置100と複数のクライアント装置200〜200(以下総称する場合「クライアント装置200」という)が、LAN(Local Area Network)などの内部ネットワークNで接続されるシステム構成例が示されている。
更新サーバ装置300は、更新情報提供機能を有する情報処理装置である。更新情報提供機能は、サーバ用とクライアント用の更新情報を送信する機能である。また、サーバ装置100は、更新情報管理機能及びソフトウェア更新機能を有する情報処理装置である。また、クライアント装置200は、ソフトウェア更新機能を有する情報処理装置である。更新情報管理機能は、更新情報をサーバ用とクライアント用に分けて管理する機能である。また、ソフトウェア更新機能は、新しいバージョンのソフトウェアリリースを判断し、自機の搭載ソフトウェアを更新する。
ソフトウェア更新システム1は、上記各機器が、次のように動作することで、ソフトウェア更新が行われる。まず、サーバ装置100は、サーバ用とクライアント用の更新情報を更新サーバ装置300から取得する。サーバ装置100は、取得した更新情報を、サーバ用とクライアント用に分けて管理する。つまり、サーバ装置100では、更新情報が装置種別ごとに管理される。これにより、サーバ装置100では、自機の搭載ソフトウェアが、サーバ用の更新情報に基づき、新しいバージョンに更新される。また、クライアント装置200では、自機の搭載ソフトウェアが、クライアント用の更新情報に基づき、新しいバージョンに更新される。
以上のように、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1は、上記システム構成により、遠隔によるソフトウェア更新サービスを提供することができる。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係るサーバ装置100のハードウェア構成例を示す図である。なお、更新サーバ装置300やクライアント装置200については、サーバ装置100と同じ情報処理装置であることから、その説明を省略する。
図2に示すように、サーバ装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、サーバ装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、サーバ装置100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、サーバ装置100をネットワーク(「外部ネットワーク」や「内部ネットワーク」)などのデータ伝送路に接続するインタフェースである。これにより、サーバ装置100は、インタフェース装置107を介して、更新サーバ装置300やクライアント装置200とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能(例えば「ソフトウェア更新管理機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、サーバ装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、サーバ装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM(メモリ)上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
以上のように、本実施形態に係るサーバ装置100は、上記ハードウェア構成により、各種情報処理サービスを提供することができる。
<ソフトウェア更新管理機能>
本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能について説明する。
本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、サーバ装置100が、過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの全ての更新情報を含む、サーバ装置100に対応する複数の更新情報ファイルとクライアント装置200に対応する複数の更新情報ファイルとをアーカイブしたアーカイブデータを、更新サーバ装置300から取得する。サーバ装置100は、取得したアーカイブデータを展開し、展開された複数の更新情報ファイルを、サーバ用とクライアント用とに分けて所定の記憶領域に保持し、更新情報を装置種別ごとに管理する。これにより、サーバ装置100は、サーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新する。また、クライアント装置200は、サーバ装置100で保持するクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新する。本実施形態では、このようなソフトウェア更新管理機能を有している。
従来のソフトウェア更新管理方法では、更新サーバ装置300からサーバ装置100に対して、サーバ用とクライアント用の更新情報を連結し、1つのデータ(1ファイル)にまとめ、サーバ装置100に送信していた。そのため、サーバ装置100やクライアント装置200では、自機の更新要否判定を行う際に、送信データ内を検索し、各機器に対応する更新情報に該当するデータを参照しなければならず、処理が煩雑となる。
そこで、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、サーバ装置100が、サーバ装置100及びクライアント装置200の全ての更新情報ファイルのアーカイブデータを更新サーバ装置300から取得し、取得したアーカイブデータを展開し、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルとに分けて、更新情報を装置種別ごとに管理する仕組みとした。
これにより、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行える。
以下に、本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能は、アーカイブデータ要求部11、アーカイブデータ展開部12、更新情報管理部13、及び更新情報保持部14などを有している。これらは、サーバ装置100が有する機能部である。なお、サーバ装置100は、上記機能部の他、更新要否判定部15、インストール情報保持部16、及びソフトウェア更新部17などを有する。また、ソフトウェア更新管理機能は、更新サーバ装置300及びクライアント装置200などが有する機能部と連携動作する。更新サーバ装置300は、アーカイブデータ管理部31及びアーカイブデータ保持部32などを有している。クライアント装置200は、更新要否判定部21、インストール情報保持部22、及びソフトウェア更新部23などを有している。
《更新サーバ装置》
アーカイブデータ管理部31は、取得要求に応じて、更新情報のアーカイブデータを要求元に送信する機能部である。アーカイブデータは、サーバ装置100に対応する複数の更新情報ファイル(以下「サーバ用の更新情報ファイル」という)とクライアント装置200に対応する複数の更新情報ファイル(以下「クライアント用の更新情報ファイル」という)とをアーカイブしたデータである。また、アーカイブ対象の更新情報ファイルは、過去にリリースされたソフトウェアバージョンの更新情報を含むデータファイルである。
アーカイブデータの生成方法については、例えば、アーカイブ対象の更新情報ファイルを、所定の記憶領域(例えば「ディレクトリ」)に格納し、アーカイブ処理を指示するコマンドオプションが指定されたアーカイブコマンド(例えば「tarコマンド」や「zipコマンド」など)を、記憶領域に対して実行する方法などがある。また、アーカイブデータ管理部31が、これらの作業を自動化するツールを提供してもよい。
このようにして生成されたアーカイブデータは、アーカイブデータ保持部32に格納され保持される。なお、アーカイブデータ保持部32は、更新サーバ装置300が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
よって、アーカイブデータ管理部31は、取得要求を受け付けると、アーカイブデータ保持部32にアクセスし、取得したアーカイブデータを要求元に送信する。これにより、要求元には、過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの全ての更新情報を含む、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルとをアーカイブしたアーカイブデータが提供される。
《サーバ装置》
アーカイブデータ要求部11は、アーカイブデータの取得を要求する機能部である。アーカイブデータ要求部11は、予め設定された更新サーバ装置300のネットワーク設定情報(例えば「IPアドレス:Internet Protocol address」)に従って、アーカイブデータの取得を要求するコマンドを送信する。その結果、アーカイブデータ要求部11は、更新サーバ装置300からアーカイブデータを受信し、要求に応じたデータを取得する。
アーカイブデータの取得要求タイミングについては、例えば、所定の時間間隔に従って定期的に行う方法や、管理者から受け付けた動作指示に従って行う方法などがある。よって、アーカイブデータ要求部11は、時間間隔を設定したり、動作指示を受け付けたりするためのGUI(Graphical User Interface)を備えた画面を、サーバ装置100が備える表示装置102に表示させてもよい。
アーカイブデータ展開部12は、取得されたアーカイブデータを展開する機能部である。アーカイブデータ展開部12は、例えば、展開処理を指示するコマンドオプションが指定されたアーカイブコマンドを、取得されたアーカイブデータに対して実行する。なお、取得されたアーカイブデータが、実行ファイルであった場合(例えば「*.exe」)には、アーカイブデータ自身を実行する。
よって、アーカイブデータ展開部12は、アーカイブデータが取得されると、展開処理を指示するコマンドオプションが指定されたアーカイブコマンドを、取得されたアーカイブデータに対して自動実行する(又はアーカイブデータを自動実行する)。これにより、サーバ装置100では、所定の記録領域(RAM)に、サーバ用の更新情報ファイルとクライアント用の更新情報ファイルが展開される。
このようにして展開された複数の更新情報ファイルは、更新情報保持部14に格納され保持される。なお、更新情報保持部14は、サーバ装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
更新情報管理部13は、所定のデータ操作を行い、更新情報を管理する機能部である。更新情報管理部13は、更新情報保持部14にアクセスし、要求に応じたデータ操作を行い、更新情報を装置種別ごとに管理する。
更新情報に対して行われるデータ操作には、データ登録(追加)、データ更新(上書き)、データ参照(取得)、及びデータ消去(削除)などがある。
図4は、本実施形態に係る更新情報14Dの管理例を示す図である。
図4には、更新情報保持部14において、リリースされたソフトウェアバージョンの更新情報14Dが、リリース対象の装置種別ごとに管理されるデータ管理例が示されている。
更新情報管理部13は、図4に示すように、更新情報14Dを、サーバ用の更新情報14Dとクライアント用の更新情報14Dとに分けて管理する。更新情報管理部13は、所定の記憶領域に展開された複数の更新情報ファイルのうち、サーバ用の更新情報ファイル14DS0〜14DSn(以下総称する場合「更新情報ファイル14DSn」という)を、サーバ用の更新情報14Dを保持する記憶領域に格納する。更新情報管理部13は、クライアント用の更新情報ファイル14DC0〜14DCn(以下総称する場合「更新情報ファイル14DCn」という)を、クライアント用の更新情報14Dを保持する記憶領域に格納する。これにより、更新情報14Dは、装置種別ごとに登録される。
ここで、更新情報14Dのデータについて説明する。
図5は、本実施形態に係る更新情報14Dのデータ例を示す図である。
(A)には、サーバ用の更新情報ファイル14DSnのデータ例が示されており、(B)には、クライアント用の更新情報ファイル14DCnのデータ例が示されている。
例えば、更新情報ファイル14DSnは、ソフトウェアのバージョン情報、ソフトウェアをリリースした日時情報、サーバ装置100の稼働状況の確認結果に関する情報(以下「稼働状況確認結果情報」という)、及びメンテナンス機能に関する情報(以下「メンテナンス機能情報」という)などを含む、サーバ用の更新情報14Dで構成される。稼働状況確認結果情報には、サーバ装置100に関する詳細情報や、クライアント装置200から取得する統計情報及び詳細情報などを管理する機能を実現するソフトウェアの対応内容(「不具合への修正」や「機能追加による変更」)などが、所定のデータ形式で記述されている。また、メンテナンス機能情報には、サーバ装置100のメンテナンス動作を管理する機能を実現するソフトウェアの対応内容などが、所定のデータ形式で記述されている。
また、更新情報ファイル14DCnは、ソフトウェアのバージョン情報、ソフトウェアをリリースした日時情報、クライアント装置200の搭載インストーラに関する情報(以下「インストーラ情報」という)、及び搭載アプリケーションに関する情報(以下「アプリケーション情報」という)などを含む、クライアント用の更新情報14Dで構成される。インストーラ情報には、搭載アプリケーションへの対応内容(機能追加による変更)などが、所定のデータ形式で記述されている。また、アプリケーション情報には、搭載アプリケーションの対応内容(「不具合への修正」や「機能追加による変更」)などが、所定のデータ形式で記述されている。
また、本実施形態では、更新情報ファイル14DSnや更新情報ファイル14DCnのファイル名に、装置種別を示す情報(以下「装置種別情報」という)とソフトウェアリリースのバージョン情報とを含む。これにより、後述するソフトウェア更新の要否判定を、ファイル名のみを参照することで行え、処理を簡素化できる。
図3の説明に戻る。更新情報管理部13は、次のように、更新情報14Dの更新を行う。更新情報管理部13は、更新情報保持部14にアクセスし、展開された更新情報ファイル14DSnや更新情報ファイル14DCnで、サーバ用の記憶領域やクライアント用の記憶領域に保持される更新情報14Dや更新情報14Dを上書きし、更新する。なお、ファイル名の一致/不一致を判定し、ファイル名が一致しなかった更新情報ファイル14DSnや更新情報ファイル14DCnのみを、新たな更新情報14として格納し、更新するようにしてもよい。また、ファイル名が一致した場合であっても、更新日時が新しい更新情報ファイル14DSnや更新情報ファイル14DCnで、サーバ用の記憶領域やクライアント用の記憶領域に保持される更新情報14Dや更新情報14Dを上書きし、更新するようにしてもよい。
また、更新情報管理部13は、次のように、更新情報14Dの参照及び消去を行う。更新情報管理部13は、更新情報保持部14にアクセスし、保持される更新情報ファイル14DSnや更新情報ファイル14DCnのファイル名に基づき、参照/消去する。
更新要否判定部15は、搭載ソフトウェアの更新を行う必要があるか否かを判定する(更新要否判定を行う)機能部である。更新要否判定部15は、サーバ装置100の搭載ソフトウェアのバージョン情報に基づき、ソフトウェア更新の要否判定を行う。バージョン情報は、サーバ装置100のソフトウェアインストール(又はソフトウェアアップデート)時に記録されるインストール情報に含まれ、インストール情報保持部16に保持される。なお、インストール情報保持部16は、サーバ装置100が備える記憶装置(HDD)の所定の記憶領域にあたる。
よって、更新要否判定部15は、インストール情報保持部16にアクセスし、搭載ソフトウェアのバージョン情報を参照する。また、更新要否判定部15は、更新情報保持部14にアクセスし、サーバ用の記憶領域に保持される更新情報14Dを参照する。その結果、更新要否判定部15は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きい場合に、ソフトウェアの更新が必要と判定する。このとき、更新要否判定部15は、サーバ用の記憶領域に格納された更新情報ファイル14DSnのファイル名を参照し、該ファイル名に含まれるバージョン情報の値と、インストール情報保持部16に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報の値とを比較し、比較結果に基づき、更新要否判定を行う。
ソフトウェア更新部17は、搭載ソフトウェアを更新する機能部である。ソフトウェア更新部17は、サーバ装置100の搭載ソフトウェアの更新が必要と判定された場合に、予め設定されたインストールソフトウェア(又はアップデートソフトウェア)の格納先情報(例えば「IPアドレス:Internet Protocol address」や「データパス」など)に基づき、指定されたバージョンに該当するプログラムやデータを取得する。その結果、ソフトウェア更新部17は、取得したプログラムやデータを、搭載インストーラによりインストール(又はアップデート)し、ソフトウェア更新を行う。
《クライアント装置》
更新要否判定部21は、サーバ装置100が有する更新要否判定部15と同様に、搭載ソフトウェアの更新を行う必要があるか否かを判定する機能部である。更新要否判定部21は、クライアント装置200の搭載ソフトウェアのバージョン情報に基づき、ソフトウェア更新の要否判定を行う。バージョン情報は、クライアント装置200のソフトウェアインストール(又はソフトウェアアップデート)時に、インストール情報保持部22に記録される。なお、インストール情報保持部22は、クライアント装置200が備える記憶装置(HDD)の所定の記憶領域にあたる。
よって、更新要否判定部21は、インストール情報保持部22にアクセスし、搭載ソフトウェアのバージョン情報を参照する。また、更新要否判定部21は、サーバ装置100が有する更新情報保持部14にアクセスし、クライアント用の記憶領域に保持される更新情報14Dを参照する。その結果、更新要否判定部21は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きい場合に、ソフトウェアの更新が必要と判定する。このとき、更新要否判定部21は、クライアント用の記憶領域に格納された更新情報ファイル14DCnのファイル名を参照し、該ファイル名に含まれるバージョン情報の値と、インストール情報保持部22に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報の値とを比較し、比較結果に基づき、更新要否判定を行う。
ソフトウェア更新部23は、サーバ装置100が有するソフトウェア更新部17と同様に、搭載ソフトウェアを更新する機能部である。ソフトウェア更新部23は、クライアント装置200の搭載ソフトウェアの更新が必要と判定された場合に、予め設定されたインストールソフトウェア(又はアップデートソフトウェア)の格納先情報に基づき、指定されたバージョンに該当するプログラムやデータを取得する。その結果、ソフトウェア更新部23は、取得したプログラムやデータを、搭載インストーラによりインストール(又はアップデート)し、ソフトウェア更新を行う。
以上のように、本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、上記各機能部は、システム1を構成する各機器に搭載(インストール)されるプログラム(ソフトウェア更新管理機能を実現するソフトウェア)が、各機器が備える演算装置(CPU)により、記憶装置(「HDD」や「ROM」など)からメモリ(RAM)上に読み出され、各機器において、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係るソフトウェア更新管理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すシーケンス図を用いて説明する。
《ソフトウェア更新の処理》
図6は、本実施形態に係るソフトウェア更新の処理手順例を示す図である。
図6に示すように、まず、更新サーバ装置300は、アーカイブデータ管理部31で、アーカイブデータの生成要求を受け付ける(ステップS101)。これにより、更新サーバ装置300では、アーカイブデータ管理部31により、過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの全ての更新情報を含む、生成要求時に指定されたサーバ用の更新情報ファイル14DSnとクライアント用の更新情報ファイル14DCnとがアーカイブされ、アーカイブデータ保持部32に格納され保持される(ステップS102)。
次に、サーバ装置100は、アーカイブデータ要求部11で、アーカイブデータの取得要求を受け付けると、更新サーバ装置300に対して、取得要求を通知する(ステップS201)。このとき、アーカイブデータ要求部11は、予め設定された更新サーバ装置300のネットワーク設定情報に従って、アーカイブデータの取得を要求するコマンドを送信し、取得要求を通知する。その結果、更新サーバ装置300からは、サーバ装置100に対して、応答結果が通知される(ステップS202)。このとき、アーカイブデータ管理部31は、サーバ装置300が有するアーカイブデータ要求部11に対して、アーカイブデータを送信し、応答結果を通知する。
これを受けて、サーバ装置100は、アーカイブデータ要求部11が、アーカイブデータ展開部12に対して、受信したアーカイブデータの展開処理を指示する(ステップS203)。このとき、アーカイブデータ要求部11は、アーカイブデータ展開部12に対して、受信したアーカイブデータを渡し、展開処理を指示する。
サーバ装置100は、アーカイブデータ展開部12が、展開処理の指示に従って、所定の記憶領域に、アーカイブデータを展開し(ステップS204)、更新情報管理部13に対して、得られた展開データに基づく更新情報14Dの登録・更新処理を指示する(ステップS205)。このとき、アーカイブデータ展開部12は、更新情報管理部13に対して、展開データである、サーバ用の更新情報ファイル14DSnとクライアント用の更新情報ファイル14DCnとを渡し、登録・更新処理を指示する。
サーバ装置100は、更新情報管理部13が、更新情報ファイル14DSnと更新情報ファイル14DCnを、更新情報保持部14に格納し、更新情報14Dとして登録・更新する(ステップS206)。このとき、更新情報管理部13は、更新情報保持部14のサーバ用の記憶領域にアクセスし、更新情報ファイル14DSnを格納することで、サーバ用の更新情報14Dとして登録・更新する。また、更新情報管理部13は、更新情報保持部14のクライアント用の記憶領域にアクセスし、更新情報ファイル14DCnを格納することで、クライアント用の更新情報14Dとして登録・更新する。これにより、サーバ装置100では、サーバ用の更新情報ファイル14DSnとクライアント用の更新情報ファイル14DCnとが、異なる記憶領域に分けて格納され、更新情報14Dを装置種別ごとに管理される。
サーバ装置100は、更新情報管理部13が、更新要否判定部15に対して、ソフトウェア更新の要否判定処理を指示する(ステップS207)。また、サーバ装置100は、更新情報管理部13が、クライアント装置200が有する更新要否判定部21に対して、ソフトウェア更新の要否判定処理を指示する。このとき、更新情報管理部13は、予め設定されたクライアント装置200のネットワーク設定情報に従って、ソフトウェア更新の要否判定処理を指示するコマンドを送信し、要否判定処理を指示する。
これにより、サーバ装置100やクライアント装置200では、次のような処理が行われる。
《サーバ装置の処理》
サーバ装置100は、更新要否判定部15が、搭載ソフトウェアのバージョン情報を参照する(ステップS301)。このとき、更新要否判定部15は、インストール情報保持部16に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報を参照する。
サーバ装置100は、更新要否判定部15が、サーバ用の更新情報14Dを参照する(ステップS303及びステップS303)。このとき、更新要否判定部15は、更新情報管理部13を介して、更新情報保持部14にアクセスし、サーバ用の記憶領域に保持される更新情報14Dを参照する。
サーバ装置100は、更新要否判定部15が、参照値に基づき、バージョン比較判定を行う(ステップS304)。このとき、更新要否判定部15は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値と、インストール情報保持部16に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報の値とを比較する。更新要否判定部15は、比較結果に基づき、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きいか否かを判定する。
その結果、サーバ装置100は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きいと判定された場合に、更新要否判定部15が、ソフトウェア更新部17に対して、ソフトウェアの更新を指示する(ステップS305)。このとき、更新要否判定部15は、ソフトウェア更新部17に対して、最新のバージョン情報を指定し、ソフトウェアの更新を指示する。
サーバ装置100は、ソフトウェア更新部17が、搭載ソフトウェアの更新を行う(ステップS306)。このとき、ソフトウェア更新部17は、予め設定されたインストールソフトウェア(又はアップデートソフトウェア)の格納先情報に基づき、指定されたバージョンに該当するプログラムやデータを取得する。ソフトウェア更新部17は、取得したプログラムやデータをインストール(又はアップデート)し、ソフトウェア更新を行う。
《クライアント装置の処理》
クライアント装置200は、更新要否判定部21が、搭載ソフトウェアのバージョン情報を参照する(ステップS401)。このとき、更新要否判定部21は、インストール情報保持部22に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報を参照する。
サーバ装置100は、更新要否判定部21が、クライアント用の更新情報14Dを参照する(ステップS402及びステップS403)。このとき、更新要否判定部21は、予め設定されたサーバ装置100のネットワーク設定情報に従って、更新情報14Dの参照を要求するコマンドを送信し、参照要求を通知する。その結果、サーバ装置100からは、クライアント装置200に対して、応答結果(例えば「データパス」)が通知され、サーバ装置100が有する更新情報管理部13を介して、更新情報保持部14にアクセスし、クライアント用の記憶領域に保持される更新情報14Dが参照可能となる。
クライアント装置200は、更新要否判定部21が、参照値に基づき、バージョン比較判定を行う(ステップS404)。このとき、更新要否判定部21は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値と、インストール情報保持部22に記録されたインストール情報に含まれるバージョン情報の値とを比較する。更新要否判定部21は、比較結果に基づき、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きいか否かを判定する。
その結果、クライアント装置200は、更新情報14Dに含まれるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きいと判定された場合に、更新要否判定部21が、ソフトウェア更新部23に対して、ソフトウェアの更新を指示する(ステップS405)。このとき、更新要否判定部21は、ソフトウェア更新部23に対して、最新のバージョン情報を指定し、ソフトウェアの更新を指示する。
クライアント装置200は、ソフトウェア更新部23が、搭載ソフトウェアの更新を行う(ステップS406)。このとき、ソフトウェア更新部23は、予め設定されたインストールソフトウェア(又はアップデートソフトウェア)の格納先情報に基づき、指定されたバージョンに該当するプログラムやデータを取得する。ソフトウェア更新部23は、取得したプログラムやデータをインストール(又はアップデート)し、ソフトウェア更新を行う。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1によれば、サーバ装置100が、アーカイブデータ要求部11により、過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの全ての更新情報を含む、サーバ用の更新情報ファイル14DSnとクライアント用の更新情報ファイル14DCnとをアーカイブしたアーカイブデータを、更新サーバ装置300から取得する。サーバ装置100は、アーカイブデータ展開部12により、取得されたアーカイブデータを展開する。サーバ装置100は、更新情報管理部13により、展開された複数の更新情報ファイル14DSn,14DCnを、サーバ用とクライアント用に分けて、更新情報保持部14に保持し、更新情報14Dを装置種別ごとに管理する。
これにより、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、サーバ装置100が、更新要否判定部13により、サーバ用の更新情報ファイル14DSnを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされているか否かを判定する。その結果、サーバ装置100は、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていると判定されると、ソフトウェア更新部17により、自機の搭載ソフトウェアを更新する。
また、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、クライアント装置200が、更新要否判定部21により、サーバ装置100が有する更新情報保持部14で保持するクライアント用の更新情報ファイル14DCnを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされているか否かを判定する。その結果、クライアント装置200は、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていると判定されると、ソフトウェア更新部23により、自機の搭載ソフトウェアを更新する。
これによって、本実施形態に係るソフトウェア更新システム1では、ソフトウェアの更新要否判定時に該当更新情報を容易に参照でき、ソフトウェア更新が行える。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「ソフトウェア更新機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、システム1を構成する各機器(「更新サーバ装置」、「サーバ装置」、及び「クライアント装置」など)が備える演算装置(CPU)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、上記プログラムは、例えば、サーバ装置100の場合、ドライブ装置103を介して、サーバ装置100にインストールすることができる。また、サーバ装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、クライント装置200を情報処理装置として説明を行ったが、この限りでない。例えば、画像処理装置などであってもよく、通信手段を有し、更新対象のソフトウェアが動作する環境を有する機器であればよい。
また、上記実施形態では、サーバ装置100が有する更新情報管理部13からの指示に従って、サーバ装置100やクライアント装置200がソフトウェア更新の要否判定処理を行う点について説明を行ったが、この限りでない。例えば、所定のGUIを備えた操作画面を介して管理者から受け付けた指示に従って、ソフトウェア更新の要否判定処理を行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置100やクライアント装置200が有する更新要否判定部15が、上記操作画面を表示する。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 ソフトウェア更新システム
11 アーカイブデータ要求部
12 アーカイブデータ展開部
13 更新情報管理部
14 更新情報保持部(D:更新情報,D:サーバ用,D:クライアント用)
15,21 更新要否判定部
16,22 インストール情報保持部
17,23 ソフトウェア更新部
31 アーカイブデータ管理部
32 アーカイブデータ保持部
100 サーバ装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(演算装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 クライアント装置
300 更新サーバ装置
B バス
N 内部ネットワーク
I 外部ネットワーク
特開2005−259115号公報

Claims (5)

  1. 所定のデータ伝送路を介して、サーバ用とクライアント用の更新情報を送信する更新サーバ装置と、サーバ用とクライアント用の更新情報を管理し、サーバ用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するサーバ装置と、クライアント用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するクライアント装置と、が接続されるソフトウェア更新システムであって、
    前記更新サーバ装置は、
    前記サーバ装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記サーバ装置に対応する複数の更新情報ファイルと、前記クライアント装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記クライアント装置に対応する複数の更新情報ファイルと、をアーカイブしたアーカイブデータを、所定の記憶領域に保持する保持手段を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記更新サーバ装置に対して、前記アーカイブデータの取得を要求し、データを取得する要求手段と、
    前記要求手段により取得されたアーカイブデータを、所定の記憶領域に展開する展開手段と、
    前記展開手段により展開された複数の更新情報ファイルを、サーバ用とクライアント用とに分けて、所定の記憶領域に保持し、更新情報を管理する管理手段と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記管理手段により管理されるサーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新し、
    前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置にアクセスし、前記管理手段により管理されるクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新することを特徴とするソフトウェア更新システム。
  2. 前記管理手段は、
    展開された複数の更新情報ファイルのうち、サーバ用の更新情報ファイルと、クライアント用の更新情報ファイルとを、異なる記憶領域に格納し、装置種別ごとに管理することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア更新システム。
  3. 前記サーバ装置及び前記クライアント装置は、
    搭載ソフトウェアのバージョン情報に基づき、ソフトウェア更新が必要か否かを判定する判定手段を有し、
    前記判定手段による判定結果に基づき、自機の搭載ソフトウェアを更新することを特徴とする請求項1又は2に記載のソフトウェア更新システム。
  4. 前記判定手段は、
    前記更新情報ファイルに記述されるバージョン情報の値と、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値と、を比較し、前記更新情報ファイルに記述されるバージョン情報の値が、搭載ソフトウェアのバージョン情報の値より大きい場合に、ソフトウェア更新が必要と判定することを特徴とする請求項3に記載のソフトウェア更新システム。
  5. 所定のデータ伝送路を介して、サーバ用とクライアント用の更新情報を送信する更新サーバ装置と、サーバ用とクライアント用の更新情報を管理し、サーバ用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するサーバ装置と、クライアント用の更新情報に基づき、自機のソフトウェアを更新するクライアント装置と、が接続されるソフトウェア更新システムにおけるソフトウェア更新管理方法であって、
    前記サーバ装置は、
    前記サーバ装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記サーバ装置に対応する複数の更新情報ファイルと、前記クライアント装置に対して過去にリリースされたソフトウェアバージョンごとの更新情報を含む、前記クライアント装置に対応する複数の更新情報ファイルと、をアーカイブしたアーカイブデータを、所定の記憶領域に保持する前記更新サーバ装置に対して、前記アーカイブデータの取得を要求し、データを取得する要求手順と、
    前記要求手順により取得されたアーカイブデータを、所定の記憶領域に展開する展開手順と、
    前記展開手順により展開された複数の更新情報ファイルを、サーバ用とクライアント用とに分けて、所定の記憶領域に保持し、更新情報を管理する管理手順と、を有し、
    前記サーバ装置は、
    前記管理手順により管理されるサーバ用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新し、前記クライアント装置は、前記サーバ装置にアクセスし、前記管理手順により管理されるクライアント用の更新情報ファイルを参照し、新しいバージョンのソフトウェアがリリースされていれば、自機の搭載ソフトウェアを更新することを特徴とするソフトウェア更新管理方法。
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