JPS61253370A - 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法

Info

Publication number
JPS61253370A
JPS61253370A JP9379485A JP9379485A JPS61253370A JP S61253370 A JPS61253370 A JP S61253370A JP 9379485 A JP9379485 A JP 9379485A JP 9379485 A JP9379485 A JP 9379485A JP S61253370 A JPS61253370 A JP S61253370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic polyester
molding
plating
acid
terephthalate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9379485A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Nakamura
清一 中村
Shunei Inoue
井上 俊英
Kiichi Yonetani
起一 米谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP9379485A priority Critical patent/JPS61253370A/ja
Publication of JPS61253370A publication Critical patent/JPS61253370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C18/00Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating
    • C23C18/16Chemical coating by decomposition of either liquid compounds or solutions of the coating forming compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating; Contact plating by reduction or substitution, e.g. electroless plating
    • C23C18/18Pretreatment of the material to be coated
    • C23C18/20Pretreatment of the material to be coated of organic surfaces, e.g. resins
    • C23C18/22Roughening, e.g. by etching

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は熱可塑性ポリエステル樹脂成形品をメッキ処理
により表面金属化する方法に関するものである。さらに
詳しくはメッキ膜接着力およびメッキサーマルサイクル
性がすぐれ、かつ表−面外観の良好な表面金属化熱可塑
性ポリエステル樹脂成形品の製造方法に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 一般にプラスチックのメッキ処理は(1)前処理、(2
)粗表面化処理(エツチング)、(31感応性付与処理
(センシタイジング)またはキャタリスト処理、(4)
活性化処理(アクチベーチング)またはアクセレート処
理、(5)無電解メッキおよび(6)電気メッキの各工
程を順次繰ることにより行われており、上記(3)工程
以降が通常メッキ工程と呼ばれている。なかでも上記(
2)の粗表面化処理は以降のメッキ工程で付与される金
属メッキ膜の密着性を左右する重要な工程で、プラスチ
ックの温順に応じて種々の手段が用いられている。
熱可塑性ポリエステル樹脂のメッキにおける粗表面化手
段として例えば予めポリエステル樹脂に充填剤を含有せ
しめたものをアルカリ溶液で粗表面化処理後メッキする
方法(特開昭54−15977号公報)、ガラス繊維・
炭酸カルシウムで強化されたポリエステル樹脂を酸化剤
を含有する水酸化アルカリ溶液で粗表面化後メッキする
方法(特開昭53−6374号公報)、ガラスmIaで
強化されたポリエステル樹脂を硝酸水溶液に浸漬し、次
いで水酸化アルカリ水溶液に浸漬して粗表面化後メッキ
する方法(特開昭53−6376号公報)、樹脂フィル
ムラアルカリ溶液で処理し、次いでクロム酸混液で処理
後メッキする方法(特開昭58−149924号公報)
が知られているが、これらの方法においては、メッキ膜
の接着性がいくらか改善されるものの、実質的に有効な
レベルに達せず、しかもメッキ外観の光輝性が得られず
実用的にすぐれた表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂
成形品を得ることができない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の課題は、従来技術の上述のような欠点を解消し
、実用的にメッキ膜の接着力およびメッキサーマルサイ
クル性がすぐれ、かつ表面外観とりわけ光輝性にすぐれ
た表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品を提供す
ることにある。
く問題点を解決するための手段および作用〉本発明者ら
の検討によれば、充填剤を含有せしめた熱可塑性ぼリエ
ステルの成形品を70〜170℃の雰囲気下で熱処理後
酸性クロム酸溶液による処理、次いでアルカリ溶液によ
る処理を施して粗表面化した後、メッキ処理を施すこと
により本発明が解決しようとしている問題点が解決し得
ることが判明した。
すなわち、本発明は熱可塑性ポリエステル100重量部
に対し、充填剤を5〜250ffi量部含有せしめてな
る熱可塑性ポリエステル樹脂組成物の成形品を70〜1
70℃の雰囲気下で熱処理後酸性クロム酸溶液による処
理、次いでアルカリ溶液による処理を施して粗表面化し
た後、メッキ処理を施すことを特徴とする表面金属化熱
可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法であり、また
、特に好ましい態様として、こ(7)製造方法1cあっ
て、充填剤として二酸化チタン、酸化アルミニウム、メ
タケイ酸カルシウム、マイカ、タルク、炭酸カルシウム
およびガラスw4維から選ばれた一種以上を使用する表
面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法を
提供するものである。
本発明に用いる熱可塑性ポリエステルとしては、通常9
0モル%以上がテレフタル酸成分であるジカルボン酸成
分とジオール成分を縮重合して得られる重合体が使用さ
れる。
ココテイウテレフタル酸成分としてはテレフタル酸およ
びそのエステル形成性誘導体であり、また、テレフタル
酸成分とともに用いられる他ノシカルホン酸成分として
はイソフタル酸、オルトフタ)?H12,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、1.5−ナフタレンジカルボン酸、ビ
ス(P−カルボキシフェニル)メタンアントラセンジカ
ルボン酸、4.4’−ジフェニルジカルボン酸、1.2
−ビス(フェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸
、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などの芳香族ジカ
ルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ド
デカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン酸、1.3−シ
クロヘキサンジカルボン(1?、1.4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸などの脂環式ジカルボン酸およびこれら
のエステル形成性誘導体などが挙げられる。また、ジオ
ール成分としては炭素数2〜2oの脂肪族グリコールす
なわち、エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール・、
1.5−ベンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール
、デカメチレングリコール、シクロヘキサンジメタツー
ル、シクロヘキサンジオールなど、およびそれらのエス
テル形成性誘導体が挙げられる。
これらの重合体ないしは共重合体の好ましいA体例とし
ては、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレン(テ
レフタレート/イソフタレート)、ポリブチレン(テレ
フタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレフタレ
ート/セフくケート)、ポリブチレン(テレフタレート
/デカンジカルボキシレート)、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリエチレン(テレフタレート/イソフタレー
ト)、ポリエチレン(テレフタレート/アジペート)、
ポリブチレン(テレフタレート15−ナトリウムスルホ
イソフタレート)、ポリエチレン(テレフタレート15
−ナトリウムイソフタレート)などが挙げられ、ポリエ
ステル樹脂組成物の成形性からポリブチレンテレフタレ
ート、ポリブチレン(テレフタレート/アジペート)、
ポリブチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレ
ート)、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン(
テレフタレート/7ジペート)、ポリブチレン(テレフ
タレート15−ナトリウムスルホイソフタレート)など
が特に好ましく使用される。またこれら熱可塑性ポリエ
ステルは0.5%のO−クロロフェノール溶液を25℃
で測定したときの相対粘度がL2〜2.0、とくに13
〜L85の範囲にあるものが好適である。
また、これらは2種以上混合して用いることができる。
本発明に用いる充填剤とは粒状、針状、リン片状、板状
および繊維状等の形態を有する充填剤であって、二酸化
チタン、酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウム、マ
イカ、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、石コウ
、酸化ジルコニウム、二酸化アンチモン、クレー、シリ
カ、セリサイト、酸化マグネシウム、カオリン、珪藻土
、炭酸マグネシウム、長石、蛭石、カーボンブラック、
ガラスピーズ、シラスバルーン、サイロイドおよびガラ
ス繊維、炭素繊維、セラミックスIIM、石コウ繊維、
チタン酸カリウィスカなどが挙げられる。これらのうち
二酸化チタン、酸化アルミニウム、メタケイ酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、炭酸カルシウムおよびガラス繊維
が好ましく用いられ、二酸化チタン、酸化アルミニウム
、マイカおよびガラス繊維が特に好ましく用いられる。
これら充填剤は2種以上混合して用いてもよい。
充填剤の添加量は熱可塑性ポリエステル100重量部に
対し、5〜250重量部必要であり、30〜100重量
部が好ましい。5重量部米温ではメッキ膜の接着性を改
良する効果が不十分である。250重量部を越えると成
形品の表面粗度が大きくなりすぎ逆にメッキ膜接着力、
メッキの光輝性が失なわれ、また熱可塑性ポリエステル
樹脂自体の機械的性質が低下するため好ましくない。
本発明の熱可塑性ポリエステルと充填剤およびその他の
添加剤の配合手段は特に限定されないが、例えば熱可塑
性ポリエステル、弁帝歩充填剤および他の添加剤を一緒
に配合した原料をスクリュー型掩出機に供給し、溶融押
出混合する方法などが採用できる。
本発明の熱可塑性ポリエステル樹脂組成物成形品として
は、射出成形品、押出成形品、吹込成形品などの任意の
樹脂成形品を採用することができる。
本発明の熱処理とは、上記のようにして得られた成形品
を熱処理するものであり、これ薯こよってメッキ品の機
械的性質、熱的性質を大きく向上させることが可能であ
り、とりわけメッキサーマルサイクル性を大巾に改良す
る効果を有する。
この熱処理条件としては熱処理温度70〜170℃、好
ましくは90〜150℃であり、熱処理時間としては1
0分〜10時間、好ましくは30分〜5時間の範囲で処
理することが好適である。即ち、703℃未満または1
0分未満では本発明の効果が不十分であり、170℃以
上または10時間以上ではメッキ品の機械的性質または
熱的性質の低下をおこし本発明の目的を達成することが
困難である。
この熱処理は成形品を所定温度に調整した加熱装置に入
れて所定時間加熱することにより行われる、加熱装置の
形式には特に制限はないが、通常は電気加熱方式による
オーブンが便利であり、オーブン中の雰囲気としては、
例えば熱風循環式および熱風流通式などを利用すること
ができる。
なお、本発明において特定の熱可塑性樹脂、即ち脂肪族
ジカルボン酸共重合ポリエステル、ポリエステルエラス
トマーおよびグリシジル基含有オレフィン系共重合体か
ら選ばれた一種以上を本発明の熱可塑性ポリエステルお
よび充填剤に添加すれば、本発明のメッキ品の機械的性
質や熱的性質を更に向上させることが可能である。
これらの脂肪族ジカルボン酸共重合ポリエステル、ポリ
エステルエラストマーおよびグリシジル基含有オレフィ
ン系共重合体から選ばれた一m以上の熱可塑性樹脂の添
加量としては、熱可塑性ポリエステル100重量%に対
して0.5〜80重量%、好ましくは5〜50重量%で
ある。
ここでいう脂肪族ジカルボン酸共重合ポリエステルとは
、10〜50モル%、好ましくは15〜40モル%が脂
肪族ジカルボン酸成分であるジカルボン酸およびジオー
ル成分からなる共重合体である。
これら共重合体の具体例としては、ポリブチレン(テレ
フタレート/アジペート)、ポリブチレン(テレフタレ
ート/セパケート)、ポリブチレン(テレフタレート/
デカンジカルボキシレート)、ポリブチレン(テレフタ
レート/イソフタレート/テバケート)、ポリブチレン
(テレフタレート/イソフタレート/デカンジカルボキ
シレート)、ポリエチレン(テレフタレート/アジペー
ト)、ポリエチレン(テレフタレート/セパケート)な
どが挙げられる。
また、脂肪族ジカルボン酸共重合ポリエステルは0.5
%のO−クロロフェノール溶液を25℃で測定したとき
の相対粘度が12〜2.Ol特に13〜L85の範囲に
あるものが好適である。
また、これらは2種以上混合して用いることができる。
本発明に用いるポリエステルエラストマーとは、ポリエ
ステルをハードセグメントとして、ポリ(アルキレンオ
キシド)グリコール及び/又は脂肪族ポリエステルをソ
フトセグメントとするポリエーテルエステルブロック共
重合体、ポリエステル・エステルブロック共重合体、ポ
リエーテルエステル・エステルブロック共重合体である
ここでハードセグメントを構成する芳嘗族ポリエステル
とは、60モル%以上がテレフタル′酸成分であるジカ
ルボン酸成分とジオール成分を縮重合して得られる重合
体である。テレフタル酸以外のジカルボン酸成分および
ジオール成分は前記熱可塑性ポリエステルの場合と同様
であるのでここでは省略する。
芳香族ポリエステルの具体例としては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチ
レン(テレフタレート/イソフタレート)%ポリブチレ
ン(テレフタレート/イソフタレート)などが好ましく
挙げられる。
また、ここでソフトセグメントを構成するポリ(アルキ
レンオキシド)グリコール、および脂肪族ポリエステル
の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリ(1
,2−および1,3−プロピレンオキシド)グリコール
、ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体、エチレン
オキシドとテトラヒドロフランの共重合体、ポリエチレ
ンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリ−C−カ
プロラクトン、ポリエチレンセパケート、ポリブチレン
セパケートなどが好ましく挙げられる。
ポリエステルエラストマーのソフトセグメント対ポリエ
ステル7X−ドセグメントの占める割合は、重量比で9
515〜10/90、特に90/10〜30/70であ
ることが好ましい。
ポリエステルエラストマーの具体例としては、ポリエチ
レンテレフタレート・ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコールブロック共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート/イソフタレート・ポリ(テトラメチレンオキシド
)グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレフタ
レート・ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコールブ
ロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート/イソフ
タレート・ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコール
ブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート/デカ
ンジカルボキシレート・ポリ(テトラメチレンオキシド
)グリコールブロック共鳳f体、ポリブチレンテレフタ
レート・ポリ(プロピレンオキシド/エチレンオキシド
)グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレフタ
レート/イソフタレート・ポリ(プロピレンオキシド/
エチレンオキシド)グリコールブロック共重合体、ポリ
ブチレンテレフタレート/デカンジカルボキシレート・
ポリ(プロピレンオキシド/エチレンオキシド)グリコ
ールブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート・
ポリ(エチレンオキシド)グリコールブロック共重合体
、ポリブチレンテレフタレート・ポリエチレンアジペー
トブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート−ポ
リブチレンアジペートブロック共重合体、ポリブチレン
テレフタレート・lリプチレンセバケートブロック共屓
合体、ポリブチレンテレフタレート・ポリ−C−カプロ
ラクトンブロック共重合体などが好ましく挙げられる。
これらのポリエステルエラストマーの中で特にポリブチ
レンテレフタレート・ポリ(テトラメチレンオキシド)
グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレフタレ
ート/イソフタレート・#lJ(テトラメチレンオキシ
ド)グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレフ
タレート・プリ(プロピレンオキシド/エチレンオキシ
ド)グリコールブロック共重合体、ポリブチレンテレフ
タレート/イソフタレート・ポリ(プロピレンオキシド
/エチレンオキシド)グリコールブロック共重合体、ポ
リブチレンテレフタレート・ポリブチレンアジペートブ
ロック共重合体、ポリブチレンテレフタレート・ポリ−
C−カプロラクトンブロック共重合体が、ポリエステル
樹脂組成物のメッキ品の物性改善効果が大きいため好ま
しく用いられる。
またこれらのポリエステルエラストマーの前記熱可塑性
?リエステルと同様に測定した相対粘度は14〜40.
特にL6〜3.0範囲にあるものが好適である。
これらのポリエステルエラストマーは、2種以上混合し
て用いることができる。
本発明に用いるグリシジル基含有オレフィン系共重合体
とは、a−オレフィン50〜99.5重量%とα、β−
不飽和カルボン酸のグリシジルエステル50〜0.5重
量%および酢酸ビニルθ〜49.5Jiffi%とから
なる共重合体である。ここでいうα−オレフィンとはエ
チレン、プロピレン、ブテン−1などであり、エチレン
カ好マしく使用される。また、a、β−不飽和カルボン
酸のグリシジルエステルとは一般式 (式中のRは水素原子または低級アルキル基を示す)で
表わされる化合物であり、具体的にはグリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、グリシジルメタク
リレートなどが挙げられ、なかでもグリシジルメタクリ
レートが好ましく使用される。
グリシジル基を有するオレフィン系共重合体におけるa
、β−不飽和カルボン酸のグリシジルエステルの共重合
量は0.5〜50重量%、持1ζ1〜20重量%が適当
であり、0.5重量%以下では本発明の効果が得られず
、才だ、50重星形以上では溶融混線時に組成物がゲル
化し易くなるため好ましくない。
グリシジル基を有するオレフィン系共重合体の具体例と
しては、エチレン/グリシジルメタクリレート共重合体
、エチレン/グリシジルメタクリレート/酢酸ビニル共
重合体が挙げられる。これらは2種以上混合して用いる
ことができる。
なお、グリシジル基含有オレフィン系共重合体を用いる
際には、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムやドデ
シルスルホン酸ナトリウム塩のような有機スルホン酸金
属塩およびラウリル硫酸エステル・ナトリウム塩のよう
なアルコールの硫酸エステル塩などを少量併用添加する
ことができる。
また、他の添加剤、例えばステアリン酸アルミニウム、
ステアリン酸バリウムなどの滑剤、モンタンロウ、モン
タン酸ワックス金属塩なとの離型剤、可塑剤、熱安定剤
、紫外線吸収剤、顔料、染料など、および他の熱可塑性
樹脂などを添加することができる。
本発明の酸性クロム酸溶液とは原子価が6価であるクロ
ム化合物、硫酸、水を主成分とし、必要に応じて他の鉱
酸類を含有した酸性の酸化性溶液である。
該溶液の組成は原子価6価のクロム化合物0.02〜5
0重量%、硫酸10〜99.95重量%、水0〜97重
−%、他の鉱酸類0〜50重量%、特に、原子価6価の
クロム化合物0.2〜20重量%、硫酸20〜98.8
重量%、水0〜80重量%が好ましく使用される。
原子価6価のクロム化合物とは二酸化クロム、クロム酸
塩(例えばクロム酸カリウム、クロム酸ナトリウムなど
)、重クロム酸塩(例えば重クロム酸カリウム、重クロ
ム酸ナトリウムなど)などを挙げることができる。二酸
化クロム、重クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム
が好ましく使用できる。
また他の鉱酸としてはリン酸、硝酸などを挙げることが
できる。
また本発明の酸性クロム酸溶液での処理条件は5〜95
℃の該酸性クロム酸溶液に成形品を0.25〜60分間
の範囲で浸漬処理することが好ましく、特に40〜90
℃、1〜40分間の範囲で浸漬処理することが最適であ
る。
次いで水にて洗浄することが望ましい。
本発明のアルカリ溶液とは水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水製化マグネシウムなどのアルカリ成分を、水
、フェノール類、アルコール類などの溶媒に、またはこ
れらの混合溶媒に5〜50重量%濃度に溶解した溶液で
あり、なかでも水酸化ナトリウムおよび/または水酸化
カリウム10〜40重量%の水溶液が好ましく用いられ
る。
また必要に応じ界面活性剤などを添加することもできる
また本発明のアルカリ溶液での処理条件は5〜95℃の
該アルカリ溶液に成形品を1〜120分間の範囲で浸漬
処理することが好ましく、特に40〜90℃、2〜60
分間の範囲で浸漬処理することが望ましい。
次いで十分洗浄することが望ましい。
酸性クロム酸溶液による処理とアルカリ溶液ニヨル処理
がメッキの光輝性を失なわせずにメッキ膜の接着力を向
上させる粗表面化処理でありこの順序に従って行うこと
が必要である。逆の順序または各一方のみの処理では本
発明の目的を達することができない。
アルカリ溶液による処理が終了後、成形品を十分洗浄し
た後、さらにPH3以下の酸性水溶液で表面処理を行っ
てもよい。この場合の酸成分としては硫酸、塩酸などの
鉱酸が用いられ、処理条件は5〜70℃で2〜60分が
適当である。
このように粗表面化処理した樹脂成形品に次いで通常の
メッキ処理を施すことにより、メッキ膜接着力が著しく
すぐれ、かつ表面光輝性の良好な表面金属化熱可塑性ポ
リエステル樹脂成形品を得ることができる。
メッキ処理もたとえば塩化第一スズ溶液によるセンシタ
イジング−塩化パラジウム溶液によるアクチベーチング
ー無電解銅またはニッケルメッキ−電気メッキの各工程
またはキャタリステイングーアクセレーティングー無電
解メツキー電気メッキの各工程からなる通常の化学メッ
キ方法を適用することができる。
本発明の表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品は
優れた耐熱性、機械的特性、メ・ツキ膜接着性、表面光
輝性を有するので種々の自動車部品、1気部品および機
械部品として有用である。
以下実施例を挙げて本発明の効果をさらに説明する。
なお実施例中の各略号は次のものを意味する。
PBT :ポリブチレンテレフタレートPBT/D :
ポリブチレン(テレフタレート/デカンジカルボキシレ
ート) (テレフタル酸成分/デカンジカルボン酸成分共重合モ
ル比=80/20) E/GMA :エチレン/グリシジルメタクリレート共
重合体 (共重合重量比90/10 ) PBT−PTMG :ポリブチレンテレフタレート書ポ
リ(テトラメチレンオキシド)グリコールブロック共重
合体 (ソフトセグメント//X−ドセグメント重量比4刀/
60) 実施例1〜15、比較例1〜6 0.54オルトクロロフエノール溶液を25℃で測定し
たときの相対粘度がL57のポリブチレンテレフタレー
トと第2表に示した脂肪族ジカルボン酸共重合ポリエス
テル、ポリエステルエラストマーおよびグリシジル基含
有オレフィン系共重合体を第2表の割合に配合した熱可
塑性ポリエステル1001量部に対し、さらに第2表に
示した充填剤を第2表に示す割合で配合し、250℃に
設定した65Wφスクリユーを有した押出機により溶融
混練してペレット化した。次いで得られたペレットを2
50℃に設定した5オンスの射出成形機に供し、金型温
度80℃の条件で100φX3Wの円板成形品を成形し
て試験片を得た1次いでこの試験片を第2表で示した熱
処理後、第1表に示した、酸性クロム酸溶液およびアル
カリ溶液による処理を含む以下に示す方法でメッキ処理
を施した。
処理工程 処理浴  処理条件 米奥野製薬工業(株)裂のメッキ薬液 メッキ膜の接着力は上記(9)電気メッキ(光沢銅メッ
キ)!で施した試験片Aのメッキ膜を101EI巾で長
さ20騙にわたってT剥離する際ツカit (f)を測
定することによって評価した。
メッキのサーマルサイクル性テストは、(11)電気メ
ッキ(クロムメッキ)まで施した試験片を下記条件下で
処理し、 0100℃(lhr)−−30℃(lhlを3サイクル
実施。
■■を実施後、続けて130℃(lhr)−−30’C
(1hr )を3サイクル実施。
■■を実施後、続けて150℃(lhr)−−40’C
(1hr )を3サイクル実施。
■■を実施後、続けて150℃(lhr)−−40’C
(lhr)を3サイクル実施。
■終了後、■終了後、■終了後に外観を目視によりメッ
キ表面の異常(フクレ、へガレ、クラック等)の有無を
観察して評価した。
これらの結果を第2表に示した。
第  1  表 第2表の結果から明らかなように、本発明の表面金属化
ポリエステル成形品は、従来の方法によるメッキ製品に
比較してメッキサーマルサイクル性がすぐれている。
〈発明の効果〉 本発明方法により得られる表面金属化熱可塑性ポリエス
テル樹脂成形品は優れたメッキ膜接着力およびメッキサ
ーマルサイクル性を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性ポリエステル100重量部に対し充填剤
    を5〜250重量部を含有せしめてなる熱可塑性ポリエ
    ステル樹脂組成物の成形品を70〜170℃の雰囲気下
    で熱処理後酸性クロム酸溶液による処理、次いでアルカ
    リ溶液による処理を施して粗表面化した後、メッキ処理
    を施すことを特徴とする表面金属化熱可塑性ポリエステ
    ル樹脂成形品の製造方法。
  2. (2)充填剤が二酸化チタン、酸化アルミニウム、メタ
    ケイ酸カルシウム、マイカ、タルク、炭酸カルシウムお
    よびガラス繊維から選ばれた一種以上である特許請求の
    範囲第1項記載の表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂
    成形品の製造方法。
JP9379485A 1985-05-02 1985-05-02 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法 Pending JPS61253370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9379485A JPS61253370A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9379485A JPS61253370A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61253370A true JPS61253370A (ja) 1986-11-11

Family

ID=14092324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9379485A Pending JPS61253370A (ja) 1985-05-02 1985-05-02 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61253370A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0312268A2 (en) * 1987-10-09 1989-04-19 Polyplastics Co. Ltd. Method of treating surface of molded article comprising liquid crystal polyester resin
US5166003A (en) * 1989-12-28 1992-11-24 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Plated articles
JP2020105311A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 東レ株式会社 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなる成形品、ならびに光反射体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0312268A2 (en) * 1987-10-09 1989-04-19 Polyplastics Co. Ltd. Method of treating surface of molded article comprising liquid crystal polyester resin
US5166003A (en) * 1989-12-28 1992-11-24 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Plated articles
JP2020105311A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 東レ株式会社 ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなる成形品、ならびに光反射体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0187176B1 (en) Metal-plated molding
JPS61253370A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法
JPS61133381A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法
JPS61123536A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法
JPS6244580A (ja) 表面金属化ポリプチレンテレフタレ−ト樹脂成形品の製造方法
JPS61253371A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法
JPH0713318B2 (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製造方法
JP2002105231A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品
JPS623173B2 (ja)
JPS58157827A (ja) 表面金属化ポリエステル成形品の製造方法
JP3669480B2 (ja) 易成形性高光沢ポリエステル樹脂組成物
JPS6256575A (ja) 表面金属化ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂成形品の製造法
JPS61110776A (ja) 表面金属化ポリエステル樹脂成形品の製法
JPH0340065B2 (ja)
JPS6256576A (ja) 表面金属化熱可塑性ポリエステル樹脂成形品の製法
JPH0420024B2 (ja)
JPS58157828A (ja) 表面金属化ポリエステル成形品の製造法
JPS6130031B2 (ja)
JPH11314312A (ja) 複合体
JPS61111355A (ja) ポリエステル樹脂組成物
JPH0459391B2 (ja)
JPS60162794A (ja) 表面金属化ポリエステル樹脂成形品の製法
JPH0440427B2 (ja)
JPS60184549A (ja) メツキ用ポリブチレンテレフタレ−ト樹脂組成物
JPH0325511B2 (ja)