JPH11153634A - シミュレーション装置及びシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

シミュレーション装置及びシミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11153634A
JPH11153634A JP31789197A JP31789197A JPH11153634A JP H11153634 A JPH11153634 A JP H11153634A JP 31789197 A JP31789197 A JP 31789197A JP 31789197 A JP31789197 A JP 31789197A JP H11153634 A JPH11153634 A JP H11153634A
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simulation
circuit
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electric field
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波解析と回路解析との融合シミュレーシ
ョンを少ない計算量で行い、かつ安定した解が得られる
ようにする。 【解決手段】 電磁波解析手段1は、時刻tem01で磁界
を計算し、時刻tem02で電界を計算することにより、過
渡的な電磁波解析を行っている。回路解析手段2が回路
方程式を解くべき時刻tcsは、状況に応じて値が変化す
る時間刻み幅Δt csで進行させられる。電流源値引き渡
し手段3は、時刻tem01と時刻tcsとが、時間差λ1
に接近した場合には、電磁波解析手段1により計算され
た磁界に基づいて回路の電流源値を算出し、算出した電
流源値を回路解析手段2へ引き渡す。電界値引き渡し手
段4は、時刻tem02と時刻tcsとが、時間差λ2 内に接
近した場合には、回路解析手段2により求められる回路
への電圧に基づいて、回路が存在している領域の電界値
を算出し、算出した電界値を電磁波解析手段1へ引き渡
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁波解析と回路解
析との融合シミュレーションを行うシミュレーション装
置及びシミュレーションプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に回路解析にお
ける時間刻み幅が状況に応じて随時変化するような融合
シミュレーションを行うシミュレーション装置及びその
ようなシミュレーションのためのシミュレーションプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁波の過渡的な挙動を電子計算機を使
った数値シミュレーションによって解析する方法の1つ
に、有限差分時間領域( FDTD:Finite Difference
Time Domain )法がある。この方法は、マックスウェル
方程式を時間と空間において差分法で解く手法であり、
その適用範囲の広さ等から広く用いられている手法であ
る。
【0003】一方、回路の過渡的な挙動を電子計算機を
使った数値シミュレーションによって解析する方法があ
る。この方法は、一般的に、回路の節点電圧、節点電流
を時々刻々キルヒホッフの法則に従って求めるものであ
る。さらに、半導体素子などの非線形な電流電圧特性を
持つ素子などについては、その特性方程式を表現するプ
ログラムを装備し、非線形方程式を解く際にはニュート
ンラプソン法などを使用する。
【0004】また、電磁波解析と回路解析とを融合した
数値シミュレーション方法が提案されている。このシミ
ュレーション方法では、電磁波解析で定義される電界や
磁界と回路解析で定義される電圧や電流を関連付けなが
ら実行する。電磁波解析と回路解析とを融合した数値シ
ミュレーションは、回路素子の特性とその周囲の電磁界
現象を統一的に解析できるといった特徴を持っており、
回路中を伝搬する高周波信号の解析に非常に有用であ
る。
【0005】ところで、電磁波の過渡的な挙動を有限時
間差分領域法を用いて数値シミュレーションする場合、
時間刻み幅Δtemは次式
【0006】
【数1】
【0007】の安定条件を満たす範囲でできるだけ大き
く設定することが望ましい。ここで、vは電磁波の速度
であり、Δxmin 、Δymin 、Δzmin 、はそれぞれX
YZ方向の空間離散間隔の最小値である。このような時
間刻み幅を設定するのは、Δt emが式(1)の右辺の値
よりも大きい場合は数値シミュレーションが発散してし
まい、Δtemが必要以上に小さいと、計算時間が余計に
かかるからである。そこで通常、次式
【0008】
【数2】
【0009】を満たすようなΔtemが設定される。この
Δtemはシミュレーションの開始から終了まで一定なの
が一般的である。ところが、回路の過渡的な挙動を数値
シミュレーションする場合、時間刻み幅Δtcsは、状況
に応じて増減するのが一般的である。例えば、非線形方
程式を解く際に電位差の値が収束しない場合には、時間
刻み幅を小さくする必要がある。そこで、電磁波解析と
回路解析との間でのデータの受け渡しを行う場合には、
両者の時刻を確実かつ効率的に一致させ、その時刻でデ
ータの受け渡しをする。
【0010】以下に、電磁波解析と回路解析との間での
データの受け渡しのタイミングを説明する。図9は、従
来のシミュレーション装置によるデータの引き渡しタイ
ミングを示す図である。図中、上段に電磁波解析処理を
示しており、下段に回路解析処理を示している。なお、
以下に示す数式における各記号の右肩の数値は、k×Δ
emで表される時刻の「k」の値を示したものである。 [S31]電磁波解析における時刻tem=(n+1/
2)Δtemにおいて、磁界を計算する。ここで、nは自
然数である。磁界Hの計算は、次の式によって行う。
【0011】
【数3】 ここで、μは透磁率である。 [S32]電磁波解析によって求め出された磁界Hに基
づいて電流源値Iを算出し、回路解析へ引き渡す。電流
源値Iの算出は、次の式によって行われる。
【0012】
【数4】In+1/2 =ΣHn+1/2 ・・・・(4) [S33]引き渡された電流源値Iを用い、回路解析に
おける時刻tcs=(n+1/2)Δtemにおいて回路解
析を行う。回路解析は、次の式によって行う。
【0013】
【数5】Vn+1/2 =Z-1n+1/2 ・・・・(5) [S34]回路解析によって求め出された電圧Vに基づ
いて、回路が存在する領域の電界値Eを算出し、電磁波
解析に引き渡す。電界値Eは、次の式によって求める。
【0014】
【数6】En+1 =Vn+1/2 /d ・・・・(6) ここで、dは回路が存在する部分のセルの一辺の長さで
ある。 [S35]電磁波解析における時刻tem=(n+1)Δ
emにおいて、電界Eを計算する。電界Eの計算は、次
の式によって行う。
【0015】
【数7】 ここで、εは誘電率である。ステップS34で引き渡さ
れた電界値を、ステップS35で計算した電界に反映さ
せることで、時刻tem=(n+1)Δtemにおける電界
が求められる。
【0016】このように、電磁波解析と回路解析との間
で電流源値及び電界値との受け渡しを行うことで、電磁
波解析と回路解析とを結合したシミュレーションを行う
ことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような手
順でシミュレーションを行った場合、式(2)を満たす
ようなΔtemを設定すると解が不安定になってしまうお
それがある。これは、電磁波解析の磁界の計算における
時刻と電界の計算における時刻とが「Δtem/2」だけず
れていることが考慮されていないためであると考えられ
る。すなわち、式(6)において、時刻(n+1/2)
Δtemの電圧を用いて、時刻(n+1)Δtemの電界を
求めているため、この時刻の誤差が解を不安定にしてい
る。ここで、式(2)を満たすようなΔtemをさらにそ
の1/2程度まで小さくすれば解の不安定化を防ぐこと
が可能であるが、そうすると計算時間の増加(約2倍)
を招くといった問題点があった。
【0018】また、tcsの値は回路解析の状況に応じて
随時変化するため、tem=tcsとならずにtcsだけが増
加して解析が破綻することがしばしば起きていた。本発
明はこのような点に鑑みてなされたものであり、電磁波
解析と回路解析との融合シミュレーションを少ない計算
量で行い、かつ安定した解を得ることのできるシミュレ
ーション装置を提供することを目的とする。
【0019】また、本発明の他の目的は、電磁波解析と
回路解析との融合シミュレーションを少ない計算量で行
い、かつ安定した解を得ることのできるようなシミュレ
ーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、特定の空間内の過渡的な電磁波解析と前
記空間内に配置された回路の回路解析とを時間領域で連
携したシミュレーションを行うシミュレーション装置に
おいて、磁界を計算するたびに一定の第1の時間刻み幅
で進行させる第1の時刻と、前記第1の時刻から一定時
間ずらされており、電界を計算するたびに前記第1の時
間刻み幅で進行させる第2の時刻とを定義し、磁界の計
算と電界の計算とを交互に行うことにより電磁波解析を
行っており、電界を計算する際には、前記回路が存在し
ている領域の電界値が引き渡されるのを待ち、電界値が
引き渡されたら、引き渡された電界値を反映させて前記
空間内の電界を求める電磁波解析手段と、状況に応じて
値が変化する第2の時間刻み幅で進行させる第3の時刻
を定義し、前記第3の時刻における回路方程式を解くこ
とで前記回路にかかる電圧を求めており、前記第1の時
刻と前記第3の時刻とが、予め設定されている第1の時
間差内に接近した場合には、前記回路の電流源値が引き
渡されるのを待ち、前記回路の電流源値が引き渡された
ら、渡された値よって前記回路の電流源値を更新して回
路解析を続行する回路解析手段と、前記第1の時刻と前
記第3の時刻とが、前記第1の時間差内に接近した場合
には、前記電磁波解析手段により計算された磁界に基づ
いて前記回路の電流源値を算出し、算出した電流源値を
前記回路解析手段へ引き渡す電流源値引き渡し手段と、
前記第2の時刻と前記第3の時刻とが予め設定されてい
る第2の時間差内に接近した場合には、前記回路解析手
段により求められる前記回路にかかる電圧に基づいて、
前記回路が存在している領域の電界値を算出し、算出し
た電界値を前記電磁波解析手段へ引き渡す電界値引き渡
し手段と、を有することを特徴とするシミュレーション
装置が提供される。
【0021】このシミュレーション装置によりシミュレ
ーションを行えば、電磁波解析手段から回路解析手段へ
の電流源値の引き渡しは、電流源値引き渡し手段によ
り、電磁波解析において磁界が計算される第1の時刻と
回路解析の第3の時刻とが接近した際に行われる。同様
に、回路解析手段から電磁波解析手段への電界値の引き
渡しは、電界値引き渡し手段により、電磁波解析におい
て電界が計算される第2の時刻と回路解析の第3の時刻
とが接近した際に行われる。その結果、電磁波解析にお
ける磁界の計算と電界の計算との時刻のずれに合わせ
た、電流源値と電界値との引き渡しが行われ、安定した
解を得ることができる。
【0022】また、時刻を一定の時間刻み幅で進めなが
ら行う第1シミュレーションと時刻を随時変化する時間
刻み幅で進めながら行う第2シミュレーションとを、互
いのシミュレーション結果を受け渡しながら行うシミュ
レーション装置において、第1シミュレーションの時刻
と第2シミュレーションの時刻との差が所定値内の場
合、第1シミュレーションにおける結果を第2シミュレ
ーションに引き渡す第1の引き渡し手段と、第1シミュ
レーションの結果を用いて、随時時間刻み幅を変化させ
ながら第2シミュレーションを行う解析手段と、第2シ
ミュレーションの時刻と前記一定の時間刻み幅で進行し
た第1シミュレーションの時刻との差が所定値内の場
合、第2シミュレーションにおける結果を第1シミュレ
ーションの結果に引き渡す第2の引き渡し手段と、を有
することを特徴とするシミュレーション装置が提供され
る。
【0023】このようなシミュレーション装置によりシ
ミュレーションを行えば、第1シミュレーションの時刻
と第2シミュレーションの時刻との差が所定値内になる
と、第1の引き渡し手段により、第1シミュレーション
における結果が第2シミュレーションに引き渡される。
また、一定の時間刻み幅で進行した第1シミュレーショ
ンの時刻と第2シミュレーションの時刻との差が所定値
内になると、第2の引き渡し手段により、第2シミュレ
ーションにおける結果が第1シミュレーションに引き渡
される。
【0024】また、特定の空間内の過渡的な電磁波解析
と前記空間内に配置された回路の回路解析とを時間領域
で連携したシミュレーションを行うためのシミュレーシ
ョンプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体において、磁界を計算するたびに一定の第1の
時間刻み幅で進行させる第1の時刻と、前記第1の時刻
から一定時間ずらされており、電界を計算するたびに前
記第1の時間刻み幅で進行させる第2の時刻とを定義
し、磁界の計算と電界の計算とを交互に行うことにより
電磁波解析を行っており、電界を計算する際には、前記
回路が存在している領域の電界値が引き渡されるのを待
ち、電界値が引き渡されたら、引き渡された電界値を反
映させて前記空間内の電界を求める電磁波解析手段、状
況に応じて値が変化する第2の時間刻み幅で進行させる
第3の時刻を定義し、前記第3の時刻における回路方程
式を解くことで前記回路にかかる電圧を求めており、前
記第1の時刻と前記第3の時刻とが、予め設定されてい
る第1の時間差内に接近した場合には、前記回路の電流
源値が引き渡されるのを待ち、前記回路の電流源値が引
き渡されたら、渡された値よって前記回路の電流源値を
更新して回路解析を続行する回路解析手段と、前記第1
の時刻と前記第3の時刻とが、前記第1の時間差内に接
近した場合には、前記電磁波解析手段により計算された
磁界に基づいて前記回路の電流源値を算出し、算出した
電流源値を前記回路解析手段へ引き渡す電流源値引き渡
し手段と、前記第2の時刻と前記第3の時刻とが予め設
定されている第2の時間差内に接近した場合には、前記
回路解析手段により求められる前記回路にかかる電圧に
基づいて、前記回路が存在している領域の電界値を算出
し、算出した電界値を前記電磁波解析手段へ引き渡す電
界値引き渡し手段、としてコンピュータを機能させるこ
とを特徴とするシミュレーションプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0025】このシミュレーションプログラムをコンピ
ュータで実行すれば、上記の電磁波解析と回路解析とを
連携させた本発明のシミュレーション装置に必要な各機
能がコンピュータにより実現される。
【0026】また、時刻を一定の時間刻み幅で進めなが
ら行う第1シミュレーションと時刻を随時変化する時間
刻み幅で進めながら行う第2シミュレーションとを、互
いのシミュレーション結果を受け渡しながら行うための
シミュレーションプログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体において、第1シミュレーション
の時刻と第2シミュレーションの時刻との差が所定値内
の場合、第1シミュレーションの時刻における結果を第
2シミュレーションに引き渡す第1の引き渡し手段、第
1シミュレーションの結果を用いて、随時時間刻み幅を
変化させながら第2シミュレーションを行う解析手段、
第2シミュレーションの時刻と前記一定の時間刻み幅で
進行した第1シミュレーションの時刻との差が所定値内
の場合、第2シミュレーションにおける結果を第1シミ
ュレーションの結果に引き渡す第2の引き渡し手段、と
してコンピュータを機能させることを特徴とするシミュ
レーションプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体が提供される。
【0027】このシミュレーションプログラムをコンピ
ュータで実行すれば、上記の第1シミュレーションとだ
2シミュレーションとシミュレーション結果を受け渡し
を行う本発明のシミュレーション装置に必要な各機能が
コンピュータにより実現される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の原理構成図であ
る。本発明のシミュレーション装置は、ある特定の空間
の電磁波解析と、その空間内に存在する回路の回路解析
とを結合したものであり、電磁波解析手段1、回路解析
手段2、電流源値引き渡し手段3、及び電界値引き渡し
手段4からなる。なお、ここにいう「回路」には、単な
る1個の素子も含まれる。また、以下の説明に用いる
「時刻」とは、シミュレーションにおける時刻に関する
変数であり、現実の時刻とは異なる。
【0029】電磁波解析手段1は、特定の3次元空間を
多数のセルに分割し、FDTD法により過渡的な電磁波
解析を行う。すなわち、分割された各セルの辺における
電界Eと、その周囲の磁界Hとの過渡的な変化を計算す
る。そのために、電磁波解析手段1には、一定の時間刻
み幅Δtem(第1の時間刻み幅)で進行させられる時刻
em01(第1の時刻)と時刻tem02(第2の時刻)とが
定義されている。ここで、時刻tem02は、時刻tem01か
ら一定時間(Δtem/2)ずらされている。
【0030】そして、電磁波解析手段1は、時刻tem01
で磁界を計算し、時刻tem02で電界を計算することによ
り、過渡的な電磁波解析を行っている。ただし、電界を
計算する際には、回路が存在している領域の電界値が引
き渡されるのを待ち、電界値が引き渡されたら、引き渡
された電界値を反映させて空間内の電界を求める。ここ
では、引き渡された電界値を反映させる方法として次の
ような方法を取る。すなわち、マックスウェル方程式を
時間と空間について解くことによって、回路が存在して
いる領域以外の空間の電界を求め、回路が存在している
領域の電界値として、引き渡された電界値を当てはめ
る。
【0031】回路解析手段2では、電流源法を用いた回
路部の等価回路2aに基づいて、例えば、SPICE
(Simulation Program with Integrated Circuit Empha
sis)による回路解析を行う。この回路解析では、電流源
から回路部の両極にかかる電圧Vを求める。等価回路2
aは、回路部2aaの両極にかかる電流源2abと、電
流源2abと並列に接続されたコンデンサCとで表され
ている。また、回路解析手段2には、回路方程式を解く
べき時刻tcs(第3の時刻)が定義されている。この時
刻tcsは、時間刻み幅Δtcs(第2の時間刻み幅)で進
行させられる。この時間刻み幅Δtcsは、状況に応じて
値が変化する。そして、時刻tem01と時刻tcsとが予め
設定されている時間差λ1 (第1の時間差)内に接近し
た場合には、回路の電流源値が引き渡されるのを待ち、
回路の電流源値が引き渡されたら、渡された値によって
回路の電流源値を更新して回路解析を続行する。
【0032】また、回路解析手段2は、時刻tcsを時間
刻み幅Δtcsだけ進行させた際に、時刻tcsが時刻tem
01よりも進み、かつ時刻tem01と時刻tcsとが時間差λ
1 よりも離れている場合には、時刻tcs及び回路の状態
を進行前の状態に戻す。そして、時間刻み幅Δtcsの値
を小さくした上で、時刻tcsを時間刻み幅Δtcsだけ再
度進行させる。同様に、時刻tcsを時間刻み幅Δtcs
け進行させた際に、時刻tcsが時刻tem02よりも進み、
かつ時刻tem02と時刻tcsとが時間差λ2 (第2の時間
差)よりも離れている場合には、時刻tcs及び回路の状
態を進行前の状態に戻す。そして、時間刻み幅Δtcs
値を小さくした上で、時刻tcsを時間刻み幅Δtcsだけ
再度進行させる。ここで、時間差λ1 、λ2 は予め設定
された十分に小さな値であり、例えば、Δtemの100
分の1程度の値を用いる。
【0033】電流源値引き渡し手段3は、時刻tem01と
時刻tcsとが、時間差λ1 内に接近した場合には、電磁
波解析手段1により計算された磁界に基づいて回路の電
流源値を算出し、算出した電流源値を回路解析手段2へ
引き渡す。
【0034】電界値引き渡し手段4は、時刻tem02と時
刻tcsとが、予め設定されている時間差λ2 内に接近し
た場合には、回路解析手段2の回路解析により求められ
る回路への電圧に基づいて、回路が存在している領域の
電界値を算出する。そして、算出した電界値を電磁波解
析手段1へ引き渡す。
【0035】以下に、電磁波解析と回路解析との間での
データの受け渡し手順を説明する。図2は、電磁波解析
と回路解析との間でのデータの受け渡し手順を示す図で
ある。なお、以下に示す数式における各記号の右肩の数
値は、k×Δtemで表される時刻の「k」の値を示した
ものである(図1中の式も同様)。 [S1]電磁波解析手段1は、時刻tem=(n+1/
2)Δtemにおける磁界を計算する。ここで、nは自然
数である。磁界の計算は、次の式によって行う。
【0036】
【数8】 [S2]回路解析手段2は、回路解析の間に|tcs−t
em01|<λ1 になると、解析処理を中断し、電流源値の
引き渡しを待つ。そして、|tcs−tem01|<λ 1 にな
った際には、電流源値引き渡し手段3が、電磁波解析手
段1によって求め出された磁界に基づいて電流源値を算
出し、その電流源値を回路解析手段2へ引き渡す。電流
源値Iの算出は、次の式によって行われる。
【0037】
【数9】In+1/2 =ΣHn+1/2 ・・・・(9) [S3]回路解析手段2は、引き渡された電流源値を用
い、時刻tcs=n+1/2において回路解析を行う。回
路解析は、次の式によって行う。
【0038】
【数10】Vn+1/2 =Z-1n+1/2 ・・・・(10) ここで、Zは、回路のインピーダンス行列である。回路
解析手段2は、tcsの値を時間刻み幅Δtcsずつ進めな
がら回路解析を繰り返し行う。 [S4]|tcs−tem02|<λ2 となったら、電界値引
き渡し手段4が、回路解析によって求め出された電圧に
基づいて、回路が存在する領域の電界値を算出し、電磁
波解析手段1に引き渡す。電界値は、次の式によって求
める。
【0039】
【数11】En+1 =Vn+1 /d ・・・・(11) [S5]電磁波解析手段1は電界値引き渡されると、時
刻tem02=(n+1)Δtemにおける電界を計算する。
電界の計算は、次の式によって行う。
【0040】
【数12】 そして、電磁波解析手段1は、回路が存在する領域には
引き渡された電界値を設定し、その他の領域には式(1
2)で求められた電界を設定することで、所定の空間内
の電界を求める。
【0041】このようなシミュレーション装置によれ
ば、電磁波解析手段1から回路解析手段2への電流源値
の引き渡しは、電磁波解析において磁界が計算される時
刻tem01と、回路解析の時刻tcsとが接近した際に行わ
れる。同様に、回路解析手段2から電磁波解析手段1へ
の電界値の引き渡しは、電磁波解析において電界が計算
される時刻tem02と、回路解析の時刻tcsとが接近した
際に行われる。その結果、電磁波解析における磁界の計
算と電界の計算との時刻のずれに合わせたデータとの引
き渡しが行われる。
【0042】なお、時刻tcsが時刻temよりも大きく進
んでしまうことのないように制御することで、シミュレ
ーションの破綻が防止されている。以下に、そのような
制御をも含めたシミュレーションの手順を具体的に説明
する。
【0043】図3は、本発明に係るシミュレーションの
処理手順を示す図である。なお、以下の処理は基本的に
図1に示した各構成要素が行う処理であるが、ステップ
S11はシミュレーションの全体を統括的に制御する制
御部(図示せず)が行う処理である。 [S11]制御部が、データ係数等の主記憶領域を確保
し、変数等の初期化をする。初期化は、具体的には回路
解析における時刻を「tcs=0.0」、電磁波解析にお
ける時刻tem01を「tem01=0.0」、電磁波解析にお
ける時刻tem02を「tem02=0.0」とする。 [S12]回路解析手段2が、時間変化しない係数等を
計算する。 [S13]電磁波解析手段1が、電磁波解析における時
刻tem01を「tem01=t em01+Δtem/2」、電磁波解析
における時刻tem02を「tem02=tem02+Δtem」とす
る。 [S14]回路解析手段2が、回路解析における時刻を
「tcs=tcs+Δtcs」とする。 [S15]回路解析手段2が、「|tcs−tem01|<λ
1 」が満たされているか否かを判断する。この条件が満
たされていればステップS16に進み、満たされていな
ければステップS19に進む。なお、このときの判断条
件を「|tcs−t em01|≦λ1 」としてもよい。 [S16]電磁波解析手段1が、磁界の計算を行う。 [S17]電流源値引き渡し手段3が、電磁界解析対応
の電流源値を回路解析手段2へ引き渡す。 [S18]電磁波解析手段1が、電磁波解析における時
刻tem01を「tem01=t em01+Δtem」とする。すなわ
ち、解析の時刻を、電磁波解析の時間刻み幅Δt emだけ
進める。そして、ステップS20に進む。 [S19]回路解析手段2が、「tcs>tem01」が満た
されているか否かを判断する。すなわち、回路解析にお
ける時刻tcsが電磁波解析における時刻tem01を超えて
いないことを確認する。回路解析における時刻tcsが電
磁波解析における時刻tem01を超えている場合にはステ
ップS27に進み、そうでない場合にはステップS20
に進む。 [S20]回路解析手段2が、回路方程式を解く。これ
により、時刻tcsにおいて、回路の両端にかかる電圧が
求められる。 [S21]回路解析手段2が、回路方程式の解が収束し
たか否かを判断する。収束したのであればステップS2
2に進み、収束していなければステップS27に進む。 [S22]回路解析手段2が、「|tcs−tem02|<λ
2 」が満たされているか否かを判断する。この条件が満
たされていればステップS23に進み、満たされていな
ければステップS26に進む。なお、このときの判断条
件を「|tcs−t em02|≦λ2 」としてもよい。 [S23]電磁波解析手段1が、電界の計算を行う。こ
の電界の計算では、回路が存在している領域を除いた部
分の電界が計算される。 [S24]電界値引き渡し手段4が、回路解析対応の電
界値を電磁波解析手段1に引き渡す。そして、電磁波解
析手段1が、回路が存在している領域の電界として、引
き渡された電界値を設定する。 [S25]電磁波解析手段1が、電磁波解析における時
刻tem02を「tem02=t em02+Δtem」とする。すなわ
ち、電界を計算する時刻tem02を、電磁波解析の時間刻
み幅Δtemだけ進める。そして、ステップS28に進
む。 [S26]回路解析手段2が、「tcs>tem02」が満た
されているか否かを判断する。すなわち、回路解析にお
ける時刻tcsが電磁波解析における時刻tem02を超えて
いないことを確認する。時刻tcsが時刻tem02を超えて
いる場合にはステップS27に進み、そうでない場合に
はステップS28に進む。 [S27]回路解析手段2が、回路解析における時刻を
「tcs=tcs−Δtcs」とし、回路解析における時間刻
み幅を「Δtcs=Δtcs×χ」とする。ここで、χは、
予め設定された0<χ<1の実数である。この処理の
後、ステップS14に戻る。 [S28]回路解析手段2が、「tcs≧tmax 」が満た
される否かを判断する。この条件が満たされていれば処
理を終了し、満たされていなければステップS29に進
む。ここで、tmax は、シミュレーション最大時刻であ
り、予め設定されている。 [S29]回路解析手段2は、次のΔtcsを決定し、ス
テップS14に戻る。
【0044】このようにして、電磁波解析と回路解析と
を融合したシミュレーションを行うことができる。この
シミュレーションによれば、回路解析における時刻tcs
が電磁波解析における時刻temを超えないようにしてい
るため、シミュレーションが破綻することがない。
【0045】また、電磁波解析の磁界の計算における時
刻と電界の計算における時刻とが「Δtem/2」だけず
れていることを考慮して、電流源値や電界値の受け渡し
を行っているため、安定した解を得ることができる。し
かも、電磁波解析における時間刻み幅Δtemを必要以上
に小さくせずにすむ(すなわち式(2)を満たすΔt em
を設定できる)ため、計算量が過大になることもない。
【0046】なお、上記の回路解析における時間刻み幅
Δtcsは状況に応じて変化するが、ΔtcsがΔtem/2
を超えることはないような値が設定されるようにする。
これにより、時刻tcsの値が、時刻tem01や時刻tem02
より大きくなるような事態の発生を少なくすることがで
きる。すなわち、余分な処理の発生を少なくできる。
【0047】次に、本発明に係るシミュレーション装置
を用いて、マイクロストリップ線路のシミュレーション
を行った場合の例を説明する。図4は、マイクロストリ
ップ線路の側面図である。解析領域のセルの大きさは全
て「dx×dy×dz=0.265×0.389×0.
400mm3 」である。このマイクロストリップ線路
は、誘電率ε=2.2、X軸方向の厚さ3セル分の基板
21の両面に薄膜の導体板31,32が形成されてる。
図中、導体板31の右端と、導体板32との間にダイオ
ード33が設けられている。ダイオード33のアノード
が導線(Thin Wire)34で導体板31に接続され、ダイ
オード33のカソードが導線(Thin Wire) 35で導体板
32に接続されている。また、2つの導体板31,32
の左端に交流電源34が接続され、高周波の電源36が
供給されている。
【0048】基板21上面の導体板31は、Z軸方向に
25セル分の長さを有しており、基板の下面の導体板3
2は、Z軸方向に30セル分の長さを有している。これ
らの周囲の領域は、空気22で満たされている。また、
図中の点線で示した外側の枠(X軸に16セル、Z軸に
30セル)は、吸収境界41を示している。
【0049】図5は、マイクロストリップ線路の断面図
である。導体板31はY軸方向に6セル分の幅を有して
おり、その中央にダイード33が接続されてる。導体板
32はY軸方向に20セル分の幅を有しており、その中
央にダーオード33が接続されている。また、吸収境界
41のY軸方向の幅は20セル分である。
【0050】このようなマイクロストリップ線路のシミ
ュレーションを、従来のシミュレーション装置で行った
場合と、本発明のシミュレーション装置で行った場合と
の結果を以下に示す。
【0051】図6は、従来のシミュレーション装置によ
り、Δtem=0.315psでシミュレーションした結
果を示す図である。この図では、横軸が時間(ps)、
縦軸がダイオードにかかる電圧である(以下の図7、図
8も同様)。このように、Δtem=0.315psに設
定すれば、従来のシミュレーション装置を用いても安定
した結果を得ることができる。ところが、Δtem=0.
315psという時間刻み幅は、電磁波解析においては
非常に短い時間刻み幅であり、計算量が過大となってい
る。
【0052】そこで、時間刻み幅を2倍にして従来のシ
ミュレーション装置によりシミュレーションを行った。
図7は、従来のシミュレーション装置により、Δtem
0.630psでシミュレーションした結果を示す図で
ある。このように、時間刻み幅を2倍にすると、解析の
時刻が進行するにしたがって電圧の振動が増大し、不安
定になってしまう。
【0053】そこで、本発明のシミュレーション装置を
用いて、図7の場合と同じ時間刻み幅でシミュレーショ
ンをした。図8は、本発明に係るミュレーション装置に
より、Δtem=0.630psでシミュレーションした
結果を示す図である。このように、本発明のシミュレー
ション装置を用いれば、電磁波解析における時間刻み幅
を大きくとっても安定した解析結果を得られる。すなわ
ち、回路解析と融合させるからといって、電磁波解析に
おける時間刻み幅を小さくする必要がない。その結果、
少ない計算量で安定したシミュレーションが可能となっ
ている。
【0054】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、シミュレーシ
ョン装置が有すべき機能の処理内容は、コンピュータで
読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述
されており、このプログラムをコンピュータで実行する
ことにより、上記処理がコンピュータで実現される。コ
ンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記
録装置や半導体メモリ等がある。市場を流通させる場合
には、CD−ROM(Compact Disk Read OnlyMemory)
やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラム
を格納して流通させたり、ネットワークを介して接続さ
れたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワ
ークを通じて他のコンピュータに転送することもでき
る。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内の
ハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メ
インメモリにロードして実行する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電磁波解析
と回路解析とを連携させたシミュレーション装置では、
回路解析の時刻が、電磁波解析において電界を求めるべ
き時刻に接近した際に、回路解析に基づく電界値を電磁
波解析へ引き渡すようにしたため、引き渡された電界値
を求めた時刻と、その電界値を反映させる電界の時刻と
の差が微少となり、安定した解析結果を得ることができ
る。
【0056】また、本発明の第1シミュレーションとだ
2シミュレーションとシミュレーション結果を受け渡し
を行うシミュレーション装置では、第1シミュレーショ
ンの時刻と第2シミュレーションの時刻との差が所定値
内の場合にのみシミュレーション結果の受け渡しを行う
ようにしたため、相手側のシミュレーション結果を利用
する際の時刻のずれが少なくなり、安定したシミュレー
ションが可能となる。
【0057】また、本発明の電磁波解析と回路解析とを
連携させたシミュレーションプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録されたシミ
ュレーションプログラムをコンピュータに実行させるこ
とで、電磁波解析と回路解析とを融合して、安定したシ
ミュレーションを行うことができる。
【0058】また、本発明の第1シミュレーションとだ
2シミュレーションとシミュレーション結果を受け渡し
を行うためのシミュレーションプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録されたシ
ミュレーションプログラムをコンピュータに実行させる
ことで、2つのシミュレーションを時間領域で連携さ
せ、安定したシミュレーションを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】電磁波解析と回路解析との間でのデータの受け
渡し手順を示す図である。
【図3】本発明に係るシミュレーションの処理手順を示
す図である。
【図4】マイクロストリップ線路の側面図である。
【図5】マイクロストリップ線路の断面図である。
【図6】従来のシミュレーション装置により、Δtem
0.315psでシミュレーションした結果を示す図で
ある。
【図7】従来のシミュレーション装置により、Δtem
0.630psでシミュレーションした結果を示す図で
ある。
【図8】本発明に係るミュレーション装置により、Δt
em=0.630psでシミュレーションした結果を示す
図である。
【図9】従来のシミュレーション装置によるデータの引
き渡しタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 電磁波解析手段 2 回路解析手段 2a 等価回路 3 電流源値引き渡し手段 4 電界値引き渡し手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/60 666Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の空間内の過渡的な電磁波解析と前
    記空間内に配置された回路の回路解析とを時間領域で連
    携したシミュレーションを行うシミュレーション装置に
    おいて、 磁界を計算するたびに一定の第1の時間刻み幅で進行さ
    せる第1の時刻と、前記第1の時刻から一定時間ずらさ
    れており、電界を計算するたびに前記第1の時間刻み幅
    で進行させる第2の時刻とを定義し、磁界の計算と電界
    の計算とを交互に行うことにより電磁波解析を行ってお
    り、電界を計算する際には、前記回路が存在している領
    域の電界値が引き渡されるのを待ち、電界値が引き渡さ
    れたら、引き渡された電界値を反映させて前記空間内の
    電界を求める電磁波解析手段と、 状況に応じて値が変化する第2の時間刻み幅で進行させ
    る第3の時刻を定義し、前記第3の時刻における回路方
    程式を解くことで前記回路にかかる電圧を求めており、
    前記第1の時刻と前記第3の時刻とが、予め設定されて
    いる第1の時間差内に接近した場合には、前記回路の電
    流源値が引き渡されるのを待ち、前記回路の電流源値が
    引き渡されたら、渡された値によって前記回路の電流源
    値を更新して回路解析を続行する回路解析手段と、 前記第1の時刻と前記第3の時刻とが前記第1の時間差
    内に接近した場合には、前記電磁波解析手段により計算
    された磁界に基づいて前記回路の電流源値を算出し、算
    出した電流源値を前記回路解析手段へ引き渡す電流源値
    引き渡し手段と、 前記第2の時刻と前記第3の時刻とが予め設定されてい
    る第2の時間差内に接近した場合には、前記回路解析手
    段により求められる前記回路にかかる電圧に基づいて、
    前記回路が存在している領域の電界値を算出し、算出し
    た電界値を前記電磁波解析手段へ引き渡す電界値引き渡
    し手段と、 を有することを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 前記回路解析手段は、前記第3の時刻を
    前記第2の時間刻み幅だけ進行させた際に、前記第3の
    時刻が前記第1の時刻よりも進み、かつ前記第1の時刻
    と前記第3の時刻とが前記第1の時間差よりも離れてい
    る場合には、前記第3の時刻及び回路の状態を進行前の
    状態に戻し、前記第2の時間刻み幅の値を小さくした上
    で、前記第3の時刻を前記第2の時間刻み幅だけ再度進
    行させるとともに、前記第3の時刻を前記第2の時間刻
    み幅だけ進行させた際に、前記第3の時刻が前記第2の
    時刻よりも進み、かつ前記第2の時刻と前記第3の時刻
    とが前記第2の時間差よりも離れている場合には、前記
    第3の時刻及び回路の状態を進行前の状態に戻し、前記
    第2の時間刻み幅の値を小さくした上で、前記第3の時
    刻を前記第2の時間刻み幅だけ再度進行させることを特
    徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁波解析手段は、前記第1の時刻
    と前記第2の時刻とを、前記第1の時間刻み幅の半分の
    時間だけずらしており、 前記回路解析手段は、前記第2の時間刻み幅が、前記第
    1の時間刻み幅の半分の時間を超えることのないよう
    に、前記第2の時間刻み幅の値を決定していることを特
    徴とする請求項1記載のシミュレーション装置。
  4. 【請求項4】 時刻を一定の時間刻み幅で進めながら行
    う第1シミュレーションと時刻を随時変化する時間刻み
    幅で進めながら行う第2シミュレーションとを、互いの
    シミュレーション結果を受け渡しながら行うシミュレー
    ション装置において、 第1シミュレーションの時刻と第2シミュレーションの
    時刻との差が所定値内の場合、第1シミュレーションに
    おける結果を第2シミュレーションに引き渡す第1の引
    き渡し手段と、 第1シミュレーションの結果を用いて、随時時間刻み幅
    を変化させながら第2シミュレーションを行う解析手段
    と、 第2シミュレーションの時刻と前記一定の時間刻み幅で
    進行した第1シミュレーションの時刻との差が所定値内
    の場合、第2シミュレーションにおける結果を第1シミ
    ュレーションの結果に引き渡す第2の引き渡し手段と、 を有することを特徴とするシミュレーション装置。
  5. 【請求項5】 特定の空間内の過渡的な電磁波解析と前
    記空間内に配置された回路の回路解析とを時間領域で連
    携したシミュレーションを行うためのシミュレーション
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体において、 磁界を計算するたびに一定の第1の時間刻み幅で進行さ
    せる第1の時刻と、前記第1の時刻から一定時間ずらさ
    れており、電界を計算するたびに前記第1の時間刻み幅
    で進行させる第2の時刻とを定義し、磁界の計算と電界
    の計算とを交互に行うことにより電磁波解析を行ってお
    り、電界を計算する際には、前記回路が存在している領
    域の電界値が引き渡されるのを待ち、電界値が引き渡さ
    れたら、引き渡された電界値を反映させて前記空間内の
    電界を求める電磁波解析手段、 状況に応じて値が変化する第2の時間刻み幅で進行させ
    る第3の時刻を定義し、前記第3の時刻における回路方
    程式を解くことで前記回路にかかる電圧を求めており、
    前記第1の時刻と前記第3の時刻とが予め設定されてい
    る第1の時間差内に接近した場合には、前記回路の電流
    源値が引き渡されるのを待ち、前記回路の電流源値が引
    き渡されたら、渡された値によって前記回路の電流源値
    を更新して回路解析を続行する回路解析手段、 前記第1の時刻と前記第3の時刻とが、前記第1の時間
    差内に接近した場合には、前記電磁波解析手段により計
    算された磁界に基づいて前記回路の電流源値を算出し、
    算出した電流源値を前記回路解析手段へ引き渡す電流源
    値引き渡し手段、 前記第2の時刻と前記第3の時刻とが予め設定されてい
    る第2の時間差内に接近した場合には、前記回路解析手
    段により求められる前記回路にかかる電圧に基づいて、
    前記回路が存在している領域の電界値を算出し、算出し
    た電界値を前記電磁波解析手段へ引き渡す電界値引き渡
    し手段、 としてコンピュータを機能させることを特徴とするシミ
    ュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  6. 【請求項6】 時刻を一定の時間刻み幅で進めながら行
    う第1シミュレーションと時刻を随時変化する時間刻み
    幅で進めながら行う第2シミュレーションとを、互いの
    シミュレーション結果を受け渡しながら行うためのシミ
    ュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 第1シミュレーションの時刻と第2シミュレーションの
    時刻との差が所定値内の場合、第1シミュレーションの
    時刻における結果を第2シミュレーションに引き渡す第
    1の引き渡し手段、 第1シミュレーションの結果を用いて、随時時間刻み幅
    を変化させながら第2シミュレーションを行う解析手
    段、 第2シミュレーションの時刻と前記一定の時間刻み幅で
    進行した第1シミュレーションの時刻との差が所定値内
    の場合、第2シミュレーションにおける結果を第1シミ
    ュレーションの結果に引き渡す第2の引き渡し手段、 としてコンピュータを機能させることを特徴とするシミ
    ュレーションプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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