JPH10289521A - ディスク回転制御装置 - Google Patents

ディスク回転制御装置

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JPH10289521A
JPH10289521A JP9095843A JP9584397A JPH10289521A JP H10289521 A JPH10289521 A JP H10289521A JP 9095843 A JP9095843 A JP 9095843A JP 9584397 A JP9584397 A JP 9584397A JP H10289521 A JPH10289521 A JP H10289521A
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直樹 木津
Kazuhiro Sugiyama
和宏 杉山
Yukari Hiratsuka
由香里 平塚
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/24Arrangements for providing constant relative speed between record carrier and head
    • G11B19/247Arrangements for providing constant relative speed between record carrier and head using electrical means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準信号と比較する再生信号またはウォブル
信号が正常に入力されないとき、過回転、停止、逆回転
などが起こるのを防止でき、DVD−RAMディスクで
も誤動作を防止して最適な制御が行えるディスク回転制
御装置を得る。 【解決手段】 プリピット領域検出回路53で正常に信
号が検出されていないと判定されると、パルスジェネレ
ータ58から誤差信号を得てディスク50の回転が制御
され、またプリピット領域検出回路53において正常に
信号が検出されていると判定されるが、同期信号が所定
間隔で正常に検出されていないと判定されるときはウォ
ブル信号から誤差信号を得てディスク50の回転が制御
され、さらにプリピット領域検出回路53で同期信号が
所定間隔で検出されていると判定されるときは、PLL
回路54で生成された再生信号に同期したクロックから
誤差信号を得てディスク50の回転が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルデー
タ記録再生装置に係わるものであり、より詳しくは光デ
ィスク等のスピンドルモータ駆動制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号が線速度一定方式(CL
V)で記録されているディスクにおいて、光ピックアッ
プによるトラッキングを行う場合、光ピックアップがデ
ィスクの内周部から外周部へ移動するにつれて、ディス
クはその回転速度が低下するように駆動される。この回
転速度の制御は、ディスクから再生された再生信号に同
期した同期クロック(フェイズロックドループ回路で再
生信号をもとに生成されるクロック)の周波数が所定の
周波数になるように、スピンドルモータの回転速度を制
御することでなされる。
【0003】上記の場合において、モータの回転を開始
したとき、あるいは光ピックアップを高速で移動させる
とき等、同期信号が得られないような場合は、上記ディ
スクの再生信号の立ち上がりエッジから立ち下がりエッ
ジまでの間隔、あるいは立ち下がりエッジから立ち上が
りエッジまでの間隔の最大値(最大反転間隔)を検出
し、この最大反転間隔が所定の値になるように、スピン
ドルモータの回転速度を制御するように構成されてい
る。なお、この点に関しては、特公平4−71269号
公報に記載されている。
【0004】ところで、光磁気ディスク等には、データ
記録時のトラッキング、あるいは記録位置検出等などの
ためにウォブリング(蛇行された案内溝)が施されてお
り、ミニディスク(MD)などでは、この部分にアドレ
ス情報も含まれている。また上記ウォブリングを用いて
上記スピンドルモータの回転制御も行うことができる。
以下、DVD−RAMディスクを例に説明する。
【0005】図15は、DVD−RAMにおいてスピン
ドルモータの制御を行うための回路のブロック図で、1
はディスク、2は光ピックアップ、3はスピンドルモー
タ、4はスピンドルモータの駆動アンプ、5は再生信号
のイコライズおよびウォブル信号抽出を行うアナログ信
号処理回路、6は再生信号をディジタル処理するディジ
タル信号処理回路、7は前記ウォブル信号を逓倍して記
録用のチャンネルクロックを生成するチャンネルクロッ
ク生成回路、8は周波数比較器、9は位相比較器、10
は演算器、11はPWM信号生成回路である。
【0006】次に、動作について説明する。ディスク1
が駆動アンプ4によって起動され、光ピックアップ2に
よって再生信号が読みとられると、アナログ信号処理回
路5にてウォブル信号が抽出される。また、再生信号中
のデータはディジタル信号処理回路6で処理されて出力
される。さらに、前記抽出されたウォブル信号はチャン
ネルクロック生成回路7に入力される。チャンネルクロ
ック生成回路7は、図16に示すように電圧制御発振器
(VCO)12、VCO出力信号の分周器13、分周器
13の出力と入力ウォブル信号との位相比較器14、周
波数比較器15、ローパスフィルタ16からなるフェイ
ズロックドループ(PLL)回路で構成されている。こ
れを図16に示す。
【0007】上記チャンネルクロック生成回路7の動作
は以下のようになる。まず、DVD−RAMでは、チャ
ンネルクロック(データの読みとり/書き込み用クロッ
ク)はウォブル信号の整数倍になるように構成されてい
るので、VCO12から出力されたクロックは、分周器
13にてその分周比の2倍に相当する分周比で分周され
る。次に、この分周器13の出力と入力ウォブル信号と
がそれぞれ位相比較器14および周波数比較器15に入
力される。
【0008】ディスク1の回転数や光ピックアップ2の
読みとり位置によって、入力されるウォブル信号の周波
数が変動するので、周波数比較器14からその変化分が
誤差信号として出力される。同様に、位相比較器15か
ら位相差成分が誤差信号として出力される。これら2つ
の誤差信号は加算され、ローパスフィルタ16において
コンデンサ等を充放電させることにより誤差電圧信号に
変換され、VCO12に与えられる。VCO12は入力
誤差電圧をキャンセルするように発振周波数が変化す
る。このように閉ループが構成され、VCO12のクロ
ック出力は入力ウォブル信号に同期する。
【0009】この入力ウォブル信号に同期したVCO1
2の出力クロックは、分周器13で1/2に分周されて
チャンネルクロックとしてとりだされ、次段の周波数比
較器8に入力されるほか、記録時に記録データを出力す
るためのクロックとしても用いられる。一方、DVD−
RAMでは、ディスク1を線速度一定で回転させた場合
のチャンネルクロック周波数は29.18MHzなの
で、この周波数のクロックがリファレンスクロックとし
て水晶発振器等から周波数比較器8に与えられる。周波
数比較器8では、チャンネルクロック生成回路7から取
り出されたチャンネルクロックと、リファレンスクロッ
クとの周波数が比較され、周波数誤差信号が出力され
る。
【0010】ところで、位相比較器9には周波数比較器
8と同様に水晶発振器等により29.18MHzのリフ
ァレンスクロックが与えられ、これが分周器13におけ
るチャンネルクロックとウォブル信号の分周比の1/2
に相当する分周比で分周され、この分周されたクロック
の周波数はディスク1が線速度一定で回転している場合
のウォブル信号の周波数に等しくなる。そして、この分
周信号とアナログ信号処理回路5から出力されたウォブ
ル信号が位相比較器9で位相比較され、位相誤差信号が
出力される。
【0011】前記周波数誤差信号と位相誤差信号はとも
に演算器10に入力され、それぞれ実数倍されてゲイン
調整された後、加算されて出力される。この演算器10
の誤差信号出力はPWM信号生成回路11に入力され、
PWM(パルスワイドモジュレーション)変換されて駆
動アンプ4に与えられる。駆動アンプ4によってPWM
出力された誤差信号をキャンセルするようにスピンドル
モータ3の回転数が制御されるので、ディスク1は線速
度一定で回転する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにDVD−
RAMでは、ウォブル信号を用いたスピンドルモータ3
の回転制御が可能であり、ディスク1にデータを記録す
るときに有効である。しかし、再生時に再生信号からデ
ータに同期したクロックが従来のデータ用PLL回路等
から得られる場合は、その同期クロックと水晶発振器等
から発生されたリファレンスクロック(29.18MH
z)とを周波数比較あるいは位相比較して誤差信号を
得、それをもとにしてスピンドルモータの回転制御を行
った方がより正確な制御ができ、またウォブル信号が光
ピックアップ2のトラックはずれなどによって入力され
ない場合の対策等が必要になるなどの問題点があった。
【0013】この発明は、上記の問題点を解決するため
になされたもので、ウォブル信号の検出の有無や、再生
時のデータとPLL回路で生成されたクロックとの同期
状態をもとにして、適宜、スピンドルモータ制御のため
の誤差信号生成方法を切り換えて最適な制御を行うこと
ができるディスク回転制御装置を得ることを目的とす
る。また、切換回路を利用してPLL回路に入力される
信号を選択し、一つのPLL回路でそれぞれの入力に同
期した信号を生成し、これを用いて周波数比較あるいは
位相比較してスピンドルモータの回転制御を行うディス
ク回転制御装置を得ることを目的とする。また、記録時
にウォブル信号が欠落したり、プリピットデータ(デー
タ記録のためにディスク上にあらかじめ記録されている
アドレスデータ)が正常に得られないとき、記録を禁止
し、さらに再生信号をメモリ等の記憶手段に記憶する
際、書き込み側(再生信号に同期)と読み出し側(再生
信号によらない基準信号に同期)とが非同期である場
合、書き込みアドレスが読み出しアドレスを追い越し
て、読み出し中のデータが一部消去されるなどの問題を
解決できるディスク回転制御装置を得ることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ィスク回転制御装置は、案内溝を持つディスクの所定回
転毎にパルスを発生するパルスジェネレータと、このパ
ルスジェネレータの出力パルスを入力して前記ディスク
の回転を制御する第一の制御手段と、前記ディスクの案
内溝を検出する手段と、この案内溝検出手段で検出され
た信号に応じて前記ディスクの回転を制御する第二の制
御手段と、前記ディスクから再生された再生信号から同
期信号を検出する同期信号検出手段と、前記再生信号に
同期した信号を生成する信号生成手段と、この信号生成
手段で生成された信号を用いてディスクの回転を制御す
る第三の制御手段と、前記同期信号検出手段で検出され
た同期信号が所定間隔であるか否かを判定する第一の判
定手段と、前記案内溝検出手段で正常に信号検出されて
いるか否かを判定する第二の判定手段と、前記第二の判
定手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が検
出されていないと判定された場合は前記第一の制御手段
を用いて前記ディスクの回転を制御し、前記第二の判定
手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が検出
されていると判定され、かつ前記第一の判定手段で前記
同期信号が所定間隔で検出されていないと判定された場
合は前記第二の制御手段を用いて前記ディスクの回転を
制御し、前記第一の判定手段で前記同期信号が所定間隔
で検出されていると判定された場合は前記第三の制御手
段を用いて前記ディスクの回転を制御するように前記第
一〜第三の制御手段を選択する制御選択手段とを備えた
ものである。
【0015】請求項2の発明に係るディスク回転制御装
置は、上記において再生信号の最大または最小反転間隔
もしくは最大または最小周期を検出する再生信号検出手
段と、この再生信号検出手段の検出結果に応じて前記デ
ィスクの回転を制御する第四の制御手段と、前記再生信
号が再生されているか否かを判定する第三の判定手段
と、前記第一の判定手段で前記同期信号が所定間隔で検
出されていないと判定され、かつ前記第三の判定手段で
前記再生信号が再生されていると判定された場合は前記
第四の制御手段を用いて前記ディスクの回転を制御し、
前記第三の判定手段で前記再生信号が再生されていない
と判定され、かつ前記第二の判定手段において前記案内
溝検出手段から正常に信号が検出されていると判定され
た場合は前記第二の制御手段を用いて前記ディスクの回
転を制御するように前記第一〜第四の制御手段を選択す
る選択手段とを備えたものである。
【0016】請求項3の発明に係るディスク回転制御装
置は、ディスクの所定回転毎にパルスを発生するパルス
ジェネレータと、このパルスジェネレータの出力パルス
を入力して前記ディスクの回転を制御する第一の制御手
段と、前記案内溝から信号を検出する案内溝検出手段
と、この案内溝検出手段で検出された信号に同期した信
号を検出する信号生成手段と、この信号生成手段で生成
された信号を用いてディスクの回転を制御する第二の制
御手段と、前記案内溝検出手段で正常に信号検出されて
いるか否かを判定する判定手段と、この判定手段におい
て前記案内溝検出手段から正常に信号が検出されていな
いと判定された場合は前記第一の制御手段を用いて前記
ディスクの回転を制御し、前記判定手段において前記案
内溝検出手段から正常に信号が検出されていると判定さ
れた場合は前記第二の制御手段を用いて前記ディスクの
回転を制御するように前記第一,第二の制御手段を選択
する選択手段と、前記判定手段において前記案内溝検出
手段から正常に信号が検出されていないと判定された場
合は前記記録データの記録を禁止する第三の制御手段と
を備えたものである。
【0017】請求項4の発明に係るディスク回転制御装
置は、案内溝から信号を検出する案内溝検出手段と、前
記ディスクの再生専用領域を検出する再生専用領域検出
手段と、この再生専用領域検出手段によって検出された
再生専用領域の再生信号から同期信号を検出する同期信
号検出手段と、前記同期信号が所定間隔であるか否かを
判定する判定手段と、前記ディスクから再生された信号
と前記案内溝検出手段で検出された信号を選択する第一
の選択手段と、この第一の選択手段で選択された信号に
同期した信号を生成する第一の信号生成手段と、この第
一の信号生成手段で生成された信号を用いて前記ディス
クの回転を制御する制御手段と、前記同期信号検出手段
で検出された同期信号を基準として前記再生専用領域と
前記記録可能領域であることを示す信号を生成する第二
の信号生成手段と、この第二の信号生成手段で生成され
た信号と前記再生専用領域検出手段で検出された再生専
用領域を示す信号とを選択する第二の選択手段とを備え
たものである。
【0018】請求項5の発明に係るディスク回転制御装
置は、案内溝から信号を検出する案内溝検出手段と、前
記ディスクの再生専用領域を検出する再生専用領域検出
手段と、この再生専用領域検出手段によって検出された
再生専用領域の再生信号から同期信号を検出する同期信
号検出手段と、前記同期信号が所定間隔であるか否かを
判定する判定手段と、前記ディスクから再生された信号
と前記案内溝検出手段で検出された信号を選択する第一
の選択手段と、この第一の選択手段で選択された信号に
同期した信号を生成する第一の信号生成手段と、この第
一の信号生成手段で生成された信号を用いて前記ディス
クの回転を制御する制御手段と、前記同期信号検出手段
で検出された同期信号を基準として前記再生専用領域で
あることを示す判別信号を生成する第二の信号生成手段
と、この第二の信号生成手段で生成された判別信号と前
記再生専用領域検出手段で検出された再生専用領域を示
す信号とを選択する第二の選択手段と、前記同期信号検
出手段で検出された同期信号を基準として前記記録可能
領域であることを示す判別信号を生成する第三の信号生
成手段と、この第三の信号生成手段で生成された前記記
録可能領域であることを示す判別信号を基準にして記録
データを出力し、前記ディスクに記録する記録手段とを
備えたものである。
【0019】請求項6の発明に係るディスク回転制御装
置は、ディスクを再生するために当該ディスクの回転を
制御する場合に、前記ディスクから再生された再生信号
から同期信号を検出する同期信号検出手段と、前記再生
信号に同期した信号を生成する信号生成手段と、基準信
号を所定周波数の信号に分周する分周手段と、この分周
手段で分周された信号の所定間隔毎に前記信号生成手段
で生成された信号の周波数と所定値とを比較し、誤差信
号を出力する周波数比較手段と、この周波数比較手段か
らの誤差信号に応じてディスクの回転を制御する制御手
段と、前記再生信号を記憶する記憶手段と、前記同期信
号検出手段で検出された同期信号を基準にして、再生信
号が前記記憶手段に書き込まれる際のアドレスを与える
書き込み用アドレスカウンタと、前記記憶手段から信号
を読み出す際のアドレスを与える読み出し用アドレスカ
ウンタと、前記書き込み用アドレスカウンタと読み出し
用アドレスカウンタとのカウント値差が所定値から変化
した場合に、前記周波数比較手段で生成された誤差信号
を補正する補正手段とを備えたものである。
【0020】請求項7の発明に係るディスク回転制御装
置は、ディスクを再生するために当該ディスクの回転を
停止する場合に、前記ディスクから再生された再生信号
に同期した信号を生成する信号生成手段と、基準信号を
所定周波数の信号に分周する分周手段と、この分周手段
で分周された信号の所定間隔毎に前記信号生成手段で生
成された信号の周波数を計測し、前記ディスクの回転速
度が所定値以下になったとき検出信号を出力するディス
ク回転数計測手段と、停止動作開始から前記ディスク回
転数計測手段より検出信号が出力されるまでの時間を計
測し、この計測時間からディスクの停止時間を算出して
所定の停止信号を出力するディスク停止手段とを備えた
ものである。
【0021】請求項8の発明に係るディスク回転制御装
置は、案内溝を持つディスクを再生するために当該ディ
スクの回転を停止する場合に、前記ディスクの所定回転
毎にパルスを発生するパルスジェネレータと、前記ディ
スクの案内溝を検出する手段と、この案内溝検出手段で
検出された信号に同期した信号を生成する第一の信号生
成手段と、前記ディスクから再生された再生信号から同
期信号を検出する同期信号検出手段と、前記再生信号に
同期した信号を生成する第二の信号生成手段と、前記同
期信号検出手段で検出された同期信号が所定間隔である
か否かを判定する第一の判定手段と、前記案内溝検出手
段で正常に信号検出されているか否かを判定する第二の
判定手段と、基準信号を所定周波数の信号に分周する分
周手段と、この分周手段で分周された信号の所定間隔毎
に前記第一の信号生成手段で生成された信号の周波数を
計測し、前記ディスクの回転速度が所定値以下になった
とき検出信号を出力する第一のディスク回転数計測手段
と、前記分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記
第二の信号生成手段で生成された信号の周波数を計測
し、前記ディスクの回転速度が所定値以下になったとき
検出信号を出力する第二のディスク回転数計測手段と、
前記分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記パル
スジェネレータの出力パルスを計測し、前記ディスクの
回転速度が所定値以下になったとき検出信号を出力する
第三のディスク回転数計測手段と、停止動作開始から前
記第一のディスク回転数計測手段より検出信号が出力さ
れるまでの時間を計測し、この計測時間からディスクの
停止時間を算出して所定の停止信号を出力する第一のデ
ィスク停止手段と、停止動作開始から前記第二のディス
ク回転数計測手段より検出信号が出力されるまでの時間
を計測し、この計測時間からディスクの停止時間を算出
して所定の停止信号を出力する第二のディスク停止手段
と、停止動作開始から前記第三のディスク回転数計測手
段より検出信号が出力されるまでの時間を計測し、この
計測時間からディスクの停止時間を算出して所定の停止
信号を出力する第三のディスク停止手段と、前記第二の
判定手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が
検出されていないと判定された場合は前記第三の停止手
段を用いて前記ディスクの回転を停止させ、前記第二の
判定手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が
検出されていると判定され、かつ前記第一の判定手段で
前記同期信号が所定間隔で検出されていないと判定され
た場合は前記第一の停止手段を用いて前記ディスクの回
転を停止させ、前記第一の判定手段で前記同期信号が所
定間隔で検出されていると判定された場合は前記第二の
停止手段を用いて前記ディスクの回転を停止させるよう
に前記第一〜第三の停止手段を選択する選択手段とを備
えたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態1であるデ
ィスク回転制御装置においては、第二の判定手段におい
て案内溝検出手段から正常に信号が検出されていないと
判定されたときは第一の制御手段が選択手段によって選
択されて前記ディスクの回転が制御され、前記第二の判
定手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が検
出されていると判定され、かつ第一の判定手段で同期信
号が所定間隔で検出されていないと判定されたときは第
二の制御手段が選択手段によって選択されて前記ディス
クの回転が制御され、前記第一の判定手段で前記同期信
号が所定間隔で検出されていると判定されたときは第三
の制御手段が前記選択手段によって選択されて前記ディ
スクの回転が制御される。
【0023】また、この発明の実施の形態2であるディ
スク回転制御装置においては、第一の判定手段で同期信
号が所定間隔で検出されていないと判定され、かつ第三
の判定手段で再生信号が再生されていると判定されたと
きは第四の制御手段が選択手段によって選択されて前記
ディスクの回転が制御され、前記第三の判定手段で再生
信号が再生されていないと判定され、かつ第二の判定手
段において案内溝検出手段から正常に信号が検出されて
いると判定されたときは第二の制御手段が上記選択手段
によって選択されて前記ディスクの回転が制御される。
【0024】また、この発明の実施の形態3であるディ
スク回転制御装置においては、判定手段によって案内溝
検出手段から正常に信号が検出されていないと判定され
たときは第一の制御手段が選択手段によって選択されて
ディスクの回転が制御され、前記判定手段において前記
案内溝検出手段から正常に信号が検出されていると判定
されたときは第二の制御手段が前記選択手段によって選
択されて前記ディスクの回転が制御され、さらに前記判
定手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が検
出されていないと判定された場合は第三の制御手段によ
って記録データの記録が禁止される。
【0025】また、この発明の実施の形態4であるディ
スク回転制御装置においては、第二の選択手段によって
判定手段で同期信号が所定間隔で検出されていないと判
定された場合は再生専用領域検出手段で検出された再生
専用領域を示す信号が選択され、また、前記判定手段で
前記同期信号が所定間隔で検出されていると判定された
場合は第二の信号生成手段で生成された信号が選択さ
れ、第一の選択手段によって前記第二の選択手段で選択
された第二の信号生成手段で生成された信号が示す区間
もしくは前記再生専用領域検出手段で検出された再生専
用領域を示す信号が示す区間においては再生信号が選択
され、その他の区間では案内溝検出手段で検出された信
号が選択される。
【0026】この発明の実施の形態5であるディスク回
転制御装置においては、第二の選択手段によって判定手
段で同期信号が所定間隔で検出されていないと判定され
た場合は再生専用領域検出手段で検出された再生専用領
域を示す信号が選択され、また前記判定手段で前記同期
信号が所定間隔で検出されていると判定された場合は第
二の信号生成手段で生成された判別信号が選択され、第
一の選択手段によって前記第二の選択手段で選択された
前記第二の信号生成手段で生成された判別信号が示す区
間もしくは前記再生専用領域検出手段で検出された再生
専用領域を示す信号が示す区間において再生信号が選択
され、その他の区間では案内溝検出手段で検出された信
号が選択される。さらに前記判定手段で前記同期信号が
所定間隔で検出されていないと判定された場合は、記録
手段によって記録動作が禁止される。
【0027】また、この発明の実施の形態6であるディ
スク回転制御装置においては、書き込み用アドレスカウ
ンタと読み出し用アドレスカウンタとのカウント値差が
所定値から変化した場合に、補正手段の補正によって周
波数比較手段の誤差信号が補正され、制御手段の制御動
作が補正される。したがって、ディスクの回転が変化し
て書き込み用アドレスカウンタの更新速度が変化し、比
較手段におけるカウント値差が所定値にもどるように制
御される。
【0028】また、この発明の実施の形態7であるディ
スク回転制御装置においては、ディスクの回転を停止さ
せる場合に、ディスク回転数計測手段によって、分周手
段で分周された信号の所定間隔毎に信号生成手段で生成
された信号の周波数が計測されるとともに前記ディスク
の回転速度が所定値以下になったとき検出信号が出力さ
れ、ディスク停止手段によって、停止動作開始から前記
ディスク回転数計測手段より検出信号が出力されるまで
の時間が計測され、この計測時間からディスクの停止時
間が算出されて所定の停止信号が出力され、ディスクが
停止される。
【0029】また、この発明の実施の形態8であるディ
スク回転制御装置においては、第二の判定手段によって
案内溝検出手段から正常に信号が検出されていないと判
定された場合は、選択手段によって第三の停止手段が用
いられて前記ディスクの回転が停止され、前記第二の判
定手段によって前記案内溝検出手段から正常に信号が検
出されていると判定され、かつ第一の判定手段によって
同期信号が所定間隔で検出されていないと判定された場
合は、前記選択手段によって第一の停止手段が用いられ
て前記ディスクの回転が停止され、前記第一の判定手段
によって前記同期信号が所定間隔で検出されていると判
定された場合は、前記選択手段によって第二の停止手段
が用いられて前記ディスクの回転が停止される。
【0030】以下、この発明をその実施の形態を示す図
面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1であるデ
ィスク回転制御装置を示すブロック図で、50はウォブ
ル信号が記録されたDVD−RAMディスク、51は光
ピックアップ、52は再生信号のイコライズおよびウォ
ブル信号抽出を行うアナログ信号処理回路、53はプリ
ピット領域(あらかじめディスク50上にDVD−RO
Mと同等のデータピットが形成された読み出し専用領
域)のデータおよび同期信号を検出するプリピット領域
検出回路、54はプリピット領域検出回路53で検出さ
れたデータに同期したクロックを生成するPLL回路、
55はデータ領域(ウォブル溝が形成され、データ読み
出し、書き込みが可能なディスク50上の領域)のデー
タおよび同期信号を検出するデータ領域検出回路、56
はデータ領域検出回路55で検出されたデータに同期し
たクロックを生成するPLL回路、57はデータ領域検
出回路54で検出されたデータとPLL回路56で生成
されたクロックとを入力して信号処理を行うディジタル
信号処理回路である。
【0031】また、68はスピンドルモータ、58はス
ピンドルモータ68の1回転につき複数個のパルスが出
力されるパルスジェネレータ、59は周波数比較器、6
0は位相比較器、61は水晶発振器等から入力されたク
ロックを分周する分周器、62は演算器、63はセレク
タ、64はローパスフィルタ、65はPWM信号生成回
路、67はスピンドルモータの駆動アンプである。
【0032】また、69はプリピット領域とデータ領域
の識別信号を生成する識別信号生成回路、70はウォブ
ル信号を逓倍してチャンネルクロックを生成するPLL
回路、71は周波数比較器、72は位相比較器、73は
水晶発振器等から入力されたクロックを分周する分周
器、74は演算器である。
【0033】さらに、75は周波数比較器、76は位相
比較器、77は水晶発振器等から入力されたクロックを
分周する分周器、78は演算器である。
【0034】次に動作について説明する。図2は図1の
ブロック図においてスピンドルモータ68を動作させる
ときのフローチャートであり、以下、これに基づいて説
明する。まず、START81で初期化が行われた後、
CLVON82でCLV起動されるとディスク50が回
転を始め、光ピックアップ51内のフォーカスおよびト
ラックサーボの状態のチェック83がなされる。もし、
起動時もしくはフォーカスあるいはトラックサーボがは
ずれていて再生信号が正常に読み出せない場合は、パル
スジェネレータ68を用いたスピンドル制御となる。D
VD−RAMではゾーン(ディスク50上の同心円状の
小領域)毎におよそのディスク回転数が決められている
ので、ZONE SET84で再生される領域の回転数
に応じた所定の分周比が分周器61に対してセットされ
る。一例として分周比Mは分周器61に入力される水晶
発振器等の周波数f、所定ゾーンのディスク50の回転
数n、パルスジェネレータのディスク50、1回転あた
りに出力されるパルス数をkとすると M=nk/f ・・・(1) で求めることができる。
【0035】次に、FG AFC85で分周器61の出
力信号をリファレンスとして、パルスジェネレータ58
から入力されるパルス数を周波数比較器59で計測す
る。ディスク50が所定の回転数で回転しているならば
1回転あたりの分周器61の出力クロック数と上記パル
ス数は等しくなるが、そうでない場合は誤差が生じる。
周波数比較器59からはこの誤差パルス数が1回転毎あ
るいは所定回転数毎に出力される。
【0036】ところで、LOCK86では周波数比較器
59の状態が常にチェックされ、誤差パルス数が所定値
以下(ディスク50の回転数がゾーン毎に決められた所
定数に近づいた時)になるとFG APC87に進み、
位相比較器60にて分周器61の出力信号とパルスジェ
ネレータから出力されるパルスの出力タイミングの位相
が比較される。もし、出力パルスのタイミングと分周器
61の出力信号が位相同期していなければ、誤差分が計
測されて出力される。
【0037】次に、周波数比較器59の出力と位相比較
器60の出力はともに演算器62に入力され、それぞれ
ゲイン調整のために実数倍されてから加算される。この
加算された誤差分の出力はセレクタ63に入力され、S
TOP100でディスク50の停止状態とならない限
り、フォーカスおよびトラックサーボの状態のチェック
83の結果、フォーカスあるいはトラックサーボがはず
れているときは演算器62の周波数および位相誤差分出
力が選択されてPWM信号生成回路65に入力され、誤
差分がPWM変調されて出力される。この出力はローパ
スフィルタ64に入力され、信号の高域成分が除去され
る。
【0038】なお、図1では、ローパスフィルタ64は
アナログ回路を想定して、PWM信号生成回路65でP
WM変調されてから出力されるように構成したが、ロー
パスフィルタ64をディジタルフィルタで構成しても良
く、この場合はPWM信号生成回路65は不要である
(PWM変調で誤差分を時間軸変動に変換する動作はデ
ィジタルフィルタで行われる)。
【0039】次に、ローパスフィルタ64の出力はアン
プ67に入力され、周波数および位相誤差分がキャンセ
ルされるようにスピンドルモータ68が制御される。上
記周波数および位相誤差分が無い状態ではディスク50
はゾーン毎に所定回転数で回転しており、上記動作によ
ってディスク50はCAV(角速度一定)制御がなされ
ている。このため、フォーカスあるいはトラックサーボ
がはずれているときに、再生信号が入力されないために
起こるディスク50の過回転、停止あるいは逆回転が防
止される。
【0040】次に、フォーカスあるいはトラックサーボ
がかかり、再生信号が読み取れる状態になると、光ピッ
クアップ51の出力信号はアナログ信号処理回路52に
入力され、データのイコライジングや二値化の処理が行
われ、プリピット領域検出回路53に入力される。ここ
ではプリピット領域のデータと同期信号が検出され、P
LL回路54では前記同期信号をもとにデータに位相同
期したクロックが生成される。また、前記位相同期した
クロックは前記プリピット領域のデータ読みとりに用い
られ、データは外部に出力されて主にディスク50上の
アドレス情報として使用される。
【0041】また、プリピット領域検出回路53では前
記同期信号は所定のデータ間隔毎にディスク50上に記
録されているので、前記PLL回路54で生成されたク
ロックで上記同期信号の間隔を計測し、ある同期信号が
検出されてから次の同期信号検出までの期間が所定のク
ロック数であるか否かのチェック88もなされる。ここ
で、もし所定クロック数ではないときはプリピット領域
の同期信号が再生されていないか、あるいはPLL回路
54の出力クロックが位相同期していないとして、前記
フォーカスあるいはトラックサーボがはずれているとき
のスピンドル制御(CAV)にもどる。
【0042】次に、アナログ信号処理回路52からプリ
ピット領域検出回路53を通って出力された再生信号が
データ領域検出回路55に入力されると、データ領域の
データと同期信号が検出される。また、PLL回路56
では前記同期信号をもとにデータに位相同期したクロッ
クが生成される。データ領域検出回路55で検出された
データとPLL回路56で生成されたクロックは、ディ
ジタル信号処理回路57に入力され、データ復調や誤り
訂正処理などが行われる。
【0043】さらに、前記処理において、所定のクロッ
ク間隔でプリピット領域の同期信号が検出されている場
合は、データ領域検出回路55では前記データ領域の同
期信号も所定のデータ間隔毎にディスク50上に記録さ
れているので、PLL回路56で生成されたクロックで
前記同期信号の間隔を計測し、ある同期信号が検出され
てから次の同期信号検出までの期間が所定のクロック数
であるか否かのチェック89がなされる。ここで、もし
所定クロック数ではないときは、データ領域にデータが
記録されていないか、あるいはPLL回路56の出力ク
ロックが位相同期していないとして、前記従来例と同等
のウォブル信号によるスピンドルモータ68の制御が行
われ、WOBBLE AFC97に進む。
【0044】まず、アナログ信号処理回路52にてウォ
ブル信号が抽出されると、この抽出されたウォブル信号
はPLL回路70に入力される。次に、従来例で説明し
たようにPLL回路70からはウォブル信号に位相同期
したクロックが次の周波数比較器71に入力されるほ
か、記録時に記録データを出力するためのクロックとし
ても用いられる。一方、DVD−RAMではディスク5
0を線速度一定で回転させた場合のデータ読みとりクロ
ック周波数は29.18MHzなので、この周波数のク
ロックがリファレンスクロックとして水晶発振器等から
周波数比較器71に与えられる。周波数比較器71では
PLL回路70から出力された前記クロックと前記リフ
ァレンスクロックとの周波数が比較され、周波数誤差信
号が出力される。
【0045】ところで、LOCK98では周波数比較器
71の状態が常にチェックされ、前記誤差信号が所定値
以下(PLL回路70の出力クロック周波数が上記リフ
ァレンスクロック周波数に近づいたとき)になるとWO
BBLE APC99に進む。一方、分周器73には上
記周波数比較器71と同様に水晶発振器等から29.1
8MHzのリファレンスクロックが与えられ、これがP
LL回路70から出力されたクロックとウォブル信号の
分周比に相当する分周比で、分周される(分周されたク
ロックの周波数はディスク50が線速度一定で回転して
いる場合のウォブル信号の周波数に等しくなる)。そし
て、位相比較器72にて分周器73の出力信号と、アナ
ログ信号処理回路52にて抽出されたウォブル信号の出
力タイミングの位相が比較される。もし、上記ウォブル
信号のタイミングと分周器73の出力信号が位相同期し
ていなければ誤差分が計測されて、位相誤差信号として
出力される。
【0046】前記周波数誤差信号と位相誤差信号はとも
に演算器74に入力され、それぞれ実数倍されてゲイン
調整された後、加算されて出力される。この演算器74
の出力はセレクタ63に入力される。ここで、STOP
100でディスク50の停止状態とならない限り、フォ
ーカスあるいはトラックサーボがかかり、プリピット領
域のデータは正常に読みとれるが、データ領域にデータ
が記録されていないときには前記演算器74の周波数お
よび位相誤差分出力がセレクタ63で選択されてPWM
信号生成回路65に入力され、誤差分がPWM変調され
て出力される。この出力はローパスフィルタ64に入力
され、信号の高域成分が除去される。ただし、前記のよ
うに、ローパスフィルタ64をディジタルフィルタで構
成したときは、PWM変調で誤差分を時間軸変動に変換
する動作はディジタルフィルタで行われるのでPWM信
号生成回路65は不要である。
【0047】次に、ローパスフィルタ64の出力は駆動
アンプ67に入力され、周波数および位相誤差分がキャ
ンセルされるようにスピンドルモータ68が制御され
る。周波数および位相誤差分が無い状態では、再生され
たウォブル信号がリファレンスクロックに位相同期して
いるので、ディスク50には線速度一定(CLV)制御
がなされている。このため、データ領域上でデータが記
録されている部分が再生され始めたとき、PLL回路5
6などが位相同期しやすい状態に保持されている。
【0048】なお、ディスク50においてプリピット領
域にはウォブル信号が記録されておらず、この領域を再
生中でウォブル信号が得られ無い場合は、アナログ信号
処理回路52から識別信号生成回路69に再生信号が入
力され、プリピット領域とデータ領域を識別する信号が
出力される。このとき、周波数比較器71と位相比較器
72は、識別信号に応じて比較動作を変更、中断もしく
は停止する。例えば、プリピット領域のときは、プリピ
ット領域識別信号が出力される直前の誤差信号をホール
ドして出力し、データ領域識別信号が出力されると比較
動作を再開して誤差信号を出力するように構成されてお
り、ウォブル信号が得られ無い場合の誤動作が防止され
ている。
【0049】また、プリピット領域においては、周波数
比較器71にPLL回路54の出力クロックをPLL回
路70の出力クロックの代わりに入力し、また位相比較
器72に対してはPLL回路54の出力クロックを分周
器73と同じ分周比分で分周し、ウォブル信号の代わり
に入力して比較動作を続行させても良い。また、プリピ
ット領域においては、周波数比較器71のみPLL回路
54の出力クロックを用いた比較動作を行い、位相比較
器72は前記のように誤差信号出力をホールドしても良
い。この場合は前記双方の領域境界でおこる位相誤差出
力の急激な変化による影響(ウォブル信号位相と上記P
LL回路54の分周クロックが位相同期しないとき)が
軽減される。
【0050】次に、PLL回路56で生成されたクロッ
クでデータ領域検出回路55で検出された同期信号の間
隔を計測し、ある同期信号が検出されてから次の同期信
号検出までの期間が所定のクロック数であるか否かのチ
ェック89がなされ、所定クロック数であるときはその
クロックはデータ領域のデータに位相同期しており、こ
のクロックを基にしたスピンドルモータ68の制御が行
われる。
【0051】この場合はAFC90に進み、PLL回路
56で生成されたデータ領域のデータに位相同期したク
ロックが周波数比較器75に入力される。一方、DVD
−RAMでは、ディスク50を線速度一定で回転させた
場合のデータ読みとりクロックの周波数は29.18M
Hzなので、この周波数のクロックがリファレンスクロ
ックとして水晶発振器等から周波数比較器75に与えら
れる。周波数比較器75ではPLL回路56から出力さ
れたクロックとリファレンスクロックとの周波数が比較
され、周波数誤差信号が出力される。
【0052】ところで、LOCK91では周波数比較器
75の状態が常にチェックされ、前記誤差信号が所定値
以下(PLL回路56の出力クロック周波数が上記リフ
ァレンスクロック周波数に近づいたとき)になるとAP
C92に進む。一方、分周器77には周波数比較器75
と同様に、水晶発振器等から29.18MHzのリファ
レンスクロックが与えられる。ここでデータ領域検出回
路55で検出された同期信号の周期をp、PLL回路5
6の出力クロック信号の周期をqとすると、分周比Rは R=q/p ・・・(2) で求めることができ、リファレンスクロックは分周器7
7でこの分周比Rに相当する分周比で、分周される(分
周されたクロックの周期はディスク50が線速度一定で
回転している場合の上記同期信号の周期に等しくな
る)。そして、位相比較器76にて分周器77の出力信
号とデータ領域検出回路55で検出された同期信号の出
力タイミングの位相が比較される。もし、前記同期信号
のタイミングと分周器77の出力信号が位相同期してい
なければ誤差分が計測されて位相誤差信号として出力さ
れる。
【0053】前記周波数誤差信号と位相誤差信号は、と
もに演算器78に入力され、それぞれ実数倍されてゲイ
ン調整された後、加算されて出力される。この演算器7
8の出力はセレクタ63に入力される。ここで、STO
P100でディスク50の停止状態とならない限り、フ
ォーカスあるいはトラックサーボがかかり、プリピット
領域のデータは正常に読みとれ、かつデータ領域にデー
タが記録されており、PLL回路56のクロックがデー
タ領域のデータに位相同期しているとき(通常のデータ
再生状態)には、演算器78の周波数および位相誤差分
出力がセレクタ63で選択されてPWM信号生成回路6
5に入力され、誤差分がPWM変調されて出力される。
この出力はローパスフィルタ64に入力され、信号の高
域成分が除去される。
【0054】ただし、前記のように、ローパスフィルタ
64をディジタルフィルタで構成したときはPWM変調
で誤差分を時間軸変動に変換する動作はディジタルフィ
ルタで行われるので、PWM信号生成回路65は不要で
ある。次に、前記ローパスフィルタ64の出力はアンプ
67に入力され、周波数および位相誤差分がキャンセル
されるようにスピンドルモータ68が制御される。この
制御方法は通常のデータ再生時に選択される方法であ
る。
【0055】また、プリピット領域とデータ領域それぞ
れで再生データに位相同期したクロックを用いてスピン
ドルモータ68の制御をする場合は、識別信号生成回路
69の識別信号出力に基づいて周波数比較器75に入力
されるクロックは、PLL回路54の出力とPLL回路
56の出力とで切り換えられように構成される。また、
位相比較器76に入力される同期信号は、プリピット領
域検出回路53の出力とデータ領域検出回路55の出力
とで切り換えられように構成される。
【0056】以上の処理において、STOP100でデ
ィスク50が停止状態となるときはBRAKE101に
進み、セレクタ66からブレーキ信号がローパスフィル
タ64を介してアンプ67に与えられる。そして、ディ
スク50が停止するとCLVOFF102でブレーキ信
号解除となり、END103となる。
【0057】本発明の実施の形態1は以上のように動作
するので、ディスク50は通常再生ではデータ領域のデ
ータに位相同期したクロックでCLV制御され、前記ク
ロックが位相同期しないと前記データの反転間隔によっ
て制御される。また、データ領域のデータが欠落または
未記録部分ではウォブル信号によって制御され、フォー
カスあるいはトラックサーボがはずれているとパルスジ
ェネレータ58を用いたCAV制御となるので、ディス
ク50の再生状態に応じた適切なスピンドルモータ制御
を行うことができる。
【0058】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2であるディスク回転制御装置を示すブロック図で、
図1と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
おり、66はセレクタ、79はデータ領域検出回路で検
出されたデータの最大または最小反転間隔を検出する反
転間隔検出回路、80は比較器である。以下、図4のフ
ローチャートを参照して実施の形態1と異なる部分の動
作を説明する。図4に示すように、再生信号有無のチェ
ック93でデータ領域にデータが記録されており、再生
信号が有る場合はMIN/MAX94に進む。この場合
はPLL回路56の出力クロックがまだデータ領域のデ
ータに位相同期していないので、データ領域のデータの
反転間隔を用いてスピンドルモータ68の制御を行う。
ここでは設定により、MIN/MAX94の所で最大反
転間隔を用いる場合はMAX95に進み、最小反転間隔
を用いる場合はMIN96に進む。まず、最大反転間隔
を用いる場合は、反転間隔検出回路79にデータ領域検
出回路55からデータ領域の再生信号が入力されると、
所定期間における信号の最大反転間隔が検出される。
【0059】ここで、最大反転間隔が発生するのは同期
信号が再生された場合であるため、前記所定の検出期間
内には、必ず同期信号が再生されることが要求される。
また、反転間隔は、信号の立ち上がりエッジから立ち下
がりエッジまでを検出するよりも、同じ立ち上がりエッ
ジから立ち上がりエッジまで、あるいは立ち下がりエッ
ジから立ち下がりエッジまでを検出した方が、アナログ
信号処理回路52におけるデータスライス(二値化)レ
ベル変動による影響を減らすことができる。これは特公
平4−71269号公報に示されている。
【0060】次に、反転間隔検出回路79で検出された
反転間隔の最大値は比較器80に入力され、水晶発振器
等で入力された基準クロックを用いて、ディスク50が
線速度一定で回転しているときの反転間隔の最大値と比
較される。このとき、反転間隔検出回路79で検出され
た反転間隔が短いときは比較器80よりスピンドルモー
タ68を減速する信号、長いときは加速する信号がそれ
ぞれ出力され、セレクタ66(再生信号有無のチェック
93でデータ領域にデータが記録されており、再生信号
が有る場合のみ比較器80の出力が選択される)、ロー
パスフィルタ64を介してアンプ67に与えられて、ス
ピンドルモータ68が制御される。この場合、スピンド
ルモータ68には、データ領域のデータに応じて線速度
一定(CLV) の制御がかけられており、前記ウォブル
信号に基づいた制御よりさらに細かく制御されることに
なる。
【0061】また、最小反転間隔を用いる場合は、反転
間隔検出回路79にデータ領域検出回路55からデータ
領域の再生信号が入力されると所定期間における信号の
最小反転間隔が検出され、比較器80ではディスク50
が線速度一定で回転しているときの反転間隔の最小値と
比較される。
【0062】前記制御において、プリピット領域とデー
タ領域のそれぞれにおいてデータの反転間隔を検出して
スピンドルモータ68の制御をする場合は、識別信号生
成回路69の識別信号出力に基づいて反転間隔検出回路
79に入力される信号を、プリピット領域検出回路53
出力とデータ領域検出回路55出力とで切り換えられよ
うに構成される。また、プリピット領域あるいはデータ
領域いずれか一方で反転間隔の検出を行う場合は、識別
信号生成回路69の識別信号出力に基づいて検出しない
側では、比較器80よりスピンドルモータ68を制御す
る信号が出力されないか、またはセレクタ66で比較器
80側が選択されないように構成される。
【0063】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3であるディスク回転制御装置を示すブロック図であ
る。図において、104はウォブル信号が記録されたD
VD−RAMディスク、105は光磁気ヘッド、106
は再生信号のイコライズおよびウォブル信号抽出を行う
アナログ信号処理回路、107はプリピット領域(あら
かじめディスク104上にDVD−ROMと同等のデー
タピットが形成された読み出し専用領域)のデータおよ
び同期信号を検出する回路、108はプリピット領域検
出回路107で検出されたデータに同期したクロックを
生成するPLL回路である。また、119はスピンドル
モータ、120はスピンドルモータ119の1回転につ
き複数個のパルスが出力されるパルスジェネレータ、1
21は周波数比較器、122は位相比較器、123は水
晶発振器等により入力されたクロックを分周する分周
器、124は演算器、115はセレクタ、117はロー
パスフィルタ、116はPWM信号生成回路、118は
スピンドルモータを駆動する駆動アンプである。また、
110は上記プリピット領域と上記データ領域の識別信
号を生成する識別信号生成回路、109は上記ウォブル
信号を逓倍してチャンネルクロックを生成するPLL回
路、111は周波数比較器、112は位相比較器、11
3は水晶発振器等により入力されたクロックを分周する
分周器、114は演算器である。
【0064】次に動作について説明する。図6は図5の
ブロック図においてスピンドルモータ119を動作させ
る時のフローチャートであり、以下、図6を参照して説
明する。まず、START125で初期化が行われた
後、CLVON126でCLV起動されるとディスク1
04が回転を始め、光磁気ヘッド105内のフォーカス
およびトラックサーボの状態のチェック127がなされ
る。もし、起動時もしくはフォーカスあるいはトラック
サーボがはずれており、再生信号が正常に読み出せない
場合はパルスジェネレータ120を用いたスピンドル制
御となる。DVD−RAMでは、ゾーン(ディスク10
4上の同心円状の小領域)ごとにおよそのディスク回転
数が決められているので、ZONE SET128で再
生される領域の回転数に応じた所定の分周比が分周器1
23に対してセットされる。分周比Mは前記式(1)で
求められる。
【0065】次に、FG AFC129で分周器123
の出力信号を、リファレンスとしてパルスジェネレータ
120から入力されるパルス数を周波数比較器121で
計測する。ディスク104が所定の回転数で回転してい
ると、1回転あたりの分周器123の出力クロック数と
前記パルス数は等しくなるが、そうでない場合は誤差が
生じる。周波数比較器121からは前記誤差パルス数が
1回転ごと、あるいは所定回転数ごとに出力される。
【0066】ところで、LOCK130では周波数比較
器121の状態が常にチェックされ、前記誤差パルス数
が所定値以下(ディスク104の回転数がゾーンごとに
決められた所定数に近づいたとき)になるとFG AP
C131に進み、位相比較器122にて分周器123の
出力信号とパルスジェネレータ120から出力されるパ
ルスの出力タイミングの位相が比較される。もし、出力
パルスのタイミングと分周器123の出力信号が位相同
期していなければ、誤差分が計測されて出力される。
【0067】次に、周波数比較器121の出力と位相比
較器122の出力はともに演算器124に入力され、そ
れぞれゲイン調整のために実数倍されてから加算され
る。この加算された誤差分の出力はセレクタ115に入
力され、STOP136でディスク104の停止状態と
ならない限り、フォーカスおよびトラックサーボの状態
のチェック127の結果、フォーカスあるいはトラック
サーボがはずれているときは演算器124の周波数およ
び位相誤差分出力が選択されてPWM信号生成回路11
6に入力され、誤差分がPWM変調されて出力される。
この出力はローパスフィルタ117に入力され、信号の
高域成分が除去される。
【0068】ただし、図5ではローパスフィルタ117
はアナログ回路を想定して、PWM信号生成回路116
でPWM変調されてから出力されるように構成されてい
るが、ローパスフィルタ117をディジタルフィルタで
構成しても良く、この場合はPWM変調で誤差分を時間
軸変動に変換する動作はディジタルフィルタで行われる
ので、PWM信号生成回路116は不要である。
【0069】次に、ローパスフィルタ117の出力はア
ンプ118に入力され、周波数および位相誤差分がキャ
ンセルされるようにスピンドルモータ119が制御され
る。周波数および位相誤差分が無い状態のときは、ディ
スク104はゾーンごとに所定回転数で回転しており、
前記制御動作によってディスク104はCAV(角速度
一定)制御がなされている。このため、フォーカスある
いはトラックサーボがはずれているときに、再生信号が
入力されないために起こるディスク104の過回転、停
止あるいは逆回転が防止される。
【0070】次に、フォーカスあるいはトラックサーボ
がかかり、再生信号が読み取れる状態になると、光磁気
ヘッド105の出力信号はアナログ信号処理回路106
に入力され、データのイコライジングや二値化の処理が
行われ、プリピット領域検出回路107に入力される。
ここではプリピット領域のデータと同期信号が検出さ
れ、PLL回路108で前記同期信号をもとにデータに
位相同期したクロックが生成される。また、前記位相同
期したクロックは前記プリピット領域のデータ読みとり
に用いられ、データは外部に出力されて主にディスク1
04上のアドレス情報として使用される。
【0071】また、プリピット領域検出回路107で
は、同期信号は所定のデータ間隔ごとにディスク104
上に記録されているので、PLL回路108で生成され
たクロックで同期信号の間隔を計測し、ある同期信号が
検出されてから次の同期信号検出までの期間が所定のク
ロック数であるか否かのチェック132もなされる。こ
こで、もし所定クロック数ではないときは、プリピット
領域の同期信号が再生されていないか、あるいはPLL
回路108の出力クロックが位相同期していないとし
て、前記フォーカスあるいはトラックサーボがはずれて
いるときのスピンドル制御(CAV)にもどる。
【0072】また、データ領域にデータが記録されてい
ないために、再生信号が無い場合は、前記従来例と同等
のウォブル信号によるスピンドルモータ119の制御が
行われ、WOBBLE AFC133に進む。まず、ア
ナログ信号処理回路106にてウォブル信号が抽出され
ると、この抽出されたウォブル信号はPLL回路109
に入力される。次に、従来例で説明したように、PLL
回路109からはウォブル信号に位相同期したクロック
が次の周波数比較器111に入力されるほか、記録時に
記録データを出力するためのクロックとしても用いられ
る。一方、DVD−RAMでは、ディスク104を線速
度一定で回転させた場合のデータ読みとりクロック周波
数は29.18MHzなので、この周波数のクロックが
リファレンスクロックとして水晶発振器等から周波数比
較器111に与えられる。周波数比較器111ではPL
L回路109から出力された上記クロックと、上記リフ
ァレンスクロックとの周波数が比較され、周波数誤差信
号が出力される。
【0073】ところで、LOCK134では周波数比較
器111の状態が常にチェックされ、誤差信号が所定値
以下(PLL回路109の出力クロック周波数が上記リ
ファレンスクロック周波数に近づいたとき)になると、
WOBBLE APC135に進む。一方、分周器11
3には周波数比較器111と同様に水晶発振器等から2
9.18MHzのリファレンスクロックが与えられ、こ
れがPLL回路109から出力されたクロックとウォブ
ル信号の分周比に相当する分周比で分周され、(分周さ
れたクロックの周波数はディスク104が線速度一定で
回転している場合のウォブル信号の周波数に等しくな
る)位相比較器112にて分周器113の出力信号とア
ナログ信号処理回路106にて抽出されたウォブル信号
の出力タイミングの位相が比較される。もし、ウォブル
信号のタイミングと分周器113の出力信号が位相同期
していなければ誤差分が計測され、位相誤差信号として
出力される。なお、PLL回路109の出力クロックは
ウォブル信号に位相同期しているので、位相比較器11
2にはウォブル信号の代わりにPLL回路109から出
力されたクロックを分周してウォブル信号相当のクロッ
クとして入力し、これと分周器113の出力信号とを位
相比較しても良い。
【0074】前記周波数誤差信号と位相誤差信号はとも
に演算器114に入力され、それぞれ実数倍されてゲイ
ン調整された後、加算されて出力される。この演算器1
14の出力はセレクタ115に入力される。ここで、S
TOP136でディスク104の停止状態とならない限
り、フォーカスあるいはトラックサーボがかかり、プリ
ピット領域のデータは正常に読みとれるが、データ領域
にデータが記録されていないときには演算器114の周
波数および位相誤差分出力がセレクタ115で選択され
てPWM信号生成回路116に入力され、誤差分がPW
M変調されて出力される。この出力はローパスフィルタ
117に入力され、信号の高域成分が除去される。
【0075】ただし、前記のようにローパスフィルタ1
17をディジタルフィルタで構成したときは、PWM変
調で誤差分を時間軸変動に変換する動作はディジタルフ
ィルタで行われるのでPWM信号生成回路116は不要
である。次に、ローパスフィルタ117の出力は駆動ア
ンプ118に入力され、周波数および位相誤差分がキャ
ンセルされるようにスピンドルモータ119が制御され
る。周波数および位相誤差分が無い状態では、再生され
たウォブル信号がリファレンスクロックに位相同期して
いるので、ディスク104には線速度一定(CLV)制
御がなされている。
【0076】なお、ディスク104において、プリピッ
ト領域にウォブル信号が記録されておらず、この領域を
再生中でウォブル信号が得られ無い場合は、識別信号生
成回路110によってアナログ信号処理回路106から
再生信号が入力され、プリピット領域とデータ領域を識
別する信号が出力される。このとき、周波数比較器11
1と位相比較器112は、識別信号に応じて比較動作を
変更、中断もしくは停止する。例えば、プリピット領域
のときはプリピット領域識別信号が出力される直前の誤
差信号をホールドして出力し、データ領域識別信号が出
力されると比較動作を再開して誤差信号を出力するよう
に構成されており、ウォブル信号が得られ無い場合の誤
動作が防止されている。
【0077】また、プリピット領域においては、周波数
比較器111にPLL回路108の出力クロックをPL
L回路109の出力クロックの代わりに入力し、また位
相比較器112に対してはPLL回路108の出力クロ
ックを分周器113と同じ分周比分で分周して、ウォブ
ル信号の代わりに入力して比較動作を続行させても良
い。また、プリピット領域においては、周波数比較器1
11のみPLL回路108の出力クロックを用いた比較
動作を行い、位相比較器112は前記のように誤差信号
出力をホールドしても良い。この場合は双方の領域境界
でおこる位相誤差出力の急激な変化による影響(ウォブ
ル信号位相と上記PLL回路108の分周クロックが位
相同期しないとき)が軽減される。
【0078】前記ウォブル信号によるスピンドルモータ
制御がなされている状態で、プリピット領域検出回路1
07からプリピット領域に記録されているアドレス情報
が読み出され、データ記録したい所定のアドレスである
ことが判明すると記録信号生成回路136で信号処理さ
れた記録信号は、データ領域のところでPLL回路10
9の出力クロックに同期して読み出される。この読み出
された記録信号は137のアナログ処理回路を通って、
光磁気ヘッド105を介しディスク104に記録され
る。
【0079】なお、前記制御において、フォーカスある
いはトラックサーボがはずれているとき、スピンドル制
御がCAVの状態ではウォブル信号が読みとれないた
め、記録動作は禁止される。以上の制御において、ST
OP136でディスク104が停止状態となるときはB
RAKE137に進み、ブレーキ信号がローパスフィル
タ117を介して、アンプ118に与えられる。そし
て、ディスク104が停止するとCLV OFF138
でブレーキ信号解除となり、END139となる。
【0080】本発明の実施の形態3は以上のように動作
するので、ディスク104は通常記録ではウォブル信号
に位相同期したクロックでCLV制御され、クロックが
位相同期しないか、またはフォーカスあるいはトラック
サーボがはずれているとパルスジェネレータ120を用
いたCAV制御となるので、ディスク104の状態に応
じた適切なスピンドルモータ制御を行うことができる。
また、ウォブル信号が読めず、CLV制御されないとき
は記録が禁止されるので、誤った位置にデータが記録さ
れてもとのデータが消去されるのを防止することがで
き、しかもCAV制御によってディスク104が過回
転、停止または逆回転するのが防止できるとともに、パ
ルスジェネレータ120によってウォブル信号が読める
ようになったときPLL回路109が位相同期し易いよ
うにCAV制御される。
【0081】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4であるディスク回転制御装置を示すブロック図で、
図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
いる。図において、140,141はセレクタ、142
はPLL回路、143はプリピット領域およびデータ領
域を判別し、識別信号を出力する識別信号生成回路であ
る。次に、動作を説明する。フォーカスあるいはトラッ
クサーボがかかり、再生信号が読み取れる状態になる
と、光ピックアップ51の出力信号はアナログ信号処理
回路52に入力され、データのイコライジングや二値化
の処理が行われ、プリピット領域検出回路53に入力さ
れ、ここでプリピット領域のデータと同期信号が検出さ
れる。一方、アナログ信号処理回路52からセレクタ1
40にプリピット領域が再生されていることを示す信号
が入力されると、この信号が選択されて識別信号生成回
路143に出力される。この識別信号生成回路143の
出力はセレクタ141に入力され、セレクタ141で
は、プリピット領域のときアナログ信号処理回路52か
らの再生信号がPLL回路142に入力される方に接続
され、また、プリピット領域以外ではウォブル信号が選
択される。
【0082】次に、PLL回路142ではプリピット領
域では再生信号に位相同期したクロックが生成され、そ
れ以外ではウォブル信号に位相同期したクロックが生成
される。また、プリピット領域検出回路53では、PL
L回路142で生成されたクロックでプリピット領域の
データの同期信号の間隔が計測され、ある同期信号が検
出されてから次の同期信号検出までの期間が所定のクロ
ック数であるか否かのチェックがなされる。ここで、も
し所定クロック数でないときは、プリピット領域の同期
信号が再生されていないか、あるいはPLL回路142
の出力クロックが位相同期していないとして、検出信号
が出力される。
【0083】また、所定クロック数のときは、位相同期
しているとして検出結果がセレクタ140に入力され
る。そしてこの位相同期の場合は、プリピット領域検出
回路53から、PLL回路142の出力クロックでプリ
ピット領域の同期信号をもとにして生成されたプリピッ
ト領域とデータ領域を示す判別信号が、セレクタ140
で選択されて識別信号生成回路143に入力される。し
たがってPLL回路142には、プリピット領域とデー
タ領域を示す判別信号が入力される。このため、PLL
回路142では、位相同期しているとの検出結果がプリ
ピット領域検出回路53から出力されて以後、判別信号
によってプリピット領域とデータ領域では再生信号が入
力され、それぞれプリピット領域とデータ領域のデータ
に位相同期したクロックが生成されて出力され、プリピ
ット領域検出回路53とデータ領域検出回路55に入力
され、データが読み出されるようになる。
【0084】また、識別信号生成回路143からプリピ
ット領域とデータ領域を示す判別信号が出力されない期
間では、セレクタ141ではウォブル信号が選択される
ので、PLL回路142ではウォブル信号に位相同期し
たクロックが生成される。以下、周波数比較器71に
は、識別信号生成回路143の出力とPLL回路142
の出力が入力され、位相比較器72には識別信号生成回
路143の出力とウォブル信号が入力され、周波数比較
器75にはPLL回路142の出力が入力される。そし
て前記実施の形態1で説明したように、プリピット領域
検出回路53とデータ領域検出回路55の双方でPLL
回路142の出力クロックの位相同期が検出されるとき
は演算器78の出力がセレクタ63で選択される。そし
てデータ領域ではデータ領域のデータに位相同期したク
ロック、プリピット領域ではプリピット領域のデータに
位相同期したクロックでスピンドルモータ68がCLV
制御される。
【0085】また、プリピット領域検出回路53のみ位
相同期が検出されるときは比較器80の出力がセレクタ
66で選択されて、データ領域ではデータの反転間隔に
応じてCLV制御される。さらに、識別信号生成回路1
43からプリピット領域とデータ領域を示す判別信号が
出力されない期間では、演算器74の出力がセレクタ6
3で選択されるのでウォブル信号に位相同期したクロッ
クでCLV制御される。また、プリピット領域検出回路
53で位相同期が検出されないときは、パルスジェネレ
ータ58を基準としたCAV制御がなされる。
【0086】本発明の実施の形態4は以上のように動作
するので、プリピット領域とデータ領域、その他の領域
の再生信号に対して一つのPLL回路で位相同期クロッ
クを生成でき、各領域におけるPLL回路142の状態
に応じて適切なスピンドルモータ68の制御ができる。
【0087】実施の形態5.図8はこの発明の実施の形
態4であるディスク回転制御装置を示すブロック図で、
図5と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
いる。図において、144,145はセレクタ、146
はPLL回路、147はプリピット領域およびデータ領
域を判別し、識別信号を出力する識別信号生成回路であ
る。次に、動作を説明する。フォーカスあるいはトラッ
クサーボがかかり、再生信号が読み取れる状態になる
と、光磁気ヘッド105の出力信号はアナログ信号処理
回路106に入力され、データのイコライジングや二値
化の処理が行われ、プリピット領域検出回路107に入
力される。ここでプリピット領域のデータと同期信号が
検出される。一方、アナログ信号処理回路106からセ
レクタ144にプリピット領域が再生されていることを
示す信号が入力されると、この信号が選択されて識別信
号生成回路147に出力される。この識別信号生成回路
147の出力はセレクタ145に入力され、セレクタ1
45では、プリピット領域のときアナログ信号処理回路
106からの再生信号がPLL回路146に入力される
方に接続され、また、プリピット領域以外ではウォブル
信号が選択される。
【0088】次に、PLL回路146ではプリピット領
域では再生信号に位相同期したクロックが生成され、そ
れ以外ではウォブル信号に位相同期したクロックが生成
される。また、プリピット領域検出回路107では、P
LL回路146で生成されたクロックでプリピット領域
のデータの同期信号の間隔が計測され、ある同期信号が
検出されてから次の同期信号検出までの期間が所定のク
ロック数であるか否かのチェックがなされる。ここで、
もし所定クロック数でないときは、プリピット領域の同
期信号が再生されていないか、あるいはPLL回路14
6の出力クロックが位相同期していないとして、検出信
号が出力される。
【0089】また、所定クロック数のときは、位相同期
しているとして検出結果がセレクタ144に入力され
る。そしてこの位相同期の場合は、プリピット領域検出
回路107からPLL回路146の出力クロックでプリ
ピット領域の同期信号をもとにして生成されたプリピッ
ト領域を示す判別信号が、セレクタ144で選択されて
識別信号生成回路147に入力される。したがって、P
LL回路146にはアナログ信号処理回路106からの
プリピット領域が再生されていることを示す信号ではな
く、プリピット領域検出回路107からのプリピット領
域の同期信号をもとにして生成されたプリピット領域を
示す判別信号が入力され、再生信号に同期したより正確
な信号が入力されることになる。このため、PLL回路
146では、位相同期しているとの検出結果がプリピッ
ト領域検出回路107から出力されて以後、判別信号に
よってプリピット領域の再生信号がより正確に入力さ
れ、プリピット領域のデータに位相同期したクロックが
生成されて出力され、プリピット領域検出回路107に
入力されるので、データが全て読み出されるようにな
る。ただし、データ記録動作の場合は、識別信号生成回
路143からプリピット領域を示す判別信号が出力され
ない期間は、セレクタ145ではウォブル信号が選択さ
れるので、PLL回路146ではウォブル信号に位相同
期したクロックが生成される。
【0090】一方、前記判別信号は記録信号処理回路1
36にも入力され、プリピット領域のデータ読み出しに
よって所定のアドレスであることがわかると、この判別
信号からデータ領域を示す信号も生成され、このデータ
領域のとき記録信号処理回路136から記録データが読
み出される。この記録データは、ウォブル信号に位相同
期したクロックで読み出される。ただし、プリピット領
域検出回路107で位相同期していないとして検出信号
が出力されると、記録データの読み出しは行われず、記
録が停止される。
【0091】以下、周波数比較器111には識別信号生
成回路147の出力とPLL回路146の出力が入力さ
れ、位相比較器112には識別信号生成回路146の出
力とウォブル信号が入力される。そして実施の形態2で
説明したように、プリピット領域検出回路107でPL
L回路146出力のクロックの位相同期が検出されると
きは、演算器114の出力がセレクタ63で選択され、
そしてウォブル信号に位相同期したクロックでスピンド
ルモータ119はCLV制御される。また、プリピット
領域検出回路107で位相同期が検出されないときは、
パルスジェネレータ120を基準としたCAV制御がな
される。
【0092】本発明の実施の形態5は以上のように動作
するので、プリピット領域ではプリピットデータに位相
同期したクロック、その他ではウォブル信号に位相同期
したクロック、というように、一つのPLL回路でそれ
ぞれ位相同期クロックを生成でき、各領域におけるPL
L回路146の状態に応じて適切なスピンドルモータ1
20の制御ができる。
【0093】実施の形態6.図9はこの発明の実施の形
態6であるディスク回転制御装置を示すブロック図で、
図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示して
いる。図において、148は復調回路、149はメモリ
インタフェース、150はメモリ、151は誤り訂正回
路、152はメモリ読み出し後のディジタル信号処理回
路、153はメモリ書き込み用アドレスカウンタ、15
4はメモリ読み出し用アドレスカウンタ、155はアド
レスカウンタ153とアドレスカウンタ154のカウン
ト値差を検出する検出回路、156は検出回路156で
カウント差が発生したとき、周波数比較器75の動作を
制御する制御回路である。
【0094】次に、動作について説明する。データ領域
検出回路55からPLL回路56の出力クロックで読み
出されたデータは復調回路148に入力され、復調処理
(DVDでは16→8ビット復調)され、メモリインタ
フェース149を介してメモリ150に書き込まれる。
このときの書き込みアドレスは、アドレスカウンタ15
3からメモリ150に与えられる。このアドレスカウン
タ153はデータの所定単位ごとにデータ領域検出回路
55から出力される同期クロック(あるいは他に、同期
クロックを分周したクロック、PLL回路56の出力ク
ロックの分周クロックで同期クロックに位相同期したも
のであっても良い)で更新される。
【0095】次に、メモリ150に書き込まれたデータ
は、誤り訂正回路151で誤り検出、訂正等の処理がな
されて訂正される。そして、訂正後のデータはメモリ1
50から水晶発振器等で生成されたクロックで読み出さ
れ、後段のディジタル信号処理回路152へ送られて処
理される。このとき、読み出しアドレスはアドレスカウ
ンタ154からメモリに与えられる。このアドレスカウ
ンタ154は、データの所定単位ごとに分周器77から
出力されるリファレンスクロック(あるいは他に、リフ
ァレンスクロックを分周したクロック、水晶発振器等で
生成されたクロックの分周クロックでリファレンスクロ
ックに位相同期したものであっても良い)で更新され
る。
【0096】前記動作において、書き込み用アドレスカ
ウンタ153と読み出し用アドレスカウンタ154のカ
ウント値は、それぞれ検出回路155に入力される。こ
こで、書き込み用アドレスカウンタ153のカウントク
ロックを同期クロック、読み出し用カウンタのカウント
クロックをリファレンスクロックとし、それぞれクロッ
クの両エッジで更新されるとした場合、位相比較器76
で完全に同期クロックとリファレンスクロックが位相同
期している場合は、検出回路155におけるカウント値
差はいつも一定で、メモリ150上で読み出しアドレス
と書き込みアドレスが重なることがないように制御され
る。
【0097】ところが、プリピット領域検出回路53と
データ領域検出回路55双方で、PLL回路54と56
の出力クロックの位相同期が検出され、演算器78の出
力が選択されてスピンドルモータ68がCLV制御され
ているとき、図10に示すような現象が発生するときが
ある。すなわち、ディスク50の再生状態やスピンドル
モータ68の回転変動などによって、アナログ信号処理
回路52における波形等化や二値化の際に誤差が生じる
からである。図10において再生信号160が得られる
ときは二値化されて図10(a)となるが、再生信号1
61の場合は図10(b)となり、2Tの区間が発生し
てしまう。図10(b)の場合はPLL回路56が位相
同期しており、その周期がTのときデータ領域検出回路
55ではデータが2Tとして読みとられ、データ誤りと
なる。
【0098】また、図10(b)においては、データ領
域検出回路55では同期信号から次の同期信号までの間
隔が3T→2Tとなった分短くなったことになる。した
がって、周波数比較器75や位相比較器76には誤差が
生じるが、通常は1T程度の僅かな誤差はローパスフィ
ルタ64によってカットされ、スピンドルモータ68に
は反映されない。また、ローパスフィルタ64を通さな
くても、スピンドルモータ68の制御帯域自体それほど
高くないので無視される。ところが、図10(b)のよ
うな場合が頻繁に発生し、誤差が蓄積されると位相比較
器76では図11に示すようなことが起こる。
【0099】図11において、分周器77のリファレン
スクロック出力を図11(a)とすると、通常誤差の少
ない状態ではデータ領域検出回路55の同期クロック出
力は図11(b)だが、ある程度大きくなると図11
(c)となる。ここで、リファレンスクロックaに対し
て1/2クロックの位相誤差が生じると、信号aの立ち
上がりエッジから見た誤差eと、信号bの立ち下がりエ
ッジから見た誤差fが等しくなる。この状態では信号c
は信号aの立ち上がりと立ち下がりのいずれの方向でも
位相補正がかかる。最悪の場合、図11(d)の状態で
位相同期すると、検出回路155で「一定値+1」カウ
ント分のカウント値差が生じる。
【0100】前記図11(d)の状態で一旦位相同期す
ると、位相比較器76の誤差信号はなくなり、また例え
誤差が発生しても、その誤差をなくす方にスピンドルモ
ータ68が制御されるため、図11(d)の状態が維持
され続ける。このため、検出回路155のカウント値差
は「一定値+1」カウント分のカウント値となる状態が
続く。次に再び、図10(b)のような場合が起こり、
図11(d)に対して図11(a)とはならず、図11
(e)のように位相同期すると検出回路155のカウン
ト値差はさらに拡大され、「一定値+2」カウント分の
カウント値となる。以下、同様にしてカウント値差が拡
大され、メモリ150の許容量をこえると、最悪の場
合、書き込みアドレスカウンタ153と読み出しアドレ
スカウンタ154の値が同一となり、読み出し中のデー
タを書き込みデータで消去することになる。
【0101】そこで、制御回路156は、検出回路15
5で上記一定値よりもカウント値差が拡大したときに周
波数比較器75の比較誤差信号に所定値を加算または減
算する信号を出力させ、PWM信号生成回路65を介し
てアンプ67に印加される電圧を変化させるように動作
する。例えば、読み出しアドレスカウンタ154に対す
る、書き込みアドレスカウンタ153のカウント値差が
減少したとき、周波数比較器75において比較誤差信号
に所定値を加算(分周器77の出力クロック一周期ごと
にPLL回路56の出力クロックを計測し比較誤差信号
を生成している場合、計測されたクロック数値に加算す
る。この場合、加算によってディスク50がより速く回
転したのと同等の状態となる)し、アンプ67に対して
スピンドルモータ68を減速させる制御がなされるよう
に制御する。したがって、ディスク50は減速され、再
生信号から検出された同期クロックでカウントされる書
き込みアドレスカウンタ153のカウント速度が、読み
出しアドレスカウンタ154のカウント速度よりも遅く
なり、検出回路155のカウント値差が増大するように
制御される。
【0102】また、制御回路156は、読み出しアドレ
スカウンタ154に対する、書き込みアドレスカウンタ
153のカウント値差が増大したとき、周波数比較器7
5において比較誤差信号に所定値を減算(分周器77の
出力クロック一周期ごとにPLL回路56の出力クロッ
クを計測し比較誤差信号を生成している場合、計測され
たクロック数値に減算する。この場合、減算によってデ
ィスク50がより遅く回転したのと同等の状態となる)
し、アンプ67に対してスピンドルモータ68を加速さ
せる制御がなされるように制御する。したがって、ディ
スク50は加速され、再生信号から検出された同期クロ
ックでカウントされる書き込みアドレスカウンタ153
のカウント速度が、読み出しアドレスカウンタ154の
カウント速度よりも速くなり、検出回路155のカウン
ト値差が減少するように制御される。
【0103】以上の制御動作は、制御回路156の動作
の一例である。一般には読み出しアドレスカウンタ15
4に対する、書き込みアドレスカウンタ153のカウン
ト値差が変化したことが検出回路155で検出される
と、制御回路156は周波数比較器75の構成によって
適宜比較誤差信号に所定値を加算または減算させてスピ
ンドルモータ68の回転数を変化させ、前記カウント値
差が常に一定値になるように制御する。
【0104】以上の動作によって、書き込みアドレスカ
ウンタ153と読み出しアドレスカウンタ154の値差
が拡大し、書き込みアドレスカウンタ153と読み出し
アドレスカウンタ154の値が同一となり、読み出し中
のデータを書き込みデータで消去されるのが防止され
る。
【0105】実施の形態7.図12はこの発明の実施の
形態7であるディスク回転制御装置を示すブロック図
で、図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
している。図において、162はスピンドルモータ68
の回転数を検出するディスク回転数検出器、163は検
出器162の検出結果に応じてブレーキパルスを発生す
るブレーキパルス発生回路である。
【0106】次に、動作について説明する。図12にお
いて、PLL回路56で生成されたクロックでデータ領
域検出回路55で検出された同期信号の間隔が計測さ
れ、ある同期信号が検出されてから次の同期信号検出ま
での期間が所定のクロック数であるとき、すなわち通常
の再生状態にあるときに、図4に示すBRAKE101
に進んでディスク50の回転を停止させる場合の動作
は、以下のようになる。
【0107】まず、BRAKE101になると分周器7
7で分周されたリファレンスクロックは検出器162に
入力され、またPLL回路56で生成されたクロックも
入力され、そして周波数比較器75と同様にリファレン
スクロックの所定周期ごとにPLL回路56の生成クロ
ック数が計測される。次に、生成クロック数が所定値以
下(線速度一定で回転しているならば一定の値をとる
が、回転速度が低下すると生成クロック数も減る)、例
えば2/3回転以下になったとき、検出信号がブレーキ
パルス発生回路163に出力される。ただし、検出器1
62が検出信号を出力するための所定値には、PLL回
路56が位相同期できる範囲で、通常線速度一定回転時
よりも低い回転数で回転しているときの値が選ばれる。
【0108】一方、ブレーキパルス発生回路163で
は、BRAKE101になってから検出器162から検
出信号が出力されるまでの時間が計測される。そして、
BRAKE101になるとブレーキパルス発生回路16
3はブレーキパルスを出力し、セレクタ66はこのブレ
ーキパルスを選択してローパスフィルタ64、駆動アン
プ67を介してスピンドルモータ68に印加するので、
ディスク50の回転が減速する。そして、ブレーキパル
ス発生回路163は上記計測時間に所定の時間をプラス
した時間の間(計測値よりディスク50がとまると予測
される時間)ブレーキパルスを出力した後、出力を停止
するのでディスク50は逆回転せずに停止する。
【0109】図13に前記ブレーキパルス発生回路16
3の一例を示す。図において、164はセレクタ、16
5はアップダウンカウンタ、166はフリップフロッ
プ、167はオール0検出回路、168はフリップフロ
ップである。次に、動作を説明する。前記時間計測は、
分周器77のリファレンスクロック、または基準信号で
計測する。まず、BRAKE101になるとフリップフ
ロップ168がセットされ、ブレーキパルスが出力され
る。またアップダウンカウンタ165はリセットされ、
フリップフロップ166がセットされるとともに、セレ
クタ164によって、リファレンスクロックまたは基準
信号がアップダウンカウンタ165のアップカウント側
に入力され、前記検出器162から検出信号が入力され
るまでカウントされる。ここで、検出器162は、ディ
スク50が上記のように2/3回転になると検出信号を
出力するものとする。
【0110】次に、検出信号が入力されると、セレクタ
164によって前記リファレンスクロックまたは基準信
号がアップダウンカウンタ165のダウンカウンタ側に
切り換えられる。このとき、ダウンカウントによってボ
ロー出力(カウンタがダウンカウントされ、リセット値
0を越えるとボローがでる)が出力され、次段のフリッ
プフロップ166にクロック入力され、その出力は0
(リセット状態)となる。その後、アップダウンカウン
タ165はダウンカウントされ続け、リセット値0にな
るとオール0検出回路167は先のフリップフロップ1
66が0なのでフリップフロップ168をリセットす
る。したがって、ブレーキパルス出力はこの時点で解除
される。
【0111】結局、前記構成では、フリップフロップ1
66がアップダウンカウンタ165のダウンカウントを
1ビット分、すなわち2倍拡張するように動作するの
で、アップダウンカウンタ165のアップカウント時間
の2倍ダウンカウントされた時点で、オール0検出回路
167からリセット信号が出力されることになる。よっ
て、アップカウント時間がディスク回転2/3になる時
間とすると、オール0検出回路167からリセット信号
が出力された時点でディスク50が停止することにな
り、ここでブレーキパルスが解除され、逆回転が防止さ
れる。
【0112】実施の形態8.図14はこの発明の実施の
形態8であるディスク回転制御装置を示すブロック図
で、図3と同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
している。図において、169はスピンドルモータ68
の回転数を検出するディスク回転数検出器A、170は
ディスク回転数検出器A169の検出結果に応じてブレ
ーキパルスを発生するブレーキパルス発生回路A、17
1はスピンドルモータ68の回転数を検出するディスク
回転数検出器B、172はディスク回転数検出器B17
1の検出結果に応じてブレーキパルスを発生するブレー
キパルス発生回路B、173はスピンドルモータ68の
回転数を検出するディスク回転数検出器C、174はデ
ィスク回転数検出器C173の検出結果に応じてブレー
キパルスを発生するブレーキパルス発生回路C、175
はセレクタである。
【0113】次に、動作について説明する。図14にお
いて、データ領域検出回路55で検出された同期信号の
間隔がPLL回路56で生成されたクロックで計測さ
れ、ある同期信号が検出されてから次の同期信号検出ま
での期間が所定のクロック数であるとき、すなわち通常
の再生状態にあるとき、図4に示すBRAKE101に
進んでディスク50の回転を停止させる場合の動作は、
以下のようになる。
【0114】まず、BRAKE101になると分周器7
7で分周されたリファレンスクロックは検出器A169
に入力され、またPLL回路56で生成されたクロック
も入力され、そして周波数比較器75と同様にリファレ
ンスクロックの所定周期ごとにPLL回路56の生成ク
ロック数が計測される。次に、生成クロック数が所定値
以下(線速度一定で回転しているならば一定の値をとる
が、回転速度が低下すると生成クロック数も減る)、例
えば2/3回転以下になったとき、検出信号がブレーキ
パルス発生回路A170に出力される。ただし、検出器
A169が検出信号を出力するための所定値には、PL
L回路56が位相同期できる範囲で、通常、線速度一定
回転時よりも低い回転数で回転しているときの値が選ば
れる。
【0115】一方、ブレーキパルス発生回路A170で
は、BRAKE101になってから検出器A169から
検出信号が出力されるまでの時間が計測される。そし
て、BRAKE101になるとブレーキパルス発生回路
A170はブレーキパルスを出力し、セレクタ175お
よびセレクタ66ではこれを選択してローパスフィルタ
64、アンプ67を介してスピンドルモータ68に印加
するので、ディスク50の回転は減速する。そして、ブ
レーキパルス発生回路A170は上記計測時間に所定の
時間をプラスした時間の間(計測値よりディスク50が
とまると予測される時間)ブレーキパルスを出力した
後、出力を停止するので、ディスク50は逆回転せずに
停止する。
【0116】次に、前記処理において、同期信号の間隔
がPLL回路56で生成されたクロックで計測され、あ
る同期信号が検出されてから次の同期信号検出までの期
間が所定のクロック数であるか否かのチェック89がな
されたとき、もし所定クロック数ではなく、データ領域
にデータが記録されていないか、あるいはPLL回路5
6の出力クロックが位相同期していない場合の動作は、
以下のようになる。
【0117】ウォブル信号によるスピンドルモータ68
の制御が行われ、図4に示すWOBBLE AFC97
に進む。このときはBRAKE101になると分周器7
3で分周されたリファレンスクロックが検出器B171
に入力され、またPLL回路70で生成されたクロック
が入力されて、周波数比較器71と同様に、前記リファ
レンスクロックの所定周期ごとにPLL回路70の生成
クロック数が計測される。次に、生成クロック数が所定
値以下(線速度一定で回転しているならば一定の値をと
るが、回転速度が低下すると生成クロック数も減る)、
例えば2/3回転以下になったとき、検出信号がブレー
キパルス発生回路B172に出力される。ただし、検出
器B171が検出信号を出力するための所定値には、P
LL回路70が位相同期できる範囲で、通常、線速度一
定回転時よりも低い回転数で回転しているときの値が選
ばれる。
【0118】そして、ブレーキパルス発生回路B172
では、BRAKE101になってから検出器B171か
ら検出信号が出力されるまでの時間が計測される。この
とき、BRAKE101になるとブレーキパルス発生回
路B172はブレーキパルスを出力し、セレクタ175
およびセレクタ66はこれを選択してローパスフィルタ
64、アンプ67を介してスピンドルモータ68に印加
するので、ディスク50の回転は減速する。そして、ブ
レーキパルス発生回路B172は上記計測時間に所定の
時間をプラスした時間の間(計測値よりディスク50が
とまると予測される時間)ブレーキパルスを出力した
後、出力を停止するので、ディスク50は逆回転せずに
停止する。
【0119】次に、フォーカスあるいはトラックサーボ
がはずれており、ウォブル信号が正常に読み出せない場
合、パルスジェネレータ58を用いたスピンドル制御が
行われ、図4に示すFGAFC85またはFGAFC8
7であるときBRAKE101になると、以下のように
動作する。まず、分周器61で分周されたリファレンス
クロックが検出器C173に入力され、またパルスジェ
ネレータ58で生成されたパルスが入力されて、周波数
比較器59と同様にリファレンスクロックの所定周期ご
とにパルスジェネレータ58の生成パルス数が計測され
る。次に、生成パルス数が所定値以下(線速度一定で回
転しているならば一定の値をとるが、回転速度が低下す
ると生成パルス数も減る)、例えば2/3回転以下にな
ったとき、検出信号がブレーキパルス発生回路C174
に出力される。ただし、検出器C173が検出信号を出
力するための所定値には、通常、角速度一定回転時より
も低い回転数で回転しているときの値が選ばれる。
【0120】そして、ブレーキパルス発生回路C174
では、BRAKE101になってから検出器C173か
ら検出信号が出力されるまでの時間が計測される。そし
て、BRAKE101になるとブレーキパルス発生回路
C174はブレーキパルスを出力し、セレクタ175お
よびセレクタ66はこれを選択してローパスフィルタ6
4、アンプ67を介してスピンドルモータ68に印加す
るので、ディスク50の回転は減速する。そして、ブレ
ーキパルス発生回路C174は計測時間に所定の時間を
プラスした時間の間(計測値よりディスク50がとまる
と予測される時間)ブレーキパルスを出力した後、出力
を停止するので、ディスク50は逆回転せずに停止す
る。
【0121】以上の制御動作において、通常の再生状態
にあるとき、検出器A169、検出器B171および検
出器C173はBRAKE101になると全て動作し、
ブレーキパルス発生回路A170、B172およびC1
74からそれぞれブレーキパルスが出力されるように構
成しても良い。このときはセレクタ175でブレーキパ
ルス発生回路A170の出力が選択されるが、例えばブ
レーキ動作中にPLL回路56の位相同期がはずれ、検
出器A169で生成クロック数を計測しても位相はずれ
のためにディスクの回転数を正確に判定できないとき
は、位相はずれの時点でブレーキパルス発生回路B17
2の出力に切り換えられるので、誤動作が防止される。
また同様に、ブレーキ動作中にフォーカス、あるいはト
ラックサーボがはずれた場合は、ブレーキパルス発生回
路C174の出力に切り換えられる。
【0122】前記構成によれば、セレクタ175によっ
て再生状態に応じて適宜ブレーキパルス発生回路A17
0、B172およびC174の出力が切り換えられるの
で、正確にディスクを停止させることができる。
【0123】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。請求項
1の発明においては、ディスクから再生された同期信号
が所定間隔で検出されているときは再生信号に同期した
クロックでディスクの回転が制御され、同期信号が所定
間隔で検出されず、したがって、再生信号に同期したク
ロックが正常に得られないときは案内溝検出手段で検出
された信号でディスクの回転が制御され、また、前記案
内溝検出手段でも信号が正常に検出できないときはパル
スジェネレータによってディスクの回転が制御される。
このため、ディスクの再生信号からディスクの回転に関
する情報が正常に得られない場合でもディスクの回転を
制御することができ、ディスクの過回転、停止、逆回転
等が防止できるほか、常にディスクの再生状態に応じた
ディスクの回転制御ができるという効果を奏する。
【0124】請求項2の発明においては、同期信号が所
定間隔で検出されていないと判定された場合は、再生信
号の最大または最小反転間隔もしくは最大または最小周
期を検出し、この検出結果に応じてディスクの回転が制
御されるので、さらにデータの再生状態が反映された詳
細な制御ができるという効果を奏する。
【0125】請求項3の発明においては、通常記録では
案内溝検出信号に同期した信号を用いて前記ディスクの
記録済、未記録に関係なくディスクの回転が制御され、
正常に案内溝検出信号が検出されていない場合はディス
クの所定回転ごとにパルスを発生するパルスジェネレー
タの出力パルスを入力としてディスクの回転が制御され
るので、ディスクが過回転、停止または逆回転するのが
防止でき、また誤った位置にデータが記録され、もとの
データが消去されるのを防止することができるという効
果を奏する。
【0126】請求項4の発明においては、再生専用領域
と記録可能領域ではディスクの再生信号に同期した信号
に基づいた詳細なディスクの回転を制御し、その他の領
域では案内溝検出手段で検出された信号に同期した信号
に基づいてディスクの回転を制御するので、再生専用領
域と記録可能領域以外で、再生信号が適切に得られない
ためにおこる誤動作を防止することができる。しかも記
録可能領域を特定できない場合は再生専用領域に同期し
た信号を用い、また、その他の領域で案内溝検出手段で
検出された信号に同期した信号を用いてディスクの回転
制御を行うことができるという効果を奏する。
【0127】請求項5の発明においては、再生専用領域
を示す信号が示す区間において再生信号が選択されるの
で、再生専用領域では正確にデータを読みとることがで
き、再生信号に基づいた詳細なディスクの回転制御をす
ることができる。一方、その他の領域では第一の信号生
成手段において案内溝検出手段で検出された信号に同期
した信号に基づいて再生信号が得られない未記録領域な
どでもディスクの回転を制御することができる。また、
生成された正確な記録可能領域に記録データを記録で
き、しかも同期信号が所定間隔で検出されていない場合
は記録手段の記録動作が禁止されるので、誤った位置に
データが記録され、もとのデータが消去されるのを防止
することができるという効果を奏する。
【0128】請求項6の発明においては、書き込み用ア
ドレスカウンタと読み出し用アドレスカウンタとのカウ
ント値差が所定値から変化した場合に、周波数の誤差信
号が補正されてディスクの回転が変化して書き込み用ア
ドレスカウンタの更新速度が変化し、カウント値差が所
定値にもどるように構成したので、書き込みアドレスカ
ウンタが再生信号の同期信号に同期して更新され、読み
出しアドレスカウンタが基準信号に同期して更新される
ような場合、書き込みアドレスカウンタと読み出しアド
レスカウンタのカウント値差が拡大し、書き込みアドレ
スカウンタと読み出しアドレスカウンタの値が同一とな
り、読み出し中のデータを書き込みデータで消去される
のを防止することができ、また、カウント値差が拡大し
ても書き込みアドレスカウンタの値を強制的に変化させ
ることなく、補正手段の補正効果によってカウント値差
を減少させることができるという効果を奏する。
【0129】請求項7の発明においては、分周手段で分
周された信号の所定間隔ごとに前記信号生成手段で生成
された信号の周波数を計測し、ディスクの回転速度が所
定値以下になったとき、停止動作開始からディスクの回
転が停止するまでの時間を算出して制御手段に出力する
ディスク停止手段を設けたので、外部のマイコン等のソ
フトウエアなどで停止時間をプログラムしなくとも、自
動的にディスクを停止させることができ、しかも、逆回
転などの誤動作が発生しない装置を提供できるという効
果を奏する。
【0130】請求項8の発明においては、案内溝検出信
号が正常に検出されていないと判定されたときは第三の
停止手段を用いてディスクの回転を停止させ、前記案内
溝検出信号が正常に検出され、かつ同期信号が所定間隔
で検出されていないときは第一の停止手段を用いてディ
スクの回転を停止させ、前記同期信号が所定間隔で検出
されているときは第二の停止手段を用いてディスクの回
転を停止させるように第一〜第三の停止手段を選択する
選択手段とを設けたので、再生状態に応じた停止手段が
選択されるので正確にディスクを停止させることがで
き、正常にディスクの回転数を判定できないときにおこ
る逆回転などの誤動作を防止できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1のディスク回転制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図4】 実施の形態2のディスク回転制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態3のディスク回転制御装置の動作
を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態5のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態6のディスク回転制御
装置を示すブロック図である。
【図10】 再生信号を二値化した場合におこる現象を
説明する図である。
【図11】 実施の形態6の位相比較器の動作説明図で
ある。
【図12】 この発明の実施の形態7のディスク回転制
御装置を示すブロック図である。
【図13】 実施の形態7のブレーキパルス発生回路を
示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態8のディスク回転制
御装置を示すブロック図である。
【図15】 従来例のディスク回転制御装置を示すブロ
ック図である。
【図16】 従来例のPLL回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
50 ディスク、51 光ピックアップ、52 アナロ
グ信号処理回路、53プリピット領域検出回路、54
PLL回路、55 データ領域検出回路、56 PLL
回路、57 ディジタル信号処理回路、58 パルスジ
ェネレータ、59 周波数比較器、60 位相比較器、
61 分周器、62 演算器、63セレクタ、64 ロ
ーパスフィルタ、65 PWM信号生成回路、66 セ
レクタ、67 アンプ、68 スピンドルモータ、69
識別信号生成回路、70PLL回路、71 周波数比
較器、72 位相比較器、73 分周器、74演算器、
75 周波数比較器、76 位相比較器、77 分周
器、78 演算器、79 最大または最小反転間隔検出
回路、80 比較器、104 ウォブル信号が記録され
たDVD−RAMディスク、105 光磁気ヘッド、1
06 アナログ信号処理回路、107 プリピット領域
検出回路、108,109 PLL回路、110 識別
信号生成回路、111 周波数比較器、112 位相比
較器、113 分周器、114 演算器、115 セレ
クタ、116 PWM信号生成回路、117 ローパス
フィルタ、118 アンプ、119 スピンドルモー
タ、120 パルスジェネレータ、121 周波数比較
器、122 位相比較器、123 分周器、124 演
算器、140,141 セレクタ、142 PLL回
路、143 識別信号生成回路、144,145 セレ
クタ、146 PLL回路、147 識別信号生成回
路、148 復調回路、149 メモリインタフェー
ス、150 メモリ、151 誤り訂正回路、152
ディジタル信号処理回路、153 メモリ書き込み用ア
ドレスカウンタ、154 メモリ読み出し用アドレスカ
ウンタ、155 カウント値差検出回路、156 制御
回路、162 ディスク回転数検出器、163 ブレー
キパルス発生回路、164 セレクタ、165 アップ
ダウンカウンタ、166 フリップフロップ、167オ
ール0検出回路、168 フリップフロップ、169
ディスク回転数検出器A、170 ブレーキパルス発生
回路A、171 ディスク回転数検出器B、172 ブ
レーキパルス発生回路B、173 ディスク回転数検出
器C、174ブレーキパルス発生回路C、175 セレ
クタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 和宏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 平塚 由香里 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内溝を持つディスクを再生するために
    当該ディスクの回転を制御する場合に、 前記ディスクの所定回転毎にパルスを発生するパルスジ
    ェネレータと、 このパルスジェネレータの出力パルスを入力して前記デ
    ィスクの回転を制御する第一の制御手段と、 前記ディスクの案内溝を検出する手段と、 この案内溝検出手段で検出された信号に応じて前記ディ
    スクの回転を制御する第二の制御手段と、前記ディスク
    から再生された再生信号から同期信号を検出する同期信
    号検出手段と、 前記再生信号に同期した信号を生成する信号生成手段
    と、 この信号生成手段で生成された信号を用いてディスクの
    回転を制御する第三の制御手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号が所定間隔
    であるか否かを判定する第一の判定手段と、 前記案内溝検出手段で正常に信号検出されているか否か
    を判定する第二の判定手段と、 前記第二の判定手段において前記案内溝検出手段から正
    常に信号が検出されていないと判定された場合は前記第
    一の制御手段を用いて前記ディスクの回転を制御し、前
    記第二の判定手段において前記案内溝検出手段から正常
    に信号が検出されていると判定され、かつ前記第一の判
    定手段で同期信号が所定間隔で検出されていないと判定
    された場合は前記第二の制御手段を用いて前記ディスク
    の回転を制御し、前記第一の判定手段で同期信号が所定
    間隔で検出されていると判定された場合は前記第三の制
    御手段を用いて前記ディスクの回転を制御するように前
    記第一〜第三の制御手段を選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とするディスク回転制御装置。
  2. 【請求項2】 案内溝を持つディスクを再生するために
    当該ディスクの回転を制御する場合に、 前記ディスクの所定回転毎にパルスを発生するパルスジ
    ェネレータと、 このパルスジェネレータの出力パルスを入力して前記デ
    ィスクの回転を制御する第一の制御手段と、 前記ディスクの案内溝を検出する手段と、 この案内溝検出手段で検出された信号に応じて前記ディ
    スクの回転を制御する第二の制御手段と、 前記ディスクから再生された再生信号から同期信号を検
    出する同期信号検出手段と、 前記再生信号に同期した信号を生成する信号生成手段
    と、 この信号生成手段で生成された信号を用いてディスクの
    回転を制御する第三の制御手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号が所定間隔
    であるか否かを判定する第一の判定手段と、 前記案内溝検出手段で正常に信号検出されているか否か
    を判定する第二の判定手段と、 再生信号の最大または最小反転間隔もしくは最大または
    最小周期を検出する再生信号検出手段と、 この再生信号検出手段の検出結果に応じて前記ディスク
    の回転を制御する第四の制御手段と、 前記再生信号が再生されているか否かを判定する第三の
    判定手段と、 前記第一の判定手段で前記同期信号が所定間隔で検出さ
    れていないと判定され、かつ前記第三の判定手段で前記
    再生信号が再生されていると判定された場合は前記第四
    の制御手段を用いて前記ディスクの回転を制御し、前記
    第三の判定手段で前記再生信号が再生されていないと判
    定され、かつ前記第二の判定手段において前記案内溝検
    出手段から正常に信号が検出されていると判定された場
    合は前記第二の制御手段を用いて前記ディスクの回転を
    制御し、前記第二の判定手段において前記案内溝検出手
    段から正常に信号が検出されていないと判定された場合
    は前記第一の制御手段を用いて前記ディスクの回転を制
    御し、前記第一の判定手段において前記同期信号が所定
    間隔で検出されていると判定された場合は前記第三の制
    御手段を用いて前記ディスクの回転を制御するように前
    記第一〜第四の制御手段を選択する選択手段とを備えた
    ことを特徴とするディスク回転制御装置。
  3. 【請求項3】 案内溝を持つディスクに記録データを記
    録するために当該ディスクの回転を制御する場合に、 前記ディスクの所定回転毎にパルスを発生するパルスジ
    ェネレータと、 このパルスジェネレータの出力パルスを入力して前記デ
    ィスクの回転を制御する第一の制御手段と、 前記案内溝から信号を検出する案内溝検出手段と、 この案内溝検出手段で検出された信号に同期した信号を
    検出する信号生成手段と、 この信号生成手段で生成された信号を用いてディスクの
    回転を制御する第二の制御手段と、 前記案内溝検出手段で正常に信号検出されているか否か
    を判定する判定手段と、 この判定手段において前記案内溝検出手段から正常に信
    号が検出されていないと判定された場合は前記第一の制
    御手段を用いて前記ディスクの回転を制御し、前記判定
    手段において前記案内溝検出手段から正常に信号が検出
    されていると判定された場合は前記第二の制御手段を用
    いて前記ディスクの回転を制御するように前記第一,第
    二の制御手段を選択する選択手段と、 前記判定手段において前記案内溝検出手段から正常に信
    号が検出されていないと判定された場合は前記記録デー
    タの記録を禁止する第三の制御手段とを備えたことを特
    徴とするディスク回転制御装置。
  4. 【請求項4】 案内溝を持ち再生専用領域と記録可能領
    域とを備えたディスクを再生するために当該ディスクの
    回転を制御する場合に、 前記案内溝から信号を検出する案内溝検出手段と、 前記ディスクの再生専用領域を検出する再生専用領域検
    出手段と、 この再生専用領域検出手段によって検出された再生専用
    領域の再生信号から同期信号を検出する同期信号検出手
    段と、 前記同期信号が所定間隔であるか否かを判定する判定手
    段と、 前記ディスクから再生された信号と前記案内溝検出手段
    で検出された信号を選択する第一の選択手段と、 この第一の選択手段で選択された信号に同期した信号を
    生成する第一の信号生成手段と、 この第一の信号生成手段で生成された信号を用いて前記
    ディスクの回転を制御する制御手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号を基準とし
    て前記再生専用領域と前記記録可能領域であることを示
    す信号を生成する第二の信号生成手段と、 この第二の信号生成手段で生成された信号と前記再生専
    用領域検出手段で検出された再生専用領域を示す信号と
    を選択する第二の選択手段とを備え、 この第二の選択手段は、前記判定手段で前記同期信号が
    所定間隔で検出されていないと判定された場合は前記再
    生専用領域検出手段で検出された再生専用領域を示す信
    号を選択し、また、前記判定手段で前記同期信号が所定
    間隔で検出されていると判定された場合は前記第二の信
    号生成手段で生成された信号を選択し、前記第一の選択
    手段は、前記第二の選択手段で選択された第二の信号生
    成手段で生成された信号が示す区間もしくは前記再生専
    用領域検出手段で検出された再生専用領域を示す信号が
    示す区間において再生信号を選択し、また、その他の区
    間では前記案内溝検出手段で検出された信号を選択する
    ように構成されていることを特徴とするディスク回転制
    御装置。
  5. 【請求項5】 案内溝を持ち再生専用領域と記録可能領
    域とを備えるディスクに記録データを記録するために当
    該ディスクの回転を制御する場合に、 前記案内溝から信号を検出する案内溝検出手段と、 前記ディスクの再生専用領域を検出する再生専用領域検
    出手段と、 この再生専用領域検出手段によって検出された再生専用
    領域の再生信号から同期信号を検出する同期信号検出手
    段と、 前記同期信号が所定間隔であるか否かを判定する判定手
    段と、 前記ディスクから再生された信号と前記案内溝検出手段
    で検出された信号を選択する第一の選択手段と、 この第一の選択手段で選択された信号に同期した信号を
    生成する第一の信号生成手段と、 この第一の信号生成手段で生成された信号を用いて前記
    ディスクの回転を制御する制御手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号を基準とし
    て前記再生専用領域であることを示す判別信号を生成す
    る第二の信号生成手段と、 この第二の信号生成手段で生成された判別信号と前記再
    生専用領域検出手段で検出された再生専用領域を示す信
    号とを選択する第二の選択手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号を基準とし
    て前記記録可能領域であることを示す判別信号を生成す
    る第三の信号生成手段と、 この第三の信号生成手段で生成された前記記録可能領域
    であることを示す判別信号を基準にして記録データを出
    力し、前記ディスクに記録する記録手段とを備え、 前記第二の選択手段は、前記判定手段で前記同期信号が
    所定間隔で検出されていないと判定された場合は前記再
    生専用領域検出手段で検出された再生専用領域を示す信
    号を選択し、また、前記判定手段で前記同期信号が所定
    間隔で検出されていると判定された場合は前記第二の信
    号生成手段で生成された判別信号を選択し、前記第一の
    選択手段は、前記第二の選択手段で選択された第二の信
    号生成手段で生成された判別信号が示す区間もしくは前
    記再生専用領域検出手段で検出された再生専用領域を示
    す信号が示す区間において再生信号を選択し、また、そ
    の他の区間では前記案内溝検出手段で検出された信号を
    選択し、さらに前記判定手段で前記同期信号が所定間隔
    で検出されていないと判定された場合は前記記録手段の
    記録動作を禁止するように構成されていることを特徴と
    するディスク回転制御装置。
  6. 【請求項6】 ディスクを再生するために当該ディスク
    の回転を制御する場合に、 前記ディスクから再生された再生信号から同期信号を検
    出する同期信号検出手段と、 前記再生信号に同期した信号を生成する信号生成手段
    と、 基準信号を所定周波数の信号に分周する分周手段と、 この分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記信号
    生成手段で生成された信号の周波数と所定値とを比較
    し、誤差信号を出力する周波数比較手段と、 この周波数比較手段からの誤差信号に応じてディスクの
    回転を制御する制御手段と、 前記再生信号を記憶する記憶手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号を基準にし
    て、再生信号が前記記憶手段に書き込まれる際のアドレ
    スを与える書き込み用アドレスカウンタと、 前記記憶手段から信号を読み出す際のアドレスを与える
    読み出し用アドレスカウンタと、 前記書き込み用アドレスカウンタと読み出し用アドレス
    カウンタとのカウント値差が所定値から変化した場合
    に、前記周波数比較手段で生成された誤差信号を補正す
    る補正手段とを備え、 この補正手段の補正によって前記制御手段の制御動作を
    補正し、前記比較手段における前記カウント値差が前記
    所定値にもどるように制御されていることを特徴とする
    ディスク回転制御装置。
  7. 【請求項7】 ディスクを再生するために当該ディスク
    の回転を停止する場合に、 前記ディスクから再生された再生信号に同期した信号を
    生成する信号生成手段と、 基準信号を所定周波数の信号に分周する分周手段と、 この分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記信号
    生成手段で生成された信号の周波数を計測し、前記ディ
    スクの回転速度が所定値以下になったとき検出信号を出
    力するディスク回転数計測手段と、 停止動作開始から前記ディスク回転数計測手段より検出
    信号が出力されるまでの時間を計測し、この計測時間か
    らディスクの停止時間を算出して所定の停止信号を出力
    するディスク停止手段とを備えたことを特徴とするディ
    スク回転制御装置。
  8. 【請求項8】 案内溝を持つディスクを再生するために
    当該ディスクの回転を停止する場合に、 前記ディスクの所定回転毎にパルスを発生するパルスジ
    ェネレータと、 前記ディスクの案内溝を検出する手段と、 この案内溝検出手段で検出された信号に同期した信号を
    生成する第一の信号生成手段と、 前記ディスクから再生された再生信号から同期信号を検
    出する同期信号検出手段と、 前記再生信号に同期した信号を生成する第二の信号生成
    手段と、 前記同期信号検出手段で検出された同期信号が所定間隔
    であるか否かを判定する第一の判定手段と、 前記案内溝検出手段で正常に信号検出されているか否か
    を判定する第二の判定手段と、 基準信号を所定周波数の信号に分周する分周手段と、 この分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記第一
    の信号生成手段で生成された信号の周波数を計測し、前
    記ディスクの回転速度が所定値以下になったとき検出信
    号を出力する第一のディスク回転数計測手段と、 前記分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記第二
    の信号生成手段で生成された信号の周波数を計測し、前
    記ディスクの回転速度が所定値以下になったとき検出信
    号を出力する第二のディスク回転数計測手段と、 前記分周手段で分周された信号の所定間隔毎に前記パル
    スジェネレータの出力パルスを計測し、前記ディスクの
    回転速度が所定値以下になったとき検出信号を出力する
    第三のディスク回転数計測手段と、 停止動作開始から前記第一のディスク回転数計測手段よ
    り検出信号が出力されるまでの時間を計測し、この計測
    時間からディスクの停止時間を算出して所定の停止信号
    を出力する第一のディスク停止手段と、 停止動作開始から前記第二のディスク回転数計測手段よ
    り検出信号が出力されるまでの時間を計測し、この計測
    時間からディスクの停止時間を算出して所定の停止信号
    を出力する第二のディスク停止手段と、 停止動作開始から前記第三のディスク回転数計測手段よ
    り検出信号が出力されるまでの時間を計測し、この計測
    時間からディスクの停止時間を算出して所定の停止信号
    を出力する第三のディスク停止手段と、 前記第二の判定手段において前記案内溝検出手段から正
    常に信号が検出されていないと判定された場合は前記第
    三の停止手段を用いて前記ディスクの回転を停止させ、
    前記第二の判定手段において前記案内溝検出手段から正
    常に信号が検出されていると判定され、かつ前記第一の
    判定手段で前記同期信号が所定間隔で検出されていない
    と判定された場合は前記第一の停止手段を用いて前記デ
    ィスクの回転を停止させ、前記第一の判定手段で前記同
    期信号が所定間隔で検出されていると判定された場合は
    前記第二の停止手段を用いて前記ディスクの回転を停止
    させるように前記第一〜第三の停止手段を選択する選択
    手段とを備えたことを特徴とするディスク回転制御装
    置。
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