JP6221163B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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この発明は、後輪制動部にケーブルを介してパーキング用アクチュエータが接続される鞍乗型車両に関するものである。
自動二輪車等の鞍乗型車両の後輪ブレーキ装置として、後輪制動部に操作入力用のブレーキアームが設けられ、そのブレーキアームがケーブルによって操作されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の鞍乗型車両は、ブレーキ操作子の作動に連動する油圧アクチュータと、その油圧アクチュエータの作動部に接続されるリンク機構と、そのリンク機構と後輪制動部のブレーキアームとを接続するケーブルと、前記リンク機構の作動位置をロック可能なパーキング機構と、を備えている。この鞍乗型車両では、リンク機構とケーブルを介してブレーキアームを引き込み、その状態でパーキング機構によってリンク機構をロックすることにより、後輪制動部をロック状態(パーキング状態)に維持することができる。
特開平10−7066号公報
しかし、自動二輪車等の鞍乗型車両においては、部品の配置できるスペースが大きく制限されているため、容積の大きいパーキング用アクチュエータを用いて後輪側のブレーキアームを引き込む構造を採用しようとすると、パーキング用アクチュエータを配置するスペースを確保することが難しく、パーキング用アクチュエータとブレーキアームを接続するパーキング用ケーブルのケーブル長が長くならざるを得ない。
そこでこの発明は、パーキング用ケーブルを容易に、かつコンパクトに車両に配置することができる鞍乗型車両を提供しようとするものである。
この出願に係る一形態の鞍乗型車両は、上記課題を解決するために、車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、該ブレーキアーム(31)に操作力を伝達する通常用のブレーキケーブル(33)と、前記ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、前記後輪制動部(32)は、通常ブレーキとパーキング用ブレーキの両方で共用され、前記パーキング用ケーブル(34)は、前記通常用のブレーキケーブル(33)に沿って配置され、前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、かつ、前記通常用のブレーキケーブル(33)の近傍に配置されるようにした。
この出願に係る他の形態の鞍乗型車両は、上記課題を解決するために、車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、かつ、前記車両側面視でクランクシャフト(41)の中心よりシリンダ軸線(C1)に沿う前部上方側に配置されるようにした。
上記の構成により、パーキング用アクチュエータ(36)からブレーキアーム(31)までの距離が短くなり、パーキング用ケーブル(34)を容易にかつコンパクトに配置することが可能になる。
この出願に係るさらに他の形態の鞍乗型車両は、上記課題を解決するために、車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記パワーユニット(PU)のエンジン11のシリンダ部(43)の側方に配置されるようにした。
この場合、エンジン(11)のシリンダ部(43)の側方のスペースを活用し、コンパクトにパーキング用アクチュエータ(36)を配置することができる。
前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記シリンダ部(43)の側方のシリンダ軸線(C1)よりも下方位置において、前記パワーユニット(PU)の動力伝達部ケース(12a)の側面視が円弧状の前縁部(12a−1)の円弧面(R)に沿って配置されるようにしても良い。
この場合、パーキング用アクチュエータ(36)が、シリンダ軸線(C1)の下方側で動力伝達部ケース(12a)の前縁部(12a−1)の円弧面(R)に沿って配置されることから、パーキング用アクチュエータ(36)をパワーユニット(PU)の側方への張り出し量を抑えた状態で配置することができる。
前記エンジン(11)の点火コイル(44)が、前記シリンダ部(43)の側方にコイル支持ステー(45)を介して支持され、前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記コイル支持ステー(45)に取り付けられるようにしても良い。
この場合、点火コイル(44)とパーキング用アクチュエータ(36)とを、コイル支持ステー(45)を共用してエンジン(11)に支持させることができるため、エンジン(11)周りに取り付けられる部品の部品点数を削減することができる。
この出願に係るさらに他の形態の鞍乗型車両は、上記課題を解決するために、車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、前記ブレーキアーム(3)には、通常ブレーキ用のブレーキケーブル(33)が接続され、前記パーキング用ケーブル(34)は、前記ブレーキアーム(31)上の前記通常ブレーキ用のブレーキケーブル(33)の接続位置よりも前記支軸(30)から離間した位置に接続されるようにした。
この場合、ブレーキアーム(31)上における支軸(30)からパーキング用ケーブル(34)の接続位置までの距離が、支軸(30)から通常ブレーキ用のブレーキケーブル(33)の接続位置までの距離よりも長くなる。このため、パーキング用アクチュエータ(36)からパーキング用ケーブル(33)を通してブレーキアーム(31)に入力される力を、大きなトルクして後輪制動部(32)に作用させることができる。したがって、この構造を採用することにより、パーキングロック時に、パーキング用アクチュエータ(36)の力で後輪(Wr)を容易にロックすることができる。
この発明によれば、パーキング用アクチュエータが、スイングアーム上のパワーユニットに配置されるため、パーキング用ケーブルを短くして、容易に、かつコンパクトに車両に配置することができる。
この発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の側面図である。 同鞍乗型車両の一部の側面図である。 同鞍乗型車両のスイングアームを中心とした部材の側面図である。 同鞍乗型車両のスイングアームを中心とした部材の平面図である。 同鞍乗型車両のスイングアームを中心とした部材の前面図である。 同鞍乗型車両のスイングアームを中心とした部材の斜視図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を指し、矢印UPは車両の上方を指し、矢印LHは車両の左側方を指すものとする。
図1は、実施形態に係る鞍乗型車両としてのスクータ型の自動二輪車1の左側面を示す図であり、図2は、図1の一部を拡大した自動二輪車1の側面図である。
自動二輪車1は、車体フレームFの前部に前輪Wfと操向ハンドル10を含む操舵系が支持されている。車体フレームFの前後方向の略中央位置には、エンジン11と動力伝達装置12とが一体ブロック化されたパワーユニットPUが、後輪Wrとともに揺動可能に支持されている。車体フレームFの後部には、乗員が着座するためのシート13が支持されている。
この自動二輪車1においては、パワーユニットPUのブロックが後輪Wrを車体フレームFに揺動可能に支持させるスイングアーム40を構成している。パワーユニットPUは、ブロックの前部側にエンジン11が配置され、エンジン11の左側に偏った位置に動力伝達装置12が設けられている。動力伝達装置12は、エンジン11の動力をベルト等を介して後輪wrに伝達する装置であり、後端部に後輪Wrが支持されている。動力伝達装置12は、後輪Wrの左側部に配置され、後輪Wrを片持ちで支持している。なお、パワーユニットPUの後端部と車体フレームFとの間には、クッションユニット14が介装されている。
車体フレームFは、ステアリングステム20を回動可能に支持するヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後部斜め下方に延出するダウンフレーム16と、ダウンフレーム16の下縁の左右の側面に連結され、後方に向けて延出した後に、後部斜め上方に向かって延出する左右一対のサイドフレーム17と、サイドフレーム17の後部上端に連結され、サイドフレーム17の後部と傾斜角度を変えて後部斜め上方に延出する左右一対のシートフレーム18と、を備えている。
また、左右のサイドフレーム17の後部側上端部の近傍には、前部斜め上方に向かって傾斜しつつ、円弧状に湾曲して左右のサイドフレーム17を相互に連結するクロスフレーム19が結合されている。
ヘッドパイプ15に支持されるステアリングステム20には、前輪Wfを回転可能に支持する左右一対のフロントフォーク21がブリッジ部材22を介して保持されるとともに、上端部に操向ハンドル10が一体に取り付けられている。
左右のシートフレーム18間には、ヘルメット等の物品を収納可能な図示しない収納ボックスが配置されている。収納ボックスの上部には、収納ボックスの蓋を兼ねる長尺なシート13が前端部を回動支点として回動可能に取り付けられている。
ヘッドパイプ15とシート13の前端部との間には、車体カバーCVによって下方に凹状に窪む足くぐり空間25が設けられている。足くぐり空間25は、乗員が自動二輪車1に乗り降りする際に足を通す空間であり、その足くぐり空間25の左右両側の下方には、シート13に着座した乗員が足を載せ置くためのステップフロア26が設けられている。ステップフロア26は、左右のサイドフレーム17の低位領域17fの上方に配置され、足載せ荷重がサイドフレーム17の低位領域17fによって支持されるようになっている。
また、ステップフロア26の下方には、サイドフレーム17の低位領域17fの下方を覆うアンダーカバー38が取り付けられている。
また、足くぐり空間25の下方には、エンジン11に供給する燃料を貯留するための燃料タンク27が配置されている。燃料タンク27は、左右のサイドフレーム17の低位領域17fの上方側で、前部側のダウンフレーム16と後部側のクロスフレーム19と、に図示しないステーを介して支持されている。
ところで、この自動二輪車1の場合、前輪Wf側には、制動部が油圧によって操作されるディスク式のブレーキ装置(図示省略)が採用され、後輪Wr側には、制動部が機械的に操作されるドラム式のブレーキ装置Brが採用されている。
後輪側のブレーキ装置Brは、後輪Wrと一体に回転するブレーキドラム28と、後輪車軸の近傍で車体側(スイングアーム40の後部)に取り付けられるブレーキベース29と、ブレーキベース29に揺動可能に取り付けられ、後輪Wrの制動時にブレーキドラム28の内周面に圧接される図示しないブレーキシューと、を備えている。ブレーキベース29には、ブレーキシューをブレーキドラム28に圧接する方向に押し動かすための図示しないカムが回動可能に取り付けられている。このカムは、ブレーキベース29に支持された支軸30によって回動操作される。支軸30にはブレーキアーム31が連結されており、支軸30はブレーキアーム31によって回動操作される。この実施形態の場合、支軸30は、ブレーキベース29の後部下方寄りの縁部に取り付けられ、ブレーキアーム31は、支軸30から後方に若干傾いて下方に延出している。
なお、この実施形態においては、ブレーキドラム28、ブレーキベース29、ブレーキシュー、カム等によって後輪制動部32が構成されている。
ブレーキアーム31には、通常ブレーキ用のブレーキケーブル33とパーキング用ケーブル34の各端部(インナーケーブル33i,34iの各端部)が接続されている。通常ブレーキ用のブレーキケーブル33のインナーケーブル33iは、一端部がブレーキ操作子であるブレーキレバー35に接続され、他端部がブレーキアーム31に接続されている。また、パーキング用ケーブル34のインナーケーブル34iは、ケーブル引き込み用の電動モータ(図示せず)を内蔵するパーキング用アクチュエータ36に一端部が接続され、他端部がブレーキアーム31に接続されている。この実施形態の場合、パーキング用ケーブル34は、ブレーキアーム31の延出方向において、ブレーキケーブル33の接続位置よりも下方側(支軸30から離間した位置)に接続されている。
図2は、図1のスイングアーム40の前縁部付近を拡大して示した図であり、図3は、図2の車体カバーCVを取り去ったスイングアーム40の前縁部の左側面を示す図である。また、図4は、スイングアーム40を中心として部材を上面から見た図であり、図5,図6は、スイングアーム40を中心として部材を前面から見た図と、前側左斜め上方側から見た図である。
これらの図に示すように、パワーユニットPUのエンジン11は、車幅方向に沿ってクランクシャフト41が配置されるクランクケース42にシリンダ部43が結合されている。シリンダ部43は、クランクケース42から上方に若干傾斜しつつ車体前方側に延出している。シリンダ部43は、往復動する図示しないピストンが収容され、そのピストンの頂部面との間に図示しない燃焼室が形成されている。なお、図中C1は、シリンダ部43におけるシリンダボアの軸中心を通るシリンダ軸線である。
シリンダ部43の左側の側面には、金属製のコイル支持ステー45を介してエンジン11の点火コイル44が支持されている。
また、パワーユニットPUの動力伝達装置12は、本体部12bの車体左側の側部が動力伝達部ケース12aによって覆われている。動力伝達部ケース12aは、側面視が長円状に形成されている。したがって、動力伝達部ケース12aの前縁部12a−1は側面視が円弧状に形成されている。
また、パワーユニットPUのクランクケース42の前側の下端には、一対のピボットアーム50が前方に向かって延設されいる。両ピボットアーム50は、車体フレームFに支持されたピボット軸51に回動可能に連結されている。
ここで、パーキング用ケーブル34を介してブレーキアーム31に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ36は、パワーユニットPUのエンジン11のうちのシリンダ部43の左側方に配置されている。より具体的には、パーキング用アクチュエータ36は、シリンダ部43の左側方のシリンダ軸線C1よりも下方位置において、動力伝達部ケース12aの前縁部12a−1の下方寄りの円弧面Rに沿って配置されている。パーキング用アクチュエータ36は略円筒状に形成され、その軸線方向が車両の前部上方側に向くように配置されている。
点火コイル44をシリンダ部43に支持させるコイル支持ステー45には、車体の左側方に向かって延出するアーム部45aが延設されている。パーキング用アクチュエータ36は、コイル支持ステー45のアーム部45aに保持されている。即ち、パーキング用アクチュエータ36は、点火コイル44とともにコイル支持ステー45を介してエンジン11のシリンダ部43に取り付けられている。
以上のように、この実施形態に係る自動二輪車1においては、パーキング用アクチュエータ36が、スイングアーム40を構成するパワーユニットPUに配置されているため、パーキング用アクチュエータ36からブレーキアーム31までの距離が短くなる。このため、パーキング用ケーブル34を短くして、容易に、かつコンパクトに車両に配置することができる。
特に、この実施形態に係る自動二輪車1では、パーキング用アクチュエータ36が、エンジン11のシリンダ部43の側方に配置されているため、シリンダ部43の側方のスペースを活用して、パーキング用アクチュエータ36をコンパクトに配置することができる。
また、この実施形態に係る自動二輪車1は、シリンダ部43の側方のなかでも、シリンダ軸線C1よりも下方の、動力伝達部ケース12aの側面視が円弧状の前縁部12a−1の円弧面Rに沿って配置されている。このため、パーキング用アクチュエータ36が動力伝達部ケース12aと車幅方向でラップし、その分、パーキング用アクチュエータ36の車幅方向側方への張り出し量を抑制することができる。
また、この実施形態に係る自動二輪車1においては、パーキング用アクチュエータ36が、点火コイル44をシリンダ部43に支持させるためのコイル支持ステー45に保持されているため、点火コイル44とパーキング用アクチュエータ36とを、コイル支持ステー45を共用してシリンダ部43に支持させることができる。したがって、この構造を採用することにより、エンジン周りに取り付けられる部品の部品点数を削減することができる。
さらに、この実施形態に係る自動二輪車1においては、パーキング用ケーブル34が、ブレーキアーム31の延出方向において、ブレーキケーブル33の接続位置よりも支軸30から離間した位置に接続されているため、ブレーキアーム31上における支軸30からパーキング用ケーブル34の接続位置までの距離が、支軸30から通常ブレーキ用のブレーキケーブル33の接続位置までの距離よりも長くなる。このため、ブレーキアーム31上における支軸30からパーキング用ケーブル34の接続位置までの距離を容易に大きく確保することができる。したがって、この構造を採用することにより、パーキング用アクチュエータ36からパーキング用ケーブル33を通してブレーキアーム31に入力される力を、大きなトルクして後輪制動部32に作用させることができる。このため、パーキングロック時に、パーキング用アクチュエータ36の力で後輪Wrを容易にロックすることができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、パワーユニットPUのブロックがスイングアーム40を構成しているが、別体のスイングアームを設け、そのスイングアームにパワーユニットPUを取り付けるようにしても良い。
また、この発明に係る鞍乗り型車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)
11…エンジン
12a…動力伝達部ケース
12a−1…動力伝達部ケース
30…支軸
31…ブレーキアーム
32…後輪制動部
33…通常ブレーキ用のブレーキケーブル
34…パーキング用ケーブル
36…パーキング用アクチュエータ
40…スイングアーム
43…シリンダ部
44…点火コイル
45…コイル支持ステー
C1…シリンダ軸線
F…車体フレーム
R…円弧面
Wr…後輪

Claims (6)

  1. 車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、
    前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、
    前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、
    該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、
    該ブレーキアーム(31)に操作力を伝達する通常用のブレーキケーブル(33)と、
    前記ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記後輪制動部(32)は、通常ブレーキとパーキング用ブレーキの両方で共用され、
    前記パーキング用ケーブル(34)は、前記通常用のブレーキケーブル(33)に沿って配置され、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、かつ、前記通常用のブレーキケーブル(33)の近傍に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、
    前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、
    前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、
    該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、
    該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、かつ、前記車両側面視でクランクシャフト(41)の中心よりシリンダ軸線(C1)に沿う前部上方側に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  3. 車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、
    前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、
    前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、
    該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、
    該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記パワーユニット(PU)のエンジン11のシリンダ部(43)の側方に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両。
  4. 前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記シリンダ部(43)の側方のシリンダ軸線(C1)よりも下方位置において、前記パワーユニット(PU)の動力伝達部ケース(12a)の側面視が円弧状の前縁部の円弧面に沿って配置されていることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記エンジン(11)の点火コイル(44)が、前記シリンダ部(43)の側方にコイル支持ステー(45)を介して支持され、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)は、前記コイル支持ステー(45)に取り付けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗型車両。
  6. 車体フレーム(F)に後輪(Wr)を揺動可能に支持させるスイングアーム(40)と、
    前記スイングアーム(40)の前記後輪(Wr)の前方位置に配置されるパワーユニット(PU)と、
    前記スイングアーム(40)に取り付けられて前記後輪(Wr)を制動する後輪制動部(32)と、
    該後輪制動部(32)に設けられた支軸(30)を中心として回動操作されて、前記後輪制動部(32)を作動させるブレーキアーム(31)と、
    該ブレーキアーム(31)にパーキング用ケーブル(34)を介して連結され、前記ブレーキアーム(31)に操作力を付与するパーキング用アクチュエータ(36)と、を備える鞍乗型車両において、
    前記パーキング用アクチュエータ(36)が、前記パワーユニット(PU)に配置され、
    前記ブレーキアーム(3)には、通常ブレーキ用のブレーキケーブル(33)が接続され、
    前記パーキング用ケーブル(34)は、前記ブレーキアーム(31)上の前記通常ブレーキ用のブレーキケーブル(33)の接続位置よりも前記支軸(30)から離間した位置に接続されていることを特徴とする鞍乗型車両。
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