JP2010270674A - スタータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動用スイッチ手段及びモータ用スイッチ手段をそれぞれ独立に設けたものにおいて、モータ用スイッチ手段に対する制御性向上を図ったスタータ制御装置を提供する。
【解決手段】ピニオンギヤ13を非連結位置から連結位置へ移動させるソレノイド14(移動用アクチュエータ)と、ピニオンギヤ13を回転駆動させるスタータモータ11と、を備えるエンジンのスタータ10に適用されることを前提とする。そして、ソレノイド14への通電オンオフを切り替えるA駆動リレー31(移動用スイッチ手段)、及びスタータモータ11への通電オンオフを切り替えるモータ用スイッチ手段12、32をそれぞれ独立して備え、モータ用スイッチ手段31、32を、スタータモータ11への通電オンオフを切り替えるリレースイッチ12(第1リレー)、及びリレースイッチ12の作動を制御するB駆動リレー32(第2リレー)の2段で構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関のスタータの駆動を制御する、スタータ制御装置に関する。
内燃機関を始動させるための一般的なスタータは、クランクシャフトに連動するリングギヤに噛み合う連結位置と非連結位置とに移動可能なピニオンギヤと、電力の供給によってピニオンギヤを非連結位置から連結位置へ移動させる移動用アクチュエータと、電力の供給によってピニオンギヤを回転駆動させるスタータモータと、を備えて構成されている。
ところで、停止状態にある内燃機関を即座に始動させることが近年では要求されており、特にアイドルストップシステム車両においてはこの要求が強い。そこで近年では、スタータの駆動を制御するにあたり以下に説明する「プリセット制御」や「先回し制御」を行うことが提案されている。
プリセット制御は主に、内燃機関が停止している時に始動指令が為された場合を想定した制御であり、内燃機関の始動指令が為される前にピニオンギヤを連結位置へ予め移動して待機させておく。そして、始動指令が為された時にはピニオンギヤを回転駆動させるだけで済むようにすることで、始動指令後に連結位置へ移動させる場合に比べて内燃機関を即座に始動できる。
先回し制御は主に、内燃機関の停止作動中(クランクシャフトの回転速度NEが低下している最中)に、運転者の意思が停止から始動に変更して始動指令が為された場合における制御であり、回転速度NEがゼロになる前にピニオンギヤを回転駆動させ、その後、回転している状態のリングギヤに対してピニオンギヤを連結位置へ移動して噛み合わせる。これにより、始動指令が為された後に回転速度NEがゼロになるのを待ってピニオンギヤを噛み合わせる場合に比べて、内燃機関を即座に始動できる。
このようなプリセット制御及び先回し制御を実現させるためには、ピニオンギヤを連結位置へ移動させる作動と回転駆動とを独立して制御できることが要求される。そこで特許文献1、2記載のスタータ制御装置では、移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える移動用MOS(移動用スイッチ手段)と、スタータモータへの通電オンオフを切り替えるモータ用MOS(モータ用スイッチ手段)とを、それぞれ独立して設けている。
特表2008−510099号公報 特表2009−500550号公報
しかしながら、スタータモータへの供給電力は移動用アクチュエータへの供給電力に比べて大きいので、上述の如く独立して備えられたモータ用MOSには大電流に対応したものが要求される。そのため、モータ用MOSのオン状態を維持させるのに必要となるゲート電流値が高くなるので、マイコン等の電子制御回路ではモータ用MOSの作動を直接制御することができなくなる等、モータ用MOSに対する制御性が悪くなる。
なお、MOSに替えて機械式の電磁スイッチをモータ用スイッチ手段とした場合であっても、電磁スイッチのオン状態を維持させるのに必要となる励磁電流値が高くなるため、MOSの場合と同様にして制御性が悪くなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、移動用スイッチ手段及びモータ用スイッチ手段をそれぞれ独立に設けたものにおいて、モータ用スイッチ手段に対する制御性向上を図ったスタータ制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、ピニオンギヤを非連結位置から連結位置へ移動させる移動用アクチュエータと、ピニオンギヤを回転駆動させるスタータモータと、を備える内燃機関のスタータに適用されることを前提とする。そして、移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える移動用スイッチ手段、及びスタータモータへの通電オンオフを切り替えるモータ用スイッチ手段をそれぞれ独立して備え、モータ用スイッチ手段は、スタータモータへの通電オンオフを切り替える第1リレー、及び第1リレーの作動を制御する第2リレーを有して構成されていることを特徴とする。
これによれば、モータ用スイッチ手段を第1リレー及び第2リレーの2段階で構成するので、第2リレーにより通電オンオフされる電力を、スタータモータへの供給電力よりも小さくできる。よって、第2リレーのオン状態を維持させるのに必要となる電流値が低くできるので、例えばマイコン等の電子制御回路により第2リレーの作動を直接制御する等、モータ用スイッチ手段に対する制御性を向上できる。
請求項2記載の発明では、前記第2リレーに半導体リレーを用いたことを特徴とする。
ここで、プリセット制御及び先回し制御等を実現させるべく、ピニオンギヤの移動作動と回転駆動とを独立して制御する場合には、スタータモータ回転駆動の開始タイミングを高精度で制御することを要する。そこで、上記発明の如く第2リレーに半導体リレーを用いれば、機械式の電磁スイッチを用いる場合に比べて第2リレー(モータ用スイッチ手段)の作動時間を短くして応答速度を速くできる。しかも、第2リレーの作動時間のばらつきも少なくなる。よって、スタータモータ回転駆動の開始タイミングを高精度で制御できる。
一般的に、リレーをオフ作動させた直後にオン作動させるようリレーに通電指令電流を供給した場合(瞬時オフさせた場合)には、通電指令電流の供給から実際にオン作動を開始するまでの時間(瞬オフ復帰時間)を要する。そして、この瞬オフ時間は電磁スイッチに比べて半導体スイッチのほうが短い。そのため、第2リレーに半導体リレーを用いた上記発明によれば、瞬時オフさせた場合における第2リレー(モータ用スイッチ手段)の瞬オフ復帰時間を短くできるので、瞬時オフさせた場合におけるスタータモータ回転駆動の復帰開始を早くできる。
また、上記発明の如く第2リレーに半導体リレーを用いることで、機械式の電磁スイッチを用いる場合に比べて第2リレーの耐久性を向上できる。特に、アイドルストップシステムを備えた車両に適用されたスタータの場合には、スタータを頻繁に使用することになるので上記耐久性向上の効果が好適に発揮される。
請求項3記載の発明では、電子制御装置により駆動制御され、前記第2リレーへ通電指令電流を供給するドライバ回路を備え、前記電子制御装置は、前記スタータモータへ電力供給するバッテリを駆動源として作動するものであり、前記バッテリの電力を蓄電しておき、前記バッテリの電圧が瞬時的に所定値以下に低下した時に、前記通電指令電流として用いる電力を前記ドライバ回路へ供給する電力供給回路(瞬断用回路)を備えることを特徴とする。
ここで、第2リレーに半導体リレーを用いた場合には、機械式リレーを用いる場合にはなかった以下の懸念が生じる。すなわち、第2リレーへ通電指令電流を供給して第2リレーを通電オン状態にするにあたり、その通電オン状態に維持させるために必要となる通電指令電流の値は、機械式リレーに比べて半導体リレーの方が高くなる。すると、スタータモータの電力供給開始時点における突入電流によるバッテリ電圧低下時には、半導体リレーの場合には通電オン状態を維持できなくなることが懸念される。特に冷間時にはバッテリ電圧が低下するため、前記懸念が顕著となる。
この懸念に対し上記発明では、バッテリの電圧が瞬時的に所定値以下に低下した時に、第2リレーへの通電指令電流として用いる電力をドライバ回路へ供給する電力供給回路(瞬断用回路)を備えるので、第2リレーに半導体リレーを用いたことによる上記懸念を解消できる。
請求項4記載の発明では、電子制御装置により駆動制御され、前記第2リレーへ通電指令電流を供給するドライバ回路を備え、前記電子制御装置は、前記スタータモータへ電力供給するバッテリを駆動源として作動するものであり、前記バッテリの電圧を昇圧して、前記通電指令電流として用いる電力を前記ドライバ回路へ供給する電力供給回路(昇圧回路)を備えることを特徴とする。
上記発明では、先述した「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念に対し、バッテリの電圧を昇圧して通電指令電流として用いる電力をドライバ回路へ供給する電力供給回路(昇圧回路)を備えるので、第2リレーに半導体リレーを用いたことによる上記懸念を解消できる。
請求項5記載の発明では、前記移動用スイッチ手段及び前記モータ用スイッチ手段の作動を制御するマイクロコンピュータを有した電子制御装置を備え、前記電力供給回路には、前記電子制御装置に設けられている前記マイクロコンピュータ用の電力供給回路が用いられていることを特徴とする。
これによれば、マイクロコンピュータ用に備えられた既存の電力供給回路を、第2リレーへの通電指令電流用の電力供給回路(瞬断用回路、昇圧回路)として利用するので、新規に電力供給回路を設ける場合に比べて部品点数削減を図ることができる。
ちなみに、スタータモータ始動による突入電力でバッテリ電圧が低下すると、車両に搭載されたナビゲーション装置やオーディオ装置等の作動がリセットされることが懸念される。そこで、これらの装置にも電力供給回路が設けられている場合があり、この場合には、その電力供給回路を第2リレーへの通電指令電流用の電力供給回路(瞬断用回路、昇圧回路)として利用してもよい。
請求項6記載の発明では、前記モータ用スイッチ手段は、前記第2リレーに並列して前記第1リレーの作動を制御する第3リレーを有し、前記第3リレーに機械式リレーを用いたことを特徴とする。
これによれば、先述した「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い状況下においては第3リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い状況下においては第2リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。また、上述の電力供給回路(瞬断用回路、昇圧回路)を不要にできる。
請求項7記載の発明では、アイドルストップシステムを備えた車両に適用され、運転者が始動操作することによる前記内燃機関の始動時には、前記第3リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させ、前記自動始動時には、前記第2リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させることを特徴とする。
ここで、先述した「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念は、アイドルストップによる自動始動時に比べて内燃機関の初回始動時(つまり運転者が始動操作する時)の方が高くなる。このことは、初回始動時の内燃機関の温度が自動始動時よりも低くなっていることによるものであり、冷間始動時には内燃機関のフリクションが大きいのでスタータモータへの負荷が大きくなり、その結果、スタータモータ始動時の突入電流が大きくなり、ひいてはバッテリ電圧が所定値以下に低下するとの懸念が高くなる。これに対し自動始動時には初回始動時に比べて内燃機関の温度が上昇しているため、スタータモータへの負荷が小さく前記懸念が低い。
この点を鑑みた上記発明によれば、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い初回始動時においては第3リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い自動始動時においては第2リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。
請求項8記載の発明では、前記内燃機関の温度が所定温度以下である低温時には、前記第3リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させ、所定温度以上である高温時には、前記第2リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させることを特徴とする。
内燃機関の低温時には内燃機関のフリクションが大きいのでスタータモータへの負荷が大きくなり、その結果、スタータモータ始動時の突入電流が大きくなり、ひいてはバッテリ電圧が所定値以下に低下するとの懸念が高くなる。これに対し内燃機関の高温時にはスタータモータへの負荷が小さく前記懸念が低い。
この点を鑑みた上記発明によれば、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い低温時においては第3リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い高温時においては第2リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。
請求項9記載の発明では、前記ピニオンギヤの移動位置とは無関係に、前記モータ用スイッチ手段による前記スタータモータへの通電オンオフが切り替え可能に構成され、前記スタータモータの駆動状態とは無関係に、前記移動用スイッチ手段による前記移動用アクチュエータへの通電オンオフが切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
ここで、上記特許文献1,2記載の発明では、移動用MOS(移動用スイッチ手段)とモータ用MOS(モータ用スイッチ手段)とをそれぞれ独立して設けているものの、以下に説明するように移動用アクチュエータとスタータモータとを完全には独立制御できない構成である。
すなわち、特許文献1の場合には、移動用MOSをオンさせてピニオンギヤを連結位置へ移動させない限り、モータ用MOSをオンさせてもスタータモータを駆動させることができない構成である。そのため、先述したプリセット制御は実施できるものの、先回し制御は実施できない。また、特許文献2の場合には、モータ用MOSをオンさせてもスタータモータを駆動させない限り、移動用MOSをオンさせてもピニオンギヤを連結位置へ移動させることができない構成である。そのため、先述した先回し制御は実施できるものの、プリセット制御は実施できない。
これに対し上記請求項9記載の発明では、ピニオンギヤの移動位置とは無関係にスタータモータへの通電オンオフが切り替え可能に構成され、スタータモータの駆動状態とは無関係に移動用アクチュエータへの通電オンオフが切り替え可能に構成されているので、移動用アクチュエータとスタータモータとを完全に独立制御できる。よって、移動用アクチュエータ及びスタータモータの制御自由度を向上でき、例えばプリセット制御及び先回し制御のいずれであっても実施できる。
具体的には、請求項15記載の如くプリセット制御手段を備えたスタータ制御装置や、請求項17記載の如く先回し制御手段を備えたスタータ制御装置に、上述した各発明を適用させることが望ましい。
請求項10記載の発明では、前記移動用スイッチ手段は、前記移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える第4リレーを有して構成され、前記第4リレーに半導体リレーを用いたことを特徴とする。
ここで、プリセット制御及び先回し制御等を実現させるべく、ピニオンギヤの移動作動と回転駆動とを独立して制御する場合には、ピニオンギヤをリングギヤに噛み合わせるべく連結位置へ移動させるタイミングを、高精度で制御することを要する。そこで、上記発明の如く移動用スイッチ手段に半導体リレーを用いれば、機械式の電磁スイッチを用いる場合に比べて移動用スイッチ手段の作動時間を短くして応答速度を速くできる。しかも、移動用スイッチ手段の作動時間のばらつきも少なくなる。よって、連結位置への移動タイミングを高精度で制御できる。
また、先述した通り、瞬時オフさせた場合における瞬オフ復帰時間は電磁スイッチに比べて半導体スイッチのほうが短い。そのため、移動用スイッチ手段を構成する第4リレーに半導体リレーを用いた上記発明によれば、瞬時オフさせた場合における移動用スイッチ手段の瞬オフ復帰時間を短くできるので、瞬時オフさせた場合におけるピニオンギヤの移動開始タイミングを早くできる。
また、上記発明の如く移動用スイッチ手段の第4リレーに半導体リレーを用いることで、機械式の電磁スイッチを用いる場合に比べて移動用スイッチ手段の耐久性を向上できる。特に、アイドルストップシステムを備えた車両に適用されたスタータの場合には、スタータを頻繁に使用することになるので上記耐久性向上の効果が好適に発揮される。
請求項11記載の発明では、前記移動用スイッチ手段は、前記第4リレーに並列して、前記移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える第5リレーを有して構成され、前記第5リレーに機械式リレーを用いたことを特徴とする。
これによれば、先述した「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い状況下においては第5リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い状況下においては第4リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。
請求項12記載の発明では、アイドルストップシステムを備えた車両に適用され、運転者が始動操作することによる前記内燃機関の始動時には、前記第5リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させ、前記自動始動時には、前記第4リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させることを特徴とする。
先述した通り、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念は、アイドルストップによる自動始動時に比べて内燃機関の初回始動時(つまり運転者が始動操作する時)の方が高くなる。この点を鑑みた上記発明によれば、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い初回始動時においては第5リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い自動始動時においては第4リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。
請求項13記載の発明では、前記内燃機関の温度が所定温度以下である低温時には、前記第5リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させ、所定温度以上である高温時には、前記第4リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させることを特徴とする。
先述したとおり、内燃機関の低温時にはバッテリ電圧が所定値以下に低下するとの懸念が高くなり、内燃機関の高温時には前記懸念が低い。この点を鑑みた上記発明によれば、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い低温時においては第5リレー(機械式リレー)を使用し、前記懸念が低い高温時においては第4リレー(半導体リレー)を使用することができるので、前記懸念を解消しつつも半導体リレーを用いることによる先述した各種効果を享受できる。
請求項14記載の発明では、自動停止要求が発生したときに前記内燃機関を自動停止させ、自動始動要求が発生したときに前記内燃機関を自動始動させるアイドルストップシステムを備えた車両に適用されることを特徴とする。
ところで、内燃機関を即座に始動させことは、アイドルストップシステムによる自動始動時に強く要求されている。よって、モータ用スイッチ手段に対する制御性向上といった請求項1記載の発明による効果は、アイドルストップシステムを備えた車両に適用された上記請求項14記載の発明において、好適に発揮される。
特に、アイドルストップシステムの場合にはスタータを頻繁に使用することになるので、上記請求項2記載の発明による第2リレーの耐久性向上の効果が好適に発揮される。
請求項15記載の発明ではプリセット制御を実施するプリセット制御手段を備え、請求項17記載の発明では先回し制御を実施する先回し制御手段を備える。
そして請求項16記載の発明は、プリセット制御手段を備えることを前提とし、前記移動用アクチュエータは、一端が前記スタータモータの高電位側に接続されたソレノイドコイルを有して構成されるとともに、前記ソレノイドコイルの中間部位に電力供給されるよう構成され、前記移動用スイッチ手段とともに前記モータ用スイッチ手段を通電オン作動させている時には、前記ソレノイドコイルの一端と前記中間部位とは同電位となるよう構成されていることを特徴とする。
これによれば、プリセット制御を実施するにあたり、スタータモータの回転駆動に先立ち連結位置へ移動させるべく、モータ用スイッチ手段を通電オフさせた状態で移動用スイッチ手段を通電オンさせると、移動用アクチュエータのソレノイドコイル全体を電流が流れ、ソレノイドコイルのアンペアターンが最大となる。一方、連結位置への移動が完了した後にスタータモータを回転駆動させるべく、移動用スイッチ手段とともにモータ用スイッチ手段を通電オン作動させると、ソレノイドコイルの一端と中間部位とは同電位となるため、ソレノイドコイルのうち中間部位から一端側の部分には電流が流れなくなり、中間部位から他端側の部分にのみ電流が流れる。よって、アンペアターンが小さくなりソレノイドコイルでの発熱量が小さくなる。
このように、上記発明によれば、ピニオンギヤを連結位置へ移動させてリングギヤに噛み合わせる時にはアンペアターンが最大となるため、移動用アクチュエータが十分な作動力を発揮できる。一方、ピニオンギヤをリングギヤへ噛み合わせた状態を維持させる時には、ソレノイドコイルのうち中間部位から他端側の部分にのみ電流が流れることで、移動用アクチュエータに必要最小限の作動力を発揮させつつ、ソレノイドコイルでの発熱量を小さくできる。よって、発熱対策としての構成が必要なくなり、ソレノイドコイルの体格を小さくできる。
本発明の第1実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 図1のECUにより実施されるエンジン始動処理の手順を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第3実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第4実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第5実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第6実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第7実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 本発明の第8実施形態について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 第2実施形態に対する変形例1について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。 第2実施形態に対する変形例2について、スタータ制御装置の電気的構成を示す図。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示す本形態のエンジン始動装置1は、エンジンを始動させるための装置であり、車両停止時などにエンジン(内燃機関)を自動的に停止するアイドルストップシステムに用いられる。
エンジン始動装置1は、スタータ10と、電子制御装置(以下「ECU」という)20と、2つの駆動リレー31、32と、2つのダイオード41、42とを備えている。
スタータ10は、スタータモータ11、スタータモータ11への電力供給に関するリレースイッチ12、ピニオンギヤ13、ピニオンギヤ13を連結位置と非連結位置との間で移動させるソレノイド14を有している。
スタータモータ11の一方の端子は、リレースイッチ12を介してバッテリ70に接続され、他方の端子は接地されている。したがって、リレースイッチ12がONになると、スタータモータ11が駆動される。スタータモータ11の駆動軸に連結されているのがピニオンギヤ13であり、スタータモータ11が駆動されることでピニオンギヤ13が回転駆動される。ここで、スタータモータ11の駆動軸の回転をピニオンギヤ13に伝達するのが、ワンウェイクラッチ15である。ワンウェイクラッチ15は、スタータモータ11を正回転駆動する場合にスタータモータ11からピニオンギヤ13への方向には動力を伝達し、ピニオンギヤ13からスタータモータ11への方向には動力を伝達しない。なお、通常、ワンウェイクラッチ15とスタータモータ11との間には、減速機構等も配置されるが、煩雑となることを避けるため、図1では示していない。
ピニオンギヤ13は、エンジンのクランクシャフト(不図示)に連結されるリングギヤ50と噛み合うようになっている。つまり、リングギヤ50に噛み合った状態では、ピニオンギヤ13がスタータモータ11によって回転駆動されると、エンジンがクランキングされる。ピニオンギヤ13がソレノイド14によって連結位置と非連結位置との間で移動させられることは先に述べたが、リングギヤ50に噛み合う位置が連結位置に相当し、リングギヤ50に噛み合わない位置が非連結位置に相当する。
ソレノイド14は、電力供給されることでピニオンギヤ13をその軸方向へ移動させる。具体的には、電力供給されることで可動部材16を所定方向へ移動させ、連結部材17を介してピニオンギヤ13を押し出させる。これにより、通常時に非連結位置にあるピニオンギヤ13を、電力供給時には連結位置へ移動させる(連結位置への移動を記号Kで示した)。
また、本形態では、ピニオンギヤ13がリングギヤ50に噛み合った状態においてリングギヤ50から受けるトルクを低減するために、衝撃吸収装置13aがスタータモータ11の軸に設けられている。これにより、エンジン始動装置1の信頼性のさらなる向上が図られる。
なお、以下の説明に対する理解を容易にする目的で、図1中では、ソレノイド14を「SL1」と示し、リレースイッチ12を「SL2」と示した。
ECU20は、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスラインを備えるマイクロコンピュータを有して構成され、駆動リレー31、32の制御端子へ通電可能となっている。通電された駆動リレー31、32はON(導通状態)となる。具体的には、駆動リレー31、32のソレノイドコイル31a、32aに励磁電流が通電されると、駆動リレー31、32のスイッチ部31b、32bはオン作動する。そして、これら駆動リレー31、32を制御することによって、スタータ10を制御する。以下、駆動リレー31、32を図1中の記号を用い「A駆動リレー31」、「B駆動リレー32」と適宜記述して区別する。なお、ECU20はエンジンの自動始動要求(再始動要求)に基づいてスタータ10を制御するのであるが、エンジンの自動始動要求は、ECU20の外部から信号線(不図示)を経由して送信されるものとする。
A駆動リレー31は、上述したソレノイド14とバッテリ70との間に介在する。したがって、ECU20によってA駆動リレー31がONにされると、バッテリ70からソレノイド14へ電力が供給される。これによって、ピニオンギヤ13が非連結位置から連結位置へ押し出される。
一方、B駆動リレー32は、スタータ10のリレースイッチ12の制御端子に接続されている。これにより、ECU20によってB駆動リレー32がONにされるとリレースイッチ12がONとなる。詳細には、ECU20によってB駆動リレー32のソレノイドコイル32aに励磁電流が流されると、B駆動リレー32のスイッチ部32bがオン作動する。すると、リレースイッチ12のソレノイドコイル12aに励磁電流が流れることとなり、リレースイッチ12のスイッチ部12bがオン作動する。これにより、バッテリ70からスタータモータ11へ電力が供給され、ピニオンギヤ13が回転駆動されることとなる。
なお、駆動リレー31、32の制御端子へは、キースイッチ60及びダイオード41、42を介してバッテリ70が接続されている。キースイッチ60は、イグニッションキーのスタート位置への回動によってONになる。したがって、イグニッションキーの回動によっても、A及びBの駆動リレー31、32がともにONとなり、ピニオンギヤ13が非連結位置から連結位置へ押し出されると共にピニオンギヤ13が回転駆動される。なお、イグニッションキーの回動によってキースイッチ60がONとなった場合、ソレノイド14への電力供給がスタータモータ11への電力供給に先立って行われるように、バッテリ70とB駆動リレー32との間に、遅延回路43を介在させている。
ECU20は、車速がゼロでブレーキペダルが踏み込まれている等の自動停止条件を満たした時に自動停止要求を発生させ、燃料噴射を停止させてエンジンを自動的に停止させる。また、アクセルペダルが踏み込まれる等の自動始動条件を満たした時に自動始動要求を発生させ、エンジン始動装置1を作動させてエンジンを自動的に始動させる。
以下、このような自動始動要求があった時にECU20によって実行される自動始動制御の処理手順を、図2を用いて説明する。
最初のステップ(以下、ステップを単に記号Sで示す)100において、「設定回転数」以下か否かを判断する。
ここで「設定回転数」について説明する。
図1に示すピニオンギヤ13とリングギヤ50との単位時間当たりの回転数(以下、単に回転数と呼ぶ)の差が大きい場合は両ギヤ13、50を噛み合わせることができないのであるが、エンジン回転数NEが一定回転数以下になると、ピニオンギヤ13を回転駆動しなくても両ギヤ13、50を噛み合わせることが可能となる。このときの一定回転数を本形態では「設定回転数」とした。すなわち、エンジン回転数NEが「設定回転数」以下になると、ピニオンギヤ13を回転駆動しなくても、リングギヤ50と噛み合わせることができる。この「設定回転数」は、アイドル回転数以下で、かつ、スタータモータ11によるクランキングの際に脈動するエンジン回転数NEの極小値以上の範囲に設定される。
図2中のS100にて設定回転数以下であると判断された場合(S100:YES)、S110へ移行する。一方、設定回転数以下でないと判断された場合(S100:NO)、S100の判断処理を繰り返す。S110では、A駆動リレー31へ通電する。これにより、ソレノイド14(SL1)へ電力が供給されることになり、ピニオンギヤ13が連結位置へ押し出される。
続くS120では、エンジン回転数NEが「0」を下回っているか否かを判断する。ここでエンジン回転数NE<0である場合(S120:YES)、S130にて「長待機期間」を設定し、S150へ移行する。一方、エンジン回転数NE≧0である場合(S120:NO)、S140にて「待機期間」を設定し、S150へ移行する。待機期間は、S110の処理にてピニオンギヤ13が連結位置へ押し出され、リングギヤ50に噛み合うまでに要する期間である。一方、長待機期間は、待機期間よりも僅かに長い期間となっている。
S150では、S130又はS140にて設定された設定期間が経過したか否かを判断する。ここで設定期間が経過したと判断された場合(S150:YES)、S160にてB駆動リレー32へ通電し、その後、本エンジン始動処理を終了する。一方、設定期間が経過していないうちは(S150:NO)、S150の判断処理を繰り返す。
ちなみに、車両運転者がキースイッチ60を手動操作してエンジンが始動する場合には、遅延回路43の作動により、A駆動リレー31が通電オン作動した後、所定時間遅れてB駆動リレー32が通電オン作動する。前記所定時間は、ピニオンギヤ13が連結位置へ押し出され、リングギヤ50に噛み合うまでに要する期間となるよう設定されている。したがって、ピニオンギヤ13が連結位置へ押し出されてリングギヤ50に噛み合った後、スタータモータ11が回転駆動することとなる。
以上の自動始動制御によれば、エンジンの自動始動要求があっても、ピニオンギヤ13を回転駆動させず、エンジン回転数NEが「設定回転数」以下になるのを待って(S100)、ピニオンギヤ13を連結位置へ移動させるよう出力を行う(S110)。もちろん、自動始動要求があった時点でエンジン回転数NEが「設定回転数」以下であれば、即座にピニオンギヤ13を連結位置へ移動させるよう出力を行う。そして、ピニオンギヤ13とリングギヤ50とが噛み合うと(S150:YES)、リレースイッチ12をONにして、スタータモータ11を回転駆動する(S160)。
以上の自動始動制御によれば、エンジン停止作動に伴いエンジン回転数が低下している時に自動始動要求があった場合において、エンジン回転数がゼロになるのを待たずして、回転駆動させることなくピニオンギヤ13を連結位置へ移動させるよう制御する(以下、当該制御を「停止直前プリセット制御」と呼ぶ)。そのため、自動始動要求が生じた後エンジンを即座に始動できる。また、自動始動要求時において、ピニオンギヤ13とリングギヤ50との噛み合わせのためにスタータモータ11が駆動されることがないため、スタータモータ11への電力供給による燃費の悪化を可及的に抑制することができる。
ところで、エンジンの停止直前には一時的にエンジンが逆回転することがある。このとき、ピニオンギヤ13とリングギヤ50との噛合い直後にスタータモータ11によるクランキングを行うと、噛合いによるねじり応力とスタータモータ11の駆動トルクによるねじり応力が重なり、スタータモータ11をはじめ、ピニオンギヤ13やリングギヤ50の軸には、相対的に大きなねじり応力が作用してしまう虞がある。
この点、本形態では、エンジン回転数NEがマイナスの場合(S120:YES)、ピニオンギヤ13とリングギヤ50とが噛み合うのに要する待機時間よりも僅かに長い長待機時間の経過を待って(S130、S150)、リレースイッチ12をONにし(S160)、スタータモータ11を回転駆動する。上記噛み合いによるねじり応力の発生は噛合い直後の一瞬である。したがって、僅かに長い待機時間(長待機時間)の経過を待つことで、上記噛合いによるねじり応力とスタータモータ11の駆動トルクによるねじり応力の作用を分散することで最大値を抑制することができ、金属疲労などを軽減することができる。
このように本形態では、ピニオンギヤ13の連結位置への移動開始タイミングから回転駆動開始タイミングまでの待機時間を、その時のエンジン回転数NEに応じて可変設定している。この可変設定を可能にすべく、ソレノイド14(移動用アクチュエータに相当)への通電オンオフを切り替えるA駆動リレー31(移動用スイッチ手段に相当)と、スタータモータ11への通電オンオフを切り替えるB駆動リレー32及びリレースイッチ12(モータ用スイッチ手段に相当)とを、それぞれ独立して備えさせている。そして、ピニオンギヤ13の移動と回転駆動とをECU20によりそれぞれ独立して制御可能に構成させることで、上記可変設定を可能ならしめている。
すなわち、ピニオンギヤ13の移動位置とは無関係にスタータモータ11への通電オンオフが切り替え可能であり、スタータモータ11の駆動状態とは無関係にソレノイド14への通電オンオフが切り替え可能に構成されているので、ソレノイド14とスタータモータ11とを完全に独立して制御できる。
そして、本形態では、スタータモータ11への通電オンオフを切り替えるモータ用スイッチ手段を、スタータモータ11への通電オンオフを切り替えるリレースイッチ12(第1リレーに相当)、及びリレースイッチ12の作動を制御するB駆動リレー32(第2リレーに相当)から構成している。
ここで、本形態に反してリレースイッチ12を廃止し、モータ用スイッチ手段をB駆動リレー32のみから構成するようにすると、以下の問題が生じる。すなわち、スタータモータ11への供給電力はソレノイド14への供給電力に比べて大きいので、B駆動リレー32には大電流に対応したものが要求される。そのため、B駆動リレー32のオン状態を維持させるのに必要となる励磁電流値が高くなるので、ECU20ではB駆動リレー32の作動を直接制御することができなくなる、との問題が生じる。
この点を鑑みた本形態では、上記可変設定を可能にすべくソレノイド14(移動用アクチュエータ)とモータ用スイッチ手段とを別々に構成するにあたり、モータ用スイッチ手段を、スタータモータ11への通電オンオフを切り替えるリレースイッチ12、及びリレースイッチ12の作動を制御するB駆動リレー32の2段階で構成している。そのため、B駆動リレー32により通電オンオフされる電流値を、リレースイッチ12により通電オンオフされる電流値(つまりスタータモータ11への供給される電流値)よりも小さくできる。よって、B駆動リレー32のオン状態を維持させるのに必要となる電流値を低くできるので、ECU20によりB駆動リレー32の作動を直接制御することが可能となる。よって、前記可変設定された待機時間となるようスタータモータ11の回転駆動開始タイミングを、高精度で制御できるようになり、B駆動リレー32に対する制御性を向上できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、リレースイッチ12の作動を制御するB駆動リレー32(第2リレー)に、電磁ソレノイド32aへ励磁電流が流れることにより通電オン作動する機械式リレーを用いている。これに対し、図3に示す本形態では、リレースイッチ12の作動を制御するB駆動リレー320に、MOSトランジスタ(半導体リレー)を用いている。なお、スタータモータ11の作動を制御するリレースイッチ12については、本形態でも第1実施形態と同様にして機械式リレーを用いている。
また、上記第1実施形態では、ソレノイド14の作動を制御するA駆動リレー31に、電磁ソレノイド31aへ励磁電流が流れることにより通電オン作動する機械式リレーを用いている。これに対し、図3に示す本形態では、ソレノイド14の作動を制御するA駆動リレーに、MOSトランジスタ310(半導体リレー)を用いている。
これらMOSトランジスタ310、320へのゲート信号(通電指令電流)はドライバ回路311、321により制御される。ドライバ回路311、321は、ECU20からの指令信号に基づき作動して、MOSトランジスタ310、320のゲートを流れる通電指令電流を制御(例えばPWM制御等のデューティ制御)する。
なお、上記第1実施形態と本形態との回路構成上の違いは、ドライバ回路311、321を備えてMOSトランジスタ310、320を用いる点であり、他の回路構成については同じである。つまり、ソレノイド14とスタータモータ11とを完全に独立して制御できるよう構成されている。
したがって、ECU20による自動始動制御については、上記第1実施形態にかかる停止直前プリセット制御を実施できることは勿論のこと、以下に説明する「停止後プリセット制御」及び「先回し制御」の実施も可能である。
停止後プリセット制御とは、自動停止させてエンジン回転数がゼロになっている時の制御であり、次回の自動始動指令が為される前にピニオンギヤ13を連結位置へ予め移動して待機させておく。そして、自動始動指令が為された時にはピニオンギヤ13を回転駆動させるだけで済むようにすることで、始動指令後に連結位置へ移動させる場合に比べてエンジンを即座に始動させることを図った制御である。
先回し制御とは、エンジン停止作動に伴いエンジン回転数NEが低下している最中に、運転者の意思が停止から始動に変更して始動指令が為された場合における制御であり、回転数NEがゼロになる前にピニオンギヤを回転駆動させて、ピニオンギヤ13の回転速度をリングギヤ50の回転速度に近づけた後に、回転している状態のリングギヤ50に対してピニオンギヤ13を連結位置へ移動して噛み合わせる。これにより、回転数NEがゼロになるのを待ってピニオンギヤ13を噛み合わせる場合に比べて、エンジンを即座に始動させることを図った制御である。
なお、このような停止後プリセット制御又は先述の停止前プリセット制御を実施している時のECUは「プリセット制御手段」に相当し、先回し制御を実施している時のECUは「先回し制御手段」に相当する。
以上により、本形態によれば、駆動リレー310、320にMOSトランジスタ(半導体リレー)を用いるので、機械式スイッチを用いる場合に比べて駆動リレー310、320の作動時間を短くして応答速度を速くできる。しかも、駆動リレーの作動時間のばらつきも少なくなる。よって、スタータモータ11の回転駆動開始タイミングを高精度で制御できる。
また、駆動リレー310、320にMOSトランジスタを用いるので、瞬オフ復帰時間(通電オフ後直ぐにオンさせるのに要する時間)を短くできる。よって、例えばエンジン自動停止直後に自動始動させる場合に、自動始動要求を発生させてからエンジン始動するまでに要する時間を短くできる。また、駆動リレー310、320にMOSトランジスタを用いることで、機械式スイッチを用いる場合に比べて駆動リレー310、320の耐久性を向上できる。
しかも、本形態によれば、駆動リレーにMOSトランジスタ320(半導体リレー)を用いるとともに、MOSトランジスタ320へのゲート電流をデューティ制御している。そのため、スタータモータ11の回転速度をも高精度で制御できるようになる。
(第3実施形態)
ここで、上記第2実施形態の如く駆動リレーにMOSトランジスタ310、320(半導体リレー)を用いた場合には、機械式リレー31、32を用いる第1実施形態にはなかった以下の懸念が生じる。すなわち、ドライバ回路311、321からMOSトランジスタ310、320にゲート信号(通電指令電流)を出力してMOSトランジスタ310、320を通電オン状態にするにあたり、その通電オン状態に維持させるために必要となる通電指令電流の値は、機械式リレー31、32のソレノイドコイル31aへ供給する励磁電流に比べて高くなる。
すると、スタータモータ11の電力供給開始時点における突入電流によりバッテリ電圧が低下する時には、MOSトランジスタ310、320の場合には通電オン状態を維持できなくなることが懸念される。特にエンジン冷間時にはエンジンの機械フリクションが大きくなるためスタータモータ11への負荷が大きくなり、バッテリ電圧が大きく低下するので、前記懸念が顕著となる。
そこで図4に示す本形態では、バッテリ電圧が瞬時的に所定値以下に低下した時に、MOSトランジスタ310、320への通電指令電流として用いる電力をドライバ回路311、321へ供給する、電力供給回路(瞬断用回路44)を備えている。瞬断用回路44はバッテリ70からの電力を蓄電するコンデンサ44aを有して構成されている。瞬断用回路44とECU20とは、MOSトランジスタ310、320に対して並列に接続されている。
ECU20はバッテリ70を電力供給源としてバッテリ電圧12Vを5Vに変圧して用いており、ドライバ311、321もバッテリ70を電力供給源としており、ECU20から供給される5V電源を用いている。そして、スタータモータ11の突入電流等によりバッテリ電圧が所定値以下となった場合には、瞬断用回路44からドライバ回路311、321へ電力供給される。なお、上記第2実施形態と本形態との回路構成上の違いは瞬断用回路44の有無のみであり、他の回路構成については同じである。
以上により、本形態によれば、バッテリ電圧が瞬時的に所定値以下に低下した時に、MOSトランジスタ310、320への通電指令電流として用いる電力をドライバ回路311、321へ供給する瞬断用回路44を備えるので、駆動リレーにMOSトランジスタ310、320を用いたことによる上記懸念を解消できる。すなわち、スタータモータ11の突入電流等によりバッテリ電圧が所定値以下となっても、瞬断用回路44からの電力供給により、通電オン状態に維持させるために必要となる通電指令電流を流すことができ、MOSトランジスタ310、320の通電オン状態を維持できる。
(第4実施形態)
図5に示す本形態では、上記第3実施形態にかかる瞬断用回路44に換えて、バッテリ電圧を昇圧するための昇圧回路45(電力供給回路)を備えている。なお、上記第3実施形態と本形態との回路構成上の違いは瞬断用回路44を昇圧回路45に換えた点のみであり、他の回路構成については同じである。
本形態によれば、バッテリ電圧が所定値以下に低下した時に、MOSトランジスタ310、320への通電指令電流として用いる電力をドライバ回路311、321へ供給する昇圧回路45を備えるので、外気温度が極めて低い場合等、バッテリ電圧が所定値以下に低下する冷間始動時であっても、昇圧回路45からの電力供給により、通電オン状態に維持させるために必要となる通電指令電流を流すことができ、MOSトランジスタ310、320の通電オン状態を維持できる。
(第5実施形態)
一般的にECU20は、バッテリ電圧が所定値以下となった場合のバックアップ電源として、瞬時用回路440又は昇圧回路450を備えている。瞬時用回路440は、バッテリ70からの電力を蓄電しておき、バッテリ電圧が所定値以下となった場合にECU20のバックアップ電源として機能する。また、昇圧回路450はバッテリ電圧を昇圧する回路であり、バッテリ電圧が所定値以下となった場合に、昇圧回路450から安定した電圧の電力をECU20へ供給するバックアップ電源として機能する。
そして、図6に示す本形態では、上記第3実施形態にかかる瞬断用回路44又は第4実施形態にかかる昇圧回路45を廃止して、ECU20が備える瞬時用回路440又は昇圧回路450を、MOSトランジスタ310、320への通電指令電流として用いるバックアップ電源として利用する。そのため、新規に瞬断用回路44又は昇圧回路45を設ける場合に比べて部品点数削減を図ることができる。
(第6実施形態)
図7に示す本実施形態では、上記第1実施形態にかかる機械式リレー31、32と、上記第2実施形態にかかる半導体リレー310、320とを組み合わせて構成しており、バッテリ電圧が所定値以下となることが想定される場合には、機械式リレー31、32を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御し、バッテリ電圧が所定値以下にならないと想定される場合には、半導体リレー310、320を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御する。
詳細には、リレースイッチ12には半導体リレー320(第2リレー)と機械式リレー32(第3リレー)とが並列して接続されており、ソレノイド14には半導体リレー310(第4リレー)と機械式リレー31(第5リレー)とが並列して接続されている。
ここで、バッテリ電圧が所定値以下となることにより半導体リレー310、320の通電オン状態を維持できなくなるとの懸念は、アイドルストップによる自動始動時に比べてエンジン初回始動時(つまり運転者がキースイッチ60を操作して始動させる時)の方が高くなる。このことは、初回始動時のエンジン温度が自動始動時よりも低くなっていることによるものであり、冷間始動時にはエンジンの機械的フリクションが大きいのでスタータモータ11への負荷が大きくなり、その結果、スタータモータ始動時の突入電流が大きくなり、ひいてはバッテリ電圧が所定値以下に低下するとの懸念が高くなる。これに対し自動始動時には初回始動時に比べてエンジン温度が上昇しているため、スタータモータ11への負荷が小さく前記懸念が低い。
この点を鑑み、本形態では、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い初回始動時においては機械式リレー31、32を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御し、前記懸念が低い自動始動時においては、半導体リレー310、320を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御する。そのため、前記懸念を解消しつつも、半導体リレー310、320を用いることによる第2実施形態での各種効果を享受できる。
また、本形態によれば、上記第3実施形態にかかる瞬断用回路44及び第4実施形態にかかる昇圧回路45を不要にできる。但し、上記第3及び第4実施形態によれば、本形態の如く、半導体リレー310、320と機械式リレー31、32とを並列して設けることを不要にできると言える。
(第7実施形態)
要するに、上記第6実施形態では、初回始動時と自動始動時とで機械式リレー31、32の使用と半導体リレー310、320の使用を切り替えているが、本形態では、エンジン始動時のエンジン温度に応じて、機械式リレー31、32の使用と半導体リレー310、320の使用を切り替えている。
図8を用いて詳細に説明すると、本実施形態では、上記第6実施形態と同様にして機械式リレー31、32と半導体リレー310、320とを組み合わせて構成しており、機械式リレー31、32及び半導体リレー310、320のいずれを用いるかを、エンジン温度に応じてECU20が選択して切り替える。したがって、上記第6実施形態では機械式リレー31、32への励磁電流オンオフはキースイッチ60により直接制御されていたが、本形態では、機械式リレー31、32への励磁電流のオンオフもECU20が制御する。そのため、本形態では遅延回路43が不要となる。
なお、ECU20は、エンジン冷却水の温度、エンジンオイルの温度及び外気温度の少なくとも1つに基づきエンジン温度を算出する。
ECU20は、自動始動要求が生じた場合及びキースイッチ60により始動操作された場合のいずれであっても、その時のエンジン温度が所定温度以下の低温(低温始動)であれば、機械式リレー31、32を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御し、所定温度以上の高温(高温始動)であれば、半導体リレー310、320を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御する。
ここで、低温始動時にはエンジンフリクションが大きいのでスタータモータ11への負荷が大きくなり、その結果、スタータモータ始動時の突入電流が大きくなり、ひいてはバッテリ電圧が所定値以下に低下するとの懸念が高くなる。これに対し高温始動時には、スタータモータへの負荷が小さく前記懸念が低い。
この点を鑑み、本形態では、「通電オン状態を維持できなくなる」との懸念が高い低温始動時においては機械式リレー31、32を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御し、前記懸念が低い高温始動時においては、半導体リレー310、320を用いてソレノイド14及びスタータモータ11の駆動を制御する。そのため、前記懸念を解消しつつも、半導体リレー310、320を用いることによる第2実施形態での各種効果を享受できる。
なお、自動始動時には初回始動時に比べてエンジン温度が上昇しているため、初回始動時には自動始動時に比べて低温始動となりやすく、機械式リレー31、32を用いる頻度が高くなることが想定される。
(第8実施形態)
上記第1実施形態では、A駆動リレー31の配線がソレノイド14の一端に接続されているのに対し、図9に示す本形態では、A駆動リレー31の配線がソレノイド14の中間部位に接続されている。すなわち、ソレノイド14が、第1ソレノイド14a及び第2ソレノイド14bから構成されている。ここで、第2ソレノイド14bの一端は、スタータモータ11の高電位側に接続されている。これは、リレースイッチ12(SL2)を介したスタータモータ11への電力供給に先立ちソレノイド14(SL1)へ電力供給が行われることを前提とした構成である。
かかる構成により、最初にA駆動リレー31がONになると、第1ソレノイド14a及び第2ソレノイド14bの両方に電力が供給される。これにより、上記第1実施形態同様、ピニオンギヤ13が非連結位置から連結位置まで移動させられる。そして、その後、B駆動リレー32がONになると、第2ソレノイド14bの両端が同電位となり、第2ソレノイド14bには電流が流れなくなる。つまり、ピニオンギヤ13が一度連結位置へ移動した後は、第1ソレノイド14aによって連結位置に保持するのである。
本形態においても、上記第1実施形態と同様の効果が奏される。
加えて、B駆動リレー32がONになった後は第2ソレノイド14bに電流が流れなくなり、第1ソレノイド14aのみに電力が供給される。これにより、ソレノイド14の発熱を抑えることができ、発熱対策としての構成が必要なくなるため、ソレノイド14の体格が大きくなってしまうことがない。
なお、この場合も、イグニッションキーの回動によってキースイッチ60がONとなった場合、ソレノイド14への電力供給がスタータモータ11への電力供給に先立って行われるように、バッテリ70とB駆動リレー32との間に、遅延回路43を介在させている。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記第2実施形態では、A駆動リレー及びB駆動リレーに半導体リレー310、320を用いているが、図10に示す変形例1として、A駆動リレーについては第2実施形態にかかる半導体リレー310を用い、B駆動リレーについては第1実施形態にかかる機械式リレー32を用いるようにしてもよい。
・また、図11に示す変形例2として、A駆動リレーについては第1実施形態にかかる機械式リレー31を用い、B駆動リレーについては第2実施形態にかかる半導体リレー320を用いるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、リレースイッチ12(第1リレー)に機械式リレーを用いているが、この第1リレーにMOSトランジスタ等の半導体リレーを用いてもよい。
・ここで、スタータモータ始動による突入電力でバッテリ電圧が低下すると、車両に搭載されたナビゲーション装置やオーディオ装置等の作動がリセットされることが懸念される。そこで、これらの装置にも、図6に記載の瞬時用回路440又は昇圧回路450が設けられている場合がある。この場合において、その瞬時用回路440又は昇圧回路450を、MOSトランジスタ310、320への通電指令電流として用いるバックアップ電源として利用するようにしてもよい。
10…スタータ、11…スタータモータ、12…リレースイッチ(第1リレー(モータ用スイッチ手段))、13…ピニオンギヤ、14…ソレノイド(移動用アクチュエータ)、20…ECU(電子制御装置、プリセット制御手段、先回し制御手段)、31…機械式リレー(移動用スイッチ手段、第5リレー)、32…機械式リレー(第2リレー、第3リレー、モータ用スイッチ手段)、44…瞬断用回路(電力供給回路)、45…昇圧回路(電力供給回路)、50…リングギヤ、70…バッテリ、310…半導体リレー(移動用スイッチ手段、第4リレー)、320…半導体リレー(第2リレー、モータ用スイッチ手段)、321…ドライバ回路。

Claims (17)

  1. クランクシャフトに連動するリングギヤに噛み合う連結位置と非連結位置とに移動可能なピニオンギヤと、電力の供給によって前記ピニオンギヤを前記非連結位置から前記連結位置へ移動させる移動用アクチュエータと、電力の供給によって前記ピニオンギヤを回転駆動させるスタータモータと、を備える内燃機関のスタータに適用され、
    前記移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える移動用スイッチ手段、及び前記スタータモータへの通電オンオフを切り替えるモータ用スイッチ手段をそれぞれ独立して備え、
    前記モータ用スイッチ手段は、前記スタータモータへの通電オンオフを切り替える第1リレー、及び前記第1リレーの作動を制御する第2リレーを有して構成されていることを特徴とするスタータ制御装置。
  2. 前記第2リレーに半導体リレーを用いたことを特徴とする請求項1に記載のスタータ制御装置。
  3. 電子制御装置により駆動制御され、前記第2リレーへ通電指令電流を供給するドライバ回路を備え、
    前記電子制御装置は、前記スタータモータへ電力供給するバッテリを駆動源として作動するものであり、
    前記バッテリの電力を蓄電しておき、前記バッテリの電圧が瞬時的に所定値以下に低下した時に、前記通電指令電流として用いる電力を前記ドライバ回路へ供給する電力供給回路を備えることを特徴とする請求項2に記載のスタータ制御装置。
  4. 電子制御装置により駆動制御され、前記第2リレーへ通電指令電流を供給するドライバ回路を備え、
    前記電子制御装置は、前記スタータモータへ電力供給するバッテリを駆動源として作動するものであり、
    前記バッテリの電圧を昇圧して、前記通電指令電流として用いる電力を前記ドライバ回路へ供給する電力供給回路を備えることを特徴とする請求項2に記載のスタータ制御装置。
  5. 前記移動用スイッチ手段及び前記モータ用スイッチ手段の作動を制御するマイクロコンピュータを有した電子制御装置を備え、
    前記電力供給回路には、前記電子制御装置に設けられている前記マイクロコンピュータ用の電力供給回路が用いられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のスタータ制御装置。
  6. 前記モータ用スイッチ手段は、前記第2リレーに並列して前記第1リレーの作動を制御する第3リレーを有し、
    前記第3リレーに機械式リレーを用いたことを特徴とする請求項2又は3に記載のスタータ制御装置。
  7. 自動停止要求が発生したときに前記内燃機関を自動停止させ、自動始動要求が発生したときに前記内燃機関を自動始動させるアイドルストップシステムを備えた車両に適用され、
    運転者が始動操作することによる前記内燃機関の始動時には、前記第3リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させ、前記自動始動時には、前記第2リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させることを特徴とする請求項6に記載のスタータ制御装置。
  8. 前記内燃機関の温度が所定温度以下である低温時には、前記第3リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させ、所定温度以上である高温時には、前記第2リレーを作動させることにより前記スタータモータへ通電させることを特徴とする請求項6に記載のスタータ制御装置。
  9. 前記ピニオンギヤの移動位置とは無関係に、前記モータ用スイッチ手段による前記スタータモータへの通電オンオフが切り替え可能に構成され、
    前記スタータモータの駆動状態とは無関係に、前記移動用スイッチ手段による前記移動用アクチュエータへの通電オンオフが切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のスタータ制御装置。
  10. 前記移動用スイッチ手段は、前記移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える第4リレーを有して構成され、
    前記第4リレーに半導体リレーを用いたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のスタータ制御装置。
  11. 前記移動用スイッチ手段は、前記第4リレーに並列して、前記移動用アクチュエータへの通電オンオフを切り替える第5リレーを有して構成され、
    前記第5リレーに機械式リレーを用いたことを特徴とする請求項10に記載のスタータ制御装置。
  12. 自動停止要求が発生したときに前記内燃機関を自動停止させ、自動始動要求が発生したときに前記内燃機関を自動始動させるアイドルストップシステムを備えた車両に適用され、
    運転者が始動操作することによる前記内燃機関の始動時には、前記第5リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させ、前記自動始動時には、前記第4リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させることを特徴とする請求項11に記載のスタータ制御装置。
  13. 前記内燃機関の温度が所定温度以下である低温時には、前記第5リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させ、所定温度以上である高温時には、前記第4リレーを作動させることにより前記移動用アクチュエータへ通電させることを特徴とする請求項11に記載のスタータ制御装置。
  14. 自動停止要求が発生したときに前記内燃機関を自動停止させ、自動始動要求が発生したときに前記内燃機関を自動始動させるアイドルストップシステムを備えた車両に適用されることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載のスタータ制御装置。
  15. 前記スタータモータへ通電させる前に前記移動用アクチュエータへ通電させておくことで、前記ピニオンギヤを回転駆動させるに先立ち前記ピニオンギヤを前記連結位置へ移動して待機させておくよう、前記移動用スイッチ手段及び前記モータ用スイッチ手段の作動を制御するプリセット制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載のスタータ制御装置。
  16. 前記移動用アクチュエータは、一端が前記スタータモータの高電位側に接続されたソレノイドコイルを有して構成されるとともに、前記ソレノイドコイルの中間部位に電力供給されるよう構成され、
    前記移動用スイッチ手段とともに前記モータ用スイッチ手段を通電オン作動させている時には、前記ソレノイドコイルの一端と前記中間部位とは同電位となるよう構成されていることを特徴とする請求項15に記載のスタータ制御装置。
  17. 前記移動用アクチュエータへ通電させる前に前記スタータモータへ通電させておくことで、前記ピニオンギヤを前記連結位置へ移動させるに先立ち前記ピニオンギヤを予め回転駆動させておくよう、前記移動用スイッチ手段及び前記モータ用スイッチ手段の作動を制御する先回し制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1つに記載のスタータ制御装置。
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