JPH04187616A - 乳化化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多量の液状パーフルオロ有機化合物とその他
の液体油を含有し、安定性に優れ、良好な感触を有する
乳化化粧料に関する。

〔従来の技術及び発吠が解決しようとする課題〕皮膚の
汚れやメイクアップ化粧料を落とす目的で、あるいは皮
膚をマツサージする目的で、油成分を皮膚へ適用する化
粧料としてクレンジング化粧料、マツサージ化粧料等が
あり、これらは皮膚に塗布してのばし、その使用目的を
果たした後は皮膚から除去されるものである。これらの
化粧料として、従来、オイル状、水中油型もしくは油中
木型エマルションのゲル状の形態のものが市販されてい
る。

しかしながら、これら従来の油性成分含有のクレンジン
グ化粧料やマツサージ化粧料は、使用時にべたつく、安
定性が悪い等の欠点があった。

一方、近年メイクアップ化粧料の耐水性、耐皮脂性及び
耐油性を向上させ、化粧崩れを防止する目的で、液状の
パーフルオロ有機化合物（特開昭６１−２３４９２８号
、特開昭６３−１０７９１１号等）やフッ素化合物で処
理された粉体（特開昭５５−１６７２０９号、特開昭６
２−２５００７４号、特開平１−１８０８１１号、特開
平２−２１８６０３号、米国特許第３６３２７４４号等
）を使用することが提案されている。しかし、このよう
なメイクアップ化粧料は、通常の洗浄剤ではその汚れを
落とすことができず、また落とすことのできる洗浄剤は
得られていなかった。

従って、使用時の感触及び安定性が良好で、しかも撥水
撥油性を有する化粧料の汚れを容易に落とすことができ
るクレンジング化粧料やマツサージ化粧料が望まれてい
た。

〔課題を解決するための手段〕

かかる実情において、本発明者らは鋭意研究を行った結
果、意外にも、界面活性剤、水性媒体、パーフルオロ有
機化合物、及び一般の液体油が一定比率で相溶し、使用
感及び安定性に優れ、しかも撥水撥油性を有する化粧料
の汚れを容易に落とすことができる乳化化粧料が得られ
ることを見出し、本発明を完成した。

すなわち、本発明は、次の成分（ａ）〜（ｄ）（ａ）　
　界面活性剤　　　　　　　　０．０１〜２０重量％（
ｂ）　　水性媒体　　　　　　　　　　０．５〜４０重
量％（ｃ）　　液状、のパーフルオロ有機化合物３０〜
９０重量％ （ｄ）　　（ｃ）成分以外の液体油　　　　　１０〜９
０重量％を含有し、かつ（ｃ）成分と（社）成分の配合
量の合計が６０重量％以上であることを特徴とする乳化
化粧料を提供するものである。

本発明で用いられる（ａ）成分の界面活性剤としては、
例えばモノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル
、アルカノールアミド、アミンオキサイド、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂
肪酸エステノベポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレングリセリンモノ脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンプロピレンクリコールモノ脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、アルキルサツカライド等の非イオン性界面
活性剤；アルキル硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫
酸塩、脂肪酸石ケン、エーテルカルボン酸及びその塩、
アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
高級脂肪酸エステルのスルホン酸塩、ジアルキルスルホ
コノ＼り酸塩、モノアルキルスルホコハク酸塩、ポリオ
キシエチレンモノアルキルスルホコノ＼り酸塩、高級脂
肪酸アミドのスルホン酸塩、高級脂肪酸アルキロールア
ミドの硫酸エステル塩、アシル化アミノ酸塩、β分岐型
子ノアルキルリン酸のアミノ酸塩等の陰イオン性界面活
性剤；アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキル
ジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルア
ンモニウム、アルキルピリジニウム塩等の陽イオン性界
面活性剤；イミダシリン型、アミドアミノ酸塩、アルキ
ルベタイン型、アルキルスルホベタイン型等の両性界面
活性剤等が挙げられる。

これら界面活性剤は、１種又は２種以上を組み合わせて
用いることができ、全組成中に０．０１〜２０重量％（
以下、単に％で示す）、好ましくは０．１′　〜１０％
配合される。０．０１％未満では安定なエマルションが
得られず、２０％を超えると使用感が悪くなるので好ま
しくない。

（ｂ）成分の水性媒体としては、水を単独で、あるいは
水とエタノーノベグリセリン、プロピレングリコール、
ジブロビレングリコーノベ　１．３−ブタンジオール等
の水溶性アルコールを混合したものを用いることもでき
る。この水性媒体は（ａ）成分の界面活性剤を希釈する
ために用いるものであり、その配合量は特に制限されな
いが、全組成中に０．５〜４０％、好ましくは２〜３０
％配合される。

０．５％未満では感触が悪くなり、４０％を超えると安
定なエマルションが得られず好ましくない。

（ｃ）成分の液状のパーフルオロ有機化合物としては、
常温で液体のものであれば特に限定されず、例エバパー
フルオロデカリン、パーフルオロアダマンタン、パーフ
ルオロブチルテトラハイドロフラン、パーフルオロオク
タン、パーフルオロノナン、パーフルオロペンクン、パ
ーフルオロデカン、パーフルオロドデカン、−形式（１
） ％式％ 〔式中、Ｒ’、　Ｒ３、Ｒ４及びＲ５は同一でも異なっ
てもよく、それぞれフッ素原子、パーフルオロアルキル
基又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、Ｒ２はフ
ッ素原子又はパーフルオロアルキル基を、ｐ、ｑ、及び
ｒは分子量が５００〜１０００００となる０以上の数を
示す。ただし、ｐ＝ｑ＝ｒ＝　Ｏとなることはない。〕 で表わされるパーフルオロポリエーテルなどが挙げられ
る。

なお、−形式（Ｉ）において、カッコ内に示される各パ
ーフルオロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またラ
ンダム重合でもブロック重合でもかまわない。特に、粘
度が５〜５０００ｃＳｔの液体状のものが好ましく、例
えば次の一般式（ＩＩ）ＣＦ３ ＣＦ３０−　（ｃＦＣＦ２０）　、−（ｃＦ、Ｏ）　ｙ
−ＣＦ３（Ｉ［） （式中、Ｘ及びｙは分子量が５００〜１０００００とな
る数を示し、ｘ／ｙは０．２〜２である。）で表ｉ＋　
サレルＦＯＭＢＬｒＮ　１（ｃ−０４（平均分子量１５
００）、同Ｈ［ｌ”−２５（同３２００）　、及び同１
１Ｃ−Ｒ（同６６００）　　（以上モンテフロス社製）
や、次の一般式（ＩＩＩ）Ｆ−（ｃ３Ｆ６０）　、−Ｃ
２ＦＳ　　　　　（ＩＩＩ　）（式中、Ｚは４〜５００
の数を示す。）で表わされるデムナム５−２０　（重量
平均分子量２５０００）、同５−６５　（同４５００）
　、同Ｓ−１００（同５６００）及び同Ｓ−２００（同
８４００）　　（以上ダイキン工業社製）などの市販品
を使用することができる。

これらのパーフルオロ有機化合物は、１種又は２種以上
組み合わせて用いることができ、全組成中に３０〜９０
％、好ましくは３０〜７０％配合される。

３０％未満では洗浄の効果が期待できず、９０％を超え
ると使用感及び安定性が悪くなり好ましくない。

（ｄ）成分の液体油としては、２５℃で液体状の油剤で
あれば特に制限されず、例えば四員環及び五員環等の揮
発性環状シリコーン、１〜１０００ｃｓのジメチルポリ
シロキサン、１０００ｃｓ以下のメチルフェニルポリシ
ロキサン、スクワラン、流動パラフィン等の炭化水素類
、分岐アルコール類、分岐脂肪酸類、高級脂肪酸エステ
ル類、安息香酸エステル類、トリグリセライド類、ジグ
リセライド類、ロジン誘導体等が挙げられる。

なお、ここで２５℃で液体状とは、２５℃恒温水槽中に
、内径３０ｍｍ、高さ１２０ｍｍの平底試験管で管底か
ら５５ｍｍ（Ａ線）　、８５ｍｍ　（Ｂ線）の高さに標
線を付したものに、試料をＡ線の高さまで入れて、試料
が２５℃になってから１０分以上放置した後、水平な台
の上に倒し、液先端がＢ線に達するまでの時間が９０秒
以内であるものを示す。

これら液体油は、１種又は２種以上を組み合わせて用い
ることができ、全組成中に１０〜９０％、好ましくは２
０〜７０％配合される。１０％未満では使用感が悪くな
り、９０％を超えると安定性が悪くなり好ましくない。

なお、本発明において（ｃ）成分と（ｄ）成分の配合量
の合計は全組成中に６０％以上、好ましくは７０％以上
であることが必要である。６０％未満では乳化化粧料を
安定にするのがむずかしい。

本発明の化粧料には上記の必須成分に加え、必要に応じ
て通常の化粧料に配合される成分、例えば、ワセリン、
ラノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、
カルナバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等の固形・半固形油分、水溶性及び油溶性ポリ
マー、無機及び有機顔料、金属石鹸処理又はシリコンで
処理された無機及び有機顔料、フッ素化合物で処理され
た無機及び有機顔料、有機染料等の色剤、エタノール、
防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、ｐＨ調整剤、香料
、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤
、殺菌剤、皮膚賦活剤等を本発明の目的、効果を損なわ
ない質的、量的範囲内で配合することができる。

本発明の乳化化粧料は、液状のパーフルオロ有機化合物
とその他の液体油を多量に安定に配合できるものであり
、このような安定な乳化化粧料を得るためには、例えば
（ａ）成分と（ｄ）成分さらに必要に応じて任意の水性
成分を均一に溶解した水相に、（ｃ）成分と（６）成分
をそれぞれ別々に攪拌下ゆっくりと添加することにより
製造するのが好ましい。なお、このようにして得られる
本発明の乳化化粧料は、例えば基礎化粧料、メイク了ツ
ブ化粧料、頭髪用化粧料、薬用化粧料、外用医薬基剤な
どとして適用することができ、特にクレンジング化粧料
やマツサージ化粧料等に好適である。

〔発明の効果〕

本発明の乳化化粧料は、使用感及び安定性に優れ、しか
も撥水撥油性を有する化粧料の汚れを容易に落とすこと
ができるため、特に皮膚をマツサージしたり、メイクア
ップ化粧料の汚れを落とすのに好適なものである。

〔実施例〕

次に、実施例を挙げて本発明をさらに説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。

実施例１ 第１表に示す組成の乳化化粧料を製造し、乳化安定性に
ついて評価した。結果を第１表に示す。

（製法） 成分１に、攪拌下成分２及び３をそれぞれゆっくりと加
え、さらに３０分間攪拌を続けた。

（評価方法） 乳化化粧料を４０℃で７日間保存した後、外観により評
価した。

実施例２ 第２表に示す組成のクレンジングクリームを製造し、す
すぎ性、洗浄力及び洗顔後のさっばり感について評価し
た。結果を第２表に示す。

（製法） 成分１〜５を均一に溶解した水相に成分６．７の混合物
をそれぞれ攪拌下ゆっくりと添加し、さらに６０分間攪
拌を続けた。

（評価方法） メイクアップを施している女性パネラ−１６名に、本発
明品及び比較品のクレンジングクリームを用いてメイク
を落としてもらい、すすぎ性、洗浄力及び洗顔後のさっ
ばり感について、以下の基準により評価した。

良好　：○ 普通　：△ 悪　　い　　　　：　× 以下余白 実施例３　スクラブ洗顔料： （成分）　　　　　　　　　　　　　　　（％）３、　
プロピレングリコール　　　　　　１０．５４・　　水
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１０
．０７、　ホホバ油　　　　　　　　　　　　　５．０
８、　スクワラン　　　　　　　　　　　４．５９、　
ポリメチルメタクリレート　　　　　２，０（製法） 攪拌下、成分１〜４を均一に溶解した水相に、成分５に
成分１０を懸濁させたものと成分６〜８に成分９を懸濁
させたものをそれぞれゆっくりと添加し、さらに６０分
間攪拌した。

得られたスクラブ洗顔料は、油性汚れの浮き上がりか極
めてはやく、皮溝の中からも容易に汚れを除去でき、し
かも洗い上がりも極とてさっばりしていた。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、次の成分（ａ）〜（ｄ） （ａ）界面活性剤０．０１〜２０重量％ （ｂ）水性媒体０．５〜４０重量％ （ｃ）液状のパーフルオロ有機化合物 ３０〜９０重量％ （ｄ）（ｃ）成分以外の液体油１０〜９０重量％を含有
   し、かつ（ｃ）成分と（ｄ）成分の配合量の合計が６０
   重量％以上であることを特徴とする乳化化粧料。