JP2000197726A - 内部当り報知機能を備えたスロットマシン - Google Patents
内部当り報知機能を備えたスロットマシンInfo
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- JP2000197726A JP2000197726A JP11001436A JP143699A JP2000197726A JP 2000197726 A JP2000197726 A JP 2000197726A JP 11001436 A JP11001436 A JP 11001436A JP 143699 A JP143699 A JP 143699A JP 2000197726 A JP2000197726 A JP 2000197726A
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Abstract
なく遊技者のみに確実に報知する。 【解決手段】 スタートレバー4からのスタート信号に
より内部当りを抽選する内部当り抽選部11と、第一,
第二,第三ドラム20a,20b,20cの回転を制御
するドラム回転制御部12と、ドラム20の回転開始時
にスピーカ8を介してドラム回転開始音を発するドラム
音発生部13を備え、ドラム音発生部13が、内部当り
抽選部11での抽選が内部当りとなった場合に、ドラム
20の回転開始から一定時間遅れてドラム回転開始音を
発することにより、遊技者に内部当りの当選を報知する
構成としてある。
Description
(回胴)を所定の図柄配列に停止させて入賞メダルを獲
得するスロットマシン(回胴式遊技機)に関し、特に、
内部当りの当選結果を、周囲に知られることなく遊技者
のみに確実に報知する内部当り報知機能を備えたスロッ
トマシンに関する。
用のメダルを投入してスタートレバーを押下することに
より、図柄を表示した複数のドラム(通常は三つのドラ
ム)が回転を開始し、続いて遊技者が任意のタイミング
でストップボタンを押すと各ドラムが順次停止し、停止
したドラムの図柄の配列によって各種入賞が決定され
て、入賞内容に応じた量のメダルが払い出されるという
遊技機である。
ームの面白さを増すため、一定の確率で、自動的に所定
の入賞配列で図柄が停止するよう、内部当り(役物連続
作動増加装置又は役物連続作動装置)と呼ばれるシステ
ムが設定されている。この内部当りシステムは、ゲーム
のスタートによりスロットマシン内部で自動的に抽選が
行われ、抽選の結果当選した場合には、遊技者のストッ
プボタンを押すタイミングにかかわらず、一定範囲内で
図柄が入賞配列で自動的に停止するようにドラムを制御
するというもので、一定の確率で必ず当選が出るよう設
定されている。
と、スロットマシン内部に備えられた内部当り抽選部に
おいて、各ゲームごとに毎回自動的に抽選が行われ、内
部当りの当選,不当選が決定される。そして、内部当り
に当選した場合には、以後所定量のメダルが払い出され
るまで、ゲームを続ける限り、遊技者のストップボタン
を押すタイミングにかかわらず、各ドラムの特定の図柄
(例えば「7」や「BAR」等)が一定の範囲内で一列
に並んで(例えば「7・7・7」,「BAR・BAR・
BAR」)停止するようにドラムが制御される。これに
よって、一度内部当りに当選すると、遊技者のストップ
ボタン押下のタイミングにかかわらず大量のメダルを受
け取ることができることになり、内部当りに当選するか
否かがスロットマシン遊技の最大の面白味となってい
る。
の図柄が入賞配列となるようドラムが停止制御されるの
は、一定範囲内でストップボタンが押されることが条件
とされており、例えば、遊技者のストップボタンを押す
タイミングが「7」の図柄から余りにずれている場合に
は、ドラムは「7」では停止制御されないようになって
いる。従って、内部当りに当選しても、必ずしもその次
のゲームで直ちに図柄が所定の入賞配列に揃うとは限ら
ない。このため、ストップボタン押下のタイミングがず
れて図柄が入賞配列に停止されない場合、遊技者は自分
が内部当りに当選していることが分からないことにな
り、場合によっては、内部当りの当選効果が継続してい
るにもかかわらず、ゲームをその時点で止めてしまうこ
とがある。
たスロットマシンでは、内部当りに当選した場合には、
遊技者側にそれを報知して、遊技者がゲームを途中で止
めることなく内部当りの効果を亨受できるようになって
いる。ここで、これまで採用されている内部当りの報知
手段としては、いわゆるリーチ目表示と、内部当り
を知らせるランプや音の点灯・発生、という2つの方法
がある。
合には、以後のゲームで停止する図柄の配列を、一定の
限られた図柄配列となるようにドラムを制御し、この特
定の図柄配列(リーチ目)をあらかじめスロットマシン
の近傍等に表示して遊技者側に提示しておくというもの
である。このようなリーチ目表示を行うことによって、
遊技者は自分の停止した図柄が、特定のリーチ目配列と
なっているか否かを確認することにより内部当りを知る
ことができる。
によって知らせる方法は、内部当りに当選した場合に、
スロットマシンの前面等に備えられた表示ランプを激し
く点灯させたり、スピーカから祝福のメロディを連続的
に流すことによって遊技者に内部当りを知らせるという
もので、通常は、ゲームがスタートして内部当りに当選
すると、すべてのストップボタンが押されてドラムがす
べて停止した時点で、ランプが点灯したりスピーカから
メロディが流れるようになっている。これによって、遊
技者は、ランプの点灯やメロディの有無によって内部当
りに当選したことを知ることができる。
うな従来の内部当りを知らせる方法では、以下のような
問題があった。まず、リーチ目表示による方法では、遊
技者は、ドラムを停止させるたびに、その停止配列が特
定のリーチ目と一致するか否かを確認しなければならな
い。このため、リーチ目の確認作業が煩雑で、連続して
ゲームを行うことが困難となり、スロットマシンゲーム
の面白さを減殺するという問題があった。また、リーチ
目は、通常複数設定されるため、いずれかのリーチ目と
一致している場合にも、遊技者がそれを見落としてしま
う可能性もあった。
は、ランプの点灯やメロディの有無によって内部当りし
たことを確実に知ることができるので、リーチ目表示の
ような確認作業の煩雑さや見落としといった問題はなか
った。しかし、このようなランプの点灯や音による報知
は、通常、ドラム停止と同時に連続して激しくランプが
点滅し、大音響のメロディが流れ続けるので、内部当り
に当選したことが、遊技者だけでなく周囲の人たちにも
分かってしまうという問題があった。
ィが連続して流れ続けるので、周囲にいる人だけでなく
遠くにいる人たちにも内部当りが出たことが知らされる
ことになる。このため、一度内部当りに当選すると、遊
技者は、ランプの点灯やメロディの発生によって多くの
人の注目を浴びることになり、周囲に人が集まってくる
ようなこともあり、当選後のゲームが落ち着いて行えな
くなったり、所定の図柄を上手く揃えられなくなるとい
った問題が生じた。
問題を解決するために提案されたものであり、内部当り
の当選結果を、周囲に知られることなく遊技者のみに確
実に報知する内部当り報知機能を備えたスロットマシン
の提供を目的とする。
本発明の請求項1記載の内部当り報知機能を備えたスロ
ットマシンは、ゲームの開始により回転する複数のドラ
ムが、所定の図柄配列に停止されることによって、遊技
者に所定のメダルが払い出されるスロットマシンにおい
て、ゲーム開始により内部当りを抽選する内部当り抽選
部と、前記複数のドラムの回転開始時にドラム回転開始
音を発するドラム音発生部と、を備え、前記ドラム音発
生部が、前記内部当り抽選部での抽選が内部当りとなっ
た場合に、前記ドラムの回転開始から一定時間遅れてド
ラム回転開始音を発することにより、遊技者に内部当り
の当選を報知する構成としてある。
報知機能を備えたスロットマシンによれば、内部当りに
当選すると、通常はドラムの回転と同時に発せられるド
ラム回転開始音が、実際のドラムの回転開始より一定時
間遅れて発せられることになり、これによって遊技者は
内部当りに当選したことを知ることができる。
タートレバーを押下すると、ドラムの回転と同時に短い
音でドラムの回転開始を知らせるドラム回転開始音が発
せられるようになっている。本発明では、このドラム回
転開始音を通常の場合より遅れて発することによって内
部当りを報知するので、遊技者以外の周囲の人には内部
当りの当選とそうでない場合との区別がまったくつかな
いことになる。
始された後に遅れてドラム回転開始音が鳴るので、確実
に内部当りとなったことを知ることができる。これによ
って、遊技者以外の人には内部当りが出たことを知るこ
とができなくなり、遊技者は落ち着いて以後のゲームを
行うことができ、所定の図柄配列にドラムを停止される
よう遊技に集中することができる。また、このような報
知方法を採用することにより、遊技者はゲームスタート
後にドラム回転開始音が遅れて鳴るかどうかに注意を払
うので、従来に比してゲームにより集中することにな
り、スロットマシン遊技の面白さが向上する効果もあ
る。
備えたスロットマシンは、前記ドラム音発生部が、前記
内部当り抽選部での抽選が内部当りとなった場合に、通
常のドラムの回転開始時と異なるドラム回転開始音を発
することにより、遊技者に内部当りの当選を報知する構
成としてある。
報知機能を備えたスロットマシンによれば、内部当りに
当選すると、ドラムの回転と同時に発せられるドラム回
転開始音が、通常と異なる音で発せられ、これによって
遊技者が内部当りに当選したことを知ることができる。
ム回転開始音は、ドラムの回転と同時にわずかに発せら
れる短い音で、従来のスロットマシンで採用されていた
内部当りの当選時に発せられる祝福メロディのように、
大音響の音が連続して流されるものとは異なり、ゲーム
を行っている遊技者以外にはほとんど意識されない音と
なっている。
み、このドラム回転開始音の音色や音程を通常の場合と
変更して発することで内部当りを報知するようにしてあ
る。これによって、ドラム回転開始音が音程や音色を変
更して短い音で発せられるだけなので、周囲の人が内部
当りしことに気がつくことはほとんど不可能となる。一
方、遊技者は、ドラムの回転と同時に常に同じ音が発せ
られているドラム回転開始音が、内部当りのときだけ異
なる音になるので、短い音であっても確実に内部当りと
なったことを知ることができる。
知られることなく落ち着いてゲームを行うことができ
る。また、遊技者は、ゲーム中、常にドラム回転開始音
がいつ異なる音に変化するかに注意を傾けることになる
ので、よりゲームに集中してスロットマシン遊技の面白
さが向上する効果もある。
を備えたスロットマシンは、前記ドラム音発生部が、前
記内部当り抽選部での抽選が内部当りとなった場合に、
前記ドラムの回転開始から一定時間遅れて、かつ、通常
のドラムの回転開始時と異なるドラム回転開始音を発す
ることにより、遊技者に内部当りの当選を報知する構成
としてある。
報知機能付きスロットマシンによれば、内部当りになる
と、ドラム回転開始音が、通常のときより一定時間遅れ
て、しかも、異なる音で発せられるので、遊技者がより
確実に内部当りを知ることができる。
付きスロットマシンは、ゲームの開始により前記複数の
ドラムの回転を開始させるとともに、当該ドラムの回転
開始から所定時間経過するまで次回の回転開始を規制す
るドラム回転制御部を備えるとともに、前記ドラム音発
生部が、前記ドラムの回転開始が規制される間、ドラム
回転不可音を発し、前記内部当り抽選部での抽選が内部
当りとなった場合に、前記ドラム回転不可音とドラム回
転開始音とが不連続で発せられる構成としてある。
報知機能付きスロットマシンによれば、ドラム回転制御
部によって、複数のドラムが、ゲーム開始とともに回転
するとともに、前回の回転開始から所定時間が経過する
まで次回の回転の開始が規制されることになる。一般
に、スロットマシンでは、スタートレバーの押下によっ
てドラムが回転を開始してから、ドラムの停止,スター
トレバーの押下を経て次のゲームでドラムの回転が開始
するまでの時間(これを「一遊技時間」という)が所定
の時間以上となるように設定されることがある。このド
ラムの回転開始から次の回転開始までの一遊技時間は、
通常、約4.1秒に設定されている。
定されているスロットマシンにも、ドラムの回転開始音
の発生時期を遅らせたり、通常と異なる音を発すること
によって内部当りを報知する本発明を適用でき、遊技者
にのみ確実に内部当りを報知することができる。特に、
一遊技時間の設定がされたスロットマシンにおいて、前
回のドラムの回転開始から4.1秒経過前に次回のスタ
ートレバーが押下された場合に、ドラムの回転開始まで
の一遊技時間経過前の間、ドラム回転不可音(ウェイト
音)を発することにより、内部当りしたことをより明確
に把握しやすくなる効果がある。
開始音が遅れて発せられる本発明の場合、通常はドラム
回転不可音と連続して発せられるはずのドラム回転開始
音が、内部当りしたときだけ、ドラム回転不可音が一度
途切れてから、遅れてドラム回転開始音が聞こえること
になる。これにより、遊技者は、ドラム回転不可音と不
連続で発せられるドラム回転開始音の後れをはっきりと
認識でき、内部当りしたことをより明確に把握すること
ができる。
って内部当りを明確に把握しようとすれば、スタートレ
バーを前回のゲームから常に一遊技時間内に押下する必
要があるので、結果として、一ゲームの速度が増すこと
になり、遊技にスピード感が出るとともに、一日に行え
るゲーム回数も増加し、スロットマシン遊技をより速
く、より長く、より回数多く楽しむことができるように
なる。
知機能を備えたスロットマシンの実施形態について、図
面を参照して説明する。
報知機能を備えたスロットマシンの第一実施形態につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本発明の
第一実施形態にかかるスロットマシンの正面図である。
図2は、本発明の第一実施形態にかかるスロットマシン
の内部当りを報知するドラム回転開始音を発するための
制御系を示すブロック図である。図3は、本実施形態に
かかるスロットマシンのドラム回転開始音による内部当
りの報知動作を説明する信号図である。また、図4は、
本実施形態にかかるスロットマシンのドラム回転開始音
による内部当りの報知動作を示すフローチャート図であ
る。
全体構造を説明する。同図において、1はスロットマシ
ン本体で、このスロットマシン本体1の前面パネル2に
は、中央部に三つの表示窓3(3a,3b,3c)が設
けられており、内部でそれぞれ独立して回転する三つの
ドラム(図2に示す第一ドラム20a,第二ドラム20
b,第三ドラム20c参照)の周面に描かれた図柄を、
この表示窓3で識別できるようになっている。表示窓3
には、入賞ライン表示が描かれており、この入賞ライン
表示上に配列した図柄の種類に応じて入賞が決定され
る。
ことにより各ドラムを一斉に回転させるためのゲームス
タート装置となっている。5はストップボタンで、遊技
者が任意のタイミングで押すことで回転する三つの各ド
ラムをそれぞれ停止させるためのものであり、三つのド
ラムに対応して、三つのストップボタン5(第一ボタン
5a,第二ボタン5b,第三ボタン5c)が設けてあ
る。
ストップボタン5を操作することにより、所定の入賞図
柄を配列させてスロットゲームを楽しむことができる。
6はメダル投入口、7は入賞メダル払出し口である。ま
た、8はスピーカで、スロットマシン本体1の前面に設
けられており、遊技者に対して各種の音を発するように
なっている。
回転するドラムの回転開始を知らせるドラム回転開始音
や、停止されたドラムの図柄が所定の入賞配列となった
ときの入賞音等が発せられるようになっており、スロッ
トゲームの演出効果を高めるようになっている。そし
て、後述するように、内部当りに当選した場合には、ス
ピーカ8から流れるドラム回転開始音が通常の場合より
遅れて発せられるように制御される。
る内部当り抽選部11の抽選の結果、内部当りに当選し
ている場合には、このスピーカ8から当選を知らせる大
音響のメロディが連続的に流れるようになっている。こ
れに対して、本実施形態では、内部当り当選した場合で
も、特別のメロディは流れないようにしてあり、遊技者
以外の人に内部当りが知られないようにしてある。
シン内部の異常発生時等に、所定の組合せで点灯するよ
うになっており、本実施形態では、スロットマシンの前
面パネル2の上部に複数個のランプ9(9a,9b,9
c,9d,9e)が横一列に並べて設けられている。例
えば、入賞の際にはすべてのランプ9が点灯するととも
にスピーカ8からメロディーが流れて遊技者を祝福する
ため、遊技者に気分よくゲームを楽しませることができ
る。また、スロットマシン内部に異常の発生したとき
は、異常発生箇所からの異常検出信号に応じて所定のラ
ンプ9が点灯し、従業員等がその点灯状態を確認するこ
とで異常の発生や異常の種類を知ることができる。
る内部当り抽選部11の抽選の結果、内部当りに当選し
ている場合に、このランプ9や、別途設けた内部当り表
示専用のランプを点滅させるようになっている。これに
対して、本実施形態では、内部当り当選した場合でもラ
ンプの点灯は行わないようにしてあり、遊技者以外の人
に内部当りが知られないようになっている。
トマシン本体1の内部には、後述する制御部10によっ
て駆動制御される駆動モータが備えられており、この駆
動モータの駆動力によって、スロットマシン中央に配設
されている三台のドラムがそれぞれ独立して回転し、か
つ停止できるように仕組まれている。
によって、スタートレバー4が押下されてドラム20が
回転を開始してから、全ドラムの停止,次のスタートレ
バー4の押下を経て次回のゲームでドラム20の回転が
開始するまでの時間(一遊技時間)が所定の時間以上経
過しない限りドラムが回転しないようになっている。そ
して、この一遊技時間経過する前に次回のスタートレバ
ーが押下されると、ドラムの回転を開始するまでの一遊
技時間経過前の間、スピーカ8からドラム回転不可音
(ウェイト音)が発生するようになっている。このドラ
ム回転不可音が発せられることにより、遊技者はゲーム
の開始が一遊技時間経過前に行われたことを知ることが
できると同時に、後述するように、内部当りしたときに
遅れて発せられるドラム回転開始音を明確に把握するこ
とができる。
態にかかるスロットマシンにおいて、内部当りの報知を
行うドラム回転開始音を発するための制御系について図
2を参照して説明する。同図において、10は制御部
で、内部当り抽選部11,ドラム回転制御部12及びド
ラム音発生部13を備えており、スタートレバー4が押
下されることによって、内部当りの抽選,ドラム20
(20a,20b,20c)の回転制御及びドラムの回
転開始音や回転不可音の発生制御を行うようになってい
る。また、この制御部10は、特に示さないが、スロッ
トマシンにおける種々の制御を行うようになっている。
は、図2に示すように、スタートレバー4からの信号に
より、スタートレバー4の押下と同時に内部当りの抽選
を行うようになっている。そして、この内部当り抽選部
11の抽選の結果、内部当りとなった場合には、図2に
示すように、内部当り抽選部11からドラム音発生部1
3に信号が出力され、ドラム20a,20b,20cの
回転開始を知らせるドラム回転開始音が通常の場合より
遅れて発生するように制御される。なお、この内部当り
抽選部11における抽選は、通常、スタートレバー4の
押下と同時に行われるようになっているが、これは必ず
しも常に同時でなくともよく、スタートレバー4からの
信号を入力した後、一定時間後に抽選を行うようにして
もよい。
には、大当り(大ボーナス,BB)と中当り(中ボーナ
ス,RB)等の二種類以上の異なる種類の当選が設定さ
れる場合がある。例えば、大当りの場合には、以後所定
量のメダルが払い出されるまで、大当り用の特定の図柄
が配列されやすくなるように(例えば「7,7,7」)
ドラムが制御され、中当りの場合には、中当り用の特定
の図柄が配列されやすくなるように(例えば「BAR,
BAR,BAR」)ドラムが制御され、大当りは中当り
の約3倍量のメダルが払い出されるように設定されるよ
うになっている。また、大,当り中当りが以外にも、さ
らに、小当りが設定されることもある。小当りは、内部
当りの抽選に外れた場合であっても、一定の図柄が揃っ
た場合(例えば「☆,☆,☆」)には、少量のメダルを
払い出すというものである。
り等の種類がある場合にも、内部当りとして単一の信号
を出力するようにしてあるが、内部当りの結果が中当り
か大当りかの種類を判別し、その種類に応じた信号をド
ラム音発生部13に出力することもできる。この場合に
は、ドラム音発生部13の制御により通常より遅れて発
生するドラム回転開始音を、さらに、内部当りの種類に
応じて発生時期を異ならせることによって、内部当りが
大当たりなのか中当りなのかを区別して知らせることが
できる。このようにすると、内部当りの種類が複数ある
場合にいずれの当りに当選したかを遊技者に知らせるこ
とが可能となり、遊技者は当りの種類に応じた特定図柄
を狙い撃ちすることが可能となり、スロットマシン遊技
の面白味をより向上させることができる。
4からの信号によってドラム20a,20b,20cを
回転させるとともに、ストップボタン5a,5b,5c
からの信号によってドラム20a,20b,20cの回
転を停止制御するようになっている。また、内部当り抽
選部11で内部当りとなった場合には、ドラム回転制御
部12に信号が出力され、ストップボタン5a,5b,
5cから入力される信号のタイミングにかかわらず、一
定範囲内で特定の図柄配列でドラム20a,20b,2
0cが停止するように制御される。
部12によって、ドラム20a,20b,20cの回転
開始について一遊技時間の規制が行われる。すなわち、
スタートレバー4からの信号を入力してから、次のスタ
ートレバー4の押下信号を入力するまでの時間が所定の
一遊技時間以上経過していない場合は、ドラム回転制御
部12において、スタートレバー4からのスタート信号
にかかわらずドラム20a,20b,20cの回転を規
制して、一遊技時間が経過するまでドラム20a,20
b,20cが回転しないように制御する。そして、この
ようにドラム20の回転開始が一遊技時間経過まで制御
されると、その間、後述するようにドラム回転不可音が
発生されるようになっている。なお、一遊技時間は、本
実施形態では、通常のスロットマシンと同様、約4.1
秒に設定されている。
12で回転制御されるドラム20の回転及び停止の際
に、スピーカ8に信号を出力して所定のドラム音を発生
させるようになっている。通常のゲームにおいては、ド
ラム音発生部13は、スタートレバー4が押下されてド
ラム20が回転を開始すると同時に、ドラム回転制御部
12から信号を入力してスピーカ8にドラム回転開始音
を発生させ、ストップボタン5a,5b,5cが押下さ
れて各ドラム20a,20b,20cの回転が停止する
と同時に、ドラム回転制御部12からの信号によりスピ
ーカ8にドラム回転停止音を発生させるようになってい
る。
は、上述した内部当り抽選部11の抽選の結果、内部当
りに当選した場合、ドラム回転制御部12からの信号に
かかわらず、実際のドラム20の回転開始時より一定時
間遅れてドラム回転開始音を発するようにスピーカ8に
信号を出力するようになっている。これによって、内部
当りに当選した遊技者は、ドラム回転開始音が実際にド
ラム20が回転を開始してから遅れて発せられることに
より、内部当りしたことを知ることができる。
スピーカ8から発せられるドラム回転開始音は、ドラム
20の回転と同時にわずかに発せられる短い音となって
おり、各ゲームごとに、スタートレバー4が押下される
とドラム20の回転と同時に短い音でドラムの回転開始
を知らせるようになっている。本実施形態では、このド
ラム回転開始音を、内部当りの場合のみ、通常の場合よ
り遅れて発することで、遊技者に内部当りを報知するよ
うにしてある。
0の回転が開始された後に遅れてドラム回転開始音が鳴
るので、確実に内部当りとなったことを知ることができ
るとともに、遊技者以外の周囲の人にとっては、内部当
りの場合と通常の場合とで同じ音が発せられるだけなの
で、内部当りとそうでない場合とでまったく区別がつか
ず、内部当りが出たことを知ることができない。
開始より遅れる一定時間としては、遊技者が遅れを把握
できる限りどのような時間に設定してもよいが、本実施
形態では、ドラム20のスローアップ期間の時間とほぼ
同様となるように設定してあり、具体的には約100m
s〜500msの範囲、より好ましくは約190ms前
後の時間に設定してある。
を開始してから定速回転するまでに一定時間(スローア
ップ期間)がかかり、このスローアップの時間は、通
常、約100ms〜500ms程度となっており、本実
施形態のスロットマシンのドラム20では、約190m
sとなっている。そして、このスローアップ期間内は、
遊技者がドラムの停止等の遊技を何も行えないようにな
っている。
開始音の遅れる時間を、スローアップの時間より長く設
定すると、遊技者はスローアップが終了してもドラム回
転開始音を聞くまでドラムの停止を行わなくなり、遊技
時間が長くなって一日に行うゲーム数が少なくなるおそ
れがある。そこで、本実施形態では、ドラム回転開始音
の遅れをドラム20のスローアップの時間と同様に設定
し、スローアップの終了とともに内部当りを報知して、
遊技者がスローアップ終了後直ちに遊技を行えるように
してある。
たように、ドラム回転制御部12の一遊技時間の制御に
よってドラム20の回転開始が規制される間、ドラム回
転開始音と異なるドラム回転不可音(ウェイト音)を発
するようにスピーカ8に信号を出力する。これによっ
て、前回のドラム20の回転開始から4.1秒経過前に
次回のスタートレバー4が押下されると、ドラムの回転
開始までの一遊技時間経過前の間、ドラム音発生部13
からの信号によってスピーカ8からドラム回転不可音が
発せられるので、遊技者は、一遊技時間経過前にスター
トレバー4が押下されたためにドラム20の回転が規制
されたことを知ることができる。
ることにより、一遊技時間が経過するとドラム回転開始
音が連続して発せられることになり、遊技者は、そのゲ
ームで内部当りした場合に、ドラム回転開始音をより明
確に把握することができる。すなわち、ドラム回転開始
音は、内部当りした場合には、通常より遅れて発せられ
るので、内部当りしていない通常の場合にはドラム回転
不可音と連続して発せられるはずのドラム回転開始音
が、内部当りしたときだけ、ドラム回転不可音が一度途
切れてから、遅れてドラム回転開始音が聞こえることに
なる。これにより、遊技者は、ドラム回転不可音と不連
続で発せられるドラム回転開始音の後れをはっきりと認
識でき、内部当りしたことをより明確に把握することが
できる。
0は、内部当り抽選後に停止されるドラムの図柄配列
を、図示しない図柄判定部で入賞か否か判定するように
なっている。そして、図柄が大当り又は中当り等の所定
の入賞配列に揃った場合には、制御部10によって図示
しないメダルホッパが制御され、入賞メダル払出し口7
から各賞に応じたメダルが遊技者に払い出される。
にかかる内部当り報知機能を備えたスロットマシンの内
部当り報知動作について、図3に示す信号図及び図4に
示すフローチャート図に沿って具体的に説明する。ま
ず、遊技者によって1〜3枚のメダルがメダル投入口6
から投入されてゲームが開始する(図3(a)及び図4
のステップ1)。
れると(図3(b)及び図4のステップ2)、スロット
マシン本体1内の内部当り抽選部11において内部当り
の抽選が行われる(図3(b)及び図4のステップ
3)。なお、スロットマシンが既に前回以前のゲームで
内部当りに当選しているときは、ステップ3の内部当り
の抽選は省略される。
においてスタートレバー4の前回の押下から今回の押下
までに一遊技時間が経過しているか否かが判断される
(図4のステップ4)。このステップ4で一遊技時間が
経過していないと判断されると、ドラム回転制御部12
によってドラムの回転が一遊技時間経過まで規制される
(図3(c)及び図4のステップ5)。また、このドラ
ムの回転規制と同時に、ドラム音発生部13から信号が
出力されて、スピーカ8からドラム回転不可音が発せら
れ(図3(d)及び図4のステップ6)、一遊技時間経
過まで継続する。
間経過後に一斉に回転を開始し(図3(c)及び図4の
ステップ7)し、ドラム回転不可音が停止する。従っ
て、図4に示すステップ4で一遊技時間を経過している
と判断された場合には、スタートレバー4の押下と同時
に一斉に三つのドラムが回転を開始することになる(図
3(c)及び図4のステップ7)。
ステップ3で行われた抽選で内部当りしたか否かが判別
され(図4のステップ8)、内部当り(大当り又は中当
り)している場合には、ドラム回転開始音が発せられ
ず、一定時間ウェイトされる(図3(e)及び図4のス
テップ9)。すなわち、ステップ5で回転が規制された
ドラムは、一遊技時間経過後に一斉に回転を開始し(図
3(c)及び図4のステップ7)、これと同時に、ステ
ップ8で内部当りとなっていないと判断されると、ドラ
ムの回転開始と同時にドラム回転開始音が発せられる
(図3(e)及び図4のステップ10)。
と、通常ドラムの回転開始と同時に発せられるドラム回
転開始音が、ドラム音発生部13の制御により、ドラム
の回転から一定時間遅ウェイトされ(図4のステップ
9)、一定時間経過後にスピーカ8からドラム回転開始
音が発せられる(図3(e)及び図4のステップ1
0)。これにより、遊技者は、ドラム回転不可音が遅れ
て発せられたときに内部当りに当選したと認識すること
ができる。
れによって内部当りの当選を知ると同時に、自らの判断
により、順次ストップボタン5a,5b,5cを押して
三つの各ドラムの回転を停止させ、図柄を配列させる
(図4のステップ11)。停止,配列されたドラムは、
停止図柄が所定の入賞配列となっているか否かが図示し
ない図柄判定部により行われ、入賞配列となっている場
合には、所定のメダルが払い出し口9から払い出され
る。その後は、次のメダルが投入されてゲームが開始
(図4のステップ1)されなければ、ゲームは終了す
る。
えたスロットマシンによれば、内部当りに当選すると、
通常はドラムの回転と同時に発せられるドラム回転開始
音が、ドラムの回転開始より遅れて発せられることにな
り、これによって遊技者は内部当りに当選したことを知
ることができる。
タートレバーを押下すると、ドラムの回転と同時に短い
音でドラムの回転開始を知らせるドラム回転開始音が発
せられる。本発明では、このドラム回転開始音を通常の
場合より遅れて発することによって内部当りを報知する
ので、遊技者以外の周囲の人には内部当りの当選とそう
でない場合との区別がまったくつかないことになる。
始された後に遅れてドラム回転開始音が鳴るので、確実
に内部当りとなったことを知ることができる。これによ
って、遊技者以外の人には内部当りが出たことを知るこ
とができなくなり、遊技者は落ち着いて以後のゲームを
行うことができ、所定の図柄配列にドラムを停止される
よう遊技に集中することができる。また、このような報
知方法を採用することにより、遊技者はゲームスタート
後にドラム回転開始音が遅れて鳴るかどうかに注意を払
うので、従来に比してゲームにより集中することにな
り、スロットマシン遊技の面白さが向上する効果もあ
る。
ラムの回転開始規制が設定されているスロットマシンに
適用してあるので、内部当りしたときにドラム回転開始
音が遅れて発せられることにより、通常はドラム回転不
可音と連続して発せられるはずのドラム回転開始音が、
内部当りしたときだけ、ドラム回転不可音が一度途切れ
てから、遅れてドラム回転開始音が聞こえることにな
る。これにより、遊技者は、ドラム回転不可音と不連続
で発せられるドラム回転開始音の後れをはっきりと認識
でき、内部当りしたことをより明確に把握することがで
きる。
って内部当りを明確に把握しようとすれば、スタートレ
バーを前回のゲームから常に一遊技時間内に押下する必
要があるので、結果として、一ゲームの速度が増すこと
になり、遊技にスピード感が出るとともに、一日に行え
るゲーム回数も増加し、スロットマシン遊技をより速
く、より長く、より回数多く楽しむことができるように
なる。
部当り報知機能を備えたスロットマシンの内部当り報知
装置及び方法の第二実施形態について、図5を参照して
説明する。図5は、本発明の第二実施形態にかかるスロ
ットマシンのドラム回転開始音による内部当りの報知動
作を示すフローチャート図である。
当り報知機能を備えたスロットマシンは、上述した第一
実施形態の変更実施形態であり、第一実施形態で内部当
りの際に通常よりドラム回転開始音を遅れて発すること
により遊技者のみに内部当りを報知していたのに対し、
本実施形態では、通常とは異なる音でドラム回転開始音
を発することにより内部当りを報知するようにしたもの
である。従って、第一実施形態と同様の構成部分につい
ては同一符号を付して詳細な説明は省略する。
当りの報知を行う制御部10は、図2に示した第一実施
形態の制御部10とほぼ同様の構成となっており、内部
当り抽選部11,ドラム回転制御部12及びドラム音発
生部13を備えており、スタートレバー4が押下される
ことによって、内部当りの抽選,ドラム20の回転制御
及びドラム20の回転開始音や回転不可音の発生制御を
行うようになっている。
13が、内部当り抽選部11で行われた抽選が内部当り
となった場合に、通常のドラム回転開始時の場合と異な
るドラム回転開始音を発するようになっており、これに
よって遊技者に内部当りの当選を報知するようにしてあ
る。
様、通常のゲームにおいては、ドラム音発生部13が、
スタートレバー4が押下されてドラム20が回転を開始
すると同時に、ドラム回転制御部12から信号を入力し
てスピーカ8にドラム回転開始音を発生させる。そし
て、本実施形態では、このドラム音発生部13が、内部
当り抽選部11の抽選の結果、内部当りに当選した場
合、内部当り抽選部11からの内部当り信号を入力し、
ドラム20の回転開始を知らせるドラム回転開始音を、
通常の内部当りしていない場合と異なる音色や音程の音
で発するようスピーカ8に信号を出力するようになって
いる。これによって、内部当りに当選した遊技者は、ド
ラム回転開始音が通常の音と異なる音で発せられること
により、内部当りしたことを知ることができる。
ム回転開始音は、ドラムの回転と同時にわずかに発せら
れる短い音であり、ゲームを行っている遊技者以外には
ほとんど意識されない音となっている。本実施形態で
は、内部当りに当選したときのみ、このドラム回転開始
音の音色や音程を通常の場合と変更して発することで内
部当りを報知するようにしてある。これによって、ドラ
ム回転開始音が音程や音色を変更して短い音で発せられ
るだけなので、周囲の人が内部当りしことに気がつくこ
とはほとんど不可能で、遊技者は、ドラムの回転と同時
に常に同じ音が発せられているドラム回転開始音が、内
部当りのときだけ異なる音になるので、短い音であって
も確実に内部当りとなったことを知ることができる。
にかかる内部当り報知機能を備えたスロットマシンの内
部当り報知動作について、図4に示すフローチャート図
に沿って具体的に説明する。まず、遊技者によってメダ
ルがメダル投入口6から投入されてゲームが開始し(ス
テップ1)、スタートレバー4が押下されると(ステッ
プ2)、スロットマシン本体1内の内部当り抽選部11
において内部当りの抽選が行われる(ステップ3)。
ているか否かが判断され(ステップ4)、一遊技時間が
経過していない場合には、ドラム回転制御部12によっ
てドラム20の回転が一遊技時間経過まで規制される
(ステップ5)。この場合、ドラム20の回転規制と同
時に、ドラム音発生部13から信号が出力されて、スピ
ーカ8からドラム回転不可音が発せられる(ステップ
6)。
0a,20b,20cは一斉に回転を開始し(ステップ
7)し、ドラム回転不可音が停止する。また、ステップ
4で一遊技時間を経過していると判断された場合には、
スタートレバー4の押下と同時に一斉に三つのドラム2
0a,20b,20cが回転を開始する(ステップ
7)。
に、ステップ3で行われた抽選で内部当りしたか否かが
判別され(ステップ8)、内部当り(大当り又は中当
り)しているか否かによって、ドラム音発生部13から
異なる信号が出力され、スピーカ8から異なる音のドラ
ム回転開始音が発せられる(ステップ9又はステップ1
0)。まず、内部当りとなっていない場合には、ドラム
20の回転開始と同時に、通常のドラム回転開始音が発
せられる(ステップ9)。一方、内部当りとなっている
場合には、通常のドラム回転開始音とは異なる音色や音
程の音がドラム20の回転開始と同時に発せられる(ス
テップ10)。これにより、遊技者は、ドラム回転開始
音が通常と異なる音で発せられたときに内部当りに当選
したと認識することができる。
れによって内部当りの当選を知ると同時に、自らの判断
により、順次ストップボタン5a,5b,5cを押して
三つの各ドラムの回転を停止させ、図柄を配列させる
(ステップ11)。停止,配列されたドラムは、停止図
柄が所定の入賞配列となっているか否かが図示しない図
柄判定部により行われ、入賞配列となっている場合に
は、所定のメダルが払い出し口9から払い出される。そ
の後は、次のメダルが投入されてゲームが開始されなけ
れば(ステップ1)、ゲームは終了する。
報知機能を備えたスロットマシンによれば、内部当りに
当選すると、ドラムの回転と同時に発せられるドラム回
転開始音が、通常と異なる音で発せられ、これによって
遊技者が内部当りに当選したことを知ることができる。
ム回転開始音は、ドラムの回転と同時にわずかに発せら
れる短い音で、従来のスロットマシンで採用されていた
内部当りの当選時に発せられる祝福メロディのように、
大音響の音が連続して流されるものとは異なり、ゲーム
を行っている遊技者以外にはほとんど意識されない音と
なっている。
のみ、このドラム回転開始音の音色や音程を通常の場合
と変更して発することで内部当りを報知するようにして
ある。これによって、ドラム回転開始音が音程や音色を
変更して短い音で発せられるだけなので、周囲の人が内
部当りしことに気がつくことはほとんど不可能となる。
一方、遊技者は、ドラムの回転と同時に常に同じ音が発
せられているドラム回転開始音が、内部当りのときだけ
異なる音になるので、短い音であっても確実に内部当り
となったことを知ることができる。
知られることなく落ち着いてゲームを行うことができ
る。また、遊技者は、ゲーム中、常にドラム回転開始音
がいつ異なる音に変化するかに注意を傾けることになる
ので、よりゲームに集中してスロットマシン遊技の面白
さが向上する効果もある。
たスロットマシンのその他の実施形態として、第一実施
形態にかかるスロットマシンと第二実施形態にかかるス
ロットマシンは、組み合わせて実施することも可能であ
る。すなわち、ドラム音発生部13が、内部当り抽選部
11での抽選が内部当りとなった場合には、ドラムの回
転開始時から遅れて、かつ、通常のドラムの回転開始時
と異なるドラム回転開始音を発することによって、遊技
者に内部当りの当選を報知するようにすることもでき
る。このようにすると、内部当りとなった場合に、ドラ
ム回転開始音が、通常のときより遅れて、しかも、異な
る音で発せられるので、遊技者がより確実に内部当りを
知ることが可能となる。
スロットマシンは、上述した実施形態にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変更実施が
可能であることは言うまでもない。例えば、スロットマ
シンの内部当り抽選部が二種類以上の内部当りを抽選す
る場合に、ドラム音発生部が、内部当りの種類に応じ
て、ドラムの回転開始時から異なる時期に遅れて音を発
したり、通常のドラムの回転開始時と異なる二種以上の
音を発する構成とすることもできる。
上の異なる当選結果がある場合に、その種類に応じて、
ドラム回転開始音の発生時期や音色等を異ならせること
により、内部当りがどの種類のものかを遊技者に報知す
ることができる。すなわち、二種類以上の内部当りが設
定されたスロットマシンに本発明を適用することによっ
て、例えば、大当たりのときと中当りのときで、ドラム
回転開始音が遅れて発せられる時期を異ならせたり、異
なるドラム回転開始音を発生させることで、遊技者にい
ずれの種類の内部当りに当たったのかを確実に知らせる
ことが可能となる。
を確実に把握できると同時に、内部当りの種類に応じて
どの図柄を停止させれば良いか(例えば「7」を揃えれ
ば良いのか「BAR」を揃えれば良いのか)も分かるの
で、いわゆる狙い打ちをすることができ、スロットマシ
ン遊技の面白さをさらに向上させることができる。
ドラムの回転開始時期に一遊技時間の規制が設定された
スロットマシンについて説明してあるが、このような一
遊技時間の規制が設定されていないスロットマシンにつ
いても本発明を適用できることは言うまでもない。
知機能を備えたスロットマシンによれば、内部当りの当
選結果を、周囲に知られることなく遊技者のみに確実に
報知することができる。
の正面図である。
の内部当りを報知するドラム回転開始音を発するための
制御系を示すブロック図である。
のドラム回転開始音による内部当りの報知動作を説明す
る信号図である。
のドラム回転開始音による内部当りの報知動作を示すフ
ローチャート図である。
のドラム回転開始音による内部当りの報知動作を示すフ
ローチャート図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ゲームの開始により回転する複数のドラ
ムが、所定の図柄配列に停止されることによって、遊技
者に所定のメダルが払い出されるスロットマシンにおい
て、 ゲーム開始により内部当りを抽選する内部当り抽選部
と、 前記複数のドラムの回転開始時にドラム回転開始音を発
するドラム音発生部と、を備え、 前記ドラム音発生部が、前記内部当り抽選部での抽選が
内部当りとなった場合に、前記ドラムの回転開始から一
定時間遅れてドラム回転開始音を発することにより、遊
技者に内部当りの当選を報知することを特徴とする内部
当り報知機能を備えたスロットマシン。 - 【請求項2】 ゲームの開始により回転する複数のドラ
ムが、所定の図柄配列に停止されることによって、遊技
者に所定のメダルが払い出されるスロットマシンにおい
て、 ゲーム開始により内部当りを抽選する内部当り抽選部
と、 前記複数のドラムの回転開始時にドラム回転開始音を発
するドラム音発生部と、を備え、 前記ドラム音発生部が、前記内部当り抽選部での抽選が
内部当りとなった場合に、通常のドラムの回転開始時と
異なるドラム回転開始音を発することにより、遊技者に
内部当りの当選を報知することを特徴とする内部当り報
知機能を備えたスロットマシン。 - 【請求項3】 ゲームの開始により回転する複数のドラ
ムが、所定の図柄配列に停止されることによって、遊技
者に所定のメダルが払い出されるスロットマシンにおい
て、 ゲーム開始により内部当りを抽選する内部当り抽選部
と、 前記複数のドラムの回転開始時にドラム回転開始音を発
するドラム音発生部と、を備え、 前記ドラム音発生部が、前記内部当り抽選部での抽選が
内部当りとなった場合に、前記ドラムの回転開始から一
定時間遅れて、かつ、通常のドラムの回転開始時と異な
るドラム回転開始音を発することにより、遊技者に内部
当りの当選を報知することを特徴とする内部当り報知機
能を備えたスロットマシン。 - 【請求項4】 ゲームの開始により前記複数のドラムの
回転を開始させるとともに、当該ドラムの回転開始から
所定時間経過するまで次回の回転開始を規制するドラム
回転制御部を備えるとともに、 前記ドラム音発生部が、前記ドラムの回転開始が規制さ
れる間、ドラム回転不可音を発し、 前記内部当り抽選部での抽選が内部当りとなった場合
に、前記ドラム回転不可音とドラム回転開始音とが不連
続で発せられる請求項1又は3記載の内部当り報知機能
を備えたスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11001436A JP2000197726A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 内部当り報知機能を備えたスロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11001436A JP2000197726A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 内部当り報知機能を備えたスロットマシン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007017359A Division JP2007136219A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | 内部当り報知機能を備えたスロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000197726A true JP2000197726A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11501402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11001436A Pending JP2000197726A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | 内部当り報知機能を備えたスロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000197726A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143384A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-21 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2002346036A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-03 | Olympia:Kk | 遊技機及びプログラム及び記録媒体 |
JP2002360869A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-17 | Takeya Co Ltd | 遊技機 |
JP2007202868A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Taiyo Elec Co Ltd | 回胴式遊技機 |
JP2012157464A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Daikoku Denki Co Ltd | スロットマシン |
-
1999
- 1999-01-06 JP JP11001436A patent/JP2000197726A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002143384A (ja) * | 2000-11-08 | 2002-05-21 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2002346036A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-03 | Olympia:Kk | 遊技機及びプログラム及び記録媒体 |
JP2002360869A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-17 | Takeya Co Ltd | 遊技機 |
JP2007202868A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Taiyo Elec Co Ltd | 回胴式遊技機 |
JP2012157464A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Daikoku Denki Co Ltd | スロットマシン |
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