JPH11197023A - 茶飲料の温蔵方法および緑茶飲料の供給方法 - Google Patents

茶飲料の温蔵方法および緑茶飲料の供給方法

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JPH11197023A
JPH11197023A JP10006571A JP657198A JPH11197023A JP H11197023 A JPH11197023 A JP H11197023A JP 10006571 A JP10006571 A JP 10006571A JP 657198 A JP657198 A JP 657198A JP H11197023 A JPH11197023 A JP H11197023A
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tea
tea beverage
hot water
beverage
extraction
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JP10006571A
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Koji Takeda
宏治 武田
Masakazu Sakata
雅一 坂田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 添加物を添加せず、茶飲料本来の味、香り、
風味、色などを損なわずに温蔵する方法および美味しい
茶飲料を供給する方法を提供すること。 【解決手段】 茶葉原料と湯より抽出した茶飲料を、好
ましくは濃縮して、さらに好ましくは約3〜5倍に濃縮
して60〜70℃で温蔵貯蔵することにより茶飲料の劣
化を抑制でき美味しい茶飲料を供給できる。濃縮して6
0〜70℃で温蔵貯蔵した茶飲料を湯で希釈して70℃
を超える温度にして供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は茶飲料の温蔵方法お
よび緑茶飲料の供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、茶飲料は、その芳味豊で滋味のあ
る風味が大切にされ、その味、香り、風味を覚味するこ
とを日本人は古くから楽しみとしており、茶樹から摘採
した緑茶葉に機械加工または手揉加工を施して製成した
煎茶等の茶葉原料に70〜90℃程度の温湯または熱湯
を注ぎ、1〜2分程度浸漬して茶成分が抽出された茶飲
料を賞味することが普通である。しかし茶飲料の味、香
り、風味等は上述した茶の入れ方によって大きく影響さ
れるので、茶飲料の味、香り、風味を大切に保って茶を
入れるには十分な注意と手間をかけることが必要であ
り、このため、新時代における生活様式の変化に伴い茶
飲料の需要が減少する傾向がある。
【0003】最近茶飲料の缶やPETボトルに入ったも
のが市販されるようになったが、アスコルビン酸やサイ
クロテキストリンなどが添加されているため、茶飲料本
来の香りや風味がない。粉末のものも提供されている
が、茶飲料本来の香りや風味がない上、単価も高くなっ
ている。また、アスコルビン酸、サイクロテキストリン
などを添加した湯に茶葉原料を浸漬して緑茶成分を抽出
後、限外濾過して濃縮茶とし、透過液は逆浸透して前記
濃縮茶に混合する方法(特開平5−236877号公
報)、緑茶の抽出時または抽出後に活性炭を添加した抽
出液を濃縮して濃縮茶を製造する方法(特開平7−32
7601号公報)などにより濃縮茶を作り、この濃縮茶
を適量の水または湯で希釈して供給する方法が提案され
ているが、添加物を利用すると茶飲料本来の香りや風味
が損なわれる上、一般的な利用が困難である。
【0004】一方茶飲料は劣化が激しく、70℃を超え
る温度で温蔵すると、茶飲料の味、香り、風味、色など
が変化するため通常温蔵出来ない。しかし、省力化が進
んでいる現在、いつでも美味しい茶飲料の提供が求めら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、添加物などを添加することなく、茶飲料本来の味、
香り、風味、色などを損なわずに温蔵する方法を提供す
ることであり、第2の目的は美味しい茶飲料を供給する
方法を提供することである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記課題を解決するた
め請求項1の発明は、茶葉原料と湯より抽出した茶飲料
を60〜70℃で温蔵貯蔵することを特徴とする茶飲料
の温蔵方法である。温蔵温度が60℃未満では雑菌が増
殖する恐れがあり、温蔵温度が70℃を超えると茶飲料
の劣化が早く進行する。60〜70℃で温蔵貯蔵するこ
とにより茶飲料本来の味、香り、風味、色などを損なわ
ずに温蔵できる。茶葉原料と湯より茶飲料を抽出したり
温蔵したりする方法や装置は特に限定されない。例えば
特願平9−288789号明細書に記載の緑茶飲料製造
機や特開平9−28573号公報に記載の抽出装置など
を用いることができる。
【0007】本発明の請求項2の発明は、茶葉原料と湯
より抽出した茶飲料を濃縮して60〜70℃で温蔵貯蔵
することを特徴とする茶飲料の温蔵方法である。茶葉原
料と湯より抽出した茶飲料を濃縮して60〜70℃で温
蔵貯蔵することによりさらに茶飲料本来の味、香り、風
味、色などを損なわずに温蔵できる。温蔵温度が60℃
未満ではやはり雑菌が増殖する恐れがあり、温蔵温度が
70℃を超えると茶飲料の劣化が進行する。濃縮する方
法は特に限定されず公知の方法を用いることができる。
濃縮する一方法として、例えば通常の湯量と茶葉原料の
量の比率より茶葉原料の比率を高めて茶葉原料と湯より
一度に濃縮茶を製造する方法は好ましく使用できる。
【0008】本発明の請求項3の発明は、請求項2記載
の茶飲料の温蔵方法において、約3〜5倍に濃縮して温
蔵貯蔵することを特徴とする。本発明においては、約2
倍に濃縮しても茶飲料の劣化を抑制できるが、約3〜5
倍に濃縮することによりさらに茶飲料本来の味、香り、
風味、色などを損なわずに温蔵できる。約5倍を超えて
濃縮しても劣化を抑制する効果はあまり変わらない。
【0009】本発明の請求項4の発明は、濃縮して60
〜70℃で温蔵貯蔵した茶飲料を湯で希釈して70℃を
超える温度にして供給することを特徴とする茶飲料の供
給方法である。例えば、通常の湯量と茶葉原料の量の比
率より茶葉原料の比率を高めて茶葉原料と約80℃の湯
より一度に約3倍濃縮茶を製造し、通常の飲用温度(約
75℃)より低温の約60℃でこの濃縮茶を温蔵した
後、高温度の湯で約3倍に希釈して適温の約75℃の茶
飲料として供給すれば、上記約3倍濃縮茶を長時間温蔵
できる上、茶飲料本来の味、香り、風味、色などを損な
わずに常に同じ濃度の美味しい茶飲料を供給できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は、本発明を実施するための茶
飲料製造機1の内部構成の一実施の形態を示す概略図で
ある。茶飲料製造機1の内部には、湯タンク2、茶葉原
料容器3、抽出用チャンバ4、ペーパーフィルタ5、エ
アポンプ6、弁7などを備えた抽出装置、抽出用チャン
バ4で抽出した茶飲料を温蔵する容器8などが設置され
ている。
【0011】前記湯タンク2内には図示しない給水管に
より給水される。湯タンク2内の水位を検出する図示し
ないフロートスイッチにより湯タンク2内の水位は常時
一定とされる。湯タンク2にはヒーター9が取り付けら
れており、このヒーター9の加熱によって湯タンク2内
の水は加熱され、常時凡そ+63℃以上(例えば70℃
から90℃)の熱湯とされる。そして、この湯タンク2
内の熱湯は給湯管10によって抽出用チャンバ4に必要
量だけ供給される。
【0012】前記茶葉原料容器3内には原料としての茶
葉が収納されており、図示の矢印の如く濃縮度に見合っ
た必要量だけ抽出用チャンバ4内に供給される。すなわ
ち通常の湯量と茶葉原料の量の比率より茶葉原料の比率
を高めた量、例えば茶葉原料の比率を約3倍に高めた量
の茶葉原料が抽出用チャンバ4内に供給される。
【0013】抽出用チャンバ4は上部分4aと下部分4
bとから成り、上部分4aと下部分4bの間には、ペー
パーフィルター5が介挿されている。このペーパーフィ
ルタ5はロール状に巻回されており、フィードローラ1
1によりロールから引き出されたペーパーフィルタ5
は、抽出用チャンバ4の上部分4aと下部分4bの間に
密着して介挿され、濃縮した茶飲料12を抽出した後、
上部分4aを上方に移動させて抽出した後の茶葉13と
ともに前記フィードローラ11を経てカス容器14に廃
棄される。
【0014】前記抽出用チャンバ4は、上部分4aの上
端に弁7を備え、下部分4bの下端は排出管15に連通
し、抽出した茶飲料12をこの排出管15に設けた開閉
弁16を開けて容器8に送り、容器8内に濃縮した茶飲
料12を温蔵する。容器8の下部に温蔵ヒーター17が
設けられている。この温蔵ヒーター17は容器8内の濃
縮した茶飲料12を常時60℃〜70℃に調節して温蔵
するものである。そして、容器8の下端には排出電磁弁
18を設けた供給管19が備えられている。
【0015】以上の構成の茶飲料製造機1において、排
出管15に設けた開閉弁16を閉じた後、湯タンク2と
茶葉原料容器3より必要量の熱湯と茶葉原料が矢印で示
したように抽出用チャンバ4に供給され、抽出用チャン
バ4内で一定時間蒸らし、抽出を行う。所定時間経過後
弁7を上方に移動して抽出用チャンバ4の開口部を閉
じ、開閉弁16を開けてエアポンプ6を作動すると空気
圧により抽出用チャンバ4内の茶飲料12は容器8内に
送られて60℃〜70℃に調節して温蔵される。使用後
のペーパーフィルタ5は、抽出用チャンバ4の上部分4
aを上方に移動させ、上部分4aと下部分4bとの間か
ら茶葉13とともに前記フィードローラ11を経てカス
容器14に廃棄される。
【0016】その後、要求に応じて容器8内に温蔵した
茶飲料12を排出電磁弁18を開けて供給管19より出
し、例えば湯タンク2中の湯で約3倍に希釈して70℃
を超える温度、例えば約75℃にして飲用に供する。こ
のようにすることにより、容器8中に濃縮した茶飲料1
2を長時間温蔵できる上、茶飲料本来の味、香り、風
味、色などを損なわずに常に同じ濃度の美味しい茶飲料
を飲用に供給できる。20は容器8内の茶飲料12の酸
化を防止し、断熱するための浮蓋である。
【0017】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に何等限定されるもの
ではない。 (実施例1)茶葉原料(静岡やぶ北中級煎茶)と約80
℃の湯(水道水)を用いてチャンバ内で下記の抽出条件
で茶飲料を抽出してポンプにより抽出物を取り出し、抽
出物を60℃で3時間温蔵した。抽出後の茶葉は金網フ
ィルタにより分離した。1倍(通常の茶飲料濃度)の茶
飲料はそのまま1時間ごとに、そして、2倍濃縮(通常
の茶飲料濃度の2倍)の茶飲料は60℃の湯で2倍に希
釈して通常の茶飲料の濃度として1時間ごとに、同様に
して3倍濃縮(通常の茶飲料濃度の3倍)の茶飲料は6
0℃の湯で3倍に希釈して通常の茶飲料の濃度として1
時間ごとに、4倍濃縮(通常の茶飲料濃度の4倍)の茶
飲料は60℃の湯で4倍に希釈して通常の茶飲料の濃度
として1時間ごとに、そして5倍濃縮(通常の茶飲料濃
度の5倍)の茶飲料は60℃の湯で5倍に希釈して通常
の茶飲料の濃度として1時間ごとに、HPLCを用いて
ビタミンCの濃度(mmol/l)およびビタミンCの
残存量(%)を測定した。測定結果を表1に示す。 抽出条件: 1倍(通常の茶飲料濃度):茶葉4g、湯300cc、
抽出時間90秒 2倍濃縮:茶葉8g、湯300cc、抽出時間90秒 3倍濃縮:茶葉12g、湯300cc、抽出時間90秒 4倍濃縮:茶葉16g、湯300cc、抽出時間90秒 5倍濃縮:茶葉20g、湯300cc、抽出時間90秒
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)実施例1と同様にして茶葉原
料と約80℃の湯(水道水)を用いて1倍〜4倍濃縮茶
飲料を抽出した後、抽出物を60℃で3時間温蔵した。
60℃で温蔵した1倍〜4倍濃縮茶飲料につき実施例1
と同様にして1時間ごとにHPLCを用いてビタミン
C、ガロカテキン、エピガロカテキン、テアニンを測定
するとともに色彩色差計を用いて色差を測定した。ビタ
ミンC、ガロカテキン、エピガロカテキン、テアニンお
よび色差の測定結果をそれぞれ表2〜表6に示す。ビタ
ミンC濃度と温蔵時間の関係を図2に示す。ガロカテキ
ン濃度と温蔵時間の関係を図3に示す。エピガロカテキ
ン濃度と温蔵時間の関係を図4に示す。テアニン濃度と
温蔵時間の関係を図5に示す。そして色差と温蔵時間の
関係を図6に示す。
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】表1、表2および図2から、1倍の茶飲料
でも60℃で温蔵すればビタミンCが1時間後も約50
%残存するが、濃縮率を上げると、一層貯蔵性が増すこ
とが判る。濃縮率を4倍として温蔵した場合、3時間の
貯蔵においても、ビタミンCの残存率は67〜68%と
なり、長期間の温蔵が可能となるが、ビタミンCの残存
率は濃縮率約5倍で頭打ちになることが判る。表3およ
び図3から、ガロカテキンは温蔵時間とともに増加する
が、濃縮率が大きくなると増加が抑制される傾向がある
ことが判る。表4および図4から、エピガロカテキンは
温蔵時間とともに急激に減少するが、濃縮率が大きくな
ると減少が抑制される傾向があることが判る。約3〜4
倍濃縮であれば約2時間は保持できるといえる。表5お
よび図5から、テアニンは温蔵時間とともにやや減少す
るが、濃縮率にあまり依存しないことが判る。表6およ
び図6から、色差は温蔵時間とともに増加し、濃縮率に
あまり依存しないことが判る。
【0027】(実施例3)抽出用チャンバー4の容量が
1000ccの図1に示した茶飲料製造装置1を使用し
た以外は実施例1と同様にして茶葉原料(静岡やぶ北中
級煎茶)と約80℃の湯(水道水)を用いて1倍〜9倍
濃縮茶飲料を抽出し、抽出物は容器8内に60℃で3時
間温蔵した。温蔵した1倍〜9倍濃縮茶飲料につき実施
例1と同様にして1時間ごとにHPLCを用いてビタミ
ンCの濃度(mmol/l)およびビタミンCの残存量
(%)を測定した。測定結果を表7に示す。
【0028】
【表7】
【0029】表7から、濃縮率を上げると貯蔵性が増す
ことが判る。濃縮率を3倍として温蔵した場合、2時間
の貯蔵においても、ビタミンCの残存率は83%とな
り、長期間の温蔵が可能となるが、ビタミンCの残存率
は濃縮率約5倍で頭打ちになることが判る。
【0030】(実施例4)茶葉原料(静岡やぶ北中級煎
茶)8gと約80℃の湯(水道水)300ccを用いて
通常の茶飲料濃度の2倍の茶飲料を抽出し、抽出物を6
0℃で3時間温蔵した。各成分の測定時に温蔵した2倍
濃縮茶飲料を90℃の湯で約2倍希釈して75℃の茶飲
料として実施例2と同様にして1時間ごとにHPLCを
用いてビタミンC、ガロカテキン、エピガロカテキン、
テアニンを測定した。測定結果をそれぞれ表8〜表11
に示す。
【0031】(比較例1)茶葉原料(静岡やぶ北中級煎
茶)4gと約80℃の湯(水道水)300ccを用いて
通常の茶飲料濃度(1倍)の茶飲料を抽出し、抽出物を
そのまま75℃で3時間温蔵した。75℃で温蔵した茶
飲料について実施例2と同様にして1時間ごとにHPL
Cを用いてビタミンC、ガロカテキン、エピガロカテキ
ン、テアニンを測定した。測定結果をそれぞれ表8〜表
11に合わせて示す。
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】
【表10】
【0035】
【表11】
【0036】表8〜表11より、2倍濃縮茶飲料を60
℃で3時間温蔵した場合(実施例4)の方が、通常の茶
飲料濃度(1倍)の茶飲料を75℃で3時間温蔵した場
合(比較例1)に比較して、ビタミンC、エピガロカテ
キン、テアニンの残存量(%)が高く、ガロカテキンの
増加が抑制されることが判る。
【0037】
【発明の効果】茶葉原料と湯より抽出した茶飲料を60
〜70℃で温蔵貯蔵することにより茶飲料本来の味、香
り、風味、色などを損なわずに温蔵できる。茶葉原料と
湯より抽出した茶飲料を濃縮して、好ましくは約3〜5
倍に濃縮して60〜70℃で温蔵貯蔵することによりさ
らに茶飲料本来の味、香り、風味、色などを損なわずに
温蔵できる。例えば、通常の湯量と茶葉原料の量の比率
より茶葉原料の比率を高めて茶葉原料と約80℃の湯よ
り一度に約3〜5倍濃縮茶を製造し、通常の飲用温度
(約75℃)より低温の約60℃でこの濃縮茶を温蔵し
た後、高温度の湯で約3〜5倍に希釈して適温の約75
℃の茶飲料として供給すれば、茶飲料本来の味、香り、
風味、色などを損なわずに常に同じ濃度の美味しい茶飲
料を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するための茶飲料製造機の内部
構成の一実施の形態を示す概略図である。
【図2】 ビタミンC濃度と温蔵時間の関係を示すグラ
フである。
【図3】 ガロカテキン濃度と温蔵時間の関係を示すグ
ラフである。
【図4】 エピガロカテキン濃度と温蔵時間の関係を示
すグラフである。
【図5】 テアニン濃度と温蔵時間の関係を示すグラフ
である。
【図6】 色差と温蔵時間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 茶飲料製造機 2 湯タンク 3 茶葉原料容器 4 抽出用チャンバ 5 ペーパーフィルタ 6 エアポンプ 7 弁 8 容器 9 ヒーター 11 フィードローラ 12 茶飲料 13 茶葉 14 カス容器 17 温蔵ヒーター 19 供給管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉原料と湯より抽出した茶飲料を60
    〜70℃で温蔵貯蔵することを特徴とする茶飲料の温蔵
    方法。
  2. 【請求項2】 茶葉原料と湯より抽出した茶飲料を濃縮
    して60〜70℃で温蔵貯蔵することを特徴とする茶飲
    料の温蔵方法。
  3. 【請求項3】 約3〜5倍に濃縮して温蔵貯蔵すること
    を特徴とする請求項2記載の茶飲料の温蔵方法。
  4. 【請求項4】 濃縮して60〜70℃で温蔵貯蔵した茶
    飲料を湯で希釈して70℃を超える温度にして供給する
    ことを特徴とする茶飲料の供給方法。
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