JPH0541916U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JPH0541916U
JPH0541916U JP9126891U JP9126891U JPH0541916U JP H0541916 U JPH0541916 U JP H0541916U JP 9126891 U JP9126891 U JP 9126891U JP 9126891 U JP9126891 U JP 9126891U JP H0541916 U JPH0541916 U JP H0541916U
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door trim
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文彦 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールドプレス成形による樹脂芯材を使用し
て、造形上ドアトリムの前部上端側においてウエストラ
インの高さを徐変させた自動車用ドアトリムにおいて、
従来のスペーサーパッドを廃止することにより、コスト
ダウンを図ることを目的とする。 【構成】 ドアトリム10の前部上端側10aにおける
樹脂芯材11のウエストフランジ部13にヒンジ部16
を介して重合可能な折曲片15を設置して、この折曲片
15をウエストフランジ部13に重合させることによ
り、ウエストラインの高さの徐変部分においてもウエス
トフランジ部13の高さを常に一定に維持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、モールドプレス成形された樹脂芯材を使用した自動車用ドアトリ ムに関するもので、特にインナーシールを取付けるウエストフランジ部の形状に 工夫を加えた自動車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ドアパネルの室内側には内装部品としてドアトリムが装着されているが 、最近の傾向として、図9に示すように、ドアトリム1のウエストライン2はイ ンストパッド3のウエストライン4と連続するように、ドアトリム1のウエスト ライン2の高さを前方にいくにつれ徐変させて、室内美観の向上を図るようにし ている。
【0003】 従って、このようにウエストライン2の高さを徐変させるため、図10,図1 1に示すように、ドアトリム1のウエストフランジ部5の上端とウエストライン 2との間に段差を設けて樹脂芯材1aを成形している。
【0004】 尚、図12は、樹脂芯材1aを射出成形する際の射出成形用金型構造を示すも ので、コア側金型6とキャビティー側金型7との間にコア8を介在させた金型構 造により、所要形状の樹脂芯材1aの成形を行なっている。
【0005】 ところで、図10,図11に示すドアトリム1の樹脂芯材1aは射出成形によ るものであるが、最近では、射出成形に替り型製作費、工程管理等を考慮して、 モールドプレス成形が多用される傾向にある。
【0006】 しかしながら、モールドプレス成形を使用する場合、ウエストフランジ部5の 上端とウエストライン2との間に段差を形成する場合、型構造上、図13に示す ように、コア側金型6の突出部6aの強度を維持する関係から、樹脂芯材1aは 図14に示すように、段差が始まる部分におけるウエストフランジ部5の高さも 変えなければならず、そうした場合、図15に示すように、ウエストフランジ部 5の高さを一定にする必要があることから、スペーサーパッドPを内部に装填し た後、インナーシール9を取付けているのが実情である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
このように、モールドプレス成形による樹脂芯材1aを使用した場合、ドアト リム1のウエストライン2の高さを徐変させた場合、インナーシール9を取付け るウエストフランジ部5の高さを一定に保つことが困難であり、別途スペーサー パッドPを必要とするため、部品点数の増大を招くとともに、スペーサーパッド Pの取付工数もかさみ、大幅なコストアップを招来するという欠点が指摘されて いる。
【0008】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、モールドプレス成形により成形された樹脂芯材を使用するとともに、イ ンストパッドとの対応でウエストラインの高さを徐変させた自動車用ドアトリム において、従来のスペーサーパッドを廃止することにより、部品点数の削減、取 付工数の低減を図り、製品のコストダウンに大きく貢献できる自動車用ドアトリ ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、所要形状にモールドプレス成形された 樹脂芯材を表皮材により被覆してなり、インナーシールを取着するウエストフラ ンジ部を備えるとともに、インストパッドに対向する前部上端側を、インストパ ッドのコーナー部に合せて、そのウエストラインの高さを徐変させた自動車用ド アトリムにおいて、 前記ドアトリムの前部上端側における樹脂芯材のウエストフランジ部にヒンジ 部を介して重合可能な折曲片を設置することにより、ウエストフランジ部の高さ を一定にしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
以上の構成から明らかなように、樹脂芯材のウエストフランジ部に設置された 折曲片をヒンジ部を介して折曲げ、ウエストフランジ部と重合させれば、この折 曲片の長さをウエストフランジ部の寸法と同一に設定しておけば、ウエストライ ンの高さが徐変するドアトリムの前部側においてもウエストフランジ部の高さを 常に一定に維持することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案による自動車用ドアトリムの構成を示す一部切欠斜視図、図2, 図3は同自動車用ドアトリムに使用する樹脂芯材の要部斜視図、図4,図5は同 自動車用ドアトリムにインナーシールを取付ける工程を説明する各断面図、図6 は本考案による自動車用ドアトリムの別実施例を示す断面図、図7は同自動車用 ドアトリムに使用する樹脂芯材の変形例を示す斜視図、図8はこの樹脂芯材の成 形時の状態を示す金型構造の断面図である。
【0013】 図1において、本考案による自動車用ドアトリム10は、所要形状にモールド プレス成形された樹脂芯材11と、この樹脂芯材11の表面側に貼着される表皮 材12とから大略構成されており、上記樹脂芯材11としてはポリプロピレン樹 脂にタルクを混入した複合樹脂材料を使用し、表皮材12としては、塩ビシート 裏面にポリエチレンフォームを積層した積層シートが本実施例では使用されてい る。
【0014】 さらに、ドアトリム10にはインナーシール20を取付けるための所定幅のウ エストフランジ部13が形成されているとともに、造形上、インストパッド(図 示せず)のウエストラインと協調させるために、ドアトリム10の前部上端側1 0aにおいて、ウエストラインの高さが徐変する形状に設定されている。
【0015】 従って、インナーシール20を取付けるためのウエストフランジ部13の幅が 一定であるため、ドアトリム10の前部上端側10aにおいては、ウエストライ ンの高さとウエストフランジ部13の上端部との間に段部14が形成されている 。
【0016】 ところで、本考案の特徴は樹脂芯材11に形成されるウエストフランジ部13 の構成に特徴がある。
【0017】 すなわち、図2に示すように、ドアトリム10のウエストラインの高さが徐変 する前部上端側10aにおいて、ウエストフランジ部13の下端縁に沿って、折 曲片15がヒンジ部16を介して一体に設けられている。
【0018】 さらに、折曲片15の先端には、フランジ17が設置されているとともに、こ の折曲片15をヒンジ部16を介して折返した後、重合状態で固定するための取 付孔18が本体側及び折曲片15に設置されている。
【0019】 そして、ウエストフランジ部13の一般部分の寸法(図2中d1 で示す)と折 曲片15の寸法(同様に図2中d2 で示す)を同一に設定して、この折曲片15 をヒンジ部16を介して折曲げれば、図3に示すように、ウエストラインの高さ が徐変するドアトリム10の前部上端側10aにおいても、ウエストフランジ部 13の高さを常に一定に維持することができる。
【0020】 従って、モールドプレス成形により所要形状に形成される樹脂芯材11を使用 しても、従来の射出成形と同様の樹脂芯材が得られるため、スペーサーパッドが 廃止でき、部品点数の削減並びに取付工数の低減等から大幅なコストダウンが期 待できる。
【0021】 次いで、図4,図5は上記ドアトリム10の製造工程を参考までに説明するも ので、図4に示すように、折曲片15をヒンジ部16を介して上方に折曲操作し た後、このウエストフランジ部13に表皮材12を被覆し、次いで、図5に示す ように、インナーシール20を取付具21をウエストフランジ部13の取付孔1 8内に挿入固定することにより、ドアトリム10にインナーシール20を簡単に 取付けることができる。
【0022】 尚、取付具21の他に、インナーシール20の係止爪や、メタルステッチャー 等により、折曲片15を折り返し固定してもよい。
【0023】 また、図6に示すように、ウエストフランジ部13に一体に設けられる折曲片 15として、フランジ17を廃止したフラット状態のものを使用しても、インナ ーシール20を保持するサポート機能が得られるため、上述実施例と同様の作用 効果が得られる。
【0024】 なお、本実施例は前述の実施例のものに比べ構造が簡素化されているため、モ ールドプレス成形型の加工が簡単かつ廉価に行える利点がある。
【0025】 更に、図7に示すように、ヒンジ部16を樹脂芯材11のウエストフランジ部 13の外側に設けてもよく、このようにすれば、樹脂芯材11のプレス成形時、 金型から樹脂芯材11を容易に脱型でき、特に、図8に示すように、金型の一部 にスライドコア30の使用が可能となる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用ドアトリムは、モールドプレス成形 により所要形状に成形された樹脂芯材を使用するとともに、造形上、ドアトリム の前部上端側においてウエストラインの高さを徐変させたものであり、ドアトリ ムの前部上端側において、樹脂芯材のウエストフランジ部に折曲片を一体に設け 、この折曲片をヒンジ部を介して折曲操作することにより、ウエストフランジ部 の高さを一定に保つことができ、従来モールドプレス成形による樹脂芯材を使用 した場合、スペーサーパッドの挿入を必要としたのに比べ、このスペーサーパッ ドが廃止されることにより、部品点数の削減、取付工数の低減等製作が簡単かつ 迅速に行える等大幅なコストダウンを招来するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ドアトリムの一実施例を
示す一部切欠斜視図。
【図2】図1に使用する樹脂芯材の要部構成を示す斜視
図。
【図3】図2に示す樹脂芯材の組立完了後の状態を示す
斜視図。
【図4】図2に示す樹脂芯材における折曲片の折曲操作
を示す説明図。
【図5】図2に示す樹脂芯材にインナーシールを取付け
る状態を示す断面図。
【図6】本考案による自動車用ドアトリムの別実施例の
構成を示す要部断面図。
【図7】本考案による自動車用ドアトリムに使用する樹
脂芯材の変形実施例を示す斜視図。
【図8】図7に示す樹脂芯材の成形時の状態を示す断面
図。
【図9】従来の自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図10】図9中X−X線断面図。
【図11】図10に示す自動車用ドアトリムの樹脂芯材
を示す要部斜視図。
【図12】図11に示す樹脂芯材を成形する射出成形用
金型構造を示す断面図。
【図13】同樹脂芯材を成形するモールドプレス成形用
金型構造を示す断面図。
【図14】モールドプレス成形による樹脂芯材を示す要
部斜視図。
【図15】図14に示す樹脂芯材を使用した場合のドア
トリムの構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 10a 前部上端側 11 樹脂芯材 12 表皮材 13 ウエストフランジ部 15 折曲片 16 ヒンジ部 17 フランジ 18 取付孔 20 インナーシール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状にモールドプレス成形された樹
    脂芯材(11)を表皮材(12)により被覆してなり、
    インナーシール(20)を取着するウエストフランジ部
    (13)を備えるとともに、インストパッドに対向する
    前部上端側(10a)を、インストパッドのコーナー部
    に合せて、そのウエストラインの高さを徐変させた自動
    車用ドアトリムにおいて、 前記ドアトリムの前部上端側(10a)における樹脂芯
    材(11)のウエストフランジ部(13)にヒンジ部
    (16)を介して重合可能な折曲片(15)を設置する
    ことにより、ウエストフランジ部(13)の高さを一定
    にしたことを特徴とする自動車用ドアトリム。
JP9126891U 1991-11-07 1991-11-07 自動車用ドアトリム Expired - Lifetime JP2556482Y2 (ja)

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JPH0541916U true JPH0541916U (ja) 1993-06-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997049569A1 (fr) * 1996-06-27 1997-12-31 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de garnissage de portiere et son procede de formation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997049569A1 (fr) * 1996-06-27 1997-12-31 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Structure de garnissage de portiere et son procede de formation

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