JP2014015176A - 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両 - Google Patents

鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2014015176A
JP2014015176A JP2012155776A JP2012155776A JP2014015176A JP 2014015176 A JP2014015176 A JP 2014015176A JP 2012155776 A JP2012155776 A JP 2012155776A JP 2012155776 A JP2012155776 A JP 2012155776A JP 2014015176 A JP2014015176 A JP 2014015176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wire
link
interlocking
wheel brake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012155776A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Inoue
和久 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2012155776A priority Critical patent/JP2014015176A/ja
Priority to US13/935,030 priority patent/US8905422B2/en
Priority to TW102124422A priority patent/TWI513624B/zh
Priority to BR102013017589-7A priority patent/BR102013017589B1/pt
Priority to ES13176046.4T priority patent/ES2545201T3/es
Priority to CN201310290025.5A priority patent/CN103538675B/zh
Priority to EP13176046.4A priority patent/EP2684788B1/en
Publication of JP2014015176A publication Critical patent/JP2014015176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62LBRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
    • B62L3/00Brake-actuating mechanisms; Arrangements thereof
    • B62L3/08Mechanisms specially adapted for braking more than one wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/04Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically
    • B60T11/046Using cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/04Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically
    • B60T11/06Equalising arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/04Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically
    • B60T11/08Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically providing variable leverage
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/26Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
    • B60T8/261Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels specially adapted for use in motorcycles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

【課題】前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを連動可能な鞍乗型車両用連動ブレーキ装置を、簡単且つコンパクトな構成によって実現する。
【解決手段】ブレーキ装置(6)は、前輪ブレーキ機構(30)と、後輪ブレーキ機構(40)と、前輪ブレーキワイヤ(74)と、後輪ブレーキワイヤ(75)と、リンク(81)と、支持部(82)と、連動ブレーキワイヤ(72)とを備える。リンク(81)は、長手方向の一方の端部を支点として回転可能に構成されている。支持部(82)は、リンク(81)を前記支点で弾性支持する。連動ブレーキワイヤ(72)は、リンク(81)に対し、前輪ブレーキワイヤ(74)及び後輪ブレーキワイヤ(75)を牽引可能に接続される。リンク(81)には、前輪ブレーキワイヤ(74)、連動ブレーキワイヤ(72)及び後輪ブレーキワイヤ(75)が、支持部(81)から長手方向に順に接続される。
【選択図】図3

Description

本発明は、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを連動可能な鞍乗型車両用連動ブレーキ装置に関する。
特許文献1に開示されるように、鞍乗型車両の一種である自動二輪車に用いられるブレーキ装置が知られている。このブレーキ装置は、第1ブレーキ操作子と、第2ブレーキ操作子とを備えている。第1ブレーキ操作子は、ブレーキ操作によって前輪ブレーキを作動させる。第2ブレーキ操作子は、ブレーキ操作によって前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを連動させる。
具体的には、第2ブレーキ操作子は、連動用連繋手段を介して出力分配器内のイコライザレバーに接続されている。このイコライザレバーには、後輪ブレーキに接続された後輪ブレーキ用連繋手段が接続されているとともに、回動レバーが回転可能に接続されている。この回動レバーには、前輪ブレーキに接続された前輪ブレーキ用連繋手段が接続されている。
第2ブレーキ操作子をブレーキ操作すると、イコライザレバーによって、まず後輪ブレーキ用連繋手段が牽引されるため、後輪ブレーキが作動する。第2ブレーキ操作子をさらに強くブレーキ操作すると、イコライザレバーによって、回動レバーが回転して、前輪ブレーキ用連繋手段が牽引されるため、前輪ブレーキが作動する。すなわち、第2ブレーキ操作子をブレーキ操作することにより、後輪ブレーキ及び前輪ブレーキの順に連動させることができる。
特許第3738260号公報
特許文献1に記載の構成では、イコライザレバーに回動レバーが回転可能に接続されているため、出力分配器の内部構成が複雑である。そのため、出力分配器の構成部品の数が多く、出力分配器のコンパクト化を図るのが難しい。
本発明の目的は、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを連動可能な鞍乗型車両用連動ブレーキ装置を、簡単且つコンパクトな構成によって実現することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両用連動ブレーキ装置は、前輪及び後輪の一方のブレーキとして作動する第1ブレーキ機構と、前輪及び後輪の他方のブレーキとして作動する第2ブレーキ機構と、前記第1ブレーキ機構を作動させる第1ブレーキワイヤと、前記第2ブレーキ機構を作動させる第2ブレーキワイヤと、一方向に延びるように形成されていて、長手方向の異なる位置に前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤの各端部が接続されるとともに、長手方向の一方の端部を支点として回転可能に構成されたリンクと、前記リンクに対してその長手方向と交差する方向に所定値以上の荷重が作用した場合に、前記交差する方向に移動可能なように、前記リンクを前記支点で弾性支持する支持部と、前記リンクに対して、前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤを牽引可能に接続される連動ブレーキワイヤとを備える。前記第1ブレーキワイヤ、前記第2ブレーキワイヤ及び前記連動ブレーキワイヤは、前記リンクに対し、前記支持部から前記リンクの長手方向の他方の端部に向かって、前記第1ブレーキワイヤ、前記連動ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤの順に接続されている。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両用連動ブレーキ装置では、一つのリンクによって、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキを連動させることができる。したがって、簡単且つコンパクトな構成の連動ブレーキ装置が得られる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の全体構成を示す左側面図である。 自動二輪車の車体フレームの前部の構成を示す斜視図である。 ブレーキ装置の全体構成を模式的に示す図である。 右ブレーキレバー周辺の構成を示す斜視図である。 イコライザの概略構成を示す正面図である。 ワイヤ調整機構の概略構成を示す部分断面図である。 イコライザの動作を示す図である。 イコライザの動作を示す図である。
以下で、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
また、以下の説明において、前方、後方、左方及び右方は、ハンドル12を握りつつ自動二輪車1の座席シートに着座した運転者から見た前方、後方、左方及び右方を意味する。
<自動二輪車の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1(鞍乗型車両)の全体構成を示す左側面図である。この自動二輪車1は、車両本体2、車両本体2の前方に配置された前輪3、及び、車両本体2の後方に配置された後輪4を備える。なお、図1中の矢印Fは、自動二輪車1の前方向を、矢印Uは、自動二輪車1の上方向を示す。
車両本体2は、車体フレーム11、車体カバー5、ハンドル12、及び、パワーユニット13を備える。また、車両本体2は、後述するブレーキ装置6を備える。
車体フレーム11は、図2に示すように、一対のメインフレーム21、一対のダウンフレーム22、及びヘッドパイプ23を備える。ヘッドパイプ23は、自動二輪車1の前部に配置される。メインフレーム21は、ヘッドパイプ23から後方且つ下方に向かって延びる。ダウンフレーム22は、ヘッドパイプ23において、メインフレーム21よりも前方の位置から下方に向かって延びる。なお、図2中の矢印Fは自動二輪車1の前方向、矢印Bは自動二輪車1の後方向、矢印Rは自動二輪車1の右方向、矢印Lは自動二輪車1の左方向を、それぞれ示す。
ヘッドパイプ23内には、ステアリングシャフト24が配置される。このステアリングシャフト24の上側には、ハンドル12がヘッドパイプ23に対して回転可能に接続されている。ステアリングシャフト24には、互いに平行に配置された一対のフロントサスペンション25(図1参照)が接続されている。図1に示すように、一対のフロントサスペンション25の下端に、前輪3が回転可能に取り付けられている。
上述のような構成を有する車体フレーム11は、車体カバー5によって覆われている。車体カバー5は、例えば樹脂材料によって構成されている。図1に示すように、車体カバー5は、車両下側に配置されるフットボード91、車両前側に配置されるフロントカバー92、ハンドル12を覆うハンドルカバー93、及び車両側方に位置するサイドカバー94を備える。
前輪3には、例えば油圧式のディスクブレーキを含む前輪ブレーキ31が設けられている。前輪ブレーキ31は、ブレーキディスク32とキャリパ33とを備える。ブレーキディスク32は、フロントサスペンション25の下端部によって、前輪3とともに回転可能に支持されている。キャリパ33は、図示しないが、フロントサスペンション25の一部に取り付けられていて、内部に、ブレーキディスク32をその厚み方向に挟み込むためのブレーキパッドを有する。このブレーキパッドは、油圧配管34(図3参照)を介して伝達された油圧によって、ブレーキディスク32に押し付けられる。これにより、前輪3に対する制動力が発生する。
なお、油圧配管34は、図3に示すように、後述するマスタシリンダ52に接続されていて、後述のブレーキペダル70または右ブレーキレバー50の操作によってマスタシリンダ52で発生した油圧を前輪ブレーキ31に伝達する。
図2に示すように、ハンドル12には、運転者が座席シートに着座した状態で、運転者から見て前方右側に右側グリップ12aが設けられているとともに、運転者から見て前方左側に左側グリップ12bが設けられている。また、ハンドル12には、右側グリップ12aの近傍に、前輪ブレーキ操作子としての右ブレーキレバー50が設けられているとともに、左側グリップ12bの近傍に、後輪ブレーキ操作子としての左ブレーキレバー60が設けられている。
右ブレーキレバー50は、ハンドル12上に右側グリップ12aに隣接して取り付けられた接続部材51によって、回転可能に支持されている(図4参照)。これにより、右ブレーキレバー50は、ハンドル12に対して右ブレーキレバー50の一端側を中心として回転可能に支持される。右ブレーキレバー50の詳しい構成については後述する。なお、左ブレーキレバー60は、右ブレーキレバー50と同様の構成であるため、説明を省略する。
図2に示すように、一対のダウンフレーム22の一方には、ブレーキペダル70(連動ブレーキ操作子)が取り付けられている。ブレーキペダル70は、例えば、一対のダウンフレーム22のうち、運転者が座席シートに着座した状態で右足側に位置するダウンフレーム22に取り付けられている。ブレーキペダル70は、ダウンフレーム22に固定された支持部材71に回転可能に支持されている。特に図示しないが、ブレーキペダル70は、車体カバー5のフットボード91を貫通するように配置されている。すなわち、ブレーキペダル70の上部は、フットボード91上に露出している。
ブレーキペダル70には、連動ブレーキワイヤ72が接続されている(図2及び図3参照)。この連動ブレーキワイヤ72を牽引することにより、後述のイコライザ80を介して前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させることができる。ブレーキペダル70及びイコライザ80の構成については後述する。
図1に示すように、パワーユニット13は、車体フレーム11と後輪4との間に位置する。パワーユニット13は、エンジン13a及び駆動力伝達装置13b等を含む。エンジン13aは、例えば、ユニットスイング式のエンジンであり、車体フレーム11に対し、後輪4とともに上下に搖動可能に配置されている。エンジン13aの車両後方には、エンジン13aから出力された駆動力を後輪4に伝達するための駆動力伝達装置13bが配置されている。すなわち、パワーユニット13では、車両前方側にエンジン13aが配置されている一方、車両後方側に駆動力伝達装置13bが配置されている。この駆動力伝達装置13bの車幅方向内方、すなわちパワーユニット13の後部の車幅方向内方には、後輪ブレーキ41が設けられている。本実施形態では、駆動力伝達装置13bは、クラッチ操作が不要な無段変速の変速装置を含む。
後輪ブレーキ41も、上述の前輪ブレーキ31と同様、例えば油圧式のディスクブレーキを含む。すなわち、後輪ブレーキ41も、図3に示すように、ブレーキディスク42とキャリパ43とを備える。ブレーキディスク42は、図示しないスイングアームによって、後輪4とともに回転可能に支持されている。キャリパ43は、前輪ブレーキ31のキャリパ33と同様の構成を有するため、説明を省略する。
<ブレーキ装置>
次に、自動二輪車1に設けられたブレーキ装置6(連動ブレーキ装置)の構成を、図3から図6、図7A及び図7Bを用いて詳細に説明する。なお、図4中の矢印Fは自動二輪車1の前方向、矢印Rは右方向を示す。
図3に示すように、ブレーキ装置6は、前輪ブレーキ機構30(第1ブレーキ機構)及び後輪ブレーキ機構40(第2ブレーキ機構)を備える。前輪ブレーキ機構30は、前輪ブレーキ31、油圧配管34、マスタシリンダ52及び押圧部材53を含む。後輪ブレーキ機構40は、後輪ブレーキ41、油圧配管44、マスタシリンダ62及び押圧部材63を含む。
また、ブレーキ装置6は、前輪ブレーキ31を作動させるための右ブレーキレバー50、後輪ブレーキ41を作動させるための左ブレーキレバー60、及び、前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させるためのブレーキペダル70を備える。さらに、ブレーキ装置6は、ブレーキペダル70に入力された操作に応じて前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させるイコライザ80を備える。
(ブレーキレバーの周辺の構成)
図3及び図4に示すように、右ブレーキレバー50の近傍にマスタシリンダ52が配置されている。すなわち、図4に示すように、ハンドル12には、右ブレーキレバー50の車両中央側にマスタシリンダ52が設けられている。このマスタシリンダ52は、図4に破線で示すように、シリンダ52aと該シリンダ52a内に配置されるピストン52bとを備える。マスタシリンダ52のピストン52bは、右ブレーキレバー50のレバー操作等によってシリンダ52aの内方へ移動可能に構成されている。なお、マスタシリンダ52の構成は一般的な構成であるため、詳細な説明を省略する。
図3に示すように、マスタシリンダ52は、前輪ブレーキ31のキャリパ33に対して油圧配管34によって接続されている。すなわち、マスタシリンダ52内の油圧の変化は、油圧配管34を介して前輪ブレーキ31のキャリパ33に伝えられる。これにより、右ブレーキレバー50のレバー操作等によって、マスタシリンダ52の内部のピストン52bがシリンダ52a(図4参照)の内方に押されると、マスタシリンダ52内の油圧の変化は油圧配管34を介して前輪ブレーキ31のキャリパ33に伝わる。キャリパ33は、油圧が大きくなると、ブレーキディスク32を挟み込むように動作する。したがって、右ブレーキレバー50のレバー操作等によって、前輪ブレーキ31を作動させることができる。
右ブレーキレバー50の周辺の構成を以下でより詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、右ブレーキレバー50とマスタシリンダ52との間には、該マスタシリンダ52のピストン52bを押圧するための押圧部材53が設けられている。この押圧部材53は、右ブレーキレバー50と同様に、接続部材51に回転可能に支持されている(図4参照)。すなわち、押圧部材53は、接続部材51に対し、右ブレーキレバー50と同軸で回転可能に設けられている。これにより、右ブレーキレバー50と押圧部材53とが、それぞれ、接続部材51に対して回転することができる(図3及び図4の矢印参照)。
押圧部材53は、接続部材51によって回転可能に支持される支持部53aを備えていて、該支持部53aからハンドル12側に向かって延びるような形状を有する。すなわち、押圧部材53は、ハンドル12に対して交差する方向に延びるような形状を有する。押圧部材53は、支持部53aとは反対側、すなわちハンドル12に近い側に、マスタシリンダ52のピストン52bを押圧する押圧部53b、及び後述する前輪ブレーキワイヤ74に接続されるワイヤ接続部53cを有する。
以上のような構成を有する押圧部材53は、前輪ブレーキワイヤ74によってワイヤ接続部53cがハンドル12の車両中央側に引っ張られると、支持部53aを中心として図4の矢印のように回転し、押圧部53bがマスタシリンダ52のピストン52bを押圧する。これにより、マスタシリンダ52内の油圧が変化して、その油圧の変化が油圧配管34を介して前輪ブレーキ31のキャリパ33に伝わる。
また、押圧部材53は、右ブレーキレバー50がレバー操作された際に該右ブレーキレバー50と接触する接触部53dを有する。この接触部53dは、右ブレーキレバー50をレバー操作した際に該右ブレーキレバー50と接触する。接触部53dは、支持部53aを中心として押圧部材53を回転させるように、押圧部材53において支持部53aよりもハンドル12側の位置に形成されている。このような接触部53dを有する押圧部材53は、右ブレーキレバー50をレバー操作した際に、支持部53aを中心として回転し、押圧部53bがマスタシリンダ52のピストン52bを押圧する。これにより、マスタシリンダ52内の油圧が変化して、その油圧の変化が油圧配管34を介して前輪ブレーキ31のキャリパ33に伝わる。
以上より、前輪ブレーキ31は、前輪ブレーキワイヤ74が引っ張られた場合と、右ブレーキレバー50がレバー操作された場合とで、それぞれ作動する。
図3に示すように、左ブレーキレバー60に対しても、右ブレーキレバー50と同様、該左ブレーキレバー60に隣接してマスタシリンダ62が配置されている。このマスタシリンダ62は、上述のマスタシリンダ52と同様の構成を有するとともに、後輪ブレーキ41に対して油圧配管44によって接続されている。マスタシリンダ62の詳細な構成及び動作についての説明は省略する。
また、左ブレーキレバー60にも、隣接して押圧部材63が設けられている。この押圧部材63の構成及び動作も、上述の押圧部材53と同様なので、説明を省略する。後輪ブレーキ31も、後輪ブレーキワイヤ75が引っ張られた場合と、左ブレーキレバー60がレバー操作された場合とで、それぞれ作動する。なお、図3において、符号63aは押圧部材63の支持部を、符号63bは押圧部材63の押圧部を、符号63cは押圧部材63のワイヤ接続部を、それぞれ示す。
(ブレーキペダルの構成)
次に、ブレーキペダル70の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
ブレーキペダル70は、図2及び図3に示すように、全体として略L字状に屈曲したアーム70a、及び該アーム70aの一方の端部に設けられたペダル70bを備える。ペダル70bは、フットボード91の上方に位置づけられる。アーム70aの他方の端部には、フットボード91の内方で、ダウンフレーム22上に配置された支持部材71に回転可能に支持される支持部70cが設けられている。ブレーキペダル70は、屈曲部分が車両前方側に位置し、且つ、支持部材71に支持された支持部70cを中心として回転可能に配置されている。
アーム70aにおいて支持部70cが設けられた他方の端部には、車両下方側に突出する突出部70dが設けられている(図3参照)。アーム70aの他方の端部には、車両後方側に突出し且つばね76の一端側が取り付けられる接続部70eが設けられている(図3参照)。ばね76は、他端側がダウンフレーム22に取り付けられたブラケット(図示省略)に接続されている。これにより、ブレーキペダル70を操作して車両前方側に回転させた場合に、ばね76によって、ブレーキペダル70に元の位置へ戻すような付勢力を与えることができる。
ブレーキペダル70の突出部70dに、連動ブレーキワイヤ72の一端側が接続されている。これにより、運転者がブレーキペダル70を踏むと、連動ブレーキワイヤ72が牽引される。この連動ブレーキワイヤ72は、後述するように、イコライザ80に接続されている。ブレーキペダル70によって連動ブレーキワイヤ72を牽引することにより、前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させることができる。
なお、図2に示す符号73は、連動ブレーキワイヤ72が収納されるアウターワイヤ76を保持するためのブラケットである。すなわち、連動ブレーキワイヤ72は、アウターワイヤ76内に、移動可能に配置されている。
(イコライザの構成)
図2に示すように、イコライザ80は、ダウンフレーム22のヘッドパイプ23側とメインフレーム21との間に配置されている。すなわち、イコライザ80は、ダウンフレーム22において、ヘッドパイプ23側に配置されている。このように、イコライザ80をダウンフレーム22のヘッドパイプ23に近い側に配置することで、後述するようにイコライザ80に接続される各ブレーキワイヤをできるだけ短くすることができる。
図2、図3及び図5に示すように、イコライザ80(操作力分配部)は、一方向に延びる直方体状に形成されたリンク81と、リンク81の長手方向の一方の端部を支持する支持部82と、リンク81及び支持部82を収納するケーシング83とを備える。
リンク81は、一方向に長い直方体状の金属製の部材である。リンク81の長手方向の一方の端部は、支持部82によって回転可能に支持されている。また、リンク81は、長手方向の一方の端部を、短手方向の一側から支持部82によって支持されている。本実施形態では、図2に示すように、リンク81は、その長手方向が車両前後方向になるとともに、短手方向が車両上下方向となるように配置されている。リンク81は、リンク81の車両後方部分の下側を支持部82によって支持されている。
リンク81には、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72が接続されている。具体的には、図5に示すように、リンク81には、支持部82によって支持された長手方向の一方の端部から、長手方向に、前輪ブレーキワイヤ74、連動ブレーキワイヤ72及び後輪ブレーキワイヤ75の順に接続されている。また、連動ブレーキワイヤ72は、リンク81に対し、支持部82と同じ側、すなわちリンク81の短手方向(長手方向と交差する方向)の一側に接続されている。前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75は、リンク81に対し、連動ブレーキワイヤ72及び支持部82とは反対側、すなわちリンク81の短手方向の他側に接続されている。
このようにリンク81に対して各ブレーキワイヤを接続することで、自動二輪車1内での各ブレーキワイヤの長さをできるだけ短くすることが可能になる。すなわち、リンク81の短手方向の同じ側に前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75を接続する一方、リンク81の短手方向の反対側に連動ブレーキワイヤ72を接続することで、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75と連動ブレーキワイヤ72とをイコライザ80の反対側に引き出すことができる。ここで、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75は、自動二輪車1の上側に配置される右ブレーキレバー50及び左ブレーキレバー60に接続される一方、連動ブレーキワイヤ72は、自動二輪車1の下側に配置されるブレーキペダル70に接続される。よって、上述のように前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75と連動ブレーキワイヤ72とをイコライザ80の反対側にそれぞれ引き出すことで、イコライザ80から引き出された各ワイヤを、右ブレーキレバー50、左ブレーキレバー60及びブレーキペダル70に、できるだけ短い距離で接続することができる。
図5に示すように、リンク81にそれぞれ接続される前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72の各端部には、円環状のワイヤ接続部74a,75a,72aが設けられている。これらのワイヤ接続部74a,75a,72aは、リンク81を厚み方向に貫通するように形成された貫通孔81a内に回転可能に配置される。すなわち、ワイヤ接続部74a,75a,72aは、リンク81に形成された貫通孔81aの径と同等の外径を有する。これにより、リンク81が回転した際に、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72の各ワイヤ接続部74a,75a,72aは回転する。したがって、リンク81が回転した際に、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72に捻じれ等の変形を生じさせることなく、各ワイヤを延伸方向にスムーズに移動させることが可能になる。
リンク81及び支持部82は、直方体状のケーシング83内に配置されている。このケーシング83は、例えば金属または樹脂によって構成される。本実施形態では、ケーシング83において、リンク81及び支持部82を囲む側壁は、平板状の4枚の部材を組み合わせることにより形成される。なお、ケーシング83は、側壁及び底部が一体形成されていてもよいし、図5に示すように、一面が開口していてもよい。
このように、リンク81及び支持部82をケーシング83内に配置することにより、リンク81及び支持部82をケーシング83によって保護できるとともに、リンク81及び支持部82を有するイコライザ80をユニット化することができる。したがって、イコライザ80の自動二輪車1に対する取り付け作業が容易になる。また、リンク81及び支持部82をユニット化することにより、後述するような支持部82のスプリング88の変形調整を、イコライザ80の車体フレーム11への取り付け前に行うことができる。よって、支持部82の調整作業が容易になる。
支持部82は、ケーシング83の側壁の内面上に、該ケーシング83の内方に向かって突出するように固定されている。また、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72は、ケーシング83内で、一端側がリンク81に接続されている。これにより、リンク81は、ケーシング83内で回転する。
ここで、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72は、それぞれ中空状のアウターワイヤ77,78,76内に相対移動可能に配置されている。これらのアウターワイヤ76,77,78の端部の外周面上には、ねじ部(図示省略)が設けられている。アウターワイヤ76,77,78の各ねじ部は、ケーシング83の側壁に設けた貫通穴(図示省略)内に挿入された状態で、該側壁の内面側と外面側とでそれぞれナット79と締結される。これにより、アウターワイヤ76,77,78はケーシング83の側壁に対して固定される。一方、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72は、アウターワイヤ77,78,76に対して移動可能であるため、リンク81の動きに応じてケーシング83内で移動することができる。
支持部82は、リンク81の長手方向の一方の端部に対して回転可能に接続される接続部85と、ケーシング83の側壁に取り付けられる固定部86と、接続部85及び固定部86を接続するボルト87とを備える。また、支持部82は、ボルト87の軸部を囲むように、接続部85とケーシング83の側壁の内面との間に配置されるスプリング88(弾性部材)も備える。
接続部85は、リンク81の端部をリンク81の短手側から挟み込むように略U字状に形成されている。接続部85は、リンク81の端部に対し、ピン89によって回転可能に接続されている。また、接続部85は、その折曲部分に図示しない貫通穴が形成されている。この貫通穴には、ボルト87の頭部が接続部85のリンク81側に位置するように、ボルト87が貫通している。
ボルト87は、リンク81の一方の端部に接続された接続部85を貫通して、ケーシング83の外方に突出するような長さを有する。すなわち、ボルト87の軸部の先端部分は、ケーシング83から外方に突出するとともに、ケーシング83外の固定部86に接続されている。
固定部86は、ボルト87の軸部のねじ部分に締結される2つのナット86aと、ケーシング83の側壁上に配置されるワッシャ86bとを有する。ワッシャ86bは、略ハット状に形成されていて、ケーシング83の側壁に形成された穴部内に、突出部分がケーシング83の内方に位置するようにケーシング83の外側から挿入される。これにより、ワッシャ86bの突出部分は、ケーシング83の内方に突出する。このワッシャ86bの突出部分は、後述するように、ボルト87の軸部を囲むように配置されるスプリング88の端部内に位置付けられる。なお、ワッシャ86bは、ケーシング83に対して溶接によって固定されている。
ナット86aは、ボルト87の軸部のねじ部分に対し、軸部先端側に締結される。すなわち、ナット86aは、ケーシング83の外方で、ボルト87の軸部のねじ部分に締結されている。ボルト87の軸部のねじ部分に対するナット86aの締結位置を調整することによって、ケーシング83内のボルト87の長さを調整することができる。ケーシング83内のボルト87の長さを調整することによって、接続部85とケーシング83の側壁の内面との間に位置する後述のスプリング88の荷重付加前の長さを調整することができる。このようにスプリング88の長さを調整することにより、スプリング88が変形を生じる荷重(変形開始荷重)を調整することができる。よって、ボルト87及びナット86が、スプリング88の変形調整機構に対応する。
スプリング88は、接続部85とケーシング83の側壁の内面との間に、ボルト87の軸部を囲むように配置される。すなわち、スプリング88は、接続部85とケーシング83の側壁の内面との間に挟み込まれていて、ケーシング83の側壁の内面に対して接続部85を弾性支持している。スプリング88は、所定値以上の荷重が付加された場合に圧縮方向に変形する圧縮ばねである。したがって、スプリング88は、圧縮方向に作用する荷重が所定値未満の場合には、圧縮方向にほとんど変形を生じない。
なお、スプリング88は、ケーシング83内で露出しているが、スプリング88の外側を、筒状のケース等によって覆ってもよい。
ここで、所定値とは、後述するように、連動ブレーキワイヤ72の牽引力によって、前輪ブレーキワイヤ74がリンク81を介して牽引されて前輪ブレーキ31が動作する場合に、支持部82に作用する圧縮方向の荷重の値である。すなわち、上述の所定値は、支持部82の変形調整機構によってスプリング88が変形を生じる荷重を調整することにより、変更可能である。
(ワイヤ調整機構の構成)
図3に示すように、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75には、それぞれ、ワイヤ調整機構100が設けられている。このワイヤ調整機構100は、ワイヤのたるみがなくなるように、ワイヤの長さを調整可能に構成されている。具体的には、図6に示すように、ワイヤ調整機構100は、円筒状のナット101と、ナット101に締結されるボルト102と、ナット101とボルト102の頭部との間でボルト102に締結されるナット103とを備える。なお、図6では、前輪ブレーキワイヤ74に設けられるワイヤ調整機構100について説明するが、後輪ブレーキワイヤ75に設けられるワイヤ調整機構100も同様の構成を有する。
ワイヤ調整機構100は、2本のブレーキワイヤを接続することにより、1本の前輪ブレーキワイヤ74を構成する。ワイヤ調整機構100のナット101は、一方のブレーキワイヤの端部に接続されている。ワイヤ調整機構100のボルト102は、その頭部が他方のブレーキワイヤの端部に接続されている。ナット101に対してボルト102を締結することにより、2本のブレーキワイヤを接続することができる。このとき、ナット101に対するボルト102の軸方向の位置を調整することにより、2本のブレーキワイヤが接続された前輪ブレーキワイヤ74全体の長さを調整することができる。ナット101に対してボルト102を締結するとともに、ボルト102に対してナット103を締結することにより、ボルト102がナット101に対してより確実に固定される。すなわち、本実施形態では、ナット101,103は、両方ともボルト102に締結される、いわゆるダブルナットである。
上述のような構成のワイヤ調整機構100を、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75に設けることにより、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75にゆるみが生じるのを防止できる。本実施形態では、ワイヤ調整機構100を、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75の両方に設けているが、この限りではなく、いずれか一方のブレーキワイヤのみに設けてもよいし、連動ブレーキワイヤ72に設けてもよい。
なお、図6において、符号105,106は、カバーであり、符号77は、アウターワイヤである。
<イコライザの動作>
次に、上述のような構成を有するイコライザ80において、リンク81の動作を、図5、図7A及び図7Bに基づいて説明する。
リンク81は、ブレーキペダル70の操作に応じて連動ブレーキワイヤ72が牽引されることにより、ケーシング83内に回転または移動する。これにより、リンク81にリンク接続部74a,75aを介して接続された前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75が牽引される。
具体的には、イコライザ80内でリンク81は以下のように動作する。
連動ブレーキワイヤ72に牽引力が作用していない場合には、図5に示すように、リンク81は、ケーシング83内に、その長手方向に略平行な状態で位置付けられる。
運転者がブレーキペダル70を踏むと、連動ブレーキワイヤ72が図7Aの白抜き矢印の方向に牽引される。そうすると、図7Aに実線矢印で示すように、連動ブレーキワイヤ72が接続されたリンク81は支持部82によって支持されている支点(ピン89)を中心として回転する。既述のとおり、後輪ブレーキワイヤ75は、リンク81に対し、支持部82とは反対側の長手方向の端部、すなわち、連動ブレーキワイヤ72を挟んで支持部82とは反対側に接続されている。よって、連動ブレーキワイヤ72が牽引されてリンク81が回転すると、リンク81の回転に伴って、後輪ブレーキワイヤ75が、連動ブレーキワイヤ72の移動量よりも大きく移動するように牽引される。
後輪ブレーキワイヤ75が牽引されると、左ブレーキレバー60の近傍に設けられた押圧部材63が回転して、押圧部材63の押圧部63bがマスタシリンダ62のピストンを押す(図3参照)。これにより、油圧配管44内の油圧が上昇して後輪ブレーキ41のキャリパ43がブレーキディスク42を挟み込んで制動力を生じる。
なお、図7Aに示す状態では、リンク81は支持部82によって支持される支点を中心として回転するため、リンク81に対して支持部82に近い位置で接続される前輪ブレーキワイヤ74はあまり大きく牽引されない。よって、前輪ブレーキ31は作動しない。
運転者がブレーキペダル70をさらに大きく踏み込むと、連動ブレーキワイヤ72は図7Bの白抜き矢印の方向により大きく牽引される。連動ブレーキワイヤ72の牽引力は、リンク81を介して、リンク81を支持する支持部82に、スプリング88を圧縮する力として作用する。スプリング88に対し、所定値以上の荷重が作用すると、該スプリング88は図7Bに実線矢印で示す圧縮方向に変形する。よって、連動ブレーキワイヤ72の牽引によって、リンク81を支持する支持部82に前記所定値以上の荷重が作用すると、リンク81を支持する支持部82の支点が移動する。これにより、リンク81全体が連動ブレーキワイヤ72側に引き付けられる。
上述のようにリンク81全体が連動ブレーキワイヤ72側に移動すると、リンク81に対して支持部82側に接続されている前輪ブレーキワイヤ74も大きく牽引される。これにより、右ブレーキレバー50の近傍に設けられた押圧部材53が回転して、押圧部材53の押圧部53bがマスタシリンダ62のピストンを押す。よって、油圧配管34内の油圧が上昇して前輪ブレーキ31のキャリパ33がブレーキディスク32を挟み込んで制動力を生じる。
以上より、運転者がブレーキペダル70を踏んで連動ブレーキワイヤ72を牽引すると、リンク81が、支持部82によって支持されている支点を中心として回転するため、後輪ブレーキワイヤ75が牽引される。すなわち、運転者ブレーキペダル70を踏むと、まず後輪ブレーキ41が作動する。その後、運転者がブレーキペダル70を強く踏んで、連動ブレーキワイヤ72からリンク81を介して支持部82に所定値以上の荷重が作用すると、該支持部82のスプリング88が圧縮されてリンク81が移動する。これにより、前輪ブレーキワイヤ74が牽引されるため、前輪ブレーキ31が作動する。
したがって、ブレーキペダル70の操作に応じて、イコライザ80によって後輪ブレーキ41及び前輪ブレーキ31を連動させることができる。
本実施形態では、ブレーキ装置6は、前輪ブレーキ機構30と、後輪ブレーキ機構40と、前輪ブレーキ機構30を作動させる前輪ブレーキワイヤ74と、後輪ブレーキ機構40を作動させる後輪ブレーキワイヤ75とを備える。また、ブレーキ装置6は、一方向に延びるように形成されていて、長手方向の異なる位置に前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75の各端部が接続されるとともに、長手方向の一方の端部を支点として回転可能に構成されたリンク81を備える。また、ブレーキ装置6は、リンク81に対してその短手方向に所定値以上の荷重が作用した場合に、リンク81がその短手方向に移動可能なように、リンク81を前記支点で弾性支持する支持部82を備える。さらに、ブレーキ装置6は、リンク81に対して、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75を牽引可能に接続される連動ブレーキワイヤ72を備える。前記前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72は、リンク81に対し、支持部82からリンク81の長手方向の他方の端部に向かって、前輪ブレーキワイヤ74、連動ブレーキワイヤ72及び後輪ブレーキワイヤ75の順に接続されている。これにより、簡単な構成のイコライザ80によって、前輪ブレーキ31と後輪ブレーキ41とを連動させることができる。
本実施形態では、前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75は、リンク81に対し、リング81の短手方向の同じ側に接続されている。一方、連動ブレーキワイヤ72は、リンク81に対し、リング81の短手方向において前輪ブレーキワイヤ74及び後輪ブレーキワイヤ75とは反対側に接続されている。これにより、各ブレーキワイヤを、右ブレーキレバー50、左ブレーキレバー60及びブレーキペダル70に対して、できる限り短い距離で接続することができる。したがって、自動二輪車1内にイコライザ80を効率良く配置することができる。
本実施形態では、連動ブレーキワイヤ72は、リンク81に対し、前輪ブレーキワイヤ74よりも後輪ブレーキワイヤ75に近い位置に接続されている。これにより、リンク81が、連動ブレーキワイヤ75の牽引力によってリンク81の支点を中心として回転する際に、後輪ブレーキワイヤ75を連動ブレーキワイヤ75のより小さい牽引力によって牽引することができる。
本実施形態では、支持部82は、リンク81を前記支点で弾性支持するスプリング88と、スプリング88が変形を生じる荷重を調整する変形調整機構とを備える。これにより、リンク81の支点の移動に応じて前輪ブレーキワイヤ74を牽引する際に必要なリンク81の荷重を変更することができる。よって、ブレーキペダル70の踏み込み量に対し、後輪ブレーキ41のみが動作する範囲を変更できるとともに、後輪ブレーキ41が動作してから前輪ブレーキ31が動作するまでの範囲を変更することができる。したがって、ブレーキ装置6における前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41の動作を調整することができる。
本実施形態では、ブレーキ装置6は、前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72のうち少なくとも一つのワイヤに設けられていて、該ワイヤの長さを調整するワイヤ調整機構100をさらに備える。これにより、ワイヤ調整機構100が設けられたワイヤの長さを調整できるため、ブレーキの効き具合を調整できる。
本実施形態では、ブレーキ装置6は、リンク81及び支持部82を収納可能なケーシング83をさらに備える。支持部81は、ケーシング83の内面に固定されている。これにより、リンク81及び収納部82をケーシング83によって保護できるとともに、リンク81及び収納部82をユニット化することができる。よって、自動二輪車1にイコライザ80を容易に取り付けることができる。
本実施形態では、ブレーキ装置6は、前輪ブレーキ機構30を作動させるための右ブレーキレバー50と、後輪ブレーキ機構40を作動させるための左ブレーキレバー60とをさらに備える。前輪ブレーキ機構30は、右ブレーキレバー50を操作した際に生じる操作力と、前輪ブレーキワイヤ74を牽引した際に生じる牽引力とが独立して伝達されるように構成されている。後輪ブレーキ機構40は、左ブレーキレバー60を操作した際に生じる操作力と、前後輪ブレーキワイヤ75を牽引した際に生じる牽引力とが独立して伝達されるように構成されている。これにより、前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させることができるとともに、それぞれ独立して作動させることもできる。
本実施形態では、自動二輪車1は、前輪3と、後輪4と、前輪3を回転可能に支持するヘッドパイプ23と、ヘッドパイプ23から車両後方に向かって延びるダウンフレーム22と、ブレーキ装置6とを備える。ブレーキ装置6のリンク81は、ダウンフレーム22のヘッドパイプ側に配置されている。これにより、リンク81に接続される前輪ブレーキワイヤ74、後輪ブレーキワイヤ75及び連動ブレーキワイヤ72をできるだけ短くすることができる。
本実施形態では、自動二輪車1は、運転者が足を乗せるためのフットボード91と、フットボード91上に一部が位置付けられるブレーキペダル70と、前輪3に接続されていて、ヘッドパイプ23に対して回転可能なハンドル12とをさらに備える。前輪ブレーキ機構30及び後輪ブレーキ機構40は、それぞれ、ハンドル12に設けられ、内部にピストンを有するマスタシリンダ52,62と、該マスタシリンダ52,62内のピストンを押圧する押圧部材53,63とを有する。前輪ブレーキワイヤ74は、前輪ブレーキ機構30のマスタシリンダ52を作動させるように押圧部材53に接続されている。後輪ブレーキワイヤ75は、後輪ブレーキ機構40のマスタシリンダ62を作動させるように押圧部材63に接続されている。連動ブレーキワイヤ72は、ブレーキペダル70に接続されている。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、ブレーキペダル70が前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41を連動させる連動ブレーキ操作子であり、右ブレーキレバー50が前輪ブレーキ31のブレーキ操作子であり、左ブレーキレバー60が後輪ブレーキ41のブレーキ操作子である。しかしながら、後輪ブレーキ操作子を設けない構成であってもよいし、ブレーキペダル70を設けずに左ブレーキレバー60を連動ブレーキ操作子としてもよい。
また、右ブレーキレバーを前輪ブレーキ31以外のブレーキ操作子として用いてもよいし、左ブレーキレバーを後輪ブレーキ41以外のブレーキ操作子またはクラッチレバーとして用いてもよい。また、ブレーキペダルを左右両方に設けてもよい。
前記実施形態では、ハンドル12に、前輪ブレーキ機構30のマスタシリンダ52及び後輪ブレーキ機構40のマスタシリンダ62を配置している。しかしながら、マスタシリンダ52,62をどこに配置してもよい。また、マスタシリンダ52,62を作動させる構成も、前記実施形態の構成に限定されない。
前記実施形態では、イコライザ80は、ダウンフレーム22のヘッドパイプ23側に配置される。しかしながら、イコライザ80を、自動二輪車1のどこに配置してもよい。
前記実施形態では、連動ブレーキ操作子を操作した際に、前輪ブレーキ31の作動を、後輪ブレーキ32の作動よりも遅らせている。しかしながら、前輪ブレーキ31が先に作動してもよいし、前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ32を同時に作動させてもよい。
前記実施形態では、前輪ブレーキ31及び後輪ブレーキ41は、それぞれ油圧式のディスクブレーキである。しかしながら、前輪ブレーキ及び後輪ブレーキ41は、他の形式のブレーキであってもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
3 前輪
4 後輪
6 ブレーキ装置(鞍乗型車両用連動ブレーキ装置)
12 ハンドル
22 ダウンフレーム
23 ヘッドパイプ
30 前輪ブレーキ機構(第1ブレーキ機構)
31 前輪ブレーキ
40 後輪ブレーキ機構(第2ブレーキ機構)
41 後輪ブレーキ
50 右ブレーキレバー
52 マスタシリンダ
53 押圧部材
60 左ブレーキレバー
62 マスタシリンダ
63 押圧部材
70 ブレーキペダル
72 連動ブレーキワイヤ
74 前輪ブレーキワイヤ(第1ブレーキワイヤ)
75 後輪ブレーキワイヤ(第2ブレーキワイヤ)
80 イコライザ
81 リンク
82 支持部
83 ケーシング
86 固定部(変形調整機構)
87 ボルト(変形調整機構)
88 スプリング(弾性部材)
91 フットボード
100 ワイヤ調整機構

Claims (10)

  1. 前輪及び後輪の一方のブレーキとして作動する第1ブレーキ機構と、
    前輪及び後輪の他方のブレーキとして作動する第2ブレーキ機構と、
    前記第1ブレーキ機構を作動させる第1ブレーキワイヤと、
    前記第2ブレーキ機構を作動させる第2ブレーキワイヤと、
    一方向に延びるように形成されていて、長手方向の異なる位置に前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤの各端部が接続されるとともに、長手方向の一方の端部を支点として回転可能に構成されたリンクと、
    前記リンクに対してその長手方向と交差する方向に所定値以上の荷重が作用した場合に、前記交差する方向に移動可能なように、前記リンクを前記支点で弾性支持する支持部と、
    前記リンクに対して、前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤを牽引可能に接続される連動ブレーキワイヤとを備え、
    前記第1ブレーキワイヤ、前記第2ブレーキワイヤ及び前記連動ブレーキワイヤは、前記リンクに対し、前記支持部から前記リンクの長手方向の他方の端部に向かって、前記第1ブレーキワイヤ、前記連動ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤの順に接続されている、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤは、前記リンクに対し、前記交差する方向の同じ側に接続されていて、
    前記連動ブレーキワイヤは、前記リンクに対し、前記交差する方向において前記第1ブレーキワイヤ及び前記第2ブレーキワイヤとは反対側に接続されている、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  3. 請求項2に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記連動ブレーキワイヤは、前記リンクに対し、前記第1ブレーキワイヤよりも前記第2ブレーキワイヤに近い位置に接続されている、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  4. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記支持部は、
    前記リンクを前記支点で弾性支持する弾性部材と、
    前記弾性部材が変形を生じる荷重を調整する変形調整機構とを備える、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  5. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記前輪ブレーキワイヤ、前記後輪ブレーキワイヤ及び前記連動ブレーキワイヤのうち少なくとも一つのワイヤに設けられていて、該ワイヤの長さを調整するワイヤ調整機構をさらに備える、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  6. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記リンク及び前記支持部を収納可能なケーシングをさらに備え、
    前記支持部は、前記ケーシングの内面上に固定されている、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  7. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記第1ブレーキ機構は、前輪ブレーキ機構であり、
    前記第2ブレーキ機構は、後輪ブレーキ機構である、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  8. 請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置において、
    前記第1ブレーキ機構を作動させるための第1ブレーキ操作子と、
    前記第2ブレーキ機構を作動させるための第2ブレーキ操作子とをさらに備え、
    前記第1ブレーキ機構は、前記第1ブレーキ操作子を操作した際に生じる操作力と、前記第1ブレーキワイヤを牽引した際に生じる牽引力とが独立して伝達されるように構成されていて、
    前記第2ブレーキ機構は、前記第2ブレーキ操作子を操作した際に生じる操作力と、前記第2ブレーキワイヤを牽引した際に生じる牽引力とが独立して伝達されるように構成されている、鞍乗型車両用連動ブレーキ装置。
  9. 前輪と、
    後輪と、
    前記前輪を回転可能に支持するヘッドパイプと、
    前記ヘッドパイプから車両後方に向かって延びるダウンフレームと、
    前記請求項1に記載の鞍乗型車両用連動ブレーキ装置とを備え、
    前記鞍乗型車両用連動ブレーキ装置のリンクは、前記ダウンフレームのヘッドパイプ側に配置されている、鞍乗型車両。
  10. 請求項9に記載の鞍乗型車両において、
    運転者が足を乗せるためのフットボードと、
    前記フットボード上に一部が位置付けられるブレーキペダルと、
    前記前輪に接続されていて、前記ヘッドパイプに対して回転可能なハンドルとをさらに備え、
    前記第1ブレーキ機構及び前記第2ブレーキ機構は、それぞれ、前記ハンドルに設けられ且つ内部にピストンを有するマスタシリンダと、該マスタシリンダ内のピストンを押圧する押圧部材とを有し、
    前記第1ブレーキワイヤは、前記第1ブレーキ機構のマスタシリンダを作動させるように該第1ブレーキ機構の押圧部材に接続されていて、
    前記第2ブレーキワイヤは、前記第2ブレーキ機構のマスタシリンダを作動させるように該第2ブレーキ機構の押圧部材に接続されていて、
    前記連動ブレーキワイヤは、前記ブレーキペダルに接続されている、鞍乗型車両。
JP2012155776A 2012-07-11 2012-07-11 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両 Pending JP2014015176A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155776A JP2014015176A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両
US13/935,030 US8905422B2 (en) 2012-07-11 2013-07-03 Straddle type vehicle interlocking brake system and straddle type vehicle
TW102124422A TWI513624B (zh) 2012-07-11 2013-07-08 跨坐型車輛
BR102013017589-7A BR102013017589B1 (pt) 2012-07-11 2013-07-09 Veículo do tipo de montar em selim
ES13176046.4T ES2545201T3 (es) 2012-07-11 2013-07-11 Freno de interbloqueo de vehículo del tipo que se monta a horcajadas y vehículo que se monta a horcajadas
CN201310290025.5A CN103538675B (zh) 2012-07-11 2013-07-11 鞍乘型车辆用联动制动装置以及鞍乘型车辆
EP13176046.4A EP2684788B1 (en) 2012-07-11 2013-07-11 Straddle type vehicle interlocking brake system and straddle type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012155776A JP2014015176A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014015176A true JP2014015176A (ja) 2014-01-30

Family

ID=48790224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012155776A Pending JP2014015176A (ja) 2012-07-11 2012-07-11 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8905422B2 (ja)
EP (1) EP2684788B1 (ja)
JP (1) JP2014015176A (ja)
CN (1) CN103538675B (ja)
BR (1) BR102013017589B1 (ja)
ES (1) ES2545201T3 (ja)
TW (1) TWI513624B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017150392A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 本田技研工業株式会社 連動ブレーキ装置
KR101988224B1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-13 이규용 순차 제동장치

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6306895B2 (ja) * 2014-02-27 2018-04-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車
EP3148851B1 (en) * 2014-05-30 2020-11-11 Freni Brembo S.p.A. Actuator device for a combined rear-front brake system of a motor vehicle, combined rear-front brake system of a motor vehicle and motor vehicle thereof
US9879737B2 (en) 2015-12-07 2018-01-30 International Business Machines Corporation Interlock braking system
CN105752253A (zh) * 2016-01-10 2016-07-13 湖北航特科技有限责任公司 摩托车前碟后鼓联动装置
CN110087983B (zh) * 2016-12-15 2021-10-22 Tvs电机股份有限公司 用于两轮车的同步制动驱动组件
BR112019021698B1 (pt) * 2017-04-25 2023-11-21 Honda Motor Co., Ltd Aparelho de frenagem de intertravamento frontal/traseiro para veículo do tipo para montar com selim
WO2019123206A1 (en) * 2017-12-19 2019-06-27 Piaggio & C. S.P.A. Front-rear combined braking system of a motorcycle and related motorcycle
WO2019142211A1 (en) * 2018-01-16 2019-07-25 Hero MotoCorp Limited Speed deceleration system
IT201800002765A1 (it) * 2018-02-16 2019-08-16 Piaggio & C Spa Impianto frenante combinato anteriore-posteriore di un motoveicolo e relativo motoveicolo
JP2020019427A (ja) * 2018-08-02 2020-02-06 ヤマハ発動機株式会社 車両用ブレーキ装置およびこれを備えた車両
TWI671222B (zh) * 2018-10-08 2019-09-11 緯創資通股份有限公司 煞車模組
TWI689441B (zh) * 2018-11-19 2020-04-01 三陽工業股份有限公司 連動煞車系統
JP6793177B2 (ja) * 2018-12-27 2020-12-02 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の前後連動ブレーキ装置
DE102019126693A1 (de) * 2019-10-02 2021-04-08 Zf Active Safety Gmbh Krafteingangsglied für eine Bremsbetätigungseinrichtung
CN111717178A (zh) * 2020-02-10 2020-09-29 明鸿工业股份有限公司 一种剎车连动与剎车力分配装置
KR102230676B1 (ko) * 2020-12-24 2021-03-22 (주)한국원자력 엔지니어링 이륜차의 제동장치
WO2023161756A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 ロベルト·ボッシュ·ゲゼルシャフト·ミト•ベシュレンクテル·ハフツング 液圧制御ユニット、及び、液圧制御ユニットの製造方法
TWI827283B (zh) * 2022-09-29 2023-12-21 三陽工業股份有限公司 連動煞車系統

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3521233A (en) * 1967-03-28 1970-07-21 Honda Gijutsu Kenkyusho Kk Brake indicating apparatus for a motorized two wheel vehicle
US4057127A (en) * 1975-11-06 1977-11-08 J. C. Penney Company, Inc. Safety actuating device adapted for two wheeled vehicles
JPS57186563A (en) * 1981-05-13 1982-11-17 Honda Motor Co Ltd Interlocking brake device for motorcycle
JPS5843880A (ja) * 1981-09-07 1983-03-14 本田技研工業株式会社 自動二輪車の前輪ブレ−キ装置
US4664233A (en) * 1984-09-27 1987-05-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Antilock brake device for vehicles
GB2175657B (en) 1985-05-07 1989-09-06 Masataro Sato Brake system for bicycles
IT1215454B (it) * 1987-05-04 1990-02-14 Piaggio & C Spa Impianto di frenatura per veicoli a due ruote.
JPH0761793B2 (ja) 1991-04-05 1995-07-05 政太郎 佐藤 自転車用ブレーキ装置
US5431255A (en) * 1991-12-16 1995-07-11 Tsuchie; Kimihiro Braking device for bicycle
JP3881422B2 (ja) 1997-04-14 2007-02-14 株式会社日立製作所 二輪車用ブレーキ装置
JP3875406B2 (ja) * 1998-07-21 2007-01-31 本田技研工業株式会社 二輪車の前後連動ブレーキ装置
JP4040763B2 (ja) 1998-07-31 2008-01-30 株式会社日立製作所 二輪車用ブレーキ装置
JP4233678B2 (ja) 1999-04-26 2009-03-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車用連動ブレーキ装置
FR2843349B1 (fr) 2002-08-07 2004-10-01 Kwang Yang Motor Co Dispositif de freinage pour vehicule tous terrains
JP4344541B2 (ja) 2003-05-30 2009-10-14 本田技研工業株式会社 小型車両用連動ブレーキ装置
EP1690766A4 (en) * 2003-10-29 2010-07-28 Bosch Corp ANTI-BRAKING BRAKE CONTROL DEVICE AND ANTIBLOCKING BRAKING SYSTEM WITH ANTIBLOCKING BRAKE CONTROL DEVICE
JP3738260B2 (ja) 2003-11-13 2006-01-25 日信工業株式会社 バーハンドル車両用ブレーキ装置
US20050241892A1 (en) * 2004-04-30 2005-11-03 Szu-Fang Tsai Rear bicycle brake
TWM272712U (en) * 2005-01-31 2005-08-11 Ming Ho Ind Co Ltd Linking-up device for dune buggy brake system
JP4676290B2 (ja) * 2005-09-22 2011-04-27 本田技研工業株式会社 車両のブレーキ装置
TWI307668B (en) * 2005-12-08 2009-03-21 Nissin Kogyo Kk Interlocking brake system for bar-handle vehicle
KR100722947B1 (ko) * 2005-12-29 2007-05-30 에스엘 주식회사 유성기어 조립체를 이용한 케이블 구동 장치 및 주차브레이크 시스템
ES2482965T3 (es) * 2006-02-28 2014-08-05 Honda Motor Co., Ltd. Dispositivo de caballete para motocicleta
TWM294457U (en) * 2006-03-09 2006-07-21 Kwang Yang Motor Co Stepping brake apparatus of all terrain vehicle
JP4943994B2 (ja) 2007-02-08 2012-05-30 ヤマハ発動機株式会社 ブレーキ装置、及び鞍乗型車両
JP5210020B2 (ja) * 2008-03-31 2013-06-12 本田技研工業株式会社 自動二輪車用ブレーキ装置
JP5113590B2 (ja) * 2008-03-31 2013-01-09 本田技研工業株式会社 自動二輪車用ブレーキ装置
JP5492491B2 (ja) * 2009-08-10 2014-05-14 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP5478307B2 (ja) * 2010-03-19 2014-04-23 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の制動装置
JP2014012462A (ja) * 2012-07-04 2014-01-23 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗型車両用ブレーキ装置及び鞍乗型車両

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017150392A1 (ja) * 2016-02-29 2017-09-08 本田技研工業株式会社 連動ブレーキ装置
KR101988224B1 (ko) * 2017-12-19 2019-06-13 이규용 순차 제동장치

Also Published As

Publication number Publication date
US8905422B2 (en) 2014-12-09
TWI513624B (zh) 2015-12-21
TW201406602A (zh) 2014-02-16
BR102013017589B1 (pt) 2021-12-07
ES2545201T3 (es) 2015-09-09
BR102013017589A2 (pt) 2015-08-04
CN103538675B (zh) 2016-08-24
CN103538675A (zh) 2014-01-29
EP2684788B1 (en) 2015-07-01
BR102013017589A8 (pt) 2021-08-10
EP2684788A2 (en) 2014-01-15
US20140015221A1 (en) 2014-01-16
EP2684788A3 (en) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014015176A (ja) 鞍乗型車両用連動ブレーキ装置及び鞍乗型車両
US9126653B2 (en) Straddle type vehicle brake system and straddle type vehicle
JP4943994B2 (ja) ブレーキ装置、及び鞍乗型車両
JP5981638B2 (ja) 自動二輪車用ブレーキ装置
JP2006199275A (ja) 車両用制動装置及び鞍乗型車両
JP2007083892A (ja) 車両のブレーキ装置
JP6041305B2 (ja) 前後連動ブレーキ機構
JP4923031B2 (ja) 鞍乗型車両
WO2017056281A1 (ja) 鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置
JP5792135B2 (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
JP2010235033A (ja) 鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置
JP6126632B2 (ja) 鞍乗り型車両用ブレーキ装置
JP4590197B2 (ja) 二輪車のブレーキ装置
WO2019235040A1 (ja) 鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置
JP6137704B2 (ja) バーハンドル車両の連動ブレーキ装置
JP2014046733A (ja) 自動二輪車の連動ブレーキ装置
JP2018177201A (ja) 鞍乗型車両
JP7373518B2 (ja) 鞍乗り型車両のブレーキ装置
JP7286793B2 (ja) 鞍乗り型車両の連動ブレーキ装置
CN111148691B (zh) 跨骑型车辆的制动配管结构
JPH08104280A (ja) 車両用前後連動ブレーキ装置
WO2023053224A1 (ja) 鞍乗型車両
JP6989468B2 (ja) 鞍乗り型車両の前後連動ブレーキ装置
JP6221163B2 (ja) 鞍乗型車両