JP2009160188A - コーヒーマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】保温効果を高め、コーヒーの酸化劣化を防止して、美味しいコーヒーを提供すると共に、省エネルギー化を図り、二酸化炭素の発生を抑制する。
【解決手段】コーヒー豆の粉末に熱湯を注いでコーヒーを抽出するコーヒーマシン100であって、コーヒーマシン本体10は、窒素ガスを発生させる窒素ガス発生ユニット30と、窒素ガス発生ユニット30で発生した窒素ガスをポット60内部へ供給する窒素ガス供給部31と、を備え、ポット60は、断熱材で形成されたポット本体61と、ポット本体61を密閉する蓋部62と、ポット本体61または蓋部62の少なくとも一方に設けられ、少なくともポット本体61を加熱するヒータ72と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーヒーを抽出すると共に、抽出したコーヒーの品質と鮮度を保持するコーヒーマシンに関する。
従来から、抽出したコーヒーの品質と鮮度を保持するための工夫がなされている。コーヒーの品質と鮮度を保持するためには、コーヒー豆が良質であることを前提とすると、(1)コーヒーの熱劣化を防止するために、焙煎時および抽出時以外で加熱をしないこと、(2)コーヒーの酸化劣化を防止するために、抽出後は、空気に触れさせないこと、(3)再加熱をせず、抽出後はできるだけ早く飲用に供すること、が重要であると言われている。
店舗にてコーヒーを販売する場合、コーヒーの品質を保証する観点から、抽出後、30分を経過したコーヒーは販売されずに処分されている。例えば、店舗が10時間稼動したとすると、平均で1日あたり100杯分のコーヒーが処分されることとなり、非常に無駄が多くなっている。空気に触れることによる酸化や、保温のための加熱によるコーヒーの品質低下を防止することができれば、このような無駄をなくすることができる。
特許文献1には、コーヒーなどの貯留した液体の酸化劣化を抑制すると共に、貯留液体を少量ずつ排出した際にも、その抑制効果を持続することのできる液体容器が開示されている。この液体容器は、保温性のある内容器の内部の空間を、蓋構造を閉鎖することにより気密状態とする。閉空間内を不活性ガス雰囲気として、貯留液体と大気との接触を遮断する。この液体容器では、内容器と連通する抽出バルブの開放時に、供給された不活性ガスの圧力により、貯留された液体が排出される。
また、図9は、従来のコーヒーポットの内部の様子を示す図である。従来のコーヒーポットは、断熱構造を有するポット本体50と、ポット本体50を密閉する蓋51とから構成される。蓋51には、ドリップされたコーヒーをポット本体50に導入するための導入部52と、導入部52から入ったコーヒーを逆戻りさせないための弁52aが設けられている。また、蓋51には、加熱された窒素ガスをポット本体50の内部に導入するための窒素ガス導入部53が設けられている。窒素ガス導入部53には、窒素ガスを逆戻りさせないための弁53aが設けられている。さらに、蓋51には、ポット本体50内部の余分な窒素ガスを排出するための窒素ガス排出部54が設けられている。窒素ガス排出部54には、一定の圧力を超えると開く弁54aが設けられており、ポット本体50内部の窒素ガスの圧力が一定値を超えると、窒素ガスが外部に排出されるように構成されている。
また、ポット本体50の底部には、貯留されたコーヒーを取り出すための取り出し口56が設けられている。この取り出し口56は、ポンプ57を有するコーヒー導出部58に接続されている。コーヒーをポット本体50から取り出す際は、ポンプ57を動作させるとコーヒーが取り出し口56およびコーヒー導出部58を介して外部に吐出される。コーヒー導出部58の先端部には、コーヒーの逆戻りを防止するための弁58aが設けられている。
特開2004−283574号公報
しかしながら、従来のポットでは、ポット本体50の熱伝導によってコーヒーの温度が低下してしまう。すなわち、ポット本体50は、熱伝導を遮断する真空領域を有しているが、真空領域では熱伝導を遮断できたとしても、ポット本体50の外側の金属と内側の金属とが接合する部分で熱伝導が生じる。その結果、ポット本体50内部の熱が外部に逃げていってしまう。このように、従来のポットでは、ポット本体50の外側の金属と内側の金属とが接合する部分が、熱の流路となるため、真空領域を有していたとしても、コーヒーの温度低下は避けることができない状況となっている。
コーヒーを抽出した直後の温度は、85℃前後であり、コーヒーを飲用する際の最適な温度は75℃から76℃であると言われている。コーヒーの温度が60℃〜70℃程度まで下がると、飲用に耐えないと感じる人が急増する。このため、コーヒーを業として販売する場合、60℃〜70℃程度まで温度が低下したコーヒーを販売することはできない。このように冷めたコーヒーは、廃棄せざるを得ない。従って、コーヒー販売業として、廃棄損失を極力抑えるためには、コーヒーの温度低下を防ぐ策を講ずることが非常に重要となる。
一方、図9に示したように、従来のポットでは、導入部52がポット本体50の上部に設けられているため、ドリップされたコーヒーがポット本体50の底部に向かって落下することとなる。このため、コーヒーが空気と触れ合って、コーヒーの酸化劣化が生じてしまう。コーヒーを業として販売する場合は、このように酸化劣化したコーヒーを販売することはできず、廃棄せざるを得ない。従って、コーヒー販売業として、廃棄損失を極力抑えるためには、抽出後のコーヒーが空気に触れないような策を講ずることが非常に重要となる。
また、特許文献1記載の技術では、ポット内を不活性ガス雰囲気とすることで、貯留液体と大気との接触を遮断している。この点で、貯留液体の酸化劣化の防止が図られている。しかしながら、特許文献1には、この不活性ガスを加熱するという記載が無いため、大気温の不活性ガスを用いる場合が想定される。すなわち、特許文献1に記載されているように、ポットに大気温の不活性ガスを充填し、不活性ガスの圧力で貯留液体を吐出させ、その度に大気温の不活性ガスを充填させることを繰り返すと、貯留液体の温度低下が促進されてしまう。特に、貯留液体がコーヒーである場合、このようなガス交換を頻繁に行なうと、温度低下のみならず、コーヒー特有の香りが奪われ、美味しいコーヒーを提供することができなくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、保温効果を高め、コーヒーの酸化劣化を防止して、美味しいコーヒーを提供すると共に、省エネルギー化を図り、二酸化炭素の発生を抑制することができるコーヒーマシンを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のコーヒーマシンは、コーヒー豆の粉末に熱湯を注いでコーヒーを抽出するコーヒーマシン本体および前記抽出されたコーヒーを貯留するポットから構成されるコーヒーマシンであって、前記コーヒーマシン本体は、窒素ガスを発生させる窒素ガス発生ユニットと、前記窒素ガス発生ユニットで発生した窒素ガスを前記ポット内部へ供給する窒素ガス供給部と、を備え、前記ポットは、熱伝導を遮断する真空領域を有するポット本体と、前記ポット本体を密閉する蓋部と、前記ポット本体または前記蓋部の少なくとも一方に設けられ、少なくとも前記ポット本体を加熱するヒータと、を備えることを特徴としている。
このように、ヒータによって、少なくともポット本体を加熱するので、ポット本体の内側と外側との温度差による熱伝導を遮断することができる。すなわち、ポット本体は、真空構造を有しており、この真空構造がポット本体の外側と内側との熱伝導を遮断している。このようなポット本体の真空構造を形成するために、外側の金属と、内側の金属とを、ポット本体の最上部で接合している。この接合は、例えば、溶接により行なわれる。この溶接は極めて精密に行なわれ、その接合点の厚さは、約0.1mmとなっている。ところが、金属は熱伝導性が高いため、この微小な接合点において熱伝導が生じ、ポット本体の内側の熱が、外側に逃げてしまう。このように、外側の金属と内側の金属とが接合する部分が、熱の流路となるため、ポット本体が真空領域を有していたとしても、コーヒーの温度低下の要因となる。上記接合部における熱の流路を断つためには、ポット本体の外側の金属と内側の金属との間に熱差を作らないことが必要である。このため、本発明では、ポット本体または蓋部の少なくとも一方に、少なくともポット本体を加熱するヒータを設けた。これにより、接合点を介してコーヒーの熱が逃げないようにすることが可能となる。また、本発明では、窒素ガスをポットへ供給するので、ポット内のコーヒーと大気との接触を遮断することができる。
(2)また、本発明のコーヒーマシンにおいて、前記窒素ガス供給部は、前記ヒータの熱を窒素ガスに吸収させる熱吸収部と、前記吸熱した窒素ガスを前記ポット本体内部に導入する窒素ガス導入部と、を備えることを特徴としている。
このように、ヒータの熱を窒素ガスに吸収させてから、窒素ガスをポット本体内部に導入するので、ポット本体内部に貯留しているコーヒーとの温度差を無くすことができる。その結果、熱伝導によるコーヒーの温度低下を防止することが可能となる。
(3)また、本発明のコーヒーマシンにおいて、前記ヒータは、前記ポット本体の首部の外周面上に設けられ、前記熱吸収部は、前記ヒータの外面上で前記ヒータと当接することを特徴としている。
このように、ヒータが、ポット本体の首部の外周面上に設けられているので、ポット本体の外側の金属と内側の金属との接合部付近を加熱することが可能となる。これにより、接合部における外側の金属と内側の金属との間の熱差が無くなり、接合部における熱の流路を断つことができる。また、熱吸収部が、ヒータの外面上でヒータと当接するので、窒素ガスにヒータからの熱を十分に吸収させることが可能となる。
(4)また、本発明のコーヒーマシンにおいて、前記蓋部は、コーヒーを流入させる流入孔と、前記流入したコーヒーを前記ポット本体内部に流出させる流出孔と、一端が円弧状または螺旋状に形成される一方、他端が前記流出孔に接続されており、前記流入孔から流入したコーヒーを前記ポット本体内部の底面へ案内する案内管と、を備えることを特徴としている。
このように、案内管は、下端が円弧状または螺旋状に形成され、コーヒーをポット本体の底面へ案内する。コーヒーマシンでは、コーヒーの抽出開始時と、抽出終了時とでは、コーヒーの濃度に差がある。抽出開始時のコーヒーの濃度は濃く、抽出終了時のコーヒーの濃度は比較的薄い。従って、コーヒーの濃度を均一にするためには、コーヒーを攪拌しなければならないが、単に攪拌するのでは、コーヒーが大気と触れ合ってしまう。このため、本発明のように、案内管の下端を円弧状または螺旋状に形成することによって、コーヒーをポット本体内部で渦巻きながら流入させることができる。案内管の下端はポット本体の底面付近に位置するため、コーヒーの落差は小さく、また、コーヒーがポット本体の底の方から供給されるため、コーヒーの最上面は静かに上昇することとなる。これにより、ポット本体内部のコーヒーが大気と接触するのは、コーヒーの最上面のみとなるため、コーヒーが大気と混ざり合うことが極めて少なくなる。また、コーヒーがポット本体内で渦巻状に流れるので、抽出されたコーヒーが混合し、コーヒーの濃度を均一にすることが可能となる。
(5)また、本発明のコーヒーマシンにおいて、記蓋部は、前記流出孔を閉塞し、または開口させる弁体と、前記弁体に対して前記流出孔方向の力を加える第1のばねと、形状記憶合金で形成され、加熱時に、前記弁体に対して前記流入孔方向の力を加える第2のばねと、から構成される開閉装置を更に備え、待機時は、前記第1のばねが第2のばねよりも大きい力で前記弁体に対して前記流出孔方向の力を加える一方、コーヒー流入時は、前記第2のばねが第1のばねよりも大きい力で前記弁体に対して前記流入孔方向に力を加えることを特徴としている。
このように、開閉装置は、待機時には、第1のばねが第2のばねよりも大きい力で弁体に対して流出孔方向の力を加える。これにより、弁体が流出孔を閉塞するので、空気が不要にポット本体の内部に流入することを防止すると共に、ポット本体の内部に充填された窒素ガスが流出することを防止することが可能となる。その結果、ポット本体の内部に貯留されているコーヒーが大気に触れないようにすることができる。一方、コーヒー流入時は、第2のばねが第1のばねよりも大きい力で弁体に対して流入孔方向の力を加える。すなわち、形状記憶合金で形成されている第2のばねは、コーヒーから熱を受けると、収縮し、第1のばねよりも大きい力で弁体に力を加える。これにより、弁体が流出孔を開口させるので、コーヒーをポット本体の内部に流入させることが可能となる。
(6)また、本発明のコーヒーマシンにおいて、前記コーヒーマシン本体は、ヒータを有すると共に、熱伝導を遮断する真空領域を有し、コーヒーを抽出する際に用いる熱湯を貯留する加温真空ポットを備えることを特徴としている。
このように、コーヒーマシン本体が、熱伝導を遮断する真空領域を有する加温真空ポットを有するので、熱伝導によってコーヒーに供給する熱湯の温度が低下することを防止することができ、常に熱いお湯をコーヒーの抽出に用いることが可能となる。熱伝導が遮断されているため、熱湯の温度低下が小さくなる結果、加熱する頻度が少なくなり、消費電力の無駄を極力省くことが可能となる。
本発明によれば、ヒータによって、少なくともポット本体を加熱するので、ポット本体の内側と外側との温度差による熱伝導を遮断することができる。すなわち、ポット本体は、真空構造を有しており、この真空構造がポット本体の外側と内側との熱伝導を遮断している。このようなポット本体の真空構造を形成するために、外側の金属と、内側の金属とを、ポット本体の最上部で接合している。この接合は、例えば、溶接により行なわれる。この溶接は極めて精密に行なわれ、その接合点の厚さは、約0.1mmとなっている。ところが、金属は熱伝導性が高いため、この微小な接合点において熱伝導が生じ、ポット本体の内側の熱が、外側に逃げてしまう。このように、外側の金属と内側の金属とが接合する部分が、熱の流路となるため、ポット本体が真空領域を有していたとしても、コーヒーの温度低下の要因となる。上記接合部における熱の流路を断つためには、ポット本体の外側の金属と内側の金属との間に熱差を作らないことが必要である。このため、本発明では、ポット本体または蓋部の少なくとも一方に、少なくともポット本体を加熱するヒータを設けた。これにより、接合点を介してコーヒーの熱が逃げないようにすることが可能となる。また、本発明では、窒素ガスをポットへ供給するので、ポット内のコーヒーと大気との接触を遮断することができる。
コーヒー豆の主な成分は、概ね、粗繊維が29%、エキス分が29.5%、水分が2.5%、鉱物質が5%、さらに、タンニンが4%、脂肪が13%、蛋白質が14%、糖分が1.5%となっている。このように、コーヒー豆にはカフェインが含まれているため、コーヒーを摂取することによって、カフェインが中枢神経に対して穏やかな刺激剤として作用し、疲労回復、思考力向上、消化作用の促進などの効果があることが知られている。また、糖分は、焙煎時に半分以上がキャラメルに変化し、苦味、甘みおよび香りを出す。
コーヒー豆に含まれているタンニンは苦味成分となって、良質である場合は、最初に苦味が出て、後から甘みが残ることが知られている。しかし、タンニンは加熱されると分解してピロガール酸が生じ、コーヒーの味を低下させる要因となってしまう。また、蛋白質は、加熱されると凝固沈殿を起こすため、コーヒーが濁り、味を低下させてしまう。このため、美味しいコーヒーを提供するためには、コーヒーを抽出した後は再加熱を避けなければならない。
また、コーヒー豆に含まれている脂肪は、コーヒーの香りと関係が深いが、コーヒー抽出後、空気に触れることによって、2〜3時間で酸化し、コーヒーの味と香りを低下させる要因となってしまう。従って、美味しいコーヒーを提供するためには、コーヒーを抽出した後、コーヒーが空気に触れないようにすることが非常に重要である。
本発明者は、上記のように、抽出したコーヒーを加熱することによるデメリット、および抽出したコーヒーが空気に触れることによるデメリットに着目し、コーヒーマシンにおいて、これらを回避する構成を採ることによって、美味しいコーヒーを提供することができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明のコーヒーマシンは、窒素ガス発生ユニットで発生した窒素ガスをポット内部へ供給すると共に、ヒータにより、ポット本体を加熱する。また、ヒータの熱を窒素ガスに吸収させてポット本体内部に導入する。また、一端が円弧状または螺旋状に形成された案内管により、流入したコーヒーをポット本体内部の底面へ案内する。さらに、ポットの蓋部は、コーヒーの流出孔を閉塞し、または開口させる弁体と、弁体に対して流出孔方向の力を加える第1のばねと、形状記憶合金で形成され、加熱時に、弁体に対して流入孔方向に力を加える第2のばねと、から構成される開閉装置を更に備える。
このような構成を採ることにより、本発明者は、抽出したコーヒーの品質と鮮度を保持し、美味しいコーヒーを提供することを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコーヒーマシンの概略構成を示す図である。コーヒーマシン100は、コーヒーマシン本体10と、ポット60とから構成されている。コーヒーマシン本体10は、水道水取入れ部11から水道水を取り入れて、減圧弁12を介して水フィルタ13で水道水をフィルタに通す。フィルタを通された水は、水供給電磁弁14を介して加温真空ポット15に導入される。加温真空ポット15は、水位を検出するレベルスイッチ16と、水を加熱する加温ヒータ17と、水温を検出する温度センサ18とを備えている。このように、コーヒーマシン本体10に加温真空ポット15を用いているため、熱湯の温度が下がりにくくなる。その結果、熱湯に対する再加熱の頻度が減少し、省エネルギー化が図られると共に、二酸化炭素の発生を抑制することができる。
また、この加温真空ポット15の底部には、温水を取り出す取り出し口19に接続された温水導出部20が設けられている。温水導出部20には、ポンプ21が設けられており、加温真空ポット15内の温水を導出させることができる。温水導出部20の途中には、温水の逆戻りを防止するための逆止弁22が設けられている。温水導出部20の先端部には、シャワー部24が設けられており、コーヒードリッパー23に入れられたコーヒー粉の全体に温水がかかるようになっている。
また、コーヒーマシン本体10には、窒素ガスを発生する窒素ガス発生ユニット30が設けられている。窒素ガス発生ユニット30で発生した窒素ガスは、窒素ガス供給部31によって、減圧弁32、絞り弁33、および電磁弁34を介して、ポット50に供給される。なお、コーヒーマシン本体10に窒素ガス発生ユニット30で発生した窒素ガスを加熱するヒータを設けても良い。
ポット60は、真空構造を有するポット本体61と、ポット本体61を密閉する蓋部62とから構成される。蓋部62には、ドリップされたコーヒーをポット本体61に導入するためのコーヒー導入部63と、コーヒー導入部63から入ったコーヒーを逆戻りさせないための弁63aが設けられている。また、蓋部62には、窒素ガスをポット本体61の内部に導入するための窒素ガス導入部64が設けられている。窒素ガス導入部64には、窒素ガスを逆戻りさせないための弁64aが設けられている。さらに、蓋62には、ポット本体61内部の余分な窒素ガスを排出するための窒素ガス排出部66が設けられている。窒素ガス排出部66には、一定の圧力を超えると開く弁66aが設けられており、ポット本体61内部の窒素ガスの圧力が一定値を超えると、窒素ガスが外部に排出されるように構成されている。このように、窒素ガスをポットへ供給するので、ポット内のコーヒーが、空気に触れないようにすることができる。
ポット60には、窒素ガス供給部31の内部を流通する窒素ガスを加熱する窒素ガスヒータ67が設けられている。この窒素ガスヒータ67は、コーヒーマシン本体10に設けられても良い。このように、窒素ガス発生ユニット30で発生した窒素ガスを窒素ガスヒータ67により十分に加熱することができる。
ポット本体61の底部には、貯留されたコーヒーを取り出すための取り出し口68が設けられている。この取り出し口68は、ポンプ69を有するコーヒー導出部70に接続されている。コーヒーをポット本体61から取り出す際は、ポンプ69を動作させると、コーヒーが、取り出し口68およびコーヒー導出部70を介して外部に吐出される。コーヒー導出部70の先端部には、コーヒーの逆戻りを防止するための弁70aが設けられている。
蓋部62におけるコーヒー導入部63は、案内管71に接続されている。案内管71は、下端が円弧状または螺旋状に形成され、コーヒーマシン本体10で抽出されたコーヒーをポット本体61の底面へ案内する。図2は、案内管71の機能を示す図である。コーヒーの抽出開始時と、抽出終了時とでは、コーヒーの濃度に差がある。抽出開始時のコーヒーの濃度は濃く、抽出終了時のコーヒーの濃度は比較的薄い。従って、コーヒーの濃度を均一にするためには、コーヒーを攪拌しなければならないが、単に攪拌するのでは、コーヒーが大気と触れ合ってしまう。このため、本実施形態では、図2に示すように、案内管71の下端を円弧状(または螺旋状)に形成している。これにより、コーヒーをポット本体61内部で渦巻きながら流入させることができる。案内管71の下端はポット本体61の底面付近にあるため、コーヒーが底面に到達するまでの落差は小さく、図9に示した従来の方式のように、コーヒーが落下することによる品質低下を避けることが可能となる。また、コーヒーがポット本体61の底の方から供給されるため、図2に示すように、コーヒーの最上面は静かに上昇することとなる。
この構成により、ポット本体61内部のコーヒーが大気と接触するのは、コーヒーの最上面のみとなるため、コーヒーが大気と混ざり合うことが極めて少なくなる。また、コーヒーがポット本体61内で渦巻状に流れるので、抽出されたコーヒーが混合し、コーヒーの濃度を均一にすることが可能となる。
図1および図2においては、ポット本体61の首部61aの詳細は省略してある。図3は、ポット本体61の首部61aを拡大した図である。ポット本体61の首部61aの外周面上には、ヒータ72が設けられている。そして、ヒータ72の表面には、窒素ガス導入部64が複数回(図3では3回)巻回され、巻回部64bが構成されている。そして、ヒータ72と巻回部64bとを被覆するように、断熱材73が設けられている。なお、巻回部64bは、熱吸収部を構成する。
図4は、ポット本体61の首部61aを拡大した図であり、ポット内の熱伝導の様子を示している。ポット本体61は、真空構造を有しており、この真空構造がポット本体61の外側と内側との熱伝導を遮断している。このようなポット本体61の真空構造を形成するために、外側の金属61bと、内側の金属61cとを、ポット本体61の最上部で接合している。この接合は、例えば、溶接により行なわれる。この溶接は極めて精密に行なわれ、図4における接合点Aの厚さは、約0.1mmとなっている。ところが、金属は熱伝導性が高いため、この微小な接合点Aにおいて熱伝導が生じ、ポット本体61の内側の熱が、外側に逃げてしまう。このように、外側の金属61bと内側の金属61cとが接合する部分が、熱の流路となるため、ポット本体61が真空領域を有していたとしても、コーヒーの温度低下の要因となる。このため、本実施形態では、接合点Aを介してコーヒーの熱が逃げないように、ポット本体61の首部61aにヒータ72を設けたのである。
図4に示すように、ポット本体61内部の熱伝導は、斜線を付した矢印で示される。コーヒーの熱は、斜線を付した矢印のように、ポット本体61の内側の金属61cや、コーヒーの最上面から逃げようとしている。このままでは、ポット本体61の内側の金属61cを伝って接合部Aからコーヒーの熱が外側の金属61bに逃げてしまうが、本実施形態では、ヒータ72により、黒塗りの矢印のように熱が供給される。これにより、接合点Aにおいて、ポット本体61の内側の熱が熱伝導によって外側に逃げたとしても、それを超える大きさの熱がヒータから供給されるため、結果的に、接合部Aにおける熱の流路を断つことが可能となる。
接合部Aにおける熱の流路を断つためには、ポット本体61の外側の金属61bと内側の金属61cとの間に熱差を作らないことが重要である。具体的には、ポット本体61内部に貯留されるコーヒーの温度は、約80℃であるため、本実施形態では、ヒータ72が加熱する温度も、約80℃とする。すなわち、ヒータ72は、コーヒーを保温または加熱するためのものではなく、ポット本体61の内側と外側との温度差による熱伝導を遮断するために設けられたものなのである。
また、本実施形態では、ポット本体61の首部61aの外周面に設けられたヒータ72によって、窒素ガス発生ユニットから供給された窒素ガスを加熱して、ポット本体61内部に導入する。ポット本体61内部に導入する窒素ガスの温度も、約80℃とする。これについても、窒素ガスとコーヒーとの温度差を無くし、熱伝導を防止するという視点に立っている。従来のように、大気温の窒素ガスを用いたのでは、コーヒーの熱が窒素ガスを暖めるために使われてしまい、コーヒーの温度低下を招いてしまう。本実施形態では、窒素ガスの温度をコーヒーの温度とほぼ等しくすることにより、このような熱伝導を遮断し、コーヒーの温度低下を防止している。
このように、ヒータ72により、ポット本体61の接合部Aおよび窒素ガスを、コーヒーの温度とほぼ等しくすることができるので、熱伝導によるコーヒーの温度低下を防止することができる。また、窒素ガス導入部64により巻回部64bが構成されているので、窒素ガスにヒータ72からの熱を十分に吸収させることが可能となる。なお、ヒータ72の取り付け位置は、本実施形態では、ポット本体61の首部61aであったが、これに限られるわけではなく、少なくともポット本体61を加熱できるのであれば、蓋部62に設けても良い。
図5および図6は、ポット60の蓋部62の拡大断面図である。図5および図6に示すように、蓋部62は、コーヒーを流入させる流入孔62aと、流入したコーヒーをポット本体61内部に流出させる流出孔62bと、を備えている。流出孔62bには、案内管71が接続されている。また、蓋部62は、弁体としてのチェックボール62cを有しており、チェックボール62cが、流出孔62bを閉塞し、または開口させる開閉弁として機能する。また、チェックボール62cに対して流出孔62b方向の力を加える第1のばね62dと、形状記憶合金で形成され、加熱時に、チェックボール62cに対して流入孔62b方向の力を加える第2のばね62eとを有しており、チェックボール62c、第1のばね62dおよび第2のばね62eは、開閉装置62fを構成する。
この開閉装置62fは、待機時には、図5に示すように、第1のばね62dが第2のばね62eよりも大きい力でチェックボール62cに対して流出孔62b方向の力を加える。これにより、チェックボール62cが流出孔62bを閉塞するので、空気が不要にポット本体61の内部に流入することを防止すると共に、ポット本体61の内部に充填された窒素ガスが流出することを防止することが可能となる。その結果、ポット本体61の内部に貯留されているコーヒーが大気に触れないようにすることができる。
一方、コーヒー流入時は、図6に示すように、第2のばね62eが第1のばね62dよりも大きい力でチェックボール62cに対して流入孔62b方向の力を加える。すなわち、形状記憶合金で形成されている第2のばね62eは、コーヒーから熱を受けると、収縮し、第1のばね62bよりも大きい力でチェックボール62cを引き上げる。これにより、チェックボール62cが流出孔62bを開口させるので、コーヒーをポット本体61の内部に流入させることが可能となる。
図7および図8は、ポットの複数箇所の温度を測定し、時間経過との関係を示した図である。図7および図8において、Aは、図1においてシャワー部24の温度変化を示し、Bは、図1において抽出された直後のコーヒーの温度変化を示す。また、Cは、コーヒー導入部63における温度変化を示し、Dは、ポット本体61内部の窒素ガスの温度変化を示す。また、Eは、取り出し口68における温度変化を示し、Fは、ポット本体内部のコーヒーの温度変化を示す。Eは、一定間隔でピークが見られるが、これはコーヒーを一定時間間隔で取り出したためである。また、図7は、ポット本体61の首部にヒータ72を有する場合の温度測定結果を示し、図8は、何もヒータを有しない場合の温度測定結果を示している。
図7および図8において、AおよびBについてはほとんど同じ温度変化を示している。Cについては、図7の方は、ポット本体61の首部にヒータ72を有するので、コーヒー導入部63における温度が図8と比較して高まっている。図7と図8とで、最も違いが顕著なのは、D、E、Fである。すなわち、図7に示すように、ポット本体61の首部にヒータ72を有する場合は、ポット本体61内部の窒素ガスの温度(D)とコーヒーの温度(F)は、概ね82℃以上を維持しているのに対し、図8に示すように、何もヒータを有しない場合、ポット本体61内部の窒素ガスの温度(D)とコーヒーの温度(F)は、時間の経過と共に低下している。このため、取り出し口68における温度(E)についても、図7に示す方は、時間が経過してもピークの値は高い値を維持しているが、図8に示す方は、時間が経過するに従って、ピークの値が次第に低くなっている。
以上説明したように、本実施形態に係るコーヒーマシンによれば、ヒータ72によって、ポット本体61を加熱するので、ポット本体61の内側と外側との温度差による熱伝導を遮断することができる。すなわち、ポット本体61は、真空構造を有しており、この真空構造がポット本体の外側と内側との熱伝導を遮断している。このようなポット本体61の真空構造を形成するために、外側の金属61bと、内側の金属61cとを、ポット本体61の最上部で接合している。この接合は、例えば、溶接により行なわれる。この溶接は極めて精密に行なわれ、その接合点Aの厚さは、約0.1mmとなっている。ところが、金属は熱伝導性が高いため、この微小な接合点Aにおいて熱伝導が生じ、ポット本体61の内側の熱が、外側に逃げてしまう。このように、外側の金属61bと内側の金属61cとが接合する部分が、熱の流路となるため、ポット本体61が真空領域を有していたとしても、コーヒーの温度低下の要因となる。上記接合部Aにおける熱の流路を断つためには、ポット本体61の外側の金属61bと内側の金属61cとの間に熱差を作らないことが必要である。このため、本発明では、ポット本体61にヒータ72を設けた。これにより、接合点Aを介してコーヒーの熱が逃げないようにすることが可能となる。また、本発明では、窒素ガスをポット60へ供給するので、ポット60内のコーヒーと大気との接触を遮断することができる。
本発明の実施形態に係るコーヒーマシンの概略構成を示す図である。 案内管の機能を示す図である。 ポット本体の首部を拡大した図である。 ポット本体の首部を拡大した図である。 ポットの蓋部の拡大断面図である。 ポットの蓋部の拡大断面図である。 ポットの複数箇所の温度を測定し、時間経過との関係を示した図である。 ポットの複数箇所の温度を測定し、時間経過との関係を示した図である。 従来のコーヒーポットの内部の様子を示す図である。
符号の説明
10 コーヒーマシン本体
15 加温真空ポット
23 コーヒードリッパー
24 シャワー部
30 窒素ガス発生ユニット
31 窒素ガス供給部
60 ポット
61 ポット本体
61a 首部
61b 外側の金属
61c 内側の金属
62 蓋部
62a 流入孔
62b 流出孔
62c チェックボール(弁体)
62d 第1のばね
62e 第2のばね
62f 開閉装置
63 コーヒー導入部
63a 弁
64 窒素ガス導入部
64a 弁
64b 巻回部(熱吸収部)
66 窒素ガス排出部
66a 弁
67 窒素ガスヒータ
68 取り出し口
69 ポンプ
70 コーヒー導出部
70a 弁
71 案内管
72 ヒータ
100 コーヒーマシン

Claims (6)

  1. コーヒー豆の粉末に熱湯を注いでコーヒーを抽出するコーヒーマシン本体および前記抽出されたコーヒーを貯留するポットから構成されるコーヒーマシンであって、
    前記コーヒーマシン本体は、
    窒素ガスを発生させる窒素ガス発生ユニットと、
    前記窒素ガス発生ユニットで発生した窒素ガスを前記ポット内部へ供給する窒素ガス供給部と、を備え、
    前記ポットは、
    熱伝導を遮断する真空領域を有するポット本体と、
    前記ポット本体を密閉する蓋部と、
    前記ポット本体または前記蓋部の少なくとも一方に設けられ、少なくとも前記ポット本体を加熱するヒータと、を備えることを特徴とするコーヒーマシン。
  2. 前記窒素ガス供給部は、
    前記ヒータの熱を窒素ガスに吸収させる熱吸収部と、
    前記吸熱した窒素ガスを前記ポット本体内部に導入する窒素ガス導入部と、を備えることを特徴とする請求項1記載のコーヒーマシン。
  3. 前記ヒータは、前記ポット本体の首部の外周面上に設けられ、
    前記熱吸収部は、前記ヒータの外面上で前記ヒータと当接することを特徴とする請求項2記載のコーヒーマシン。
  4. 前記蓋部は、
    コーヒーを流入させる流入孔と、
    前記流入したコーヒーを前記ポット本体内部に流出させる流出孔と、
    一端が円弧状または螺旋状に形成される一方、他端が前記流出孔に接続されており、前記流入孔から流入したコーヒーを前記ポット本体内部の底面へ案内する案内管と、を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のコーヒーマシン。
  5. 前記蓋部は、
    前記流出孔を閉塞し、または開口させる弁体と、
    前記弁体に対して前記流出孔方向の力を加える第1のばねと、
    形状記憶合金で形成され、加熱時に、前記弁体に対して前記流入孔方向の力を加える第2のばねと、から構成される開閉装置を更に備え、
    待機時は、前記第1のばねが第2のばねよりも大きい力で前記弁体に対して前記流出孔方向の力を加える一方、コーヒー流入時は、前記第2のばねが第1のばねよりも大きい力で前記弁体に対して前記流入孔方向に力を加えることを特徴とする請求項4記載のコーヒーマシン。
  6. 前記コーヒーマシン本体は、
    ヒータを有すると共に、熱伝導を遮断する真空領域を有し、コーヒーを抽出する際に用いる熱湯を貯留する加温真空ポットを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のコーヒーマシン。
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