JP2015203480A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】取付け孔に対する弾性アームの挿入荷重は軽い状態に維持しつつ、取付け部材の板厚の寸法公差などを吸収し、弾性アームを取付け孔の縁部に適正に係止させる。【解決手段】硬質の樹脂材からなるアンカー10が弾性アーム24を備え、このアンカーが板状の取付け部材50の取付け孔52に挿入されることで、弾性アーム24が内方へ押し撓められながら進行し、該弾性アームの係止爪26が取付け孔52の縁部に係止するクリップであって、弾性アーム24の係止爪26が取付け部材の取付け孔52に係止した状態で、該取付け孔の縁部と接する係止爪26の係止面26aが軟質の弾性材からなるクッション40で被われている。【選択図】図8

Description

本発明は、主として車両に使用されるクリップに関する。詳しくは、板状の取付け部材に開けられた取付け孔にアンカーが挿入されることで、このアンカーに設けられている弾性アームの係止爪が取付け孔の縁部に係止して取付け部材に取り付けられる構成のクリップに関する。
この種のクリップの一例としては、取付け部材の取付け孔に挿入されるアンカーに衝撃吸収用の緩衝体が一体的に結合された構成のものがある(特許文献1)。このクリップは、アンカーがポリプロピレンなどからなり、緩衝体がエラストマーなどからなっている。そして、アンカーが取付け部材の取付け孔に挿入されることで、アンカーに設けられている一対の弾性アームが内方へ押し撓められながら進行し、最終的には弾性アームの一部が取付け孔の縁部に係止する。それによってクリップが取付け部材に取り付けられ、この取付け部材と相対的に接近あるいは離反する相手部材に緩衝体が当たって衝撃を吸収する。なお、特許文献1のクリップにおける緩衝体は、その底面から連続するボス部を有する。このボス部は、アンカーを取付け部材の取付け孔に挿入してクリップを取り付けたときに、取付け孔の内周に接触して雨水等の浸入を遮断するように機能する。
特開2003−130110号公報
板状の取付け部材は、その板厚に寸法公差があり、あるいは取付け孔の周縁に生じたバリや塗装だまり等による寸法のばらつきもある。このため、アンカーを取付け孔に挿入したときの弾性アームが、孔の縁部に適正に係止されない場合や弾性アームと孔の縁部との間にガタツキが生じる場合がある。この対策としてクリップ全体を軟質の弾性材で成形し、その弾性変形によって取付け部材の板厚の寸法公差などを吸収することが考えられる。しかしながら、その場合にはクリップを取付け孔に挿入するときの抵抗が大きくなり、ポリプロピレンなどからなるアンカーの弾性アームと比較して挿入荷重が増大する。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、取付け孔に対する弾性アームの挿入荷重は軽い状態に維持しつつ、取付け部材の板厚の寸法公差などを吸収し、弾性アームを取付け孔の縁部に適正に係止させることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
硬質の樹脂材からなるアンカーが弾性アームを備え、このアンカーが板状の取付け部材の取付け孔に挿入されることで、弾性アームが内方へ押し撓められながら進行し、該弾性アームの係止爪が取付け孔の縁部に係止するクリップであって、弾性アームの係止爪が取付け部材の取付け孔に係止した状態で、該取付け孔の縁部と接する係止爪の係止面が軟質の弾性材からなるクッションで被われている。
より好ましくは、アンカーにおいて、取付け孔の内周と接する可能性のある外側面が、弾性アームにおける係止爪の係止面と同様に軟質の弾性材からなるクッションで被われていることである。
さらに好ましくは、つぎのように構成されることである。すなわち、アンカーに対し、取付け部材と相対的に接近あるいは離反する相手部材に当たって衝撃を吸収するための緩衝体が二色成形によって一体的に結合されている。そして、弾性アームにおける係止爪の係止面およびアンカーの外側面を被っているクッションと緩衝体とが一体に連続して成形されている。
さらに好ましくは、緩衝体と、弾性アームにおける係止爪の係止面を被っているクッションとの連通部が、アンカーに対する弾性アームの撓み動作に支障を及ぼさない肉厚に設定されていることである。
本発明においては、アンカーの弾性アームにおいて、その係止爪の係止面がクッションで被われていることにより、取付け部材の板厚の寸法公差、あるいは取付け孔の周縁に生じたバリや塗装だまり等による寸法のばらつきは、クッションの変形によって吸収することができる。その結果、弾性アームの係止爪を取付け孔の縁部に対して常に適正に係止させることができる。また、アンカーおよび弾性アームは硬質の樹脂材のままであることから、アンカーが取付け孔に挿入されるときの抵抗が小さく抑えられ、低挿入荷重を維持することができる。
また、弾性アームにおける係止爪の係止面がクッションで被われていることに加え、アンカーの外側面がクッションで被われていることにより、これらのクッションが取付け部材に対するクリップのガタツキを抑えて異音などの発生を防止できる。
さらに、係止爪の係止面およびアンカーの外側面のクッションが緩衝体と一体に連続して成形されたことにより、アンカーに対して衝撃吸収用の緩衝体を二色成形する工程を利用してクッションを成形することができる。
さらに、緩衝体と弾性アームのクッションとの連通部が、該弾性アームの撓み動作に支障を及ぼさない肉厚に設定されていることにより、このクッションが緩衝体を二色成形する工程を利用して成形されるにもかかわらず、取付け部材にクリップを取り付けた状態に保持する機能は適正に保たれる。
衝撃吸収用のクリップを正面側から見た外観斜視図。 同クリップを側面側から見た外観斜視図。 同クリップのアンカーのみを正面側から見た外観斜視図。 同クリップのアンカーのみを側面側から見た外観斜視図。 同クリップを表した正面図。 同クリップを表した側面図。 同クリップを表した底面図。 図6のVIII−VIII矢視方向の断面図。 図5のIX−IX矢視方向の断面図。 異なる形式のクリップを表した外観斜視図。 図10のクリップを表した正面図。 図10のクリップを表した側面図。 異なる形式のクリップを表した外観斜視図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図9で示す衝撃吸収用のクリップは、車両におけるドアとボデーのように相対的に接近あるいは離反する二部材の一方に取り付けられ、他方を受け止めて衝撃を吸収する機能を果たす。すなわち、このクリップは、図8,9で示すドアインナパネルなどの板状の取付け部材50に取り付けられるアンカー10と、ボデーパネルなどの相手部材54に当たって弾性変形する緩衝体30とによって構成されている。アンカー10は、ポリプロピレン(PP)などの硬質の樹脂材からなり、緩衝体30はエラストマー(TPE)などの軟質の弾性材からなる。また、クリップの成形については、図3,4で示す形状のアンカー10を射出成形した後、このアンカー10に対して緩衝体30を二色成形することで、相互を一体的に結合している。
アンカー10の構成要素は、円板形状のベース14と、このベース14における型側面の中心部から突出した支柱16と、支柱16の両側に位置する一対の弾性アーム24とに大別される(図3,4)。ベース14は、緩衝体30の内部に包み込まれてアンカー10と緩衝体30との結合力を高める部分である。支柱16は、図8,9で示す取付け部材50にあらかじめ貫通状態で開けられている取付け孔52に対し、両弾性アーム24と共に挿入される部分である。このため、支柱16の先端部18は、取付け孔52に挿入しやすい円錐形状になっている。両弾性アーム24は、支柱16の先端部18の側においてのみ、該支柱16と一体につながっており、そこを支点とする樹脂材の弾性変形によって内外方向へ撓むことができる。
支柱16の内部は、両弾性アーム24が位置する側の中間箇所に補強部20を残し、かつ、先端部18の端面で開放された中空形状になっている(図7)。そして、支柱16は、両弾性アーム24が位置する箇所において内部空間に通じる開放面22をそれぞれ備えている。つまり、両弾性アーム24は、それぞれの開放面22の内側に位置し、それによって前述の撓み動作が可能となる。両弾性アーム24は、それぞれの自由端側において外方へ山形状に膨出した係止爪26を有する。この係止爪26は、ベース14と対向する側にある係止面26aと、その反対側にある斜面26bとを有する。また、係止面26aには、部分的に突出した凸部26cが成形されている(図3,4)。
緩衝体30は、厚みのある円板形状の基部32と頂部36とが、柱形状の頸部34を介して一体化された構成になっている。基部32は、前述のようにアンカー10のベース14を包み込んでいる(図8,9)。頂部36および頸部34の内部は、頂部36の端面で開口した空洞38になっている。緩衝体30が相手部材54を受け止めたとき、主として頂部36と頸部34との弾性変形によって衝撃を吸収する。
アンカー10において、両弾性アーム24の係止爪26の係止面26aと、支柱16の両開放面22を除く外周面とが、TPEなどの軟質の弾性材からなる個別のクッション40,44によってそれぞれ被われている。これらのクッション40,44は、緩衝体30の基部32と一体に連続して成形されている。つまり、クッション40,44は、アンカー10に対して緩衝体30を二色成形する工程を利用して成形される。これにより、係止爪26の係止面26aとクッション40、支柱16の外周面とクッション44とは、それぞれ一体的に結合されている。
係止爪26の係止面26aを被っているクッション40は、緩衝体30の基部32と連通部42を通じて連続している(図8)。このクッション40は、係止爪26のうちの係止面26aに結合されているだけであるが、この係止面26aにある前述の凸部26cを包み込むことで、相互の結合力が高められている。また、連通部42は、弾性アーム24が支柱16に対して内外方向へ撓む動作に支障を及ぼさない肉厚に設定されている。なお、クッション40の表面は、係止面26aの傾斜と同方向へ適度の角度で傾斜している(図8)。
支柱16の外周面を被っているクッション44については、支柱16における両開放面22の箇所、つまり両弾性アーム24が位置する箇所で二分されているものの、それ以外の箇所では支柱16の周方向へ連続している。このクッション44は、その表面から外方向へ突出した複数個の突条部分46を有する。これらの突条部分46は、支柱16の軸線に沿った方向へ延び、かつ、支柱16の周方向へ所定の間隔をもって設けられている。
衝撃吸収用のクリップを使用するにあたっては、図8,9で示す取付け部材50の取付け孔52にアンカー10を挿入する。この挿入の過程において、両弾性アーム24が支柱16の内方へ押し撓められながら進行し、それぞれの係止爪26が取付け孔52を通過する。これにより、両係止爪26の係止面26aが、そこを被っているクッション40を介して取付け孔52の縁部に係止し(図8)、アンカー10(クリップ)が取付け部材50に取り付けられる。このとき、クッション40の弾性変形によって取付け部材50における板厚の寸法公差、あるいは取付け孔52の周縁に生じたバリ等による寸法のばらつきが吸収される。このため、両係止爪26が取付け孔52の縁部に適正に係止し、取付け部材50に対するアンカー10(クリップ)の取付け状態が安定する。
アンカー10は、クッション40で被われた両係止爪26の係止面26aと、クッション44で被われた支柱16の外周面とを除いて硬質の樹脂材のままである。このため、アンカー10が取付け孔52に挿入される過程において、特にアンカー10の先端部18、両弾性アーム24、両係止爪26の外側の斜面26bといった各部分が取付け孔52の縁に接触して進行するときの摩擦抵抗を、これまで通りに抑えることができる。したがって、アンカー10の低挿入荷重が低い状態に維持される。
衝撃吸収用のクリップがドアインナパネルなどの取付け部材50に取り付けられた状態において、ドアを閉ざすことで取付け部材50がボデーパネルなどの相手部材54に接近すると、緩衝体30が相手部材54に当たって弾性変形し、このときの衝撃を吸収する。なお、ドアを閉ざしたときの取付け部材50と相手部材54とは、図8,9で示す位置関係にある。これらの図面において、緩衝体30に相手部材54がオーバーラップして表示されている分だけ、緩衝体30の主として頂部36および頸部34が圧縮された状態に弾性変形する。
このように、ドアを閉ざした状態での取付け部材50と相手部材54とが、車両走行時などの振動によって相対的に動くと、これらの部材間で圧縮されている緩衝体30もアンカー10と共に動いてしまう。しかし、アンカー10が取付け部材50に取り付けられた状態では、前述のように両係止爪26の係止面26aを被っているクッション40が取付け孔52の縁部に接しており(図8)、かつ、支柱16の外周面を被っているクッション44の各突条部分46が取付け孔52の内周に接している(図9)。このため、クッション40,44の弾性変形によってアンカー10の動きが抑えられ、該アンカー10と取付け孔52の内周との間で異音が生じる等の不具合が解消される。
また、両弾性アーム24における係止爪26の係止面26aを被っているクッション40と緩衝体30の基部32とをつなぐ連通部42の肉厚は、前述のように両弾性アーム24が支柱16に対して内外方向へ撓む動作に支障を及ぼさない寸法に設定されている。これにより、クッション40が緩衝体30の二色成形工程を利用して成形されるにもかかわらず、両弾性アーム24の機能、すなわちアンカー10を取付け孔52に挿入することで取付け部材50にクリップを取り付ける機能は適正に維持される。
図10〜図13で示すクリップは、衝撃吸収用のクリップとは異なり、ワイヤハーネスなどを車両のボデー側に装着するためのもので、ボデーパネルなどの取付け部材(図示省略)に取り付けることが可能なアンカー110を備えている。このアンカー110は、衝撃吸収用クリップのアンカー10と同様にPPなどの硬質の樹脂材によって成形されている。アンカー110の構成は、角柱形状の支柱116と、支柱116の両側に位置する一対の弾性アーム124とに大別される。両弾性アーム124は、それぞれの基端部124aが支柱116の先端側において該支柱116と一体につながっており、それぞれの先端部124bが自由端になっている。したがって、両弾性アーム124は、それぞれの基端部124aを支点とする樹脂材の弾性変形によって内外方向へ撓むことができる。
両弾性アーム24は、それぞれの先端部124b側において外方へ山形状に膨出した係止爪126を有する。これらの係止爪126は、弾性アーム124の先端部124b側に位置する係止面126aと、その反対側にある斜面126bとを有する。また、両係止爪126の係止面126aと、この係止面126aに続く先端部124bの表面は、TPEなどの軟質の弾性材からなるクッション140によって被われている。
ボデーパネルなどの取付け部材に開けられた取付け孔(図示省略)にアンカー110が挿入されると、両弾性アーム124が支柱116側へ押し撓められながら進行し、それぞれの係止爪126が取付け孔52を通過する。これにより、両係止爪126の係止面126aがクッション140を介して取付け孔の縁部に係止し、アンカー110(クリップ)が取付け部材に取り付けられる。そして、取付け部材における板厚の寸法公差、あるいは取付け孔の周縁に生じたバリ等による寸法のばらつきは、クッション140の弾性変形によって吸収される。
アンカー110は、クッション140で被われた両係止爪126の係止面126aと、先端部124bの表面とを除いて硬質の樹脂材のままである。このため、アンカー110が取付け孔に挿入されるときに、支柱116、両弾性アーム124、両係止爪126の外側の斜面126bといった各部分と取付け孔の縁との摩擦抵抗を、これまで通りに抑えることができる。したがって、アンカー110の低挿入荷重が低い状態に維持される。
なお、アンカー110の形式によっては、図13で示すように両弾性アーム124における係止爪126の係止面126aが多段状に成形され、これらの係止面126aを選択的に取付け孔の縁部に係止させる構成のものがある。この場合、各係止面126aと先端部124bの表面とがクッション140によって被われている。
図10〜図13で示すアンカー110のクッション140については、アンカー10のクッション40と同様に両係止爪126の係止面126aに対して軟質の弾性材を二色成形によって一体的に結合してもよく、あるいは接着によって一体的に結合してもよい。
10,110 アンカー
24,124 弾性アーム
26,126 係止爪
26a,126a 係止面
40,140 クッション
50 取付け部材
52 取付け孔

Claims (4)

  1. 硬質の樹脂材からなるアンカーが弾性アームを備え、このアンカーが板状の取付け部材の取付け孔に挿入されることで、弾性アームが内方へ押し撓められながら進行し、該弾性アームの係止爪が取付け孔の縁部に係止するクリップであって、
    弾性アームの係止爪が取付け部材の取付け孔に係止した状態で、該取付け孔の縁部と接する係止爪の係止面が軟質の弾性材からなるクッションで被われているクリップ。
  2. 請求項1に記載されたクリップであって、
    アンカーにおいて、取付け孔の内周と接する可能性のある外側面が、弾性アームにおける係止爪の係止面と同様に軟質の弾性材からなるクッションで被われているクリップ。
  3. 請求項1又は2に記載されたクリップであって、
    アンカーに対し、取付け部材と相対的に接近あるいは離反する相手部材に当たって衝撃を吸収するための緩衝体が二色成形によって一体的に結合され、弾性アームにおける係止爪の係止面およびアンカーの外側面を被っているクッションと緩衝体とが一体に連続して成形されているクリップ。
  4. 請求項3に記載されたクリップであって、
    緩衝体と、弾性アームにおける係止爪の係止面を被っているクッションとの連通部が、アンカーに対する弾性アームの撓み動作に支障を及ぼさない肉厚に設定されているクリップ。
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