JPH07283682A - 弾性表面波共振子フィルタ - Google Patents
弾性表面波共振子フィルタInfo
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- JPH07283682A JPH07283682A JP6074830A JP7483094A JPH07283682A JP H07283682 A JPH07283682 A JP H07283682A JP 6074830 A JP6074830 A JP 6074830A JP 7483094 A JP7483094 A JP 7483094A JP H07283682 A JPH07283682 A JP H07283682A
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- H03H9/6456—Coupled resonator filters having two acoustic tracks being electrically coupled
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】製造が容易でコスト低減を図ることができる弾
性表面波共振子フィルタの提供。 【構成】36°回転YカットLiTaO3基板2上に、
複数組のIDT4A〜4Cを近接配置し、かつIDT4
A〜4Cの両側に反射器3A,3Bを配設しており、I
DT4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚を
h、当該弾性表面波共振子フィルタで発生する表面波の
波長をλとしたとき、0.06≦h/λ≦0.10にし
た弾性表面波共振子フィルタ。なお、さらに、IDT4
A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極指幅をM、同電
極指形成ピッチをPとしたとき、0.6≦M/Pである
のが好ましい。
性表面波共振子フィルタの提供。 【構成】36°回転YカットLiTaO3基板2上に、
複数組のIDT4A〜4Cを近接配置し、かつIDT4
A〜4Cの両側に反射器3A,3Bを配設しており、I
DT4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚を
h、当該弾性表面波共振子フィルタで発生する表面波の
波長をλとしたとき、0.06≦h/λ≦0.10にし
た弾性表面波共振子フィルタ。なお、さらに、IDT4
A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極指幅をM、同電
極指形成ピッチをPとしたとき、0.6≦M/Pである
のが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電基板上にIDTと
反射器とを備えてなる弾性表面波共振子フィルタに関す
る。
反射器とを備えてなる弾性表面波共振子フィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種通信機器用に弾性表面波共振
子フィルタが使われるようになってきており、小型化、
無調製化の一役を担っている。
子フィルタが使われるようになってきており、小型化、
無調製化の一役を担っている。
【0003】ところで、各種通信機器の中でも携帯電話
用の用途では、25MHz以上の広い通過帯域幅を有し
かつ低損失なフィルタが要求される。このような要求
(特に広帯域化)に応える弾性表面波共振子フィルタと
しては、従来から、電気機械結合係数の大きい36°回
転YカットLiTaO3基板か、同じく、電気機械結合
係数の大きい64°回転YカットLiNbO3基板か
の、いずれかの基板を用いることが考えられていた。
用の用途では、25MHz以上の広い通過帯域幅を有し
かつ低損失なフィルタが要求される。このような要求
(特に広帯域化)に応える弾性表面波共振子フィルタと
しては、従来から、電気機械結合係数の大きい36°回
転YカットLiTaO3基板か、同じく、電気機械結合
係数の大きい64°回転YカットLiNbO3基板か
の、いずれかの基板を用いることが考えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、36°
回転YカットLiTaO3基板を用いた弾性表面波共振
子フィルタとしては、ラダー型やIIDT型等の設計方
法が実用化されているものの、モード結合を利用した一
般的な弾性表面波共振子フィルタでは、帯域幅を比帯域
幅(フィルタの中心周波数に対する通過帯域幅の比)で
約2%程度しか得ることができず、比帯域幅を少なくと
も3%必要な携帯電話用としては実用化に至っていな
い。
回転YカットLiTaO3基板を用いた弾性表面波共振
子フィルタとしては、ラダー型やIIDT型等の設計方
法が実用化されているものの、モード結合を利用した一
般的な弾性表面波共振子フィルタでは、帯域幅を比帯域
幅(フィルタの中心周波数に対する通過帯域幅の比)で
約2%程度しか得ることができず、比帯域幅を少なくと
も3%必要な携帯電話用としては実用化に至っていな
い。
【0005】これに対して、64°回転YカットLiN
bO3基板を用いた弾性表面波共振子フィルタでは、比
帯域幅を4%得ることができ、携帯電話用として従来か
ら実用されているものの、製造が容易でなく製造コスト
が高くなるという問題があった。
bO3基板を用いた弾性表面波共振子フィルタでは、比
帯域幅を4%得ることができ、携帯電話用として従来か
ら実用されているものの、製造が容易でなく製造コスト
が高くなるという問題があった。
【0006】すなわち、携帯電話用の用途で用いられる
弾性表面波共振子フィルタでは、通過帯域の低域側、高
域側、少なくとも一方に阻止域が存在しており、さらに
は、これら阻止域のいずれか一方、もしくは両方におい
て所定の減衰量を得ることが必要とされており、一般
に、この減衰量は20dB以上必要とされている。した
がって、減衰量20dBレベルにおける帯域幅が狭いフ
ィルタほどフィルタのシェイプファクタ(これは通過帯
域幅/減衰帯域幅で表される)が良好で製造しやすくな
る。
弾性表面波共振子フィルタでは、通過帯域の低域側、高
域側、少なくとも一方に阻止域が存在しており、さらに
は、これら阻止域のいずれか一方、もしくは両方におい
て所定の減衰量を得ることが必要とされており、一般
に、この減衰量は20dB以上必要とされている。した
がって、減衰量20dBレベルにおける帯域幅が狭いフ
ィルタほどフィルタのシェイプファクタ(これは通過帯
域幅/減衰帯域幅で表される)が良好で製造しやすくな
る。
【0007】このことを図7の例で説明する。図7は6
4°回転YカットLiNbO3基板を用いた従来のた弾
性表面波共振子フィルタの特性図であり、GSM(Grou
p Special Mobil)向けに設計されたものである。この
GSMシステムでは携帯器の受信回路側に中心周波数f
0が947.5MHzの弾性表面波共振子フィルタが使
われるが、要求される特性として低域側(f0−45M
Hz)の領域に位置する受信側周波数の干渉を阻止する
ために、阻止域(902.5MHz±12.5MHz、
以下、低域側阻止域Cと呼ぶ)での減衰量として、20
dB以上が必要とされる。また、同様に高域側45MH
zでの領域(992.5±12.5MHz、以下、高域
側阻止域C’と呼ぶ)でのイメージ抑圧のために20d
B以上の減衰量があることが望ましい。
4°回転YカットLiNbO3基板を用いた従来のた弾
性表面波共振子フィルタの特性図であり、GSM(Grou
p Special Mobil)向けに設計されたものである。この
GSMシステムでは携帯器の受信回路側に中心周波数f
0が947.5MHzの弾性表面波共振子フィルタが使
われるが、要求される特性として低域側(f0−45M
Hz)の領域に位置する受信側周波数の干渉を阻止する
ために、阻止域(902.5MHz±12.5MHz、
以下、低域側阻止域Cと呼ぶ)での減衰量として、20
dB以上が必要とされる。また、同様に高域側45MH
zでの領域(992.5±12.5MHz、以下、高域
側阻止域C’と呼ぶ)でのイメージ抑圧のために20d
B以上の減衰量があることが望ましい。
【0008】一般に、弾性表面波共振子フィルタは製造
上の下降ばらつきにより、中心周波数が変化するので、
それに伴い減衰量も変動する。よって、低域、高域側そ
れぞれに減衰量20dB以上を確保するためには、それ
に応じた周波数精度が必要とされる。
上の下降ばらつきにより、中心周波数が変化するので、
それに伴い減衰量も変動する。よって、低域、高域側そ
れぞれに減衰量20dB以上を確保するためには、それ
に応じた周波数精度が必要とされる。
【0009】また、低域側、高域側それぞれに高減衰量
を得るには、図7のように低域側阻止域Cと高域側阻止
域C’とのほぼ中央に弾性表面波共振子フィルタの中心
周波数が位置することが理想的ではあるが、ロス20d
Bの帯域幅Aが狭いほど弾性表面波共振子フィルタの中
心周波数の変動が大きくても減衰量20dB以上が得ら
れることになる。つまり、低域側と高域側とに、それぞ
れ20dB以上の減衰量を得るためには弾性表面波共振
子フィルタの減衰量20dBにおける帯域幅が重要な要
素となる。
を得るには、図7のように低域側阻止域Cと高域側阻止
域C’とのほぼ中央に弾性表面波共振子フィルタの中心
周波数が位置することが理想的ではあるが、ロス20d
Bの帯域幅Aが狭いほど弾性表面波共振子フィルタの中
心周波数の変動が大きくても減衰量20dB以上が得ら
れることになる。つまり、低域側と高域側とに、それぞ
れ20dB以上の減衰量を得るためには弾性表面波共振
子フィルタの減衰量20dBにおける帯域幅が重要な要
素となる。
【0010】図7の場合、低域側の製造余裕(周波数変
動の許容幅)は図中、Y点とX点の周波数差に相当し、
その値は阻止域と通過域との周波数差B(45MHz)
からロス20dBの帯域幅(片側28MHz)と低域側
阻止域C(片側12.5MHz)を差し引いた値に等し
い。この場合、その値は4.5MHzになるが、弾性表
面波共振子フィルタは周囲温度により周波数が−25〜
75℃の範囲で常温に対し±3MHz変動するので、実
用にはこの値を引いて、1.5MHzが低域側の製造余
裕に相当する。高域側についても全く同様であり説明は
略するが、同様に1.5MHzの製造余裕となる。
動の許容幅)は図中、Y点とX点の周波数差に相当し、
その値は阻止域と通過域との周波数差B(45MHz)
からロス20dBの帯域幅(片側28MHz)と低域側
阻止域C(片側12.5MHz)を差し引いた値に等し
い。この場合、その値は4.5MHzになるが、弾性表
面波共振子フィルタは周囲温度により周波数が−25〜
75℃の範囲で常温に対し±3MHz変動するので、実
用にはこの値を引いて、1.5MHzが低域側の製造余
裕に相当する。高域側についても全く同様であり説明は
略するが、同様に1.5MHzの製造余裕となる。
【0011】しかしながら、フィルタの中心周波数は電
極膜厚や電極線幅に大きく依存するため、片側1.5M
Hzの製造余裕では、製造ロット毎に電極膜厚や電極線
幅を厳密に管理しなければならず、このことが製造上の
困難さや製造コストを増大さす原因となっていた。
極膜厚や電極線幅に大きく依存するため、片側1.5M
Hzの製造余裕では、製造ロット毎に電極膜厚や電極線
幅を厳密に管理しなければならず、このことが製造上の
困難さや製造コストを増大さす原因となっていた。
【0012】したがって、本発明においては、製造が容
易でコスト低減を図ることができる弾性表面波共振子フ
ィルタの提供を目的としている。
易でコスト低減を図ることができる弾性表面波共振子フ
ィルタの提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明においては、36°回転YカットLi
TaO3基板上に、複数組のIDTを近接配置し、かつ
前記IDTの両側に反射器を配設してなる弾性表面波共
振子フィルタにおいて、前記IDTおよび前記反射器の
電極膜厚をh、当該弾性表面波共振子フィルタで発生す
る表面波の波長をλとしたとき、0.06≦h/λ≦
0.10であることに特徴がある。
るために、本発明においては、36°回転YカットLi
TaO3基板上に、複数組のIDTを近接配置し、かつ
前記IDTの両側に反射器を配設してなる弾性表面波共
振子フィルタにおいて、前記IDTおよび前記反射器の
電極膜厚をh、当該弾性表面波共振子フィルタで発生す
る表面波の波長をλとしたとき、0.06≦h/λ≦
0.10であることに特徴がある。
【0014】なお、前記IDTおよび前記反射器の電極
指幅をM、同電極指形成ピッチをPとしたとき、0.6
≦M/Pであるのが好ましい。
指幅をM、同電極指形成ピッチをPとしたとき、0.6
≦M/Pであるのが好ましい。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る弾性表面波共振子フ
ィルタに共通する構成を示した平面図であり、図2はこ
の弾性表面波共振子フィルタのIDTおよび反射器の要
部を拡大した断面図である。
ィルタに共通する構成を示した平面図であり、図2はこ
の弾性表面波共振子フィルタのIDTおよび反射器の要
部を拡大した断面図である。
【0017】第1実施例の弾性表面波共振子フィルタ1
は36°回転YカットLiTaO3基板2を備え、この
LiTaO3基板表面2上に反射器3A,3Bが形成さ
れ、反射器3Aと反射器3Bとの間には3個のIDT4
A〜4Cが形成されている。これらの反射器3A,3B
およびIDT4A〜4Cは複数の電極指5…を備えてい
る。そして、両側のIDT4A,4Cは電気的に並列接
続され、入出力端子6に接続されている。一方、中央の
IDT4Bは入出力端子7に接続されている。これらの
反射器3A,3BおよびIDT4A〜4Cはすべて36
°回転YカットLiTaO3基板2にAlの薄膜を成膜
した後、フォトエッチング工程を経て形成されるが、リ
フトオフ法等の手法により選択的に付着形成してもよ
い。
は36°回転YカットLiTaO3基板2を備え、この
LiTaO3基板表面2上に反射器3A,3Bが形成さ
れ、反射器3Aと反射器3Bとの間には3個のIDT4
A〜4Cが形成されている。これらの反射器3A,3B
およびIDT4A〜4Cは複数の電極指5…を備えてい
る。そして、両側のIDT4A,4Cは電気的に並列接
続され、入出力端子6に接続されている。一方、中央の
IDT4Bは入出力端子7に接続されている。これらの
反射器3A,3BおよびIDT4A〜4Cはすべて36
°回転YカットLiTaO3基板2にAlの薄膜を成膜
した後、フォトエッチング工程を経て形成されるが、リ
フトオフ法等の手法により選択的に付着形成してもよ
い。
【0018】この弾性表面波共振子フィルタ1はIDT
4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚を、この
弾性表面波共振子フィルタ1で発生する弾性表面波の波
長によって規定したことに特徴がある。
4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚を、この
弾性表面波共振子フィルタ1で発生する弾性表面波の波
長によって規定したことに特徴がある。
【0019】具体的には、IDT4A〜4Cおよび反射
器3A,3Bの電極指5の膜厚をh、この弾性表面波共
振子フィルタ1で発生する弾性表面波の波長をλとした
場合に、波長λに対する電極膜厚hの大きさh/λ(以
下、電極膜厚比h/λと称す)を0.06以上、0.1
0以下(0.06≦h/λ≦0.10)としており、こ
のようにすることで、製造余裕を拡大して、製造の容易
性とコストダウンを得ている。
器3A,3Bの電極指5の膜厚をh、この弾性表面波共
振子フィルタ1で発生する弾性表面波の波長をλとした
場合に、波長λに対する電極膜厚hの大きさh/λ(以
下、電極膜厚比h/λと称す)を0.06以上、0.1
0以下(0.06≦h/λ≦0.10)としており、こ
のようにすることで、製造余裕を拡大して、製造の容易
性とコストダウンを得ている。
【0020】以下、その理由を説明する。
【0021】64°回転YカットLiNbO3基板の代
わって、36°回転YカットLiTaO3 基板2を用い
た弾性表面波共振子フィルタは共振子のQが大きくなっ
て前述したシェイプファクタが向上することはよく知ら
れている。しかしながら、36°回転YカットLiTa
O3基板2を用いた弾性表面波共振子フィルタは、従来
例で説明したように、そのままでは、携帯電話用として
十分な通過帯域幅が得られない。したがって、36°回
転YカットLiTaO3 基板2を用いた弾性表面波共振
子フィルタでは通過帯域幅を拡大する工夫が必要とな
る。詳細にいえば、GSM等の900MHz帯の携帯電
話では、温度変動分を含めて最低でも30MHzの通過
帯域幅が必要となる。この必要となる通過帯域幅は、フ
ィルタの中心周波数に対する通過帯域幅の比である比帯
域幅として換算すると、比帯域幅3.3%である。
わって、36°回転YカットLiTaO3 基板2を用い
た弾性表面波共振子フィルタは共振子のQが大きくなっ
て前述したシェイプファクタが向上することはよく知ら
れている。しかしながら、36°回転YカットLiTa
O3基板2を用いた弾性表面波共振子フィルタは、従来
例で説明したように、そのままでは、携帯電話用として
十分な通過帯域幅が得られない。したがって、36°回
転YカットLiTaO3 基板2を用いた弾性表面波共振
子フィルタでは通過帯域幅を拡大する工夫が必要とな
る。詳細にいえば、GSM等の900MHz帯の携帯電
話では、温度変動分を含めて最低でも30MHzの通過
帯域幅が必要となる。この必要となる通過帯域幅は、フ
ィルタの中心周波数に対する通過帯域幅の比である比帯
域幅として換算すると、比帯域幅3.3%である。
【0022】そこで、本願発明者は、IDT4A〜4C
および反射器3A,3Bの電極膜厚hを厚くすれば、反
射器3A,3Bのストップバンド幅が広がり、これによ
って通過帯域幅の拡幅が図れることを見いだし、その比
較実験を行った。その結果を図3に示す。図3は本実施
例の同様の構造を備えた弾性表面波共振子フィルタの電
極膜厚比h/λを変化させた場合の比帯域幅を測定した
実験結果である。
および反射器3A,3Bの電極膜厚hを厚くすれば、反
射器3A,3Bのストップバンド幅が広がり、これによ
って通過帯域幅の拡幅が図れることを見いだし、その比
較実験を行った。その結果を図3に示す。図3は本実施
例の同様の構造を備えた弾性表面波共振子フィルタの電
極膜厚比h/λを変化させた場合の比帯域幅を測定した
実験結果である。
【0023】従来、弾性表面波共振子フィルタでは、電
極膜厚比h/λを0.03前後に設定するのが一般的で
あったが、この実験結果から明らかなように、36°回
転YカットLiTaO3 基板2を用いた弾性表面波共振
子フィルタでは、携帯電話用として実用上十分なる比帯
域幅3.3%を得るには、電極膜厚比h/λを従来の2
倍以上、すなわち、h/λ≧0.06とする必要がある
のがわかる。
極膜厚比h/λを0.03前後に設定するのが一般的で
あったが、この実験結果から明らかなように、36°回
転YカットLiTaO3 基板2を用いた弾性表面波共振
子フィルタでは、携帯電話用として実用上十分なる比帯
域幅3.3%を得るには、電極膜厚比h/λを従来の2
倍以上、すなわち、h/λ≧0.06とする必要がある
のがわかる。
【0024】また、電極膜圧比h/λを大きくすれば、
それに応答して比帯域幅も増大するのは、図3の結果か
ら明白であるが、あまり、電極膜厚比h/λを大きくす
ると通過帯域が低域側や高域側の阻止域に重なることに
なり、これでは減衰量が不足する原因となるので望まし
くない。ここで低域側と高域側との阻止域の周波数差は
図7から65MHzであるから、比帯域幅に換算して
6.9%以上に拡大することは望ましくなく、図3の結
果から電極膜厚比h/λは0.10以下とする必要があ
る。
それに応答して比帯域幅も増大するのは、図3の結果か
ら明白であるが、あまり、電極膜厚比h/λを大きくす
ると通過帯域が低域側や高域側の阻止域に重なることに
なり、これでは減衰量が不足する原因となるので望まし
くない。ここで低域側と高域側との阻止域の周波数差は
図7から65MHzであるから、比帯域幅に換算して
6.9%以上に拡大することは望ましくなく、図3の結
果から電極膜厚比h/λは0.10以下とする必要があ
る。
【0025】次に、このように構成された第1実施例の
弾性表面波共振子フィルタ1の特性を測定した結果を図
4に基づいて説明する。図4は電極膜厚比h/λ=0.
6として、そのほかの構造を従来例と同様に構成した本
実施例の弾性表面波共振子フィルタ1の特性を測定した
結果を示している。この図から明らかなように、減衰量
20dBレベルでの帯域幅Aは48MHzとなってお
り、従来例より8MHz改善されている。また、従来例
と同様に算出した製造余裕は片側5.5MHzとなって
おり、従来例の約3.6倍となっている。また、減衰量
の実力値も30dB近くまで得られているのがわかる。
弾性表面波共振子フィルタ1の特性を測定した結果を図
4に基づいて説明する。図4は電極膜厚比h/λ=0.
6として、そのほかの構造を従来例と同様に構成した本
実施例の弾性表面波共振子フィルタ1の特性を測定した
結果を示している。この図から明らかなように、減衰量
20dBレベルでの帯域幅Aは48MHzとなってお
り、従来例より8MHz改善されている。また、従来例
と同様に算出した製造余裕は片側5.5MHzとなって
おり、従来例の約3.6倍となっている。また、減衰量
の実力値も30dB近くまで得られているのがわかる。
【0026】ところで、IDT4A〜4Cおよび反射器
3A,3Bの電極膜厚hを厚くすれば、通過帯域幅の拡
幅を図れるものの、反射器3A,3Bの反射率が増大し
てストップバンド幅が大きくなり、それがシェイプファ
クタを悪化させる要因となってしまう。そこで本願発明
者は、IDT4A〜4Cや反射器3A,3Bの電極指線
幅を変化させることによってシェイプファクタが向上す
ることを見いだし、この点に着目して、第2実施例の弾
性表面波共振子フィルタ10を構成した。
3A,3Bの電極膜厚hを厚くすれば、通過帯域幅の拡
幅を図れるものの、反射器3A,3Bの反射率が増大し
てストップバンド幅が大きくなり、それがシェイプファ
クタを悪化させる要因となってしまう。そこで本願発明
者は、IDT4A〜4Cや反射器3A,3Bの電極指線
幅を変化させることによってシェイプファクタが向上す
ることを見いだし、この点に着目して、第2実施例の弾
性表面波共振子フィルタ10を構成した。
【0027】この弾性表面波共振子フィルタ1は36°
回転YカットLiTaO3基板と、反射器と、IDTと
を備え、これら反射器およびIDTは複数の電極指を備
えており、これらの基本構成は第1実施例と同様であ
る。
回転YカットLiTaO3基板と、反射器と、IDTと
を備え、これら反射器およびIDTは複数の電極指を備
えており、これらの基本構成は第1実施例と同様であ
る。
【0028】この弾性表面波共振子フィルタ1はIDT
4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚hを、こ
の弾性表面波共振子フィルタ1で発生する弾性表面波の
波長λによって規定し(これは第1実施例と同様)、さ
らに、電極指5の線幅を、電極指5の形成ピッチによっ
て規定したことに特徴がある。
4A〜4Cおよび反射器3A,3Bの電極膜厚hを、こ
の弾性表面波共振子フィルタ1で発生する弾性表面波の
波長λによって規定し(これは第1実施例と同様)、さ
らに、電極指5の線幅を、電極指5の形成ピッチによっ
て規定したことに特徴がある。
【0029】具体的には、電極膜厚比h/λを0.06
以上、0.10以下(0.06≦h/λ≦0.10)と
し、さらに、IDT4A〜4Cおよび反射器3A,3B
の電極指形成ピッチをP、同電極指幅をMとした場合
に、電極指形成ピッチPに対する電極指線幅Mの大きさ
M/P(以下、電極指デューティーM/Pと称す)を
0.6以上(0.6≦M/P)としており、このように
することで、製造余裕を拡大して、製造の容易性とコス
トダウンを得ている。
以上、0.10以下(0.06≦h/λ≦0.10)と
し、さらに、IDT4A〜4Cおよび反射器3A,3B
の電極指形成ピッチをP、同電極指幅をMとした場合
に、電極指形成ピッチPに対する電極指線幅Mの大きさ
M/P(以下、電極指デューティーM/Pと称す)を
0.6以上(0.6≦M/P)としており、このように
することで、製造余裕を拡大して、製造の容易性とコス
トダウンを得ている。
【0030】以下、その理由を説明する。
【0031】図5は、第2実施例と同様の構造を備えた
弾性表面波共振子フィルタの電極指デューティーM/P
を変化させた場合の減衰量20dBレベルにおける帯域
幅の変動を測定した実験結果である。この実験結果から
明らかなように、電極指デューティーM/Pの値が大き
いほど減衰量20dBレベルでの帯域幅が狭くなり、し
たがって、シェイプファクタが向上するのがわかる。さ
らに、詳細に検討すれば、電極指デューティーM/P≧
0.6であれば、最良の効果が得られることがわかる。
弾性表面波共振子フィルタの電極指デューティーM/P
を変化させた場合の減衰量20dBレベルにおける帯域
幅の変動を測定した実験結果である。この実験結果から
明らかなように、電極指デューティーM/Pの値が大き
いほど減衰量20dBレベルでの帯域幅が狭くなり、し
たがって、シェイプファクタが向上するのがわかる。さ
らに、詳細に検討すれば、電極指デューティーM/P≧
0.6であれば、最良の効果が得られることがわかる。
【0032】なお、図5の実験結果より、電極指デュー
ティーM/Pを0.4以下にしても若干の改善効果が得
られる。しかしながら、この効果はごく僅かであるう
え、電極指13の幅を狭くすることは、電極指抵抗の増
大を来して挿入損失を悪化させるので、電極指13の幅
を狭くするは望ましくない。また、電極指デューティー
M/Pの上限は、電極指13の加工技術(換言すれば、
電極指13間の隙間形成技術)の限界により決定される
ものであり、特にここで限定する必要はない。
ティーM/Pを0.4以下にしても若干の改善効果が得
られる。しかしながら、この効果はごく僅かであるう
え、電極指13の幅を狭くすることは、電極指抵抗の増
大を来して挿入損失を悪化させるので、電極指13の幅
を狭くするは望ましくない。また、電極指デューティー
M/Pの上限は、電極指13の加工技術(換言すれば、
電極指13間の隙間形成技術)の限界により決定される
ものであり、特にここで限定する必要はない。
【0033】次に、このように構成された第2実施例の
弾性表面波共振子フィルタ10の特性を測定した結果を
図6に基づいて説明する。図6は電極膜厚比h/λ=
0.6、電極指デューティーM/P=0.6として、そ
のほかの構造を従来例と同様に構成した本実施例の弾性
表面波共振子フィルタ10を2セクション縦続接続して
構成したフィルタの特性を測定した結果を示している。
弾性表面波共振子フィルタ10の特性を測定した結果を
図6に基づいて説明する。図6は電極膜厚比h/λ=
0.6、電極指デューティーM/P=0.6として、そ
のほかの構造を従来例と同様に構成した本実施例の弾性
表面波共振子フィルタ10を2セクション縦続接続して
構成したフィルタの特性を測定した結果を示している。
【0034】この図から明らかなように、減衰量20d
Bレベルでの帯域幅Aは40MHzとなっており、従来
例に比べて16MHz改善されている。また、従来例と
同様に算出した製造余裕は9.5MHzとなっており、
従来例の約6.3倍となっている。また、減衰量の実力
値も30dB以上得られているのがわかる。なお、図6
のデータは本実施例の弾性表面波共振子フィルタ10を
2セクション縦続接続して構成したものにおけるデータ
であったが、本実施例の弾性表面波共振子フィルタ10
を1セクション、あるいは3セクション以上縦続接続し
て構成したものであっても、同様の効果を奏することが
できるのはいうまでもない。
Bレベルでの帯域幅Aは40MHzとなっており、従来
例に比べて16MHz改善されている。また、従来例と
同様に算出した製造余裕は9.5MHzとなっており、
従来例の約6.3倍となっている。また、減衰量の実力
値も30dB以上得られているのがわかる。なお、図6
のデータは本実施例の弾性表面波共振子フィルタ10を
2セクション縦続接続して構成したものにおけるデータ
であったが、本実施例の弾性表面波共振子フィルタ10
を1セクション、あるいは3セクション以上縦続接続し
て構成したものであっても、同様の効果を奏することが
できるのはいうまでもない。
【0035】さらには、これら実施例では、IDT4A
〜4Cを36°回転YカットLiTaO3基板2上に、
3組備えた弾性表面波共振子フィルタ1において、本発
明を実施していたが、36°回転YカットLiTaO3
基板2上に、IDT4A〜4Cを2組、あるいは4組以
上備えて構成された弾性表面波共振子フィルタにおいて
も本発明を実施できるのはいうまでもない。
〜4Cを36°回転YカットLiTaO3基板2上に、
3組備えた弾性表面波共振子フィルタ1において、本発
明を実施していたが、36°回転YカットLiTaO3
基板2上に、IDT4A〜4Cを2組、あるいは4組以
上備えて構成された弾性表面波共振子フィルタにおいて
も本発明を実施できるのはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の発明によ
れば、電極膜厚比0.06≦h/λ≦0.10とするこ
とで、弾性表面波共振子フィルタを広帯域でしかもシェ
ープフアクタの良好なものとすることができた。そのた
め、減衰量20dBレベルでの帯域幅が狭くなり、製造
余裕が拡大して製造しやすくなり、その分、コストダウ
ンが図れるようになった。
れば、電極膜厚比0.06≦h/λ≦0.10とするこ
とで、弾性表面波共振子フィルタを広帯域でしかもシェ
ープフアクタの良好なものとすることができた。そのた
め、減衰量20dBレベルでの帯域幅が狭くなり、製造
余裕が拡大して製造しやすくなり、その分、コストダウ
ンが図れるようになった。
【0037】また、従来の同様の製造余裕のもとで、こ
の弾性表面波共振子フィルタを製造すれば、より高い減
衰量が得ることができるという効果もある。
の弾性表面波共振子フィルタを製造すれば、より高い減
衰量が得ることができるという効果もある。
【0038】さらには、電極指デューティーM/P≧
0.6とすれば、弾性表面波共振子フィルタのシェープ
フアクタはより向上し、その分、さらに、製造余裕が拡
大して、コストダウンが図れるようになるとともに、こ
の弾性表面波共振子フィルタを従来の同様の製造余裕の
もとで製造すれば、さらに高い減衰量が得られるという
効果も発揮できる。
0.6とすれば、弾性表面波共振子フィルタのシェープ
フアクタはより向上し、その分、さらに、製造余裕が拡
大して、コストダウンが図れるようになるとともに、こ
の弾性表面波共振子フィルタを従来の同様の製造余裕の
もとで製造すれば、さらに高い減衰量が得られるという
効果も発揮できる。
【図1】本発明の第1実施例、第2実施例に係る弾性表
面波共振子フィルタの構造を示す平面図である。
面波共振子フィルタの構造を示す平面図である。
【図2】第1実施例、第2実施例に係る弾性表面波共振
子フィルタのIDTおよび反射器の部分を拡大した断面
図である。
子フィルタのIDTおよび反射器の部分を拡大した断面
図である。
【図3】弾性表面波共振子フィルタにおける電極膜厚比
h/λと通過帯域幅(比帯域幅)との関係を示す線図で
ある。
h/λと通過帯域幅(比帯域幅)との関係を示す線図で
ある。
【図4】第1実施例の弾性表面波共振子フィルタの特性
を示す線図である。
を示す線図である。
【図5】弾性表面波共振子フィルタにおける電極指デュ
ーティーM/Pと減衰量20dBレベルでの帯域幅との
関係を示す線図である。
ーティーM/Pと減衰量20dBレベルでの帯域幅との
関係を示す線図である。
【図6】第2実施例の弾性表面波共振子フィルタの特性
を示す線図である。
を示す線図である。
【図7】従来例の弾性表面波共振子フィルタの特性を示
す線図である。
す線図である。
2 36°回転YカットLiTaO3基板 3A,3B 反射器 4A〜4C IDT h 電極膜厚 λ 表面波の波長 M 電極指幅 P 電極指形成ピッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 36°回転YカットLiTaO3基板上
に、複数組のIDTを近接配置し、かつ前記IDTの両
側に反射器を配設してなる弾性表面波共振子フィルタで
あって、 前記IDTおよび前記反射器の電極膜厚をh、当該弾性
表面波共振子フィルタで発生する表面波の波長をλとし
たとき、 0.06≦h/λ≦0.10 であることを特徴とする弾性表面波共振子フィルタ。 - 【請求項2】 前記IDTおよび前記反射器の電極指幅
をM、同電極指形成ピッチをPとしたとき、 0.6≦M/P であることを特徴とする請求項1記載の弾性表面波共振
子フィルタ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074830A JPH07283682A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 弾性表面波共振子フィルタ |
GB9507216A GB2288503B (en) | 1994-04-13 | 1995-04-07 | Surface acoustic wave filter |
DE19513937A DE19513937C2 (de) | 1994-04-13 | 1995-04-12 | Akustisches Oberflächenwellenfilter |
US08/728,736 US5731748A (en) | 1994-04-13 | 1996-10-11 | Saw filter with specified electrode dimensions |
US09/238,947 USRE37102E1 (en) | 1994-04-13 | 1999-01-27 | Saw filter with specified electrode dimensions |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6074830A JPH07283682A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 弾性表面波共振子フィルタ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002355703A Division JP2003198316A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | 携帯電話用弾性表面波共振子フィルタ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07283682A true JPH07283682A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13558648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6074830A Pending JPH07283682A (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-13 | 弾性表面波共振子フィルタ |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPH07283682A (ja) |
DE (1) | DE19513937C2 (ja) |
GB (1) | GB2288503B (ja) |
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EP1017169A2 (en) | 1998-12-29 | 2000-07-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Surface acoustic wave device |
WO2001037426A1 (fr) * | 1999-11-16 | 2001-05-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Dispositif a onde elastique |
US6498548B2 (en) * | 2000-12-07 | 2002-12-24 | Fujitsu Media Devices Limited | Surface acoustic wave filter with optimized width and pitch of interdigital electrodes and reflector electrodes |
DE10147116B4 (de) * | 2000-09-25 | 2008-07-24 | Murata Manufacturing Co., Ltd., Nagaokakyo | Oberflächenwellenbauelement mit einem Anisotropieindex kleiner als -1, bedingt durch eine Mehrschichtstruktur der Sammelelektroden, sowie Duplexer und Kommunikationsausrüstungsgerät, die dieses verwendet |
JP2016184900A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | 株式会社村田製作所 | 弾性表面波フィルタ |
WO2018043496A1 (ja) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置及びその製造方法 |
WO2020204045A1 (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-08 | 国立大学法人東北大学 | 高次モード弾性表面波デバイス |
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GB2312110B (en) * | 1996-03-29 | 2000-07-05 | Advanced Saw Prod Sa | Acoustic wave filter |
JP3239064B2 (ja) * | 1996-05-28 | 2001-12-17 | 富士通株式会社 | 弾性表面波装置 |
EP0866551A3 (en) * | 1997-03-21 | 2000-05-24 | Mitsubishi Materials Corporation | Surface acoustic wave element |
JPH10276062A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 弾性表面波デバイス |
WO2004102797A1 (ja) * | 1997-07-17 | 2004-11-25 | Michiaki Takagi | 2ポートsaw共振子 |
WO1999004489A1 (fr) * | 1997-07-18 | 1999-01-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Filtre d'ondes acoustiques de surface |
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EP1041716B1 (en) | 1998-10-16 | 2006-07-12 | Seiko Epson Corporation | Surface acoustic wave device |
JP3485833B2 (ja) * | 1999-03-25 | 2004-01-13 | 三洋電機株式会社 | 弾性表面波デバイス |
JP3485832B2 (ja) * | 1999-03-25 | 2004-01-13 | 三洋電機株式会社 | 弾性表面波デバイス |
TW465179B (en) * | 1999-05-27 | 2001-11-21 | Murata Manufacturing Co | Surface acoustic wave device and method of producing the same |
JP3391309B2 (ja) * | 1999-09-02 | 2003-03-31 | 株式会社村田製作所 | 表面波装置及び通信機装置 |
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JPH02250415A (ja) | 1989-03-23 | 1990-10-08 | Murata Mfg Co Ltd | 弾性表面波装置 |
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- 1995-04-12 DE DE19513937A patent/DE19513937C2/de not_active Expired - Lifetime
-
1996
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