JP2020190272A - ストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法 - Google Patents

ストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法 Download PDF

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【課題】伸縮時の異音を発生し難くできるストッパを提供すること。【解決手段】ブラケットに取り付けられ、ブラケットの接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状の弾性体により形成されたストッパは、接触面に接触可能な軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、端面から軸方向に突出してブラケットに嵌めることが可能な筒状の取付部と、を備え、取付部には、径方向に貫通する空気孔が設けられ、空気孔は、取付部のうち緩衝部と反対側の軸方向の先端から離れ、端面には、第1溝が設けられ、第1溝は、軸方向から見て空気孔の位置から径方向へ向かって延びている。【選択図】図1

Description

本発明は、ストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法に関し、特に伸縮時の異音を発生し難くできるストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法に関するものである。
例えば、ショックアブソーバのシリンダと、そのシリンダから突出するピストンロッドに固定されるブラケットとの間に、筒状の弾性体により形成されたストッパを配置して、ショックアブソーバの大収縮時の衝撃をストッパにより吸収することが知られている。このストッパには、筒状のブラケットの内周側に嵌まる取付部と、その取付部から径方向外側へ張り出すように取付部に連なる軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、を備えるものがある(特許文献1)。
特許文献1では、取付部の外周面と端面とに複数の溝を設け、ブラケットとストッパとの間にストッパの内外を繋ぐ空気路を形成している。これにより、シリンダとブラケットとの間でストッパが軸方向に圧縮されるときに、空気路からストッパ内部の空気をストッパの外部へ放出でき、ストッパ内部の空気の圧縮に伴う異音の発生を抑制できる。また、ストッパが軸方向に圧縮された後で伸長するとき、ストッパ内部が負圧になって異音が発生することも空気路によって抑制できる。
欧州特許出願公開第2669544号明細書
しかしながら、特許文献1の技術では、取付部の先端を迂回するような長い空気路が形成されているので、ストッパの伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量を十分に確保できず、伸縮時の異音の発生を十分に抑制できないという問題点がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、伸縮時の異音を発生し難くできるストッパ、ストッパユニット及びストッパの製造方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のストッパは、ブラケットに取り付けられ、前記ブラケットの接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状の弾性体により形成されたものであって、前記接触面に接触可能な軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、前記端面から軸方向に突出して前記ブラケットに嵌めることが可能な筒状の取付部と、を備え、前記取付部には、径方向に貫通する空気孔が設けられ、前記空気孔は、前記取付部のうち前記緩衝部と反対側の軸方向の先端から離れ、前記端面には、第1溝が設けられ、前記第1溝は、軸方向から見て前記空気孔の位置から径方向へ向かって延びている。
本発明のストッパユニットは、接触面を有するブラケットと、前記ブラケットに取り付けられ、前記接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状の弾性体により形成されたストッパと、を備え、前記ストッパは、前記接触面に接触可能な軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、前記端面から軸方向に突出して前記ブラケットに嵌まる筒状の取付部と、を備え、前記取付部には、径方向に貫通する空気孔が設けられ、前記空気孔は、前記取付部のうち前記緩衝部と反対側の軸方向の先端から離れ、前記端面および前記接触面の少なくとも一方には、第1溝が設けられ、前記第1溝は、軸方向から見て前記空気孔の位置から径方向へ向かって延びている。
本発明のストッパの製造方法は、ブラケットに取り付けられ、前記ブラケットの接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状のストッパを製造する方法であって、前記ブラケットに嵌めることが可能な筒状の取付部と、蛇腹状の外周面および内周面を有して前記取付部に連なる筒状の緩衝部と、前記取付部の外周面から径方向外側へ突出する突出部とを有して、前記突出部内に底が位置するように前記取付部の内周面から径方向外側へ向かって凹部を設けた熱可塑性エラストマ製の成形体をブロー成形する成形工程と、前記ブロー成形により成形された前記成形体の前記突出部を前記取付部の外周面に沿ってカットして、前記取付部を径方向に貫通する空気孔を前記凹部により形成するカット工程と、を備える。
請求項1記載のストッパによれば、取付部をブラケットに嵌めて緩衝部の端面をブラケットの接触面に押し付けても、取付部を径方向に貫通する空気孔と、軸方向から見て空気孔の位置から径方向へ向かって緩衝部の端面に設けられる第1溝とによって、ストッパの内外を連通する空気路をストッパとブラケットとの間に設けることができる。さらに、空気孔が取付部を径方向に貫通しているので、空気路が取付部の先端を迂回する場合と比べて空気路を短くできる。これにより、ストッパの伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量を多くできるので、ストッパの伸縮時の異音を発生し難くできる。
ここで、空気孔が取付部の先端まで設けられて、取付部の先端が周方向に分割されていると、取付部をブラケットに嵌めるときに接触面に当たった取付部の一部が曲がる等して、ブラケットへ取付部を嵌めるときの作業性が悪くなる。しかし、空気孔は、取付部のうち先端から離れた位置を貫通するので、ブラケットへ取付部を嵌めるときの作業性を確保できる。
請求項2記載のストッパによれば、空気孔および第1溝が周方向に互いに間隔をあけて複数設けられるので、空気孔および第1溝による空気路を通した吸排気量を多くでき、ストッパの伸縮時の異音をより発生し難くできる。緩衝部の端面には、取付部から径方向へ向かって延びている複数の第2溝が第1溝の間に設けられる。これにより、緩衝部の端面がブラケットに押し付けられたときに、空気路を形成するための第1溝がある部分とない部分とでの端面が受ける応力の差を小さくできる。その結果、請求項1の効果に加え、ストッパの耐久性を向上できる。
請求項3記載のストッパによれば、取付部は、空気孔と第1溝とを軸方向に隔てる離隔部を備える。ストッパの伸縮時には、ブラケットに嵌められる取付部が殆ど伸縮せず、緩衝部が主に軸方向に伸縮するので、緩衝部の端面と取付部との隅に応力が集中し易い。この隅まで空気孔が設けられることを離隔部により防止できるので、空気孔を起点にストッパに亀裂などが生じることを抑制できる。その結果、請求項1又は2の効果に加え、ストッパの耐久性をより向上できる。
請求項4記載のストッパユニットによれば、取付部をブラケットに嵌めて緩衝部の端面をブラケットの接触面に押し付けても、取付部を径方向に貫通する空気孔と、軸方向から見て空気孔の位置から径方向へ向かって端面および接触面の少なくとも一方に設けられる第1溝とによって、ストッパの内外を連通する空気路をストッパとブラケットとの間に設けることができる。さらに、空気孔が取付部を径方向に貫通しているので、空気路が取付部の先端を迂回する場合と比べて空気路を短くできる。これにより、ストッパの伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量を多くできるので、ストッパの伸縮時の異音を発生し難くできる。また、空気孔は、取付部のうち先端から離れた位置を貫通しているので、取付部の先端が周方向に分割されている場合と比べて、ブラケットへ取付部を嵌めるときの作業性を確保できる。
請求項5記載のストッパユニットによれば、第1溝が接触面のみに設けられる。これにより、第1溝が緩衝部の端面に設けられる場合と比べて、第1溝に起因して端面の変形の仕方が周方向に変化することを抑制できる。その結果、請求項4の効果に加え、ストッパの耐久性を向上できる。
請求項6記載のストッパユニットによれば、第1溝は、接触面と緩衝部の端面とが軸方向に対向している部位の径方向両端縁まで少なくとも設けられる。これにより、接触面と端面とが最大まで密着しても、ストッパの内外を連通する空気路を第1溝と空気孔とにより確保できる。これにより、請求項4又は5の効果に加え、ストッパの伸縮時の異音をより発生し難くできる。
請求項7記載のストッパの製造方法によれば、成形工程では、蛇腹状の外周面および内周面を有する筒状の緩衝部を備える熱可塑性エラストマ製の成形体を容易に形成するため、ブロー成形によって成形体を形成している。さらに、成形工程により形成される成形体は、筒状の取付部の外周面から径方向外側へ突出部が突出し、突出部内に底が位置するように取付部の内周面から径方向外側へ向かって凹部が設けられている。カット工程によって、成形体の突出部を取付部の外周面に沿ってカットすることで、取付部を径方向に貫通する空気孔が凹部により形成される。これにより、ブロー成形により形成された成形体に空気孔を容易に形成できる。
第1実施形態におけるストッパユニットの断面図である。 ストッパの斜視図である。 ブロー成形により形成した成形体の斜視図である。 図3のIV−IV線における成形体の断面図である。 第2実施形態におけるストッパユニットの断面図である。 図5のVI−VI線におけるストッパユニットの断面図である。
以下、好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して第1実施形態におけるストッパユニット10及びショックアブソーバ1について説明する。図1は、ストッパユニット10の断面図である。具体的には、図1はショックアブソーバ1のピストンロッド4の中心軸Cを含む、ショックアブソーバ1に取り付けられたストッパユニット10の断面図である。なお、図1の中心軸Cよりも紙面右側は第1溝37を通る断面を示し、中心軸Cよりも紙面左側は第1溝37や第2溝38を通らない断面を示している。
図1に示すように、ショックアブソーバ1は、主に車輪(図示せず)と車体(図示せず)とを繋ぎ、車輪から車体への振動を緩衝するためのサスペンションの一部である。ショックアブソーバ1は、車体を支えつつ車輪からの衝撃を吸収するコイルスプリング(図示せず)の振動を減衰する。ショックアブソーバ1は、車輪側に取り付けられるシリンダ2と、シリンダ2の軸方向端面3から突出するピストンロッド4とを主に備える。ショックアブソーバ1は、車輪からの荷重入力に伴って、シリンダ2からのピストンロッド4の突出量が変化して伸縮し、振動を減衰する。
ストッパユニット10は、ピストンロッド4が取り付けられる筒状のブラケット11と、ブラケット11のシリンダ2側に取り付けられる筒状のストッパ20とを備える。ブラケット11は、ピストンロッド4の先端が固定される円筒部12と、円筒部12から径方向外側へ張り出す円板部13と、ゴムや熱可塑性エラストマなどの弾性体により形成されて円板部13の周囲を取り囲む弾性部14と、弾性部14を軸方向からそれぞれ挟む第1固定具15及び第2固定具16と、を備える。
第1固定具15及び第2固定具16は、車体側に固定される金属製の部材である。第1固定具15は、弾性部14に対してシリンダ2とは反対側に位置する板材である。第2固定具16は、弾性部14のシリンダ2側と径方向外側とを囲って支持する筒体である。
第2固定具16は、シリンダ2側の軸方向端面である円環状の接触面17と、接触面17の内周縁から弾性部14へ向かう内周面である被圧入面18と、を備える。接触面17は、中心軸Cと略垂直に形成され、シリンダ2の軸方向端面3と向かい合う。この接触面17と軸方向端面3との間でストッパ20を軸方向に圧縮する。
被圧入面18は、中心軸Cを含む断面において中心軸Cと平行に、即ち接触面17に対して略垂直に略全体が形成されている。被圧入面18は、ピストンロッド4や円筒部12と所定の空間を隔てて同心円状に配置される。
被圧入面18には、後述するストッパ20の取付部21が圧入されて嵌まる。被圧入面18には、接触面17との角に面取部18aが設けられ、取付部21の爪部24が嵌まる嵌合凹部18bが軸方向の略中央に設けられている。面取部18aによりストッパ20を被圧入面18に嵌め易くできる。
ストッパ20は、ピストンロッド4の外周を囲むようにシリンダ2とブラケット11との間に配置される筒状の部材である。ストッパ20は、中心軸Cに垂直な断面が中心軸Cを中心とした円環状に形成されている。即ち、ピストンロッド4の中心軸Cとは、ストッパ20の中心軸でもある。
ストッパ20は、ゴムや発泡合成樹脂、熱可塑性エラストマ等の弾性体により各部が一体形成されている。本実施形態では、熱可塑性エラストマによりストッパ20が形成されている。ショックアブソーバ1の大収縮時、シリンダ2の軸方向端面3とブラケット11の接触面17との間にストッパ20が挟まれて軸方向に圧縮されることで、ストッパ20の弾性力によって圧縮時の衝撃を吸収する。
ストッパ20は、第2固定具16の被圧入面18に圧入して嵌めることが可能に構成される略円筒状の取付部21と、取付部21のシリンダ2側の軸方向端部に連なる筒状の緩衝部30とを備える。取付部21は、緩衝部30とは反対側の軸方向の先端23と、その先端23側の外周面から径方向外側へ突出する爪部24とを備える。
爪部24は、取付部21の周方向に断続的に設けられる部位である。この爪部24を被圧入面18の嵌合凹部18bに嵌めることで、ブラケット11から取付部21を外れ難くできる。
緩衝部30は、シリンダ2の軸方向端面3とブラケット11の接触面17との間で軸方向に圧縮されて、衝撃を吸収する部位である。緩衝部30の外周面31及び内周面32は、複数の山と谷とが軸方向に連続した蛇腹状に形成されている。外周面31の山頂と内周面32の谷底とが軸方向の同じ位置にあり、外周面31の谷底と内周面32の山頂とが軸方向の同じ位置にある。
外周面31は、取付部21から径方向外側へ張り出すように取付部21の外周面に連なる軸方向の端面33と、シリンダ2の軸方向端面3に接触可能な受圧面34と、を備える。端面33は、緩衝部30に加わることが想定される最大荷重時にブラケット11の接触面17と接触する面である。なお、本実施形態では、緩衝部30が軸方向に圧縮されてない状態でも、爪部24を嵌合凹部18bに嵌めた状態で端面33の略全面が接触面17と面接触している。この端面33から取付部21が軸方向に突出している。受圧面34は、ショックアブソーバ1の大収縮時にシリンダ2の軸方向端面3と面接触して密着する。
次に図2を参照してストッパ20について更に説明する。図2はストッパ20の斜視図である。図2に示すように、取付部21には、径方向に貫通する4つの空気孔26が周方向に等間隔に設けられている。この空気孔26と周方向にずれた位置に4つの爪部24が設けられている。取付部21は、空気孔26と緩衝部30の端面33とを軸方向に隔てる離隔部27を備えている。
空気孔26は、周方向の長さが軸方向の長さよりも大きい。これにより、軸方向寸法が小さい取付部21に大きな空気孔26を設けることができる。また、空気孔26の周方向の長さよりも、空気孔26同士の周方向の間隔の方が大きい。これにより、取付部21の機械的強度を確保できる。
空気孔26は、先端23から離れた位置であって爪部24よりも緩衝部30側に貫通形成されている。ここで、空気孔26が取付部21の先端23まで設けられて、取付部21の先端23が周方向に分割されていると、取付部21をブラケット11に嵌めるときに接触面17に当たった取付部21の一部が曲がる等して、取付部21が破損することがある。また、この取付部21が曲がらないように気を付けながら作業する必要があるため、ブラケット11へ取付部21を嵌めるときの作業性が悪くなる。しかし、本実施形態では、取付部21のうち先端23から離れた位置を貫通して空気孔26が設けられるので、ブラケット11へ取付部21を嵌めるときの作業性を確保できる。
緩衝部30の端面33には、4本の直線状の第1溝37及び4本の直線状の第2溝38が、中心軸C(図1参照)を中心とした放射線状に設けられている。複数の第1溝37と第2溝38とが交互に位置するよう、周方向に等間隔に配置されている。第1溝37は、空気孔26の位置を軸方向に延ばした位置から径方向へ向かって延びている。即ち、第1溝37は、軸方向から見て空気孔26の位置から径方向へ向かって延びている。第2溝38は、空気孔26がない位置の取付部21から径方向へ向かって延びている。
それぞれの第1溝37及び第2溝38は、端面33の径方向内側の端縁から径方向外側の端縁まで、即ち、端面33とブラケット11の接触面17(図1参照)とが軸方向に対向している部位の径方向両端縁まで形成されている。全ての第1溝37及び第2溝38は形状および寸法が同一である。
なお、第1溝37及び第2溝38の面積は、端面33のうち第1溝37及び第2溝38がない部分の面積よりも小さい。これにより、端面33のうち第1溝37及び第2溝38がない部分とブラケット11の接触面17との接触面積を確保できるので、端面33が接触面17に押し付けられるときの荷重を分散し易くできる。
図1に戻って説明する。ストッパ20の取付部21をブラケット11の被圧入面18に圧入して嵌めた状態において、ストッパ20の先端23よりも受圧面34から離れた側の空間は、円板部13及び弾性部14によって閉じられている。そのため、ショックアブソーバ1の収縮に伴うストッパ20の収縮時には、ストッパ20内の空気を先端23から殆ど逃がすことができず、受圧面34がシリンダ2の軸方向端面3に密着して、ストッパ20内で空気が圧縮される。
この圧縮された空気が受圧面34と軸方向端面3との間から逃げようとして、異音が発生することがある。また、ストッパ20が圧縮された後、ストッパ20が一気に伸長するため、この伸長時にストッパ20内が負圧になる。そうすると、受圧面34と軸方向端面3との間から空気が入り込もうとしたり、軸方向に密着した蛇腹状の内周面32の間に空気が入り難くなったりして、異音が発生することがある。
本実施形態では、取付部21に設けた空気孔26と、その空気孔26から径方向外側へ向かって延びるように緩衝部30の端面33に設けた第1溝37とによって、ストッパ20の内外を連通する空気路をストッパ20とブラケット11との間に設けることができる。これにより、ストッパ20の伸縮時の異音を抑制できる。
さらに、空気孔26が取付部21を径方向に貫通しているので、取付部21の外周面に軸方向に亘って溝を設けて空気路が取付部21の先端23を迂回する場合と比べて、空気路を短くできる。これにより、ストッパ20の伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量を多くできるので、ストッパ20の伸縮時の異音を発生し難くできる。
空気孔26と第1溝37とは、離隔部27によって軸方向に隔てられ、直接繋がっていない。ここで、ストッパ20の伸縮時には、ブラケット11に嵌められる取付部21が殆ど伸縮せず、緩衝部30が主に軸方向に伸縮するので、緩衝部30の端面33と取付部21の外周面との隅に応力が集中し易い。この隅まで空気孔26が設けられることを離隔部27により防止できるので、空気孔26を起点にストッパ20に亀裂などが生じることを抑制できる。その結果、ストッパ20の耐久性をより向上できる。
なお、取付部21の外周面と緩衝部30の端面33との隅には、被圧入面18の面取部18aとの間に、空気孔26による空気路と第1溝37による空気路とを繋ぐ空気路の一部が形成されている。面取部18aのうち接触面17から離れた上端が、空気孔26のうち端面33側の下端よりも上方に位置しているので、接触面17と端面33との間の第1溝37による空気路と、空気孔26による空気路とを連通させ易くできる。
これにより、ストッパ20の伸縮時の吸排気量を多くできるので、ストッパ20の伸縮時の異音をより発生し難くできる。なお、面取部18aがなく、取付部21の外周面と端面33との隅が、被圧入面18と接触面17との角に密着していても、空気孔26や第1溝37による空気路を通る空気の圧力で、第1溝37による空気路と空気孔26による空気路とを連通させることができる。
なお、面取部18aは、被圧入面18の全周に設けられるので、面取部18aによる空気路を、接触面17と第2溝38とによる空間に連通させることができる。これにより、接触面17と第2溝38とによる空間を、ストッパ20の内外を連通する空気路の一部にできるので、空気路を通した吸排気量を多くでき、ストッパ20の伸縮時の異音をより発生し難くできる。さらに、第1溝37による空気路の流路断面積よりも、空気孔26による空気路の流路断面積が大きいので、第2溝38を空気路とした場合、空気路を通した吸排気量をより一層多くでき、ストッパ20の伸縮時の異音をより一層発生し難くできる。
ブラケット11の接触面17と緩衝部30の端面33とが軸方向に対向している部位の径方向両端縁まで第1溝37及び第2溝38が形成されているので、接触面17と端面33とが最大まで密着しても、ストッパ20の内外を連通する空気路を第1溝37と空気孔26とにより確保できる。これにより、ストッパ20の伸縮時の異音をより発生し難くできる。
空気孔26及び第1溝37が周方向に複数設けられるので、空気孔26及び第1溝37による空気路を通した吸排気量を多くでき、ストッパ20の伸縮時の異音をより発生し難くできる。さらに、複数の空気孔26及び第1溝37が周方向に等間隔に配置されるので、空気孔26及び第1溝37による空気路を通る空気から端面33が受ける応力を周方向に均一に近づけることができる。これにより、ストッパ20の耐久性を向上できる。
複数の第2溝38が第1溝37の間に設けられるので、端面33が接触面17に押し付けられたときに、主に空気路を形成するための第1溝37がある部分とない部分とでの端面33が受ける応力の差を小さくできる。これにより、ストッパ20の耐久性をより向上できる。また、第1溝37と第2溝38とが交互に等間隔に配置されているので、端面33が受ける応力を周方向に均一に近づけることができ、ストッパ20の耐久性を更に向上できる。
ブラケット11の接触面17と緩衝部30の端面33との間の空気路を形成する第1溝37が端面33に形成されているので、第1溝37が接触面17に設けられる場合に対して、空気孔26と第1溝37との周方向の位置合わせを不要にできる。また、ブラケット11へのストッパ20の組み付け後、ブラケット11に対してストッパ20が回転しても、空気孔26と第1溝37とが周方向にずれることを防止できる。
次に図3及び図4を参照してストッパ20の製造方法について説明する。図3はブロー成形により形成した成形体40の斜視図である。図4は図3のIV−IV線における成形体40の断面図である。図3及び図4に示すように、まず、既知のブロー成形によって熱可塑性エラストマ製の成形体40を形成する(成形工程)。具体的には、熱可塑性エラストマ製の筒状のパリソンを押出成形して、そのパリソンの外周を金型で覆った後、パリソンの内側に空気を吹き込んで、パリソンの外周面を金型に押し付けるプレスブロー成形により成形体40を形成する。
成形体40は、図2に示すストッパ20に対して、取付部21の外周面から径方向外側に突出する突出部41を設け、空気孔26の代わりに凹部42を設けたものである。また、成形直後の成形体40の先端23や受圧面34側の軸方向端部にはバリがついているが、図3ではこのバリを省略して図示している。
突出部41は、爪部24と緩衝部30の端面33とからそれぞれ軸方向に離れた位置に形成されている。凹部42は、突出部41内に底42aが位置するように取付部21の内周面から径方向外側へ向かって形成されている。この凹部42もブロー成形によって形成される。
ブロー成形後、成形体40の先端23や受圧面34側の軸方向端部のバリをカットすると共に、突出部41を取付部21の外周面に沿って切断線44でカットする(カット工程)。具体的にはカット工程は、まず、中心軸C(図1参照)を中心として成形体40を回転可能な回転台(図示せず)にセットする。次いで、成形体40の外周面に刃(図示せず)を垂直に当てながら成形体40を回転させて、先端23や受圧面34側の軸方向端部のバリをカットする。
次いで、爪部24と端面33との軸方向の距離よりも小さく、突出部41の軸方向の寸法よりも大きい刃43を、取付部21の外周面の接線上に位置するようにして、爪部24と端面33との間の取付部21に当てる。そして、刃43を固定した状態で成形体40を回転させることにより、取付部21の外周面に沿って突出部41を切断線44でカットする。
取付部21の内周面に開口する凹部42の底42aが突出部41内にあるため、突出部41をカットすることで、取付部21を径方向に貫通する空気孔26が凹部42により形成される。また、端面33から軸方向に離れた突出部41内に凹部42があるため、取付部21には、空気孔26と第1溝37とを軸方向に隔てる離隔部27が必ず形成される。
パリソンの内側に空気を送り込んで成形体40を形成するブロー成形では、空気孔26を成形体40に設けることが難しい。例えば、射出成形によって空気孔26を設けた取付部21を有するパリソンを形成した後、その空気孔26を閉じながらブロー成形により緩衝部30を形成するインジェクションブロー成形が考えられるが、2度の成形に手間や時間がかかったり、空気孔26を塞ぐ手間がかかる。また、突出部41や凹部42がない成形体40をブロー成形した後、複数の空気孔26をカッター等によりそれぞれくりぬく方法も考えられるが、時間や手間がかかる。
これに対して本実施形態では、ブロー成形によって蛇腹状の外周面31及び内周面32を有する筒状の緩衝部30を容易に形成できると共に、ブロー成形によって形成された突出部41をカットすることで空気孔26を有するストッパ20を容易に形成できる。特に、空気孔26がないパリソンを用いるプレスブロー成形により成形体40を形成しても、バリのカットと同様に突出部41をカットして空気孔26を形成できるので、同様にバリのカットが必要となるインジェクションブロー成形によってストッパ20を形成する場合と比べても、空気孔26の形成を容易にできる。
また、緩衝部30の端面33は、径方向内側へ向かうにつれて先端23側へ僅かに上昇傾斜している。これにより、ブロー成形時に金型に熱可塑性エラストマを密着させ易くでき、第1溝37及び第2溝38が設けられる端面33を形成し易くできる。加えて、ブロー成形後に金型からストッパ20を抜き易くできる。なお、爪部24をブラケット11の嵌合凹部18bに嵌めた状態では、中心軸Cと略垂直な接触面17に端面33が押し付けられ、端面33も中心軸Cと略垂直になる。
第1溝37及び第2溝38の溝底は、径方向内側へ向かうにつれて先端23側へ僅かに上昇傾斜している。また、第1溝37及び第2溝38は、溝底から周方向両側へ向かうにつれて上昇傾斜している。これにより、ブロー成形後に金型から第1溝37及び第2溝38を抜き易くできる。
次に図5及び図6を参照して第2実施形態について説明する。第1実施形態では、第1溝37及び第2溝38が緩衝部30の端面33に設けられる場合について説明した。これに対して第2実施の形態では、第1溝54及び第2溝55がブラケット51の接触面17に設けられる場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付して以下の説明を省略する。
図5は、ショックアブソーバ1のピストンロッド4の中心軸Cを含む、ショックアブソーバ1に取り付けられたストッパユニット50の断面図である。図6は図5のVI−VI線におけるストッパユニット50の断面図である。なお、図5の中心軸Cよりも紙面右側は第1溝54を通る断面を示し、中心軸Cよりも紙面左側は第1溝54や第2溝55を通らない断面を示している。また、図6は、ストッパユニット50のうち取付部21及び第2固定具53の断面を模式的に示したものであり、断面に対して紙面奥側に見える一部分を省略している。
図5に示すように、ストッパユニット50は、ピストンロッド4が取り付けられる筒状のブラケット51と、ブラケット51のシリンダ2側に取り付けられる筒状のストッパ52とを備える。ストッパ52は、第1実施形態のストッパ20に対して、緩衝部30の端面33に第1溝37及び第2溝38が設けられていない点以外は、ストッパ20と同一に形成されている。
ブラケット51は、円筒部12と、円板部13と、弾性部14と、弾性部14を軸方向からそれぞれ挟む第1固定具15及び第2固定具53と、を備える。第2固定具53は、第1実施形態の第2固定具16に対して、接触面17に第1溝54及び第2溝55が設けられている点以外は、第2固定具16と同一に形成されている。
図5及び図6に示すように、第2固定具53の接触面17には、4本の第1溝54及び4本の第2溝55が、中心軸Cを中心とした放射線状に設けられている。複数の第1溝54と第2溝55とが交互に位置するよう、周方向に等間隔に配置されている。それぞれの第1溝54及び第2溝55は、接触面17の径方向内側の端縁から径方向外側の端縁まで直線状に形成されている。全ての第1溝54及び第2溝55は形状および寸法が同一である。
空気孔26の径方向外側に第1溝54が位置するように、ブラケット51の被圧入面18に取付部21を圧入して嵌める。そのため、第1溝54は、軸方向から見て空気孔26の位置から径方向へ向かって延びている。一方、第2溝55は、空気孔26がない位置の取付部21から径方向へ向かって延びている。
取付部21に設けた空気孔26と、その空気孔26から径方向外側へ向かって接触面17に設けた第1溝54とによって、ストッパ52の内外を連通する空気路をストッパ52とブラケット51との間に設けることができる。これにより、ストッパ52の伸縮時の異音を抑制できる。
ブラケット51の接触面17と緩衝部30の端面33とが軸方向に対向している部位の径方向内側の端縁から、径方向外側の端縁よりも更に外側まで第1溝54が形成されているので、接触面17と端面33とが最大まで密着しても、ストッパ52の内外を連通する空気路の径方向外側の端部を確実に開口できる。これにより、ストッパ52の伸縮時の異音をより発生し難くできる。
接触面17に第1溝54が設けられるので、第1溝54による空気路を空気孔26に直接連通させることができる。これにより、ストッパ52の伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量を多くできるので、ストッパ52の伸縮時の異音を発生し難くできる。特に、第1溝54の底が、空気孔26の先端23側の縁と軸方向の同じ位置にある、又は、空気孔の先端23側の縁よりも軸方向の先端23側に位置する場合、ストッパ52の伸縮時における空気路を通した瞬間的な吸排気量をより多くでき、異音をより発生し難くできる。
また、ブラケット51の接触面17に第1溝54が設けられるので、第1溝37を緩衝部30の端面33に設けた第1実施形態に対して、緩衝特性に影響する緩衝部30の厚さとは無関係に第1溝54を深く形成できる。これにより、空気路を通した瞬間的な吸排気量をより多くできるので、異音をより発生し難くできる。
さらに、接触面17のみに第1溝54が設けられるので、第1溝37を端面33に設けた第1実施形態に対して、第1溝54に起因して端面33の変形の仕方が周方向に変化することを抑制できる。その結果、ストッパ52の耐久性を向上できる。
複数の第2溝55が第1溝54の間に設けられるので、端面33が接触面17に押し付けられたときに、空気路を形成するための第1溝54がある部分とない部分とでの端面33が受ける応力の差を小さくできる。これにより、ストッパ52の耐久性をより向上できる。また、第1溝54と第2溝55とが交互に等間隔に配置されているので、端面33が受ける応力を周方向に均一に近づけることができる。その結果、ストッパ52の耐久性を更に向上できる。
第1溝54の周方向寸法よりも空気孔26の周方向寸法が大きい。これにより、ブラケット51に対して取付部21が周方向に僅かに回転しても、空気孔26の径方向外側に第1溝54を位置させることができる。これにより、空気孔26及び第1溝54による空気路を確保でき、異音を発生し難くできる。
また、ブラケット51に対して取付部21が周方向に回転したとき、回転前に第2溝55であった部位が空気孔26の径方向外側に位置すれば、その回転前に第2溝55であった部位が第1溝となり、回転前に第1溝54であった部位が第2溝となる。被圧入面18における第1溝54から第2溝55までの周方向距離よりも、空気孔26の周方向寸法を大きくすることが好ましい。これにより、ブラケット51に対して取付部21がどれだけ周方向に回転したとしても、ブラケット51の内外を連通する空気路を確保でき、異音を発生し難くできる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、ブラケット11,51やストッパ20,52の各部の形状や寸法は適宜変更しても良い。ストッパ20,52の緩衝部30の外周面31及び内周面32の少なくとも一方を蛇腹状以外に形成しても良い。また、第1実施形態のストッパ20を第2実施形態のブラケット51に取り付けて、接触面17及び端面33にそれぞれ第1溝37,54を設けても良い。
上記形態では、ショックアブソーバ1のピストンロッド4にストッパユニット10,50が取り付けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ストッパユニット10,50をシリンダ2側に取り付け、ピストンロッド4側に取り付けたフレームとブラケット11,51との間でストッパ20,52を軸方向に圧縮しても良い。また、ショックアブソーバ1以外の2部材間にストッパ20,52を配置して、その2部材間の衝撃をストッパ20,52によって吸収しても良い。
上記形態では、4つの空気孔26が取付部21に設けられ、4本の直線状の第1溝37,54及び4本の直線状の第2溝38,55が端面33又は接触面17に設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。空気孔26や第1溝37,54、第2溝38,55の数や形状、互いの間隔などは適宜変更しても良い。また、第2溝38,55を省略しても良い。
上記形態では、ブラケット11,51の第2固定具16の内周面である被圧入面18に取付部21を圧入して嵌める場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ブラケット11,51の接触面17の一部を軸方向に凹ませ、その凹みに取付部21を嵌めても良い。また、ブラケット11,51の外周面を取付部21の内周面で覆うようにしてブラケット11,51に取付部21を嵌めても良い。これらの場合、取付部21の内周面から径方向内側に向かって端面33を設けても良い。
上記形態では、プレスブロー成形によりストッパ20,52を形成する場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。上述したインジェクションブロー成形やダイレクトブロー成形、2軸延伸ブロー成形など、プレスブロー成形以外のブロー成形によってストッパ20,52を形成しても良い。また、ストッパ20,52の内周面32を形成する中子を有する金型を用いてストッパ20,52を形成しても良い。この場合、熱可塑性エラストマ以外の弾性体であるゴムや発泡合成樹脂などによってストッパ20,52を形成しても良い。なお、中子からストッパ20,52を無理抜きすることが難しければ、崩壊性の中子を用いれば良い。
上記第1実施形態では、空気孔26と第1溝37とが直接繋がっていない場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。ストッパ20の成形方法によっては、空気孔26を端面33まで設けて離隔部27を省略し、第1溝37と空気孔26とを直接繋げることができる。これにより、ストッパ20の伸縮時の吸排気量を多くできるので、ストッパ20の伸縮時の異音をより発生し難くできる。
上記第1実施形態では、取付部21の外周面の接線上に位置する刃43を、爪部24と端面33との間の取付部21に当て、その刃43を固定した状態で成形体40を回転させることにより、取付部21の外周面に沿って突出部41を切断線44でカットする場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。突出部41(空気孔26)と周方向にずれた位置に爪部24が設けられているので、刃が爪部24に干渉することなく、軸方向から刃を突出部41に当てて突出部41をカットできる。
10,50 ストッパユニット
11,51 ブラケット
17 接触面
20,52 ストッパ
21 取付部
23 先端
26 空気孔
27 離隔部
30 緩衝部
31 外周面
32 内周面
33 端面
37,54 第1溝
38,55 第2溝
40 成形体
41 突出部
42 凹部
42a 底
C 中心軸

Claims (7)

  1. ブラケットに取り付けられ、前記ブラケットの接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状の弾性体により形成されたストッパであって、
    前記接触面に接触可能な軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、
    前記端面から軸方向に突出して前記ブラケットに嵌めることが可能な筒状の取付部と、を備え、
    前記取付部には、径方向に貫通する空気孔が設けられ、
    前記空気孔は、前記取付部のうち前記緩衝部と反対側の軸方向の先端から離れ、
    前記端面には、第1溝が設けられ、
    前記第1溝は、軸方向から見て前記空気孔の位置から径方向へ向かって延びていることを特徴とするストッパ。
  2. 前記空気孔および前記第1溝は、周方向に互いに間隔をあけて複数設けられ、
    前記端面には、複数の第2溝が前記第1溝の間に設けられ、
    前記第2溝は、前記取付部から径方向へ向かって延びていることを特徴とする請求項1記載のストッパ。
  3. 前記取付部は、前記空気孔と前記第1溝とを軸方向に隔てる離隔部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のストッパ。
  4. 接触面を有するブラケットと、
    前記ブラケットに取り付けられ、前記接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状の弾性体により形成されたストッパと、を備え、
    前記ストッパは、前記接触面に接触可能な軸方向の端面を有する筒状の緩衝部と、
    前記端面から軸方向に突出して前記ブラケットに嵌まる筒状の取付部と、を備え、
    前記取付部には、径方向に貫通する空気孔が設けられ、
    前記空気孔は、前記取付部のうち前記緩衝部と反対側の軸方向の先端から離れ、
    前記端面および前記接触面の少なくとも一方には、第1溝が設けられ、
    前記第1溝は、軸方向から見て前記空気孔の位置から径方向へ向かって延びていることを特徴とするストッパユニット。
  5. 前記第1溝は、前記接触面のみに設けられることを特徴とする請求項4記載のストッパユニット。
  6. 前記第1溝は、前記接触面と前記端面とが軸方向に対向している部位の径方向両端縁まで少なくとも設けられることを特徴とする請求項4又は5に記載のストッパ。
  7. ブラケットに取り付けられ、前記ブラケットの接触面に押し付けられて軸方向に圧縮されることにより衝撃を吸収する筒状のストッパの製造方法であって、
    前記ブラケットに嵌めることが可能な筒状の取付部と、蛇腹状の外周面および内周面を有して前記取付部に連なる筒状の緩衝部と、前記取付部の外周面から径方向外側へ突出する突出部とを有して、前記突出部内に底が位置するように前記取付部の内周面から径方向外側へ向かって凹部を設けた熱可塑性エラストマ製の成形体をブロー成形する成形工程と、
    前記ブロー成形により成形された前記成形体の前記突出部を前記取付部の外周面に沿ってカットして、前記取付部を径方向に貫通する空気孔を前記凹部により形成するカット工程と、を備えることを特徴とするストッパの製造方法。
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