JP3038394B2 - 障害者用の移動車 - Google Patents

障害者用の移動車

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JP3038394B2 JP2156151A JP15615190A JP3038394B2 JP 3038394 B2 JP3038394 B2 JP 3038394B2 JP 2156151 A JP2156151 A JP 2156151A JP 15615190 A JP15615190 A JP 15615190A JP 3038394 B2 JP3038394 B2 JP 3038394B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、身体障害者や歩行困難な老人が掴まって
歩行したり、椅子掛け状態で看護人が運行させることの
できる障害者用の移動車に関する。
従来技術 従来、障害者用の歩行移動車として、平面視がコ字状
をした機枠の下部側に左右、前後にキャスター転輪を設
けた構造のものがあり、このコ字状空間内に障害者が立
って左右あるいは前側の機枠に掴まり歩行するものはあ
った。
発明が解決しようとする問題点 従来型の障害者用の歩行移動車は、障害者自身の体重
を自分の腕力と脚とで支えなければならず、自分で歩け
る力が相当ある障害者や老人でないと使えない欠点があ
り、これを改良して単にコ字状の機枠の左右側枠から第
15図で示したように左右側から開閉できる椅子を設けて
腰掛け状態で移動できたり、介護人が押して移動できる
構成としてみたが、このような改良では、椅子掛け状態
になる場合に一旦、障害者が直立しなければならず、ベ
ットで椅子掛け状態になっても自分自身で移動車側に移
って同じく椅子掛け状態になることができなかった。
問題点を解決するための手段 この発明は、前記の従来型移動車の欠点を解消すると
共に、これを普通に改良した移動車の欠点を解消するた
めに、平面視及び側面視が略々がコ字状になるよう下部
側コ字フレーム1の前側部分に前側フレーム2を取付
け、この前側フレーム2の上部に上部側コ字フレーム5
を取付け、前記上部側コ字フレーム5が回動あるいは上
下動によって昇降操作可能に構成し、前記下部側コ字フ
レーム1の前側近くに該フレーム1あるいは前フレーム
2側に取付けられるキャスター型の転動前輪10a,10b
を、また下部側コ字フレーム1の左右後方に転動後輪13
a,13bを取付け、前記前側フレーム2あるいは上部側コ
字フレーム5の昇降作動枠部分の左右両側に基部側が前
後方向軸芯回りに回動するよう枢着されて後端側が外側
上方から内側下方へ偏芯回動する支軸27a,27bを夫々れ
設け、この各支軸の後端側に椅子体28a,28bを取付けて
なる障害者用の移動車とした。
発明の作用及び効果 この発明によると、歩行の困難な老人や障害者がベッ
トから降りる姿勢である椅子掛け状態になり、この姿勢
から自分で移動車につかまって移動したり、介添者で運
行するときには、移動車をベットの側面に寄せて、転動
後輪を取付けた下部側コ字フレームの後部をベット下部
に潜らせて上部側コ字フレームの後部をベット上方に位
置させる。そして、上部側コ字フレームを下降ならしめ
ておき、椅子体を取付けた左右の支軸を左右側にセット
ならしめて平面視における凹部内に前述の椅子掛け姿勢
になった障害者が入り込むようにする。そして、左右側
の上位に位置させていた椅子体を支軸の偏芯回動により
尻下を左右上方から掬うように敷き込む。このようにベ
ットに椅子掛け姿勢になったままで移動車の椅子体に腰
を載せ、次に支軸が取付けられた前側フレームあるいは
上部側コ字フレームの上部を上昇させるとベットから椅
子体が障害者が椅子掛け姿勢になったままで浮上して運
行状態になり、足で床を蹴るようにすれば自分で移動で
き、また介添者が移動車を押せば車椅子に載せた姿勢で
運行できる。また、移動車に掴まるだけで自分自身で移
動する比較的足の丈夫な障害者や老人では椅子体を左右
側の上方にセットしたままで運行できる。
このように、この発明によれと、ベットに椅子掛け姿
勢のままで移動車の手摺りになる上部側コ字フレームを
ベットの上方に位置させて障害者や老人の身体を平面視
において移動車の平面凹部内に位置させることができ、
この姿勢のままで簡単に椅子体を腰の下に敷き込んで椅
子掛け状態になることができ、更に、椅子体を浮上して
椅子掛け姿勢になった障害者や老人を運行することがで
きる効果を奏する。
実施例 第1図は椅子体を下方に回動して椅子掛け可能にした
状態の側面図であり、第2図はその背面図そして第3図
はその平面図である。第4図は上面に載置する肘置き及
び本や食事時の使用容器等を置く搭載台を取り外した平
面図、第5図は要部の側面図、第6図は作用を説明する
平面図を示している。そして、この第1図から第6図で
示した図例に基づき詳述する。1は下部側コ字フレーム
で、左右側フレーム1a,1bの前側部分が前連結フレーム1
c,1dで連結されている。2は前側フレームで、基部側が
前記下部側の左右側フレーム1a,1bの前端側にブラケッ
ト3とピン4とを介して前後に回動可能に枢着された縦
フレーム2a,2bの上部に上部側コ字フレーム5を上下調
節可能に取付けている。即し、この上部側コ字状フレー
ム5は前記左右縦フレーム2a,2bを構成するパイプ枠の
内部に挿通されて上下に摺動できてセットボルト6で上
下調節セットできる摺動枠7,7に固着されている。そし
て、この上部側コ字状フレーム5の上側に前述の肘置き
及び本や食事時の使用容器等を置く搭載台8を該フレー
ム5に合致した嵌合溝を底面に形成して嵌着固定してい
る。9は補強板を示す。
10a,10bは転動前輪で、前記左右縦フレーム2a,2bに基
部を固着して前側へ突出するアーム11,11に縦軸芯回り
に回動できるキャスター枠12を介して取付けられてい
る。
13a,13bは転動後輪で、前記下部側の左右側フレーム1
a,1bの後端側に取付けられている。
14は連動ロッドで、前記下部側の左右側フレーム1a,1
bを連結した補強用の連結フレーム1cに固着の左右側ブ
ラケット15,15に回動自由なピン16,16に回動板17,17を
取付け、この回動板17,17と前記左右の縦フレーム2a,2b
とを連動している。そして、前記ピン16,16に前側へ突
出する起立用ペタル枠18を取付け、このペタル枠18は平
面視がコ字状になっていて左右側のピン16,16がこれに
よって一体に固着連結されている。
19はフレーム2a,2bの起立保持を行うストッパー装置
で、前記連結フレーム1cに固着の左右側ブラケット20,2
0に回動自在なピン21,21を介し平面視コ字状ペタル22を
取付け、この左右側アーム部に係止金具23,23を設け、
前記回動板17,17に形成した係止溝24,24に該金具23,23
が係脱できるように設けている。25はスプリングを示
す。
26a,26bは支軸27a,27bを回動自在に軸受する筒体で、
前記縦フレーム2a,2bに取付けられた摺動枠7,7に、その
筒中心線の後方延長線(イ)、(ロ)が内側に向かって
互いに交叉するように構成している。
そして、支軸27a,27bは、筒体26a,26bで支持された近
くで屈折偏芯され、この支軸27a,27bの先端側に椅子体2
8a,28bを固着している。そして、この支軸27a,27bを外
方上部へ回動させるときには第5図の状態になり、仮想
線のように内方下部へ回動させるときには第4図の状態
になるよう構成している。
29はブレーキ装置で、前記前側フレーム2を後方側へ
回動させる機構に連動して転動後輪13の回転を止めるよ
うにしており、具体的には、左右側フレーム1a,1bに固
着のブラケット30にピン31で回動する板32を設け、これ
にブレーキロッド33をピンで連結し、このロッド33の前
後途中をフレーム1a,1bで摺動自在に受け板で受けて、
このロッド33の後端が後輪13の外周に突き当たる構成に
している。そして、前記板32と前記回動板17とをリンク
(図示省略)で連結し、前側フレーム2を後方へ倒して
いるときには後輪13a,13bが転動しないように構成して
いる。
次に、上例の作用を説明すると、ベッドAに障害者が
椅子掛け状態になり、ベットAの底部に下部側コ字フレ
ーム1の後部側を潜らせ、上部側コ字フレーム5がベッ
トAの上側に位置するように移動車をベットAの側面に
引き寄せる。
このとき、障害者Bが移動車の平面コ字状凹部内に入
り込むようにする。これまでの操作にあたっては、第5
図において前側フレーム2を直立あるいは後方側へ倒し
たままの何れかの状態とし、また支軸27a,27bが第6図
の実線の状態にしておく。したがって、椅子体28a,28b
が左右外側に開き、かつ上部に位置するからベットAの
上面に椅子体28a,28bが接当せず、また障害者に突き当
たることなく容易にベットAの上面に上部側コ字フレー
ムを位置させることができる。
この状態で、前側フレーム2を直立させてある場合に
は、ペタル22を踏み込み、係止溝24から金具23をはずし
て前側フレーム2を後方側へ倒した状態にする。
次に、支軸27a,27bを内側下方へ回動させる。する
と、椅子体28a,28bがベットAの上面に接当して略々水
平状態になろうとする。この状態で該椅子体28a,28bを
障害者Bの尻下に敷き込む。そして、ペタル枠18を第5
図の仮想線の状態から実線状態に踏み込み前側フレーム
2を起立させ椅子体28がベットAの上面から浮上させ
る。この状態が第9図の状態である。
したがって、障害者Bを極めて簡単に移動車側に載せ
替えることができる。
前記実施例は、前側フレーム2が前後に回動してベッ
トA上面に接当した椅子体28を高く浮上させる実施例に
ついて説明したが、第10図〜第14図で示した実施例で
は、前側フレーム35a35bを前例のように前後に回動させ
ないで下部側コ字フレーム1の前側に一体的に立設さ
せ、この固定のフレーム35a,35bの上部に挿通されて上
下動可能な筒前側枠36a,36bを取付け、この両前側枠36
a,36bを空洞横枠37で連結している。そして、前記前側
フレーム35a,35b内にナット38を固着して、このナット3
8にボルト39を螺合している。また、前記横枠37内には
ハンドル40で正、逆回転操作できる軸41を設け、この軸
41にウオームギヤー42,42を固着し、前記ボルト39、39
にこのウオームギヤー42,42と噛み合うウオームホイル
ギヤー43、43を設け、ハンドル40の回転操作で前側フレ
ーム36a,36bを上下動するように構成している。
このようにすれば、該前側フレーム36a,36bに上部側
コ字フレーム5を取付けておくだけで、椅子体28a,28b
を適当に昇降でき、便利になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は側面図、第2図は背面図、第3図は平面図、第
4図は一部省略の平面図、第5図は要部の側面図、第6
図は簡略平面図、第7図は平面図、第8図は作用状態を
現わす簡略斜面図、第9図は作用を説明する側面図、第
10図は別例の側面図、第11図はその一部を省略した平面
図、第12図は背面図、第13図は一方の椅子体を作動した
状態の背面図、第14図は要部の斜面図、第15図は従来装
置を一部改良した場合の斜面図である。 図中記号 1は下部側コ字フレーム、2は前側フレーム、5は上部
側コ字フレーム、10a,10bは転動前輪、13a,13bは転動後
輪、27a,27bは支軸、28a,28bは椅子体を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面視及び側面視が略々がコ字状になるよ
    う下部側コ字フレーム1の前側部分に前側フレーム2を
    取付け、この前側フレーム2の上部に上部側コ字フレー
    ム5を取付け、前記上部側コ字フレーム5が回動あるい
    は上下動によって昇降操作可能に構成し、前記下部側コ
    字フレーム1の前側近くに該フレーム1あるいは前フレ
    ーム2側に取付けられるキャスター型の転動前輪10a,10
    bを、また下部側コ字フレーム1の左右後方に転動後輪1
    3a,13bを取付け、前記前側フレーム2あるいは上部側コ
    字フレーム5の昇降作動枠部分の左右両側に基部側が前
    後方向軸芯回りに回動するよう枢着されて後端側が外側
    上方から内側下方へ偏芯回動する支軸27a,27bを夫々れ
    設け、この各支軸の後端側に椅子体28a,28bを取付けて
    なる障害者用の移動車。
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