JPH05321751A - 多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体 - Google Patents
多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体Info
- Publication number
- JPH05321751A JPH05321751A JP4123892A JP12389292A JPH05321751A JP H05321751 A JPH05321751 A JP H05321751A JP 4123892 A JP4123892 A JP 4123892A JP 12389292 A JP12389292 A JP 12389292A JP H05321751 A JPH05321751 A JP H05321751A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダスリーブ集合体とシリンダバレル集
合体との密着性を向上させて圧縮洩れを防止する。 【構成】 シリンダバレル集合体の内部に鋳ぐるまれる
シリンダスリーブ集合体３の谷形領域Ａに引け抑制溝９
を凹設する。引け抑制溝９は内部溝幅が入口溝幅よりも
大きくなるように形成されているため、シリンダバレル
集合体の溶湯が前記引け抑制溝９に流入すると、その部
分でシリンダバレル集合体がシリンダスリーブ集合体３
に強固に結合されて引けの発生が防止される。これによ
りシリンダバレル集合体に対するシリンダスリーブ集合
体３の密着性が向上して圧縮洩れが防止される。
合体との密着性を向上させて圧縮洩れを防止する。 【構成】 シリンダバレル集合体の内部に鋳ぐるまれる
シリンダスリーブ集合体３の谷形領域Ａに引け抑制溝９
を凹設する。引け抑制溝９は内部溝幅が入口溝幅よりも
大きくなるように形成されているため、シリンダバレル
集合体の溶湯が前記引け抑制溝９に流入すると、その部
分でシリンダバレル集合体がシリンダスリーブ集合体３
に強固に結合されて引けの発生が防止される。これによ
りシリンダバレル集合体に対するシリンダスリーブ集合
体３の密着性が向上して圧縮洩れが防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は多気筒内燃機関用シリン
ダスリーブ集合体に関し、特に、複数のシリンダスリー
ブを一体に結合してなり、シリンダバレル集合体の内部
に鋳ぐるまれる多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合
体に関する。
ダスリーブ集合体に関し、特に、複数のシリンダスリー
ブを一体に結合してなり、シリンダバレル集合体の内部
に鋳ぐるまれる多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合
体に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種シリンダスリーブ集合体と
して、各シリンダスリーブの周壁外周面に、周方向に延
びる複数の凸条を母線方向に沿って所定の間隔で配列し
たものが知られている（実開昭５５−１０４７４０号公
報参照）。
して、各シリンダスリーブの周壁外周面に、周方向に延
びる複数の凸条を母線方向に沿って所定の間隔で配列し
たものが知られている（実開昭５５−１０４７４０号公
報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記凸条を備えること
の理由の１つは、シリンダスリーブ集合体の表面積を増
加させてシリンダバレル集合体に対する密着性を向上さ
せることにあるが、次のような特定領域においては、前
記凸条はシリンダバレル集合体とシリンダスリーブ集合
体との密着性向上には寄与しない。
の理由の１つは、シリンダスリーブ集合体の表面積を増
加させてシリンダバレル集合体に対する密着性を向上さ
せることにあるが、次のような特定領域においては、前
記凸条はシリンダバレル集合体とシリンダスリーブ集合
体との密着性向上には寄与しない。
【０００４】即ち、複数のシリンダスリーブを一体に結
合したシリンダスリーブ集合体は、相隣るシリンダスリ
ーブの結合部両側に母線に沿って延びる谷形領域を有す
ることになる。かかる谷形領域を有するシリンダスリー
ブ集合体を内部に配設したシリンダブロック鋳造用鋳型
において、シリンダスリーブ集合体とウオータジャケッ
ト成形用中子との間に形成されるシリンダバレル集合体
形成用のキャビティに溶湯を注入すると、前記谷形領域
に臨むシリンダバレル集合体の山形領域に存する溶湯
が、他の部位に存する溶湯よりも遅く凝固する傾向が生
じる。そのため、前記シリンダスリーブ集合体の谷形領
域に対向するシリンダバレル集合体の山形領域には凝固
収縮力が作用するが、前記凸条はこの凝固収縮力に充分
に対抗し得ないために前記山形領域に引けが発生し、そ
の結果、山形領域と谷形領域との密着性が低下して圧力
洩れが発生する可能性がある。
合したシリンダスリーブ集合体は、相隣るシリンダスリ
ーブの結合部両側に母線に沿って延びる谷形領域を有す
ることになる。かかる谷形領域を有するシリンダスリー
ブ集合体を内部に配設したシリンダブロック鋳造用鋳型
において、シリンダスリーブ集合体とウオータジャケッ
ト成形用中子との間に形成されるシリンダバレル集合体
形成用のキャビティに溶湯を注入すると、前記谷形領域
に臨むシリンダバレル集合体の山形領域に存する溶湯
が、他の部位に存する溶湯よりも遅く凝固する傾向が生
じる。そのため、前記シリンダスリーブ集合体の谷形領
域に対向するシリンダバレル集合体の山形領域には凝固
収縮力が作用するが、前記凸条はこの凝固収縮力に充分
に対抗し得ないために前記山形領域に引けが発生し、そ
の結果、山形領域と谷形領域との密着性が低下して圧力
洩れが発生する可能性がある。
【０００５】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、シリンダスリーブ集合体の谷形領域とシリンダバ
レル集合体の山形領域との密着性を向上させて圧力洩れ
を防止することを目的とする。
ので、シリンダスリーブ集合体の谷形領域とシリンダバ
レル集合体の山形領域との密着性を向上させて圧力洩れ
を防止することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のシリンダスリーブをそれらの母線
に沿って一体に結合してなり、シリンダブロックのシリ
ンダバレル集合体の内部に鋳ぐるまれる多気筒内燃機関
用シリンダスリーブ集合体において、隣接するシリンダ
スリーブの結合部に形成される谷形領域に、シリンダブ
ロックの鋳造時にシリンダバレル集合体の溶湯が流入す
る引け抑制溝を前記母線に沿って凹設するとともに、そ
の引け抑制溝の入口溝幅を内部溝幅よりも小さく形成し
たことを特徴とする。
に、本発明は、複数のシリンダスリーブをそれらの母線
に沿って一体に結合してなり、シリンダブロックのシリ
ンダバレル集合体の内部に鋳ぐるまれる多気筒内燃機関
用シリンダスリーブ集合体において、隣接するシリンダ
スリーブの結合部に形成される谷形領域に、シリンダブ
ロックの鋳造時にシリンダバレル集合体の溶湯が流入す
る引け抑制溝を前記母線に沿って凹設するとともに、そ
の引け抑制溝の入口溝幅を内部溝幅よりも小さく形成し
たことを特徴とする。
【０００７】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
明する。
【０００８】図１〜図８は本発明の一実施例を示すもの
で、図１はシリンダブロックの平面図、図２は図１の２
−２線断面図、図３はシリンダスリーブ集合体の平面
図、図４は図３の４方向矢視図、図５は図４の５方向矢
視図、図７は図４の６−６線断面図、図７は図４の７−
７線断面図、図８はシリンダブロック鋳造用鋳型の要部
を示す横断平面図である。
で、図１はシリンダブロックの平面図、図２は図１の２
−２線断面図、図３はシリンダスリーブ集合体の平面
図、図４は図３の４方向矢視図、図５は図４の５方向矢
視図、図７は図４の６−６線断面図、図７は図４の７−
７線断面図、図８はシリンダブロック鋳造用鋳型の要部
を示す横断平面図である。
【０００９】図１及び図２に示すように、多気筒内燃機
関（実施例では直列４気筒内燃機関）のシリンダブロッ
ク１は、アルミニウム合金製のシリンダブロック本体２
と鋳鉄製のシリンダスリーブ集合体３とよりなる。シリ
ンダブロック本体２は、シリンダスリーブ集合体３を鋳
ぐるんだシリンダバレル集合体４と、このシリンダバレ
ル集合体４を囲繞する外壁体５と、前記シリンダバレル
集合体４及び外壁体５の下端に連設されたクランクケー
ス６とより構成される。シリンダバレル集合体４と外壁
体５との間にはウオータジャケット７が形成される。
関（実施例では直列４気筒内燃機関）のシリンダブロッ
ク１は、アルミニウム合金製のシリンダブロック本体２
と鋳鉄製のシリンダスリーブ集合体３とよりなる。シリ
ンダブロック本体２は、シリンダスリーブ集合体３を鋳
ぐるんだシリンダバレル集合体４と、このシリンダバレ
ル集合体４を囲繞する外壁体５と、前記シリンダバレル
集合体４及び外壁体５の下端に連設されたクランクケー
ス６とより構成される。シリンダバレル集合体４と外壁
体５との間にはウオータジャケット７が形成される。
【００１０】シリンダスリーブ集合体３は、４個の円筒
状のシリンダスリーブ３ａ〜３ｄを各々の母線の全長に
亘って相互に結合したもので、各シリンダスリーブ３ａ
〜３ｄのシリンダボア８の中心線は同一平面内に位置す
るように配設される。これにより、４個のシリンダスリ
ーブ３ａ〜３ｄの３ヵ所の結合部の両側には、その母線
に沿って延びる合計６ヵ所の谷形領域Ａが形成される。
状のシリンダスリーブ３ａ〜３ｄを各々の母線の全長に
亘って相互に結合したもので、各シリンダスリーブ３ａ
〜３ｄのシリンダボア８の中心線は同一平面内に位置す
るように配設される。これにより、４個のシリンダスリ
ーブ３ａ〜３ｄの３ヵ所の結合部の両側には、その母線
に沿って延びる合計６ヵ所の谷形領域Ａが形成される。
【００１１】前記各谷形領域Ａの谷底に相当する部分に
は、各シリンダスリーブ３ａ〜３ｄの母線に沿うように
引け抑制溝９が凹設される。引け抑制溝９はシリンダス
リーブ３ａ〜３ｄの上面（即ちシリンダヘッドに対向す
る面）から下面（即ちクランクケース６の内部に対向す
る面）に達しており、その横断面形状は該引け抑制溝９
の長手方向に沿って一定ではなく、以下のように変化し
ている。
は、各シリンダスリーブ３ａ〜３ｄの母線に沿うように
引け抑制溝９が凹設される。引け抑制溝９はシリンダス
リーブ３ａ〜３ｄの上面（即ちシリンダヘッドに対向す
る面）から下面（即ちクランクケース６の内部に対向す
る面）に達しており、その横断面形状は該引け抑制溝９
の長手方向に沿って一定ではなく、以下のように変化し
ている。
【００１２】図３〜図７から明らかなように、引け抑制
溝９の上端は略円形の横断面形状を有しており、その部
分では引け抑制溝９の内部溝幅Ｗ1 が入口溝幅Ｗ2 より
も大きく形成される。前記入口溝幅Ｗ2 は引け抑制溝９
の全長に亘って一定であるのに対し、内部溝幅Ｗ1 は引
け抑制溝９の上側の略３分の２の領域（図４のＬ1 参
照）において入口溝幅Ｗ2 と同一になるまで上から下に
漸減する。従って、抑制溝９の下側の略３分の１の領域
（図４のＬ2 参照）においては、引け抑制溝９の横断面
形状は内部溝幅Ｗ1 と入口溝幅Ｗ2 が同一のＵ字状のも
のとなる。
溝９の上端は略円形の横断面形状を有しており、その部
分では引け抑制溝９の内部溝幅Ｗ1 が入口溝幅Ｗ2 より
も大きく形成される。前記入口溝幅Ｗ2 は引け抑制溝９
の全長に亘って一定であるのに対し、内部溝幅Ｗ1 は引
け抑制溝９の上側の略３分の２の領域（図４のＬ1 参
照）において入口溝幅Ｗ2 と同一になるまで上から下に
漸減する。従って、抑制溝９の下側の略３分の１の領域
（図４のＬ2 参照）においては、引け抑制溝９の横断面
形状は内部溝幅Ｗ1 と入口溝幅Ｗ2 が同一のＵ字状のも
のとなる。
【００１３】図８に示すように、シリンダブロック鋳造
用鋳型１０においては、上記形状を備えたシリンダスリ
ーブ集合体３の各シリンダスリーブ３ａ〜３ｄにボアピ
ン１１が嵌合され、またシリンダスリーブ集合体３の外
周には、その外周面に沿った内周面を持ったウオータジ
ャケット成形用中子１２が配設される。これにより、シ
リンダスリーブ集合体３と中子１２との間にシリンダバ
レル集合体形成用キャビティ１３が画成される。
用鋳型１０においては、上記形状を備えたシリンダスリ
ーブ集合体３の各シリンダスリーブ３ａ〜３ｄにボアピ
ン１１が嵌合され、またシリンダスリーブ集合体３の外
周には、その外周面に沿った内周面を持ったウオータジ
ャケット成形用中子１２が配設される。これにより、シ
リンダスリーブ集合体３と中子１２との間にシリンダバ
レル集合体形成用キャビティ１３が画成される。
【００１４】シリンダブロック１の鋳造に当たり、キャ
ビティ１３にアルミニウム合金の溶湯を注入すると、前
記シリンダスリーブ集合体３の谷形領域Ａに臨む領域、
即ちシリンダバレル集合体４の山形領域Ｂに存する溶湯
が他の部位に存する溶湯よりも遅く凝固する傾向が生じ
る。
ビティ１３にアルミニウム合金の溶湯を注入すると、前
記シリンダスリーブ集合体３の谷形領域Ａに臨む領域、
即ちシリンダバレル集合体４の山形領域Ｂに存する溶湯
が他の部位に存する溶湯よりも遅く凝固する傾向が生じ
る。
【００１５】その結果、図８に２本の矢印ｇで示すよう
に、谷形領域Ａに臨むシリンダバレル集合体４の山形領
域Ｂには、隣接する２個のシリンダスリーブ３ａ〜３ｄ
の周方向にそれぞれ沿う逆向きの凝固収縮力が作用し、
この凝固収縮力はシリンダバレル集合体４の山形領域Ｂ
に所謂引けを発生させてシリンダスリーブ集合体３との
間に隙間を発生させようとする。しかしながら、シリン
ダバレル集合体４の山形領域Ｂの先端はシリンダスリー
ブ集合体３の引け抑制溝９に内部に食い込んでおり、し
かも前記引け抑制溝９の上部においてその内部溝幅Ｗ1
が入口溝幅Ｗ2よりも大きく形成されているので、その
引け抑制溝９に部分でシリンダバレル集合体４とシリン
ダスリーブ集合体３とが強固に密着して前記引けの発生
を確実に防止することができる。その結果、シリンダバ
レル集合体４とシリンダスリーブ集合体３との接合面を
介して圧縮洩れが発生する不都合を回避することが可能
となるかかりか、シリンダスリーブ集合体３からシリン
ダバレル集合体４へに熱伝達を良好に行わせて冷却性を
向上させることができる。
に、谷形領域Ａに臨むシリンダバレル集合体４の山形領
域Ｂには、隣接する２個のシリンダスリーブ３ａ〜３ｄ
の周方向にそれぞれ沿う逆向きの凝固収縮力が作用し、
この凝固収縮力はシリンダバレル集合体４の山形領域Ｂ
に所謂引けを発生させてシリンダスリーブ集合体３との
間に隙間を発生させようとする。しかしながら、シリン
ダバレル集合体４の山形領域Ｂの先端はシリンダスリー
ブ集合体３の引け抑制溝９に内部に食い込んでおり、し
かも前記引け抑制溝９の上部においてその内部溝幅Ｗ1
が入口溝幅Ｗ2よりも大きく形成されているので、その
引け抑制溝９に部分でシリンダバレル集合体４とシリン
ダスリーブ集合体３とが強固に密着して前記引けの発生
を確実に防止することができる。その結果、シリンダバ
レル集合体４とシリンダスリーブ集合体３との接合面を
介して圧縮洩れが発生する不都合を回避することが可能
となるかかりか、シリンダスリーブ集合体３からシリン
ダバレル集合体４へに熱伝達を良好に行わせて冷却性を
向上させることができる。
【００１６】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことができる。
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことができる。
【００１７】例えば、実施例では引け抑制溝９をシリン
ダスリーブ集合体３の谷形領域Ａの全長に亘って形成し
ているが、引け抑制溝９を谷形領域Ａの一部に形成する
ことも可能である。また実施例では引け抑制溝９の上半
部において入口溝幅Ｗ2 を内部溝幅Ｗ1 よりも小さく形
成しているが、引け抑制溝９の全長、或いは下側部分に
おいて入口溝幅Ｗ2 を内部溝幅Ｗ1 よりも小さく形成し
ても同様の効果を得ることが可能である。要するに、引
け抑制溝９によってシリンダスリーブ集合体３の谷形領
域Ａの長さ方向の少なくとも一部においてシリンダバレ
ル集合体４の引けを防止すれば、圧縮洩れの発生を阻止
することができる。
ダスリーブ集合体３の谷形領域Ａの全長に亘って形成し
ているが、引け抑制溝９を谷形領域Ａの一部に形成する
ことも可能である。また実施例では引け抑制溝９の上半
部において入口溝幅Ｗ2 を内部溝幅Ｗ1 よりも小さく形
成しているが、引け抑制溝９の全長、或いは下側部分に
おいて入口溝幅Ｗ2 を内部溝幅Ｗ1 よりも小さく形成し
ても同様の効果を得ることが可能である。要するに、引
け抑制溝９によってシリンダスリーブ集合体３の谷形領
域Ａの長さ方向の少なくとも一部においてシリンダバレ
ル集合体４の引けを防止すれば、圧縮洩れの発生を阻止
することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シリンダ
スリーブ集合体の谷形領域に沿って引け抑制溝を凹設
し、その引け抑制溝の入口溝幅を内部溝幅に対して小さ
く形成したので、シリンダスリーブ集合体を鋳ぐるむシ
リンダバレル集合体が前記引け抑制溝に強固に結合され
る。その結果、シリンダバレル集合体とシリンダスリー
ブ集合体との間に隙間が発生する不都合を確実に阻止す
ることができ、これにより圧縮洩れの防止と冷却性の向
上を併せて達成することが可能となる。
スリーブ集合体の谷形領域に沿って引け抑制溝を凹設
し、その引け抑制溝の入口溝幅を内部溝幅に対して小さ
く形成したので、シリンダスリーブ集合体を鋳ぐるむシ
リンダバレル集合体が前記引け抑制溝に強固に結合され
る。その結果、シリンダバレル集合体とシリンダスリー
ブ集合体との間に隙間が発生する不都合を確実に阻止す
ることができ、これにより圧縮洩れの防止と冷却性の向
上を併せて達成することが可能となる。
【図１】シリンダブロックの平面図
【図２】図１の２−２線断面図
【図３】シリンダスリーブ集合体の平面図
【図４】図３の４方向矢視図
【図５】図４の５方向矢視図
【図６】図４の６−６線断面図
【図７】図４の７−７線断面図
【図８】シリンダブロック鋳造用鋳型の要部を示す横断
平面図
平面図
３ シリンダスリーブ集合体 ３ａ〜３ｄ シリンダスリーブ ４ シリンダバレル集合体 ９ 引け抑制溝 Ａ 谷形領域 Ｗ1 内部溝幅 Ｗ2 入口溝幅
Claims (1)
- 【請求項１】 複数のシリンダスリーブ（３ａ〜３ｄ）
をそれらの母線に沿って一体に結合してなり、シリンダ
ブロック（１）のシリンダバレル集合体（４）の内部に
鋳ぐるまれる多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体
において、 隣接するシリンダスリーブ（３ａ〜３ｄ）の結合部に形
成される谷形領域（Ａ）に、シリンダブロック（１）の
鋳造時にシリンダバレル集合体（４）の溶湯が流入する
引け抑制溝（９）を前記母線に沿って凹設するととも
に、その引け抑制溝（９）の入口溝幅（Ｗ2 ）を内部溝
幅（Ｗ1 ）よりも小さく形成したことを特徴とする、多
気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123892A JPH05321751A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123892A JPH05321751A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321751A true JPH05321751A (ja) | 1993-12-07 |
Family
ID=14871932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4123892A Pending JPH05321751A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 多気筒内燃機関用シリンダスリーブ集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05321751A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0777043A1 (en) | 1995-11-29 | 1997-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing cylinder blocks |
| US5755028A (en) * | 1995-05-26 | 1998-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for producing engine cylinder blocks |
| DE19841102C1 (de) * | 1998-09-09 | 2000-03-16 | Daimler Chrysler Ag | Kurbelgehäuse |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123892A patent/JPH05321751A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5755028A (en) * | 1995-05-26 | 1998-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Process for producing engine cylinder blocks |
| EP0777043A1 (en) | 1995-11-29 | 1997-06-04 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing cylinder blocks |
| US5732671A (en) * | 1995-11-29 | 1998-03-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for manufacturing cylinder blocks |
| DE19841102C1 (de) * | 1998-09-09 | 2000-03-16 | Daimler Chrysler Ag | Kurbelgehäuse |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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|
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