JP2012157464A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】無駄な空回しによる稼動低下を抑制しつつ、遊技者が安心して空回しを楽しむことができるスロットマシンを提供すること。
【解決手段】スロットマシン1は、ストップボタン61が操作されないときハズレ図柄を引き込んで停止表示させる自動停止手段422と、ボーナス役が単独当選したゲームに限り、リール21の回転開始時にボーナス役当選を報知する先報知手段71と、ボーナス役が内部当選したとき、全てのリール21の停止後にボーナス役当選を報知する後報知手段72と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、ボーナス役が内部当選した旨の報知機能を備えたスロットマシンに関する。
従来より、ゲームの開始と同時に内部抽選を実行して内部当選役を決定しておき、その後、遊技者がタイミング良くストップボタンを停止できたときに内部当選役を入賞させるスロットマシンが知られている。このようなスロットマシンでは、リールの始動後、遊技者がいつまでもストップボタンを操作しない場合には、一定時間が経過したときにリールが自動停止するようになっている。このとき、内部当選役の有無に関わらず一切の役を入賞させないような制御が一般的である(例えば特許文献1参照。)。このような制御を実行すれば、無駄な空回しを行う遊技者を少なくでき、空回しによる稼動低下を未然に防止できる。
しかしながら、前記従来のスロットマシンでは、次のような問題がある。すなわち、スロットマシンの遊技者にとってはリールの空回しも遊技上の楽しみのひとつである一方、遊技の興趣を向上させるためにその空回しを有効に活用できていないという問題がある。
特開2005−296362号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、無駄な空回しによる稼動低下を抑制しつつ、空回しを活用して遊技の興趣を高めたスロットマシンを提供しようとするものである。
本発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
遊技価値が賭けられた状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
小役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための抽選をゲームの開始に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選役フラグを成立させる内部抽選手段と、
前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
該停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役フラグに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる操作停止手段と、
前記図柄変動表示手段が図柄の変動表示を開始してから所定の規制時間が経過したときに、前記内部当選役フラグの有無に関わらずハズレに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる自動停止手段と、
前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
前記入賞判定手段により小役が入賞したと判定されたときに、当該小役に対応する遊技価値を遊技者に付与する利益付与手段と、
前記入賞判定手段によりボーナス役が入賞したと判定されたときに、前記小役の内部当選確率を高めたボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
前記内部抽選手段がボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、前記図柄変動表示手段による変動表示が停止される前に、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する先報知演出を実行可能な先報知手段と、
前記内部抽選手段が前記ボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、前記図柄変動表示手段による変動表示が停止された後に、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する後報知演出を実行可能な後報知手段と、を備え、
前記先報知手段は、前記内部抽選手段が前記ボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、小役に対応する内部当選フラグが同時に成立していないことを条件として前記先報知演出を実行することを特徴とするスロットマシンにある(請求項1)。
本発明のスロットマシンでは、図柄の変動表示が開始されてから前記所定の規制時間が経過したとき、前記内部当選役フラグの有無に関わらずハズレに対応する図柄が引き込まれて停止表示される。そのため、前記停止操作手段が操作されずに前記図柄変動表示手段が空回しされたときには、内部当選役フラグが成立していても入賞が発生せず、必ずハズレが発生することになる。このスロットマシンによれば、前記停止操作手段が操作されない空回しが頻繁に行われてしまうおそれが少なく、空回しによる稼動低下を未然に抑制できる。
このスロットマシンの遊技では、ボーナス役が内部当選したとき、図柄変動の停止後にボーナス役の内部当選を報知する前記後報知演出が実行される場合がある。さらに、小役のフラグが同時に成立していない場合に限り、図柄変動の停止前にボーナス役の内部当選を報知する前記先報知演出が実行される場合がある。
この先報知演出が実行されたゲームでは、小役の重複当選が否定され、小役の入賞可能性が完全に否定される。前記停止操作手段を操作せずに前記図柄変動手段を空回ししても内部当選した小役の入賞を取りこぼすことがない。それ故、前記先報知演出が実行されたゲームでは、遊技者が安心して空回しを行うことができ、ボーナス役が内部当選した喜びを噛みしめながらゆっくりと空回しを楽しむことができる。
以上のように本発明のスロットマシンは、無駄な空回しによる稼動低下を抑制しつつ、空回しを活用して遊技の興趣を高めた優れた特性のスロットマシンである。
本発明のスロットマシンとしては、前記遊技価値としてメダルやコイン等の遊技媒体を使用するスロットマシンであっても良く、遊技媒体を使用しない、いわゆる完全クレジット式のスロットマシンであっても良い。なお、遊技媒体を使用するスロットマシンとしては、パチンコ玉を遊技媒体としたパロット(R)などであっても良い。
また、前記図柄変動表示手段が図柄の変動表示を開始したときに、所定の効果音を出力する効果音出力手段を備え、
前記先報知手段による先報知演出は、前記効果音出力手段が効果音を出力するタイミングを所定時間だけ遅らせることにより、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する演出であることが好ましい(請求項2)。
図柄変動開始時の効果音の遅延によりボーナス役当選を報知する先報知演出によれば、周囲の遊技者に知られることなく本人の遊技者のみがボーナス役当選を認知できるようになる。この場合には、本人である遊技者は、周囲からプレッシャを感じることなく、ボーナス役当選の喜びに浸りながら空回しを楽しむことができる。
実施例における、スロットマシンの外観を示す正面図。 実施例における、入賞ラインを説明する説明図。 実施例における、リールの外周に配置された図柄の配列を展開して示す展開図。 実施例における、スロットマシンの役、入賞図柄、利益を示す説明図。 実施例における、スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図。 実施例における、始動音出力処理の流れを示すフロー図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例)
本例は、ボーナス役が内部当選した旨の報知機能を備えたスロットマシン1に関する例である。この内容について、図1〜図6を用いて説明する。
まず、本例のスロットマシン1の外観的な構成について、図1を参照して説明する。スロットマシン1の前面部分は、略矩形状の図柄表示窓11を略中央に設けた前面枠体10によって形成されている。前面枠体10は、図柄表示窓11の上側に上部パネル12を備え、図柄表示窓11の下側には、スロットマシン1の基部をなすベース部100が形成されている。また、図柄表示窓11の右側には、入賞に応じたメダル(遊技価値をなす遊技媒体)の付与数を表示する付与数表示部551、及びクレジット数を表示するクレジット表示部552が配置されている。
ベース部100は、遊技者から奥まって位置する図柄表示窓11に相対して張り出すように形成されている。ベース部100は、図柄表示窓11に隣り合う上端部に棚面状の操作面14を有し、下端部に受け皿15を有し、操作面14の下側に隣接して操作パネル13を有している。
操作面14には、ゲームにメダルを賭けるためのベットボタン64と、クレジットされたメダルを受け皿15に払い出させるための精算ボタン65と、メダルを直接投入するためのメダル投入口630と、が配置されている。
操作パネル13には、リール21の図柄変動を開始させるためのスタートレバー62(ゲーム開始操作手段)と、図柄変動を停止させるためのストップボタン61(停止操作手段)と、が配置されている。
上部パネル12では、横長の装飾ランプ部56が上段に配置され、報知ランプ51及びスピーカ(効果音出力手段)530が下段に配置されている。スピーカ530は、左右両端に一対配置されており、その中間に報知ランプ51が配置されている。
ベットボタン64は、クレジットされたメダルの中から規定数のメダルをゲームに賭けるためのボタンである。規定数3枚の3枚賭けゲームが行われる非ボーナス状態では、ベットボタン64の操作に応じて3枚のメダルが賭けられる。規定数2枚の2枚賭けゲームが行われるボーナス状態では、ベットボタン64の操作に応じて2枚のメダルが賭けられる。ただし、残りのクレジットが不足している場合には、残ったクレジット全て(1枚又は2枚)が賭けられる。
スタートレバー62は、遊技者がゲームを開始するために操作する操作レバーである。規定数のメダルが賭けられた状態でスタートレバー62の操作が検知されたとき、ゲームが開始される。
図柄表示窓11は、図柄表示領域110L、C、Rを含む表示窓である。各図柄表示領域110L、C、Rは、いずれも3図柄分の図柄表示領域である。図柄表示窓11全体では、3行3列よりなる2次元マトリクス状に配置された9図柄分の図柄表示領域が形成されている。図柄表示窓11は、遊技者側から図柄20が見えるように、窓全体が透明な樹脂プレートにより形成されている。
2次元マトリクス状に9個の図柄20が配置される図柄表示領域においては、図2に示すごとく、入賞の対象となる入賞図柄の並び方向である入賞ライン211〜215が設定されている。本例の入賞ラインは、上中下段、3本の水平方向の入賞ライン211〜213、及び対角方向の入賞ライン214、215よりなる5ラインにより構成されている。なお、本例のスロットマシン1では、ベット数によらず5本全ての入賞ライン211〜215が常に有効になる。
各図柄表示領域110L、C、Rの裏側には、図柄変動表示手段2を構成するリール21L、C、Rがそれぞれ配置されている。リール21L、C、Rは、図3に示すごとく、円柱形状の外周面に略一定の間隔を空けて21個の図柄20が配置された回転式のリールである。なお、リール21としては、本例の回転式のリールに代えて、液晶ディスプレイに図柄を変動表示する画像式のリールを採用することもできる。
ストップボタン61は、図1に示すごとく、リール21を停止させるための操作ボタンである。本例のストップボタン61は、左リール21Lに対応する左ストップボタン61L、中リール21Cに対応する中ストップボタン61C、及び右リール21Rに対応する右ストップボタン61Rを組み合わせてなる。
スピーカ530及び装飾ランプ部56は、音あるいは光により遊技を演出するための演出手段である。特に、本例のスピーカ530は、図柄の変動表示が開始されたときに所定の効果音を出力する効果音出力手段としての機能を備えている。
報知ランプ51は、ボーナス役が内部当選したゲームで、全てのリール21が停止した後にボーナス役当選を報知する後報知手段72としての機能を備えている。報知ランプ51は、ボーナス役当選を表す「当」の文字がレタリングされた半透明の透光プレートの内側に図示しない点灯ランプを配置してなる。
本例のスロットマシン1では、図4に示すごとく、15枚役や8枚役などの複数種類の小役のほか、ボーナス役(BB役、RB役)、リプレイ役が設定されている。同図では、左列に各役の名称を、中列に各役に対応する図柄の組合せである入賞図柄を、右列に入賞に応じて遊技者に付与される利益を示してある。利益としては、同図中「利益」欄の左側に示す通常状態(非ボーナス状態)下の利益と、右側に示すボーナス状態下の利益とがある。
次に、本例のスロットマシン1の電気的な構成について、図5を参照して説明する。スロットマシン1の全体動作を制御する制御部3に対しては、既出の構成のほか、メダル投入口630(図1)から投入されたメダルを検知する投入メダル検知部63、リール21と共に図柄変動表示手段2を構成するリール駆動部22、リール21の回転位置を検知する基準位置検知部66、メダルを受け皿15に払い出すメダル払出部54、付与数表示部551やクレジット表示部552を含む各種表示部55、遊技者の有利度合いを表す設定値を設定するための設定値操作部68、及びスピーカ530を制御する音声出力部53等が電気的に接続されている。
リール駆動部22は、ステップ単位で制御可能なステッピングモータ(図示略)を含み、このステッピングモータの回転駆動力によりリール21を回転駆動する手段である。
基準位置検知部66は、各リール21L、C、Rについて基準位置片の通過を検知し、検知信号を出力する検知部である。
設定値操作部68は、設定キー680を利用して、ボーナス役及び小役の内部当選確率が異なる6段階の設定値を変更するための操作部である。
音声出力部53は、リール21が回転開始したときに、前記効果音出力手段であるスピーカ530から始動音(効果音)を出力させる。さらに、本例の音声出力部53は、ボーナス役が内部当選したとき、その始動音を遅延させることによりボーナス役当選を報知する先報知手段71としての機能を備えている。
制御部3は、図5に示すごとく、CPU31と、メモリ手段であるROM33・RAM34と、入出力インターフェースとしてのI/O部32と、内部当選役抽選用の乱数を抽出する乱数抽出部35と、乱数を発生する乱数発生部350と、を有している。CPU31は、ROM33から読み込みしたソフトウェアプログラムを実行することにより、ゲーム開始を許可するゲーム開始許可手段40、内部当選役を抽選する内部抽選手段41、内部当選役に対応する内部当選フラグを制御するフラグ制御手段410、リール21を制御する表示制御手段42、入賞図柄を判定する入賞判定手段43、入賞に応じて利益を付与する利益付与手段44、ボーナス状態発生手段45、先報知手段71・後報知手段72を制御する報知制御手段46としての各機能を実現する。
ROM33は、何れも図示を省略するが、内部抽選手段41が内部当選役の抽選に用いる内部当選役抽選テーブル、及び表示制御手段42がリール21の停止制御に用いるリール制御テーブルを記憶している。
リール制御テーブルは、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたデータテーブルである。
内部当選役抽選テーブルは、0〜65535の内部当選役抽選用の乱数のうち、各役の当選乱数の範囲が規定されたデータテーブルである。内部当選役抽選テーブルとしては、通常状態に適用されるテーブルと、ボーナス状態に適用されるテーブルとがある。なお、内部当選役抽選テーブルは、設定値毎に用意され、通常状態下のボーナス役の内部当選確率が異なっている。
前記乱数抽出部35は、乱数発生部350が発生する乱数(0〜65535)の中から内部当選役抽選用の乱数を抽出する。
内部抽選手段41は、内部抽選により内部当選役を決定し、その内部当選役に対応する内部当選フラグを成立させる手段である。内部抽選手段41は、内部当選役抽選テーブルに規定された各役の当選乱数に対して内部当選役抽選用の乱数を照合し、内部当選役を決定する。
ここで、本例のスロットマシン1では、ボーナス役の内部当選パターンとして以下の4パターンが設定されている。
(1)ボーナス役が単独で内部当選するパターン
(2)ボーナス役と15枚役とが重複して内部当選するパターン
(3)ボーナス役と3枚役とが重複して内部当選するパターン
(4)ボーナス役と1枚役とが重複して内部当選するパターン
フラグ制御手段410は、内部抽選手段41が決定した内部当選役に対応する内部当選フラグを制御する手段である。フラグ制御手段410は、ボーナス役以外の他の役の内部当選フラグについては、当該内部当選フラグが初めて成立したゲームで入賞したか否かに関わらず次のゲームを開始するまでにオフ状態(ゼロ)にリセットする。したがって、ボーナス役以外の各役が内部当選したゲームで入賞しなかった場合、全て取りこぼしとなる。一方、ボーナス役の内部当選フラグであるボーナス役フラグについては、入賞するまで、内部当選フラグの成立状態が次回のゲームに順次、持ち越され、入賞に応じてオフ状態にリセットされる。
ゲーム開始許可手段40(図5)は、規定数のメダルがゲームに賭けられたときにゲームの開始を許可する手段である。ゲーム開始許可手段40は、メダルの直接投入、あるいはベットボタン64の操作により、規定数のメダルが賭けられたときにゲームの開始を許可する。ゲームの開始が許可されると、スタートレバー62を有効に操作できゲームを開始できる状態となる。なお、リプレイ役が入賞した場合には、メダルの直接投入、あるいはベット操作がされなくても、次のゲームに対して自動的に規定数のメダルが賭けられる。なお、本例のスロットマシン1では、ボーナス状態であるか否かに応じて規定数が異なっており、ボーナス状態では2枚、ボーナス状態以外の通常状態では3枚となっている。
表示制御手段42は、リール21の図柄変動を制御する手段である。この表示制御手段42は、ストップボタン61の操作に応じてリール21の図柄変動を停止させる操作停止手段421、及び図柄変動が開始されてから30秒(規制時間)が経過したときにリール21を自動停止させる自動停止手段422としての機能を備えている。
表示制御手段42は、ゲームの開始が許可された状態でスタートレバー62が操作されたとき、リール21の図柄変動を開始させる。表示制御手段42は、リール駆動部22を構成するステッピングモータに制御パルスを入力し、1パルス毎に1ステップずつステッピングモータを回転させることでリール21を回転させる。表示制御手段42は、リール駆動部22に入力した制御パルス数、すなわちステッピングモータが回転したステップ数をカウントする。特に、本例の表示制御手段42は、各リール21の基準位置片の検知信号を取り込むごとにステップ数をゼロリセットすることで、直近の検知信号の後に生じたステップ数をカウントしている。
操作停止手段421は、規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)等が定める所定の引込範囲内の図柄を入賞ライン上に停止させる、いわゆる引込制御を実行する。本例では、この引込範囲として4図柄分に相当する範囲が設定されている。操作停止手段421は、入賞ライン上に停止可能な停止位置が規定されたリール制御テーブルに対して変動停止信号を取り込みした際のステップ数を照合し、停止位置を決定する。操作停止手段421は、内部当選フラグに対応する図柄をその停止位置に引き込んでリール21を停止させる。
一方、自動停止手段422は、内部当選フラグが成立しているか否かに関わらず入賞が発生しないようにハズレ図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させる。
入賞判定手段43(図5)は、3基のリール21L、C、Rが停止表示する図柄の組合せが所定の入賞図柄であるか否かを判定する手段である。具体的には、入賞判定手段43は、3基のリール21L、C、Rを横断するように設定された入賞ライン211〜215上に停止した図柄の組合せに応じて入賞役を判定する。入賞判定手段43は、各リール21L、C、Rが停止した後、対応する各ステッピングモータ(リール駆動部22)のステップ数を取り込む。入賞判定手段43は、このステップ数に基づき入賞ライン211〜215上に停止した図柄20の種類を求め、その図柄20の組合せについて入賞役が成立するか否かを判定する。
利益付与手段44は、入賞判定手段43により判定された入賞役に対応する利益を付与する手段である。例えば、15枚役が入賞役である場合には15枚のメダルを付与する(図4参照)。但し、ボーナス状態では、全ての小役(リプレイ役を除く)について15枚のメダルの付与が設定されている。
ボーナス状態発生手段45は、ボーナス役の入賞に応じてボーナス状態を発生させると共に、所定の終了条件の成立に応じてボーナス状態を終了させる手段である。ボーナス状態としては、BB役の入賞に応じたBB状態と、RB役の入賞に応じたRB状態がある。BB状態の終了条件は、付与したメダルが360枚を超過したことであり、RB状態の終了条件は、付与したメダルが120枚を超過したことである。
報知制御手段46は、リール21の回転開始時にボーナス役当選を報知する先報知演出を実行するか否かの先報知抽選を実行する。報知制御手段46は、ボーナス役が内部当選したゲームで先報知抽選に当選したとき、リール21の回転開始を表す始動音を遅延させるように前記先報知手段71を制御する。なお、本例では、先報知抽選の当選確率が50%に設定されている。また、先報知演出による始動音の遅延時間は200ミリ秒に設定されている。
さらに、報知制御手段46は、前記後報知手段72である報知ランプ51を点灯させることでボーナス役の内部当選を報知する。報知ランプ51による報知は、ボーナス役の内部当選ゲームで全てのリール21が停止したときに実行される後報知演出となっている。なお、本例のスロットマシン1では、ボーナス役が内部当選したとき、必ず報知ランプ51による報知が実行されるようになっている。また、本例の報知制御手段46では、ボーナス役の内部当選が報知済みである旨を表す報知済みフラグが設定されている。
以上のように構成された本例のスロットマシン1の動作について、図6の始動音出力処理の流れを示すフロー図を用いて説明する。
始動音出力処理では、まず、リール21の始動が判断される(S101)。リールが始動したときには(S101:YES)、ボーナス役フラグのフラグ状態が判断される(S102)。ボーナス役フラグがオン状態であれば(S102:YES)、ボーナス役の単独当選であるか否かが判断される(S103)。
小役が重複していないボーナス役の単独当選であれば(S103:YES)、報知済みフラグのフラグ状態が判断される(S104)。報知済みフラグがオフ状態、すなわちボーナス役当選が未報知である場合は(S104:NO)、さらに先報知抽選に当選しているか否かの判断がなされる(S105)。先報知抽選に当選していれば(S105:YES)、始動音が200ミリ秒遅延して出力されると共に(S106)、報知済みフラグがオン状態に切り換えられる(S107)。
一方、ボーナス役フラグがオフ状態であるとき(S102:NO)、ボーナス役フラグがオン状態である一方、ボーナス役の単独当選でないとき(S103:NO)、報知済みフラグがオン状態であるとき(S104:YES)、先報知抽選にハズレたとき(S105:NO)、の各場合には、リール21の回転開始と同時に遅延することなく始動音が出力される(S121)。
以上のように構成された本例のスロットマシン1では、ボーナス役が単独当選したときに限って先報知演出が実行される場合が設定されている。先報知演出が実行された場合には、小役の重複当選が否定されるので、リール21を空回ししても小役を取りこぼすおそれがない。この場合には、遊技者が安心してリール21の空回しを堪能することができる。一方、先報知演出が実行されないゲームでは、内部当選した小役を取りこぼすおそれがあるので、従来のスロットマシンと同様、空回しを行わないように遊技者を動機付けできる。
このように、本例のスロットマシン1は、無駄な空回しによる稼動低下を抑制しつつ、遊技者が安心して空回しを楽しむことができる優れた遊技性のスロットマシンである。
なお、本例では、先報知演出として、リール21の始動音を遅らせる演出を採用したが、これに限定されない。周囲の遊技者、特に両隣の遊技者に気づかれにくい演出であれば、先報知演出として有効である。例えば、スタートレバー62やストップボタン61を振動させる演出や、スタートレバー62の操作に対してリール21の始動を遅らせる演出等を先報知演出として採用することもできる。
なお、本例では、ボーナス役の単独当選ゲームにおいて50%の確率で先報知演出を実行したが、先報知演出の実行確率については適宜、変更可能である。100%の確率を設定して、ボーナス役が単独当選したゲームで必ず先報知演出が実行されるように設定することもできる。
また、先報知演出のタイミングは、全てのリール21が停止する前であれば、いずれのタイミングであっても良い。例えば、第1リールの停止後、第2リールの停止後、であっても良い。
なお、本例に代えて、ボーナス役を含む何れの役も内部当選していないハズレのゲームにおいて、所定の確率で偽の先報知演出を実行可能な偽先報知手段を設けるようにしても良い。このような手段を設けた場合には、先報知演出の真偽を表面上判別することができないため、空回しをしている間遊技者の緊張感を高め、ドキドキさせることができる。
また、本例では、単独当選か小役との重複当選かに関わらずボーナス役が内部当選したゲームで必ず報知ランプ51(後報知手段72)による報知を実行している。ボーナス役が内部当選しても報知ランプ51による報知が行われない場合を設定することも良い。
なお、本例は、後報知演出として報知ランプ51の点灯演出を採用した例である。これに代えて、例えば、可動役物を作動させる演出や、特定の効果音を出力する等の演出を後報知演出として採用することもできる。
また、本例では、図柄表示窓11の上側の上部パネル12に報知ランプ51を配置したが、下側の操作面14や操作パネル13に配置しても良い。さらに、図柄表示窓11の横などに配置しても良い。
なお、本例は、全てのリール21が停止したときに報知ランプ51による後報知演出を実行した例である。後報知演出としては、全てのリール21が停止された後、次のゲームが開始されるまでの間に実行しても良い。
なお、本例のスロットマシン1に代えて、メダルや玉などの遊技媒体を使用しない、いわゆる完全クレジット式のスロットマシンであっても良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 スロットマシン
2 図柄変動表示手段
35 乱数抽出部
40 ゲーム開始許可手段
41 内部抽選手段
410 フラグ制御手段
42 表示制御手段
421 操作停止手段
422 自動停止手段
43 入賞判定手段
44 利益付与手段
45 ボーナス状態発生手段
46 報知制御手段
51 報知ランプ
530 スピーカ(効果音出力手段)
61 ストップボタン(停止操作手段)
62 スタートレバー(ゲーム開始操作手段)
630 メダル投入口
64 ベットボタン
71 先報知手段
72 後報知手段

Claims (2)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技価値が賭けられた状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    小役及びボーナス役を含む複数種類の役の中から内部当選役を決定するための抽選をゲームの開始に応じて実行し、決定された内部当選役に対応する内部当選役フラグを成立させる内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    該停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役フラグに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる操作停止手段と、
    前記図柄変動表示手段が図柄の変動表示を開始してから所定の規制時間が経過したときに、前記内部当選役フラグの有無に関わらずハズレに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる自動停止手段と、
    前記図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせに基づいて入賞が発生したか否かを判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により小役が入賞したと判定されたときに、当該小役に対応する遊技価値を遊技者に付与する利益付与手段と、
    前記入賞判定手段によりボーナス役が入賞したと判定されたときに、前記小役の内部当選確率を高めたボーナス状態を発生するボーナス状態発生手段と、
    前記内部抽選手段がボーナス役に対応する内部当選フラグであるボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、前記図柄変動表示手段による変動表示が停止される前に、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する先報知演出を実行可能な先報知手段と、
    前記内部抽選手段が前記ボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、前記図柄変動表示手段による変動表示が停止された後に、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する後報知演出を実行可能な後報知手段と、を備え、
    前記先報知手段は、前記内部抽選手段が前記ボーナス役フラグを成立させたゲームにおいて、小役に対応する内部当選フラグが同時に成立していないことを条件として前記先報知演出を実行することを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記図柄変動表示手段が図柄の変動表示を開始したときに、所定の効果音を出力する効果音出力手段を備え、
    前記先報知手段による先報知演出は、前記効果音出力手段が効果音を出力するタイミングを所定時間だけ遅らせることにより、ボーナス役が内部当選した旨を遊技者に報知する演出であることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
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