JP2013212560A - ロボットシステムおよびロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクターに接続されている例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体を容易に引き回すことができるロボットシステムおよびロボットを提供すること。
【解決手段】ロボット1は、中空のコネクターハウジング91と、コネクターハウジング91内の気密性を保持する第1のパッキン92および第2のパッキン93とを有するコネクター9が接続される接続部8を備えている。このロボット1は、互いに連結されたアーム14とアーム15とさらに備えている。アーム14は、回動軸O回りに回動可能に支持され、アーム15は、回動軸O回りに回動可能に支持されている。また、接続部8は、この接続部8に接続されたコネクター9の引き出し方向が回動軸O方向となるように、アーム14に設置されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、ロボットシステムおよびロボットに関する。
従来、過酸化水素蒸気などの腐食性の滅菌ガスを充満させた無菌作業室内に設置され、各種の作業を行うロボットが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなロボットは、滅菌ガスがロボット内部に侵入してモーターや配線等を腐食しないように耐食性を有している。また、ロボットに接続されるコネクターにおいても、内部の腐食を防止するため、パッキン等の密閉部材を有する大型のコネクターが用いられている。
また、従来、基台(ベース)と、基台に対し変位可能に支持されたロボットアームとを備えるロボットが知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のロボットでは、ロボットアームは、6本のアーム(第1アーム、第2アーム、第3アーム、第4アーム、第5アーム、第6アーム)が基台から順に連結されている。そして、最も先端側に位置する第6アームには、カメラが装着可能となっている。このカメラは、第4アームに設置されたコネクターと、可撓性を有するケーブルを介して、接続されている。そして、ケーブルは、コネクターから上方に向かって引き出され、そこからカメラに向かって延在している。
しかしながら、このようなケーブルの引き回し態様(引出方向)では、パッキンを有するコネクターを用いると、例えば、ロボットが設置されている部屋の天井の高さにもよるが、その天井とケーブルとが干渉して(当接して)しまう。この場合、ケーブルは、ロボットアームの可動に伴って、天井との摩擦によって、破断してしまう。また、アームが回動した際に、他のアームとケーブルとが干渉するため、ロボットアームの動作範囲が狭くなるという問題があった。
特開2005−205576号公報 特開2010−76056号公報
本発明の目的は、コネクターに接続されている例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体を容易に引き回すことができるロボットシステムおよびロボットを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のロボットシステムは、中空のコネクターハウジングと、該コネクターハウジング内の気密性を保持するパッキンとを有するコネクターと、
前記コネクターが接続される接続部を備えるロボットとを備え、
前記ロボットは、互いに連結された2本のアームを備え、該2本のアームのうちの一方のアームは、第1の回動軸回りに回動可能に支持され、他方のアームは、第1の回動軸と交差する第2の回動軸回りに回動可能に支持されており、
前記接続部は、該接続部に接続された前記コネクターの引き出し方向が前記第2の回動軸方向となるように、前記一方のアームに設置されていることを特徴とする。
これにより、コネクターに例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体が接続されている場合、当該コネクターを接続部に接続すると、長尺体(コネクター)の引き出し方向が確実に第2の回動軸方向となる。そして、このような引き出し方向は、ロボットの周囲と長尺体との干渉を気にせずに、ケーブルを容易に引き回すことができる。
本発明のロボットは、中空のコネクターハウジングと、該コネクターハウジング内の気密性を保持するパッキンとを有するコネクターが接続される接続部を備えるロボットであって、
互いに連結された2本のアームを備え、
前記2本のアームのうちの一方のアームは、第1の回動軸回りに回動可能に支持され、他方のアームは、第1の回動軸と交差する第2の回動軸回りに回動可能に支持されており、
前記接続部は、該接続部に接続された前記コネクターの引き出し方向が前記第2の回動方向となるように、前記一方のアームに設置されていることを特徴とする。
これにより、コネクターに例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体が接続されている場合、当該コネクターを接続部に接続すると、長尺体(コネクター)の引き出し方向が確実に第2の回動軸方向となる。そして、このような引き出し方向は、ロボットの周囲と長尺体の干渉を気にせずに、ケーブルを容易に引き回すことができる。
本発明のロボットでは、前記接続部は、前記一方のアームと別体で構成され、中空の接続部本体と、該接続部本体内の気密性を保持する少なくとも1つの接続部用パッキンとを有することが好ましい。
これにより、接続部本体内の気密性が確実に維持され、当該接続部本体内に、外部から気体や液体が侵入するのを確実に防止することができる。
本発明のロボットでは、前記接続部は、前記一方のアームの外面に配置されており、
前記接続部本体は、前記一方のアームの外面側に向かって開口する第1の開口部と、前記第2の回動軸方向に向かって開口する第2の開口部とを有することが好ましい。
これにより、コネクターに例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体が接続されている場合、当該コネクターを接続部に接続すると、長尺体の引き出し方向がより確実に第2の回動軸方向となる。そして、例えば長尺体の引き出し方向が鉛直上方である場合に比べ、長尺体の引き出し方向が第2の回動軸方向となる態様では、ロボットの周囲とケーブルとの干渉を気にせずに、ケーブルを容易に引き回すことができる。
本発明のロボットでは、前記第1の開口部および前記第2の開口部には、それぞれ、前記接続部用パッキンが設置されていることが好ましい。
これにより、接続部本体内の気密性が確実に維持され、当該接続部本体内に、外部から気体や液体が侵入するのをより確実に防止することができる。
本発明のロボットでは、前記他方のアームは、一端部に前記一方のアームが連結され、他端部に前記コネクターと電気的に接続されたマニピュレーターが装着されるマニピュレーター装着用アームが連結されていることが好ましい。
一方のアームは、他方のアームよりも動作範囲(回動範囲)が狭い。すなわち、一方のアームは、第1の回動軸回りに回動するが、他方のアームは、第2の回動軸回りに回動することの他に、一方のアームとともに第1の回動軸回りも回動することとなる。このように動作範囲が狭い一方のアームに接続部を設ける方が、コネクターに例えばケーブル等の可撓性を有する長尺体が接続されている場合、当該長尺体にとっては、好ましい。
本発明のロボットでは、前記他方のアームは、前記第2の回動軸方向に沿った長尺状をなすものであることが好ましい。
これにより、マニピュレーター用装着アームに装着されたマニピュレーターが把持する対象物の形状や大きさなどに応じて、マニピュレーターの姿勢を適宜変更することができ、よって、対象物を容易かつ確実に把持することができる。
本発明のロボットでは、前記接続部は、前記マニピュレーターに電力を供給する供給源と電気的に接続されていることが好ましい。
これにより、コネクターが接続部に接続された状態で、供給源からマニピュレーターに電力を供給することができ、よって、マニピュレーターを作動させることができる。
本発明のロボットでは、前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とは、直交していることが好ましい。
例えば、他方のアームが、第2の回動軸方向に沿った長尺状をなすものであり、その一端部に一方のアームが連結され、他端部には、コネクターと電気的に接続されたマニピュレーターが装着されるマニピュレーター装着用アームが連結されている場合、当該マニピュレーター装着用アームに装着されたマニピュレーターを所望の位置に配置させることができる。
本発明のロボットでは、前記コネクターハウジングは、筒体で構成されており、該筒体の両端側にそれぞれ前記パッキンが設置されていることが好ましい。
これにより、コネクターハウジング内の気密性が確実に維持され、当該コネクターハウジング内に、外部から気体や液体が侵入するのを確実に防止することができる。
本発明のロボット(ロボットシステム)を正面側から見た斜視図である。 本発明のロボット(ロボットシステム)を背面側から見た斜視図である。 本発明のロボット(ロボットシステム)の上部の拡大図である。 本発明のロボットの概略図である。 本発明のロボット(ロボットシステム)の主要部のブロック図である。 本発明のロボット(ロボットシステム)の使用状態(設置状態)を示す斜視図である。 本発明のロボットが備える複数本のアームのうちの代表的な1本のアームの分解斜視図である。 図7中のA−A線断面図である。 図7中のB−B線断面図である。 本発明のロボットが備える枠体の拡大断面図である。 図7中のC−C線断面図である。 図7中の矢印D方向から見た図(側面図)である。 図3中のE−E線断面図(接続状態を示す図)である。 図3中のE−E線断面図(接続解除状態を示す図)である。
以下、本発明のロボットシステムおよびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のロボット(ロボットシステム)を正面側から見た斜視図、図2は、本発明のロボット(ロボットシステム)を背面側から見た斜視図、図3は、本発明のロボット(ロボットシステム)の上部の拡大図、図4は、本発明のロボットの概略図、図5は、本発明のロボット(ロボットシステム)の主要部のブロック図、図6は、本発明のロボット(ロボットシステム)の使用状態(設置状態)を示す斜視図、図7は、本発明のロボットが備える複数本のアームのうちの代表的な1本のアームの分解斜視図、図8は、図7中のA−A線断面図、図9は、図7中のB−B線断面図、図10は、本発明のロボットが備える枠体の拡大断面図、図11は、図7中のC−C線断面図、図12は、図7中の矢印D方向から見た図(側面図)、図13および図14は、それぞれ、図3中のE−E線断面図(図13は接続状態を示し、図14は接続解除状態を示す)である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図5および図6〜図13中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1〜図4および図6中の基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図7〜図12中のアームの長手方向を「x軸方向」、x軸方向に対し垂直かつ水平な方向を「y軸方向」、x軸方向およびy軸方向のいずれにも垂直な方向を「z軸方向」と言う。
図1〜図3に示すように、ロボット(産業用ロボット)1と、ロボット1(接続部8)に接続されたコネクター組立体90(コネクター9)とを備えるロボットシステム10は、例えば腕時計等のような精密機器を検査する検査工程で用いることができる。
ロボット1は、基台11と、4本のアーム(リンク)12、13、14、15と、リスト(リンク)16とを備え、これらが順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットである。なお、垂直多関節ロボットでは、基台11と、アーム12〜15と、リスト16とを総称して「アーム」と言うこともでき、基台11を「第1アーム」、アーム12を「第2アーム」、アーム13を「第3アーム」、アーム14を「第4アーム」、アーム15を「第5アーム」、リスト16を「第6アーム」と分けて言うことができる。
図4に示すように、アーム12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
基台11とアーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター401の駆動によりなされる。なお、モーター401の駆動は、モーター401とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー301により制御される(図5参照)。
アーム12とアーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、アーム13は、アーム12(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター402の駆動によりなされる。なお、モーター402の駆動は、モーター402とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー302により制御される(図5参照)。
アーム13とアーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、アーム14は、アーム13(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O(第1の回動軸)回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター403の駆動によりなされる。なお、モーター403の駆動は、モーター403とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー303により制御される(図5参照)。
アーム14(一方のアーム)とアーム15(他方のアーム)とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、アーム15は、アーム14(基台11)に対し、アーム14の中心軸方向と平行な、すなわち、回動軸Oと直交する(交差する)回動軸O(第2の回動軸)回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター404の駆動によりなされる。なお、モーター404の駆動は、モーター404とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー304により制御される(図5参照)。
アーム15とリスト16とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、リスト16は、アーム15(基台11)に対し、水平方向(y軸方向)と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター405の駆動によりなされる。なお、モーター405の駆動は、モーター405とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー305により制御される(図5参照)。また、リスト16は、関節(ジョイント)176を介して、回動軸Oと垂直な回動軸O回りにも回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター406駆動によりなされる。なお、モーター406の駆動は、モーター406とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー306により制御される(図5参照)。
そして、このように、回動軸O〜O同士が「平行」・「直交」・「ねじれの位置」の位置関係にあることにより、後述するマニピュレーター18を所望の位置に配置させることができる。
なお、モーター401〜406としては、特に限定されず、例えば、サーボモーターを用いるのが好ましい。また、前記各ケーブルは、それぞれ、ロボット1を挿通している。
図5に示すように、ロボット1は、制御手段としての、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)20と電気的に接続されている。そして、パーソナルコンピューター20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、モーター401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この制御プログラムは、パーソナルコンピューター20に内蔵された記録媒体に予め記憶されている。
図6に示すように、本実施形態では、ロボット1は、気密性が保持されたチャンバー(アイソレーター)100内に設置される。このチャンバー100は、滅菌ガス(例えば過酸化水素蒸気)を発生させる滅菌ガス発生装置200と、パイプ300を介して、連通している。そして、ロボット1は、作業の開始前や作業の終了後に、滅菌ガス発生装置200からの滅菌ガスより滅菌処理が施される。なお、パイプ300には、その長手方向の途中に、バルブ400が設置されている。このバルブ400は、チャンバー100と滅菌ガス発生装置200とが連通する連通状態と、この連通状態を遮断する遮断状態とに切り替えるものである。
前述したように、ロボット1は、基台11と、アーム12〜15と、リスト16とを備えている。
図1、図2に示すように、基台11は、ロボット1が垂直多関節ロボットの場合、当該垂直多関節ロボットの最も下方に位置し、チャンバー100の床101に固定される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図1、図2に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。なお、基台11のチャンバー100での固定箇所のとしては、床101の他に、チャンバー100の壁102や天井103とすることもできる。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部114とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401やモータードライバー301〜306が収納されている。
アーム12〜15は、それぞれ、中空のアーム本体2と、駆動機構3と、封止手段4とを有しており、基台11に対する配置箇所、すなわち、ロボット1全体における配置箇所と、その他に外形形状が異なること以外は、ほぼ同じ構成である。なお、以下では、説明の都合上、アーム12が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、アーム13が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、アーム14が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、アーム15が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言うことがある。
アーム12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で、基端部が連結されている。このアーム12では、駆動機構3aがモーター402を有しており、アーム本体2a内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
アーム13は、その基端部がアーム12の先端部に連結されている。このアーム13では、駆動機構3bがモーター403を有しており、アーム本体2b内に収納している。また、アーム本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
アーム14は、その基端部がアーム13の先端部に連結されている。このアーム14では、駆動機構3cがモーター404を有しており、アーム本体2c内に収納している。また、アーム本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
アーム15は、アーム14の先端部にその中心軸方向と平行に、基端部(一端部)が連結されている。このアーム15は、回動軸O方向に沿った長尺状をなしており、駆動機構3dがモーター405、406を有し、アーム本体2d内に収納している。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
アーム15の先端部(他端部)には、リスト16が連結されている。図3に示すように、このリスト16には、その先端部(アーム15と反対側の端部)に、エンドファクターとして、例えば、腕時計等のような精密機器を把持するマニピュレーター18が着脱自在に装着される。このように、リスト16は、マニピュレーター18が装着自在されるマニピュレーター装着用アームとして機能する。
なお、マニピュレーター18としては、特に限定されず、例えば、複数本(図3に示す構成では3本)の指部(フィンガー)181を有する構成のものが挙げられる。各指部181は、それぞれ、マニピュレーター18に内蔵されているモーター407の駆動により、一括して互いに接近・離間することができる。そして、このロボット1は、互いに接近した指部181同士の間で精密機器を把持したまま、アーム12〜15やリスト16等の動作を制御することにより、当該精密機器を搬送することができる。モーター407の駆動は、モーター407とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー307により制御される(図5参照)。
図7に示すように、リスト16は、円筒状をなすリスト本体161と、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング162とを有している。
リスト本体161の先端面163は、平坦な面となっており、マニピュレーターが装着される装着面となる。また、リスト本体161は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406の駆動により、回動軸O回りに回動する。
支持リング162は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405の駆動により、リスト本体161ごと回動軸O回りに回動する。
次に、アーム12〜15について詳細に説明するが、これらのアーム12〜15は、前述したようにロボット1全体における配置箇所と外形形状とが異なること以外は、ほぼ同じ構成であるため、以下、アーム15について代表的に説明する。
図7に示すように、アーム15は、アーム本体2(2d)と、駆動機構3(3d)と、封止手段4(4d)とを有している。
アーム本体2は、x軸方向に沿った長尺体で構成され、当該長尺体は、先端側の一対の舌片部24a、24bと、基端側の根元部25とからなる。舌片部24aと舌片部24bとは、y軸方向に離間している。そして、舌片部24aと舌片部24bとの間に、リスト16の支持リング162が配置されている。さらに、舌片部24aと支持リング162との間には、円筒部材50aが介挿され、舌片部24bと支持リング162との間にも、円筒部材50bが介挿されている。これにより、リスト16がアーム15に保持される。
また、アーム本体2は、駆動機構3を収納する収納部21を有している。収納部21は、アーム本体2の中心軸22を介して配置された2つの側面23a、23b(外面)に開口した凹部で構成されている(図11参照)。これにより、駆動機構3に対するメンテナンスを行なう際、そのメンテナンスが側面23a側からも可能であり、側面23b側からも可能である。例えば、モーター405を交換する場合、側面23a側からその交換を容易に行なうことができ、モーター406を交換する場合、側面23b側からその交換を容易に行なうことができる。このようにロボット1は、メンテナンスに優れたものとなっている。
アーム本体2の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種金属材料を用いることができ、これらの中でも、特にアルミニウムまたはアルミニウム合金が好ましい。アーム本体2が金型を用いて成形される鋳物である場合、当該アーム本体2の構成材料にアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることにより、金型成形を容易に行なうことができる。
なお、前述した基台11の基台本体112の構成材料や、リスト16の支持リング162の構成材料も、アーム本体2の構成材料と同様のものを用いることができる。また、リスト16のリスト本体161の構成材料は、ステンレス鋼を用いるのが好ましい。
図7、図11に示すように、駆動機構3は、モーター405、406を有している。モーター405、406は、いずれも収納部21内で根元部25側、すなわち、アーム本体2に対し基台11側に偏在している。モーター405、406は、比較的重いものである。このため、アーム14をアーム15ごと回動軸O回りに回動せるとき、アーム15(収納部21)内においてモーター405、406が根元部25側にあった方が、その回動を迅速に行なうことができる。
モーター405は、棒状をなし、その軸回りに回転可能支持されたシャフト(軸部材)405aを有し、このシャフト405aが側面23a側に向かって突出している(図11参照)。モーター406は、棒状をなし、その軸回りに回転可能に支持されたシャフト(軸部材)406bを有し、このシャフト406aが側面23a側に向かって突出している(図11参照)。
また、駆動機構3は、モーター405のシャフト405aに連結された第1のプーリー31と、第1のプーリー31に離間して舌片部24aに配置された第2のプーリー32と、第1のプーリー31と第2のプーリー32とに掛け渡されたベルト(タイミングベルト)33とをさらに有している。第1のプーリー31と第2のプーリー32とベルト33とは、モーター405のシャフト405aと同様に、側面23a側に位置しており、シャフト405aの回転力をリスト16に伝達して、当該リスト16を回動軸O(第2のプーリー32)回りに確実に回動させることができる。
また、駆動機構3は、側面23b側にも、モーター406のシャフト406aに連結された第1のプーリー31と、第1のプーリー31に離間して舌片部24bに配置された第2のプーリー32と、第1のプーリー31と第2のプーリー32とに掛け渡されたベルト33とをさらに有している。この側面23b側の第1のプーリー31と第2のプーリー32とベルト33とは、モーター406のシャフト406aの回転力をリスト16に伝達して、当該リスト16を回動軸O回りに確実に回動させることができる。
図11に示すように、モーター405とモーター406とは、アーム本体2の中心軸22を対称中心(対称点)として対称に配置されている(点対称)。さらに、モーター405に順に連結する側面23a側の第1のプーリー31、第2のプーリー32、ベルト(タイミングベルト)33と、モーター406に順に連結する側面23b側の第1のプーリー31、第2のプーリー32、ベルト33とも、中心軸22を対称中心として対称に配置されている(点対称)。
このような対称な配置は、アーム15(アーム本体2)の小型化に寄与し、アーム15の可動範囲をできる限り広く確保することができる。また、後述するように、側面23a側の封止手段4(4d)と、側面23b側の封止手段4(4d)とを共通の構成のものとすることができる。
次に、封止手段4(4d)について説明する。アーム15では、封止手段4が側面23a側と側面23b側とにそれぞれ設けられている。側面23a側の封止手段4と、側面23b側の封止手段4とは、同じ構成であるため、以下、側面23a側の封止手段4について代表的に説明する。
封止手段4は、収納部21を気密的に封止するものである。この封止手段4により、収納部21内の駆動機構3(3d)に対する防水機能、防塵機能が発揮される。また、滅菌ガス発生装置200からの滅菌ガスは、駆動機構3を腐食させることがあるが、封止手段4により、その腐食を確実に防止することができる。
図7〜図9に示すように、封止手段4は、枠体5と、パッキン7と、カバー6とを有し、これらがこの順にアーム本体2側から重ねられる。
図7に示すように、枠体5は、アーム本体2の収納部21の側面23a(外面)に開口する開口部211の縁部212に沿った枠状をなす部材である。この部材の厚さは、例えば、10mm程度とすることができる。
図8、図9に示すように、枠体5は、その裏側の面51が縁部212に対し接着剤層(接着剤)70を介して接合されている。接着剤層70は、縁部212に沿って形成されている。これにより、枠体5の裏側の面51とアーム本体2の縁部212との間に間隙が生じるのが確実に防止され、収納部21内の気密性を確保することができる。このように接着剤層70は、枠体5の裏側の面51とアーム本体2の縁部212との間を埋める「ガスケット(パッキン)」としても機能している。
ロボット1では、接着剤層70は、枠体5のアーム本体2に対する主たる固定を担っている。さらに、ロボット1では、枠体5のアーム本体2に対する補助的な固定を複数本(例えば6本)のボルト60が担っている(図7、図9参照)。これにより、枠体5のアーム本体2に対する固定がより強固な固定となる。また、枠体5のアーム本体2に固定する際に、接着剤層70が硬化するまでボルト60で仮固定をすることもできる。
枠体5には、各ボルト60がそれぞれ挿入される挿入孔53が、表側の面52から裏側の面51まで貫通して形成されている。図7、図12に示すように、各挿入孔53は、それぞれ、枠体5の周方向に沿って間隔を置いて配置されている。また、図9に示すように、各挿入孔53は、それぞれ、「ざぐり」が施されており、内径が異なる2つの部分で構成されている、すなわち、表側の面52側の内径が大となる大径部531と、裏側の面51側の内径が小となる小径部532とで構成されている。これにより、各ボルト60の頭部601が枠体5の表側の面52から突出するのが防止され、よって、当該頭部601が、後述するパッキン7の設置を阻害するのを確実に防止することができる。
一方、アーム本体2の縁部212の各挿入孔53に対応する部分には、雌ネジ26が形成されている。そして、各雌ネジ26に、枠体5の各挿入孔53にそれぞれ挿入されたボルト60が螺合することができる。これにより、前述した補助的な固定がなされる。
なお、図8、図9に示すように、アーム本体2の縁部212では、雌ネジ26が形成されている部分と、それ以外の部分とで、厚さが異なっており、前者(以下「肉厚部213」と言う)の厚さtは、雌ネジ26が形成されている分だけ、後者(以下「薄肉部214」と言う)の厚さtよりも厚い。しかしながら、薄肉部214は、肉厚部213よりも形成領域が広いため、アーム本体2の軽量化を図ることができる。
ボルト60としては、特に限定されず、例えば、六角レンチを用いて締結・締結解除を行なう、いわゆる「六角穴付きボルト」を用いるのが好ましい。
図7、図12に示すように、枠体5の表側の面52には、当該枠体5に対しカバー6を固定する複数本(例えば図示の構成では10本)のボルト80がそれぞれ螺合する複数(例えば図示の構成では10個)の雌ネジ54が形成されている。各雌ネジ54は、枠体5の周方向に沿って間隔を置いて配置される。これにより、これらのボルト80による固定力がほぼ均一に分散されることとなり、よって、カバー6を確実に固定することができる。また、カバー6が枠体5との間でパッキン7を均一に圧縮することができ、よって、当該パッキン7による気密性をより確実に確保することができる(図8(b)、図9参照)。
なお、図8に示すように、各雌ネジ54は、それぞれ、枠体5の厚さ方向の途中まで形成されているのが好ましい、すなわち、裏側の面51にまでは至っていないのが好ましい。
また、枠体5の表側の面52には、パッキン7が設置される(載置される)。このように、表側の面52は、パッキン7が設置されるパッキン設置部としても機能する。
そして、表側の面52に設置されたパッキン7をカバー6で圧縮する。このとき、枠体5では、規制部55により、パッキン7に対する圧縮限界を規制することができる。これにより、パッキン7を過不足なく圧縮することができ、よって、収納部21内の気密性を好適に確保することができる。また、例えば定期的なメンテナンス時にパッキン7を複数回にわたって交換したとしても、各回において、当該パッキン7に対し確実に一定の圧縮限界を規制することができる。このようにロボット1は、メンテナンスに優れている。
このような規制部55は、表側の面52に突出し、枠体5の周方向に沿って形成されたリブで構成されている。規制部55の高さhとしては、特に限定されず、例えば、外力を付与しない自然状態でのパッキン7の厚さtとしたとき、厚さtを10〜40%圧縮するのが好ましく、20〜30%圧縮するのがより好ましい(図8参照)。例えば、高さhが1.5mmである場合、厚さtを2mmとすると、パッキン7を0.5mm(25%)圧縮することができる。
枠体5には、その外側の縁部の、基端側の部分(少なくとも一部)に面取りを施してなる面取り部56が形成されている。これにより、枠体5に装着されるカバー6を、面取り部56の分だけ、小さいものとすることができ、よって、アーム15(ロボット1)の軽量化を図ることができる。また、面取り部56の分だけ、アーム15の周辺との干渉が防止され、よって、アーム15の可動範囲をできる限り広く確保することができる。
図12に示すように、枠体5は、アーム本体2の側面視で、モーター405、第1のプーリー31、第2のプーリー32およびベルト33のいずれにも重なっていない。これにより、メンテナンス時にモーター405、第1のプーリー31、第2のプーリー32およびベルト33のいずれかを収納部21から取り出す際に、そのいずれも図12中の紙面手前側(図7中の矢印Dと反対方向)に引張り出せば、その取り出しを容易に行なうことができる。このようにロボット1は、メンテナンスに優れている。
枠体5の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種金属材料を用いることができ、これらの中でも、アルミニウムまたはアルミニウム合金が好ましい。枠体5がその母材となる金属板から切削加工で得られるものである場合、当該枠体5の構成材料にアルミニウムまたはアルミニウム合金を用いることにより、その切削加工を容易に行なうことができる。また、枠体5に不動態処理またはめっき処理を容易かつ確実に施すことができ、よって、後述する第1の保護膜57を確実に形成することができる。
以上のような構成の枠体5と同様のものをアーム本体2と一体的に形成しようとした場合、鋳物であるアーム本体2は、その大きさが、枠体5の大きさ分よりも大きく、増大してしまう。その結果、アーム本体2の重量も増加することとなり、アーム本体2の動作スピードが減少してしまう。しかしながら、ロボット1では、アーム本体2と枠体5とが別体で構成されているため、このような不具合が生じるのを防止することができる。また、既存の従来のロボットに対して、枠体5を有する封止手段4を増設することも容易に行なうことができる。
また、例えばメンテナンスを繰り返したことで、仮に枠体5の雌ネジ54が破損した、すなわち、雌ネジ54のネジ山が潰れたとしても、枠体5のみを交換しさえすれば、その交換された枠体5にカバー6を確実に装着することができ、よって、ロボット1を安全に使用することができる。
図10に示すように、枠体5には、第1の保護膜57および第2の保護膜58が形成されている。
第1の保護膜57は、枠体5の少なくとも各雌ネジ54に(本実施形態では枠体5の表面全体に)形成されている。この第1の保護膜57は、枠体5に不動態処理またはめっき処理を施してなる膜である。前述したように滅菌ガスは駆動機構3を腐食させることがあるが、第1の保護膜57により、特に各雌ネジ54での腐食を確実に防止することができる。
なお、不動態処理としては、アルマイト処理が好ましく、めっき処理としては、無電解ニッケルめっきが好ましい。このような処理は、耐食性に優れる。また、第1の保護膜57を形成する際に、第1の保護膜57の厚さtの管理を容易に行なうことができ、よって、所望の厚さの第1の保護膜57を得る。
第1の保護膜57の厚さtとしては、特に限定されず、例えば、10〜100μmであるのが好ましく、30〜80μmであるのがより好ましい。
第2の保護膜58は、枠体5の各雌ネジ54以外の部分に(本実施形態では枠体5の各雌ネジ54と裏側の面51とを除く部分に)、第1の保護膜57に重ねて形成されている。この第2の保護膜58は、撥液性を有する材料を塗布してなる膜である。例えば滅菌ガス中に薬剤が含まれている場合、その薬剤の種類によっては、枠体5に付着して影響を及ぼすことがある。しかしながら、第2の保護膜58により、薬剤の付着を確実に防止することができる。
なお、撥液性を有する材料としては、フッ素系材料を用いるのが好ましい。このような材料は、耐薬品性に優れる。また、仮に薬剤が枠体5に付着したとしても、当該薬剤を容易に拭き取ることができる。また、防汚機能も有しており、例えば枠体5に塵や埃、油分が付着したとしても、これらを容易に拭き取ることができる。
第2の保護膜58の厚さtとしては、特に限定されず、例えば、10〜50μmであるのが好ましく、20〜40μmであるのがより好ましい。第2の保護膜58の水との接触角としては、特に限定されず、例えば、100〜150度であるのが好ましく、100〜120度であるのがより好ましい。
枠体5には、平板状をなすカバー6が着脱自在に装着される。この装着状態のカバー6で、収納部21を覆うことができる。これにより、駆動機構3を保護することができるとともに、作動中の駆動機構3に誤って手等が触れるのを確実に防止することができる。
このカバー6には、枠体5の各雌ネジ54にそれぞれ対応する位置に、ボルト80が挿通する挿通孔61が形成されている。各挿通孔61は、それぞれ、カバー6の厚さ方向に貫通する貫通孔で構成されている。そして、枠体5の各雌ネジ54に、カバー6の各挿通孔61にそれぞれ挿入されたボルト80が螺合することができる。これにより、カバー6が枠体5に装着される、すなわち、装着状態となる。なお、この装着状態では、前述したようにパッキン7が圧縮状態となっているため、アーム本体2の収納部21内の気密性が確実に保持されている。
また、装着状態からボルト80を弛めることより、カバー6を枠体5から取り外すことができる。このカバー6を取り外した状態で、駆動機構3に対するメンテナンスを行なう作業者は、枠体5を介して、アーム本体2の収納部21に指等を挿入して、例えばモーター405の交換等のメンテナンスを容易に行なうことができる。
このメンテナンス後に、ボルト80を介してカバー6を再度装着すると、パッキン7が圧縮状態となり、よって、アーム本体2の収納部21内の気密性を再度確実に保持することができる。このようにロボット1では、メンテナンスの前後に関わらず、収納部21内の気密性を確実に保持することができる。
カバー6は、全体が平坦な金属製の平板(例えば厚さが2mm程度)で構成され、その金属材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼を用いるのが好ましい。これにより、仮にカバー6の表側の面62に凹凸が形成されている場合に比べて、表側の面62に塵や埃等が堆積するのを防止または抑制することができる。また、仮に塵や埃等が堆積したとても、これらを容易に拭き取ることができる。
なお、ボルト80としては、特に限定されず、例えば、スパナを用いて締結・締結解除を行なう、いわゆる「六角ボルト」や、六角レンチを用いて締結・締結解除を行なう、いわゆる「六角穴付きボルト」を用いることができ、これらの中でも特に、「六角ボルト」が好ましい。「六角ボルト」は、ボルト80の頭部801に、「六角穴付きボルト」程、凹凸がないため、塵や埃等が堆積するのが防止または抑制される。また、仮に塵や埃等が堆積したとても、これらを容易に拭き取ることができる。
枠体5とカバー6との間には、圧縮状態のパッキン7が介挿されている。パッキン7は、枠体5と同様に、枠状をなす部材である。この部材の厚さは、例えば、2mm程度とすることができる。
また、パッキン7には、枠体5の各雌ネジ54にそれぞれ対応する位置に、ボルト80が挿通する挿通孔71が形成されている。各挿通孔71は、それぞれ、パッキン7の厚さ方向に貫通する貫通孔で構成されている。そして、各ボルト80は、それぞれ、挿通孔71を挿通した状態で、枠体5の雌ネジ54螺合する(図8(b)参照)。これにより、パッキン7の位置決めがなされる。
パッキン7の構成材料としては、特に限定されず、例えば、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料(特に加硫処理したもの)や、スチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマーが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
図1〜図3、図13および図14に示すように、ロボット1は、アーム14の外面上に設置された接続部(ロボット側コネクター)8を備えている。この接続部8には、コネクター組立体90が有するコネクター(マニピュレーター側コネクター)9が接続される。
図13、図14に示すように、接続部8は、中空の接続部本体(アタッチメント)81と、接続部本体81内の気密性を保持する第1のパッキン(第1の接続部用パッキン)82および第2のパッキン(第2の接続部用パッキン)83と、複数本の端子84と、各端子84を一括して支持する支持部材(ハウジング)85とを有している。
接続部本体81は、アーム14(アーム本体2c)と別体で構成され、外形形状が箱形をなす部材である、すなわち、底面811と、底面811に対向して配置された天面812と、底面811と天面812との間に配置された4枚の側面813とを有する部材である。
なお、図3に示す構成では、接続部本体81は、アーム14に対し複数本のボルト86で固定されている。各ボルト86に螺合する雌ネジ28は、アーム14のアーム本体2cに形成されている(図13、図14参照)。
この接続部本体81の底面811には、下方に向かって、すなわち、アーム14の外面側に向かって開口する第1の開口部814が形成されている。また、アーム14のアーム本体2cの第1の開口部814に臨む位置には、アーム本体2cの壁部を貫通する貫通孔27が形成されている。そして、後述する各端子84に接続されたケーブル19が、第1の開口部814および貫通孔27を順に挿通して、マニピュレーター18に電力を供給する供給源としてのバッテリー500まで到達することができる。なお、バッテリー500は、ロボット1の基台11の下部に配置されている(図1、図2参照)。
また、4枚の側面813のうちの回動軸O方向、すなわち、先端方向に臨む側面813aには、その方向に向かって開口する第2の開口部815が形成されている。これにより、第2の開口部815に支持部材85を挿入することができ、当該支持部材85に支持された各端子84を一括して先端方向に向かって突出させた状態とすることができる。そして、各端子84(接続部8)に接続されたコネクター9から延びる、可撓性を有するケーブル(長尺体)901の引き出し方向が、回動軸O方向となる(図13参照)。
このようなケーブル901(コネクター9)の引き出し方向が回動軸O方向である態様は、例えばケーブル901の引き出し方向が鉛直上方である場合に比べ、ロボット1の周囲とケーブル901との干渉やアーム12、13とケーブル901との干渉を気にせずに、ケーブル901をマニピュレーター18まで容易に引き回すことができる(図3参照)。
図13、図14に示すように、接続部本体81(接続部8)は、回動軸Oおよび回動軸Oのいずれからも離間した状態で、アーム14上に配置されている。
アーム14は、アーム15よりも動作範囲(回動範囲)が狭い。すなわち、アーム14は、回動軸O回りに回動するが、アーム15は、回動軸O回りに回動することの他に、アーム14とともに回動軸O回りも回動することとなる。このように動作範囲が狭いアーム14に接続部本体81を設ける方が、引き回されるケーブル901にとっては、好ましい。
また、アーム15上に接続部本体81が配置されている場合、アーム15を回動軸O回りに回動すると、アーム13と接続部本体81とが干渉し、アーム15の動作範囲が狭くなるため、アーム14に接続部本体81を設ける方が好ましい。
接続部本体81は、回動軸Oとの距離が最も小さくなるようにアーム14に配置されている。本実施形態では、アーム13の中心軸とアーム14の中心軸とが直交する状態において、アーム13の中心軸上に接続部本体81が配置される。なお、ここでアーム13の中心軸とは、回動軸Oと回動軸Oとを結ぶ軸であり、アーム14の中心軸とは、回動軸Oと回動軸Oとを結ぶ軸又は回動軸Oである。
なお、接続部本体81の構成材料としては、特に限定されず、例えば、アーム本体2の構成材料と同様のものを用いることができる。
接続部本体81の第1の開口部814には、第1のパッキン82が設置され、第2の開口部815には、第2のパッキン83が設置されている
第1のパッキン82は、リング状をなし、接続部本体81とアーム14との境界部を気密封止する部材である。第2のパッキン83は、リング状をなし、接続部本体81と、当該接続部本体81に挿入される支持部材85とのとの境界部を気密封止する部材である。このような第1のパッキン82および第2のパッキン83により、接続部本体81内の気密性が確実に維持され、当該接続部本体81内に滅菌ガス等が侵入するのを確実に防止することができる。
なお、第1のパッキン82および第2のパッキン83の構成材料としては、特に限定されず、例えば、封止手段4のパッキン7の構成材料と同様のものを用いることができる。
支持部材85は、筒状をなす部材で構成され、その基端部が接続部本体81の第2の開口部815に挿入されている。
支持部材85の内周部には、固定板851が突出形成されている。固定板851は、その面方向に対して垂直な方向に、各端子84をそれぞれ支持、固定することができる。
また、支持部材85の外周部には、その外径が拡径したフランジ852が突出形成されている。支持部材85は、フランジ852が複数本のボルト87を介して接続部本体81と固定されている。また、この固定状態で、フランジ852で第2のパッキン83を圧縮することができる。各ボルト87に螺合する雌ネジ816は、接続部本体81の第2の開口部815の縁部に形成されている。
なお、支持部材85の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のような熱可塑性樹脂を用いることができる。
各端子84は、それぞれ、ピン状をなし、その長手方向の中央部が支持部材85の固定板851に固定されている。
なお、端子84は、銅等のような導電性を有する材料で構成されている。
また、各端子84(接続部8)は、ケーブル19を介して、バッテリー500と電気的に接続されている。これにより、コネクター9が接続部8に接続された状態で、バッテリー500からマニピュレーター18に電力を供給することができ、よって、マニピュレーター18を作動させることができる。
次に、コネクター組立体90について説明する。
図13、図14に示すように、コネクター組立体90は、コネクター9と、ケーブル901とで構成され、コネクター9にケーブル901を接続して組み立てられたものである。そして、マニピュレーター18は、ケーブル901を介してコネクター9と電気的に接続されている。
コネクター9は、中空のコネクターハウジング91と、コネクターハウジング91内の気密性を保持する第1のパッキン(第1のマニピュレーター側パッキン)92および第2のパッキン(第2のマニピュレーター側パッキン)93と、複数本の端子94と、各端子94を一括して支持する支持部材95と、コネクターハウジング91を接続部8に接続するための接続部材96とを有している。
コネクターハウジング91は、筒体で構成されている。コネクターハウジング91には、その先端側からケーブル901を挿入することができる。
コネクターハウジング91、支持部材95、接続部材96の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のような熱可塑性樹脂を用いることができる。
コネクターハウジング91の基端側には、第1のパッキン92が配置され、先端側には、第2のパッキン93が配置されている。
第1のパッキン92は、リング状をなし、コネクターハウジング91の外周部にその外側から嵌合している。図13に示すように、コネクター9が接続部8に接続された状態では、第1のパッキン92は、支持部材95と接続部8の支持部材85との間で圧縮状態となっている。
また、第2のパッキン93は、リング状をなし、コネクターハウジング91の内周部にその内側から嵌合している。そして、この第2のパッキン93は、コネクターハウジング91の内周部とケーブル901との間で圧縮状態となっている。
このような、第1のパッキン92および第2のパッキン93により、コネクターハウジング91内の気密性が確実に維持され、当該コネクターハウジング91内に、外部から気体や液体が侵入するのを確実に防止することができる。
なお、第1のパッキン92および第2のパッキン93の構成材料としては、特に限定されず、例えば、封止手段4のパッキン7の構成材料と同様のものを用いることができる。
支持部材95は、筒状をなす部材で構成され、コネクターハウジング91の基端側から挿入されている。この支持部材95の内周部には、固定部951が突出形成されている。固定部951は、各端子94をそれぞれ接続部8の端子84と平行に、支持、固定することができる。
各端子94は、それぞれ、ピン状をなし、銅等のような導電性を有する材料で構成されている。そして、1本の端子94と、接続部8の1本の端子84とが電気的に接続されることとなる。
また、コネクターハウジング91の外周部には、その軸回りに、リング状の接続部材96が回転可能に支持されている。接続部材96の内周部には、雌ネジ部961が形成されている。そして、この雌ネジ部961は、接続部8の支持部材85の外周部に形成された雄ネジ部853と螺合することができる。この螺合により、コネクター9と接続部8との接続状態が確実に維持される。
また、この接続状態では、バッテリー500からの電力を、ケーブル19、接続部8、コネクター9およびケーブル901を介して、マニピュレーター18に確実に供給することができる。これにより、マニピュレーター18が、パーソナルコンピューター20の制御下で、可動することができる。
以上のような構成のコネクター9としては、例えば、第一電子工業社製「DCAシリーズ」を用いることができる。また、その他、IEC規格に準じた「防水型IP67」の各種コネクターも用いることができる。そして、このようなコネクター9は、防水機能を発揮する構成となっており、その構成上、大きさが比較的大きいものである。
ここで、仮にケーブル901の引き出し方向が鉛直上方である場合、前記大きさが大きいコネクター9から延びるケーブル901は、チャンバー100の天井103の高さにもよるが、当該天井103と干渉するおそれが十分にある。
しかしながら、ロボット1(ロボットシステム10)では、ケーブル901の引き出し方向が回動軸O方向であるため、コネクター9の大小にかかわらず、ロボット1の周囲とケーブル901との干渉を気にせずに、すなわち、前記不具合を確実に防止しつつ、ケーブル901をマニピュレーター18まで容易に引き回すことができる。
以上、本発明のロボットシステムおよびロボットを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ロボットシステムおよびロボットを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のロボットシステムおよびロボットは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明のロボットでのアームの本数は、前記各実施形態では6本であったが、これに限定されず、例えば、2本、3本、4本、5本または7本以上であってもよい。
また、駆動機構は、減速機をさらに有していてもよい。
また、接続部は、アームに対し着脱自在に装着されるよう構成されていてもよい。この場合、エンドファクターの有無に応じて、接続部の装着・離脱を選択することができる。
10……ロボットシステム 1……ロボット(産業用ロボット) 11……基台 111……ボルト 112……基台本体(ハウジング) 113……円筒状部 114……箱状部 12、13、14、15……アーム(リンク) 16……リスト 161……リスト本体 162……支持リング 163……先端面 171、172、173、174、175、176……関節(ジョイント) 2、2a、2b、2c、2d……アーム本体 21……収納部 211……開口部 212……縁部 213……肉厚部 214……薄肉部 22……中心軸 23a、23b……側面 24a、24b……舌片部 25……根元部 26……雌ネジ 27……貫通孔 28……雌ネジ 3、3a、3b、3c、3d……駆動機構 31……第1のプーリー 32……第2のプーリー 33……ベルト(タイミングベルト) 4、4a、4b、4c、4d……封止手段 5……枠体 51……裏側の面 52……表側の面 53……挿入孔 531……大径部 532……小径部 54……雌ネジ 55……規制部 56……面取り部 57……第1の保護膜 58……第2の保護膜 6……カバー 61……挿通孔 62……表側の面 7……パッキン 71……貫通孔 8……接続部(ロボット側コネクター) 81……接続部本体(アタッチメント) 811……底面 812……天面 813、813a……側面 814……第1の開口部 815……第2の開口部 816……雌ネジ 82……第1のパッキン(第1の接続部用パッキン) 83……第2のパッキン(第2の接続部用パッキン) 84……端子 85……支持部材(ハウジング) 851……固定板 852……フランジ 853……雄ネジ部 86、87……ボルト 9……コネクター(マニピュレーター側コネクター) 91……コネクターハウジング 92……第1のパッキン(第1のマニピュレーター側パッキン) 93……第2のパッキン(第2のマニピュレーター側パッキン) 94……端子 95……支持部材 951……固定部 96……接続部材 961……雌ネジ部 18……マニピュレーター 181……指部(フィンガー) 19……ケーブル 20……パーソナルコンピューター(PC) 301、302、303、304、305、306、307……モータードライバー 401、402、403、404、405、406、407……モーター 405a、406a……シャフト(軸部材) 50a、50b……円筒部材 60……ボルト 601……頭部 70……接着剤層(接着剤) 80……ボルト 801……頭部 90……コネクター組立体 901……ケーブル(長尺体) 100……チャンバー(アイソレーター) 101……床 102……壁 103……天井 200……滅菌ガス発生装置 300……パイプ 400……バルブ 500……バッテリー h……高さ O、O、O、O、O、O……回動軸 t、t、t、t、t……厚さ

Claims (10)

  1. 中空のコネクターハウジングと、該コネクターハウジング内の気密性を保持するパッキンとを有するコネクターと、
    前記コネクターが接続される接続部を備えるロボットとを備え、
    前記ロボットは、互いに連結された2本のアームを備え、該2本のアームのうちの一方のアームは、第1の回動軸回りに回動可能に支持され、他方のアームは、第1の回動軸と交差する第2の回動軸回りに回動可能に支持されており、
    前記接続部は、該接続部に接続された前記コネクターの引き出し方向が前記第2の回動軸方向となるように、前記一方のアームに設置されていることを特徴とするロボットシステム。
  2. 中空のコネクターハウジングと、該コネクターハウジング内の気密性を保持するパッキンとを有するコネクターが接続される接続部を備えるロボットであって、
    互いに連結された2本のアームを備え、
    前記2本のアームのうちの一方のアームは、第1の回動軸回りに回動可能に支持され、他方のアームは、第1の回動軸と交差する第2の回動軸回りに回動可能に支持されており、
    前記接続部は、該接続部に接続された前記コネクターの引き出し方向が前記第2の回動方向となるように、前記一方のアームに設置されていることを特徴とするロボット。
  3. 前記接続部は、前記一方のアームと別体で構成され、中空の接続部本体と、該接続部本体内の気密性を保持する少なくとも1つの接続部用パッキンとを有する請求項2に記載のロボット。
  4. 前記接続部は、前記一方のアームの外面に配置されており、
    前記接続部本体は、前記一方のアームの外面側に向かって開口する第1の開口部と、前記第2の回動軸方向に向かって開口する第2の開口部とを有する請求項3に記載のロボット。
  5. 前記第1の開口部および前記第2の開口部には、それぞれ、前記接続部用パッキンが設置されている請求項3または4に記載のロボット。
  6. 前記他方のアームは、一端部に前記一方のアームが連結され、他端部に前記コネクターと電気的に接続されたマニピュレーターが装着されるマニピュレーター装着用アームが連結されている請求項2ないし5のいずれかに記載のロボット。
  7. 前記他方のアームは、前記第2の回動軸方向に沿った長尺状をなすものである請求項2ないし6のいずれかに記載のロボット。
  8. 前記接続部は、前記マニピュレーターに電力を供給する供給源と電気的に接続されている請求項7に記載のロボット。
  9. 前記第1の回動軸と前記第2の回動軸とは、直交している請求項2ないし8のいずれかに記載のロボット。
  10. 前記コネクターハウジングは、筒体で構成されており、該筒体の両端側にそれぞれ前記パッキンが設置されている請求項2ないし9のいずれかに記載のロボット。
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