JP2003196713A - 自動販売機システム - Google Patents

自動販売機システム

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JP2003196713A JP2002303487A JP2002303487A JP2003196713A JP 2003196713 A JP2003196713 A JP 2003196713A JP 2002303487 A JP2002303487 A JP 2002303487A JP 2002303487 A JP2002303487 A JP 2002303487A JP 2003196713 A JP2003196713 A JP 2003196713A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャッシュレス方式の取引を行った際に往来
する情報を販売分析に活用する技術を提供する。 【解決手段】 ICカード150を、価値情報700お
よび識別キー701からなる電子マネー710と、利用
者情報702とが格納された構成とする。このICカー
ド150を用いて自動販売機203から商品を購入する
際、商品の価格分の価値が電子マネー710から引き去
られる。この際、自動販売機203は、ICカード15
0から、価値情報700に関する情報と識別キー701
に含まれる情報とを取得する。自動販売機203は、取
得した上記情報を相互に関連づけて電子マネー管理部8
01に送信する。電子マネー管理部801は、受信した
上記情報を情報解析部802に送る。情報解析部802
はこの情報に基づいて商品の販売動向、市場分析、自動
販売機の稼働状態の把握等を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データキャリアに
金銭的価値をチャージし、このデータキャリアを利用し
て自動販売機による商品の販売を行い、さらに、チャー
ジおよび販売を通じて得られた情報を販売分析に活用す
るための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、商品販売におけるキャッシュレス
化の試みが盛んに検討されている。自動販売を用いた販
売方式においても同様であり、マネーカードとしての機
能を備えた媒体を自動販売機に適用し、商品の取引を行
う技術が検討されている(特許文献1)。特許文献1に
は、非接触データキャリアを自動販売機に取り込むこと
なく商品を指定するだけで所望商品を購入できるように
した自動販売機システムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平10−105803号公報
【0004】しかしながら、従来のこの種の検討の多く
は、商取引のキャッシュレス化に好適なシステムは如何
にあるべきか、という観点からなされたものであり、キ
ャッシュレス方式の取引を行った際に往来する情報の活
用について検討された例はほとんど無かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたものであり、キャッシュレス方式の取引を
行った際に往来する情報を販売分析に活用する技術を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、金銭的
価値を有する価値情報をデータキャリアにチャージする
チャージ機であって、現金または金銭的価値を有する媒
体を受け付ける受付手段と、前記受付手段が現金または
金銭的価値を有する媒体を受け付けたとき、データキャ
リア内に価値情報を発生させる価値情報発生手段と、チ
ャージ機固有の情報を含む識別キーを前記価値情報に付
加する識別キー付加手段と、前記識別キーの付加された
価値情報を電子マネーとしてデータキャリアに格納する
価値情報格納手段と、を備えることを特徴とするチャー
ジ機が提供される。
【0007】このチャージ機は、現金を受け入れ、また
はクレジットカード等の媒体から所定金額の価値を引き
去り、その額に応じてデータキャリア内に価値情報を発
生させるチャージ機に関するものである。
【0008】このチャージ機において、識別キーが、受
付手段にて受け付けた現金または金銭的価値を有する媒
体の種類に関する情報をさらに含む構成とすることがで
きる。また、このチャージ機において、データキャリア
が、データキャリアの利用者に関する情報を含む構成と
することができる。
【0009】さらに本発明によれば、金銭的価値を有す
る価値情報をデータキャリアにチャージするチャージ機
と、該チャージ機によりチャージされた価値情報を含む
ICカードを受け付け、商品を販売する自動販売機と、
自動販売機とネットワークを介して接続され、前記自動
販売機から送信される情報を受け付ける情報管理センタ
ーとを含み、前記チャージ機は、現金または金銭的価値
を有する媒体を受け付ける受付手段と、前記受付手段が
現金または金銭的価値を有する媒体を受け付けたとき、
データキャリア内に価値情報を発生させる価値情報発生
手段と、チャージ機固有の情報を含む識別キーを前記価
値情報に付加する識別キー付加手段と、前記識別キーの
付加された価値情報を電子マネーとしてデータキャリア
に格納する価値情報格納手段と、を備え、前記自動販売
機は、利用者からの商品購入要求と、該利用者により提
示されたデータキャリアとを受け付ける購入受付手段
と、購入要求された商品の払い出しを行う払い出し手段
と、購入要求された商品の価格を前記データキャリアに
含まれる前記価値情報から引き去った後、更新された価
値情報を前記データキャリアに書き込む価値情報更新手
段と、商品購入に用いられる電子マネーに対応した識別
キーを読み取る識別キー読み取り手段と、販売商品、販
売量または販売状況の少なくとも一つを含む販売情報と
前記識別キーとを少なくとも含む販売実績情報を、前記
情報管理センターへ送信する情報出力手段と、を備え、
前記情報管理センターは、前記自動販売機から送信され
た前記販売実績情報を受信する情報受信部と、前記販売
実績情報に基づいて販売実績を分析する販売実績分析手
段と、を備えることを特徴とする自動販売機システム、
が提供される。
【0010】この自動販売機システムにおいて、識別キ
ーが、受付手段にて受け付けた現金または金銭的価値を
有する媒体の種類に関する情報をさらに含む構成とする
ことができる。
【0011】また、この自動販売機システムにおいて、
データキャリアがデータキャリアの利用者に関する情報
を含み、自動販売機は、データキャリアに含まれる利用
者の情報を取得する利用者情報取得手段と、利用者の情
報と、あらかじめ設定された販売許可条件とを考慮し、
商品の販売を許可または禁止する販売可否判断手段と、
をさらに備え、情報出力手段は、販売情報、利用者情報
および識別キーを含む販売実績情報を情報管理センター
へ送信する構成とすることができる。
【0012】本発明においては、電子マネーは価値情報
と識別キーにより構成される。識別キーは、その価値情
報を生成したチャージ機固有のものであるため、電子マ
ネーが市場において流通した際、その電子マネーを生成
したチャージ機を特定することができる。また、チャー
ジが行われたときの状況、たとえば、チャージされた日
時や、どのような媒体によって入金がなされたか、とい
った情報を識別キーに含ませることもできる。この結
果、チャージを実行した際の状況に関する情報と、発生
した電子マネーの消費状況に関する情報とを関連づけた
形態で把握することができる。
【0013】さらに、このデータキャリアに利用者の情
報を格納させた構成とすることもでき、この場合、上述
した情報を利用者情報と関連づけた形態で把握すること
ができる。
【0014】本発明においては、上記のように複数の情
報を関連づけて取得することにより、販売分析を行うに
あたってきわめて有用な情報を得ることができる。チャ
ージに関する情報としては、たとえば、チャージ機の設
置場所、チャージされた日時、チャージに用いられた媒
体(現金、カード等)等が挙げられる。消費に関する情
報とは、消費された場所、消費された自動販売機、購買
された商品、購買額、電子マネー利用回数、商品購入時
の支払い方法(全額電子マネーか、一部現金か、等)、
電子マネーを使い切るまでに要した時間等が挙げられ
る。また、利用者情報とは、利用者(キャリアの所有者
またはキャリアを借り受けた者)の年令、性別、住所、
行政区等が挙げられる。したがって、本発明によれば、
これらの情報を任意に組み合わせることによって、従来
では困難であった多角的な販売分析等を実現することが
できる。さらに、利用者毎に識別IDを付与すると、各
識別IDごとの電子マネーについて、いつ、どのように
チャージされ、また消費されたかという変遷を、経時的
に把握することができる。
【0015】市場から収集した情報を販売動向分析に利
用する技術は従来から盛んに検討されているが、これら
の多くは、POSシステム(販売時点情報管理)に代表
されるように、消費の現場において情報が収集される形
態となっており、情報そのものは消費活動の一局面に限
定されたものとなる。これに対し本発明においては、価
値情報と識別キーにより構成した電子マネーをデータキ
ャリアに格納しているため、電子マネーの生成(チャー
ジ)から消滅(消費)に至る複数の局面にわたる情報を
得ることができる。また、データキャリアに利用者の情
報を格納した場合や、販売可否判断の認証用キャリアと
併用した場合、上記情報に利用者情報を関連付けること
ができ、さらに多元的な情報を得ることができる。この
ように本発明によれば、通常であれば様々な場面で個別
に収集しなければ得ることの難しかった情報を、煩雑な
作業や操作を要することなく一時に取得することができ
る。この結果、従来にない多角的な販売分析、市場動向
分析を実現することができる。
【0016】本発明における「商品」は、物品の形態を
とるものに限らず、サービスや情報等も含まれる。本発
明における「利用者」とは、本発明に係る自動販売機を
利用して商品を購入する者をいう。
【0017】本発明におけるデータキャリアは、接触型
および非接触型の両方を含み、ICカード、ICタグの
ほか、携帯電話内等に収納されたICチップ等、様々な
形態を採用することができる。本発明におけるデータキ
ャリアは電子マネーを格納するキャリアとしての機能の
ほか、本人認証機能等、他の機能を兼ね備えたものとす
ることもできる。
【0018】本発明におけるデータキャリアを非接触デ
ータキャリアとする場合、電源を具備したものを用いて
もよいが、自動販売機の所定箇所から電波を受けて整流
し、これを一時的にカード側の電源として利用する構成
のものを利用することもできる。また、非接触データキ
ャリアは、利用者情報等を格納するメモリ部を備える。
メモリ部は、たとえばEEPROM(Electrically Era
sable Programmable Read-Only Memory)のような不揮
発性のメモリを用いて構成することができる。
【0019】本発明における販売実績情報は、販売商
品、販売量または販売状況の少なくとも一つを含む販売
情報と識別キーとを含む。ここで、販売状況とは、販売
日時、販売地域、販売価格、自動販売機内における商品
サンプル見本位置等を含むものである。
【0020】本発明におけるデータキャリアを販売可否
判断の認証用キャリアとして併用する場合、利用者の情
報以外の要素を考慮して販売可否判断を行っても良い。
たとえば、利用者情報から抽出したデータからは販売可
能と判断される場合であっても、商品購入要求が一定の
時間帯内になされた場合は販売不可と判断するように構
成することもできる。
【0021】以上、本発明の構成について説明したが、
これらの各構成の任意の組合せや、本発明の表現を方
法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラ
ムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として
有効である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、自動販売機を用いたたばこ
の販売を例に挙げ、本発明の実施の形態について説明す
る。ここでは、データキャリアとしてICカードを用い
る。このICカードは、電子マネーとしての役割と、た
ばこの販売の可否判断に際し、成人であることを証明す
る役割の両方を果たす。
【0023】ICカードは図1に示した方式で発行され
る。まず、利用者200は、販売店202からカード発
行申込書を受け取り、このカード発行申込書に所定の事
項を記入し、所定の書類を添付してカード発行会社20
1に送付する。カード発行会社201は、カード申込書
に記載された事項および証明書類を照合した上でICカ
ードを発行し、これを利用者200に送付する。
【0024】このICカードは、電子マネーカードとし
ての機能を有するものであるため、利用者200は、こ
のカードを使用するに先がけて、価値情報をチャージし
ておく。具体的には、販売店202の有するチャージ機
204にカードを設置し、任意の金額をチャージ機20
4に挿入することによりチャージ(金額情報の更新)を
行う。
【0025】このICカードは、非接触タイプのもので
あるため自動販売機203から商品を購入しようとする
とき、利用者200は、カードを自動販売機の所定の部
位にかざし、販売許可を得るとともに、カードに格納さ
れた価値により商品の購入を行うことができる。
【0026】また、自動販売機203とチャージ機20
4とが一体化された構成としてもよい。こうすることに
より、利用者200にとっての利便性が向上し、売上の
向上につながる。たとえば、自動販売機203のみでは
カードの残高不足であるために利用者200が購入機会
を逸失する場合でも、チャージ機204が一体化されて
いればチャージが可能となり、利用者200を確実に購
買に導くことができる。
【0027】図2は、自動販売機に設けられたICカー
ド読取部305に、ICカード150をかざした状態を
示す図である。ICカード読取部305には、ICチッ
プ311とこれを囲むアンテナ310が設けられてい
る。一方、ICカード150には、アンテナ152およ
びICチップ151が設けられている。ICカード15
0は、ICカード読取部305と協働して動作し、アン
テナ152およびアンテナ310を介して電磁誘導で電
力を供給されるとともに、相互に微弱電波により非接触
でデータ通信を行う。なお、誤認防止の観点から、IC
カード150の有効距離は数センチメートル程度のもの
を使用するのが好ましい。
【0028】ICカード150は、交流信号によりIC
カード読取部305とのデータの授受を行い、この交流
信号をディジタル信号へ変換した上でICチップ151
でのデータ処理が行われる態様とすることができる。こ
の場合、ICカード150は、アナログ・ディジタル変
換機能および信号分離機能を具備することが望ましい。
アナログ・ディジタル変換機能とは、アンテナから入力
された交流信号をディジタル信号へ信号変換する機能で
ある。一方、信号分離機能とは、アンテナコイルの両端
から得られる電力信号と情報信号の重畳信号を効率良く
分離する機能である。アンテナから入力される交流信号
は、通常、チップに供給する電力信号と情報信号が重畳
されている。これらの重畳信号から所定の情報を得るた
め、電力信号と情報信号を効率良く分離することが必要
となるのである。
【0029】ICチップ151の内部構造は、図3のよ
うになっており、制御部153、ROM154、RAM
155、EEPROM156、通信部157がバス15
8によって接続された構成を有している。ROM154
には、各種処理プログラムやデータを記憶するための記
憶回路等が格納されている。RAM155およびEEP
ROM156には、種々のデータが格納されている。
【0030】図4は、ICチップ151内に格納されて
いるデータ構造の概略である。データの内容は、電子マ
ネー情報410、チャージ情報420および利用者情報
430に大別される。
【0031】電子マネー情報410は、残高411、ロ
グ412、金融機関413およびフラグ414に関する
情報を含む。残高とは電子マネーの残高であり、ログと
は電子マネーの使用履歴である。金融機関とはクレジッ
トカード等の発行元金融機関であり、クレジットカード
等の価値をICカード150へ移植する際の問い合わせ
先となる。フラグとは、そのクレジットカード等が使用
可能であるかどうかを示す表示である。
【0032】チャージ情報420は、チャージ機番号4
21、チャージエリア422、チャージ日時423およ
びチャージに用いた媒体424(現金、カード類の別)
に関する情報を含む。これらは、ICカード150に価
値情報をチャージして電子マネーを生成したときの状況
に関する情報であり、これにより、その電子マネーが発
生したエリア、チャージ機および日時が特定される。
【0033】利用者情報430は、生年月日431と性
別432を含む。たばこの販売においては、購買者の年
令をみて成人に対してのみ販売が許可される。利用者情
報430は、この販売可否判断に際して利用されるとと
もに、後に販売実績情報を収集して販売分析を行う際の
判断材料となる。上記した情報のうち、利用者情報43
0および電子マネー情報410の一部はカード作成時に
入力される。その他の情報は、チャージや商品購買の際
に適宜入力される。
【0034】次に、チャージ機によるICカードへの価
値情報移植手順について説明する。図5にチャージ機内
部の構造を示す。このチャージ機は、ICカード150
と通信を行う通信部610、ICカード150から所定
の情報を抽出する情報抽出部615、ICカード150
の残高表示を行う残高表示部611、ICカード150
内に価値情報を発生させるための現金やクレジットカー
ド等を受け付ける現金受付部612およびカード受付部
613、クレジットカード等のカードに格納されている
情報を金融機関に送信するとともに対応情報を受信する
通信部614、ICカード150に格納される価値情報
に識別キーを付与する識別キー付与部616を備え、こ
れらが制御部600によって制御される構成となってい
る。
【0035】図6は、上記チャージ機を用いてチャージ
を行う際の手順を示す図である。チャージ開始後、まず
チャージ機がICカードを読み取る(S701)。次い
で、ICカード内に価値情報を発生させるための入金方
法の選択を受け付けた後(S702)、入金方法を判断
する(S703)。入金方法としては、チャージ機の現
金受付部612(図5)に投入された現金の金額分をI
Cカード150のRAM155(図3)に書き込む現金
による入金方法のほか、クレジットカード受付部(図
5)に挿入されたキャッシュカードやクレジットカー
ド、デビッドカード等の指定口座から、ユーザによって
指定された金額分のデータをICカードに移す方法があ
る。ここで、キャッシュカードとは銀行口座の預金を利
用するためのカードを意味し、クレジットカードとは当
該クレジットカードを発行したクレジット会社がユーザ
に対して所定金額を融資するためのカードを意味する。
【0036】入金方法としてカード類が選択された場合
は、カードに格納された情報を確認する(S704)。
具体的には、カード類の磁気ストライプからデータを読
み取り、このデータを、通信部614を介して対応金融
機関に照合する。金融機関への照合は、以下のステップ
により実行される。まずカード類の管理するサーバに向
け、通信回線を介して、カード類の番号、ユーザ入力の
暗証番号、カード類の使用要求及びその金額を送信す
る。金融機関等の管理するサーバは、自己の管理する当
該カード類の暗証番号等に基づいて所定の認証を行った
後、残高や使用期限、支払いの遅延の有無、盗難や紛失
の届け出の有無等を確認し、カード類の使用の可否を判
断し、その結果を通信部614(図5)に送信する。こ
れを受けてチャージ機が当該カードの使用が可能である
か否かを判断する(S705)。使用不可である場合は
その旨を表示する(S707)。使用可能である場合
は、ICカードに所定の価値情報をチャージする(S7
06)。上記において、チャージ機と金融機関との間の
情報のやりとりは、リアルタイムで行われる。両者の間
は専用線により接続されていることが望ましい。入金方
法として現金を選択した場合は、投入または指定された
金額分のチャージが行われる。以上の手順によりICカ
ードへのチャージが完了する。
【0037】次に、ICカードを用いて自動販売機によ
り商品を購買する際の電子マネーの流れについて説明す
る。本実施形態におけるシステムの構成は、図12のよ
うになっている。複数の自動販売機からなる自動販売機
群160およびチャージ機163は、ネットワークを介
して情報管理センター162に接続されている。各自動
販売機は、ICカード165から読み取った金銭的価値
情報に基づいて取引を行う。このときに取得される各種
の情報を販売時刻、場所等とともに販売実績データとし
て記憶し、これを、ネットワーク161を介して情報管
理センター162に送信する。情報管理センター162
は、受信した販売実績データをもとに、販売分析等を行
う。
【0038】このシステムにおいてたばこを販売する際
の価値情報の流れについて図7を参照して説明する。ま
ず、上述した手順によりICカード150に価値情報を
チャージする。入金手段は特に限定がなく、現金のほ
か、クレジットカート、キャッシュカード、デビットカ
ード等、様々な媒体を用いることができ、チャージ機
に、これらの任意の手段を選択できる選択ボタンが設け
られている。図示した例では、価値入力手段としてクレ
ジットカード180を選択している。
【0039】クレジットカード180を用いてICカー
ド150へチャージを行う際、クレジットカード180
の認証や残高の確認が必要となる。そこで、チャージ機
は、情報管理センター内の電子マネー管理部801を介
して金融機関900へ、クレジットカード180の使用
に関する確認を行う。この手順の詳細については前述し
たとおりである。クレジットカード180の使用が可能
であり、チャージ額よりも大きい残高がある場合は、ク
レジットカード180からICカード150への価値移
植が許可され、チャージが開始する。
【0040】チャージが終了すると、ICカード150
には所定の価値情報700が格納された状態となる。こ
こで、本実施形態においては、価値情報700に識別キ
ー701が付加される。識別キー701は、図5におけ
る識別キー付与部616によって付加される。この識別
キー701は、価値情報700を生成したチャージ機を
特定する情報を含むものであり、図4におけるチャージ
情報420を反映して付加される。このように、価値情
報700に識別キー701が付加されることによって電
子マネー710が構成される。
【0041】この電子マネー710を用いて自動販売機
で商品を購入する際、電子マネー710の価値情報70
0の一部がICカード150から自動販売機へ移動する
が、このとき、自動販売機側に移動した価値情報700
にも依然として識別キー701が付加された状態となっ
ている。すなわち、この電子マネー710を用いた取引
においては、価値情報700と識別キー701がつねに
一体となって移動する。
【0042】各自動販売機は、ICカード150から移
植された電子マネー710を、情報管理センター内の電
子マネー管理部801へ送る。こうして電子マネー管理
部801は、チャージ機および各自動販売機から電子マ
ネーに関する情報を取得する。電子マネー710には識
別キー701が含まれているので、電子マネーの発生か
ら消滅までの過程を電子マネー管理部801にて容易に
把握することができる。この点については、図13等を
参照して後述する。
【0043】ICカード150内には、複数のチャージ
機由来の電子マネーが存在する場合もある。この場合、
自動販売機で支払いに用いられる電子マネーは、たとえ
ばチャージされた日時が古い順に消費されていくように
することができる。こうした制御は、キャリア内部に設
けられた制御部153(図3)によって行われる。
【0044】以上、ICカード150の持つマネーカー
ドとしての機能に着目し、電子マネー710の動きにつ
いて説明した。ところで、自動販売機によるたばこの販
売においては、成人に対してのみ購買が許可されるよう
に販売機を構成することもできる。この場合、上記した
ICカード150にくわえ、成人認証用のカードを自動
販売機に提示する(かざす)ことが必要となる。こうし
た方式による販売の例について、図8および図9を参照
して説明する。
【0045】図8は、本発明において使用される自動販
売機の概略構成図である。図示した構成は、ハードウエ
ア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その
他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロ
ードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって
実現されるが、ここではそれらの連携によって実現され
る機能ブロックを描いている。したがって、これらの機
能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、ま
たはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できる
ことは、当業者には理解されるところである。
【0046】自動販売機100は、ユーザインターフェ
ース110を有し、これを介して利用者とのやりとりを
行う。自動販売機による販売に際し、自動販売機100
は、まず、認証用カードに格納された情報をカード読取
部101で受信し、これをカード情報抽出部121に送
り、ここで受信情報から必要な情報が抽出される。抽出
された情報は、販売可否判断部122に送られ、販売可
否判断がなされる。販売可否判断は、具体的には、判断
基準データ123およびシステム年月日124と、抽出
された上記情報とを比較することにより行う。本実施形
態は、たばこの販売に関するものであるので、ICカー
ド150に格納された生年月日と、システム年月日12
4とを比較し、これらの差から利用者が成人であるかど
うかの判断を行う。可否判断の結果は表示部102にて
表示される。
【0047】販売が許可されると、利用者は商品購入を
要求し、所望の商品を選択するとともに、電子マネーの
格納されたICカード150をカード読取部101にか
ざす。ICカード150に格納された電子マネーはカー
ド読取部101を介してカード情報抽出部121に送ら
れ、ここで必要な情報が抽出された後、制御部125に
送られる。制御部125は、カード情報抽出部121か
らカードの残高に関する情報を抽出し、この残高と商品
の価格との関係から購入可能であるかどうかを判断す
る。購入可能である場合は、払出部104に商品が払い
出される。購入できない場合は表示部102にその旨が
表示される。
【0048】商品の売買が行われたとき、販売実績デー
タ管理部126は、カード情報抽出部121から得られ
たICカード150および認証用カード170のデータ
を記憶部127に格納する。このデータは、 利用者情報 販売商品、販売量または販売状況の少なくとも一つを
含む販売情報 識別キー を含んでいる。このデータを販売実績データ管理部12
6は、通信部128および通信ネットワーク130を介
して情報管理センター140に送信する。情報管理セン
ター140は、販売実績情報集計装置を含むものとし、
販売実績情報集計装置は、自動販売機から送信された販
売実績情報を受信する情報受信部と、販売実績情報を格
納する記憶部と、この記憶部から読み出した販売実績情
報に基づいて販売実績を分析する販売実績分析手段と、
を備えた構成とする。情報管理センター140内の上記
販売実績情報集計装置は、上記情報に基づいて売れ筋商
品の分析や、各自動販売機に配置するべき最適な商品構
成の分析等を行う。なお、本実施形態に係るシステム
は、販売実績データをいったん情報管理センター140
内のサーバに送信するが、その後、さらにWANまたは
LANを介して他のサーバや端末に送信し、販売実績の
分析や情報検索等に供することもできる。
【0049】次に、この自動販売機を用いた成人認証お
よび商品の販売の方法について、図9を参照して説明す
る。図示したフローには、認証用カードを用いた成人認
証と、ICカードを用いた電子マネーの金額情報更新の
両方のステップが含まれている。
【0050】自動販売機は、まず、所定の個所にかざさ
れた認証用カード170から利用者情報を読み取る(S
400)。次に、利用者情報から生年月日に関する情報
を抽出し、これを、自動販売機内におけるシステム年月
日と比較する。これらをもとに演算処理を行い(S40
1)、この結果に基づいて利用者が成人であるかどうか
の判定を行う(S402)。
【0051】演算処理の結果、成人ではないと認証され
た場合は、販売不可表示を行う(S403)。演算処理
の結果、成人であると認証された場合は、ICカード1
50から金額情報を得てカード残高を計算し、これを表
示部102に表示させる(S405)。そして、その残
高が商品を販売するのに充分な金額であるかどうかを調
べ、残高不足であるかどうかを確認する(S406)。
【0052】商品を販売するのに充分な残高がある場合
は、販売可能な商品を表示する(S410)。そして、
リセットボタンが押下されていないことを確認した後
(S411)、利用者により商品選択がなされたかどう
かを判別する(S412)。商品選択がされた場合は、
当該商品を払い出す(S413)。商品選択がなされな
かった場合は、一定時間経過するのを待機する(S40
8)。商品が払い出された後は、再度、残高表示(S4
05)を行い、上記した手順を繰り返す。リセットボタ
ンが押下されると、商品購入ステップが終了し、残高が
カードに記録される(S415)。その後、販売実績デ
ータを記録し(S418)、このデータを出力する(S
419)。出力の形態は、ネットワークを介して所定の
サーバに出力する形態でもよいし、リムーバブルディス
ク等に記憶させる形態であってもよい。
【0053】なお、ステップ406で残高不足であった
場合は、自動販売機へ現金が投入されることを待機する
(S407)。現金が投入されれば(ステップ407に
おけるYES)再度ステップ405に戻り、上述した手
順を繰り返す。現金の投入がなく一定時間が経過した場
合(S408)、残高を適宜カードに記録される(S4
15)。
【0054】このように、ステップ407にてICカー
ドの電子マネー残高が不足している場合、利用者は現金
を追加投入して、商品を購入することができる。ステッ
プ407にて現金が投入された場合、投入された金額と
購入金額との差額がステップ415にてICカードに記
憶される。以下、適宜これを「追銭チャージ機能」と呼
ぶ。
【0055】図9のフローに追銭チャージ機能を設ける
場合、投入された金額と購入金額との差額を現金で利用
者に返却してもよい。この場合のフローの例を図14に
示す。図14のフローでは、商品が払い出された後、利
用者に金銭の払出しの要否を選択させる(S420)。
金銭の払出しが選択された場合(S420におけるYE
S)、投入された金額と購入金額との差額を返金し(S
421)、返金後の残高がカードに記憶される(S41
5)。金銭の払出しが選択されなかった場合(S420
におけるNO)、再度、残高表示(S405)を行い、
上記した手順を繰り返す。
【0056】また、図9、図14のフローに、ICカー
ドの残高を利用者に返却するステップを加えてもよい。
この場合、ステップ421における払出方法は、たとえ
ば現金を払出す現金出力方式や、利用者の銀行口座等に
振込む口座振込み方式などの自動方式とすることができ
る。口座振込み方式の場合、金銭の払出しが選択された
という情報が、図8において前述したように情報管理セ
ンター140に送信され、処理される。また、運用方法
に応じて、払出し後のカードは回収され、利用者に返却
されないように設定してもよい。
【0057】図9では、現金が追加投入された場合の追
銭チャージ機能について説明した。一方、利用者が現金
で商品を購入する際に、釣銭をカードにチャージするス
テップを設けてもよい。以下、適宜これを釣銭チャージ
機能と呼ぶ。図15および図16は、釣銭チャージのス
テップを含むフローを示す。ここで、図15は接触式の
ICカードに対して用いられる態様であり、図16は非
接触式のICカードに対して用いられる態様である。
【0058】図15に示すフローでは、図9や図14の
場合と同様、利用者情報を読みとり、認証を行う(S4
37)。認証された場合(S437におけるYES)、
自動販売機へ現金が投入されることを待機する(S42
2)。現金が入力された場合(S422におけるYE
S)、入力金額を表示し(S424)、さらに販売可能
商品を表示する(S410)。一定時間現金が投入され
なかった場合(S433におけるYES)、カードを返
却する(S434)。販売可能商品が表示された(S4
10)後、図9、図14の場合と同様に商品の払出し等
が行われる。
【0059】払出し後、釣銭が生じた場合、利用者に金
銭の払出しの要否を選択させる(S425)。金銭の払
出しが選択された場合(S425におけるYES)、釣
銭を返金する(S421)。金銭の払出しが選択されな
かった場合(S425におけるNO)、利用者にカード
挿入の要否を選択させる(S427)。カードが挿入さ
れた場合(S427のYES)、カード残高と現金残高
すなわち釣銭の金額とを表示し(S428)、利用者に
釣銭チャージの要否を選択させる(S429)。チャー
ジが選択された場合(S429におけるYES)、現金
残高をカードに記録し(S415)、カードを利用者に
返却する(S416)。一方、一定時間が経過してもカ
ード挿入またはチャージが選択されなかった場合(S4
26またはS430におけるNO)、金銭を払出し(S
421)またはカードを返却する(S431)。
【0060】また、図16は、図15に示すフローにお
いて、カードを非接触式とした場合のフローである。図
16では、カードを自動販売機に挿入する必要がないた
め、カードの提示により、認証および釣銭チャージが行
われる(S438)。
【0061】なお、図15、図16においては販売可否
を認証するためのカードと、チャージを行うためのカー
ドを別のカードとしてもよいし、一枚としてもよい。一
枚にすることにより、利用者は複数のカードを携帯する
必要がないため、利便性が向上する。また、図15、図
16において、認証は図9、図14と同様に成人認証と
してもよいし、購入要求が行われた際の時間に応じて販
売可否を判断する認証や、利用者情報の過去の履歴に基
づき販売可否を判断する認証としてもよい。
【0062】図9、図14、図15、図16のフローに
おいては、さらに、利用者の購入金額に応じてポイント
を付与するステップを加えてもよい。利用者の購入金額
に応じてポイントを付与する制度を以下適宜「ポイント
制」と呼ぶ。ポイント制を採用する場合、たとえばポイ
ントに応じて利用者に特典を付与したり、ポイントを充
当した購入が可能になるよう設定することができる。ポ
イントの充当による購入を採用する場合、利用者に商品
の選択をさせた後(ステップ412のYES)、利用者
にポイントを充当するか否かの選択をさせるステップを
設けることができる。ポイントの充当が選択された場
合、更新後のポイントをカードに記憶するステップを設
ける。ポイントが商品の価格よりも少なかった場合、カ
ードの電子マネーから差額が支払う。また、ポイントの
充当が選択されなかった場合、ステップ413にて商品
が払い出された場合、購入金額に応じたポイントを付与
し、更新後のポイントをカードに記憶させるステップを
設ける。
【0063】図9、図14のフローにおいて、ステップ
418で出力される販売実績データは、たとえば図10
に示すような形態とする。この図では、利用日時ととも
に、利用者の性別、年令、および販売商品が示されてい
る。この情報を分析することにより年令層別あるいは性
別を考慮して売れ筋商品を分析することができる。また
時間帯によってどのような商品がどのような消費者に購
入されているかを明確に把握することができる。
【0064】さらに、図9、図14におけるステップ4
18で出力される販売実績データは、図13(a)
(b)(c)に示す形態とすることもできる。図13
(a)では、利用者毎に付与されたID(利用者ID)
ごとの購入履歴およびチャージ履歴が時系列的に出力さ
れる。また、図13(b)、図13(c)のように、購
入履歴およびチャージ履歴のみを単独で出力してもよ
い。こうすることにより、個人に着目した履歴を販売分
析に活用することができる。すなわち、個人ごとのチャ
ージ、購入等の履歴を経時的に調べ、販売動向を解析す
ることが可能となる。また、利用者毎の時系列的な情報
を、個人情報と自動販売機毎の販売実績情報とともに複
合的に解析することにより、利用者毎の価値変遷動向に
ついてより詳細な情報を取得することができる。またこ
れをマーケティング戦略に反映させることもできる。
【0065】以上、ICカードを利用した自動販売機に
よる商品の取引について説明した。この取引の流れの中
で、ICカードと自動販売機、情報管理センターとの間
でどのように情報が往来するか、という点について図1
1を参照して説明する。ICカード150には、価値情
報700および識別キー701からなる電子マネー71
0と、利用者情報702とが含まれている。ICカード
150を用いて自動販売機203からたばこを購入する
際、販売可否判断のための成人認証が行われ、このとき
自動販売機203は、ICカード150から利用者情報
702を取得する。販売が許可されると、商品の価格分
の価値が電子マネー710から引き去られる。この際、
自動販売機は、ICカード150から、価値情報700
に関する情報と識別キー701に含まれる情報とを取得
する。自動販売機203は、取得した上記情報を相互に
関連づけて電子マネー管理部801に送信する。自動販
売機203と電子マネー管理部801は、インターネッ
ト網等のWANを介して接続される。この間の情報の授
受は、リアルタイムの送信としてもよいが、送信コスト
や自動販売機203の操作性を考慮し、夜間等にバッチ
処理で送信するのが好ましい。
【0066】なお、釣銭チャージ機能によって記憶され
た価値情報700に対しても、識別キー701が付加さ
れる。
【0067】電子マネー管理部801は、受信した上記
情報を情報解析部802に送る。情報解析部802はこ
の情報に基づいて商品の販売動向、市場分析、自動販売
機の稼働状態の把握等を行う。また、ポイント制を採用
した場合、電子マネー管理部801では、顧客情報とと
もにポイント残高、ポイントの発生情報、ポイントの還
元情報などのポイント情報管理も行う。
【0068】本実施形態において自動販売機203は、
価値情報700の変動に係る情報および識別キー701
に含まれる情報をICカード150から取得し、利用者
情報702を認証用カード170から取得し、それぞれ
を関連づけた形で活用することができる。これにより、
販売実績や市場状況等について多角的かつ効率的な分析
を行うことができる。具体的には、たとえば以下のよう
な点について分析することができる。 (i)チャージ機の設置場所と、電子マネーの消費場所と
の位置的関係 (ii)チャージされた日時と、電子マネーの消費の消費さ
れた日時との時間的関係 (iii)チャージ機の設置場所と電子マネーの利用回数の
関係 (iv)チャージされた金額と、電子マネー使用時における
現金補充の程度との関係 (v)チャージされた金額と、電子マネーにより購入され
た商品の種類、価格、量との関係 (vi)チャージに用いられた媒体(現金、カード等)と、
電子マネーにより購入された商品の種類、価格、量との
関係 さらに、利用者を年令、性別、居住地区等によって複数
のクラスに分類し、各クラス毎に上記関係がどのように
変化するか、といった分析も行うことができる。
【0069】また、利用者のクラスによって、チャージ
をどのような方法で行う傾向にあるか、といった分析も
行うことができる。また、これらの情報を利用者ごとに
経時的に解析することが可能となる。
【0070】以上、たばこの販売を例に挙げ、本発明の
実施形態について説明したが、これらは酒類の自動販売
機に適用することもでき、さらには、特定の会員に対し
てのみ情報やサービスを販売する自動販売機等に適用す
ることもできる。
【0071】また、ICカード150と認証用カード1
70の2種類のカードを用いた例について示したが、I
Cカード150に認証用データを格納し、このカード1
枚で決済と認証の両方を行うようにすることもできる。
【0072】また、販売実績データの出力の際、その自
動販売機の管理番号も併せて出力することとし、この管
理番号から当該自動販売機の設置場所を特定し、商品の
販売環境や販売地域を考慮した売れ筋傾向の解析に役立
てることも可能である。さらに、複数台の自動販売機か
ら得られる各販売実績データを統合することで、各商業
圏の特性の解析を行うことも可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、価
値情報と識別キーにより構成した電子マネーをデータキ
ャリアに格納しているため、電子マネーの生成から消滅
に至る過程を正確に把握することができ、従来にない新
たな視点から販売実績情報を収集することができる。こ
の結果、従来にない多角的な販売分析等を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ICカードの発行手順を説明するための図であ
る。
【図2】ICカードとカード読み取り部との間の情報の
授受を説明するための図である。
【図3】ICカードの内部構造を示す図である。
【図4】ICカードに格納されるデータの構造を示す図
である。
【図5】チャージ機の概略構造を示す図である。
【図6】チャージ機における処理手順を示す図である。
【図7】本発明に係るシステムを用いて商品の販売を行
う際の電子マネーの流れを説明するための図である。
【図8】本発明に係る自動販売機の概略構成図である。
【図9】本発明に係る自動販売機における処理手順を示
す図である。
【図10】販売実績データの一例を示す図である。
【図11】本発明に係るシステムを用いて商品の販売を
行う際の情報の流れを説明するための図である。
【図12】本発明に係る自動販売機システムの概略構成
を示す図である。
【図13】販売実績データの一例を示す図である。
【図14】本発明に係る自動販売機における処理手順を
示す図である。
【図15】本発明に係る自動販売機における処理手順を
示す図である。
【図16】本発明に係る自動販売機における処理手順を
示す図である。
【符号の説明】 100 自動販売機 101 カード読取部 102 表示部 103 商品購入受付部 104 払出部 110 ユーザインターフェース 121 カード情報抽出部 122 販売可否判断部 123 判断基準データ 124 システム年月日 125 制御部 126 販売実績データ管理部 127 記憶部 128 通信部 130 通信ネットワーク 140 情報管理センター 150 ICカード 151 ICチップ 152 アンテナ 153 制御部 154 ROM 155 RAM 156 EEPROM 157 通信部 158 バス 160 自動販売機群 161 ネットワーク 162 情報管理センター 163 チャージ機 165 ICカード 170 認証用カード 180 クレジットカード 200 利用者 201 カード発行 202 販売店 203 自動販売機 204 チャージ機 305 ICカード読取部 310 アンテナ 311 ICチップ 410 電子マネー情報 411 残高 412 ログ 413 金融機関 414 フラグ 420 チャージ情報 421 チャージ機番号 422 チャージエリア 423 チャージ日時 424 チャージに用いた媒体 430 利用者情報 431 生年月日 432 性別 600 制御部 610 通信部 611 残高表示部 612 現金受付部 613 カード受付部 614 通信部 615 情報抽出部 616 識別キー付与部 700 価値情報 701 識別キー 702 利用者情報 710 電子マネー 801 電子マネー管理部 802 情報解析部 900 金融機関
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月8日(2003.4.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】また、販売実績データの出力の際、その自
動販売機の管理番号も併せて出力することとし、この管
理番号から当該自動販売機の設置場所を特定し、商品の
販売環境や販売地域を考慮した売れ筋傾向の解析に役立
てることも可能である。さらに、複数台の自動販売機か
ら得られる各販売実績データを統合することで、各商業
圏の特性の解析を行うことも可能である。なお、本発明
において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、
これを適法に行うものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06K 17/00 L G06K 17/00 G07F 7/02 Z G07F 7/02 9/00 L 9/00 7/08 L (72)発明者 清川 栄一 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 (72)発明者 三宅 功一 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 (72)発明者 前原 康之 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 日本た ばこ産業株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 BA01 BA02 BA04 BA06 CA06 DC01 DC05 DC06 DE01 DE10 5B058 CA01 KA02 KA04 KA08 YA02 YA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金銭的価値を有する価値情報をデータキ
    ャリアにチャージするチャージ機であって、 現金または金銭的価値を有する媒体を受け付ける受付手
    段と、 前記受付手段が現金または金銭的価値を有する媒体を受
    け付けたとき、データキャリア内に価値情報を発生させ
    る価値情報発生手段と、チャージ機固有の情報を含む識
    別キーを前記価値情報に付加する識別キー付加手段と、
    前記識別キーの付加された価値情報を電子マネーとして
    データキャリアに格納する価値情報格納手段と、を備え
    ることを特徴とするチャージ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のチャージ機において、
    前記識別キーが、前記受付手段にて受け付けた現金また
    は金銭的価値を有する媒体の種類に関する情報をさらに
    含むことを特徴とするチャージ機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のチャージ機に
    おいて、前記データキャリアが、該データキャリアの利
    用者に関する情報を含むことを特徴とするチャージ機。
  4. 【請求項4】 金銭的価値を有する価値情報をデータキ
    ャリアにチャージするチャージ機と、該チャージ機によ
    りチャージされた価値情報を含むICカードを受け付
    け、商品を販売する自動販売機と、該自動販売機とネッ
    トワークを介して接続され、該自動販売機から送信され
    る情報を受け付ける情報管理センターとを含み、 前記チャージ機は、現金または金銭的価値を有する媒体
    を受け付ける受付手段と、前記受付手段が現金または金
    銭的価値を有する媒体を受け付けたとき、データキャリ
    ア内に価値情報を発生させる価値情報発生手段と、チャ
    ージ機固有の情報を含む識別キーを前記価値情報に付加
    する識別キー付加手段と、前記識別キーの付加された価
    値情報を電子マネーとしてデータキャリアに格納する価
    値情報格納手段と、を備え、 前記自動販売機は、利用者からの商品購入要求と、該利
    用者により提示されたデータキャリアとを受け付ける購
    入受付手段と、購入要求された商品の払い出しを行う払
    い出し手段と、購入要求された商品の価格を前記データ
    キャリアに含まれる前記価値情報から引き去った後、更
    新された価値情報を前記データキャリアに書き込む価値
    情報更新手段と、商品購入に用いられる電子マネーに対
    応した識別キーを読み取る識別キー読み取り手段と、販
    売商品、販売量または販売状況の少なくとも一つを含む
    販売情報と前記識別キーとを含む販売実績情報を、前記
    情報管理センターへ送信する情報出力手段と、を備え、 前記情報管理センターは、前記自動販売機から送信され
    た前記販売実績情報を受信する情報受信部と、前記販売
    実績情報に基づいて販売実績を分析する販売実績分析手
    段と、を備えることを特徴とする自動販売機システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の自動販売機システムに
    おいて、前記識別キーが、前記受付手段にて受け付けた
    現金または金銭的価値を有する媒体の種類に関する情報
    をさらに含むことを特徴とする自動販売機システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の自動販売機シ
    ステムにおいて、前記データキャリアが前記データキャ
    リアの利用者に関する情報を含むことを特徴とする自動
    販売機システム。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6いずれかに記載の自動販
    売機システムにおいて、前記自動販売機は、前記データ
    キャリアに含まれる利用者の情報を取得する利用者情報
    取得手段と、前記利用者の情報と、あらかじめ設定され
    た販売許可条件とを考慮し、商品の販売を許可または禁
    止する販売可否判断手段と、をさらに備え、前記情報出
    力手段は、前記販売情報、前記利用者情報および前記識
    別キーを含む販売実績情報を前記情報管理センターへ送
    信することを特徴とする自動販売機システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006190095A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置および電子マネー補充システム
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WO2017051666A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 日本電気株式会社 通信処理システム、グループメッセージ処理方法、通信処理装置およびその制御方法と制御プログラム

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