JPH10291913A - 水中油型乳化化粧料 - Google Patents

水中油型乳化化粧料

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JPH10291913A
JPH10291913A JP9116480A JP11648097A JPH10291913A JP H10291913 A JPH10291913 A JP H10291913A JP 9116480 A JP9116480 A JP 9116480A JP 11648097 A JP11648097 A JP 11648097A JP H10291913 A JPH10291913 A JP H10291913A
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Japan
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oil
water
polyoxypropylene
emulsified cosmetic
fluorine
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Application number
JP9116480A
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English (en)
Inventor
Yuko Hasegawa
優子 長谷川
Takayuki Kumei
貴行 粂井
Iwakazu Nakae
岩和 中江
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Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フッ素化合物処理粉体を安定に配合し、耐皮
脂性,耐水性に優れ、しかも良好な使用感を有する水中
油型乳化化粧料を提供することを目的とした。 【解決手段】 プロピレングリコール及びその誘導体よ
り選択される1種又は2種以上、フッ素化合物処理粉体
より選択される1種又は2種以上、フッ素系油分より選
択される1種又は2種以上、及び水を含有させて水中油
型乳化化粧料とした。すなわちプロピレングリコール及
びその誘導体を用いてフッ素化合物処理粉体及びフッ素
系油分を水中に分散させることにより、乳化安定性が良
好で、清涼感,伸び、化粧持ちの良好な水中油型乳化化
粧料を得ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フッ素化合物処
理粉体を安定に配合し、耐皮脂性,耐水性に優れ、しか
も良好な使用感を有する水中油型乳化化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】フッ素化合物処理粉体は、耐水性,耐汗
性,耐皮脂性に優れた粉体として、化粧料に使用し得る
ことが知られている。しかしながらフッ素化合物処理粉
体は、化粧料に通常使用される他の添加剤とは親和性が
悪く、これを配合した場合には安定な化粧料が得られに
くいという問題があった。特に、水中油乳化型化粧料
に、フッ素化合物処理粉体を安定に配合した例は未だ見
られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、水中
油型乳化化粧料でありながら、フッ素化合物処理粉体を
安定に配合することを可能として、水中油型乳化化粧料
の有する、肌上での伸びの良さ、さっぱり感はそのまま
に、耐水性,耐汗性,耐皮脂性に優れ、化粧持ちの良好
な水中油型乳化化粧料を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に研究を重ねた結果、プロピレングリコール及びその誘
導体より選択される1種又は2種以上,フッ素化合物処
理粉体より選択される1種又は2種以上,フッ素系油分
より選択される1種又は2種以上、及び水を含有させる
ことにより、目的の水中油型乳化化粧料を得ることがで
きた。より詳しくは、フッ素化合物処理粉体及びフッ素
系油分をプロピレングリコール及びその誘導体を用いて
水中に分散させることにより、乳化安定性が良好で、し
かも化粧持ちに優れた水中油型乳化化粧料を得ることが
できた。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるプロピレング
リコール及びその誘導体としては、下記の一般式(1)
【化1】 (式中aは1〜50の整数を示す)で示されるプロピレ
ングリコール類の他、ポリオキシプロピレン(10P
O)オレイルエーテル,ポリオキシプロピレン(10P
O)グリセリルエーテル,ポリオキシプロピレングリセ
リルエーテルリン酸,ポリオキシプロピレン(3PO)
硬化ヒマシ油,ポリオキシプロピレン(5PO)硬質ラ
ノリン,ポリオキシプロピレン(8PO)ジグリセリル
エーテル,ポリオキシプロピレン(9PO)ジグリセリ
ルエーテル,ポリオキシプロピレン(14PO)ジグリ
セリルエーテル,ポリオキシプロピレン(11PO)ス
テアリルエーテル,ポリオキシプロピレン(15PO)
ステアリルエーテル,ポリオキシプロピレン(10P
O)セチルエーテル,ポリオキシプロピレンセチルエー
テルリン酸,ポリオキシプロピレンソルビット,ポリオ
キシプロピレン(8PO)ソルビトール・ヒマシ油,ポ
リオキシプロピレン(2PO)ブチルエーテル,ポリオ
キシプロピレン(4PO)ブチルエーテル,ポリオキシ
プロピレン(12PO)ブチルエーテル,ポリオキシプ
ロピレン(15PO)ブチルエーテル,ポリオキシプロ
ピレン(17PO)ブチルエーテル,ポリオキシプロピ
レンブチルエーテルリン酸,ポリオキシプロピレン(3
PO)ミリスチルエーテル,ポリオキシプロピレン(4
PO)ミリスチルエーテル,ポリオキシプロピレン(2
PO)メチルエーテル,ポリオキシプロピレン(3P
O)メチルエーテル,ポリオキシプロピレンメチルグル
コシド,ポリオキシプロピレン(20PO)メチルグル
コシドエーテル酢酸エステル,ポリオキシプロピレンメ
チルポリシロキサン共重合体,ポリオキシプロピレン
(4PO)ラウリルエーテル,ポリオキシプロピレン
(2PO)ラノリンアルコールエーテル,ポリオキシプ
ロピレン(5PO)ラノリンアルコールエーテル,ポリ
オキシプロピレン(10PO)ラノリンアルコールエー
テル等から選択される1種又は2種以上を用いることが
できる。プロピレングリコール及びその誘導体は、水中
油型乳化化粧料総量に対して、1〜30重量%配合する
ことができ、さらには5〜15重量%配合することが化
粧持ち及び粉体分散性の面から好ましい。
【0006】本発明で用いられるフッ素化合物で処理さ
れる粉体としては、化粧料に一般的に使用される粉体で
あれば特に限定されず、必要に応じて1種又は2種以上
を選択して使用する。例えば、タルク,カオリン,雲
母,セリサイト,合成雲母,バーミキュライト,炭酸マ
グネシウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケ
イ酸バリウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウ
ム,ケイ酸ストロンチウム,無水ケイ酸,ゼオライト,
硫酸バリウム,焼石膏,リン酸カルシウム,フッ素アパ
タイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダー,
窒化ホウ素等の無機粉体、ミリスチン酸亜鉛,パルミチ
ン酸カルシウム,ステアリン酸マグネシウム,ステアリ
ン酸アルミニウム等の金属セッケン、ナイロン末,ポリ
エチレン末,ポリメタクリル酸メチル末,ポリスチレン
末,スチレンアクリル酸共重合体末,セルロース末等の
有機粉体、二酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔料、
ベンガラ,チタン酸鉄,γ−酸化鉄,黄酸化鉄,黄土,
黒酸化鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン,マンゴ
バイオレット,コバルトバイオレット,酸化クロム,水
酸化クロム,チタン酸コバルト,群青,コンジョウ等の
無機着色顔料、酸化チタン被覆マイカ,酸化鉄被覆マイ
カ,酸化チタン・酸化鉄被覆マイカ,酸化チタン被覆オ
キシ塩化ビスマス,着色酸化チタン被覆マイカ,オキシ
塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウム
末,銅末等の金属粉末顔料、赤色201号,赤色202
号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色
226号,赤色228号,赤色405号,橙色203
号,橙色204号,黄色205号,黄色401号,青色
404号等の有機色素、赤色3号,赤色104号,赤色
106号,赤色227号,赤色230号,赤色401
号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5
号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色1号
等の有機色素及びこれらのジルコニウム,バリウム,又
はアルミニウムレーキ顔料、クロロフィル,β−カロチ
ン,シコニン,カーサミン等の天然色素等が例示され
る。
【0007】これらの粉体をフッ素化合物で処理して用
いる。処理剤として用いるフッ素化合物としては、フッ
素系油分として汎用されているパーフルオロポリエーテ
ルの他、パーフルオロアルキル基含有リン酸エステル
(米国特許第3632744)、フルオロアルキルリン
酸エステルジエタノールアミン塩のモノエステル体及び
ジエステル体(特開昭62−250074)、パーフル
オロアルキル基を有する樹脂(特開昭55−16720
9)、四フッ化エチレン樹脂,パーフルオロアルコー
ル,パーフルオロエポキシ化合物,スルホアミド型フル
オロリン酸,パーフルオロ硫酸塩,パーフルオロカルボ
ン酸塩,パーフルオロアルキルシラン(特開平2−21
8603)等を用いることができる。フッ素化合物によ
る処理方法は、粉体の1種又は2種以上の混合物と処理
剤とを混合するか、粉体に処理剤を噴霧すること及び更
に必要により、これらの方法により得られた処理粉末を
加熱又は焼付け処理すること等、通常行われる方法によ
り実施される。例えば、特公平5−86984に記載さ
れた処理方法が用いられる。すなわち、フルオロアルキ
ルジ(オキシエチル)アミンリン酸エステル群の1種又
は2種以上の化合物の水溶液中に粉体を浸漬し、乾燥後
粉砕する方法である。
【0008】これらの粉体は、全組成物中に1.0〜4
0.0重量%、特に5.0〜30.0重量%配合するこ
とが好ましい。
【0009】本発明で用いられるフッ素系油分として
は、パーフルオロポリエーテル類及びフッ素変性シリコ
ーンがあげられる。これらのフッ素系油分は水中油型乳
化化粧料総量中に1〜30重量%配合することが好まし
く、1〜15重量%配合することが乳化安定性及び化粧
持ちの面から好ましい。
【0010】パーフルオロポリエーテル類としては、次
の一般式(2)で示されるものが好ましい。
【化2】 (式中、R1,R3,R4,及びR5は同一でも異なってい
ても良く、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル
基又はパーフルオロアルキルオキシ基を、R2はフッ素
原子又はパーフルオロアルキル基を、p,q及びrは分
子量が300〜100,000となる0以上の数を示
す。但しp=q=r=0となることはない。)
【0011】なお、ここで()内に示される各パーフル
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でもかまわない。かかるパーフル
オロポリエーテルとしては、例えば次の一般式(3)で
示されるものが好ましい。
【化3】 (式中、m及びnは分子量が500〜10,000とな
る数を示し、n/mは0.2〜2である)より具体的に
は、例えばFOMBLIN HC−04(平均分子量
1,500:モンテフロス社製品名)、FOMBLIN
HC−25(平均分子量3,200:モンテフロス社
製品名)、及びFOMBLIN HC−R(平均分子量
6,600:モンテフロス社製品名)が挙げられる。
【0012】また、次の一般式(4)で示されるものも
好ましい。
【化4】 (式中、sは4〜500の数を示す。)より具体的に
は、例えばテムナムS−20(重量平均分子量25,0
00:ダイキン工業社製品名),テムナムS−65(重
量平均分子量45,000:ダイキン工業社製品名),
テムナムS−100(重量平均分子量5,600:ダイ
キン工業社製品名),及びテムナムS−200(重量平
均分子量8,400:ダイキン工業社製品名)が挙げら
れる。
【0013】その他、パーフルオロデカリン,パーフル
オロアダマンタン,パーフルオロブチルハイドロフラ
ン,パーフルオロペンタン,パーフルオロオクタン,パ
ーフルオロノナン, パーフルオロデカン,パーフルオ
ロドデカン等のパーフルオロアルカンが挙げられる。
【0014】本発明で使用されるフッ素変性シリコーン
としては、重合度2〜200のフッ素変性シリコーン、
市販品である旭硝子社製のFSL−300,FSL−4
00、信越化学工業社製のX−22−819,X−22
−820,X−22−821,X−2及びFL−10
0、東レダウコーニング社製のFS1265等を挙げる
ことができる。
【0015】本発明では、他の油性成分として、アボカ
ド油,アルモンド油,オリーブ油,ゴマ油,サザンカ
油,サフラワー油,大豆油,ツバキ油,トウモロコシ
油,ナタネ油,パーシック油,ホホバ油,ヒマシ油,マ
カデミアンナッツ油,綿実油,落花生油,カカオ脂,パ
ーム油,パーム核油,モクロウ,ヤシ油,硬化大豆油,
硬化ヒマシ油,カルナウバロウ等の植物性油脂類、ター
トル油,ミンク油,卵黄油,牛脂,豚脂,オレンジラフ
ィー油,スクワレン,ミツロウ,鯨ロウ,ラノリン等の
動物性油脂類、流動パラフィン,ワセリン,オゾケライ
ト,スクワラン,プリスタン等の炭化水素類、ラウリン
酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,ベヘ
ン酸,オレイン酸,12-ヒドロキシステアリン酸,ウン
デシレン酸,ラノリン脂肪酸等の脂肪酸類、ラウリルア
ルコール,セタノール,ステアリルアルコール,オレイ
ルアルコール,2-ヘキシルデカノール,イソステアリル
アルコール,2-オクチルドデカノール,コレステロー
ル,フィトステロール,ラノリンアルコール等の脂肪族
高級アルコール類又はステロール類、ミリスチン酸イソ
プロピル,パルミチン酸イソプロピル,ステアリン酸ブ
チル,ラウリン酸ヘキシル,ミリスチン酸ミリスチル,
オレイン酸オレイル,オレイン酸デシル,ミリスチン酸
オクチルドデシル,ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル
等のエステル類、ジメチルポリシロキサン,メチルフェ
ニルポリシロキサン,トリメチルシロキシケイ酸等のシ
リコーンオイル類等、化粧料,医薬部外品用等として用
いられる油性成分を配合することができる。
【0016】本発明においては、さらに使用性を高める
ために、親水性ノニオン界面活性剤を配合することがで
きる。親水性ノニオン界面活性剤としては、HLB値が
8以上で化粧料に一般的に使用される親水性ノニオン界
面活性剤であれば特に種類は問わず、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸
エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル類、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ショ糖脂肪
酸エステル類、ポリオキシエチレンステロール・水素添
加ステロール類、ポリオキシエチレン脂肪酸エーテル
類、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル類、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エーテル
類、ポリオキシエチレン脂肪酸フェニルエーテル類、ポ
リオキシエチレンラノリン・ラノリンアルコール類、ポ
リオキシアルキレン変性シリコーン類等より選択した1
種又は2種以上を使用することができる。本発明におい
て、親水性ノニオン界面活性剤を配合する場合は、水中
油型乳化化粧料総量に対して、0.1〜10重量%、よ
り望ましくは0.5〜5重量%配合することが好まし
い。
【0017】本発明において水は、水中油型乳化化粧料
総量に対して、20〜80重量%配合することができ、
その清涼感の点から30〜80重量%配合することが好
ましい。水の含有量が20重量%未満では清涼感に欠け
る使用感となる。
【0018】本発明の水中油型乳化化粧料には上記成分
以外にも、グリセリン,1,3-ブチレングリコール等の多
価アルコール、アミノ酸類,ムコ多糖類といった保湿
剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防
腐剤、香料など一般的に化粧料に用いられる添加成分を
配合することができる。
【0019】そして、本発明にかかる水中油型乳化化粧
料は、化粧下地クリーム,ファンデーション,アイカラ
ー,チークカラー等のメイクアップ化粧料製剤として提
供することができ、さらにサンスクリーン化粧料製剤な
どの皮膚化粧料にも応用することができる。
【0020】
【実施例】さらに本発明の特徴について、実施例により
詳細に説明する。
【0021】 [実施例1]水中油型乳化ファンデーション (1)精製水 49.3(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (3)ポリオキシプロピレン(9PO) ジグリセリルエーテル 10.0 (4)パーフルオロポリエーテル処理酸化チタン 10.0 (5)パーフルオロポリエーテル処理タルク 8.5 (6)パーフルオロポリエーテル処理黄酸化鉄 1.3 (7)パーフルオロポリエーテル処理ベンガラ 0.5 (8)パーフルオロポリエーテル処理黒酸化鉄 0.2 (9)パーフルオロポリエーテル 5.0 (10)ジメチルポリシロキサン(1.5cs) 15.0 製法:(1)〜(9)の成分を混合し、80℃に加熱してホ
モミキサーで予備分散させる。80℃に加熱した(10)の
成分を添加して乳化後、冷却する。
【0022】 [実施例2]水中油型乳化日焼け止めクリーム (1)精製水 56.8(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (3)ポリプロピレングリコール 12.0 (4)フルオロアルキルジエタノールアミン塩モノエステル 処理微粒子酸化チタン 12.0 (5)パーフルオロポリエーテル 5.0 (6)固形パラフィン 3.0 (7)デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (8)ポリオキシエチレン変性シリコーン(HLB値10) 3.0 製法:(1)〜(6)の成分を混合し、80℃に加熱してホ
モミキサーで予備分散させる。80℃に加熱した(7)及
び(8)の成分を添加して乳化後、冷却する。
【0023】 [実施例3]水中油型乳化日焼け止めローション (1)精製水 61.8(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (3)ジプロピレングリコール 10.0 (4)パーフルオロアルキルシラン処理微粒子酸化チタン 8.0 (5)フッ素変性シリコーン 5.0 (6)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 製法:(1)〜(5)の成分を混合し、80℃に加熱してホ
モミキサーで予備分散させる。80℃に加熱した(6)の
成分を添加して乳化後、冷却する。
【0024】 [実施例4]水中油型乳化アイカラー (1)精製水 61.2(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (3)プロピレングリコール 15.0 (4)ポリオキシエチレン(EO50)硬化ヒマシ油 2.0 (5)パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩 ジエステルポリ処理赤色226号 0.6 (6)パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩 ジエステルポリ処理雲母チタン号 2.0 (7)パーフルオロアルキルジエタノールアミン塩 ジエステルポリ処理セリサイト 5.0 (8)パーフルオロポリエーテル 7.0 (9)ジメチルポリシロキサン(1.5cs) 7.0 製法:(1)〜(8)の成分を混合し、80℃に加熱してホ
モミキサーで予備分散させる。80℃に加熱した(9)の
成分を添加して乳化後、冷却する。
【0025】 [実施例5]固形状水中油型乳化チークカラー (1)精製水 73.0(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.2 (3)ジプロピレングリコール 13.0 (4)フルオロアルキル基含有 リン酸エステル処理雲母チタン 1.0 (5)フルオロアルキル基含有リン酸エステル処理マイカ 5.0 (6)フルオロアルキル基含有リン酸エステル処理セリサイト 2.0 (7)着色顔料 0.8 (8)パーフルオロポリエーテル 5.0 製法:(1)〜(8)の成分を混合し、80℃に加熱してホ
モミキサーで乳化後、冷却する。
【0026】本発明の実施例について、安定性の検討を
行った。安定性は、容器に充填した後25℃に静置し、
離水などの状態の変化を経時的に観察して評価した。そ
の際、表1に示した比較例についても同時に検討した。
評価は次に示す判断基準により行い、結果を表2に示し
た。
【0027】
【表1】
【0028】[判断基準] ○;離液,凝集などの状態変化が全く認められない。 △;離液,凝集などの状態変化が僅かに認められる。 ×;離液,凝集などによる状態変化が明確に認められ
る。
【0029】
【表2】
【0030】表2より明らかなように、本発明の実施例
1〜実施例8では、3ヶ月経過後でも離液や凝集による
水中油型乳化化粧料の状態変化は全く認められず、良好
な乳化状態が保持されていた。これに対し、ポリオキシ
プロピレン(9PO)ジグリセリルエーテルの代わりに
ポリオキシエチレン(9PO)ジグリセリルエーテルを
用いた比較例2では1カ月後に明確な状態変化が認めら
れた。また、パーフルオロポリエーテルをジメチルポリ
シロキサンに代替した比較例3では1週間後には状態変
化が見られ始め、1ヶ月後には明確な状態変化が認めら
れ、製品価値を失っていた。
【0031】実施例1及び表1に示した比較例を用いて
使用性の評価を行った。使用性は20〜50才の女子パ
ネラー20名による官能評価により評価した。官能評価
は表3に示す評価基準により行わせて点数化し、20名
の平均値を算出して表4に示した。
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】表4より明らかなように、本発明の実施例
1では、清涼感,伸び,化粧持ちの全ての項目について
良好な結果が得られており、清涼感があり、伸びが良好
で、化粧持ちに優れた化粧料であることが示された。こ
れに対し、パーフルオロポリエーテル処理顔料を未処理
顔料に代替した比較例1は、清涼感は実施例1と同程度
に有するものの、伸びが普通で化粧持ちが悪いという使
用感であった。また、実施例1の精製水をジメチルポリ
シロキサンに代替した比較例4においては、化粧持ちに
ついては良好な結果が得られたが、伸びが重く清涼感が
ない使用感であった。また、本発明の実施例にかかる固
形状水中油型乳化化粧料を使用したパネラーにおいて、
皮膚刺激性,皮膚感作性及び眼粘膜刺激性を認めたもの
はいなかった。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、フ
ッ素化合物処理粉体を安定に配合し、耐皮脂性,耐水性
に優れ、しかも良好な使用感を有する水中油型乳化化粧
料を得ることができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレングリコール及びその誘導体よ
    り選択される1種又は2種以上,フッ素化合物処理粉体
    より選択される1種又は2種以上,フッ素系油分より選
    択される1種又は2種以上,及び水を含有して成る水中
    油型乳化化粧料。
  2. 【請求項2】 さらに親水性ノニオン界面活性剤を配合
    してなる、請求項1に記載の水中油型乳化化粧料。
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