JPH10217396A - 防水シート積層体およびその施工方法 - Google Patents

防水シート積層体およびその施工方法

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JPH10217396A
JPH10217396A JP2666997A JP2666997A JPH10217396A JP H10217396 A JPH10217396 A JP H10217396A JP 2666997 A JP2666997 A JP 2666997A JP 2666997 A JP2666997 A JP 2666997A JP H10217396 A JPH10217396 A JP H10217396A
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JP
Japan
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waterproof sheet
latex
adhesive
sheet laminate
resin
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JP2666997A
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English (en)
Inventor
Nozomi Sasaki
望 佐々木
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から使用されている溶剤系防水シート用
接着剤における施工時の有機溶剤の揮散の喪案第、水系
防水シート用接着剤における接着力が不充分である問題
などを低減ないしは解決する。 【解決手段】 防水シートの片面にポリクロロプレンラ
テックスを主成分とする下塗剤を塗布し、乾燥させるこ
とにより形成された下塗層を有する防水シート積層体で
あって、下塗剤を構成するポリクロロプレンラテックス
がゲルタイプのラテックスとゾルタイプのラテックスと
の混合物である防水シート積層体を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水シート積層体
を製造し、製造した防水シート積層体を防水工法に使用
する技術分野に属する。さらに詳しくは、コンクリート
またはモルタルなどのセメントを主成分とする下地に防
水工事を施す際に、好適に使用しうる防水シート積層体
を製造し、製造した防水積層シートを防水工法に使用す
る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物などのセメント質の
下地の防水工法には、アスファルト防水工法、モルタル
防水工法、シート防水工法、塗膜防水工法などがある。
これらのなかではシート防水工法が、施工が簡便である
ことから、近年、著しく普及してきている。
【0003】前記シート防水工法において、防水シート
をセメント質の下地に接合する際に接着剤や金具などが
用いられているが、防水性能にすぐれる点から接着剤が
多用されている。
【0004】前記接着剤として、従来、主に溶剤系ポリ
クロロプレン接着剤が用いられており、通常、施工現場
で防水シートとセメント質の下地との双方に該ポリクロ
ロプレン接着剤を直接塗布する方法で使用されている。
【0005】しかしながら、前記ポリクロロプレン接着
剤は、多くが溶剤系ポリクロロプレン接着剤であるた
め、施工時に有機溶剤が揮散し、人体に対する安全衛生
面、環境保護面で好ましくない。したがって、防水シー
トを下地に付着させる際には、できるかぎり有機溶剤の
使用量を低減させることが望ましい。
【0006】溶剤系接着剤の施工現場での大量使用を避
ける手段として、たとえば特開平7−97840号公報
には、防水シートにあらかじめ接着剤を塗布しておき、
施工現場では下地面にのみ接着剤を塗布する方法が記載
されている。
【0007】また、有機溶剤を用いない接着剤として、
ゴムラテックスに水硬性無機質粉体および粘着賦与樹脂
が配合された水系の防水シート用接着剤が提案されてい
る(特開昭57−200468号公報)。
【0008】さらに、特開平7−166659号公報で
は、防水シート側接着剤(以下、下塗剤)として安全性
の高いアクリル系エマルジョンやゴム系ラテックスを主
成分とする水分散型接着剤を用いることが記載されてい
る。
【0009】なお、防水シート用水系接着剤として使用
されるラテックスのなかでは、特開平7−166659
号公報の実施例2に示されているように、ポリクロロプ
レンラテックスが、防水シートならびに下地側接着剤と
の接着性が良好である点で優れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−97840号公報に記載の方法で防水シートに下塗
層を形成するばあい、工場(屋内)で大量の有機溶剤を
揮散させることになり、火災や作業員の中毒の問題がよ
り重要となり、溶剤回収や防爆などの付帯設備にコスト
がかかるようになる。
【0011】また、特開昭57−200468号公報に
記載の防水シート用接着剤を用いたばあい、防水シート
と下地とを強固に接着させることができず、剥離が発生
しやすいという接着力の点で問題がある。
【0012】さらに、特開平7−166659号公報な
どに示されている水系接着剤のうちで防水シートおよび
下地側接着剤との接着性が良好なポリクロロプレンラテ
ックスのばあい、屋外で長期間にわたって使用したとき
の総合的性能、とりわけ接着力の耐水性がいまだ充分で
なく、また、ラテックスの安定性が良好なアクリル系エ
マルジョンのばあい、防水シートを下地に貼り付ける
際、粘着保持力がわるく、部分的に浮き上りが生じ、均
一な接着力がえられないという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のごとき
従来から使用されている防水シート用接着剤を使用した
ばあいの問題を解決するためになされたものであり、防
水シートの片面にポリクロロプレンラテックスを主成分
とする下塗剤を塗布し、乾燥させることにより形成され
た下塗層を有する防水シート積層体であって、下塗剤を
構成するポリクロロプレンラテックスがゲルタイプのラ
テックスとゾルタイプのラテックスとの混合物である防
水シート積層体(請求項1)、下塗剤が、ロジン、その
誘導体、芳香族系石油樹脂、フェノール樹脂、キシレン
樹脂、フェノール−テルペン樹脂のうちの少なくとも1
種を含む請求項1記載の防水シート積層体(請求項
2)、下塗剤に含まれるロジン、その誘導体、芳香族系
石油樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、フェノール
−テルペン樹脂のうちの少なくとも1種の軟化点が11
0℃以上である請求項2記載の防水シート積層体(請求
項3)、下塗剤が亜鉛華を含有する請求項1、2または
3記載の防水シート積層体(請求項4)、防水シートが
エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー製である請
求項1、2、3または4記載の防水シート積層体(請求
項5)およびコンクリートまたはモルタルを主成分とす
る下地に防水シートを接着固定する防水シートの施工方
法において、下地面に接着剤を塗布し、乾燥させたのち
に、請求項1、2、3、4または5記載の防水シート積
層体の下塗層側を貼り合わせることを特徴とする防水シ
ート積層体の施工方法(請求項6)に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の防水シート積層体は、防
水シートの片面に、ゲルタイプのポリクロロプレンラテ
ックスとゾルタイプのポリクロロプレンラテックスとを
ブレンドしたものを主成分とする下塗剤を塗布し、乾燥
させて形成された下塗層を有する積層体である。
【0015】本発明に用いられる防水シートとしては、
たとえばエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
(EPDM)、ブチルゴム、これらの混合物などからの
未加硫防水シートや加硫防水シート、ポリクロロプレン
防水シート、クロロスルホン化ポリエチレン防水シー
ト、エチレン−酢酸ビニル樹脂防水シート、塩化ビニル
樹脂防水シートをはじめ、これらの防水シートの1つに
他の防水シートを積層加工した防水シート、前記防水シ
ートを構成する材料からなる基布にアスファルトを含浸
させたアスファルト含浸防水シートなどがあげられる。
これらのなかでは、エチレン−プロピレン−ジエンター
ポリマーからの防水シート、ブチルゴムからの防水シー
ト、とくにエチレン−プロピレン−ジエンターポリマー
からの防水シートが、耐久性、引張強度などの機械的強
度にすぐれているため好ましい。
【0016】なお、前記防水シートを構成する材料に
は、50%(重量%、以下同様)以下の範囲で他の成
分、たとえばプロセスオイルなどの軟化剤、カーボンブ
ラックなどの補強剤、炭酸カルシウムなどの充填剤など
が含有されていてもよい。
【0017】前記防水シートの厚さにはとくに限定がな
く、目的、用途などに応じて適宜選定すればよい。な
お、前記防水シートの厚さが厚すぎるばあいには、取扱
いが不便となるので、防水シートとしての用途を考慮す
れば、3mm以下、なかんづく2mm以下が好ましい。
また、防水シートの厚さが薄すぎるばあいには、取扱い
時や使用時などに破損しやすいので、0.5mm以上、
なかんづく1mm以上が好ましい。
【0018】本発明に用いられる下塗剤は、前記のごと
くゲルタイプのポリクロロプレンラテックスとゾルタイ
プのポリクロロプレンラテックスとをブレンドしたもの
を主成分とする下塗剤である。
【0019】前記下塗剤における主成分とするとは、下
塗剤のうちの固形分の50%以上、さらには60%以上
のことであり、上限は他の成分を加えなくても充分な粘
着性がえられるばあいは100%、他の成分を加えない
と粘着性が不足するときは粘着付与剤が添加されるため
このときは95%であり、主成分以外に含まれる成分と
しては前記粘着付与剤、増粘剤、安定剤、架橋助剤など
があげられる。
【0020】前記下塗剤に含まれるゲルタイプのポリク
ロロプレンラテックスは、本発明の防水シート積層体の
下地に対する接着強度が高く、約−30〜90℃の使用
温度範囲で下地との熱膨張率の差を容認させる粘弾性を
有するが、流動性を有さず、また施工性(貼りなおし、
貼付の微調整など)に要求される下地との初期タック
(粘着性)が必要以上に大きくないなどという、すぐれ
た性質を付与するために使用される成分である。
【0021】一方、ゾルタイプのポリクロロプレンラテ
ックスは、下塗層が均一緻密な膜となる、すなわち下塗
層の膜強度が場所による強度のバラツキがなく、高い強
度を保ち、膜表面を平滑にし、ピンホールの発生を防ぐ
ために使用される成分である。
【0022】前記ゲルタイプのポリクロロプレンラテッ
クスとは、クロロプレンに少量(クロロプレンに対して
通常0.1〜5.0%、好ましくは0.3〜1.3%)
の2,3−ジクロロブタジエンなどの架橋性単量体を添
加して重合させたものであり、形成される被膜は粘着性
があり、適度な引張強度を有するため機械的特性が優れ
適度なタックを示し、表面の不活性なEPDMシートの
ような防水シートに対しても良好な接着性を示すなどの
特徴を有する。
【0023】また、ゾルタイプのポリクロロプレンラテ
ックスとは、クロロプレンに2,3−ジクロロブタジエ
ンなどの架橋性単量体を添加せずに重合させたものであ
り、分子量が低いこともあり、強度のある被膜をうるた
めには、加硫が必要であるが、被膜は緻密で被着体との
密着性も優れるなどの特徴を有する。
【0024】前記ポリクロロプレンラテックスの具体例
としては、2−クロロ−1,3−ブタジエンと2,3−
ジクロロ−1,3−ブタジエンとの共重合体のラテック
ス(ゲルタイプのラテックス)と2−クロロ−1,3−
ブタジエンの重合体であるポリクロロプレンラテックス
(ゾルタイプのラテックス)との混合物などがあげられ
る。
【0025】前記ポリクロロプレンラテックスに含まれ
る樹脂固形分の割合が高すぎるばあいには、機械的な刺
激に対して不安定となる傾向が生ずるので、70%以
下、なかんづく60%以下であるのが好ましく、また、
低すぎるばあいには、乾燥時に水を蒸発させるために多
大なエネルギーを要するようになるため、35%以上、
なかんづく40%以上であるのが好ましい。
【0026】本発明の下塗層はゲルタイプのポリクロロ
プレンラテックスとゾルタイプのポリクロロプレンラテ
ックスとの混合物から形成されるため、ゲルタイプのポ
リクロロプレンラテックスを用いたばあいの機械的特性
が優れ、適度なタック(粘着性)を有し、高度な引張強
度を有する下塗層が形成され、防水シートをモルタル下
地面に貼り付ける際、作業性がよいなどの特徴を有しな
がら、被膜の緻密さと被着体への密着性が充分ではない
という欠点をゾルタイプのポリクロロプレンラテックス
でおぎなった被膜がえられるなどの特徴を有する防水シ
ート積層体がえられる。すなわち、両者をブレンドする
ことで、ゲルタイプのポリクロロプレンの緻密さに劣る
部分をゾルタイプのポリクロロプレンがカバーして、高
い粘着性、適度な被膜強度を維持しつつ、被膜の緻密
さ、被着剤への密着性が改善され、接着力の耐水性が向
上した防水シート積層体がえられる。
【0027】前記ゲルタイプのポリクロロプレンラテッ
クスとゾルタイプのポリクロロプレンラテックスとの混
合物を使用するばあいの混合割合としては、防水シート
を下地に貼り付けたのち、下塗層が徐々に架橋反応を生
じるようにするために使用される亜鉛華を併用するばあ
い、固形分比で30/70〜90/10が成膜後にゾル
分が架橋されるため、高ゾル分でも充分な接着強度がえ
られる点から好ましく、50/50〜90/10がさら
に好ましい。ゲルタイプのポリクロロプレンラテックス
の割合が少なくなりすぎるとタックが小さくなり、施工
性が低下し、多くなりすぎると、ゾルタイプのポリクロ
ロプレンラテックスを使用する効果が充分えられなくな
る傾向にある。また、亜鉛華を併用しないばあい、ゲル
タイプのポリクロロプレンラテックス/ゾルタイプのポ
リクロロプレンラテックスの割合は、固形分比で30/
70〜90/10が好ましく、50/50〜90/10
がさらに好ましい。
【0028】前記ゲルタイプのポリクロロプレンラテッ
クスの具体例としては、たとえば昭和電工・デュポン
(株)製のネオプレンラテックス400(固形分約15
%、pH 11.5以上、ラテックス比重1.15、ポ
リマー比重1.45、B型粘度(No.1スピンドル、
30rpmで測定)9cps、表面張力37ダイン/c
m、平均粒子径0.12μm、ポリマーの種類 中間ゲ
ル)、同750(固形分約50%、pH 12以上、ラ
テックス比重1.11、ポリマー比重1.25、B型粘
度(No.1スピンドル、30rpmで測定)10cp
s、表面張力39ダイン/cm、平均粒子径0.12μ
m、ポリマーの種類 中間ゲル)、同650(固形分約
60%、pH 12以上、ラテックス比重1.12、ポ
リマー比重1.25、B型粘度(No.2スピンドル、
30rpmで測定)465cps、表面張力39ダイン
/cm、平均粒子径0.12μm未満、ポリマーの種類
中間ゲル)、同842−A(固形分約50%、pH
12以上、ラテックス比重1.11、ポリマー比重1.
23、B型粘度(No.1スピンドル、30rpmで測
定)15cps、表面張力38ダイン/cm、平均粒子
径0.12μm、ポリマーの種類 高度ゲル)、同60
1−A(固形分約60%、pH 11.5以上、ラテッ
クス比重1.12、ポリマー比重1.23、B型粘度
(No.2スピンドル、30rpmで測定)140cp
s、表面張力36ダイン/cm、平均粒子径0.12μ
m未満、ポリマーの種類 高度ゲル)、同671A(固
形分約59%、pH 12以上、ラテックス比重1.1
3、ポリマー比重1.23、B型粘度(No.1スピン
ドル、30rpmで測定)45cps、表面張力41ダ
イン/cm、平均粒子径0.21μm、ポリマーの種類
中間ゲル)、同572(固形分約50%、pH 1
1.5以上、ラテックス比重1.11、ポリマー比重
1.23、B型粘度(No.1スピンドル、30rpm
で測定)10cps、表面張力38ダイン/cm、平均
粒子径0.12μm、ポリマーの種類 高度ゲル)、電
気化学工業(株)製のデンカクロロプレンラテックスL
A−50(固形分50%、pH(製造直後)12以上、
粘度10cps以上、電荷タイプ アニオン、ポリマー
の種類 ゲル)、同LM−50(固形分50%、pH
(製造直後)12以上、粘度10cps以上、電荷タイ
プ アニオン、ポリマーの種類 ゲル)、同LM−60
(固形分60%、pH(製造直後)12以上、粘度20
0〜400cps、電荷タイプ アニオン、ポリマーの
種類 ゲル)、同LV−60(固形分60%、pH(製
造直後)12以上、粘度200〜400cps、電荷タ
イプ アニオン、ポリマーの種類 ゲル)などがあげら
れる。このなかでもさらに、結晶化速度の比較的遅いタ
イプ、すなわちネオプレンラテックス750、650、
842−A、601−A、671A、デンカクロロプレ
ンラテックスLM−50、LM−60,LV−60が安
定したタックを示すため好ましい。
【0029】また、前記ゾルタイプのポリクロロプレン
ラテックスの具体例としては、昭電デュポン(株)製の
ネオプレンラテックス635(固形分約58%、pH
11以上、ラテックス比重1.12、ポリマー比重1.
23、B型粘度(No.2スピンドル、30rpmで測
定)450cps、表面張力38ダイン/cm、平均粒
子径0.12μm未満、ポリマーの種類 ゾル)、同7
36(固形分約34.5%、pH 11.5以上、ラテ
ックス比重1.06、ポリマー比重1.23、B型粘度
(No.1スピンドル、30rpmで測定)6cps、
表面張力41ダイン/cm、平均粒子径0.12μm、
ポリマーの種類 ゾル)、電気化学工業(株)製のデン
カクロロプレンラテックスLP−30(固形分35%、
pH(製造直後)10以上、粘度10cps以下、電荷
タイプ アニオン、ポリマーの種類 ゾル)などがあげ
られる。
【0030】前記下塗剤には、いわゆるタッキファイヤ
であるロジン、その誘導体、芳香族系石油樹脂、フェノ
ール樹脂、キシレン樹脂、フェノール−テルペン樹脂の
少なくとも1種(以下、ロジン等ともいう)が含まれて
いるのが、ゲルタイプのポリクロロプレンラテックスが
多く含まれる下塗層の機械的強度ならびにEPDMなど
のシートとの接着力を低下させることなくタックを高め
ることができる。この結果、防水シートと下塗層との密
着性がより向上する。また、前記ロジン等の軟化温度が
110℃以上であるばあいには、えられる下塗剤の分散
安定性が向上し、しかもロジン等を含有した下塗剤を防
水シートに塗布し、乾燥させることによって形成される
下塗層は、該防水シートと強固に接着するのみならず、
下地とも強固に接着する点から、さらに好ましい。な
お、ロジン等の軟化温度は、充分な粘着性を付与させる
ためには、約140℃以下であるのが好ましい。前記軟
化温度は、環球法によって求めた温度である。
【0031】前記ロジンの具体例としては、たとえばガ
ムロジン、ウッドロジン、トール油ロジンなど、ロジン
誘導体の具体例としては、水素添加ロジン、不均化ロジ
ン、重合ロジンなどがあげられる。一方、芳香族系石油
樹脂としては、日石ネオポリマー120などのいわゆる
芳香族石油樹脂があげられる。これらのうちの、ロジン
およびロジン誘導体は、ポリクロロプレンラテックスと
の親和性にすぐれるため、好適に使用しうる。ロジンお
よびロジン誘導体がポリクロロプレンラテックスとの親
和性にすぐれている理由は、定かではないが、おそらく
ロジンおよびロジン誘導体は、いずれもポリクロロプレ
ンラテックス中に均一に分散しやすい特性を有すること
に起因していると考えられる。また、芳香族系石油樹
脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、フェノール−テル
ペン樹脂は、一般に防水シートに軟化剤として用いられ
ている石油系炭化水素化合物との相溶性がよく、防水シ
ートとの接着性を向上させるので、これも好ましい。
【0032】前記ロジン等をポリクロロプレンラテック
スに配合する際のロジン等の形態にはとくに限定はな
く、たとえばディスパージョン、エマルジョンなどの形
態のものが使用されうる。
【0033】ロジン等の配合量は、その種類などによっ
て異なるので一概には規定することができないが、多す
ぎるばあいには、施工後の防水シート積層体と下地との
接着強度、耐水性などの物性に悪影響を与えるようにな
る傾向があるので、ポリクロロプレンラテックスの10
0部(固形分)に対して100部以下、なかんづく80
部以下が好ましく、さらに防水シート積層体と下塗層と
の密着性をより一層向上させるためには、40部以下が
好ましい。また、ロジン等の配合量が少なすぎるばあい
には、ロジン等を用いたことによるラテックス同士の凝
着の促進効果が小さくなり、形成された下塗層の接着性
がロジン等の使用により充分改善されないので、ポリク
ロロプレンラテックス100部に対して5部以上、なか
んづく20部以上使用するのが好ましい。
【0034】なお、下塗層におけるポリクロロプレンラ
テックスの樹脂固形分の含有率が低すぎるばあいには、
形成される下塗層の接着力が劣るようになる傾向にある
ので、35%以上、なかんづく40%以上にするのが好
ましい。
【0035】本発明に用いられる下塗剤には、所望のコ
ーティング特性や接着に関する特性などを付与するため
に、一般にラテックスに用いられている配合剤を添加し
てもよい。
【0036】前記配合剤の代表例としては、たとえば亜
鉛華、イオウなどの加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、
軟化剤、カーボンブラックなどの着色剤、充填剤、分散
剤、乳化剤、安定化剤、増粘剤、イソシアネート化合物
などの架橋剤などがあげられるが、本発明はかかる例示
のみに限定されるものではない。
【0037】前記配合剤のうちの亜鉛華を用いたばあい
には、より機械的強度に優れた下塗層が形成されるの
で、とくに好適に使用しうる。なお、亜鉛華を用いるば
あい、下塗層が徐々に架橋反応するため、ゲル分含有率
が高くても高い接着強度がえられる。
【0038】なお、前記配合剤のなかで水に溶解しない
ものは、たとえばボールミル、ホモジナイザーなどを用
いて粉砕し、水分散体としたり、界面活性剤を用いて分
散させたのちに用いればよい。
【0039】前記配合剤の添加量は、配合剤の種類によ
って異なるので一概には規定することができないが、本
発明の目的が阻害されない範囲内で適宜調整すればよ
い。
【0040】たとえば亜鉛華を使用するばあい、下塗剤
100部(固形分)に対して0.5〜10部、さらには
1〜5部が機械的強度に優れ、かつ充分な耐水接着性を
保持するという点から好ましい。
【0041】前記下塗剤を防水シートに塗布する方法と
しては、一般に行なわれている、たとえばカーテンフロ
ーコーター法、バーコーター法、ロールコーター法など
があげられるが、本発明はかかる例示のみに限定される
ものではない。
【0042】前記下塗剤を防水シートに塗布したのち、
乾燥させることにより、下塗層が形成される。このばあ
い、形成される下塗層の厚さが薄すぎるばあいには、接
着性が劣る傾向にあり、また厚すぎるばあいには、接着
性が劣るとともに均一な下塗層を形成させることが困難
になる傾向にある。したがって、前記下塗層の厚さが通
常、10〜50μm、なかんづく20〜30μm程度と
なるように下塗剤の塗布量を調整するのが好ましい。な
お、前記乾燥とは、形成された下塗層から水分をおよそ
93%以上除去し、塗膜が一体化した状態にすることを
いう。
【0043】防水シートの片面に塗布された下塗剤を乾
燥させる際には、その加熱温度は、通常、ラテックス粒
子がゲル化する温度であればよいが、加熱温度が高すぎ
るばあいには、下塗剤および防水シートが熱によって変
性し、接着力が劣るようになる傾向にあるので、通常5
0〜200℃程度であるのが好ましい。
【0044】このようにしてえられた本発明の防水シー
ト積層体は、たとえばコンクリートまたはモルタルなど
のセメントを主成分とする下地に強固に接着させること
ができ、しかも下塗層が従来用いられているゲルタイプ
のポリクロロプレンラテックスのみからの下塗層と比較
して耐熱性にすぐれ、また、耐水性にすぐれたものであ
るので、屋内外の建造物などに好適に使用しうる。
【0045】本発明の防水シート積層体を好適に適用し
うる下地の代表例としては、たとえばコンクリート、モ
ルタルをはじめ、スレートなどのような種々の素材から
なるセメントを主成分とする下地をあげることができ
る。前記セメントを主成分とする下地の代表例として
は、たとえば建造物などがあげられる。
【0046】本発明の防水シート積層体の下地への接着
は、通常、施工現場で行なわれる。
【0047】本発明の防水シート積層体を下地に貼着さ
せて施工する際には、下地面に接着剤を塗布し、該接着
剤に含まれた溶剤を除去して乾燥させた(接着剤にタッ
クが生じるようになるように乾燥させた)のち、接着剤
がタックを有しているあいだに防水シート積層体の下塗
層を下地面に貼着すればよい。
【0048】前記接着剤としては、たとえばB−75、
バンプライ80-N(以上、バンドー工材(株)製、商品
名)などのクロロプレンゴム溶剤系接着剤、ポリクロロ
プレンラテックス水系接着剤などのポリクロロプレンを
主成分とする接着剤が好適に用いられる。
【0049】前記接着剤には、防水シート積層体と下地
とを強固に接着させるために、粘着性付与剤を配合する
のが好ましい。
【0050】前記粘着性付与剤としては、防水シート積
層体の下塗層に用いられるロジン、その誘導体、芳香族
系石油樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、フェノー
ルテルペン樹脂や、テルペン樹脂、テルペン−フェノー
ル系樹脂、クマロン樹脂、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香
族系炭化水素樹脂(ただし、芳香族系石油樹脂を除く)
などが例示される。とりわけ、接着剤と防水シート積層
体の下塗層との親和性を向上させ、防水シート積層体と
下地との接着力を強める点から、防水シート積層体の下
塗層に用いられたロジン等と同一または同種であるのが
好ましい。なお、ここでいう同種とは、ロジン等と前記
粘着性付与剤との種類が同じことを意味し、たとえばそ
れらの分子量、軟化温度などは同一であっても異なって
いてもよく、とくに限定がない。
【0051】前記接着剤に添加される粘着性付与剤の使
用量は、該接着剤を下地に塗布し、半乾燥または乾燥さ
せたときに、該接着剤がある程度のタックを有するよう
にするために、ポリクロロプレン100部(固形分)に
対して20〜80部、なかんづく25〜70部であるの
が好ましい。
【0052】前記接着剤の塗布量は、基材の種類によっ
て異なるので一概に規定することはできないが、通常2
00〜500g/m2程度であればよい。
【0053】このように、本発明の防水シート積層体を
用いたばあいには、下地に接着剤を使用するだけでよ
く、防水シート積層体に接着剤を塗布しなくてもよいか
ら、溶剤系接着剤を用いるばあいであっても、該溶剤系
接着剤の使用による溶剤量を実質的に半減させることが
できるので、現場施工時における乾燥速度を従来とほぼ
同じにしても、人体に対する影響、環境上の問題を大幅
に改善することができる。
【0054】
【実施例】つぎに、本発明の防水シート積層体および該
防水シート積層体を用いた施工方法を本発明を実施例お
よび比較例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
【0055】表1に、実施例および比較例で使用する主
要成分を示す。
【0056】
【表1】
【0057】実施例1〜8および比較例1〜4 ゲルタイプのポリクロロプレンラテックスおよびゾルタ
イプのポリクロロプレンラテックスとしてそれぞれCR
2(ネオプレンラテックス400)およびCR1(ネオ
プレンラテックス635)を表3に記載の割合(固形
分)で合計量が100部(固形分)になるように使用
し、さらにタッキファイヤとしてA(スーパーエステル
E730−55)30部(固形分)、増粘剤としてLa
cstar(Lacstar 9429A)2部(固形
分)および表3に記載の量の亜鉛華を加えた下塗剤を製
造した。
【0058】EPDM加硫ゴムシート(バンドー化学
(株)製のバンドーシート、幅40mm×長さ200m
m×厚さ1.2mm)の片面に、えられた下塗剤を乾燥
後の厚さが30μmになるようにロールコーターを用い
て塗布し、80℃に加熱して乾燥させ水分を97%除去
して防水シート積層体を製造した。
【0059】つぎに、スレート板(幅40mm×長さ2
00mm×厚さ1.2mm)の片面に、接着剤としてク
ロロプレンゴム溶剤系接着剤(バンドー工材(株)製B
−75、固形分量26%、溶剤トルエン)を坪量300
g/m2の割合で塗布し、約30分間そのまま放置した
のち、該接着剤の付着面と、前記防水シート積層体の下
塗層面とを重ね合わせ、押えローラーで押えたのち、幅
が25mmとなるように切断して試験片をえた。
【0060】えられた試験片を用いて以下の方法にした
がって接着力を調べた。結果を表2に示す。
【0061】(接着力) (イ)初期接着力 えられた試験片を1時間養生させたのち、防水シートの
剥離角度180°、剥離速度200mm/分、測定温度
25℃の条件下で剥離した際の力(N/25mm幅)を
オートグラフを用いて測定した。
【0062】(ロ)常態接着力 えられた試験片を1週間養生させたのち、前記(イ)と
同様にして測定した。
【0063】(ハ)耐水接着力 えられた試験片を80℃の水酸化カルシウム飽和水溶液
中に2週間浸漬したのち、湿潤状態で前記(イ)と同様
にして測定した。
【0064】(ニ)耐熱接着力 えられた試験片を80℃のオーブン中に2週間放置した
のち、室温まで冷却し、ついで前記(イ)と同様にして
測定した。
【0065】
【表2】
【0066】実施例9〜11 ゲルタイプのポリクロロプレンラテックスおよびゾルタ
イプのポリクロロプレンラテックスとしてそれぞれCR
3(ネオプレンラテックス750)およびCR1(ネオ
プレンラテックス635)を表3に記載の割合(固形
分)で合計量が100部(固形分)になるように使用
し、さらにタッキファイヤとしてA(スーパーエステル
E730−55)30部(固形分)および増粘剤Las
tar(Lacstar 9429A)2部(固形分)
を加えた下塗剤を製造した。
【0067】えられた下塗剤を用いた他は実施例1と同
様にして接着力を評価した。結果を表3に示す。
【0068】比較例5 ゲルタイプのポリクロロプレンラテックスとしてCR3
100部(固形分)およびタッキファイヤとしてA
30部(固形分)に、増粘剤(Lacstar)2部を
加えた接着剤を製造した。
【0069】えられた下塗剤を用いた他は実施例1と同
様にして接着力を評価した。結果を表3に示す。
【0070】
【表3】
【0071】
【発明の効果】本発明の防水シート積層体を使用する
と、防水シートおよび、たとえばコンクリートまたはモ
ルタルを主成分とする下地に溶剤系ポリクロロプレン接
着剤を塗布して接着させるときのように、施工時に有機
溶剤が揮散することによる安全衛生面、環境保護面での
問題が軽減される。また、前記下塗層には、ゲルタイプ
のポリクロロプレンが含有されているため、被膜になっ
たばあいの機械的強度に優れ、適度なタックを有する。
この結果、表面の不活性な防水シートに対しても良好な
接着性を示す。また、あわせて使用しているゾルタイプ
のポリクロロプレンラテックスは防水シートと下塗層と
の密着性を高めるとともに下塗層の緻密さを高める作用
があり、耐水接着力を高める効果がある。さらに、前記
下塗層は水系接着剤を塗布することによって形成される
ため、揮散する溶剤は主として水であり、有機溶剤を揮
散させるばあいのように火災や作業員の中毒の心配が少
なく、溶剤回収や防爆などの付帯設備のコストも少なく
てすむ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水シートの片面にポリクロロプレンラ
    テックスを主成分とする下塗剤を塗布し、乾燥させるこ
    とにより形成された下塗層を有する防水シート積層体で
    あって、下塗剤を構成するポリクロロプレンラテックス
    がゲルタイプのラテックスとゾルタイプのラテックスと
    の混合物である防水シート積層体。
  2. 【請求項2】 下塗剤が、ロジン、その誘導体、フェノ
    ール樹脂、キシレン樹脂、フェノール−テルペン樹脂の
    うちの少なくとも1種を含む請求項1記載の防水シート
    積層体。
  3. 【請求項3】 下塗剤に含まれるロジン、その誘導体、
    芳香族系石油樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、フ
    ェノール−テルペン樹脂のうちの少なくとも1種の軟化
    点が110℃以上である請求項2記載の防水シート積層
    体。
  4. 【請求項4】 下塗剤が亜鉛華を含有する請求項1、2
    または3記載の防水シート積層体。
  5. 【請求項5】 防水シートがエチレン−プロピレン−ジ
    エンターポリマー製である請求項1、2、3または4記
    載の防水シート積層体。
  6. 【請求項6】 コンクリートまたはモルタルを主成分と
    する下地に防水シートを接着固定する施工方法におい
    て、下地面に接着剤を塗布し、乾燥させたのちに、請求
    項1、2、3、4または5記載の防水シート積層体の下
    塗層側を貼り合わせることを特徴とする防水シート積層
    体の施工方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6466296B1 (en) 1998-09-21 2002-10-15 Sharp Kabushiki Kaisha LCD with groove structure to define liquid crystal regions
JP2008133666A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Kaneka Corp 断熱防水構造および断熱防水工法
JP2010106072A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tosoh Corp クロロプレンラテックス及びその製造法
JP2010106073A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tosoh Corp クロロプレンラテックス及びその製造方法

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JP2008133666A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Kaneka Corp 断熱防水構造および断熱防水工法
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