JPH0586637U - サンルーフフィニッシャにおけるガイド用ブラケットの固定構造 - Google Patents

サンルーフフィニッシャにおけるガイド用ブラケットの固定構造

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JPH0586637U
JPH0586637U JP40243790U JP40243790U JPH0586637U JP H0586637 U JPH0586637 U JP H0586637U JP 40243790 U JP40243790 U JP 40243790U JP 40243790 U JP40243790 U JP 40243790U JP H0586637 U JPH0586637 U JP H0586637U
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JP
Japan
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sunroof
base material
guide bracket
finisher
guide
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JP40243790U
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Inventor
文成 藤沢
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サンルーフフィニッシャの基材に対してガイド
用ブラケットを簡単かつ基材の強度を低下させることな
く取付けるガイド用ブラケットの固定構造を提供するこ
とを目的とする。 【構成】ガイド用ブラケット20にパンチング孔23を
多数開設したプレート部21を設け、基材11の両側縁
にプレート部21を重ねて基材11を成形することによ
り、基材11とガイド用ブラケット20とを一体化す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、サンルーフユニットにスライド自在に装着されるサンルーフフィ ニッシャに関し、特にサンルーフフィニッシャの剛性を確保した上で簡単にガイ ド用ブラケットを取付けるようにしたサンルーフフィニッシャにおけるガイド用 ブラケットの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、オープンカーの感覚を取り入れて、ルーフに開口を設定したサンルーフ タイプの車種が多くなってきている。
【0003】 図6はサンルーフ用開口を塞ぐサンルーフフィニッシャを室内側から見た概要 図であり、このサンルーフフィニッシャ1は、サンルーフ用開口の外形状とほぼ 等しい外形を備えており、図7に示すように、繊維強化発泡樹脂板等からなる基 材2の外表面にルーフトリムと同一外観を備えた表皮材3を貼着して構成されて おり、このサンルーフフィニッシャ1の両側縁には、スライド機構を構成するガ イド用ブラケット4が取付固定されている。
【0004】 このガイド用ブラケット4は、断面コ字状をなし、基材2の側縁部分を挟み込 んで固定される取付部5と、図示しないサンルーフユニットのガイドレールにス ライド自在に装着されるガイド部6とから構成されており、ガイド用ブラケット 4の取付部5を基材2の両側縁に挟み込んだ後、リベット7によりカシメ固定す ることにより、ガイド用ブラケット4をサンルーフフィニッシャ1の基材2に対 して固定しているのが実情である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、サンルーフフィニッシャ1の造形上、ガイド用ブラケット4を 取付固定する両側縁の厚みは、サンルーフユニット側の他部品との干渉を避ける ため通常、2.5mm以下に設定しなければならず、両側縁部分の強度を確保する のが難しい上に、基材2にカシメ用孔8を開設するため、この基材2の剛性が低 下し、強度を維持できないという不具合が指摘されている。
【0006】 さらに、ガイド用ブラケット4をリベット7によりカシメ固定する作業が非常 に面倒であり、作業工数の増大に伴い、製品のコストアップを招来するという欠 点も同時に指摘されている。
【0007】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、サンルーフフィニッシャの両側縁部分の強度を低下させることなく、簡 易にガイド用ブラケットを取付けることを可能にしたサンルーフフィニッシャに おけるガイド用ブラケットの固定構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案では、上記目的を達成するため、サンルーフ用開口をスライド可能に 塞ぐサンルーフフィニッシャの両側縁にサンルーフユニット側のガイドレールに 沿ってスライド自在に装着されたガイド用ブラケットを固定するサンルーフフィ ニッシャにおけるガイド用ブラケットの固定構造において、 前記サンルーフフィニッシャの基材は、繊維強化発泡フェノール樹脂シートを 加熱発泡成形し、両側縁を所定厚みにプレス成形することにより構成されている とともに、上記ガイド用ブラケットには、パンチング孔を多数開設したプレート 部が形成され、基材の両側縁にガイド用ブラケットのプレート部を重ねてプレス 成形し、このプレート部のパンチング孔内に基材が食い込むことにより、ガイド 用ブラケットを基材に固定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
以上の構成から明らかなように、サンルーフフィニッシャの基材はその両側縁 部分がプレス成形される際、基材と重ね合わせたガイド用ブラケットのプレート 部のパンチング孔に基材が食い込むため、従来のカシメ用孔を開設する必要がな いため、基材両側縁部の強度が低下することがない。
【0010】 さらに、基材の成形時、ガイド用ブラケットが同時に一体化できるため、ガイ ド用ブラケットのカシメ作業が廃止できる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案を図面に基づいて詳細に説明する。
【0012】 図1は、この考案を適用して製作したサンルーフフィニッシャの外観図、図2 は図1に示すサンルーフフィニッシャとガイド用ブラケットとの関係を示す断面 図、図3はガイド用ブラケットを示す斜視図、図4はサンルーフフィニッシャの 基材に対してガイド用ブラケットを固定する状態を示す断面図である。
【0013】 図1,図2において、本考案を適用するサンルーフフィニッシャ10は、図示 しないサンルーフ用開口を塞ぐ外形状を備えており、ガラス繊維強化発泡フェノ ール樹脂シートを加熱発泡成形してなる基材11と、この基材11の上下面にク ロス等の表皮材12を貼着して大略構成されている。
【0014】 なお、サンルーフフィニッシャ10はルーフトリムと一体感を出すため、ルー フトリムに使用する表皮材と同一外観、同一材質のものを表皮材12として使用 する。
【0015】 ところで、本考案の特徴は、サンルーフフィニッシャ10の基材11に対して ガイド用ブラケット20を簡易に固定するとともに、基材11の強度を低下させ ることなく、所望の剛性を維持することにある。
【0016】 そのため、ガイド用ブラケット20は図3に示す形状のものを使用する。この ガイド用ブラケット20は、基材11の両側縁部に取付けるプレート部21と、 図示はしないサンルーフユニット側のガイドレールに装着するため、プレート部 21の前後側に一体に形成したガイド部22とからなり、プレート部21には多 数のパンチング孔23が開設されている。
【0017】 そして、このガイド用ブラケット20を基材11に固定するには、図4に示す ように、加熱発泡成形用下型30にまずガイド用ブラケット20をセットした後 、ガイド用ブラケット20のプレート部21の全面にわたり基材11の両側縁が 位置するように下型30上面に基材11をセットし、その後、加熱発泡成形用上 型31を矢印方向に下降させて、上下型30,31のクリアランスに合わせて基 材11を加熱発泡成形すれば、所望の厚みをもつ軽量な基材11が所要形状に成 形される。
【0018】 このとき、基材11の両側縁部分は成形前の厚みに比べ70%の厚みに圧縮成 形され、その際、ガイド用ブラケット20のプレート部21に開設されているパ ンチング孔23内に基材11が入り込み、アンカー効果により基材11の裏面に プレート部21が確実かつ堅固に固定される。
【0019】 また、図5に示すように、ガイド用ブラケット20の取付箇所となる基材11 の上面にフェノール含浸繊維強化シート等の補強シート32をセットして、基材 11を成形するとともに、基材11とガイド用ブラケット20を固定するように すれば、ガイド用ブラケット20取付部分の強度がさらに向上する。
【0020】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によるサンルーフフィニッシャにおけるガイド用ブ ラケットの固定構造によれば、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0021】 (1)本考案によれば、基材の加熱発泡成形時、基材の両側縁をプレス成形する 際、ガイド用ブラケットのプレート部を基材の両側縁に重ねて同時成形すること により、サンルーフフィニッシャの基材とガイド用ブラケットとを堅固に固定す るというものであるから、従来のようにカシメ用孔を開設する必要がなく、基材 の両側縁部分の強度を充分に確保でき、所望の機械強度が得られるという効果を 有する。
【0022】 (2)本考案によれば、基材の加熱発泡成形時、ガイド用ブラケットを一体化す るというものであるから、従来のように複数のガイド用ブラケットを個々にカシ メ固定する作業に比べ、ガイド用ブラケットの取付作業性が著しく向上するとい う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるガイド用ブラケットの固定構造を
適用したサンルーフフィニッシャを示す斜視図。
【図2】図1に示すサンルーフフィニッシャの要部断面
図。
【図3】本考案に使用するガイド用ブラケットを示す斜
視図。
【図4】本考案によるサンルーフフィニッシャの基材に
対してガイド用ブラケットを取付ける状態を示す断面
図。
【図5】本考案によるガイド用ブラケットの固定構造の
別実施例を示すもので、サンルーフフィニッシャの基材
に対してガイド用ブラケットを取付ける状態を示す断面
図。
【図6】従来のサンルーフフィニッシャを示す概要図。
【図7】サンルーフフィニッシャの基材に対してガイド
用ブラケットを取付ける従来例を示す断面図。
【符号の説明】
10 サンルーフフィニッシャ 11 基材 12 表皮材 20 ガイド用ブラケット 21 プレート部 22 ガイド部 23 パンチング孔 30 加熱発泡成形用下型 31 加熱発泡成形用上型 32 補強シート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンルーフ用開口をスライド可能に塞ぐサ
    ンルーフフィニッシャ(10)の両側縁にサンルーフユ
    ニット側のガイドレールに沿ってスライド自在に装着さ
    れたガイド用ブラケット(20)を固定するサンルーフ
    フィニッシャにおけるガイド用ブラケットの固定構造に
    おいて、 前記サンルーフフィニッシャ(10)の基材(11)
    は、繊維強化発泡フェノール樹脂シートを加熱発泡成形
    し、両側縁を所定厚みにプレス成形することにより構成
    されているとともに、上記ガイド用ブラケット(20)
    には、パンチング孔(23)を多数開設したプレート部
    (21)が形成され、基材(11)の両側縁にガイド用
    ブラケット(20)のプレート部(21)を重ねてプレ
    ス成形し、このプレート部(21)のパンチング孔(2
    3)内に基材(11)が食い込むことにより、ガイド用
    ブラケット(20)を基材(11)に固定したことを特
    徴とするサンルーフフィニッシャにおけるガイド用ブラ
    ケットの固定構造。
JP40243790U 1990-12-27 1990-12-27 サンルーフフィニッシャにおけるガイド用ブラケットの固定構造 Withdrawn JPH0586637U (ja)

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