JP3474094B2 - 介護装置 - Google Patents

介護装置

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JP3474094B2
JP3474094B2 JP01188098A JP1188098A JP3474094B2 JP 3474094 B2 JP3474094 B2 JP 3474094B2 JP 01188098 A JP01188098 A JP 01188098A JP 1188098 A JP1188098 A JP 1188098A JP 3474094 B2 JP3474094 B2 JP 3474094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行が困難となっ
た者に対する介護装置に関するものである。さらに詳し
くは、かかる被介護者の移動を補助するための介護装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】筋力の低下などによって歩行が困難で、
しかも車椅子からの乗り降りが自由にできない者は、ト
イレや浴室で車椅子から便座や入浴用腰掛けに座り直す
際にも介護者の助けを必要とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車椅子
を利用しての介護では、介護者は、多大な労力を使って
被介護者を車椅子から便座や入浴用腰掛けに座らせ、排
泄や入浴が終わると、再び、多大な労力を使って被介護
者を便座や入浴用腰掛けから車椅子に移らせる必要があ
るので、介護者および被介護者の双方にとって肉体的な
負担が大きいという問題点がある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
歩行が困難な者がトイレや入浴などに行く際の介護者お
よび被介護者の肉体的な負担を軽減することのできる介
護装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の介護装置は、座体と、該座体が載置される
基台と、該基台上に載置された前記座体を当該基台上か
ら持ち上げての当該座体の搬送、および搬送してきた前
記座体の前記基台上への載置を前記座体に被介護者が腰
掛けた状態のまま行なうための座体搬送装置とを有し、
前記座体は、下面側の左右両側で前後方向に延びる一対
の第1の脱落防止溝と、下面側の左右両側で前記第1の
脱落防止溝に沿って延びる一対の第2の脱落防止溝とを
備え、前記基台は、当該基台上に前記座体を載置する際
に前記一対の第1の脱落防止溝内にそれぞれ入り込むよ
うに延びた一対の座体載置棒を備え、前記座体搬送装置
は、前記座体を前記基台上に載置し終えた際および前記
座体を前記基台上から持ち上げる際に当該座体搬送装置
の移動によって前記座体の前記一対の第2の脱落防止溝
に対してそれぞれ抜き差しされる一対の座体支持棒と、
該一対の座体支持棒を昇降させる手動式の昇降機構と、
当該座体搬送装置の移動のために当該座体搬送装置の下
端部に取り付けられたキャスターとを備えることを特徴
とする介護装置。
【0006】本発明では、歩行が困難となった者(被介
護者)をトイレと病室との間で移動させる際、あるいは
浴室と病室との間を移動させる際などには、介護者は、
被介護者が腰掛けている座体を座体搬送装置によってそ
のまま持ち上げて搬送し、被介護者が便器や入浴用腰掛
けなどに移る際に必要であった労力から介護者および被
介護者の双方を開放する。
【0007】たとえば、被介護者がトイレに行く場合
に、介護者は、まず、被介護者が腰掛けている座体を座
体搬送装置の座体支持具および昇降機構によってそのま
ま持ち上げ、キャスターを利用して手押し車の要領でそ
のままトイレに移動し、トイレに着いたら、被介護者が
腰掛けている座体を座体搬送装置の昇降機構によってそ
のまま、洋式便器を跨ぐように配置された基台の上に座
体を下ろす。次に、座体搬送装置の座体支持具が座体に
対して差し込まれたままにして、あるいは、座体から座
体搬送装置の座体支持具を抜いて座体を基台上に残した
まま座体搬送装置をトイレの個室外に出した状態で被介
護者に***を行なわせる。***終了後には、被介護者が
腰掛けている座体に対して座体搬送装置の座体支持具が
差し込まれたままであればそのまま、被介護者が腰掛け
ている座体を座体搬送装置の昇降機構で持ち上げ、座体
搬送装置を手押し車の要領で押して病室に戻る。一方、
被介護者が腰掛けている座体のみをトイレ内に残してあ
った場合には、被介護者が腰掛けている座体に対して座
体搬送装置の座体支持具を差し込んだ後、座体を昇降機
構で持ち上げ、しかる後に、座体搬送装置を手押し車の
要領で押して病室に戻る。このように、***を行なう時
でも被介護者を移動させる時に用いた同じ座体に被介護
者を腰掛けさせたままなので、***を行なう際に被介護
者を車椅子からトイレの便座に移す必要がなく、***終
了後も、トイレの便座から車椅子に被介護者を移す必要
がない。従って、歩行が困難な者がトイレに行く際の介
護者および被介護者の肉体的な負担を軽減することがで
きる。
【0008】被介護者を入浴させる際も同様である。す
なわち、被介護者が腰掛けている座体を座体搬送装置の
座体支持具および昇降機構によってそのまま持ち上げ、
手押し車の要領でそのまま浴室に移動し、浴室に着いた
ら、被介護者が腰掛けている座体を座体搬送装置の昇降
機構によってそのまま、入浴用腰掛けの基台上に下ろ
す。次に、座体から座体搬送装置の座体支持具を抜いて
座体を基台上に残したまま座体搬送装置を浴室外に出し
た状態で、被介護者に入浴させる。入浴後には、被介護
者が腰掛けている座体に対して座体搬送装置の座体支持
具を差し込んだ後、座体を昇降機構で持ち上げ、しかる
後に、座体搬送装置を手押し車の要領で押して病室に戻
る。このように、入浴を行なう時でも被介護者を移動さ
せる時に用いた同じ座体に被介護者を腰掛けさせたまま
なので、入浴用腰掛けと車椅子との間で被介護者を移す
必要がない。従って、歩行が困難な者が入浴する際の介
護者および被介護者の肉体的な負担を軽減することがで
きる。
【0009】また、ベッドに寝ている被介護者を病室か
ら連れ出す際には、介護装置のうち、座体だけを単体で
ベッドの上に置き、被介護者を座体に座らせた後、その
まま座体搬送装置の座体支持具で座体を被介護者と一緒
に持ち上げ、しかる後に座体支持具を下ろした状態で被
介護者を座体に座らせたまま病室から連れ出す。逆に、
病室に戻った被介護者をベッドに移らせる際には、被介
護者が座っている座体を座体搬送装置の座体支持具によ
ってそのままベッドの上に移した後、座体搬送装置を移
動させて座体支持具を座体から外して座体だけを単独で
ベッドの上に置いた状態とし、しかる後に被介護者の下
から座体を抜く。従って、このようなベッドとの間での
移動においても、被介護者および介護者の肉体的な負担
を軽減することができる。
【0010】また、本発明では、座体を基台上に載置し
た際には、座体側の第1の脱落防止溝内に基台側の座体
載置棒が入り込むので、座体は基台上でずれて基台上か
ら脱落するということがない。また、座体搬送装置が座
体を持ち上げた際には、座体側の第2の脱落防止溝内に
座体支持棒からなる座体支持具が入り込むので、座体が
座体支持具上でずれて座体搬送装置上から脱落するとい
うことがない。従って、被介護者が腰掛けた状態のまま
座体を搬送し、かつ、移動に用いた座体に被介護者が腰
掛けた状態のまま***や入浴を行なわせるといっても、
被介護者が転倒することがないので、安全である。この
ような観点からすれば、前記一対の第1の脱落防止溝
は、前記座体の下面側で平行に延び、前記一対の第2の
脱落防止溝は、前記座体の下面側で、かつ、前記第1の
脱落防止溝の外側を平行に延びていることがより好まし
い。
【0011】本発明において、座体搬送装置は、前記座
体支持具と一体に昇降する手摺りを備えていることが好
ましい。このように構成すると、座体に被介護者が腰掛
けたまま座体を搬送するときでも、被介護者は手摺りに
掴まっていることができる。また、手摺りは座体支持具
と一体に昇降するので、座体を座体搬送装置の側から基
台の方に移し替える際に座体支持具と一緒に座体が下降
しても、あるいは、座体を基台の側から座体搬送装置の
方に移し替える際に座体支持具と一緒に座体が上昇して
も、被介護者はそのままの姿勢で手摺りに掴まっている
ことができる。それ故、座体に被介護者が腰掛けたまま
移動する際、および基台と座体搬送装置との間で座体を
移し替える際のいずれにおいても、被介護者が転倒する
ことがないので、安全である。
【0012】本発明において、前記座体搬送装置は、前
記座体を持ち上げた際に当該座体に腰掛けている被介護
者の周りに出現した状態、および当該被介護者の周りか
ら退避した状態に切り換えられる安全ガードを備えてい
ることが好ましい。このように構成すると、被介護者が
腰掛けた状態のまま座体を搬送するといっても、安全ガ
ードによって被介護者の転倒を防止でき、かつ、この安
全ガードは被介護者の周りから退避した状態に切り換え
られるので、被介護者が腰掛けている座体に対し、座体
搬送装置の移動によって座体支持具を抜き差しする際、
あるいは座体とベッドとの間で被介護者が移動する際に
安全ガードが邪魔にならない。
【0013】この場合に、前記安全ガードは、前記座体
支持具と一体に昇降するように構成されていることが好
ましい。このように構成すると、座体を座体搬送装置の
側から基台の方に移し替える際に座体が下降しても、あ
るいは、座体を基台の側から座体搬送装置の方に移し替
える際に座体が上昇しても、安全ガードも一緒に昇降す
る。従って、座体に被介護者が腰掛けたまま移動する
際、および座体搬送装置が保持している座体を昇降させ
る際でも、被介護者の周りの適正な高さ位置に安全ガー
ドが位置するので、被介護者は転倒することがなく、安
全である。
【0014】本発明において、前記座体が便座形状を有
していることが好ましい。このような形状の座体であれ
ば、被介護者は、この座体に座ったまま***を行なえる
ので、一日に何度も発生する***時の肉体的な負担から
被介護者および介護者を開放することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0016】[実施の形態1] (全体構成)図1および図2はそれぞれ、本発明の実施
の形態1に係る介護装置において、座体搬送装置が座体
を保持している状態を斜め前方からみた斜視図、および
この状態から座体を基台の方に移し替えた状態を斜め前
方からみた斜視図である。図3は、介護装置の座体搬送
装置が座体を保持している状態を斜め後方からみた斜視
図である。
【0017】図1または図2に示すように、介護装置1
は、座体5と、この座体5が載置される基台4と、この
基台4上に載置された座体5を基台4上から持ち上げて
の座体5の搬送、および搬送してきた座体5の基台4上
への載置を行なう座体搬送装置2とから構成されてい
る。基台4は、たとえば、洋式便器を跨ぐように配置さ
れる腰掛け用、入浴時に被介護者が座るための腰掛け
用、休息時に被介護者が座るための腰掛け用である。
【0018】本形態の介護装置1では、被介護者が***
や入浴を行なう際には被介護者を座体5に腰掛けさせた
状態のまま座体5を病室からトイレや浴室に移動させ、
被介護者が腰掛けている座体5をそのまま座体搬送装置
2の側から基台4上に移し替える。また、***や入浴を
終えた後には被介護者が腰掛けている座体5をそのまま
基台4から座体搬送装置2の側に移し替え、被介護者を
座体5に腰掛けさせた状態のまま座体5をトイレや浴室
から病室から移動させる。
【0019】(座体)座体5は樹脂等の成形品であり、
その上面56は、患者が腰掛けやすいように中央部が緩
やかに凹んだ湾曲面になっている。座体5は、中央部分
に対して前端57から後端58に向かう途中位置まで切
り欠き55が形成され、略U字形状の平面形状を有す
る。すなわち、座体5は、洋式便器の便座形状を有して
いる。
【0020】座体5の下面のうち、切り欠き55を挟む
両側部分には、前端57から後端58に届くように一対
の第1の脱落防止溝53、54が延びている。また、座
体5の下面のうち、第1の脱落防止溝53、54の外側
には、前端57から後端58に届くように一対の第2の
脱落防止溝51、52が延びている。これらの第1の脱
落防止溝53、54および第2の脱落防止溝51、52
は互いに平行に延びている。
【0021】(座体搬送装置)座体搬送装置2は、前後
に水平に延びた角パイプ状の一対の脚部フレーム21、
22と、脚部フレーム21、22の一方の端部からそれ
ぞれ立ち上がった角パイプ状の一対の支柱23、24
と、支柱23、24の間で直立した状態に支持された装
置本体25を有している。脚部フレーム21、22は、
支柱23、24が延びている部分の付近で水平板38に
よって連結されている。この支柱23、24が位置する
側が座体搬送装置2の後部であり、そこから脚部フレー
ム21、22が延びている方が座体搬送装置2の前部で
ある。
【0022】脚部フレーム21、22の下面の前端部お
よび後端部には、座体搬送装置2の移動のための4つの
キャスター26がそれぞれ取り付けられている。
【0023】装置本体25の上端面には、介護者が手で
押しながら座体搬送装置2を搬送する際に用いる取手2
7、28が取り付けられている。装置本体25の前面2
51には、カバー253が取り付けられている。
【0024】装置本体25の前面251の側には、図4
を参照して後述する昇降機構6によって昇降する可動パ
イプ30が配置されている。この可動パイプ30は、装
置本体25に貼られたカバー253の両側面に沿って垂
直に延びた連結部34、35と、連結部34、35の上
端側で水平に延びる手摺り33と、連結部34、35の
下端側から前方に向けて水平に折り曲げられた2本で一
対の座体支持棒31、32(座体支持具)とが構成され
ている。なお、連結部34、35と座体支持棒31、3
2との間の各角部は、それぞれ三角形の補強板36、3
7で補強されている。
【0025】座体支持棒31、32は、互いに同じ高さ
位置で互いに平行に延びており、かつ、一対の座体支持
棒31、32の間隔は、座体5の下面に形成された第2
の脱落防止溝51、52の間隔と同じに設定されてい
る。
【0026】図3からわかるように、装置本体25はボ
ックス構造をしており、装置本体25の内部には、可動
パイプ30を昇降するためのストッパー付の昇降機構6
が構成されている。また、装置本体25の後面252か
らは、昇降機構6のハンドル67が突出している。
【0027】(昇降機構の構成)図4は、昇降機構6を
示す模式図である。この図に示すように、昇降機構6
は、装置本体25の内部における上側に配置された第1
のスプロケット61と、その下側に配置された第2のス
プロケット62と、第1および第2のスプロケット6
1、62の間に掛けられたチェーン63と、チェーン6
3に連結されたスライド板64とを備えている。
【0028】第1のスプロケット61は、装置本体25
に対して回転自在に支持されている。また、第1のスプ
ロケット61には、一体に回転する歯車65が同軸状に
取り付けられている。この歯車65には、ハンドル67
の回転軸に連結された歯車66が噛み合っている。第2
のスプロケット62は、装置本体25の内部に固定され
た支持板68に対して回転自在に支持されている。スラ
イド板64は、連結部633を介してチェーン63に連
結されている。スライド板64は、装置本体25の幅寸
法とほぼ同じ幅寸法を備え、その左右の端部は、前方に
向けて折れ曲がって突出部641、642を構成してい
る。ここで、突出部641、642は、図1に示すよう
に、装置本体25の前面251に形成された案内溝39
から外部に突出しており、この突出した部分に可動パイ
プ30の連結部34、35がそれぞれ溶接されている。
また、案内溝39は装置本体25に対して上下に延びて
おり、この案内溝39が形成されている範囲内でスライ
ド板64の上下動が可能である。
【0029】このように構成した昇降機構6において、
ハンドル67を矢印Aの方向に回すと、歯車65、66
を介して第1のスプロケット61が回転し、チェーン6
3が第1のスプロケット61と第2のスプロケット62
との間で移動するので、スライド板64が下降(矢印C
の方向に移動)する。従って、可動パイプ30が下降す
るので、可動パイプ30に構成されている座体支持棒3
1、32および手摺り33が一体に下降する。それとは
反対に、ハンドル67を矢印Bの方向に回すと、歯車6
5、66を介して第1のスプロケット61が回転し、チ
ェーン63が第1のスプロケット61と第2のスプロケ
ット62との間で移動するので、スライド板64が上昇
(矢印Dの方向に移動)する。従って、可動パイプ30
が上昇するので、可動パイプ30に構成されている座体
支持棒31、32および手摺り33が一体に上昇する。
【0030】(基台)図1および図2に示すように、基
台4は、パイプを曲げて形成された入浴用腰掛けの脚部
分である。基台4は、水平に延びた一対の脚部フレーム
41、42と、脚部フレーム41、42の一方の端部か
ら若干立ち上がった位置で脚部フレーム41、42を連
結する水平な連結部43と、脚部フレーム41、42の
他方の端部から上方に立ち上がる脚部45、46と、脚
部45、46の上端から水平に折れ曲がった2本で一対
の座体載置棒47、48を備えている。基台4は、座体
載置棒47、48の基部側が後方(座体5に腰掛けた被
介護者が背を向ける方向)に相当し、座体載置棒47、
48の先端側が前方(座体5に腰掛けた被介護者が向く
方向)に相当する。
【0031】脚部フレーム41、42は互いに平行に形
成されており、その間隔は、座体搬送装置2の脚部フレ
ーム21、22の間隔よりも広く形成され、かつ、連結
部43は、座体搬送装置2の脚部フレーム21、22よ
りも高い位置にある。従って、基台4に対して向かい合
わせた座体搬送装置2が基台4の方に接近してきたと
き、座体搬送装置2の脚部フレーム21、22は、基台
4の連結部43に突き当たることなくその下側に潜り込
んで脚部フレーム41、42の間に入り込むことができ
る。
【0032】脚部45、46は、上方に行くにつれて互
いの間隔が狭まるように斜めに傾きながら上方に延びて
おり、その上端付近は連結棒44で補強されている。
【0033】座体載置棒47、48は同じ高さ位置で互
いに平行に延びており、座体載置棒47、48の間隔
は、座体5の下面に形成されている第1の脱落防止溝5
3、54の間隔と同じに設定されている。
【0034】(介護装置1の使用方法)被介護者が入浴
をする場合を例に、本形態の介護装置1の使用方法を説
明する。ここで説明する例では、基台4は、入浴用腰掛
けの脚部として使用される。
【0035】この介護装置1を用いて被介護者を浴室に
連れていく場合に、介護者は、まず、図1に示すよう
に、被介護者が腰掛けている座体5を座体搬送装置2の
座体支持棒31、32および昇降機構6によってそのま
ま持ち上げる。この状態で、座体搬送装置2の座体支持
棒31、32は、座体5の下面に形成されている第2の
脱落防止溝51、52に入り込んでいるので、座体5は
座体支持棒31、32上から脱落することがない。
【0036】この様子を図5に示す。図5に示すよう
に、座体搬送装置2を用いて被介護者8を移動させる際
に、被介護者8は、座体搬送装置2の装置本体25の側
を向いた状態で座体5に腰掛けている。この状態で、被
介護者8は脚81を座体支持棒31、32の間で揃え、
足底82を水平板38に載せている。また、被介護者8
は手摺り33を掴んでいる。この状態で、介護者は取手
27、28を掴み、手押し車の要領で座体搬送装置2を
押して浴室に移動する。
【0037】浴室に着いたら、座体搬送装置2の位置を
調整して、浴室にすでに置いてある基台4の上方に座体
5を位置させ、さらに、座体5の下面に形成されている
第1の脱落防止溝53、54と基台4の座体載置棒4
7、48との位置を合わせる。次に、介護者は、被介護
者が腰掛けている座体5をそのまま基台4の上に下ろ
す。すなわち、介護者は、昇降機構6のハンドル67を
矢印Aの方向に回し、座体支持棒31、32を下降させ
る(図4参照)。その結果、座体5の下面に形成されて
いる第1の脱落防止溝53、54に基台4の座体載置棒
47、48が入り込み、第2の脱落防止溝51、52か
ら座体支持棒31、32が抜け出る。その結果、被介護
者が腰掛けている座体5はそのまま、基台4の上に載置
される。
【0038】次に、座体5から座体搬送装置2の座体支
持棒31、32を抜くように座体搬送装置2を後退さ
せ、座体5を基台4上に残したまま座体搬送装置2を浴
室外に出した状態で、被介護者に入浴を行なわせる。
【0039】入浴終了後には、被介護者が腰掛けている
座体5に向けて座体搬送装置2を前進させ、座体搬送装
置2の位置を調整して座体5の下方位置に座体支持棒3
1、32を差し込む。次に、昇降機構6のハンドル67
を矢印Bの方向に回すと、座体支持棒31、32は上昇
し(図4参照)、第2の脱落防止溝51、52に入り込
んで座体5を持ち上げ、基台4の座体載置棒47、48
が第1の脱落防止溝53、54から抜け出る。その結
果、被介護者が腰掛けている座体5はそのまま、座体搬
送装置2の側に保持される。従って、介護者はそのま
ま、座体搬送装置2を手押し車の要領で押して病室に介
護者を連れ戻る。
【0040】(本形態の効果)このように、本形態で
は、入浴を行なう場合でも被介護者を浴室まで移動させ
る時に用いた同じ座体5に被介護者を腰掛けさせたまま
なので、入浴を行なわせる時でも被介護者を座体5上か
ら入浴用腰掛けの方に移らせる必要がなく、入浴終了後
も、入浴用腰掛けから座体5の方に被介護者を移らせる
必要がない。従って、歩行が困難な者が入浴する際の介
護者および被介護者の肉体的な負担を軽減することがで
きる。歩行が困難な者がトイレに行く場合も基本的な同
じ動作を行なうことにより、トイレに行く際の介護者お
よび被介護者の肉体的な負担を軽減することができる。
【0041】また、本形態の介護装置1の座体搬送装置
2には手摺り33が構成されているので、被介護者が腰
掛けたまま座体5を搬送するときでも、被介護者は手摺
り33に掴まっていることができる。しかも、手摺り3
3は座体支持棒31、32と一体に昇降するので、座体
5を座体搬送装置2の側から基台4の方に移し替える際
に座体5が下降しても、あるいは、座体5を基台4の側
から座体搬送装置2の方に移し替える際に座体5が上昇
しても、被介護者は、そのままの姿勢で手摺り33に掴
まっていることができる。それ故、座体5に被介護者が
腰掛けたまま移動する際、および基台4と座体搬送装置
2との間で座体5を移し替える際のいずれにおいても、
被介護者が転倒することがないので、安全である。
【0042】さらに、ベッドに寝ている被介護者を病室
から連れ出す際には、介護装置1のうち、座体5だけを
単体でベッドの上に置き、被介護者を座体5に座らせた
後、そのまま座体搬送装置2の座体支持棒31、32で
座体5を被介護者と一緒に持ち上げ、しかる後に座体支
持具31、32を下ろした状態で被介護者を座体5に座
らせたまま病室から連れ出す。逆に、病室に戻った被介
護者をベッドに移らせる際には、被介護者が座っている
座体5を座体搬送装置2の座体支持棒31、32によっ
てそのままベッドの上に移した後、座体搬送装置2を移
動させて座体支持具31、32を座体5から外して座体
5だけを単独でベッドの上に置いた状態とし、しかる後
に被介護者の下から座体5を抜く。従って、このような
ベッドとの間での移動においても、被介護者および介護
者の肉体的な負担を軽減することができる。
【0043】また、座体5はあくまで便座形状を有して
いるので、被介護者がトイレにいく際には、被介護者は
座体5に腰掛けたまま***を行なうことができる。
【0044】[実施の形態2]図6および図7はそれぞ
れ、本発明の実施の形態2に係る介護装置において、座
体搬送装置が座体を保持している状態を斜め前方からみ
た斜視図、およびこの状態を斜め後方からみた斜視図で
ある。なお、本形態の介護装置は、実施の形態1で説明
した介護装置と基本的な構成が同様なので、共通する部
分については同じ符号を付して図示し、それらの説明は
省略する。
【0045】(座体搬送装置)図6および図7に示すよ
うに、本形態の介護装置1Aの座体搬送装置2Aも、実
施の形態1で説明した座体搬送装置2と同様に、キャス
ター26を備えた脚部フレーム21、22と、脚部フレ
ーム21、22から立ち上がった支柱23、24と、支
柱23、24の間に構成された装置本体25と、装置本
体25の前面に配置された可動パイプ30を備えてい
る。
【0046】また、本形態の座体搬送装置2Aは、被介
護者の落下防止用の安全ガード71、72を備えてい
る。安全ガード71、72は、両端が可動パイプ30に
固定された水平棒73の側に支持されている。この水平
棒73は、可動パイプ30の連結部34、35の間に水
平に架け渡された状態で固定され、この水平棒73の両
端部は連結部34、35よりも外側にはみ出している。
このはみ出し部分には安全ガード支持棒731、732
が取り付けられ、この安全ガード支持棒731、732
に安全ガード71、72の基端部712、722が支持
されている。安全ガード71、72は、基端部712、
722から先端部711、721付近までは互いに平行
に延びており、かつ、先端部711、712に直角に折
れ曲がっている。
【0047】ここで、安全ガード支持棒731、732
は、水平棒73に対してその軸線周りに回転可能に支持
され、かつ、安全ガード71、72は安全ガード支持棒
731、732に対してその軸線周りに回転可能に支持
されている。このため、安全ガード71、72は、矢印
E、Fで示すように、真っ直ぐ延びている基端部71
2、722の軸線回りに回転可能であるので、直角に折
れ曲がっている部分の向きを切り換えることができる。
また、安全ガード支持棒731、732は水平棒73に
対してその軸線周りに回転可能なので、矢印G、Hで示
すように、安全ガード71、72を水平棒73の軸線周
りに回転させれば、座体搬送装置2Aの前方に向けて水
平に延びた状態、および起立した状態に切り換えること
ができる。なお、安全ガード71、72は、先端部71
1、712が内側に向いた姿勢と上向きになった姿勢と
の角度範囲内で回転可能であり、それ以上の回転はスト
ッパー(図示せず。)で規制されている。また、安全ガ
ード71、72は、前方に水平に延びた姿勢と上向きに
なった姿勢との角度範囲内で回転可能であり、それ以上
の回転はストッパー(図示せず。)で規制されている。
【0048】従って、本形態の座体搬送装置2Aにおい
て、座体支持棒31、32により座体5を持ち上げてこ
の座体5に腰掛けている被介護者を移動させる際には、
図6および図7に示すように、安全ガード71、72を
座体搬送装置2Aの前方に向けて水平に延びた状態と
し、かつ、安全ガード71、72の先端部711、71
2を内側に向かせれば、座体5に腰掛けている被介護者
の周りを安全ガード71、72で囲むことになる。
【0049】また、被介護者が座体5からベッドに移る
際、ベッドから座体5の方に移る際、さらには基台4と
座体搬送装置2Aとの間で座体5を受け渡しするために
座体5に対して座体支持棒31、32を抜き差しする際
に、安全ガード71、72を、矢印E、Fで示すよう
に、基端部712、722の軸線回りに回転させて、直
角に折れ曲がっている先端部711、712を上向きに
し、かつ、安全ガード71、72を、矢印G、Hで示す
ように回転させて起立した状態に切り換えれば、図6に
一点鎖線で示すように、安全ガード71、72を座体5
の周りから完全に退避させることができる。
【0050】また、本形態では、座体搬送装置2Aの取
手27、28は、装置本体25の後面252に取り付け
られている。
【0051】さらに、図8に示すように、ストッパー機
構付の昇降機構6Aは、ハンドル67が装置本体25の
上端面に配置されており、ハンドル67の回転を第1の
スプロケット61に伝達するために第1のスプロケット
61に対して同軸状に固定されたウォームホイール74
と、ハンドル67から延びてウォームホイール74とか
み合っているウォームギア75が用いられている。従っ
て、ハンドル67を回せば、ウォームギア75が回転
し、それに連動してウォームホイール74が回転するの
で、第1のスプロケット61を回転させることができ
る。その結果、実施の形態1で説明したように、第1お
よび第2のスプロケット61、62の間に架け渡された
チェーン63と、チェーン63の上下に延びている部分
631に吊り下げられたスライド板64を介して可動パ
イプ30が昇降する。このため、可動パイプ30に構成
された座体支持棒31、32、手摺り33、および安全
ガード71、72が一体に昇降する。
【0052】(基台)次に、本形態の基台4Aについて
説明する。
【0053】図6に示すように、基台4Aは、4本の脚
部411〜414を備えている。脚部411と脚部41
3の上端部同士の間と、脚部412と脚部414の上端
部同士の間にそれぞれ座体載置棒47、48が形成され
ている。脚部411と脚部412の下端部の間隔、およ
び脚部413と脚部414の下端部の間隔は、座体搬送
装置2の脚部フレーム21、22を挿入できるように、
脚部フレーム21、22の間隔よりも広く設定されてい
る。また、各脚部411〜414は斜めに延びており、
脚部411と脚部412の上端部の間隔、および脚部4
13と脚部414の上端部の間隔はそれらの下端部の間
隔よりも狭くなっている。そして、第2の座体載置棒4
7、48の間隔が座体5の第1の脱落防止溝51、52
の間隔と等しくなるように設定されている。
【0054】また、脚部411と脚部412との間に
は、連結棒415、416が上下に水平に架け渡されて
いる。同様に、脚部413と脚部414との間にも、連
結棒417、418が上下に水平に架け渡されている。
連結棒417、418のうち、下側の連結棒418は、
座体搬送装置2Aの脚部フレーム21、22よりも高い
位置に形成され、この連結棒418の下側に座体搬送装
置2Aの脚部フレーム21、22を差し込むことができ
る。連結棒418から前方には、コの字状のステップ4
19が略水平に張り出している。従って、基台4Aに座
体5が支持された状態で座体5に被介護者が座ったとき
には、被介護者はステップ419に足底を載せることが
できる。
【0055】(本形態の効果)このように構成した介護
装置1Aでも、実施の形態1と同様、被介護者に入浴な
どをさせる際には、被介護者を移動させる時に用いた同
じ座体5に被介護者を腰掛けさせたまま座体5を基台4
上に移し替えて、入浴などを行なわせる。従って、入浴
などを行なう際でも被介護者を座体5上から入浴用腰掛
けに移らせる必要がなく、入浴終了後も、入浴用腰掛け
から座体5の方に被介護者を移らせる必要がない。従っ
て、歩行が困難な者がトイレや入浴を行う際の介護者お
よび被介護者の肉体的な負担を軽減することができる。
【0056】また、座体搬送装置2Aには、座体5を持
ち上げた際に座体5に腰掛けている被介護者の周りに出
現した状態、および当該被介護者の周りから退避した状
態に切り換えられる安全ガード71、72が構成されて
いるので、被介護者が腰掛けた状態のまま座体5を搬送
するといっても、安全ガード71、72によって被介護
者の転倒を防止できる。また、この安全ガード71、7
2は被介護者の周りから退避した状態に切り換えられる
ので、被介護者が腰掛けている座体5に対して座体搬送
装置2の移動によって座体支持棒31、32を抜き差し
する際、あるいは座体5とベッドとの間で被介護者が移
動する際に安全ガード71、72が邪魔にならない。
【0057】しかも、安全ガード71、72は、座体支
持棒31、32と一体に昇降するように構成されている
ので、座体5を座体搬送装置2Aの側から基台4Aの方
に移し替える際に座体5が下降しても、あるいは、座体
5を基台4Aの側から座体搬送装置2Aの方に移し替え
る際に座体5が上昇しても、安全ガード71、72も一
緒に昇降する。従って、座体5に被介護者が腰掛けたま
ま移動する際、および座体搬送装置2Aが保持している
座体5を昇降させる際でも、被介護者の周りの適正な高
さ位置に安全ガード71、72が位置するので、被介護
者は転倒することがなく、安全である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の介護装置
では、座体搬送装置を用いて、基台上に載置された座体
を基台上から持ち上げての座体の搬送、および搬送して
きた座体の基台上への載置を行なうので、被介護者に排
泄や入浴をさせる際には、被介護者を移動させる時に用
いた同じ座体に被介護者を腰掛けさせたまま座体を基台
上に移し替えて、***や入浴を行なわせる。従って、被
介護者をトイレの便座や入浴用腰掛けに移す必要がな
く、***や入浴の終了後も、トイレの便座や入浴用腰掛
けから被介護者を移す必要がない。また、被介護者は、
ベッドの上に単体で置いた座体に対して乗り降りできる
ので、ベッドと座体との間で被介護者を移動させるのも
容易である。それ故、歩行が困難な者がトイレや入浴を
行う際の介護者および被介護者の肉体的な負担を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る介護装置におい
て、座体搬送装置が座体を保持している状態を斜め前方
からみた斜視図である。
【図2】図1に示す介護装置において、座体を座体搬送
装置から基台の方に移し替えた状態を斜め前方からみた
斜視図である。
【図3】図1に示す介護装置において、座体搬送装置が
座体を保持している状態を斜め後方からみた斜視図であ
る。
【図4】図1に示す介護装置に構成した昇降機構を模式
的に示す説明図である。
【図5】図1に示す介護装置の座体搬送装置を用いて被
介護者を移動させる様子を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る介護装置におい
て、座体搬送装置が座体を保持している状態を斜め前方
からみた斜視図である。
【図7】図6に示す介護装置において、座体搬送装置が
座体を保持している状態を斜め後方からみた斜視図であ
る。
【図8】図6に示す介護装置に構成した昇降機構を模式
的に示す説明図である。
【符号の説明】
1、1A 介護装置 2、2A 座体搬送装置 25 装置本体 26 キャスター 27、28 取手 30 可動パイプ 31、32 座体支持棒(座体支持具) 33 手摺り 4、4A 基台 47、48 座体載置棒 5 座体 51、52 第1の脱落防止溝 53、54 第2の脱落防止溝 6、6A 昇降機構 71、72 安全ガード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/00 A61G 5/02 A61G 7/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座体と、該座体が載置される基台と、該
    基台上に載置された前記座体を当該基台上から持ち上げ
    ての当該座体の搬送、および搬送してきた前記座体の前
    記基台上への載置を前記座体に被介護者が腰掛けた状態
    のまま行なうための座体搬送装置とを有し、前記座体は、下面側の左右両側で前後方向に延びる一対
    の第1の脱落防止溝と、下面側の左右両側で前記第1の
    脱落防止溝に沿って延びる一対の第2の脱落防止溝とを
    備え、 前記基台は、当該基台上に前記座体を載置する際に前記
    一対の第1の脱落防止溝内にそれぞれ入り込むように延
    びた一対の座体載置棒を備え、 前記座体搬送装置は、前記座体を前記基台上に載置し終
    えた際および前記座体を前記基台上から持ち上げる際に
    当該座体搬送装置の移動によって前記座体の前記一対の
    第2の脱落防止溝に対してそれぞれ抜き差しされる一対
    の座体支持棒と、該一対の座体支持棒を昇降させる手動
    式の昇降機構と、当該座体搬送装置の移動のために当該
    座体搬送装置の下端部に取り付けられたキャスターとを
    備えることを特徴とする介護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記一対の第1の脱
    落防止溝は、前記座体の下面側で平行に延び、前記一対
    の第2の脱落防止溝は、前記座体の下面側で、かつ、前
    記第1の脱落防止溝の外側を平行に延びていることを特
    徴とする介護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記座体搬
    送装置は、前記座体支持具と一体に昇降する手摺りを備
    えていることを特徴とする介護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記座体搬送装置は、前記座体を持ち上げた際に当該座
    体に腰掛けている被介護者の周りに出現した状態、およ
    び当該被介護者の周りから退避した状態に切り換えられ
    る安全ガードを備えていることを特徴とする介護装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記安全ガードは、
    前記座体支持具と一体に昇降するように構成されている
    ことを特徴とする介護装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記座体は、便座形状を有していることを特徴とする介
    護装置。
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