JP2569290Y2 - 車輌用ドアライニング - Google Patents

車輌用ドアライニング

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JP2569290Y2
JP2569290Y2 JP1991113551U JP11355191U JP2569290Y2 JP 2569290 Y2 JP2569290 Y2 JP 2569290Y2 JP 1991113551 U JP1991113551 U JP 1991113551U JP 11355191 U JP11355191 U JP 11355191U JP 2569290 Y2 JP2569290 Y2 JP 2569290Y2
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JP
Japan
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curved portion
reinforcing plate
door lining
support shaft
vehicle door
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JP1991113551U
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JPH0556529U (ja
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元紀 工藤
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TS Tech Co Ltd
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TS Tech Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車輌用ドアライニングに
係り、詳しくは横断面略C字状に形成されるアッパー側
の弯曲部を補強するアッパー側の組立構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌用のドアライニングにおいて
は図4で示すようにドアライニング本体1のアッパー側
が横断面略C字状を呈する弯曲部2として形成されてい
る。また、その弯曲部2を補強するべく、弯曲部2の上
端側から内側下方に向けて補強フランジ部3を一体に成
形することも行なわれている。
【0003】その補強フランジ部3は略直角方向下方に
大きく曲込み成形できればよいが、アンダーカット部が
成形型に生ずることになるから型抜きが難しくなる。こ
のため、補強フランジ部3をドアライニング本体1と一
体に成形するときには弯曲部2の上端側から多少程度し
か曲込み成形できず、それでは弯曲部2を十分に補強す
ることができない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、アッパー側
の弯曲部を簡単な構造で確実に補強可能な車輌用ドアラ
イニングを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る車輌用ドア
ライニングにおいては、弯曲部の上端側よりフィルムヒ
ンジを介して補強板を連続させて設けると共に、その弯
曲部の内面側から支軸を突出させて一体に設け、補強板
をフィルムヒンジで弯曲部の内側下方に向けて略直角に
折り曲げると共に、この補強板を支軸の突端側で軸止め
固定させて補強板をアッパー側の弯曲部と支軸で相対固
定することにより構成されている。
【0006】
【作用】この車輌用ドアライニングでは、弯曲部の上端
側からフィルムヒンジで内側下方に向けて略直角に折り
曲げる補強板を弯曲部の内側面から突出する支軸で相対
固定するため、アッパー側の弯曲部を補強板で十分に補
強できると共に、補強板自体も簡単な構造で安定よく組
付け固定することができる。なお、補強板はフィルムヒ
ンジを介して弯曲部の上端側から外方に位置させて型形
成することから、ドアライニング本体,支軸は勿論、補
強板も含めて全体を一体に成形できしかも全体を容易に
型外しすることもできる。
【0007】
【実施例】この車輌用ドアライニングはPVC,PP混
合フォーム材等による成形ボードを基材とし、その表面
側には表装材を被着することにより所定の立体形状に形
成されている。また、このドアライニングはプルポケッ
トやスピーカー等が装備されるドアライニング本体10
と、ドアウインドゥの下稜線を形成するアッパー側の横
断面略C字状を呈する弯曲部11とから一体に形成され
ている。
【0008】その弯曲部11の上端側においては、薄肉
の撓み変形自在なフィルムヒンジ12を長手方向に沿っ
て設け、このフィルムヒンジ12を介して補強板13が
一体に形成されている。また、弯曲部11の内面側にお
いては複数本の支軸14が所定の間隔を隔て長手方向に
並べて突出形成されている。この支軸14は軸線を補強
板13の板面に挿通させて補強板13を軸止め固定する
ものであり、補強板13の板面には支軸14を挿通する
止め穴15が型成形時に必要数穿孔させて設けられてい
る。
【0009】その弯曲部11,フィルムヒンジ12,補
強板13,支軸14を含めて、ドアライニング本体10
を一体成形するには図2で示すようなインジェクション
成形型を用いることができる。このインジェクション成
形型においては、上下型20,21の相対面を基準に、
ドアライニング本体10を形成するキャビティ空間22
と、略U字状の弯曲部11を形成するキャビティ空間2
3とが各型面に設けられている。
【0010】それに加えて、弯曲部形成用のキャビティ
空間23からフィルムヒンジ12を形成するフィルムゲ
ート24と、このフィルムゲート24より補強板13を
形成するキャビティ空間25とが本体形成用のキャビテ
ィ空間22と反対側の平行方向に連続するよう各型面に
設けられている。また、弯曲部11を形成するキャビテ
ィ空間23と直交するよう、支軸14を形成するキャビ
ティ空間26が上型20の垂直方向に連続させて設けら
れている。この各キャビティ空間23〜26の構造か
ら、インジェクション成形型にはアンダーカット部が一
切存在しない。
【0011】そのインジェクション成形型では、補強板
13がキャビティ空間23でフィルムゲート24を介し
てドアライニング本体10と平行方向延長上の外方に向
って形成される。また、支軸14が弯曲部11より垂直
方向に形成されるため、成形品として容易に形抜きする
ことができる。なお、このドアライニングの成形にはV
F成形を適用することができる。
【0012】そのドアライニングを型成形した後、補強
板13をフィルムヒンジ12で弯曲部11の内側下方に
向けて略直角に折り曲げる。また、補強板13の板面に
形成された止め穴15には支軸14の突端側を挿通させ
てヒートカシメ或いは超音波カシメすることにより補強
板13を支軸14で軸止め固定する。この補強板13の
軸止めは、止め穴15に挿通される支軸14の突端側を
基部側よりも細径に形成することにより段部を軸線上に
形成し、補強板13の板面を段部で受け止めて組み立て
ることもできる。
【0013】このように構成する車輌用ドアライニング
では、弯曲部11が支軸14を介して相対位置する補強
板13で内側より支持されるため、反りや歪み等が弯曲
部11に生ずるのを確実に防止することができる。ま
た、補強板13自体も弯曲部11と支軸14で相対固定
されるから安定よく組み付けることができる。
【0014】なお、補強板13には図3で示すように可
動ガラスの昇降をガイドするウエストモール16を支軸
14で共に軸止め固定することにより安定よく取付け装
備することができる。
【0015】
【考案の効果】以上の如く、本考案に係る車輌用ドアラ
イニングに依れば、アッパー側の弯曲部を支軸で相対固
定される補強板で支持することにより、反り,歪み等の
変形が生じないようアッパー側の弯曲部を補強板で十分
に補強でき、また、補強板自体も簡単な構造で安定よく
組付け固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輌用ドアライニングのアッパー
側を示す断面図である。
【図2】同車輌用ドアライニングの成形に用いられる成
形型のキャビティ空間を示す説明図である。
【図3】同車輌用ドアライニングの補強板と共にウエス
トモールを支軸で取付け固定する場合を示す説明図であ
る。
【図4】従来例に係る車輌用ドアライニングのアッパー
側を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ドアライニング本体 11 弯曲部 12 フィルムヒンジ 13 補強板 14 支軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアライニング本体のアッパー側が横断
    面略C字状の弯曲部として形成される車輌用ドアライニ
    ングにおいて、弯曲部の上端側よりフィルムヒンジを介
    して補強板を連続させて設けると共に、その弯曲部の内
    面側から支軸を突出させて一体に設け、前記補強板をフ
    ィルムヒンジで弯曲部の内側下方に向けて略直角に折り
    曲げると共に、この補強板を支軸の突端側で軸止め固定
    させて補強板をアッパー側の弯曲部と支軸で相対固定し
    てなることを特徴とする車輌用ドアライニング。
JP1991113551U 1991-12-27 1991-12-27 車輌用ドアライニング Expired - Lifetime JP2569290Y2 (ja)

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JPH0556529U JPH0556529U (ja) 1993-07-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3124912U (ja) * 2006-06-21 2006-08-31 株式会社洞門建設 石材連結用アンカー

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