JP2010063613A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン Download PDF

Info

Publication number
JP2010063613A
JP2010063613A JP2008232153A JP2008232153A JP2010063613A JP 2010063613 A JP2010063613 A JP 2010063613A JP 2008232153 A JP2008232153 A JP 2008232153A JP 2008232153 A JP2008232153 A JP 2008232153A JP 2010063613 A JP2010063613 A JP 2010063613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
delay
stop
operated
player
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008232153A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5368037B2 (ja
Inventor
Koji Mukoyama
幸治 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikoku Denki Co Ltd
Original Assignee
Daikoku Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikoku Denki Co Ltd filed Critical Daikoku Denki Co Ltd
Priority to JP2008232153A priority Critical patent/JP5368037B2/ja
Publication of JP2010063613A publication Critical patent/JP2010063613A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5368037B2 publication Critical patent/JP5368037B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

【課題】自動停止した場合はハズレの図柄を引込む構成において、遊技者が適度に空回しを楽しむことを可能にする。
【解決手段】スロットマシンは、2リールが停止したときに(A4:YES)、遅延ボタン有効フラグをオンし(A11)、遊技者による遅延ボタンの操作を有効化する。この状態で遊技者により遅延ボタンが操作されると、遅延停止許可フラグがオンされる。そして、3つめのリールを停止させるためにストップボタンが操作されると(A1:YES)、遅延停止許可フラグがオンであることから(A2:YES)、遅延タイマがスタートし(A9)、所定の時間経過後に(A12:YES)、通常の引込制御により対応するリールが停止表示される(A3)。
【選択図】図7

Description

本発明は、リールが始動した時点から予め定められた規制時間が経過した時点でリールを自動停止させるとともに、自動停止時は内部当選フラグに関わらず一切の役が入賞しないように制御するスロットマシンに関する。
昨今、リールが始動してから一定時間(例えば30秒)が経過した時点でリールを自動停止させ、内部当選フラグに関わらず一切の役が入賞しないように制御するスロットマシンが提案されている(例えば特許文献1参照)。このように、リールを自動停止する際の入賞を禁止する構成を採用することにより、遊技者に対していわゆる空回し(リールを停止させるための操作をすることなく一定時間が経過するまで待機する行為)をしないよう動機付けし、無駄な空回しに起因する稼動の低下を抑制することが可能となっている。
特開2005−296362号公報
しかしながら、例えばトイレ休憩や食事休憩などの理由で一時的に離席する場合に、空回し後に入賞可能なスロットマシンの場合には、空回しした状態で離席し、席に戻ったところで入賞の結果を楽しむことが可能であるのに対して、特許文献1の発明では空回しした状態で離席することができず、遊技者の楽しみを奪ってしまう結果となっており、この点が遊技者の不満となっていた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リールが自動停止した場合はハズレの図柄を引込む構成において、遊技者が適度に空回しを楽しむことが可能なスロットマシンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、ゲームの開始に応じて、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行する内部抽選手段と、前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる一方、前記停止操作手段が操作されることなく予め定められた規制時間が経過したときに、前記内部当選役の有無に関わらずハズレに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、前記複数の図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合に入賞と判定する入賞判定手段と、前記入賞判定手段により入賞と判定された場合に、前記入賞図柄に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、を備えたスロットマシンにおいて、前記表示制御手段に対して前記図柄の停止表示を遅延させる指示をするために遊技者が操作する遅延指示操作手段を備え、前記表示制御手段は、前記遅延指示操作手段が操作されたときには、前記停止操作手段が操作された時点から所定の遅延期間が経過した時点で前記内部当選役に対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させるところに特徴を有する。
請求項2に記載した発明は、前記遅延指示操作手段は、既に停止している図柄の組み合わせが所定の組み合わせである場合に限り操作が有効化されるところに特徴を有する。
請求項3に記載した発明は、前記遅延指示操作手段は、一定時間内において予め定められた回数だけ操作が有効化されるところに特徴を有する。
請求項1に記載した発明によれば、停止操作がされてから所定の遅延期間が経過した時点で内部当選役に対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで図柄変動を停止するようにしたので、自動停止による不利益を回避することもできる。従って、図柄変動が停止するまでに遊技者がその場を離れる時間を確保することが可能となり、遊技者が空回しを存分に楽しむことができる。
請求項2に記載した発明によれば、特定の停止パターンの場合に限り遅延停止を許可することで、遅延停止の乱用を防止することができる。
請求項3に記載した発明によれば、一定時間内の操作回数を制限するようにしたので、遅延停止の乱用を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態によるスロットマシンについて、図面を参照しながら説明する。
図2は、スロットマシン1の正面外観を概略的に示している。スロットマシン1の正面には表示窓2が設けられており、遊技者は表示窓2を通じて内部に設けられたリール3(本発明でいう図柄変動表示手段)の図柄を視認可能となっている。この場合、図柄は、図3に示すように、左リール3a、中リール3b及び右リール3cの円周面に描かれている。この図柄は、各リール3a〜3cが停止した状態では、表示窓2の上段、中段及び下段に対応して表示される。すなわち、表示窓2には、各リール3a〜3cそれぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。表示窓2には、図1に示すように、合計5本(上段、中段、下段に対応した横方向の3本及び対角線配置された2本)の入賞ライン(図2では破線にて示す)が設けられていると共に、表示窓2の左方には有効化された入賞ラインを表示する有効ライン表示部4が設けられており、入賞図柄が何れかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。
表示窓2の上方には、ボーナス中のメダル(本発明でいう遊技媒体)の払出し進捗状態などの情報や各種の画像などを表示する液晶表示部5及びスピーカ6が設けられている。表示窓2の下方には、クレジットメダルの投入を行うBETボタン7、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン8、メダルを投入するメダル投入口9が設けられており、これらの下方にはスタートレバー10(本発明でいうゲーム開始操作手段)、左ストップボタン11(本発明でいう停止操作手段)、中ストップボタン12(本発明でいう停止操作手段)、右ストップボタン13(本発明でいう停止操作手段)及び遅延ボタン14(本発明でいう遅延指示操作手段)が設けられている。表示窓2の右方には、メダルの払出枚数を表示する払出数表示部15及びメダルのクレジット枚数を表示するクレジット数表示部16が設けられている。また、スロットマシン1の正面最下部には受皿17が設けられ、スロットマシン1の正面最上部には装飾ランプ部18が設けられている。
スロットマシン1は、一連のゲーム開始操作、つまり、遊技者がメダルをメダル投入口9に投入した状態、又はBETボタン7を操作することによりクレジットメダルを投入した状態でスタートレバー10を操作すると、内部抽選を実行すると共に各リール3a〜3cを始動させる(回転動作を開始させる)。そして、スロットマシン1は、各ストップボタン11〜13の操作に応じて各リール3a〜3cを停止させてゲームを終了する。
このとき、スロットマシン1は、内部抽選の結果が当選であった場合には、内部抽選により当選した内部当選役に対応した内部当選フラグ(ビッグボーナス役フラグ、小役フラグ及びリプレイ役フラグ)をオンし(成立させ)、その内部当選フラグに基づいて所謂すべり制御(引込制御)を含む停止制御(各リール3a〜3cを内部当選フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止させる制御)を実行し、入賞ライン上に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合には、入賞図柄に応じた枚数のメダルが遊技媒体付与手段によって受皿17に払出される。
引込制御は、各ストップボタン11〜13の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(本実施形態では最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。引込制御における図柄の引き込み優先順位は、リプレイ図柄>ボーナス図柄>小役図柄の順である。リプレイ役フラグは全ての内部当選フラグの中で最優先されるフラグであり、リプレイ役フラグが成立したゲームでは必ずリプレイ役のみが入賞する。また、内部当選フラグに対応する図柄が上記の引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、いわゆる取りこぼしとなる。
スロットマシン1は、前扉が開放された状態で特定の従業員が後述する設定値操作部を操作することにより、上記したビッグボーナスの当選確率を複数段階(例えば1〜6の6段階)で設定可能となっており、数値(設定値)が大きい程、ビッグボーナスの当選確率が高く設定されている。一方、ビッグボーナス以外の小役及びリプレイ役の当選確率は、設定値による差がなく、全ての設定値に共通する当選確率が設定されている。なお、小役及びリプレイ役についても、ビッグボーナスと同様に当選確率を複数段階で設定可能としてもよい。
ビッグボーナス役フラグは、ビッグボーナス役が入賞するまで何ゲームでも持越されるようになっている。ただし、BIG1又はBIG2の何れか一方の内部当選フラグが成立している状態ではビッグボーナス役は抽選の対象から除外されるので、ビッグボーナス役フラグが2つ以上重複して成立することはない。一方、ビッグボーナス役フラグを持越している状態であっても小役及びリプレイ役の抽選は実行されるため、何れかのビッグボーナス役フラグと小役及びリプレイ役の内部当選フラグとが重複して成立することはある。
入賞図柄としては、図4に示すように、ビッグボーナス図柄、小役図柄及びリプレイ役図柄が設定されている。ビッグボーナス図柄としては、ビッグボーナス1(BIG1)図柄及びビッグボーナス2(BIG2)図柄の2種類が設定されている。ビッグボーナス1及びビッグボーナス2は、メダルの払出枚数が上限値として予め定められている365枚を超えた時点で終了する。このビッグボーナス状態は、小役の内部当選確率を大幅に高める状態であるため、遊技者は短期間で大量のメダルを獲得することが可能である。
小役図柄としては、例えばメダルの払出枚数が15枚で固定されている15枚役図柄(オレンジ図柄)、メダルの払出枚数が7枚で固定されている7枚役図柄(サン図柄)及びメダルの払出枚数が2枚で固定されている2枚役図柄(チェリー単独図柄)の3種類が設定されている。これらの小役が入賞したときには、入賞した小役に対応する数のメダルが受皿17に払出される。また、リプレイ役図柄(R図柄)が入賞したときには、遊技者は、メダルを投入することなく再度ゲームを実施することが可能である。
なお、2枚役図柄は中リール3b及び右リール3cの図柄全てが有効となっており、左リール3aが表示窓2に2枚役図柄を停止表示すれば、中リール3b及び右リール3cの停止表示に関わらず2枚役の入賞となる。また、2枚役図柄が表示窓2の上段もしくは下段に停止表示されたときは2つの入賞ライン上で同時に2枚役が入賞したことになり、4枚のメダルが払出される。
図5は、通常状態(非ボーナス状態)、及びBIG1・BIG2状態(ボーナス状態)において使用される当選乱数テーブルを模式的に示している。ゲームを開始したときに実行される内部抽選では、10進数で0〜65535の範囲で発生する乱数の中から1つの乱数を抽出し、抽出した乱数とこの当選乱数テーブルとを照合することにより内部当選役が決定される。つまり、各入賞役の当選確率は当選乱数の数を全乱数の数(65536)で除した値となる。
当選乱数テーブルには、通常状態において、図5(A)に示すように、BIG1、BIG2、15枚役、7枚役、2枚役、リプレイ及びハズレが設定されている。また、BIG1・BIG2状態においては、同図(B)に示すように、15枚役、7枚役、2枚役及びハズレが設定されている。なお、これらの当選乱数テーブルは、設定値(1〜6)毎に区別して設定されている。
次に、スロットマシン1の電気的な構成について説明する。
図1は、スロットマシン1の電気的な構成を機能ブロックとして示している。制御部19(本発明でいう内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段及び遊技媒体付与手段)は、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースなどを備えたマイクロコンピュータにより構成されており、BETボタン7、精算ボタン8、スタートレバー10、左ストップボタン11、中ストップボタン12、右ストップボタン13及び遅延ボタン14などから各種の操作信号が入力される。
また、制御部19には、メダル投入口9に投入されたメダルの真贋及び数量を判定する投入メダル検知部20から投入メダル検知信号が入力されると共に、設定値操作部21から当選確率などの各設定信号が入力される。設定値操作部21では、例えばDIPスイッチの切り替えなどによって設定値が変更される。さらに、制御部19は、有効ライン表示部4、液晶表示部5、払出数表示部15、クレジット数表示部16、装飾ランプ部18、各リール3a〜3cに対応する各リール用モータ22a〜22cを駆動するリール駆動部23、各リール3a〜3cに設けられた基準位置片の通過を検知する各センサ24a〜24cからの検知信号に基づいて基準位置を検知する基準位置検知部25、スピーカ6を駆動する音声出力部26、及びメダルを払出すメダル払出部27と接続している。
制御部19は、上記した各入力信号及びROMに記憶した制御プログラムに基づいて、有効ライン表示部4、液晶表示部5、払出数表示部15、クレジット数表示部16、装飾ランプ部18、リール駆動部23、音声出力部26、及びメダル払出部27の動作を制御すると共に、アウト信号(1メダルの投入毎または1クレジットメダルの投入毎に1パルス出力)、セーフ信号(1メダルの払出毎に1パルス出力)、ゲーム信号(1ゲーム開始毎に1パルス出力)、ビッグボーナス信号(ビッグボーナス期間中にレベル信号出力)を生成し、図示しない信号出力端子から外部へ出力する。信号出力端子から出力される各信号は、遊技場内に設置されている管理装置(図示せず)に入力され、各スロットマシン1の稼動状況を管理するために利用される。
スロットマシン1は、ゲームが開始されてから所定の規制時間が経過した時点で各リール3a〜3cを自動停止させるように構成されている。そのため、制御部19には、自動停止タイマ28が設けられている。この自動停止タイマ28は、スタートレバー10が操作されて各リール3a〜3cが始動すると作動を開始し、本実施形態では30秒に設定されている規制時間が経過するとアップ(タイムアップ)する。また、スロットマシン1は、停止操作がされてから所定の時間が経過した時点で各リール3a〜3cを通常の引込制御により停止表示させる遅延停止が可能なように構成されている。そのため、制御部19には、遅延タイマ29が設けられている。この遅延タイマ29は、各ストップボタン11〜13のうち何れかが操作されると作動を開始するタイマであり、何れかのストップボタンが操作されてから所定の時間(本実施形態では10秒)が経過するとアップするように設定されている。なお、これら自動停止タイマ28及び遅延タイマ29は、例えばCPUに内蔵されているタイマにより構成してもよく、外付けのタイマICなどを用いて構成してもよい。
図6は、液晶表示部5に表示される画面の一例を示している。液晶表示部5には、各種演出画像などを表示する演出表示エリアM1に加えて、遅延時間表示エリアM2が設けられている。この遅延時間表示エリアM2には、遅延時間つまり遅延タイマ29の残り時間(図6では10秒)が「DELAY TIME」の文字と共に表示される。この遅延時間は徐々にカウントダウンされ、遅延時間が0になったときにリール3が通常の引込制御により停止表示される。このため、トイレ休憩にいく前などに遅延停止を実行して離席すると、席に戻ったときには例えばビッグボーナス役が入賞しているといった可能性がある。
次に、上記構成のスロットマシン1の作用について説明する。
遊技者がスロットマシン1にメダルを投入してからスタートレバー10を操作すると、制御部19は、各リール3a〜3cを始動させ、内部抽選を実行して該当する当選役フラグをオンし、自動停止タイマ28を作動させる。その後、制御部19は、遊技者による左ストップボタン11、中ストップボタン12及び右ストップボタン13に対する操作に応じて停止制御を実行し、停止した図柄に応じた枚数のメダルを払出す。
制御部19は、上述のような通常の処理に加えて、本発明に関連して、遅延許可処理及びリール停止処理を実行する。
図7は、各リール3a〜3cを始動させた後に実行するリール停止処理を示すフローチャートである。制御部19は、各ストップボタン11〜13のうち何れかのボタンが操作されたか(A1)、遅延タイマ29がタイムアップしたか(A12)、自動停止タイマ28がタイムアップしたかを判定している(A13)。自動停止タイマ28がタイムアップした場合には(A13:YES)、全てのリール3a〜3cを回避制御により停止させる(A14)。この回避制御とは、内部当選フラグの種類に関わらず一切の役が入賞しないようにリール3a〜3cを停止表示させる制御のことである。回避制御によりリール3a〜3cを停止させた場合には、自動停止タイマ28をリセットし(A6)、遅延タイマ29をリセットし(A7)、遅延ボタン有効フラグをオフしてから(A8)、リターンする。この場合、自動停止タイマ28がタイムアップする状態では回避制御によって全ての入賞が発生しないため、空回しを実行すると遊技者側に不利になる。これにより無意味な空回しをしない動機付けがなされている。
制御部19は、何れかのストップボタン11〜13が操作されたと判定すると(A1:YES)、遅延停止許可フラグがオンであるかを判定する(A2)。この遅延停止許可フラグとは、遊技者によって遅延停止指示が行われたか否かを示すフラグであり、オンであれば遊技者による遅延指示が行われたことを意味し、初期値はオフである。遅延停止許可フラグがオフの場合は(A2:NO)、操作されたストップボタン11〜13に対応するリール3a〜3cが通常の引込制御により停止表示される(A3)。停止したリールが2つのリール以外の場合には(A4:NO)、全リール3a〜3cが停止したかを判定する(A5)。全リール3a〜3cが停止していない場合には(A5:NO)、ストップボタン11〜13の操作を受け付けるためにステップA1へ移行する。
制御部19は、遊技者によるストップボタン11〜13に対する操作により2つのリールが停止した場合には(A4:YES)、遅延ボタン有効フラグをオンにして(A11)、ステップA1に移行する。全てのリール3a〜3cが停止した場合は(A5:YES)、ステップA6に移行して遅延ボタン有効フラグをオフする(A8)。このように遅延ボタン有効フラグは、2つのリールが停止したときにオンになり、全てのリール3a〜3cが停止したときにオフするフラグである。
図8は、遅延許可処理を示すフローチャートである。制御部19は、遅延ボタン有効フラグがオンであるかを判定しており(B1)、図7のリール停止処理において2つのリールが停止して遅延ボタン有効フラグがオンした場合には(B1:YES)、遅延ボタン14がオンか(操作されたか)を判定し(B2)、遅延ボタン14がオフの場合は(B2:NO)、リターンする。
さて、遊技者は、例えばトイレ休憩のように一時的に離席する際に空回しを楽しみたい場合には、2つのリールが停止した状態で遅延ボタン14を操作する。制御部19は、遅延ボタン14がオンしたときは(B2:YES)、遅延停止許可フラグをオンにして(B3)、リターンする。
このように、遅延許可処理においては、遅延ボタン14が有効化された状態で、遊技者により遅延停止の指示がなされたかを判定している。つまり、スロットマシン1では、2つのリールが停止した状態で遊技者が遅延ボタン14を操作することにより、遅延停止が許可される。
制御部19は、図7のリール停止処理において、遊技者によって遅延停止の指示がされた状態(遅延停止許可フラグがオンの状態)でストップボタン11〜13が操作されると(A1:YES)、遅延停止許可フラグがオンであることから(A2:YES)、遅延タイマ29をスタートし(A9)、遅延停止許可フラグをオフしてから(A10)、ステップA1へ移行する。
制御部19は、遅延タイマ29がタイムアップしたと判定すると(A12:YES)、対応するリール3a〜3cを通常の引込制御によって停止する(A3)。従って、内部当選している役に対応する図柄が停止した場合には、停止図柄に対応した枚数のメダルが払出される。
このように、スロットマシン1は、2つのリールが停止した状態で遅延ボタン14が操作されたときは、遊技者による遅延停止が指示されたと判断して、ストップボタンが操作された時点で遅延タイマ29をスタートさせて、所定の時間(10秒)が経過した後に、通常の引込制御によって対応するリール3a〜3cを停止させる。そのため、遅延停止が実行された場合には、内部当選役を入賞させることが可能となる。なお、遊技者が遅延停止を指示した場合であっても、遅延タイマ29がタイムアップする前に(A12:NO)、自動停止タイマ28がタイムアップした場合には(A13:YES)、回避制御により対応するリール3a〜3cが停止されるため(A14)、何れの役も入賞することはない。
以上に説明したように、本実施形態によれば、2つのリールが停止した状態で遅延ボタン14が操作されたときは、ストップボタンが操作された時点から所定の時間が経過した後に通常の引込制御により対応するリール3a〜3cを停止させるので、一時的に離席するなどの場合であっても、内部当選役の種類に応じて入賞させることが可能となる。従って、遊技者は、自動停止による不利益を被ることなく空回しを堪能することができる。
また、リール3a〜3cの停止を自動停止タイマ28と遅延タイマ29とによって制御しているので、遅延停止の乱用によるスロットマシン1の稼動の低下を抑制することができる。
また、2つのリールが停止したときに限り遅延ボタン14の操作を有効化しているので、遅延停止の乱用を防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した一実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
2つのリールが停止した時点で、図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせが特定の組み合わせに一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に限り遅延ボタン14の操作を有効化するようにしてもよい。特定の組み合わせとしては、例えばいわゆるリーチ目に該当する組み合わせ、あるいは特定小役がテンパイ(あと一つ揃えば入賞する状態)した組み合わせ等がある。
2リールが停止した時点で遅延ボタン14を有効化するようにしたが、1リールが停止した時点、あるいは全てのリールが変動している状態で有効化するようにしてもよい。
遅延ボタン14を専用で設けるようにしたが、既存のボタン(精算ボタン8、BETボタン7)を遅延ボタン14として兼用するようにしてもよい。
自動停止タイマ28の残り時間が所定時間未満(例えば5秒未満)である場合には遅延停止させるための十分な時間を確保できないため、遅延ボタン14の操作を無効化してもよい。遅延停止タイマ29の時間を固定としたが、自動停止タイマ28の残り時間から所定時間(例えば1秒)を減算した値を遅延タイマ29の時間として設定するようにしてもよい。
一定時間内における遅延ボタン14の操作回数を制限するようにしてもよい。例えば、遅延ボタン14が操作されてから30分間は再度操作できないようにしてもよい。
遅延指示操作手段が操作されたときには、停止操作手段が操作された時点からリールが所定回数(例えば10回)回転した時点で引込制御を実行するようにしてもよい。
このような構成により、リールを遅延停止させる場合であっても、遅延停止させない場合と同様に特定の図柄を狙って停止させることが可能となるので、遊技者はいわゆる目押しを楽しむことができる。
本発明の一実施形態におけるスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図 スロットマシンの正面図 各リールの図柄配列を示す図 内部当選役を示す図 内部当選役を決定するための当選乱数テーブルを示す図 液晶表示部の画面表示を示す図 リール停止処理を示すフローチャート 遅延許可処理を示すフローチャート
符号の説明
図面中、1はスロットマシン、3はリール(図柄変動表示手段)、10はスタートレバー(ゲーム開始操作手段)、11は左ストップボタン(停止操作手段)、12は中ストップボタン(停止操作手段)、13は右ストップボタン(停止操作手段)、14は遅延ボタン(遅延指示操作手段)、19は制御部(内部抽選手段、表示制御手段、入賞判定手段、遊技媒体付与手段)である。

Claims (3)

  1. 複数の図柄表示領域において複数種類の図柄を所定の配列に従って変動表示する図柄変動表示手段と、
    遊技媒体が投入された状態でゲームを開始するために遊技者が操作するゲーム開始操作手段と、
    ゲームの開始に応じて、複数種類の役の中から内部当選役を決定するための抽選を実行する内部抽選手段と、
    前記図柄変動表示手段による図柄の変動表示を停止させるために遊技者が操作する停止操作手段と、
    前記停止操作手段が操作されたときに、前記内部当選役に対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる一方、前記停止操作手段が操作されることなく予め定められた規制時間が経過したときに、前記内部当選役の有無に関わらずハズレに対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させる表示制御手段と、
    前記複数の図柄表示領域に停止表示された図柄の組み合わせが入賞図柄である場合に入賞と判定する入賞判定手段と、
    前記入賞判定手段により入賞と判定された場合に、前記入賞図柄に対応する数の遊技媒体を遊技者に付与する遊技媒体付与手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
    前記表示制御手段に対して前記図柄の停止表示を遅延させる指示をするために遊技者が操作する遅延指示操作手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記遅延指示操作手段が操作されたときには、前記停止操作手段が操作された時点から所定の遅延期間が経過した時点で前記内部当選役に対応する図柄を所定の引込範囲内で引き込んで前記図柄表示領域に停止表示させることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記遅延指示操作手段は、既に停止している図柄の組み合わせが所定の組み合わせである場合に限り操作が有効化されることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記遅延指示操作手段は、一定時間内において予め定められた回数だけ操作が有効化されることを特徴とする請求項1または2記載のスロットマシン。
JP2008232153A 2008-09-10 2008-09-10 スロットマシン Expired - Fee Related JP5368037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232153A JP5368037B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 スロットマシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008232153A JP5368037B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 スロットマシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010063613A true JP2010063613A (ja) 2010-03-25
JP5368037B2 JP5368037B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=42189749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008232153A Expired - Fee Related JP5368037B2 (ja) 2008-09-10 2008-09-10 スロットマシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5368037B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157464A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Daikoku Denki Co Ltd スロットマシン
JP2015016206A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社ソフイア スロットマシン

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11197295A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Sankyo Kk スロットマシン
JP2006075277A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Snk Playmore Corp 遊技機
JP2006314431A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11197295A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Sankyo Kk スロットマシン
JP2006075277A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Snk Playmore Corp 遊技機
JP2006314431A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び、遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012157464A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Daikoku Denki Co Ltd スロットマシン
JP2015016206A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社ソフイア スロットマシン

Also Published As

Publication number Publication date
JP5368037B2 (ja) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4639374B2 (ja) 遊技機
JP4887022B2 (ja) 遊技機
JP5368037B2 (ja) スロットマシン
JP2001120718A (ja) 遊技機
JP2004180816A (ja) 遊技機
JP5787962B2 (ja) 遊技機
JP4728600B2 (ja) 遊技機
JP2004167138A (ja) パチンコ機
JP2006314475A (ja) スロットマシン
JP4842524B2 (ja) 遊技機
JP4938230B2 (ja) 遊技機
JP2002210080A (ja) スロットマシン
JP2010115238A (ja) スロットマシン
JP4865297B2 (ja) 遊技機
JP5207348B2 (ja) スロットマシン
JP5341840B2 (ja) 遊技機
JP2012139472A (ja) 遊技機
JP5164141B2 (ja) スロットマシン
JP5616007B2 (ja) スロットマシン
JP4555279B2 (ja) スロットマシン
JP2010063612A (ja) スロットマシン
JP2004008302A (ja) スロットマシン
JP5325240B2 (ja) 遊技機
JP5932239B2 (ja) 遊技機
JP4908794B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5368037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees