JP2003192532A - O/w型乳化組成物 - Google Patents
O/w型乳化組成物Info
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Abstract
れた安定なO/W型乳化組成物を提供すること。 【解決手段】 (A)ジグリセリンの炭素数8〜18の
液状脂肪酸ジエステル、ジグリセリンの炭素数8〜18
の液状脂肪酸トリエステル、トリグリセリンの炭素数8
〜18の液状脂肪酸ジエステル及びトリグリセリンの炭
素数8〜18の液状脂肪酸トリエステルからなる群から
選ばれた一種又は2種以上と、(B)グリコール及び/
又はグリセリンと、(C)水膨潤性粘土鉱物と、(D)
水とを含有することを特徴とするO/W型乳化組成物。
Description
物に関する。さらに詳しくは、特に化粧料として有用な
O/W型乳化組成物に関する。
成物は、さっぱりして、のびに優れた使用感触を備えて
いるが、皮膚に塗布した後の乾燥残分は汗等の水分によ
り再乳化しやすいため、簡単に落ちてしまい、化粧もち
が悪いという欠点を有している。また、W/O型乳化組
成物は、塗布乾燥後の残存物には耐水性が備わっている
が、使用感触はべたつきが強く、のびが重い等さっぱり
さがないという欠点を有している。したがって、さっぱ
りとした使用感触をもった耐水性に優れた乳化組成物
は、従来技術では得られなかった。
みてなされたもので、その目的は、さっぱりとした使用
感触をもった耐水性に優れた安定なO/W型乳化組成物
を提供することにある。
解決するために鋭意研究を行った結果、特定のポリグリ
セリン脂肪酸エステルと、特定の多価アルコールと、水
膨潤性粘土鉱物と、水とを含有した組成物からO/W型
乳化組成物を調製することにより上記課題が解決される
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
の炭素数8〜18の液状脂肪酸ジエステル、ジグリセリ
ンの炭素数8〜18の液状脂肪酸トリエステル、トリグ
リセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸ジエステル及び
トリグリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸トリエス
テルからなる群から選ばれた一種又は2種以上と、
(B)グリコール及び/又はグリセリンと、(C)水膨
潤性粘土鉱物と、(D)水とを含有することを特徴とす
るO/W型乳化組成物である。
数8〜18の液状脂肪酸は、イソステアリン酸であるこ
とが好適である。
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール及
び1,2−ペンタンジオールからなる群から選ばれた1
種又は2種以上であることが好ましい。
は、合成ヘクトライトであることが好ましい。
詳述する。
グリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸ジエステル、
ジグリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸トリエステ
ル、トリグリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸ジエ
ステル及びトリグリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪
酸トリエステルからなる群から選ばれた一種又は2種以
上が用いられる。
果を顕著に発揮する点でジグリセリンのエステルが好ま
しい。また、前記本発明のエステルを構成する液状脂肪
酸の炭素数は8〜18であるが、好ましくは12〜18
であり、さらに16〜18が好ましい。炭素数8〜18
の液状脂肪酸の具体例としては、例えば2−エチルヘキ
サン酸、ラウリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸等
が挙げられる。これらのうち、イソステアリン酸が特に
好ましい。これらの好ましい液状脂肪酸を用いることに
よって、より優れた効果が発揮される。
であり、従来公知の方法で製造することができる。な
お、製造の際、前記本発明のエステル以外に他のエステ
ル等副生成物が生成された場合、精製して、前記本発明
のエステルを単離して用いてもいいが、本発明の効果を
損なわない範囲で混入されたまま用いても構わない。
18の液状脂肪酸ジエステルの具体的な例を挙げれば、
例えば、ジ2−エチルヘキサン酸ジグリセリル、ジラウ
リン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、ジイ
ソステアリン酸ジグリセリル等である。これらの中で、
ジイソステアリン酸ジグリセリルが好ましい。本発明の
ジグリセリンの炭素数8〜18の液状脂肪酸ジエステル
は、1種または2種以上が任意に選択されて配合され
る。
18の液状脂肪酸トリエステルの具体的な例を挙げれ
ば、例えば、トリ2−エチルヘキサン酸ジグリセリル、
トリラウリン酸ジグリセリル、トリオレイン酸ジグリセ
リル、トリイソステアリン酸ジグリセリル等である。こ
れらの中で、トリイソステアリン酸ジグリセリルが好ま
しい。本発明のジグリセリンの炭素数8〜18の液状脂
肪酸トリエステルは、1種または2種以上が任意に選択
されて配合される。
〜18の液状脂肪酸ジエステルの具体的な例を挙げれ
ば、例えば、ジ2−エチルヘキサン酸トリグリセリル、
ジラウリン酸トリグリセリル、ジオレイン酸トリグリセ
リル、ジイソステアリン酸トリグリセリル等である。こ
れらの中で、ジイソステアリン酸トリグリセリルが好ま
しい。本発明のトリグリセリンの炭素数8〜18の液状
脂肪酸ジエステルは、1種または2種以上が任意に選択
されて配合される。
〜18の液状脂肪酸トリエステルの具体的な例を挙げれ
ば、例えば、トリ2−エチルヘキサン酸トリグリセリ
ル、トリラウリン酸トリグリセリル、トリオレイン酸ト
リグリセリル、トリイソステアリン酸トリグリセリル等
である。これらの中で、トリイソステアリン酸トリグリ
セリルが好ましい。本発明のトリグリセリンの炭素数8
〜18の液状脂肪酸トリエステルは、1種または2種以
上が任意に選択されて配合される。
コール及び/又はグリセリンが用いられる。前記グリコ
ールとしては、化粧料に配合できるグリコールであれば
特に制限されない。グリコールの例を挙げれば、例え
ば、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジ
オール、1,2−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコ
ール等である。これらの中で、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジ
オールが好ましく、特にジプロピレングリコール、1,
3−ブチレングリコールが好ましい。本発明のグリコー
ルは、1種または2種以上が任意に選択されて配合され
る。
性粘土鉱物が用いられる。前記水膨潤性粘土鉱物は、鉱
物クレー増粘剤であり、膨潤する格子構造を持ち、水中
で高度に水和して粘度を有するコロイド状分散液を与え
る粘土鉱物である。水膨潤性粘土鉱物は化粧料原料とし
て公知の物質でもあり、本発明においてはこれらの化粧
料原料を配合することができる。本発明における前記水
膨潤性粘土鉱物は天然物でも、合成物でもいずれをも用
いることができる。水膨潤性粘土鉱物としては、例え
ば、モンモリロン石群鉱物が挙げられる。モンモリロン
石群鉱物には、モンモリロン石、ヘクトライト等がある
が、これらのいずれをも用いることができる。また、合
成物としては、特に合成ヘクトライトが好ましく、この
ものは、ラポナイト(Laponite)RD、同XLG、同
B、同DF等としてラポルテ社(Laporte Industries L
td.)から市販されているのでそれを用いることができ
る。その他の水膨潤性粘土鉱物も市販品を用いることが
可能であり、例えばビーガム(VEEGUM)(登録商標:以
下記載省略)R、同HV、同K(以上、R.T.Vanderbilt
Company,Inc.製)等が用いられる。水膨潤性粘土鉱物
は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される
が、前記合成ヘクトライトが最も好ましい。
て、水が必須成分として用いられる。水は、少なくとも
前記水膨潤性粘土鉱物を分散し、増粘され、O/W型乳
化組成物の連続相としての位置を占める。
は、O/W型乳化組成物中で以下の量が含有されること
が好ましく、それぞれの範囲の含有により本発明の効果
を充分に発揮する。
成物全量中1〜60質量%含有されることが好ましい。
さらに好ましくは5〜35質量%である。(B)成分の
グリコール及び/又はグリセリンは、O/W型乳化組成
物全量中1〜70質量%含有されることが好ましい。さ
らに好ましくは5〜25質量%である。なお、これらの
前記(A)及び(B)の合わせた量がO/W型乳化組成
物全量中80質量%以下であることが好ましく、下限は
5質量%が好ましい。さらに好ましくは、10〜60質
量%であり、特に15〜45質量%が好ましい。また、
(C)成分の水膨潤性粘土鉱物は、O/W型乳化組成物
全量中0.1〜10質量%含有されることが好ましい。
さらに好ましくは0.5〜5質量%である。ここで
(C)の含有量は、(D)の水と合わせた量でO/W型
乳化組成物全量中20質量%以上であることが好まし
く、上限は95質量%が好ましい。さらに好ましくは3
0〜90質量%であり、特に40〜85質量%が好まし
い。
ルに、さらに(E)成分として、他の液状油分を配合す
ることができる。本発明において用いられる(E)成分
の他の液状油分としては、化粧料に配合できる液状油分
であれば特に制限されない。(E)成分の他の液状油分
は、(A)成分のエステルの一部に置き換えて配合され
る。(E)成分の他の液状油分を配合する場合の(E)
成分の他の液状油分の含有量は、(A)成分のエステル
と合わせた量がO/W型乳化組成物全量中1〜60質量
%になる範囲で配合される。さらに好ましくは5〜35
質量%である。さらに、前記(B)成分のグリコール及
び/又はグリセリンをも合わせた量として、O/W型乳
化組成物全量中80質量%以下であることが好ましく、
下限は5質量%が好ましい。さらに好ましくは、10〜
60質量%であり、特に15〜45質量%が好ましい。
ば、例えば、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ
油等の油脂類、ホホバ油、液状ラノリン等のロウ類、流
動パラフィン、スクワラン、ポリブテン、揮発性炭化水
素等の炭化水素類、また、エステル類として、ミリスチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2−エ
チルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシ
ル、ステアリン酸オクチル、パルミチン酸オクチル等の
脂肪酸モノエステル、アジピン酸ジイソプロピル、セバ
チン酸ジ2−エチルヘキシル等の二塩基酸ジエステル、
トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステ
アリン酸グリセリル等のグリセリンエステル、トリイソ
ステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリンエステ
ル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、
ジオクタン酸ペンタエリトリット等のペンタエリトリッ
トエステル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロール
プロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン等のトリメチロールプロパンエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル等のリンゴ酸エステル等である。さらに、
イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、イソステ
アリルアルコール、オレイルアルコール、オクチルドデ
カノール等の高級アルコール類、市販品エルデュウ(エ
ルデュウCL−202等;味の素株式会社製)等のアミ
ノ酸エステル等が挙げられる。また、ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポ
リシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシ
クロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等環状シリ
コーン、アミノ変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリ
シロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシ
ロキサン等のシリコーン油、パーフロロポリエーテル等
である。(E)成分の他の液状油分は、1種または2種
以上が任意に選択されて配合される。
た成分の他に、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等に用
いられる他の成分、例えば前記以外の油性成分、界面活
性剤、前記多価アルコール以外の多価アルコールを含む
保湿剤、増粘剤、水溶性高分子、粉末、顔料、染料、レ
ーキ、糖類、紫外線吸収剤、アミノ酸類、ビタミン類、
消炎剤、美白剤、皮膚賦活剤、血行促進剤、抗脂漏剤、
抗炎症剤等の薬剤、植物抽出物、有機酸、有機アミン、
金属イオン封鎖剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、
防腐剤、収斂剤、清涼剤、香料、色素等を必要に応じ
て、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合すること
ができる。
の具体的な例を挙げれば、例えば、硬化油、モクロウ等
の油脂、固形パラフィン、セレシン、マイクロクリスタ
リンワックス、ポリエチレンワックス等の炭化水素、ミ
ツロウ、ラノリン、ゲイロウ、キャンデリラロウ、カル
ナウバロウ等のロウ、ステアリン酸、パルミチン酸、ミ
リスチン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ベへン酸
等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール、パルミ
チン酸セチル、トリミリスチン酸グリセリル等の固体エ
ステル等固形油分が挙げられる。固形油分は1種又は2
種以上が選択されて配合される。
ル、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等
が挙げられる。保湿剤は、1種または2種以上が任意に
選択されて配合することができる。
ム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラ
ビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタン
ガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒ
ドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デ
ルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロ
ン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラ
タン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキ
シエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキス
トラン、ケラト硫酸,ローカストビーンガム,サクシノ
グルカン,カロニン酸,キチン,キトサン、カルボキシ
メチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリ
ル酸ナトリウム等が挙げられる。水溶性高分子は、1種
または2種以上が任意に選択されて配合することができ
る。
ルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、
硫酸バリウム(以上体質顔料);ベンガラ、黄酸化鉄、
黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、チタン酸コバル
ト、チタン酸リチウムコバルト等の着色顔料;酸化チタ
ン、酸化亜鉛(以上白色顔料);雲母チタン、魚燐箔、
オキシ塩化ビスマス(以上真珠光沢顔料);窒化ホウ
素;赤色228号、赤色226号、青色404号(有機
顔料);ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナ
イロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー(以
上粉末)等が挙げられる。顔料・粉末は、1種または2
種以上が任意に選択されて配合することができる。
号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色
201号、赤色213号、黄色204号、黄色203
号、青色1号、緑色201号、紫色201号等の染料;
赤色202号、赤色204号等のレーキが挙げられる。
染料・レーキは、1種または2種以上が任意に選択され
て配合することができる。、
製造に当たっては、特に特別な方法を採用することなく
前記成分を配合して一般的な乳化法にしたがって処理す
ることにより得ることができる。特に、強いシェアをか
けることなく混合するだけでO/W型乳化組成物が調製
できるところが特徴的である。
医薬部外品(軟膏剤等)及び化粧料等への応用が可能で
あり、特に化粧料であることが好ましい。化粧料の形態
としては、例えば、洗顔料、乳液、クリーム、ジェル、
エッセンス(美容液)、パック・マスク等の基礎化粧
品;ファンデーション、口紅、アイシャドウ等のメーキ
ャップ化粧品;芳香化粧品,ボディ化粧品、頭髪用化粧
品等が挙げられる。そして、これらの形態に、本発明O
/W型乳化組成物の採り得る形態は限定されるものでは
ない。
る。配合量は特に断りのない限り質量%である。実施例
の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説
明する。
10mlに落とし、プロペラ撹拌し、静置1時間後、水
へ溶解する状態を肉眼で観察した。評価は下記評価基準
に基づいて行った。 (評価基準) ◎:耐水性良好(水と相溶せず沈殿する。) ○:耐水性やや良好(水と相溶しないが、沈殿物はやや
少ない。) △:耐水性やや悪い(水と相溶し、沈殿物は少ない。) ×:耐水性悪い(水と相溶し、沈殿物が全くない。)
保存し、1ヶ月後の外観変化を下記の評価基準によって
評価した。 (評価基準) ◎:いずれの条件下でも分離等が全く見られず、安定で
ある。 ○:いずれの条件下でも分離等ががほとんど見られず、
ほぼ安定である。 ×:いずれかの条件下で分離等が見られ、不安定であ
る。
て、20名の専門パネルによる使用テストを行い、下記
の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけ
た評価点を合計し、下記評価基準に基づいて評価した。
O/W型乳化組成物を以下の方法で調製した。(8)の
精製水に撹拌混合しながら(7)の水膨潤性粘土鉱物を
加え分散させ水相部を調製した。次いで、(1)〜
(6)のポリグリセリン脂肪酸エステル並びにグリコー
ル及び/又はグリセリンを混合した油相部を前記水相部
に加え乳化した。次いで、これを脱気してO/W型乳化
組成物を調製した。得られたO/W型乳化組成物の評価
結果を同じ表1〜3に示した。
es Ltd.社製)
es Ltd.社製)
es Ltd.社製)
分を配合して調製したO/W型乳化組成物(実施例1〜
24)は、耐水性、経時安定性、使用性いずれも優れた
効果が得られた。
のO/W型乳化組成物を実施例1〜24と同様にして調
製した。得られたO/W型乳化組成物の評価結果を同じ
表4及び5に示した。
製) −:O/W型乳化組成物製造不可能を表す。
製) −:O/W型乳化組成物製造不可能を表す。
8〜18の液状脂肪酸の範囲に入らないステアリン酸の
エステルを配合した比較例1〜8は、いずれも本発明の
効果を発揮し得ないことが分かる。
セリンのエステルの範囲に入らないモノイソステアリン
酸ジグリセリル及びテトライソステアリン酸ジグリセリ
ルを配合した比較例9、10、13、14及び本発明の
トリグリセリンのエステルの範囲に入らないモノイソス
テアリン酸トリグリセリル及びペンタイソステアリン酸
トリグリセリルを配合した比較例11、12、15,1
6は、いずれも本発明の効果を発揮し得ないことが分か
る。
/W型乳化組成物を実施例1〜24と同様にして調製し
た。得られたO/W型乳化組成物の評価結果を同じ表6
に示した。
製) *2:ビーガムR(R.T.Vanderbilt Company,Inc.製)
を配合して調製したO/W型乳化組成物(実施例25〜
30)は、耐水性、経時安定性、使用性いずれも優れた
効果が得られることが分かる。
W型乳化組成物を以下の方法で調製した。(27)の精
製水に撹拌しながら(25)(26)の水膨潤性粘土鉱
物を加え分散させ水相部を調製した。次いで、(1)〜
(15)のポリグリセリン脂肪酸エステル、油分並びに
グリコール及び/又はグリセリンを混合した油相部を前
記水相部に加え乳化した。次いで、この乳化物に(1
6)〜(24)の粉末部を混合し、脱気してO/W型乳
化組成物を調製した。得られたO/W型乳化組成物の評
価結果を同じ表7に示した。
製) *2:ビーガムR(R.T.Vanderbilt Company,Inc.製)
を配合して調製したO/W型乳化組成物(実施例31〜
38)は、耐水性、経時安定性、使用性いずれも優れた
効果が得られることが分かる。
成物を実施例として示す。なお、上記の効果試験をこれ
らにおいて行ったところ、いずれも優れた結果が得られ
た。
ny,Inc.製)
加え分散させ水相部を調製した。次いで、(1)〜
(5)を混合した油相部を前記水相部に加え乳化した。
次いで、これを脱気してO/W型のクリームを調製し
た。
ries Ltd.社製)
W型のクリームを調製した。
ries Ltd.社製)
W型のクリームを調製した。
ries Ltd.社製)
W型のクリームを調製した。
ries Ltd.社製)
W型のクリームを調製した。
ries Ltd.社製)
W型のクリームを調製した。
ries Ltd.社製)
を加え分散させ水相部を調製した。次いで、(1)〜
(8)を混合した油相部を前記水相部に加え乳化した。
次いで、この乳化物に(11)〜(14)の粉末部を混
合し、脱気してO/W型のクリームルージュを調製し
た。
ries Ltd.社製)
W型の化粧下地を調製した。
ries Ltd.社製)
W型のほほ紅を調製した。
ny,Inc.製)
W型のアイシャドーを調製した。
ries Ltd.社製)
W型のクリームファンデーションを調製した。
ny,Inc.製)
(12)(13)を加え、撹拌しながら(11)を加え
分散させた後、(15)(16)を加えpH調整を行い水
相部を調製した。次いで、(1)〜(5)、(9)(1
0)を混合した油相部を前記水相部に加え乳化した。次
いで、これを脱気してO/W型のクリームを調製した。
さっぱりとした使用感触をもった耐水性に優れた安定な
O/W型乳化組成物が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)ジグリセリンの炭素数8〜18の
液状脂肪酸ジエステル、ジグリセリンの炭素数8〜18
の液状脂肪酸トリエステル、トリグリセリンの炭素数8
〜18の液状脂肪酸ジエステル及びトリグリセリンの炭
素数8〜18の液状脂肪酸トリエステルからなる群から
選ばれた一種又は2種以上と、(B)グリコール及び/
又はグリセリンと、(C)水膨潤性粘土鉱物と、(D)
水とを含有することを特徴とするO/W型乳化組成物。 - 【請求項2】 炭素数8〜18の液状脂肪酸がイソステ
アリン酸である請求項1記載のO/W型乳化組成物。 - 【請求項3】 グリコールがジプロピレングリコール、
1,3−ブチレングリコール及び1,2−ペンタンジオ
ールからなる群から選ばれた1種又は2種以上である請
求項1又は2記載のO/W型乳化組成物。 - 【請求項4】 水膨潤性粘土鉱物が合成ヘクトライトで
ある請求項1乃至3のいずれか一項に記載のO/W型乳
化組成物。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001397320A JP2003192532A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | O/w型乳化組成物 |
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JP2001397320A JP2003192532A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | O/w型乳化組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003192532A true JP2003192532A (ja) | 2003-07-09 |
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