JP2003214469A - 緩衝部材 - Google Patents

緩衝部材

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JP2003214469A
JP2003214469A JP2002052330A JP2002052330A JP2003214469A JP 2003214469 A JP2003214469 A JP 2003214469A JP 2002052330 A JP2002052330 A JP 2002052330A JP 2002052330 A JP2002052330 A JP 2002052330A JP 2003214469 A JP2003214469 A JP 2003214469A
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Shigeru Takahashi
茂 高橋
Hideya Miura
秀哉 三浦
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Nifco Inc
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Nifco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当接部の当接面に凹部を形成し、本体部に
は凹部に通じる通路を設けることにより、開閉部材を閉
めることに伴う衝撃を確実に緩衝し、張り付きを起こさ
ない緩衝部材を提供する。 【解決手段】 開閉部材を閉じる際に近接する被取付部
材と前記開閉部材のいずれか一方に取り付けられる本体
部と、開閉部材と被開閉部材の他方と当接する当接部を
有する緩衝部材において、前記当接部の当接面に凹部を
形成し、前記本体部には前記凹部に通じる通路を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のドアあるい
はボンネットなどの開閉部材と車体などの被開閉部材と
の間に介在し、開閉部材が被開閉部材に衝突した際の振
動や衝撃を緩衝する緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、自動車のトランクリッ
ドに設置されて、トランクリッドが車体に直接接触する
ことを防止し、トランクリッドを閉めるときに発生する
振動を吸収し緩衝するものである。このような従来の緩
衝部材は単純にゴムを緩衝の役割に用いており、代表的
な例として広く知られているゴム構造は例えば実開昭6
1−106639号公報に開示されている。
【0003】第8図及び第9図は、従来の緩衝部材の具
体的な代表使用例を図示したものである。Tは、自動車
のトランクリッドなどの開閉部材に当接する緩衝部材の
上面部分で、Oは、緩衝部材が車体などに取り付けるた
めのオープン・ホールとしての開口で、Mは、緩衝部材
を車体などの開口に取り付けるための取付部材である。
また、車体と接触する部分に凹部を設け、緩衝効率を上
げたものもある(実開昭60−175924号)。この
従来例では凹部を設けることによって、トランクリッド
を閉める際、車体がゴム本体部の上面に当たることで、
ゴム本体部が僅かに撓み、トランクリッドを閉める時の
衝撃を緩衝できる構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上面に凹部を
形成するだけでは、トラブルの原因となる。開閉部材を
閉めた状態で凹部内の空気が車体面との間に密閉される
ため、ゴム本体の上面は車体に張り付き、トランクリッ
ドなどの開閉部材を円滑に開くことができなくなるおそ
れがある。また、凹部内に水やごみが溜まりやすく、外
観のみならず緩衝部材の緩衝機能を損なうおそれがあ
る。
【0005】本発明はこのような従来技術の問題点を解
消すべく提出されたものであり、凹部内の空気が密閉さ
れることの防止と開閉部材を閉めることに伴う衝撃を確
実に緩衝することとの両立を比較的容易に実現できるよ
うに改良された緩衝部材を提供することである。また緩
衝部材の本体部と開閉部材に取り付けられる係合部は一
体化されているため、製造コストを最小限に抑えること
が可能になり、作業性も向上させることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、開閉部材を閉じる際に近接
する被開閉部材と前記開閉部材のいずれか一方に取り付
けられる本体部と、開閉部材と被開閉部材の他方と当接
する当接部を有する緩衝部材において、前記当接部の当
接面に凹部を形成し、前記本体部には前記凹部に通じる
通路を設けたことを特徴とするものとした。
【0007】このようにすれば、開閉部材を閉める時に
緩衝部材は開閉部材を閉めることに伴う衝撃を緩衝す
る。また、開閉部材を開ける際、当接部に設けた凹部内
の空気は凹部に通じる通路で脱出し、凹部内の空気が密
閉するために発生する開閉部材と被開閉部材との張り付
き等の問題を防止することができる。
【0008】特に、通路を凹部の中央部を挟んで2つ設
けるものとすれば(請求項2の構造)、凹部内の空気の
流れが順調になり、また、本体部の径は下部から上部に
なるに従って、次第に小さく成形したものとすれば(請
求項3の構造)、外観を向上することができる。なお、
本体部の底面に開閉部材に形成された孔に係合する中空
の幹部と係合片を有する係合部を設けたものとすれば
(請求項4の構造)、係合部と本体部が一体化されるた
め、緩衝部材を開閉部材に取り付けるためのねじが不要
となり、製造コストを最小限に抑えることができるほ
か、組立作業性が高くなる。さらに、本体部の底部周縁
には、弾性変形可能な凸部を設けたものとすれば(請求
項5の構造)、係合孔内に雨水や埃などが入ることも防
止できる。
【0009】上記の如く構成すれば、開閉部材を開ける
際、開閉部材あるいは被開閉部材が緩衝部材に張り付く
ことを防止できるほか、上面の凹部にたまりやすい水や
ごみを通路を通じて流すことによって、緩衝部材の外観
向上に寄与するができる。また、本体部と係合部とが一
体化されているために、ワンタッチ作業で取り付けるこ
とが可能になる。なお、本体部の底面から垂直に形成さ
れた前記係合部の外面に複数の弾性変化可能な係合片が
設けられているため、緩衝部材を被開閉部材に取り付け
た後、脱落する可能性は非常に低くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1は緩衝部材1の本体部2と係合
部6を示した正面部分断面図、図2は図1に示した緩衝
部材1の側面部分断面図である。図3は図1に示した緩
衝部材1の上面図、図4は図1に示した緩衝部材1の底
面図、図5は図1に示した緩衝部材1の被開閉部材14
に取り付けた後の開閉部材9と接触している状態を示し
た正面図である。図6は図1に示した緩衝部材1の被開
閉部材14に取り付けた後の状態を示した正面図、図7
は図1に示した緩衝部材1の被開閉部材14に取り付け
る前の状態を示した正面図、図8は当接部24と取付部
材Mを有する従来品の被開閉部材22に取り付けた後、
開閉部材23と接している状態を示した断面図、図9は
図8に示した従来品の斜視図である。
【0011】これらの図において、1は緩衝部材、2は
本体部、3は当接面、4は凹部、5は通路、6は係合
部、7は底面、8は係合孔、9は開閉部材、10は凸
部、11は先端部、12は幹部、13は係合片、14は
被開閉部材、15は中空部、16はディバイダ部、17
は当接部、21はクッションラバー、22は被開閉部
材、23は開閉部材、24は当接部、Tは上面部分、O
は開口、Mは取付部材を示す。
【0012】図1の構造にあって、緩衝部材1は例えば
TPE(熱可塑性エラストマー)等の軟質樹脂からなる
略円筒状の本体部2と、この本体部2の底面7から下方
に突出し、係合孔に嵌合する係合部6が一体に形成され
たものである。この係合部6を被開閉部材14に形成さ
れた係合孔8に嵌合することによって固定できる。な
お、前記係合部6には図1に示すように、軸状の幹部1
2を形成し、当該幹部12の外面に放射状の弾性変化可
能な係合片13を等間隔で4つ設けたものである。本発
明の被開閉部材14への取付作業において、前記幹部1
2の先端部11を被開閉部材14に穿設された係合孔8
に挿入する際、前記係合片13が弾性変化し、緩衝部材
1が被開閉部材14に接触する。前記係合片13が弾性
変化した後、元の位置に戻ることによって、緩衝部材1
と被開閉部材14は確実に係合される。
【0013】次に、このような構造において、図3に示
すように係合部6の幹部12に中空部15が設けられ、
当該中空部15のほぼ中間にディバイダ部16が形成さ
れている。当該中空部15を設けることによって、係合
片13が内方へ移動することを許容し、ディバイダ部1
6を設けることによって、係合部全体の剛性を高く維持
することができる。
【0014】図1に示すように本体部2の底面7の外周
縁全周に亘って薄肉の撓み変形可能な凸部10が底面7
から突出して設けられている。この凸部10は、係合片
13と本体部2の底面7との間に嵌合する被開閉部材1
4の厚さを許容し、被開閉部材14の係合孔8に取り付
けられた状態において、本体部2と被開閉部材14の間
に生じるがたつきや傾きを防止するのである。この凸部
10が設けられていることによって、さらに、取り付け
た状態で緩衝部材1に設けられた係合部は被開閉部材1
4と凸部10の接触によってシールされるため、係合孔
内に雨水や埃などが入ることも防止できる。
【0015】次に、緩衝部材1の本体部2に形成された
通路5を説明する。図4に示すように略円筒状の本体部
2の当接面3の接触部に凹部4を設けたものである。当
該凹部4を設けたことによって、緩衝部材1が開閉部材
9に接触するにあたって、当接面3の周縁が撓みやすく
なり、緩衝部材1の緩衝機能に寄与する効果がある。さ
らに、前記当接面3の外周において、凹部内4から本体
部2の外側面に通じる通路5が形成されているため、緩
衝部材1の当接面3が開閉部材9と接触した際に、凹部
4内に空気がたまることなく、通路5によって凹部外に
通じることが可能になる。したがって、開閉部材が接触
部に接触した場合であっても、凹部内の空気が密閉され
ることなく、緩衝部材1の本体部2が開閉部材9に張り
付く心配がなくなる。
【0016】なお、実施例では接触部に通路5を設けた
が、通路5は凹部内外とを貫通して設けられていれば良
く、例えば、本体部の外側面中央部と凹部内とを貫通す
る孔であっても良い。さらに、実施例では本体部2と係
合部6とを同一材料で一体に成形しているが、異なる材
料によって成形してもよく、例えば、本体部を熱可塑性
エラストマー、係合部をポリアミドやポリプロピレンな
どの硬質樹脂で一体に二色成形しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、このような発明によれ
ば、自動車等の開閉部材を閉じる際に近接する被取付部
材と前記開閉部材のいずれか一方に取り付けられる本体
部と、開閉部材と被開閉部材の他方と当接する当接部を
有する緩衝部材において、前記当接部の当接面に凹部を
形成し、前記本体部には前記凹部に通じる通路を設けた
ので、開閉部材を開ける際、本体部の上面に形成された
凹部内の空気は凹部に通された通路で脱出し、凹部内の
空気が密閉するために発生する問題を防止することがで
きるほか、ごみや水など、緩衝部材の外観や機能を損な
うものがたまりにくくなり、緩衝部材の保護にも寄与で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝部材の本体部と係合部を示した正面部分断
面図
【図2】図1に示した緩衝部材の側面部分断面図
【図3】図1に示した緩衝部材の上面図
【図4】図1に示した緩衝部材の底面図
【図5】図1に示した緩衝部材の被開閉部材に取り付け
た後の開閉部材と接触する状態を示した正面図
【図6】図1に示した緩衝部材の被開閉部材に取り付け
た後の状態を示した正面図
【図7】図1に示した緩衝部材の被開閉部材に取付ける
前の状態を示した正面図
【図8】当接部と係合部を有する従来品を被開閉部材に
取付けた後、開閉部材と接している状態を示した断面図
【図9】図8に示した従来品の斜視図 1 緩衝部材 2 本体部 3 当接面 4 凹部 5 通路 6 係合部 7 底面 8 係合孔 9 開閉部材 10 凸部 11 先端部 12 幹部 13 係合片 14 被開閉部材 15 中空部 16 ディバイダ部 17 当接部 21 クッションラバー 22 被開閉部 23 開閉部材 24 当接部 T 上面部分 O 開口 M 取付け部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉部材を閉じる際に近接する被開閉部
    材と前記開閉部材のいずれか一方に取り付けられる本体
    部と、前記開閉部材と前記被開閉部材の他方と当接する
    当接部を有する緩衝部材において、前記当接部の当接面
    に凹部を形成し、前記本体部には前記凹部に通じる通路
    を設けたことを特徴とする緩衝部材。
  2. 【請求項2】 前記通路は前記凹部の中央部を挟んで2
    つ設けたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝部材。
  3. 【請求項3】 前記本体部は略円筒状に形成され、底部
    から上部にむかうに従って、次第に円周が小さくなるよ
    うに成形したことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の緩衝部材。
  4. 【請求項4】 前記本体部の底部には、開閉部材と被開
    閉部材の一方に形成された係合孔に係合する係合片を有
    する係合部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の緩衝部材。
  5. 【請求項5】 前記本体部の底部周縁には、弾性変形可
    能な凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載の緩衝部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222074A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Daiwa Kasei Ind Co Ltd クッションクリップ
JP2015203480A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 大和化成工業株式会社 クリップ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009222074A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Daiwa Kasei Ind Co Ltd クッションクリップ
JP2015203480A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 大和化成工業株式会社 クリップ

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