JP3870560B2 - シャ−プペンシル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、先部材の先端に均一な厚さの芯保護管を有するシャ−プペンシルであって、特に、芯を無駄なく有効に活用することができるシャ−プペンシルの芯保護管に関する。
【0002】
【従来の技術】
1例として、実公昭58−32959号公報がある。その公報の実用新案登録請求の範囲には、「本体の先端部に摺動自在或は摺動不能に装着された芯挿通管と芯保持部よりなる細芯用シャ−プペンシルの芯保護装置に於て、芯挿通管の内面にゴム等よりなる弾性薄膜が一体に積層されて芯保持部が形成されていることを特徴とするシャ−プペンシルの芯保護装置。」と記載されている。そして、第4図には、その1例が記載されており、第6図に示されているように金型内に芯挿通管を装着し、次いで、樹脂を流入させることによって前記の芯保持部(薄膜)を形成したり、或は、芯挿通管に接着剤を塗布するなどして芯保持部を芯挿通管に固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来技術にあっては、内径が1mmにも満たない芯挿通管の内面に芯保持部(薄肉)を金型などで均一に成形することはきわめて困難であり、未だ製品化に至っていない。また、芯保持部を芯挿通管に接着などによって固定する方法も記載されているが、これもまた、接着剤が表面張力などによって芯挿通管に詰まってしまう危険性があり、現実的ではなかった。また、接着による方法では、芯保持部が弾性体であるが故に、使用の際に弾性変形するため、その接着による固定が剥がれてしまい、やがては芯挿通管から脱落してしまう危険性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、先部材の先端に均一な厚さの芯保護管を有するシャ−プペンシルであって、前記芯保護管内に筒状の弾性部材を配置するとともに、前記芯保護管の前方内面には固定リングを固定せしめる一方、前記先部材の内面には段部を形成し、それら固定リングと段部とによって、前記弾性部材の芯保護管に対する移動を規制し、また、前記段部の後方に芯戻り止め部材を配置するとともに、その芯戻り止め部材の内径を前記弾性部材の後方に形成された円錐部の内径よりも小さくしたことを要旨とする。
【0005】
【実施例】
1例を図1〜図3に示し説明する。軸筒1の内部には、芯繰り出し機構2が配置されている。その芯繰り出し機構2は、芯タンクと3とその芯タンク3の前方に固定され、芯の把持・解放を行うチャック体4、並びに、そのチャック体4の開閉を行うチャックリング5などから構成されている。
また、前記軸筒1の前端には、芯の後退を防止する芯戻り止め部材6が内設された先部材7が螺着などによって着脱自在に取り付けられている。そして、その先部材7の先端には、ステンレスパイプなどを切断して形成した金属材質からなる芯保護管8が圧入などによって固定されているが、樹脂を引き抜き加工することによって芯保護管8を成形し先部材7に固定しても良い。
【0006】
その芯保護管8の内側には、芯保護管8の内径と略同等の外径を有する筒状の弾性部材9が装着されている。本例においては、その弾性部材9の外径は、前記芯保護管8の内径よりも若干大径に形成され、芯保護管8の内径によって縮径せしめられているが、弾性部材9の外径を若干小さく形成し、弾性部材9に芯が通過しているときのみ、弾性部材9の外径が大きくなり芯保護管8の内径に密着するようにしても良い。
要は、弾性部材9に芯が通過しているときは、その弾性部材9が芯を保持し、筆記の際の芯の弾性部材に対する回転や後退が防止されるとともに、弾性部材9が芯保護管8に密着・固定することによって芯保護管に対する回転や後退動作も防止されていれば良いのである。
前記弾性部材9について詳述すると、その弾性部材9の前方部は、均一な内径部(ストレ−ト部10)となっているが、後方部は円錐形状(円錐部11)をなしている。そして、前記ストレ−ト部10が芯を保持する保持部12となっており、円錐部11が芯をその保持部12に導くための案内部13となっている。
【0007】
前記芯保護管8の前方内面には、長いパイプ部材を切断することによって形成した固定リング14が圧入・固定されている。前記弾性部材9の芯保護管8の前方からの脱落を防止する部材である。ここで、この固定リングを芯保護管と一体に形成することも考えられるが、芯保護管が小さく、また細長いがゆえにその加工精度を出すことが難しく、また、難しいがゆえに加工時間がかかり、そのための費用もかかってしまう。そこで、本発明では、芯保護管や固定リングを長いパイプ部材を切断することによって形成している。長いパイプ部材を購入し、切断するだけで形成することができるので、非常に安価に製作することができる。
また、前記固定リング14の厚さは、前記弾性部材9の厚さの半分程度となっている。勿論、使用する芯よりも内径が大きく形成されているが、芯が通過した際の前記弾性部材9の弾性拡開量と、芯保護管8からの脱落防止を考慮しての厚さとなっている。
【0008】
一方、前記芯保護管8の後方の前記先部材7の前方中間部には、弾性部材9の後方からの脱落を防止する円周リブ15が形成されている。この円周リブ15の上面と下面には、芯L2が前記弾性部材9に挿通し易いように、また、芯L2を収納する際後退し易いように円錐部16、17が形成されている。
尚、前記の円周リブ15は、前記芯保護管8を先部材7に圧入する際の、後端規制位置ともなっている。また、この先部材7は、材質が樹脂であるならば、射出成形で形成されるが、材質が金属の場合は切削加工などによって形成されている。
【0009】
また、前記円周リブ15の後方には、ゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材6が内設されている。この芯戻り止め部材6の後方には、前記芯保護管8の外径より大きな内径の第1の円錐部18が形成されている。そして、その第1の円錐部18の前方には、連設して第2の円錐部19と、使用する芯の直径よりも小径の内径を有するストレ−ト部20が形成されている。つまり、この芯戻り止め部材6は、多少湾曲してしまった芯を強制し、確実に前記弾性部材9に芯を導くための案内部材となっている。芯戻り止め6のストレ−ト部20によって保持された芯をさらに弾性部材9の円錐部13によって案内しているので、スム−ズに芯の繰り出しが行える。尚、芯戻り止め部材6のストレ−ト部20の内径は、前記弾性部材9の円錐部11(案内部13)の後端における内径よりも小さく形成されている。
【0010】
尚、本例においては、芯をスム−ズに弾性部材に導くために、芯戻り止め部材を配置したが、必ずしも必要なものではなく、この芯戻り止め部材を配置することによって、芯繰り出し操作の際に生じる、追従する2本目の芯L2の後退動作を防止することができ、もって、芯L1の後退をも防止させることができ、違和感のない芯の繰り出し操作、並びに、筆記動作を行い続けることができる。
【0011】
図3に、固定リングの変形例を示し説明する。本例における固定リング21は、その先端が芯保護管8の先端から露出している。そして、その先端面には、丸み22が形成されている。筆記紙面との当接部に丸み22を形成することにより、紙面とのひっかかりを防止しているのである。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、先部材の先端に均一な厚さの芯保護管を有するシャ−プペンシルであって、前記芯保護管内に筒状の弾性部材を配置するとともに、前記芯保護管の前方内面には固定リングを固定せしめる一方、前記先部材の内面には段部を形成し、それら固定リングと段部とによって、前記弾性部材の芯保護管に対する移動を規制し、また、前記段部の後方に芯戻り止め部材を配置するとともに、その芯戻り止め部材の内径を前記弾性部材の後方に形成された円錐部の内径よりも小さくしたので、簡単に筒状の弾性部材を芯保護管に装着することができ、また、装着後においても脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の縦断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 固定リングの変形例を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
1 軸筒
2 芯繰り出し機構
3 芯タンク
4 チャック体
5 チャックリング
6 芯戻り止め部材
7 先部材
8 芯保護管
9 弾性部剤
10 ストレ−ト部
11 円錐部
12 保持部
13 案内部
14 固定リング
15 円周リブ
16 円錐部
17 円錐部
18 第1の円錐部
19 第2の円錐部
20 ストレ−ト部
21 固定リング
22 丸み

Claims (1)

  1. 先部材の先端に均一な厚さの芯保護管を有するシャ−プペンシルであって、前記芯保護管内に筒状の弾性部材を配置するとともに、前記芯保護管の前方内面には固定リングを固定せしめる一方、前記先部材の内面には段部を形成し、それら固定リングと段部とによって、前記弾性部材の芯保護管に対する移動を規制し、また、前記段部の後方に芯戻り止め部材を配置するとともに、その芯戻り止め部材の内径を前記弾性部材の後方に形成された円錐部の内径よりも小さくしたことを特徴とするシャ−プペンシル。
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