JP3918636B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸筒に芯の把持・開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングが配置されたシャープペンシルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図10を基に説明する。軸筒101の先端には先部材102が固定されており、その先部材102の先端には芯保護管103が固定されている。その芯保護管103の後方であって、前記先部材102の内部には芯を保持する芯保持部材104が圧入されている。また、前記軸筒101の内部には、コイルスプリング105によって後方に付勢された芯タンク106が前後動可能に配置されており、その芯タンク106の前端には芯の把持・開放を行うチャック体107が固定されている。そして、そのチャック体107の前方外周部には、チャック体107の開閉を行うチャックリング108が囲繞されている。
ところで、使用の際には、シャープペンシルを傾けて(筆記面から約60度)筆記するのが一般的である。また、使用に伴い芯が消耗すると、芯はチャック体107から離れ、芯保持部材104にのみ保持された状態となる。以下、チャック体107から離れた芯を残芯X、その残芯Xに後続する芯を後続芯Yと称す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記の状態から芯の繰り出し操作、即ち、芯タンク106を前進させると後続芯Yを把持したチャック体107がチャックリング108と共に前進する。この後続芯Yの前進に伴い、残芯Xも押圧・前進させられる。やがて、チャックリング108は先部材102の内面段部に当接しその前進移動が阻止され、この時、チャック体107が把持していた後続芯Yを開放すると共に、芯タンク106の軸線に対して若干傾斜する(図11参照)。ここで、更にチャック体107が前進するが、後続芯Yはチャック体107から開放されていることに加え、残芯Xが芯保持部材104に保持されているため、その前進移動が阻止されている。この時、後続芯Yは、チャック体107の芯把持部107aの後方に位置する大径部107bに落ち込み、更に芯タンク106の軸線に対して傾斜することになる。つまり、芯把持部107aの後部内面段部に後続芯Yの前端部が係合してしまうのである(図12参照)。
ここで、芯の繰り出し操作を解除すると、前記芯タンク106がコイルスプリング104の付勢力によって後退すると共に、チャック体107も後退する。この時、後続芯Yは芯把持部107aの後部内面段部107cに係合しているため、その状態を維持しながら後退してしまう。即ち、残芯Xと後続芯Yとの間に隙間が形成されると共に、芯の繰り出し操作が行えなくなってしまうのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒に芯の把持・開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングが配置されたシャープペンシルであって、前記チャック体の芯把持部の芯と接する長手方向の距離をAとし、また、チャックリングの移動距離をBとし、更に前記チャック体が芯を把持した状態からのチャック体の移動距離をCとしたときに、A+B>Cの関係を満たすと共に、そのチャック体の後方に芯を収納する芯タンクを固定したことと、前記軸筒の先端近傍に芯保持部材を配置し、その芯保持部材の外形を、その芯保持部材が設けられる前記軸筒の内形よりも若干小形に形成すると共に、前記芯保持部材の外形を、芯が挿通されていない状態では軸筒の内面に接触しないものとし、一方、芯が挿通された状態においては弾性拡開し軸筒内面に接触するようなし、また、前記芯保持部材の内面の断面形状を異形形状にしたことと、その芯保持部材を前後動可能に配置するが、その芯保持部材の軸筒からの脱落を防止する内面段部を、前記軸筒における芯保持部材の前方の位置に設けたことを要旨とする。
【0005】
【作用】
残芯が発生した際、芯の繰り出し操作を行っても、後続芯の前端近傍はチャック体の芯把持部の範囲内に位置している。
【0006】
【実施例】
1例を図1〜図4に示し説明する。前軸1の内部には、複数の芯を収納する芯タンク2が摺動自在に配置されており、その芯タンク2の前端には芯の把持解放を行うチャック体3が固定されている。そして、そのチャック体3の前方部には、チャック体3の開閉を行うチャックリング4が囲繞している。符号5は、前記芯タンク2やチャック体3を後方に付勢するコイルスプリングなどの弾撥部材である。また、符号6は、前軸1の前方外周に着脱自在に取り付けられたゴム状弾性体からなるグリップ部材であるが、前軸1の表面にローレット加工などを施し、そのローレットによって把持した際の滑り止め効果を持たせても良い。
さらに、前記前軸1の前端には、先部材7が螺合などの手段によって着脱自在に取り付けられているが、前軸1に一体成形しても良い。その先部材7の内部には、芯を前方に向け案内するゴム状弾性体からなるガイド部材8が配置されているが、必ずしも必要な部材ではない。また、先部材7の先端には、筆記の際の視認性を良くするためにステンレスなどからなる芯保護管9が圧入・固定されているが、先部材7と一体成形するなどしても良い。一方、先部材7の中間部には、前記チャックリング4の前進移動を規制する内面段部7aが形成されている。
【0007】
そして、その芯保護管9の内側には、芯保持部材10が配置されている。その芯保持部材10は、芯保護管9の両端近傍に圧入された固定リング11,12によって芯保護管9からの脱落が防止されているが、芯保持部材10は、芯保護管9の軸線方向に対して前後動し得るような長さとなっている。つまり、前記固定リング11,12間で移動できるようになっている。勿論、それらの固定リング11,12の内径は、芯の外径よりも大きく形成されているが、前方に位置する固定リング12においては、芯の外径よりほんの僅かに大きく形成されている。筆記の際の芯の振れをこの固定リング12によって極力防止しているのである。尚、後部に位置する固定リング11を削減し、前記ガイド部材8で芯保持部材10の脱落を防止するようにしても良い。
また、芯保持部材10の外径は、芯保護管9の内径よりも若干小径に形成され、それらの構成によって隙間13が形成されるが、芯が芯保持部材10に挿通された段階においては、挿通された芯によって芯保持部材10が拡開し、その芯保持部材10の外面が芯保護管の内面に接するようになっている。ちなみに、本実施例にいては、前記隙間13が0.005mm〜0.05mmになるよう芯保持部材の外径と芯保護管の内径が形成されている。
【0008】
また、前記芯保持部材10の内面には、6個の縦リブ14が等間隔に形成されているが、この個数に捕らわれるものではなく、例えば、4個等間隔に形成しても良いし、8個或いは、10個等間隔に形成しても良い。これらの縦リブ14の内接円形は、芯の直径よりも僅かに小径なものとなっている。即ち、残芯Xが前記の縦リブ14によって軽く保持される程度のものとなっている。詳述すると、小径な芯を使用した場合には、縦リブ14の頂部に芯の外径が線接触し、大径の芯を使用した場合には、縦リブ14を弾性変形させて面接触する。そして、更に大径の芯を使用してしまった場合には、前記隙間13を使用して芯保持部材10自体が拡開し、芯保持部材10の外面が芯保護管9の内面に接触する。
尚、本例においては、前記芯保持部材10の縦リブ14の前端と後端に面取り加工(面取り部14a、14b)を施しているが、後端面取り部14aは芯の挿通性を良好なものとし、前端面取り部14bは芯の後退・収納性を良好なものとしている。
【0009】
次に、前記チャック体3やチャックリング4、並びに、芯を繰り出す際の操作移動量について説明する。チャック体3の前方内面には、実際に芯を把持する芯把持部3aが形成されている。その芯把持部3aの長手方向(軸線方向)の距離をAとする。また、その芯把持部3aの後方には、その芯把持部3aよりも大径な芯挿通孔3bが形成されている。勿論、その芯挿通孔3bの内形は、使用する芯の直径よりも大きなものとなっているが、2本は入らない程度の内径となっている。ここで、前記チャックリング4が移動できる距離、即ち、先部材7に形成されている内面段部7aに当接するまでの距離をBとする。また、芯を繰り出す際の最大操作量、本例においては、後述する後軸17の内面段部17aが前記前軸1の後端部1aに当接するまでの距離をCとする。そして、これらの関係がA+B>Cとなっている。即ち、芯把持部の距離(A)にチャックリングの移動距離(B)を加算した距離は、芯を繰り出す為の操作移動量よりも大きく設定されている。尚、前記操作移動量を規制する手段としては、弾撥部材が密着するものや、チャック体の先端が先部材の内面段部に当接するもの、軸筒の後端に操作部材が潜り込んでしまうものなどがある。
【0010】
以下、前記芯保護管9と、芯保持部材10の材質について種々挙げるが、これらに限定されるものではなく、種々選択が可能である。芯保護管9の材質としては、アルミニウムまたはその合金、銅またはその合金、鉄またはその合金、亜鉛またはその合金、マグネシウムまたはその合金などの金属材料、ABS、AS、アクリル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂、アルミナ、ジルコニア、陶土などのセラミック材料などの天然材料など、パイプ形状が形成できるものであれば、特に限定されない。
【0011】
また、芯保持部材10に用いる弾性樹脂の具体例としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリルメラミン樹脂、アクリル−シリコン樹脂、アクリル−ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、塩化ビニル、酢酸ビニル、塩化−酢酸ビニル共重合体、ビニルブチラール樹脂、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エチレンアクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、塩素化ポリエチレン、ニトリルゴム、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エラストマー等が挙げられる。さらに紫外線硬化型樹脂を用いることもでき、その具体例としては、官能基として末端にアクリロイル基を有するアクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルの単官能性モノマーや、多官能性モノマー、光重合性プレポリマーとして、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ポリウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、メラミンアクリレート、アルキッドアクリレートが用いられる。モノマーは、単体では用いられず、光重合性プレポリマーと併用して用いられ、光重合性プレポリマーは1種または2種以上混合して用いられる。また、これら樹脂には、発泡剤や粉体などを含ませてもよい。
【0012】
発泡剤は、化学発泡剤、物理発泡剤、熱膨張性マイクロカプセルなどが用いられる。化学発泡剤の具体例は、アゾ化合物、ニトロソ化合物、ヒドラジン誘導体、セミカルバジド化合物、アジド化合物、トリアゾール化合物などの有機系熱分解型発泡剤、イソシアネート化合物などの有機系反応型発泡剤、重炭酸塩、炭酸塩、亜硫酸塩、水素化物などの無機系熱分解型発泡剤、重炭酸ナトリウムと酸の混合物、過酸化水素とイースト菌との混合物、亜鉛粉末と酸の混合物などの無機系反応型発泡剤などが挙げられる。物理発泡剤の具体例は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ジクロルエタン、ジクロルメタン、フロン、空気、炭酸ガス、窒素ガス等が挙げられる。熱膨張性マイクロカプセルの具体例は、イソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン等の低沸点炭化水素を芯物質とし、塩化ビニルデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の共重合体からなる熱可塑性樹脂をシェルとしたマイクロカプセル等が挙げられる。
【0013】
粉体の具体例としては、スチレン、ナイロン、ポリオレフィン、シリコン、エポキシ、ポリメタクリル酸メチルなどの樹脂粉体や、シリカ、アルミナ、ジルコニアなどの無機粉体などが挙げられる。また、それらの粉体に、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系などの粉体塗膜を被覆した複合粉体、さらには、自動乳鉢、ボールミル、ジェットミル、アトマイザー、ハイブリダイザーなどを用いて樹脂粉体にこの樹脂粉体より小さい無機粉体を吸着させたり、打ち込んだりしたもの等も挙げられる。また、粉体の形状は特に限定するものではなく、球状、板状、針状などを用いることができる。これら粉体は1種または2種以上添加してもよい。また、該樹脂の融点より高い融点の粉体を添加することにより、レーザービームで樹脂の一部を除去した場合、粉体による凹凸が形成され、芯径のバラツキをより吸収できる。
【0014】
尚、本実施例においては、前軸1の後部に棒状体繰り出し機構15が着脱自在に取り付けられており、棒状体として消しゴム16が出没可能に配置されている。簡単に説明すると、後軸17の内面には螺旋溝18が形成されており、その螺旋溝18には、前記消しゴム16を上下動させる受け部材19が螺合している。また、前記螺旋溝18と受け部材19との間には、スリット20が形成された棒状体案内部材21が介在されており、その棒状体案内部材21は、前記芯タンク2の後部に着脱自在に圧入されている。尚、棒状体案内部材21の前方外面と前記前軸1の後部内面には多角形部が形成されており、互いが回転不能に係合している。即ち、後軸17を前軸1に対して相対的に回転させることによって、前記消しゴム16が、後軸17の後端から出没するのである。符号22は、後軸17に固定されたクリップであるが、後軸17に一体成形しても良い。
【0015】
次に動作について説明する。図1(図2)に示す状態から芯の繰り出し操作、即ち、後軸17を押圧し、芯タンク2を前進させると後続芯Yを把持したチャック体3がチャックリング4と共に前進する。この後続芯Yの前進に伴い、残芯Xも押圧・前進させられる。やがて、チャックリング4は先部材7の内面段部7aに当接しその前進移動が阻止され(図4参照)、この時、チャック体3が把持していた後続芯Yを開放すると共に、芯タンク2の軸線に対して若干傾斜するが、後続芯Yの前端は、従来技術で示したように芯挿通孔3bの内径に接しているのではなく、その芯挿通孔3bの内径よりも小さい芯把持部3aの内径に接しているので、前記後続芯Yの傾斜角度は極めて小さなものとなっている(図5参照)。ここで、更にチャック体3が前進するが、後続芯Yはチャック体3から開放されていることに加え、残芯Xが芯保持部材10に保持されているため、その前進移動が阻止されている。この時、後続芯Yの先端部は、チャック体3の芯把持部3aの後部近傍に位置している。つまり、十分な長さの把持部3aにしているため、後続芯Yの前端は、把持部3aの範囲内に位置し得るのである(図6参照)。
ここで、芯の繰り出し操作を解除すると、前記芯タンク2が弾撥部材5の付勢力によって後退すると共に、チャック体3も後退し、開放されたチャック体3がチャックリング4に接触する。この時、後続芯Yと残芯Xとの間に一瞬隙間が形成され、また、後退するチャック体3が閉じようとするが、後続芯Yは芯把持部3aの後部近傍に位置しているため、前記チャック体3の閉鎖動作に連動して前記後続芯Yの傾斜角度が徐々に小さくなり、やがて、後続芯Yは芯把持部3aの面に沿って自重で落下し、再び、残芯Xと接触する(図7参照)。
【0016】
第2例を図8に示し説明する。前記芯タンク2の内側に芯の直径よりも若干大径の貫通孔23aが形成された案内部材23を挿着した例である。勿論、その貫通孔23aは芯が2本入らない直径となっている。チャック体3の芯挿通孔3bを後方に延設した状態になっているため、後続芯Yの傾斜が極力防止される構造となっている。その為、芯の繰り出し操作を行う際、筆記面とシャープペンシルとのなす角度を小さくしてしまった場合でも、スムーズに芯を繰り出すことができる。
以上の例においては、軸筒1の先端に固定された芯保護管9に芯保持部材10を配置した例を挙げ説明したが、残芯Xをより有効に使用するためであって、図9に示すような一般的なシャープペンシルに適用させても良い。つまり、図9に示す例にあっては、チャック体から離れた芯を保持するガイド部材8が芯保護管9の後方に位置しているため、前記ガイド部材8から離れてしまうと、残芯Xは自重によって芯保護管9から落下してしまうのである。しかし、本発明の関係式(A+B>C)を満たしているため、良好な芯の繰り出しを確保することができている。
更に、本実施例におけるチャック体3は、金属材質から形成しているが、樹脂成形品であっても良い。しかし、後続芯の後退量を少なくし、筆記の際の違和感を少なくするものとしては金属材質とするのが好ましい。
また、本実施例においては芯把持部3aの距離を長く形成しているが、通常のチャック体の芯把持部の後方部を延設形成しているのではなく、前方部を延設形成することによって芯把持部の距離を長くしている。チャック体がチャックリングに接触した後における後続芯のチャック体への接触による後退を極力少なくすることによって、残芯との間に発生する隙間を極力防止しているのである。更に、チャックリングの移動距離も本実施例においては多く採っているが、あまり多くすると芯の繰り出し量も多くなり、違和感が発生してしまうので適宜の設定が必要である。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、軸筒に芯の把持・開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングが配置されたシャープペンシルであって、前記チャック体の芯把持部の芯と接する長手方向の距離をAとし、また、チャックリングの移動距離をBとし、更に前記チャック体が芯を把持した状態からのチャック体の移動距離をCとしたときに、A+B>Cの関係を満たすと共に、そのチャック体の後方に芯を収納する芯タンクを固定したことと、前記軸筒の先端近傍に芯保持部材を配置し、その芯保持部材の外形を、その芯保持部材が設けられる前記軸筒の内形よりも若干小形に形成すると共に、前記芯保持部材の外形を、芯が挿通されていない状態では軸筒の内面に接触しないものとし、一方、芯が挿通された状態においては弾性拡開し軸筒内面に接触するようなし、また、前記芯保持部材の内面の断面形状を異形形状にしたことと、その芯保持部材を前後動可能に配置するが、その芯保持部材の軸筒からの脱落を防止する内面段部を、前記軸筒における芯保持部材の前方の位置に設けたので、確実に芯を繰り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1例を示す縦半断面図。
【図2】 図1の要部拡大図。
【図3】 図2の要部拡大横断面図。
【図4】 動作を説明する要部縦断面図。
【図5】 動作を説明する要部縦断面図。
【図6】 動作を説明する要部縦断面図。
【図7】 動作を説明する要部縦断面図。
【図8】 第2例を示す要部縦断面図。
【図9】 第3例を示す要部縦断面図。
【図10】 従来例を示す要部縦断面図。
【図11】 従来の動作を説明する要部縦断面図。
【図12】 従来の動作を説明する要部縦断面図。
【図13】 従来の動作を説明する要部縦断面図。
【符号の説明】
1 前軸
1a 後端部
2 芯タンク
3 チャック体
3a 芯把持部
3b 芯挿通孔
4 チャックリング
5 弾撥部材
6 グリップ部材
7 先部材
7a 内面段部
8 ガイド部材
9 芯保護管
10 芯保持部材
11 固定リング
12 固定リング
13 隙間
14 縦リブ
14a 面取部
14b 面取部
15 棒状体繰り出し機構
16 消しゴム
17 後軸
17a 内面段部
18 螺旋溝
19 受け部材
20 スリット
21 棒状体案内部材
22 クリップ
23 案内部材
X 残芯
Y 後続芯

Claims (1)

  1. 軸筒に芯の把持・開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングが配置されたシャープペンシルであって、前記チャック体の芯把持部の芯と接する長手方向の距離をAとし、また、チャックリングの移動距離をBとし、更に前記チャック体が芯を把持した状態からのチャック体の移動距離をCとしたときに、A+B>Cの関係を満たすと共に、そのチャック体の後方に芯を収納する芯タンクを固定したことと、前記軸筒の先端近傍に芯保持部材を配置し、その芯保持部材の外形を、その芯保持部材が設けられる前記軸筒の内形よりも若干小形に形成すると共に、前記芯保持部材の外形を、芯が挿通されていない状態では軸筒の内面に接触しないものとし、一方、芯が挿通された状態においては弾性拡開し軸筒内面に接触するようなし、また、前記芯保持部材の内面の断面形状を異形形状にしたことと、その芯保持部材を前後動可能に配置するが、その芯保持部材の軸筒からの脱落を防止する内面段部を、前記軸筒における芯保持部材の前方の位置に設けたことを特徴とするシャープペンシル
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