JPH08169815A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH08169815A
JPH08169815A JP33419894A JP33419894A JPH08169815A JP H08169815 A JPH08169815 A JP H08169815A JP 33419894 A JP33419894 A JP 33419894A JP 33419894 A JP33419894 A JP 33419894A JP H08169815 A JPH08169815 A JP H08169815A
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JP
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silicone
fluorine
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formula
skin preparation
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JP33419894A
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Masashi Yoshida
正志 吉田
Kenichi Umishio
健一 海塩
Keiichi Uehara
計一 植原
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】耐水性、耐皮脂性に優れ、発汗や、水仕事、水
泳などにより落ちにくく、化粧持ちを高める効果を有す
る新規な皮膚外用剤を提供する。 【構成】一般式化1および/又は化2で表されるシリコ
ーン系ベンゾフェノン誘導体と、フッ素変性シリコーン
を含有する。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、UV−B領域の波長の
紫外線吸収特性を有するシリコーン系桂皮酸誘導体とフ
ッ素変性シリコーンを配合することを特徴とし、耐水
性、耐皮脂性に優れ、発汗や、水仕事、水泳などにより
落ちにくく、化粧持ちを高める効果を有する新規な皮膚
外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外線はさまざまな変化を皮膚にもたら
すことが知られている。紫外線を皮膚科学的に分類する
と、400〜320nmのUV−Aと呼ばれる長波長紫
外線、320〜290nmのUV−Bと呼ばれる中波長
紫外線、290nm以下のUV−Cと呼ばれる短波長紫
外線とに分けられる。
【0003】UV−AおよびUV−Bから皮膚を保護す
ることは、皮膚の老化促進を予防し、シミ、ソバカスの
発生や憎悪を防ぐ意味において極めて重要であり、これ
までに、種々のUV−AB吸収剤が開発されてきた。こ
こで、既存のUV−AB吸収剤としては、ベンゾフェノ
ン誘導体及び複素環誘導体が知られている。これらのU
V−AB吸収剤は、専ら化粧料、医薬部外品等の外用剤
に配合され利用される。
【0004】既存のUV−AB吸収剤は、シリコーン系
基剤に対する相溶性が著しく低い。従って、シリコーン
系基剤を外用剤に配合するには、油性基剤をさらに添加
しなければならず、前述のシリコーン系基剤の有用性が
十分に発揮できないという欠点があった。かかる事情か
ら、本発明者らは、シリコーン油に溶解し、耐水および
耐油性に優れ、かつUV−AB領域の波長を十分に防御
するUV−AB吸収剤としてシリコーン系桂皮酸誘導体
を開発した(特開平3−287588号)。
【0005】皮膚保護効果を向上し持続させる目的でシ
リコーン油やシリコーン樹脂を配合することにより撥水
性を高くすることが行われている。その他、揮発性油分
を配合する方法、水中油型の乳化基剤による方法、シリ
コーン樹脂を配合する方法等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、皮膚保
護効果の持続性や化粧持ちに関しては、皮脂、汗、物理
的な摩擦などの問題が複雑に影響を与えるため、完全な
ものは得られていない。また、夏場や水泳時に用いる日
焼け止め化粧料では汗や皮脂によって落ちやすいため、
化粧持ちに優れた製品が望まれていた。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたのものであり、その目的は化粧持ちに優れた皮膚外
用剤を提供することにある。前記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意研究をかさねた結果、ベンゾフェ
ノン誘導体とともにフッ素変性シリコーン化合物を配合
することによりこの課題を解決しうることを見出し、本
発明を完成するにいたった。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は下記一般
式化4および/または化5で表わされるシリコーン系ベ
ンゾフェノン誘導体と、
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】一般式化6で表されるフッ素変性シリコー
ンを含有することを特徴とする皮膚外用剤に関する。
【0012】
【化6】 (一般式化6においてn、mは平均数で、nは1〜15
0、mは0〜150の数である。aは0〜5の整数であ
り、Rfは炭素数1〜8のパーフロロアルキル基を表わ
す。) 以下、本発明を、詳細に説明する。
【0013】本発明で用いられるシリコーン系ベンゾフ
ェノン誘導体は特開平3−287588号、同3−28
7589号に記載の化合物である。
【0014】当該シリコーン系ベンゾフェノン誘導体の
含有量は特に限定されないが、本発明に係る皮膚外用剤
全量中0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜10重
量%である。0.1重量%未満であると紫外線吸収効果
が十分でなく、20重量%を超えて配合しても紫外線吸
収効果の増加が期待できない。
【0015】従来、撥水性を高める目的で用いられてき
たシリコーン油やシリコーン樹脂も耐油性については必
ずしも高いものではなく、すなわち耐皮脂性については
十分なものではなかった。本フッ素変性シリコーンは前
記化6で表されるもので、ジメチルポリシロキサンにフ
ルオロアルキル基を導入することにより、撥水性を損な
わずに耐油性を高めたものである。当該フッ素変性シリ
コーン化合物はnの割合によってフッ素含有率が変化
し、耐油性を付与するためにはn/(n+m)が0.0
5〜1であることが好ましく、フッ素含有率が高いと、
耐油性は高くなるが他の油分との相溶性が悪くなるた
め、0.1〜0.8がより好ましい。Rfは炭素数1〜
8のパーフロロアルキル基であり直鎖でも分枝していて
もよい。たとえばトリフロロメチル、ペンタフロロエチ
ル、ヘプタフロロプロピル、ノナフロロブチル、ヘプタ
デカフロロオクチルなどがあげられる。これらは次に挙
げるような市販品として入手することができる。すなわ
ちフッ素変性シリコーンを例示すると信越化学工業株式
会社製の X−22−819、X−22−820、X−
22−821、X−22−822、FL−100、トー
レシリコーン株式会社製のFS1265等をあげること
が出来る。
【0016】当該フッ素変性シリコーンの配合量は皮膚
外用剤の形態により異なり通常0.5〜95重量%の範
囲で配合可能であるが、化粧もちの向上をはかるために
は5重量%以上配合することが好ましい。
【0017】本発明の皮膚外用剤には上記の必須構成成
分の他に、通常使用される成分を配合することができ
る。油分としては、スクワラン、流動パラフィン、ワセ
リン、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、
セレシン、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、イソステアリン酸、セチルアルコー
ル、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、セ
チル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシル
パルミテート、2−オクチルドデシルミリステート、2
−オクチルドデシルガムエステル、ネオペンチルグリコ
ール−2−エチルヘキサネート、イソオクチル酸トリグ
リセライド、2−オクチルドデシルオレエート、イソプ
ロピルミリステート、イソステアリン酸トリグリセライ
ド、ヤシ油脂肪酸トリグリセライド、オリーブ油、アボ
ガド油、ミツロウ、ミリスチルミリステート、ミンク
油、ラノリン、ジメチルポリシロキサン、環状ジメチル
ポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、シリ
コーンレジン、ポリエーテル変成シリコーン、アミノ変
成シリコーン等の各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、
エステル類、高級アルコール、ロウ類、シリコーンオイ
ル等である。その他シリコーン樹脂、シリコーンゴム、
保湿剤、酸化防止剤、防腐剤、消炎剤、ビタミン、ホル
モンなどの薬剤、香料。
【0018】粉末としては通常化粧料に配合できるもの
ならどんなものでもかまわない。例えばタルク、白雲
母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、
セリサイト、パーキュライト、カオリン、二酸化チタ
ン、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆タルク、酸化
チタン被覆オキシ塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、
魚鱗箔、着色酸化チタン被覆雲母等のパール顔料、アル
ミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔
料、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄の無機赤色顔料、
γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無
機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒
色顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等
の無機紫色顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸
コバルト等の無機緑色顔料、群青、紺青等の無機青色系
顔料、亜鉛華、ベントナイト、硫酸バリウム、金属石
鹸、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸スト
ロンチウム、タングステン酸金属塩、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボ
ンブラック、アルミナ、ヒドロキシアパタイト、窒化ホ
ウ素、シリカ、ナイロンパウダー、ゼオライト、ベンゾ
グアナミンパウダー、四弗化エチレンパウダー、ポリア
ミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパ
ウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、セルロースパウダー、赤色201号、赤色202
号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色
226号、赤色228号、赤色405号、橙色203
号、橙色204号、黄色205号、黄色401号及び青
色404号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤
色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401
号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5
号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1
号のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等
の有機顔料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素
などの通常化粧品に配合される他の成分を配合すること
は可能である。
【0019】また、当然のことながら、精製水および水
溶性成分および適切な界面活性剤を配合して乳化技術を
駆使することによって、撥水性を失わない範囲で油中水
型あるいは水中油型の乳化組成物とすることも可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。本発明は、これらによって限定されるものでは
ない。配合量は全て重量%である
【0021】 実施例1 日焼け止め化粧料(油状タイプ) (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0% (2) ジメチルポリシロキサン(10CS/25℃) 20.0 (3) フッ素変性シリコーンX−22-821(信越化学工業)(20CS/25℃) 20.0 (4) シリコーン樹脂 10.0 (5) シリコーン系桂ベンゾフェノン誘導体(一般式化4) 2.0
【0022】(製法)(1) 〜(5) を混合し、十分に溶解
した後濾過して製品とする。
【0023】比較例1 実施例1の処方中、(3) のフッ素変性シリコーンは配合
せずメチルフェニルポリシロキサンを配合し、実施例1
同様の方法で製品を得た。
【0024】 実施例2 日焼け止め化粧料(W/Oクリーム) (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 28.0% (2) フッ素変性シリコーンX−22−819(100CS/25℃) 5.0 (3) ジメチルポリシロキサン(2,500,000 CS/25 ℃) 3.0 (4) 流動パラフィン 5.0 (5) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化5) 1.5 (6) ポリエーテル変性シリコーン(400CS/25℃) 6.0 (ポリオキシエチレン基含量 20重量%) (7) 精製水 43.1 (8) L−グルタミン酸ナトリウム 3.0 (9) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (10)防腐剤 0.2 (11)香料 0.2
【0025】(製法)(1) 〜(6) 、(11)を混合し、加熱
溶解して70℃に保ち油相部とする。別に(7) 〜(10)を
加熱溶解して70℃に保ち水相部とする。この油相部に
水相部を添加して乳化機により十分に乳化する。乳化
後、かきまぜながら冷却し、35℃以下になったら容器
に流し込み放冷して固める。
【0026】比較例2 実施例2の処方中、(2) のフッ素変性シリコーンは配合
せず、ジメチルポリシロキサンを配合し、実施例2と同
様にして製品を得た。
【0027】 実施例3 日焼け止め化粧料(O/Wクリーム) (1) フッ素変性シリコーンX−22−820 9.0% (2) 流動パラフィン 3.0 (3) イソプロピルミリステート 2.0 (4) ワセリン 5.0 (5) セタノール 5.0 (6) ステアリン酸 3.0 (7) グリセリンモノイソステアレート 3.0 (8) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化4) 1.0 (9) 防腐剤 0.2 (10)香料 0.2 (11)グリセリン 10.0 (12)プロピレングリコール 5.0 (13)ヒアルロン酸 0.01 (14)水酸化カリウム 0.2 (15)精製水 53.39
【0028】(製法)(1) 〜(10)を70℃で加熱攪拌し
油相部とする。(11)〜(15)を70℃に加熱し完全溶解し
た後水相部とする。油相部を水相部に添加し、乳化機に
て乳化する。乳化物を熱交換機にて30℃まで冷却した
後充填して製品を得る。
【0029】 実施例4 日焼け止めローション (1) ジメチルポリシロキサン(5CS/25℃) 10.0% (2) フッ素変性シリコーンX−22−819 7.0 (3) ステアリン酸 1.0 (4) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化5) 10.0 (5) 防腐剤 0.2 (6) 香料 0.2 (7) グリセリン 5.0 (8) モンモリロナイト 0.5 (9) 水酸化カリウム 0.2 (10)精製水 65.9
【0030】(製法)(1) 〜(6) を70℃で加熱攪拌し
て油相部とする。(7) 〜(10)を70℃に加熱溶解し水相
部とする。油相部を水相部中に添加し、乳化機にて乳化
する。乳化物を熱交換機にて30℃まで冷却した後充填
し日焼け止めローションを得る。以上のごとくして得ら
れた実施例1〜9および比較例1、2の紫外線防止効果
は良好であった。
【0031】(効果)実施例1と比較例1とを専門パネ
ル20名により官能評価したところ表1のような結果と
なった。なお、表中の記号は、 ◎・・・15〜20名が使用性良好と判定 ○・・・10〜14名が使用性良好と判定 △・・・ 5〜 9名が使用性良好と判定 ×・・・ 0〜 4名が使用性良好と判定 したことを示す。(以下、同様)
【0032】
【表1】 ─────────────────────────
─ 使用感 実施例 1 比較例 1 ─────────────────────────
─ 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧持ち ◎ △ ─────────────────────────
【0033】表1より明らかな様に本発明は比較例に比
べて耐水性は同等に優れているが、耐油性および化粧持
ちは比較例より優れていることがわかる。 (効果)実施例2と比較例2とを専門パネル20名によ
り官能評価したところ表2の様な結果となった。
【0034】
【表2】 ─────────────────────────
─ 使用感 実施例 2 比較例 2 ─────────────────────────
─ 耐水性 ◎ ○ 耐油性 ◎ △ 化粧もち ◎ × ─────────────────────────
【0035】 実施例5 日焼け止め両用ファンデーション (1) シリコーン処理酸化チタン 9.5% (2) シリコーン処理マイカ 40.0 (3) シリコーン処理タルク 20.45 (4) シリコーン処理酸化鉄 7.5 (5) 球状ナイロンパウダー 10.0 (6) フッ素変性シリコーンX−22−819 5.0 (7) 流動パラフィン 3.0 (8) ビースワックス 2.0 (9) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化4) 0.5 (10)ソルビタントリオレート 1.0 (11)防腐剤 0.5 (12)ビタミンE 0.05 (13)香料 0.5
【0036】(製法)(1) 〜(5) をヘンシェルミキサー
で混合し、これに(6) 〜(13)を加熱溶解混合したものを
添加混合した後粉砕し、これを中皿に成型し日焼け止め
両用ファンデーションを得た。実施例5はのびが軽く、
自然な仕上がりとなり、化粧持ちが良く、紫外線防止効
果が持続するものであった。
【0037】 実施例6 日焼け止めスチック化粧料 (1) 酸化チタン 10.0% (2) 酸化亜鉛 7.0 (3) マイカ 16.0 (4) 赤色酸化鉄 1.5 (5) 黄色酸化鉄 1.5 (6) 黒色酸化鉄 1.0 (7) フッ素変性シリコーンX−22−820 29.4 (8) トリメチロールプロパントリ−2−エチルヘキサノエート 10.0 (9) 流動パラフィン 10.0 (10)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (11)セレシン 1.0 (12)固形パラフィン 6.0 (13)シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化4) 1.5 (14)シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化5) 1.5 (15)香料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0038】(製法)(1) 〜(6) をヘンシェルミキサー
で混合し、(7) 〜(9) 、(13)、(14)、(16)、(17)を加熱
攪拌溶解したものに加え、混合する。次に(10)〜(12)、
(15)を溶融したものを上記混合物に添加し、十分に混合
した後、スチック状に成型し、日焼け止めスチック化粧
料を得た。実施例6は高い紫外線防止効果を有し、且
つ、化粧持ちに優れるものであった。
【0039】 実施例7 日焼け止め化粧下地 (1) フッ素変性シリコーンX−22−820 19.0% (2) グリセリルトリイソステアレート 10.0 (3) アイソパー(登録商標)G 5.0 (4) ソルビタンセスキオレート 1.0 (5) ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (6) 精製水 45.0 (7) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (8) 微粒子酸化チタン 10.0 (9) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化5) 2.0 (10)防腐剤 適 量 (11)酸化防止剤 適 量 (12)香料 適 量
【0040】(製法)(1) 〜(5) 、(9) 、(11)、(12)を
70℃で攪拌溶解し、これにあらかじめ70℃に加熱し
た(6) 〜(8) 、(10)を添加し、乳化分散後冷却して目的
の日焼け止め化粧下地を得た。実施例7は高い紫外線防
止効果を有し、且つ化粧持ちに優れるものであった。
【0041】 実施例8 日焼け止めスチック化粧料 (1) 酸化チタン 10.0% (2) 酸化亜鉛 7.0 (3) マイカ 16.0 (4) 赤色酸化鉄 1.5 (5) 黄色酸化鉄 1.5 (6) 黒色酸化鉄 1.0 (7) フッ素変性シリコーンX−22−821 29.4 (8) トリメチロールプロパントリ−2−エチルヘキサノエート 10.0 (9) 流動パラフィン 10.0 (10)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (11)セレシン 1.0 (12)固形パラフィン 6.0 (13)シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化4) 3.0 (14)香料 0.5 (15)酸化防止剤 0.1 (16)ソルビタンセスキオレート 1.0
【0042】(製法)(1) 〜(6) をヘンシェルンミキサ
ーで混合し、(7) 〜(9) 、(13)、(15)、(16)を加熱攪拌
溶解したものに加え、混合する。次に(10)〜(12)、(14)
を溶融したものを上記混合物に添加し、十分混合した
後、スチック状に成型し、日焼け止めスチック化粧料を
得た。実施例8は実施例6と同様高い紫外線防止効果を
有し、且つ、化粧持ちにも優れるものであった。
【0043】 実施例9 日焼け止め化粧下地 (1) フッ素変性シリコーンX−22−820 19.0% (2) グリセリルトリイソステアレート 10.0 (3) アイソパー(登録商標)G 5.0 (4) ソルビタンセスキオレート 1.0 (5) ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (6) 精製水 45.0 (7) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (8) 微粒子酸化チタン 10.0 (9) シリコーン系ベンソフェノン誘導体(一般式化5) 2.0 (10)防腐剤 適 量 (11)酸化防止剤 適 量 (12)香 料 適 量
【0044】(製法)(1) 〜(5) (9) (11)(12)を70℃
で攪拌溶解し、これにあらかじめ70℃に加熱した(6)
〜(8) (10)を添加し、乳化分散後冷却して目的の日焼け
止め化粧下地を得た。実施例9は実施例7と同様高い紫
外線防止効果を有し、且つ化粧持ちに優れるものであっ
た。
【0045】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、優れた紫外線吸
収効果を有し、耐水性および耐油性にも優れている。同
時に、日焼け止め化粧料などとして炎天下などの過酷な
条件下に放置した場合においても安定性に優れていると
いう利点を有する。本発明の皮膚外用剤はフッ素変性シ
リコーン系基剤を用いているので上記効果の他に、べと
つかない等の極めて優れた使用性、且つ汗や水に流れに
くいという利点(化粧持ちの良さ)をもち、さらにUV
−AB吸収剤を任意量配合できるので自由に意図する紫
外線防止効果を有する皮膚外用剤を提供できるという利
点を有する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式化1及び/または化2で表されるシ
    リコーン系ベンゾフェノン誘導体と、 【化1】 【化2】 一般式化3で表されるフッ素変性シリコーンを含有する
    ことを特徴とする皮膚外用剤。 【化3】 (前記一般式化3においてn、mは平均数で、nは1〜
    150、mは0〜150の数である。aは0〜5の整数
    であり、Rfは炭素数1〜8のパーフロロアルキル基を
    表す。)
  2. 【請求項2】前記シリコーン系ベンゾフェノン誘導体の
    含有量が0.1〜20重量%である請求項1記載の皮膚
    外用剤。
  3. 【請求項3】前記化3においてn/(n+m)が0.0
    5〜1である請求項1または2記載の皮膚外用剤。
JP33419894A 1994-12-16 1994-12-16 皮膚外用剤 Withdrawn JPH08169815A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10291913A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Noevir Co Ltd 水中油型乳化化粧料

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10291913A (ja) * 1997-04-18 1998-11-04 Noevir Co Ltd 水中油型乳化化粧料

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