JP2006190095A - 自動取引装置および電子マネー補充システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】口座情報等と共に電子マネーの残高をICカードから読取るカード読取書込部5と、取引毎の顧客の操作の誘導や取引過程の状況等を示す画面情報を格納している誘導画面格納部3と、制御部7により誘導画面格納部3から読み出された画面情報による画面表示を行うと共に顧客からの入力を受付ける操作表示部2とを有し、取引実行時に操作表示部2に表示される画面中に、制御部7がカード読取書込部5により読取った、電子マネーの残高を表示するよう制御する。
【選択図】 図1
Description
自動取引装置のカード情報読書部がICカードを受け付けると、口座情報と電子マネーカード番号、電子マネーの残高をカード情報読書部にて読み取り、必要に応じて顧客入力等を行わせ、その後これをサーバに通知する。
そしてサーバより取引許可の通知を受けると、自動取引装置にてユーザの要求に応じた出金や入金等の取引処理が実行される.
一方、電子マネー番号と電子マネー残高が通知されたサーバの自動補充処理部は、電子マネー残高が予め設定された自動補充限度額より少ない場合、電子マネー残高と自動補充限度額との差額を求め、その差額が口座の残高よりも少ない場合はその差額を、口座の残高より多い場合はその残高を補充すべき額として自動取引装置に通知する。
その後、処理が終わると、自動取引装置は口座の残高を表示すると共に電子マネー残高を表示してユーザに知らせる(例えば、特許文献1参照。)。
そこで、本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、自動取引装置での取引時に、顧客に電子マネーの残高を再確認させる手段を提供することを目的とする。
図1において、1は自動取引装置であり(以下、ATMと記す。)、操作表示部2、誘導画面格納部3、入出金部4、カード読取書込部5、メモリ6、及びこれらを制御する制御部7を備えている。
ここで、操作表示部2は、CRTやLCD等の表示部の画面上に、情報入力手段としてのタッチパネルを配置したもので、例えば後述する作用においてボタンの押下等はこのタッチパネル上で行われるものとし、以後のタッチパネルについてはこの記載を省略する。
カード読取書込部5は顧客のICカードのICチップ8aから電子マネーの残高や口座情報等を読取ると共に、新たな電子マネーの金額を書き込んで、更新する機能を有している。
ここでICカード8のICチップ8aには、図2に示す通り、金融機関記憶領域8bと電子マネー記憶領域8cが設定され、この金融機関記憶領域8bには顧客が開設している金融機関の口座に対応して、氏名や住所等の顧客情報、口座番号や残高等の口座情報、指紋等の生体による認証情報、取引の履歴情報などが記憶されている。
なお、ICカード8には従来通り磁気ストライプに、口座情報等を持ち合わせるようにしてもよい。
また、金融機関記憶領域8bには、複数の口座の顧客情報や口座情報等を口座ごとに書き込んで格納させてもよい。
9はホストコンピュータであり、口座開設者である各顧客の氏名、口座番号、認証情報、口座残高、取引履歴等の各情報をデータベース9a等に格納している。
次に、上述した構成の作用について説明する。
なお、以下に説明する処理はATM1に設けられた制御部7により専用メモリに格納されたプログラムに基づいて制御されるものとする。
まず、ATM1の操作表示部2には出金や入金等の取引を選択する画面が表示されており、顧客はこの画面から希望の取引を選択する。
すると、そのICカード8はATM1に取込まれ、ICチップ8a(または磁気ストライプ)の金融機関記憶領域8bが、カード読取書込部5にて読取られる。
次に、制御部7は、複数の口座情報が存在する場合は誘導画面格納部3から、取引を希望する口座を選択するよう促す画面情報を読み出して操作表示部2に表示させると、顧客はこれをみて口座を選択する。
すると、制御部7は誘導画面格納部3から希望金額の入力を促す画面情報を読み出して操作表示部2に表示させると共に、先にICチップ8aから読取った電子マネーの残高の表示を取引が終了するまで行わせる。
すなわち、図4(a)に示したように、前記希望金額の入力を促す画面にはテンキー10と共に電子マネー残高が表示され(例えば図中左下。)、顧客がテンキー10を押下して希望金額を入力すると、制御部7は入力された金額を操作表示部2の金額表示エリアに表示させると共にその金額をメモリ6に記憶させる。
ホストコンピュータ9は口座情報に基づきデータを読み出し、認証情報(例えばATMで入力された暗証番号)により本人確認を行い、口座残高を参照して取引可能か判断する。
その後、ホストコンピュータ9から取引可能な旨の通知を受けると、制御部7はメモリ6に記憶されている希望金額を読み出して入出金部4に対し希望金額分の出金を指示する。
これにより入出金部4によって出金処理が行われるが、そのホストコンピュータ9から返信を受取るまでの間、及び出金処理の手続き中に、図4(b)に示すような、電子マネーの残高を操作表示部2に表示する。
処理が終了すると、現金、ICカード、レシートの受取誘導や、取引が終了した旨の画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示する。
このときにも、図4(C)に示すように、電子マネーの残高を操作表示部2に表示する。
その後、ホストコンピュータ9の口座の残高等を更新して取引を終了する。
次に、この実施例2の作用について説明する。
まず、実施例1と同様に、顧客が操作表示部2から出金取引を選択すると、制御部7は誘導画面格納部3からICカード8の挿入を促す画面情報を読み出して操作表示部2に表示させ、これを見て顧客はICカード8を挿入する。
すると、そのICカード8はATM1に取込まれ、カード読取書込部5によりICチップ8a(または磁気ストライプ)の金融機関記憶領域8bと電子マネー記憶領域8cが読取られる。
次に、制御部7は、複数の口座情報が存在する場合には、取引を希望する口座を選択するよう促す画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示させると、顧客はこれをみて口座を選択する。
図5は実施例2における電子マネーの残高の表示画面例を示す図である。
すなわち、図5(a)に示すように、前記希望金額の入力を促す画面にはテンキー10と共に電子マネーの残高と補充ボタン11が近接して表示されており、電子マネーの残高を確認した顧客がATM1で補充を行いたい場合は、この補充ボタン11を押下する。
顧客が前記希望金額の入力を促す画面から希望金額を入金すると、制御部7は入力された金額を操作表示部2の金額表示エリアに表示させると共にその金額をメモリ6に記憶させ、この金額と共に先にメモリ6に記憶させた金融機関記憶領域8bの情報を電文としてホストコンピュータ9に送信する。
その後、ホストコンピュータ9から取引可能な旨の通知を受けると、制御部7はメモリ6に記憶されている希望金額を読み出して入出金部4に対し希望金額分の出金を指示する。
そして、ホストコンピュータ9から取引可能な旨の通知を受けると、制御部7はメモリ6に記憶されている希望金額を読み出して入出金部4に対し希望金額分の出金を指示する。
これにより入出金部4により出金処理が行われるが、そのホストコンピュータ9からの返信を受取るまでの間及び出金処理の手続き中に、制御部7は図5(b)に示すような、電子マネーの残高及び補充ボタン11を表す画面情報を誘導画面格納部3から読み出し、操作表示部2に表示する。
処理が終了すると、現金、ICカード、レシートの受領誘導や、取引が終了した旨の画面情報を誘導画面表示部3から読み出して操作表示部2に表示する。
このときにも図5(c)に示すように、電子マネーの残高および補充ボタン11を表した画面を操作表示部2に表示する。
その後、制御部7から通知を受けたホストコンピュータ9は、口座の残高等を更新して取引を終了するが、図5(a)〜(c)で示す、電子マネーの残高と共に補充ボタン11が表示されたいずれかの画面(現金、ICカード、レシートの受領誘導等の画面も含む)で、その補充ボタン11が押下された場合は、取引終了後、電子マネーの補充に移行する。
まず、制御部7は図6(a)に示すような、現金で補充するか口座から補充するかの選択を促す文言と、口座補充ボタン12および現金補充ボタン13を組合せた選択画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示する。
ここで顧客が口座補充ボタン12を選択した場合、制御部7は先にメモリ6に記憶した金融機関記憶領域8bの情報を読み出し、それを各口座の残高照会の依頼と共に電文としてホストコンピュータ9に送信する。
複数口座が存在する場合に、図6(b)に示す画面を表示し、口座を選択させる。顧客が希望する口座を選択すると、制御部7は誘導画面表示部3から読み出した、図6(c)に示すような画面を操作表示部2に表示する。なお、単一口座のみ存在する場合は、図6(b)は表示せず、口座の選択は行わない。
そして、ホストコンピュータ9から取引可能の旨の通知を受取ると、制御部7はメモリ6に記憶させた希望補充金額を読み出し、カード読取書込部5にて電子マネーの残高を、補充金額を加算した金額に書き換え、また、ICチップ8aに記憶されている、取引を行った口座の残高を更新する。
その後、制御部7は取引が終了した旨の画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示し、顧客にICカード8を返却する。
そして、制御部7から通知を受けたホストコンピュータ9は、口座の残高等を更新し、これにより補充処理を終了する。
一方、前記図6(a)の画面で顧客により現金補充ボタン13が押下された場合は次のような処理が行われる。
図7は現金によって電子マネーを補充する場合の画面表示例を示す図である。
制御部7は図7(a)に示すような、希望する補充金額を入力するよう促す画面情報を誘導画面格納部3から読み出し、操作表示部2に表示する。
この画面には電子マネーの残高およびテンキー10が表示されており、顧客が希望補充金額をテンキーにより入力すると、制御部7は入力された金額を操作表示部2の金額表示エリアに表示させる。
そして、制御部7は図7(b)に示すような、希望補充金額を入出金部4に投入するよう促す画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示する。
顧客が入出金部4に現金を投入すると、投入された現金が計数され、先に入力された希望補充金額以上投入されていれば、カード読取書込部5にてICカード8の電子マネーの残高を、補充金額を加算した金額に書き換え、顧客にICカード8を返却する。
このとき、入力された金額より多く投入されていた場合は、その差額分に該当する釣銭を収納庫から繰出して入出金部4から顧客に返却する。
図8は本実施例で使用するICカードを示す構成図である。
本実施例のICカード8は、ICチップ8aの電子マネー記憶領域8cに電子マネーの下限額が設定されていると共に、補充の要否を示す補充情報が設定されているものとする。また、ICカード8は演算部を備えるものとする。
まず、顧客が買物等をしてICカード8の電子マネーにて支払を行った場合、ICチップ8aの電子マネー記憶領域8cでは演算部にて電子マネーの残高と下限額が比較される。
比較された結果、電子マネーの残高が下限額以下である場合、補充要を示す補充情報が設定される。
その結果、補充情報が補充要となっていれば、電子マネーの残高が下限額以下であることを示す文言、電子マネーの残高及び補充ボタン11(図5(a)参照)を表示するための画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示し、実施例1および実施例2と同様に出金取引等を行って、その取引終了後、実施例2と同様に図5、図6の画面により顧客の電子マネーの補充処理を実行する。
図9は本実施例で使用するICカードを示す構成図である。
このICカード8では電子マネーの残高が下限額以下となった場合に、電子マネーの残高と上限額との差額が算出され、その差額が補充情報として記憶されているものとする。
次にこの実施例の作用を説明する。
比較された結果、電子マネーの残高が下限額以下である場合は、電子マネーの残高と上限額が算出され、その差額が補充情報として記憶される。
その結果、電子マネー記憶領域8cに前記差額を示す補充情報が記憶されている場合は、電子マネーの残高が下限額以下であることを示す文言、補充ボタン11(図5(a)参照)および電子マネーの残高と上限額との差額を不足金額として操作表示部2に表示し、実施例1および実施例2と同様に出金取引等を行って、その取引終了後、実施例2と同様に顧客の電子マネーの補充処理を実行する。
取引が終了すると、制御部7は図10に示すような画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示する。
この画面には、電子マネーの補充方法を選択するよう促す文言と、不足金額、口座補充ボタン12及び現金補充ボタン13が表示されており、それを見た顧客が口座補充ボタン12を押下する。
すると制御部7は、先にメモリ6に記憶した金融機関記憶領域8bの情報を読み出し、それを各口座の残高照会の依頼と共に電文としてホストコンピュータ9に送信する。
その後、ホストコンピュータ9から口座の残高が通知されると、制御部7は、図6(b)に示すように、メモリ6に記憶された口座を全て読み出して操作表示部2に表示すると共に、各口座の残高をそれぞれの口座の横に表示して、顧客に取引を希望する口座を選択させる。
複数口座が存在する場合は、図6(b)に示す画面を表示し、口座を選択させる。顧客がこの画面から希望する口座を選択すると、不足金額と金融機関記憶領域8bの情報を電文として選択された口座のホストコンピュータ9に送信する。なお、単一口座のみ存在する場合には、図6(b)は表示せず、口座の選択は行わない。
その後は、実施例2と同様の補充処理を実行する。
顧客により現金補充ボタン13が押下されると、図7(b)に示す様に、不足金額を入出金部4に投入するよう促す画面情報を誘導画面格納部3から読み出して操作表示部2に表示し、その後は実施例2と同様の補充処理を実行する。
なお、ICカード8上に演算部が無い場合は、補充情報をもたないので、この場合はATM1での取引時にICチップ8aから電子マネーの残高と下限額を読取って比較し、電子マネーの残高が下限額以下である場合に、電子マネーの残高と上限額との差額を算出し、上記と同様の、電子マネーの残高が下限額以下であることを示す文言、補充ボタン11(図5(a)参照)および不足金額および補充ボタン11を操作表示部2に表示し、実施例1及び実施例2と同様に出金取引を行って、取引終了後、実施例2と同様に顧客の電子マネーの補充処理を実行するものとする。
2 操作表示部
3 誘導画面格納部
4 入出金部
5 カード読取書込部
6 メモリ
7 制御部
8 ICカード
8a ICチップ
8b 金融機関記憶領域
8c 電子マネー記憶領域
9 ホストコンピュータ
9a データベース
10 テンキー
11 補充ボタン
12 口座補充ボタン
13 現金補充ボタン
Claims (7)
- 口座情報等と共に電子マネーの残高をICカードから読取るカード読取書込部と、
取引毎の顧客の操作の誘導や取引過程の状況等を示す画面情報を格納している誘導画面格納部と、
前記誘導画面格納部から読み出された画面情報による画面表示を行うと共に顧客からの入力を受付ける操作表示部とを有し、
取引実行時に前記操作表示部に表示される画面中に、前記カード読取書込部が読取った、電子マネーの残高を表示することを特徴とする自動取引装置。 - 口座情報等と共に電子マネーの残高等をICチップに書込み可能としたICカードと、
顧客の操作により取引を実行する自動取引装置とより成り、
該自動取引装置は、前記ICカードから口座情報等と共に電子マネーの残高を読取るカード読取書込部と、取引毎の顧客の操作の誘導や取引過程の状況および電子マネーの補充を誘導する画面等を示す画面情報を格納している誘導画面格納部と、前記誘導画面格納部から読み出された画面情報による画面表示を行うと共に顧客からの入力を受付ける操作表示部とを有し、
取引実行時に前記自動取引装置は前記操作表示部に表示される画面中に、前記カード読取書込部が読取った、電子マネーの残高と補充ボタンを表示して、該補充ボタンが押下された場合、前記電子マネーの補充を誘導する画面情報を前記誘導画面格納部から読み出して前記操作表示部に表示することを特徴とする電子マネー補充システム。 - 請求項2において、
前記自動取引装置の前記誘導画面格納部に、現金で補充するか口座から補充するかを選択させる補充方法の選択画面情報を格納し、
前記補充ボタンが押下された場合、前記補充方法の選択画面情報を読み出して、前記操作表示部に表示することを特徴とする電子マネー補充システム。 - 請求項3において、
口座からの補充が選択されてかつ、ICカード上に複数の口座が存在する場合は、電子マネーを補充する口座を選択させることを特徴とする電子マネー補充システム。 - 請求項4において、
前記自動取引装置は、前記の前記補充方法の選択画面で口座からの補充が選択された場合、顧客の口座残高等を保有するホストコンピュータから前記ICカードから読取った口座情報に該当する口座の残高を取得して前記操作表示部に表示することを特徴とする電子マネー補充システム。 - 請求項2において、
ICカードに電子マネーの下限額と電子マネーの補充の要否を示す情報を保有させると共に、前記下限額と電子マネーの残高を比較する演算部を備え、
前記演算部で比較の結果、電子マネーの残高が下限額以下である場合、補充要の情報を書込み、
前記カード読取書込部により読取られた補充要否の情報が、補充要のとき、電子マネーの残高を表示することを特徴とする電子マネー補充システム。 - 請求項5において、
前記ICカードに電子マネーの上限額を保有させると共に、前記演算部は電子マネーの残高が前記下限額以下である場合に、電子マネーの残高と前記上限額を比較して差額を算出すると共に、その差額を書込む機能を有し、
前記自動取引装置は、前記カード読取書込部により前記ICカードから前記差額が読取られたときに、前記差額を表示することを特徴とする電子マネー補充システム。
Priority Applications (1)
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