JP4835774B2 - エンジン停止始動制御装置 - Google Patents

エンジン停止始動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4835774B2
JP4835774B2 JP2010173608A JP2010173608A JP4835774B2 JP 4835774 B2 JP4835774 B2 JP 4835774B2 JP 2010173608 A JP2010173608 A JP 2010173608A JP 2010173608 A JP2010173608 A JP 2010173608A JP 4835774 B2 JP4835774 B2 JP 4835774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
pinion
rotation
meshing
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010173608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011074912A (ja
Inventor
英弥 能谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010173608A priority Critical patent/JP4835774B2/ja
Priority to DE102010037324.9A priority patent/DE102010037324B4/de
Priority to CN201010519977.6A priority patent/CN102011667B/zh
Priority to US12/876,664 priority patent/US8671903B2/en
Publication of JP2011074912A publication Critical patent/JP2011074912A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4835774B2 publication Critical patent/JP4835774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0851Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear
    • F02N11/0855Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear during engine shutdown or after engine stop before start command, e.g. pre-engagement of pinion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0844Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop with means for restarting the engine directly after an engine stop request, e.g. caused by change of driver mind
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/02Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the engine
    • F02N2200/022Engine speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2200/00Parameters used for control of starting apparatus
    • F02N2200/04Parameters used for control of starting apparatus said parameters being related to the starter motor
    • F02N2200/048Information about pinion speed, both translational or rotational speed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、エンジン停止始動制御装置に関するものである。
従来、例えばアクセル操作やブレーキ操作などといった停車又は発進のための動作等を検知してエンジンの自動停止及び自動再始動を行う、所謂アイドルストップ機能を備えるエンジン制御システムが知られている。このアイドルストップ制御により、エンジンの燃費低減等の効果を図っている。
エンジンを再始動させる場合、基本的には、キー操作に伴うエンジン始動時と同様に、スタータによりエンジンの出力軸(クランク軸)に初期回転が付与される。すなわち、まず、スタータに設けられたピニオンを、ピニオン回転軸の軸線方向に押し出すことにより、クランク軸に連結されたリングギヤにピニオンを噛み合わせる。そして、スタータへの通電制御によりピニオンを回転させることでリングギヤを回転させる。これにより、クランキングが開始され、エンジンが再始動される。
エンジン再始動時のスタータ駆動制御として、エンジンの自動停止後における惰性回転中に、次回のエンジン再始動に備えて予めピニオンをリングギヤに噛み合わせることが提案されている(例えば特許文献1参照)。こうすることで、エンジン再始動を速やかに行うとともに、ピニオンがリングギヤに噛み合う際の噛み合い音が抑制されるようにしている。
特開2007−107527号公報
ところで、汎用のスタータでは、ピニオンとリングギヤとの噛み合い前ではピニオンとリングギヤとが非接触の状態で配置されており、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを開始してからその噛み合わせが完了するまでにはある程度の時間を要する。そのため、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせをエンジンの再始動要求前に行う構成では、噛み合わせの開始から完了までの間にエンジンの再始動が要求されることがあると考えられる。この場合、ピニオンの回転が適正な時期に行われないと、回転停止直前のリングギヤに対し、回転状態のピニオンが噛み合わされることにより、ピニオンとリングギヤとの噛み合い音が過大になったり、あるいは両者の噛み合いがスムーズに実施できなかったりすることが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ピニオンとリングギヤとの噛み合いを適正に実施することができ、ひいてはスタータによるクランキングを適正に実施することができるエンジン停止始動制御装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、その後所定の再始動条件が成立した場合にスタータによるクランキングを実施して前記エンジンを再始動する自動停止始動機能を有し、エンジン自動停止後の前記エンジンの惰性回転中において前記エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに向けて前記スタータのピニオンを移動させ前記リングギヤと前記ピニオンとの噛み合いを実施する噛み合い制御手段と、前記再始動条件の成立後に回転駆動手段により前記ピニオンを回転させる回転制御手段と、を備えるエンジン停止始動制御装置に適用される。また、第1の構成は、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが完了したこと、又は前記ピニオンが前記リングギヤとの接触位置まで移動し接触状態になったことを判定する噛み合い判定手段を備え、前記回転制御手段が、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定される前に前記再始動条件が成立した場合、同噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定されるのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始することを特徴とする。
要するに、アイドルストップ制御では、エンジン自動停止後のエンジンの惰性回転中において、エンジン再始動条件の成立前に予めピニオンをリングギヤに噛み合わせておくことがある。ここで、ピニオンとリングギヤとが非接触の状態では、ピニオンの噛み合い処理の開始(例えばリングギヤに向かう方向へのピニオンの移動開始)から実際にピニオンとリングギヤとが噛み合う(互いの歯部と歯溝部とが噛み合ってピニオンからリングギヤへの動力伝達が行われる)までに時間を要する。また、ピニオンの噛み合い開始からその噛み合い完了までの間にエンジン再始動条件が成立した場合、モータ等といった回転駆動手段の駆動タイミングが早すぎると、噛み合わせを速やかにできなかったり噛み合い音が大きくなったりする等の不都合が生じるおそれがある。
その点、上記構成では、ピニオンのリングギヤに向かう方向への移動が開始された後であって、かつ噛み合いが完了するまでの期間にエンジン再始動条件が成立した場合、その噛み合いが完了するのを待って、回転駆動手段によるピニオンの回転を開始する。これにより、噛み合い処理の実行途中でエンジン再始動条件が成立した場合であっても、ピニオンのリングギヤへの噛み合わせを確実に実施することができる。また、ピニオンとリングギヤとの噛み合い音が過剰に大きくなるのを抑制できる。すなわち、本発明によれば、ピニオンとリングギヤとの噛み合いを適正に実施することができ、ひいてはスタータによるクランキングを適正に実施することができる。
また、ピニオンの移動開始後、ピニオンがリングギヤに接触した状態になる前にエンジン再始動条件が成立した場合、両者が接触状態になるのを待ってピニオンの回転を開始しても良い。ピニオンとリングギヤとの噛み合わせが完了する前であっても、両者が接触した時点であれば、その後、直ぐに噛み合い状態になるため、ピニオンを回転したとしても、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを確実に実施でき、また、噛み合い音の抑制を図ることができるからである。
ここで、上記噛み合いが完了したこと及び接触状態になったことの判定は、例えば噛み合い開始からの経過時間に基づいて行う。あるいは、ピニオンとリングギヤとが噛み合っていることを検出するためのセンサ等を設け、同センサの検出値に基づいて行う。
エンジンの惰性回転中において、所定のエンジン回転速度になったときにピニオンとリングギヤとの噛み合いを開始した場合、噛み合い完了までの所要時間が一定であっても、同処理の実施期間ではエンジン回転速度の落ち込み量に差がある。また、その落ち込み量によっては、噛み合い完了までの期間で、エンジンの振り子特性によりエンジンの回転が反転することがある。
ここで、エンジン反転中にピニオンとリングギヤとの噛み合わせが完了した又は接触状態になった場合、噛み合わせ完了等に伴い、回転駆動手段によりピニオンを回転させることにより、エンジン反転中にクランキングが開始されることとなる。この場合、ピニオンの回転によりエンジンを反転から正転にする必要があり、スタータの電力消費が増大すること等が懸念される。
その点に鑑み、第2の構成では、前記噛み合いが完了する又は前記接触状態になるのが前記エンジンの出力軸の反転中である場合に前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転を禁止する回転禁止期間を設定する期間設定手段を備え、前記期間設定手段により前記回転禁止期間が設定された場合、該回転禁止期間が経過するのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転を開始する。この構成によれば、ピニオンとリングギヤとの噛み合い完了時又は接触時にエンジン出力軸が反転している場合、その噛み合い完了や接触に伴いピニオンが直ちに回転されるのを禁止するため、スタータの消費電力が増大すること等を抑制することができる。
ピニオンとリングギヤとの噛み合わせ完了や接触状態になるタイミングがエンジン反転中であるか否かは、ピニオンとリングギヤとの噛み合い開始から完了までにおけるエンジン回転速度に応じて決定されると言える。したがって、第3の構成のように、エンジン回転速度又はこれに相関するパラメータに基づいて、前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了すること又は前記接触状態になることを判定する状態判定手段を備え、該状態判定手段により前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了する又は前記接触状態になると判定される場合に前記回転禁止期間を設定するとよい。
より具体的には、第4の構成のように、前記状態判定手段が、エンジン回転速度の減少率に基づいて、前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了すること又は前記接触状態になることを判定するとよい。ピニオンとリングギヤとの噛み合い開始からのエンジン回転速度の減少率が大きいほど、エンジンが正転から反転になるのが早くなることにより、両者の噛み合いの完了や接触状態がエンジン反転中に起きると考えられるからである。
一方、エンジン自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率に基づいて、噛み合い完了等がエンジン反転中に起きると推定される場合、噛み合い開始のタイミングを早めることにより、エンジン出力軸が正転から反転に移行する前に、つまりエンジン正転中に噛み合い完了等ができると考えられる。例えば、エンジン自動停止後にエンジン回転速度が所定回転速度以下になったことを噛み合い処理の開始条件とした場合(リングギヤに向かう方向へのピニオンの移動開始条件とした場合)、エンジン自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率に基づいて、噛み合い完了等がエンジン反転中に起きると推定されるときには、所定回転速度に至る前に噛み合い処理を開始する。
すなわち、第5の構成のように、前記噛み合い制御手段が、前記エンジンの自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率が所定の判定値よりも大きい場合に前記噛み合いの開始タイミングを早くするものとしてもよい。この構成によれば、エンジン正転中に噛み合い完了等を行うことができ、その結果、クランキングを好適に実施することができる。また、回転禁止期間を設定する構成(第2の構成〜第4の構成)に比べ、クランキングを速やかに実施することができる。
噛み合い開始から完了までに要する時間(噛み合い所要時間)は、スタータの状態等に応じて相違する。また、噛み合い所要時間の長さによっては、同処理の完了前においてピニオンの回転を実施しても、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせをスムーズに行う等するのに支障がないか、又は支障を来たす程度が小さい場合があると考えられる。例えば、噛み合い開始から完了までの間に再始動要求があった場合、その開始タイミングから再始動要求までの時間が同じであれば、噛み合い所要時間が短い場合ほど、再始動要求から噛み合い完了までの時間が短くなる。また、再始動要求から噛み合い完了までの時間が短いほど、再始動要求時においてピニオンとリングギヤとの噛み合い量が大きくなっており、噛み合い完了を待たずにピニオンの回転を行ったとしても、ピニオンとリングギヤとの噛み合いに及ぼす影響が小さいと考えられる。
その点に鑑み、第6の構成は、前記噛み合い開始から完了までに要する噛み合い所要時間が所定の判定値以下であることを判定する所要時間判定手段を備え、前記回転制御手段が、前記所要時間判定手段により前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であると判定されたとき、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定される前の期間に前記再始動条件が成立した場合において、前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定されるのを待たずに前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始する。この構成によれば、噛み合い所要時間が判定値以下の場合には、噛み合い開始から完了までの間にエンジン再始動要求があったとしても、噛み合い完了を待たずに回転駆動手段によってピニオンを回転させることにより、ピニオンとリングギヤとの噛み合わせを適正に実施しつつ、より迅速にエンジンを再始動させることができる。
上記第6の構成においては、第7の構成のように、前記接触状態になる前に前記再始動条件が成立したとき、前記接触状態に移行したタイミングで、前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始してもよい。この場合、いち早く、しかも確実にエンジンを始動することができる。
噛み合い所要時間はエンジンの温度に応じて異なり、エンジンの温度が低いほど噛み合い所要時間が長くなると考えられる。これは、エンジンが低温であるほど、スタータ内の作動油の粘度が高くなり、その結果、ピニオンの動作スピードが遅くなるからである。したがって、第8の構成のように、前記所要時間判定手段が、前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であることを前記エンジンの温度に基づいて判定する。こうすることで、噛み合い処理の完了を待つか否かの判断を、容易にかつ正確に行うことができる。ここで、エンジンの温度は、例えばエンジン冷却水の温度や潤滑油の温度により算出する。
また、噛み合い所要時間に応じてピニオンを回転させる構成(第6の構成〜第8の構成)においては、第9の構成のように、前記所要時間判定手段が、前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であることを前記スタータによる前記エンジンの始動回数に基づいて判定してもよい。スタータの使用回数が多いほど、ピニオン及びリングギヤの歯部が磨耗し、その結果、ピニオンとリングギヤとが噛み合いにくくなる、つまり噛み合い所要時間が長くなると考えられるからである。なお、スタータによる始動回数については、スタータの初期状態からの使用期間や走行距離等に基づいて判定してもよい。
エンジン制御システムの全体概略構成図。 エンジン自動停止処理の処理手順を示すフローチャート。 第1実施形態のエンジン再始動処理の処理手順を示すフローチャート。 エンジン水温と噛み合い所要時間との関係を示す図。 噛み合い処理が完了するタイミングを説明するための図。 エンジン再始動の具体的態様を説明するためのタイムチャート。 ピニオン及びリングギヤの歯部の構成を示す図。 噛み合い処理を示すタイムチャート。 噛み合い処理における一連の動作を示す図。 第2実施形態のエンジン再始動処理の処理手順を示すフローチャート。 スタータによるエンジン始動回数と噛み合い所要時間との関係を示す図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施の形態は、エンジン制御システムのエンジン停止始動制御装置に具体化している。当該制御システムにおいては、電子制御ユニット(以下、ECUという)を中枢として燃料噴射量の制御や点火時期の制御、アイドルストップ制御等を実施する。この制御システムの全体概略を示す構成図を図1に示す。
図1において、スタータ10には、回転駆動手段としてのモータ11が設けられており、モータ11とバッテリ12との間において、モータ11への通電/非通電を切り替えるモータスイッチ部SL1が設けられている。また、モータスイッチ部SL1には、制御信号に基づいてモータスイッチ部SL1のオン/オフを切り替えるSL1駆動リレー13が接続されている。
モータ11には、該モータ11への通電により回転駆動されるピニオン軸14と、通電/非通電の切り替えによりピニオン軸14をその軸線方向に往復動させるコイル15とを備えるアクチュエータSL2が接続されている。アクチュエータSL2において、ピニオン軸14の一端にはピニオン16が支持されている。そのため、モータ11への通電によりピニオン軸14が回転されると、そのピニオン軸14の回転に伴いピニオン16が回転される。ピニオン16は、ピニオン軸14とピニオン16との間で動力の伝達を断続するワンウエイクラッチ17と一体になっている。また、ピニオン16は、コイル15の非通電時において、エンジン20のクランク軸21に連結されたリングギヤ22に対し非接触の状態で配置されている。
プランジャコイル15とバッテリ12との間には、制御信号に基づいてコイル15への通電/非通電を切り替えるSL2駆動リレー18が設けられている。SL2駆動リレー18にオン信号が入力されてSL2駆動リレー18がオン状態にされると、バッテリ12からコイル15への通電が行われ、ピニオン軸14がリングギヤ22に向かって押し出される。これにより、ピニオン16がリングギヤ22に噛み合わされる。
また、SL2駆動リレー18にオフ信号が入力されてSL2駆動リレー18がオフ状態にされると、バッテリ12からコイル15への通電が遮断され、図示しないスプリングの付勢力によりピニオン軸14がリングギヤ22に向かう方向とは反対方向に変位する。このピニオン軸14の変位により、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合いが解除される。
本システムには、ドライバのキー操作に基づいてバッテリ12からの電力がモータ11及びコイル15に供給される状態に切り替えるIGスイッチ19が設けられている。さらに、エンジン20の所定クランク角毎に(例えば30°CA周期で)矩形状のクランク角信号を出力するクランク角センサ23や、エンジン冷却水の温度を検出する冷却水温センサ24などの各種センサが設けられている。
ECU30は、周知のマイクロコンピュータ等を備えてなる電子制御装置であり、本システムに設けられている各種センサの検出結果等に基づいて、吸入空気量制御や燃料噴射量制御、アイドルストップ制御などの各種エンジン制御や、スタータ10の駆動制御等を実施する。スタータ10の駆動制御についてECU30は、SL1駆動リレー13のオン/オフ信号を出力する出力ポートP1と、SL2駆動リレー18のオン/オフ信号を出力する出力ポートP2とを備えており、出力ポートP1,P2からの制御信号によりモータ11及びコイル15への通電状態をそれぞれ切り替える。
上記のシステム構成において実施されるアイドルストップ制御について詳述する。アイドルストップ制御は、エンジン20のアイドル運転時に所定の停止条件が成立すると当該エンジン20を自動停止させるとともに、その後、所定の再始動条件が成立するとエンジン20を再始動させるものである。エンジン停止条件としては、例えば、アクセル操作量がゼロになったこと(アイドル状態になったこと)、ブレーキペダルの踏込み操作が行われたこと、車速が所定値以下まで低下したこと等の少なくともいずれかが含まれる。エンジン再始動条件としては、例えばアクセルの踏込み操作が行われたこと、ブレーキ操作量がゼロになったこと、バッテリ12の充電状態が所定の低下状態になったこと等の少なくともいずれかが含まれる。
エンジン20の自動停止後における再始動では、例えばエンジン再始動要求時のエンジン回転速度が所定の判定値以下であることを条件に、スタータ10によるクランキングが実施される。スタータ10の駆動制御として具体的には、ECU30は、エンジン再始動要求後、まずSL2駆動リレー18にオン信号を出力することにより、コイル15への通電を開始する。これにより、スタータ10からピニオン16が押し出され、ピニオン16がリングギヤ22に噛み合わされる。その後、SL1駆動リレー13にオン信号を出力し、モータ11への通電を開始する。これにより、モータ11によるピニオン16の回転駆動が開始され、その回転に伴いリングギヤ22が回転駆動されることで、クランキングが行われる。
ここで、エンジン自動停止後の再始動は、ドライバからの再始動要求に伴いできるだけ速やかに実施されるのが望ましい。その一方で、リングギヤ22の回転速度(エンジン回転速度)が高い状態では、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い時に噛み合い音が大きくなり、ドライバに不快感を与えるおそれがある。そこで、ECU30は、エンジン20の再始動を迅速に行うとともに、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い音を抑制すべく、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせを、エンジン20が完全に停止する前、すなわちエンジン自動停止後における惰性回転中に実施することとしている。
具体的には、エンジン20の自動停止要求があった場合、その停止要求に伴い燃料噴射及び点火が停止され、エンジン20が自動停止状態となる。また、エンジン自動停止後では、エンジン20が惰性回転する。この惰性回転の期間において、ECU30は、例えばピニオン16に対するリングギヤ22の相対回転速度が所定の低回転範囲(例えば0±100rpm)となる領域で、SL2駆動リレー18にオン信号を出力してコイル15への通電を開始する。これにより、ピニオン16がピニオン軸14の軸線方向に押し出され、ピニオン16がリングギヤ22に噛み合わされる。この噛み合い状態でエンジン再始動要求があった場合、SL1駆動リレー13にオン信号を出力してモータ11への通電を開始する。これにより、ピニオン16が回転駆動され、その回転によりリングギヤ22が回転駆動されることで、クランキングが行われる。
ここで、エンジン自動停止後の惰性回転中において、次回の再始動要求に備えて予めピニオン16をリングギヤ22に噛み合わせておく構成では、ピニオン16の押し出しを開始してから(ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理を開始してから)、実際にピニオン16がリングギヤ22に噛み合うまでの期間に再始動要求が行われることがあると考えられる。つまり、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い完了前では、ピニオン16がリングギヤ22に対して非接触の状態になっているため、ピニオン16をリングギヤ22に噛み合わせるには、まずピニオン16をリングギヤ22の位置まで変位させる必要がある。したがって、ピニオン16の押し出し開始から実際にピニオン16がリングギヤ22に噛み合うまでには、ピニオン16の変位のためのある程度の時間(例えば30msec)を要し、その押し出し途中(噛み合い途中)にエンジン20の再始動要求が行われることは十分に考えられる。
ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い完了前に、エンジン再始動要求に伴いピニオン16を回転させた場合、エンジン再始動時のクランキングにおいて不都合が生じることが考えられる。すなわち、回転停止直前のリングギヤ22に対し、ピニオン16が十分に回転した状態で噛み合わされることにより、ピニオン16とリングギヤ22との衝突音(噛み合い音)が過大になったり、その噛み合わせがスムーズに行われなかったりする。この場合、スタータ10によるクランキングを適正に実施できないと考えられる。
なお、ピニオン16を押し出したときにピニオン16の歯部がリングギヤ22の歯溝部に噛み合わず、ピニオン16の歯部がリングギヤ22の側面に当接した状態になることがある。この場合、その後ピニオン16が回転されることにより、ピニオン16がリングギヤ22との噛み合いのずれ分だけ回転した時点で、ピニオン16の押し出し力によってピニオン16がリングギヤ22に噛み合わされる。
そこで、本実施形態では、エンジン自動停止後の惰性回転中にエンジン20の再始動要求があった場合、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理が完了したか否かを判定することとし、同噛み合い処理が完了したと判定されるのを待って、モータ11によるピニオン16の回転を開始する。
まず、前提となるエンジン自動停止処理について、図2のフローチャートを用いて説明する。この処理では、エンジン自動停止の指令後、ピニオン16の押出し処理が実施される。同処理は、ECU30により所定周期毎に実行される。
図2において、まずステップS101では、エンジン20を自動停止させるための所定の停止条件が成立したか否かを判定し、エンジン停止条件が成立していれば、ステップS102において、点火及び燃料噴射を停止する。これにより、エンジン20が惰性回転する。
続くステップS103では、ピニオン16の押し出しを開始する押出しタイミングか否かを判定する。ここで、噛み合い音をできるだけ小さくするには、エンジン20の惰性回転が停止する直前、具体的には、ピニオン16に対するリングギヤ22の相対回転速度が所定の低回転範囲となる領域で両者を噛み合せる必要がある。エンジン回転速度が低いほど、音抑制の効果が高いからである。そこで、本実施形態では、エンジン回転速度が、低回転範囲内における所定の低回転速度NE1(例えば100rpm)になった時点をピニオン16の押出しタイミングとし、そのタイミングになった時点でピニオン16の押し出しが開始されるようにしている。
ただし、一般にクランク角センサ23として使用されるような電磁ピックアップ式の回転センサでは、NE信号を出力できるエンジン回転速度に限界があり、低回転速度領域(例えば200〜300rpm以下の領域)でのエンジン回転速度を精度良く算出できない場合がある。そこで、ピニオン16の押出しタイミングになったこと、つまり惰性回転中におけるエンジン回転速度が低回転範囲内の所定の低回転速度NE1になったことは、例えばクランク軸21が所定回転角度(本実施形態では30°CA)回転する毎にその回転に要した時間から算出されるエンジン回転速度(瞬時回転速度)に基づいて、エンジン惰性回転の回転軌道を予測し、その予測結果に基づいて判定する。あるいは、エンジン回転速度の落ち込み度合いに影響を及ぼすエンジン運転状態に関するパラメータ(例えばエンジン水温、スロットル開度など)に基づいて、同回転軌道を予測することで行ってもよい。
ピニオン16の押出しタイミングとなった場合には、ステップS104へ進み、SL2駆動リレー18をオン状態にしてコイル15への通電を開始する。これにより、ピニオン16がリングギヤ22に向かって押し出される。なお、このステップS104の処理が、噛み合い処理の開始に相当する。
次に、本実施形態のエンジン再始動処理について図3のフローチャートを用いて詳しく説明する。この処理は、エンジン20の自動停止後、所定周期毎にECU30により実行される。
図3において、まずステップS201では、エンジン20を自動再始動するための所定の再始動条件が成立したか否かを判定し、エンジン再始動条件が成立していれば、ステップS202へ進み、今現在のスタータ10の状態から推測される噛み合い所要時間が判定値以下であるか否かを判定する。この噛み合い所要時間は、ピニオン16の押し出しを開始してから(SL2駆動リレー18にオン信号を出力してから)実際にピニオン16がリングギヤ22に噛み合う(ピニオン16からリングギヤ22への動力伝達が可能になる)までに要する時間であり、スタータ10の状態に応じて相違する。
噛み合い所要時間が判定値以下であることの判定について、本実施形態では、エンジン水温に基づいて実施する。具体的には、図4に例示するように、エンジン水温が低いほど、噛み合い所要時間が長くなることに鑑み、エンジン水温が判定値以上の場合に噛み合い所要時間が判定値以下であると判定する。これは、エンジン20が低温であるほど、スタータ10内の作動油(各部材同士の接触部における作動油)の粘度が高くなり、その結果、ピニオン16の動作スピードが遅くなるからである。
図3の説明に戻り、今現在のスタータ10の状態から推測される噛み合い所要時間が判定値よりも大きいと判定される場合には、ステップS203へ進む。ステップS203では、エンジン惰性回転中におけるエンジン回転速度の減少率ΔNEが判定値TH1以上か否かを判定する。この減少率ΔNEは、エンジン惰性回転中において、エンジン回転速度が単位時間当たりにどれだけ減少するかを示す値(エンジン回転速度の傾きの絶対値)であり、正の値で示される。
ここで、エンジン20の自動停止後において惰性回転が継続された場合、振り子特性によりエンジン20が正転と反転とで切り替わり、やがてエンジン回転速度がゼロに収束する。このとき、図5の実線L1及び一点鎖線L2に示すように、エンジン惰性回転中での減少率ΔNEが大きいほど(実線L1の方が)、噛み合い処理開始から完了までのエンジン回転速度の落ち込み量が大きくなる。そのため、減少率ΔNEが比較的大きい場合には、実線L1で示すように、エンジン20の反転中にピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理が完了することがあると考えられる。この場合、噛み合い処理の完了直後にモータ11を駆動してピニオン16を回転させるとすると、クランク軸21を反転から正転に移行させる必要が生じることに起因してモータ負荷が大きくなり、モータ11の消費電力が大きくなる等の不都合が生じることが考えられる。特に、反転期間のうち、エンジン回転速度がゼロから負側の最大値になるまでの期間T1では、反転中のクランク軸21を正転方向に戻すための力が大きくなるため、モータ11によるピニオン16の回転動作を避ける必要性が高い。
そこで、本実施形態では、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理が完了した場合であっても、その噛み合い処理がエンジン20の反転中に行われることが、エンジン回転速度の減少率ΔNEから推測される場合には、噛み合い処理完了後、直ちにピニオン16を回転させるのではなく、噛み合い処理の完了から所定時間が経過した後にピニオン16の回転を開始することとしている。つまり、図3のステップS203では、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理の完了がエンジン20の反転中となるか否かを、エンジン回転速度の減少率ΔNEと判定値TH1との比較結果により推定する。
減少率ΔNEが判定値TH1未満の場合、すなわち噛み合い処理がエンジン20の正転中に完了すると推定される場合には、ステップS204へ進み、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理が完了したか否かを判定する。本実施形態では、都度のエンジン水温に応じて噛み合い所要時間を設定し、その設定した噛み合い所要時間が、ピニオン16の押し出しを開始した時刻から経過した場合に、噛み合い処理が完了したと判定する。
ピニオン16の押出し開始時刻からの経過時間が未だ噛み合い所要時間に達していない場合には、一旦本ルーチンを終了する。これにより、ピニオン16の押し出しを開始してから噛み合い所要時間が経過するまで、ステップS201〜S204の処理が繰り返し実行される。つまり、噛み合い所要時間が経過するまでの期間では、モータ11の駆動によるピニオン16の回転が禁止される。そして、噛み合い処理が完了したと判定された場合に、ステップS207へ進み、モータ11によりピニオン16の回転を開始する。つまり、ピニオン16の押出し開始時点から噛み合い所要時間が経過するのを待ってモータ11を回転駆動させる。
一方、減少率ΔNEが判定値以上の場合、すなわち噛み合い処理の完了がエンジン20の反転中に行われると推定される場合には、ステップS205へ進み、モータ11によるピニオン16の回転を禁止する回転禁止期間を設定する。この回転禁止期間は、噛み合い処理の完了後においてモータ11によってピニオン16を回転させるのを禁止する期間であり、具体的には、エンジン20の自動停止後における初回の反転期間を含む期間として設定される。また、回転禁止期間は、減少率ΔNEに応じて設定されており、具体的には、減少率ΔNEが大きいほど長く設定される。
続くステップS206では、回転禁止期間が経過したか否かを判定し、回転禁止期間が経過していなければ、一旦本ルーチンを終了し、モータ11によるピニオン16の回転禁止期間が経過するまでステップS201〜S203,206の処理を繰り返し実行する。なお、ステップS205については、今回のエンジン再始動において既に回転禁止期間を設定しているため、同期間を改めて設定することなくステップS206へ移行する。そして、回転禁止期間が経過したと判定された場合に、ステップS207へ進み、モータ11を回転駆動してピニオン16の回転を開始する。つまり、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理の完了がエンジン反転中になると推定される場合には、ピニオン16の押し出し完了後、回転禁止期間が経過するのを待って、モータ11を回転駆動させる。
さて、ステップS202において、噛み合い所要時間が判定値以下と判定される場合には、ステップS207へ進み、SL1駆動リレー13にオン信号を出力してモータ11を回転駆動する。これにより、エンジン再始動要求によってクランキングが実施される。
噛み合い所要時間が判定値以下の場合に、エンジン再始動要求に伴いモータ11を回転駆動するのは以下の理由からである。すなわち、本実施形態では、噛み合い所要時間がスタータ10の状態に応じて相違するため、ピニオン16の押し出し開始から再始動要求までの時間が同じである場合について考えると、噛み合い所要時間が短い場合ほど、再始動要求から噛み合い処理完了までの時間が短くなる。また、再始動要求から噛み合い処理完了までの時間が短いほど、噛み合い処理の完了を待たずにピニオン16の回転を行ったとしても、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合いに及ぼす影響が小さいと考えられる。そこで、本実施形態では、噛み合い所要時間が比較的短い場合には、エンジン再始動条件の成立に伴うエンジン再始動要求があった後、速やかにクランキングを行うこととしている。
図6は、エンジン再始動の具体的態様を説明するためのタイムチャートである。図6のうち、(a)は噛み合い処理がエンジン20の正転中に完了する場合を示し、(b)は噛み合い処理がエンジン20の反転中に完了する場合を示している。
まず、噛み合い処理がエンジン正転中に完了する場合について説明する。エンジン自動停止後の惰性回転中において、エンジン回転速度が所定の低回転速度NE1以下になると、図6(a)に示すように、そのタイミングt11でSL2駆動リレー18にオン信号が出力される。これにより、ピニオン16の押し出しが開始される。その後、ピニオン16のリングギヤ22への噛み合いが完了する前のタイミングt12でエンジン再始動条件が成立した場合、そのタイミングt12ではクランキングを開始せず、モータ11を駆動停止したままにする。そして、タイミングt11から噛み合い所要時間TAが経過し、ピニオン16のリングギヤ22への噛み合いが完了したと判定されると、そのタイミングt13でSL1駆動リレー13にオン信号が出力され、モータ11が回転駆動される。これにより、クランキングが開始される。
続いて、エンジン自動停止後のエンジン回転速度の減少率ΔNEに基づいて、噛み合い処理がエンジン反転中に完了すると推定される場合について説明する。図6(b)に示すように、タイミングt21でピニオン16の押し出しが開始された後、タイミングt22でエンジン再始動条件が成立した場合、そのタイミングt22ではモータ11の駆動が行われない。また、タイミングt21から噛み合い所要時間TBが経過したタイミングt23では、エンジン反転中であるため、モータ11の駆動が行われない。そして、タイミングt23から回転禁止期間TCが経過すると、そのタイミングt24でモータ11が回転駆動される。これにより、クランキングが開始される。
なお、モータ11の駆動を開始するタイミング、すなわち回転禁止期間TCの終点タイミングは、エンジン回転速度が負側の最大値を経過した後であれば、図6(b)に例示するように、エンジン反転中であってもよいし、あるいはエンジン20が反転から正転に移行した後であってもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ピニオン16をリングギヤ22に向かう方向への押し出しが開始された後であって、かつピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせが完了するまでの期間にエンジン再始動条件が成立した場合、その噛み合わせが完了するのを待って、モータ11によりピニオン16を回転させる。これにより、噛み合い処理の実行途中でエンジン再始動条件が成立した場合であっても、ピニオン16のリングギヤ22への噛み合わせを確実に行った後に、モータ11によるピニオン16の回転を行うことができる。また、ピニオン回転速度がリングギヤ回転速度よりも低い状態で、ピニオンのリングギヤへの噛み合わせを実施することができる。したがって、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い音が過剰に大きくなるのを抑制することができるとともに、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせをスムーズに行うことができる。
ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理がエンジン20の反転中に完了すると推定される場合には、その噛み合い処理の完了に伴いモータ11によりピニオン16が回転されるのを禁止する構成としたため、モータ負荷が増大すること等を抑制することができ、その結果、スタータ10の消費電力が増大すること等を抑制することができる。
上記噛み合い処理がエンジン反転中に完了することの推定を、エンジン自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率ΔNEに基づいて実施する構成としたため、同処理がエンジン正転中に完了するか又は反転中に完了するかを正確に判断することができる。これにより、エンジン反転中の回転禁止期間においてモータ11によりピニオン16が回転されるのを好適に抑制することができる。
噛み合い所要時間が判定値以下の場合には、ピニオン16の押し出しからピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせ完了までの間にエンジン再始動要求があったときに、その噛み合わせ完了を待たずに、モータ11によりピニオン16を回転させる構成としたため、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせを適正に実施しつつ、より迅速にエンジン20を再始動させることができる。
噛み合い所要時間が判定値以下であることをエンジン冷却水温に基づいて判定する構成としたため、噛み合い処理の完了を待つか否かの判断を、容易にかつ正確に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。上記実施形態では、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合いを開始した後、噛み合い完了するのを待ってモータ11を駆動したが、本実施形態では、噛み合い開始後、ピニオン16とリングギヤ22とが接触した状態(当接した状態)になった時点でモータ11を駆動する。
以下に、ピニオン16及びリングギヤ22の「接触状態」と「噛み合い完了」との相違について、図7〜図9を用いて詳しく説明する。
まず、ピニオン16及びリングギヤ22の歯部の構成について図7を用いて説明する。図7は、ピニオン16及びリングギヤ22の構成を示す図であり、(a)はピニオン16及びリングギヤ22の正面図、(b)は図7(a)におけるA方向からの平面図を示している。
ピニオン16及びリングギヤ22は、各回転軸が同一方向でかつ平行に設けられており、図7(a)に示すように、初期状態では互いに離間して設けられている。また、ピニオン16及びリングギヤ22には、それぞれ多数の歯部16a,22aが設けられており、ピニオン16がリングギヤ22に向かって移動することで、互いの歯部の噛み合いが行われるようになっている。
ピニオン16及びリングギヤ22のそれぞれの歯部16a,22aには面取り部16b,22bが設けられている。面取り部16b,22bは、歯部16a,22aの一角を斜めに削ることにより形成されたものであり、リングギヤ22において、ピニオン16に対向する側の端面であって、エンジン出力軸の正転方向側の角部に面取り部22bが設けられており、ピニオン16において、リングギヤ22に対向する側の端面であって、エンジン出力軸の正転方向とは反対側の角部に面取り部16bが設けられている。
続いて、図8及び図9を用いて、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理における一連の動作を説明する。図8は、噛み合い処理を示すタイムチャートであり、図9は、その噛み合い処理における一連の動作を表す図である。図8及び図9では、エンジン自動停止条件の成立に伴いエンジン20の燃焼を停止した後、エンジン出力軸の正回転中に噛み合い処理を実施する場合を示している。
なお、図9中、(a)〜(e)は、図7(a)におけるA方向からのピニオン16及びリングギヤ22の平面図を示している。また、図9中、破線矢印は、ピニオン16及びリングギヤ22の回転方向を示し、実線矢印は、ピニオン16の回転方向以外の動きを示している。図8中、(a)〜(e)は、図9の(a)〜(e)の各図に対応している。
図8において、SL2駆動リレー18がオフ状態であるタイミングt31以前では、ピニオン16とリングギヤ22とが離間した状態になっている。このとき、リングギヤ22はエンジン出力軸の回転に伴い正回転した状態であり、ピニオン16は回転停止したままの状態になっている。そして、タイミングt31で、SL2駆動リレー18がオフからオンに切り替えられると、ピニオン16の押出しが開始され、ピニオン16がリングギヤ22に向かって移動する(図9(a)参照)。また、その後のタイミングt32では、図9(b)に示すように、ピニオン16のリングギヤ22に対向する端面と、リングギヤ22のピニオン16に対向する端面とが接触した状態(当接した状態)になる。この状態が、ピニオン16とリングギヤ22との「接触状態」であり、同接触状態におけるピニオン16の位置が「接触位置」に相当する。
タイミングt31からt32までの時間は、ピニオン16がリングギヤ22の位置まで移動するのに要する時間、つまり、ピニオン16がリングギヤ22に接触するまでに要する時間(当接所要時間)に相当する。
タイミングt32以後では、図9(c)に示すように、ピニオン16が回転方向に徐々に加速される。このとき、ピニオン歯部16aの通過速度がリングギヤ歯部22aの通過速度よりも低いため、ワンウエイクラッチ17は非係合になっており、ピニオン16は空転した状態になっている。なお、ピニオン16の回転方向の加速は、リングギヤ22の端面とピニオン16の端面、より具体的には、ピニオン16の面取り部16bとリングギヤ22の面取り部22bとの接触が繰り返されることにより行われる。
ピニオン16の回転速度が上昇することにより、ピニオン回転速度とリングギヤ回転速度との差(相対回転速度差)が次第に小さくなり、タイミングt33で、ピニオン回転速度とリングギヤ回転速度とが略等しくなる(図9(d)参照)。また、その後のタイミングt34で、リングギヤ回転速度の減速により、図9(e)に示すように、ピニオン16の歯部16aが、リングギヤ22の面取り部22bに誘導されつつ、リングギヤ22の歯部22aと歯部22aとの間(歯溝部)に嵌まり込み、ピニオン16の歯部全体がリングギヤ22の歯溝部に挟まった状態になる。この状態が、ピニオン16とリングギヤ22との「噛み合い完了」の状態である。
本実施形態では、ピニオン16の移動開始後、ピニオン16がリングギヤ22に接触した状態になる前にエンジン再始動条件が成立した場合、ピニオン16の端面とリングギヤ22の端面とが接触した状態になるのを待ってピニオン16の回転を開始する。ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせが完了する前であっても、両者が接触した時点であれば、その後、直ちに噛み合わせが実施されるため、ピニオン16を回転したとしても、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせを確実に実施でき、また、噛み合い音の抑制を図ることができるからである。また、接触した時点でピニオン16の回転を開始することにより、噛み合い完了した時点でピニオン16の回転を開始する場合に比べて、クランキングをより早期に開始することができ、エンジン始動を速やかに実施することができる。
一方、ピニオン16とリングギヤ22とが当接した状態になる前にモータ駆動が行われた場合、接触時において、ピニオン回転速度がリングギヤ回転速度よりも高く、かつ両者の相対回転速度差が大きくなることが考えられる。この状態でピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせを実施しようとすると、ピニオン16の正転方向側の歯部側面(動力伝達面)が、リングギヤ22の正転方向とは反対側の歯部側面(動力被伝達面)に衝突することにより、噛み合い音が大きくなったりピニオン16の歯部16aが磨耗したりするおそれがある。
図10は、本実施形態のエンジン再始動処理を示すフローチャートである。この処理は、エンジン20の自動停止後、所定周期毎にECU30により実行される。なお、以下の図10の説明では、上記図3と同じ処理については、図3と同じステップ番号を付してその説明を省略する。
図10において、まずステップS301では、上記図3のステップS201と同じ処理を実施し、再始動条件が成立している場合にはステップS303へ進み、ピニオン16の端面とリングギヤ22の端面との接触状態がエンジン反転中に発生するか否かを判定する。なお、ステップS303の判定値は、TH1と同じでもよいし異なっていてもよい。ステップS303で肯定判定される場合には、ステップS305〜S307の処理を実行する。
一方、ステップS303で否定判定される場合にはステップS304へ進み、ピニオン16の端面がリングギヤ22の端面に接触したか否かを判定する。本実施形態では、都度のエンジン水温に応じて当接所要時間を設定し、ピニオン16の押出しタイミングから当接所要時間が経過した場合に、ピニオン16の端面がリングギヤ22の端面に接触したものと判定する。
ピニオン16の押出しタイミングからの経過時間が当接所要時間に達していない場合には、一旦本処理を終了する。そして、押出しタイミングから当接所要時間が経過すると、ステップS304で肯定判定され、ステップS307へ進み、モータ11を駆動する。これにより、ピニオン16が回転され、エンジン20のクランキングが開始される。
なお、ステップS304では、ピニオン16の端面がリングギヤ22の端面に接触したか否かを判定するのに代えて、接触してから所定時間が経過したか否かを判定してもよい。この場合、ピニオン16の歯部16aとリングギヤ22の歯部22aとがある程度噛み合わされた状態でピニオン16を回転させることが可能となる。よって、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い音をより効果的に抑制できる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
ピニオン16のリングギヤ22に向かう方向への押出しが開始された後であって、かつピニオン16とリングギヤ22とが接触するまでの期間にエンジン再始動条件が成立した場合、それらが接触した状態になるのを待って、モータ11によりピニオン16を回転させる構成としたため、噛み合い完了した時点でピニオン16の回転を開始する場合に比べて、クランキングをより早期に開始することができ、エンジン始動を速やかに実施することができる。
また、接触するよりも前に(再始動条件の成立に伴い)モータ駆動を行う場合に比べて、両者の噛み合い時におけるリングギヤ22とピニオン16との相対回転速度差を小さくすることができる。これにより、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い音が過剰に大きくなるのを抑制することができ、また、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせをスムーズに行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・エンジン20の自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率ΔNEが所定の判定値よりも大きい場合に、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い処理の開始を早くする構成とする。すなわち、同噛み合い処理がエンジン20の反転中に完了すると推定される場合、同処理の開始を早めることで、エンジン20が正転から反転に移行する前に噛み合い処理が完了されるようにする。具体的には、上記実施形態のように、エンジン自動停止後におけるエンジン回転速度が低回転速度NE1以下になった時点でリングギヤ22に向かう方向へのピニオン16の押し出しを開始する場合、その押し出し開始前のエンジン回転速度の減少率ΔNEに基づいて噛み合い処理の完了がエンジン反転中になると推定されるときには、低回転速度NE1よりも高速側の回転速度NE2でピニオン16の押し出しを開始する。この構成によれば、エンジン正転中に噛み合い処理を完了させることができ、その結果、クランキングを好適に実施することができる。また、回転禁止期間を設定する場合に比べ、クランキングを速やかに実施することができる。
・上記実施形態では、噛み合い処理の完了がエンジン反転中に実施されると推定される場合に回転禁止期間を設定し、同期間でのピニオン16の回転を禁止する構成としたが、同期間を設定しない構成としてもよい。この場合、噛み合い処理の完了時にエンジン20が正転中か反転中かに関わらず、噛み合い処理の完了後、モータ11により速やかにピニオン16を回転させることができる。
・上記実施形態では、回転禁止期間の設定を、エンジン再始動条件が成立した後に実施する構成としたが、これを変更し、エンジン再始動条件が成立する前に実施してもよい。例えば、上記図2のフローチャートにおいて、ピニオン16の押出しタイミングの前又は後に実施する。
・回転禁止期間を、エンジン惰性回転中におけるエンジン回転速度の減少率ΔNEに基づいて可変にする。このとき、減少率ΔNEが大きいほど、回転禁止期間を長くするとよい。
・瞬時回転速度等から推定される噛み合い完了時のエンジン回転速度が、ゼロ又は負側に設定される判定値以下の場合に回転禁止期間を設定する構成とする。噛み合い完了時におけるエンジン回転速度が負側に大きいほど、反転中のクランク軸21を正転方向に戻すのに必要な力が大きくなると言える。したがって、本構成とすることにより、噛み合い完了後におけるモータ駆動の禁止を好適に実施することができる。
具体的には、例えば、エンジン自動停止後において、噛み合い処理開始時から噛み合い所要時間が経過した時点におけるエンジン回転速度を瞬時回転速度等に基づいて推測する。そして、その推測したエンジン回転速度が判定値(≦0)以下の場合に、回転禁止期間を設定する。このとき、推測したエンジン回転速度が負側に大きいほど、回転禁止期間を長くするとよい。
・回転禁止期間の設定を、エンジン回転速度に代えて又はこれに加え、エンジン回転速度に相関するパラメータに基づいて実施する。エンジン回転速度の減少率ΔNEは、エンジン20や、エンジン20によって駆動される補機の運転状態に応じて変化するからである。具体的には、例えば、スロットル開度が大きいほど吸気脈動が大きくなり、その結果、気筒の圧縮負荷が大きくなることが考えられる。また、気筒の圧縮負荷が大きいほど、エンジン回転速度の減少率ΔNEが大きくなると言える。したがって、スロットル開度が所定開度よりも大きい場合に回転禁止期間を設定する。あるいは、スロットル開度に応じて、回転禁止期間の長さを変更する。
・ピニオン16とリングギヤ22との噛み合いが完了したことの判定、及びピニオン16とリングギヤ22とが接触した状態になったことの判定を、ピニオン16の押し出し開始からの経過時間(噛み合い所要時間又は当接所要時間)に基づいて実施したが、これに限定しない。例えば、ピニオン16又はリングギヤ22の近傍にセンサを配置し、同センサにより両者の噛み合い完了又は接触状態を検知してもよい。あるいは、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い時に両者のギヤ間で通電可能に構成し、同通電があった場合にピニオン16とリングギヤ22との噛み合い完了又は接触状態と判定してもよい。
・上記実施形態では、噛み合い所要時間が判定値以下であることをエンジン水温に基づいて判定する構成としたが、同判定をスタータ10によるエンジン始動回数に基づいて実施する構成とする。具体的には、スタータ10によるエンジン始動回数が多いほど、ピニオン16及びリングギヤ22の歯部が磨耗し、その結果、ピニオン16とリングギヤ22とが噛み合いにくくなると考えられる。そのため、例えば図11に示すように、スタータ10による始動回数が多いほど、噛み合い所要時間が長くなる。これに鑑み、噛み合い所要時間が判定値以下であることをスタータ10による始動回数に基づいて判定する。このとき、スタータ10による始動回数を、スタータ10の初期状態からの使用期間や車両の走行距離等に基づいて判定してもよい。
・上記実施形態では、噛み合い所要時間が判定値以下であると判定された場合に、噛み合い処理の完了を待たずにピニオン16の回転を実施する構成としたが、噛み合い所要時間が判定値以下であるか否かに関わらず、噛み合い処理が完了したと判定されるのを待って、モータ11によるピニオン16の回転を実施する構成としてもよい。
・上記第1の実施形態において、噛み合い所要時間が判定値以下であると判定された場合、ピニオン16とリングギヤ22とが接触した状態になったタイミングでモータ駆動を実施する構成とする。こうすることにより、いち早く、しかも確実にエンジン20を始動することができる。
・ピニオン16のリングギヤ22への噛み合い処理がある程度進行しており、かつエンジン20が正転中であることが推測される場合に、噛み合い処理の完了を待たずにモータ11によるピニオン16の回転を実施する。具体的には、エンジン20の再始動要求が、ピニオン16の押し出し開始から噛み合い所要時間の所定割合(例えば2分の1又は3分の1)が経過した後に行われ、かつその再始動要求時点でのエンジン回転速度が正の値であると推定される場合には、噛み合い処理の完了を待たずにモータ11によるピニオン16の回転を開始する。なお、再始動要求時点でのエンジン回転速度は、クランク角センサ23により検出される瞬時回転速度等に基づき推定する。エンジン再始動要求の時点において、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合い完了までの残り時間が短く、かつエンジン20が正転中であれば、ピニオン16とリングギヤ22との噛み合わせを適正に実施しつつ、より迅速にエンジン20を再始動させるといった効果を得ることができる。
10…スタータ、11…モータ(回転駆動手段)、13…SL1駆動リレー、14…ピニオン軸、15…コイル、16…ピニオン、16b…面取り部、18…SL2駆動リレー、20…エンジン、21…クランク軸、22…リングギヤ、22b…面取り部、30…ECU、SL1…モータスイッチ部、SL2…アクチュエータ。

Claims (11)

  1. 所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、その後所定の再始動条件が成立した場合にスタータによるクランキングを実施して前記エンジンを再始動する自動停止始動機能を有し、エンジン自動停止後の前記エンジンの惰性回転中において前記エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに向けて前記スタータのピニオンを移動させ前記リングギヤと前記ピニオンとの噛み合いを実施する噛み合い制御手段と、前記再始動条件成立した場合に回転駆動手段により前記ピニオンを回転させる回転制御手段と、を備えるエンジン停止始動制御装置において、
    前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが完了したこと、又は前記ピニオンが前記リングギヤとの接触位置まで移動し接触状態になったことを判定する噛み合い判定手段を備え、
    前記回転制御手段は、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定される前に前記再始動条件が成立した場合、同噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定されるまでの期間、前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を禁止することを特徴とするエンジン停止始動制御装置。
  2. 所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、その後所定の再始動条件が成立した場合にスタータによるクランキングを実施して前記エンジンを再始動する自動停止始動機能を有し、エンジン自動停止後の前記エンジンの惰性回転中において前記エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに向けて前記スタータのピニオンを移動させ前記リングギヤと前記ピニオンとの噛み合いを実施する噛み合い制御手段と、前記再始動条件の成立後に回転駆動手段により前記ピニオンを回転させる回転制御手段と、を備えるエンジン停止始動制御装置において、
    前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが完了したこと、又は前記ピニオンが前記リングギヤとの接触位置まで移動し接触状態になったことを判定する噛み合い判定手段と
    前記噛み合いが完了する又は前記接触状態になるのが前記エンジンの出力軸の反転中である場合に前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転を禁止する回転禁止期間を設定する期間設定手段と、を備え、
    前記回転制御手段は、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定される前に前記再始動条件が成立した場合、同噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定されるのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始するとともに、前記期間設定手段により前記回転禁止期間が設定された場合、該回転禁止期間が経過するのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転を開始することを特徴とするエンジン停止始動制御装置。
  3. エンジン回転速度又はこれに相関するパラメータに基づいて、前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了すること又は前記接触状態になることを判定する状態判定手段を備え、
    前記期間設定手段は、前記状態判定手段により前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了する又は前記接触状態になると判定される場合に、前記回転禁止期間を設定する請求項2に記載のエンジン停止始動制御装置。
  4. 前記状態判定手段は、エンジン回転速度の減少率に基づいて、前記出力軸の反転中に前記噛み合いが完了すること又は前記接触状態になることを判定する請求項3に記載のエンジン停止始動制御装置。
  5. 前記噛み合い制御手段は、前記エンジンの自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率が所定の判定値よりも大きい場合に前記噛み合いの開始タイミングを早くする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のエンジン停止始動制御装置。
  6. 所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、その後所定の再始動条件が成立した場合にスタータによるクランキングを実施して前記エンジンを再始動する自動停止始動機能を有し、エンジン自動停止後の前記エンジンの惰性回転中において前記エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに向けて前記スタータのピニオンを移動させ前記リングギヤと前記ピニオンとの噛み合いを実施する噛み合い制御手段と、前記再始動条件の成立後に回転駆動手段により前記ピニオンを回転させる回転制御手段と、を備えるエンジン停止始動制御装置において、
    前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが完了したこと、又は前記ピニオンが前記リングギヤとの接触位置まで移動し接触状態になったことを判定する噛み合い判定手段を備え、
    前記回転制御手段は、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定される前に前記再始動条件が成立した場合、同噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定されるのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始し、
    前記噛み合い制御手段は、前記エンジンの自動停止後におけるエンジン回転速度の減少率が所定の判定値よりも大きい場合に前記噛み合いの開始タイミングを早くすることを特徴とするエンジン停止始動制御装置。
  7. 前記噛み合いの開始から完了までに要する噛み合い所要時間が所定の判定値以下であることを判定する所要時間判定手段を備え、
    前記回転制御手段は、前記所要時間判定手段により前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であると判定されたとき、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定される前の期間に前記再始動条件が成立した場合において、前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定されるのを待たずに前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始する請求項2乃至6のいずれか一項に記載のエンジン停止始動制御装置。
  8. 所定の自動停止条件が成立した場合にエンジンを自動停止し、その後所定の再始動条件が成立した場合にスタータによるクランキングを実施して前記エンジンを再始動する自動停止始動機能を有し、エンジン自動停止後の前記エンジンの惰性回転中において前記エンジンの出力軸に連結されたリングギヤに向けて前記スタータのピニオンを移動させ前記リングギヤと前記ピニオンとの噛み合いを実施する噛み合い制御手段と、前記再始動条件の成立後に回転駆動手段により前記ピニオンを回転させる回転制御手段と、を備えるエンジン停止始動制御装置において、
    前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが完了したこと、又は前記ピニオンが前記リングギヤとの接触位置まで移動し接触状態になったことを判定する噛み合い判定手段と
    前記噛み合いの開始から完了までに要する噛み合い所要時間が所定の判定値以下であることを判定する所要時間判定手段と、を備え、
    前記回転制御手段は、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定される前に前記再始動条件が成立した場合、同噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了した又は前記接触状態になったと判定されるのを待って前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始する一方、前記所要時間判定手段により前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であると判定されたとき、前記噛み合い制御手段による前記噛み合いが開始された後であって、かつ前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定される前の期間に前記再始動条件が成立した場合において、前記噛み合い判定手段により前記噛み合いが完了したと判定されるのを待たずに前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始することを特徴とするエンジン停止始動制御装置。
  9. 前記回転制御手段は、前記接触状態になる前に前記再始動条件が成立したとき、前記接触状態に移行したタイミングで、前記回転駆動手段による前記ピニオンの回転駆動を開始する請求項7又は8に記載のエンジン停止始動制御装置。
  10. 前記所要時間判定手段は、前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であることを前記エンジンの温度に基づいて判定する請求項7乃至9のいずれか一項に記載のエンジン停止始動制御装置。
  11. 前記所要時間判定手段は、前記噛み合い所要時間が前記判定値以下であることを前記スタータによる前記エンジンの始動回数に基づいて判定する請求項7乃至10のいずれか一項に記載のエンジン停止始動制御装置。
JP2010173608A 2009-09-04 2010-08-02 エンジン停止始動制御装置 Active JP4835774B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010173608A JP4835774B2 (ja) 2009-09-04 2010-08-02 エンジン停止始動制御装置
DE102010037324.9A DE102010037324B4 (de) 2009-09-04 2010-09-03 System zum Neustart einer internen Verbrennungsmaschine wenn eine Voraussetzung zum Maschinenneustart erfüllt ist
CN201010519977.6A CN102011667B (zh) 2009-09-04 2010-09-06 用于在发动机再起动条件满足时再起动内燃发动机的***
US12/876,664 US8671903B2 (en) 2009-09-04 2010-09-07 System for restarting internal combustion engine when engine restart condition is met

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009204536 2009-09-04
JP2009204536 2009-09-04
JP2010173608A JP4835774B2 (ja) 2009-09-04 2010-08-02 エンジン停止始動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011074912A JP2011074912A (ja) 2011-04-14
JP4835774B2 true JP4835774B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=43646693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010173608A Active JP4835774B2 (ja) 2009-09-04 2010-08-02 エンジン停止始動制御装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8671903B2 (ja)
JP (1) JP4835774B2 (ja)
CN (1) CN102011667B (ja)
DE (1) DE102010037324B4 (ja)

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008040945B4 (de) * 2008-08-01 2019-08-14 Seg Automotive Germany Gmbh Verfahren zum Einspuren eines Andrehritzels einer Startvorrichtung in einen Zahnkranz einer Brennkraftmaschine
JP5001993B2 (ja) * 2009-10-28 2012-08-15 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
DE102010061084A1 (de) * 2009-12-08 2011-07-21 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. System zum Ankurbeln einer internen Verbrennungsmaschine durch in Eingriff bringen von einem Ritzel mit einem Zahnkranz
JP2011127504A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp エンジンの自動始動装置
US8162801B2 (en) * 2010-02-22 2012-04-24 GM Global Technology Operations LLC Gear engagement control system and method
JP5075226B2 (ja) * 2010-06-04 2012-11-21 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
JP5381929B2 (ja) 2010-08-18 2014-01-08 株式会社デンソー エンジン停止始動制御装置
JP5470241B2 (ja) * 2010-12-28 2014-04-16 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両の制御装置
JP5628714B2 (ja) * 2011-03-11 2014-11-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用エンジン始動装置
WO2012139129A2 (en) 2011-04-07 2012-10-11 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
US9121380B2 (en) 2011-04-07 2015-09-01 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
JP5236044B2 (ja) * 2011-05-11 2013-07-17 三菱電機株式会社 内燃機関の自動停止再始動装置
JP5564476B2 (ja) * 2011-08-30 2014-07-30 日立オートモティブシステムズ株式会社 自動車の制御装置
JP5566530B2 (ja) * 2011-08-30 2014-08-06 三菱電機株式会社 エンジン始動装置およびエンジン始動方法
JP5623363B2 (ja) * 2011-09-29 2014-11-12 三菱電機株式会社 エンジン始動装置およびエンジン始動方法
DE102011090149A1 (de) * 2011-12-30 2013-07-04 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Ansteuerung eines Organs im Luftzufuhrtrakt einer Brennkraftmaschine, insbesondere einer Drosselklappe
DE102011090158A1 (de) * 2011-12-30 2013-07-04 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einspuren eines Andrehritzels einer Startvorrichtung in einem Zahnkranz einer Brennkraftmaschine
JP5880098B2 (ja) * 2012-02-09 2016-03-08 日産自動車株式会社 エンジン始動装置およびエンジンの自動停止再始動制御装置
US8872369B2 (en) 2012-02-24 2014-10-28 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
US8860235B2 (en) 2012-02-24 2014-10-14 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
US8829845B2 (en) * 2012-02-28 2014-09-09 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
JP5255712B1 (ja) * 2012-03-06 2013-08-07 三菱電機株式会社 エンジン自動停止再始動装置
DE112012006182T5 (de) * 2012-04-03 2014-12-24 Mitsubishi Electric Corporation Vorrichtung zum automatischen Anhalten und Neustarten von Innenverbrennungsmotor
US8733190B2 (en) 2012-04-25 2014-05-27 Remy Technologies, Llc Starter machine system and method
US8965616B2 (en) 2012-05-04 2015-02-24 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for reducing gear lash noise
US9156469B2 (en) 2012-05-04 2015-10-13 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for a driveline disconnect clutch
US9108614B2 (en) 2012-05-04 2015-08-18 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for adapting a driveline disconnect clutch transfer function
US9039568B2 (en) 2012-05-04 2015-05-26 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for extending regenerative braking
US9260107B2 (en) 2012-05-04 2016-02-16 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for operating a driveline disconnect clutch responsive to engine operating conditions
US9108632B2 (en) 2012-05-04 2015-08-18 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for operating a driveline clutch
US8977449B2 (en) 2012-05-04 2015-03-10 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for holding a vehicle stopped on a hill
US8924062B2 (en) 2012-05-04 2014-12-30 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for driveline mode transitions
US9447747B2 (en) * 2012-05-04 2016-09-20 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for stopping an engine
US9656665B2 (en) 2012-05-04 2017-05-23 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for a driveline dual mass flywheel
US8998771B2 (en) 2012-05-04 2015-04-07 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for a vehicle driveline
US9322380B2 (en) 2012-05-04 2016-04-26 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for engine starting during a shift
US9393954B2 (en) 2012-05-04 2016-07-19 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for engine stopping
US8932179B2 (en) 2012-05-04 2015-01-13 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for transitioning between braking modes
US9115682B2 (en) 2012-05-04 2015-08-25 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for operating a driveline disconnect clutch
US8813881B2 (en) 2012-05-04 2014-08-26 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for a vehicle driveline power take off
US9068546B2 (en) 2012-05-04 2015-06-30 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for engine cranking
JP5505458B2 (ja) * 2012-05-15 2014-05-28 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
JP5880294B2 (ja) * 2012-06-05 2016-03-08 株式会社デンソー エンジン停止始動制御装置
CN104350260B (zh) * 2012-06-14 2017-05-17 三菱电机株式会社 发动机启动装置和发动机启动方法
JP5762371B2 (ja) * 2012-08-29 2015-08-12 三菱電機株式会社 エンジン始動装置
JP5978904B2 (ja) * 2012-10-11 2016-08-24 株式会社デンソー エンジン制御装置
JP5644843B2 (ja) * 2012-11-21 2014-12-24 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
WO2014091591A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
JP5951115B2 (ja) * 2013-04-04 2016-07-13 三菱電機株式会社 エンジン自動停止再始動装置、及びエンジン自動停止再始動方法
US9393950B2 (en) * 2013-07-22 2016-07-19 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for restarting an engine
GB2517752B (en) * 2013-08-30 2020-04-01 Ford Global Tech Llc A method of controlling the engagement of a starter motor used for starting an engine of a motor vehicle
WO2015037053A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 三菱電機株式会社 エンジン自動停止再始動装置
CN103821654A (zh) * 2013-11-22 2014-05-28 兰溪市奥驰电器有限公司 起动机的柔性起动电路及其柔性起动方法
GB2524762B (en) * 2014-04-01 2020-06-17 Airbus Operations Ltd Drive system for aircraft landing gear
JP6073285B2 (ja) * 2014-12-05 2017-02-01 株式会社デンソー 制御装置
JP6225932B2 (ja) * 2015-02-25 2017-11-08 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP6447339B2 (ja) * 2015-04-17 2019-01-09 株式会社デンソー エンジン制御装置
KR102021248B1 (ko) * 2015-07-23 2019-09-11 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 엔진 제어 방법 및 차량 주행 제어 장치
JP6504006B2 (ja) * 2015-09-29 2019-04-24 株式会社デンソー エンジンの制御装置
US10337438B2 (en) * 2015-10-01 2019-07-02 GM Global Technology Operations LLC Push-button start system fault diagnosis
JP6497411B2 (ja) * 2016-06-16 2019-04-10 株式会社デンソー エンジン始動システム、および、始動機
US9984339B2 (en) * 2016-08-23 2018-05-29 X Development Llc Autonomous shuffling of pallets of items in a warehouse
JP6487407B2 (ja) * 2016-10-25 2019-03-20 トヨタ自動車株式会社 エンジンの始動制御装置
JP6764356B2 (ja) * 2017-03-02 2020-09-30 株式会社デンソー 始動装置、回転電機、及び始動用電動機
JP6838533B2 (ja) * 2017-09-11 2021-03-03 株式会社デンソー シフトレンジ制御装置
US10895237B1 (en) * 2019-07-15 2021-01-19 GM Global Technology Operations LLC Electric starter system with latch mechanism for pinion pre-engagement control

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4418289A (en) * 1978-11-20 1983-11-29 Facet Enterprises, Incorporated Two stage starter drive system
JP3681506B2 (ja) * 1997-05-20 2005-08-10 本田技研工業株式会社 スタータ保護装置
JP4321796B2 (ja) * 2000-08-10 2009-08-26 株式会社デンソー スタータ制御方法
JP2003214305A (ja) * 2002-01-23 2003-07-30 Denso Corp スタータ
JP4096863B2 (ja) * 2003-11-07 2008-06-04 トヨタ自動車株式会社 エンジン始動装置及びエンジン始動方法
DE102005004326A1 (de) * 2004-08-17 2006-02-23 Robert Bosch Gmbh Startvorrichtung für einen Verbrennungsmotor mit separatem Einrück- und Startvorgang
DE102005048599A1 (de) * 2005-10-06 2007-04-12 Robert Bosch Gmbh Startvorrichtung zum Andrehen von Brennkraftmaschinen
DE102005049092B4 (de) 2005-10-13 2016-06-02 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einspuren des Starterritzels eines Starters in den Anlasserzahnkreis einer Brennkraftmaschine beim Auslaufen der Brennkraftmaschine
DE102006011644A1 (de) 2006-03-06 2007-09-13 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung mit einem ersten Getriebeteil zum Einspuren in ein zweites Getriebeteil, insbesondere Startvorrichtung mit einem Ritzel zum Einspuren in einen Zahnkranz einer Brennkraftmaschine sowie Verfahren zum Betrieb einer derartigen Vorrichtung
JP2008121648A (ja) * 2006-11-16 2008-05-29 Hitachi Ltd 内燃機関の制御装置
JP2008163818A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Hitachi Ltd スタータ
JP2009168230A (ja) * 2008-01-21 2009-07-30 Denso Corp ピニオンおよびそれを用いたスタータ
JP5100446B2 (ja) 2008-02-28 2012-12-19 東光東芝メーターシステムズ株式会社 電力量計
JP5007839B2 (ja) * 2008-09-02 2012-08-22 株式会社デンソー エンジン自動停止始動制御装置
JP4737571B2 (ja) * 2008-09-08 2011-08-03 株式会社デンソー エンジン始動装置
US8370051B2 (en) * 2009-01-05 2013-02-05 Ford Global Technologies, Llc Methods and systems for assisted direct start control
EP3144520B1 (en) * 2009-01-21 2021-03-31 Denso Corporation System for restarting internal combustion engine when engine restart condition is met
JP5048692B2 (ja) 2009-02-02 2012-10-17 本田技研工業株式会社 前後輪駆動車両
JP4780233B2 (ja) * 2009-05-11 2011-09-28 株式会社デンソー エンジン始動装置
JP4893779B2 (ja) * 2009-05-21 2012-03-07 株式会社デンソー スタータ制御装置
JP5152304B2 (ja) * 2009-11-23 2013-02-27 株式会社デンソー エンジンの制御装置
DE102010061084A1 (de) * 2009-12-08 2011-07-21 DENSO CORPORATION, Aichi-pref. System zum Ankurbeln einer internen Verbrennungsmaschine durch in Eingriff bringen von einem Ritzel mit einem Zahnkranz
JP5656013B2 (ja) * 2010-01-11 2015-01-21 株式会社デンソー エンジン自動停止始動制御装置
US8510019B2 (en) * 2010-01-20 2013-08-13 Denso Corporation Control device of automatic engine stop and start
JP2011163321A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Denso Corp エンジン始動制御装置
JP5428931B2 (ja) * 2010-02-19 2014-02-26 株式会社デンソー スタータの制御装置
JP5464095B2 (ja) * 2010-08-02 2014-04-09 株式会社デンソー エンジン停止始動制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102010037324B4 (de) 2019-05-16
CN102011667B (zh) 2014-06-18
JP2011074912A (ja) 2011-04-14
DE102010037324A1 (de) 2011-04-21
US20110056450A1 (en) 2011-03-10
CN102011667A (zh) 2011-04-13
US8671903B2 (en) 2014-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835774B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP5656013B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP5464095B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP5007839B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP5978904B2 (ja) エンジン制御装置
JP5428931B2 (ja) スタータの制御装置
JP5321524B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP4735737B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
WO2014156320A1 (ja) 車載制御装置
JP2010236552A (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP2016205174A (ja) エンジン制御装置
JP5429199B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP5413325B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP5531943B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP2014074363A (ja) エンジン始動装置および始動方法
JP6076485B2 (ja) エンジン自動停止再始動装置
JP5477239B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP6181954B2 (ja) 車両の制御装置
JP2012102620A (ja) 車両の制御装置
JP2013142289A (ja) アイドルストップ制御装置
JP5541177B2 (ja) エンジン停止始動制御装置
JP5316734B2 (ja) スタータの制御装置および制御方法、ならびに車両
JP5561128B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP5370173B2 (ja) エンジン自動停止始動制御装置
JP5907021B2 (ja) エンジンの始動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4835774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250