JPH05250186A - タスク生成スケジューリング方式 - Google Patents

タスク生成スケジューリング方式

Info

Publication number
JPH05250186A
JPH05250186A JP4048310A JP4831092A JPH05250186A JP H05250186 A JPH05250186 A JP H05250186A JP 4048310 A JP4048310 A JP 4048310A JP 4831092 A JP4831092 A JP 4831092A JP H05250186 A JPH05250186 A JP H05250186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
task
time
execution
processing
generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4048310A
Other languages
English (en)
Inventor
Suehiro Matsuyama
末廣 松山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4048310A priority Critical patent/JPH05250186A/ja
Publication of JPH05250186A publication Critical patent/JPH05250186A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、マルチタスク計算機システムにお
けるタスクの実行順序を常に一定とすることにある。 【構成】 予め各タスクの生成日時および実行順序を保
持したスケジュール・ファイル12と、このスケジュー
ル・ファイル12および内部タイマ11aを参照して実
行日時に達した各タスクを実行順序に基づいて生成する
とともに各タスクの実行状態を監視し、各タスクのう
ち、あるタスクの実行時間が所定時間を超過した場合、
当該タスクを強制終了するタスク生成手段13と、この
タスク生成手段13により生成された各タスクのうち、
処理が終了したタスクからタスク終了通知を検出すると
ともに、このタスク終了通知が異常終了を示す場合、出
力装置に当該内容を出力し、タスク終了通知が正常終了
を示す場合、各タスクから次のタスクをスケジュール・
ファイル12の実行順序に基づいて生成するタスク終了
監視手段14とを備えたタスク生成スケジューリング方
式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチタスキング処理
などを行う計算機システムに利用されるタスク生成スケ
ジューリング方式に係り、特に、マルチタスクプログラ
ムの各タスクの実行順序を制御する技術を設けたタスク
生成スケジューリング方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種プラント設備のプロセス制御
を行う並列処理可能な計算機システムでは、複数のマル
チタスク・プログラムを所定の日時に並列実行するため
にタスク生成スケジューリング方式が採用されている。
このタスク生成スケジューリング方式は、多数のアプリ
ケーションプログラムを実行する各タスクのそれぞれが
内部タイマを用いてスケジューリング処理を行い、例え
ば定時間毎のデ−タ・ログ,帳票出力および日,週,月
替わりのデ−タ更新等を一定周期毎に繰り返し行ってい
る。
【0003】図9は従来のタスク生成スケジューリング
方式を用いたマルチタスク計算機システムの構成を示す
図である。このマルチタスク計算機システムは、キー入
力装置1から入力される各種命令等により作動し、内部
タイマ2aを有するとともにプログラムによりマルチタ
スクを並列実行処理させるオペレーションシステム(以
下、マルチタスクOSという)2と、記憶装置内に保持
されるマルチタスクとしての処理タスク群3と、記憶装
置内でタスクの処理に関するデ−タ等を保持するデ−タ
ファイル4および共有メモリ5と、マルチタスクOS2
から処理結果を出力する出力装置としてのプリンタ6お
よび表示装置7とを備えている。
【0004】図10はタスク31 からタスク3m までの
並列実行処理の動作フローを示す図である。まずタスク
1 は、初期化処理を行った後(ST11 )、マルチタ
スクOS2内の内部タイマ2aで示される日時がタスク
1 内の実行日時に達したか否かを判断する(ST
1 )。ここで、内部タイマ2aの日時がタスク31
実行時間に達していないとき、タスク31 は、所定時間
だけ待機してST21 に戻る(ST31 )。また、内部
タイマ2aの日時がタスク31 の実行時間に達したと
き、タスク31 は所定の処理を実行し(ST41 )、処
理結果に基づいてデ−タファイル4の内容を更新すると
ともに当該処理結果をプリンタ6から出力する。
【0005】このようなタスク31 の処理と同様に、m
番目のタスク3m までの処理が同時並行的に行われる。
すなわち、これらm個のタスク31 〜3m は、それぞれ
実行日時が同じなので、それぞれが同時に所定の処理を
行なうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなタスク生成スケジューリング方式は、マルチタス
ク計算機システムの実行されるアプリケーションプログ
ラムが従来のシングルタスク計算機システムのプログラ
ムと開発手法や構造を同じくするものが多く、各タスク
処理の調整、例えばデ−タファイル4、共有メモリ5、
プリンタ6等の共有資源の排他等が考慮されておらず、
これら共有資源の競合等が発生してマルチタスクの利点
を十分に活かせない問題がある。
【0007】また、特定の周期で複数のタスク3が同時
にマルチタスク計算機システムの共有資源へアクセスす
るために共有資源の競合、待ち、タイミングのズレなど
の問題が発生し、これらの問題はデ−タの欠落やファイ
ル破壊等の不具合が発生する要因となる。
【0008】また、各々のマルチタスク・プログラムの
開発に当たっては、このようなシステム全体としての不
具合を考慮しなければならないので、複雑なプログラム
とならざるを得ず、開発および試験工数を増大させる問
題がある。
【0009】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、マルチタスク・プログラムにおけるタスクの並列処
理の実行順序を一定化するタスク生成スケジューリング
方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、内部タイマをもつOSに入力装置、出力装置および
時刻処理に基づく複数の処理タスクをもつ記憶装置が接
続され、前記記憶装置内の処理タスク群のうち、前記内
部タイマの時刻に基づいて生成日時に達した各タスクが
並列処理を実行する計算機システムにおいて、予め前記
各タスクの生成日時および実行順序を保持するスケジュ
ール・ファイルと、このスケジュール・ファイルおよび
前記内部タイマの時刻を参照して前記生成日時に達した
各タスクを前記実行順序に基づいて生成する一方、これ
らタスクの実行状態を監視し、あるタスクの実行時間が
所定時間を超過した場合には当該タスクを強制終了する
タスク生成手段と、このタスク生成手段により生成され
た各タスクのうち、処理が終了したタスクからタスク終
了通知を検出するとともに、このタスク終了通知が異常
終了を示すときには前記出力装置を介して当該異常終了
を出力し、前記タスク終了通知が正常終了を示すときに
は前記各タスクから次のタスクを前記スケジュール・フ
ァイルの実行順序に基づいて生成するタスク終了監視手
段とを有するタスク生成スケジューリング方式である。
【0011】請求項2に対応する発明は、タスク生成手
段として、タスクの生成前に前記スケジュール・ファイ
ルの内容に基づき、タスク毎の生成日時,時系列でのタ
スクの実行順序を示すスケジュール・テーブルおよび生
成日時毎の各タスクの実行順序,実行状態を示すエント
リー情報リストをそれぞれ作成し、これらスケジュール
・テーブルおよびエントリー情報リストに基づいてタス
クの生成、監視および強制終了を行うタスク生成スケジ
ューリング方式である。
【0012】
【作用】本発明は、以上のような手段を講じたことによ
り、タスク生成手段にて、内部タイマの時刻およびスケ
ジュール・ファイルを参照して実行日時に達した各タス
クを生成するとともに生成したタスクが所定時間内に処
理を終えない場合には当該タスクを強制終了させ、一
方、タスク終了監視手段では、処理を終えたタスクから
タスク終了通知を検出し、このタスク終了通知が異常終
了を示すときには出力装置に当該異常終了を出力し、タ
スク終了通知が正常終了を示すときには各タスクから次
のタスクをスケジュール・ファイルの実行順序に基づい
て生成するので、容易にマルチタスクの並列処理の実行
順序を一定にすることができる。
【0013】また、タスク生成手段は、スケジュール・
ファイルからスケジュール・テーブルとエントリー情報
リストを作成し、これらスケジュール・テーブルおよび
エントリー情報リストに基づいてタスクの生成、監視お
よび強制終了を行うので、予め利用者による作成が必要
なスケジュール・ファイルを簡単に作成することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係るタスク生成スケジュ
ーリング方式の一実施例を示す図であり、図9と同一部
分には同一符号を付してその詳しい説明は省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0015】すなわち、本発明方式は、処理タスク群3
の内で実行日時の等しい各タスクを一定の順序で実行す
るために、内部タイマ11aをもったマルチタスクOS
11に、スケジュール・ファイル12、タスク生成手段
13およびタスク終了監視手段14を付加した構成であ
る。
【0016】前記マルチタスクOS11は、イニシャラ
イズ処理の実行後、タスク生成手段13の実行によりス
ケジュール・ファイル12の内容を読み出し、後述する
スケジュール・テーブル12aを共有メモリ5上に作成
するとともに内部タイマ11aの時刻に対して生成日時
が最も近いタスクについて後述するエントリー情報リス
ト12bを共有メモリ5上に展開する機能をもってい
る。
【0017】前記スケジュール・ファイル12は、予め
処理タスク群3内の各タスクの生成日時および実行順序
を保持したファイルであって、前記スケジュール・テー
ブル12aおよびエントリー情報リスト12bを作成す
るときの基準となるファイルである。
【0018】図2はスケジュール・ファイル12の一例
を示す図である。このスケジュール・ファイル12はタ
スク生成日時F1およびタスク名称F2からなり、同一
生成日時内でのタスクの実行順序はタスク名称F2欄内
で左側に記述されるタスク名を優先する構成となってい
る。
【0019】ここで、“Task-1”〜“Task-5”は定時処
理タスクを表し、これら定時処理タスクは毎時間0分毎
に“Task-1”〜“Task-2”および“Task-3”〜“Task-
5”の順番にタスクを形成し、且つ、“Task-1”〜“Tas
k-2”および“Task-3”〜“Task-5”を並列実行するこ
とを意味する。
【0020】また、“Task-6”〜“Task-6x ”まではデ
イリー処理タスクで、これらデイリー処理タスクは毎日
6時に前記定時処理タスクの処理終了後に“Task-6”〜
“Task-6x ”の順にタスクを実行することを意味する。
“Task-7”はウィークリー処理タスクで、毎週初めの6
時に定時処理タスクおよびデイリー処理タスクの処理の
終了後に生成される。“Task-8”はマンスリー処理タス
クで、毎月初めの6時に定時処理タスク、デイリー処理
タスクおよびウィークリー処理タスクの処理終了後に生
成される。
【0021】“Task-x”は指定日時処理タスクで、指定
された日時に、定時処理タスク、デイリー処理タスク、
ウィークリー処理タスクおよびマンスリー処理タスクの
処理終了後に生成される。
【0022】次に、このようなスケジュール・ファイル
12から作成されるスケジュール・テーブル12aおよ
びエントリー情報リスト12bについて図3および図4
を参照して説明する。図3はスケジュール・テーブルの
テーブル内容を示す図であり、図4はエントリー情報リ
ストを示す図である。
【0023】前記スケジュール・テーブル12aは、タ
スク毎の生成日時および時系列でのタスクの実行順序等
のタスクの生成に用いるデータを記述したテーブルであ
って、例えばタスク毎に、生成日付T1、生成時刻T
2、タスク名称T3およびタスクの処理の前回実行時間
T4を記述したテーブルである。
【0024】前記エントリー情報リスト12bは、生成
日時毎の各タスクの実行順序および実行状態のそれぞれ
を示す情報リストであって、例えばタスク生成日付L
1、タスク生成時間L2、並列処理ノードL3および直
列処理ノードL4からなる日付エントリー12cと、こ
の日付エントリー12cに対し、並列処理ノードL3を
介して並列に、および直列処理ノードL4を介して直列
にそれぞれ展開されるタスクエントリー12dとを備え
ている。
【0025】このタスクエントリー12dは、日付エン
トリー12cと並列に連なる並列処理ノードL3、日付
エントリー12cと直列に連なる直列処理ノードL4、
タスク名称L5、タスク認識番号(id)L6、前回実
行時間L7、テーブルポインタL8およびタスクの処理
の終了を示すタスク終了情報L9で構成される。
【0026】前記タスク生成手段13は、前記スケジュ
ール・ファイル12を構成するスケジュール・テーブル
12aおよびタスクエントリー情報リスト12bと、前
記内部タイマ11aの時刻とを参照して前記生成日時に
達した各タスク3を前記実行順序に基づいて生成すると
ともに前記各タスク3の実行状態を監視し、各タスク3
のうち、あるタスクの実行時間が所定時間を超過したと
き、当該タスクを強制終了する。
【0027】ここで、生成するタスクが多数あるときに
は、タスク生成手段13は、タスクエントリー情報リス
ト12bをもとに当該計算機システムの時刻がタスク生
成日時に達したときに並列処理ノードL3に連なる一連
のタスクを生成し、これら一連のタスクの処理終了後
に、直列処理ノードL4に連なる一連のタスクを生成す
る。
【0028】前記タスク終了監視手段14は、このタス
ク生成手段13により生成された各タスク3のうち、処
理が終了したタスクからタスク終了通知を検出するとと
もに、このタスク終了通知が異常終了を示す場合には前
記出力装置に当該内容を出力し、前記タスク終了通知が
正常終了を示す場合には前記各タスク3から次のタスク
を前記スケジュール・ファイル12の実行順序に基づい
て実行する。
【0029】すなわち、タスク終了監視手段14は、タ
スクの終了を検出した場合、そのタスクの実行時間をエ
ントリー情報リスト12bのテーブル・ポインタL8で
示される当該タスクの前回実行時間T4に書き込み、タ
スクの終了通知をエントリー情報リスト12bのタスク
終了情報L9に書き込む。しかる後、このタスク終了監
視手段14は、エントリー情報リスト12bの当該タス
クの直列ノードに連なるタスクを順次実行する。
【0030】次に、このようなタスク生成スケジューリ
ング方式の動作について図面を参照して説明する。図5
は本発明に係るマルチタスク計算機の動作フローを示す
図である。
【0031】まず、タスク生成手段13は、スケジュー
ル・ファイル12を参照しながらメモリ上にスケジュー
ル・テーブル12cおよびエントリー情報リスト12d
を作成するタスクエントリーを行う(ST11)。続い
て、タスク生成手段13は、スケジュールテーブル12
c、エントリー情報リスト12dおよび内部タイマ11
aの時刻を参照しつつ、エントリー情報リスト12d内
にエントリーされた生成日時に当該計算システムの時刻
が達したか否かを判断し(ST12)、スケジュール・
テーブル12cおよびエントリー情報リスト12dにエ
ントリーされたタスク生成日時に当該計算機システムの
時刻が達したと判断したとき、エントリーされた各タス
クの内、図4のようなエントリー情報リスト12dの並
列処理ノードL3および直列処理ノードL4に連なる一
連のタスクを順次実行する(ST13)。
【0032】一方、タスク生成日時に当該計算機システ
ムの時刻が達しないと判断したとき、タスク生成手段1
3は、どれかのタスクが稼働中か否かを判断する(ST
14)。ここで、稼働しているタスクがない場合、ステ
ップST15に示すようにスリープした後にST12に
戻り、一方、稼働しているタスクがある場合にはタスク
の実行状態を監視する(ST16)。
【0033】ここで、タスクの実行について図6を参照
して詳しく説明する。まず、タスク生成手段13は、エ
ントリーされたタスクを生成し(ST21)、このタス
クの実行が失敗したか否かを判断する(ST22)。タ
スクの実行が失敗した場合にはエラー情報を出力装置か
ら出力し(ST23)、タスクの実行が成功した場合に
はタスクの実行状態を監視する。
【0034】このタスク生成手段13におけるタスクの
実行状態の監視は、図7に示す如く、稼働タスクの有無
を判断し(ST31)、稼働タスク有りの場合には当該
稼働タスクを特定するタスク稼働情報としてのタスク認
識番号(id)L6を得た後(ST32)、スケジュー
ルファイル12a内の当該タスクの前回実行時間T4
n-1 が零であるか否かを判断する(ST33)。前回実
行時間T4n-1 が零の場合、前回実行時間T4n をデフ
ォルト値として設定を更新し(ST34)、零でない場
合には、前回実行時間T4n を前回実行時間T4n-1 ×
αとして更新する(ST35)。このαは、所定の時間
超過率である。
【0035】さらに、タスク生成手段13は、このよう
に設定された前回実行時間T4n と現在実行しているタ
スクの実行時間Ttとを比較し(ST36)、実行時間
が前回実行時間T4n より短い場合にはタスクの処理が
正常に行われたと判断してST31に戻る。
【0036】一方、今回のタスクの実行時間が前回実行
時間T4n 以上の場合には、タスクの処理に何等かの異
常が発生したと判断してタイムアウトしてタスクを強制
終了させる(ST37)。
【0037】次に、タスク終了監視手段14の動作につ
いて図8の動作フローに従って説明する。まず、タスク
終了監視手段14は、処理が終了したタスクからタスク
終了通知を受け(ST41)、この処理終了通知が異常
終了を示す(エラー)か否かを判断する(ST42)。
処理終了通知が異常終了を示した場合、エラー情報を出
力装置に出力し(ST43)、処理終了通知が異常終了
を示さなかった場合には、次に実行するタスクの有無を
判断する(ST44)。ここで、実行するタスクが有る
場合には、タスクを生成させるタスク実行処理を行い
(ST45)、実行するタスクがない場合には、動作を
終了する。
【0038】上述したように本実施例では、処理を行う
タスクの順序を示すスケジュール・ファイル12を設
け、タスク生成手段13がこのスケジュールファイル1
2と内部タイマ2aとに基づいて各タスクの実行順序を
制御するので、各タスク毎に行っていた時間監視が不要
となり、定常時の計算機(CPU)の負荷を軽減でき
る。
【0039】また、時間監視が不要となるので、各タス
クの処理系の簡素化ならびに開発,試験工数の省力化が
でき、かつ、システム全体の不具合を考慮した複雑なプ
ログラムを個々のマルチタスク・プログラムに与えなく
ても良いので、共有資源に対する排他処理を簡略化でき
る。さらに、スケジュール・ファイル12の書き替えに
より、タスク起動時間の変更が容易に行える。
【0040】加えて、タスク終了監視手段14がタスク
3が処理を終える毎に異常の有無を判断するので、処理
の前段に異常があった場合でも後段のタスクに異常が伝
わらなくなり、前段のタスクの異常による後段のタスク
についてのデ−タの欠落やファイル破壊等の不具合がな
くなる。なお、本発明は上述し、かつ、図面に示した実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
スク生成手段にて、内部タイマおよびスケジュール・フ
ァイルを参照して実行日時に達した各タスクを生成する
とともに生成したタスクが所定時間内に処理を終えない
場合に当該タスクを強制終了させ、一方、タスク終了監
視手段では、処理を終えたタスクからタスク終了通知を
検出し、このタスク終了通知が異常終了を示す場合に
は、出力装置に当該異常終了を出力し、タスク終了通知
が正常終了を示す場合には、各タスクから次のタスクを
スケジュール・ファイルの実行順序に基づいて生成する
ので、マルチタスク・プログラムにおけるタスクの実行
順序を常に一定にできるタスク生成スケジューリング方
式を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチタスク計算機システムの構
成例を示す図。
【図2】本発明に係るタスクのスケジュール・ファイル
を示す図。
【図3】メモリ上に作成されたタスクのスケジュール・
テーブルを示す図。
【図4】メモリ上に作成されたタスク・エントリーリス
トを示す図。
【図5】本発明に係るマルチタスク計算機の動作フロー
を示す図。
【図6】タスク実行の詳細動作に関するフロー図。
【図7】タスク実行状態監視の詳細動作を示すフロ−
図。
【図8】本発明に係るタスク終了監視手段の動作フロー
図。
【図9】従来のマルチタスク計算機システムの構成を示
す図。
【図10】従来のタスク生成スケジューリング方式にお
ける各タスクの動作フローを示す図。
【符号の説明】
11…マルチタスクOS、11a…内部タイマ、12…
スケジュール・ファイル、12a…スケジュール・テー
ブル、12b…エントリー情報リスト、13…タスク生
成手段、14…タスク終了監視手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部タイマをもつオペレーションシステ
    ムに入力装置、出力装置および時刻処理に基づく複数の
    処理タスクをもつ記憶装置が接続され、前記記憶装置内
    の処理タスク群のうち、前記内部タイマの時刻に基づい
    て生成日時に達した各タスクが並列処理を実行する計算
    機システムにおいて、 予め前記各タスクの生成日時および実行順序を保持する
    スケジュール・ファイルと、 このスケジュール・ファイルおよび前記内部タイマの時
    刻を参照して前記生成日時に達した各タスクを前記実行
    順序に基づいて生成する一方、これらタスクの実行状態
    を監視し、あるタスクの実行時間が所定時間を超過した
    場合には当該タスクを強制終了するタスク生成手段と、 このタスク生成手段により生成された各タスクのうち、
    処理が終了したタスクからタスク終了通知を検出すると
    ともに、このタスク終了通知が異常終了を示すときには
    前記出力装置を介して当該異常終了を出力し、前記タス
    ク終了通知が正常終了を示すときには前記各タスクから
    次のタスクを前記スケジュール・ファイルの実行順序に
    基づいて生成するタスク終了監視手段とを備えたことを
    特徴とするタスク生成スケジューリング方式。
  2. 【請求項2】 タスク生成手段は、タスクの生成前に前
    記スケジュール・ファイルの内容に基づき、タスク毎の
    生成日時,時系列でのタスクの実行順序を示すスケジュ
    ール・テーブルおよび生成日時毎の各タスクの実行順
    序,実行状態を示すエントリー情報リストをそれぞれ作
    成し、これらスケジュール・テーブルおよびエントリー
    情報リストに基づいてタスクの生成、監視および強制終
    了を行うことを特徴とする請求項1記載のタスク生成ス
    ケジューリング方式。
JP4048310A 1992-03-05 1992-03-05 タスク生成スケジューリング方式 Pending JPH05250186A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4048310A JPH05250186A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 タスク生成スケジューリング方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4048310A JPH05250186A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 タスク生成スケジューリング方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05250186A true JPH05250186A (ja) 1993-09-28

Family

ID=12799849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4048310A Pending JPH05250186A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 タスク生成スケジューリング方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05250186A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043321A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Fujitsu Limited アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法、およびアプリケーション管理装置
JPWO2006043322A1 (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 富士通株式会社 サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置
JP2010211574A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nec Corp 情報処理システム、監視方法及び監視プログラム
JP2014010500A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ処理装置及び方法及びプログラム
US8862939B2 (en) 2011-03-10 2014-10-14 Hitachi, Ltd. Network system and management server
CN114143281A (zh) * 2021-11-10 2022-03-04 聚好看科技股份有限公司 一种文案生成方法、服务器及显示设备

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006043321A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Fujitsu Limited アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法、およびアプリケーション管理装置
JPWO2006043322A1 (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 富士通株式会社 サーバ管理プログラム、サーバ管理方法、およびサーバ管理装置
JPWO2006043321A1 (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 富士通株式会社 アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法、およびアプリケーション管理装置
JP4558740B2 (ja) * 2004-10-20 2010-10-06 富士通株式会社 アプリケーション管理プログラム、アプリケーション管理方法、およびアプリケーション管理装置
US7975038B2 (en) 2004-10-20 2011-07-05 Fujitsu Limited Application management program, application management method, and application management apparatus
JP2010211574A (ja) * 2009-03-11 2010-09-24 Nec Corp 情報処理システム、監視方法及び監視プログラム
US8862939B2 (en) 2011-03-10 2014-10-14 Hitachi, Ltd. Network system and management server
JP2014010500A (ja) * 2012-06-27 2014-01-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データ処理装置及び方法及びプログラム
CN114143281A (zh) * 2021-11-10 2022-03-04 聚好看科技股份有限公司 一种文案生成方法、服务器及显示设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8418139B2 (en) System and method for updating initialization parameters for application software from within a software development environment
JP3113841B2 (ja) 並列トランザクション処理システム
US6067415A (en) System for assisting a programmer find errors in concurrent programs
CN109445929A (zh) 一种调度任务的方法和***
JPH05250186A (ja) タスク生成スケジューリング方式
US7174359B1 (en) Apparatus and methods for sequentially scheduling a plurality of commands in a processing environment which executes commands concurrently
JPH09212385A (ja) 並列プログラムデバッグ装置
JPH09114693A (ja) プログラム開発支援装置及びプログラム実行装置
Callison A time-sensitive object model for real-time systems
GB2355319A (en) Job scheduler
US6606616B1 (en) Modified action rules
Jensen A timeliness model for asychronous decentralized computer systems
JP2002157144A (ja) ソフトウェア自動試験方式
US6209019B1 (en) Data processing system, computer network, and data processing method
JPH0997188A (ja) ジョブのスケジュール方式
CN112817717B (zh) 一种定时任务的调度方法及装置
JPS58201152A (ja) 情報自動収得方式
JPH06324861A (ja) Cpu制御システム及び制御方法
JP2659410B2 (ja) データフローコンピュータの実行一時停止方式
JPH03172958A (ja) 同期処理方法および並列処理システムおよび並列処理方法および並列化プログラム生成装置
JPS5960677A (ja) 企業モデルシミユレ−シヨンシステム
JPH03231328A (ja) ファイル自動作成方式
JPH0378034A (ja) プログラム並行実行装置
Maynard A Timeliness Model for Asynchronous Decentralized Computer Systems
Bossard Periodic processing in hard real-time systems: Assessment of different design models in Ada