JP2513507B2 - アスファルトシングル - Google Patents

アスファルトシングル

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JP2513507B2 JP1221814A JP22181489A JP2513507B2 JP 2513507 B2 JP2513507 B2 JP 2513507B2 JP 1221814 A JP1221814 A JP 1221814A JP 22181489 A JP22181489 A JP 22181489A JP 2513507 B2 JP2513507 B2 JP 2513507B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建造物の勾配屋根に施工するアスファルト
シングルに関し、詳しくは、耐風性のすぐれた接着剤つ
きのアスファルトシングルに関するものである (従来の技術) 従来、住宅,事務所等の勾配屋根に施工されるアスフ
ァルトシングルは、先づ屋根の合板等の野地板の上にア
スファルトルーフィング等の屋根下地板をタッカーで貼
りつけ、その上にアスファルトシングルを所定の位置に
釘で打ちつけながら葺き上げている。この際アスファル
トシングルの表面に、その長手方向に線状もしくは点状
に接着剤が小面積で部分的に塗布されている場合には、
この接着剤で、この上に重ねられる上層のアスファルト
シングルを接着させる。また、アスファルトシングルの
表面に接着剤が塗布されていない場合には、アスファル
トシングルを施工する時、タブ部の裏側に接着剤を塗布
して、施工後タブ部が強風によって持ち上げられアスフ
ァルトシングルが剥がされないようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、アスファルトシングルの表面にあらか
じめ小面積で部分的に塗布されている接着剤が、軟化点
55〜65℃のストレートアスファルトであるので、アスフ
ァルトシングルの施工後、太陽熱によって50℃以上に緩
められないと接着しない。特に冬季の施工では殆ど接着
しないので春先の突風によってアスファルトシングルが
剥がれる事故が起きやすい。春秋季においても北側の屋
根面では温度が上らず接着しない。
また、施工時にタブ部の裏側に接着剤を塗布して接着
させる方法では、この接着剤が塗布しやすく、しかも接
着剤が早期に接着力を発揮させるために溶剤型になって
いる。このような溶剤型の接着剤であるので、塗布した
際に、溶剤がアスファルトシングルに移行し、また接着
剤中に残存する溶剤が徐々にアスファルトシングルに移
行してアスファルトを軟化させる。この軟化により、ア
スファルトシングルのアスファルトと砂との界面に含ま
れる空気が太陽熱によって容易に膨脹し、アスファルト
シングルの表面に無数のふくれが生じ著しく外観をそこ
なう欠点がある。
本発明は、これらの欠点を解消して比較的気温が低く
ても良好に接着し、かつ、施工後、アスファルトシング
ルの表面に接着剤の影響によるふくれが全く生じない接
着剤つきアスファルトシングルを提供することを目的と
してなされたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の課題を解決したアスファルトシング
ルを提供するもので、長手方向の一方の側縁に、一定間
隔毎に複数の切欠部を設け、該切欠部の間にタブ部を形
成するアスファルトシングルにおいて、該アスファルト
シングルのタブ部の裏面に、タブ部の面積の30%以上に
わたり、針入度0〜10のストレートアスファルト100重
量部、液状のポリブタジエンゴム10〜20重量部および無
機質粉末10〜30重量部から成る接着剤を塗布し、更に、
その接着剤面に剥離性の合成樹脂フイルムまたは紙を仮
着したことを特徴とするものである。
本発明のアスファルトシングルのタブ部の裏面に塗布
する接着剤に用いるストレートアスファルトは、その針
入度0〜10のものであり、石油アスファルトの日本工業
規格(JISK2207)に適合するものである。
また、液状ポリブタジエンゴムは、常温で流動性を持
つ重合体で、本発明に用いる接着剤の低温における接着
力を増大させるために使われるものである。液状ポリブ
タジエンゴムには、その末端官能基が,カルボキシル
基,臭素基などのものがあり、これらは何れもアスファ
ルトとの相溶性がよく使用することができるが、水酸基
末端のものは最も粘度が低く、作業性の点から最も好適
に使用し得るものである。
無機質粉末としては、タルク,炭酸カルシウムなど通
常瀝青物の充填剤として用いられるものが使用できる。
本発明のアスファルトシングルは、従来のアスファル
トシングルと同じように、基材にアスファルトを含浸,
塗覆したアスファルトシートの表面に着色砂を撒着し、
裏面に珪砂を付着して後、該裏面の所定の位置に、あら
かじめ調整された接着剤を、ロールコーターで0.3〜0.8
mmの厚さに広い幅の線状に塗布して、その上から接着剤
の塗布面より、やや幅の広い剥離性フイルムまたは剥離
紙を仮着する。冷却工程を経てシングル状にカットされ
て本願のアスファルトシングルが得られるが、タブ部の
裏面の30%以上の面積に接着剤が塗布されるようにあら
かじめ設定される。
本願のアスファルトシングルのタブ部の裏面に、タブ
部の面積の30%以上にわたり接着剤を塗布する必要があ
る。その理由は、建築基準法施行令第87条に示されてい
る風圧力の式から、台風の速度を、表日本の海岸付近で
測定された結果の最大値を考慮して、瞬間風速60m/秒と
すると、アスファルトシングルのタブ部(約380cm2)に
は18Kg程度の浮揚力が働くことになる。本発明のタブ部
裏面に塗布される接着剤の高温時(50℃)における接着
強度は0.15Kg/cm2であるので、上記の風圧力に耐えるた
めには接着剤の塗布面積が、タブ部の30%以上の面積で
なければならないことになる。
(実施例) つぎに実施例について説明する。
針入度0〜10のストレートアスファルトを180〜190℃
に加熱し、これに液状ポリブタジエンゴム(出光アーコ
社製Poly bd R−45HT)およびタルクを、第1表の配合
割合(実施例1〜3および比較例1〜3)に従って加
え、約30分攪拌混合して均一な接着剤を得た。このよう
にして得られた接着剤を、アスファルトシングル製造機
械でアスファルトシングルのタブ部に相当する位置の裏
面に、珪砂で被覆後、厚さ0.5mmで40mm幅の線状に塗布
し、接着剤面に厚さ10μの剥離性のポリエチレンフイル
ムを仮着し、冷却工程を経てシングル状にカットして接
着剤つきアスファルトシングルを作製した。
各種接着剤つきアスファルトシングルを2枚づつ2組
用意し、そのうちの1枚を接着剤面に仮着したフイルム
を取除き、接着剤塗布面を下側にして、もう1枚の表面
に重ね合せた。順次その作業を繰り返して各種2組づつ
の試料を作製し、1組を10℃、もう1組を50℃に調整し
た部屋に24時間放置した後、各試料の接着性を調べた。
その結果を第2表に示す。
上記の第2表から、液状ポリブタジエンゴム、および
タルクの配合量が多くなると、高温時には軟らかくなり
過ぎ、接着力が減少して使用できなくなることが判明し
た。
(発明の効果) 本発明によれば、アスファルトシングルのタブ部の裏
面に、タブ部の面積の30%以上にわたり接着剤が塗布さ
れているので、台風などで剥離することが全く皆無であ
るとともに、接着剤が低温においても高温においてもよ
く接着する。また施工に際して接着剤を塗布する必要も
ないので作業性が優れ、さらに施工時に塗布する接着剤
の溶剤によるふくれ現象の発生の心配が全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による施工屋根の一部の正面図、第2図
は第1図のA−A断面図、第3図は本発明の裏面図であ
る。 1…アスファルトシングル表面、2…アスファルトシン
グル裏面、3…切欠部、4…タブ部、5…接着剤、6…
剥離性テープ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向の一方の側縁に、一定間隔毎に複
    数の切欠部を設け、該切欠部の間にタブ部を形成するア
    スファルトシングルにおいて、該アスファルトシングル
    のタブ部の裏面に、タブ部の面積の30%以上にわたり、
    針入度0〜10のストレートアスファルト100重量部、液
    状ポリブタジエンゴム10〜20重量部および無機質粉末10
    〜30重量部から成る接着剤を塗布し、更に、その接着剤
    面に剥離性の合成樹脂フイルムまたは紙を仮着したこと
    を特徴とするアスファルトシングル。
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