JP2804023B2 - 回転衝撃、殊に内燃機関のトルク変動による回転衝撃を補償する装置 - Google Patents

回転衝撃、殊に内燃機関のトルク変動による回転衝撃を補償する装置

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ルーク・ラメレン・ウント・クツプルングスバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/139Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses characterised by friction-damping means

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転衝撃、殊に内燃機関のトルク変動によ
る回転衝撃を、少なくとも2つの、互いに同軸的に配置
された、ダンパ装置の作用に抗して互いに相対的に回動
可能な慣性体によつて補償する装置であつて、両慣性体
の一方の慣性体が内燃機関に、他方の慣性体が変速機入
力部分に結合可能である形式のものに関する。 例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2829274号
明細書によつて公知になつている上記の形式の装置によ
れば、ある限度内で互いに相対的に回動可能な両慣性体
間で有効に作用する摩擦装置が、両慣性体間での可能な
全回動角度範囲にわたつて一定不変の摩擦緩衝作用を生
ぜしめるように、配置されている。このような一定不変
の摩擦緩衝作用は、しかし、多くの用途において、両慣
性体間での可能な全回動角度範囲にわたる捩り振動の申
し分のない緩衝を達成するためには、不十分である。 本発明の課題は、はじめに述べた形式の、従来公知の
捩り弾性装置を改良し、その緩衝特性をそのつどの用途
に申し分なく適合させることができるようにすると共
に、さらに該装置を特に簡単にかつ経済的に製作するこ
とができるようにすることにある。 本発明によればこの課題は、はじめに述べた形式の回
転衝撃を補償する装置において、ダンパ装置が、摩擦緩
衝力が回動方向の逆転のさい所定の回動角度に亘り作用
しない、少なくとも1つの摩擦装置を含んでおり、該摩
擦装置が、軸方向力及び半径方向力を受容する支承部の
外部に配置されており、かつ該摩擦装置の少なくとも1
つの構造部分がストッパ手段を有し、該ストッパ手段
が、遊び経過後にはじめて、対応ストッパ手段と協働す
ることによて、解決されている。この場合、摩擦装置が
アーム、突出部又は類似物を介して蓄力部材に作用せ
ず、その結果摩擦装置が蓄力部材を介して制御されず、
もしくは、蓄力部材を介して中間位置又は所定の出発位
置へ戻されないようにするのが特に有利である。 ダンパ装置の本発明の構成によれば、摩擦装置が作用
しない相対回動角度範囲を適当に定めることにより、両
慣性体間での振れの振幅が小である場合には、該振動は
ほぼ、両慣性体間で作用するばね部材、例えばコイルば
ね、及び該ばね部材に対して並列的に接続されている比
較的小さな摩擦により、緩衝吸収され、従つて実際に変
速機へ伝達されることはない。このような、例えば、内
燃機関から生ぜしめられるモーメントの比較的僅かな変
動もしくはばらつきに基因する小さな振幅は、例えば内
燃機関のアイドリング運転時及び通常の負荷運転時に、
発生する。内燃機関と変速機との間に、両慣性体間に大
きな相対的回動を生ぜしめる大きなトルク変動が生じた
場合には、摩擦装置が作用しない回動角度範囲が越えら
れ、その結果このときにはじめて摩擦装置が作用する。
このさいに生じる高い摩擦ヒステリシスにより、大きな
振幅を惹起させる過剰のエネルギが消費される。両慣性
体間での上記の大きな相対回動角度運動は、殊に、発生
する振動が振動系もしくはフライホイールの共振範囲を
通らなければならない内燃機関始動時及び停止時に発生
するが、また、例えば、車両の駆動が内燃機関から車輪
へ行なわれる所謂引張方向の運転状態から逆の、車輪か
ら内燃機関へ行なわれる所謂押し方向の運転状態へ移行
するさい又はその逆に移行するさいにおける、急激な、
比較的大きなトルク変動もしくはトルクのばらつきが生
じるときにも、発生する。 本発明によれば、さらに、両慣性体間での相対回動角
度運動の所定の範囲においては、回動角度運動量増大時
のモーメントの値は回動角度運動減少時のモーメントの
値とは異なつていることが保証され、このことは、振動
のろ過のためのエネルギをなくすために有利である。 本発明の有利な一実施態様によれば、摩擦装置が、両
慣性体間に設けられた少なくとも1つの摩擦デイスクを
含んでおり、該摩擦デイスクが専ら、ダンパ装置の可能
な全回動角度の一部分の範囲にわたつてのみ、有効に作
用し、かつこの場合上記の一部分の角度範囲が蓄力部材
の作用開始点、即ち蓄力部材が圧縮され始める点に対し
て、変位可能である。 摩擦装置が一方の、第1の慣性体によつて支持されて
いて、かつ少くとも1つの摩擦装置を含んでおり、該摩
擦装置がストツパ装置を介して、他方の、第2の慣性体
の対応ストツパ装置と協働せしめられ、かつこの場合ス
トツパ装置と対応ストツパ装置との間に周方向遊びが存
在している、ようにするのが有利である。このようなス
トツパ装置及び対応ストツパ装置は、半径方向又は軸方
向に延びていて突出部又は切欠きの輪郭縁と協働する例
えば突出部、アーム又はその類似物によつて形成するこ
とができる。 摩擦装置はこれを軸方向で第1及び第2の慣性体の間
に配置するのが特に有利である。この場合摩擦装置が、
内燃機関の出力部分に回動不能に結合可能な第1の慣性
体によつて支持されるようにするのが有利である。 摩擦装置が両慣性体の一方の慣性体の中心の、軸方向
に延びている、ジヤーナル状の付加部の周囲に同心的に
配置され、かつ場合によつては、上記付加部上に受容さ
れもしくは半径方向で案内されるようにすることができ
る。特に有利な一実施態様によれば、第1の慣性体が軸
方向付加部を有し、この場合この軸方向付加部が同時に
また、両慣性体を互いに相対的に回動可能に支承するた
めの軸受装置を受容している。 本発明の装置のさらに別の有利な一実施態様によれ
ば、摩擦装置が少なくともほぼ、軸受装置と、軸方向付
加部を有する慣性体の半径方向フランジとの間に軸方向
に配置されている。 別の特に有利な一実施態様によれば、両慣性体間に配
置された軸受装置が、殊に球軸受のように単列転がり軸
受によつて、構成されており、この場合この軸受内輪が
中心のジヤーナル状の軸方向付加部上に固定されてお
り、かつ摩擦装置が軸方向で、上記内輪と軸方向付加部
を有する慣性体の半径方向フランジとの間に配置されて
いる。 摩擦装置の有利な一実施態様によれば、摩擦装置が少
なくとも1つの摩擦デイスクを有しており、該摩擦デイ
スクが少なくとも1つの蓄力部材によつて、軸方向付加
部を有する慣性体の半径方向フランジに向つて軸方向で
押圧されている。この蓄力部材は、有利には、摩擦デイ
スクと転がり軸受内輪との間で軸方向で緊縮されている
皿ばねによつて形成することができる。さらに別の一実
施態様によれば、転がり軸受と皿ばねとの間に支持リン
グが設けられており、該支持リングに皿ばねがその半径
方向内側の範囲を以つて支持されている。有利な一実施
態様によれば、皿ばねと摩擦デイスクとの間に1つの摩
擦リングが配置されており、この場合さらに、摩擦リン
グと皿ばねとの間に押圧リングもしくは圧力リングが配
置されており、該圧力リングは、これに皿ばねがその半
径方向外側の範囲を以つて直接支持されており、一様な
負荷を保証する。さらに別の有利な一実施態様によれ
ば、摩擦デイスクと、軸方向付加部を有する慣性体の半
径方向フランジとの間にさらに別の第2の摩擦リングが
配置されている。複数の摩擦リングを使用することによ
り、摩擦装置の摩擦緩衝作用をその都度の用途に容易に
適合させることができる。 別の有利な一実施態様によれば、両慣性体の一方の慣
性体上に受容されている摩擦デイスクのストツパ装置が
半径方向で外側に向つて延びているアームによつて形成
されており、該アームがそれぞれ対をなして、他方の慣
性体の軸方向に突出している突出部を遊びを以つて取囲
んでいる。有利な一実施態様によれば、上記の突出部は
他方の慣性体に固定されているリベツトのヘツドによつ
て形成されている。この場合さらに別の有利な一実施態
様によれば、リベツトが同時にまた、2つの、軸方向間
隔をおいて配置された、ダンパ装置の出力部分を形成す
るデイスクを他方の慣性体に取付けるために役立つ。 さらに別の有利な一実施態様によれば、一方の慣性体
上に受容されている摩擦デイスクのストツパ装置が同じ
摩擦デイスクの外周の軸方向に折曲げられた耳状部によ
つて形成されており、該耳状部が他方の慣性体の構造部
分の1つにある切欠き内へ周方向遊びを以つて侵入して
いる。 本発明の装置もしくは摩擦装置の構成の特に有利な一
実施態様によれば、摩擦デイスクと、軸方向付加部を有
する慣性体の半径方向フランジとの間にさらに別の、第
2の摩擦デイスクが設けられており、これらの両摩擦デ
イスクが摩擦接続している。この場合有利には、第2の
摩擦デイスクがストツパ装置を介して、慣性体上に受容
されている対応ストツパ装置装置と協働せしめられ、か
つ上記ストツパ装置と対応ストツパ装置との間に周方向
遊びが形成されているようにすることができる。上記の
第2の摩擦デイスクのストツパ装置はこの場合有利に
は、例えば該摩擦デイスクの外周のところで折り曲げら
れた軸方向アームによつて、形成することができ、該ア
ームは、軸方向付加部を有する慣性体の半径方向フラン
ジの、対応ストツパ装置を形成する切欠き内の周方向遊
びを以つて侵入している。摩擦装置のこのような構成に
おいては、第2の摩擦デイスクと、これを受容する慣性
体の半径方向フランジとの間に摩擦リングを設けるのが
有利である。また、両摩擦デイスクが直接摩擦接触する
ようにすることも有利である。特に有利な一実施態様に
よれば、両摩擦デイスク間において伝達可能な摩擦モー
メントが、摩擦リングと第2の摩擦デイスクとの間又は
摩擦リングと、該摩擦リングが支持されている慣性体の
フランジとの間において伝達可能な摩擦モーメントより
も大きく設定されている。摩擦装置のこのような構成に
よれば、摩擦力を段階的に高めることができる。それと
いうのは第2の摩擦デイスクがはじめにおいては第1の
摩擦デイスクによつて連行され、これにより比較的小さ
い摩擦緩衝作用が生ぜしめられ、それも第2の摩擦デイ
スクのストツパ装置がこれと協働する対応ストツパ装置
に当接するまで、生ぜしめられ、次いでこの当接によ
り、両慣性体間の相対回動運動が進行するさいに両摩擦
デイスク間に存在するより大きな摩擦力が作用すること
になるからである。 摩擦デイスクのストツパと対応する対応ストツパとの
間の周方向遊びが異なる大きさを有するようにするのが
特に有利であり、この場合、第2の摩擦デイスクの周方
向遊びを他方の摩擦デイスクのそれよりも小さくするこ
とができる。さらに、摩擦デイスクの少くとも一方の摩
擦デイスクが突出した曲げ加工部を有し、該曲げ加工部
を以つて一方の摩擦デイスクが他方の摩擦デイスクに直
接支持されるようにすることも可能である。 本発明の装置のための摩擦装置の特に有利な構成は、
摩擦装置が軸方向で緊縮された皿ばねによつて形成され
た摩擦デイスクを有していることによりえられる。この
場合、皿ばねが半径方向外側の範囲を以つて、両慣性体
の一方の慣性体の半径方向フランジに軸方向で支持され
ており、かつ半径方向内側の範囲を以つて、同じ慣性体
の軸方向付加部上に受容された支持リングに係合するよ
うにするのが有利である。この場合また、支持リングが
L字形横断面を有し、かつその内側のスリーブ状範囲を
以つて、軸方向付加部上に受容された軸受の内輪に軸方
向で支持されもしくは当接せしめられるようにすること
ができる。さらに別の有利な一実施態様によれば、支持
リングの半径方向に延びている範囲に突出したリング状
曲げ加工部が形成されており、単数又は複数の該曲げ加
工部に皿ばねが支持されている。さらに別の一実施態様
によれば、支持リングが、慣性体に回動不能に受容され
ている。さらに、皿ばねと慣性体の半径方向フランジと
の間に、有利には、支持デイスクを設けることができ、
この場合該支持デイスクは円形リング状の突出した曲げ
加工部を有することができ、該曲げ加工部には皿ばねを
支持させることができる。さらにまた、支持デイスク
を、これを受容している慣性体に対して回動不能にする
ことができる。このために支持デイスクが半径方向内側
にスリーブ状範囲を有し、該スリーブ状範囲を以つて支
持デイスクが、所属する慣性体の軸方向付加部の座部上
に押し嵌められているようにすることができる。摩擦装
置のこのような構成では、摩擦デイスクとして構成され
た皿ばねは支持リング及び又は支持デイスクに直接摩擦
接続することができる。 このような摩擦装置を制御するために、本発明の有利
な一実施態様によれば、一方の慣性体に支持された皿ば
ねがストツパ装置を有し、該ストツパ装置が他方の慣性
体の対応ストツパ装置と協働せしめられる。このストツ
パ装置は、有利な一実施態様によれば、半径方向外側へ
向いた突出部によつて形成されており、該突出部は他方
の慣性体の軸方向突出部を遊びを以つて取囲んでいる。 本発明の装置のための摩擦装置のさらに別の有利な一
実施態様によれば、摩擦装置が皿ばねを有していて、該
皿ばねが2つの摩擦リングの間で軸方向で緊縮されてお
り、かつこれらの摩擦リング上の、直径を異にする仮想
円上に支持されている。この場合、摩擦リングが皿ばね
に対して回動不能であるのが有利であり、このことは、
摩擦リングが軸方向突出部を有し、該突出部が回動防止
のために皿ばねの切欠き内へ侵入しているようにするこ
とによつてえられる。この場合上記切欠きを皿ばねの半
径方向外側及び半径方向内側の周方向範囲に設け、かつ
これらの切欠きが半径方向で開いているようにするのが
有利である。摩擦装置の特に有利な一実施態様によれ
ば、摩擦リングの一方が軸方向で皿ばねと、軸方向付加
部を有する慣性体の半径方向フランジとの間に配置され
ており、かつ他方の摩擦リングが軸方向で皿ばねと転が
り軸受との間に配置されている。この場合摩擦リング
は、軸方向付加部を有する弾性体の半径方向フランジと
直接摩擦接続していることができる。他方の摩擦リング
が摩擦部材に支持され、該摩擦部材が所属する慣性体の
軸方向付加部上に受容されており、かつ軸方向で転がり
軸受内輪に当接し、もしくはこの軸受内輪に支持されて
いるようにするのが有利である。 摩擦装置の特に有利な一実施態様によれば、皿ばねと
摩擦部材との間に緊縮された摩擦リングが、周方向に分
配された多数の軸方向突出部を有しており、該突出部間
に、皿ばねの半径方向内側へ向いた舌状部が係合してい
る。さらに別の一実施態様によれば、皿ばねと、軸方向
付加部を有する慣性体の半径方向フランジとの間に緊縮
された摩擦リングが、周方向に分配された多数の軸方向
突出部を有し、該突出部間に皿ばねの半径方向外側へ向
いた舌状部が係合している。この場合皿ばね舌状部に対
する摩擦リングの当接範囲を球面状に構成するのが有利
である。 このように構成された摩擦装置を制御するためには、
一方の慣性体によつて支持された皿ばねが、他方の慣性
体の対応ストツパ装置と協働するストツパ装置を有する
ようにするのが有利である。このストツパ装置は、他方
の慣性体の軸方向突出部を遊びを以つて挾持する、半径
方向で外側へ突出したアーム部によつて構成することが
できる。さらに、皿ばねと慣性体のフランジとの間に配
置された摩擦リングが、皿ばねと転がり軸受との間に配
置された摩擦リングの外径よりも大きな内径を有するよ
うに構成することができる。 装置の組立のためには、皿ばねと慣性体のフランジと
の間に配置された摩擦リングが半径方向外側へ突出した
突出部を有するようにするのが特に有利であり、この場
合さらに、上記突出部が軸方向で皿ばねの切欠き内へ係
合すると共に、それぞれ、皿ばねの半径方向外側に向い
た、比較的長い舌状部の側面に当接しているように構成
することができる。摩擦リングの半径方向突出部及び該
突出部と協働する、皿ばねの半径方向外側に向いた舌状
部は、装置の容易な組立を可能にする。それというのは
組立のさい、円錐状の皿ばねは、摩擦リングの半径方向
突出部に当接する舌状部を介して摩擦リングを同軸的に
保持することができ、また逆に、摩擦リングは皿ばねを
同軸的に保持することができるからである。 本発明の装置のための摩擦装置のさらに別の有利な一
実施態様によれば、摩擦装置が摩擦デイスク半径方向内
側範囲をもつた摩擦デイスクを有しており、上記半径方
向内側範囲が両慣性体の一方の慣性体の半径方向フラン
ジに軸方向で直接に当接しており、かつ上記摩擦デイス
クがストツパを形成する半径方向外側の範囲を有してい
て、上記ストツパが他方の慣性体の対応ストツパへの当
接によつて摩擦装置位の作動開始点を規定する。上記ス
トツパはこの場合、有利には、半径方向で外側へ突出し
たアームによつて形成されており、該アームは他方の慣
性体の軸方向突出部を遊びを以つて挾持している。この
場合、有利には、摩擦範囲の半径方向外側にスリーブ状
の区分が形成されている。摩擦デイスクのスリーブ状区
分の半径方向内側に摩擦装置のための摩擦リング及び第
1の皿ばねが設けられているようにするのが特に有利で
ある。さらに、第1の皿ばねが摩擦デイスクの摩擦範囲
と摩擦リングとの間に軸方向で緊縮されており、かつ摩
擦リングが他方の慣性体の一構成部分に軸方向で支持さ
れているようにすることができる。上記の構成部分はダ
ンパ装置の出力部分に属する構成部分であるのが有利で
ある。さらに特に有利な一実施態様によれば、摩擦装置
が第1の皿ばねの半径方向内側に配置された第2の皿ば
ねを有しており、該第2の皿ばねが軸方向で摩擦デイス
クの摩擦範囲とさらに別の摩擦リングとの間に配置され
ている。上記の、さらに別の摩擦リングはこの場合、摩
擦デイスクを支持する慣性体に対して回動不能である支
持デイスクに軸方向で当接するようにするのが有利であ
る。上記の、さらに別の摩擦リングはL字形横断面を有
することができる。 次に図示の実施例を説明する。 回転衝撃を補償するための、第1図〜第4図に図示さ
れている装置1はフライホイール2を有し、このフライ
ホイール2は2つの慣性体3及び4に分割されている。
慣性体3は図示されていない内燃機関クランク軸5に固
定ボルト6により固定されている。慣性体4には摩擦ク
ラツチ7が図示されていない手段によつて固定されてい
る。摩擦クラツチ7のプレツシヤプレート8と慣性体4
との間にはクラツチデイスク9が設けられており、この
クラツチデイスク9は図示されていない変速機入力軸10
に支持されている。摩擦クラツチ7のプレツシヤプレー
ト8は、クラツチカバー11に旋回可能に支承された皿ば
ね12によつて慣性体4に向つてばね負荷されている。摩
擦クラツチ7の操作により変速機入力軸10の慣性体4、
ひいてはまたフライホイール2が連結遮断される。慣性
体3と慣性体4との間には第1のダンパ装置13及び、こ
のダンパ装置13と直列的に接続されたもう1つの第2の
ダンパ装置14が設けられており、これらは、両慣性体3
と4との、ある限られた回動角度に亘る相対回動を可能
にする。 両慣性体3及び4は軸受部15を介して互いに相対的に
回動可能に支承されている。軸受部15は単列球軸受とし
ての転がり軸受16を有している。転がり軸受16の外輪17
は慣性体4の孔18内に配置されており、また内輪19は、
クランク軸5から軸方向に同軸的に延びていて慣性体4
の孔18内へ侵入している、慣性体3の円筒形の中心ジヤ
ーナル状部20に配置されている。 内輪19はジヤーナル状部20に押嵌められていて、ジヤ
ーナル状部20もしくは慣性体3の肩21に支持されている
リング21aと、ジヤーナル状部20の端面20aにねじ23によ
つて固定されている固定デイスク22との間に、軸方向で
締付けられている。 軸受外輪17と慣性体4との間には断熱部材24が設けら
れており、これは、慣性体4の、クラツチデイスク9と
協働する摩擦面4aから軸受16への熱伝動を遮断しもしく
は少なくとも減少させる。これにより、軸受の充填グリ
ースの熱的過負荷並びに軸受の過度に大きな熱的歪みも
しくは許容限度を越えた膨張(これは軸受両輪17,19間
の球16aに対する締付けを生じる結果となる)の発生が
防止される。断熱部材24を受容するため、慣性体4の孔
18は、外輪17の外径よりも大きな孔径を有していて、こ
れにより半径方向中間スペースが形成されている。 断熱部材24は横断面がL字形の2つの断熱リング25,2
6によつて形成されており、これらはそのうえ片側から
外輪17上へ嵌められている。横断面がL字形の断熱リン
グ25,26の軸方向で互いに向かい合つている脚部25a,26a
は外輪17の外周に係合してこれを掴んでいる。半径方向
で内側に向いている脚部25b,26bの一部は内輪19の端面
上に達していてこの内輪19に軸方向で支持されており、
これにより、これらの脚部25b,26bは同時に軸受16の密
封手段としても役立つている。軸受16の完全な密封を達
成するため、半径方向に延びている脚部25b,26bはそれ
ぞれ、皿ばね27,28の形の蓄力部材により、内輪19の端
面に向つて軸方向でばね負荷されている。皿ばね27は半
径方向外側において、第2の慣性体4にピン29を介して
不動に結合されたデイスク30の肩に支持されており、か
つ半径方向内側では、断熱兼シールリング25の半径方向
脚部25bの端部範囲にばね負荷を与えている。同様の形
式で、皿ばね28は半径方向外側において、慣性体4の肩
に支持され、かつ半径方向内側では、断熱兼シールリン
グ26の半径方向散部26bの端部範囲にばね負荷を与えて
いる。両慣性体3,4が互いに相対的に回動する場合、半
径方向脚部25b,26bの端部範囲は内輪19を擦り、これに
より、両慣性体3,4間で可能な最大回動角度に亘つて有
効に作用する緩衝作用が生ぜしめられる。 軸受16は、リング25,26を間挿して慣性体4の肩31と
デイスク30との間に軸方向に締込まれていることによ
り、慣性体4に軸方向で固定されている。慣性体3は半
径方向外側に、軸方向のリング状突出部32を有してお
り、該突出部は室33を形成しており、該室33内には、第
1のダンパ装置13並びに第2のダンパ装置14がほぼ受容
されている。第2のダンパ装置14の入力部分はデイスク
群、即ち2つの、軸方向で互いに離して設けられたデイ
スク34,35、によつて構成されており、これらのデイス
クは慣性体3に対して回動不能である。リング状デイス
ク35は突出部32の端面にリベツト36により固定されてい
る。デイスク34は軸方向突出部を有していて、この突出
部はデイスク外周に一体成形された耳34aによつて形成
されている。デイスク34をデイスク35に対して回動不能
に結合するため、上記耳34aがデイスク35の切欠き37内
へ係合せしめられている。切欠き37及び耳34aは、デイ
スク35に対するデイスク34の軸方向移動可能性が与えら
れるように、構成されている。デイスク34と慣性体3の
半径方向フランジ39との間に軸方向で設けられている、
皿ばね40の形の蓄力部材によりデイスク34がデイスク35
に向かう方向でばね負荷されていることにより、両デイ
スク34,35間にフランジ38が軸方向で締込まれている。 フランジ38と両デイスク34,35との間にはそれぞれ、
フランジ38上に接着された個個のライニングセメント41
の形の摩擦ライニングが設けられている。フランジ38及
びデイスク34,35は、蓄力部材45を受容する切欠き42,4
3,44を有している。 第2のダンパ装置14の出力部分をなしているフランジ
38は同時にまた、第1のダンパ装置13の入力部分をなし
ている。第1のダンパ装置13は別のデイスク群、即ちフ
ランジ38の両側に配置された2つのデイスク30,46を有
しており、これらのデイスクはスペーサピン47を介して
軸方向距離をおいて互いに回動不能に結合されていてか
つ慣性体4に連結されている。 デイスク30,46並びにこれらの間に位置している、フ
ランジ38の部分には、切欠き48,48a並びに49が設けられ
ており、該切欠き内にコイルばね50の形の蓄力部材が受
容されている。蓄力部材50は、フランジ38と両デイスク
30,46との相対的回動運動に抗して作用し、即ちこの回
動運動に対して逆向きに作用する。 さらに、慣性体3,4の間には摩擦装置51が設けられて
おり、これは、両慣性体3,4間での可能な全回動角度範
囲をたんに一部でのみ有効に作用する。摩擦装置51はピ
ン20の外周にかつ内輪19と慣性体3の半径方向フランジ
39との間に軸方向で配置されており、かつ皿ばねによつ
て形成された蓄力部材52を有しており、この皿ばねは内
輪19に支持された中間リング21aと圧力リング53との間
に締込まれた状態で保持されている。該皿ばねはこの場
合その半径方向内側の範囲で中間リング21aに、また半
径方向外側の範囲で圧力リング53に支持されている。圧
力リング53と慣性体3のフランジ39との間に軸方向に摩
擦デイスク54並びにその両サイドに設けられた摩擦リン
グ55,56が締込まれている。圧力引リング53は慣性体3
と回動不能である。 摩擦デイスク54はアーム部57を有し、これはリベツト
47のヘツド47aを半径方向アーム58,59を以つてホーク状
に、遊び60,61をおいて周方向で挾んでいる(第4
図)。摩擦デイスク54は摩擦装置51によつて生ぜしめら
れる摩擦力に抗して遊び(60+61)だけ自由に回動可能
であり、換言すれば、この範囲では摩擦デイスク54は、
例えばコイルばね50のような、周方向で作用する蓄力部
材とストツパ手段を介して協働することはない。これに
より、摩擦デイスク54は、その半径方向アーム58,59が
リベツトヘツド47aに当たることによつてのみ、慣性体
3に対して回動することができる。これにより、両慣性
体3,4間の回動方向が逆転したさいに、摩擦装置51は遊
び60及び61の大きさに相応する角度範囲にわたつて、有
効には作用しない。第4図では、リベツトヘツド47aは
摩擦デイスク54の両アーム58,59間における中心位置で
図示されており、この位置状態は例えば摩擦クラツチが
組立てられた最初の位置状態である。 摩擦デイスク54のアーム58,59とリベツトヘツド47aと
の間の遊び60,61により、全回動角度範囲内における、
摩擦装置51が有効に作用する部分範囲もまた、蓄力部材
45,50の作動開始点に対して、即ち、個々の蓄力部材が
圧縮され始める、慣性体3及び4間の相対角度位置に対
して、調節することができる。 特に第2図から判るように、フランジ38は内側へ向つ
て開いている切欠き63を有しており、該切欠きをスペー
サピン47が貫通している。切欠き63は半径方向内側へ向
いた歯64を有し、これらは、周方向でみて、スペーサピ
ン47とスペーサピン47との間に侵入していて、該スペー
サピンと協働して、第1のダンパ装置13の回動角度運動
を制限するストツパとして並びに両慣性体3,4間の可能
な全回動角度を制限するストツパとして、役立つ。 両慣性体3,4間において可能な全回動角度は、スペー
サピン47の軸部とこれに隣合う歯64との間の周方向遊び
65+66と、外側の蓄圧部材45の圧縮工程距離との和であ
る。 第5図〜第7図に示されている本発明の実施例におい
ては、摩擦装置151は、内燃機関側合に結合される慣性
体3のピン状部20上に配置されている。このピン状部20
にはやはり転がり軸受16が設けられており、該軸受を介
して第2の慣性体4が慣性体3上に回転可能に軸受けさ
れている。摩擦装置151は軸方向で、内輪19と慣性体3
の半径方向フランジ39との間に配置されている。摩擦装
置151は皿ばね152を有しており、該皿ばね152はその半
径方向内側範囲を以つて、内輪19に支持されている中間
リング121aに支持されており、かつ半径方向外側範囲を
以つて圧力リング153に負荷を与えている。圧力リング1
53と慣性体3のフランジ39との間に軸方向に第1の摩擦
デイスク154及び第2の摩擦デイスク155が設けられてお
り、第2の摩擦デイスク155は第1の摩擦デイスク154に
摩擦接続している。圧力リング153と第1の摩擦デイス
ク154との間には摩擦リング156が設けられている。第1
の摩擦デイスク154は、その外周に粗つて軸方向に折曲
げられた耳状片157の形のストツパを有しており、この
耳状片は、第6図に示されているように、周方向遊び16
0,161を以つてデイスク30の切欠き158内に侵入してい
る。これにより第1の摩擦デイスク154は、第2の慣性
体4に対して回動不能であるデイスク30を介して制御さ
れる。 第1の摩擦デイスク154と慣性体3との間に設けられ
ている第2の摩擦デイスク155はやはりその外周に一体
に形成されている、軸方向に延びている耳状片159を有
しており、該耳状片は、第5図及び第7図に示されてい
るように、慣性体3のフランジ39内に設けられている切
欠き168内に周方向遊び167を以つて侵入している。 両摩擦デイスク154及び155は直接に摩擦接触してお
り、これに対して、摩擦デイスク155と半径方向フラン
ジ39との間には摩擦リング169が設けられている。この
摩擦リング169は、摩擦デイスク154及び155間において
伝達可能な摩擦モーメントが摩擦デイスク155と摩擦リ
ング169との間又は摩擦リング169と慣性体3のフランジ
35との間において伝達可能な摩擦モーメントよりも大と
なるように、選ばれている。 第6図及び第7図から判るように、耳状片157と切欠
き158との間の遊び160+161は摩擦デイスク155のアーム
159とフランジ39内の切欠き168との間の遊び167より大
である。 摩擦デイスク155は、直径を異にする仮想円周周上に
プレス加工された曲げ加工部を有しており、該曲げ加工
部に摩擦デイスク154が軸方向で支持されている。 両方の摩擦デイスク154,155は、第1図〜第4図に示
す摩擦デイスク54と同様に、その周方向遊び160+161も
しくは167に相応して、これらのデイスクによつてその
つど生ぜしめられる摩擦モーメントに対して逆向きに自
由に回動可能である。 第8図に示されている摩擦装置251は摩擦デイスク254
を有し、これは軸方向にプレロードを負荷合されている
皿ばねによつて形成されている。皿ばね254はリング状
の基部254aを有し、その外周に半径方向のアーム258,25
9が形成されており、これらはリベツト47のヘツド47aを
遊び60,61を以つて周方向でホーク状に挾んでいる(第
9図)。 軸方向にプレロードを負荷されている摩擦デイスク25
4はその基部254aの半径方向外側範囲を以つて支持デイ
スク270の円形リング状の膨出部269に支持されており、
この支持デイスクは慣性体3のフランジ39に軸方向で支
持されている。支持デイスク270は半径方向内側にスリ
ーブ状の範囲271を有し、この範囲271を以つて支持デイ
スク270は慣性体3の軸方向突出部20の嵌合座272上に押
嵌められている。 軸方向にプレロードを負荷されている摩擦デイスク25
4の円形リング状の基部254aはその半径方向で内側の範
囲を以つて支持リング221aの曲げ加工部273に支持され
ており、該支持リングは慣性体3の軸方向突出部20上に
受容されている。支持リング221aは成形薄板によつて形
成されており、L字形横断面を有している。支持リング
221aはその内側のスリーブ状の、波形の範囲274を以つ
て、やはり慣性体3の軸方向突出部20上に支持されてい
る軸受の内輪19に支持されている。 支持デイスク270と同様に、支持リング221aもまた、
慣性体3との相対回動を防止するために、軸方向突出部
20上に形成されている座275上に押嵌められている。 第10図及び第11図に図示されている摩擦装置351は皿
ばね状の部分354を有し、これはその半径方向外側の範
囲369を以つて摩擦リング355を慣性体3のフランジ39に
対して軸方向に押圧しており、かつまた半径方向内側の
範囲370を以つて摩擦リング356にばね負荷をかけてい
る。摩擦リング356はL字形横断面の支持リング321aの
半径方向フランジ373に支持されている。支持リング321
aのスリーブ状の、波形の範囲374は回動防止のために、
慣性体3の軸方向突出部20上に設けられている座375上
に押嵌められている。両慣性体3,4を互いに支承してい
る転がり軸受の内輪19はスリーブ状の範囲374に支持さ
れている。 支持リング321aは内輪19側とは反対の側で、座375の
端部に設けられいる肩376に軸方向で当付けられてい
る。 皿ばね状の部分354はその外周にアーム部357を有して
おり、これらは、殊に第11図から判るように、半径方向
アーム358,359を以つてリベツト47のヘツド47aをそれぞ
れ周方向でホーク状に挾持している。皿ばね状の部分35
4は半径方向外周に、それもアーム部357の間に切欠き37
7を有しており、これらは、慣性体3の半径方向フラン
ジ39に当付けられている摩擦リング355の回動を防止す
るために役立つ。このために摩擦リング355はその、フ
ランジ39側とは反対の側に軸方向の突起378を有してお
り、これらは皿ばね状の部分の切欠き377内に軸方向で
係合している。図示の例では切欠き377は個々の舌状部3
79を形成しており、これらはそれぞれ2つの軸方向突起
378の間に係合している。皿ばね状の部分354はその半径
方向内側の範囲370に切欠き380を有し、該切欠き内に摩
擦リング356がその軸方向に成形された突起381を以つ
て、皿ばね状の部分354との回動を防止するため、軸方
向で係合している。第11図から判るように、切欠き380
は半径方向で内側へ向いた舌状部382を形成しており、
これらはそれぞれ、摩擦リング356の2つの突出部381の
間に半径方向で係合している。第10図から判るように、
摩擦リング355,356の、皿ばね状の部分354が支持されて
いる範囲は丸く成形されている。第10図から判るよう
に、皿ばね状の部分354とフランジ39との間に配置され
た摩擦リング355は、皿ばね状の部分354と支持ばね321a
との間に配置された摩擦リング356の外径よりも大きな
内径を有している。 摩擦リング355はその外周にさらに、半径方向外側に
突出したアーム部383を有しており、これは組立のさい
に皿ばね状の部分354に対して摩擦リング355をセンタ合
わせするために役立つ。アーム部383は皿ばね状の部分3
54の切欠き384内に軸方向に係合している。組立を容易
にするために皿ばね状の部分354は半径方向外側へ向つ
て延びている舌状部385を有し、これらは摩擦リング355
のアーム部383の片側の側面に当付けられかつこのアー
ム部と共に、ユニツト組立のさいに、皿ばね状の部分35
4に対する摩擦リング355のためのセンタ合わせ機構とし
て、協働する。 第12図及び第13図に示されている摩擦装置451は摩擦
デイスク454を有し、これはデイスク状範囲454aを有
し、この範囲が慣性体3のフランジ39に直接に摩擦接続
している。デイスク状範囲454aはその外周にスリーブ状
範囲469を有し、この範囲はフランジ39から軸方向に延
びている。摩擦デイスク454のスリーブ状の範囲469内に
半径方向に皿ばね452が配置されており、これはデイス
ク状の範囲454aと、デイスク30に軸方向で支持されてい
る摩擦リング455との間に、軸方向でプレロードを有す
る状態で配置されている。皿ばね452及び摩擦リング455
の半径方向内側にもう1つの皿ばね470並びにもう1つ
の摩擦リング456が設けられている。皿ばね470はデイス
ク状の範囲454aと摩擦リング456との間に軸方向に緊縮
されている。摩擦リング456は支持デイスク421aに軸方
向で支持されている。支持デイスク421aは、慣性体4に
回動不能に結合されているデイスク30内に半径方向で配
置されており、かつ慣性体3の軸方向突出部20の座475
上に押嵌められている。さらに、支持デイスク421aは軸
方向突出部20の肩476に軸方向で当接している。 摩擦リング455及び456は摩擦デイスク454に、それぞ
れ軸方向差込結合部477もしくは478を介して、回動不能
に結合されている。 摩擦デイスク454はそのスリーブ状の範囲の外周にア
ーム部457を有し、これらはそれぞれ、半径方向アーム4
58,459を以つてリベツト47のそれぞれ1つのヘツド47を
周方向で遊び60,61をおいてホーク状に挾持している
(第13図)。皿ばね452及び470はそれぞれそれらの半径
方向外側範囲で、摩擦デイスク454のデイスク状の範囲4
54aに支持されており、かつまた半径方向内側の範囲を
以つてそれぞれ摩擦リング455もしくは456にばね負荷を
与えている。 軸方向差込結合部478を構成するため、デイスク状の
範囲454aはその半径方向内側の内周にフランジ39から軸
方向で離れる方向へ向いている突起479を有しており、
これらの突起の間に、摩擦リング456の内周に形成され
ている軸方向突起480が係合している。軸方向差込結合
部477を構成するために、摩擦リング455はその外周に軸
方向に向いている突起481を有し、これらは、摩擦デイ
スク454のスリーブ状の範囲の半径方向内側に設けられ
ている軸方向に延びている溝482内へ係合している。 摩擦デイスク454、摩擦リング455,456及び皿ばね452,
470は以下のように設計されて構成されている。即ち、
摩擦デイスク454とフランジ39との間並びに摩擦リング4
56と支持デイスク421aとの間で生じうる全摩擦モーメン
トが、摩擦リング455とデイスク30との間で生じうる摩
擦モーメントよりも大きくなるように、設計され構成さ
れている。これにより、摩擦デイスク454のアーム458,4
59がリベツトヘツド47aに当接しない限り、専ら、摩擦
リング455とデイスク30との間の摩擦だけが発生し、摩
擦デイスク454とアーム458又は459にリベツトヘツド47a
が当接することによつてはじめて、より大きな摩擦ダン
パ作用が生じることが保証される。 第14図に示されている摩擦クラツチ551は慣性体3の
ジヤーナル状部20に配置されている。摩擦装置551は皿
ばね552を有し、この皿ばねはその半径方向内側範囲
で、ジャーナル状部20上に押嵌められた支持リング251a
に支持されており、かつ半径方向外側範囲で第1の摩擦
デイスク554にばね負荷を与えている。図示の実施例で
は皿ばね552は摩擦デイスク554の円形リング状の曲げ加
工部573に直接に支持されている。半径方向内側に皿ば
ね552はアーム部552aを有し、これらは、皿ばねの回動
を防止するため、支持リング521aの切欠き521b内へ係合
している。摩擦デイスク554と慣性体3の半径方向フラ
ンジ39との間にはさらに別の摩擦デイスク555が配置さ
れており、さらにその両側に設けられた摩擦リング556,
569が配置されている。皿ばね552から第1の摩擦デイス
ク554に作用する軸方向力により、摩擦リング556、摩擦
デイスク555及び摩擦リング569は慣性体3のフランジ39
と摩擦デイスク554との間で軸方向で締込まれている。
摩擦デイスク555は、摩擦リング556,569の半径方向外側
において軸方向に延びているアーム557を有し、これら
は摩擦デイスク554の切欠き568に軸方向で通されてい
る。摩擦デイスク554の切欠き568はこの場合、周方向で
みて、摩擦デイスク555のアーム557の幅よりも大であ
る。摩擦デイスク555のアーム557はさらにデイスク30の
切欠き558を通つて延びており、このデイスク30は第2
の、図示されていない慣性体4に回動不能に結合されて
いる。切欠き558はこの場合、周方向でみて、アーム557
の幅よりも大きな長さを有しており、その結果アーム55
7と切欠き558との間には周方向の遊びが存在している。 摩擦装置551においては、摩擦リング556と摩擦デイス
ク554との間又は摩擦リング556と摩擦デイスクとの間に
生じうる摩擦モーメントが、皿ばね552と摩擦デイスク5
54との間で生じる摩擦モーメントよりも小さくなるよう
に設計されている。これにより、アーム557が切欠き568
の端部範囲に当つたときにはじめて高い摩擦力が摩擦デ
イスク554と皿ばね552との間に生ぜしめられ、これに反
して、切欠き568に対してアーム557が切欠きの中間位置
にあるときには、摩擦リング556と摩擦デイスク554,555
の一方との間の小さい摩擦力が生ぜしめられるにすぎな
い。 慣性体3及び4間に相対回動が生じると、まず、慣性
体4に回動不能に結合されているデイスク30の切欠き55
8の周方向端部にアーム557が当接したときに、摩擦デイ
スク555が摩擦ダンパ作用を生じしめる。摩擦デイスク5
55がアーム557を介してデイスク30によつて駆動される
と直ちに、摩擦リング556,569が、アーム557が摩擦デイ
スク554の切欠き568の輪郭に当つていない限り、摩擦ダ
ンパ作用を生ぜしめる。アーム557が切欠き568の輪郭に
当てると直ちに、摩擦デイスク554は慣性体3に対して
回動せしめられ、その結果摩擦リング556によつて生ぜ
しめられた滑り摩擦がなくなり、その代りに摩擦デイス
ク554の曲げ加工部573と皿ばね552との間に摩擦が生ぜ
しめられる。 摩擦装置551のこのような構成によれば、回動角度の
増大に伴つて摩擦緩衝作用を段階的に高めることが可能
である。 さらに別の一実施例によれば、第14図に鎖線で示され
ているように、アーム557を周方向遊びを以つてフラン
ジ38の切欠き538内に係合させることができる。デイス
ク30中の切穴き558はこの場合、アーム557がこの切欠き
558の輪郭に当接しないように周方向に延長されてい
る。これにより、摩擦デイスク555の作動がフランジ38
の切欠き538の輪郭線にアーム557が当接することによつ
て行なれるようにすることができる。摩擦デイスク555
もしくは負荷摩擦デイスクのこのような制御は摩擦装置
のよりソフトな作動を可能にする。それというのは摩擦
デイスク555、ひいてはまたこのデイスクによつて制限
される摩擦デイスク554は、フランジ38と摩擦装置551を
支持する慣性体3との間で作用する、例えば第1図の蓄
力部材45と同じ蓄力部材と直列的に接続されることにな
るからである。 次に第15図に示されている捩り特性線図を用いて第1
図〜第4図の装置1の作用形式を詳細に説明する。 線図において、横軸には両慣性体3及び4間の相対回
動角度乃至捩り角度が示されており、また縦軸には両慣
性体3及び4間において伝達されるモーメントが示され
ている。矢印70は「引張」方向、即ち、内燃機関のクラ
ンク軸5によつて駆動される慣性体3が変速機入力軸1
0、ひいてはまた自動車をクラツチデイスク9を介して
駆動するときの方向を示し、矢印71はその逆の「押し」
方向、即ち車輪からクランク軸がクラツチデイスク9を
介して回わされるときの方向を示す。 第15図にはさらに、軸受内輪19における範囲25b,26b
の摩擦によつて生じるヒステリシスを有する内側ダンパ
装置13の捩り特性曲線72が破線で示されており、さら
に、デイスク30,46におけるライニング41の摩擦によつ
て生じるヒステリシスを有する、外側ダン装置14の捩り
特性曲線73が2点鎖線で示されている。さらに、慣性体
3及び4間において可能な捩り角度を完全に通過するさ
いに、摩擦装置51によつて生じるヒステリシス74が1点
鎖線で示されている。さらに図面から判るように、外側
ダンパ装置14は内側ダンパ装置13よりも大きな捩り抵抗
を有している。 ダンパ装置13,14が休止位置にあり、また摩擦装置51
の摩擦デイスク54のアーム58,59に対してリベツトヘツ
ド47aが、第4図に示す中間位置にあるものとする。こ
の位置状態から出発して、両慣性体3,4が引張方向70の
方向で相対的に捩られると、第4図の遊び60に相応する
捩り角度の範囲で、まず、内側ダンパ13のばね50と、範
囲25b,26bによつて生ぜしめられる摩擦とが作用する。
範囲Aの終端でアーム58がリベツトヘツド47aに当接し
かつ摩擦デイスク54が慣性体3に対して捩られ、これに
より、両慣性体間に、摩擦装置51によつて生ぜしめらる
摩擦力75に相応する捩り抵抗の増大が生じる。両慣性体
3,4間の引張方向70での捩りがさらに進行すると、専
ら、内側ダンパ13の蓄力部材50だけが圧縮され、それ
も、蓄力部材50によつてフランジ38に作用せしめられる
モーメントが、捩り角度Bに達した後に、ライニング41
によつて生じた摩擦モーメントを凌駕するまで、圧縮さ
れる。両慣性体3,4間の捩りがさらに進行すると、今度
は蓄力部材50と直列的に接続された、外側ダンパ14の蓄
力部材45も圧縮される。さらに摩擦ライニング41により
摩擦モーメントが生じる。ばね45と直列に接続されたば
ね50の圧縮は、捩り角度Cに達した後にピン47がフラン
ジ38の歯64に当接し、これにより内側ダンパ13がブロッ
クされるまで、行なわれる。このことは、蓄力部材50が
もはやさらに圧縮されないことを意味する。捩り角度C
を越えると、専ら外側ダンパの蓄力部材45だけが圧縮さ
れ、それも両慣性体3,4間の引張方向70での可能な全捩
り角度に達するまで、圧縮される。捩り角度Cに続く、
引張方向70での捩り角度Eにおいては、ばね45の作用
に、範囲25b,26b、摩擦ライニング41及び摩擦装置51に
よつて生ぜしめられる摩擦モーメントが重畳する。 装置1が休止位置へ戻るさいには、範囲Fにわたつて
まずたんにばね45だけが弛緩する。それというのはこの
ばね45のプレロードモーメントに基いてばね50が圧縮状
態にとどまつているからである。このことは、フランジ
38の歯64がピン47に当接した状態にとどまつていること
を意味する。押し方向71での両慣性体3,4の捩り回動が
さらに進行すると、両ダンパ14,13のばね45,50が一緒に
弛緩する。 押し方向71での捩り角度がGに達した後、両慣性体3,
4間での回転方向の逆転のさいにアーム58から離れてい
たピン47は摩擦デイスク54のアーム59に当接し、これに
より、捩り角度Gにわたつてはじめ停止していた摩擦デ
イスク54は再び慣性体3に対して回動せしめられる。こ
のことは、摩擦装置51によつて生ぜしめられた摩擦モー
メント75に相応する、捩り抵抗の変化によつて顕著にな
る。範囲Gはピン47のヘツド47aと摩擦デイスク54のア
ーム58,59との間の遊び(60+61)に相応する。 装置1の押し側の捩り特性曲線範囲を通過するさいダ
ンパ13,14並びに、個々の摩擦を生ぜしめる装置25b,26
b,41,51は、装置1の引張側の捩り特性曲線範囲を通過
するさいとほぼ同様に働く。しかしダンパ13,14が有効
に作用する捩り角度範囲は押し側と引張側とで異なるこ
とができる。 第8図〜第13図の摩擦装置251,351並びに451は摩擦装
置51とほぼ同様に作用する。 第5図〜第7図の摩擦装置151又は第14図の摩擦装置5
51によれば、第15図に符号76の破線で示されているよう
に、摩擦もしくは摩擦ヒステリシスを段階状に生ぜしめ
ることができる。 本発明は図示の実施例に制限されるものではない。従
つて、例えば第3図の実施例において、摩擦デイスク54
をプラスチツクから、それも摩擦リング55、場合によつ
ては摩擦リング56と一体に製作することも可能である。
さらにこれらの摩擦デイスクのアーム58,59を互いに結
合し、ピン47aを囲いから完全に取囲むように構成する
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の装置の実施例を示すもので、第1図は本
発明の装置の一実施例の断面図、第2図は第1図に示さ
れた装置を、但しクラツチ及びクラツチデイスクを取除
いた装置を一部を破断した状態で矢印IIの方向でみた
図、第3図は第1図の細部Xの拡大図、第4図は第3図
のIV−IV線による部分的な縮小断面図、第5図、第6
図、第7図及び第8図、第9図及び第10図、第11図及び
第12図、第13図並びに第14図は、それぞれ、摩擦緩衝装
置の別の実施例を示す、第3図もしくは第4図に相応す
る図、第15図は本発明の装置の捩り特性線図である。 1……回転衝撃を補償する装置、2……フライホイー
ル、3,4……慣性体、5……内燃機関クランク軸、7…
…摩擦クラツチ、8……プレツシヤプレート、9……ク
ラツチデイスク、10……変速機入力軸、12……皿ばね、
13……第1のダンパ装置、14……第2のダンパ装置、15
……軸受部、16……転がり軸受、17……軸受外輪、19…
…軸受内輪、45……ばね、51,151,251,351,451,551……
摩擦装置、54,154,155,254,454,554……摩擦デイスク、
354……皿ばね状構造部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・ヘーネマン ドイツ連邦共和国オツタースヴアイア ー・シユヴアルツ ヴアルトシユトラー セ 44 (56)参考文献 特開 昭55−20964(JP,A) 特開 昭57−204321(JP,A) 実開 昭54−147391(JP,U)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.少なくとも2つの、互いに同軸的に配置されてい
    て、かつダンパ装置の作用に抗して互いに相対的に回動
    可能である慣性体によって回転衝撃、殊に内燃機関のト
    ルク変動による回転衝撃を補償する装置であって、上記
    2つの慣性体の一方の慣性体が内燃機関に、他方の慣性
    体が変速機入力軸に結合可能である形式のものにおい
    て、ダンパ装置(13,14)が、摩擦緩衝力が回動方向に
    逆転のさい所定の回動角度(60,61;160,161)に亘り作
    用しない少なくとも1つの摩擦装置(51,151,251,351,4
    51,551)を含んでおり、該摩擦装置が、両方の慣性体を
    相互に支承して両方の慣性体間の軸方向力及び半径方向
    力を受容する支承部の外部に配置されていて、該軸方向
    力及び半径方向力を受けないように構成されており、か
    つ該摩擦装置の少なくとも1つの構造部分がストッパ手
    段を有し、該ストッパ手段が、遊び経過後にはじめて、
    対応ストッパ手段と協働することを特徴とする、回転衝
    撃を補償する装置。 2.慣性体(3,4)の間に少なくとも1つの摩擦デイス
    ク(54;154,155;254;354;454;554,555)が配置されてお
    り、該摩擦デイスクがダンパ装置(13,14)の可能な全
    回動角度のたんに一部の角度範囲に亘ってのみ有効に作
    用し、かつ上記の一部の角度範囲が蓄力部材(45,50)
    の作用開始点に対して変位可能である、特許請求の範囲
    第1項記載の装置。 3.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が一方の第1
    の慣性体(3)に支持されていてかつ少なくとも1つの
    摩擦部材(54;154,155;254;354;454;554,555)を含んで
    おり、該摩擦部材が、ストッパ部材(58,59;158,159;25
    8,259;358,359;458,459;558,559)を介して、他方の第
    2の慣性体(4)の対応ストッパ部材(47a)と協働
    し、この場合ストッパ部材と対応ストッパ部材との間に
    周方向で遊びが存在している、特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の装置。 4.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が軸方向で第
    1の慣性体(3)と第2の慣性体(4)との間に配置さ
    れている、特許請求の範囲第1項から第3項までのいづ
    れか1項記載の装置。 5.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が、内燃機関
    出力軸(5)に回動不能に結合されている第1の慣性体
    (3)によって支持されている、特許請求の範囲第1項
    から第4項までのいづれか1項記載の装置。 6.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が、両慣性体
    (3,4)の一方の慣性体のセンターの、軸方向に延びて
    いるジャーナル状の付加部(20)を中心にして同心的に
    配置されている、特許請求の範囲第1項から第5項まで
    のいづれか1項記載の装置。 7.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が両慣性体
    (3,4)の一方の慣性体のセンターの、ジャーナル状の
    軸方向付加部(20)に支持されている、特許請求の範囲
    第1項から第6項までのいづれか1項記載の装置。 8.第1の慣性体(3)が、軸方向付加部(20)を有し
    ている、特許請求の範囲第1項から第7項までのいづれ
    か1項記載の装置。 9.軸方向付加部(20)が両慣性体(3,4)を互いに相
    対的に回転可能に支承するための軸受装置(16)を支持
    している、特許請求の範囲第1項から第8項までのいづ
    れか1項記載の装置。 10.摩擦装置(51,151,251,351,451,551)が、少なく
    ともほぼ、軸受装置(16)と軸方向付加部(20)を有し
    ている慣性体(3)の半径方向フランジ(39)との間に
    軸方向に配置されている、特許請求の範囲第1項から第
    9項までのいづれか1項記載の装置。 11.軸受装置(16)が、単列型転がり軸受、殊に球軸
    受によって、形成されており、この場合転受内輪(19)
    がセンターのジャーナル状の軸方向付加部(20)に固定
    されており、かつ摩擦装置(51,151,251,451,551)が軸
    方向で、上記内輪(19)と軸方向付加部(20)を有する
    慣性体(3)の半径方向フランジ(39)との間に配置さ
    れている、特許請求の範囲第1項から第10項までのいづ
    れか1項記載の装置。 12.摩擦装置(51,151,451,551)が少なくとも1つの
    摩擦デイスク(54,154,454,554,555)を有しており、か
    つ該摩擦デイスクが少なくとも1つの蓄力部材(52;15
    2;452,470,552)によって軸方向で、軸方向付加部(2
    0)を有する慣性体(3)の半径方向フランジ(39)に
    向かってばね負荷されている、特許請求の範囲第1項か
    ら第11項までのいづれか1項記載の装置。 13.蓄力部材が皿ばね(52;152;452,470,552)であ
    り、該皿ばねが摩擦デイスク(54,154,454,554)と転が
    り軸受(16)の内輪(19)との間において軸方向で緊縮
    されている、特許請求の範囲第12項記載の装置。 14.転がり軸受(16)と皿ばね(52,152,470,552)と
    の間に支持リング(21a,121a,421a,521a)が配置されて
    おり、該支持リングに皿ばね(52,152,470,552)の半径
    方向内側範囲が支持されている、特許請求の範囲第12項
    又は第13項記載の装置。 15.皿ばね(52,152)と摩擦デイスク(54,154)との
    間に摩擦リング(56,156)が配置されている、特許請求
    の範囲第12項から第14項までのいづれか1項記載の装
    置。 16.摩擦リング(56,156)と皿ばね(52,152)との間
    に押付けリングもしくは圧力リング(53,153)が配置さ
    れており、該圧力リングに皿ばね(52,152)がその半径
    方向外側範囲で直接支持されている、許請求の範囲第12
    項から第15項までのいづれか1項記載の装置。 17.摩擦リング(54)と、軸方向付加部(20)を有す
    る慣性体(3)の半径方向フランジ(39)との間にさら
    に別の摩擦リング(55)が配置されている、許請求の範
    囲第1項から第16項までのいづれか1項記載の装置。 18.慣性体(3,4)の一方の慣性体に支持された摩擦
    デイスク(54,254,354,454)のストッパ装置が半径方向
    で外側へ向かって突出しているアーム(58,59;258,259;
    358,359;458,459)によって形成されており、該アーム
    がそれぞれ対をなして、他方の慣性体(4,3)の軸方向
    に突出している突出部(47a)を遊び(60,61)を以って
    狭持している、許請求の範囲第1項から第17項までのい
    づれか1項記載の装置。 19.上記突出部が、他方の慣性体(4)に取付けられ
    たリベット(47)のヘッド(47a)によって形成されて
    いる、特許請求の範囲第18項記載の装置。 20.リベット(47)が同時に、軸方向間隔をおいて配
    置されている、ダンパ装置(13)の出力部分を形成す
    る、2つのデイスク(30,46)を、他方の慣性体(4)
    に取付けるために役立つ、特許請求の範囲第19項記載の
    装置。 21.慣性体の一方(3)に支持されている摩擦デイス
    ク(154,155)のストッパ装置が、外周で軸方向に折曲
    げられた耳状部(157,557)によって形成されており、
    該耳状部が他方の慣性体(4)の1つの構造部分(30)
    の切欠き(158,558)内に周方向遊び(160,161)を以っ
    て侵入している、特許請求の範囲第1項から第17項まで
    のいづれか1項記載の装置。 22.摩擦デイスク(154,554)と、軸方向付加部(2
    0)を有する慣性体(3)の半径方向フランジ(39)と
    の間にさらに別の第2の摩擦デイスク(155,555)が配
    置されていて両摩擦デイスク(154,155,554,555)が摩
    擦接続している、特許請求の範囲第1項から第21項まで
    のいづれか1項記載の装置。 23.上記の、さらに別の第2の摩擦デイスク(155)
    が、該摩擦デイスクが受容されている慣性体(3)の対
    応ストッパ装置(168)とストッパ装置(159)を介して
    協働せしめられ、かつストッパ装置(159)と対応スト
    ッパ装置(168)との間に周方向遊び(167)が形成され
    ている、特許請求の範囲第22項記載の装置。 24.上記のさらに別の第2の摩擦デイスク(155)の
    ストッパ装置(159)が、例えば外周で折曲げられた、
    軸方向の腕(159)により形成されており、該腕が、軸
    方向付加部(20)を有する慣性体(3)の半径方向フラ
    ンジ(39)の、対応ストッパ装置を形成する切欠き(16
    8)内に周方向遊び(167)を以って侵入している、特許
    請求の範囲第22項又は第23項記載の装置。 25.上記のさらに別の第2の摩擦デイスク(155,55
    5)と、該摩擦デイスクを有する慣性体(3)の半径方
    向フランジ(39)との間に、摩擦リング(169,569)が
    配置されている、特許請求の範囲第22項から第24項まで
    のいづれか1項記載の装置。 26.両方の摩擦デイスク(154,155)が直接摩擦接続
    している、特許請求の範囲第22項から第25項までのいづ
    れか1項記載の装置。 27.摩擦デイスク(154,155)間において伝達可能な
    摩擦モーメントが、摩擦リング(169)と上記の第2の
    摩擦デイスク(155)との間又は摩擦リング(169)と慣
    性体(3)のフランジ(39)との間において伝達可能な
    摩擦モーメントよりも大である、特許請求の範囲第22項
    から第25項までのいづれか1項記載の装置。 28.摩擦デイスク(154,155)のストッパ(157,159)
    と対応ストッパ(158,168)との可能な周方向遊び(160
    +161,167)の大きさが異なっている、特許請求の範囲
    第22項から第27項までのいづれか1項記載の装置。 29.上記の第2の摩擦デイスク(155)の周方向遊び
    (167)が他方の摩擦デイスク(154)の周方向遊び(16
    0,161)よりも小である、特許請求の範囲第28項記載の
    装置。 30.摩擦デイスク(155,154)の少なくとも一方が突
    出した曲げ加工部を有していて、該曲げ加工部を以って
    他方の摩擦デイスク(154)に直接支持されている、特
    許請求の範囲第22項から第29項までのいづれか1項記載
    の装置。 31.摩擦装置(251)が軸方向で緊縮された皿ばね(2
    54)によって形成された摩擦デイスクを有している、特
    許請求の範囲第1項から第30項までのいづれか1項記載
    の装置。 32.皿ばね(254)が半径方向外側範囲を以って、両
    慣性体(3,4)の一方の慣性体(3)の半径方向フラン
    ジ(39)に軸方向で支持されていると共に、半径方向内
    側範囲を以って、上記一方の同じ慣性体(3)の軸方向
    付加部(20)に支持されている支持リング(221a)に係
    合している、特許請求の範囲第31項記載の装置。 33.支持リング(221a)がL字形横断面を有してい
    て、その内側のスリーブ状の範囲を以って、軸方向付加
    部(20)に支持されている軸受の内輪(19)に軸方向で
    当接し又は支持されている、特許請求の範囲第31項又は
    第32項記載の装置。 34.支持リング(221a)の半径方向に延びている範囲
    にリング状突出部(273)が形成されており、該リング
    状突出部に皿ばねが支持されている、特許請求の範囲第
    31項から第34項までのいづれか1項記載の装置。 35.支持リング(221a)が該支持リングを支持してい
    る慣性体(3)に対して回動不能である、特許請求の範
    囲第31項から第34項までのいづれか1項記載の装置。 36.皿ばね(254)と慣性体(3)の半径方向フラン
    ジ(39)との間に支持デイスク(270)が設けられてお
    り、該支持デイスクの円形リング状の突出部(269)に
    皿ばね(254)が支持されている、特許請求の範囲第31
    項から第35項までのいづれか1項記載の装置。 37.支持デイスク(270)が、該支持デイスクを受容
    している慣性体(3)に対して回動不能である、特許請
    求の範囲第36項記載の装置。 38.支持デイスク(270)が半径方向内側にスリーブ
    状範囲(271)を有しており、該スリーブ状範囲(271)
    を以って、所属する慣性体(3)の軸方向付加部(20)
    の嵌合座(272)上に押嵌められている、特許請求の範
    囲第36項又は第37項記載の装置。 39.慣性体(3)に支持されている皿ばね(254)が
    摩擦装置(251)を制御するために、ストッパ装置(25
    8,259)を有しており、該ストッパ装置が他方の慣性体
    (4)の対応ストッパ装置(47a)と協働する、特許請
    求の範囲第31項から第38項までのいづれか1項記載の装
    置。 40.ストッパ装置が半径方向で外側に向いた突出部
    (258,259)によって形成されており、該突出部が、他
    方の慣性体(4)の軸方向突出部(47a)を遊び(60+6
    1)を以って狭持している、特許請求の範囲第39項記載
    の装置。 41.対応ストッパ装置(47a)が他方の慣性体(4)
    に取付けられたリベット(47)のヘッド(47a)によっ
    て形成されており、かつリベット(47)が同時にまた、
    軸方向で間隔をおいて配置されている、ダンパ装置(1
    3)の出力部分を形成する2つのデイスク(30,46)を、
    他方の慣性体(4)に取付けるために役立つ、特許請求
    の範囲第39項又は第40項記載の装置。 42.摩擦装置(351)が皿ばね(354)を有しており、
    該皿ばねが軸方向で2つの摩擦リング(355,356)の間
    に、それも両摩擦リング(355,356)のそれぞれ直径を
    異にする仮想円周上に支持された状態で、緊締されてい
    る、特許請求の範囲第1項から第41項までのいづれか1
    項記載の装置。 43.摩擦リング(355,356)が皿ばね(354)に対して
    回動不能である、特許請求の範囲第42項記載の装置。 44.摩擦リング(355,356)が軸方向突出部(378,38
    1)を有しており、該突出部が、回動防止のため皿ばね
    (354)の切欠き(377,380)内へ侵入している、特許請
    求の範囲第42項又は第43項記載の装置。 45.皿ばね(354)がその半径方向外周範囲(369)及
    び半径方向内周範囲(370)に切欠き(377,380)を有し
    ている、特許請求の範囲第42項から第44項までのいづれ
    か1項記載の装置。 46.切欠き(377,380)が半径方向に開いている、特
    許請求の範囲第42項から第45項までのいづれか1項記載
    の装置。 47.摩擦リングの一方(355)が軸方向で皿ばね(35
    4)と、軸方向付加部(20)を有する慣性体(3)の半
    径方向フランジ(39)との間に配置されており、かつ摩
    擦リングの他方(356)が軸方向で皿ばね(354)と転が
    り軸受(169)との間に配置されている、特許請求の範
    囲第42項から第46項までのいづれか1項記載の装置。 48.一方の摩擦リング(355)が、軸方向付加部(2
    0)を有する慣性体(3)の半径方向フランジ(39)に
    直接に摩擦接続している、特許請求の範囲第42項から第
    47項までのいづれか1項記載の装置。 49.他方の摩擦リング(356)が摩擦部分(321a)に
    支持されており、該摩擦部分が、所属する慣性体(3)
    の軸方向付加部(20)上に支持されていると共に、軸方
    向で転がり軸受内輪(19)に当接している、特許請求の
    範囲第42項から第48項までのいづれか1項記載の装置。 50.皿ばね(354)と摩擦部分(321a)との間に緊締
    された摩擦リング(356)が周方向に配列された多数の
    軸方向突出部(381)を有しており、該軸方向突出部間
    に皿ばね(354)の半径方向内側へ向いた舌状部(382)
    が係合している、特許請求の範囲第42項から第49項まで
    のいづれか1項記載の装置。 51.皿ばね(354)と、軸方向付加部(20)を有する
    慣性体(3)の半径方向フランジ(39)との間に緊締さ
    れている摩擦リング(355)が周方向に配列された多数
    の軸方向突出部(378)を有しており、該突出部(378)
    間に皿ばね(354)の半径方向外側へ向いた舌状部(37
    9)が係合している、特許請求の範囲第42項から第50項
    までのいづれか1項記載の装置。 52.皿ばね舌状部(369,382)に対する摩擦リング(3
    55,356)の当接範囲が球面状に形成されている、特許請
    求の範囲第42項から第51項までのいづれか1項記載の装
    置。 53.一方の慣性体(3)に支持されている皿ばね(35
    4)が摩擦装置(351)の制御のため、他方の慣性体
    (4)の対応ストッパ装置(47a)と協働するストッパ
    装置(358,359)を有している、特許請求の範囲第42項
    から第52項までのいづれか1項記載の装置。 54.ストッパ装置(358,359)が半径方向外側へ突出
    したアーム部(357)によって形成されており、該アー
    ム部が他方の慣性体(4)の軸方向突出部(47a)を遊
    び(60,61)を以って狭持している、特許請求の範囲第4
    2項から第52項までのいづれか1項記載の装置。 55.対応ストッパ装置もしくはその軸方向突出部(47
    a)が他方の慣性体(4)に取付けられたストッパ(4
    7)のヘッド(47a)により形成されていると共に、該リ
    ベット(47)が同時にまた、軸方向間隔をおいて配置さ
    れている、ダンパ装置(13)の出力部分を形成する2つ
    のデイスク(30,46)を他方の慣性体(4)を取付ける
    ために役立つ、特許請求の範囲第53項又は第54項記載の
    装置。 56.皿ばね(354)と慣性体(3)のフランジ(39)
    との間に配置された摩擦リング(355)が、皿ばね(35
    4)と転がり軸受(16)との間に配置された摩擦リング
    (356)の外径よりも大きな内径を有している、特許請
    求の範囲第42項から第55項までのいづれか1項記載の装
    置。 57.皿ばね(354)と慣性体のフランジ(39)との間
    に配置された摩擦リング(355)が半径方向外側へ突出
    した突出部(383)を有している、特許請求の範囲第42
    項から第56項までのいづれか1項記載の装置。 58.半径方向突出部(383)のうち少なくとも若干の
    半径方向突出部(383)が皿ばね(354)の切欠き(38
    4)内に軸方向に係合していると共に、それぞれ、皿ば
    ね(354)の半径方向外側に向いた、比較的長い舌状部
    (385)の側面に当接している、特許請求の範囲第57項
    記載の装置。 59.摩擦装置(451)が、半径方向内側範囲(454a)
    をもった摩擦デイスク(454)を有しており、上記範囲
    (454a)が両慣性体(3,4)の一方(3)の半径方向フ
    ランジ(39)に軸方向で直接に当接しており、かつ上記
    摩擦デイスク(454)が半径方向外側範囲(457)を有し
    ており、該範囲(457)がストッパ(458,459)を形成し
    ており、該ストッパが慣性体(3,4)の他方(4)の対
    応ストッパ(47a)への当接により摩擦装置(451)の作
    用開始点を規定する、特許請求の範囲第1項から第58項
    までのいづれか1項記載の装置。 60.ストッパが半径方向外側へ突出したアーム(458,
    459)によって形成されており、該アームが他方の慣性
    体(4)の軸方向突出部(47a)を遊び(60,61)を以っ
    て狭持している、特許請求の範囲第59項記載の装置。 61.対応ストッパもしくは軸方向突出部(47)が、他
    方の慣性体(4)に取付けられたリベット(47)のヘッ
    ド(47a)によって形成されており、かつ該リベット(4
    7)が同時にまた、軸方向間隔をおいて配置されてい
    る、ダンパ装置(13)の出力部分を形成する2つのデイ
    スク(30,46)を他方の慣性体(4)に取付けるために
    役立つ、特許請求の範囲第59項又は第60項記載の装置。 62.摩擦デイスク(454)の半径方向外側にスリーブ
    状の区分(469)が形成されている、特許請求の範囲第5
    9項から第61項までのいづれか1項記載の装置。 63.摩擦デイスク(454)のスリーブ状区分(469)の
    半径方向内側に摩擦装置用の第1の皿ばね(452)並び
    に摩擦リング(455)が設けられている、特許請求の範
    囲第59項から第62項までのいづれか1項記載の装置。 64.第1の皿ばね(452)が軸方向で、摩擦デイスク
    (454)の摩擦範囲(454a)と摩擦リング(455)との間
    に緊縮されており、かつさらに摩擦リング(455)が他
    方の慣性体(4)の構造部分(30)に軸方向で支持され
    ている、特許請求の範囲第59項から第63項までのいづれ
    か1項記載の装置。 65.摩擦リング(455)が支持されている構造部分(3
    0)がダンパ装置(13)の出力部分に所属している、特
    許請求の範囲第64項記載の装置。 66.摩擦装置(451)が、第1の皿ばね(452)の半径
    方向内側に配置された第2の皿ばね(470)を有してお
    り、該皿ばねが軸方向で、摩擦デイスク(454)の摩擦
    範囲(454a)と第2の摩擦リング(456)との間に配置
    されている、特許請求の範囲第59項から第65項までのい
    づれか1項記載の装置。 67.第2の摩擦リング(456)が軸方向で支持デイス
    ク(421a)に当接しており、該支持デイスクが摩擦デイ
    スク(454)を支持する慣性体(3)に対して回動不能
    である、特許請求の範囲第66項記載の装置。 68.第2の摩擦リング(456)がL字形横断面を有し
    ている、特許請求の範囲第66項又は第67項記載の装置。 69.両慣性体(3,4)の一方(3)に支持されている
    摩擦装置(551)が少なくとも2つの摩擦デイスク(55
    4,555)を有しており、その一方(554)が他方(555)
    によって回動可能である、特許請求の範囲第1項から第
    22項までのいづれか1項記載の装置。 70.他方の摩擦デイスク(555)がストッパ装置(55
    7)を有し、該ストッパ装置が、両慣性体(3,4)の他方
    (4)に設けられている対応ストッパ装置(558)と協
    働する、特許請求の範囲第69項記載の装置。 71.他方の摩擦デイスク(555)のストッパ装置(55
    7)が同時にまた、一方の摩擦デイスク(554)を回動さ
    せもしくは制御するために役立つ、特許請求の範囲第69
    項又は第70項記載の装置。 72.他方の摩擦デイスク(555)のストッパ装置が、
    該摩擦デイスクと一体に製作された、軸方向に延びてい
    るアーム(557)によって形成されており、該アーム(5
    57)が他方の慣性体(4)の切欠き(558)内へ係合し
    ている、特許請求の範囲第69項から第71項までのいづれ
    か1項記載の装置。 73.他方の摩擦デイスク(555)のアーム(557)が軸
    方向で、一方の摩擦デイスク(554)の切欠き(568)を
    通っている、特許請求の範囲第69項から第72項までのい
    づれか1項記載の装置。 74.切欠き(568)の周方向長さが、アーム(557)の
    幅よりも大である特許請求の範囲第69項から第73項まで
    のいづれか1項記載の装置。 75.他方の慣性体(4)の切欠き(558)が一方の摩
    擦デイスク(554)の切欠き(568)よりも大きな周方向
    長さを有している、特許請求の範囲第69項から第74項ま
    でのいづれか1項記載の装置。
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